小学生の頃に隣に越してきた女の子。 その日、その子は母親と共にうちに挨拶に来た。 なぜかその手には不似合いなモデルガンと「まやく」と称する白い粉があり、 もう片方の手にはお似合いなうさぎのぬいぐるみを抱えていて、それが逆に違和感を醸し出しまくっていた。 「夫が軍人だったせいか、こんな物に興味を持ってしまって」 と、おばさんは困り顔で言ったのを今も覚えている。 その子は、やけに不遜な表情で、私のことを見ると小汚い口調でこんなことを言った。 「もしてめーの汚ねーどてっぱらに風穴があいてかーちゃんの顔が思い浮かんじまったら、 この『もるひね』で垂れたケツをくらぶのねーちゃんにチェンジしてやれ」 そして渡された白い粉。 これがその子、メイジとの出会いの証だ。 あれから5年。 私もメイジも平和な日本で育って、でも……。 *** という妄想。 ミリオタな女子高生メイジと、主人公な女の子のレズッ気ありなストーリーもよさげ。