「ま、色々と欠陥銃なんだろうさ。  そんな事は判ってる。判ってるつもりさ。ぶっちゃけ、知ったこっちゃねー。  ……こいつじゃなきゃ、ダメなんだ。  代えようと思った時はあったさ。でも、良くわからねー。こいつじゃなきゃ、全然当たらねーんだよ。  ……何でなんだろうな。PSG-1じゃどうにも収まらねえ。何故かコレだけなんだ。  単発でもっと精度のいい奴は幾らでもある。連発でも同じ事だ。でもな……ダメなんだ。  この間エイプリルにうっかり話したらよ、ブラシーボ効果って言われたよ。なんだそれって思ったけど、  調べてみて納得したね……やっぱ、気持ちの問題なんだろうな」 --- >果たしてこの設定でSFとファンタジーをどうかくか。 バッドトリップメイジさん……。 人造の釈迦、人造の如来、人造の羅漢、人造の菩薩、人造の仁王……。 東洋神秘思想に接近していたブルガリアの組織が生み出した十二人の子どもたち。 十二人の子どもたちは、薬物投与で脳神経を覚醒、急激に成長し性欲と破壊衝動、 そして『悟り』を開放した人外の存在へと変化する。 そして“組織”から逃げ出し、東洋の島国に棲むなんて事ない二次裏住人としあきの家に棲みついた、 十二の子どもたちの五番手が居た。 彼女の名はバッドトリップメイジさん!! イケイケ、バッドトリップメイジさん、負けるなバッドリップメイジさん、 ハッシッシをキメてボインねーちゃんに大変化! --- としあき「すまん……『シャル=ウィ=ダンス?』観てました……うぐうぐうぐうぐ……」 メイジ「……泣いてるの? としあき」 オクタ「泣くほどの映画だった?(とか何とか言いながら、ちょっと踊りたくなってきた)」 としあき「……お前らは日本版の泣けっぷりを知らん! ちょっと待ってろ!」 ――二時間後。 としあき、メイジ、オクタ「「「うぐうぐうぐうぐ………」」」 ノブ「……つまり、ハリウッド版を観ながら日本版を思い出して涙が出てしまったと」 としあき「なんか違う、なんか違うぞハリウッド版! 民代さんを出せ! 出さんかーっ!!」 ノブ「……え、えーと、スレ違いギリギリなのでこの辺で……」 *** >日本のはキモい メイジ「竹中直人をっ(ズパン)、馬鹿にするっ(ズパンズパン)、としあきはっ(ズポッズポッ)、許しませんッ!!( ズチュズチュズチュッ)」 --- >鳩あきが暗黒面に堕ちてくるのを・・・ ははは、こやつめ。 としあき「『ははは、こやつめ』……と」 としあき煙草一本取り、着火。深く吸う。 としあき「……魂、売っちゃおうかな(ネタに困った時の初期症状)」 メイジはまだえぐえぐ、オクタはえぐえぐしながらくるくる踊り、ノブはただただため息。 としあきは、煙草が旨い。 ひたすら、旨い……。 ---