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ミドリムシが地球を救う!?温暖化と食糧危機の切り札に クッキーも開発 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
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ミドリムシが地球を救う!?温暖化と食糧危機の切り札に クッキーも開発 (1/2ページ)

2008.9.17 11:28
このニュースのトピックス:食・グルメ
アフリカの飢餓難民向けに試作されたミドリムシ入りのクッキーアフリカの飢餓難民向けに試作されたミドリムシ入りのクッキー

 世界規模で直面している地球温暖化と食糧危機への手だてとして、ミドリムシを活用する研究が進んでいる。原生動物でありながら光合成をするミドリムシは二酸化炭素(CO2)の固定効率が高いだけでなく、人間に必要な栄養素のほとんどを作り出せる。東京のベンチャー企業が大量培養に乗り出したほか、大阪の老舗昆布店は高い栄養価に着目、食品への応用に向け研究を続けている。

 ミドリムシは学名を「ユーグレナ」といい、水田などの淡水に生息。体長は30ミクロン〜50ミクロンで尻尾のような鞭毛(べんもう)を動かして運動する一方、葉緑素を持ち光合成を行う。地球上で唯一の動物と植物の中間的微生物だ。

 「これほど環境浄化に優れた生物はいない」と話すのは、約30年ミドリムシを研究している甲子園大栄養学部教授(生物化学)で、大阪府立大名誉教授の中野長久氏(64)。中野氏によると、光合成によるCO2の固定効率は、イネが0.7%、トウモロコシが1.5%に対し、ミドリムシは30%。炭素濃度が高ければ固定効率はさらにあがり「25%のCO2が含まれる鉄工所の排煙なら固定効率は78%になる」という。

 約5年前には電力会社と共同研究を実施。50万キロワットの火力発電所が1日に出すCO2約4300トンをミドリムシに吸収させるには縦横800メートル、深さ1メートルの巨大水槽で培養する必要があることを弾き出した。ただ、実際に水槽を作り、維持管理するには1000億円以上の費用がかかることから、実用化は見送られた。

このニュースの写真

アフリカの飢餓難民向けに試作されたミドリムシ入りのクッキー
尻尾のような鞭毛を使って動くミドリムシ

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