NOCD化をしよう


■NOCD化とは?

OMGは起動する為に毎回CD-ROMの挿入が必要です。
しかし、今回紹介する方法でCD-ROMを入れなくても起動することが可能になるのです。
どのようにやるか簡単に説明するとCD-ROMのデータ全体を「ディスクイメージ」という一個のファイルにしてしまい、
そのディスクイメージをソフト的に用意した仮想CD-ROMドライブにマウント(挿入)して使います。
メリットとしてCD-ROMを入れなくてよくなる分それだけ手間が省けて起動の準備が短縮されます。
それだけではありません、通常だと試合開始時にオーディオトラックの読み出しの為に少し間が空いてしまいますが、
読み出しが高速になるのでそれがなくなります。

■Step1 準備するもの

今回私が最も手軽に扱えると判断し、チョイスしたものを紹介します。
各リンクから入手して導入してください。

 DAEMON Tools

フリーのものでは最もポピュラーなディスクマウントツールです。
    <入手・導入手順>
  1. 入手先 http://www.daemon-tools.cc/dtcc/
    上記のリンクからDAEMON Toolsのサイトに飛びます。
  2. トップページの左にある「Downloads」をクリックしてください。
  3. 次のページの中央あたりにに「Category:Daemon Tools」とありますのでそれをクリックします。
  4. その次のページでは最新(2006年1月現在)の「Download: DAEMON Tools 4.0.3」のリンクが目に入ると思います。
    しかし新しいバージョンを使うと私の環境では音声が再生できないという不具合があったので同様の事象が起こらないように
    あえて旧バージョンを使います。ページの下の方にある「Download: DAEMON Tools 3.47」の方の
    リンクを右クリックして「対象をファイルに保存」で任意の場所に保存します。
  5. 保存したファイルを実行します。すると以下のようなインストール画面(ウィザード)が出てきますので順に進めて行きます。
    使用許諾書です。適当に読み飛ばして「Install」をクリックして進みます。
    Nextで次へ進みます。
    インストール先の選択と仮想ドライバ名の設定です。特に変更の必要はありません。
    Nextをクリックするとインストールが始まります。
    インストール中です。ゲージが溜まるまで待ちましょう。
    インストール完了です。Closeをクリックして終了してください。
    インストールウィザードが終了するとシステムの再起動をしろとの表示がでます。
    Yesをクリックすると即座に再起動されます。Noを選択を再起動はされませんが、
    後で自分で再起動する必要があります。

 CDManipulator

国産のフリーのライティングソフトです。CD-R/RWの書き込みが主な機能ですが、
ディスクイメージの作成もできます。メニューが日本語なので分かりやすいと思います。
    <入手・導入手順>
  1. 入手先 http://www.storeroom.info/cdm/
    上記のリンクで表示できるページから「Version 2.70 Final」を右クリックしてファイルの保存してください。
    ダウンロードできるファイルの名前は「cdm270.zip」です。
  2. ダウンロードしたファイルを解凍します。zip圧縮なのでLhasaやその他の解凍ツールを使って解凍してください。
    (「圧縮フォルダ」機能が搭載されていればそれを利用することも可)
  3. 解凍して出来上がった「cdm270」のフォルダ内にある「CdManipulator.exe」を起動してください。
  4. 起動すると言語選択がでてきます。一番下の「日本語」で良いでしょう。

■Step2 ディスクイメージの作成

今度はCDManipulatorを使ってを使ってCD-ROMをディスクイメージ化しましょう。
CDManipulatorを起動すると以下のようなウィンドウが表示されます。


緑で囲った枠の中がお使いのCD-ROMドライブの名前になっていることを確認してください。
「Generic DVD-ROM 1.0」はDAEMONToolsの仮想ドライブです。これが表示されていたら変更してください。
確認ができたら赤い枠で囲んだボタンをクリックしてください。次のウィンドウが表示されます。


「検索」ボタンをクリックすると保存ダイアログが開きます。ディスクイメージのファイル名を適当に入力して保存します。
(出来上がりのディスクイメージは420MBほどの大きさがあります。十分な空きがあるドライブを指定してください。)
適当な名前が思いつかなかったら「von」とでも入力してください。他の項目はいじらなくて結構です。
次にバーチャロンのCD-ROMをドライブに挿入して「OK」をクリックしてください。


読み込み中です。終わるまで待ちましょう。
終了したら閉じてしまって構いません。
CD-ROMも取り出しましょう。

選択した保存先に「img」と「cue」という拡張子のファイルが作られていることを確認してください。

■Step3 ディスクのマウント

今度は作ったイメージファイルを仮想ドライブにマウントします。
すでに通常の方法でバーチャロンをインストールしてある場合は、トラブルを避けるためにアンインストールしておきます。


タスクバーの端に先にインストールしたDAEMON Toolsのアイコン(赤丸で囲ってある)が表示されているはずです。
これを左クリックします。メニューに「Device0:[F:]No media」(F:の部分は環境により変わります)という項目があります。
これをクリックするとマウントするイメージファイルを指定するダイアログが開きます。
先に作成したイメージファイル(.cue)を選択してください。マウント作業自体はこれで完了です。
自動スタートが有効になっている場合はセットアップウィザードが表示されます。
そうでない場合でも普通のCD-ROMドライブと同じように扱えますから、通常と同等の手順でセットアップします。

もしBGMが再生されないのならばアイコンを右クリックして、
「Options」「Analog audio」にチェックを入れて再度試してみてください。

バーチャロンに限らず、他のゲームやアプリケーションにもこの方法は有効です。
ほとんどのソフトがイメージ化は同様の方法でできます。(一部例外やプロテクトの掛かっているものあり)
有効に活用してみてください。

last2006.1.18
Copyright© 2006 たかおファン All rights reserved.