今日は大麻の日だ。日曜の午後、ゆっくりと昼飯を取ってから。 水パイプは少量で効くが、匂いがするのでいつもパンケーキに混ぜる。 バッズは残して、種や茎をより分ける。こいつを処分するためにも、ケーキはいい。 パンケーキは青臭い。しかし、慣れるとこの匂いにつばが沸くようになる。 上気した少女の顔が、美しい。テーブルの下では、既に血が集まってきてるのかもしれない。 *************************************************************************** 紅茶を飲みながらしばらくくつろぐ。煙に比べて、効きは遅いしマイルドだ。 横になると効いてきたのがわかりやすいが、寝てしまう事が多い。 だがそれも気持ちがいいから、お互いの身体をまさぐりあいながらうたた寝をする、そんな午後もある。 効いてきた。瞳孔が開き、頬の筋肉が釣りあがってくる。 面白い。なぜか面白くて仕方がない。頬の筋肉が攣ってくるほど。 少女は、ぬるくなって気の抜けたコーラを熱心に飲んでいる。 俺も口移しで飲ませてもらう。美味い。例えようもなく美味い。 喉を通る感触がたまらない。何度も何度も何度もペットボトルを煽る。 *************************************************************************** 少女が擦り寄ってきた。首の下に頭を突っ込むようにして、グリグリと身を寄せてくる。 俺は頭を撫でる。彼女はこれが大好きだ。 髪の感触が心地いい。肌の感触が心地いい。 飽きもせずずっとずっと撫で続ける。目は半分回っている。 そのうち、抱き合ったままダンスをはじめた。 でたらめにあっちへよろよろ、こっちへよろよろしているだけだがたまらなく面白い。 キスがしたい、唇の感触は気持ちいい。でも頭が揺れて口が合わない。歯で怪我をしそうだ。 ******************************************************************************* とうとう二人してベッドに倒れこんだ。 セックスがしたい。したい。したい。 性欲はある。いつものようなドス黒い性欲ではなく、 ただただ放出したい、溶け合いたい、そんな欲が。 二人とも引きちぎるように服を脱ぐ。 身体を合わせてぬるぬる、ぬるぬると動く。 愛液とカウパーによだれまで垂らして、ひどい有様だ。 あー、あーとしまらない声を上げる。舌を出したまま、お互いの身体に頭をこすり付ける。