『自由都市(仮)』 旧自由都市ヴェイル   属性傾向:混沌にして中立  国家元首:評議制。評議長が対外的な国家元首を務める。  信仰:なんでも  立地 :大陸東部にある都市国家  人口 :市民として確認されているだけで3万人前後。  100年前までは自由都市ヴェイルと呼ばれていた。  デモゴルゴンの影響のもと数百年の間狂気に侵され、  住民たちは違和感を覚えることなくデモゴルゴンを崇めていたが、  100年前に都市の長を決定する大会の際、冒険者の一団によって解放された。  件の冒険者達の意見を取り入れ、以降評議制で都市を運営していく事となった。  また、冒険者が提言した三つの掟『殺すな』『盗むな』『傷つけるな』を基本に、  それ以外は大体自由というスタンスを取っている。  他国他都市で犯した罪は問わない、種族身分素性は問わないと言う方針なども功を奏し、  束縛を嫌う人々が大陸中から集う混沌とした都市に成長していった。  自由都市では死刑制度はとられておらず、死刑に相当すると判断された者は治安維持部のマインドフレイヤーによって、 精神を善よりに処置が施される。 【評議制】  自由都市は基本的に5名の評議員と、1人の評議長からなる評議会によって運営されている。  評議員は引退時における評議員自身の指名によって決定され、それが無い場合全市民からの立候補制による市民投票によって選出される。  評議長は全市民からの立候補による市民投票によってのみ選出される。  (引退理由は、精神的疲労、肉体の衰え、市民からの糾弾、飽き、死亡、行方不明等多岐に渡る)  現在の評議員:  〇『ゼノビア』 マインドフレイヤー 年齢不明 男性人格 秩序にして善   100年前にデモゴルゴンの狂気から解放された"狂える"マインドフレイヤーの子孫。   自由都市の治安維持部の長を担当する。この街でも珍しい秩序ある心の持ち主。   治安維持部の担当はマインドフレイヤー種評議員による引継ぎで務める事が伝統となっている。    「悪魔でも天使でも受け入れるのが自由都市のルール。ですが行いが目に余るようであれば"心を入れ替えて"いただきます」  〇  〇  〇    〇  次期評議長候補:現在選挙期間中  〇『コロナちゃん』 自称15歳 女性    市民の中から燦然と現れた美少女バード。   アイドル天使を自称して歌に踊りに人気上昇中。  「おひさまから零れ出た、みんなの美少女アイドル天使コロナちゃんです☆ 清き一票よろしくね!」  〇『オバ・ハーン・パプディ』  69歳 女性   自由都市の周辺で暮らす遊牧民の一族の出。   都市内で料理店を経営していたが、齢70を前にしてついに政界に打って出た。    「アタシはやりたいこたあ何でもやってきたんだ。後はこのイカれた街にお返しするだけさ」 ============================================================ 【街の施設】 『親切魔女の人生相談室』 利用料:あなたのお気持ち次第  アーリッサ(ナイトハグ/混沌善)、マーリッサ(グリーンハグ/混沌中立)、クラリッサ(アニスハグ/混沌善)の、 ハグ魔女団が開いている相談室。  この魔女団は、かつて何十人もの人間の魂を奪うと言う悪事を行っていたが、  当時の治安維持部とその協力者によって逮捕された。  そして過度な悪事であると判断され、治安維持部によって心を入れ替えさせられたのだった。  心を入れ替えられた彼女達は、気の良い親切な魔女達として人々の役に立つべく相談室を始める事にした。  この人生相談室では、気軽に市民のお悩みを聴いてくれる。  そして、自分たちの出来る事なら…と  望めば『殺す』『盗む』『傷つける』に反さない範囲で解決まで請け負ってくれるのだ。  彼女達は純粋な善意で行っているのだが、しばしば騒動につながる。  (媚薬騒動はこの相談室に関わる最もポピュラーな問題だ) 『嘆きの壁』 利用料:無料(順番予約制)  市の外壁に組み込まれたこの60ft幅にも及ぶアダマンティンの板は、 市民の正気が戻る遥か以前より存在した。  どのような悍ましい意図によって設置された物かは分からないが、 この板は攻撃を加えられると絶望的な叫び声をあげる。  現在は市民のストレス発散の捌け口としてレジャー感覚で用いられている。  街の一角で攻撃魔法や弓がバンバン飛んでいる場所がある。それがここだ。  街の一角で激しい金属音が絶え間なく響いているとすれば、それがここだ。 『市民闘技場』利用料:観覧/1人1sp 施設利用料/50gp(1日)  かつて都市の首長を決定するための大会が行われていた場所。  現在は様々な催し物に利用されている。  闘技場と呼ばれているが、行われるのは武道会のみではない。  一般市民でも利用料を支払えば、催し物を開催することが出来る。  この施設で行われる催し物は、観客を拒む事が出来ない。  そして観覧料はその3割が施設の維持に充てられる。  最大3000人収容(公称)、無理して詰めれば2~3倍は行けるとの見込み。