めぐみ「面白い物見せてあげる」 メイジ「これって焼き物?人形?」 あろえ「上に穴が開いてるから壺かな?」 メイジ「これどうしたの?」 めぐみ「考古学者やってるうちの親が発掘した」 あろえ「それ勝手に触ったら駄目なやつだろ!」 めぐみ「でもマジで面白くない?おっぱいがあるのにチンチンも付いてるんだよ」 あろえ「まあそれは分かるけど…」 めぐみ「ねえメイジはどう思う?」 メイジ「え、私?」 **************** めぐみ「だってこれメイジみたいじゃん」 メイジ「それはそうだけど…」 あろえ「昔にもメイジみたいな人がいたのかもね」 メイジ「そう言われると不思議な感じ…」 めぐみ「あれ、何か手に付いてる」 あろえ「私もだ。これは…煤?」 メイジ「ほんとだ。これ中真っ黒だね」 あろえ「なんでだろう…灯りにしてたとか?」 めぐみ「じゃ試してみるか」 あろえ「ハァ!?」 メイジ「!?」 **************** メイジ「火遊びはダメだよぉ…」 あろえ「うゎマジでやっちゃったよ…」 めぐみ「でもこれ結構綺麗だよ!神秘的ってゆーか」 あろえ「確かにそれは…」 メイジ「この火を見てると…なんだかドキドキしてきた…」 あろえ「ホントだ…それにボーッとしてきた…」 めぐみ「でも嫌な気分はしないよ…」 メイジ「なんだか分かってきた…」 あろえ「え…何が?」 メイジ「どうして私がふたなりなのか…どうしてふたなりとそうじゃない人がいるのか…人間…」 あろえ「な…何を言って…?」 めぐみ「メイジ…?」 メイジ「それは…」 **************** この後急に静かになったのを不審に思った芹が様子を見に来て倒れている三人を発見した 三人は救急車で病院に運ばれたが幸い命に別状はなかった その後ふたなりの壺は詳しく分析され中から麻薬の様な成分が検出された 何かの儀式に使われて中で麻薬を焼いていたと考えられた めぐみが中で火を燃やしたために残っていた麻薬の成分が煙になり三人はそれを吸い込んでしまったのだった めぐみは両親から厳しく叱られたが両親は壺の用途が分かったと内心喜んでもいた… **************** めぐみ「あの壺不思議な形だったよね。ふたなりだよね」 めぐみ父「そうだ。あれは今発掘している遺跡の特徴だ」 めぐみ「ふたなりの出土品はまだあるの?」 めぐみ父「かなりあるな」 めぐみ「そんなにみんなふたなりが好きだったのかな…」 めぐみ父「それはまだ分からないが…実は父さんはもしかしたら本当に両性具有の人間がいたのかもしれないと考えている」 めぐみ「ええっ!?そんなまさか…」 めぐみ父「ありえないか?だが自然界には雌雄同体や性転換は普通にあるだろ?」 めぐみ「でもそれって人間じゃないじゃん…」 めぐみ父「だが人間がそうなった可能性は0ではないだろ。もしかしたらこの世界のどこかに両性具有人がひっそりと暮らしているかもしれない…」 めぐみ(両性具有人…まさか…メイジ…?) 終わり ------------------------------------------------------------------------------------------------ 前回言った考古学者のめぐみの両親で書いてみた 両性具有人とかちょっとだけメイジについて書いてみたけど続きがどうなるかは分からない でも本当にそういう種族がいてなんてのもアリだよね?