NightWizard-2nd『仄暗い海の底から』(第1回リプレイ) ■1.キャラ紹介&今回予告 GM : 準備できた人からキャラ紹介頼むぜー。順番はPC1→4で ろど爺: よし、じゃあ自己紹介いきます  PC@ 阿萬堂ろど次 人造人間・ディフェンダー  私は暗澹たる思いで机の引出しから一枚の紙を取り出し深く睥睨した。  そこに記されていたのは母国の言葉と未知の世界の単語を複雑に絡み合わせたとしか言い様の無い形式を保ち、  何者かに冒涜的で且つおおよそ人類の想像の付かない方法で異様なる生き物とも思えないの存在へと変化を遂げさせられている1人の老人の記述であった。  狂気じみた光沢が純白の顔と腹部を縁取っり、這いずり回るような冒涜的な車輪音を日々かせ夜の街を徘徊しているのだ。  私は、何とも名状し難き記述に目を眩ませふと自らの置かれた状況に頭を巡らせる。  おお神よ!なんということか、ここに記されているのはで私と私の妻が辿るおぞましき未来としか思えぬものであった  私は、朦朧とする頭を抑え、時空を超越した底知れぬ漆黒の深淵より目を逸らし、  今は何処かへと姿を消し去った妻の名前を二度、三度呼ばわりよろよろと思い腰を上げ、私が各国より集めた神々しきあるいは禍々しき品々の眠る古物商店内へと足を向けるのであった。  捜さねばならないのだ、記された未来がどうあれ、私はこの待ち受けるこの世ならざる戦慄の結末から目を背けず歩まねばならないのだから・・・・・・                        ―――――――阿萬堂商店に残された、店主阿萬堂ろど次(78)の端書より  エレン: 長っ ガルム: しかも暗い GM : ゴクリ・・・ ろど爺: というわけで、足腰が弱まってきた古物商の老人です、いなくなった妻を探して旅に出ました。 子や孫はいないので・・・ ろど爺: なんとしても共に墓にはいると約束をした妻を捜して帰らねばなりません ヨロシクお願いします ガルム: どういうわけなんだか ろど爺: ようはまあ、クトゥルフ的な状況に飲みこまれた一般老人というわけです ろど爺: 今はまだ戦う術を知らない 以上 ガルム: あいあいさ〜 ろど爺: よろしくー エレン: では二番手。簡潔に行きます GM : ほい  PCA エレン=ディルグレース 聖職者・ヒーラー  17歳、金髪碧眼  銀十字修道会所属の修道院で修道女をやっている少女  ダンガルド魔術学校の魔法薬学科卒業生  神の祝福を受けていると修道院で教えられ今に至る  教義に基づき人々に祝福を与える為に行動している エレン: 基本的には普通のウィザードです。スキルで神秘的なエフェクトを演出する予定です エレン: 以上 ろど爺: おおーー ガルム: ううむ、エリート美少女神官ですね ろど爺: 正統派だ ガルム: では次は私  PCB ガルム 人狼・アタッカー  私の名はガルム、銀十字騎士修道会に所属する人狼の一族だ  夜闇を駆け、月を友とする者でありながら日の光の元に生きる、それは我が一族の宿命ゆえ  我が一族の始祖はカイン、神を騙し弟を殺し食らった罪で楽園より追放された魔物の祖の末裔  闇に生き闇に死す我らは楽園への帰還を夢見て神の為に戦う事を決意したものなのだ  神の名の下に一族が戦い続けて数百年、楽園の扉はまだ開かれん・・・ ガルム: 以上です ろど爺: おおーー ろど爺: よろしくがるさん GM : かっこいいぞわんこ ガルム: 中二病満載しましたからねw 恵慈 : はいはい、んじゃ、アタシかい?  PCC 鬼道恵慈 魔術師・キャスター  アタシは、この商店街で喫茶店を営む、しがない店長だよ  まあ、ちょっとした私立探偵みたいなこともやってるけどね  そんなせいで、まあ、閉まってる日も多いけど……もともと、道楽だしね  まあ、コレでもまだ29。 色々と言い寄ってくる奴もいるっちゃいるけど……そう言うのは、興味なくてねぇ  もともとは警察で、特殊捜査官なんてーのをやってたんで、金もあるし……息抜きって処かね  あの事件さえなきゃあ、まだ、アタシも……銭形ンとこにいたんだろうけどね……終わっちまったのさ  刑事としても、女としても……ね。 それが、何の因果か、久々に尋ねてきて、あの男……  まったく、久々に会ってもまだ仕事の話かい、この真面目人間が  ……そんなだから、アタシは愛想を尽かしたってのに……ま、相変わらずの目は、ちょっとアタシにゃ眩しかったけどね  それが、厄介な話だってのが分かっちゃいたのに逃げられなかったのは……  卑怯だね、まだ新人のときの約束なんか引っ張り出して。 いつか返す約束、たぁ  ……ま、しょうがない、本日も喫茶ジバンは、店主の鬼道恵慈(きどうけいじ)の都合で、休みです、っとね 恵慈 : 以上! GM : エロ展開の予感 ろど爺: 素晴らしい戦術家なキャラクターなんだな ガルム: ハードボイルドだ・・・ エレン: 喫茶ジバン GM : 素晴らしい GM : それではお待ちかねの今回予告 【今回予告】  S市を恐怖の底へと叩き落した連続猟奇殺人事件  生きた人間が一瞬にしてミイラとなるその不可解な事件の裏に  狂気の鎖に絡まれた暗黒教団の巨大な陰謀が蠢いていた  4人の魔術師が真相に迫ろうとするその時、  仄暗い海の底から恐ろしい叫び声が響き渡る・・・  NightWizard2nd『仄暗い海の底から』  紅い月が昇る時、世界は否定される ガルム: うむ・・・相手にとって不足なし GM : 千葉繁の声で再生してくれるとそれっぽくなる ろど爺: 世紀末過ぎる GM : というわけでPC間コネクションだ ※そしてコネクションはこうなった  ろど次→(友人)→エレン→(家族)→ガルム→(同行者)→恵慈→(知人)→ろど次 ■2.オープニング1 エレン GM : 君は「シグマート修道院」という由緒ある修道院で生活している。歴史が刻まれた壁や床から埃っぽい臭いがする、そんなところだ GM : 君はつい先ほど朝のお祈りを終えて礼拝堂を立ち去ろうとしている エレン: 十字を切り祈りを終わらせて立ち上がり、外に向かうのです エレン: 今日も今日とて細かい作業をする為に GM : そして外に出たところで君は呼びかけられる。「エレン、ちょっといいかしら?」声の主はまだ赤子だった君を拾った恩人のシスターだ エレン: 「はい」振り返り エレン: 「おはようございます、ジェーンシスター」一礼して「どのような御用ですか?」 GM : ジェーン「お勤めご苦労様。ええ、これから畑のお世話だと思いますけれど、あなたに来客があるのです」 エレン: 「わかりました」少し目を瞑って返事をするのです<了解 GM : ジェーンは君の手を引いて応接室まで連れて行き、ドアを丁寧に2度ノックする。「パトリシア様、エレンをお連れしました」 エレン: 「・・・(パトリシア様・・・)」 GM : 「そうか!もうきたか!」豪快な声に一瞬遅れてドアが勢いよく開く GM : そこにいたのは黒のロングカソックに身を包んだ自信ありげな女性・・銀十字修道院の指導者であるパトリシア・フォルツァその人だ エレン: 無言で一礼しよう GM : そして、その両脇に屈強な黒服が2人。サングラスをしていて表情は見えないがやや緊張している様子だ エレン: 「エレン=ディルグレース参上いたしました」呼ばれたのだと理解して>パトリシア GM : パトリシア「久しぶり・・・と言うには時間が経ち過ぎているかな?最後に会ったのは7歳の頃だったか」 GM : そしてジェーンは「では・・私はこれで・・」と一礼して去っていく エレン: 「はい、10年ほど前になります」静かに目を瞑り GM : パトリシア「ま、立ち話もアレだ。座ったらいい」そして黒服に「おい、紅茶だ。きちんと98度の湯で入れるんだぞ」と命じる エレン: 「失礼します」では応接室に入って薦められたソファに座ります GM : パトリシア「そうだな・・どこから話そうか。エレンは確かダンガルド魔術学校を卒業していたな?」 エレン: 「はい、治癒薬を扱う学科を卒業しました。怪我や精神を落ち着かせるハーブの取り扱いについても習いました」 GM : パトリシア「魔法薬科か・・まあ、問題ないだろう」やや一人ごちるように エレン: 「?」不思議そうに見つめます エレン: 「それが関係あることなのですね」 GM : パトリシア「用件に入ろう。ダンガルド魔術学校で禁呪指定を受けた禁書が存在している事を知っているな?」 エレン: 「はい、普通の人が見れば狂気に囚われ、その力を使えば人がたくさん不幸になる、と聞いています。」 GM : パトリシア「そう、『ガフ写本』『不死者崇拝』『モッギャ賛歌』・・・これらの禁書は悪用されぬよう聖王庁の秘書室で厳重に保管をしてあったのだが・・」 GM : パトリシア「先の定期検査でそれらの何点かが何者かによって贋物に摩り替えられていることが判明した」 エレン: 「そんな・・・どなたかが奪っていかれたのですか・・・」 GM : パトリシア「犯人は不明、書物も現在捜索中という状況だな。そして我々のところにも捜索の協力要請が出てきたというワケだ」 エレン: 「それを私がやることになったのですね」確認するように GM : パトリシア「その通り。察しが早くて助かる」彼女は満足げに頷く エレン: というかこれで気づかない人は、相当アレだよねっ GM : パトリシア「ジェーンに頼んでエレンの休暇を貰っている。禁書の捜索を手伝って欲しい」 エレン: 少し目を瞑り エレン: 「禁書を使う人は呪われ不幸を振りまくだけの存在になってしまいます」 エレン: 「捜索承りました、人々の心と魂に祝福をもたらす為に」 GM : パトリシア「協力に感謝する。聖母様のご加護があらんことを」 エレン: 静かに頷きます エレン: 「では、準備をしてきます。」 エレン: パトリシアに一礼をして応接室を出て行きます GM : 閉まったドアに視線を向けたまま黒服が呟く 「よろしいのですか?あのような娘に大事を任せても」 GM : それにパトリシアは答えないまま無言で紅茶のカップを口にする GM : パトリシア「・・・君は最近こっちへ来たのだったな?確かに彼女はただの修道女だ、聖王庁も二つ名を与えてはいない」 GM : 黒服「は、はあ・・」 GM : パトリシア「だが・・・『祝福(ブレス)』という能力を定めている。よく見ておくんだな・・・」ニヤリと笑う GM : というところでシーンエンド エレン: はーい ■3.オープニング2 ろど次 エレン: 主役きた ろど爺: 爺さんです GM : 君の妻はゾハル病という難病に冒されていた。現代の医学では治療が困難で医師から余命あと僅かと宣告されていた ろど爺: なんということだ GM : そうした時、あらゆる病を治す奇跡の教団があると噂を聞いた彼女は「騙されたつもりでセミナーとやらに行って来るよ、お前さんとはもう少しだけ一緒にいたいしねえ」と言い残し・・姿を消した。8ヶ月前の桜が舞う季節の話だった ろど爺: もはや私も1人では車椅子なしでは動けなくなってしまったし・・・もう約束通り共に墓に入る日もそう遠くないかもしれない ろど爺: 「・・・だからあんな怪しげなものに頼るなと言ったんだ。ばか者め、ばか者め」 ろど爺: キィ キィ キィ GM : そして君は年金と切り崩した貯金を費やして失踪した妻を探している。あらゆる人脈を駆使し、妻らしき人物をS市で見かけたという情報を手に入れた君は早速その繁華街へと足を運んだ ろど爺: ザワザワザワ・・・ 雑踏も人々の会話も、全てが老いた身体には痛みを覚えさせるものでしかない ろど爺: ゆっくり、ゆっくりと両手で車輪を回し 道の箸を進むのだ ろど爺: キィ・・・キィ・・・キィ・・・ GM : そんな君を通行人は奇異な目を向けつつも無視するように歩を進める。車輪を回し疲れた頃、君はいつの間にか薄暗い裏路地へと迷い込んでいることに気がつく ろど爺: 「・・・」 ろど爺: 「・・・静かだ」 GM : 周囲は先ほどの喧騒が嘘のように静寂に包まれている。コンクリートの廃ビルが並ぶその通りには、ほんのりと磯の香りがしている GM : そして、空気が徐々に生温かいものへと変わっていく。霧のようなものが立ち込め、徐々に君の視界を奪っていく ろど爺: 路地を抜けようと動き出そう、無言で ろど爺: 「・・・これは、霧か。全く始末の悪い・・・ええい!」ぶつぶつとつぶやきながら湿気をふりはらうかのように片手で空気をかきまわす GM : 君は車椅子をこぎ続ける・・・ところが、いくら車輪を回しても一向に前に進んでいるような感覚がしない ろど爺: 「誰か!誰かいはしないのか!」 GM : 君の呼びかけに応える様に、ぴちゃり、ぴちゃりと足音が聞こえてくる・・・ ろど爺: 「おお、何方かそちらを行く人、悪いがちょっと手を貸してくれませんかな?」 ろど爺: 「おおい・・・おおい・・・」 声が霧に吸い込まれていくような感覚の中、よろよろと車椅子は進む GM : 生温かい湿った何かが君の手を掴んだ。腐った魚のような腐臭が君の鼻腔を刺激する ろど爺: ぎょっ GM : そして次の瞬間。君は宙空へと投げ出された ろど爺: 「うおぉ・・・・・・・・・!」 GM : 転がる車椅子。そして君は背中から激しく地面に叩きつけられる ろど爺: ドダン ろど爺: 「カフ・・・カフ・・・」弱った身体には過剰な衝撃だった、上手く呼吸が出来ない ろど爺: 「(何だ。ナニが起こった・・・?)」 ろど爺: バッバッともはや強いとは言えない腕の力で、見えない何者かを必至で払いのける GM : ふと、君の手を握る力が消失する ろど爺: 「(何ぞ・・・?)」 GM : すると君の両足に鈍器で殴られたような衝撃が走る ろど爺: 「あ、あんたら何者だ、別に抵抗しやしないさ、無茶な事は、無茶な事はやめ、」 ろど爺: 「AAAhhhhh」 ろど爺: びたんびたん GM : そして君は見てしまう冒涜的な外観をしたその生き物の姿を ろど爺: 両手で地面を掻き回しつつ逃げ場を捜す 「・・・!・・・・・・!」 ろど爺: “それ”が何であるかなどもはや関係はない、長く生きたとはいえ、まだ命は惜しい GM : 魚の鱗のようなもので全身を覆われた“それ”は、手にバールのようなものを持ち薄ら笑いを浮かべている エレン: こう、モザイクかかってるバールのようなもので・・・ ろど爺: 陸を泳ぐ老人を、陸を歩く魚が追い回す、そんな戯画の如く奇妙な光景 GM : 彼らは次々に口を開く「キサマ・・ココニハイッテキタ・・・キサマ・・ワレラノテキ・・・」「・・プラーナ・・モラウ・・・オレ・・イキル・・・」 ろど爺: 「知らん・・・私は何も知らん!私の妻はどこだ、ヨシヱは・・・ヨシヱは・・・」 ろど爺: 「一緒の墓に入ろうと・・・・・・新しい出来たての・・・」 ろど爺: 焦点の合わない目でひたすら転がり、目前の光景からの逃避場所を求めてさまよう ろど爺: 「だからあんなおかしな・・・だからよせと・・・」 GM : “それ”は君の言葉に耳を貸そうともしない。バールのようなものを次々に振り上げ・・・そして強い衝撃が君の頭部を襲った ろど爺: ゴツン ろど爺: 「ト・・・・・・・・・」 GM : 薄れゆく意識の中で・・君が最後に見たものは空に昇る紅い、紅い月だった・・・ GM : というところでシーンエンドといこう ろど爺: ―――老人クトゥルフ満喫中 ■4.オープニング3 ガルム GM : 学期末試験も終え後は冬休みを待つばかりとなった。心なしか放課後の教室がいつもより騒がしく思える ガルム: 「世は全て事もなしか・・・、良い事だ」 ガルム: 「とはいえない様だな・・・」 GM : 「帰りヤック寄ろうか」「こないだ買ったゲームすっげーハマってさ」「クリスマスのデートどこにしよう・・」 GM : そんな感じの会話で溢れている GM : そしてその中で、ただ一人教室に暗い表情で佇む少女がいる。彼女は陽ノ下めぐる。名前の通り明るい性格の彼女だが最近はどうも様子がおかしい ガルム: ふむ・・・一応神職の端くれ、声をかけてみましょう ガルム: 「陽ノ下さん、どうかなさったのですか?」 GM : めぐるはガルムの呼びかけに数秒の間をおいて反応する「・・あ、ガルム君」 GM : めぐる「ううん・・ちょっと考え事してて・・」彼女は言葉を吐き出すように返事をする ガルム: 「はい、どうも御加減が宜しくないようですが・・・なにか有りましたか?出来る事なら相談に乗りますよ?」 GM : めぐるの表情が少しだけ和らぐ「優しいんだね、ガルム君。実は・・・最近、お母さんがすっかり変わっちゃって・・あまり家にいたくないの」 ガルム: 「・・・・・・お母様が?変わるとは・・・?」 GM : めぐるは質問に答えないまま沈黙する GM : めぐる「・・・ガルム君、家に来てくれる?」 ガルム: 「!?」 ガルム: 「・・・それは、お母様の事で、ですね・・・」 GM : 彼女はこくりと頷く ガルム: ・・・・・・・・ ガルム: 「分かりました、心の迷い、気の病、それらに接する事も私の務めです」 ガルム: 「それに・・・」 GM : めぐる「・・それに?」 ガルム: 「大切な友人の必死な頼み頼みを断るのは・・・個人としてしたくありませんからね」 GM : めぐる「・・ありがとう」 ガルム: 「その言葉は、全てが良いように終わってからにしてもらいましょうか」 GM : そして、君は彼女の家にやって来た ガルム: 鼻が利くんで訝しげに周りを見回します GM : 彼女の家は閑静な住宅街にあるごく普通の一軒家だ。少しだけ磯のような香りがすることを除けば別に変わったことはない ガルム: 「こんな所に磯の香り・・・?」 GM : めぐる「ただいま・・」 彼女が玄関のドアを開けると そこには丁度靴箱の掃除をしていた母親の姿があった ガルム: 「お邪魔致します」と丁寧に挨拶しながら続きます GM : 母親「おかエりナさい あラ? 珍しイ ワ ね めぐル ガ 男友だチ ヲ 連れて く ルナん テ」 ガルム: !?!?! ガルム: 「・・・・・・私はめぐるさんのクラスメイトのガルムといいます、よろしくお願いします」 GM : 母親「ちょうド 夕はン の準備がで キたわ が るム君モ 一緒ニどうかし ラ ?」 ガルム: すこし周りに気を配りたいんですけど GM : 周囲はごく普通の一般家庭と変わりがない様子だ ガルム: めぐるさんの方に目をやります GM : めぐるは暗い表情のまま母親に「わかった・・」と返事をして食卓へ向かう GM : めぐる「よかったら、ガルム君も一緒に」 ガルム: 「突然押しかけて心苦しいのにそこまでしていただけるとは・・・お邪魔でなければご相伴に預からせていただきます」 ガルム: うなずき帰して家に上がります GM : そして夕食が始まる。楽しいはずのその時間で箸を動かしているのは君のめぐるの2人だけで母親は何も口にせずただ君達の様子を眺めている ガルム: 「あの、お母様の分は?」 GM : 母親「わたシ はいイの つまミ食いしす ぎてお 腹いぱイ」 GM : 母親「邪魔しチャ わる イワね ちょッと灯油買て くるワ」 GM : そういい残して母親は出て行く ガルム: 「・・・・・・」 ガルム: 外に出て行くのが確認するまで話しかけません GM : では知覚ジャッジ。難易度は12 ガルム: 10+nw GM : GARUMU -> 10+2D6 = 10+[2,3] = 15 GM : ホイ成功 GM : 君の耳は玄関から出て行く母親の足音を聞き分けた ガルム: それでもすこし待ってから話しかけます GM : ほい ガルム: 「陽ノ下さん・・・今のが言っていた変わってしまった、という事ですね?」 GM : めぐる「・・以前はあんな風じゃなかったの・・ゾハル病の治療を始めてからだんだんとおかしくなって・・」 GM : めぐる「・・・食事だって・・私見てしまったの・・お母さんが隠れて生魚をおいしそうに食べているところを・・・」」 ガルム: 「ゾハル病・・・ですか?」ゾハル病とはどういう病なんでしょう? ガルム: 「・・・確かにそれは穏やかではありませんね」(内心悪魔憑きやエミュレイターの存在を少々疑います) GM : めぐる「私もよく分からないの・・高熱が突然出たり・・神経が弱ってきたりして・・」 GM : めぐる「でも一つだけ共通点があるのはみんなどこかに『還りたい』って口にするの・・一体どこに?帰る場所なんてここしかないのに」 ガルム: なるほど・・・0-Phoneでこういう事に詳しそうな人に連絡しても宜しいですか?主にエレンさんとか? GM : OK ガルム: 「少し待って下さい。知り合いにこういう事に詳しい人が居ます、聞いてみましょう」 ガルム: 隣の部屋に移って0-Phoneで連絡を取ります GM : エレンにだね? ガルム: はい GM : エレンさん出番です エレン: 『はい。エレン=ディルグレースです』と電話にでます GM : ゾハル病は8世紀のアフリカが発生源とされています。症状はめぐるの言うとおりで、流行した当時は『魔王の呪い』などと囁かれていました GM : この病気の原因は西洋医学でも解明できておらず、オカルト関係者の間では何らかの呪術によるものと言われています。入水自殺する患者が多いこともその噂を一層強める原因となっているようです>Toエレン エレン: 了解 ガルム: 魔王の呪い?きな臭い ガルム: エレンに治療後の奇妙な経過や人が変わったような事例を説明します ガルム: 「こんばんはシスターエレン、今日は少し伺いたい事がありまして・・・」 エレン: 『騎士、ガルム様ですね。お久しぶりです』一礼してる雰囲気 エレン: 『どういったことでしょうか?私にわかる範囲であればいいのですが』と聞きます ガルム: 「お久しぶりです、シスターエレンは怪我や精神の事について詳しいと聞いたので伺いたいのですが」 ガルム: 「友人の母親がゾハル病に掛かり、その治療後にまるで・・・いいえ人とは変わってしまったんです」 ガルム: 病気よりもその後の治療や変化についてメインに聞きたいです エレン: 『ゾハル病・・・魔王の呪いといわれていた病気のことですね』と知っていることを伝えます エレン: 治療後の事例はあるのかな?>GM GM : 過去に治療できた事例は高位のウィザードが魔術によって治療した例が数件あるのみ。患者はややプラーナ量が減少したものの天寿を全うするまで生き延びた ガルム: 「魔王ですか?それは比喩的な意味で?それとも奴らの事でしょうか?」 エレン: 『比喩だと思います、が関与していないとは言い切れません』 エレン: 『ガルム様、今の医学では治療はできません。多分その方はまだ病気が進行しているのだと思われます』 GM : ゲーム的には大いなる奇跡でもいいのだろうけど。まあ、ほぼ死病だと思ってください エレン: 了解 ガルム: 了解です GM : それともう一点、ゾハル病でめぐるの母親のように怪物化するような酷い症状は出ない エレン: 『その方の動向に注意してください。噂通りであれば入水自殺なされる可能性があります』 ガルム: 「なんですって?!」 ガルム: では母親の変化のような事が起こりうるのか聞きたいです エレン: 『それと、その方のような症状が発生する、ということは聞いたことが余りありません。』<変化云々 エレン: 『新種か、もしくは何らかの外的要因があるのではないかと思います』 ガルム: 「・・・・・・・・・では彼女の変化は・・外的要因・・・!」 エレン: GM。盗まれた禁書に、それに関連しそうなものってあるのかな?資料的に GM : えーと、本の中身? エレン: うん。この病気に関係してそうな禁書は盗まれた中になかったのかな、と GM : 具体的な部分はミドル以降のお楽しみ。でもエレンは盗まれた禁書が生死を操り命を冒涜するものだらけだということを知っている エレン: では、今のところは関与はしてなさそう、と。 エレン: 『他に御用はおありでしょうか?』 ガルム: 「いま私が関わっている件なのですがひょっとすると奴らに関わる事かもしれません、いざという時はご助力をお願いしたい」 エレン: 『はい・・・といいたい所なのですが、私もパトリシア様より特命を受けましたので、お手伝いできるかどうかはわかりません』 エレン: 『すいません、ですが何かありましたらご連絡をお待ちしております』 ガルム: 「猊下からの特命ですか?それでは仕方ない・・・分かりましたこの件にはもうしばらく一人で当たってみます」 ガルム: 「いざというときは頼らせていただきます・・・それでは」(ピッ エレン: シーンアウト ガルム: めぐるさんに母親を治療したという所の話を聞きたいのですが ガルム: 「すいませんめぐるさん、お母様の治療したという所について聞きたいのですが」 GM : めぐる「お母さん?最初は大学病院にいたけれど途中から町外れの民間の病院に移されたわ。・・もう助からないって匙を投げられたのかもしれないわ」 ガルム: 「その場所、教えていただいて宜しいですか?」 GM : めぐる「ええ、『サハギ医院』よ」 ガルム: 「めぐるさん、今からそこにお話を聞きに行って来たいと思います、夜も遅いのでめぐるさんは部屋に居てください」 GM : めぐる「え、ええ」 ガルム: 「はい、なにか有ったら連絡を下さい・・・では」 GM : めぐる「・・・気をつけてね」 GM : とガルムが病院へと向かったところでシーンエンドといこうか ■5.オープニング4 恵慈 GM : ということで恵慈のオープニングに入ろう 恵慈 : はいよ GM : 時計の針が午前11時を廻ろうとしている頃だった。君は客のいない喫茶店のカウンターで一人タバコをふかしながら物思いにふけっていた GM : 外は雨がさあさあと降りしきっている。雪にでもなれば少しは風情はあっただろう、そんな物寂しい冬の光景だ 恵慈 : 「ったく……客足もぱったりと途絶えちまった……ま、この雨じゃね……」 と、朝はぱらぱらと小降りだったのに、今は本格的に降り出している、灰色の空を見上げて 恵慈 : 「突然の雨ってんなら、雨宿りも来るだろうけど……朝からコレじゃ、ね」 そう言いながらも、傍らのコーヒーメーカーを見て 恵慈 : そのコーヒーメーカーでは、自分の分しか作っていないのに、なぜか2人前…… 恵慈 : それは、刑事時代からの、癖で……彼女がコーヒーを飲んでいると、必ずやって来て横取りしていった男の…… 恵慈 : 「ったく、陰気だったら、しょうがないよ」 そう言うと、タバコを置いて、コーヒーを自分用のカップに注ぎ始める GM : コポコポとコーヒーメーカーがいい音を立てる最中、店のベルがカランカランと鳴る 恵慈 : 「今日はもう終わりだよ。 こんな雨じゃ、やる気もしないさ」 客の方を見もせずにぶっきらぼうに言い捨てると、煙草を再びくわえて……煙草の火が、再び紅く点る GM : ???「参ったなこの雨は。すっかり濡れネズミだ」 そんな軽い口調でコートを羽織ったずぶ濡れの男が入ってくる GM : ???「すまないが、熱いコーヒーを1ぱ・・」男は君の姿を見て言葉を無くす 恵慈 : 「……今日はやってないって言ってるだろ」 そう言うと、男のほうを見もせずに、さらに続ける GM : ???「恵慈…?恵慈なのか……?」 男の声は君にとってどこか懐かしい。いや、忘れるはずも無い。あの男のものだ 恵慈 : 「それに、アタシは、警官なんて嫌いなんだよ……特に、生真面目で、仕事のことしか考えてないようなバカ野郎はね」 恵慈 : その超えは、確かに懐かしい……しかし、それは、今では乾いた心に小さく棘のような痛みをもたらすだけのもので…… GM : 銭形ヘイジ「ハハハ、変わってないな……」 声は君の元上司、銭形ヘイジのものだ 恵慈 : いつ聴いても間違えようのない声、それが分かるほどに深い、だからこそ、冷え切ったその棘を無視するかのように言い捨てるのだ GM : 銭形「あの事件以来…か……元気してたか?」 GM : 銭形の声はさっきまでの元気な調子がうってかわってすっかり弱弱しいものに変わっている。これも君への後ろめたさがあるためだろう 恵慈 : 「……アンタも、体の方は元気らしいね……さっきも言ったけど、店はもう仕舞いだよ。 まあ、適当に余ったコーヒーを勝手にいれて飲むってんなら、別にかまいやしないけどね」 恵慈 : 「どうせ、あまっても捨てるだけなんだし」 そう言って、目線で傍らのコーヒーメーカーを示す GM : 銭形は押し黙ったまま濡れたコートをかけ、店のカウンターに座る。そしてコーヒーメーカーに手を伸ばすとカップにコーヒーを注ぐ GM : そして銭形はコーヒーを口に含み 「……久しぶりに飲むお前のコーヒーも美味いもんだな」と呟く 恵慈 : 「は、どうせ味なんざ録に味わっちゃいないくせに……」 恵慈 : 「アンタは、昔から、仕事以外は、てんで目に入らない男だったからね……」 恵慈 : ポツリ、と呟いて……その目線が、窓の外に向く GM : 銭形「そうだな……仕事だけが俺の全てだった……あの頃はただ犯罪者を捕まえる、それだけしか考えていなかった……」 GM : 銭形「……お前が辞職すると聞いた時は本当に驚いたものだ。俺たちはいいコンビだった。いや、そう思っていたのは俺だけだったかもな……」 GM : 銭形「……」 恵慈 : 「コンビ、ね……そうさ、そうだよ」 恵慈 : 「アンタは、いい目をしてた。 アタシも、同じ方を向いてね……確かに、いいコンビだった……でもね、それだけさ」 恵慈 : 「夢が見えなくなりゃ、ついていけない……それだけだったのさ」 GM : 銭形「夢、か…」銭形はそう呟くとポケットからタバコを取り出し火をつける エレン: 銘柄は二人とも同じだったりするのかな 恵慈 : 「あたしは、あの日、夢を見失った。 アンタは、泥の中で……それでも、夢を見上げた」 GM : その方が雰囲気出ていいな 恵慈 : 銭型を見習ってというか、吸い始めたので、銘柄は同じですなー GM : 銭形「だが、最近は後悔している。俺は廻りを見ずに夢という幻だけを追い続けていただけかもしれない」と銭形は珍しく弱気な発言をする GM : 銭形「まさか職場の仲間にまで邪魔をされるとは思わなかった。法と秩序を守る正義の組織?笑わせてくれるぜクソッ」 恵慈 : 「止めてくれよ。ここは愚痴を零す店じゃないんだ。酒のツマミならよそでやってくんな」 GM : 銭形「すまん。言い過ぎた」 恵慈 : 「……そんなしみったれた男は、見たくないね」 と、昔憧れて……憧れて、ついていけなかったから諦めた、そんな男の姿を耐えかねるように目を反らす 恵慈 : イラついたように煙草を……灰皿を持ってくるのも面倒とばかりに、カウンターで押しつぶすように消す 恵慈 : 「何しに来たんだい。アンタの管轄はここじゃぁないはずだ。さっきの話だってそうだ……コーヒーを飲みに来たようにゃぁ見えないね」 GM : 銭形「ああ、ここに凄腕の探偵がいると聞いてね。ちょっと仕事を頼みに来たつもりだった」 GM : 銭形「ま、その凄腕の探偵が恵慈だとは予想してなかったけどな」頭を掻く 恵慈 : 「依頼をしに来たってんなら、聞いてやるよ。 ただし……昔話は、なし。 そいつが条件だね」 GM : 銭形「OK、OK」 GM : 銭形は改まった様子で鞄から数点の写真を取り出して君に見せる GM : 写真にはいずれも水分を奪われて干し柿になった人体のようなものが映っている 恵慈 : 「……乾燥機か、ミイラか……サウナにでも死体放置されたのかい?」 GM : 銭形「ま、俺もそう思いたいんだがコイツはちょっと信じられない事件だ。鑑識が犯行時刻を割り出したところ、ガイシャがその干し柿になるわずか5分前だったそうだ」 恵慈 : 「……そうかい」 GM : 銭形「どういうトリックを使ったか分からない。が、俺は人為的な犯行だと思っている。ところが上の方から『不可能犯罪だから触れるな』とお達しが来てね。ちょっとやり辛い状況だ」 GM : 銭形「そこで凄腕の探偵さんに事件の調査を依頼したいというわけだ。実に簡単な話さ」 エレン: 警察機構の上の方だと、こういう事例に対してはストップかかるんでした? GM : この場合は不可能犯罪だから立件しても裁判で勝てないからね 恵慈 : 「……本気かい?」 恵慈 : 「コレをあたしに頼むってことは、あんたは、機密漏洩して、職権乱用して、さらに越権行為をするんだよ」 GM : 銭形「本気さ。ちょっとばかしクビが危ないが、俺が何のために警察に入ったか忘れたわけじゃないだろう?」 恵慈 : 「……」 じっと、銭型の顔を見て……くすり、と小さく……口元だけで笑う GM : 銭形「事件の被害者は1人や2人で済むレベルじゃない。もう十数人もこうした遺体で発見されている。凶悪犯罪を目の前にして黙って見てられ・・なんだ、俺の顔に何かついてるか?」 恵慈 : 「……変わんないね、アンタも」 GM : 銭形「大きなお世話だ。こうやって今まで生きてきたんだ。今更変えられるものか」 恵慈 : 「いや、コレでも褒めてるのさ」 GM : 銭形「ああん?」 恵慈 : 「アンタみたいな馬鹿は、てっきり、もう捻じ曲げられて、かわいそうにめそめそ泣いてるのかと思ってたもんでさ」 恵慈 : と、少しだけ嬉しい……憧れたものが、まだ残っているのを見られた喜びを、相手を馬鹿にするような小さな笑いに隠して 恵慈 : 「ま、しょうがない、昔のよしみだ、引き受けてやるよ。 ただし、情報はきっちり貰うからね」 恵慈 : 「報酬は……思いつかないから、後でとんでもない請求でもさせてもらうよ」 GM : 銭形「……わかった。だが、いくらボーナスがあるとはいえそんなに大金は払えないからな?」 GM : 銭形は残ったコーヒーをズズーっと飲み干し、入り口へと向ってコートを手にとる 恵慈 : 「は、どうせいまでも、孤児院に寄付とかしてんだろ? 昔からアンタに金だけは期待してないよ」 GM : 銭形「それじゃ、頼んだぜ凄腕の探偵さん」 恵慈 : 「……携帯は変えちゃいない、連絡はいつものとこによこしな」 GM : 銭形「それとだ」くるっと振り向く GM : 銭形「もし俺がクビになったら下働きにでも使ってくれると嬉しい。あまり考えたくない話だがね」 恵慈 : 「お断りだね」 GM : 銭形「はは、オマエもその硬いところは変わってないな」 恵慈 : 「そんな下らないことを考えてる間があったら、仕事の資料でもとっとと纏めてきな」 GM : 銭形「それじゃ、また後で」 GM : そうして、銭形は店から出て行く GM : 店内にはカランカランと鳴るベルの音だけが残った 恵慈 : 「……アンタが、そうさせたんだろ。 この、仕事人間が」 と、店から出て行く背中に、届かないように、ポツリ……と、小さく言葉を漏らす GM : と、いうところでシーンエンドだ ( To be continued …… )