「姉ちゃん、姉ちゃん!」 としあきが女性にレイプ紛いに襲い掛かる。 近所に住む、ちょっと年上の女性。幼い頃から何かと自分の面倒を見てくれた人。 「酷いよとし君…」 としあきをはねのけて、悲しい顔をして言う。 「とし君は、こんなことしない子だと思ったのに」 「姉ちゃんこそ、あれ誰だよ!」 「…え?」 「俺知ってるんだからな! 姉ちゃんが男とデートしてたの!」 ハッとする。 「あ、あれは…」 「いやだ! 姉ちゃんは俺のだ!」 胸に抱きつく。 「姉ちゃんを俺だけの物にする」 *** 「あき姉ゴメン…初めてだったんだね…俺、てっきり…」 「もう…バカ」 頭を抱きしめて胸に埋める。 「私はとし君だけの物だよ」 「じゃあ…あれ、誰」 「ふふ、私の叔父さんよ」 双葉としと根羅あき 「名前、もう決めてるんだ」 「聞かせて?」 「としあき」 「ふふ、変な名前」 「俺とあき姉の名前から付けたんだ。良い名前だろ」 「うん、とっても良い名前。きっととし君にソックリで、元気な良い子に育つよ」