≪注意:このSSには凌辱や死などハードな内容が含まれています≫ ------------------------------------------------------------------------------------------------ --私の名はキセロ・ムリャコ--  アメリカ、マイアミ在中。大学は去年卒業し今は地元の射撃訓練場のインストラクターを している。住まいは実家。といっても両親は本当の親ではないけど、養父は恩人であり良き父で 養母は愛情一杯に私を育ててくれた。2人の実の息子(今年で8才だっけ)はだいぶ年は離れているが 姉として私を慕ってくれている。「今」は平凡ながらもとても幸せな生活を送れている。 ----あの日までは。  ある日、自宅に帰ると両親が悲痛な面持ちでリビングに座っていた。  この時、私は今再び『過去』と向き合い『今』から逸脱するか選択を迫られる事となる。 養父は無言で写真の束をを私の目の前に差し出す。 写っているのは空港のエントランスだろうか?監視カメラに写った被写体を見て率直にこう思った ((昔の私??))  ----違う----本能で理解した------ 「これはな、7ヶ月前ブラジルに高飛びした犯罪者の捜査をしていた時、偶然 同じ日に偽造パスポートで入国した不審人物の写真だ。他人の空似にしてはあまりにも・・・ この写真はお前に見せるか、母さんと一緒に相談して決めたんだ・・・」  私の養父、カーフ・ムリャコはCIA職員だ。通常捜査機密に関わる情報は一般人に公開するのは 当たり前の話厳禁である。 ただし、[事件の当事者]ならば話は別だ。私は思わず涙ながらに口を開いていた。 『わたしの"赤ちゃん"生きていてくれたのね・・・』 金色の美しい髪をたなびかせた赤い瞳の少女の写真に涙を落としていた。 **************** ---12年前----  私の名前は・・・コードネームは「ヨーグルト」略して「ヨグ」と呼ばれている。 5歳ぐらいまではブルガリアの孤児院に居たのは覚えているが、私は"特別な子"だったから 直ぐにある諜報機関に引き取られた。 ((意識トンでない?))  本来は子供を諜報員として使うのは国際法違反。だが実際は居れば居るで用途は多岐に渡る。 そこで本来なら犬猿の仲のEU加盟国の各諜報機関が共同運営する 『存在しない非合法諜報機関』を設立してその一部門として子供を使う機関が設立された。   使うのは孤児であること、知能、運動レベルが一定基準以上であること、人格形成される 4-5歳のうちから機関内で教育を受けさせること。諜報員を育てる観点から言えば非人道的だが 皮肉なことに私たちの送り込まれる案件は人身売買やテロリストの監視や抹殺言ってみれば、 「悪を抹殺している」と言う大義名分を与えられ、実際自分の行いに疑問を抱かなくなっている。  いや、私は疑問を感じないようにしている  私が仕事を与えたれたのは8才の時か、爆弾を密造するテロリストを監視する任務・・・ ((ヨグお姉ちゃんをいじめないで!!)) だが監視対象は途中予定外の暴走を始め私より小さな子供を人質に取り自爆しようとした。 ---そのとき私は手持ちのナイフをテロリストに投げつけ・・・初めて人を殺した。  遺体を目の当たりにして公開、動揺、ショック、それらの感情で塗りつぶされそうになった時 テロリストに捕らえられていた子供が私に抱きついてきた・・・そして声にならない感謝の言葉 その子の言葉で私は救われた。ああ誰かを救えたら満たされる・・・そう満たされる・・・・ ((はーいこっち向いてー)) 2年前の事だっけ?・・・そういえばなんでこんな事を私は・・・ 腕に違和感・・・手錠か・・・ そっか・・・私人身売買組織に潜入したんだっけ・・・・  ((まぁしかし凄いねェこのお薬聞いてないことまで全部ゲロっちゃった)) たしか・・・予定外の配置換えが起こって機関に連絡を取れなくなったんだっけ?  ((まっさか、この娘がネズミだったとは・・・売りもんにできねえじゃねえか!))  ((あのクソ諜報機関への見せしめには使えるんじゃない?))  ((折角の上玉だ。見世物にはできるか?))  ((でもスナッフはいやーよ?この子従順に仕上げれない?)) ・・・そういえば下卑た男が小さな女の子に手を出そうとして殴り倒して・・・ 騒ぎになって・・らしくない私のミスじゃない・・・そうして私は意識を失った・・・ ****************  次に私が目覚めたのは下腹部への激痛と共にだった。 手足は拘束され目の前にはカメラ。誰かに後ろから抱かれている。 痛みの原因はすぐにわかった・・・男のアレが私を貫き乱暴にかき回されていた。 意趣返しのつもりのこの動画は人身売買組織の予想を上回る人気と収益を上げてしまい、  一躍私「ヨグ」の名前は倒錯した大人たちのアイドルとなってしまった。  この日より半年間ほぼ毎日私は犯されその様は裏動画として世界中に配信された。 ある時は卑猥な台詞を言いながら自ら腰をふったり、大人数の男たちに蹂躙されたり・・  抵抗は出来なかった・・・私が救った少女を人質に行為を要求してきたのだ・・・ その少女の名前は「マミヤ」いつも行為のあとの私の介抱を任されていた。  今思えば異常な環境下での共依存関係、私は彼女を愛してしまっていた・・・  悲劇は私の早すぎる"初潮"とマミヤの"精通"と共に来るとも知らず・・・  マミヤとの出会いと言えば、私が組織に商品として潜入した際一緒につれて来られ、 同じ檻に一週間一緒に閉じ込められた(今思えば移動用のコンテナだったのであろう)。  その間彼女からいろんな話を聞いた。 彼女は生まれてすぐに母親に育児放棄され孤児院で過ごしていたがある日彼女の"体の秘密"を他の子供に 知られ虐められるようになった。耐えられなくなった彼女は孤児院を脱走し路上生活を始めた所を攫われ て来たらしい。  私を"ヨグお姉ちゃん"と呼ぶくせに年は私よりも一つ上だった。  見た目は小柄で私より小さいし、年齢よりも幼い精神構造なので実際は妹みたいなモノだが。  そして拠点に着いた時、事件は起きた。体を検分するため服を脱がそうとした男に彼女は激しく抵抗し 殴りつけられたのだ。それで収まればよかったのだが男は警棒で彼女を滅多打ちにしようとしていた。  私は思わず彼女を救う為に檻から飛び出し男を逆に締め上げ彼女を救ってしまった・・・ そして捕らえられ・・・自白剤を打たれ今に至る・・・元来なら殺されるはずだった私は自身の陵辱動画 が予想外の人気を得たことで皮肉にも自分の命をつなぎとめる結果となった。  だが彼女マミヤはそうはいかなかった。彼女を検分した男たちは驚く。 彼女は完璧な「両性具有」だったのだ。高値で売れる商品・・・彼女はすぐにでも売り飛ばされるだろう。 ほんの一週間の付き合いではあったけど・・・見知った子が苦しむ様を見たくない。彼女は守る。  私はエージェントなのだから・・・そんな私の安っぽいプライドだったのか今となっては分からない。 私は全面的に動画撮影に協力する代わりに彼女の身の保障を組織に要求した。  意外なことに後ろ盾も何も無い私の無茶な要求を組織は快諾した。それどころか軟禁状態とはいえ それなりに自由の利く部屋も与えられ動画撮影の時間意外はマミヤと一緒に過ごせる環境を与えてくれた。  陵辱の数々を受け汚れても彼女は必ず私を拒絶せずそれどころか感謝と励ましの言葉を・・・ 彼女は飴だと分かっていてもマミヤなしでは生きていけない。 「マミヤガダイスキ」  これが組織の悪意ある仕込みの一つだと気がついていてもそれから目をそむけていた。 **************** ----終わりは唐突に訪れる----  ある日、撮影現場で私は淫靡な格好で拘束されていた。 "ああそうか久しぶりに拘束プレイか" 程度に思っていた。あそこに居るのは男優か? ・・・そこにはマミヤが裸で立っていた・・・・ 「今日は先日精通したばっかりのふたなりマミヤちゃんと大人気ヨグちゃんのラブラブ種付けショーで~す!」 気の抜けた男たちのナレーションとと共に戸惑うマミヤ・・・ 「おいさっさと愛しのヨグちゃんとファックしねえか!」そばに立っていた男が怒鳴る。 「ヨグおねえちゃんにひどいことできないよう・・・」涙目でへたり込むマミヤ。 「マミヤは関係ないじゃない!ほ、ほらいつもの男たち相手ならいくらでも・・・」 一向に埒の明かないその様を見かねたもう一人の男が、マミヤを押さえつけ何かを注射した・・・  そこからのことは・・・思い出したくも無い・・・・獣のようになったマミヤは私の上に覆いかぶさり 乱暴に腰を振り続け丸々2日犯され続けた・・・その後は拘束具を解かれいつもの二人の部屋に押し込まれ 更にマミヤに犯され続けた・・・  彼女にはすでに理性も無く言葉も届かず・・・4日目彼女は心臓麻痺を起こし ショック死した・・・・私は空っぽになった。 大切なものを失った。奪われた・・・こんなことが起これば怒りを覚え復讐に燃える・・・ 意外にもそんな感情よりも遥かに酷い "空っぽ" 何も出来なくなった・・・ そんな私に再び火がついたのは自分が妊娠したと知った時だった。 "おなかの子供を守りたい" "オナカノマミヤヲマモリタイ" そこからだった。 私は一つの賭けに出た。組織にまたもや提案をしたのだ。"ファン感謝の出産ショー"をやりたい。 当たり前な話傷心の私からそんな提案が出たのを聞いた組織の連中は私が自分たちに 都合よく壊れたものと思い快諾した。  目的は臨月までの私の身柄の安全の確保、そして妊娠経過を確認しに来た闇医者から それとなく情報を引き出し今自分が居ると思われる位置の特定。  そして、出産ショーの撮影が始まる・・・ 台本はこうだ、陣痛促進剤を打ち込まれ私が淫猥な台詞を囁きながら簡単な パフォーマンス後ダブルピースで出産。通常私の年齢で自然分娩は難しいがそこは 皮肉なことに変態プレイの数々で鍛えられているので何とかなりそうだ。 痛みに関しても薬物で抑えられ喜々と出産を見せ付けていた。  全ては生まれ出てくるあの子の子供の為に・・・ 出産を終えた後私は失神していた。目を覚ました時私は自身の子供を抱かされた時 私は嘗て無いほどの美しい微笑を見せていたそうだ・・・ だってこの子も "両性具有" あの子の娘だから・・・  私の出産動画は恐るべき売り上げを記録し、表のネットワークにもUPされるほどの 大盛況だった。  この半月後、人身売買組織はCIAの介入により壊滅した。 ****************  種明かしは簡単だ。わたしは出産ショーの振り付けに複数の[手信号]を混ぜていたのだ。 おそらく自分の居るであろう地区と関係者の名前を信号として・・・ 私の引き出した位置情報は誤りかもしれない、信号に気が付かれないかもしれない、 不安要素は色々あったが私の行方を追っていた諜報機関からの通報で組織を一網打尽に 出来た。私は賭けに勝ったのだ。だが・・・生まれた赤ちゃんは・・・・ 主産後4日ほどは直に面会できていたが、その後精密検査の為、最寄の医療機関に 運び込まれた事までは知っていたが・・・  救出後CIAから絶望的な回答がまわってきた。"消息不明処分された恐れあり" 私の心はまた空っぽになった。  私は件の動画原因で顔を知られもはや諜報員としては最早使いものにもならず、 かたや守りたかったものはすべて壊されつくされた。もはや生きる意味はなかった。 そんな私の手を引いてくれたのは私の救出に尽力してくれたムリャコ夫妻だった。 当時新婚まっさかりだった彼らだが、私の全てを知った上で養女として引き取り 「普通の女の子」「キセロ・ムリャコ」として彼らは再び私の心に暖かい火を灯してくれた・・・・・  事件のことはいまでも思い出すし、世界中にばら撒かれた動画の印象をごまかす為に 金髪を銀色に染め上げロングヘアーはショートカットにして切りそろえていたりしている。 この12年は過去と決別するには十分な時間があった。 だが、失ったものがそこにあるかも知れないと知った時・・・私は・・・・ **************** --日本--- としあき「なぁメイジこの裏動画の女の子お前にそっくり!」 メイジ「としあき、こんな昔に私生まれてない。あと性別違う。」 としあき「ですよねー」メイジ「でしょー?」 メイジ「浮気確定尻を出せ!」 としあき「ア”-----------!!」 ----完---- 以上です。この後のキセロの選択は想像にお任せします。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ >ここからどうしてメイジが最終的にとしあきの元に来るのかも読んでみたい 此処からは、メイジはブラジルから奇しくも母の生まれたブルガリアに高飛びし、 現地のいい加減な逃がし屋の手により既に死去していたとしあきの親戚の娘という カバーを得て日本へ、逃がし屋は日本でかくまう予定だった男の住所をメイジに渡すつもりが、 うっかりとしあきの住所を渡してしまい今に至る。 って流れです。 ------------------------ 最後に設定のみ  *** キセロ・ムリャコ(ヨグ)(22歳)《メイジの母?》 幼少期はメイジと瓜二つの容姿で異なるのは瞳の色が青な点 元々はメイジと同じ金髪だったが現在は髪は銀髪ショートに変えている。  知能:大学を一年飛び級するレベル。   戦闘力:元エージェントなだけあってかなり高いが常識の範疇である。  性格:絵に描いたようなヒーロー気質、壮絶な過去ゆえにメンタルが激強だがメイジと再開したらどうなるかは謎  家族構成:養父カーフ(42)(ぐう聖)養母シープ(37)(ぐう聖)義弟ヨギ(8)(重度のシスコンに、目覚めつつある)   幼少期の裏動画について、今尚語り継がれる伝説「フェアリーヨグ」シリーズ全108本として断片的にネットの 大海をさまよっている。内容はおおよそスナッフ表現以外の全てのシュチュが盛り込まれているため、 ライトロリコンからハードなロリコンの性癖全てをカバーされてると言う。ちなみにキセロは自分の動画を 発見したら即サイトごと潰しているため、一編でも入手できたら相当価値があると言えよう。 恋愛に関しては・・16~18ごろまでは男女問わずにとっかえひっかえ付き合ってた時期のあった強いお方。  *** マミヤ(享年11~12歳?)《メイジのパパ?》 性別は両性具有、赤毛ショートの小柄少女。瞳の色は赤。性格はたまに天然 この辺の性別、性格、瞳の色はメイジに遺伝したようだ  知能:まともな教育を受けたことが無いのが惜しまれる程飲み込みがよかったようだ  戦闘力:あるわけが無い  性格:気弱で控えめだが、ヨグ至上主義おそらくあと半年生きながらえていたら 変なお薬を打たれなくとも自らヨグを襲っていた可能性が高い。ヨグXマミヤのラブラブH 動画を撮影できなかったのは人類の大きな損失と言えよう。許すまじ人身売買組織。  家族構成;母は居たようだが育児放棄 彼女の死後遺体は?・・・冷凍保存後どこかに売却されたようだが??皆さんの想像にお任せします 黒メイジの出所に使うもよし刺客の出生に使うもよし。