前回までのあらすじ 高校入学前の春休み、小さい頃連れションした親戚の子メイジと再会したら 「お前、女だったのか!?」 実は両方ついている女の子だったとか分かんねえよ… 連れションがきっかけで野外放尿に目覚めたメイジと再び連れションしたりキスしたり いきなり色々あったけど高校生活が始まろうとしていた(第一話) 入学式にメイジが腕を組んで登校したため俺達は一気に有名人 それはともかくメイジにも友達が出来たのはよかったなと思っていたら… 変なこと吹き込まれててオナニー見せ合うことになるなんて!? メイジのアレって射精できるんだな…(第二話) 今回は夏祭り編 **************** 「トシアキ!見て下サイ!」 俺の前で嬉しそうにメイジがクルクル回ってみせる カラフルな浴衣に身を包み、髪型もいつもと違うまとめ方をしてる 色々あった一学期もどうにか終わり、俺達は夏休みに入っていた 今夜は地元の夏祭りにメイジと二人で出かける まあはっきり言うとデートだ 自分で言うのもなんだがメイジがどこでも俺のことを「好き好き」連呼するので 俺達は完全に学校や近所で公認カップル扱いされるようになっていた なのでやっぱり地元デートは恥ずかしいな…メイジが喜ぶならいいけど 夏休みだしちょっとくらい遠くに行きたいな そんなことを思うけどそれよりもメイジの浴衣姿はやっぱり 「可愛いな…」 「えっ可愛い?ほんとデスカ!?」 やべえ、声が出ていた… **************** 腕を組んで歩くのを近所で冷やかされつつ俺達は神社に着いた 「スゴーイ!綺麗デス…」 屋台の灯りや提灯に照らされて普段と全然違う光景に俺もワクワクしてくる 「メイジちゃーん!」 「亜希さん。あろえさんとめぐみさんも」 出たな、いつもメイジに変なことを吹き込む奴ら! けどメイジには仲良しの友達だから付き合うなとは言えねえし… だからメイジと三人が喋っているのを黙って見ていると 「あ、デートの邪魔したら悪いね(亜希)」 「そろそろ行こうか(あろえ)」 「でもたまには一緒に遊ぼうね(めぐみ)」 「ハイ!」 やれやれ、やっと行ってくれる… 「じゃ、メイジ、お祭り回ろうか」 「ハイ!」 **************** 「やっぱり夏はかき氷だよな!」 「日本の夏は蒸し暑いからとてもおいしいデス!」 「射的やってみる?」 「自信ないデス…」 「まあまあ、ゲームだし気楽にやったらいいよ」 「そうデスカ…?」 結果 「メチャ当たったな…」 「やりマシタ!」 「金魚すくいもやるか」 「金魚可愛いデス」 「すくえなくても一匹くれるって」 「大事にシマス!」 **************** 「お祭り楽しいデス!」 「俺も楽しいよ」 こんなに楽しいなんて思わなかった 小さい頃から何度も来ていた祭りだったから「高校生にもなって」という気持ちは正直あった でも来てみたらもしかしたら一番楽しかったかもしれない それはやっぱりメイジと来ているからだろう 好きな子と一緒だとこんなに楽しいんだな… 「そうだ、トシアキ、そろそろ…」 そろそろ?そろそろってなんだろう? 突然メイジは俺の手を引いてどんどん奥へと進んでいく 全然人気がないんだけどこんなところに何があるんだ? 「実は昼間に下見してマシタ」 金魚のビニール袋を木の枝に掛けながらメイジが言った そして振り返るといきなり浴衣の裾をまくり上げた 俺の目の前にメイジのチンチンが現れた **************** な、なんでチンチン!? 「メ、メイジ!?パ、パンツは…?」 俺は思わず聞いた 「着物の下には何も着ないんデス。亜希さん達に聞きマシタ」 あいつらまた! あれ?もしかして「何も着ない」ってまさかパンツだけじゃなくブラも!? うっかり見えたらヤバイって! いやいやそれもあるけど、それよりなんでこんなところでそんなカッコ… 待って待って、たしかに俺達キスは何度もしてるけどこれはやっぱりまだちょっと早くないか!? いや嬉しいけど初めてが外でとかそれもちょっと特殊かなって! 「トシアキ、久し振りに飛ばしっこしたいデス」 「え…?」 飛ばしっこって…ああ、そっちか…って、そっち!? **************** うーん…メイジやる気満々って顔してるな… もう立ちションするのは「別にいいけど」って感じだけど神社でやるのはな… 「トシアキ、おしっこ出マセンカ?」 まあそんな目で見つめられたらやるしかねえな 「いや出るよ。やろうか」 「ハイ!」 俺もチンチンを出すと二人揃って小便する 人気はないけど祭りの音は聞こえる距離だ もしかすると誰か来るかもしれない 神社の人に見つかったらきっとめちゃくちゃ怒られるだろう 今までの連れションの中でも一番ヒヤヒヤしてる そのせいでつい力を込めてさっさと出し切ろうとしている メイジもそうなのかいつもより小便の勢いが強い気がする でも勢いよく出している分いつもより気持ちがいい気もする メイジも気持ちよさそうだ… **************** 小便を出し切った俺達はブルッと震えて大きく息を吐き出した チンチンを振って小便を切り服を直す 「やっぱりトシアキと飛ばしっこするの好きデス」 「試験勉強とかでそんな暇なかったもんな」 「ハイ。仕方ないけど寂しかったデス」 「そうだな。でも夏休みになったし、またどこかに行こう」 「二人で?」 「当たり前だろ」 「嬉しいデス!」 メイジが俺に飛び付く 本当にすぐ抱き着くな…いいんだけどね 「そろそろ祭りに戻ろうか」 「ハイ。あ、金魚忘れたら駄目デス」 木に掛けた金魚の袋を取ってきたメイジに俺は手を伸ばす 俺達は腕を組んで祭りに戻っていった **************** 翌日としあきはコンビニに行って財布を落として無くした 「バチが当たった」と思ったとしあきは「もう二度と神聖な場所で立ちションはしない、させない」と固く誓った 終わり ------------------------------------------------------------------------------------------------ 記念スレに何かやれたらいいなと思ったので書いてみた たしか前のスレで浴衣やノーパンの話があったのでやってみたんだけど 「男と思っていたら女だった」とか連れションとか一発ネタだろって思うけど まさか三話も書けるとは思わなかった… あと今回書いてみて思ったんだけど めぐみの嘘つきって設定はメイジに色々吹き込むのに都合がいいと思う この話の中では三人でノリノリでやってそうなイメージだけど