>小学校に転入する準備 >このネタ、俺も考えてたからビックリ ちなみにこんなの   ノブに指輪をプレゼントする。 左手の薬指にはめてやる。 「これって…」 ノブ、メイジと共に帰化する。   小学校。三者面談。信(ノブ)の夢・としあきの妻。 「あなた保護者でしょ? 何ですかこれは」 「俺は至って真面目ですよ、先生。この子は真剣なんです。 それを大人が受け止めてあげなくてどうするんですか」 としあきと手を繋いでいるノブが、としあきの手をギュっと握る。 *** 「もし今の社会から見てこの子がおかしいとしても、 僕はこの子のありのまま全てを受け入れます」 「子供には躾が必要なんですよ、好きなまま育てれば良いというわけじゃないんです」 「わかっています。しかしこの子が今まで一度でも学校で問題を起こしたことがありましたか?」 「それは…」 「この子の躾や教育はきちんとしているつもりです」 ずっと手を握っている。 「ですが、流石に学校に…その…指輪をしてくるというのは…」 ノブの顔を見る。少し怯えた顔をしている。意識して優しい顔をして言う。 「もう学校にはしてこないな? 約束できるな?」 「…うん」 *** 帰り道。手を繋ぎながら。 「としあき…ごめんね」 「ん?」 「迷惑かけて…」 「なんだ、そんなことか。いいんだよ」 「僕、うれしくて…つい、指輪をしたまま…」 「誰が何と言おうとお前は俺の嫁だからな。気にするな」 としあきの左手の薬指にも同じ指輪が。 「うちまでスキップで帰ろう」 「うん」