(エロメインSS『喜び』の途中から) >自分が心のどこかで望んでいたことが現実になった『喜び』。その感情からだった。 「これで、終わり……っとぉ」 ここはとある仕事場。その主である彼女の生業は「わぁい」な漫画を描くこと。 仕事場とは言ってもマンションの一室でしかないのだが……。 「ノォブーー、ミルクたぁっぷりのココアいれて~」 少し間の抜けた声が仕事場から響く。どうやら締め切りには間に合ったようだ。 仕事終わりのホットココア。それが彼女のお決まりだった。 軽くノックして入る。 部屋の中にはタオル地のヘアバンドで髪を纏めた女性がひとり、 机に突っ伏してぐったりしている。モニタに照らされた顔が青白く映る。 この仕事場の主――江上恵。俺の新しい雇い主である。 「寝るのならベッドへどうぞ。体壊しますよ」 連日の徹夜で疲れきっていたのだろう。ココアを飲みながら舟を漕ぎ始めた。 *** 主のワガママに負け、お姫様抱っこで寝室まで運ぶ。 程よく肉の付いた大人な体。恋人がいないのは仕事の所為なのだろうか。 意識の薄い体を抱えるは少々辛いものがあったが、重いなどとは口が裂けても言えない。 ベッドに寝かせると服を脱がし、寝巻きに着替えさせる。 「んぅ……添い寝ぇ」 主の願いを優先したいが、脱いだ服や飲み終えたカップが洗ってくれと呼んでいた。 「これ先に片付けますから……」 「むー、じゃぁ10秒で終わらせて」 不貞腐れたように口を尖らせた様子は、俺の知ってる誰かさんにそっくりだった。 そんなこんなで、素数を数えながら抱き枕になってます キャラ設定(仮)江上恵(えがみめぐみ)img>image>Egami、外見はほめ子かなぁ imgとnovは同居中、おち○ちん絵描き、ノブは薄給、としあきとの関係は不明