≪注意:この話はSS「ゲスイあき3」(ジャンル:エロメイン)の内容を元にしています≫ --------------------------------------------------------------------------------------------------------    『整理屋RZ 第2話 ―巡り会い― 』   ◇ 1.Side-A 「抱えた思い」 この世界に、会いたい人と偶然出会える可能性はどれくらいあるのだろう? 強くつよく願い続けていれば、いつか巡り会うこともあるのだろうか。 たとえその思いが、愛であろうと、憎しみであろうと。 わたしはずっと捜し続けていたのだ。 憎しみ続けた者と助けを求め続けた者を。   ◆ 2.Side-B 「急務」 夕方、突然携帯電話が鳴り、“その男”は呼び出しを受けた。 彼の職業は教員だ。 もう子どもたちはあらかた下校し、残っている仕事は後日に回せないことはない。 これなら今日はもう退勤しても問題はなかろう。 「すみません、所用があってお先に失礼します」 同僚たちより一足先に校舎を出た彼は、車椅子に乗って校内の駐車場に向かう。 彼には両脚がない。 日常の移動には車椅子を、通勤には両手だけで運転できる車を使う。 その愛車を街の中心部に向かって走らせた。   ◇ 3.Side-A 「発端」 あの日、わたしは最愛の父を失った。 早くに母を亡くして以来、男手ひとつで一人娘のわたしを育ててくれた父を。 けど、あれは突然死なんかじゃない!  *** あの日実家を訪れたわたしは、玄関から出てくる見知らぬ男と出くわした。 スーツ姿のその男は、昔父に世話になったので挨拶に寄ったと慇懃に告げ、早々に去っていった。 父は見送りに出ないのだろうか? 少し不審に思いつつ家に入ると、父はリビングで冷たくなっていた。 スーツの男を玄関まで見送った後、リビングに戻って突然命を落とした? 時間が足りない。 そもそもあのタイミングなら、見送る父とわたしが顔を合わせていてもおかしくないはずだ。 「状況がおかしい」とわたしは直感した。 けれど警察は「事件性なし」と判断した。 わたしはスーツの男のことを訴えたが、室内には何者かが侵入した形跡はないという。 父の体からは外傷も毒物も見つからず、結局、突然死ということで捜査は終わった……。   ◆ 4.Side-B 「密談」 男は30分ほど車を走らせ、市の中心部にある繁華街の外れまでやって来た。 使い慣れたいつものコインパーキングに車を停め、車椅子で街に出る。 大通りから一本外れた横丁にある、古びた喫茶店の前で止まった。 出入り口のドアには「準備中」の札が掛かっていたが、彼は構わず中に入っていった。 「おお、来たかリョウちゃん」 真っ先に声を上げたのは、彼の親友にして“相棒”である。 「早いな、ゼンちゃん」 「なに、オレも来たとこさ。それよりマスター!」 カウンターのほうに振り向いて呼びかける。 「すまんな、忙しいところを。だがこれは急いだほうがいいと判断してな」 このマスターがこんなラフな口調でしゃべるのは、二人と“仕事”の話をするときだけだ。 普段の接客では決してこのような口は利かない。 なにせ、“ロマンスグレーとバリトンボイスの紳士なマスター”と密かに評判なほどなのだから。   ◇ 5.Side-A 「捜索」 警察はあてにならない。 その失望はほどなく、「ならば自分の手で解決するしかない」という決意に変わる。 以来、わたしの生活のすべては、犯人の行方を追うという一点に集約された。 初めは同情的だった夫は、いつしかそんなわたしと共に暮らすことに耐えかね、家を出た。 二人の子どもたちも、進学や就職などで家を出た。 離婚こそしていないが、家庭内別居でわたしたち一家は完全にばらばらだ。 それでもわたしは、犯人を追い続けた。 もはやわたしには、それしか残されてはいなかった。 犯人を探し続ける中で相談した探偵の一人が、「もしかしたら、プロの仕事かもしれない」と言った。 そのひと言で、わたしの捜索範囲は裏社会にまで広がった。 けれど、ただの主婦に過ぎないわたしに、どうしてそんな世界のことがわかるだろう。  *** 何度も絶望しかけた中で、わたしはある“都市伝説”の存在を知る――。   ◆ 6.Side-B 「依頼書」 「まずは、こいつを見てくれ」 そう言いつつ、カウンターから出てきたマスターは一枚の紙をリョウに渡す。 「“依頼”か」 受け取ったそれにリョウは目を落とす。 長い間折り畳んでいたのだろう、折り目が擦れてよれよれになり、少し変色もしている紙切れだ。 一見するとただのチラシである。見出しはこうだ。  『あなたの荷物・思い出、整理します。 整理代行業RZ』 あとはただ住所と電話番号しかないシンプルなデザインだが、裏返してみると異様としか言えないものが現れた。 一番上に携帯電話の番号を書いて赤で丸く囲み、その下にはびっしりと文章が書き込まれている。 おそらく、大概の人が何事かと思うような量である。 一瞥するなり、顔をしかめてリョウは言った。 「この段階では連絡先しか求めていないんだがな。こっちとしては、事情は直接聞きたいんだが」   ◇ 7.Side-A 「都市伝説」  『町のどこかで、「整理代行業RZ」というチラシが見つかることがある。   その場所は掲示板であったり、電信柱であったり、道端に捨てられていたりもする。   この会社は架空のもので、住所も電話番号もでたらめだ。   なぜなら、このチラシは裏社会の人間が仕事を募るためにばらまいた“依頼書”だからだ。   裏面に自分の連絡先を書き、チラシに書かれている住所にそっと置いておく。   すると、運が良ければその依頼が届く。「RZ」を名乗る“殺し屋”の下に――。』 初めて聞いたときは「あり得ない」と思った。 そんな漫画か何かのようなことが本当にあるわけない。 だが溺れる者は藁をも掴む。 いつしかわたしはそのチラシを探し始めていた。 そしてついに、わたしはそれを見つける。 都市伝説そのままに「整理代行業RZ」と書かれた一枚のチラシを、雑居ビルの外壁に。 大急ぎでそれを剥がし、震える手で折り畳んでバッグにしまいこんだ。   ◆ 8.Side-B 「承諾」 「まあ、お前さんはそう言うだろうと思った。だが、私はここに書かれていることを読み、調査を行った」 マスターの言葉に、二人が同時に反応する。 「なんだって!?」と驚くリョウ。 「ちょっと待ってくれ、調査するかどうかはオレたちが決めることだろう!?」と詰め寄るゼン。 「すまない。これがお前さん方のルールに背き、私の職域を超えることは重々承知だ。許してほしい」 そう言って、マスターは深々と頭を下げた。 苦虫を噛み潰したような顔でリョウは尋ねる。 「……それで、調査の結果は?」 顔を上げてマスターが答える。 「すべて事実だ。何よりかにより、標的はお前さんが“撃つ”に価するワルだと思う」 「と言うと?」 「相手はプロの殺し屋、それも相当な凄腕だ」 「なんとね……。だが、マスターがそこまで言うんだ。俺は“情報屋”としてアンタを信用している。 ならこの依頼、引き受けるしかなさそうだな」   ◇ 9.Side-A 「継続」 RZのチラシを手に入れたわたしは、「これで殺し屋を雇える。敵を討てる」と舞い上がった。 しかしそれもひと時のこと。すぐにわたしははたと気がついた。 “相手がどこの誰だかわからない”。 これでは依頼のしようがないではないか。 仮にわたしが殺し屋で、相手がわからない依頼などされたらきっと言うだろう。わたしは探偵じゃない、と。 やはり、犯人を捜し出さねばならない。わたしは改めてそう決意した。 けれど、今度の決意は以前よりもずっと明るいものだった。 あの時は見つけたあとどうすればいいかわからなかった。 でも、今は違う。すべきことが決まっている。 それだけを希望に、わたしは捜索を継続した。  *** あれから三年。 とうとう、わたしは憎っくきあの男に遭遇した。 この世界に偶然の出会いは存在する。 あの日以来、わたしは初めてこの世界に感謝をしたかもしれない……。   ◆ 10.Side-B 「理由」 ここで、それまで黙って二人のやり取りを聞いていたゼンが口を開いた。 「まあ、済んだことや決まったことはそれでいい。ただひとつ聞かせてくれ、マスター。 オレらがアンタに頼んだのは、“仲介屋の手配”と“依頼者と標的の調査”、このふたつだけだ。 意思決定にはノータッチのはずなのに、今回に限ってなんでこんな独断を行った?」 「そのことか……。たぶん、この依頼書を見たときだろうなぁ。見てみろ、こんなに擦れてぼろぼろだ。 大事に保管していたんなら、古びたとしても痛みはしない。きっと、ずっと肌身離さず持ち歩いていたんだろう。 犯人を見つけたら、すぐさま依頼できるようにな」 そう言われて二人は、もう一度依頼書を見つめた。 「しかし、アンタがそんなことを言い出すとはな。情報屋は情報を扱うだけじゃなかったのか?」 からかうようにゼンが言った。 「さて、な。あるいは、私も年を取ったのかもしれん」とうそぶくマスター。 「まあいいさ。今回だけだぜ、マスター」とリョウ。 「もちろんだ。余計なことをして虎の尾を踏むのはごめんだからな。情報屋は情報を扱うだけだ」   ◇ 11.Side-A 「面会」 依頼を出した翌々日のことだ。 わたしの携帯電話に非通知設定で電話がかかって来た。 まさか!? 慌てて電話を取る。 「もしもし、――さんですか?」 「ハ、ハイッ!」 「整理代行業RZの者です。ご依頼の件で話し合いたいことがあるのですが――」  *** その日の夜、わたしは久しぶりに穏やかな気持ちで床に就けた。 それにしても不思議な男だった。 殺し屋の代理人だというのに、とても柔らかな物腰で、話していて気持ちが楽になるのがはっきりわかった。 事件以来、夫のすすめで何度かカウンセリングを受けたことがあるが、どのカウンセラーよりも良かったと思う。 眠りに落ちる直前、どこか懐かしいこの気持ちよさの理由に思い当たった。 たぶん、小学校のとき大好きだった先生と話していたときの感覚だ――……。   ◆ 12.Side-B 「密談Ⅱ」 リョウが依頼者との面会を終えた夜、計画を練るためマスターの店に再び三人が集う。 「標的は今、依頼者の被害届で、警察に勾留中なんだよな?」とまずゼンが訊く。 「そうだ。やるのは依頼者に示談を承諾してもらい、釈放されたところを狙うしかないと思う」 リョウの提言にゼンもマスターも同時にうなずく。 「だな。なんせ相手はプロだ、ぼやぼやしていて、地下に潜られたらまずい」 「私もそう思う。普段はホテルを転々としているらしいし、よその土地に行かれたら厄介だ」 「よし。決まりだ。あとはマスターの情報をもとに、仕掛けるポイントを決めよう」  *** 話がまとまったところで、不意にマスターがリョウに尋ねた。 「ところで、いつまでこんな都市伝説じみたやり方や、いちいち依頼者に面会するようなやり方を続けるんだ? やっぱり、そういうことは仲介屋に一任するのがベストだと思うがな」 もっともな意見であるが、リョウは言下に否定した。 「俺の考えは変わらない。それだと、裏社会に伝手のない一般人が依頼を出せなくなる。 そもそも俺はただの殺し屋じゃない。被害者遺族や関係者の、気持ちの整理を手伝う“整理屋”だ。 実際に依頼者と顔を合わせ、その思いを受け取らないと本当には手伝えない気がしてならないんだ」   ◇ 13.Side-A 「決行」 RZさんから再び連絡を受けたわたしは、打ち合わせ通りに警察に行き、示談を承諾することを伝えた。 これであの男は釈放される。 勾留されていた警察署から少し離れたところで“その時”を待った。 待つ間、緊張のあまりたびたび脚が震えそうになった。 今になって本当に敵を討ってくれるのか心配になり、かつてない不安に襲われる。 釈放される時間は正確にはわからないらしい。 いったいどれほど待ったのか……あっ! 出て来た。 いつ? いつやってくれるの? 突然、道を行くあの男が身を翻した、かと思うと、何かカクカクと身じろぎした。 次の瞬間、ビクリと硬直し、そのまま糸が切れた人形のようにへたりこんだ。 その時、わたしは確かに見たのだ。 あの男の頭から、“何か”が飛び散ったのを――。   ◆ 14.Side-B 「決行 Side-R 」 “その時”から遡ること数時間。 今はスナイパーRとなったリョウは、警察署の玄関前を見渡せるビルの屋上に待機していた。 Rとなった彼の体を支えているのは、機械仕掛けの両脚である。 相棒のメカニックZが開発した高性能義足だ。 普段使用する義足はスピード・パワー・外装の強度ともに申し分ないが、剥き出しで装着するので昼間は目立つ。 そこで今回は、衣服を着けられる細身のデザインのものを使用することにした。 スピードもパワーも落ちるため、凄腕を相手にするには不安があるが、状況が状況ゆえに仕方がない。 そして、“その時”が来た。 スコープに標的の姿を捉えたRは、静かにトリガーを引き絞る。 だが撃発の寸前、標的の体が反転する! とっさに銃口を振ったが、狙いは逸れ、初弾は大腿部に着弾。 焦りを押し殺し、ボルトを操作する。 ― Slow is smooth. Smooth is fast. ― その言葉通り、無駄のない滑らかな動作から放たれた次弾は、今度こそ過たず標的の急所を撃ち抜いていた――。   ◇ 15.Side-A 「謝りたいと……」 まるで白昼夢のような一日が過ぎ、わたしはRZさんに残る半金を支払った。 それから帰宅して我が家を見渡したとき、その惨状に頭を抱えたくなった。 この家で独りになってしまって以来、わたしは最低限(むしろそれ以下?)の家事しかしてこなかった。 なんてひどい有様。まあ、それも当然か。とにかく、大掃除ね。 自分でも呆れてしまうごみの量。途中でごみ袋が足りなくなったのには思わず笑ってしまった。 夫の部屋にも、子どもたちの部屋にも風を通す。 やっと人間らしい住環境を取り戻したとき、わたしは肝心なことを思い出した。 仏壇にある父の位牌に手を合わす。 「お父さん、敵は討ったよ。喜んではくれないかもしれないけど、警察が動かないなら、しょうがないよね」 そしてわたしは居住まいを正し、携帯電話を手に取った。 今更許してもらえるとは思わない。 もしかしたら、もう離婚の準備をしているかもしれない。 それでも、ひと言謝るのが筋ってものよ。 わたしは夫に電話を掛けた。   ◆ 16.Side-B 「代行者の祈り」 決行後の週末。ゼンはリョウの部屋を訪れていた。 二人とも独身だ。ときおりこうして会って酒を酌み交わすが、今回は依頼成功の慰労会だ。 「いやぁ、危険な相手だったが、リョウちゃんも無事で良かったよかった」 無事に終わったことにゼンは上機嫌だ。 しかし、「まあな」と応えたリョウの態度には、どこか曖昧なものがある。 「どうした。なんだか不満そうだな。何が不服だい?」 「いや、アイツに依頼をしたのは、どこのどいつだろうと思ってな」 「それが引っ掛かってんのか」 「ああ。そもそもソイツが依頼を出さなきゃ、何事もなかったんだ。どう考えたって主犯はソイツだ」 「リョウちゃんとしてはソッチを叩きたかったわけか」 「そうさ。なんでも元から断たなきゃな」 「しかしなぁ、そいつぁ難しいぜ。なんせオレらは代行者だ。意思は依頼者の側にしかねえ。 問題は、依頼者がそこを考えてくれるかだからな」 「それを、こっちで誘導するわけにもいかんしな……」 「まあ、殺しの依頼をするようなヤツだ、悪さはその一件だけってことはないんじゃないか? オレらがこの仕事を続けていけば、いずれその機会が来る、そう祈ろうぜ」 「なるほどね。やっぱゼンちゃんはいいこと言うな」 その後二人は静かに杯を重ね、週末の夜は更けていく……。                                              (了) --------------------------------------------------------------------------------------------------------    あとがき このSSは346回目スレに投下された、ゲスイあきさんの「めぐみ痴漢へ逆襲す」に着想を得て書きました。 エピローグに登場したRZたちの舞台裏の妄想です。 347回目に投下したものに、改行と加筆修正を行ったものを保管しています。 詳しくは後述しますが、「機械仕掛けの高性能義足」という設定があるなら、換装・改造ネタはぜひやりたかった。 ゲスイあきさん、よい機会をいただき、ありがとうございました。  *** 今回は前から考えていたRZへの依頼方法について書いてみました。 パターンは主に2つ。 ひとつは情報屋のマスターが手配した「仲介屋」からの持ち込み。 RZの二人は仲介屋とはまったく面識はなく、一人なのか複数なのかも知りません。 堅実なのは当然こちらのほう。 もうひとつは今回書いた「都市伝説じみたやり方」。 理由はリョウの台詞にもあるように、「一般人にも依頼のチャンスがあるように」ということにしています。 作者の都合としては「XYZな依頼方法」を登場させたかったため。 ちなみにマスターに雇われた仲介屋は依頼のチラシの回収要員でもあるため、依頼を持って来なくても、 RZがマスターを介して毎月一定額を支払っています。 依頼でもらった報酬の用途は、まずマスターや話を持ち込んだ仲介屋に支払う料金、次に自分たちの必要経費、 残った分は仲介屋への月々の支払いのため貯めているという設定です。  ***  >普段使用する義足はスピード・パワー・外装の強度ともに申し分ないが、剥き出しで装着するので昼間は目立つ。  >そこで今回は、衣服を着けられる細身のデザインのものを使用することにした。  >スピードもパワーも落ちるため、凄腕を相手にするには不安があるが、状況が状況ゆえに仕方がない。 今回の義足は生身の脚に見せかけることを重視した「擬装用義足」です。 ネットで軽く調べたところ、釈放の時間は昼過ぎから夕方近くと、常識的な時間帯というのが一般的なようです。 そこで昼間の狙撃という制約から、擬装用義足への換装を考えました。 もし狙撃に失敗して接近戦に持ち込まれていたら、けっこうピンチだったという状況ですね。  >普段はホテルを転々としているらしいし、よその土地に行かれたら厄介だ すぐに仕掛けなければならない理由として、「ホテル暮らし」という設定を追加させてもらいました。 ほかにも狙撃を行う場所など、多少状況を改変しています。 それからRZのお互いの呼び方ですが、343回目スレで描いていただいたイラストに添えられたコメントから、 「リョウちゃん/ゼンちゃん」に決めました。  ***  <マスター>   白髪混じりの熟年男性で、紳士的な立ち居振る舞いから密かに人気がある。   裏の顔は大ベテランの情報屋。   一人称は「私」。   RZが殺し屋として動き出す前にひょんなことから知り合い、現在は彼らと協力関係にある。   作中にもあるように、「依頼を集める仲介屋の手配(と連絡係)」と「依頼者と標的の調査」をRZから請け負う。   「余計なことはしない。情報屋は情報を扱うだけ」をモットーとし、RZの意思決定には関与しない。   しかしながら、いろいろ意見やアドバイスはする模様。   彼がRZとそういう協力関係になるまでの経緯もきちんと考えないといけませんね。   思うに実は彼にも娘がいて……ということがあったりするかな?   あとほかに店員はいないのかとか、どういう経歴なのかとか、その辺もおいおい考えます。   実はまだ設定が完成しているとはいえないので(本名も決めていない)。  *** 最後に347回目スレから設定等に関わるレスを転載しておきます。  >なにか、こう探偵はバーにいるみたいな雰囲気のマスターかな?  すみません、未読・未見なもので……  マスターについては若い二人をサポートする人が欲しいなと思ったので  落ち着いた大人なキャラで、かつ海千山千な感じが出せたらいいな、などと考えています  RZはいろいろなことがきっかけになって、ある時殺し屋稼業に身を投じる決意をしており、  裏社会の水先案内人的なキャラがいないとやっていくのが難しそうと考え、このキャラを作りました  >めぐみ辺りが面白がってチラシ探しに出てまた変なのに目を付けられそうな…  めぐみはそういうことしそうではあるかな  彼女に限らずクラスメートなどが事件に巻き込まれたのを牛乳トリオが解決する、  みたいな学園物も今ならできそう?  >>その時、わたしは確かに見たのだ。あの男の頭から、“何か”が飛び散ったのを――。  >これよく考えたら結構エグい物見てそうだよね  参考というかイメージとしてあったのはケネディ大統領暗殺事件ですね  以前に動画で見たのがこんな感じだったなと考えながら書いてました  *** それではこの辺で。 最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。                                    プレあき