10/3「縁日、夜店、チョコバナナ」 ------------------------------------ 前略おふくろ様、唐突ですが今メイジと一緒にお祭に来ています。 花火に「銃声!?」と過剰反応したメイジを沈めるために、浴衣を用意したり髪を結い上げるのを手伝ったりと大変でした。 うなじは僕の大好物です。 「としあき、射的! 射的があります!」 喜ぶメイジですが、案の定、失敗。本物とは勝手が違うってことでしょうか。 「むぅ、としあきのお尻になら百発百中なのですが」 やめて連射連射やめて。 「あっ、としあき、これはなんですか?」 メイジが指差したそれはチョコバナナ。 「あーそれはね……」 俺が説明をする前に、メイジが口を開いた。 「初めてとしあきのお尻を貫いた時の私のおちんちんに似てますね」 「うわああぁああぁああ(AA略)」 ----------------------------------------------------------------- わたあめという物を食べました。口の周りがねぱねぱします。 たこやきという物をもらいました。どうやらデビルフィッシュを食べさせられたようです。 日本の文化は時たま受け入れがたいです。あれは食べ物ではありませんよ? チョコバナナという物を渡されました。せっかくおいしかったのに、「なんかエロい」 とか言われて取り上げられました。よくわかりません。 秋の夜空に、照明弾が撃ちあがります。寿命が短いです。バラバラになります。 どうやらオープンウォーではないようです。 それにとっても綺麗なんです。これはすごく風流です。夜空をいろどる、極彩色の光のかけら。 はかなく美しいその光景に、メイジさんは見とれてしまいました。 ---------------------------------------------------------------------------- 「あったあった、おっちゃんソレ2本ちょうだい」 「2本で600円だ…丁度だな。まいどありー」 「ほら、メイジの分」 「…としあき、これは?」 「チョコバナナって言ってな、ほら、剥いたバナナにチョコがかかってて…  俺コレが好きでなー、縁日とかで必ず探しちゃうんだよ。」 「へぇ……としあきは剥いたバナナにチョコが好きなのですね。」 「ん?」 「…ヨーグルトよりチョコのほうが…好きなのですね。」 「……え?」 -------------------------------------------------------------------- 「としあき、ラムネが開かないです。開けてください」 「おぅ?…これはぐいぐい押すんじゃなくてこうポンッとだな……よっ」 ビー玉の抜けるシュポッという軽い音とともに泡となったラムネが勢いよく噴き出す。 「うわっ」 「……あっ」 メイジがとっさに瓶の口を咥えると、噴き出るラムネをごくごくと飲み込む。 「…ふぅ、急に出てくるものでつい癖で咥えてのんじゃいました。」 メイジはペロっと舌を見せ、小さく微笑んだ。 ***************************************************************** 「ほら、ノヴも遠慮してないで欲しいもんあったら言えよー」 「遠慮なんて…あ、じゃぁコレにします」 ノヴがすぐそばの夜店を指差す。 割り箸の刺さったチョコバナナが何本も発砲スチロールに突き立て並べられている。 「お?ノヴ君えろーい」 「なんで!?」 「え?チョコバナナ持って帰ってとしあきにソレで弄ってもらおうと思ってるんでしょ?」 「思ってないよ!寧ろそれはメイジがそのラムネの空き瓶で  としあきさんのを弄ろうと思ってるから、そういう発想に…」 「…二人とも…声が大きいよ……」 「「えっ?」」 真っ赤なとしあき。そして周りの視線に気づいた二人もまた真っ赤になった。 --------------------------------------------------------------------- 「凄い人出ですね…」 「そりゃお祭りだからな」 「何のお祭なんです?」 「ああ、『かなまら祭り』って言ってな…っと、そろそろ神輿が来る頃だな、見たほうが早い」 「わ、わっ…肩車、ですか?」 「ああ、この人ごみじゃ見えないだろ?……そろそろ来るぞ、見てろよ…」 『でっかいま~ら、か~な~ま~ら!』 「…どうだ、メイジ?」 「凄く…大きいです……何かピンク色したのがこっちに来ます…」 「『エリザベス神輿』だな、まだ来るぞー」 「今度は黒光りしたのと木製のが…」 「『舟神輿』と『かなまら神輿』だな」 「あ、あの、トシアキ…どうして、こんな…」 「おっと、今度はメイジのが俺の後頭部に。『一人神輿』だな、わっしょい!わっしょい!」 「あっ、ひゃ…ぁ、トシアキ…っ、ぐりぐり、したら…ぁ」 -------------------------------------------------------------------------- >ブルふたはもうダメかもわからんね 「ねぇとしあき、『おみくじ』ってなんですか?」 「御神籤か、日本の占いだよ。やってみるか」 「うんっ」 巫女さんにお金を払うと、メイジを抱え上げて渡された箱を振らす。 出てきた棒を巫女さんに見せると小さな巻き筒をメイジに渡してくれた。 「えーっと、漢字ばかりです。としあき読んでください。」 「中吉…だな。良くはないけど普通よりちょっと上かな」 「微妙ですね」 「仕事…堪え時、焦らず向上の道を探すべし。恋愛…待ち人来たれり…  金運…正しき使い所が現れる。総合…大丈夫、まったりいこう……?」 「えっと、私は『まったり』でいいんですか?」 「まったり…だな。でもちゃんと向上の道は探さなきゃな」 「はい、がんばります!」 --------------------------------------------------------------------- --------------------------------------------------------------------- 10/4「秋刀魚」 ----------------- >焼き秋刀魚とか突っ込まれたら、洒落にならんな >とか考えてしまった 「そうですね。火傷しては大変ですし、それに身が崩れます」 「そうそう、だから……」 「生でいきます、ゴムをつけるので安心して下さい」 ア――――ッ!! ------------------------------------------------------------ お庭に出て、七輪の炭に火をつけます。なかなか火がつきません。 メイジさんがぶきっちょな訳ではありませんよ? はじめてなだけなのです。 あみの上に秋刀魚を並べていきます。彼らの目がちょっとせつないのです。 大根をごしごしして、ゆずをしぼってお手伝いです。その時が待ち遠しいのです。 いいにおいがします。もくもくと煙が上がっているのです。 秋刀魚から脂が垂れて、炭火に炙られてぱちぱちとはじけています。 おおっと…。メイジさんの口からもおつゆが垂れてしまいました。罪な魚なのです。 **************************************************************** ややっ、台所のほうではお刺身の用意ができあがったようなのです。 山わさびとネギ、おつまのうえに、秋刀魚の切り身が、これでもかと自己主張しています。 メイジさんはもう我慢できません。いえ、違います。毒味をしなくてはいけません。 七輪のうえで食べ頃になった秋刀魚をおもむろに口に運びます。 これは! カリカリなのに中身はじゅわじゅわなのです。ちょっと苦いのに、甘いんです。不思議な味です…。 あっ、つまみ食いがバレてしまったのです。にらまれています。ふふっ、でもかまいませんよ? 毒味毒味の一点張りで押し通すのです。メイジさんは策士なのです。 …その後しっかりとしぼられました。お風呂あがりのアイスが半分になってまったのです。 ------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------- 10/6「ブルマーふなたり少女」「コンビニ」「読書」 --------------------------------------------------- 「としあきさんに言われたとおりに着てきましたが」 体操服にブルマーを着、鉢巻を締めたメイジが腕を組んで立っている。 「うん、そうそう。ちゃんと裾はしまってるね、うん」 「しかしこれが日本伝統のジャージですか。動きやすいような心許ない様な」 メイジは上はともかくブルマーは初めてらしく、興味深げである。 「それじゃあちょっと、運動してみようか。準備体操ね」 首を傾げるメイジにとしあきは、こういうのは気分的な問題だから、 と適当にごまかして、ストレッチをするメイジをニヤニヤと眺めている。 身をひねったりしているうちにブルマーがずり上がり、食い込んでくる。 「そういえばこれ、ちょっとキツイんですが」 メイジの顔がほのかに紅潮している。 ストレッチのせいばかりではなさそうだ。 「メイジ、擦れてえっちな気分になっちゃった?」 「そ、そんなことは・・・」 「前、膨らんでるよ」 ******************************************************** 「何パソコンに向かってニヤニヤしてるんですか?としあきさん」 モニタに集中していたとしあきはびくっ、と体を震わす。 「あ、いや。これはその」 メイジがそのモニタを覗き込む。 「ふうん・・・私で妄想エロSS書いてたんですか?」 目をじっと見つめられ、としあきは気まずい。 メイジはすっと手を振り上げる。 ひっぱたかれる、そう思ったとしあきは思わず目をつぶった。 が、唇に柔らかな感触が触れる。 「もうっ、そんなにしたいなら言ってくれれば良いのに」 メイジは艶然と微笑んだ。 「あ、じゃあブルマー買ってこないと」 としあきは勢いよく後頭部をはたかれたのだった。 (忘却あき) -------------------------------------------------------------------- またとしあきに変な服を渡されました。 白地厚手の半そでシャツで、前と後ろに 「めいじ」と書かれた布が縫い付けられてます。 下は太ももすらも露にする紺地厚手のショーツみたいなものです。 としあきは、日本の買い物の仕方を覚えた私に、 「コレを着てコンビニまで昼飯のおつかいよろ」と言いました。 周りの視線が気になります。とても恥ずかしいです。 でもとしあきが恥ずかしがるメイジを想像していると思うと とても腹立たしいです。悔しいです。 帰ったらご飯の前に、有無を言わさず後ろを奪ってやるです。 -------------------------------------------------------------------- -------------------------------------------------------------------- 10/7「無人島」「大雨」 --------------------------- 俺とメイジが無人島にたどり着いてからはや二日。 「としあき、おなかがすきました」 「もうちょっとだ、もうちょっとで魚が釣れると思うから」 「ネットではいつも大量だったのに……」 「うぅ、なんて辛らつな言葉!」 --------------------------------------------------- と「寧ろこのスレが無人島だな」 メ「…としあき、上手いことを言ったつもりですか?」 と「……(困った表情)」 メ「はぁ、まったく…(困った表情)」 ---------------------------------------------- 「敏明さん、外、すごい雨ですね」 「ああ。ってなんか目ぇ輝いてないか、ノブ?」 ブルガリアにも嵐に騒ぐ血があるのだろうか、などと思いながら、 敏明は窓の外を眺める。 「お、そうだ。せっかくだからちょっと外出てみるか」 「え、びしょ濡れになっちゃいますよ」 「それがいいんじゃないか。さ、行くぞ」 「わ、ちょっと待ってくださいよ~」 ノブは、敏明に思い立ったが吉日みたいなところがあるのを知っているので、 無駄な抵抗はしない。 外は大雨に加え、強い風が吹いている。 今のところはさほどではないが、飛んでくるものには注意が必要だ。 「うーわー。って、敏明さん?」 「ふふふ、嵐だぁ!うおお、血が騒ぐぅっ!!」 ********************************************************** 思わず、あっけにとられるノブ。 「おーい・・・これはダメかな」 「なんてな。パトレイバーってアニメにこういうキャラがいるんだよ」 「へぇぇ~」 ノブはなんとなく、そのキャラってトリガーハッピーかも、と思った。 「しかし、ものの数分で下着までびしょびしょだな」 敏明は横目でちらちらとノブのほうを見ている。 「そうですね・・・?」 その視線に気付き、自分の格好を見ると、 「ふふふ、スケスケ・・・」 「っ、敏明さんのえっち」 ノブはジト目だ。 「さ、さて、嵐も堪能したしそろそろ戻るか。一緒に風呂入ろう」 「えっ、一緒にって・・・」 「体の隅々まで洗ってやるぞぉ?」 ************************************************************* とたん、ノブの顔が朱に染まる。 沸騰したヤカンの如く勢い良く蒸気が噴出しそうである。 「ばっ、ばかぁ・・・」 「ほら、風邪引くぞ。中、入りな」 「あぅぅ」 その後二人で一緒にふやけるほど入りましたとさ。 おしまい。 (忘却あき) --------------------------------------------------------------- 舎弟「しかし兄貴ィ、俺らァ何でこんなトコに居るんスかねぇ……」 兄貴「そらオメェ、お題だかんな……」 舎弟「無人島に極道モンってなァ、需要があるもんなんスかねぇ……」 兄貴「そらオメェ、成り行きってモンだかんな……」 舎弟「大雨降ってる中で、釣りしてる意味あるんスかねぇ……」 兄貴「そらオメェ、お題だかんな……」 舎弟「しかし兄貴ィ、昨日今日と間が悪かったんじゃ無ぇんスかねぇ……」 兄貴「そらオメェ、時間が遅かったかんな……」 舎弟「しかし兄貴ぃ、明日もスレは立つんスかねぇ……」 兄貴「そらオメェ、俺らが立てちまえばいいんじゃねぇの?」 舎弟「マジか兄貴、ときに落ち着け!」 (かなあき) ----------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------- 10/8「単車二人乗り」 ------------------------- ――わたしも“タンシャ”に乗ってみたい。 それは、昨夜の食卓での出来事だった。 他校より入りの遅い夏休みも、とうとう終盤へと差し掛かり、はっきりと憂鬱な気分で日々を過ごしていた。 我ながら良く出来た玉子焼きを箸で突きつつ、ぼんやりTVを眺めていた時のこと。 たまたま観ていた番組に、これまた偶然、タンデムで流しているカップルのCMが映った。 「おー、単車かぁ……そういや最近ご無沙汰だなぁ」 すっかり溜まった課題を片付けるため、すっかり乗らなくなっていた愛機を思い出す。 「……てか、タンデムいいなぁ、羨ましい」 うっかり本音。彼女無しの身は、こういう時にこそツライと思う。なので、さっさとチャンネルを変えた。 またしても彼等の楽しげな姿が画面を占める。何の嫌がらせだ、これは。 「あ、さっきのCM」 「……ふん。単車なんてのは、独りで孤高に乗ってこそ。だ」 言って、食事に戻る。しかし、我が家の小さな居候は、TV画面に見入ったままのご様子。 「ん、どうしたメイジ。食っちまわないと冷めるぞ?」 「うん。あの、としあき――」 (かなあき) ----------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------- 10/30「みさくら祭」 ----------------------- >皆みさくらなんこつになればいいと思います メ「らめぇええええでちゃいましゅぅぅぅぅうう!!」 と「ぜんぜんなっていないわ!もう一度!!」 メ「らめぇえええええ」 と「あなたはふたなりの気持ちがぜんっぜんわかってない!」 メ(リアルでふたなりなんだけどなー) と「お手本を見せてあげるから来なさいッ!」 メ「えーと、んじゃ」 ずぶっ と「おほぉぉおお!」 ----------------------------------------------------- >と「おほぉぉおお!」 ノ「としあき、全然なってないよ…」 ------------------------------------------- と「ぎみゃぁぁぁぁぁ!」 ------------------------------------------- 「やあぁぁぁぁぁぁぁぁ! オムライスできちゃいますぅぅぅ!」 「バカケチャップ! バカケッチャプですぎてバカになるのぉぉぉぉぉ!」 「たーべーたーべーすーるーのー! 美味しすぎておばかになっちゃうのほぉぉぉー!」 「おほぉぉぉぉぉぉ! ばんにゃいしちゃう! メイジおいしすぎてばんにゃいしちゃうー! ばんにゃーい!」 「いやメイジ、やっぱりこれうるさすぎない?」 「やはり失敗でしたか」 (サドロリあき) ------------------------------------------------------------- >ノ「としあき、全然なってないよ…」 と「なんと?! 突っ込むのは俺の役目だぁあああ!」 ノ「ふぇ?! あびゅうぅぅ!」 mailto:[かな こうですか、わかりませんorz] --------------------------------------------------------- メ「わたひ、わたし男の子みたいに自分の出したミルク飲むんだよおおおおおおおおお」 と「お、男の子はそんな事しません!」 (クールデレあき) ----------------------------------------------------- メ「(みさくら祭りについていけない様子)」 と「まだ出してない小説のネタ。やられたな。」 メ「あ、そんなシーンありましたね。」 (新あき) --------------------------------------------------------------- >何で食事シーンでやるんだよw 「んひぃぃぃぃぃぃ! プリン! プリンとろとろしてる、ぷりゅんぷりゅんにゃはあああ!」 「とろーりクリームかけちゃう! 新鮮生絞りミルククリームぶっかけちゃうのほぉ!」 「あはぁ! あ、か、かけてるのぉ! ぐちゃぐちゃに、中ぐちゃぐちゃになってすっごいのぉぉぉぉぉ!」 「ミルクプリンとろとろドロドロで駄目になっちゃうぅぅぅぅ! プリンが壊れておさるさんになっちゃううぅぅぅぅ!」 「いや、おやつの時間とかそういう問題じゃなくて」 「むうそうですか」 「それとプリンは猿にはならないんじゃないかなぁ」 「まぁとりあえずいただきますか――プリンが崩れている!?」 「いや、やったのメイジだから」 (サドロリあき) --------------------------------------------------------------------- >と「まだ出してない小説のネタ。やられたな。」 「らめぇぇぇぇぇ、小説のネタ先に出しちゃらめぇぇぇぇぇぇぇっ!!」ってところだな ---------------------------------------------------------------------- 馬鹿馬鹿まんこ! 精神安定剤でも飲まなきゃやってられないわっ (クールデレあき) ---------------------------------------------------------------------- >「らめぇぇぇぇぇ、小説のネタ先に出しちゃらめぇぇぇぇぇぇぇっ!!」ってところだな ノ「バカ!!バカ!バカ!バカ!チンポ!バカ!!ノヴも先に出されすぎてバカになちゃうよぉぉぉおおお!!」 と「ちょwwwwwww」 メ「お願い!!やめてノヴ!!」 (新あき) ---------------------------------------------------------------------------- 「らめぇぇぇぇ、そんなに押ひたらでちゃうのぉ、びゅーってびゅびゅーって出ちゃうぅぅ」 ぎゅぅ、びゅるびゅるー 「んみゃぁああ、気持ちぃいょぉ、ヌルヌルなのぉ」 と「こら、シャンプーのボトルで遊ぶな」 -----------------------------------------------------------------