『あろえの告白』 ゴロゴロ―――ドン ・・・ 雷が鳴って突然の雨。 あろえが校門に入りかけた時に、雷が鳴り始めて雨が降り出した。 今日はちょっと早めに家を出てきたが、ソレが災いしてしまい豪雨で全身ズブ濡れである。 「今日はついてないなぁ・・・とりあえずは職員玄関に避難・・・」 職員玄関と昇降口は20mも離れては居ないのだが、今日はその短い距離ですら遠く感じるほどの豪雨。 「イキナリ凄い雨だな・・・気象がおかしくなっているんじゃないか・・・今日は傘も持ってきていないし、濡れるのもやむ無しか」 普段はトレーニングを兼ねて手動にしている電動車椅子を全速力にしても、駐車場から濡れずに来るのは不可能な距離。 遼一はカタギの仕事として教師を選んだことには後悔はないが、こんな時は雨に濡れずに仕事が出来る環境に憧れないこともない。 遼一が職員玄関にようやく辿り着くと、そこには雨に濡れたあろえが居た。 「君は4年生クラスの森永さんだね。先生も駐車場で車から降りた途端に降られてしまってね・・・」 雨で張り付いたワンピースから透けるライトグリーンの女児用ブラに気づかないフリをして、あろえを気遣う。 「遼一先生も濡れちゃったんですね。私ももう少しで校内に入れそうと思った時にズブ濡れになっちゃって、慌ててここに避難したんですけど・・・」 あろえはスマホで気象情報を見ながら、近隣の天気予報をチェックするが、現時点での雨の予報は無い様子。 「ネットの天気予報もあまり当てになりませんね。こんな突然の雨が降るなんて朝のテレビの天気予報でも聞いていませんよ」 「雷が鳴って豪雨が降るのはゲリラ雷雨って言うんじゃないかな。このままだと風邪をひくから、保健室でタオルを借りよう」 **************** 保健室に入ると、遼一はベッドに座り、あろえにタオルを渡して自分の身体を拭く。 「森永さんもベッドのカーテンを閉めて身体を拭きなさい」 「ふーん、先生は女の子に興味ないのかなぁ、先生なら見ても良いんだよ」 「オトナをからかうのは辞めなさい。先生は子供に手を出すほど飢えていません」 あろえは服を脱いで身体を拭きながら、遼一をちょっと怪しいと思い始める。 「実は先生がゲイって噂があるんだけど、本当ですか?時々若い男の人と一緒に車に乗ってたりしますよね。これは先週撮った写真なんですけど、随分親しげな様子で写ってますよ」 あろえはスマホに保存してある鮮明なツーショット写真をカーテンから腕を出して見せる。 「この人は昔からの友達。先生の義足を製作してくれてる人で、善二郎と言うんだよ。断じてそんな関係じゃないから安心して」 「私のクラスの人はゲイとかには偏見無いから安心して良いですよ。皆には黙っていてあげます」 「だから、先生はノーマルなの。こんな体になってからは女性とはご無沙汰だけどね・・・」 「女性とご無沙汰って事はやっぱり・・・」 言えば言うほどあろえはソッチ方面に話を持っていってしまう。 「そんな事を言ってないで、濡れた服を早く脱いで洗濯乾燥機に入れなさい」 保健室は前校長のコダワリで設備や医薬品はかなり充実していた。 その本来の意図が何であるかは・・・気づかないフリをしてあげるのがオトナである。 あろえは身体にタオルを巻いて遼一の隣に座り、スマホに撮り溜めてある他の写真も次々に見せる。 「これは決定的に怪しい写真ですよ。二人でホテルに入ろうとしてるし」 「えっ、それは・・・どこで?」 そのホテルは裏稼業でよく利用するビジネスホテルだったが、そんな写真をいつ撮られたのかも不思議だった。 「私の父親の経営する会社の一つですけど、森永総合警備保障って知ってますよね。そのツテで監視カメラの映像とかはチェックできますよ」 あろえの父親は表稼業も手広く手がけるので、大概のビジネスにはツテがあり、善二郎の会社とも繋がりがあったりもするが遼一は知る由もない。 (ゴクリ・・・やべぇ、思わず生唾を飲んでしまった。前校長の気持ちが分からんでも無いような気が・・・) 遼一はタオルを巻いたあろえの姿をよく見ると、股間が反応してしまいそうになるが、気合で抑える。 (こういう時は素数を数えるんだ・・・2、3、5、7、11、13、17、19、23、29・・・) 股間の反応を抑えて冷静さを保つと、さり気なく自分の疑惑を晴らそうとする。 「どうしたら先生がノーマルだって信じてもらえるのかな・・・」 「私とキスしてくれたら信じてあげます。出来なかったらゲイ確定です」 (・・・やっても、やらなくても現状を打破できない・・・彼女の父親は裏社会でも有名だし、手を出すわけには・・・って小学生相手に何を考えているんだ俺は?) 遼一が悶々と脳内で一人会議をしてると、唇に柔らかい感触が・・・。 「先生が迷ってるからしちゃった。私は先生が好きだから良いよね。もしかして嫌だった?」 「嫌じゃないけど、先生にも立場というものがあるから、小学生相手にこういう事はマズイというか・・・」 「口じゃそんな事言ってるけど、身体は正直みたいだよ」 あろえは遼一の股間が盛り上がってるのに気づいていた。 **************** 「これは生理反応で、断じて子供相手に欲情した訳じゃ・・・ぐむっ」 あろえは遼一の煮え切らない態度に痺れを切らし、キスをしながらベッドに押し倒す。両足の無い遼一は、バランスを崩されると小学生の力でも容易に押し倒されてしまう。 「先生だって嫌じゃないんでしょ、さっき私が服を脱いでいた時にドキドキしてたでしょ?」 「先生は私に欲情したんだよ」 「バカな事はやめなさい。絶対にそんな事はありません」 「無理しちゃって・・・先生も強情ねぇ・・・大人しくしないと大声出すからね」 あろえは遼一のズボンを脱がすと、パンパンに膨らんだ股間をあらわにする。 (ナゼだ?拒む事など簡単なはずだ。拒めないのはこの娘が可愛すぎるからか?) 「見ても良いよね。嫌だって言っても見ちゃうんだけどね」 あろえが遼一のパンツを脱がせると、開放されたペニスが勢いよくそそり勃つ。 「先生の大きいね。お父様のより大きいかも・・・でも、帽子を被ってるのがちょっと可愛いかな」 あろえは遼一の包茎ペニスを両手で握ると、皮をしごいて亀頭を露出させる。 「ちゃんと剥けるなら大丈夫。私は気にしないし、機能的にも問題ありません」 「小学生にそんな事言われる俺って・・・」 「エッチな事には興味はあるけど、まだ怖いから口でしてあげます。初めてだからあまりうまくないかもしれないけど・・・」 あろえは亀頭の先に舌を這わせて少しずつ溢れ出てくるカウパーを舐め取り始める。 「んんっ、むっ・・・」 「痛いの?初めてだから、何か失敗しちゃったかな?」 「そうじゃなくて・・・」 あろえはネットで予習していたフェラチオのテクニックを思い出しながら、丁寧にサオに舌を這わす。 あろえはイマイチどこが感じるのかは分かっていなかったが、根本から亀頭の方に舐めていると、カリの所で遼一のペニスがビクっと反応するのに気づく。 「先生はココがいいんだね。カワイイー、咥えたらどうなるのかなー?」 あろえは亀頭を口に含み、舌先を鈴口に割り込ませながら、出来る限り深いストロークでペニスを唇でしごき始める。 じゅぷっ、ぢゅぷっ、ちゅぷっ・・・ 「先生・・・今、ひくんってひたー、きもひいいの?」 あろえは遼一の反応確かめながら、玉袋を揉みながら強めに吸引すると、普段被ってる亀頭は刺激に弱く、つたない舌技でも敏感に反応してしまう。 「あっ、ううっ、そんなに吸ったら・・・」 遼一はあろえの口に出そうになり、必死に我慢しながらあろえの三つ編みツインテールを掴んで、口を離そうとするのだが・・・ 「あっ・・・、出るっ!!」 びゅるっ、びゅく、びゅっく・・・ 「やっ・・・ひゃあっ・・・あっ、凄い量・・・フェラチオの時はメガネが良いって本当ね」 メガネのお蔭で目にかかる事がなく、ネットで見た知識が役立ってあろえはちょっと得意げである。 「ハァーっ、ハァーっ、悪ぃ・・・思いっきり顔にかけちまったな・・・、久しぶりで我慢できなかった・・・」 「ううん、良いの。これで私は先生の彼女ね。彼氏と別れなくても良いけど、彼女は私一人だけだからね」 「でも、俺はゲイでもロリでもないからな。森永さんだから感じたんだよ」 「ここまでしてあげたんだから、あろえって呼んで。そうしないとお父様に言い付けるからね」 あろえは顔に掛かった精子を指ですくって舐め取りながら、咀嚼して飲み込む。 「うーん、ネットでは美味しいって、言ってる人が居たけどそうでもないかな、ゼリー状で喉に引っかかる感じは悪くないけどね」 裏でも表でも影響力が強いあろえの父親から見れば、俺ごときは風の前の塵に等しいか・・・。 「あろえちゃんは今日から俺の彼女ね。でも、バレるとヤバイから気をつけようね」 「うん、分かった。友達にしか言わないようにする。今度からは私がしてあげるから、彼氏とはしなくていいからね」 「友達にも言わないで欲しいかなぁ・・・」 「それはダメ、年上の彼氏は自慢しないとね。もう8時だよ、そろそろ行かないと先生も遅刻だよ」 あろえは洗濯乾燥機から下着と服を取り出しながら、すっかり彼女の顔で遼一を急かす。 「着替えは見せて貰えないのかな?」 「裸はまだダメー。先生は意外と筋肉あるから本気で襲われたら怖いし」 カーテンの向こうで着替えるあろえの影を見て、精液の残滓が残るペニスがまた膨らんでくる遼一であった。