2008年11月29日 活力宇治21の会 代表 山仲 修夫 様 公開質問状  本日、京都新聞などの新聞折り込みで配布された貴会のチラシの内容はは、あまりにも ひどい事実誤認に基づく内容で、悪意さえ感じられます。  開浄水場問題については、昨年3月から12月まで、市水道部と協議するなかで、事 実誤認などについては正してきた経過があります。しかし、今日においてこのような新 たな嘘や中傷とさえ思えるチラシが配布され、広く市民に事実に基づかない誤解を与え ることを見過ごすことはできません。以上の観点から、下記事項について質問致します。 12月3日までに、文書にてご回答いただきますようお願いします。 記 1.税金について 記載内容  「開地区の一部の地下水使用世帯のために、全宇治市民からの貴重な税金を投入し続ける のは、公平な税金の使い道とは言えません。」 質問事項(1)  水道事業は企業会計で、水道料金ですべてまかなわれています。開浄水場の経費に、税 金は1円も投入されていないと考えますが、如何ですか。 記載内容  「発がん性の疑いのある物質除去のため、多額の費用を投入し続けなければなりません。」 質問事項(2)  揮発性物質は、曝気処理で容易に除去できます。市は1991年(平成3)にエアレーション を設置しましたが、簡易な設備です。  多額の費用といわれる根拠および金額を明らかにして頂きたい。 2.水質について 記載内容  「開浄水場の地下水源水には、様々な発がん性の疑いのある物質が含まれており、長期 的にも増加傾向にあります。」 質問事項(1)  私たちは、混入している物質はトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン(揮発性 有機化学物質)だけと認識しています。  「様々な」の表現は、いかにもたくさんのものがあるかに受け取れますが、様々な物質内 容を明らかにして頂きたい。 質問事項(2)  上記の物質は、人における発ガンリスクを評価することは困難とされており、京都 府の報告でも、「体重50kgの人が毎日、これらの水を仮に約20リットル飲み続けても、 健康への影響はないと考えられます。」(平成19年4月13日 京都府企画環境部環境 管理室、京都府保健福祉部生活衛生室、京都府山城広域振興局山城北保健所)と安全宣言 されている事実はご存じないのでしょうか。 質問事項(3)  ここで表現されている内容からすると、開浄水場に限らず、西小倉浄水場など他の浄水場 にも存在しますが、どうして開浄水場だけが名指しで記載されているのですか。 質問事項(4)  私たちが知り得る市水道部の水質検査結果報告では、1991年(平成3)から今日まで 大きな変化はなく、増加傾向にもないと認識しています。  長期的にも増加傾向にあるとの事実のデータを示して頂きたい。  以上税金や経費について2項目、水質関連について4項目計6項目について、データととも にお答え下さい。