なりきりチャット過去ログ
なりきりチャット>【黒羽】百合男が去った。 (10/24 03:18:51) 122.26.5.241
なりきりチャット>【黒羽】柚子女が去った。 (10/24 03:18:47) 122.26.5.241
なりきりチャット>【黒羽】梨雪が去った。 (10/24 03:18:43) 122.26.5.241
なりきりチャット>希鳥が去った。 (10/24 03:18:39) 122.26.5.241
希鳥> (10月23日 ティマフ長編 渡り鳥の里帰り・後日談〜黒羽〜 完)
希鳥> (やっと、帰ってきた。)
希鳥> ・・・・ただいま。
希鳥> ・・・・・・・・・・。(久しく忘れていた暖かさに、じんわりと目頭が熱くなった。すっかり小さくなった父に、少しの寂しさをかんじながらも)
【黒羽】梨雪> ・・・もう離さん・・・・離さんぞ・・・・希鳥・・・・!!(力強く息子を抱きしめた。声が震えている。嗚咽が混じっている。)
希鳥> あいたたた・・・・・(上半身をゆっくりおこしつつ)・・・父さん、大丈・・・(ぎゅむ)・・・夫・・・・
【黒羽】百合男> あーあ、無理しちゃって(梨雪の身体を心配して同じく駆け寄る。)
【黒羽】柚子女> Σりっ・・・梨雪さまぁー!?(滝汗; (まさかの展開に思わず叫んで父子に駆け寄る。)
希鳥> Σ(゜Д゜;)ええちょっ・・・ル●ンダイブぅぅぅっ!?!?!? (どごおおおっ!) (まさかの展開ついていけず、そのまま梨雪の●パンダイブの直撃を食らって地面に倒れこむ)
【黒羽】梨雪> (実は走り出したのは助走で、思いっきり高くジャンプして、そのまま手を広げて希鳥に飛んでいく)
【黒羽】梨雪> むーすこよおおおぉぉぉぉぉっ!!!!!彡ア゜<(トウッ) (バッ)
【黒羽】梨雪> (気づけば梨雪は双子の支えを振り切って走っていた。そして・・・)
【黒羽】梨雪> ・・・っ・・・希鳥っ!! (ダッ)
希鳥> ・・・・父さん・・・・。 (間違いない。老いているとはいえ、自分の父親を見間違うはずが無い。
【黒羽】梨雪> ・・・・希鳥・・・・? (信じられない、というように口を震わせて、ずっと昔に失ったはずの愛する名前を呼んでみる。)
【黒羽】百合男> (梨雪の事情を知らないものは黒羽の里にはいない。もしかしたら鳥人族すべてで知らないものは殆どいないかもしれない。白銀の髪のムルゲン族の女と結ばれ、混血の子を授かり、そして引き離された悲哀の物語を。双子はすぐに今何が起こっているのかを理解した。)
【黒羽】柚子女> どうしたの、百合男・・・(そうして双子の片割れの様子に気づいて、続いて希鳥に気づいた。こちらは目を見開いてしっかりと驚きの表情を見せる。目の前にいた白銀の髪の男は、自分達の族長にそっくりだったからだ。)
【黒羽】百合男> ・・・・。(ぴた、とまず希鳥に気づいたのは百合男だった。あまり表情が変わることはなかったが、明らかに驚いている。)
希鳥> ・・・・。(その微笑ましい光景を、愕然としてみる。向かってくる三人は誰もかれもが塗りつぶしたような漆黒の長髪をもっていた。あれは鳥人族の黒羽(エイヴィダル)だ。そして・・・・)
【黒羽】梨雪> ははは、いやぁ相変わらず手厳しいのぅ百合男は。これこれ、柚子女もそんな咆えるな。
【黒羽】柚子女> ちょっと百合男(ゆりお)!族長にそんな言い方しないの!心配なら素直に心配しなさい!
【黒羽】百合男> なんか死亡フラグ臭いんですけど貴方に今ぽっくり逝かれたら困るんで帰ってからも元気でいてくださいね。(男を右から支える少年は、左の少女と瓜二つだった。双子だった。)
【黒羽】梨雪> 大丈夫だよ柚子女(ゆずめ)。今日はなんだが気分がいいんじゃ・・・こういうときにでも、墓参りせんとな・・・・。(はは、と苦笑する年老いた男は優しげであったが、背が高く鍛え抜かれた身体をしており、勇敢な戦士であったことが伺われる)
【黒羽】柚子女> 梨雪(りせつ)さま、つらかったらすぐに言ってくださいね。(梨雪、と呼ばれた男を左から支えている少女が、心配そうにそういった)
なりきりチャット>【黒羽】百合男が現れた。 (10/24 03:09:33) 122.26.5.241
なりきりチャット>【黒羽】柚子女が現れた。 (10/24 03:09:30) 122.26.5.241
なりきりチャット>【黒羽】梨雪が現れた。 (10/24 03:09:27) 122.26.5.241
希鳥> ・・・・!!(その近づいてくる存在に、目を見開いた。電撃が体中を駆け巡ったように、その場で硬直する。)
希鳥> ・・・・夫で・・か・・・ ・・・あ、すま・・・い・・・ 無理・・・で・・さいね・・・ (その話し声はだんだんこちらに近づいてくる)
希鳥> ・・・・?(その話し声に、何故か転移の歌を紡ごうとした口が止まる。)
希鳥> ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・。 (ふと、遠くから二〜三人ほどの話し声が聞こえた。)
希鳥> 大丈夫、平気。色々あったけど、オレはもう「あの場所」で生きていける。じゃ、そろそろいくよ。そういって立ち上がって過去に背をむけた。次に振り返るときはいつだろうか。)
希鳥> ・・・・もう、怖くないよ。この身体に流れる血も、他人を信じることも、自分の出せなかった言葉を浪費して生きていくことも。 ・・・多分ね。(絶対的な自信が持てないので、つい最後に曖昧な言葉をつけて、誤魔化す様に眉尻をさげて笑う。)
希鳥> みんなのおかげで、少し長かったけど、終わることができたんだ。・・・ねぇ、オレは今、ひとりじゃないんだ。かっこよくて、強くて、頼もしい友達がいっぱいいるんだ。いろんなことがあって、いろんなことを学んだ。楽しいことも、辛いことも、当たり前のことも・・・それでオレの世界、すごく変わったよ。
希鳥> ・・・終わったよ。青羽の族長さん、無事に双子の卵を受け取ってくれた。(そして墓石(昔の自分)に向かって語り出す。)
希鳥> (中身のない自分の墓。けれど、希鳥にとっては違う。ここに埋葬されているのは、まぎれもなく昔の自分だ。)
希鳥> (この墓は、きっと、恐らく、昔生き別れた両親が立ててくれたものだ。この墓石が立っているところは、かつて希鳥が両親と暮らしていた家が建っていた場所だったからそう思った。)
希鳥> (歌が流れる。すると旋律に乗ってくるように、墓石の前に希鳥が姿を現した。転移の歌を止め、歩み寄って墓石に彫られた文字をそっと指先でなぞる。それは自分の名前だった。)
希鳥> (ローイア諸島が一国、セヲのとある山中・・・そこに、ぽつねんと墓石は立っていた。)
なりきりチャット>希鳥が現れた。 (10/24 03:03:27) 122.26.5.241