間に合わなかった後悔をもち 一度希望が折れた後悔をもち 後悔を背負いながら 人は         ドラゴンと2人のお姫様 第15章:エピローグ:おかえり ( イリシア ) 思い思いに追悼の意を表しているのを見て、ゆっくり立ち上がって ( イリシア ) 「……シュバルツ」と、黒竜の側へ近づいて (シュバルツ) 「……イリシア」ちょっと重い表情 (シュバルツ) 「すぐに助けに行けられなくて……ごめん」 ( イリシア ) 「……」どう言葉を作ろうか、躊躇って 「い、いえ。そんな、こうして来てくれただけで……」 ( イリシア ) 「……私。今回は、駄目なんだろうって思いました。思ってしまいました」 「でも、シドや、シュバルツや、皆が来てくれたお陰で……」 ( イリシア ) 「だから、ありがとう、と。 ……すみません。また、こればかりで」 (シュバルツ) 首をふるふると (シュバルツ) 「でも、俺は、誰よりも早く――」 (シュバルツ) ハッ と ( イリシア ) 「シュバルツ……?」 (シュバルツ) 「(あれ、俺は…………えっ?)」と自分に困惑 (シュバルツ) #ランダム、気づく、気づかない どうですかランダム様…… [DICE] シュバルツ > 対象(気づかない) どうですかランダム様…… ( イリシア ) w (シュバルツ) 気づかなかった……!w ( アヴァン) w ( イリシア ) 「……」少し、躊躇って ( イリシア ) 「初めに……」 (シド) w ( イリシア ) 「初めに助けようとしてくれたのは、シドでした。どうしようもないって思った、その時も」 (シュバルツ) 「……?」ちょっと顔が赤いかもしれない ( イリシア ) 「でも……」 「そう思った時、最後まで頼りたいと、そう願って縋ったのは……」 ( イリシア ) そっと、発動体に手を当てて 「……私、まだまだです。弱くて、矛盾も多くて」 (シュバルツ) 「……イリシア」 (シュバルツ) 「……ふふ、俺もだ。まだまだ弱くて、矛盾も多くて、それに」 ( イリシア ) 「でも、必ず……、もっと強くなります。孤独だったシュバルツに、手を差し伸べる事の出来た方のように」 (シュバルツ) 「……俺にもよくわからない気持ちとか、あったり」超小声 ( イリシア ) 「……?」聞こえなかったけど (シュバルツ) 「……ありがとう、イリシア」にこ、と (シュバルツ) 「でもいいんだ。イリシアは、イリシアでいてくれる方が。俺は、嬉しいんだ」 (シュバルツ) 「……おかえり、イリシア」と手を差し伸べて ( イリシア ) 「い、いえ。お礼を言われるような事は……」 「……あ」 ( イリシア ) 「……はい」頷いて、手を取って 「ただいま、戻りました」少し、はにかんで (シュバルツ) 「約束、ちゃんと守ってくれよ?」にこ、と (シュバルツ) ミラボアデートや ( イリシア ) 「約束……、あ、は、はいっ、勿論っ」べ、別に忘れていた訳では。