【第11章】 ーありがとうー そして、今。 ロルフの手はミツキに導かれて、メノウに触れます。 http://www51.atwiki.jp/dcab?cmd=upload&act=open&pageid=25&file=40339293_p3.jpg (ミツキ) 「じゃあ――――――任せましたよ、ご主人様」 (ロルフ) 「ま、待てよミツキっ! なんで、任せたなんて、言うんだよ………」 (ロルフ) 「これから、一緒に助けるんだろ……なぁ、そうだろっ!」 ( GM ) ロルフの手はメノウに触れ ( GM ) 下へ・・・下へ・・・・ ( GM ) 夢の中をゆっくりと落ちていきます ( GM ) 沈んでいく、といった方があっているかもしれません ( GM ) そして、ロルフはあなたの手を掴んだミツキの手が、体が ( GM ) パリパリパリ・・・ と消えゆこうとしています ( GM ) RPどぞー (ロルフ) 「ミツキッ……お前っ……」 ミツキの手を力の限り握りながら (ミツキ) 「あ、あら?」送り込む瞬間に消えたと思ってたらまだ残ってたのでちょっと意外だった(ぇ (ロルフ) 「……お前、体が……」 (ミツキ) 「これはまた、何とも・・・」魂の状態を目で見れるのって滅多にないよね(ぇ (ロルフ) 「さっきの、あの剣のせい、だよな……」 (ミツキ) おー、とパリパリなってる手足を珍しげに見てたり (ロルフ) 「というか、なんでお前そんなに余裕あるんだよっ!」 「もう、死ぬ……のに、さ」 (ロルフ) 少し、顔が俯く 握る手に力がこもる (ミツキ) 「・・・・・・」じー、とロルフの目を見て (ミツキ) 「だって私の方に余裕が無いと、ロルフは既にいっぱいいっぱいじゃないですか」微笑んで (ロルフ) 「俺のせいで、魂も、壊れて……もう、蘇生だって、出来るかどうか……なのに、なんで、お前は……」 (ミツキ) 「・・・まあ、蘇生の方は少し意外でしたけど」うんうん、と頷き (ロルフ) 「………っ」 「俺が、いっぱいいっぱいなのは、今に始まったことじゃないだろ……っ!」 「俺のことなんて、どうでもいいんだよっ!」 (ロルフ) 「俺は、まだお前と話したいことだってたくさんあったし、一緒にしたいことだってたくさんあったのに……」 (ミツキ) 「けど、こんな風じゃなくても蘇生不可能な状況はいっぱいありますから」そこらへんは覚悟していた顔 (ロルフ) 「でもっ!」 (ロルフ) 「俺は……お前と、会えなくなるなんて、嫌だ……」 (ミツキ) 「・・・私だって会えなくなるのは嫌ですよ。」「でも・・・」言いつつロルフのまだ黒煙が引っ付いてる部分を触って (ロルフ) 「キャリーだって、ユーリだって、アリエルだって……お前が居なくなったら、…………」  (ミツキ) 「悲しんでもらえるのは嬉しいですけど・・・」手で撫でつつ黒いのを引きはがしてこっちに移しつつ (ミツキ) 「あ、やればできるものですね」とかちょっと嬉しそうに (ロルフ) 「やめろっ」 (ミツキ) 「嫌です」にっこり (ロルフ) そう、力なく、引き剥がそうとした手を伸ばそうとして…… (ロルフ) 「どうして、だよ、全部、俺が、俺がやったことなんだぞ……俺が、自分の意志で……」 (ミツキ) 「だからこそ、です」伸ばしてきた手を掴んで (ロルフ) 「っ………」 「なんで、だよ……」 (ロルフ) 力なく (ミツキ) 「全部、背負ってください。」掴んだ手の煙も引きはがして 「私の命も、さっき殺してしまった人たちの命も」 (ミツキ) 「償え、と言ってるのではありません。ただ、覚えておいてほしいんです。」「そういう人たちがいた、ということを」ね?って剥がし終わった手を撫でて (ロルフ) 「………っ」  「………ああ、わかった。 約束、する」絞りだすように (ロルフ) 「なぁ………ミツキ、あの約束、覚えてるか?」 (ミツキ) 「あ、時々思い出してもらえると嬉しいですね」ちょっと昔のことを回想してたり (ミツキ) 「約束、ですか?」んー?と見て (ロルフ) 「お互い、"勝手にどこかに行かない"……って、約束」 (ロルフ) 「わざわざ、アンクレットなんか買ったのにさ、………果たせなくて、ごめんな」 (ミツキ) 「あぁ、そういえば・・・しましたねえ」 (ミツキ) 「いえ、破ったのはこっちですから」苦笑して (ロルフ) 「違うっ! 俺が、俺が破ったんだよ……っ!」 (ロルフ) 「俺が、もっとしっかりしてれば……間違わずに、あの時、あの言葉なんかに耳を傾けなかったら………」 (ミツキ) 「・・・」仕方ないなあ、という顔で (ミツキ) 「でも、傾けないといけないような理由があったんでしょう?」 (ロルフ) 「……ごめんな、ミツキ、俺のせいで………」 「………ああ、多分、あの時、傾けなかったら………きっと、俺は、死んでた」 (ミツキ) 「だったら仕方ないです。こっちに来たのは私の意思ですし」 (ロルフ) 「っ………でも、俺が、生き延びたから、あの人達と……お前は……俺に、殺されたのに………」 (ロルフ) 「仕方ないって、なんだよっ……どうして、そう、言えるんだよっ……」 (ミツキ) 「だってほら」「私はロルフの従者ですし」人差し指立てて (ミツキ) 「ちょっと違いますけどペットは飼い主に似るとも言いますし」 (ミツキ) 「あとは・・・」ロルフの首元見て (ミツキ) 「覚えていてくれるって、信じていますから」服の中から出て空中で揺れてるペンダントを見つつ (ロルフ) 「でも、恨み言だって、色々あるだろっ! これまでだって、色々迷惑かけてるし……っ!」  (ミツキ) 「ふふ、良いメイドはそういう事は言わないものなのです」口元に人差し指を添えて (ロルフ) 「………っ」何も言えず、ぎゅうう、と手を握って  (ミツキ) 「まあ、気休め程度かもしれませんけど・・・」握られてる手を使って近づいて (ミツキ) 「ずっと、傍にいますから―――大丈夫ですよ」揺れてるペンダントを摘まんでロルフの顔の近くまで持っていく (ロルフ) 「っ…………」 涙で、顔がぐしゃぐしゃになりながら、何度も、わかった、というように頷いて (ミツキ) 「もう、最期くらい笑顔を見せてくださいよ」って苦笑しつつ涙を指で掬いつつほっぺたなでなで (ロルフ) 力いっぱい、自分の方へと引き寄せながら 「無理に、決まってるだろ……っ!」 (ロルフ) と言いながら、なんとか、無理やり笑顔を作ろうと (ロルフ) 「俺は、こういうふうに、作り笑顔とかするの、苦手だって……知ってるだろ……」視線を合わせて (ミツキ) 「まあ、知ってますけどね」くすくす こっちも合わせて (ミツキ) 「さてと、後は・・・あなた一人でやり遂げてくださいね」身体を無理やり離して (ロルフ) 少し深呼吸してから 「…………なぁ、ミツキ」   (ミツキ) 「はい?」少しずつ距離が離れつつ (ロルフ) 「………お前は、俺の最高の従者だ。……俺に、ついてきてくれて、ありがとな」 (ミツキ) 「・・・・・・」「こちらこそ、今までありがとうございました」 (ロルフ) 「――――じゃあ、行ってくる」  (ミツキ) 「―――いってらっしゃい」 ( GM ) ミツキはそのまま パリンッ ( GM ) と、砕け散ります ( GM ) そして、ロルフは暗い湖の上に降り立ちますね