【第20章】 ー消えていくー そして今、メノウは閉じた窓に叫びます。 (メノウ) 「……守って…って、…ナディ…。…ねえ…」 ふらふらと、閉まった窓を開けようとしますけど、開きます? ( GM ) 開きません (メノウ) 「―――あ」 (メノウ) 「……あたしがあの時、あんなこと考えたから…?『あたしのために不幸になって』…って、頼もうとしたから…?」 (メノウ) 「……ごめんなさい。…謝るから。…だから、開けてよ…。ナディを治してあげなきゃ…。…ナディ………、ナディ…?」 ( GM ) そして・・・・ ( GM ) メノウは気が付く。ナディアの顔が・・・思い出せませんね (メノウ) 「…………え?……あ、あれ?……なに、これ?……ナディ…?……あ、…え…?」 ( GM ) そして、まるで消しゴムで日記を消していくみたいに (メノウ) アンロックを試そうとしたけど、ナディの顔が… ( GM ) 思い出が消えていきます ( GM ) 最初にとびかかられたことも (メノウ) 「…待って。…ねえ、待ってよ。…嘘でしょ?…消さないで。…それ、大切だから…。…ねえ、やめて…」 ( GM ) いっしょに冒険に行ったことも ( GM ) 何度もハリセンでたたいたり、ベッドに入ってきたの追い出したり ( GM ) でも、朝起きるとまたベッドの中に居たり ( GM ) 2人で話したことも ( GM ) 2人で食べたものも ( GM ) 次々と消えていきます (メノウ) 「………消えない…で……。お願いだから……」 へたっと、座り込みます (メノウ) 「帰ってきてよ…。……返して…よお……」 目からぽろぽろと涙が ( GM ) そして・・・・・ ( GM ) しばらくすると、名前すらも (メノウ) 「……あ。…れ…」 ( GM ) でも、どこか覚えているかもしれません ( GM ) 自分を愛している といった人がいたことを ( GM ) ぽっかりと空いた、自分の中に。さっきまで何かがあったことを (メノウ) 「……うく…ひくっ…。…うあ…、ああ…うあああああああああ!うああああああああああああああ!!!」 大声を上げて泣き出します (メノウ) 誰だかわからないけど、何だか物凄く悲しい(´;ω;`) ( GM ) そして、そんなメノウの後ろでまた一つ窓が開きます (メノウ) もうその場から動かず延々泣き続けますよ! http://www51.atwiki.jp/dcab?cmd=upload&act=open&pageid=25&file=40339293_p6.jpg