ノブはメイジを追いかけて来たと思ってる人が多いけど実は違う 話は5年前にさかのぼる としあきはその時フリーのカメラマンの助手をしていて、その人に連れられてブルガリアに来たことがある その時に川に流された少女を助けた そして少女にウサギのぬいぐるみを渡した ********************************************************** 少女はとしあきのことをとても気に入り、 「お嫁さんになってあげるね」 と屈託のない笑顔で言う そして5年後、メイジがとしあきの元にやってくる ウサギのぬいぐるみを持っている それを見て 「まさかあの時の!?」 と驚くとしあきだったがメイジはサラリと 「ああ、これ? 私の親戚の子が大切にしてた物。あんまりにもうるさいから黙って持ってきちゃったの」 と言う 「黙ってって・・・お前・・・」 「だって、『僕はあの人のお嫁さんになるんだ』って毎日私に聞かせるんですもの。耳にタコができちゃったわ」 「耳にタコって・・・ん? 僕?」 ********************************************************** そこに少女が飛び込んでくる 「メイジさん、やっと見つけた!」 「あらノブ、ここまで追いかけてきたの? 物好きね」 悪びれず言う 「そんなにこれが大切なら肌身離さず持ってるといいわ。もう必要ないでしょうけど」 ポイとウサギを放り出す 慌てて少女はそれを受け止める 「おいメイジ、いじめるなよ、可哀想だろ」 「そう? 最高の出会いを演出してあげたつもりだけど」 「なに?」 そう言ってウサギのぬいぐるみを抱えている少女見ると・・・ 「あぁ! 君はあの時の!」 「はわわ、と、としあきさん!」 ********************************************************** (女装)ノブの付き添いでちょっと大柄な美女もとしあきの家に来る その女性(の胸の谷間)に一目惚れしてしまうとしあき 「あらとしあき、貴方そんな趣味あったの?」 まるで馬か牛を見るかのような目でとしあきを見るメイジ 「うるせー。なまいきなロリとか女装ショタとかに走るよりよっぽど健全だろー」 「幸せな人ね」 プイとそっぽを向きつつキツい言葉を吐く 「こ・の・ア・マ・・・人が下手に出てれば・・・」 「あら殴るの? 女性を? いいわ、やってごらんなさい」 顔をとしあきの方に向け目を閉じる 「・・・つくづく酷いロリだよお前。全国のロリコンが泣くぞ」 「そうですよお嬢様、もう少しとしあき様の立場をお考えになってくださらないと」 美女はそう言ってメイジをとりなす ***************************************************** 「ふん、としあきみたいなキョニューマニアは風船でも抱いて寝ればいいんだわ」 そう言いながら美女にすがり付く その姿はまるで親子だ (そうか、甘えてるんだな。そういえばまだ10歳だもんな・・・それにしてもあの人の胸の谷間・・・!) としあきの視線に気づいて美女がニコリと微笑を返す 「デレデレしちゃって、バカみたい」 その間ずっと蚊帳の外だったノブは一人涙を浮かべながらすごすごと部屋を出て行こうとしていた 「お待ちなさいノブ」 メイジの凛とした声が響く ビクッ ノブの背筋がピンとなる ***************************************************** 「貴方、やっと思い人の家に来たっていうのに、何も言わずに帰るつもり? そんな意気地の無い男の子に躾けた覚 えはありません」 「しつけって・・・お前とそんなに歳違わないだえぇぇーーー!!?? おとこのこ???」 混乱でただメイジとノブを交互に見ることしかできない 男? こんなに可愛いのに? てか5年前のあの格好は? つーか今もこんな格好してるし まてまてこれは孔明の罠だ  そうだこんなに可愛い子が女の子のはずがない 「としあき、うるさいから黙って。ほらノブ、言いなさい」 メイジの強い語調にとしあきは思考も停止しノブはおずおずと言葉を発する 「あ・・・あの、ぼ、僕・・・男の子だよ・・・それでも・・・いいの?」 その言葉が出た瞬間、メイジの顔があり得ないほど輝いた 物凄い勢いでサムズアップして 「イインダヨーー!」 「よくねーよ! 勝手に話進めんなこの腐女子! お前の企みはよくわかったよ! はぁ・・・なんでうちにこんなのばっかり来るんだ」 憤りを通り越して少し情けなくなってきたとしあきだったが、ノブの顔を見てちょっと後悔した ********************************************************** 「あ、その、なんだ、まぁ家にいるくらいならいいぜ? 狭い家だけどさ・・・」 あせあせと身振り手振りで伝える 「いえ、いいんです。ごめんなさい・・・」 今にも涙が決壊しそうだ 「ビックリしましたよね、僕、男なのにこんな格好で・・・」 フォローしてやりたいが言葉が出ない 「でも僕、ほんとにとしあきさんのことが好きだったんです! 今日からとしあきさんの写真でアナニーしながら一生一人 で暮らします! 本当にありがとうございました!」 一気にまくし立てられて何をしていいかわからない時に美女が助け舟をくれた そっとノブの肩に手を置き優しく話す 「ノブくん・・・私にはノブくんの気持ちが痛いほどわかるわ・・・」 「ジュリィさん・・・」 ****************************************************** 「そう、あれは10年前、まだ私が男だったころ、燃えるような恋をしたの。身も心も焦がすような激しい恋を・・・」 「ジュリィさん・・・」 えぇ話やなぁ~・・・ん? なに? 「だから貴方も諦めないで。としあきさんのケツマンコはメイジ様がちゃんと拡張してくれますわ」 「うんうん、私もそのつもりで道具を本国から取り寄せただわさ。やっぱり本物じゃないとねぇ~」 「はいっ! あ・・・でも、僕やっぱりとしあきさんに・・・その・・・入れてもらった方が・・・」 「あら、貴方もなかなか言うじゃない」 3人でなにやら良からぬ話で盛り上がっている ****************************************************** と、言うか! 「まーてぇー! なんだその >まだ私が男だったころ ってのは!!」 3人ともキョトンとしてこちらを見ている そんな目をしたいのはこっちの方だ! 「何だも何も、そのままじゃない。だから最初に言ったでしょ >あらとしあき、貴方そんな趣味あったの? って」 「メイジ・・・そういうことはもっと早く言ってくれよ、な?」 もう落ち込む気力さえない。なんだこの人たち ************************************************************* 「良かった、僕もジュリィさんみたいになったらとしあきさんに可愛がってもらえるんですね!」 「フフ・・・ノブくんは今のままの方が可愛いですよ」 「そんなぁ、ジュリィさんだって」 やめてくれー! 何も知らない人が見たら美女と美少女のツーショットと思うじゃねーか! 「としあき、こういうの嫌い?」 メイジが目をキラキラさせて聞いてくる 「・・・聞くなよ」 反論は諦めた どうせまたこいつのペースになるんだ。考えるだけ無駄だ とりあえず、俺の家にまた新しい同居人が増えたことだけは確かのようだ あぁ・・・頭が痛い おしまい ------------------------------------------------------------- この後フロに入ってるとしあきの所に 「お背中をお流しします…」 とノブが入ってきたり ご飯を食べてる時にお箸が上手く使えなくてとしあきに食べさせてもらったり 寝る時に怖くて一人でとしあきの部屋に枕を持って来て 「一緒に…寝てもいいですか」 ってイベントが連発するよ どれも好感度大幅アップのイベントだから取り逃すなよ あと選択肢は優しい言葉を選ぶとラブラブルート 拒絶する言葉を選ぶと鬼畜ルートに分岐するから覚えておけよ! 真ん中の選択肢を選ぶとメイジとの3Pルートに発展するけどこれは一週目だと無理だから忘れろ