『The November 仮面の暗殺者 -Return to 2 Years ago-』 金と権力があれば、この世で欲しい物は必ず手に入る・・・。 たとえ、それが他人の女だとしても・・・。 それがボスの流儀であり、信条でもあった。 「ノブ、今回のターゲットはこいつだ。例によって余計な情報は与えない」 町で見掛けた好みの女が既婚者だと分かり、旦那を始末すればあるいは・・・というのがボスの筋書きだ。 余計な感情が混ざると迅速に仕事が出来なくなる恐れがあるので、ボスは写真と住所などの最低限度の情報しか与えない。 「OK、ボス。ボク好みのダンディーなオジサンだね」 「とりあえず、俺が経営しているカフェがいきつけだと分かったから、ウエイトレスとして潜入しろ。一週間以内に消せ、やり方は任せる」 **************** 「お客様、ご注文は?」 ノブはウエイトレスとして潜入したカフェで男の注文を取る。 エクステのツインテールとメガネはちょっとした変装のオプションだ。 「ビールをくれ」 「昼間からビールですか」 ノブはビールとツマミを持ってきて、コースターに電話番号を書いて男のテーブルに置く。 「ツマミは頼んでないのだが、これは何かね?」 「ソルトピーナッツですよ。ピーナッツのバター炒めに塩を馴染ませただけの物だけど、酒のツマミには最高ですよ」 男がコップを持ち上げて飲み干すと、電話番号が書いてあることに気づく。 「後で電話してね。必ず行くから」 男が既婚のロリコンである事は調査済みであり、ボスの指示でノブがあてがわれたのも必然である。 「君は合法ロリ?それとも本当のロリ?」 男はロリに誘われたという事実から本性をあらわにする。 「それは今は言えないかなぁ、電話してくれたら教えてあ・げ・る」 ノブはそれだけを言って、店の奥に消えた。 「ウーン、金髪碧眼のツインテールとメガネ・・・このチャンスを逃すのは実に惜しい・・・が、家に呼ぶのはリスクが高いなぁ」 男はコースターは記念に持ち帰る事にしたが、思い悩んだ末に電話をするのを思いとどまった。 しかし、ノブにとってはそんな事は想定内の事であり、仕事をするのに何の支障もありはしない。 決行は今夜と決め、ヤサに戻って昨日届いた小包を開ける。 箱を開けると、大仰なページ数の医学書が入っており、鉛板が仕込まれた表紙を開けると端から3cmの所がくり抜かれ、ノブ愛用のSIG SAUER P226のパーツが収まっていた。 手際よくそれらを組み立て、サプレッサーをねじ込み弾倉の弾丸をチェックした。 組織特製の9ミリ空砲弾は発射音を抑えるために火薬の量を半減してある。 そのせいで威力は落ちるが、3m以内であれば人体の急所を外すことはありえない。 ノブはその原則を守り、決して3m以上の距離から狙撃することは無かった。 数発の試射を豚バラ肉ですました後で、男の家に向かう。 **************** ノブは闇に紛れて低いフェンスを飛び越え、鍵が開いてる窓から侵入し、ロリ物のエロDVDを見てオナってる男のいる書斎のドアの前に立ち軽くノックする。 「?」 男は妻と二人暮らしであり、妻が寝室で寝ていることは盗聴器で確認済みである。 ノブはドアを開けてオッサンに怪しい笑みを投げかける。 「オジサン、不用心だね。鍵が開いてたから入ってきちゃったよ」 「君は昼に喫茶店で会ったメイド服のウエイトレス・・・?」 ノブはコートの前を開いて白のスク水姿を見せながら、サプレッサー付きのSIG SAUER P226を抜き出し、穏やかな口調で尋ねる。 「オジサンがボクを誘ったから来ちゃった。ボクと良いことしたいの?」 実際には誘われてはいないが、一応の社交辞令である。 銃を数発撃ってソファーに穴を開ける 通常よりも火薬の量を減らした空砲でもそれなりの威力はある。 「空砲でも当たりどころが悪ければ死ぬよ。死ぬのとボクとするのとどちらが良いかなー」 ロリとは言っても、銃を持ってせまる男の娘は想定外。 オナホに突っ込んでいた男のチンポは萎えてる 「さあ、床に手をついてお尻をこっちに向けて」 ズボンとパンツは脱いでいたので、脱がす手間が省けて好都合。 ノブはジェル付きコンドームを付けて容赦なく男の処女を奪う 「イマイチ締まりが良くないねー。痛みを与えると締まりが良くなるって聞いたことがあるから試してみるね」 ノブは空砲を男の背中に打ち込む。 「ギャー・・・」 「打たれた瞬間はちょっと締まったけど、あまり効果ないね。とりあえず、ボクがイクまで何発か撃つね・・・」 男は10発目の銃声を聞く前に絶頂の中、絶命した。 「ボクはまだイッてないのに、勝手に逝っちゃった。こらえ性のないオジサンでちょっと残念。でもイクまでやめてあげない」 ノブは絶命した男の胎内で果てて、賢者タイムに浸る。 サプレッサー付きとは言っても、銃声を無音にする効果はない。 十数発もの銃声を聞いた男の妻は目を覚まし、書斎のドアを開ける。 そこで見たのは白スク水に返り血を浴びたノブの姿だった。 「おばさん、誰?」 ノブはダンディーなオジサンの初めてを奪って満足げなのに、その余韻を邪魔されてちょっと機嫌が悪い。 「残念だけど、目撃者が居たら報酬が貰えないんだ。おばさんの処女には興味ないから・・・」 ノブは実弾を心臓に向けて素早く二回ダブルタップで撃ち込んだ。 「ミッション・コンプリートだね。おばさんまで始末しちゃったけどこれで報酬が貰える」 **************** 次の日の夜、ノブとボスは寂れたバーで落ち合った。 「あの男はきちんと始末できたんだろうね」 ボスは念を押すように聞いた。 「後ろの処女を貰ったのは行きがけの駄賃だけど、簡単に片付いたよ。オジサンの感度が悪くて全弾使っちゃったのは想定外だったけどね」 「目撃者は居なかったのか?」 「もちろん、ボクの仕事に抜かりはないよ」 「でも、やってる最中に人が入ってきて、ちょっと焦ったけどね」 「それは誰だ?」 「おばさんだったよ」 「黒髪ロングヘアーのモデルのような女か?」 「そうだよ。ボスが好きそうな美人だったけど、ボクにはおばさんでしかないけどね」 ノブはボスの驚いた表情を見ながら穏やかな口調で話す。 「心配いらないよ、ボス。絶対にバレる事は無いよ。盗聴器も回収したし、そのおばさんも始末してきたからね」 「・・・・・・」