-----071 「ケンジ、修学旅行どうだった?楽しかった?」 『まあ、な。そこそこ』 「行く前はかったりいとか言ってたくせに」 『あれだ、住めば都ってやつだな』 「・・・・(ちょっと違う)」 『でさ、マコトの妹達にも土産買ってきたからさ、キーホルダー。渡してくれよ』 「へ〜、気きかしちゃって。カワイイね、妹喜ぶよ」 『そんなん買うの、赤面ものだったんだぜ』 「ふふっ、ありがとありがと。・・・で、俺には?」 『マコトには木刀』 「・・・・・・」 -----072 [じゃあね・・ケンジくん、ありがとう] [おう、またな。おだいじに] 「ケンジ・・・さっきの女の子、誰?」 『へ?マコト見てたの?てゆーか、アイツ知らなかったっけ?』 「・・ケンジの友達は男しか知らないよ」 『そりゃそうか。ははっ』 「・・・で、誰?」 『うちのお隣さんでさ。あいつ体弱いから学校とかあんまこれねえし、プリントとか届けてやってんだ』 「そう・・なんだ。ケンジ、そんなことしてたんだ・・・」 『まあ幼稚園の頃からだし。慣れっこだけどな』 「・・・なんで今まで言わなかったんだよ」 『は?』 「ケンジの好きそうな子だもんな」 『おい』 「髪が長くて、かわいいスカートはいて・・」 『ちょまてって。お前何言ってんの』 「おだいじに〜、だって。柄じゃないだろ」 『いいかげんにしろよ。怒るぞ』 「・・・・・・」 『・・・何泣いてんだよ。・・マコト、お前おかしいぞ』 -----073 『マコト、おまえさー、おっきくなったら何になりたい?』 「え?ケンジは?」 『ん?俺か?俺はプロ野球選手!巨人の原みたいにホームラン打ちまくるんだ!』 「へー、かっこいいね!」 『マコトは?』 「んー、およめ・・・あっ」 『ん?何?』 「な、なんでもない!えっと、ケンジと一緒・・・」 『なーんだ、マコトもか!プロになっても同じチームでやろうな!』 「うん!」 -----074 『マコト、俺彼女出来たんだぜ!』 「そう・・・なんだ。」 ……。 「おめでとう、ケンジ。」 『うん!でもね、なんか物足りないんだ』 「なんで・・?」 『何か足りないんだよ・・・何か・・・』 「・・・?」頭撫でて見る 『・・・!!』 『な、何すんだよ!』 「・・・あ、ごめん(///)」 『なぁ、マコト』 「・・うん?」 『今日さ、親居ないんだけど・・うち・・来いよ』 -----075 『マコトも野球やろうぜ!』 「うん、やる!」 『そこだ、マコト!ヘッドスライディングで勝てるぞ!!』 …ずざー… 「いててて・・・」 『おい、マコト。おまえの御陰で俺たちの勝ちだぞ!!』 「え・・ホント?やったー♪」 『・・・おまえ、ひじすりむいてる・・・』 「・・あ・・ホントだ・・・大丈夫だよ、痛くないからっ・・。」 『なら・・いいんだけど。服汚れちゃってるな・・・払ってやるよ』 バンバンバン。 「いてぇよぉ;;」 バンバン、プニュ。 「・・・!!」『・・・?』 『なんか今・・プニュって・・・』 「ば、ばか! まだ太って無いぞ!」 -----076 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2005/04/02(土) 13:35:39 ID:pqWp/qsB0 『マコトぉ、ホワイトデーって何渡せば良いのかな?』 「(ドキィッ!)へ?何でも良いよ?別に。」 『? いや、さ。ミカちゃんに何返せばいいかなって思って。  マコトも沢山もらってたじゃん。何返すんだ?      』 「・・・別に、何でも良いんじゃない?」 (私は、何でも良いよ?) -----077 『マコト、中学行ったら部活なにすんだ?』 「わた・・オレは・・・・部活入らないと思う」 『えー!なんでだよ!一緒に野球やろうぜ!』 「・・・・ムリだよ」 『お前のボール誰も打てないじゃん!絶対エースなれるって!』 「今はそうでもね・・・・中学生になったらすぐに打たれちゃうよ・・・・」 『なんだよそれ!わけわかんねー』 「ほら、勉強とかもあるし、ケンジが野球やるの応援するし」 『なんだよ・・・おもしろくねーの』 「・・・・・・ゴメン」 -----078 4月1日 「ケンジ」 『なんだマコト』 「おれさ、実は女なんだよ」 『え!やっぱおまえ…』 「そんなわけないだろ」 『うっわ4月1日かよ、むかつくぞマコト』 「あはははははは」 4月1日返し 『おい!マコト!』 「なんだ?」 『俺も実は女だ!』 「…いや、それ無理あるから」 -----079 「お母さん」 母「何?」 「えと…おこづかいちょうだい」 母「いいけど何買うの?」 「……内緒」 母「何を買うのか言ってくれないと、お母さん心配だわ」 「……男の子のお洋服…買う」 母「…そう、それじゃあお父さんとデパートに行って来なさい   ついでだからお父さんとキャッチボールもしてあげて、きっと喜ぶから」 「わー!ありがとー!」 -----080 『なぁみんなで雪合戦しようぜ!』 「おう!やろうぜ」 チームに分かれて雪合戦開始もちろんマコトはケンジと一緒 「あはは。そりゃ!」 『そぉれ』ケンジがマコトの服の中に雪を入れる 「つ、め、たぁぁぁあああい!」 「何してんだよ!ケンジのバカ!」マコト怒って雪をケンジに投げまくる 『いてぇ!くそ。そりゃあ!』ケンジもマコトに雪投げる 〔ぐわあ!なんで俺にまで当ててんだよ!〕 『「俺じゃねえ!」』 〔じゃあ誰だよ!〕 ケンジがタクヤを指差す 〔お前か!〕 [いや、俺かよ!] しばらく乱闘状態。 『はぁ〜汗かいたなぁ。寒い。』 「誰のせだと思ってんだよ!」 『あはは。楽しかったからいいじゃん』 「そういう問題じゃない・・・」 『あ〜あ、ずっとこうやって遊べたらいいなぁ』 「ずっと一緒にいるんでしょ?俺たち」 『ん?』 「夏に約束したじゃん」 『そういえばそうだったな〜・・・じゃあずっと一緒に遊べるな。』 「絶対約束だぜ?」 『おう。わかってるって』 「・・・・・・・・(嬉しい)・・・・」 『あぁ?なんかいったか?』 「いやべっつにぃ♪」 『お前時々変だよな』 「ケンジが変にしてるんだよ」 『俺のせいにすんなよ!』 「アハハ」 『あれ?俺のせいってどういうことだ?』