≪注意:このSSの挿絵はイラストまとめ16の01にまとめられています≫ ---------------------------------------------------------------- 立て乙 遅刻だけど700回目に間に合わなかったSSやります この新キャラ(AI画像)出すよ -------------------------------- 「クスクスwおじさんよっわーい❤」 「プクククw本気でやってるのー?」 「あれー?もしかしてくやしいのー?」 「くやしかったらがんばれがんばれ❤」 「ざぁこざぁこ❤」 「ざぁこざぁこ❤」 「アハハハ!そっかーとしあきはざこなんだー」 「ぐぬぬ…!」 **************** ある日曜日。 メイジとノヴは自分の友達と遊びに行くと言って出かけている。 家にはとしあきと黒メイジしかいない。 「なあ、クロは出かけないのか?」 「出かけなきゃ悪い?」 「悪くはないけどさ、クロは友達いないのかなって」 「ハァ!?アタシが寂しいヤツだって言うの!?」 「いやそこまで言う気は無いけど…。でもメイジとノヴは友達いるみたいだし」 「ア、アタシにだっているもん!友達いるもん!じゃあ会ってくるから!」 **************** 「あーームカつく!としあきだって予定無いじゃん。バカにすんな!」 黒メイジは怒りながら町内を歩いている。 「誰か誘ってみるかな…。でも連絡先とか分かんないし…。とりあえず人がいそうなとこ行ってみるか」 近くの大きな公園を思い出し行ってみることにした。 **************** その頃黒メイジが向かっていた公園では二人の少女が退屈していた。 サイドポニーテールの少女と、二つ結びの少女がベンチに座って愚痴っていた。 「暇だわー」 「なんにも思いつかんね」 「どっか行くお金も無いし」 「わたしも無いよ」 そんなことを喋っていると黒メイジが歩いているのが見えた。 「あれ確か隣のクラスの…何してんだ?」 「なんかキョロキョロしてるけど」 「あっ目が合った」 「近づいてきたし」 **************** 「ねえねえ!アンタ達暇?」 「いきなり失礼過ぎる…」 「まあ暇なのはそうだけど」 「よし、じゃあアンタ達はアタシの友達!決定!」 「急過ぎ!」 「もうちょっと説明しろよ!」 「えっとね」 黒メイジは事情を説明する。 聞いていた二人はだんだん興味を持ちだした。 **************** 「ふーん、それで友達を探してたってワケ」 「どうする?」 「暇潰しにはなるかも?」 「うん。ちょっと付き合ってみよっか」 二人は少し話し合い、黒メイジに付き合うことにした。 サイドポニーテールの少女が名乗った。 「あたし、間渡凛(まどりん)。あんた隣のクラスっしょ?見たことある」 二つ結びの少女も名乗った。 「わたしは野津恋(やつれん)。確か双子だよね?白い方たまにうちのクラス来てるし」 黒メイジも名乗った。 「アタシは双葉メイジ!みんなは黒メイジとかクロって呼ぶよ。リンとレンね。よろしく!」 **************** 「たっだいまー!」 「お邪魔しまーす(×2)」 「おかえり。この子達が友達?」 「そう!どうよ、アタシもちゃんと友達いるでしょ!」 「アレそんなに気にしてたのか…。悪かったな」 「もういいって。それよりさ、としあきもゲーム参加してよ」 「えっ俺も?」 「うん」 リンとレンもとしあきにお願いする。 「お願いしまーす」 「だって三人より四人の方が楽しいでしょ?」 「うーん、そういうことなら…」 **************** そんな訳でとしあきも一緒にゲームをすることになったのだが。 「またあたしらの勝ちー❤」 「おじさんずーっと負けてばっかだねー❤」 「さっき結構やってるって言ってたのほんとなのー?」 「もしかしてほんとはよわよわなのに見栄張っちゃったのかなー?」 「そんなつまんないプライドなんか捨てちゃえ捨てちゃえ❤」 「自分がざこだって認めちゃえ❤」 「ざぁこざぁこ❤」 「ざぁこざぁこ❤」 リンとレンはとしあきの想像以上にゲームが上手く、としあきは一方的に煽られ続けていた。 だんだん面白がって黒メイジまで煽りだす。 「ざーこざーこ!」 「次は!次は勝ってやるからな!」 煽られたとしあきはついムキになっていった。 **************** 「うおおおお!勝ったぞーー!」 負け続けていたとしあきがついに勝利した。 「どうだ!?弱くないだろ!」 としあきは二人に実力を分からせたと思ったが。 「クスクスwなにムキになってんのー?」 「プクククw大人げなーい❤」 「余裕無さ過ぎ❤」 「必死過ぎ❤」 「性格までざっこいねー❤」 「ざこ過ぎて心配になっちゃった❤」 「ざぁこざぁこ❤」 「ざぁこざぁこ❤」 「ざーこざーこ!」 「うわあああっ!」 としあきは大人げなく床を転がった。 **************** そしてリンとレンが帰る時間になった。 「今日はとっても楽しかった!また来てよね」 「うん。その時はおじさんも一緒で」 「そうそう。おじさん面白いから」 「いいよー。じゃあまた明日学校で!」 二人が帰っていった後としあきは座り込んだ。 「もう疲れた…。クロ、悪いが夕飯作る気力無い。出前でいいか?」 「出前頼むの!?じゃあピザ!ピザがいい!」 「分かったピザな。じゃ少し待っててくれ。メイジとノヴが帰ってきたら頼むから」 「うん!アタシ先に選んでる」 「そうしてくれ」 「日曜日って楽しいなー!」 終わり ---------------------------------------------------------------- リンとレン 隣のクラスのメスガキコンビ(校舎裏トリオのクラスメイト) 間渡凛(まどりん) 名前の元ネタは株式会社マドリン 左側のピンクの髪をサイドポニーテールにしている子 一人称があたしで煽る時クスクスwと笑う方 野津恋(やつれん) 名前の元ネタは株式会社ヤツレン 右側の水色の髪を二つ結びにしている子 一人称がわたしで煽る時プクククwと笑う方 **************** 最初に貼った画像はどんな子かイメージをするためにAIで作ったけど良い感じだったのでそのまま外見にします 以前メスガキキャラはいないという話題があったので考えてみたキャラで黒メイジに友達が出来る話にしてみました それから考えたけど入らなかった話でリンとレンが校舎裏トリオをどう思っているか いちごは「陰キャの小岩井」、ぐりこは「体力バカの江崎」、ばにらは「大人っぽくてカッコイイ高梨さん」 いちごのことは暗いと少し小馬鹿にしてるけど実は二人ともYouTuberこいっちーのファン 彼女のキャラやファッションなどが好きなのもあるけどお小遣いをもっと欲しいのが悩みなので投げ銭を稼いでいるのにも憧れている 今回書いたセリフでお金が無いのを愚痴ってるのはこの設定が理由です **************** 書いていて気になったのは黒メイジの名前ってちゃんとあるの? 今回は名前はメイジであだ名が黒メイジやクロってことにしました 黒メイジの名前がメイジではないのもいいと思ったけど思いつかなかったよ… 長くなったけどこれで終わります 700回目おめでとうございました