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【巨根】TRICK・矢部謙三でエロパロ【貧乳】part6
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【巨根】TRICK・矢部謙三でエロパロ【貧乳】part6

1 :名無しさん@ピンキー:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:dn8Mrsha
ドラマ・映画「TRICK」、スピンオフドラマ「警部補 矢部謙三」のエロパロスレ
トリックと矢部謙三のCPなら何でもどんと来い

前スレ【貧乳】TRICK・矢部謙三でエロパロ【巨根】part5
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1272800412/

まとめ保管庫(更新停止中)
http://www16.atwiki.jp/lovetrick/

2 :名無しさん@ピンキー:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:h4+QoEaZ
980で立てられなくてあっという間に落ちてしまった…
スレ立て代理ありがとうございました

もうすぐ矢部謙三も最終回
そして新作SPと劇場版ラストステージが待ってるね
ますますこのスレが盛り上がりますように

3 :名無しさん@ピンキー:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:2HMSgC3k
新スレ乙です
ファイナルではどうか手くらい握ってください
緊張で汗ばんだ上田のでかい手で同じく緊張した奈緒子の白い華奢な手を握りしめてください

4 :名無しさん@ピンキー:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:sx1+ICsY
エンドロールでぐちゃぐちゃ言い合いながら手つないで歩いてほしいな
絶妙に手元だけ隠れて見えないみたいなカメラワークでw
「手つないでる!!…のか?」って悶々としたい

3の最終話で上田の胸元に寄り掛かる奈緒子がたまらなく可愛い
抱き着いたりしないで頭だけごつんっていうのが素晴らしく奈緒子っぽい
抱きしめたりしないでニヤニヤしてるのも素晴らしく上田っぽい

5 :名無しさん@ピンキー:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:BBbbM2Q/
今夜は矢部最終回に奈緒子だね
上田のことに少しでも言及してくれたら嬉しいな
次郎号が駄菓子屋の近くに停まっていたらなお嬉しい

6 :名無しさん@ピンキー:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:svv+lxfu
未来ちゃんは奈緒子をなんて呼ぶんだろ
「奈緒子ちゃん」だったら萌える

7 :名無しさん@ピンキー:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:HaK2LF0h
ああー切なかった
結局奈緒子と未来ちゃんと矢部が揃うことはなかったね
奈緒子と矢部の仲に未来ちゃんが嫉妬する、またはその逆のSSとか考えてたんだけど書き直しだw

8 :名無しさん@ピンキー:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:M4VNV4qZ
書き直さなくてもそのままここに投下しても構わないぞ!
ていうか投下して下さい!

9 :名無しさん@ピンキー:2013/09/03(火) 13:44:44.24 ID:sz05xIpE
夏休みも終わり、9月。
未来と会わなくなって久しい今も、矢部は店に顔を出していた。
秋葉と二人で捜査に励む。
今までと同じ。でも何か足りない日常。

「いらっしゃ…あ、矢部さん。お客さんがお待ちですよ」
「ワシに客?」

―――あいつか?
矢部は駄菓子を見繕いながら店の奥を覗き込む。
見飽きた貧乳の女がぱっと顔を綻ばせた。

「よう矢部。元気か」
「…なんやお前かぁ」
「何ですか、あからさまにガッカリして」
「別に」

抱えた駄菓子を奈緒子から死守しながら、矢部はそこらに置かれた本のページをめくる。
未来の忘れ物だろうか、上田が胡散臭い笑顔を振り撒いていた。
奈緒子も退屈そうに本を覗き込む。

「…あの小さい店主に聞いたんですけど…」
「ん?」
「あの女の子と仲いいんだって?上田の本なんか読んでる…頭良さそうな」

店主が「未来ちゃんのことですよー」と口を挟む。

「ああ。ワシの優秀な頭脳を尊敬しとる助手みたいなもんや」
「ふーん…」
「聞きたいか、わしの伝説を」
「いい」
「…で、お前何しに来たんや」

本を閉じ、駄菓子に手を伸ばす。
奈緒子は俯いたまま動かない。

「……よし、わかった!嫉妬やな」
「はっ?」
「ワシの捜査に首突っ込めるのは自分だけやと!
うわあアホやなあー、小学生相手に!嫉妬!うわー」
「違う!!勘違いするな!」
「…先生に会うたで。今日」
「え」
「今抱えとる重大な事件についてな、ちょっと調査を依頼したんや」
「…ふうん」

矢部はそわそわする奈緒子を眺めてため息をついた。
上田から電話がかかってくるかもしれない、もう家に来ているかもしれない、という期待が見え隠れしている。

「あーもう帰れ。送ったるから」
「…うん」

何気なく鞄に駄菓子を詰め込もうとする奈緒子の頭を叩く。
――こいつは小学生の数倍手のかかる女や。

「秋葉ー、山田のアパートわかるやろ。行くで」
「あっ立ち聞きバレてましたか…」

10 :名無しさん@ピンキー:2013/09/03(火) 16:39:12.59 ID:sz05xIpE
矢部謙三は、上田と奈緒子を巻き込みながら今回もあっさり事件を解決。
温泉を満喫して東京に帰還した。

「いらっしゃい…あっ矢部さん、いいところに!」
「まーたあいつが来とんのか」

ニヤつく店主を押し退ける。
見慣れた小さな人影。

「あ、矢部くん!」
「…おー、お前か」
「久しぶり。この本、忘れてたから取りに来たの。じゃあね」

呆気ない再会。
駆けていく背中を見送っていると、未来がふと立ち止まって振り返る。

「…矢部くん、貧乳のお姉さんとは仲良くしてる?」
「は?」
「ここで二人でお話してたって。小さい店主さんが言ってたから」

矢部はヘラヘラしている店主を睨むと、未来に近づく。
未来は膨れた顔で矢部を見上げた。

「あ。お前、嫉妬してんのか」
「矢部くん。からかわないで」
「はいはい、ワシの大事なスパイはお前だけやで」
「…ごまかした」
「…あのなあ。あの女は上田先生のもんやぞ。読んだことあるやろ」

未来の手にした本を奪い、上田の連載のページを突き付けた。
貧乳の助手のことが長々と書いてある回。

「えっ。これがあのお姉さん?…アハハハハ!アハハハハハハハ」
「笑いすぎや」
「ねえ。私は矢部くんのものだよね!」
「はぁ?」
「矢部くんが言ったんだよ、私は矢部くんのスパイだって」
「あーはいはい」

矢部は呆れ顔で未来の頭を軽く撫でた。
未来が満足げに笑う。

「じゃあ、またね」
「気ぃつけて帰れよ」
「ありがとう。秋葉くーん、うちまで乗せてってー!」
「ま、またバレてた…」

11 :名無しさん@ピンキー:2013/09/03(火) 16:40:47.19 ID:sz05xIpE
矢部謙三で毎週ほのぼの癒されてたからエロがなかなか思い付かないや
ウエヤマのいちゃいちゃが書きたい、そして読みたい
職人さん来てください

12 :名無しさん@ピンキー:2013/09/03(火) 23:50:37.93 ID:2zkNfPOt
GJです
微笑ましい話をありがとう

13 :名無しさん@ピンキー:2013/09/04(水) 13:41:00.99 ID:6RrXLvFD
劇場版2のやむ落ち見てたら、
上田が奈緒子の口を塞いだ後に嫌そうに手を拭いてて笑った
その後カミソリキスがあると思うとニヤニヤしちゃうな…
劇場版2は内容はあまり好きじゃないんだけど、やむ落とメイキングの充実さは大好きだなあ

14 :名無しさん@ピンキー:2013/09/04(水) 15:59:31.47 ID:7PjgjJ0q
追跡者・秋葉原人も入ってるしすごくお得感があるよね
2のメイキングはすごく面白かった
もっと裏側を見たい

15 :名無しさん@ピンキー:2013/09/04(水) 16:01:37.60 ID:6RrXLvFD
あんなに照喜名が喋るのを見られるとは思わなかったw

16 :名無しさん@ピンキー:2013/09/06(金) 22:17:33.46 ID:CWjfN9ki
火に囲まれて、何分経ったのか。
考えなきゃ、考えなきゃ、助かる方法…。
頭がぼんやりしている。
立ちすくんでいると、上田が声を掛けてきた。

「最後に、お互い今までずっと言えなかったことを一言ずつ言い合おう」
「……はい」

お互い死にかけて助かったと思っていたのに、また火に囲まれるなんて。
くらくらする思考の中、上田の真剣な顔だけが鮮明に見える。

「山田。俺は今まで、ずっと君のことを」
「……はい」
「…す、っす…」
「……す?」

目を逸らそうとする上田に聞き返す。
本当は気付いてる。
言いたいことはわかってる。
知っていましたよ、ずっと。

「俺は、君が好きだよ。ずっと、ずっと前から」
「……」

とても小さな声だったけれど、私の目をまっすぐ見てくれた。
死にかけているこんな状況なのに、幸せな気持ちになってしまう。

「……俺は言ったぞ。次はyouの番だ」
「……私も。私も、ずっと前から好きですよ。上田さんが」

上田の体が私をそっと包み込む。
私も手を回してしがみついた。

「こんなとこで死ぬの嫌ですよ、後味悪すぎます」
「ごめん。youを守れなくて」
「…上田さんは、頭使わなくていいですよ。一緒に助かる方法は私が考えますから」

助かったら恥ずかしくなって、何事もなかったようにくだらない言い合いをする関係に戻ってしまうかもしれない。
でも素直になるんだ、もう一度ちゃんと好きって言うから。絶対に。
上田さんと一緒に生きていきたい。

「……熱い…」

頭が回らない。
息が苦しい。
目の前が暗くなってきた―――

17 :名無しさん@ピンキー:2013/09/06(金) 22:19:33.93 ID:CWjfN9ki
「…嫌…!!」

――あれ、息ができる。
見慣れた天井。
心臓がうるさく鳴っている。

「…はぁ…嫌な夢だった」
「どんな夢だ」

聞き慣れた声に視線を巡らす。
勝手にお茶を煎れてくつろいでいる大きな男。

「上田さん…?何勝手に上がり込んでるんですか」
「廊下に君が倒れてたから運んでやったんだよ。おそらく熱中症だな」

そういえば玄関を開けた記憶がない。
枕元に置かれた水やタオル。
頭の痛みに顔をしかめると、額の汗を上田がタオルで拭ってくれた。

「ところでyouはこんな話を知ってるか」

上田は団扇でこちらに風を送りながら、うさん臭い霊能力のことを語り始める。
どうせならお前が独り占めしている扇風機を向けろ。
でもそれが上田。ずっとずっと前から。

「…すき焼きおごってくれるなら、謎解き付き合ってあげます」

微笑みかけたら、上田はちょっと動揺してる。
それでいいんですよ。
余計なこと考えずに、私のこと好きでいてください。
ずっとずっと。

18 :名無しさん@ピンキー:2013/09/10(火) 23:55:09.86 ID:h+w3KqTO
GJ!

19 :名無しさん@ピンキー:2013/09/11(水) 02:00:57.22 ID:eVKUyuOa
>>9 ほのぼの劇場萌え!
>>16 夢でよかった〜。でも、それぐらい絶体絶命にならなきゃ素直に言葉にしなさそうな二人に別の意味でハラハラ…

お二人ともGJ!

20 :名無しさん@ピンキー:2013/09/11(水) 18:09:14.80 ID:+tKI7a0M
乙

21 :名無しさん@ピンキー:2013/09/12(木) 09:49:10.96 ID:C2MFhIvu
「絶対、絶対当たってました!この変態」
「俺がカミソリを受け渡す角度は完璧だったはずだ、君がどさくさにまぎれて俺の唇を奪ったんだろ」
「そもそもなんで私があんな目に合ったのは上田が見捨てたからだろ!」
「ずいぶんと前のことを今さら…」

いつものように勝手に上がり込んだ上田に文句をつけているうちに、いつの間にかカミソリキスの件で言い争いになっていた。
命に係わる事態とはいえもっとやり方があった、最善の方法だった、
唇が触れた、触れない。
どちらも引くことはない。

「じゃあもう一度試しましょうよ!」
「は?」
「あの時と同じくらい顔を近付けて、少しでも唇に触れたら土下座して謝ってください」

奈緒子は座布団を引っ張り、上田の前にぺたんと座る。
じっと見上げる瞳に仕方なく向き直り、上田は息をついた。
数センチ先の瞳にお互いが映る。

「…上田…そんなに見るな」
「…経過を観察し、結果を見届ける義務がある。俺は学者だ」

何十秒経ったろうか。
いつまで続けるのかを設定していなかったことに気付いたが、言い出せないまま膠着状態が続く。

「……」
「…山田、降参しろよ」

奈緒子はいたたまれなくなって目を閉じる。
顔に落ちてきた髪を耳にかけてやると、奈緒子の体が小さく跳ねた。

「…っあ…!」
「ゆ…you?」

ほんの少し、奈緒子の体が上田に傾いた。
額が、鼻が、触れ合う。
吐息が混ざる。
意地でも唇だけは触れないようにと、ゴクリと唾を飲み込む音がどちらからともなく耳に響く。

22 :名無しさん@ピンキー:2013/09/12(木) 09:50:43.52 ID:C2MFhIvu
「……はぁっ…」
「や、山田…」

上田が奈緒子の肩に触れた。
奈緒子は無意識に上田のベストを引き寄せようとし、固い物に触れた感触に目をそっと開く。
そこには、ズボンを突き破らんばかりのこん棒があった。

「…うわあああああああっ!!」

我に反り後ずさる。
上田は必死に座布団で股間を隠した。

「ちっ違うこれは、誤解だよ。有り得ない。youに対してこんなことは」
「触っちゃったじゃないですか!上田!!土下座!!」
「唇は触れなかっただろ!!」
「唇のほうがまだいいですよ!!」
「いいの?」
「は?」

数秒の間。
体中に熱が巡り、顔を背ける。

「…もういいです、この話は」
「そもそもなぜキスの話なんかになったんだ」
「…昨日食べたキスの天ぷらがどうのって上田が言い出すからだ」
「そうだ。美味かったな…鱚に海老、ししとう、茄子、それから旬のキノコ…今晩も行こうと思っているんだ」
「……ついてってあげてもいいですよ?」

少しだけ気まずいような、穏やかな心地よさに包まれる。
このあと一部始終を覗いていたハルとジャーミーに鉢合わせて質問攻めにされ、再び「お前のせいで」と言い争いになることを、二人はまだ知らない。

23 :名無しさん@ピンキー:2013/09/12(木) 11:36:37.74 ID:wZf5b1NB
GJ!
座布団ww手で隠すには大きすぎるんですねわかりますwww
天ぷらの具までどんどんエロく見えてくるのはきっと自分の心が汚れてるからだ。そうにちがいない。ww

24 :名無しさん@ピンキー:2013/09/12(木) 12:09:23.46 ID:C2MFhIvu
なんか日本語おかしかった
×>「そもそもなんで私があんな目に合ったのは上田が見捨てたからだろ!」
○「そもそも私があんな目に合ったのは上田が見捨てたからだろ!」



>>23
そこまで意識してなかったから今ものすごく恥ずかしい気持ちですorz

25 :名無しさん@ピンキー:2013/09/18(水) 18:20:59.42 ID:nErqhiXj
お告げ者見てたら、成長した光太の心境とかどうなんだろうって考えて泣けてきた
上田山田と再会したり未来ちゃんに出会う話とか書いてみてる

26 :名無しさん@ピンキー:2013/09/19(木) 01:25:25.80 ID:B2lN/CFv
>>25
(小説版にあるけど)成長しても心は戻ってないんじゃないかな…

その回とか絶対に当たる占い師の回も
若くして亡くなった俳優さんに切なくなる…

27 :名無しさん@ピンキー:2013/09/19(木) 09:41:05.85 ID:eRBXn+iA
>>26
そうなんだ!
ノベライズは苦手で読んでないんだけど後日談が載ってるなら読んでみる

28 :名無しさん@ピンキー:2013/09/19(木) 12:50:53.30 ID:B2lN/CFv
>>27
後日談というか(ドラマではなかったやむおちもあるけど)
ノベライズは映像では分かりにくい心情とか補足されてるんだが
ラストで光太の心が壊れてしまったのは
ノベライズの方が文章が淡々としてる分
切なく書かれてる気がする

29 :名無しさん@ピンキー:2013/09/19(木) 12:58:29.78 ID:eRBXn+iA
>>28
詳しくありがとう
ノベライズは映像とは解釈や台詞が違ってるところがちょっとなぁと思ってたんだけど、
そこは気になるから読んでみるよ

30 :名無しさん@ピンキー:2013/10/12(土) 19:23:27.96 ID:0qgkoRnQ
過疎ってるね

萌え妄想は捗ってるんだけど自力で文章にできないのがもどかしい
ただただ無言で寄り添ってるのとか見たい

31 :名無しさん@ピンキー:2013/10/16(水) 13:24:37.18 ID:MEmIMF2z
そういえば映画情報詳細出る頃
教授ブログ再開かな
それともTwitterになるかな

32 :名無しさん@ピンキー:2013/10/16(水) 17:30:36.27 ID:jQReknFT
TwitterとFacebookでやるってメール着てなかった?

33 :名無しさん@ピンキー:2013/10/16(水) 18:08:43.13 ID:ISlWucrC
ブログの内容でこのスレも大騒ぎしてたのが懐かしいw
上田に釣られまくったなー

34 :名無しさん@ピンキー:2013/10/16(水) 21:33:21.44 ID:MEmIMF2z
教授ブログは一流の釣り師ですしおすし

35 :名無しさん@ピンキー:2013/10/17(木) 09:00:09.03 ID:jY+j6/3V
お前らちゃんとトリックおもひでに参加して盛り上げろよ

36 :名無しさん@ピンキー:2013/10/17(木) 10:15:40.91 ID:mVxkEtPe
>>35
ああいう企画は苦手
「あのエピが大好き!忘れられない!」とか言いながら台詞間違えてたり漢字が違ってたりする人を見ると、
「ほんとに忘れられないくらい好きなの??」ってモヤモヤするから

37 :名無しさん@ピンキー:2013/10/18(金) 16:34:29.63 ID:ycOdAbXO
同人っぽい垢で参加してるのがいるのが気になるわ
勘弁してほしい

38 :名無しさん@ピンキー:2013/10/31(木) 13:55:18.92 ID:nziIwzeN
「上田、上田。とりっくおあとりーと」
「…どうぞ」
「…ガム1個って。もっと、ケーキとか。プリンとか。そういうの」
「you」
「パフェとか。ほら、ハロウィンのデザートがたくさん世間に…」
「お菓子はやらない」
「……え」
「どうする」
「…い、いたずらしますよ!」
「……ふふふ」
「ニヤニヤするな!ほーらこの次郎号のカギを異世界に送ってみせましょう」
「やめろ!!こういう時のいたずらっていうのはな」
「変な期待しないでください」
「……」
「……お、お菓子くれたら、いたずらしてあげます」
「you…」
「…早く行きますよ。焼肉」
「焼肉はお菓子じゃない」

39 :ハロウィン別バージョン:2013/11/06(水) 09:22:34.45 ID:m4bbgIL8
「やあ、お帰り」
「上田さん!また勝手に…あ、クッキーだ」
「学生に貰ったんだよ。ああ美味い」
「自慢か。ひとつください」
「タダで?」
「…トリックオアトリート!」
「はい、上げた」
「子供か!寄越せ」

奈緒子が触れる前に袋は奪われ、
上田は最後の一枚を見せつけるように口に放り込んだ。
ちゃぶ台のお茶を一気に飲み干し、ニヤニヤしながら立ち上がる。

「ああ美味しかった。じゃあ、また」
「何しに来たんだ。待て上田!」
「何…」

戸を開けようとする上田を引き留める。
奈緒子は上田の首に手を伸ばし、背伸びをすると上田の唇を荒々しく塞いだ。

「…っ!?…んんっ…」

奈緒子は捩込んだ舌を器用に絡め、呼吸をする間も奪う。
次第に力が抜けていく上田の体をそっと突き放した。

「……っ、山田…」
「そんなに気持ち良かった?」

壁にもたれて苦しそうに深呼吸をする上田がずるずると座り込む。
口元を拭いながら上田を見下ろし、奈緒子は笑った。

「大丈夫ですか」
「…you」
「お菓子くれないからですよ」

上田の背後に手を伸ばし、鍵をかける。
ハロウィンはまだ終わらない。

40 :名無しさん@ピンキー:2013/11/06(水) 13:13:49.28 ID:4MLG7ipc
>>38-39
GJGJ!(*´д`)

41 :名無しさん@ピンキー:2013/11/06(水) 17:00:27.51 ID:vKi1T60u
ハニトラの仲間で再生された

42 :名無しさん@ピンキー:2013/11/08(金) 20:55:06.43 ID:kQeLiaoK
何か依頼があった時は、金や物で吊るよりも「絶対についてくるなよ」「youは連れていかないからな」って言えば奈緒子はついてくると思う

43 :名無しさん@ピンキー:2013/11/08(金) 22:46:07.33 ID:CVrNh3Sf
あまのじゃくだからなあ

44 :名無しさん@ピンキー:2013/11/09(土) 22:15:37.59 ID:GXgT0ikb
最近は記憶喪失ネタを妄想して楽しんでる
18歳から先の記憶をなくしてしまった奈緒子と、
高校生に手を出すのはまずい、いやそれは違うな、と悩む上田
奈緒子に「教授」とか「先生」とか呼ばせたり、里見が「二人は仲睦まじい恋人同士で」と奈緒子に吹き込んだり

45 :名無しさん@ピンキー:2013/11/10(日) 10:27:53.80 ID:XXVDfCbS
むしろもう少し若いくらいで
本人は奔放で悶々としてる上田を受信した

46 :名無しさん@ピンキー:2013/11/10(日) 15:13:26.17 ID:l5Txs26M
ジロとの出会いを覚えてる頃でも楽しいね
急に名前で呼ばれて動揺する上田w

47 :名無しさん@ピンキー:2013/11/21(木) 22:00:18.61 ID:1mxp889Z
映画と一緒にドラマSPも最後か



わかっていてもセツナス

48 :名無しさん@ピンキー:2013/11/24(日) 20:58:30.67 ID:2pvT9tAb
食事を奢るから仕事を手伝えと呼び出され、上田の研究室を訪れて数時間。
奈緒子に充てられた仕事はとっくに終わり、日も暮れていた。

「……上田さん、まだ終わらないんですか」
「ちょっと待ってろ。おとなしく、静かにな」
「もうお茶も飲み飽きちゃいましたよ。それ、新しい本の原稿ですか」
「来週の講義に使うレジュメだ」

息をつき、奈緒子が立ち上がる。
人差し指でキーボードを叩く上田の背後に回り込み、画面を覗き込んだ。

「……な、なんだ」
「上田がちゃんと仕事してるか見てやろうと思って。……あ、誤字」
「どこ?」
「待って、さっきの…ここ」

上田の肩越しに奈緒子が身を乗り出す。
するりと滑る髪の感触。
モニターをそっと指差し、得意げに微笑んだ奈緒子から、上田は目を逸らせない。

「ね」
「君に漢字の間違いを指摘されるとは思わなかった。疲れが溜まってるんだな」

奈緒子はむっとした顔をそのまま上田の顔に寄せる。
髭の伸びた頬にそっと触れる唇。

「疲れ、取れましたか」
「…少しだけ」

外した眼鏡を机に置き、奈緒子を抱き寄せる。
つかの間の休息。

終

49 :名無しさん@ピンキー:2013/11/28(木) 01:50:55.48 ID:S+qXqtT2
乙! ああ〜落ち着いた大人の関係って感じが漂ってていいなあ〜!
得意げな微笑から口付けにうつる奈緒子の表情の変化が想像できて、すごく……おいしいです……

50 :名無しさん@ピンキー:2013/12/10(火) 18:58:03.40 ID:0O/LfWuR
上田山田の載った雑誌が増えてきたね

51 :名無しさん@ピンキー:2013/12/10(火) 19:11:47.22 ID:IH8mfDUg
医者の待合室で読んでたので名前忘れたが
お高めの婦人誌に黒いドレスの表紙の奈緒子の中の人がふつくしかった

先月だから
まだtrick関係の話はあまりしてなかったが

52 :名無しさん@ピンキー:2013/12/10(火) 20:27:57.64 ID:0O/LfWuR
>>51
今日見たよ
「美ST」だね
赤い首輪のようなアクセサリーを見て、上田に飼われる猫のような奈緒子を妄想した

53 :名無しさん@ピンキー:2013/12/15(日) 08:48:27.08 ID:aasDyb3b
仕事の関係がなかったら
ある意味飼われてるとも言えなくもない関係だけどなw

良く考えたら交通費上田の車でだし
食費は言わずもがな、
あまつさえ家賃出してるし
上田はもう少し強く踏み込んでいいと思うが
それが出来ないのが上田クオリティというかただのヘt

54 :名無しさん@ピンキー:2013/12/17(火) 21:22:17.08 ID:PekQ9COY
映画のプロモーションが本格的に始動してきた

終わりの始まりかと思うとセツナス

55 :名無しさん@ピンキー:2013/12/23(月) 22:18:44.89 ID:pB/O3t+J
>>53
山田のアパートがなくなった時は一緒に暮らしてるしね。その時の話が読みたい。

56 :名無しさん@ピンキー:2013/12/24(火) 18:58:29.38 ID:h4bkXnkV
なんどめだトリック

というがつい観てしまう性

57 :名無しさん@ピンキー:2013/12/30(月) 18:08:25.52 ID:2kmfI8XK
たまにはage

TVの宣伝がはじまた

58 :姫初めSS・1/6:2014/01/02(木) 00:29:50.25 ID:RWYX9YW1
劇場版&新作SP公開前記念ひさびさの投下
6レス程お借りします

既に何度か関係のある上田×山田、
しかしお互いはっきり気持ちを口には出していない設定です
※※※※※※※

往々にして、非常識な時間の電話は非常識な奴からの事が多い。
今朝にしたって、まだ正月三が日も明けぬ朝方からその男からの電話はかかって来た。

「おう山田、あけましておめでとう」

もしもしと言うより先に、いろんなところがデカいこの男、上田次郎が切り出した。

「…おめでとうございます」

と、つい年頭の挨拶を返してしまうと、相変わらず慇懃無礼な態度の上田からこんな返事が返ってきた。

「それだけか?ん?『上田様、昨年は大変お世話になりました。今年もどうぞこの貧しい胸の私めをよろしくお願い致します』くらい―――」

まだしばらく続けるような口ぶりに腹が立ち、無言で受話器を置く。まったく、新年早々何故こんな奴の話を聞かなければならないのかと思っていると、再び電話機が鳴り出した。

「もしもし」
「YOU、何故いきなり切るんだ。せっかく正月から恵まれない者に施しをだな」
「くだらない用件なら切るぞ、タコ」
「ま、待て待て!…実はな、ナカジマヤ特製豪華おせちを買ったんだが、さすがに食べきれずに捨てるのも忍びないのでだな、YOUも呼んでやろうかなと思ってな、どうだ?」

言い方がいちいち恩着せがましいのは引っ掛かるものの、
「仕方がないですね、正月と言えども仕事依頼が殺到しているところをキャンセルして行きます」と言い終わるより先、窓の外で聞き慣れたクラクションが鳴った。

「上田さん!?」

窓から外を見ると、次郎号に乗ったままこちらを伺っているのが見える。

「君が断る訳無いだろうからな。わざわざ迎えに来てやったんだよ」
「だ、だからって非常識ですよ!こんな朝早くに」
「フッフッフ、今ならなんと!ウチのマンションのCSチャンネルで、YOUの好きな暴れん坊将軍のスペシャルが一日中見れるぞ」

それが決定的な殺し文句となって、「5分で支度します」と返事をしてしまったのだった。

59 :姫初めSS・2/6:2014/01/02(木) 00:31:32.49 ID:RWYX9YW1
「ふー……満足満足」

実際、エビやイクラ、チャーシューにローストビーフなどなど、ナカジマヤ特製豪華おせちを堪能しつつ、暴れん坊将軍スペシャルも堪能していた。毎日の再放送を楽しみにしているが、年末年始の特別編成でそれもなかったので思いがけず上様のお顔を拝見出来て、ちょっと嬉しい。
が、上田はそんなうきうきした私の隣でお屠蘇をちびちびと呑んでいたが、おせちを食べ終えたのを見計らい、私の髪を一筋そろりと引いて来た。

―――来た。

正直、そんな予感はしてなかった訳ではなかった。
初めて上田とそういう関係になってから、もう何度かあるものの、いつも最初はこのパターンだった。

「紳士たる者、いきなり迫るなんてスマートではないだろう?ムード作りなんだよ」

といつか言い訳していたが、何てことはない、ただの小心者なんだと思う。
髪に触れても私が特に断る素振りも無いとわかると、髪を引いていた指は肩へと移ってきた。
肩のラインをそっとなぞりながら、私の出方を窺う。

「最初からそのつもりで呼んだのか」

上田の方を振り向かず、わざと低い声で言い放つ。

「………まさか」

顔は見えないが、声と肩に触れている指は明らかに動揺している。こんな下心丸出しの奴の策に、まんまと引っ掛かった自分が恨めしい。

「YOUはそのまま、TVを見ていればいいじゃないか」

指だけはまだ私の肩や首筋を辿りながら、よくもぬけぬけと、どの口が言うか、このっ!

「正月から、しかもこんな朝からなんて何考えてるんですか」
「YOU、『姫はじめ』という言葉を知らないか?由緒正しい日本の伝統行事なんだよ」
「何が―――!???」

つつ、と背中に上田の指が下がってきたかと思ったら、服の上から片手であっさりブラのホックが外されて、何とも心もとないような言い様の無い感覚に戸惑う。

畜生!いつの間にかこんな技まで覚えやがって!
と心の中で悪態をつきながら、思わず胸を庇う格好になり隙の出来た首筋に、微かにアルコールの匂いのする上田の唇が降りてきた。

「……っ…」

ピクリと身体が震える。それに気を良くした上田は、時には甘噛みをして私の反応を楽しんでいた。

「YOU…下着は外れてるんだ…ずっと服を着ていることもないんじゃないか?」

――どんな理屈だ!

あくまでも、胸を押さえたままの私にひろみを煮やしたのか、上田は首の付け根部分をきつく吸い上げた。

60 :姫初めSS・3/6:2014/01/02(木) 00:34:23.58 ID:RWYX9YW1
「…にゃっ!」

胸を押さえていた腕をわずかに緩めたのを見計らって、上田の手がセーターの中に滑り込んできた。

「相変わらず色気の無い声だが…」
「…やっ…」
「ん?本気で嫌なら、拒否すればいいじゃないか」

もし本気で拒否したら、この世の終わりのようにうちひしがれて、いじけるクセに。
私が体調的な理由で断る以外でそれが出来ないことを知ってて、こいつは調子に乗っている。

「ここも…豊かではないが、感度は悪く無いよ…なあ?」

さっき滑り込ませた手は胸をすくい上げるように揉みながら、わざと耳元で甘ったるい言い方で囁く。

こういう事は私としか経験してないくせに、まるで全てを知ってるかのような口ぶりだ。
最初の時なんか、最後には嬉しくてむせび泣いてたくせに。
おかげであまりに痛くて、思わずぶん殴ってやろうと思った気も殺がれたというのに。

――ふと、今のところされるがままで重大なことを忘れていた。

「ちょ、ちょっと待って下さい」

上田さんの手をやんわり制すも、少々鼻息の荒くなった上田は鼻の頭を耳の後ろにすり寄せ、止める気配が無い。

「ん?どうした…YOU?」
「あ、あのですね私…昨日からお風呂入ってなかったので、その、シャワーを」
「なに、大した問題じゃない。後で入ればいい」

ふんふんと犬のように鼻をすり寄せ、さっき制したはずの手はがっちり腰に回されていて、身動きが取れない。

「…それとも、一緒に入るか?」
「は、入るか!バカ!」
「YOU、いつだって俺はジェントルなのを知らないのか?」

本当にジェントルなら、このエロオヤジぶりはなんだと内心呆れる。

「ね、上田さん…本当に、シャワーを…」
「ダメだ」
「なんでですか!……あっ、ちょっと…だから、そんなっ」
胸を触っていた手は乳首を摘み、もう片方の腰に回されていた手はするするとスカートをたくし上げ、腿の内側にスリット入って来た。

「YOU、今からシャワー浴びてたら、一番のクライマックスが見られないんじゃないのか?」
「くっ…!」

悔しいが、その通りだ。もしかしたら、そんな時間も考えて手を出して来たのかと思うと、ますます口惜しく感じる。

「この、変態がっ…」
「フン、YOUこそ意地張らずに脱いだらどうだ?…それとも、着たままが好みか?ん?」

最近、こういう時は耳元で囁くことが効果があると知ってか、やたらに甘く低く囁いてきやがる。

61 :姫初めSS・4/6:2014/01/02(木) 00:38:16.03 ID:RWYX9YW1
―――ムカつく。

さっきから密着している腰の辺りに、少しずつ主張している巨根も。

決して認めたくはないが、ほんの少しだけそれを期待している自分自身にも。


そんな複雑な気持ちの私をよそに、上田はゆっくり内腿を撫でていた手を、一番敏感なところへと忍ばせてきた。

「…ふっ…」
「慣れてきたとは言え、良く濡らさないとな…YOUだって、気持ち良くなりたいだろ?」
「そんな、訳…ない…っ」

下着越しに軽く指で撫でられてるだけで、少しずつ追い立てられていく。

もどかしい思いはするものの、それと気付かせるのも、ましてや、言葉にすることも負けた気がして、頑なに上田の方に顔を向けようとはしなかった。

「まあいい。この天才上田次郎、YOUの好きなところは分かってるからな…フハハハ!」

それ「天才」じゃなくて、回をこなしてるうちに覚えただけじゃん!

と心の中で突っ込んでるうちに、今度は下着の横から直に指が触れる。

「…!」
「おう、熱いな…」

何やらくすぐるような仕草で指を動かしていたが、じれたように
「おいYOU、ちょっと腰上げるんだ」
「え…」

数センチだけソファから腰を浮かせた途端、上田は私の華麗なマジックにも劣らぬ早業で下着を下ろす。

「!?」

軽く混乱する私をよそに、上田の武骨な長い指が侵入してきた。

「んぁ…っ」
「いい反応だ…」

上田は満足げに呟いて、もう一本指を増やす。

「君は、ひねくれ者だからな…ここを、こうされるのがいいんだろう?」

私の中で上田さんの指がぐるりと回されて、ある一点を指の腹で撫でられると、魚のようにびくりと跳ねた。

「…ぃ…あっ…!は…ぅんっ…」

テレビからの音声と、お互いの吐息や衣擦れの音の他に、時折何やら粘着質な音が混じってくる。それが、自分から発せられてるものだと気付いた瞬間、羞恥で顔から火が出そうになる。

「…今、締まったな」
「な、にがっ…」
「ふっ、カマトトぶりやがって。ここ、俺の指が入ってるところ…だ」

62 :姫初めSS・5/6:2014/01/02(木) 00:39:23.37 ID:RWYX9YW1
言うなり、わざと音を立てるように指を大きく動かす。

「や…だ、これぇっ…」

上田は抗議の声を封じるように、耳を舐める。

「ひっ…」
「なあ…YOU、そろそろ…いいか…?」

聞かれる前からずっと腰に当たってはいたが、わざと惚けてみる。

「な、何が…?」
「いい加減、素直になれよ…この、じゃじゃ馬娘が!」
「―――――!!」

胸を触っていた手で乳首を、中を触っていた手の空いていた指で突起を、それぞれ強めに摘まれて、そのあまりに強烈な刺激に頭の中が真っ白になって―――イってしまった。


ソファにもたれて、まだ息が整わない私を尻目に、上田はいそいそとズボンのファスナーを下ろす。

「…入れるぞ」

ソファに腰掛けたまま、下着ごと半分だけズボンを下ろした間抜けな体勢で、くったりしている私を後ろから抱えるとスカートをたくし上げ、ソファにいた姿勢のまま、ゆっくりと挿入してきた。


「…ぁ、あ…ぅんんっ…!」
「ぅ…おい…っ…YOU…もっと、力抜け…保たないっ…だろ…」

じわじわと私の中を侵す、上田さんの熱さからはもう抗えない。
とても楽しみにしていたはずの「暴れん坊将軍スペシャル」のテレビ画面を虚ろに見つめ、全く内容の入って来ない音声を聴く。
ああ…上様の立ち回りだ…と
穿たれながらぼんやりと考えていると、上田がこんなことを言いだした。
「え、液晶、テレビにっ、なったのが、少々、惜しいな…」
「?…な、ぜ…?」
「ブラウン管、だと、君のっ、姿が映るじゃ、ないかっ」

快楽に溺れかけ、朦朧とした頭が、映るはずのない私と上田さんとの行為を大画面テレビに映す。
古典的マンガ表現のごとく、頭から湯気が出そうなくらい恥ずかしくてテレビから顔を背けると、上田さんの唇が触れた。

「YOU…そんなに、締めるな…っ」
「し、締めて、なんかぁっ…」
「……まただ」

そう呟いて、再び唇が触れる。今度は、唇に。
触れるだけのキスからだんだん深く、そして唇の隙間から舌をねじ入れ、口の中までも侵す。

「んっ…うぅ、ふ…」

―――何かが、身体の内側からせり上がって来る。

上田さんも限界が近づいてるらしく、喘ぐ速度が速くなり、どちらのものか分からない汗が混じり合う。

「はあっ…はあっ、………奈緒子…っ、奈緒子…!」

こんな時だから、いつも気付いていないと思ってるだろうが、そんなに何度も熱く名前を呼ばないで欲しい。

63 :姫初めSS・6/6:2014/01/02(木) 00:42:20.47 ID:RWYX9YW1
そんなに求められてるのかと、勘違いしそうになってしまうじゃないか―――

「…くぅ…も、う、出す…ぞ…っ!」

内側からせり上がるものが一気に身体を貫いて、頭のてっぺんまで来た時―――

「…あ、ぁああ――――!!」

私の中の上田さんから一際熱いものを放たれ、お互いほぼ同じくして果てた。





「………上田さん」
「ん…?」
「そろそろ…離して欲しいんですけど」
少し息が整った頃、上田さんは私を抱きかかえたまま、私の肩に顔をうずめていた。

「まだいいじゃないか」
「というか…結局、TV途中から見られなかったし」
「………」
「いいから早く抜け!このタコ!」

上田は半ば渋々私をかかえた手を緩めたので、私はゆっくりと腰を浮かせ、抜こうと試みた。


「んぅっ…」

胎内から熱い楔が引き抜かれる感覚に、ぶるりと小さく震える。
半分程引き抜いた時、上田が私のセーターを下着ごと捲り上げ、視界を奪った。

「うにゃーっ!何すんだ!おい、上田!」
「悪いな、YOU」

自分のセーターと格闘し、身を捩らせる。

「ちょっ…!また、中、ピクンって…」
「おおぅ…そんなに動かすんじゃない」

上田は私の視界を奪った服を全て剥ぎ取ると、しっかりと腰をつかんでぐるりと反転させ、向かい合わせの状態にさせる。

「冗談、です…よね…?」
「どうせなら、このままあと2、3回挑戦しようじゃないか」
「ば、バカっ…!せめて、付けてしないと…!」
「大丈夫だ。YOUのバイオリズムは熟知して、妊娠し難い日を選んでるし…それでも万が一の場合は、責任は取らせてもらうと、YOUのお母さんに確認済みだ」

きっぱりと言いきった上田に、思わず意識が遠のきかける。どちらにしても、なんてことを…

「…あとで、腹いっぱい寿司食わせてやる」
「……トクウエ以外認めませんよ」
「任せろ。俺は生まれてからずっと、約束は破ったことはない」

もう突っ込むのも疲れて、上田さんの首に腕を回したのだった―――


※※※※※※※

以上です。
また劇場版や新作SPでスレが盛り上がってくれることを祈って。

64 :名無しさん@ピンキー:2014/01/02(木) 00:56:59.33 ID:RWYX9YW1
すみません、最初の方に上田の部屋のリビング、という設定を入れ忘れたまま
完結(投下)させてしまいました…orz

全て教授の部屋のリビング内での話です

重ねてすみません

65 :名無しさん@ピンキー:2014/01/02(木) 08:06:03.75 ID:ceE+X5ej
まだ正月三が日も開けぬ朝方からGJ!

66 :名無しさん@ピンキー:2014/01/02(木) 15:28:59.71 ID:6fYXz3wy
あけましておめでとう、そしてありがとう 
ラストステージとSP3のネタバレって公開後どれくらいでOKになるんだろう?
ネタバレって書いて改行すればいいのかな

67 :名無しさん@ピンキー:2014/01/02(木) 18:16:04.02 ID:6fYXz3wy
矢部さんツイッターの「付きおうとるんか!?」が最高だ 
ぜひ本人に直接聞いてください

68 :名無しさん@ピンキー:2014/01/03(金) 01:09:24.96 ID:hwpx/L9W
>>58
GJ!!

69 :名無しさん@ピンキー:2014/01/03(金) 08:01:06.81 ID:6f/1B+FC
新参者最高だったw 
むくれる顔とか怒りながら歩くのが奈緒子みたいだなーと思ってニヤニヤしてたら「山田さん!」で盛大に吹いた

70 :名無しさん@ピンキー:2014/01/04(土) 12:58:24.63 ID:8UF2MX1t
>>58 GJ! ときどき入る山田のツッコミがどれも最高! 感極まってくると上田→上田さんになってるのが萌えた

71 :名無しさん@ピンキー:2014/01/06(月) 02:50:43.39 ID:DaH4/hD3
久しぶりにきたけど>>58GJ!!

72 :名無しさん@ピンキー:2014/01/07(火) 13:26:02.98 ID:gnIvhKAk
石原×山田に開眼した
過去スレの神様ありがとう

73 :名無しさん@ピンキー:2014/01/08(水) 05:21:08.85 ID:gJXVktHQ
>>72
あれいいよねー大好き 
石原かっこいい

74 :名無しさん@ピンキー:2014/01/11(土) 13:45:29.53 ID:TxkJKsfa
映画見てきたー!
ちょっと頑張ってSS書いてくる。
明日のテレビSPも楽しみだ!

75 :名無しさん@ピンキー:2014/01/11(土) 21:43:08.24 ID:da0OoAWR
楽しみにしてる

76 :名無しさん@ピンキー:2014/01/11(土) 22:03:06.71 ID:6RjcG4uk
このスレ的に今回のパンフは絶対買うべき

77 :名無しさん@ピンキー:2014/01/11(土) 22:17:21.28 ID:scllSoAL
まだ映画見てないけど記憶喪失オチと聞いて同人誌みたいな展開だなと思ったw
上田が山田を抱くしかないな、これは。
実は恋人同士と吹き込むもよし。抱いて色々思い出させるもよし。

78 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 02:26:49.79 ID:kH761nNg
>>77
は?え?ネタバレ?
何してんの…最悪

79 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 02:31:38.14 ID:SZR3tJvs
本気で最悪だ

半年ROMってろなんて言葉は死後になったのは確かだが
>>77は書き込む前に3回読み返して
それを他人が呼んだらどう感じるかを考えろ
ここまで基本的なことを言われる意味を理解するまでネットもSNSもやめとけ
友人なくすぞ、今いないなら今後もできない。老婆心から言ってる

80 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 09:58:09.42 ID:kH761nNg
新作スペシャルの後の話だからっていう理由でまだ見に行ってない人はたくさんいるのに
改行もなしに書くなんて本当にあり得ない 
ガセだと思って忘れるわ

81 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 11:38:16.40 ID:4s00EOaK
ちょっとよくない方法かもだけど、雑談なりなんなりで流さないか?
後から来た人がすぐ気がつかないようにさ。
さすがにひどいわ。

つーことで、今日のスペシャル楽しみ

82 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 13:55:26.11 ID:SSAXY2oE
新作は普通に楽しみだ!

しかし正直オマージュ元ネタが(オカルトやホラー苦手)さっぱりわからないだろうが
ついていけるのか心配

83 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 15:14:56.81 ID:SZR3tJvs
流しましょう

84 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 15:26:54.04 ID:SSAXY2oE
長嶋…茂雄

85 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 16:16:36.64 ID:c2QczUEU
>>78-81
通常漫画アニメドラマ作品スレは発売日公開日から基本的にネタバレ解禁
ネタバレ嫌なら見に行くまでネット断ちしろとしか…

86 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 16:31:19.43 ID:SSAXY2oE
いや本スレなら
それも重々わかるんだが


ところでこれもバレといやバレかな?
昨日のBSプレミアムで
阿部ちゃんが話してたのは誰?
途中うっかり寝てしまったんだぜ…orz
来週まで謎?

事前情報ではあの教授らしいんだが

87 :名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 22:39:32.75 ID:8URj4Fmp
>>86
最後まで見たけど特に明かされてなかった。「あの教授」って誰?
上田と話してたのは恩師の柏崎教授で、あの後超能力者への挑戦状を思いつきepi1へ・・・という妄想

88 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 01:40:49.06 ID:51/idjFz
SPおわた
はいはい結婚しろ

89 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 07:23:25.91 ID:yP0TvksL
>>88
さらっと爆弾投下された感じでニヤニヤしたw 
SP3は同じ部屋で寝てるシーンがないのにどんどん日数が経過していったから脳内補完が追い付かない
妄想がとまらない

90 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 09:24:43.02 ID:fatJs3Py
まだ映画観てない組だが
新作SP3の最後のあれだけでいいと思えた自分が安過ぎる

91 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 16:59:44.29 ID:7Ue0EzhZ
スペシャル最後の数分だけ見られなかった!
何があったんだ

92 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 17:08:45.82 ID:fatJs3Py
いつものあれ
やっぱり次郎号がペット状態





最後の最後で教授のプロp

93 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 17:12:26.75 ID:yP0TvksL
>>91
録画してないからうろ覚えだけど
ラストステージの予告に出てくるような「ヤー!」「ムッシュムラムラ」とか言いながら奈緒子が遊んでで「レディとしてそれでいいのか」とか上田が言って、
提供のナレーションにかぶせつつ
「youがもし、嫁に行くところがないと言うなら…。………」
「言うならなんだ?」
で終わり
って感じ

94 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 21:10:45.66 ID:7Ue0EzhZ
>>92-93
!!
ありがとう!
うおお、録画しとけば良かった!!

95 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 21:45:02.08 ID:fatJs3Py
>>94
まあすぐではないが
つDVD
つ青いやつ

96 :名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 21:53:40.90 ID:yP0TvksL
今からやむ落ちが楽しみだw 
行きの車内の会話とか部屋でこんにゃく食べてるところとか、たくさんカットされてそう

97 :名無しさん@ピンキー:2014/01/14(火) 00:27:49.16 ID:odpqeBka
ところでなすびのミサンガは
パワーリングという解釈でいいんだよな?
使い方も意味も違ってたが

チラ見してたくらいだから奈緒子も
興味なくはないんだろうなww

98 :名無しさん@ピンキー:2014/01/14(火) 23:18:39.57 ID:JFgYUetW
上田の首すじに色気を感じる

99 :名無しさん@ピンキー:2014/01/15(水) 06:22:04.05 ID:6OZegTbF
むしろ映画は(ネタバレ↓)















映画開始前からテルマエ2の予告入るし
上田がとにかく色っぽくて困った
なんでシャワーなんだよ
空港で山田と合流した時の表情とか
ラストなどはもういうまでもなく

あと山田の、岩の上に座ってた時の体勢が
人魚姫の像に似てるように思えてならない
岡田眞澄リスペクトなんだろうかと
本当はすごく妄想くすぐるシチュエーションなのに
なんか切なくなってしまった

100 :名無しさん@ピンキー:2014/01/15(水) 15:41:41.37 ID:jJy+HZVx
上田が寿司屋つれてって
トクウエ!トクウエ!ってはしゃいでる奈緒子の小説読みたいです

101 :名無しさん@ピンキー:2014/01/18(土) 23:05:21.11 ID:4VRww5oa
BSプレミアムの超常現象面白かった!

阿部ちゃんとわかっていても
上田にしか思えなかったがw





そして見事に釣られてたな自分…
上田が出るというガセ情報書き込んでスマソよ…orz

102 :名無しさん@ピンキー:2014/01/20(月) 13:36:08.87 ID:tfdTu3PQ
そろそろ映画ネタバレこっちもあり?

映画見てきたばかりでこっち的妄想nrnrが止まらない

103 :名無しさん@ピンキー:2014/01/20(月) 20:01:40.67 ID:f+PwqqOj
ネタバレ表記だけしとけばいいんじゃないかな

104 :名無しさん@ピンキー:2014/01/20(月) 21:05:02.89 ID:tfdTu3PQ
桶
という訳でネタバレ自分的萌シーン





上田→山田に萌え過ぎて頭髪が矢部化した
・空港待ち合わせで山田の頭こつん
・ムッシュム・ラー村の雑魚寝の距離感と向き
・同じく雑魚寝の時の上田の謎の足の動き
(矢部達に丸見えなんだが)

そしてここの記憶喪失ネタバレ読んでしまって
それだけでネタ浮かんでは自嘲的に厨二ネタだなぁとか思ってたが
いざ見たら余計厨二妄想してしまったww

105 :名無しさん@ピンキー:2014/01/20(月) 21:44:44.87 ID:LzR+kNb4
映画ネタバレ妄想



14年の記憶がない山田に、実はプロポーズもした婚約者同士だと刷り込む上田。
エッチしてる時に巨根の衝撃で記憶を戻す山田。

106 :名無しさん@ピンキー:2014/01/20(月) 22:38:44.80 ID:tfdTu3PQ
映画バレ厨二妄想
(東〇テレビ昼ドラ的?)




記憶喪失のままだが
しばらく経つと上田の自分を見る眼差しに愛情を感じつつ
今の自分ではなく過去の自分を見ていることに切なさを感じるが、どうしようも出来ないことに苛立ちを覚える。
思い余って「抱いてくれ」と正面からぶつかるが、上田に拒絶され…

あーもう自分テラアホス

107 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 01:45:16.52 ID:JaStS8A7
映画バレ




以前「奈緒子が記憶喪失になるネタを妄想して楽しんでる」と書いたが、まさか現実になるとは
文字の力w
今回は何気ないボディタッチや雑魚寝の距離感にドキドキしてしまったよ
上田を心配する奈緒子がとにかく健気で可愛かった
船で上田の腫れ物を発見した時の「上田さんこれ!」「…キャーッ!」「うわあああ!」「キャーッ!イヤアアアッ!」がなぜか可愛くて萌えた

108 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 02:49:47.81 ID:FArbaUNE
>>107
バレ注意



その後上田の治療中に一晩あの岩の上ですごす奈緒子がかわいすぎた…

109 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 06:12:48.64 ID:mcY7u/xv
映画バレ



腫れ物で魘されてる時「山田…山田」と山田の名を呼んだり美人とか言っちゃう上田に萌えた。

ところで、上田ってよく依頼先の女性に惚れることがあったけど、
仲間由紀恵似の美人の山田に初対面時に実は一目惚れしてた、てことはないのかな?

110 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 06:44:32.30 ID:6gYhkTZh
バレ





新作SP3と映画では初めて山田が若い男やら半裸の男と仕事

一方の上田は映画で男に迫られるという最後だからか貴重なものを見たww

111 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 09:09:02.84 ID:JaStS8A7
「水飲むな、虫に刺されるな、迷子になるな」
コクン(`・ω・)
が可愛すぎてたまらん 
海外旅行に大はしゃぎな奈緒子を見てるだけで幸せ 

112 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 09:35:44.73 ID:6gYhkTZh
>>111
そこは上田がおかんというかおとんというかこの保護者め!と萌えたぎったwww

113 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 15:33:19.11 ID:2iwzgtL3
バレ










雑魚寝で謎解きしてる時の上田の足は明らかに奈緒子狙ってるw
奈緒子が気付いて足引っ込めたとしたら更に萌える

114 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 16:31:11.58 ID:6gYhkTZh
>>113





いくらヒガシも北村も居なくなったとは言え家の作り的に
物音筒抜けどころか隣に丸見えですよ教授…と思ったwww

115 :113:2014/01/21(火) 17:10:55.28 ID:2iwzgtL3
>>114
こうですね分かりますん
つかヒガシ繋がれて居たよね?









「上田」
「何だ」
「当たってる」
「当ててるんだ」
「水虫が伝染る」
「そんなものは無い」
「こそばゆい」
「嫌なら避けろ」
「……」
「……避けないのか」
「上田」
「何だ」
「へたれ。変態。童貞」
「なっ」
「……足だけで良いんですか」
「……you」

「あ〜まだるっこしい!さっさとヤらんかコラ!」
「矢部さん矢部さん!声大きいですー!」

116 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 17:28:03.95 ID:6gYhkTZh
>>115





当ててんだよワロタ
ヒガシは繋がれて隣室の矢部秋葉と一緒
でも部屋の仕切りあっても
扉もカーテンor蚊帳的なものもないから丸見えというね…

117 :名無しさん@ピンキー:2014/01/21(火) 18:19:26.59 ID:THjb5mmh
上田は出会った頃は
ほれてたかは知らないけど
奈緒子を女性として扱ってるよねw

クルマがきたときとか、
死体を見たとき、
母の泉に捕まった時も…
最初から奈緒子はかなりの変人だったはずだけど
上田は奈緒子にやさしかった。

問題は奈緒子だよ
上田がかばってくれても、
車にむかってどなってるし、
俺のことは気にするな
といわれたら、はい喋ります(即答

それでも上田は奈緒子をかげながらサポート
してるし、
気持ちを伝えようとしてるし…
アパートに入れない時もどうにかしてくれてるのに…


そして今回の映画で
上田の努力はまきもどしという

118 :名無しさん@ピンキー:2014/01/22(水) 00:11:58.47 ID:YetBC/w6
最近、食わず嫌いだったテレビシリーズ3を見て、最終回に萌え狂った。
頭ごつんとか、プロポーズとか、リアルタイムのスレがどんな反応だったのか知りたい。

119 :名無しさん@ピンキー:2014/01/22(水) 00:29:15.47 ID:E00gJoSL
romってたら見つけたけど、>>44の書き込みが映画の未来予知だね。すごいw

120 :名無しさん@ピンキー:2014/01/22(水) 01:10:06.27 ID:QFJ5Bq0e
http://i.imgur.com/UM1h8GT.jpg

121 :名無しさん@ピンキー:2014/01/22(水) 09:33:44.24 ID:wjww2B0a
映画のラスト見て滾ったにも拘らずエロなしごめん。
上田×山田




得意満面に手品を披露する自称霊能力者の女を見詰め、上田は涙腺が緩むのを自覚した。
一年間ずっと、片時も忘れることは無かった。
言いたいことはたくさんあるのに何も言葉が出てこない。
十五年前やって見せたのと全く同じ手品を披露し終えた彼女は、至極優雅に微笑んで――上田にそっと手を差し出した。
「……」
必死に我慢していた涙が上田の目の端からぽろっと零れる。
それを見た奈緒子が少し怪訝な顔をするが、上田はそれに気付く余裕がなかった。
恐る恐る手を伸ばし、差し出された華奢な手のひらにそっと己の手を重ねる。
触れたら消えてしまうかも知れない。
これは俺の願望が創りだした幻かもしれない。
そんな懸念が頭の片隅に浮かんだが、上田の手は奈緒子の手をすり抜けたりはしなかった。
触れることの出来る、質量を持った実体が確かにそこにあった。

幽霊でもいい、もう一度会いたいと思っていた女が、生きて自分の目の前にいる。

――もう我慢など出来なかった。
上田の手の中にすっぽり収まる小さな手、それをしっかりと握りしめ、立ち上がる。
「山田……山田ッ!」
奈緒子の驚いた顔を間近に見ながら、そのまま抱きしめようと肩に腕を回し……机にそれを阻まれる。
派手な音を立てて激突した机を邪魔そうに迂回した上田は、山田の正面に立つとその顔を改めて眺めた。
長い黒髪。色の白い肌。どこか硬質な印象の顔立ち。
「あ、あの……お金……、賞金……」
がめつい性格も変わっていない。一年ぶりの再会だというのに。
――まったく、この女は。
あまりにも普段通りの奈緒子に、知らず上田の唇は綻ぶ。
「賭けはYOUの勝ちだ。
 寿司でも餃子でも、すき焼きでもなんでも好きな物を食わせてやる」
言いながら、そっと奈緒子の頬に触れる。
「え、あ、いや、そのっ、すっすっ寿司っ寿司寿司餃子!?」
長身を屈め、顔を近付ける上田に奈緒子が慌てる。
意味不明に寿司と餃子を連呼しながら逃げようとする奈緒子を捕まえ、強く抱きしめる。
「山田」
名前を呼ぶと腕の中の奈緒子が大人しくなった。
「……おかえり」
奈緒子の耳元で上田が囁く。万感の思いを込めて。
抱きしめられた奈緒子はもぞもぞと身じろぎし、上目遣いに上田を見やる。
そして小さな声で「……ただい、ま?」と応えた。

   ***

一方その時、研究室の扉の外で。

「……なんや、そのまま一気にいかんかい!」
扉の隙間に張り付いて覗きをしながら矢部が悪態をつく。
その背後で石原が秋葉を羽交い締めにしている。
「兄ィ、わしも見たいよ〜」
「山田奈緒子萌へ〜……げふっ。
 あの初代もう乱入しようとしないので手を緩めて下さ……ぐほっ、がくっ」
擬音付きで気絶する秋葉。その手には『実は記憶喪失でした!ドッキリ大成功!』の看板が握られてたとかなんとか。

122 :名無しさん@ピンキー:2014/01/22(水) 13:09:32.36 ID:zEZIwG/i
>>121
全力でGJGJGJGJ 
最高です 
ありがとう、ありがとう

123 :約束 1/2:2014/01/23(木) 15:36:55.46 ID:JBFRM2ee
便乗して映画ネタ
本スレとか見てたら上田モノローグだけでエロなし。

〜〜〜〜〜〜〜

あの一連の事件から、3か月が過ぎた。

あの後、自分がどうやって帰国してきたのか、その記憶が曖昧ではっきりしない。

多忙な日々の中、大変気が重かったが、里見さんへの報告を済ませ、気付いたらあのアパートの前にいた。


―――もしかしたら、すれ違いに帰って来ているかも知れないと、我ながら非科学的な事を思いながら。

だがしかし、当然部屋の主はいつ行っても戻ってくる気配はなかった。



胸の貧しい、いやしくも根性がねじ曲がった食い意地の張った欲深い女が、俺の前から姿を消した。

たったそれだけの事だ。

むしろ体よく厄介者払いが出来たと、この先社会的義務として付き合わなくても良くなったことを、両手を上げて万歳三唱し、赤飯を炊き、尾頭付き鯛を焼いて祝うほど喜ぶべき事なのだ。


なのに何故、



―――何故、こんなにも。



多忙な日々の合間、時々あのアパートを訪れては一人、茶をすする。
たまたま、渡航前に山田がいつものように家賃滞納していた為、それならと寛大かつ偉大な俺は前もって、大家さんに家賃を1年分まとめて払っていた。単純な厚意だ。

ただ、支払いがうっかり帰国後になってしまったのは、大家さんに対して大変すまないとは思ったが。

124 :約束 2/2:2014/01/23(木) 15:38:40.46 ID:JBFRM2ee
自分の部屋とは違う場所に身を置くのは、より明晰に脳細胞を活性化させる為、そう、必要性からなのだ。


部屋のインテリアをそのままに残しているのも、以前と変わらぬ環境が一番いいという事以外、特別何もない。
強いて挙げるならば、里見さんの母心に対する気遣いだ。

決して、未練などという感傷によるものからではない。


だが、世界はこの天才上田次郎を放っておいてはくれない。
日々問題は山積しているのだ。
それに対して多忙な中でもベストを尽くさなくてはいけないのだ!

ベストメガネドレッサー賞に科学と人類大賞やノーべル物理学賞etc…全ての賞と名のつくものも、俺の受賞を今や遅しと待っているのだから。


それに、俺は義理堅い男だ。



もしも………もしも、
一年後、彼女が本当にあの約束通り。



その時は…


その時こそ、俺は君に―――

<END>
以上です。

125 :名無しさん@ピンキー:2014/01/23(木) 20:47:01.71 ID:TudX8pJz
>>123
萌えるよりも先に、あの後上田がどうしたのかというのが綺麗にまとめられてて驚いた
1年分の家賃を払う上田泣けるよ…
神がたくさんいて嬉しい
ありがとう

126 :名無しさん@ピンキー:2014/01/24(金) 13:52:00.46 ID:yBhHj/a8
映画バレ







洞窟地下の着火場所、あれ一段高く設えられてなんだか門のようだったけど
あそこで火をつける=門構えに火、っていうことでいいのだろうか
火をつける呪術師の行為そのものが「門構えに火」って事でいいんだろうか
そしてこのスレ的には上田を逃がすためでもあるから、
山田の着火行為=「門構えに火」=上田へのメッセージってことでいいんだろうか

見終わっていろいろ思い出しながらそこに気づいて泣いた
深読みすぎたらごめん

127 :名無しさん@ピンキー:2014/01/24(金) 14:50:11.72 ID:aDSUawy8
>>126
深い読みで面白いね
�dくす

128 :名無しさん@ピンキー:2014/01/24(金) 19:37:28.55 ID:VApXqkDp
矢部視点 
映画ネタバレ注意 



爆音が収まったのを確認して外に出てみると、村人たちが神妙な顔で集まっていた。
静かに何かを告げ、ゆっくり立ち去っていく。

「…なんて言うてたんや?あいつら」

加賀美は目を伏せたまま、小さく呟いた。

「…『ボノイズンミは我々を守って死んだ』と」

死んだのは目の前で確認したというのに、今さら何を言いだすのか。
…いや。待て、――「今」の、ボノイズンミは

「…や…矢部さん…」

呆然としている秋葉を連れ、あの洞窟に向かった。
あの女が死ぬとは思えない。
けろっとした顔で帰ってきて、上田先生とじゃれ合っているに決まっている。

「…先生…」

洞窟の奥、上田先生は静かに岩をかき分け、土を掘り起こしていた。
血の滲んだ指先。
顔を伝う水滴は、汗か、それとも涙だったのか。
声を掛けることができなかった。

129 :名無しさん@ピンキー:2014/01/24(金) 19:40:45.69 ID:Tda6gSAZ
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄

130 :名無しさん@ピンキー:2014/01/24(金) 19:42:09.15 ID:VApXqkDp
帰国後。
事件の報告や後処理で慌ただしい日々を過ごし、数週間ぶりに駄菓子屋に立ち寄った。

「……!!矢部くん。お帰りなさい」

警視総監の娘が、強ばった笑顔で俺を迎える。
総監や秋葉から何か聞いたのかもしれない。

「…土産、遅なったけど」
「…嬉しい。ありがとう…」

お喋りなこいつにしては珍しい沈黙が流れる。
何をするでもなくぼんやりと駄菓子を眺めていると、ガサガサと袋を破る音がした。

「矢部くん見て!どう?似合う?」

小さい体に似合わない、アンバランスなマスク。
思わず吹き出した。
――久しぶりに笑った。

「…矢部くん!」

小さな体が、ぎゅっとしがみついてくる。
マスクを外してやると、ぼろぼろと涙をこぼしていた。

「な、何や?どうした」
「…無理して笑わなくていいんだよ」
「…お前が笑かしたんやろ。子供が気ぃ遣うな、アホ」

頭を撫でてやりながら、ふと、棚の陰に落ちている一枚の紙に気付く。
床に屈んで覗き込むと、薄汚れたトランプだった。
以前あいつが来た時に落としていったのだろうか。

――山田。

山田。

「……山田。…山田…!」
「…矢部くん」

立ち上がれなくなった体を、小さな手がそっと撫でている。
あれから一度も口にできなかった名前を、ただひたすら呼び続けた。

終

131 :名無しさん@ピンキー:2014/01/24(金) 20:11:42.62 ID:1SKNxAKo
>>128
GJ!
平静装ってるけどダメージ喰らってる矢部萌え
未来ちゃんいい子だなぁ

132 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 17:59:54.53 ID:W0cU4N61
秋葉視点も書いてみようかな
秋葉の初登場の時って奈緒子に萌えてるだけだったけど、映画では普通に会話しててなんか空気感が良かった 
パーフェクトBOOKで「自分の中の裏設定はありますか?」みたいな質問があって、
秋葉の中の人が「萌えーって言ってるだけじゃなくて、本当に奈緒子さんのことが好きなんです」って言っててキュンとしたw
それからは秋葉の一歩引いた片思いに萌えてる

133 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 20:21:43.90 ID:NEAxeq80
>>132
>本当に奈緒子さんのことが好き
なにそれ萌える
秋葉視点読みたい是非是非

134 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 20:53:57.06 ID:kO7ShDpv
秋葉の「奈緒子さん」っていう呼び方がすごく可愛くて好き
一応バレなので改行











小説だと「奈緒子さん、矢部さんを見捨てないで」って台詞があって萌えたんだけど
映画では絡みが少なくて残念

135 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 21:16:16.81 ID:W0cU4N61
バレ注意

>>134
矢部に奈緒子が「助けたら本当になんでも言うこと聞くのか?」って言ってるけど、
その前に「言うこと聞く」って言ってるシーンがないからカットされてるんだろうね
やむ落ちで復活求む!

「奈緒子さんどちらへ?」もなんか良かった 
優しい…

136 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 23:12:12.23 ID:zpBC/3yz
流れ豚斬りスマソ

劇場版2見返してたら
曲と共に荒川河川敷でほのぼのつか爽やかなEDだよなあと
何気にラッキー・マリア歌詞検索



最後のフレーズ
「忘れずにいてね
輝く未来を」

ラストステージ後の今は本当に切ない

137 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 23:15:03.28 ID:zpBC/3yz
スマソ
最後抜けてた

「忘れずにいてね
輝く未来を信じて」
だった

138 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 23:17:10.52 ID:dgp+gD+m
>>136
あーそんなことを聞くとエンドロールと上田の顔を思い出して
また観たくなるジャマイカ

139 :名無しさん@ピンキー:2014/01/25(土) 23:40:38.50 ID:tsMcjfCG
TRICKって言ったら鬼束だ、とは思うけれど
あれ歌った人、呼ばれてないんだよな、舞台挨拶…

140 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 00:03:50.71 ID:W0cU4N61
バトルロイヤルの月恋歌もいい 
歌詞全体が二人を現しているから全文読んでほしい

141 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 00:09:38.93 ID:cD05/EjH
>>140
ラストステージ観た後、月光とおんなじくらい月恋歌聴いてる
歌詞聴いてて山田と上田の姿しか出てこない

142 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 00:15:59.20 ID:dtlxQbk3
>>140
いいね

143 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 00:24:02.88 ID:pubC3BOl
月恋歌、鬼束の歌だと思ってたら違う人なのね。
歌声や曲の感じが似てる。

144 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 03:08:53.69 ID:b31fe+Nb
ラストステージ身に行ってからの余韻でドラマ初期から見てるんだけど
スキャットのときの矢部に見つかって上田のワキから手出してはっはっはーとかやってる奈緒子かわいいよ奈緒子

145 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 08:42:48.55 ID:w1HlKke1
秋葉視点
映画バレ注意 



温泉からの帰り道。
未来ちゃんが「パパに電話したら、記憶喪失の女の人の名前がわかったって」と慌てた様子で報告しに来た。

「…山田奈緒子さん、だって」

矢部さんは「よくある名前や」と言いながらも搭乗手続きを済ませ、
僕ももちろん、信じてはいけないと思いながら矢部さんについていった。

「…山田、奈緒子さん…?」
「…はい?」

矢部さんが「お前が見てこい」と頑なに言うので、仕方なく部屋を覗き込んでみた。
奇跡だ、と思った。
一目惚れした、大好きな人が再び目の前に。

涙が止まらなくて、
言葉にならなくて。

「…もう大丈夫ですよ。僕らは奈緒子さんの知り合いです」

戸惑った顔で頷く奈緒子さんは、まるで別人だった。
何も覚えていないのかと心配したけれど、話をするうちに、15年分の記憶を無くしていることがわかった。

「まあ確かに、昔のあいつは陰気やったな。アホやったけど」

その時は気がつかなかったけれど、
『今』の奈緒子さんにとって、矢部さんや上田先生より先に知り合ったのは僕なんだ。

「秋葉さん」

顔を見せると、奈緒子さんが僕の名前を呼び、少しだけほっとしたように笑う。
それだけで幸せだ。
矢部さんと相談して、奈緒子さんが見つかったことは上田先生にはまだ知らせていない。
でもきっとすぐに、二人は出会う。
その時奈緒子さんが笑っていてくれたら、僕は幸せだ。

おしまい

146 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 10:01:02.61 ID:pubC3BOl
>>145
GJ!秋葉切な可愛いよ秋葉。

147 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 10:59:35.64 ID:9D/qCjZm
>>145 みすみす有利な立場をふいにして、それでも幸せって・・・いい奴だ・・・GJ!

148 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 12:46:46.55 ID:2c7QjrYY
>>145
GJ!
折角先に知り合いになったのに…秋葉…!

149 :月光1:2014/01/26(日) 14:26:49.41 ID:YPcCKbAa
月光が頭から離れないので書いた
反省はしていない
タイトル入れるのでバレが駄目な方は避けて下さい



「さよなら」

彼女の声を最後に聴いてから、随分時間が経った。
彼女は家族でも恋人でもなかったから、傍に居ない時間の方が、圧倒的に長い。
それは、彼の輝かしい人生の片隅に、何時の間にか紛れ込んでいた異物。
けれど、埋めようとすればする程、その空白に、潰されそうになる。

大学からの帰途、ひとり愛車を走らせる。
助手席に座る彼女の横顔を思い出す。
いつも変わり映えのしない、野暮ったい髪型と服装で、とても楽しそうとは言えない顔で。
振り払う様に頭を振り、カーラジオのスイッチに手を伸ばした。
先日受けた、『第31回人類と科学大賞・候補者に訊く』というインタビューが間も無く放送される筈だ。
スイッチを入れると、まだ番組は始まっていないらしい。
ピアノの旋律が流れ始めた。
何という歌手の歌だったか。懐かしい歌だと思った。

150 :月光2:2014/01/26(日) 14:31:54.27 ID:YPcCKbAa
───目的の村へ向う途中、彼の話に飽きたのか、彼女は無言でカーラジオのスイッチを入れた。
ピアノの旋律が流れ始める。
「あ。この歌」
「好きなのか」
「いや。聴いたことあるなって」
「時代劇しか観ないyouは知らなくても無理は無い。これは今流行りのドラマの」
「お前、ドラマとか観てるのか。意外だな」
「学生はこういう物が好きだからな。彼らとコミュニケーションを取るのも仕事の裡だ」
「へー」
「3歳でピアノを弾き熟しモーツァルトの再来と呼ばれた俺としては、こういうった音楽は……ってyou、何してる」
「何か食べ物ないか。腹減った」
「我慢しろ。鞄を漁るな!財布を出すな!カードを抜くな!」
彼女の頭を小突いた。
どうにも間の抜けた空気の車内に、場違いに切ない歌声が流れる───

彼女と出会った頃に流行った歌だ、と思い出す。
昔と呼べる程の歳月を伴った思い出。
けれど、彼女の記憶に伴うのは、生々しい喪失感。
痛みは、彼女を運命から攫えなかった、あの時の侭だ。
静かにピアノの旋律が流れる。
切なく、それでも強い歌声が結ぶ。

『こんな場所で どうやって 生きろというの』

いつか痛みさえ喪えば、その答が出るのだろうか。
審判の日が来る。

<了>

151 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 19:40:09.89 ID:w1HlKke1
ほのぼの秋葉×奈緒子さんを書いてみた
映画より前のお話
季節は春です


春だ。
春はいいなあ。陽射しも気持ちいい。
捜査をサボっている矢部さんを探しがてら川辺をふらふら散歩していると、可憐な女性の姿が目に入った。
地面に這いつくばっている、あの美しい黒髪と清楚なロングスカートは!

「奈緒子さあああん!」
「うおっ、秋葉」
「はい秋葉原人です!捜し物ですか?手伝いますよ!」
「…これ」

手に握られていたのは、つくし。
そっか…つくし取ってたのかあ…。可憐だなあ。
可愛い。奈緒子さん可愛い!

「春らしいですねぇ」

タンポポとかも似合うんじゃないかなあー、と周囲を見渡していると、
奈緒子さんは誇らしげにビニール袋を抱えて見せてくれた。
つくし、大量すぎやしませんか、奈緒子さん。

「すごいだろ。佃煮にするんだ」
「食用!?」
「手間はかかるけどウマイから」
「へえ。僕、食べたことないんですよ」
「食べてみるか?」
「え!生で!?」

奈緒子さんの無茶ぶりになら応えてみせる…!!
つくしを口に含もうとしたところで、奈緒子さんが鞄からタッパーを取り出した。

「夕方まで粘ろうと思って弁当作ってきたから」

つくしの佃煮、卵焼き、おにぎり。
シンプルなお弁当。

「い、いいんですか」
「一口だけですよ」
「もちろん!もちろんです!いただきます」

奈緒子さんと二人きり。
奈緒子さんの手作りお弁当。
奈緒子さんの箸。
ああ、こんなに幸せでいいんだろうか。

152 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 19:42:13.77 ID:w1HlKke1
「んん!美味しい!美味しいです、すごく。
奈緒子さん料理がお上手なんですねぇ」
「…卵焼きも食べていいぞ」

あれ。奈緒子さん、照れてますか?
可愛い!萌え…!

「はあ…幸せ。ごちそうさまでした」
「……秋葉っていい人なんだな」

えっ。
奈緒子さん、それは。
そのお言葉の真意は。

「上田みたいに文句ばっかり言いながらバクバク食べる奴とは違う」

ですよねー!
上田先生が基準ですよねー!

「あんなにあったら3日はもつと思ってたのに、昨日で全部なくなって。
『家賃を払ってほしければ、次は卵とじと天ぷらも作れ』って言うし」

そうか、上田先生は奈緒子さんの手作り料理を日常的に食べているのか。
そしてリクエストまで…!
上田先生め…!!

「こんなに料理上手で優しい奈緒子さんに酷いことを…。
じゃあ、僕が昨日の分もたくさん取ってあげます。
奈緒子さんがおなかいっぱい食べられるように!」

せめて、僕にしかできないことをしよう。
上田先生や矢部さんにはきっとできない、「素直に褒める」「すすんで協力する」。
ほら、奈緒子さんは嬉しそうに笑ってくれる。

「お前、やっぱりいいやつだ」

萌えー!

おしまい

153 :名無しさん@ピンキー:2014/01/26(日) 20:22:03.84 ID:2c7QjrYY
>>149
月光の歌詞の破壊力凄いよね
映画の後だと尚更涙腺にくる…

>>151
素直に好意示してくれる秋葉って貴重な癒しキャラだな!
ほのぼのしたGJ!

154 :名無しさん@ピンキー:2014/01/27(月) 21:15:24.12 ID:R4gj+IIb
>>151
山田が貴重な食料を分けてあげるなんて…秋葉は幸福者だな。ほのぼの萌えー。

155 :名無しさん@ピンキー:2014/01/27(月) 21:34:14.69 ID:BNBYZzd4
>>151
秋葉がすごく健気で読んでて泣いてしまったw
秋葉いいやつだ

156 :名無しさん@ピンキー:2014/01/27(月) 21:53:40.05 ID:JnMqk6gA
初登場の頃は、秋葉×奈緒子に萌えを感じる日が来るとは全く思っていなかった

157 :矢部山:2014/01/28(火) 14:41:52.27 ID:EfFdHHO2
誰か甘めの矢部山か石山を書いてくれ

158 :名無しさん@ピンキー:2014/01/28(火) 17:27:35.70 ID:zpiGsJO0
>>157
エロなしでよければ今ちょうど書いてる

159 :名無しさん@ピンキー:2014/01/28(火) 19:57:09.03 ID:+L84hy/s
>>158
正座して待機しております

160 :名無しさん@ピンキー:2014/01/28(火) 20:25:10.67 ID:zpiGsJO0
上田の研究室のドアに手をついた奈緒子に立ちバックで攻める矢部が見たいと最近思ってるんだけど、
どうやってその展開に持ち込めばいいのか全く思いつかないので誰か書いてほしい 

161 :矢部山:2014/01/29(水) 11:50:21.86 ID:3GuNLCto
正座待機。いつでも投稿頼む

162 :名無しさん@ピンキー:2014/02/03(月) 05:17:41.70 ID:FC5NnVkM
>>160
それは例えば上田が会議とかで留守の間に、山田が上田の用意してた媚薬入りコーヒーかなにかを飲もうとしていたところを、
事件のアドバイスを請いにやってきた矢部が「喉かわいたんじゃ、ええやろ減るもんじゃ無し」とうっかり飲んじゃうとか。
ーーー
あるいは、
矢部が立ちバックのレイプがらみの怪奇事件を持ってくる。
矢部「先生、気づけば女子を犯してまう『子種ズボン』って本当にありえるんでしょうかねえ?」
上田「子種ズボン?」
矢部「いや、なんかこの間つかまえたちんけなレイプ犯がね、俺は無実や、悪いんは穿いてたズボンのせいや、って。
なんでも満員電車の中で女性と密着しとったら、いつのまにかどちらも着衣しておったにも関わらず女性が潮吹いてぶったおれて、おまけに中だしされておったんですわ」
上田「詳しく。特に科学的検証のため、行為の部分は詳細に」
山田「それ、おまえが聞きたいだけだろ!」

けど詳細を語るものの、山田も上田もピンとこなすぎて、矢部、着衣で実演。
→矢部のズボンが実はこの「子種ズボン」だったためにいつの間にか挿入される山田。
→でも、着衣してるので気づかない上田は「ふーむ、仮説として例えば、欲情した股間の熱によってズボンに仕込まれた形状記憶合金が男根を形作り……」などと暢気に考えている。

……という展開は思い浮かんだけど、エロがかけないのでここまでで私は置いていく。すまない。

163 :名無しさん@ピンキー:2014/02/03(月) 15:06:24.14 ID:DZGmIQuh
吹いた、上田www

164 :名無しさん@ピンキー:2014/02/03(月) 19:26:41.22 ID:m74hFR3T
気付け上田いや気付くな上田www

自分も160のネタでバレンタイン絡みの話を書いてる
遅筆なんで間に合うか分からんが

165 :名無しさん@ピンキー:2014/02/03(月) 19:46:50.28 ID:jQqylFTm
矢部山の甘甘書いてるって言った者だけどどうしても矢部が「こんなの矢部じゃない…」みたいになってしまって全然すすまないw 
他の神に期待

166 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 10:53:16.57 ID:EprMDuVQ
矢部山?上山?エロではないです。(たぶん)超ss


山田は綺麗になった。示し合わせているわけではないのに定期的に山田はワシの前に現れる。
色気というものは皆無だが、なぜか人を惹きつけるものがある。(仕事以外で)

そんな山田といつからか体の関係を持つようになった。きっかけは本当に些細な言い合いからだった。
だが抱いても抱いても心が手に入った気がしない。それがまたワシを煽った。
いつまでも少女のような山田が欲しくて仕方がなかった。

それはきっとあのセンセも同じやったんやろう。







続きは要望があれば書きます。初ssなもんですからいろいろと間違ってたり読みにくいと思いますがご了承ください。

167 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 10:59:03.80 ID:yVls7M2o
>>166
上田と付き合い始めたかセックスするようになって綺麗になったとか?続き気になります!

168 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 12:33:48.11 ID:EprMDuVQ
続きの要望が出たので書きます。 trickのcpでは一番矢部山が好き。もっとエロパロ増えろー。





「これ以上私の助手にちょっかいを出すのはやめてもらえませんか。」

センセの目はいつもより鋭く殺気のようなものさえ伝わってくる。
センセは、高学歴、高身長、高収入と3kとやらをそろえているのにも関わらず一回りも年下の山田に骨抜きにされている。
こんな愚かなことはないが、相手が山田なら仕方がないと思う。
アイツはそれくらい魅力的な女になった。

「わかってるとは思いますが、山田は私のモノですよ。」
「一回りも年下の女によくそこまで夢中になれますねぇ。センセぐらいものすごいお方ならもっとそれ相応な女のほうがお似合いになると思いますけど。世間的にも。」
自分でも痛いとこついたなと思ったがセンセは顔色一つ変えなかった。
ワシの方が山田には合っとる。
なのに、いつまで山田を手放そうとしないセンセに正直イラついていた。



ちょっと休憩。※このお話に山田は出ません。

169 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 12:50:18.04 ID:EprMDuVQ
「何を言われようが構いませんよ。山田は渡しませんから。」
「でしたら縛りつけておいたらええやないですか。そしたらこんな風にワシにも忠告せんでええし。」

「子供ができたんですよ。」
「・・・は・・・?」

一瞬何を言われたのか理解できなかった。
ようやく理解した時にはセンセは勝ち誇った顔で笑っていた。

「わかりましたか。これでもう山田と矢部さんの関係は終わりなんですよ。」

そういうことで、とセンセはワシの肩を叩いて歩きだした。
子供ができたら流石にワシも引き下がると思ったのだろうか。山田とその子の幸せを思って身を引くと。
そんなわけないのに。

「・・どっちの子でしょうねぇ。」

センセの歩みはピタリと止まった。
ゆっくりと振り返るセンセの目からはさっきよりも数倍強い殺気が出ていた。


「ワシもいっぱい出してしもうたし。でも山田が望んだことなんで仕方がないですよねぇ。」
「・・・・・矢部さん・・・・。」
「どっちの子かは生まれてからのお楽しみですねぇ。」

ぐっと眉間にシワを寄せたセンセの肩を、今度はワシが叩いてその場を後にした。
山田の腹にガキがいる。
どちらの子かはわからないがガキができたのだ。

センセはやっぱり甘い。
ガキができたから身を引くなんて、ワシはそんなええ人やない。

「さぁーて、これからどうしましょか・・・。」

ハッピーエンドになんてさせやしない。

170 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 12:52:23.57 ID:EprMDuVQ
頑張ったぁ。
私にはこれが精一杯です。
いろいろと間違っているとこもあると思います。

誰か私に矢部山を下さい!!!

171 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 13:52:26.19 ID:75oAVBya
GJ! ラスト付近は矢部の慇懃無礼っぽいかんじの声で脳内再生してた!

172 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 14:07:33.31 ID:EprMDuVQ
コメントありがとうございました。
これからも精進します。

173 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 15:00:08.02 ID:yVls7M2o
山田は二股なの?そういえばキャラには血液型の設定はあるっけ?

174 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 15:48:59.41 ID:EprMDuVQ
山田はたぶん両方好きという感じで書きました。
山田は二股とか考えてないと思う。
ただ両方欲しいだけ
公式で血液型は出てなかったはず

175 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 15:53:23.73 ID:EprMDuVQ
矢部山もうまいが石山もうまい。
神よ、どうか石山のエロパロを・・・

176 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 15:55:20.03 ID:1/JBr56m
とりあえずsageよう

177 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 17:46:01.60 ID:ho94xg5C
なんか香ばしいの湧いてるな

178 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 17:51:13.17 ID:skDh2MSw
きもちわるい

179 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 18:35:24.70 ID:yVls7M2o
ラストステージその後の上山でエロってこっちもシブにも個人サイトでもなかなか見かけないな。
あの後の上山でエロが見たい…。小説書けない自分が悔しい。

180 :名無しさん@ピンキー:2014/02/04(火) 19:00:34.76 ID:1/JBr56m
>>179
海路の日和

181 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 02:41:34.82 ID:grsYuN1O
そういや節分すぎたけど奈緒子は太い恵方巻き食べられたのかな

182 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 02:51:33.81 ID:J+g9iOD5
雪降ってるの見て思いついたお話 
矢部×奈緒子
映画より後の設定でもいいんだけどたぶん前かな


最近は偶然出先で会うことが多かったが、久しぶりに先生の大学に来ている。
研究室の扉を開くと、案の定こいつの姿があった。

「あ。矢部だ」
「おう。先生は」
「まだ講義中ですよ。それより矢部さん、こっち!見てください」
「何やねん」

急かされて窓際に向かう。

…あ。雪や。いつの間に。

山田はうっとりとした顔で窓の外を眺めている。
少しだけ女らしく見える横顔と、窓の外を交互に見つめた。
こいつは時々、子供のように見える。
こうしてはしゃいだり笑ったりしている時は、
なんちゅうか、意外と……可愛い―――

「ほら、こんなところに焼き芋屋が来てる!珍しい!」
「…お前なあ!」

脱力して山田の額を叩いた。
俺の財布を狙っているのか、目がキラキラ輝いている。

「お前、まさかワシに買いに行けっちゅうんか」
「寒いから走ってこい。今日はバイトの給料が入ったから、矢部にも一本おごってやる」
「…なんやて?」

山田は自慢げに千円札を差し出す。
丹念に透かしを調べた。本物のようだ。

こいつの食欲はよく知っている。
金がないことも、人に優しくするなんてないということもよく知っている。
調子が狂う。
こいつは、時々ようわからん。

「これで貸しひとつ。今度なんでも言うこと聞け」
「ああ?ワシがお前に今まで何百も貸しとるっちゅうんじゃボケ!ほら行くで」
「待て!コートを着させろ」
「うるさいわ、走れ!」
「芋ー!」

無邪気なのか、強欲なのか、素直なのか、あまのじゃくなのか。
やっぱりこいつはおかしい奴で、やっぱり可愛いのかもしれん。

おしまい

183 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 18:57:25.41 ID:kUuzBMtZ
焼き芋屋wwいかにも山田っぽいw GJ!

184 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 19:25:54.94 ID:J+g9iOD5
雪シリーズ 
上田×奈緒子 

雪が降った。
次郎号を大学に置いたまま、山田のアパートに向かう。
お手製の土産を作りながら。

「上田…何しにきた」
「ほーら、雪だるまだよ」

手のひらサイズの小さな雪だるまを、山田は訝しげに眺めていた。
そして俺の器用さを褒めたたえようともせず、たらふく飯をおごらせた。
感謝の言葉もない。山田はそういう奴だ。
玄関先に置いておいた雪だるまはいつの間にか見当たらなかった。
まさか食べてしまったのだろうか…。

あれから1週間。
心優しい俺は、また山田の家を訪れた。
前日、食べるものを寄越せと大学に乗り込んできたからだ。
恵んでやった食糧は残っているのかと、冷蔵庫を確認する。

「……you、これは」
「わあっ!勝手にあけるな!!」

狭い冷凍庫の中、小皿に乗せられている小さな雪だるま。
この艶やかな丸い雪玉、細かく細工された顔。
間違いなく俺が作った物だ。

「……か、かき氷にしてみようと思って。
入れっぱなしにして忘れてただけです」
「それは違うな。昨日youに恵んでやった冷凍餃子が雪だるまの奥に入っている。
つまりyouは一度雪だるまを外に出し、餃子を入れ、もう一度大事に雪だるまを」
「帰れ馬鹿上田!捨てる、捨てますこんなの」

山田は俺が掲げた雪だるまを奪い、俺を睨みつける。
ふ、涙目じゃないかyou。
恥じらうというのはいいことだ。

「捨てろ捨てろ。そして…ほら、これを飾るといい」

185 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 19:26:54.65 ID:J+g9iOD5
小さな袋を山田に差し出す。
山田は袋の匂いをかぎ、座布団に座ると、袋を乱暴に破いた。

「…スノードーム?」
「好きだろう、こういう細々した飾りとか。雑貨とか」
「好きですよ。好きですけど。なんなんですか、このろくでもないデザイン」

特注品だ。
次郎号と俺の精巧なフィギュアに雪が舞う、芸術的なスノードーム。

「よくできてるだろ」
「よくできてるからろくでもないデザインだと言ったんです」

そう言いながらも、振り回しては雪が舞うのを眺めている。
気に入ったか。素直じゃないやつめ。

「はっはっは。どういたしまして」
「…私、まだありがとうって言ってませんけど」
「…『まだ』?」
「っ!!……ありがとう、ございます」

山田は悔しそうに唇を噛む。

机の隅の雪だるまは、まだ溶けていない。
山田の部屋は寒いからな。
俺は心優しい人間だ。
山田がスノードームに夢中になっている間に、もう一度冷凍庫にしまってやるとしよう。

おしまい

186 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 21:16:24.12 ID:4Pv26TEJ
可愛いなぁもう!!GJ!!

187 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 21:50:44.69 ID:9uOVttiv
>>185
どっちも可愛すぎる。好き。

188 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 22:10:29.24 ID:547Xp/tc
ありがとう
スノーな話なのにほっこりした

189 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 22:18:13.77 ID:kUuzBMtZ
GJ! 素直じゃない山田もやさしい(?)上田も可愛いなあ!!
<注:以下、SS読んで沸いた妄想>

 雪だるまを冷凍庫にしまった上田先生がスノードームを見に行ったら、山田が傾けてたせいで上田フィギュアだけが見事に雪で埋まってたりして……
山田「凍死」
上田「You……」

190 :名無しさん@ピンキー:2014/02/05(水) 22:59:11.34 ID:J+g9iOD5
>>189
くっそわろた 
ありがとうw

191 :名無しさん@ピンキー:2014/02/08(土) 11:57:41.28 ID:+/+o/2Sn
上山田が好きだったはずなのに、いつの間にか矢部山を求め始めている。おかしい。
以下矢部山投下。ほのぼのしたのが書きたかったはずなのに。

192 :ややこしい事 1/3:2014/02/08(土) 11:59:46.26 ID:+/+o/2Sn
まーた、ややこしい事件に巻き込まれそうやなぁ。
そう感じると、自然と大学へ、上田の元へと足が向かう。山田も居るやろか、そんなことも脳裏にかすめる。
「何期待しとんねん」
会っても喧嘩ばかり、だいたいあいつのせいで、何度危ない目にあったことか。それでも、奈緒子のことがやけにちらつくのは何故だろう。
「嫌よ嫌よも好きのうち、ってか?」
あー、阿呆らし。1人悪態をつきながら、上田の個人部屋のドアに手をかける。
「センセーェ、ご機嫌うるわしゅっ、って何しとんねん山田」
「へっ?!やややや、矢部さんっ?!」
ドアを開けると、そこには今まさに思っていた女性がいた。
「まーっ、どこにでも現れよってコイツは」
毛布を身体に巻きつけ、やけに慌てふためいている。
「や、矢部、いいか、これ以上こっちへ来たら、来たら死ぬぞ」
「なに阿呆なこと言うとんねん」
「き、来ちゃだめ!何にもいないわ!なんにもいないったら!」
毛布に隠れるようにもぞもぞしている。頭隠して尻隠せず、悲しいことに生足が毛布からはみ出ている。
「ったく、何隠しとんねん。お前に隠すもんなんかあるかーい」
ずかずかと踏みより、怯えた奈緒子の毛布を奪い取ろうとした時、何かが側に落ちているのを矢部は拾い上げた。
「なんやこ...うわぁっ」
「あっ、」
拾い上げるとほぼ同時にそれが何か気づき、床に投げた。
「なんでこんな所にこんなモンが落ちてああぁお前らまさかここで」
「うー、上田のやつ。だから処理はきちんとしろとあれほど......!」
落ちていたのは、使用済みのスキンだった。
「うえー、触ってもた、触ってもた!えんがちょきった!と......あっ、ということはまさか山田お前、その毛布の下」
「そ、そうですよ。だから早く出て行ってください。あ、でも一応下着だけはつけていますよ」
どうやら隠していたのは、奈緒子自身であったようだ。
「大学でなんちゅーことをしとんのや」
「しょうがないじゃないですか!だって上田さんがトクウエおごってやるっていうから仕方なくここまで来て」
「なんや呆れた、寿司につられたんかいな!」
「そ、そんなんじゃないですけど......食べ終わったら、その、なんか、そういう雰囲気になって」
「どんな雰囲気じゃーい!」
「どんなって、そんなのどうでもいいじゃないですか。着替えちゃいますから、出て行ってください」
食って、ヤって、講義ってどないな身体しとんねん。その時、矢部の中で鎌首がもたげた。
「あー、上田センセはどこにおるんや?」
「上田先生なら授業で当分帰ってきませんよ。その後補講もあるらしくて。それが解ったならもういいでしょう、早く出て行ってください」
目の前には、あられもないであろう姿の山田が居る。そして、上田もまだ当面戻ってこないという。天使と悪魔がささやく。
「えぇい、辛抱ならん」
悪魔の圧勝劇である。

193 :ややこしい事 2/3:2014/02/08(土) 12:00:39.69 ID:+/+o/2Sn
毛布は剥ぎ取られ、悲鳴を出されないようにか、口で口を塞がれた。
「んっ?!」
突然の出来事に驚き、目を見開く奈緒子。必死に抵抗するものの、力強く押さえつけられそう簡単には抗うことはできなかった。徐々に舌が侵入してくる。
「ん~っ、んっ~!!!」
息が苦しい。必死の抵抗も虚しく、こじ開けられ、舌を舌で絡めとられた。噛みついてやろうと試みるものの、何故か矢部だと思うと出来ない。それでも、感じている自分が少し嫌だった。
「はぁ、はぁっ......なんてことをするんですか、矢部さん」
息も絶え絶え、今度は首筋を舐ってくる。
「ええやないか、もう」
よくはない。一体どうなっているのだ。
「なんや、下着ってシャツとパンツだけやないか」
面倒くさくなって、ブラジャーは後でいいやと思い、シャツとパンツだけを着用した自分がとても恨めしい。薄いシャツ越しに、乳首をつねられた。
「にゃっ......」
「感じる時もそんな言葉なんかいな」
ニヤニヤと意地が悪く見つめてくる。コリコリと指でなじったり、あま噛みをしたりと、だんだんと奈緒子の余裕は奪われていく。他の所は触れない、触れてくれない。頭の奥がじーんとしてきた。
「苦しそうやな、それとも、気持ちええんか?」
「はぁっ、ふにゅぅ、そんなわけ、あるか」
あれ? 違う、ちがうの。
「そんな顔で言うても、説得力ないで」
あぁ、じれったい。
「直接触ったら、もっと気持ちええかもなぁ」
布越しじゃなくて、もっと。
「こんな姿を上田センセが見たら、どんな反応をするやろ」
もっと、もっと、もっと、
「もっと、気持ちよくさせてください......」
わたしは

194 :ややこしい事 3/3の1:2014/02/08(土) 12:04:23.92 ID:+/+o/2Sn
あいつが堕ちた。
奈緒子は矢部の手をとり、自分のシャツの下へと拱いた。
「仰せのとおりに」
シャツをめくりあげ、思いきりくらいついた。
「あぁぁっ」
奈緒子の吐息がもれる。いつの間にこんな艶かしい女になったんや。舐り、いじり、あま噛みし、奈緒子の反応を楽しむ。
「だめです、だめ、おかしくなる」
「こっちでこんなんなるなんてなぁ、下なんて、どうなっとんのやろ」
パンツの上から触っただけで、ぐちょぐちょなのがわかる。パンツをずりおろして、ぬらぬらと光る秘部をひと撫でする。
「こんなにして、センセーでもワシでも誰でもええんか?」
奈緒子は違うと必死に首を横にふる。こんな美しい表情を、センセはいつも見てんのかいな。妬けるわー。
「なァ、そろそろこっちも我慢の限界やねんけど」
キスをすると、奈緒子は小さくうなずいた。
手を引き、上田の机まで連れていく。 いつも上田が使っている椅子に矢部が座り、その上に奈緒子を座らせる。
「いつもセンセはゴムつけとったんか?」
コクリと頷く。じゃ、ワシはつけへんで。矢部は奈緒子の中に熱り勃ったものを入れ、ゆっくりと動きはじめた。
なにがどうなろうと知ったこっちゃない。奈緒子はもうワシのもんや。
「ナマは始めてかいな」
「はじ、めて、ですっ」
もう、元には戻れない。
「んんっ、あっ、あっ、はぁあっ」
ずちゅ、ずちゅ、という水音と喘ぎ声が響く。柔らかな粘膜が、矢部のものを締め付ける。お互い、一心不乱に快感を求め合う。
ずっとこうしてやりたかった。山田が上田と懇ろなのはうすうす気が付いてはいたが、自分が出るような幕ではないとも悟っていた。
それでも、いつも顔をあわせる度に小憎らしいだけでなく、一生この女を愛してしまうのかもしれないと怖かった。自分はもっと、適当に、楽に、生きていただけのはずなのに。
「中に、出させてもらうわ」
2人は、絶頂に達した。一瞬の快楽に見えた奈緒子の姿は、蠱惑的だった。

195 :ややこしい事 3/3の2:2014/02/08(土) 12:06:04.97 ID:+/+o/2Sn
矢部はベルトとズボンをなおし、奈緒子は洋服に着替えた。金属的な音と、衣擦れの音のみの世界だった。
「私も、好きだったのかもしれませんね、矢部さんのことも」
「何言うとんねん、ただちょっと溜まっとっただけや。第一、矢部さんのことも、ってなんやねんな」
再び静寂が広がる。奈緒子は着替え終わり、ドアへと向かう。
「今度は、矢部さんも全部脱いでくださいね」
それじゃあ、また。と、矢部を残して奈緒子は出て行った。
おい、と投げかけたが、閉じられたドアが虚しく返すだけであった。


終わり

196 :名無しさん@ピンキー:2014/02/08(土) 12:19:45.38 ID:+/+o/2Sn
貧乳ネタ部分が消えてたorz

197 :名無しさん@ピンキー:2014/02/08(土) 12:45:09.50 ID:418gB43V
>>192
GJ!
仰せのとおりにの台詞がえろい
貧乳ネタはどのへんにどんなのが入るんだ

198 :名無しさん@ピンキー:2014/02/08(土) 15:32:12.34 ID:+/+o/2Sn
>>197
トンクス。
最後の溜まってた云々あたりに、貧乳相手に欲情云々を入れていた気がしたんだww

199 :名無しさん@ピンキー:2014/02/08(土) 23:45:26.38 ID:csc8/m7W
GJ!
ナウシカ山田ワロタw
ヤッてたのがばれるあたりのサバサバした明るさも、悪態つきながらのちょっぴり切ないエロも素敵だ!

200 :名無しさん@ピンキー:2014/02/09(日) 23:29:30.52 ID:jQnuzAPs
>>179
ラストステージ後の上山エロを思いつきはしたけど
なんか悲壮なことになってしまって、悲しくなって書けずじまいだ
ハッピーエンドの方がいいなあって思うせいで手が止まる

201 :名無しさん@ピンキー:2014/02/10(月) 01:21:09.14 ID:rxP7uiCx
最高の離婚見てたら光生が上田と被った。

202 :名無しさん@ピンキー:2014/02/11(火) 03:47:38.62 ID:nmdkH8Rv
>>201
上田も誰かに取られそうになったらわざと山田の悪口言って、こんな奴だから俺しか相手ができないですよアピールしそうだよね

一度でいいから上田の嫉妬シーン見たかった

203 :名無しさん@ピンキー:2014/02/12(水) 19:31:24.44 ID:jkwg83f+
>>200
上山ぜひお待ちしております
やはりハッピーエンドで終わってほしい

204 :名無しさん@ピンキー:2014/02/12(水) 19:56:54.10 ID:sxMkXYlX
上田って男女の産み分けについて論文書いてたよね?実験はできなかったけど。
「人生の勝利者達」で山田と子作りしたがってたから、漸く男女の産み分けを実践できる上田が見たい。

205 :矢部山:2014/02/16(日) 21:18:42.59 ID:TFWZkdPX
先生のいない研究室。
ソファには山田がいて、何気なく隣に座った。
何も話さないまま、時間が経過する。
ふと目が合って、気付いたら俺は山田にキスをしていた。

自分がなぜこんなことをしたのか、こいつがなぜ受け入れるのか。
その時はわからないまま、ただ戸惑った。
山田が俺の目を見つめたまま、湯飲みを指す。

「お茶に、何か入っていたのかもしれません。
上田が変な媚薬を持っていたことがあったから」

山田も自分も、茶にはまだ口をつけていない。
山田もそれに気付いているはず。

「……お前が出した茶や、責任とれ」

山田は素直に頷き、目を閉じる。
額に、耳に、首筋に、唇を押しつける。
それだけで乱れる山田の息遣い。

俺は山田を抱いた。何度も何度も。

それから先生のいない間に繰り返した行為。
薬のせいだと言い聞かせあった、このめちゃくちゃな関係。

好きだと言えたら良かった。

山田は、もういない。

206 :名無しさん@ピンキー:2014/02/17(月) 01:23:55.14 ID:WPyLMdbQ
GJ

207 :名無しさん@ピンキー:2014/02/18(火) 23:25:27.60 ID:oEgNVLRI
>>205
GJ!
切ないー

208 :バスルームより愛をこめて1/2:2014/02/21(金) 16:11:10.52 ID:ktKTMx0v
58です。
姫始め後のいちゃいちゃだけですが、2レスお借りします。
‥‥‥‥‥‥
ぱしゃんと、室内に水音が響く。

「おかしくないですか」

口元まで湯船に浸かったまま呟くと、私の頭の後ろからその声は聞こえてきた。

「何がだ」
「この状況が、です。何故私と上田さんが……い…っ、一緒にお風呂に入ってるんですかっ」

最後の方はやや早口になる。

そうなのだ。

私は上田さんにすっぽり包まれるような格好で、二人で湯船に浸かっていた。

何故、こんなことになってしまったのか―――

「そりゃ、YOUが気を失ってしまったからに決まってるだろう」
「だ、誰のせいだと…っ」
「君のせいだ」
「―――は?」

思わず上田さんの方に振り返って問い詰める。

「私のせい、って言われても…大体、う、上田さんが無茶しなかったら……気を失ったり、なんか」
「YOUの身体と反応がいちいち良過ぎて、つい夢中になってしまうんだから、仕方ないだろう?」

開いた口がふさがらないとはこのことだ。
『いちいち』ってなんだ。自分の欲望のままに突っ走った結果、私に負担がかかったんじゃないか。

「な、なんだそれ!私じゃなくて、自分のせいじゃん!」

いたたまれなさから、再び顔を背ける。

「それだ」
「………何がだ」
「もう何度となくセックスしてるというのに、YOUの反応は最初と殆ど変わらない。お互いに身体の隅々まで見てきたのに、こうして一緒に風呂に入ることも恥ずかしいという。これでたまの逢瀬時に、一度だけで終わりでいられるなんておかしいじゃないか」
「…別に、頼んだ訳でも」
「でも、拒みもしなかったろう」

何という都合のいい解釈だ。
最初は確かに拒否はしなかったが、2回目はほぼ流されるがままで、最後には拒否云々以前だった。
しかも、あくまでもそれはそっち側の数であり………こっちは、とても二回や三回どころではなかったというのに。

「第一、風呂だって汗をかいたままでは風邪をひいてしまうと思ったからな」
「まさか、私の体を洗ったなんてこと…」

再び、上田さんの方に顔を向ける。すると、一点の曇りも無い表情で言い放った。

「風呂に入る前に体を洗うのは普通だろう?もちろん、全身隈無く洗ったぞ」

だからか、髪のまとめ方が滅茶苦茶だった。
デカい図体で四苦八苦して髪をまとめてくれたことだけは微笑ましいが、しかし。

209 :バスルームより愛をこめて2/2:2014/02/21(金) 16:15:38.65 ID:ktKTMx0v
「ちょっと…あー…その…今日は着けなかったから、な?中も…洗ったから」

上田さんの言葉の意味を理解するのに、数秒かかった。そしてその意味を理解した途端、思いっきり顔面に拳を浴びせる。

「ぉぶわっ!」
「な、な…なっ…何考えてんだ!このバカ上田!変態!」

恥ずかしさと怒りがない交ぜになり、感情が抑えきれず、もう一度顔面にお見舞いする。
と、上田は鼻血で顔を赤く汚しながら、尚も悪びれる事なく続ける。

「着床するリスクが減る訳でもないだろうが、やはりそのままでは不快なものかと思ったんだが」
「今、それを聞かされた事自体不快です」
「なんでだよ。さっきまでやってた事と大して違わないだろ?」
「しっ…知らないうちにされてたのが問題なんだ!バカ!」

相変わらずデリカシーのない上田に腹をたて、そのままもう出ようと浴槽に手を置いた、その手を上田さんの大きな手で制された。

「何の真似だ」
「そんな勢いよく立ち上がったら危ないだろ」

―――この男は。

さっきみたいな事を平気でやらかす割に、妙なところで優しい。
だから時々困ってしまう。

「話を戻しますけど」
「うん?」
「気を失ってしまったのは、やっぱり上田さんのせいです」
「何故?」

「そこまで…き、気持ち良くなってしまう体にしたのは誰のせいだと」

自分でも言いながら恥ずかしくなる。
肌を重ねる度にどんどん変えられていくようで、自分がどうなってしまうか怖いのだ。

「にゃっ!」
「YOU、あまり可愛い事を言うんじゃないよ」

上田さんに後ろから急に抱きつかれ、さっき付けられたキスマークを舌でなぞられる。

「もう…」
「変わったところでするのも、悪くないだろ」
「この、絶倫巨根が…」
「罵倒どころか讃辞にしかなってないぞ?」

今度は項の生え際にキスを落とされ、仕方なしに上田さんに身を預ける。

「フン…素直じゃねぇか」
「お風呂にのぼせただけですよ」

明日の足腰の状態を少々心配しながら、上田さんの深い口付けを受け入れた―――

‥‥‥‥‥‥

以上です。
泡姫にしても良かったんですが、バカップル上等が一番楽しいので同じくFOオチですみません

210 :名無しさん@ピンキー:2014/02/21(金) 16:32:04.03 ID:7kTtELZk
GJGJGJ!!!

211 :名無しさん@ピンキー:2014/02/21(金) 16:44:16.26 ID:b8kCx9MZ
バカップルいいね〜

212 :名無しさん@ピンキー:2014/02/21(金) 17:30:04.78 ID:Fp8rJE22
>>208
GJ!上田がどんな顔して洗ってあげたり中まで…したりしたのか考えるとnrnrするw

213 :名無しさん@ピンキー:2014/02/22(土) 01:44:12.29 ID:Q00wcvOf
>>208
ぐっじょぶ!
悶えました。一生懸命髪の毛まとめてる上田、かわいいなぁw

214 :名無しさん@ピンキー:2014/02/22(土) 21:28:35.56 ID:ylAaOFvc
>>208
ニヤニヤが止まらん 
ラブラブバカップル最高だ!!
切ないのも甘いのもシリアスもコメディも自然に合う、TRICKは素晴らしい

215 :名無しさん@ピンキー:2014/02/23(日) 00:25:04.91 ID:+AeY8OJd
最近帰天城の謎読んだから中学生山田と20代上田でエロパロが見たくなってる。
年齢的に中学生とはアウトだから枕投げの件のあとみたいな…。
てかジロさん呼びがめちゃくちゃときめく。

216 :名無しさん@ピンキー:2014/02/24(月) 21:45:31.66 ID:wsmD7Slb
シリーズ完結記念投下します。
このコンビが好きだった。もう見られないのは寂しい。

途中で途切れたら規制にひっかかかったと思ってください。
うまくいくのかな…。

217 :前の夜 1:2014/02/24(月) 21:47:02.01 ID:wsmD7Slb
先日買い換えたばかりのパジャマに着替え、上田は奈緒子を寝室に呼びよせた。

大きなベッドの裾にきちんと正座し、前を指差す。
「まあyouも座りなさい」
「なんで正座」
言いつつ奈緒子もベッドにあがり、ゆらゆらしながら膝を揃えた。
「………」
しばしその姿を観察する。
揃いの(勿論サイズは全然違うが)パジャマがいい感じだ。
ネグリジェも捨てがたかったものの憧れのペアルックをどうしても諦められなかった上田のチョイスである。
「なんだ、上田」
ストンとしたシンプルなデザインがかえって女性ならではの愛らしさを強調している事を確認し、己の選択の正しさを実感した彼は内心にんまりとした。
咳払いする。

「もう歯は磨いたのか」
「うん」
「そうか。あー、おほん。……いよいよ明日だな」
「…ああ。ええ」
「一生に一度の大事なイベントだ。忙しい一日になるだろう」

奈緒子は居心地悪そうに視線を逸らした。
手入れの行き届いた綺麗な髪がさらさらとパジャマの肩を覆う。

「で、だ」
「……」
「だから、今夜はお互い眠るだけにしたほうがいいんじゃないかと俺は思うんだが……、you。どう思う?」
「えっ」

奈緒子は驚いたように上田を見上げた。
「いやあの。最初からそのつもりですけど」
銀縁眼鏡の上の眉間にかすかな溝が刻まれた。
「……。なんで」
「寝不足だとクマができたりムクむってこの前、エステサービスに行ったときにメイクの人が」
「………」
「そんな事を言ってたんですよ。だから」
「君が最近イヤがらなくなってきたのは知ってる。……フッ、…フフ……はしたない奴だ」
「聴けよ」
「だがいけない。いい感じに馴れてきたとはいえ式の前日くらいは一応、身を謹んで清らかに過ごさないと、……なんだ、ほら……お母様にも申し訳が立たないしな」
「……」
奈緒子は半眼で上田を眺めた。
一昨日も出勤時間間際までベストを尽くしていた男の言い草とは思えない。
上田は無駄に渋いひげ面で彼女を見つめていたが、身を屈めると長い髪の翳に口を寄せた。
「式のあとは、“新婚旅行”だな」
「う、うん」
「明日の夜には箱根強羅は超高級老舗旅館のプライベート露天風呂付離れ座敷の一室で」
「早口言葉か」
「二人きりでゆっくり過ごすんだ。時間を気にせずしっぽりと……どうだ……楽しみだろう」
「………」
「…フ、フフ、…ッフフフ」

218 :前の夜 2:2014/02/24(月) 21:47:56.75 ID:wsmD7Slb
楽しみにしてるのはお前だ!とまるっと指を突きつけたいところだが、万が一にも“新婚旅行”の恥ずかしい詳細な脳内予定を囀り始めたら始末に困る。
そうなるとこの大男は止まらないので奈緒子は内心引きつつも頷いておいた。
「でしょ!……そういうわけだ。そのためにも今日はしっかり寝ておかないと。さあ」
上田はぽんぽんと枕を叩いて見せた。
「おいで、you」
「うん」
奈緒子は毛布をめくり、ベッドの端っこに横たわった。
当然のようにスプリングを揺らしつつ傍に上田がもぐりこんでくる。
ベッドサイドの灯りを絞ると彼は寝返りをうち、思わせぶりに奈緒子を眺めはじめた。
露骨な視線が気になって眠れない。

「……上田」
「ん?」
「寝ろ」
「ああ。…you」
「……」

奈緒子は寝返りを打ち、眼鏡を外して潤んでみえるでかい眼を見た。
呟く。
「何ですか」
上田はそろそろと片手を伸ばしてきた。
シーツの上に波打つ長い髪を探り、じっと奈緒子をみつめたまま、ぎこちなく、指先に巻きつけはじめる。
どう控えめにみても“誘い”に他ならないその仕草と彼が発散しているダダ漏れの期待感に奈緒子は思わず赤面した。
「おい」
肩をすくめる。
ぎし、と小さくスプリングが揺らいだ。大男の重心が近づいてきているのがわかる。
「あのな上田。お前が言ったんだぞ、偉そうに。何もしないって。しかも三分前だ」
「おう。それはだな」
上田は顔を伏せた。

「……建前っていうか、世間体ってもんがあるんだよ世の中には、わかるだろ。な。ん?」
「うちの母に申し訳ないんじゃなかったのか」
「一応って言った」
「それに明日は、し、新婚旅行でゆっくりがどうのこうの」
「──二十四時間近く先の話じゃないか」

上田はついに奈緒子の肩を掴むともどかしげに引っ張った。
それでも足りないのか、膝裏に脛を絡めて引き寄せる。
勢いよく頬が当たると分厚い胸郭の奥で蚤の心臓がドキドキと跳ねているのが奈緒子にもわかった。
「べ、ベッドなんだから。こうしたくなるのも仕方がないだろう」
「こうしたくって、セックスか」
「しっ!はしたない、違う!……一緒に寝てるんだから、こうしてくっついてるのが自然なんだよ。別に構わないだろ、君だって。……今更」
「い、いいですけど」
奈緒子は更に赤くなったが身をくねらせ、男臭いひげ面を見上げた。
「じゃあ、……ええと。今日はこうしてるつもりなんですよね。何もしないで」
「……どうだかな」
灯りの影で見えにくいものの、上田の頬も赤くなっているようだった。
「正直言ってこればかりは君の俺への思慕や欲情という要因もあることだし、今の時点で断言するわけにも」
「おい」
「だって、そうだろう……」
大きな掌がいつの間にか肩を流れ、パジャマに覆われた脇腹のラインをゆっくりとさまよっている。
上田は背を丸め、甘い香りの黒髪に顔を埋めた。呼吸が早い。
掌は前にまわりはじめた。
「……you」
指は熱く、ほんのわずかに震えているようだ。
「……」
奈緒子は気恥ずかしさに眉を寄せた。

219 :前の夜 3:2014/02/24(月) 21:49:44.06 ID:wsmD7Slb
頭の固い上田教授は正式なプロポーズ→結納→同居という手順を踏みつつ二ヶ月前、ようやく二人の関係を大人仕様に更新することに成功したのである。
それまでまがりなりにもあった性的(?)な触れあいは例のカミソリキスだけという衝撃の真実は誰にも信じてもらえないだろう。
勝因は“直球”。
恥もプライドも捨て、愚直なまでの一本押しで彼はついに念願の伴侶をゲットしたのだ。
思えば長い道のりであった。人生の勝利者たるに相応しい、まさに涙なくしては語れない努力の日々だった。

しかしこれまでの不毛な時間に上書きするかのように一通りのことは一気にあらかた済ませたくせに、意に染まぬタカムラ人生が長すぎたためであろうか。
こういう展開に至る際、必ずといっていいほど未だに、まるで初めての時のように上田は甚だしく興奮してしまうらしい。
特に相手がこれまた恋愛沙汰に不向きの上一年間行方不明で更にその後しばらく記憶障害という非常に手を出しづらい状況にあった奈緒子である。
彼女に対する感情をいやというほど自覚したのちもやむを得ず持て余し続けたそのあたりの事情も興奮に加味されているかもしれない。
今現在の問題は、奈緒子のほうもこうもあまりに判りやすく緊張しトキメかれると彼同様にひどく恥ずかしくなってしまう点にある。
そう。
──初めての時のようにだ。

「you。つかぬ事を訊くが」
「はい?」
「このボタン、ちゃんと全部外れるのか?」
「え?」
「いや……新品だからな、もしかしたら不良品ってことも……か、確認してみてやろうか」
指が奈緒子のパジャマの一番下のボタンを引っ張っている。
理解不能の屁理屈だが、声が異常に真剣なので奈緒子としても笑うに笑えない。
「いや、ちゃんと着替えられたし。大丈夫ですけど」
「………」
上田は奈緒子に身を寄せると、もう片腕でやんわりと抱き寄せた。
「何」
「………なあ」
顔をあげると、ひげ面が物凄く近くなっている。
「……」
上田は奈緒子をみつめたまま心持唇をとがらせ、口ひげを歪めた。
そのまま期待に溢れたまるっきり乙女な表情ででかい眼を閉じていく。

(こ、こっちに任せるな!! ハッキリと言え、ハッキリと!)

ここまで判りやすい雰囲気なのに言わないのが上田次郎なのだ、それは奈緒子も知っている。
この大男に異性として求められる現実には実のところ微妙にまだ慣れないのだが、実際、躰だけは何度も重ねてきたから今ではキスだのなんだのに抵抗は無い。
頬を染めつつもしかし彼女は理不尽さに眉を寄せた。
奈緒子だって恥ずかしいのは一緒なのに。

「……」

奈緒子は吐息をついた。
パジャマの隙間に潜り込み細い腰のくびれを焦れたように撫でている掌にさっきから背すじがゾクゾクしている。
「……仕方ない。い、一回だけだぞ」
奈緒子も唇を尖らせ、ちゅっと彼にキスしてやった。
「……」
上田の鼻孔から息が漏れる。
奈緒子は目を開け、急いで顔を離した。
「はい、おしまい!」
「──ええっ!?」
上田がかっと眼を見開いた。抱かれた腕に力が篭り、奈緒子は顔をしかめた。
「おしまいって」
「いや、あの」
「一回って──もしかして、まさか、キスだけか。ま、まさかそんな事ないよな、you!」
「お前は何を期待して」
「……決まってるじゃないか」
「何もしないんだろ」
「いや、だから、それはだな…」
「……。ほんっとーに面倒くさい奴だなお前は!」

220 :前の夜 4:2014/02/24(月) 21:51:36.06 ID:wsmD7Slb
奈緒子は上田を睨んだ。双方ともに真っ赤になっている。

「ハッキリ言え上田」
「な、な、何をだ…」
「したいんですよね」
「………………」
「いいか、こうしてる間にも貴重な睡眠時間が減っていくんだ。やっぱしたくなったっていうならしたいんだと男らしくですね」
「そんな恥ずかしい台詞を科技大教授のこの俺がか。冗談だろ」
「教授は関係ない」
「ヤだよ。面子に関わる」
「何がヤだだっ! ああもういやだ、この調子で一生過ごすのか」
「フッ……それで何も不都合は無いだろう。君が毎晩『お願いダーリン今すぐ欲しいの』」
「裏声を出すな」
「って希少な色気を振り絞って全力で甘えてくればそれで済むことじゃないか。俺に。全裸で」
「そうか、わかりました。明日の披露式はブッチします。綿帽子はお前にくれてやる。金屏風の前で一人で被ってろ」
「おい!」
「お願いしますかブラジルかだ、ハッキリ言えるなら、考えてやらなくもない」
「ブラジルって、you」
「どうなんだ。言っとくけどブッチするのは披露式だけじゃないぞ。当然、お前が冷蔵庫のカレンダーに赤マジックで花丸書いてる“新婚旅行(はぁと)”もだ」
「ばんなそかな!」
「何がそかなだ、いいですか、上田さんはですね回りくどいんですよ昔から」
「意地悪なことを言うなよ。……い、言えばいいんだろ」
「です」
「……ブラジルじゃ……ないほうで」
「出口か。おやすみ」
「待てよ!」
「ぐーぐー」
「わかったよ。したい」
「ぐーぐー」
「したいです。お願い、you。──寝てないんだろ、起きろよ!」
「今後もこの件に関してはハッキリ言うと約束するか」
「おう」
「言っとくけど、今日は短めだぞ。一回だけだからな!」
「……」

喜びの鼻息とともに、上田が大きな躰全部をつかってぎゅっと抱きしめてきた。
情緒皆無の言い合いにもめげない彼の幸せな気持ちが伝わり、自分の中のそれを引っ張り出すのを感じた奈緒子は慌てて赤く染まった瞼を閉じた。


***

221 :前の夜 5:2014/02/24(月) 21:52:32.18 ID:wsmD7Slb
彼はうなじや首筋にはキスしなかった。
鎖骨から胸元にかけてもだ。
“お色直しのドレス”の襟のラインを避けている事が奈緒子にも判った。

パジャマのボタンホールは言うまでもなく正常な仕上がりだったため、新品のパジャマは簡単に細い躰から離れて丸まった。
耳朶から流れてきた舌先で乳首をつつかれると奈緒子の喉から喘ぎが漏れた。
小さめの乳房に、平らな腹に、上田がキスを落としていく。
肩、腕、掌、指先、背中……腰。
彼の口やあごの短いひげがちょっとだけ痛い。
太腿に唇が近づくと、やはり恥ずかしい奈緒子は目を閉じてボサボサ頭を押しやろうとしてしまう。
だが頑丈な頸の力で抵抗を撥ね退け、それなりに馴れてきた指使いで小さな薄い下着を下ろし、上田はなめらかな脚を少しずつ順調に開いていった。
「あ…」
奈緒子が肩をくねらせる。
短い、しかし情熱的な口付けにより彼女の躰はすぐに用意を整えてしまった。
上田のほうも奈緒子に押し当てている強張りから察するまでもなくとうに準備完了といった趣だ。

「じゃあ、今日は早めに…だな?」
「う、うん」
「ちょっと勿体無いな」
「…バカ」

呼吸の早い奈緒子を凝視したまま、上田はいそいそとパジャマの上下をブリーフごと脱ぎ捨てた。
掌で膝頭を掴んだかと思うと、大きく両の腿を開く。
「……」
恥ずかしさが一向に薄れない様子の奈緒子が解放された両手で顔を覆ってしまった。
その指の間から漏れ見える表情と肌の上気に、上田の喉が固い音をたてる。
彼は更に大胆な角度に白い腿を押し開き、逸る期待と躰を重ねる喜びに低く呻いた。

「いっ、挿れるぞ」
「あの。そこは言わなくて、いいから」

奈緒子の片方の掌を掴み指を絡めた上田が腹を、腰を重ねるように合わせていく。
「上田…」
露出した綺麗な顔が、侵入の予感に身構えてなんともいえない艶かしさを滲ませた。
やわらかな裂け目に、彼は隆々と屹立したペニスの先をあてがった。呼吸は荒い。
淡い茂みの花弁の中は、ほんのわずかに押し入っただけでトロリと潤んでいるのがわかった。
「……」
自分の状態に奈緒子も気づいた。顔が真っ赤だ。
上田は囁いた。
「奈緒子」
腰を優しく押し出していく。
彼の場合簡単に潜れるわけもなく奈緒子の腰はそのまま上ずり、シーツの表面をひどく歪めた。
「……」
喉の奥から焦れた吐息を漏らし、上田は奈緒子の掌から離した手を躰の曲線に沿って滑らせた。
丸みを帯びた腰をしっかりと掴む。
右の膝から腿を彼女の太腿の裏に押し当て、わずかにおしあげる。
左も同様に──それから彼は、奈緒子の潤んだ目に視線を合わせたまま、ゆっくりと腰をくねらせ、先端を裂け目の奥に押し込んでいった。
強い両掌に支えられた細腰は微動だにしなかった。
完全に勃起した物理的に大きすぎる岩のような肉を、強い圧力に屈した彼女の躰がおとなしやかに受け入れていく。
蜜のぬめりは熱く、柔らかな肉は蕩けるほどに滑らかだった。
奈緒子は一度だけ切なげに呻いた。
片手は腰の横でしなり、シーツの襞を指に絡めて耐えている。

222 :前の夜 6:2014/02/24(月) 21:53:35.78 ID:wsmD7Slb
「…ん…ふ、ぅっ…」

上田は喉仏を晒し、太く低い鼻息を漏らした。
頬が紅潮し、眉間の溝が強く刻まれる。
深まっていく侵入は彼のサイズのせいでひどくゆっくりとしたペースで、二人の躰はそのみだらな感覚をもうよく知っていた。
「おう…you……あ、ああ、……」
太い首筋に浮き上がった血管がびくりびくりと脈打っている。
更に集中するかのように頭を下げた上田は奈緒子の眼前ででかい眼を閉じ、歯を食いしばった。
呼吸は速く、荒々しい。
彼が射精と同じくらいこの容易ではない侵入の快楽を愉しんでいる事が奈緒子には判っている。

……気持ちいいのだろうと思う。

奈緒子は胎内に侵入されながら躰を震わせ、また熱い吐息を殺した。
痛みこそ薄れたものの肉体的には犯されているも同然だ。
だが相手は厭な牡ではない。
貫かれていく摩擦の快感は、異性を知ってわずかな躰にもちゃんとわかる。
倒錯と被虐の自覚が際どく淫猥な快感を生み、彼女の腰を切なくくねらせている。
「あ…」
紅い唇がうっすらと開く。濡れた舌がかすかに動く。

「…ん」

楔を躰の芯の奥まで埋め込まれた奈緒子は背をそらし、細い喉を露にした。
こちらも“犯す”快感を無意識下で愉しみながら膣の半ばまで太い部分を通過させることに成功した上田は眼を開き、小さく呻いた。
「お…、おぅ…!」
そのままわずかに前後しながら、精悍な容貌が早くも快感に歪んでいる。
暖かな彼女の中に無事受け入れられたあと、彼はどうしてもじっとしていられない。
フッ、フッ、と小さな鼻息を漏らしながら上田は気を紛らわすように奈緒子の頬や額に口付けた。
両手を彼女の腕へと滑らせ、己の首筋に巻きつける。
指を放した彼の手はほそいくびれを回りこみ、のけぞろうとする熱い躰をを更にしっかりとひきつけた。

「濡れてる。はぁっ……凄く…熱くて……ヌルヌルだ。イイよ…──奈緒子」

低く滑らかな声は視線同様、すっかり蕩けている。
恥ずかしいから感想は喋るなと確か三度目の時に奈緒子は抗議したのだが、どうしてもこの感動を本人に伝えずにはいられないらしい。
したいとはなかなか言わないくせに、そのあたりの余計な行動が奈緒子には謎である。
「奈緒子」
大きく頑丈な躰が彼女の反応を求め、挑みはじめた。
力強い腰の動き。
執拗な視線と吐息。
興奮を露にした汗の匂い。
繻子のような感覚の先端が柔らかく強かに膣の内側を擦り続ける。
体液が混じり、脈動が響く。
熱で蕩けた粘膜が絡み合う。
所謂“ナマ”だ。
初めての夜からずっと、いかにもそういう方面には細かそうだった上田は意外にもコンドームの存在を無視している。
二ヶ月なんて誤差の範囲内だからといつか嘯いていたが、奈緒子にはなんだかそれだけの理由でもない気がする。

223 :前の夜 7:2014/02/24(月) 21:54:58.23 ID:wsmD7Slb
「溶ける」

喘ぐように耳元で上田が呟く。
奈緒子は無自覚に腰を波打たせながら首筋から肩、広い背に指先を這わせては甘えるような喘ぎを返す。
自分でもわかっている──甘めというだけではない。とても甘い。
躰は熱く解け、蕩け、背骨が柔らかくなったようでくねくねとしか動けない。
上田の腰が前後するたび互いの茂みがざらつきながら柔らかく擦りあわされ、その感触が動きをそそる。
関係が深まってしばらくすると、興奮が高まれば彼女は上田のすべてをなんとか受け入れられることが二人にはわかった。
そんな悦楽は無理だろうと彼は諦めていたらしかったが、可能とわかると奈緒子が思わず感動を覚えたほどに喜んだ。

「you。……力、抜いて」

上田がそう囁く頃には、灼熱した彼のモノが一際膨らみ強張ってくるから奈緒子にもわかる。
奈緒子の白い手や可愛い口でしてもらうのが上田は大好きらしかったが、事の外執着している行為はやはり彼女の躰の奥深くで感じ、達することらしい。
巨根の弊害を考え合わせるとそのこだわりは無理もないと奈緒子も思う。
更に上田に言わせると奈緒子の躰と彼の躰は『相性がいい』らしい。
巨根と相性のいい躰というのはどんなもんだか複雑な気持ちだが、おそらく構造的な問題だけではないのかもしれない。
この大男が──好きだ。
変人なのはわかっているが、それも含めて全部好きだ。
上田も奈緒子を(多分)愛している。普段は悪口しか言わないが、彼女にはわかる。
だからなのだろう。
愛の行為とはよく言ったものだ。

「ぅっ……ん、ふぅ、……おぅ」

上田が意味の無い喘ぎを漏らしはじめ、奈緒子は抱え込まれた腰を波打たせている。
そうしようと思っての行動ではない。
奈緒子の躰でカタチを成しているのはもう、上気した薄い輪郭の曲線だけだ。
内側はすっかり蕩け、上田に絡み絞りあげる熱い泥濘に変わっている。
「っん」
奈緒子は彼の首筋に絡みつき、甘い鼻声をならす。
なめらかな両脚を上田の腰に添わせ、動きを促すような淫らな仕草で引き締まった逞しい腿や尻をくるぶしで小さくこすりあげている。
彼の動きにあわせて柔らかく腰を突き上げる。
相変わらず自覚はない。

「…うえだ…」

躰の奥の水音が鼓膜の内側に粘っこく響いてくる。
柔らかく溶けた胎内に、硬くそそりたち奥の奥まで突きこんでくる上田の躰。
大きなゴツゴツした、でも滑らかなそれに絡みつくよう奈緒子は腰を上田に擦りつける。
彼の耳元に喘ぐ。

「…上田の、……エッチ」
「ぅうっ!」

突然上田が躰を起こす。
首から奈緒子の腕をはぎとり、腰に絡んだすんなりした両足を引き寄せる。
足首を掴んで交差させるように重ね、分厚い胸に凭せ掛けながら膝立ちになった。
ただでさえキツい股間が巨根を締めあげ、緩めようにもくわえ込みが深すぎて奈緒子にはどうにもできない。
彼が重心ごと腰を押し込むと、奈緒子は悲鳴をあげた。
「やっ!」
支えは太い巨根だけの状態で腰をうねらせ、背のしたのシーツの波をかきむしる。
「上田…ちょっと…いやぁ!…あっ!」
「はぁ、はぁっ、………ふ、ふぅうっ」
繋がっている場所から尻に伝わってくるのは自分の蜜に違いない。
「な、何……あ」
「奈緒子」

224 :前の夜 8:2014/02/24(月) 21:56:18.64 ID:wsmD7Slb
そのまま上田は強引な動きで腰を前後に振りはじめた。
抱え挙げられた白い尻に引き締まった下腹から鼠蹊部が勢いよくあたり、いっそ心地いいまでにリズミカルな音がする。
衝撃が谷間の前後の敏感な芽や恥ずかしい蕾も含め、繰り返し刺激する。
刺激的過ぎて辛いくらいの快楽に、細い躰は逃れるかのようにしなりはじめた。
「壊れ、ちゃう……もう…あっ、ああ」
「壊れないよ……you……はっ…、…こんなに、…悦んで…、……だが」
上田は奈緒子の脚を放した。
間も置かず膝を押し開き、彼女に覆いかぶさり、生意気にぴんとたった乳首を飢えたように吸う。
そして汗まみれの肌を合わせるとしっかり抱きしめ、かすれた低音で囁いた。
「そろそろ、終わらないと」
「!」
往復が一段と早まり、奈緒子の腰は重い長身の下で跳ねた。
一瞬も休みの無いラストスパートだ。
「イく。ぉおう、イく、奈緒子っ」
「あっ」

膣の奥底に重い灼熱感を覚えた奈緒子は躰を震わせ、のけぞった。
蜜でもカウパーでもない、濃厚極まりない溶岩流。
躰中を嬲るように這い回っていたとろ火で炙られるのにも似た感覚が焦げ付くようなその熱へぐいぐいと引き寄せられていく。
押し広げられていた両の脚が勝手に強烈なオルガスムに痙攣している彼の腰に巻きつき、ふくらはぎで交差し、引き寄せた。
汗の流れ落ちる広い背に小さな爪をたてていることにも、奈緒子は気づかなかった。
「あっ…あっあっ!!」
ビクンッ、と腰が跳ねた。
しとどに蕩けた膣が制御できない強さと間隔で淫らに締まる──上田のリズムと完璧に合致している。
「上」
息ができなくなった次の瞬間、一気に空の果てに放り出された。
どこまでも澄んで重なる空──美しすぎて宇宙の漆黒まで視通せるような。

「……あぁぁぁあっ!」

しがみついてきた奈緒子の上で上田は陶酔しきった吐息をつき、ぐっと背を反らした。
「……おおう………はぁっ、はぁあっ、…ああ、はぁっ、はあっ!」
呼吸がすっかり乱れている。
「はっ、はぁっ…はっ…は………。んっ………奈緒子」
彼は頭をさげ、小さなふくらみに何度も顔をこすりつけた。
愛しげな仕草に奈緒子は危うくパニックに陥りかけた意識を取りまとめ、かすんだ瞳を潤ませた。
違う、ここは地上だ。
暖かくて頑丈な──上田の腕の中。

「奈緒子………フフ……奈緒子」

想う相手と躰を重ね、首尾よく共に達した喜びが声の響きからダイレクトに伝わってくる。
単純そのものだが、それだけ正直な気持ちなのがわかるから今一瞬だけ地球外に飛び出しかけた気のする奈緒子にしても何も言うべき言葉はない。

225 :前の夜 9:2014/02/24(月) 21:57:24.77 ID:wsmD7Slb
「よかった」
肩にキスしてようやく躰の力を抜き、奈緒子から重心をずらした上田が囁いた。
「youもだな」
弾む呼吸で咄嗟に返事ができなかった。
「……しっ…知りません…けど…」
「フ、フ。フフッ……隠しても無駄だ。わかる」
「………」
「もう、……はぁっ……大丈夫だろ?」
耳元に囁かれた奈緒子はようやく開いた目元を紅くし、上田の頬に指を滑らせた。
彼は喉を鳴らすような表情で奈緒子を抱き直した。
「you。ほら」
いつのまにか手に柔らかそうなタオルを握っている。
「風邪ひいたらマズい。こっち向いて…そう」
ベッドサイドにでも常備することにしたのだろうが、顔に似合わずマメな男だ。

「……ひとつだけ、お願いがあるんです」

肩や背中を優しく撫でられながら恥ずかしさを通り越し、ひどく感傷的な気分になってきた奈緒子は小さな声で囁いた。
躰の芯の余熱が高く、声に喘ぎが混じっている。
「ん?」
「上田さんって何歳でしたっけ」
「……。まだそれほどでもない」
「うんと長生きしてくださいね、できたら亀並みに。いいな上田」
上田の視線がかすかに強張った。
「断る」
「なんで。早く死ねってんじゃなくて、長生きしてくれって言ってんですけど」
上田はタオルを放り出し、奈緒子を抱いた。
「長生きは一向に構わない。むしろ君に言われるまでもない。天才である以上、極めて当然の義務だからな」
「そ、そうなのか」
「だがもしも亀並みにうんと長生きしたとしたら天才でない君が当然先に……それはいやだ。もう二度と俺より先に死なないでくれ、you」

しまったと奈緒子は思う。
一年。
上田と出会ってからのやたらに長い年月、離れていたのはあの外国の呪術師の事件のあとの一年間だけだ。
彼女は死んでしまったものと上田が思いこんでいた一年間。
その一年の不在が彼を打ちのめしたことを奈緒子は知っている。
あれが無かったら一緒に暮らしてもいなければ明日から先の二人の航路など冗談だろの一言で済んでいたかもしれない。
それほどのトラウマを、ついうっかり刺激してしまった。

「待て上田。二度とって、まだ一度も死んでない」
「あ」
「っていうか、私を残すほうは……平気なんですか」
「………」
上田は顔をあげた。
「よし、じゃあこうしよう。死ぬときは一緒だ」
「……えっ」
「生きている間も、死ぬときも一緒だ」
「恥ずかしすぎるぞ上田。それはそれでなんか、あの」
「できれば子供も欲しい。……何人でも構わない。たくさん産んで…一緒に育てて、死ぬまで、俺と」
太い腕が抱きしめてきた。
「俺と」
「上田…」
視線があう。
今後の人生ではこれにも慣れなくてはならないのだという事実に、奈緒子は今更ながらに思い至った。
耐え難いほど率直な眼に。

彼はその眼を閉じると、奈緒子と顔を重ねた。
真摯な口付けは明日の儀式の予行演習のようだった。

226 :前の夜 10:2014/02/24(月) 21:58:31.55 ID:wsmD7Slb
「──おうっ!? なんだ、早めに済ませたはずなのにもうこんな時間じゃないか!」
ベッドサイドの時計を見た上田が驚きの声をあげている。
「言ったじゃないか、早く寝ないと」
奈緒子はパジャマをとろうと身を離しかけた。上田が控えめに肩を引っ張る。
「……そのままでいいよ」
「す、素っ裸だ。そっちも」
「こうしてれば寒くなんか無い」
「………」
だから恥ずかしいんですけど、と胸のうちで奈緒子は呟いたが、おとなしく広い胸にすっぽりと納まった。

一生一緒にいるものとこの変人が思いこんでしまったからには、奈緒子にできることはほとんど無い。
あとは自分と、ついでに上田を幸せにすることだけ。

「奈緒子」
上田が囁いた。
「おやすみ」
この二ヶ月度々この腕の中で聴いてきた言葉だが、何度聴いても落ち着かない。声が優しすぎるからだ。
「…ほら、上田」
奈緒子は上田の肩に毛布を引っ張り寄せた。
「そういえば、その“上田”って奴」
「ん?」
「そろそろ…」
額に触れている口ひげが幸せそうに緩むのを感じ、小さな声で囁きかえす。
「い、いいんですよ。当分はこれで」
「馴れだろ。何事も」
「いいんだってば。時間はあるから」
「そうか。──そうだな」
上田は心地よげに奈緒子の髪に鼻先を埋めた。
その耳の端を捻る。
「それより、もう寝よ上田。ムクんだヒグマが襲ってくるぞ」
「何だそれ」
「明日、超絶にウツクシイ私の…は、花嫁姿…見たくないのか」
「そこなんだが。実のところyouのコンディションはそれほど気にしなくてもいいと思うんだ」
「ん?」
「ほら、花婿が見ての通り常にベストだからな。客の満足度は変わらない……フッ!」
「鼻を鳴らすな」
淡い灯りの翳で、親密な会話はなかなかやみそうもない。

今日はおやすみ。
また明日。






おわり

227 :名無しさん@ピンキー:2014/02/24(月) 22:15:16.58 ID:0YrwL9qu
>>216
超絶乙
ちょこっと笑えて切なくてGJ

228 :名無しさん@ピンキー:2014/02/24(月) 22:18:11.95 ID:pZYrZzna
http://www.dmm.co.jp/rental/-/detail/=/cid=22dhil10103r/amx005s-004

229 :名無しさん@ピンキー:2014/02/24(月) 22:29:48.35 ID:a4acMIjf
GJ!!
映画の後はこんな風に幸せになって欲しいな

230 :名無しさん@ピンキー:2014/02/24(月) 22:48:47.78 ID:EDsXjyu9
>>216
GJ!!

新婚旅行編も是非お願いします

231 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 00:26:33.37 ID:ydbGXtTb
>>216
GJ
人違いでなかったら、またあなたのSSが読めて幸せです

232 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 00:30:32.16 ID:GdQzXbmg
>>229-231
まるっと同意

233 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 01:58:37.11 ID:Y7r8/C6l
丁寧な描写で、読み進めるのがもったいないくらい幸せなお話だった
笑えて切なくてこれぞウエヤマ

234 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 03:10:46.76 ID:oOegJ4zx
>>216
超幸せGJ!自分も新婚旅行編読みたいです!
あ、結婚式編も!

235 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 18:27:31.77 ID:D6lfDxhf
>>216
色々な意味で感動しました(感涙)
素晴らしい作品をありがとうございました!

236 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 21:38:59.48 ID:Y7r8/C6l
>>215
ジロさんと4号呼びかわいいよね
自分も「萌えるけどさすがに中学生のエロは…」と思ってしまったのでw、ウエヤマが当時のことを思い出したという設定で書いてみる

237 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 22:17:46.11 ID:oOegJ4zx
>>236
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +

238 :名無しさん@ピンキー:2014/02/25(火) 22:52:49.11 ID:JxS/cSbe
そんな中で超箸休め霊能力者バトルロイヤル小ネタ

シリーズ色々見返してたら以前と違った妙なポイントでnrnrしてます…

………

(カミハエーリの道具のある小屋で上田に脱出マジックの提案をする)
「…という訳だ。一連の流れを練習するから、ちょっとこの縄で縛ってみて下さい」
「えっ」
「早くしないと時間がないんだ」
「だ、だが、いきなりそういう事からでなくて、俺としてはまずは普通にだな」
「普通じゃ困るから練習するんだ。ほら、早く」
「YOUがそこまで言うなら」

☆

「――痛い!そこまでキツく結ばなくていいですから」
「(白い肌に食い込む縄が実に艶めかしい…手首だけでなく体に以下上田教授エンドレス妄想の為自粛)フ、フフフフ」
「おい!何故そこで写真を撮る!?」

………

黒坂美幸の時にあれだけ食い付いてたんだから
緊縛山田をおかずにしたらいいと思うのです

239 :名無しさん@ピンキー:2014/02/26(水) 08:05:37.56 ID:ooaCD92S
GJwww

240 :名無しさん@ピンキー:2014/02/26(水) 10:12:28.22 ID:5ta+ydoY
吹いたw
バトルロイヤル懐かしいなー

241 :名無しさん@ピンキー:2014/02/26(水) 23:17:59.96 ID:JEFwRYic
>>216
うおーーー!
そのまま深夜枠で放送してください。

242 :名無しさん@ピンキー:2014/02/28(金) 21:02:26.40 ID:WhHLIp6a
>>216
あなたのssめちゃめちゃ好きだけど
今回は本気で泣いてしまった。
幸せな二人をありがとう。

>>238
これこそ映像化希望

243 :名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 00:10:10.23 ID:H+FD5L0T
>>217
月曜から毎日何度も読み返し、その度涙を流しています
このssを読めて、やっとTRICKの完結を受け入れることが出来ました
私にとってのTRICKは貴方のssと共にあったのです
もう一度読みたい作品が沢山あるのです
辛いです

244 :名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 00:49:56.57 ID:4U5R/TWf
>>216
もしかしたら、私の存じ上げている書き手さんでしょうか?
帰って来てくださったのなら、こんなに嬉しいことはありません。

245 :名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 13:01:51.20 ID:nBlpsBQR
最近の流れ、なんだかなあ 
この人が憧れの書き手さんだったのかもしれないけど、
ここで匿名で書いてるんだからあまりそういう反応を書き込むのはどうかと思う

246 :名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 13:27:09.97 ID:vSHABR74
うむ
何にしても匿名216氏も困ってるだろ

優しく流しま茂雄

247 :名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 13:56:42.55 ID:v8Q/qAF6
おっかぁーさまぁー

248 :名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 19:00:18.78 ID:5RLtFsl8
>>245
同意

追っかけてたなら
何が理由で雲隠れしたかも知ってるだろうに
他に投下し辛いふいんきだし

そして本スレによると
おっかあさまーの中の人の誕生日だそうな

249 :名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 22:40:16.70 ID:rfHCPhE6
>>248
知らなかった

250 :名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 22:51:15.19 ID:izwB01CC
(人形の山田の声)

251 :名無しさん@ピンキー:2014/03/02(日) 22:19:51.25 ID:iXIyrYYs
まとめサイト管理人ですー。
どこかにPart5のログありませんか?

定期的に繰り返してすみませんが、あればうれしいです。
よろしくお願いします<(_ _)>

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