擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【六匹目】

1ポン菓子製造機 :2007/06/07(木) 08:02:43 ID:ud7GidPs
エロエロ擬人化♀動物が、♂の人間・動物を食べちゃう(性的に)スレです。
凶暴じゃなくても、昆虫や鳥類でも、架空の動物でも何でもOK。
孕ませに近親相姦、ハッピーエンドにバッドエンド何でも来いです!!

注意事項
※ゲイ、スカトロ、グロテスクはNGで。
※版権モノは専用スレでお願いします。

前スレ
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【五匹目】http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1178243371/l10

まとめ・保管庫
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレまとめ @ ウィキ
http://www21.atwiki.jp/brutalanimal/

過去スレ
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレ
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1156347496/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【二匹目】
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1164643168/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【三匹目】
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1168881506/
擬人化した狂暴な♀動物に逆レイプされるスレ【四匹目】
http://same.u.la/test/r.so/sakura03.bbspink.com/eroparo/1171815117/


2名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 10:05:28 ID:iBMdgC1S(5)
>>1
スレ立て乙

>>前スレ通りすがり氏
ぬこ科GJ!獅子沢さんの料理はやばいな…
ふと思ったんだがこのスレでは虎娘→姉御肌が定着しつつある?

3名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 10:48:56 ID:iqM5+FCt
>>1
乙!

>>2
そうとは限らない。白虎という存在もいる

4名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 11:04:00 ID:iBMdgC1S(5)
>>3
なるほど。見落としてたぜ。
保管庫では虎娘に分類されてないんだよな。

保管庫見て思ったけど、職人さんは新作もいいけど未完成作品を完成させてほしい。

5パクリ者 ◆QnKpOCEIdw :2007/06/07(木) 14:15:52 ID:j/iZUsU7
>>4
勝手にインスパイアして続編作る気満々な俺みたいな存在はダメでしょうか…?

未完作品読んでると妄想が止まらない今日この頃。
スレの切り替わりの度に保管所見てるんだが、未完作品が多いんでそろそろ我慢できなくなりそうな悪寒

6名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 14:22:41 ID:iBMdgC1S(5)
>>5
なんにせよ許可は取った方がいいね。
ただ、初期の職人さんはこのスレを見てるかどうか分からないから許可を取るのは難しいな…。

未完成作品はもちろんだけど、完成した作品の続編も欲しいとか言ってみる。


7名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 15:35:42 ID:3rVn9aqI(2)
>>3
今や影が薄くなりつつある白虎を猛烈に支持しているオレガイル(´・ω・`)

8名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 16:30:31 ID:W1xpgQyU
>>7
いや、俺刹那ちゃんと青龍派だからさ。

9名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 17:13:14 ID:iBMdgC1S(5)
無乳隊長は俺の嫁…脇役にしとくのはもったいない(*´Д`)

10ポン :sage :2007/06/07(木) 17:52:14 ID:s6rC5xZs(4)
大昔に書いた虎娘の続き
 
 この日の戦闘は悪い偶然のうちにあったのかもしれない。
俺の所属する中隊(3機編成の小隊が3つ)に与えられた任務はただの哨戒飛行であり、しかも定期的な「お勤め」でしかない仕事だった。
基地もその空域にはゼロは現われないと断言しており、中隊のほとんど全員がピクニック気分でその哨戒飛行に臨んでいた。
そしてその空域に達して数分でも経った頃だろうか、列機のうちの1機が雲の向こうに光る物を見たと言い出し、それからしばらくも
せず数機の日本機が沸いて出てきたのだ。
『ゼロだ!』誰かが無線越しにそう叫んだのはやけに鮮明に覚えているが、よく思い出せば、どちらかと言うとあれはオスカー(一式戦闘機『隼』)
だった気がする。
とにかく、中隊はオスカーの出現に驚いてすぐに戦闘体勢に入る。が、よほど腕のいいパイロットが乗っているのか、オスカーは中隊機の弾丸を
次々とかわし、逆に中隊を追い詰めていった。
そして最初に血祭りにあげられたのが俺の機体だった。
機位を敵の方向にと思い、俺のスピッドが機首を上に向けようとした途端、一機のオスカーにエンジンを集中的に狙われた俺の機体はコントロールを失う。
だが俺はなんとか無理矢理コントロールを回復させて、機体を不時着させた。
しかし、その後機体から遠ざかろうとして、そのまま記憶がない。


「ん……」
目が覚めて、初めて俺の目の前に飛び込んで来たのは暗い色の岩壁だった。
それが岩の色でなく、周囲の色だと気づいたのは、その数秒後である。
この空間の奥からは光がさんさんと差し込んでおり、つまり、ここはどこかの洞穴。ということだ。
自分の服装を見ると、墜落時に来ていたのと同じ飛行服。
「あれ……俺、撃たれて……それで……」必死に記憶の糸を手繰り寄せるが、どうやってここにたどり着いたかと言う記憶はなかった。
「……しかし、暑いな」
ここは赤道に近い密林の、しかも湿気の篭る洞穴の中だ。その上ボアの飛行服など着ていれば暑いのも当たり前である。
とりあえず俺は厚ぼったい飛行服とその下に着込んでいたワイシャツをさっさと脱ぎ捨て、ランニングシャツと軍服のズボンだけというラフな格好になる。
「これでだいぶ涼しくなったか……」
そういえば、ここはどこなのだろう。と俺は考え込む。
撃墜された場所から考えて英国軍の勢力圏のはずだが、この辺りは補給路から大きく外れた場所のため、滅多に敵も味方も来ない場所だ。
つまり、救援が来る可能性は極めて低い。と言う事である。
「こりゃ、死亡確定だろうな……」俺はそう思って大きくため息をつく。
父さんと母さんも前の戦争の時に死亡誤認させられたというが、親子二代揃って死亡誤認とは笑えない冗談だ。


11ポン :sage :2007/06/07(木) 17:53:41 ID:s6rC5xZs(4)
その時、洞穴の向こうから誰かがやって来る音が、俺の耳にはっきりと聞こえた。
日本陸軍か!と思うと、すぐに俺は飛行服から拳銃を取り出す。
もし日本軍に捕まれば一生強制労働にされる。という基地に流れていた噂が俺の頭の中をよぎったが、
俺はすぐにそれを振り払って、銃口を足音の方向に向けた。
足音は加速してくる。
俺は引鉄に指を掛ける。
そして、相手の姿が見えた瞬間に―――――

「女の子?」

足音の正体は女の子だった。
短いが、眩しいくらいに透き通った金色の髪に、大きな鳶色の眼。背はわりと低いほうで、美少女と呼ぶにふさわしい少女であった。
ただし、ふつうの女の子ではなく耳と尻尾がついた獣人であり、さらにその耳と尻尾は警戒表示と同じ黄色と黒のストライプ模様だ。
着ている物もお情け程度のボロ布を腰に巻いただけと言う簡素な物だ。
「野生の虎とは……」
日本兵よりやばい相手に出会ってしまった。と捕食される物の血が半分混じっている俺の本能は言っている。
これは死亡誤認でなく、本当に死亡かもしれない。と。
なんにせよ逃げる事が先決。と感じて俺は立ち上がり銃を構えて、近くの壁を撃つ。
弾は壁の岩石を大きくえぐる。
「フリーズ! ホールドアップ!」
英語の威嚇文句がどこまで通じるかはわからないが、俺は少女に銃口を向けて叫んだ。
 だが、少女は銃口を全く無視して俺の方へと駆けてくる。
「フリーズ! フリーズ!!」
パン!パン!とウェブリーが幾度も洞穴の壁をえぐるが、少女はそんな事もお構い無しに俺の懐にもぐりこみ、俺を押し倒す。
「あーーっ!」
そう言うと、少女は俺の鼻先を舐めて、擦り寄ったのだった。

いやはや、どういうものか。
どうやら俺が機体のそばで気を失っていたのを、彼女が引きずってここまで運んでくれたらしく、
彼女は俺を仲間か何かと勘違いしているらしい。
どうやら押し倒されたのも、彼女なりの感情表現だったようだ。

「そういえば君、名前は?」
「あう?」少女はきょとんとした目で俺を見る。
そういえば、完全に野生で育ってしまった獣人の知性は、獣のそれに等しい。と昔何かの本で呼んだのを思い出した。
「……こりゃ英語とか現地語以前の問題か」俺は大きくため息をつく。
「あうーっ」少女はそんな俺の様子を興味しんしんに眺め、尻尾をぱたつかせていた。
「まあいい、俺はアリス、アリス・バークス英国空軍少尉だ」
「ありす……ありすっ!」そう言うと彼女は俺の名前を連呼しながら満面の笑みを浮かべて俺に抱きついてくる。
自分はすぐにからかわれる材料になるので嫌いな名前だったが、何も知らない少女にすぐに覚えてもらったのは幸いだった。
そのまま彼女は母さんゆずりとも言える俺の白い髪を引っ張ってくる。
「あてて、やめろっ! 痛い痛い痛い引っ張るなーっ!」
「んーーっ!」
こうして、前途多難な一人と一匹の遭難生活が幕を開けあけたのであった。


12ポン :sage :2007/06/07(木) 17:54:58 ID:s6rC5xZs(4)





「…………今日も救援の気配無し、と」
俺が目覚めてからまもなく一週間が過ぎようとしていた。洞穴から出てすぐの山すそからは、ただただビルマの森林風景と山々が広がっていた。
 もちろん味方のスピッドファイアやウォーホークは愚か、日本軍のオスカーやトージョー(二式単戦『鍾馗』)すら見えてこない。
薄情者どもめ。と俺は毒づく。まあ、今更本国に戻れと言われても絶対に戻る気などないのだが。

「ありす♪」
その可愛らしい声に振り向くと、彼女が2羽のうさぎを口にくわえて僕の前に立っていた。
「おっ、ありがとうな。シルキー」
俺は少女につけた名前で少女を呼んだ。
何故か俺はその仕草が父さんと被って見えたような気がした。というか、俺は外見以外は絶対に父さん似な気がするが。
「ありす……」
 シルキーは尻尾をちぎれそうなほどにぶんぶんと振って、上目遣いで俺を見ていた。
「うん。偉い偉い」
「あうっ」シルキーは俺の手をそっと頭の上に導く。
俺はそのままシルキーの髪をくしゃくしゃと撫でてやる。どうやらこれが彼女のお気に入りらしく、頭を撫でられている時、
彼女はこの世の物とは思えないほどに可愛い笑みを浮かべている。
 実際この笑みだけで俺は原隊復帰する気が失せた。
「んっ」しかもそれだけでは飽き足らず、シルキーはぷっくりとした可愛らしい唇を前に突き出してくる。
俺もシルキーに呼応し、シルキーを抱きかかえてそのまま唇を合わせた。
そのまま俺とシルキーはたがいの唇を吸う。もちろん年端も行かない少女相手に舌を入れるなんて言う行為は無しだ。
やがて、ぷぁ。と俺は唇を離す。
「うー……」シルキーは潤んだ目で俺を見つめてくる。俺はその表情に危うく理性を失いかけるが、
すぐに頭の中で歴代首相の名前と顔を思い出して何とか気を取り直した。
だが理性と違って体のほうはけっこう正直で、すこしばかりズボンにテントが張られている。
(…………そういや、もう一週間はしてないな。あとでシルキーがいなくなったらするか…………)
そう思うと俺は、シルキーの狩ってきたうさぎを持って洞穴の中へ入っていった。



13ポン :sage :2007/06/07(木) 18:00:30 ID:s6rC5xZs(4)
多分エロは週末までに突入すると思われます。
その後、くまさんの地雷犬ネタのサイドストーリーでも書かせていただこうかと……『ドイツ軍は地雷犬を火炎放射器で追っ払った』
ってwikiの記述見て急に地雷犬×火炎放射器装備の工兵の話が書きたくなって……

14名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 18:30:52 ID:iBMdgC1S(5)
続きキター!ずっと続き気になってたんだよ〜!
wktkしながらミャンマー行ってくる。

15名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 18:55:59 ID:19juArVn
萌え殺す気か!
(誉めことば)

16名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 19:05:23 ID:3rVn9aqI(2)
ウホー!www
マジで萌え死ぬ〜!!
つGJ

だが、今後の展開も気になる。

17名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 19:14:17 ID:x6NLoQGA
みwなwぎwっwてwきwたw

18名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 21:58:54 ID:EflXVlDD
今気づいたけど微妙にスレタイ変わってる・・・

19名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 22:54:20 ID:pMqUZN8X(2)
>>1

ドラキュラってこんなに女モンスター出てるのか。
右下とか最上段左から二番目とか、えらい好みだ。
あと掃除機、微妙に気になる。使用法とか。
ttp://www.konami.jp/gs/game/dracula_ds2/galleryof/popup/19.html


20名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/07(木) 22:55:28 ID:pMqUZN8X(2)
ごめん間違えた。すまん。

21名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 00:10:22 ID:vfFCXKWR
>>19
いいよな、ドラキュラ。女キャラもいい感じだ。
このスレ的に言えば鳥女のハーピーとかエロい。
あと若本ドラキュラも萌える。

22名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 00:57:13 ID:06DJrZsT(3)
父母が死亡誤認?
バークス?

あいつの息子か!
立派になりやがって…

23名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 02:03:26 ID:/WzqL8d6(2)
>>22
あいつ?


完結作品の続編なら、
猫の夜天、書く人のヤドカリ娘、犬のリインが見たいかな。
まとめ見たら↑の猫と犬の部屋はお隣さんっぽいし、ヤドカリ娘は完結、してるのか?

24ヤンデレくまさん :sage :2007/06/08(金) 02:09:34 ID:EAM/qFyX(6)
とあるアニメーションを見て突発的に書いてしまいました。
ヤンデレ初挑戦。

25ヤンデレくまさん :sage :2007/06/08(金) 02:10:41 ID:EAM/qFyX(6)
雨はやさしく…



身たしなみ…よし。耳と尻尾の毛並みは…よし。笑顔は…うん、ばっちり♪
あ、午前7時だ!よーし!
ご主人様の部屋の戸を開け放って声をかける。
「ご主人様!おはようございます!今日はとってもいい天気ですよ!
さあ起きてください♪」
―――うーん、あと少しだけ。
「もう。昨日も一昨日も同じ事を言ってますよ!
早く起きないと遅刻ですよ!」
ご主人様のベッドを揺さぶるがまるで反応がない。ほんとに寝坊助なんですから…。
「制服はここに置いておきますね。着替えて早くきて下さいね!
今日の朝ご飯は目玉焼きですからね〜。」
きれいに畳んだ制服をベッドの脇に置いておく。窓の外は春の陽気でいっぱいだ。
昔も、今も、これからも。

“緊張状態の続く合衆国と共和国連邦ですが、本会議にて両国の譲歩が…”ピッ
「ご主人様、ご飯の時はテレビはめっ!です。」
―――もう、ミィは猫属性なのにマナーに厳しすぎるよ〜。僕の家だけだよ?こんなの…。
テレビを消されたご主人様が愚痴をこぼすけど、これもご主人様の為と思えばのことです!
パタパタとご主人様を高校に送り出し、一息つく。今日は天気がいいから…午後からお布団干そうっと♪

26名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 02:11:33 ID:06DJrZsT(3)
>>23

つ 山羊娘

27ヤンデレくまさん :sage :2007/06/08(金) 02:14:13 ID:EAM/qFyX(6)
お洗濯…おっけー!晩御飯の仕込み…おっけー!
うーん、あとは…あっ、いけない!お布団干さなきゃ!
時計を見るとちょうど14時を回った所で、ご主人様が帰ってくる頃だ。
足音が近づき、いつものように玄関からドアの音がした。

―――ただいま〜。
「あら?ご主人様…今日はどうされましたか?」
―――うん、なんか四時間目が終わったあと学校の先生から臨時休校って言われたんだよ。
「あら、それは変ですね…」
―――なにか手伝うこと、ある?
「手伝うことでしたら…そうですね、晩の食材を買ってきて下さいませんか?」
買い物のメモを渡すとご主人様は制服姿のまま元気よく駆けていき、私は笑顔で見送った。

ドアを開けてご主人様の部屋に入る。私はこの部屋が好きだ…朽ちた本棚も、ベッドの脇に揃えた革靴も、壊れたクローゼットに吊したご主人様の服も、
壁を埋め尽くすご主人様の写真も、ご主人様と交わったベッドも、畳んだまま置いてあるご主人様の制服も、
私の耳や尻尾や髪の毛を梳いて下さったご主人様の櫛も、ご主人様が私の誕生日に買って下さったテディベアも、
ご主人様の大切なカセットテープも、この部屋を満たすご主人様の匂いも、
壁に刻まれた言葉も。

28ヤンデレくまさん :sage :2007/06/08(金) 02:15:50 ID:EAM/qFyX(6)
「…ん…ご主人…様…あっ」
ベッドに倒れ込み、ベッドに積もった灰を握りしめ、温もりを感じる。
下着越しに触る割れ目からは愛液が溢れ、指を伝っていく。
「ご主人様…はぁっ…ん…気持ちいい…」
やがてそれも限界を迎え、ついに絶頂へと達する。
「ご主人様っ…ふ…ぁ」
私が私じゃなくなる感じがする。

―――ミィ…?
買い物袋が落ちた音に私が振り向くとそこには頬を紅潮させ、恥ずかしそうに頭を垂れるご主人様がいた。
「ご主人様…私と…交尾しましょう…」
そういって私はご主人様をベッドへ引き倒し、張り詰めたご主人様の肉棒に舌を這わせた。

記憶の固執…燃える人…降り止まない雪…止まった世界。
彼女は愛しい人と交わる。
快楽に、欲望に身を委ね、その身を焦がすような想いに支配される。
あの人の精液が子宮を満たしていくたびに私の心は快感と幸福に満たされていく。
机に置かれたカレンダー付きのオルゴールは鳴り続け、Kanonの音色は繰り返されていく。


―――ミィ、愛してるよ。
「私も愛してます…ずっと…ずっと…」


29ヤンデレくまさん :sage :2007/06/08(金) 02:16:54 ID:EAM/qFyX(6)
そういえば…今日は私の誕生日…。
灰色の部屋にロウソクを灯してお祝いをする。

はっぴばーすでーとぅーゆー♪
はっぴばーすでーとぅーゆー♪
はっぴばーすでーでぃあ…

私はそこまで口ずさみ、ご主人様の部屋を訪ねる。
ご主人様の写真が私に微笑みかけて、私も尻尾をぶんぶん振って笑顔を返す。
そして壁にまた一字書き加える。
文字で黒く埋め尽くされた壁が、ラジカセから再生される声が、ご主人様が買って下さったテディベアが私に語りかけてくる。

―――ミィ、愛してるよ。
ご主人様がお祝いしてくれる。
―――ミィ、愛してるよ。
ご主人様が愛してくれてる。
―――ミィ、愛してるよ。
ご主人様がずっと一緒にいてくれる。

窓の外に広がる景色は変わらない。
崩れ落ちたビル、降り止まない黒い雨、14時を指したまま止まった時計塔、灰になった人々。

私は窓のカーテンを閉めてベッドで横になる。
明日はご主人様をどうやって起こそうかな、明日はご主人様と何を話そうかな。
色々と考えてるうちに瞼が重たくなってきた。


ご主人様…また明日。

30ヤンデレくまさん :sage :2007/06/08(金) 02:21:14 ID:EAM/qFyX(6)
元ネタは
レイ・ブラッドベリ原案
N.トゥリヤホジャーエフ監督
「雨はやさしく…」
という約10分のアニメーションです。

自分で書いてて気分悪くなったのは初めてだ…orz


http://www.youtube.com/watch?v=jEG5xJ765i8



31名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 02:26:06 ID:06DJrZsT(3)

正直すまんかったorz

これもアリですよ!
くまさんGJ!

32名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 03:40:52 ID:4Pb83UWk
SSはGJだがこいつは・・・ウンザリするなw

旧ソ連のアニメとは

33名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 08:51:33 ID:9EwhhQSc
アニメもSSもすごく…欝です。
ご主人様の声は全部テープの音声だよね?核戦争後の世界でひとりぼっちか…俺なら発狂するな。

34名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 15:37:34 ID:o4Sb4Tu6
すごく……欝展開です……
元ネタのマシンの暴走に涙した俺Dr.ドゥーム

35通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:10:15 ID:M3DWXm/6(13)
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178243371/593-603
の後編を書き上げた俺が通りますよ……

前と同じく長いのでご容赦を(滝汗



36通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:11:28 ID:M3DWXm/6(13)
《カレーを食べ始めて十数分後》

「ふぅっ、食った食った………にしても随分と汗掻いたな」
「光喜さん、ひょっとして汗っかきですか?なんかこっちまで汗の匂いが匂ってきそうです」
「汗くさい男って嫌われるぜ?光喜……まあ、あたしにとって汗臭い光喜も悪くないけどな」
「ったく、二人とも、俺をからかわないでくれよ。……じゃあ、後片付けと皿洗いをやったらシャワーでも浴びるよ
ここ、風呂が無いくせにシャワーだけはいっちょまえにあるんだし」

カレーを食い終わった後、妙に吹き出る汗をハンカチで拭いているとその汗の事で二人にからかわれる、
ったく、汗は出したくなくても出ちまうもんだから仕方がないだろ……

俺は仕方が無くやる事をやった後でボロアパートにある風呂代わりのシャワーを浴びる事にしようとする、が……

「あー、だったらあたしが皿を洗っておくし、光喜はシャワーでも浴びれば如何だ?」
「じゃあ私は料理の後片付けしておきますから、私と先輩は光喜さんの後で良いですよ」
「……?あ、ありがと、……なら、俺はシャワーでも浴びるかね……」

しかし、虎姐と獅子沢さんが後片付けと洗い物をやると言い出した為、
俺は妙に思いながらも二人の言葉に甘え、シャワーを浴びにシャワー室の前の脱衣場兼洗面室へと向かう。

「……………」
「……………」
「……?」

……脱衣所に入る直前、俺を見る虎姐や獅子沢さんの目が妙に潤んでいるのが気になったのだが……

「……やれやれ、何だかんだでこんな時間か……しっかし、獅子沢さんって元気な子だなぁ……
なんか付き合ってると虎姐以上に振り回されそうだな……
にしても、獅子沢さんは何でシャワーに入る俺をジッと見てたんだろ?それほど汗臭かったのか?」

俺は服を脱ぎながら一人、誰に向ける事なく呟きをもらし。
序に自分の右腕の辺りをクンクンと匂いを嗅いで見る……俺には匂いとか良く分かんないな?
それにしてもどんどん汗が出てくるなぁ、まるで俺の身体が熱を持ったみたいだ……
まあ良い、これも冷たいシャワーでも浴びれば落ち着くだろう。

俺はそう思いつつ、下着も脱いでタオル片手でシャワー室へと入ろうとした矢先。

ドン  ドン

「光喜、シャワーにはまだ入ってないよなー?ちょっと良いかー?」

少し強めなノックと共に、ドアの向こうの虎姐が声を掛けてくる。……一体何の様だ?

「……服は脱いだけどまだシャワーに入ってないぞ?……で、虎姐、一体何の用だ?」
「そうか、なら丁度良いや、ちょいと入らせてもらうぞ?」
「………へ!?」

な!?一体何を言い出しているのですかこの人は?
俺は今さっき服を脱いだ所だぞ!なのに虎姐は「丁度良いや」って如何言うつもりですか!?


37通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:13:14 ID:M3DWXm/6(13)
「ちょっ、待て待て待て待て!!『入らせてもらう』って虎姐、じょ、冗談じゃ……!?」
「光喜、良いじゃねぇか、裸の付き合いってのも大事だぜぇ?……そらっ!」
「いや、だから大事だとか大事じゃない以前に……うわぁ!?」

虎姐の突然の襲来に戸惑いながら、俺はドアを開けられない様に必死で足を踏ん張って抑えるが、
鍛えられた虎姐の膂力相手に、生っちょろい俺の力では敵う筈も無く、あっさりと押し開けられて侵入を許してしまう。
更に押し開けられた際、俺は大きく体勢を崩して尻餅をついてしまう。

「……っつ、虎姐は一体何のつも………っ!?」
「何を驚いた顔してるんだ、光喜、あたしの裸は前に見たから珍しくないだろ?」

床へ強かにぶつけて痛む尻を擦りつつ文句を言うべく虎姐の方を見て、俺は言葉を詰まらせてしまう。
脱衣所に入ってきた虎姐は既に一糸纏わぬ生まれたままの姿だった、
しかも、尻餅を付いた体勢のお陰で下から見上げる形の俺の目の前には
仁王立ちしている虎姐の金色の毛に覆われたピンク色の秘所が良く見え、それが余計に俺を戸惑わせていた。

それにしても……改めて虎姐の身体を見るが、
カフェオレの様な褐色の肌の身体は大きな乳房と肉付きの良い臀部の一部を除けば、無駄な贅肉が削ぎ落とされ、
鍛え抜かれたしなやかな筋肉で覆われた身体は、完成された野生的な美を感じさせる。

「ふふっ、あたしに見惚れてる暇は無いぜ、光喜!」
「えっ!?……ってうわっ!!」

そうして俺が見惚れている間に、虎姐は虎獣人の持つ俊敏な動きで俺の背後へと回り込み、
尻餅を突いた体勢の俺を両脚の間に挟むような形で腰を下ろし、左腕で俺の上半身を抑えた後。
更に虎姐の両脚が俺の両脚へ絡められ、M字開脚の状態にされた上で俺は身動きを取れなくされる。
気が付けば俺の頭は虎姐の大きな二つの乳房の間に挟まれる形となり、
常にそのゴムマリのように張り詰めておきながらも柔らかな感触が
俺の側頭部や両耳、そして両頬をフニュフニュと刺激し
そして虎姐の滑らかな腹筋がミッチリと後腰に密着し、更に虎姐の陰毛がさわさわと尻の皮膚を刺激し、
虎姐の鍛えている割に柔らかな両脚がぎゅうぎゅうと俺の両脚に絡み付く。
その虎姐の熱い肉体に包み込まれるような感触は、俺の愚息の本能を剥き出しにさせるには十分過ぎた。

「光喜、もうおっ立ててやがるのか?……ははん、あたしの身体で感じたんだな?このっこのっ♪」
「……っ!虎姐、冗談はもう止めろよ…っ!こんな事は獅子沢さんが…っ!帰った後でも出来るだろっ…!?
と言うか……っ!何だってこんな時に……!?」
「ふーむ、良し、頃合だな……アキラ、もう入って良いぞー」
「………なっ!?」

空いた右手の指で本能を剥き出しにした俺の愚息を弄りながら冗談めかす虎姐へ、
俺は愚息を弄くられる快感で、時々頭が痺れながらも何とかやめる様に促すのだが、
虎姐は止める所か台所で後片付けをやっている筈の獅子沢さんを呼び出す。

「それじゃあ、失礼します!」
「ちょ、ちょっと待て、これは一体如何言う……こっ…!?」
「見たまんまだよ、光喜……?」

38通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:14:12 ID:M3DWXm/6(13)
……ま、まさか……まさか!何の冗談だこれは!?
俺が驚くのも無理も無い。脱衣所のドアを開け中に入って来た獅子沢さんもまた、一糸纏わぬ姿だった。
そのやや淡い小麦色の身体は虎姐の鍛えられているが出ている所は出ている身体とは違ってより引き締まっており
小ぶりだが形の良い御椀型の乳房と、滑らかで触り心地の良さそうな腹筋、肉付きの良い臀部
そして髪の色と同じ栗色の毛に覆われた淡い桜色の秘所が俺の目に入る

「……な、なんでこんな事を……?」
「ああ、それがな、アキラの奴は光喜、お前に一目惚れしたんだとよ?
アキラの言うには、光喜の周囲に流される事無く飄々とした生き方に好感を感じたんだとさ
それで、光喜と親しい仲のあたしにその事を相談してきた訳、ま、アキラが料理がド下手で悩んでたのも本当だけどな?」
「ちょ、ちょっと先輩、そんな事まで言わないで良いじゃないですかっ!?」
「フフッ、良いじゃねえか、どうせ後々でアキラが言う事なんだしな?」
「もう、先輩ったら……まあ、そう言う事です、光喜さん、
貴方の先輩への愛の一部でも良いですから、私にも愛を分け与えてください!」
「………( ゚д゚ )………」

虎姐は尚も俺の愚息を弄繰り回しながらニヤニヤと笑みを浮べ、俺の耳元に獅子沢さんの気持ちを語り掛け始める、
それに気付いた獅子沢さんは少し慌てて虎姐に注意するが、それに対して虎姐は含み笑いを浮べ
獅子沢さんはやや困った表情を浮べた後、改めて俺へ告白をする。
そんな状況の中、俺は只、驚きと戸惑いの所為で呆然とするしかなかった。

「で、でも獅子沢さん……俺にとって虎姐がいるのにこんな事したら浮気になっちまうだろ!?
だから獅子沢さんも虎姐も、こんな性質の悪い冗談は止めてくれ!」
「あー、けどなぁ光喜、可愛い後輩の頼みとあれば応えてあげるのが先輩のスジってもんだろう?
それに、これは浮気じゃなくて一種の”愛の形”って奴だ、だから光喜は一切気にしなくても良いんだぜ?
ま、今は光喜が気にする気にしないにせよ、あたしとアキラは止める気は無いんだがな?」
「そうですよ、先輩もこう言っている事ですし、光喜さんは浮気だとか何とか気にせず思い切って愉しんでください!」
「き、気にするわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

俺の必死な説得は、既に本能と性欲によって真っ赤に燃えた獣の目をした虎姐と獅子沢さんに通じる筈も無く、
完全に逃げ場を失った俺は悲痛な叫び声を上げるしか出来なかった。


39通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:16:22 ID:M3DWXm/6(13)
「如何だ……アキラ、光喜のソレは……?」
「……はい、とっても……大きいです……では、頂きます……はむ……ちゅぶ……」
「ちょっ、待っ……あうっ……!?」
「何を女みたいな声だしてんだ、光喜ぃ?……アキラの口がそんなに良いのか?」

獅子沢さんが尻尾を揺らしながら俺の前にしゃがみ込み、俺の愚息を口に含み、舐め始める
最初は亀頭を舐めるだけだったが、次に雁首を舌で責め始め、
遂には両手で睾丸を揉みしだきながら口全体で俺の愚息を吸いつき始める
その愚息からの快感に思わず嬌声を上げる俺の背後から、虎姐が囁き掛けるような言葉で責めてくる

「あむっ……ふむ……ちゅばちゅば………」
「うっ……だかっ、ら……止めっ………!」
「お、光喜の金玉が上がってきたぞ、そろそろだな……?ほらっ、出せ出せっ」
「うぁっ!あぁぁぁぁっっ!!」

そんな二人の責めによって俺は否が応にも昇り詰められるも、何とか獅子沢さんの口内に出さないように我慢する
だが、そんな俺の様子に頃合を見た虎姐が俺の乳首を指先できゅうっと抓る
その瞬間、ダムが決壊する様に俺は身体を震わせながら獅子沢さんの口内へ一気に解き放ってしまう。

「んぅっ!?……んっんっんっ……じゅるるるっ!……」
「…………っっ!!!!!」

俺の愚息から噴き出る精液に、獅子沢さんは最初は驚くも直ぐに喉を鳴らしながら飲み始め、
更に勿体無いとばかりに一滴残らず尿道から精液を吸い出す。

「あ、あぁ……はぁっ……はぁ……」
「お、出したみたいだな、アキラ、光喜の味は如何だー?」
「じゅるっ……はい、美味しいです……先輩も如何です?」
「んじゃ、お言葉に甘えて……んっ……確かに、光喜のは濃くて美味いな……」

尿道から精液を強く吸い出された快感の余韻に身体を振るわせる俺を気にする事無く
虎姐は獅子沢さんに味の感想を聞いた後、獅子沢さんと唇を合わせて精液を舌で交換して味わい感嘆を漏らす。
気が付けば虎姐も感じているのか、虎姐の秘所が押し当てられている俺の尻の部分は
既に虎姐の愛液でぬるぬるに濡れていた。

40通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:17:36 ID:M3DWXm/6(13)
「今度は、光喜さんのをここで頂きます……」
「し、獅子沢さん……そこは……止め………」
「……では、行きます!……んんっ!!………っ!?」

精液を味わった獅子沢さんは尚もそそり立つ俺の愚息を握り締めて、既に濡れぼそった自分の秘所へとあてがう
その口内とは違う熱い感触で気付いた俺が止める間も無く、
獅子沢さんは座位の形で俺に抱き付きながら一気に腰を沈め始める。

「……っっ!……ぉきぃっ!!」
「……うぁっ!きつっ………っ!」

今まで男どころか何も受け入れた事も無いだろう獅子沢さんの中は熱くて狭く、愚息を潰さんばかりに締め付ける。
そして、ある程度獅子沢さんの膣が俺の愚息を飲み込んだ所で、何かが俺の愚息に引っ掛かるが、
次の瞬間には「ぶちん」と言う感触と共に、獅子沢さんの秘所は俺の愚息を全て飲み込んでしまう。

「……………くっ!………あっ!?」
「アキラ、痛いのか?痛いなら無理して動かなくても……」
「……い、いえ、大丈夫です先輩、光喜さんのに少しびっくりしただけです……では、動きます」
「くっ……獅子沢さんも虎姐も……止め……うぁ!?」

俺の愚息を完全に飲み込んだ獅子沢さんは最初こそ破瓜の痛みに打ち震え、
それを見た虎姐に心配されるが、直ぐに痛みに慣れたらしく、
俺が止めようとするのも聞かず獅子沢さんは腰をゆっくり動かし始める

「うぁっ!……っ!……つっ……!」
「あっ……ぅん!……くん!……」

全体的に纏わり付く虎姐の膣中とは違って、獅子沢さんの膣中はキュウキュウに愚息を締め付けてくる
その上、獅子沢さんは時折上下運動だけではなく左右にも動き、更に俺を昇り詰めさせて行く

「どうやら、アキラは大丈夫っぽいみたいだな……。さて、あたしは……光喜ってお尻が弱かったんだよなー♪」
「……っ!……うっ!……っ!?、虎姐っ!一体何を……っ!?」

前で口元から涎を垂らしながら俺の愚息を秘所で咥え込み、
破瓜の血混じりの愛液に溢れた結合部からズニュズニュと音を立てて動くやや淡い小麦色の獅子沢さんの身体と、
後で俺の身体を包み込む様に抱きしめる褐色の虎姐の身体に挟まれながら、俺は必死に射精を耐えるものの、
少々手持ち無沙汰だった虎姐の右の手の指が俺の尻の窄まりに伸び、さわさわと窄まりを弄り始める

「……ここかな♪」

キュムッ

「……うグあぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!?」
「おおっ!やっぱり大当たりか、光喜の快感スイッチ発見っと♪」
「あっ……光喜さん、光喜さんのが一杯出てるっ!………熱い…凄くっ!……熱いです……」

虎姐の指先が俺の尻の窄まりの一点を摘み上げた瞬間、
スイッチが入った様に俺は悲鳴のような声を上げ、獅子沢さんの中で愚息が暴れながら大量の精液を奥へ噴き出す。
獅子沢さんは自分の奥へ精液が噴き出される感触に只々悦び身体を震わせ、
その様子を見ていた虎姐はまるで良い玩具を見つけた子供の様な笑みを浮べる。


41通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:19:24 ID:M3DWXm/6(13)
「はぁ……はぁ……もう、これで良いだろ?………だからもう止め……」
「光喜ぃー?これで終わると思ったらまだまだ甘いぜ?」
「……そうです、先輩の言う通りまだまだですよ?光喜さん。私はまだ満足してません……んっ!」

暫くの間、快感の余韻に浸った後で俺はもう止める様に二人へ再度、説得をしようとするが
まだまだ性欲の宴に飽き足りない二人を言葉で止める事は出来る筈も無く、獅子沢さんは再び腰を動かし始める

「うぁ……ん!…あふぅっん!……光喜さぁん!」
「こねこね〜っと、ふむ、ここも気持ち良さそうだなこりゃ……」
「ぁ……っ!………ぅ!……っ!」

獅子沢さんの膣による俺の愚息への責めと虎姐の指による俺の性感帯への刺激に
俺は声にならない声を上げながら無意識のうちに腰を突き上げつつ射精を耐える。

「あっ…いくっ!光喜さんのでいくっ!いっちゃいますっ!!」
「くっ……ぁっ……くぁっ!!」
「「うくぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」」
「おっ!二人同時にイッたか、あたしだけではなくアキラとも相性が良いとは光喜はやるなぁ♪」

快感によって上り詰められていった獅子沢さんが俺の愚息を奥まで突き入れた瞬間に絶頂を迎え
膣内が激しく蠕動したため俺も限界を迎え、獅子沢さんの奥へ大量の精液を流し込む。

42通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:20:08 ID:M3DWXm/6(13)
「んじゃ、今度はあたしの番ね……よっと」
「……と、虎姐!?……で、でも、もう俺は……」
「何言ってるんだ、光喜。お前のそれはまだやる気満々みたいだぞ?」
「……なっ!?」

そして暫くの間、俺と獅子沢さんが肩で息をしながら快感の余韻を味わった後
不意に俺の身体が持ち上げられ、快感で気を失っている獅子沢さんから離されるとそのまま虎姐の方に向き直らされる。
驚く俺は慌ててもう無理だと虎姐へ伝えようとするが、虎姐に言われて気が付いてみると、
如何言う訳か俺の愚息は3度の射精にも関わらず萎える事無くいきり立ったままだった。

「……こ、これは一体如何いう事だ!?」
「あー、さっき食ったカレーあるだろ?……実は言うとお前の分のカレーにあたしが一服盛ったんだよ
まあ、効果抜群みたいで良かった良かった。遅刻してまで捜しまわった甲斐があったよ」
「な、何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ!?!?」

そうか、これで今までの疑問が一つに繋がった、
虎姐に料理の事を頼まれた時の嫌な予感も、虎姐と獅子沢さんが遅刻した理由も、
わざわざ洗い物や後片付けを代わってまで俺にシャワーを浴びさせに行かせたのも
そしてシャワーに行く寸前に見た、妙に目を潤ませた虎姐と獅子沢さんの様子も……

「だから、あたしとアキラは初めッからこれが目的で来た訳。光喜、騙して悪いがこれも本能なんだ、悪く思うなよ?」
「み、見事に騙された訳か……俺は……」
「気付いてももう遅いぜ、こうなっちまった以上は最後まで付き合ってくれや光喜……んっ!!」
「くっ、分かったよ……けど、後で憶えて……うぁ!」

企みにようやく気付いた俺に虎姐は今までの事は獅子沢さんとの企みであった事を打ち明けると
俺の言葉を待たずして虎姐は身体を浮かし、既にしどどに湿った自分の秘所に俺の愚息をあてがい、
座り込んでいる俺の身体へ抱きつく様にして一気に腰を沈め、ずにゅりと俺の愚息を虎姐の奥へと突き立てさせる。

「さぁ、今まで散々見せ付けられた分を取り戻さないとなぁ、光喜ぃっ?」
「ちょ……こらっ、虎姐!激しく……動くなっ!」

虎姐の中の全体的に締め付けてくる熱いゼリーの様な感触を俺が味わう間も無く、
完全に俺の愚息を飲み込んだ虎姐は大きな乳房を揺らせながら激しく腰を動かし始める。

「あの時以来っ! ずっとご無沙汰っ! だったんだっ! これくらいっ! やっても良いっ! だろっ!?」
「だけどっ! こんな手でっ! 来るとはっ! 聞いてないっ! ぞっ!?」

今まで欲求不満だった事を言いながら褐色の肌を汗で濡らし何時もとは違う淫猥な表情を浮べて腰を激しく動かす虎姐。
それに対して俺も文句を言いながらも、虎姐に応える様に大きな乳房を揉みしだき、そして腰を突き上げる。

「くぁ! 虎姐っ! 俺もうっ! いくっ!」
「いけっ、光喜! あたしもっ! いくっ! からっ!」

そんな激しい攻防(?)の末、昇り詰められ絶頂が近付いた俺の愚息は膨れ上がり、その下の袋が上へと上がり出す
俺の様子に気付いた虎姐もまた絶頂が近付き、もっと激しく腰を動かして応じる。

「あたしの中で出せっ! アキラに出したより多く出せっ! 光喜ぃっ!……あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「言われんでもっ! 出るもんは出るっ! くぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」

俺の愚息を深く奥に突き入れた状態で虎姐は絶頂を迎え、
乳房の間に埋もれさせる様に俺に抱きつくと快感で身体を震わせ、膣内を強く締め付ける
それとほぼ同時に俺も限界に達し、身体を痙攣させながら虎姐の中へ今まで以上の量の精液を送り込み
射精が終わった後、お互いに結合部から溢れ出た愛液と精液を感じながら抱き合い、肩で息をする。

43通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:21:18 ID:M3DWXm/6(13)
「はぁ……はぁ……はぁ……虎姐、お前の事だからまだ足りないとか言うんだろうな?」
「ふぅっ……ふうっ……ああ、光喜ぃ、良く分かっているじゃないか?」
「ちっ……虎姐の事だからなっ!………前ので良く分かってたよっ!」
「フフッ、流石は光喜………んじゃ、第2ラウンド開始な!」

だが、まだまだ止める事無く俺と虎姐は再び腰を動かし始め、情交を再開する

「……光喜さん、私も混ぜてください」
「……し、獅子沢さん………!?」

俺が虎姐に気をとられていると、誰かの声と共に、俺の窄まりへぴとりと何かが当る感触が唐突に現れる、
それに気付いて俺が振り向くと気絶から目覚めた獅子沢さんが手に持った何かを俺の窄まりに押し当てているのが見えた
良く見ると手に持っているのは愛液でぬるぬるに濡れぼそった獅子沢さん自身の尻尾であり、
獅子沢さんが尻尾で何をするのかが俺に分かった時には全てが遅過ぎた。

「……ま、待て、獅子沢さn」
「では、行きます!」

ず ぷ り

「かっ……ぁっっ!?ぁっ……ぁぁっ!」
「……あっ!光喜のが大きく膨れてるぅっ!」

俺が何かを言おうとした矢先、愛液と言う潤滑液が付いた獅子沢さんの尻尾が荒荒しく俺の窄まりの中へ挿入され、
その凄まじい刺激に俺は一瞬思考が崩壊しかける、そしてその刺激は愚息にも伝わったらしく、
虎姐の膣内で愚息は硬く大きく膨れ上がり虎姐を悦ばせる。

「……えいっ!……えいっ!……あぅん!光喜さんも、先輩も……あふっ!気持ち良いですか!」
「……ぁっ!……ぃっ!……ぁっ!……ぉっ!」
「あはぁっ! いいぞぉ! 光喜! アキラっ!」

更に尻尾を挿入するだけでは飽き足らず、
獅子沢さんは自分の秘所の一番敏感な所を弄りながら俺の中で尻尾を器用に動かして前立腺を刺激させる
それに対して俺は最早、声にならない声を上げてもがき、悦ぶ虎姐の中で愚息を暴れさせるしか出来ない
だが、それは結果的に3人とも高みに昇り詰めさせる事となり、そして

「ぐがあぁぁぁぁAAAAAAAAAAAAhhhhhhhhhhh!!!!!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!」
「くふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅんんんん!!!」

三者三様の絶叫を上げて絶頂を迎え、虎姐と獅子沢さんは周囲に愛液を撒き散らし
俺は虎姐の中から爆発的とも思える射精を溢れるほど噴き出して果てたのだった……

44通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:23:03 ID:M3DWXm/6(13)
《三十分後》

「…………………………」
「………ゴメン、光喜………」
「……ゴメンナサイ、光喜さん……」

情交から明けた後、俺はムスッとした表情でシャワーを浴びて体液で汚れた身体を洗う。
獅子沢さんも虎姐も完全に俺が怒っていると思っているらしく、
二人とも只、しょぼくれた表情で全裸のままで正座をしている。

「…………ううぅ………」
「…………あぅぅ………」
「……………………………………クッ」

ちらりとその様子を盗み見ると、その様子はかなり滑稽な物であり、
俺は笑いそうになって口に手を当てて笑いを堪える。

「光喜!あたしがアキラをそそのかしてしまったんだ、だからアキラを責めないで欲しいんだ!お願いだ!」
「いえ、本当は私が悪いんです!あんな搦め手で行ったのも、薬を使うのを提案したのも私なんです!
だから、光喜さんは先輩を許してください!お願いです!」

俺の口から漏れた含み笑いを何かと勘違いしたのか
虎姐も獅子沢さんも自分が一番悪いから相手を許して欲しいと俺に懇願し始め、遂には土下座までしだす

「クッ……クックッ……」
「くはっ、ははははははははははははははははははっ!!」
「「……光喜(さん)?」」

その余りにも滑稽な様子に、俺は遂に笑いを堪えきれなくなって大声で笑い出し、二人を困惑させる。

「「…………????」」
「なんだよ、そんな様子見せられると怒っている俺が悪者じゃないか……もう怒ってないよ、だから頭上げろ」
「光喜ぃ……許してくれるのか?……本当にごめんよぉ……」
「光喜さん……私、私……グスッ……」

俺はシャワーを止め、タオルで身体を拭きながら呆然としている二人に歩み寄って二人の頭を撫でる
そんな俺の許しに対して虎姐も獅子沢さんも只、感謝しながら涙を流して俺へと身体を寄せる。
そして俺は、二人の温もりを感じながら暖かい気持ちになった。

のだが

「あ、光喜……お前あれだけやってながらまだおっ立ててるのか?」
「本当ですね、先輩。この様子だと光喜さんはまだまだやれそうですよ?」
「…………さーて、俺はこれから風呂上りのジョギングにでも行こうかなー………」

残った薬の影響か、それとも二人の身体の感触の所為かは分からないが俺の愚息が何時の間にか復活を遂げており。
それに気付いた虎姐と獅子沢さんの様子に俺は危険を感じて逃亡をしようとする・

「光喜、出口は塞がれているのに如何やって逃げるのかなー?」
「光喜さん、ここは男らしく諦めてくださいねー?」

だが、逃げ出そうとした俺はあっさりと飢えた獣の目となった虎姐に回り込まれ、
それと同時に同じく飢えた獣の目となった獅子沢さんに捕まってしまう。

「キィィィィィィィィィィィヤァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!」

そして、俺の悲痛な叫びが脱衣所内に木霊したのだった……

結局、俺は一晩中、情欲に飢えた獣二人によって散々搾り取られた挙句
その後の残りの連休を寝込んで過ごす羽目になったのだった……合掌……

45通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:25:24 ID:M3DWXm/6(13)
《そして連休も明けて……学校の屋上にて》

「……なあ、光喜、お前はあの写真をまだ持っていたんだな……?」
「……あの事件があった後、他の写真は親が全部処分しちまったからな……あれが唯一の兄貴の写真だよ……」

昼休み、俺と虎姐は弁当を食いながらテレビの上の写真の事で話をしていた。

「そう言えば小学生の頃の光喜は、兄貴に憧れていたんだよな……あんな事が起きるまで」
「虎姐、それ以上言わないでくれないか?……あの日の事を思い出しちまう……」
「す、すまねえ、光喜……兄貴があんな事になって一番ショックを受けたのはお前だったんだよな……悪い」
「いや、良いよ、虎姐。悪気があって言ったつもりは無いんだろ?……さ、止めるか、こんな話」
「ああ、そうだな……止めるか、辛気臭い話はあたしのガラじゃないしな」

あの日の事を言いそうになった虎姐へ俺は話を止める様に注意する
俺は兄貴の事をこれ以上聞きたくも無かったし喋る気も無かったからだ……
虎姐もそれを察し、話を切り上げて食事の続きに戻る

「光喜さーん!センパーイ!こんな所にいたんですかー?あちこち捜しましたよー!」
「あれ?獅子沢さんじゃないか……如何したんだ?」
「アキラ、一体あたし達に何の用だ?一緒に弁当を食いに来たのか?」

話を止めた直後、屋上への入り口から弁当包み片手の獅子沢さんがやってくる。
……わざわざ俺と虎姐を探してくるとは何の用だ?

「いえいえ、違いますよ。私の特訓の成果を光喜さんと先輩に見せに来たんです。これ!」

そう言って見せた弁当包みの中身は見た目も香りも全く普通の唐揚げとお握りメインの弁当だった

「へぇ……あの時と違って見た目も良いし美味しそうじゃないか……特訓の成果ありだな?」
「アキラ、お前はやれば出来る奴じゃないか、あたしが見ても本当に美味そうだしな」
「そうでしょ?そうでしょ?じゃあ、光喜さんも先輩もどうぞ!」

俺と虎姐の言葉に気を良くした獅子沢さんが俺と虎姐の方へ弁当を差し出す。
ほぅ……本当に見た目も良いし唐揚げの香ばしい匂いが良い感じだ。
……俺が特訓した甲斐があったと言うもんだ。

46通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:26:48 ID:M3DWXm/6(13)
「どうぞどうぞ!」
「じゃあ、俺は唐揚げを頂くか……(パクリ)」
「なら、あたしはお握りを貰うよ……(パクリ)」

獅子沢さんに促されるまま、俺と虎姐は疑う事なく獅子沢さんの作った弁当を口へ運び、

ぴ   き   し    っ   !

心の中で何かが壊れる音を立てて、そのまま固まった。

「……ナニ、コレ……アマイ唐揚げナンテハジメテナンデスケド……?」
「あー、光喜さん、この唐揚げは蜂蜜で味付けした奴なんですよー、私は上手く出来た方だと思うんですけどね?」
「……アタシハ生クリームタップリノお握りモキイタコトガアリマセン……」
「あ、それデザートお握りなんですよ?如何です、先輩?」

な、何じゃこりゃ……何つう糞甘くて酷い味だ……合わないにも程があるだろ、これは……
見た目と香りに騙されて食ってしまった俺はその余りにもの酷さに思わずカタコト喋りになってしまう
それは虎姐も同じだったらしく、生クリームが隙間からはみ出たお握り片手に顔をヒクヒクと引きつらせている。

「私の弁当が美味しくてびっくりしたでしょう?光喜さん?先輩?」
「……………」
「……………」

笑顔で感想を聞く獅子沢さんは気付いていなかった、
俺と虎姐の体がわなわなと震え出した事に、そして俺と虎姐の背後に渦巻き始めた負のオーラに……

「「うぉのれの味覚は一体どうなってんじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっl!!!!!」」
「ふ、ふぇぇぇぇっっ!?なんで光喜さんも先輩も怒るんですかぁっ!?」

………そして、怒り狂った俺と虎姐の叫びと、
何故怒られたかまるで分かっていない獅子沢さんの声が学校の屋上に響いたのであった。

―――――――――了―――――――――

47通りすがり :sage :2007/06/08(金) 19:28:57 ID:M3DWXm/6(13)
以上です、長々と失礼しました。

さて、次回はどんな話にしようかな……

48名無しさん@ピンキー :sage  :2007/06/08(金) 19:40:12 ID:0rWz26/b
通りすがりさんGJ!
最近襲われる男の方に性欲を持て余ましてます

49名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 22:30:23 ID:Q9Dn6e2e
過去スレのURLが変なので次スレの時は要修正

過去スレ
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156347496/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【二匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164643168/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【三匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168881506/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【四匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1171815117/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【5匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178243371/


50名無しさん@ピンキー :age :2007/06/08(金) 23:51:27 ID:nWKuJaVg
GJ!
デザートお握り・・・食いたくねぇーw

51名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/08(金) 23:59:34 ID:/WzqL8d6(2)
そういや、まとめ更新しないね…

52名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 01:15:10 ID:vatplQVX
なんか……所々聞いた事が有るセリフが有る、俺ゴミナント。
GJ!

53名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 02:35:20 ID:iDeMcwyb
この際プライドは抜きだ
お前をGJ出来ればそれで十分だ

54名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 02:58:28 ID:3AzIzcWh(2)
とりあえずこっち見るな。
ついに本当にアッーー!されたなww
GJ!

55名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 09:12:05 ID:kfZIsM6G
>>30
なんというヤンデレ…鬱だな…。
いろんな意味で心にくる話でした。
GJ!
短編もいいですね〜。


>>46
GJ!獅子沢さんはできる子だと信じてますw
続編も待ってます。
やっぱ虎姐はかわいいな(*´Д`)

56名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 15:45:34 ID:x1MrQLE+
>>47
お兄さんについてのお話キボン
つか虎娘にここまで興奮したのは初めてでつ

57名無しさん@ピンキー :2007/06/09(土) 18:00:40 ID:KJHs57sY(2)
最近、♀犬を見るとドキドキする

58名無しさん@ピンキー :2007/06/09(土) 19:01:04 ID:f9t1iq6I(2)
動物全てにドキドキする

59名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 19:02:30 ID:CXQkoYI1
大分このスレに毒されたなww

人の事言えないが

60名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 19:07:03 ID:8JlpcaSc
動物園に行ったらどうなってしまうんだw

61名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 19:07:51 ID:f9t1iq6I(2)
>>58
一部抜けてた

動物全てにドキドキする

♀かわからなくてもとりあえず動物全てにドキドキする+妄想が膨らむ

62名無しの物書き :sage :2007/06/09(土) 19:30:45 ID:yKAf28bU
今タコの作品出てないよね。
で、今タコで適当に設定作って妄想を繰り広げてんだけど…
文章化できないorz
誰か国語力をください(泣)

63名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 19:38:09 ID:KJHs57sY(2)
以前、鮫と一緒にタコが出たことはある

64名無しさん@ピンキー :sage  :2007/06/09(土) 20:23:27 ID:3+6cuwoP
『擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする』

何か良いですよね。

65名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 20:49:04 ID:HzxVbjAy
>>30
アニメのマシンと小鳥もSSの猫耳娘もすごい可哀想。
アニメとSSの両方で鬱の相乗効果だ・・・
でもそれが良いorz

66名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/09(土) 22:30:20 ID:3AzIzcWh(2)
>>64
よく見ると4スレだけ受動的だ。

67名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 00:06:50 ID:Nk+tmHPN(2)
>>66
なんかその方が犯られてる感があるな
そっちの方がスレタイとしては好きだわ







…何言ってんだ俺orz

68名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 07:02:37 ID:ifQkySjf
こんなピンポイントなスレタイを最初に考案した人、よく考えたら神だわw

まあ職人方のネ申レベルは言うまでも(ry

69名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 08:34:57 ID:noy6biOn
>>30のSSの内容がよく分からないんだが…東西核戦争後の世界で主人を失った猫の女の子が昔を思いながら生きているってことでおk?

前々から思ってたんだけどくまさんのSSって読解力がやたらといるな。

東西の緊張状態→降り止まない雪(灰?)、黒い雨、灰になった人=核戦争があった
みたいな感じ。何回か読み返さないと分からない俺…orz

70名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 11:26:49 ID:iaQLEIyZ
今まとめサイト見てきたけど「濡れ女」えかったわぁ・・・・・・
ラノベ脳氏今更だけどマジでGJJ

71名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 13:16:00 ID:JXjNEIQQ
ふと思ったんだけどまとめのベヘモスって分類的には虎娘にいれるべきなんじゃね?

72名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 13:48:12 ID:/rjyb1de
自分もそう思ふ

73メサイア ◆wa5/w.bVtg :sage :2007/06/10(日) 16:45:46 ID:bfCr1WUT(4)
どうも、メサイアです。
皆様、ご感想ありがとうございました。
先日の猫娘の続きを投下させていただきます。
以下、注意点です。

・今回分にもエロはありません。

・主人公が変態です。

74メサイア ◆wa5/w.bVtg :sage :2007/06/10(日) 16:48:06 ID:bfCr1WUT(4)
台所に行くと、キッチンに向かってトントンというリズミカルな音を響かせている茶髪をショートカットにした少女と、
机に座って黙々と朝食を食っている腰まで届く金髪縦ロールの二人の少女がいた。
……って何他人行儀になってるんだろうな俺。
しかし、この時間帯にこよりんが家にいるのも珍しいな。
「あ、おはようございます、ご主人様♪」
「……………」
俺の方に振り返り、茶髪の少女は天使のような笑顔で(この言葉に嘘偽りはない。ああ、デジカメがあれば画像を取って証拠をうpするんだがなぁ……)挨拶をする。
一方金髪の方は、振り返りもせず飯を食い続けている。まったく、無愛想な奴め。
「おはようかりん、こよりん。今日も本当に可愛いなぁ」
「みぃ……もう、可愛いだなんて。恥ずかしいですよ〜」
「……………」
ああ、照れているその顔も本当に可愛いぜ。神様、俺の下にこんないい子を遣わしてくださって本当にありがとうございます。
「可愛い物は可愛いんだから仕方ないだろう。こんなに可愛いく育ったお前が悪い(もみもみ)」
「きゃっ!……だ、だめですよ、今日はあげはちゃんの日……」
「いーじゃねーか、俺はおっぱいを揉んでるだけだぜ。このくらい、あげはも多めに見てくれ「セクハラですわーーーーっ!!」ぶべらぁ!」
「だ、大丈夫ですか、ご主人様!?」
「さっきから黙って見てればセクハラまがいの変態行為の数々……慎太郎、あなたには節度という物は無いんですの!?」
「……ああ大丈夫だかりん。お前への愛に比べれば、この程度蚊が刺したようなものだぜ」
「人の話を聞きなさい!」
「ご主人様……ぽっ」
「キィーーーーーーッ!!なんであなたたちばかりがわたくしを放っておいてそのようにラブラブできるんですの!腹立たしい……」
「おいおい、こよりん。俺はかりんと朝のスキンシップを取ってただけだ。急に飛び蹴りを入れるなんてひど過ぎるぜ」
「その、こよりんって呼ぶのをやめなさい!」
「こよりちゃん……」
あー、やれやれ。ようやく反応したと思ったらいきなり飛び蹴りかよ。もっとよく躾けないといかんな……



75メサイア ◆wa5/w.bVtg :sage :2007/06/10(日) 16:50:08 ID:bfCr1WUT(4)
あ、二人の紹介がまだだったな。悪い悪い。
まず、今俺に飛び蹴りを入れたのがこより。
背中まで届く縦ロールの髪、いつも不機嫌そうな深緑の瞳、3桁はいっているだろうけしからんおっぱい。
そして、実に見た目通りのお嬢様な性格。
ああ、黙ってれば(ちょっと背は高いが)お人形みたいで可愛いんだがなぁ……
俺は親しみをこめて「こよりん」と呼んでるんだが、本人はどうも気に入らないらしい。
自分では結構気に入ってるんだがなぁ、何が悪いんだろうか。
で、俺がおっぱいを揉んだりした茶髪がかりん。
ショートカットにした栗色の髪、引き込まれそうな黒い瞳、もちろん耳と尻尾も完備。
3人の中でただ1人、俺のことを「ご主人様」と慕ってくれている、本当に可愛い子だ。
ああかりん、お前のためならこの命、微塵も惜しくないぜ……
「あー、なんだ、こよりん。そんなに気になるんだったら、お前のおっぱいも揉んでやろうか?」
「結構ですわ。まったく、何でわたくしはよりにもよってこんな変態に拾われたのかしら……かりん、昼御飯と晩御飯はいりませんわ!」
そう言うと、こよりんは窓から飛び降りていった。おいおい、ここは3階だぜ。誰かに見られたらどうするんだよ……。
あ、もちろん心配は要らない。こよりんは猫。少々高いところから降りても大丈夫らしい。そう本人が言ってたんだから間違いない。
あいつ、どうも放浪癖があるらしくてな。いつも朝早くから家を出て夜にふらっと帰ってくるんだ。
何をしているのかは俺には教えてくれない。けちー。
「こよりちゃん、いつも元気でいいな……あ、そうだ。朝ごはん、出来上がってますよ」
「おおそうか。じゃ、頂こうか。今日のメニューはなんだい?」
「はい、今日の朝ごはん簡単に、ご飯と卵焼きです」
そういいながらかりんはご飯とおかずを俺の前に置いてくれた。
「んじゃ、いただくとしますか。いただきまーす!……ンマーイ!いやぁ、本当にお前の飯は最高だな」
「ふふっ、ありがとうございます。いつもご飯を作るときは、ご主人様のことを思いながら作るんですよ」
こいつ、嬉しいこと言ってくれるじゃないの。ああ、俺は幸せ者だな……
「……ばーか……」
「ん?かりん、俺に何か言ったか?」
「え?私は何も言ってませんよ?」
そうか、じゃあ気のせいだろうな……


76メサイア ◆wa5/w.bVtg :sage :2007/06/10(日) 16:52:29 ID:bfCr1WUT(4)
今回はここまでです。
次回にはエロが入る予定ですが、投下にはちょっと時間が掛かるかもしれません。
気長に待ってやってください。
では、今回はこれで。

77名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 18:05:51 ID:kOcEhXz/
首を3回転半捻りながら続きを期待させてもらうぜ!

78名無しさん@ピンキー :sage  :2007/06/10(日) 19:39:41 ID:t7q7bUuD
>>73
期待して待ってます。

79名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 22:00:39 ID:I7z6Iu/P
>>76
某スレで変態主人公に慣れきってるせいか、「変態……?この程度で……?」とか思った。
続き期待中。

80名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 23:22:55 ID:dZ+wI6bG
>3桁はいっているだろうけしからんおっぱい
悶絶期待wktk

81名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 23:31:12 ID:Nk+tmHPN(2)
全裸で三点倒立しながら待ってまつ
超続き期待

82名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/10(日) 23:37:25 ID:MR6xDuay
この流れの中、魔女のぬこに期待する俺は間違いなく異端

83名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 12:47:56 ID:jtgJh5i3
くまさんのラブラブハッピーエンドなクドリャフカを待ってるのは俺だけだろうと思う

84名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 12:54:49 ID:X2SLcMnA(2)
スレタイを見るにラブラブハッピーってのも、何か変な感じ

85名無しさん@ピンキー :2007/06/11(月) 14:40:19 ID:D/TkXi34
明るく楽しく逆レイプだな!

86名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 18:25:06 ID:VsHcQoQY
獣人だけの国に転生したクドリャフカがいて、そこに旅行で来た博士(生まれ変わり)て奇跡的に出会う。
という妄想をしてみた。

87名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 22:17:16 ID:9wHKSGEY(2)
>>84
このスレの一発目がまさにそれだったからな。
アレがジャストミートして以来、このスレを離れるに離れられない俺が居る…(´・ω・`)

88名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 22:26:44 ID:6RN8Xm8v
大丈夫、みんなそうだよ

89名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 22:38:29 ID:h4/IYgbZ
>>87
このスレが常駐スレの一つになったのは、ひとえにアレのおかげだよ。

90名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 22:53:34 ID:1vAe7IU+
ラブラブになりすぎて後日談は他スレに投下
というオチまでついていたしね

91名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 23:13:47 ID:X2SLcMnA(2)
初代スレ誕生!
  ↓
いまいち盛り上がらない

書く人氏光臨

職人キター!

書く人氏の影響だと思うが暁狐氏誕生

更に職人いっぱいキター!!

良スレ化

今に至る


過去スレ見た。大体こんなだと感じた
とりあえずここまで伸びたのは凄いとオモタ

92名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/11(月) 23:32:01 ID:9wHKSGEY(2)
>>90
むしろ、そこから辿ってきて住み着いた俺が居ますよ、と。

93名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 00:44:54 ID:Oiy4Xs5I
ぶっちゃけてめーら今までの娘達全員一斉に逆レイプされたいとか一回思ったろ?
正直に書きやがってくださいよ

94名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 00:48:21 ID:PHjqcUj4
>>93
あえて一人選ぶなら一番最初の狼だな

95名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 00:53:38 ID:2bAIZH5z(4)
俺は青龍かな


96名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 00:54:57 ID:FnR0SyU+
>93
あぁ、そうだよ悪いかコンチクショー!しかも神々に触発されて構想練ってるよ。


…ところで牛娘って需要ある?


97名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 00:59:01 ID:YsCkMSPO(2)
>>96
ここには需要のない動物なんていないんだぜ?
まぁグロ・スカトロ・ハードSMはきついが

98名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 01:00:13 ID:0k7vs3vS
>>96
需要は掘り起こすものです

99名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 01:02:52 ID:2bAIZH5z(4)
>>96
あるよ

100名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 01:03:54 ID:YsCkMSPO(2)
>>98がいいこと言った

101名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 02:18:00 ID:OyjUeqFA
なんか普通の動物じゃつまらないから
マントヒヒ・豚・ラクダ・ブルドックで誰か書いてみてくれ

102名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 02:25:37 ID:6GJ/Kn+G
>>101
冒険家が『森の人』オランウータンに遭遇するという電波を受信した

103名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 02:45:21 ID:WarpIutU
やっぱ初代スレの一番最初のSSが一番よかった
狼娘の

104名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 03:04:14 ID:2bAIZH5z(4)
>>103
確かに良作……だが、あんまし言い過ぎるとなんか投下しづらい、かも…
文才無いから書く人より質が落ちてるのは明白だし

105名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 10:36:52 ID:WHwLfD38(2)
>>86
想像しただけで泣いた。くまさんは萌エロパロよりもシリアスな方が合ってると思うんだがどうだろう?

書く人氏のはぶっちゃけ一番エロいな。何度抜いたか分からん。

106名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 11:03:01 ID:0BvaIcL5
>>76
こよりんでですわ喋りというと某マジカルメイドを連想してしまう……
何はともあれGJ!

107名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 13:09:02 ID:jPLCwtLS
ところでこのスレに投下された作品はバッドエンド:ハッピーエンドの比率ってどれくらい?

初期は結構バッドエンドも多かった気がするけど。

108名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 13:44:20 ID:T9UuOqPC
おれは刹那ちゃんを選ぶね、二話目の月子さんもすごい可愛かったから捨てがたいところだけど

>>107
バッドなんて2桁いかないくらいじゃない?
ヤドカリ様もハッピーの部類だし

109名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 18:02:16 ID:uda1lGCQ(11)
一つ短編があるから投稿しようかと思ったら、よく見たらグロ禁止だった……

このグロ禁止ってどれぐらいのレベルまでなんだろう。
狼女がハードに逆レイプで相手死んでるし、硬めの文章だから抜けるかどうかは微妙なんだけれど。



110名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 18:07:44 ID:JyQYu0fh(13)
死にオチは幾つかありますよ。
投下する前に注意書きを添えれば問題ないかと思いますが

111瀬錬 :sage :2007/06/12(火) 18:17:15 ID:uda1lGCQ(11)
了解。
四の五の言わずに投下してみます。
ダメなら何事も無かったかのように母の会でお願いします。


112WOLF and RAVEN :sage :2007/06/12(火) 18:20:16 ID:uda1lGCQ(11)
※以下の文章には殺傷表現が含まれます。





――私の言う事を聞いていれば、いつか人間にしてあげよう。

それが、私がこの世に生を受けてから、最初に貰った言葉だった。


「……」
窓から見渡す限り、荒れた山野と森しか見えない、そんな僻地に立つ塔。
それが、私と、我が主の住まう家だ。
「……」
私は何をするでもなく、闇色のボロ布――私がこの身体以外に主から頂いた唯一の品――を纏い、ただ窓の外を眺めている。
なんという事はない、いつもの……三十年もの間続いた昼の日課だ。
「……」
私が微動だにせぬまま、この世界を照らす恒星が五度ほど傾いた頃、私の耳に聞き慣れた音が響きだした。
風を切って羽ばたく、大翼の音。
それが一際大きくなると同時に、窓から差し込む光に巨大な影が差した。
「やあ。今日も話をしに来たよ」
決して耳障りではない、陽気な声。
どうやったらそんな声がその黒い嘴から出るのか疑問ではあるが、聞いた事はない。
――そう。
「彼」は、全長二メートルはあろうかという巨大な鴉だ。


113WOLF and RAVEN :sage :2007/06/12(火) 18:21:36 ID:uda1lGCQ(11)
私が閉口していると、彼は小さく首を傾げ、
「あれ? 元気ないね。ボク、君の挨拶が聞きたいなぁ」
――そう決まって彼は言い、私を喋らせようとする。
私は苦笑しながら、
「――おはよう」
と、返すと彼は即座に、
「おはよう! 今日もいい天気だねぇ。と言っても、ボクはここが晴れていない時を見た事がないんだけどさ! 君は見た事あるかい?」
そう機関銃のように喋るのである。

私と彼の付き合いは、もう二十年近くになる。
始めて出会ったのは、私が我が主の「願い」を聞いていた時だった。
そう、あれは――
「おーい!」
私はその声に、我に返った。
見れば、彼はいつの間にか石造りの窓枠から降りて、私の眼前でその黒真珠のような瞳を真っ直ぐに私へと向けていた。
「君はよく人の、じゃなかった。鴉の話を聞かない事があるね。まぁだからこそボクも話しがいがあるんだけどさ。ちょっと疲れたから失礼するよ」
そう言うと、彼は私のボロ布に飛び込んできた。そのまま実に器用に中へと入り込んでくる。
私の腹部に心地良い羽毛の感覚が広がり、次いで胸元から彼の頭が飛び出した。


114WOLF and RAVEN :sage :2007/06/12(火) 18:22:37 ID:uda1lGCQ(11)
「君の毛は柔らかくて暖かいね。それに長い。ボクのとは大違いだ」
「貴方のも、暖かいと思うが」
「そうかい? 自分では分からないな。なんにせよ――お褒め頂き有難う。一応、自慢の羽なんだ」
決して変わる事のない彼の調子に微笑を浮かべて、私は彼の頭を撫でた。
「それと――」
「なんだ?」
「済まない。君はその身体を嫌っていたっけな」
私はその言葉に小さく顔を歪め、しかしすぐに微笑へと戻した。
「そんな事はない。これでも少しは気に入っている。だから……素直に嬉しいよ」
「……そうかい?」
「ああ…… そうだとも」
ややあって、彼が再び嘴を開いた。
「今日の夜も彼の『お願い』かい?」
「ああ、そうだ」
「ボクが言うのもなんだけれど、嫌なら嫌と言った方がいいんじゃないかな」
「……それは出来ない」
「例の約束? 人間になりたいから?」
「ああ」
即答すると、彼は心なしか悲しそうな目をした。
「……そうかい。君がそう言うならボクの出る幕はないかな」
「ああ…… 悪いな」
「気にする事はない。ただの鴉の戯言だ」
彼はそう言って眼を閉じた。
眠ったのだろう。
いつもの事からそう考え、私も目を閉じた。


115WOLF and RAVEN :sage :2007/06/12(火) 18:24:03 ID:uda1lGCQ(11)
次に目覚めた時、彼は既に消えていた。


――そして、夜がやって来る。
我が主の「願い」を聞き、私は塔を出た。
この身に布一つだけを纏い、夜風を切って野山を駆ける。
この世界の衛星が10度ほど傾く頃には、私は山二つ離れた所にある小さな王国の首都に到着した。
街は祭りの真っ最中だった。
警備を掻い潜り、雑踏から雑踏へと移ろい続ける。
耳に響くのは、人々の歓声。鼻に残るのは、豪勢な馳走の匂い。
どれもが、今の自分には縁遠いモノだ。
それがあまりにも羨ましく――狂おしいほどに憎い。
私がそんな想いを抱いて祭りを眺めていると、ふと祭りの賑わいが増した。
――時間だ。
私はゆっくりと、その賑わいの増した一画へと歩みを進めた。
豪華な衣装に身を包み、周囲の雑踏へ向けて微笑と手を振るう、成熟した男女と少年少女の一家。
周囲には多数の近衛兵が警備に当たり、油断なくその視線を張り巡らせている。
この国の、王族。
それを確認して、私はボロ布を身体から払い取った。
途端、私の周囲から響く悲鳴。それに反応して一斉にこちらを警戒する近衛兵。


116WOLF and RAVEN :sage :2007/06/12(火) 18:25:00 ID:uda1lGCQ(11)



私はその一切に構わず、周囲の人間を跳ね飛ばしながら地を蹴った。
「近衛隊! 王を――」
――もう、遅い。



――彼女の鋭利な爪が、確かに王の首を刎ね飛ばしたのをボクは見た。
次いで横薙ぎに振るわれた爪と、丸太のような腕が、王妃の胸部を中の心臓ごと三枚に下ろした。
花が咲いたように散る鮮血。
巻き起こる怒号と悲鳴。
近衛兵が次々と槍を繰り出し、彼女の爪の一閃を受けて残骸へと化す。
「Raaaaaaaa!」
彼女が雄叫びを上げる。
その声に竦んだ兵が、次の瞬間には肉片となって散る。
刹那――
「――死ねッ!」
そんな声と共に、彼女の背後からその心臓に向かって槍が突き立てられた。
多量の鮮血が散り、彼女と、彼女に槍を突き立てた近衛隊長に降り掛かる。
「どうだッ! 化け物がッ!」
彼女は一度だけ痙攣し、そのまま――
背後の近衛隊長の足を後ろ足で蹴り砕き、自分の心臓から突き出した槍を引き抜いて、近衛隊長へ叩き付けた。
「が――」
一瞬だけ、近衛隊長の肺が潰れる音が聞こえ――胴と腰が別れる砕音に取って変わった。
……それからはもう、一方的な虐殺と蹂躙が続いた。


117WOLF and RAVEN :sage :2007/06/12(火) 18:26:02 ID:uda1lGCQ(11)





怨みを叩き付けるように。
妬みを打ち付けるように。
まるで、人という種を終わらせるまでは飽き足らぬと言うように。

衛星が更に十度ほど傾いた頃に、ようやく虐殺は止まった。
半死人の呻き声が鳴り止まぬ祭りの、その明かりの奥。 通りの裏路地に彼女はいた。
「ひっ、あっ、ぐう、ああぁ!」
獣の唸りと共に聞こえるのは、男の情けない嬌声。
彼女は歳若い青年を押し倒し、その首元に爪を当てながら、青年の上で腰を振っていた。
銀の体毛は汗とそれ以外の体液で濡れていて、この行為が既にある程度続いている事を示していた。
「Graaaa!」
「ひぃっ、ぐ、ああああっ!」
彼女が吠えながら小さく震え、青年が叫び声を上げる。
主よ――!

そんな声が聞こえた気がした。
彼女と青年の接合部から白濁色の液体が一筋流れ、一拍おいて彼女がまた動き出す。
「ぐ、ああぁ! た、助けてくれ……」
彼女は答えない。
血のように赤いルビーの瞳を、青年に向けただけ。
重い水音が響く中、ややあって再び彼女が小さく震えた。
それに合わせて青年が悲鳴を上げ、白濁液を彼女の胎に流し込まされる。
そして彼女はまた動き出す。


118WOLF and RAVEN :sage :2007/06/12(火) 18:26:59 ID:uda1lGCQ(11)





「Gruaaaa!」

――私は、貴方が……!

彼女が青年の首を掴んだ。
凄まじい度合で加えられる力に、青年の顔色が変わる。
「あ……! が……!」
青年の手が腕に絡み付くが、彼女は躊躇せずに締め上げた。
――そして、限界が来る。
「Gaaaaaaaa!」

――貴方が…… 憎い!

彼女が震え、青年が精を吐き出した。
気怠げで緩慢な動きで、彼女は青年の肉棒を胎から引き抜く。
彼女は既に事切れた青年を何の感慨も無さそうな目で一瞥し、黒いボロ布を身に纏う。
そして、搾り取った精が胎から零れるのも構わずに、彼女は闇夜へと消えた。

――ボクは翼を拡げ、風に乗った。
眼下を勢い良く野山が流れ、遥か向こう、蜃気楼のように薄らと見える塔がゆっくりと近付いて来る。
目指すのは、塔の中程にある窓枠。
塔の壁面を眼前に捉えて、上手く窓枠に着地。塔の一室に顔を突っ込んでから、今日もボクは言い放った。
「――やあ。今日も話をしに来たよ」
明かりといえばボクが今立ち塞がっている窓からの光しかない暗い部屋で、今日も彼女は部屋の隅に蹲っていた。


119WOLF and RAVEN :sage :2007/06/12(火) 18:48:27 ID:uda1lGCQ(11)
「あれ? 元気ないね。ボク、君の挨拶が聞きたいなぁ」
そう呼び掛けると、彼女はこちらを見て、何事かを呟いた。
よく聞こえなかったが、それはいつもの挨拶ではなかった。
「何だって?」
ボクは窓枠から降りて、彼女の眼前へ歩み寄った。
彼女は呟くように言った。
「……最近、よく夢を見る」
「どんな夢?」
「私が…… 貴方を殺して、食べてしまう夢だ」
彼女の瞳がボクを捉える。
その色は、いつもとは違う、濁った血のような色をしていた。
「……昨日から、身体がおかしい。思考もだ」
「おかしい?」
「ああ……」
彼女は虚ろな息を吐いて、
「貴方は、私が人になれると思うか?」
そうボクに問うた。
「……なれるんじゃないかな。いつかは」
「そう、か」
彼女は大きく息を吐き、苦笑を浮かべて言った。
「――おはよう」
「ああ、おはよう――」


120瀬錬 :sage :2007/06/12(火) 18:49:24 ID:uda1lGCQ(11)
以上です。
板汚し失礼致しました。


121名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 18:56:55 ID:dHiDvPd5
深いね…GJ!

122名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 19:22:33 ID:WHwLfD38(2)
>>120
うーむ、冒頭と終わりはGJだが中盤の生々しい表現はちょっと…orz
精神的にダークなのはいいけど視覚的に来る表現はきついな。
御伽噺のようなストーリー、ダークな展開は大好きなんだがなあ。
あと少しは萌える表現を入れてほしかった。

グロさとエロさがどことなく「エルフェンリート」に似てるな。

123暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:36:11 ID:JyQYu0fh(13)
悪いが投下しますがいいですか?答えは聞いてn(ry

注意点
・無駄に長い
・エロない
・ちょっとグロ有りかも
・文章力ないorz(頑張ります)

124暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:37:27 ID:JyQYu0fh(13)
「はい、人族一人と猫で」
「ではここにお名前を」
 辺りはすっかり夕方になり、空一面が赤く染まっている。
 少し歩けば着くと思っていた村だったが、結局こんな時間になるまで掛かってしまいレオンは疲れ気味に宿に入った。
 小さな村は純粋な人間、この世界では人族と呼ばれる種族がおらず、村人全員が獣人。
 そして小さな宿は悪く言えばボロいのだが、野宿よりはマシ。
 入り口の受付のような場所には犬耳の女の子がにこやかに立っており、レオンが名簿に自分の名前と種族、そしてブランシュネージュの名前をサラサラ書いている。
 その彼の肩に乗っていたブランシュネージュは、レオンから離れ一人歩き出した。
「私は疲れた。先に部屋に行っているぞ」
「あ、はい」
「ペットと一緒に旅ですか?」
「その人間が私のペットみたいなものだ、勘違いするな小娘」
「す、すみません……」
「いえ……こちらこそ」
 長い尻尾を揺らしながらゆっくり歩くブランシュネージュを見て、宿の犬耳娘はレオンに笑顔で聞いた。
 その刹那、振り向かずやや怒り口調でブランシュネージュは犬耳娘に一言言うとそのまま部屋の中へと入っていった。
 この場に重い空気が流れ、レオンと犬耳娘はお互い苦笑しながら謝っていた。


125暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:38:23 ID:JyQYu0fh(13)

「ふぅ、レオン飯はまだか?」
「少し待ってもらえませんか? 食材が足りないので買出しに行きたいので」
「ならば早くしろ、私はここで寝ている」
 宿の部屋は四部屋ある。その内一番奥の部屋がブランシュネージュ御一行の部屋となった。
 少し埃を被っているベッドを、魔法にて新品同様にしつつその上に丸くなりながらブランシュネージュはレオンに空腹を訴える。
 しかし、食料が足りずレオンは買出しに出かけてしまった。
 一匹取り残されたブランシュネージュは何をするわけでもない、ただ尻尾を揺らしながら肉球を舐めたりし普通の猫のようになっていた。
「……満月も近いな……」
 日は沈み、外の部屋も暗くなり始める。
 部屋の中央にある小さな机の上に置いてあるロウソク。それに火をつけ窓から外を眺めるブランシュネージュ。
 暗い夜空に輝く月は、後数日もすれば満月となる。
 そんな月を見上げつつ、何かを感じ取りブランシュネージュの耳と尻尾は立ち、昼間オークが出没した森をじっと見つめていた。
 だが、すぐに気にすることもなく丸くなってベッドの上で寝息を立て始めた。
 しばらく経ち、レオンもリンゴやら肉やら食材を買い部屋に戻ってくると、そのまま幾つか持ち再び部屋を出る。
 料理をするためだ。宿は用意するといったが、ブランシュネージュはレオンの料理しか口にしないと言っているのでレオンが作るしかないのだ。
 さらに時間が経ち、レオンは笑顔で部屋に戻り、部屋にはいい匂いが漂う。
 その匂いに反応し、ブランシュネージュも大きな欠伸をし耳をピクピク動かしつつ、テーブルの上に置かれた料理をレオンの肩に乗り見つめていた。
 本日の料理は、ドラゴンの肉を使った料理。骨付きの肉が皿に乗っているが、その大きさは凄まじい。
 レオンの顔よりは遥かに大きい肉。その横にはパンとオニオンスープも添えられていた。
「ブラン様、何から頂きますか?」
「肉に決まっているだろう」
『つか、俺には!?』
「お前は食べられないだろう? 戦闘以外は出ないという決まりだ、我慢するんだな」
 ブランシュネージュが物を食べる際は、決まってレオンが食べさせる。
 猫のままでは自分で食べるのは難しい、魔法を使っても良いがそんな事に魔力を使うのは疲れる、という理由からだ。
 彼女の一口サイズに肉を切り分けホークで刺し、彼女の口に持っていくレオン。
「はい、ブラン様」
「あむっ………うん、今日も美味いな」
「ありがとうございます」
 ガジェットの訴えは軽く返され、料理を口にしブランシュネージュの機嫌も上がっていく。
 宿の入り口の件で怒っているのではないかというレオンの不安は、彼女の言葉を聞いた時点で何処かに消え去ったようだ。
「レオン、お前も食べろ。料理は冷めると不味い」
「あ、はい」
 そして四口ほど食べたブランシュネージュはレオンにも食べるように言う。
 彼は笑顔で頷き、巨大な肉に齧り付いた。
『おいレオン、俺にも食わせてくれよ〜』
「だめだ、表に出してはいけないぞレオン」
「ごめん、ブラン様の命令だから」
『くぅ〜〜っ!!』
 ブランシュネージュの命令は絶対である。またもガジェットの訴えは軽く返された。
 悔しそうなガジェットの声が部屋に響く中、レオンは既に肉の半分以上を食べていた。
 パンやスープもブランシュネージュに与えつつ、一人と一匹の食卓は進んでいった。


126暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:40:33 ID:JyQYu0fh(13)
「うぅ……ちょっと食べ過ぎたかな……」
 食事が終わり、レオンは空となった皿を宿の外に持っていく最中である。
 ドラゴンの肉は大きい上に脂もあり、食べ過ぎれば当然お腹に負担がかかる。
 レオンも食べすぎで膨れたお腹に苦しみつつ、皿を洗うべく井戸までやって来た。
 しかし、外に出ようとした瞬間、彼は何かにぶつかり豪快に皿を放り投げてしまいその場に倒れこんでしまった。
「きゃあッ!」
「うわっ!」
 レオンの声、そして女の声と皿が割れる音が宿と外に響く。二人はほぼ同時に尻から地面に倒れた。
 しばらくほぼ同じ動作でお尻を摩る二人。
 そして、先に口が開いたのはレオンの方だった。
「す、すみませ――」
「すみませんじゃないわよっ!」
「ひっ!」
 だが、謝罪するレオンの言葉を中断させ女のほうが怒鳴ってくる。レオンは思わず怯んだ。
 そして改めて女を見ると、人間、人族で人族ではないことに気づいた。
 この宿の娘さんと同じ犬に似ている耳を淡い緑の髪から生やしているが、尻尾は長くふさふさしている。
 すぐに、彼女は人狼族だという事にレオンは気づいた。
「何人のことじろじろ見て……あっ!」
 しかし、そんな事は些細なことだった。レオンの視線からは、少し開かれた両脚に彼女が穿いている緑のミニスカートから見える白い布。
 それに気づくと、狼女は足を閉じ顔を真っ赤にさせレオンを睨み付けた。
「今見たでしょ?」
 狼女がドスの利いた低い声でレオンに聞くと、彼は思いっきり頭を横に振る。
 しかしすぐに見抜かれてしまい、不意に手を掴まれ井戸の側までレオンは狼女に引き摺られていった。
「ごめんなさい」
「あんた、この村の人じゃないでしょ?」
「へ?」
 レオンは正座になり、その前には脚を組んで井戸に座っている狼女。
 むしろまた視線の角度的にレオンからは彼女の白い布が見えてしまうのだが、指摘したら殺されると思いレオンは黙っていた。
 せめて見ないよう、俯いていたが、明らかに怒ってはいない彼女の口調に再び顔を上げた。
「早く質問に答えなさいよ」
「え、あの、そうですけど……」
「ふーん………もしかして、あんたもこの村に雇われたの?」
「へ?」
 そして女からは意外な言葉出てきた。その言葉に目を丸くするレオン。
 別に雇われたわけでもなく、レオンはただ偶然にこの村に訪れていただけだから。
「違います、僕旅の途中でこの村に」
「そうなんだ……へぇー」
 レオンは正直に女に伝えた。
 それでも信じていない女は、じと目で彼の顔を見る。
 どう見ても女にしか見えないレオンの顔、一人称と格好から男だということがわかるが、どうしても可愛いと思ってしまうことに女は少し困っていた。
「あの、僕の顔に何か?」
「な、何でもない!」
 ジッと顔を見られ続けレオンも困っていた。
 指摘すると、女は顔を赤くさせ怒鳴ってくるからますます混乱する。
 とりあえず、レオンが嘘をついているようにも見えないので、女はその言葉を信じ立ち上がった。
「まぁいいわ。あんた、旅してるなら明日の朝にでもこの村を立ち去ることね?」
「へ?」
「この村の近くの森にオークが大量に出没してるのよ。それが村を襲っては女の子を攫っちゃうのよ。それで、あたしみたいな傭兵が雇われたって訳」
「傭兵、なんですか?」
「なによ、獣人の女が傭兵しちゃ悪いわけ? あたしこれでも少しは強いんだから」
「そ、そう、ですね……」
 女は自分の職業、そしてこの村の現状をレオンに話した。
 その際に、女がレオンの首を腕で締め付けるものだから、彼女の強さをレオンは痛感した。
 オークが大量出没、レオンには心当たりがある。何せ昼間襲われたばかりだから。
 その事を女に話すレオン。彼女はその話を聞き、獣耳を動かしつつ驚いていた。
 何せ見た目ひ弱そうな男、オークから逃げたのならともかく群れを倒したというのだから。
「あんた、やっぱり傭兵でしょ?」
「だから違いますってば……」
 実はかなりの実力者なのではという仮説を脳内で勝手に作った女は、再び疑いの眼でレオンを見る。
 村人の話では、自分以外に傭兵は雇っていないと聞かされていたし、報酬も減ってしまう可能性があったから。

127暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:42:02 ID:JyQYu0fh(13)
「まぁいっか。とりあえずあたしの仕事の邪魔だけはしないでよね、えっと……」
「僕、レオンです」
「名前は男っぽいわね。あたしウィンって言うの。さっきも言ったけど、これはあたしの仕事なんだから邪魔しないでよ? あ、ただで手伝ってくれるなら話は別だけど」
 レオンに顔を近づけ、じと目で警告する狼娘ウィン。レオンは思わずドキリとしてしまう。
 暗くてよく見えなかったが、ウィンはかなり可愛い女の子。
 淡い緑の髪は腰まであり、瞳の色は青く綺麗。体つきは無駄なところがなく綺麗なラインを見せている。
 また服装も下は緑のスカート、上はジャケットなのだが、ジャケットの下が黒い水着のようなものであり露出も高い。
 その為、レオンも男なのでどうしても彼女の胸なのにも視線がいってしまうので正直困っていた。
 まぁ、ウィンの服装はただ単に動きやすいからということなのだが。
「戻ってこないと思ったら、何をしている?」
「っ! ぶ、ブラン様」
 ウィンがレオンに念を押していたとき、宿から出てくる一匹の猫にレオンは気づいた。
 ブランシュネージュだ。しかも口調的に少し怒っているので、レオンからは嫌な汗が出てくる。
 一方のウィンは、レオンがビビッているのが一匹の猫ということに疑問を覚えた。
「レオン、何この猫?」
「あ、駄目ですウィ――」
「触れるな小娘が。レオンもいつまでもこんな犬とじゃれ合っているんじゃない」
「い、犬ぅ!? あたし狼なんですけど!!」
「私から見れば犬だ。ほら行くぞレオン」
「は、はい。ごめんね、ウィン、仕事頑張って……」
 そしてウィンはブランシュネージュに近寄り、しゃがんで指を刺しつつレオンに聞く。
 だが次の瞬間、ブランシュネージュの一言に耳と尻尾を逆立てつつ彼女に怒鳴りこんだ。
 しかしブランシュネージュは全く気にすることなく、レオンの肩に飛び乗るとそのまま宿へと戻っていく。
 その際、レオンは苦笑いでウィンに謝ったが、彼女がそれで納得するはずがなく……村中に彼女の声が響いた。
 その刹那だった。村に悲鳴が響き、ウィンやレオン、ブランシュネージュもそれに気づいた。
「何!?」
 ウィンは宿の柵を一跳びで超え、悲鳴が聞こえたところまで走っていく。
 そしてレオンもまた、ガジェットを持ち、宿の犬娘や犬のおばさんに部屋に篭っているよう指示を出す。
 彼女達はレオンを止めようとしたが、彼は笑顔を見せ『大丈夫』と言い残し宿を後にした。
 ちなみに、ブランシュネージュは別でやることがあると闇夜の中に消えていった。


128暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:42:44 ID:JyQYu0fh(13)

「オーク、こんなにいっぱいっ!」
 宿を出た瞬間、レオンを待っていたのはオークの群れ。既に数体が村の娘を攫っている真っ最中だった。
 そしてレオンにもオーク達は気づく。やはり女だと思い、昼間同様襲い掛かってきた。
「村人を助けながらだからね」
『おう、早くしろぉ!』
 ガジェットはやる気満々の様子。
 というより、ブランシュネージュに妙な扱いをされ続けてイライラしていたのだ。
 そして魔装具の中央に埋め込まれている赤い宝石のようなものが光り、一帯を赤く染める。
 その光にオーク達は腕を目に当て、光が治まると、そこには黒い大剣を担いでいるレオンがいた。
「ふぅ、ようやく憂さ晴らしができるぜ」
「グ……オオオオオ!!」
 明らかに目の前の”女”の雰囲気が変わり少し怯むオークの群れ。
 だが、こいつ等頭悪いので、考える前にまず雄たけびを上げながらレオンに突撃していった。
「てめーらなんざ敵じゃねーんだよ!! さっさと斬られろっ!!」
 レオンもまたオークに向かっていった。
 一を書くようにオークの一体は上半身と下半身に分かれ、レオンは村の娘を抱えているオークに向かっていく。
 そして高く飛び上がり、重力に任せてオークを二つに斬る。赤い血が飛びレオンにも、連れ去られようとしていた狐耳の娘にも返り血が付く。
 狐の娘は恐怖で涙を流し続け体を震わすだけ。
 そんな彼女に背を向け、レオンは向かってくるオーク達を大剣で次々と斬り倒していく。
 両腕、両脚を斬り五つに分かち、肩から横腹にかけて斜めに斬ったり、頭と体を分離させたりもした。
 血は飛び散り、目玉が地面を転がりオークの悲鳴が村に響き続ける。
 目の前に広がるグロテスクな光景、そしてオークを斬りながら笑っているレオンにも恐怖し狐娘は気を失った。
 その直後、レオンは周囲のオークをすべて斬り殺し終えた。
『あの、少しやり過ぎじゃ……』
「うっせーよ。向こうが向かってきたんだし、大体この娘だって助けただろうが」
『それはそうだけど』
「まだこの筋肉どもの気配がしやがる……へへ、いいねぇ」
 レオンは自分の中の主人格と話す最中も、村中のオークの気配を感じて楽しそうに笑みを浮かべる。
 気絶している狐の娘を民家の家に中に置き、レオンは大剣を担ぎながらオークが一番いると思われる村の入り口に向かって走り出した。


129暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:43:27 ID:JyQYu0fh(13)

「しつこいんだからもうっ!」
 村の入り口では、ウィンが一人オークと戦っていた。
 その手には短弓を持っており、彼女に襲い掛かるオークの何体かは肩や胸に矢が刺さっている。
 だが致命傷まではいかず、ウィンはやや手こずっていた。
 ウィンは少しずつ後退る。だが、彼女の体が大きな影に覆われた。
 背後にオークがいた。前方のオークに気を取られ、別の場所から入ったオークに気づかなかった。
 オークの巨大な拳がウィンに襲い掛かる。
 ウィンは弓で防ぐが、防ぎきれるわけもなく弓は粉々に折れ、ウィンはその場に倒れこんでしまった。
 起き上がろうとするが、既にオークに囲まれ逃げることもできない。
 ウィンは綺麗な女の子、オークにとっては格好の獲物だった。
 オークの群れの、無数の手が彼女に伸びる。ウィンはジャケットから何かを取り出そうとした。
 だが、その前にオークの群れは血を噴出し何体かに斬り分けられその場に倒れた。
「おい、大丈夫かよ?」
「あ、あんた」
 オークを倒し、自分を見下ろしている男にウィンは驚いた。 
 それは先ほどまで自分にやられてもがいていたひ弱そうな青年、レオン。
 だがすぐに何かが違うことに気づいた。少し鋭くなった目、黒くなっている髪の毛、真紅の瞳、そしてオークの血が付いた黒い大剣。
 そして何より、戦いを楽しんでいそうな笑みにウィンは恐怖さえも覚えた。
「こ、こんなとこで何やってるのよ? 大人しくするよう言ったでしょ?」
「ふん、やられてたくせによく言うぜ。俺が来なきゃどうなっていたのかなぁ?」
「う……た、助けてくれたのはありがと……だけどもう帰りなさい、これはあたしの仕事なんだから」
「やなこった。こんな楽しいのに帰れるかよ」
 ウィンの言葉にも全く聞く耳持たずで口答え。
 目の前のこいつは自分に似ていると思いつつ、ウィンは周囲のオークの気配を感じた。それは無論レオンも感じていた。
「ヴゥ……ウウウ」
「オンナ、オンナ……サラウ」
 村はほぼ一直線なので村の入り口、そして背後からもオークは二人に向かってくる。
 レオンとウィンはお互い背を向けあいながら、オーク達に対し迎撃体制をとった。
「おいウィン、武器も壊れたんだし、てめーこそさっさと帰れ」
「冗談じゃないわよ、あんたの方が活躍しちゃったら報酬貰えなくなっちゃうかもしれないじゃないの」
「へっ、女が無理してんじゃねぇよ。あの筋肉ヤラれちまうぜぇ?」
「余計なお世話よ。大体、武器が無いなんて誰が言いました?」
 ウィンが使用していた弓は既にボロボロで使用不可能。
 だがウィン自身は何の危機感も持っていないことに、レオンは疑問に思う。
 それに答えるかのように、ウィンは先ほど手に持った何かを取り出した。
 それを横目で見て、レオンは少し驚いた。

130暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:44:13 ID:JyQYu0fh(13)
「おい、ありゃあ……」
『魔装具?』
 それは、やや形状が異なるがレオンが持っているガジェットに似ている物質だった。
 黒く十字架のような形に、中央に埋め込まれている紫の宝石が怪しく光っていた。
「頼むわねリウ」
『うん、頑張るねお姉ちゃん』
 それはウィンの言葉に反応し喋った。この時点でレオンはあれが同じガジェットという事を確信した。
 そして、ガジェットが喋った瞬間、それは紫に眩く光り、レオンやオーク達は目を瞑る。
 光が治まると、そこには獣耳と尻尾の色が淡い緑から紫になったウィンがいた。
 ウィンはゆっくり瞳を開けると、瞳の色も紫になっており、手には黒い銃へと変わったガジェットを握っていた。
「こいつ……」
『ウィンも僕達と同じ?』
「オ? ゴオオ?」
 先ほどまでのウィンの雰囲気が、まるで別人になったように変わりオークも戸惑っている。
 そんな中、ウィンは銃口を前方のオーク達に向け口を開いた。
「お仕事だから君達倒すよ?」
「ウウ……グオオオオオオオオ!!」
 少し幼くなった感じウィンの言葉に、オークは答えるかのように雄たけびを上げた。
「答えは聞いてない」
 そしてその叫びにまた答えるかのように、ウィンは引き金を引いた。
 銃口からは普通の弾ではなく、魔力の篭った紫の光がオークに直撃し、そのオークの腹には大きな穴が開きその場に倒れた。
 そしてオークの群れはレオンとウィンに向け一斉に突撃していく。
 レオンはオークの群れに入り斬り倒していき、ウィンは一歩も動かずオーク達をなぎ払っていった。



131暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:46:01 ID:JyQYu0fh(13)
 どのくらい経っただろうか、周辺にはオーク達の死体しかなく死臭が鼻を刺激する。
 その死体の山の上で、血まみれのレオンは大剣を担ぎ笑っていた。
「はっはっはっは……オークってのもホント大した事ねえな〜! 俺の時代とは大違いだぜ!」
『この死体の山、どうするの?』
「んなもん、あの猫にでもやって貰え」
 主人格のレオンがオークの死体の始末や、村人の反応などを心配するが現表のレオンは気にしない。
 隣のウィンも、そんなレオンを何故か瞳を輝かせて見ていた。
「ん? 何だガキ?」
 そしてその視線にレオンも気づいた。
 ちなみに何故ガキ呼ばわりかというと、現表のウィンの口調が子供っぽいからである。
 ウィンの銃は再び紫に光ると、ガジェットは小さくなり彼女の獣耳と尻尾、瞳の色は元の色に戻り表情も戻っていた。
「何なんだよ?」
「あ、いや……何か照れてるみたい」
「はあ!?」
 いきなり照れてると言われれば、レオンの反応は最もと言える。
 ウィン自身もよく分かっておらず困惑する中、レオンは大剣を地面に突き刺しその場に座り込んだ。
「ったく、まぁいいや。とりあえずこの村にはもうオークはいねーようだな」
「そうね」
『そうなの?』
「「そうなの」」
 レオンはオークが周辺にいないことを感じ、ひとまず休憩といったところ。
 それはウィンにも感じていたが、主人格のレオンには分からない。
 元々戦闘に関しては素人、ウィンのように獣人というわけでもないので魔物独特の気配なども判別できるわけない。
 ウィンはレオンと同時に主人格のレオンにツッコむと、一枚の布を取り出しレオンに差し出した。
「はい、血が付いたままだとみっともないでしょ? 大体あんた何なのよ? どうしてあたしと同じようなもの持ってるわけ?」
「俺はレオンだ、それ以上でもそれ以下でもねえ。そんなに聞きたきゃこいつに聞け」
 ウィンから手渡された白い布は、あっという間に赤く染まり、レオンは言い残すように大剣の赤い宝石を光らせる。
 すると、彼の髪は元の茶髪に戻り瞳の色も戻っていた。
「あの、僕もよく分からないんだ……」
「逃げたわね」
『逃げたんじゃねぇバーカ!』
 とりあえず苦笑するレオンが持っていたガジェットを奪い、ウィンはその場に踏んでおいた。
「レオン、随分と楽しそうだなぁ」
 刹那、彼らの背後から明らかに怒っていらっしゃるブランシュネージュの声。
 レオンの体は竦み、ウィンはさっき犬扱いされたのでジト目で彼女を見下ろした。
「何しに来たのよ?」
「小娘には関係ないだろう? なに、オークの群れの数が少し気になってな、調べに行っていた」
「関係あるじゃないの!!」
 クールなブランシュネージュに、ウィンは口調を荒げて再びガジェットを取り出した。
 それをレオンは必死に止める。このままではウィンが殺されてしまうから。
「なんだ関係あるのか? まぁいい、私のレオンから離れろ小娘」
「その小娘ってのやめなさいよ猫!」
「……一度死んでみるか?」
「あぁ、やめて、やめてください〜!」
 しばらく二匹の争いは続いていた。
 ウィンは今にもガジェット発動しブランシュネージュを吹き飛ばそうとし、ブランシュネージュは今にも魔力全開でウィンを吹き飛ばそうとする。
 どちらにしろ村が崩壊する危険性と巻き込まれる危険性があるので、レオンは涙目で二人を止める。
 その彼の表情にウィンは顔を赤くし、ブランシュネージュはクールなまま喧嘩をやめた。
 そして村中のオークの死体と血を、ブランシュネージュはすべて跡形も無く消し去った。
 ブランシュネージュはもうオークがこの村を襲うことが無いと二人に言い、宿に戻り一夜が明けた。

132暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:47:03 ID:JyQYu0fh(13)


「え? 虎?」
「あぁ」
 翌朝、事の原因は何なのかとウィンはブランシュネージュに問いただした。
 白いベッドに座っているレオンの膝の上に丸くなっているブランシュネージュは、関係者であるウィンの質問に渋々答えた。
 オークはただ村を襲っていたわけではなく、誰かに操られる感じで行動していたこと。
 それをしていたのは、ブランシュネージュが森の奥深くにある洞窟内で見つけた虎耳の女の子だということ。
 その娘は、魔物を操る特殊な鈴を持っており、それはブランシュネージュが破壊したということ。
 そして、そんな虎娘がオークを操り村人を攫わせていたのは、家族が欲しかった一心で行っていたということ。
 その虎娘は、物心付いたときから一人であり家族が欲しかったから攫わせた、と言っていた事を全てレオンとウィンに話した。
「そうだったんだ……」
「しかし、おかしい点がある」
 さらにブランシュネージュは口を開く。
 確かにオークを操っていたのはその虎の女の子だが、何処でどうやってとその鈴を持っていたのか分からない。
 それを本人に聞いたら、知らないおばさんに貰ったのだと言っていた。
「つまりは、そのおばさんが本当の原因だって事?」
「そうなるな。しかし、これでもう力も失い、あの娘がオークを従えることも無いだろう」
「でも、それって危ないんじゃ……」
 レオンはブランシュネージュを撫でながら問う。
 今までは、その特殊な鈴でオークはある程度制御していたのだろうが、制御が利かなくなり再び村を襲うのではないか、という不安からだった。
 だが、その不安を取り除くように、ブランシュネージュは鼻で笑い二本の尻尾でレオンを軽く叩いた。
「あの森に居たオークならすべて消しておいた。安心しろレオン」
「でもその女の子は」
「私から事情を言った。この村で共に暮らすそうだぞ?」
「そうですか、よかった」
 ホッと息を吐き安心するレオンの顔を、ブランシュネージュは彼の肩に乗り尻尾で軽く撫でている。
 その光景を、頬を膨らませながらウィンは眺めていたが、やがて村人に呼ばれて部屋を後にした。


133暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:48:28 ID:JyQYu0fh(13)


「それで、どうして小娘までいるのだ?」
「小娘って言うな!」
 レオンとブランシュネージュ、そして名前をガジェと付けてもらった魔装具は村を後にしていた。
 ただし、ウィンも一緒にだが。
 その状況を不満げに着いて来た本人にブランシュネージュは聞くと、ウィンの声が空に響いた。
「今回の報酬、あんたと山分けになっちゃったのよ!」
「ぼ、僕とですか?」
「あんたも戦ったからね、当然といえば当然よ! ただあたしは納得できない、あたし一人でもできた仕事だしね!」
「それと着いて行く理由と何の関係がある?」
「関係あるわよ化け猫!」
 ブランシュネージュとウィンが再びにらみ合った。レオンは涙目になり体を震わす。
 ウィンが傭兵の契約を解除し、報酬を貰う際に何故かレオンと半々となってしまった。
 村人が言うには、レオンとウィンは同じくらい戦ってくれた、という事だが彼女は納得できるはずも無い。
 だからウィンは、本来貰うはずだった報酬の半分を持っているレオンに着いて行く事にしたのだ。
 そもそもウィンは養っている家族の下にこの金を送り届けなければならない。
 その道中、危険なこともあるだろう。レオンはウィンにとっては護衛代わりでもあるのだ。
「あんた……というか、あんたのガジェットがでしゃばるからいけないんだからね!」
『んだとこら!』
『ずっと一緒だね、お兄ちゃん♪』
『お、お兄ちゃん……?』
 更に言えば、ウィンの銃型ガジェット『リウ』も、強いガジェを気に入ったことも理由の一つである。
 お兄ちゃんという聞きなれない言葉に、ガジェは戸惑いを隠せない様子だった。
「とにかく、あたしの故郷まで着いてきてもらうからね!」
「行き先は私が決めることだ、下僕が決められるわけ無いだろう?」
「いつあんたの下僕になったのよ!」
「着いて行くと言うのならお前も私の下僕だ。嫌ならこの金は有難く貰っていこう」
 完全に足元を見たブランシュネージュの言葉に、ウィンも身を震わせて怒りを抑えながら頷いた。
 まぁ、それは上辺だけだが。
「レオン?」
「どうしたの、ウィン?」
「あんたはあたしより下だからね。ガジェット使わなきゃあたしの方が強いんだから」
「え……あ、うん、そう、だね……」
 そして、ウィンは耳元で囁く様にレオンに伝えた。
 レオンは戸惑いながらも、彼女の言っていることはある意味尤もなので頷くしかない。
 ブランシュネージュにも聞こえていたのだが納得の様子。
 レオンは深いため息を吐いた。
「嫌なの?」
「いえ、とんでもないです」
 どうやら自分はこうなる運命なのだと、レオンは心の中で無理やり納得させた。
 反論すると何かされるので、ウィンにも笑顔を向けて返す。
 そしてウィンがレオンと腕を組み、尚且つ胸に腕を押し当てながら歩き出しレオンは動揺す、ブランシュネージュは魔力を溜め始めた。
「レオンから離れろ、お前は私の下僕だろう?」
「レオンはあたしの下僕でもあるんだから、別にいいでしょ?」
 再びにらみ合う二人。その間でただ汗を流し笑っているしかないレオンがいた。
 ガジェもリウに自分のペースを乱されているあたりレオンと似ているかもしれない。
「あの、二人ともやめてください」
「お前は黙っていろレオン。これは私とこの小娘の問題だ」
「小娘って言うなって言ってるでしょう!?」
「うぅ……」
 この直後、ブランシュネージュとウィンはしばらくレオンを取り合った。
 レオンは嫌な顔もできないのでただ笑っていた。

 まぁ何はともあれ、新しい仲間ウィンと共にレオンの旅は続くのである


―続―

134暁狐 :sage :2007/06/12(火) 19:52:09 ID:JyQYu0fh(13)
すいません、長々とすいません。しかもエロないしorz
次は少しエロを書くつもりですので。あと長いので読みたくない人はNGお願いします


ちなみに、この話の世界観はガン○ムでいうターンエー。
つまりは一度現代文明は滅んで一から文明し直してるって感じで書いてます

135ポン :sage :2007/06/12(火) 20:20:53 ID:xO3k70XV
>>134
Gjです

最近四聖獣ネタで尾津一門の久瀬楠木(クゼクスキ)なんて人物を考え付いてしまった。
どうしてくれる暁狐さん

136名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 21:30:39 ID:F7fHpNRv
>>134
月光蝶GJである!!

137名無しさん@ピンキー :sage  :2007/06/12(火) 21:46:36 ID:VtVKVtfs
>>134
GJ!せずにはいられないッ!

138名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 21:51:35 ID:KBVkhGdB
>111
GJ! テレビゲーム的なファンタジー分じゃなくて童話的でけっこう好みだ
黒成分は俺は大丈夫だったが、だめな人もいるよう。投下前の対応が誠実なので無問題だが
欲を言えばもう少し二人の話を見てみたかった

>123
GJ! しかし恐ろしい速度…落ちる気配がない…まるで速射砲ww
このまとめの中の人泣かせめ!

139ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/12(火) 22:19:10 ID:GtD0WjNl
>>134
ちょ、テラモモタロス&テラリュウタロスwwwwww
自分も電王スキーですが、リュウタロス女性化とは…
その発想はありませんでした。しかも萌えるwとにかくGJです。


そしてすいません、SSですがセルフリテイク喰らいまくりで、遅々として進んでませんorz
全く別の新作でいこうかな…('A`)

140名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 22:24:44 ID:pP5kwqcB
擬人化した狂暴な♂動物が逆レイプされる


ふと頭に浮かんだフレーズ
なんだろう、これ

141名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 22:25:50 ID:bxWte3KX
>>134
電王分大杉ワロスwwwでも云うべき事は一つ、
 G J ! !

142名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/12(火) 23:30:17 ID:2bAIZH5z(4)
>>120
俺はダーク系も好きだぜ!
眩い誓いGとJだ!!


>>134
ちょ、どこからツッコんでいいか分からんw槍と斧のガジェットも出てきそうww

143名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/13(水) 00:09:11 ID:+C2+hIPW
ふと思ったんだけど
>>119って獣姦じゃね?

144名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/13(水) 00:13:41 ID:OYg2b4Tm
>>140
そういうのもあったな
猫の双子とか猫の双子とか猫の双子とか。

145暁狐 :sage :2007/06/13(水) 00:25:44 ID:pOCRStfe
皆さんありがとう。また投下しに来ます

ちなみに書き忘れで
>>124-133はまとめの二又の白魔女の続きとなります。

いや、一応

146通りすがり :sage :2007/06/13(水) 02:18:19 ID:eC+Ldbkx
この盛況振りにここもメジャーになったんだなと思っている俺が通りますよ……
そして気が付いてみれば女王蟻のSSを書いている俺。
……虎姐の話の続きは如何したんだ……orz

>>111
うん、今までにない作風GJです!
自分の文章力の無さを思い知らされる……

>>123
ちょwwww、それ何処の電王!?ww
とにかくGJですBIGBOSS

……他に僕に釣られてみる?の人と、俺の強さにお前が泣いた!の人も出る訳か……

147ブシドーブレード弐なくまさん :sage :2007/06/13(水) 08:22:56 ID:AajIlqOc(6)
風呂の神様、序盤です。
今回は短く収めたいなあ。

148ブシドーブレード弐なくまさん :sage :2007/06/13(水) 08:24:16 ID:AajIlqOc(6)
「来たか…」
村の中心に鎮座する霊石に座り続け三日と三晩を経た四度目の朝、それは訪れた。
湿り気を帯びた烈風が吹き荒び、雷光が天を走り、海を落としたような勢いで雨が降り始める。

『かの声は雷電となりて驚天動地のごとし。
かの爪は天剣となりて大山鳴動せしめん。
御姿過ぎ去りし所には七色の帯を引かんとす。
帯に眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、意識、末那識、即ち七識あり。』

俺は気付かぬうち祖父の口伝を口ずさんでいた。
「六道八卦を司る神々の長たる天神、それが龍…全く口伝の通りだ。」
瀬戸に面するこの小さな村は幾度となく龍に襲われた…といっても酒蔵の酒を全て空にされただとか程度の悪戯だが。
酒処で有名な
だが天神たる龍の誇りを穢したという罪は重く、村へ赴き逆賊を討伐せよという龍皇の勅命を受けて俺はここへ来た。

雲を縫って降り立った龍の姿を見るなり俺は腰の太刀に手をかけた。
まさか『五爪の龍』とは思わなんだ。
最高神である龍の中で最も最高位に属し、現人神として顕在するという言い伝えを思い出す。
よりによって初仕事でこんな化け物に当たるとは…死んだかもな、俺。

149ブシドーブレード弐なくまさん :sage :2007/06/13(水) 08:25:43 ID:AajIlqOc(6)
五爪の龍は羽衣を纏った美しい天女のようだった。
だが頭の上、長い漆黒の髪から除く双角と周囲に浮かぶ双対の宝玉、
そして腰から生えた龍鱗に覆われた尾は彼女がまぎれもなく龍だと知らしめる。

「我が名は刀 源士郎の子、刀 正宗。そこにあらせられるは五爪の龍とお見受け致すが。」
「いかにも…我は人の姿を借りし五爪の龍、名を巽(たつみ)と言う。かの有名な刀一族の小僧が何用じゃ?」
俺は刀を抜き、上段に構える。
「かの者、一族の誇りを穢す大逆を為した罪なれば“父皇”陛下の勅により貴公を討ちに参った…。
要はお前を倒しに来たんだよ!」
くそっ!声も握りも震えてやがる…。

「小僧。人の身でありながらそれだけの気勢とは…先が楽しみじゃ。」
「俺は小僧じゃねえ!」
応える代わりにくすりと笑うと彼女はおもむろに羽衣に手をかけた。

150ブシドーブレード弐なくまさん :sage :2007/06/13(水) 08:27:12 ID:AajIlqOc(6)
「なっっっ!?」
慌てて顔を背けた俺の網膜には一糸纏わぬ彼女の裸身がしっかりと焼き付いていた。
「なんだ小僧、女の裸は見たことがないのか?」
「うるさい…っっっ!」
「ふん…初(うい)やつじゃな。どうだ、少しは気が紛れたか?」
え…?
「小僧。呼吸を整え、心を研ぎ澄まし、刃を信じろ。
そのように力んでいては己が力を引き出す事はできぬ。

彼女の言われるがまま大きく深呼吸をしてみると、あれほどまでに高ぶっていた闘争心が消えていき、水鏡のように静まっていった。

俺は心からの感謝を込めて一礼を送り、上段に構えていた刀を納刀する。
「それでよい。龍か人を問わんや、一族の誇りも性別もまた同じ、今この場に必要なのは“刀 正宗”と我の刃のみ。」
この上なく満足そうな笑みを浮かべると、彼女も右手を腰に当てて左手を添えた。
彼女も俺も考える事は同じらしい。神速の抜刀術をもって一撃で決める。
彼女の体に赤く呪詛のような龍鱗が浮き出し、やがて彼女の体を鮮やかに染め出す。
「巽殿と刃を交える事ができ至極光栄…全身全霊を持ってお相手いたす。」
「刀 正宗、その心意気や見事だ。このような者と刃を共にするは武人の本懐なり。」


151ブシドーブレード弐なくまさん :sage :2007/06/13(水) 08:29:49 ID:AajIlqOc(6)
風が凪いでゆく。厚い雲は失せ、夜明け前の空がゆっくりと回る。
心臓の鼓動も、呼吸もなかった。

「「いざ、尋常に勝負…」」
空の果てが燃え上がり、太陽の光が俺たちを差す。

―――刹那、俺と彼女は閃光となった。


「…くっ」
俺は折れた刀を手に仰向けに倒れ込む。斬られた胸はそこまで深くないが…たった一撃でここまでの差を思い知らされるとは。
彼女は俺の側まで歩みよると、ふっと微笑んで俺に言った。
「見事な一撃であった…」
龍鱗の紋様が消えて行き、片方の角が音もなく折れる。
満足そうな微笑みを浮かべたまま彼女も気を失って俺の上に倒れてきた。


まさかこれが俺達の馴れ初めになるなんてことは夢にも思わなかった…。

152ブシドーブレード弐なくまさん :sage :2007/06/13(水) 08:40:20 ID:AajIlqOc(6)
てか、全裸ってただの変t(rx


>>111
GJ!うお、めちゃくちゃツボだ…!
少しグロいけど orz

>>134
GJ。俺も下僕にして下さいw


153名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/13(水) 13:01:30 ID:U5n1SxBo
>>152
おk、俺も全裸で待ってる

>>111
いいね!GJ!

>>134
何だかソウルガジェットっていう漫画思い出したw

154名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/13(水) 19:08:36 ID:+NVnbV18
>>153
てか、全裸ってただの変t(rx

155瀬錬 :sage :2007/06/13(水) 21:57:14 ID:zgwTyIuq(12)
多くの感想ありがとうございます。

>>122
>あと少しは萌える表現を入れて欲しかった。

済みません……
「萌え」という表現が最近苦手なので……

でも挑戦と受け止めて、頑張って私なりに「このスレに相応しいであろう萌え」を描いてみました。
良ければご賞味下さい。


156ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 21:59:42 ID:zgwTyIuq(12)
南部大陸に広がる、赤土の赤銅色と森の緑色がまだら状に彩る野山に、二つの人影があった。
「はぁ…… はぁ…… 待ってよ、ベル」
二つの影は、一組の少年と少女だった。
少年は茶色の外套に血色のの髪と身を包み、手に持つ長身細身の金鎚を杖代わりにして、やっとといった感じで歩いていた。その背中には、彼自身を押し潰しそうな程の体積を持つ荷物が背負われている。
少女の方は少年とは正反対に、白色の薄手の法衣に、要所を護る為の部分鎧しか着けていない。荷物らしきモノも一切持っておらず、実に身軽な格好をしていた。
「なんだシルス。もっと早く来いウスノロめ。この調子では日が暮れてしまうではないか」
少年にベルと呼ばれた少女は、本来の行程よりも遅れつつある事にいたくご立腹の様子で、少年をなじった。
ベルにシルスと呼ばれた少年は、一つ溜息を吐いてベルに言う。
「そう思うなら、少しは荷物を分担してくれればいいのに」
「何故に我がそんな事をせねばならんのだ。それは我の下僕となる名誉を与えたお前の使命だぞ」
「名誉と使命、ね……」
「そうだ。このベルディラウスの下僕はお前が最初の一人だ。光栄に思うがいいぞ」


157ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:01:26 ID:zgwTyIuq(12)
腰まで届く銀色のロングヘアーから生えた二つの雄々しい角と、法衣の裾から伸びる、金色の鱗を持つ尻尾を誇らしげに示し、ベル――神聖竜ベルディラウスは、彼女の言う所で下僕のシルスにそう言い放った。
――どちらかというと、君を召喚した僕の方がご主人様だと思うんだけど。
シルスはそう思ったが、口には出さなかった。
反論しようものなら、下等竜でさえ七転八倒する彼女の竜尾が即座に飛んでくる。
「さあ! 早く行くぞシルス! 命を弄ぶ錬金術師など、神の名の元に成敗してくれようぞ!」
「その錬金術師だけどさ…… 本気で退治するの?」
「何を言っておる。悪は成敗されるのが世の定めだ!」
「そうじゃなくて…… いや、確かに間違ってないと思うけど」
シルスは溜息を吐いて、懐から数枚の羊皮紙を取り出した。
「塔の邪悪なる錬金術師を討ち取りし者に望みのままの報奨を与える」
羊皮紙の出だしにはそうあった。
強力な合成獣の製造技術を持つという錬金術師の退治。
依頼主は小国の、先日即位したばかりの若い王だ。
この国は先日、この錬金術師の合成獣によって、王と王妃、そして首都の人口の二割を殺されるという災厄に見舞われた。


158ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:02:41 ID:zgwTyIuq(12)
――もっとも、それは殺された前王が錬金術師との取引に違反したからの報復であって、悪いのは前王と言えなくもないのだが。
「僕が聞きたいのは、この錬金術師はやり手だから、何か勝算はあるの? って事」
「そんなモノはなくとも行かねばならんのだ。 ……それとも何か? 我の実力が合成獣ごときに及ばぬとでも?」
「そうは思わない、けど」
「ならば大船に乗ったつもりでいるのだシルス。下僕のお前がその様子でいては、主人である我の格好が付かぬ」
「はあ……」

シルスが神聖竜ベルディラウスと出会ったのは一年程前の事だ。
召喚術師の修行の一環として独力のみで召喚を行う事になったシルスは、何処をどう間違ったのかベルディラウスを喚び出してしまった。
その時はご立腹の彼女を何とか宥め空かしてお引き取り願ったのだが、何故か次の独力召喚でも彼女を喚び出してしまった。
それから紆余曲折あって二人は主従の契約を結び、シルスはベルディラウスから「シルスと呼んでやる名誉」と「ベル様と呼べる名誉」を賜った。
それから二人は「下賤の者の世界を見るのも面白い」というベル様のお言葉で、諸国放浪の旅を続け、現在に至る。


159ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:05:58 ID:zgwTyIuq(12)

「――はっ!」
ベルが正拳を繰り出し、小鬼――ゴブリンの持っていた盾ごと鎖帷子を貫いた。
情けない悲鳴を上げながら面白いように吹き飛ぶゴブリンを視界の隅に捉えたまま、シルスは杖代わりに使っていた金鎚を本来の目的の為に振り上げた。
重厚な先端部が風を割って振り下ろされ、ゴブリンの兜を直撃する。
痛快な音が響き、ゆっくりとゴブリンが後ろ向きに倒れた。
残ったゴブリンは次々に逃げ出し始め、倒れたゴブリンも仲間に引き摺られながら去っていく。
「……ふう。これで終わりか? 下衆どもめ」
ベルが手甲に包まれた手を鳴らしながら、吐き捨てるように言った。
シルスが、やれやれ、と呟いて、空を見上げる。
陽の光は既に地平線へと沈みかけ、穏やかな朱色の光が辺りには広がっていた。
「ベル、残念だけれど今日はここまでだよ。キャンプしよう」
「そうだな…… 仕方あるまい」
悔しそうな表情をして塔のある方向を睨み付けるベルの傍らで、シルスは背中の荷物を下ろした。
魔の者を寄せ付けない魔法のテントに、二人分の食料と料理道具など、キャンプ用の道具が次々と下ろされる。
「今日の夕餉はなんだ?」
「ティスディスの肉が安かったから、そのマルディ風と、ベロワのサラダ」
「そうか。アレは美味だったな」


160ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:07:09 ID:zgwTyIuq(12)

「まあ、得意料理になったからね」
シルスは手際よく準備を進め、ものの数分で料理を開始。
その間、ベルはじっとシルスの横顔を見つめていた。


「――うむ、美味だった」
「お粗末様」
数十分後に出来上がった料理をたった数分で残さず平らげ、ベルは満足げに感想を述べた。
シルスはベルと自分の食器を手際よく片付け、テントに――
「待て」
「――ぐえっ!」
――入ろうとした瞬間、ベルの竜尾がシルスの首に巻き付いた。
「げふっ、けふ……! なんだよ、突然!」
瞬間的に凄まじい力を首に加えられたシルスは猛烈に咳き込み、涙目になりながら振り返った。
眼前にはベルの、いつにない真剣な顔。それが不意に質の悪い笑みに変わり――
「食後の軽い運動がしたくなった。付き合え」
――瞬間、シルスは身体が宙に浮き、落下する感覚を得た。
足払いを掛けられたと分かったのは、地面に身体が叩き付けられる直前だった。
「痛っ……! げふっ!」
次いで、胸元に掛かるそれなりの重量。
「な、なんなんだよいった――ぃっ!?」


161ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:08:43 ID:zgwTyIuq(12)


シルスが痛みから目を開けると、法衣に包まれたベルのあそこが眼前にあって、しかもベルはその部分の法衣を自ら摘み上げようとしていた。
「どうした? ん?」
「ど、どうした、って……! 何してるんだよ!」
「食後の運動だと言っているだろう。あと、生意気な口を利くな。どのみちお前に拒否権はない」
言うが早いが、ベルは法衣を摘み上げた。
咄嗟にシルスは目を閉じたが――
「――こら、拒否権はないと言っているだろう」
「ぐっ!」
途端、シルスの首に巻き付いている竜尾の力が増し、たまらずシルスは目を見開いた。
「わ、わわ……!」
シルスの眼前には、ベルの秘めやかな果実があった。
ベルの呼吸に合わせ、僅かにその熟れた中身を覗かせている。
「初めて見るモノではないだろう。いい加減慣れろ」
「だ、だって……!」
「黙れ。気が散る」
ベルのやや怒気を孕んだ声に、シルスは無理矢理口を閉じた。
ベルはそれを確認して満足げに頷くと、おもむろに指を自分の露わな秘所に添え――
「目を閉じたら締め上げるからな。覚悟しろ」
そう、邪気を含んだ声で言った。


162ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:09:36 ID:zgwTyIuq(12)


「んっ……! は、ぁ……」
ベルの指が、緩急を付けながら自らの秘所を探る。
「あ、は……! っ、あっ!」
ややぎこちなく、震えながら蠢く指は、いつの間にか二つにその数を増やし…… 突起を摘み上げ、尿道口をくすぐり、愛液でぬかるんだ襞を開く。
「んんっ…… は、ああっ」
「ベ、ベル……」
「ふふっ、目を…… 閉じるなよ」
劣情に満ちた顔でそう言い、ベルは秘所をまさぐる指を三本に増やした。
二本の指で秘所を割り開き、残った一本を胎へと侵入させる。
「ああっ…… 見えるかシルス…… 我の中が……」
「う、うん……」
シルスが顔を真っ赤にしながら答えると、ベルは淫蕩な声色で、
「今…… 此処にお前のモノが入っているのを想って、触れておる……」
「あ、う……」
「お前の、あの逞しいモノがこの中に…… っ、分かるか、我の気持ちが……?」
ベルは小さく震え、熱を帯びた吐息を吐くと、胎に入れる指を二本に増やした。
重い水音がシルスの眼前から響き、発情した「雌」特有の匂いが嗅覚を麻痺させる。
「ふふ……」
そう淫靡に笑うと、ベルはまた不意に震え、次いで小さく痙攣した。
軽くイったのだろう。


163ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:10:37 ID:zgwTyIuq(12)


ベルは小さく身動ぎすると、ゆっくりと胎から二本の指を引き抜いた。
愛液が糸を引いて指にまとわりつく。そのまま、彼女は自身の口にその指を含んだ。
己の愛液を余さず舐め取った後――
「――んっ!?」
――素早く上体を倒し、シルスの唇を奪った。
小さい水音――唾液を交換するが互いの脳内に響き合う。
ややあってベルはシルスを解放し、問うた。
「どうだ……? 美味だったろう……?」
「う……」
あまりの緊張と羞恥に何も言えないシルスを見て、どこか満足げにベルは笑い、
「寒くなってきたな。お互いに暖め合うとするか」
――そう宣った。
両手をシルスの胸板に置いたまま、ベルは竜尾をシルスの首から解いた。
シルスが安堵の息を吐く間もなく、今度は下半身で痛いほどに張り詰めている怒張を、鱗の硬い感触が撫で上げた。
「こんなに硬くしおってからに…… 我の痴態にそれほど興奮したか」
「う、うん……」
「この痴れ者め。我は竜ぞ…… 獣姦を肯定するとは、変態もいいところだ」
ベルはそうシルスをなじりながら、竜尾で器用に彼の肉棒を露出させた。
シルスの外套の中、華奢な肉体からは想像出来ないほどの肉の凶器だった。


164ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:12:20 ID:zgwTyIuq(12)


先走りに濡れる凶悪な肉棒と、淫らな自慰によって愛液に塗れた秘所が触れた時に響いた、唾を飲み込む音は果たしてどちらのモノだったのか。
「では…… 頂くぞ」
強い粘性のある水音と共に、シルスの肉棒がベルの胎内に消えた。
「……あ、っっ!」
「あ、あああっ!」
どちらのモノとも知れぬ嬌声が、夕暮れの大地に木霊する。
しばし荒い獣のような吐息が交わされ、不意にどちらともなく動き出した。
「あ、あっ、あッ、シルスっ……!」
「っ、くっ、ぐっ、ベルっ…… ベルっ……!」
二人の動きは徐々に加速し、互いを呼ぶ声も止まる事を知らない。
「ベルっ、ベルっ……!」
「っ……! この、竜に欲情する痴れ者めっ……!」
「ベルっ……!」
「っ、あああっ!」
一際大きくベルが嬌声を上げ、シルスの肉棒を強烈に締め上げた。
途端、男が精を吐き出す脈動の音が響き、ベルの顔が弛む。
「あぁ…… 出ておるぞ。卑しき人間であるお前の精が、高貴なる竜である我の胎に……」
愛おしむように両手を自らの下腹に当て、ベルはそう言った。


165ベルディラウスの名の元に :sage :2007/06/13(水) 22:13:23 ID:zgwTyIuq(12)


――空の白む翌朝、シルスはテントや放りっ放しの料理道具を片付けていた。
勿論、単独でである。
「よし、準備出来た」
「ではいざ行かん!」
高らかにベルは宣言し、重い荷物を背負うシルスを気にせずに、その前を征く。
そんな彼女の華奢な背中を見て、シルスは微笑を浮かべた。


166瀬錬 :sage :2007/06/13(水) 22:15:56 ID:zgwTyIuq(12)
以上です。
板汚し失礼致しました。

また、最初の三つほど、最初に改行を入れ忘れ、板が見苦しくなった事をここで御詫び致します。


167名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/13(水) 22:39:12 ID:9rCNgkBd
別に見苦しくなっていないが?
GJだぜ?

168名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/14(木) 09:14:23 ID:Ilg9XFep
>>166
もっと罵ってくださいw
GJ!こないだの狼娘と同じ世界感ですな。あの子の主人は錬金術師だったのか。
なんだかエロよりストーリーが楽しみで仕方がないです。
wktkしながら続き待ってます!

>>152
渋い…これなんてるろうに剣心?

169名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/14(木) 17:33:50 ID:cWB0Hv4X
良いスレだよな、ここ。
初代から見てきたけど、停滞するほどに荒れる事もなく、逆レイプされ続けてきた。
全く、良いスレだ。

余談だが、「居合い」と「抜刀術」は全くの別物。
居合いは「刀を抜く以前の精神鍛錬」、つまり兵法であり、その極意は「刀を抜かずに相手を制す」事。
刀は実は非常に脆いので、チャンチャンバラバラやったらすぐに鉄の棒きれになる。
それを防ぐ為、初撃で相手の機先を制し、二撃、三撃と切り結ぶ事無く勝負をつける。
抜刀術は純粋な戦闘技術であり、その極意は「相手が刀を抜く前に倒す」事。
言ってる事は似てるが、抜刀術は初撃に重点を置いている。

170名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/14(木) 18:20:14 ID:DP0lvIxS
剣豪乙

171名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/14(木) 18:34:54 ID:yGjpZ3pR
つい長いSSを書いていると別の妄想もしてしまう罠

172名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/14(木) 18:55:44 ID:6VCRK3Tf
まぁ、刀が脆いというのも場合によりけりなんですけどね。
例えば新刀、新々刀、それに準拠する現代刀は実戦に耐えるレベルではないとか
対して天下五剣の一本である童子斬の試し切りに関する逸話は有名だったりとか

だから何だって話ですが('A`)

173名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/14(木) 19:36:16 ID:MoaV1H1t
擬人化した鋭い刀を逆レイプする

174名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/14(木) 19:55:46 ID:wt2K/hPv
くまさんの書く風景というか情景は俺のツボに入るということに今更気付いた。

だけど抜くのは、なあ…

175瀬錬 :sage :2007/06/14(木) 21:50:17 ID:9fwmQnwv
>>167
そう言って頂けると助かります。ありがとうございました。

>>168
貴重なご感想ありがとうございます。
続きを期待して頂けるのは非常に励みになります。
ただ、このスレで連載を続けると、シルスの男としてのプライドが半永久的にアッー!なのが作者としては不憫に思うばかりですw

スレタイ違いのジャンルってどれぐらいまで混ざっていいのか気になる所です。



176名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/14(木) 21:54:44 ID:9Yn9FmjC
前スレ落ちたみたいだな

177名無しさん@ピンキー :2007/06/15(金) 13:31:09 ID:iMuW3ntO(2)
スレ容量いっぱいまで投下されるのはエロパロ板としてほほえましいことだね。

このスレって犬科と猫科はどっちが多いんだろ?

178名無しさん@ピンキー :down :2007/06/15(金) 18:16:11 ID:eGlmA3s7
犬と猫なら猫だな。
保管庫に入ってない話も含めて

179名無しさん@ピンキー :sage  :2007/06/15(金) 19:51:17 ID:QH4/uG+E
このスレって謙遜してる人ほど上手いですよね。


180名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/15(金) 20:15:19 ID:QPEFbJry
謙遜してる人ほど上手い……なら、このスレでは俺は下手な方になると思う。

181名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/15(金) 20:53:53 ID:1+7nXbwu
>>178
タチなネコが多いのか。

182瀬錬 :sage :2007/06/15(金) 21:43:37 ID:IJLYN9Jg(12)
猫の方が多いんですか……
ちなみに私は猫の方が好きです。
黒猫なんか特に。


では少し投下させて頂きます。
「ベルディラウスの名の元に」の続きです。
暫定的に「2」とさせて頂きます。苦手、あるいは嫌いな人はお手数ですがNGにぶっ込んで何事もなく母の会でお願い致します。


183ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:45:31 ID:IJLYN9Jg(12)


――なんだ? この感情は。

解せぬ…… 我が? 下賤な人間などに?
あのような、小僧に……?
解せぬ……
有り得ぬ…… 一時の気の迷いだとしても……


神聖竜ベルディラウスは竜の姿で、天界に広がる無限の空を飛びながら、そんな事を考えていた。

『お前にもいつかは良き伴侶が見つかるだろう』

というのはベルディラウスの父の言葉だが、その「伴侶」とは勿論、同じ神聖竜を指す訳であって。
異種族――それも人間など――を伴侶にした神聖竜など、見た事も聞いた事もない。


ややあって、ベルディラウスは空に浮かぶ一つの小島に着陸した。
ベルディラウスの登場に、その場にいた、彼女の数倍の体躯を持つ紅竜や蒼竜が慌てて頭を垂れ、小島の森の奥から出てきた数人の天使が次々と彼女の前で跪いた。
ベルディラウスは、それらの行為を全く意に介する事なく、界の鏡に用がある、出せ――と、そう言い放った。
天使が慌てて、ベルディラウス様ともあろう方が下界に何の御用でしょうか、と聞くと、彼女は大変不機嫌な様子で、我に一天使が意見するというのか、面白い、と言った。


184ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:46:29 ID:IJLYN9Jg(12)


天使達は更に慌てて、最初に発言した天使の口を塞いで森の奥に引っ張って行くと、残った天使が彼女を界の鏡の元へと案内した。
界の鏡の元に辿り着いたベルディラウスは、その白銀の爪で鏡の縁に触れた。
途端、鏡の表面に波紋が沸き立ち――下界の、彼女にも何処か分からない、ある場所が映し出された。
鏡の中では、血色の髪を持った少年が、その自室らしき場所で、単独で召喚の準備を整えつつあった。
ベルディラウスは性質の悪い笑みを浮かべ――
天使達が止める間もなく、界の鏡の中にその身を投げ入れた。


かくして――少年は、今度は失敗がないよう三日掛けて再構築した召喚式を再び失敗させ、神聖竜ベルディラウスは、己の気の迷いを正す為に下界へと下った。


解せぬ…… 我が? 下賤な人間などに?
あのような、小僧に……?
解せぬ……
有り得ぬ…… 一時の気の迷いだとしても……


なんという事はない。
これは、人間という下賤な異種族の一人の少年に一目惚れをした、やんごとない高貴な神聖竜の物語――


185ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:47:21 ID:IJLYN9Jg(12)



「うーん……」
そんな声を上げながら、血色の髪を持った少年は、眼前の塔を見上げた。
「ベル、やっぱり止めておかない?」
「何をふざけた事を。シルス、お前は命を弄ぶ輩を生かしておいていいと思っているのか?」
少年にベルと呼ばれた、銀の髪を持った少女は、その法衣の裾から伸びる竜尾を鞭のようにしならせながら憤慨して、自身がシルスと呼んだ少年の問いに答えた。
「うーん…… でも、なんだか不安なんだよね」
「戯言を言っていないで、早く行くぞ」
言うが早いが、ベルは重厚な鉄扉に手を掛け――
「ぐっ!」
――瞬間、ベルと扉の間に猛烈な火花が散った。
「ベル!」
「くっ、小賢しい真似を…… 下がっていろ、シルス!」
ベルは数歩下がると、小手に包まれた右手を真っ直ぐ扉に突き出した。
不意に、彼女の銀髪から生えている二つの角の周囲が瞬き――
「――うわっ!」
突如発生した大爆発に、シルスの髪の毛が逆立った。
同時、火花が散る音と共に、こちらに向かって次々と飛来する瓦礫が片っ端から迎撃される。
爆煙が晴れた時には、塔の鉄扉は跡形も無くなっていた。


186ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:50:13 ID:IJLYN9Jg(12)



「……なんだ?」
私は足元に緩やかな振動を感じ、まどろみから目覚めた。
「こんなのは普段はなかったね。何かな?」
私の胸元で眠りについていた彼も目を覚まし、黒い羽を器用に使って外套から外に這い出る。
彼は一度羽ばたいて窓枠に乗り、外を覗き込んだ。
ややあって、こちらを振り返る。
「乱暴なお客さんだ。君のご主人様が危ない」
「そうか……」
私はゆっくりと立ち上がって、部屋の扉に手を掛けた。
「ねぇ」
「なんだ?」
彼の視線を感じて振り返ると、黒真珠の瞳が真っ直ぐにこちらを見つめていた。
「何で人間になりたいのか、覚えてるかい?」
「……なりたいから、なりたいんだ。特に理由などない」
「そうか。覚えているならいいんだ」
私は視線を戻し、扉を潜った。
背後で彼の陽気な声が聞こえる。
「行っておいで、彼の為に。そして、他ならぬ君自身の為に――」


「――はっ! ふっ、だあっ!」
痛快な打撃音と共に、次々とスライムが四散し、ゴーレムが爆散していく。
先頭に立って、ひたすらに無双の限りを尽くすベルは、未だかすり傷一つたりとも負ってはいなかった。


187ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:51:37 ID:IJLYN9Jg(12)



それは彼女の後ろを着いて行くだけのシルスも同様で、彼もまたかすり傷一つも負っていない。
最初の扉以外には大した罠もなく、二人は早々に三階への階段を登ろうとしていた。
「ふむ…… 妙だな」
「うん、おかしいね……」
聞いた話では、強力な合成獣の製造技術を擁する術師だった筈だ。
だというのに、これまでに二人の前に立ち塞がってきた面子は、各種スライムやゴーレム――即ち、人工無機兵器だ。
合成獣どころか、有機生命体の一体たりとも出ていない。
「最後の切札としているのか、はたまた別の何かか…… 何にせよ、敵はお前を狙ってくる可能性が高い。注意しろ」
「分かった……」
慎重に、それでも早々に足を進め、二人は三階へと登り、最初の部屋の扉を開けた。
「む……?」
その部屋は、今までに通ったどの部屋よりも広かった。
高い天井にぶら下がるシャンデリア以外に物は何一つなく、左右の壁に小さな窓、そして丁度反対側の壁に扉が一つだけある。
そんな、一つの階を丸ごと使った部屋の中央に「それ」はいた。


188ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:53:24 ID:IJLYN9Jg(12)



ベルの倍はあろうかという巨躯。全身を覆う銀の体毛に、シルスの腕ほどもある指から生えた長大な爪。
間違いなく、人間と狼の合成獣だ。
「ようやくお出ましか…… 邪なる命よ、在るべき輪廻の輪に還してやろう!」
ベルが毅然と宣言し、相手を睨み付ける。
喋る事も出来るだろうに、相手は何一つ喋る事なく、確かな知性の感じられる動作で戦闘体勢を整えた。

一拍、そして――

「Gruaaaa!」
部屋が振動する程の雄叫びを相手が上げ、それに呼応するようにベルが地を蹴った。
五歩で相手の眼前まで到達したベルは、その勢いを殺さずに右の手甲を叩き込んだ。
命中したのは左腕。
即座に防御に割り込んだその丸太のような腕が、今までに受け止められた事のないベルの一撃を防いでいた。
「――はっ! だっ! く…… はあッ!」
間髪入れずに叩き込まれる連撃。最後の一撃と同時に、ベルは宙を舞って距離を取った。
瞬間、白の巨体が動く。
「――っ!」
半瞬で、着地したばかりのベルにの眼前に到達し、目にも止まらぬ速度で右の爪が叩き込まれた。
これをベルは一瞬遅れて防御。辛うじて一撃を防ぎ――


189ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:56:16 ID:IJLYN9Jg(12)



――瞬間、ベルの脇越しに伸びた竜尾が、正確に相手の胸――心臓のある場所――を撃ち抜いた。
鮮血が飛び散り、ベルの法衣に僅かに降り掛かる。
竜尾を引き抜き、ベルが踵を返すと同時、相手は崩れ落ちた。
「ベル、大丈夫!?」
シルスが駆け寄ると、ベルは手を腰に当て、胸を逸らしながら、
「あの程度の事、どうという事はない。心配など無用だ」
そう言って、シルスに歩み寄り――
「……ッ! ベル!」
後ろ――!
そうシルスが言う前に、長大な爪がベルの背後から振るわれた。
命中の寸前で、いち早く反応した竜尾がその一撃を受け止める。僅かに鮮血が散って、金色の鱗の破片が宙を飛んだ。
「く……! 馬鹿な……」
銀の狼は、以前と変わらぬ姿でそこに立っていた。
胸の貫通痕は跡形も無く、ダメージを受けた様子すらない。
「小癪な……!」
再び、竜尾が跳ねる。稲妻もかくやと思われる速度で相手に向けて直進し、瞬時に喉、胸、脇腹を貫いた。
防御する様子すら見せなかった相手は、僅かにたたらを踏んだ程度で、竜尾が引き抜かれる端から凄まじい速度で再生している。
「なんと面妖な…… こうなったら一撃で木っ端微塵にしてくれる!」
ベルは手を突き出し、力を込めて――


190ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:57:40 ID:IJLYN9Jg(12)



「――はい、そこまで」
そんな冷静な声が部屋に響いた。
声の主はベルの背後。即ち――
「……っ! シルス!」
ベルが振り向くと、先程の声の主と思しき長身の男――その前にシルスはいた。
ぱっと見て傷はないが、その代わりに二人の女――猫と人の合成獣がシルスの両脇を固め、その首に鋭い爪を押し当てていた。
「う…… ごめん……」
「この…… 阿呆!」
ベルは取り敢えずシルスを罵ると、ゆっくりと長身の男に向き直った。
「月並みな台詞ですが…… 彼の命が大切なら、寝転がって手を後ろに回して頂けませんか。物騒な尻尾も」
「……無駄だぞ。その男は我の単なる下僕に過ぎん」
「下僕かどうかはさておき、無駄という事はないと思うんですが…… 試してみましょうか」
男の合図で、猫人の片方がゆっくりとシルスの首に掛けた指先に力を込める。
ややあって、その爪先から血の珠が浮き出し――
「――止めろッ!」
たまらず叫んだのはベルだった。
怒りを抑え切れぬ表情で、男を睨み付ける。
「では、言う通りにお願い出来ますか?」
「……っ」
だが、ベルは動かない。


191ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 21:58:44 ID:IJLYN9Jg(12)



それを見て、男は少し思案し、
「では…… これではどうでしょう? 二人とも。やってしまいなさい」
「――え?」
そんな声はシルスの物。
二人の猫人は、男の合図でシルスの外套を剥ぎ取った。
そして――
「わ、ちょ、ちょっと!」
片方の猫人が、シルスの前に回り、その頬を舐めくすぐった。
「――っ!」
ベルの怒りが目で見ても分かる程に跳ね上がり、しかし抑えた声色でベルは告げた。
「……その程度がどうしたというのだ」
「いえ、まだまだこれからですが。 ……続けなさい」
男は涼しげな顔でベルの視線を受け流し、猫人に続きを促した。
猫人の行為は更にエスカレートし、シルスの服と肌着を脱がせ、色素の薄い胸板に頬擦りしたり、シルスの手を掴んで自分の豊満な乳房に導いてみたり。
そして遂に、その手がシルスの下半身に伸びた。
「ふふっ…… いいのかな〜?」
そこで、シルスの身体を弄っていた猫人が、初めてその口を開いた。
ここ最近、恐らくはシルス本人とベル以外は触れた事のないシルスのズボンの縁を手に、猫人はベルに向かって扇情的な声色で挑発する。
しかし、ベルはまだ動かない。


192名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/15(金) 22:03:51 ID:YDVWf7ka
支援

193ベルディラウスの名の元に:2 :sage :2007/06/15(金) 22:05:02 ID:IJLYN9Jg(12)



その反応に更に気をよくした猫人は、シルスのズボンを下着ごと一息に引き下ろした。
「わわ、う、うぅ……!」
「わあ、おっきい〜!」
半勃ちでも十分な長さと太さを持つシルスのモノに、猫人が歓声を上げる。
猫人は一度、ベルを一瞥して笑い、
「……じゃ、頂きま〜す」
そう言って、手にシルスの肉棒を持ち、口を――
「――それ以上シルスに触ってみろ! 貴様、八ツ裂きにしてやるぞッ!」
――遂にベルが吼えた。
猫人は肉棒に唇を着ける寸前で止め、ベルを見た。
男が小さく笑いながら、言う。
「ですから、床に」
「っっ、下衆どもがっ!」
ベルは再び最大限の声量で吼え、ゆっくりと床に伏せた。
手を背中に回し、竜尾を垂れさせると、猫人のもう片方がやって来て、即座に拘束した。
「……さて、肝が冷えましたよ」
男はそう言うと、シルスを見遣って、
「神聖竜ですか。それに貴方を大変好いているようだ。幸せですね、シルス」
「いえ、そんな……」
「誇ってもよい事ですよ。何しろ前例のない事です。 ――ああ、もういいですよ」
男がそう言うと、猫人の二人は即座にシルスに一礼して、乱した衣服を元に戻していく。
「――貴様ら、まさか……」
ベルが額に青筋を立てつつ問うと、男は、ああ、とわざとらしく呟きながら――
「申し遅れました神聖竜様。私はヘイル。シルス君とは旧知の間柄です。シルス君が大変お世話になっております」
――などと挨拶した。


194瀬錬 :sage :2007/06/15(金) 22:10:24 ID:IJLYN9Jg(12)
メモ帳の関係上、今回はここまでです。板汚し失礼致しました。
エロ分がかなり少なめですが、次回は多くなる予定なのでご勘弁下さい。

【次回予告キーワード】
猫 竜 3P 拘束


195名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/15(金) 23:47:43 ID:41nJNwNK
ちょwwwシルスwwwwww続きwktk!!

196名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/15(金) 23:47:59 ID:iMuW3ntO(2)
GJ!一騎打ち!一騎打ち!
展開が予想できないぜ。
そして密かにカラス君が気に入ってる俺。

197名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/16(土) 00:10:37 ID:LOSxnbxc
うおおおおっ熱烈に待機!

198名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/16(土) 10:22:36 ID:S1DYEiUB
4Pじゃないのか

199名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/16(土) 11:21:08 ID:o0EFtuc4
待て!
女体化ヘイル、擬人化カラス、猫人、猫人、狼娘、ベル × シルス
の7Pじゃないのか。


200名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/16(土) 12:16:21 ID:5dzQuvBl
みwwなwwぎwwっwwてwwきwwたww

201瀬錬 :sage :2007/06/16(土) 18:07:15 ID:CMWMorP6(13)
今回も沢山のご感想ありがとうございます。

エロSS板なのに、ただでさえ硬い文章でその上エロ少ないとか問題外かなーと思ってただけに安心しましたw

個人的にはストーリーありきの絡みなので、エロよりストーリーがメイン(男と女の関係を描く上での必要不可欠なエロ)になってしまう事が多く、いつ叩かれるかと不安なのですが。
皆さんはどうなのでしょうか?


202SA :sage :2007/06/16(土) 18:36:46 ID:UH2sFVZx(9)
凡人の再来です(覚えて下さっている人はいないと思いますが……)
狼娘&虎娘の前編です。今回はエロ無しです。

―Caution!!―
1.暴力的な表現が多々、含まれております
2.血が飛び散ります
3.イタイです
4.SAです

203SA :sage :2007/06/16(土) 18:37:28 ID:UH2sFVZx(9)
「はぁっ、はぁっ……」
「待ちなさい!」
「無駄な抵抗は止めて、素直に止まりなさーい!」
 広大な森の中を一心不乱に走っている少年が一人。そして、その後を追い駆ける二つの影。
 少年の必死な表情から見ると、どうやら彼はその二つの影に追われているようだ。
「仕方ないわね……ルル、あれを!」
「OK!大いなる緑よ、我に力を貸し与えたまえ!緑術、蔓籠の戒(アドモニッシュ・バイン)!」
 ルルと呼ばれた方が何か呪文のようなものを唱えた瞬間、地面に蔓延っていた蔓がうねうねと蠢き始めた。
 そして、物凄い速さで少年を追い駆け、一箇所に集まったかと思うと、そのまま籠のように少年を閉じ込めてしまった。
「……!?」
 突然の超常現象に驚きを隠せずにいる少年。
 そして、ザッ、ザッとまるでいたぶるかのように一歩ずつ、一歩ずつ近付いてくる正体不明の生物に少年は底知れぬ恐怖をも感じていた。
 そもそも、何故、少年がこの少女達に追われることになったのか。それは、数時間前に遡る。
 従姉妹の家に一人で遊びに来た美波 優輝(みなみ ゆうき)は途中で道が分からなくなり、この広大な森で迷ってしまったのだ。
 優輝の従姉妹の家はお世辞にも都会とは言えない田舎の村にあり、その村にはこんな言い伝えがあった。
 あの森は決して踏み込んではならない神聖な場所だ、と――
 その言い伝えを思い出した優輝は出来るだけ早く森から抜け出そうとしたのだが、遅かった。
 優輝は会ってしまったのだ、人ならざるものに。
 一見、人と変わらないのだが、実際は大きな違いがあった。人には存在しないはずの獣耳、尻尾、長い爪、鋭い牙。
 優輝はそれを見てたちまち恐怖し、逃げ出したのだが、途中で見つかってしまい、今に至るというわけだ。
「ふぅ。全く、手こずらせてくれたわね」
「うふふ、つっかまーえた!」
「質問の途中で逃げるなんて酷いじゃない」
「そーだよー!別にあたし達はキミを取って食べようとなんて思ってないのにっ!」
 食べる、という言葉に優輝は更に怯え、ぶるぶると肩を震わせ始めた。
「すっかり怯えちゃってるわね……。とりあえず、それ外してあげたら?」
「ん、そーだねー。緑術、解除!」
 先程まで優輝を閉じ込めていた蔓がその言葉で嘘のようにしゅるしゅると戻っていった。
 今、自分を邪魔するものは何もない。優輝はその隙を狙って逃げ出そうと試みたが、それはいとも簡単に阻まれてしまった。
「おっと、もう逃がさないわよ」
 がっしりと腕を掴まれ、完全に逃げ道を絶たれてしまう。
 これまでかと半ば諦めかけたその時、茂みの中から謎の女性が躍り出た。
 そして、赤い長髪を靡かせながら、ゆっくりと優輝達に近付いていく。
「誰かしら?今、取り込み中なのだけれど」
「それ以上、その人に触れることはこの私が許しません」
「……は?あなた一体、誰なのよ!?見たところ、私達と同じ獣人みたいだけど?」
「ララちゃーん、邪魔者はやっつけちゃおうよー」
「ふっ、そうね。誰だか分からない人に邪魔されるなんて御免だわ!」
 ララとルルが謎の女性に襲い掛かる。
 ララが右から攻撃を仕掛け、ルルが左から攻撃を仕掛ける。つまり、挟み撃ちの形だ。
 しかし、謎の女性はそれをひらり、ひらりとかわしていく。
「ほらほら、避けるだけで精一杯?さっきまでの威勢は何処へ消えたのかしら!?」
「あははっ、よわっちぃ!」
 彼女が故意に反撃をしていないことにララとルルは気付かなかった。
 完全に弱いと決め付け、ただ闇雲に攻撃をし続けている。
 そんなララとルルの攻撃の手が緩むのにそう時間は掛からなかった。

204SA :sage :2007/06/16(土) 18:38:31 ID:UH2sFVZx(9)
「くっ……何なのよ、コイツ!ルル、あれ頼むわよ!」
「ごめーん、力使い過ぎちゃったぁ……」
「そちらから吹っ掛けて来ておいてもう終わりですか?では、今度はこちらが……」
 そう言うと、謎の女性は片手を横にかざした。
 すると、その手に光が集まり始め、やがて、一本の刀が姿を現した。刀身が陽光で反射してキラリと光る。
 その刀身の真っ赤は元々の色なのか、或いは幾多の者を斬り殺し、吸い続けたきた血なのか。
 それを知っている者は当人だけであろう。
「この私に喧嘩を売ったこと、あの世で後悔しなさい」
 謎の女性がその刀を一振りした瞬間、その跡を沿うようにして数多の赤い斬風が現れた。
 そして、それは物凄い速さで次々と二人を斬り刻んでいき、立ち込めた煙が晴れた所には二人の姿はなかった。
 そこにあったのは、ただ、おびただしい量の血と凄まじい攻撃の跡だけであった。
「己が愚行を悔い改めることですね。……さてと」
 謎の女性はくるりと優輝の方を向き、一歩、また一歩と近付いていく。
 返り血を浴びて赤く染まったその姿に優輝はすっかり竦みあがり、歯をガタガタと鳴らして震える。
 そして、何より、その眼が怖かった。その赤い双眸は優輝を射抜いて決して離さない。
 物理的な何かに縛られているわけでもないのに、まるで金縛りに掛かったかのように優輝の身体はピクリとも動かなかった。
 そうこうしている内に既に謎の女性は優輝の目の前に立っていた。
 特に何かをするわけでもなく、ただただ、無表情のまま優輝をじっと見下ろすだけである。
 やがて、少しずつその距離が縮まっていき、遂にその顔が目と鼻の先まで近づいたとき、優輝は気を失った。
「大丈夫……って、あら?気を失っていますね……。仕方ありません、連れて帰りましょう」
 そう言って謎の女性は優輝の膝の裏と背中の部分を持ってひょいと持ち上げる(いわゆる、お姫様抱っこ)と、そのまま茂みの中へと姿を消した。



 周りに広がるのはただ一面の白。白以外、何も無い、白だけの世界。
(ここは何処だろう……?確か僕は……)
 やがて景色が変わり、そこは森となった。そこに二人の少女と刀を持った一人の赤髪の女性が現れる。
 赤髪の女性は二人の少女を斬り殺し、辺りはたちまち血の海となった。いや、正確には血の森と言うべきであろうか。
 優輝はその光景を見て、思い出した。見るに堪えないおぞましい惨劇を。
 赤髪の女性が血の滴り落ちた刀を引き摺って、今度は優輝にゆっくりと近づいていく。
 そして、目の前まで来ると、にっこりと微笑みながら刀身をぺろりと一舐めし、そして――
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 ガバッと飛び起きる優輝。その額には嫌な汗が滲んでいる。
「ゆ、め……?」
 確かに目の前で行なわれていたあの光景は果たして本当に全て夢だったのだろうか。
 夢にしてはやけに現実性があり過ぎたが、よくよく考えてみれば、人殺しなんて有り得るわけがない。第一、今こうして温かいベッドの中にいる。
(そうだ、森に迷いこんだこと自体が夢だったんだ。少し疲れて、従姉妹の家で眠っていただけなんだ……)
「そ、そうだよ、全部夢だったんだ……」
 優輝はそう信じた。いや、信じたかった。
 だが、それは夢などではなく全て現実に起こったことなのだと知らされる時が近付いていることに優輝は気付かなかった。

205SA :sage :2007/06/16(土) 18:40:23 ID:UH2sFVZx(9)
 ドアノブがガチャリと回され、ゆっくりとドアが開く。
 そこにいたのは優輝の従姉妹、ではなく先程の赤髪の女性だった。
「……!?」
「あら、目が覚めましたか」
 にっこりと微笑みながら、優輝に近付いていく赤髪の女性。
「ひっ……!」
「あぁ、これが怖いんですね」
 手にしていた刀を宙にかざし、愛おしそうに眺める。
「綺麗な刀でしょう?この刀は一体、どれくらいの血を吸い続けてきたのでしょうか?何千、何万?或いは……。あなたはどう思います?」
「ぅっ……」
「綺麗なだけじゃなくて切れ味も凄いんですよ」
 試してみます?と、刀を優輝の首に突き付ける。
「あぁ、お願いだから殺さないで下さいぃ……」
「……くすくす、うふふっ!ちょっと冗談が過ぎましたか?」
「え……?」
「うふふっ、わたくしはあなたを殺すつもりは毛頭ありませんよ。あ、私、紅狼(こうろう)と申します。『くれない』に『おおかみ』と書いて紅狼ですね」
 紅狼と名乗った女性の頭には確かに名前の通り狼のような耳が生えている。それに、牙も鋭いし、爪もかなり長い。
 先程、優輝を追い掛け回していた少女達と同じ獣人であろう。
「それにしても、どうしてこの森に?」
「あの、知り合いの家に行く途中に道に迷ってそれで……」
「なるほど。それでは、故意にというわけではないのですね?」
「はい……」
 紅狼の表情が急に険しくなる。
「ここは神聖な森です。普通ならば、軽々しく足を踏み入れて良い場所ではないのですが……」
「あぁ、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ……!」
「……あなたは可愛いから今回は見逃してあげましょうか」
「へっ……?」
「あら。それとも、この刀の錆になりたいですか?」
「い、いえいえ!ありがとうございます……!」
「うふふっ」
 優輝はこの時、初めて心の底から安心することができた。
 もし、あのまま紅狼に助けられていなければ、今頃は……。
「あっ!あの、危ないところを助けて頂いてありがとうございました!」
「いえいえ。私も良い憂さ晴らしになりましたから」
 にっこりと笑う紅狼の顔を見て先程の光景がフラッシュバックし、軽く鳥肌をたてる優輝。
「そ、それにしても、紅狼さん強いんですね!あの二人はちょっと可哀相でしたけど……」
「この私に反抗的な態度を取ったのがいけないんですよ。それに、あの時は丁度、機嫌が悪かったですから」
 この人は絶対に怒らせないでおこうと優輝は堅く心に誓った。
 怒らせてしまったら、きっと半殺しは免れないであろう。機嫌が悪ければ、血祭り確定だ。
「この森には色々な獣人がいます。神聖と言っても野生は野生ですからね。物凄く凶暴な獣人もいますから、外に出る時は必ずわたくしに声を掛けて下さいね」
「はい、分かりました」
「まだお疲れみたいですから、もう少し休んでみてはどうですか?それに、もうすぐ暗くなる頃ですし」
「えっと、じゃあ、お言葉に甘えて……」
「あ、まだ名前を聞いていませんでしたね」
「あっ、美波 優輝です。優輝って呼んで下さい」
「では、優輝君。私は近くにいますから、何かあれば声を掛けて下さい」
 そう言い残して、紅狼は外へ出て行った。
 やっと落ち着いた優輝は家の中を見回してみる。
 森の中に建っていることだけあって、家の中のほとんどが木で造られているようだ。
 これ程の物を全て一人で造るとなると、相当の時間と労力が必要であっただろう。
「紅狼さんって凄いなぁ……」
 優輝も思わずそう零してしまう。まぁ、実際は獣人にとって家一つ建てることぐらい容易いことなのだが。
 そんなことを考えていると、優輝は強烈な睡魔が自身を襲うのを感じた。
「眠くなってきちゃった……。もう少しだけ寝よう……」
 そして、そのまま優輝は夢の世界へと落ちて行った。

206SA :sage :2007/06/16(土) 18:42:18 ID:UH2sFVZx(9)
「ん……」
 優輝が目を覚ましたのは辺りがすっかり明るくなってからのこと。
 部屋にはトントンと何かを刻む音が響き渡っている。
 あまり慣れていない森の中に長い時間いたことですっかり時間の感覚が欠乏してしまった優輝はとりあえずベッドから起きて、
その音がする奥の方へと歩み寄り、そっと覗き込んだ。すると、そこには料理をしている紅狼の姿があった。
 木製のテーブルの上にはまだ作り途中ではあるが、二人分の食事が用意してある。
「あら、目が覚めましたか。おはようございます」
「おはようございます」
 優輝の姿に気付いたのか、振り返って挨拶をする紅狼。優輝もそれを返す。実に爽やかな朝だ。
「もうすぐ朝食が出来上がりますから、それまで顔でも洗って待ってて下さい」
「はい、分かりました」
 紅狼に言われた通り、顔を洗いに行く。だが、ここは森の中だから、当然、水道などない。優輝は外にあった井戸を使って顔を洗った。
 優輝はふと辺りを見回した。周りには木しかないが、何処と無く癒される感じがした。木々の独特な香りや柔らかい木漏れ日、静かな森に響き渡る小鳥のさえずり。
 追い駆けられていた時は気付きもしなかったが、そこはとても美しかった。
「これが神聖って呼ばれてる理由なのかな……」
 そんなことをぶつぶつと呟きながら家に戻ると、既に朝食の準備が完了していた。
 木製のテーブルの上にはご飯、味噌汁、焼き魚、卵焼き、海苔といった至って一般的な朝食が二人分、並べられている。
「さてと、頂きましょうか」
「はい。いただきます」
 静かな食卓に時折、木製の食器同士がぶつかり合う音が響く。
「食事まで用意してもらって、本当に申し訳ないです……」
「いえいえ、これくらい簡単なことですから。味の方は如何ですか?」
「はい、とても美味しいです!」
「うふふっ、それは良かったです」
 それは、お世辞などではなく心の底からそう思って出た言葉である。
 何でもこなしていく紅狼のことを、優輝はただただ尊敬するばかりであった。
「ごちそうさまでした」
「はい、お粗末様でした」
「あっ、食器は僕が洗って来ますね。紅狼さんには迷惑ばっかり掛けてますから……」
「そうですか?では、お言葉に甘えて」
 二人分の食器を持って行き、せっせと洗っていく優輝であったが、自分の胸元を見て重大なことに気付いた。
「あれ、無い……!?」
 自分が着ている服のポケットというポケットを探すが、見つからない。優輝は大慌てで家の中に戻った。
「こ、紅狼さぁん!」
「そんなに慌ててどうしたんですか?」
「ぼ、僕が気を失った所でペンダントを拾いませんでしたか!?」
「ペンダント?いえ、見かけていませんけど……」
「あぅ、どうしよう……!」
 今にも泣き出しそうな顔の優輝。紅狼がそれを見て可愛いとか思っていることは内緒である。
「大切な物なんですか?」
「はい……。僕の死んじゃった父さんの形見で、命と同じくらい……いえ、命よりも大切な物なんです!」
「形見……ですか。それは、大変ですね」
「僕、探して来ます!」
 出て行こうとする優輝を紅狼は少し強めの口調で制した。
「待ちなさい。私が優輝君に話したこと、もう忘れたんですか?」
「でもっ……!」
「私も一緒に行きましょう。一人では危険です」
「い、いいんですか……?」
「優輝君こそ、凶暴な獣人に襲われても良いんですか?」
 良いんですか、の部分を強調的に言う紅狼。それを聞いた優輝の顔はたちまち青ざめていく。
「ぅ……。お、お願いします!」
「それに……」
「え?」
「いえ、何でもありません。急ぎましょう」
「はいっ!」
 紅狼はその先は言えなかった。否、言いたくなかったのだ。
 他の獣人に優輝が盗られてしまうのは嫌だ、と。
 何故ならば、この森は……。

207SA :sage :2007/06/16(土) 18:43:22 ID:UH2sFVZx(9)
 急いで駆け出した二人は優輝が気を失った場所辺りに辿り着いた。
「確かこの辺りですね。落ちていませんか?」
「んー、無いです……」
「じゃあ、もう少し奥かもしれませんね」
「そうで……あっ!」
 優輝は少し遠くで何かがキラリと光るのを見逃さなかった。
 それが探している物かどうかは分からないが、今はそんなことを言ってられる状況ではなかった。
 優輝はそのキラリと光った物に近付いて行き、やがて、喜びの声をあげた。
「紅狼さぁん、ありましたぁ!」
「見つかりましたか。良かっ……優輝君、伏せて!」
「?」
 言われた通り伏せると、頭のすぐ上を何かが通り過ぎて行くのを優輝は感じた。
 そして、ぱらぱらと何かか落ちてくる。それは自身の髪の毛であった。
「え……」
 紅狼は物凄い速さで優輝の許へと駆けつけ、彼を自身の後ろに隠した。
「優輝君には申し訳ないですが、無傷で帰るわけにはいかないようですね」
「どういう……」
「おや、誰かと思ったら紅狼ではないか。久しぶりだな」
「やはり、貴女ですか、蒼虎(そうこ)」
 優輝が後ろからそっと覗くと、そこには紅狼に良く似た獣人の女性が立っていた。
 だが、蒼虎と呼ばれた女性は紅狼とは違い、髪の毛は青い長髪。片手には青い刀を持っている。
「何の用ですか」
「そんな冷たい言い方をするな。お前と私の仲ではないか。……お前の後ろにいるそれは何だ?」
 優輝と蒼虎の目が合った瞬間、優輝は自身の力で立てなくなり、その場に身を崩した。
「ひぁっ!」
「優輝君。極力、彼女のことは見ないで下さい。人間ならば、獣気に当てられてたちまち気絶してしまいますから」
「わ、わか、わかりまし、た……」
「少し言うのが遅かったかもしれませんね……」
 優輝は既に蒼虎の獣気に当てられてしまったため、意識が飛ばないようにするのがやっとである。
「どうして、この森に人間が、しかも、男がいるのだろうな?これは私の見間違いなのだろうか」
「出来れば、そういうことにして欲しいですね。まぁ、貴女のことですから無理でしょうけど」
「紅狼よ、お前、情にでも駆られたのか?男を嫐り、犯し、食らい続けてきたお前が何故、男を庇っている?」
「……それは過去の話です。もう私は獣としての情は捨て去りました」
「獣の情を捨て去ることなど出来ぬこと、お前が良く知っているであろう?」
「私の決意は獣の情などに負けたりはしません」
「愚かな。お前という者が、あろうことか人間如きにたぶらかされたか。……いいだろう。私が真のお前を呼び起こしてやる」
 そう言うや否や、蒼虎は物凄い速さで紅狼に斬りかかった。それを紅狼は受け止め、弾き返す。
「剣の腕は全く鈍っていないな。寧ろ、上達しているようだ。それでこそ我が宿敵に相応しい」
「お喋りが過ぎると、舌を噛みますよ」
「ふっ、心配は無用だ。用があるのはお前ではないからな」
「しまった……!優輝君、逃げて!」
 そう、最初から蒼虎の狙いは紅狼ではなく、優輝だったのだ。
 紅狼も地面を蹴って優輝の許へと急くが、蒼虎の攻撃を受け止められるかは激しく微妙だ。
 やがて、ドスという鈍い音と共に辺りに血が飛び散った。

208SA :sage :2007/06/16(土) 18:44:46 ID:UH2sFVZx(9)
「お前、何故そこまでして……!」
「どう、ですか……私の決意の堅さが分かった、でしょう……」
 紅狼の腹部からポタリ、ポタリと血が滴り落ちていく。
「愚かな、愚かな!最早、お前は以前のお前ではないようだな……。二人まとめて斬り殺してやる!」
 そう言って蒼虎は刀を二人目掛けて振り上げた。
(あぁ、わたくしはこのまま斬り殺されるのでしょうか。
いえ……私が殺されたら、誰が優輝君を護るんですか。それ以前に、私が死んだら優輝君も殺されてしまう。
優輝君が殺される……?誰に?蒼虎に?私に?優輝君が殺さレル?だレニ?ユウキクンガコロサレ……)
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「何……!?」
 叫び声と共に紅狼の身体が赤く発光し、辺りには煙が立ち込め始める。
 そして、煙が晴れた場所に立っていたのは確かに紅狼だった。だが、以前の彼女とは何処かが違う。
 頭にあった獣耳は二つから四つに増え、一本だった尻尾は二本に分かれている。
「まさか、超獣力を会得したのか!?だが、あれは……」
 超獣力とは内に秘めた獣力を瞬間的に爆発させ、身体能力を劇的に高める能力である。
 だが、それは身体に相当な負担をかけるため、頻繁に使うのはあまり好ましくない。
 しかも、超獣力はコントロールが出来ない獣人が使用すると、その負担は倍以上に跳ね上がり、更に力の制御も出来なくなる。
 つまり、超獣力は極めて危険な能力なのである。
「紅狼は本当に会得したのか……?獣人の中でも超獣力を使えるのは私と極一部の……」
 いつの間にか紅狼は蒼虎の目の前に回立っていた。そして、無言のまま蒼虎に向けて刀を振り下ろす。
 避けきれないと判断した蒼虎はそれを刀で受け止めた。柄を通じて蒼虎の両手にビリビリと振動が伝わっていく。
 それは、紅狼が超獣力を扱いきれていないことを暗示していた。
「くっ、やはり、制御が出来ていないな……。おい、紅狼!今すぐ、超獣力を解け!」
「……」
「ちっ、私の言葉さえも耳に入らぬか……」
 蒼虎はちらりと優輝の方を見て、そのまま彼の傍まで駆け寄った。
「おい、貴様。よく聞け。今、紅狼は超獣力という能力を発動している危険な状態だ。簡単に言えば、誰彼構わず襲い掛かる殺戮兵器のようなものだ」
「こう、ろうさんが……?」
「そうだ。今から、私も超獣力を発動させて紅狼を止める。だが、貴様がそこにいると気が散ってあいつを止めることが出来ん。もっと遠くに行ってろ。命が惜しければな」
「で、でも、それじゃあ、蒼虎、さんが……」
「黙れ。貴様は自分の心配でもしていろ。さぁ、早く行け」
「あ、でも、からだ、が……」
「ちっ、不本意だが……」
「わわっ……!?」
 蒼虎は優輝を軽々と背負い、そのまま紅狼と反対方向に駆け出す。そして、紅狼と少し離れた場所に優輝を降ろす。
「この辺りか……。良いか。何があっても絶対にここを動くな」
「そ、蒼虎、さん」
「何だ」
「こう、ろうさんを、元に戻してあげて、くださ、い……」
「ふん。貴様などに言われなくても、端からそのつもりだ。良いか、絶対に動くなよ」
 そう言って、蒼虎は紅狼の許に戻って行った。

209SA :sage :2007/06/16(土) 18:46:50 ID:UH2sFVZx(9)
「待たせたな、紅狼」
「……」
「今から私はお前を殺すつもりで止める。まぁ、せいぜい死なないようにしろ」
「……」
「いくぞ、紅狼!超獣力、発動……!」
 蒼虎の身体が青く発光し始め、紅狼の時と同様に辺りに煙が立ち込める。
 やがて、煙が晴れ、超獣力を発動した蒼虎の姿が現れた。
 姿は特に変わっているようには見えないが、彼女が持っている刀には大きな変化が見られる。
 一本だった刀が三本になり、その内の一本は彼女の背後に浮遊している。
 ただ力が分散しただけのように見えるが、実際は個々で一つ分の力を持っているので、実質は三倍の力を得たことになる。
 超獣力を発動した二人のいる場所は凄まじい獣気が充満しており、何人たりともそこに近付くことは適わない。例え、それが獣人だとしても。
「……」
 ピリピリと張り詰めた空気の中、先に動いたのは紅狼であった。
 目にも止まらぬ速さで蒼虎の背後に回り、斬りつける。だが、蒼虎は少し右に飛んでそれを軽々と避けた。
 そして、着地して間髪を容れず、右足を使って足払いをかけるが、紅狼も大きく後ろに飛んでそれを避けた。
(無駄な動きが無く、隙も全く見えん……。流石、超獣力を発動させただけのことはあるな。以前の紅狼とは大違いだ。
戦闘において感情がこんなにも高揚するのは初めてかもしれないな。ふっ……皮肉なものだ)
「……」
 何を思ったのか、紅狼は円を描くように刀を回し始めた。
(む……?)
 徐々に紅狼の刀身が炎を帯びていく。
(ちっ、いきなり大技を繰り出すつもりか……!いや、こちとら時間は掛けられん。早目に終わらせるに越したことはないな)
 蒼虎が持つ三つの刀の切っ先にバチバチと電撃が生じ始める。
「我が刀が呼び起こせしは厳格なる霆帝、汝を穿つは蒼々たる雷撃、屠れ……蒼雷轟天衝!」
「……」
 紅狼の放った炎と蒼虎の放った雷が空中で激突した。
 お互いは押しつ押されつ、ほぼ互角の威力で滞空している。
(くっ、技の威力も申し分ないな……。私の技と対等、いや、それ以上かもしれん……)
 段々と炎の面積が大きくなっていき、それに反して雷の面積は小さくなっていく。
(まずい、このままでは……)
 蒼虎が焦り始めた時、弱々しかったが、確かに優輝の声がした。
「貴様……!?」
「こう、ろうさん……!」
「馬鹿者!あそこを動くなとあれ程、言ったであろう!」
「で、でもっ……僕の、せいで、こう、ろうさんが……!」
「だからと言って、貴様がここに来ても……」
 蒼虎は炎の威力が一瞬だけ弱まったのを見逃さなかった。
(む……?)
「こう、ろうさん……!」
「……グッ!あ、あたまガ、わレル……!」
(奴の声に反応している……?)
「こう、ろうさん……お願いだから、元に、戻って!」
「あたまガァッ……!いたイ、われル……!」
「そうだ、紅狼!この程度で自我を忘れるお前ではない筈だ!」
「僕は、無事ですから、だから……」
「「元に戻れ(戻って)!」」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 叫び声と共に紅狼の身体は雷の衝撃で吹き飛ばされ、やがて、動かなくなった。
「!?こう、ろうさ……」
 何とか意識を保っていた優輝も遂に力尽き、その場にドサリと倒れ込んだ。
 蒼虎は超獣力を解いて、二人の傍まで歩み寄り、肩に担ぐ。
「全く、人の話を聞かないからこうなるのだ、大馬鹿者。お前もだ、紅狼」
 そして、蒼虎はそのまま森の奥へと消えていった。

210SA :sage :2007/06/16(土) 18:59:43 ID:UH2sFVZx(9)
後編は明日辺りに投下します。
それまで神々の小説を読んで待ってて下さい(切望)

>>201
同感です。
前置きが長くなって頭でっかちになっちゃうんですよね……。
……凡人の分際でしゃしゃったことをお許し下さい。

211瀬錬 :sage :2007/06/16(土) 21:16:34 ID:CMWMorP6(13)
>>210
このスレに来て日が浅く、事情をよく知らない私が言うのはどうかとは思うのですが……
お帰りなさいませ。

狼に刀というのは珍しい取り合わせですね。
後半部分に期待です。
GJでした!

では私の「ベルディラウスの名の元に:3(上)」を投稿させて頂きます。

次回予告など出した割に、内容がメモ帳に収まり切らなかったので、申し訳ありませんが上下巻構成という事にさせて下さいorz

また、苦手あるいは嫌いなお方は、お手数ですがNG指定の上で何事も無かったかのようにお願い致します。


212ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:18:35 ID:CMWMorP6(13)



 ――なんとなく予測出来てはいて、イメージトレーニングもしたのだけれど、やはり目の当たりにすると怖い、とシルスは思った。
 血色の髪を伝って、脂汗が垂れる。心臓は激しく脈動し、歯の根は少しばかり合いそうにない。
「――さて。覚悟は決まったか? この痴れ者が」
 石造りの部屋の中、そんな声と共に響く鞭のような音。 今までにあまり聞いた事のない、背筋が凍り付くような声色だった。
 部屋の隅に追い詰められながら、シルスは思う。こんな事になってしまう前の話を。
 そしてにじり寄って来るベルを見て思う。僕、死んだかな――と。


「――そもそも、召喚術と錬金術は昔から相互依存関係にありました。錬金術は物質の運搬・転送はどちらかというと苦手でしたし、召喚術はインスタントな利便性に欠けていました。そこで両者が――」
「……もうよい」
 半分以上魔術学院の講義と化している、黒髪を持つ長身の男――錬金術師ヘイルの説明を途中で遮ったベルは、窮屈そうに身を捩った。
「……ベル、本当に分かってくれた?」
 ベルの傍らに立っているシルスが、不安げに訊く。


213ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:19:38 ID:CMWMorP6(13)



 ベルは、シルスを鋭い眼光で睨み付け、しかし何も言う事はない。
「貴様らが先輩後輩とやらの関係にあるのはよく分かった」
「では、お見逃し願えませんか。こちらとしても、天界に喧嘩を売るような真似はしたくありませんので」
「……分かった。仕方あるまい」
「済みませんヘイルさん。ご迷惑をお掛けして」
「気にしないで下さいシルス君。こちらも討伐されても仕方のない身です」
 シルスとヘイルが互いに謝罪を交わす側で、ベルの眼光が鋭さを増す。
 二人は――少なくともシルスは――それに気付かずに続ける。
「さて、こちらが言うのもなんですが…… 色々あって疲れたでしょう。そろそろ夕暮れも近い。休んでいかれますか?」
「そうですね、お願いします。 ――ベル、いいよね?」
 シルスの問いにベルは答えない。
 シルスは仕方なさそうに、再びヘイルに一礼した。
「では案内させましょうか。ポチ!」
「只今」
 呼び掛けから応答まで一瞬の間があって、部屋に鎮座する実験器具の影から一人の猫人――つい先程、シルスにやりたい放題やっていた方――が現れた。


214ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:21:00 ID:CMWMorP6(13)



「お客様を空き部屋に案内してください」
「御意」
 ポチと呼ばれた猫人はヘイルに深く一礼すると、シルスに向き直り一礼した。


「――へぇ、じゃあ、シルス君はご主人様のご学友なんだ」
「ええ、まぁ」
 塔の通路を歩きながら、ポチを先頭に三人は歩いていた。
 先程から引っ切り無しにポチはシルスに話し掛け、情報収集と同時に愛嬌を振り撒いている。
「ご主人様、そんな話は滅多にしないから興味あるわ〜 ねぇ、後で私の部屋に来ない? お話聞きたいし、それに……」
 ポチは歩みを止め、シルスに身を寄せて、
「貴方と一緒に楽しいコトもしたいな〜」
「う……」
「柔らかくて大きかったでしょ? 私の胸。どう? 揉んでみない?」
「あ、う……」
「誰かさんじゃ絶対に体感出来ないボリュームよ?」
 ポチはシルスの背後に視線を送りながら、誘惑を続ける。
 不意に、そんな二人に声が掛けられた。
「――部屋は、ここなのか?」
 抑揚のないベルの声。
 ポチは、ああいけない、などとわざとらしく呟き、
「そう。ここが貴方達のお部屋。夕食と湯浴みの準備が出来たら呼びに行くから、それまでごゆっくりね」


215ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:22:22 ID:CMWMorP6(13)



 そう言ってポチはシルスに微笑を送りながら通路の闇に姿を消した。
「ふぅ…… じゃあ入ろうか」
 ベルに一言掛けて、扉を潜る。
 中はそれなりに広く、宿屋にある一通りの家具と、三人ぐらいが寝転がれる巨大なベッドがあった。
 ベッドには真新しいシーツが、天井のランタンから発される光を反射して橙色に輝いている。
「いい部屋だね。ねぇ――」
 ベル、と呼び掛けようとした瞬間、重い金具が絡み合う――まるで鍵が掛けられたような――音が響き、
「――一ヵ月と八日前だ」
 そんな意味不明の声と同時、シルスの身体は部屋の壁に叩き付けられた。
「がっ――!」
 全身が砕けるような衝撃に、シルスの息が切れる。
 激しく咳き込んだ所を、首を思い切り掴まれた。
「ぐ…… ベ、ベル…… 何を」
「その日の行為で、貴様は私の胸に触れたな」
 親指でシルスの顎を持ち上げ、そこに小さな傷跡があるのを見付けながらベルは問うた。
「そして今日、あの下等生物の胸に触れたな」
「ぐ、あ……!」
 その傷跡を、ベルは上書きするように竜尾で切った。
 血の珠が次々と生まれ、張力で支え切れなくなった端から、赤い筋を作っていく。


216ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:23:34 ID:CMWMorP6(13)



 ベルはそれを、人よりも少しばかり長い舌で舐め取り、
「気持ち良かったか? あの女の胸は」
「う……」
 ――ベルの方が、そう答えようとした瞬間、身体が解放された。
 空気を求めて身体が勝手に激しい呼吸を繰り返す。
 ややあって落ち着いたシルスが見たものは、こちらを氷のような鋭く冷たい目で見るベルの表情だった。
「――嘘を吐くな」
 そんな声が聞こえて、ゆっくりとベルが距離を詰める。
 シルスは本能的な恐怖に駆られて、思わず後ずさった。
「そうだ。我が甘かった。我の下僕である貴様の全ては例外なく我のモノであり、誰であろうと触れてはならぬと――そう刻むのを忘れていた」
 そこでベルは、久々に邪悪な笑いを浮かべ――
「――さて。覚悟は決まったか? この痴れ者が」
 ――そう、宣言した。


 肉棒が捩じ切られる程に締め上げられ、シルスは朦朧とした意識を僅かに回復させた。
「――はっきりしたか? まだ夕餉も終わってはいない。就寝には早いぞ?」
 シルスの上で腰を振っているベルが言う。
「ふふっ…… っ、ふ、くっ、イくぞ……!」
「ぐ、ああッ……」


217ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:25:00 ID:CMWMorP6(13)



 ベルの笑いを含んだ嬌声とは裏腹に、シルスからは苦悶の声が上がる。
 それもその筈だ。
 行為が始まってから早数時間。ベルはその間に自らの指やシルスの肉棒を使って幾度となく達しているが、シルスは未だ一度も精を吐き出してはいない。
 原因は、肉棒の根元に巻き付いた竜尾のせいだ。
「ぐあ……ッ!」
 シルスが達し、精を吐き出す脈動の音が響く。だが、実際にはベルの胎内に白濁液は一滴たりとも出てはいない。
「ふふ…… 苦しいか? 我の胎に出したい、ぶち撒けたいか? 我の高貴な身体を、下賤な貴様の精で汚したいと――そう思わないか?」
「あ、ぐ、ぎっ……!」
 ベルの細く柔らかな外見からは想像出来ない程の力で締め上げられ、苦痛と快楽に苛まされるシルス。
 ベルの淫らで甘美な問いに激しく首を縦に振るうが、しかしベルは邪悪な笑みを崩さずに、
「だが、まだだ。貴様に我を刻み込むにはまだ足りぬ」
「ぐ、そ、そんな――」
「黙れと言ったろう」
 ベルがシルスの胸板に手を着き、腰を捻る。
 子宮口を限界まで腫れた亀頭が擦り、再びシルスが苦悶の声を上げる。


218ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:26:36 ID:CMWMorP6(13)



 行為はまず、シルスとの数分に渡るディープキスに始まり、次に胸板の上での愛撫、手淫が終わったら挿入、という流れで来ている。
 ベルの頭の中に響くのは、あの猫人の声。
 自分には出す事の出来ない、酷く官能的な声。
 あんな下等で下衆な生物に自分の所有物であるシルスを弄られた事もそうだが、何よりベルには一つだけ気掛かりがあった。

「そもそも、だ。何故貴様が奴に謝る? それも『ご迷惑をお掛けしました』だと? それではまるで、貴様が我の主人のようではないか」
「く、あ…… ご、ごめん……」
「貴様と我の主従契約など、あんなモノは形だけの物だ。我はいつでも契約を破棄し、貴様を殺して天界に帰る事が出来るのだぞ? その事を忘れてはいないだろうな?」

 ――そんな事は有り得ないという事を、ベルは知っている。
 シルスの記憶力がいいとかそういう問題ではなく、自分がそんな事をする事自体が有り得ない。
 未だ自らの口から好きだとシルスに告げていないベルは、互いの接点がその主従契約一つに全て掛かっているという事を十分に理解していた。
 故にそれが無くなれば、シルスがベルの手許にいる理由も無くなってしまう。


219ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:28:41 ID:CMWMorP6(13)



 シルスは新たな相棒を――自分などよりもっと扱い易く、頼りになるかも知れない相手を――召喚して、それで終わりだ。
 自分にはシルスの代わりなどいないし、考えられない。

「ふ、ふ。せいぜい苦しむがいい。我が受けた屈辱はこんなものではないぞ?」
「ぐ、うぅ、ごめん、ごめん……」
 ベルの胎内で再びシルスの肉棒が脈動するが、やはり精は出ない。
 自らが課した仕打ちとは言え、胎にシルスの精を注がれない事はベルにとってももどかしくあった。

 縛り付けるモノが欲しい、とベルは思う。
 同じ竜相手ならば、自分の高い身分が鎖になったのだろうが、異種族であるシルスには自分の身分などあまり意識しないだろう。
 それではベルという個に残るのは、竜故の高い戦闘能力と、無駄に高いプライドだけだ。
 そんなモノで――何か些細な事で切れてしまいかねない線で、この男を引き止めておける筈がない。
「ぐ、ぎっ…… ベルっ、許してッ……」
「駄目だ。貴様のような浅ましい男には、この程度ではまだ足りぬ」
「ぐ、あ…… そんなっ……」


220ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:29:49 ID:CMWMorP6(13)



 自分の想いを洗いざらい吐き出して、それをシルスに認めて貰うという事も考えた。
 だが、そうしてもし拒絶の言葉がシルスの口から出てしまったら?
 ――ベルは思う。それは単に契約を解除される事よりも怖い、と。
 それに、絶対に拒絶されるだろうという、確信に近い思いがベルにはあった。
 最初の出会いからして最悪で、自分の想いが好きだと確定するまでに色々と酷い仕打ちをしたし、シルスの――そしてベル自身の初めての時も相当な物だった。
 そして今なお、こうして不必要な苦痛と屈辱を強いている。
 これで好いてくれる道理などある訳がない。

「あ、ぐうっ! う、うああっ!」
「んっ、ふっ、あ、は……! ふふ…… いいぞ、貴様のモノは……!」
 そう言いながら、ベルはシルスの睾丸を撫で上げた。
 作りはされども出はしないせいで、そこは痛々しいほどに腫れ上がっていた。

 ――これ程の量があれば、我でも身籠もる事が出来るだろうか。

 考えた末の結論は、子供だった。
 竜が人の子を成す可能性はあまりにも低いが、完全なゼロではない事をベルは竜の知識で知っている。
 それがもし、成れば。


221ベルディラウスの名の元に:3(上) :sage :2007/06/16(土) 21:31:28 ID:CMWMorP6(13)



 ――この男を、我に縛り付ける事が出来るやも知れぬ。

 あまりにも下衆な考えである事は分かっていた。
 しかし、ベルにはシルスの好意をあまり損なわない方法で、それ以外を思い付かなかった。
 だからこうして――

「ふ、ふふふ…… もういいだろう」
「あ、が、ベ、ベルっ……!」
「さあ、我の前で下衆らしく、浅ましくイってみせろ! 汚してみろ、貴様の精で!」
 竜尾の拘束を解くと同時、シルスの肉棒を強烈に締め上げる。
 ――刹那、凄まじい精の奔流がベルの胎内を満たした。
「う、ああああああああっ!」
「……っっ!」
 愛しい男の精が流れ込む、その感覚だけでベルは数度の絶頂を迎えながら、シルスの脈動する肉棒を締め上げ続けた。
 肉棒から子宮へと直接流し込まれる精を一滴たりとも逃さぬ為に。
 不確かな、まだ絆とは到底呼べるモノではないそれを、僅かでも確かなモノへ近付ける為に――


 少年の、悲鳴に近い嬌声が聞こえるに当たって、ポチは扉を叩く手を止めた。
 声を出さずに笑い、何処からともなく取り出したメモに、
「夕食の準備が出来ました」
 そう記して、扉に挟み込む。
 そのまま笑いながら、ポチは再び通路の闇へと姿を消した――



222瀬錬 :sage :2007/06/16(土) 21:35:11 ID:CMWMorP6(13)
以上で「ベルディラウスの名の元に:3(上)」は終了です。
板汚し失礼致しました。

また、文頭の半角スペースが反映されていない事に今更気が付きましたので、全角スペースを入れさせて頂きました。
読み易くなっていれば幸いです。


223名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/16(土) 22:11:49 ID:U5C8D7aN
>>210
GJ
だが言う割にはスプラッタ・グロ分が足りないんだぜ
いっそのこと生きたまま腹斬り捌いて臓物を『グチャッ』ぐらいは欲しかったかな
>>222
GJ
歪みきった果実の種って大地に息づく事はないんだよね…

224名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/16(土) 22:23:43 ID:NIV5ClFm(3)
SA氏、久しぶりの投下乙です!!GJ!
優輝なんて獣人に襲われ(逆レイプされ)ちまえ!!www
あと超獣力モードなのに優輝の声には反応しちゃう紅狼さん最高。

瀬練氏、タマに嫉妬(?)したベルの感情表現が歪みすぎててワロタw
でも竜なのに既成事実で攻めていこうってのがイイ!!
よってGJ!

ってか投下ラッシュサイコー!

225名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/16(土) 22:26:13 ID:TlZix6tG
なんていうか、うん。
クリリ(ry

226224 :sage :2007/06/16(土) 22:30:11 ID:NIV5ClFm(3)
訂正
先ほどタマって書き込んじゃったんですが、ポチですね、はい・・・

瀬練氏、スイマセンorz

227224 :sage :2007/06/16(土) 22:31:45 ID:NIV5ClFm(3)
瀬『錬』氏、本当に何度もごめんなさい。


228通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:23:22 ID:AJm3GphG(15)
えー、投下ラッシュの最中、俺が通りますよ……

今回は虎姐の話の続きではありません、前言った女王蟻の話です、
その点を理解していただけると大変に”あり”難いです。

……つまらない事言って済みません、次から投下します(滝汗

229通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:25:57 ID:AJm3GphG(15)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「全く……教授はこんな訳の分からない物ばっか作ってないで、
もう少しまともな物を発明していればノーベル賞なんて夢じゃないだろうに……」

そう、私は一人で愚痴を言いながら片手に持った手の中に収まる程の大きさの何かの液体の入った小瓶を、
こうこうと照りつける月明かりに照らす様に眺めつつ夜道を歩いていた。

私の名は佐々野 耕平(ささの こうへい)、そして名前から分かる通り性別は男だ。
で、年齢は四捨五入すれば三十路になる辺り、とだけ言っておく。
某大学でしがない研究員をやっている、趣味はこれと言って無い、
その所為か友人からは面白くない男だと良く言われている。
現在、親から受け継いだ十五坪程の築三十五年の家で一人暮しをしている。
私のプロフィールと言えばそれだけだ。

そんな私が何故、得体の知れない液体の入った小瓶を持って文句を言いながら夜道を歩いているかと言うと、
その始まりは今から5時間ほど前に遡る……――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

230名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 00:27:09 ID:T9yqbB0H(2)
ツンデレとヤンデレがいい具合に混ざりかなりGJでした

231通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:27:55 ID:AJm3GphG(15)
「笹野君!!遂に完成したぞ!我々の夢を叶える画期的な薬が!!」

私が研究室の机の上にあるパソコンに向かって糞面白くない化学物質の分析の作業をしていると、
人の迷惑を顧みず大声をあげ、瓶に入った液体を見せ付ける様に掲げながら部屋に入ってきた変人
彼こそ、私が勤めている大学の教授である吉川 学(きちかわ まなぶ)である、

このキチガ……オホン、吉川教授はIQ250と言う凄まじい知能指数と、
更に凡人では真似できない発想力を駆使し、三十代で教授の地位まで上り詰めた”変人”である

仮にも教授に対して変人と言うのは酷いのではないか?と思う人も居るかもしれないが、
彼は紛れも無い純粋無垢な”変人”である。先ず、教授が打ち立てた輝かしい功績の数々は全て、
教授の本来やろうとしてた目的の副産物、或いは失敗作なのだ。
例えば、人間の様に柔軟かつ俊敏な動きが可能な完全自立型アンドロイドを開発した目的が
可愛いメイドロボに自分の事を「ご主人様♪」と呼んで貰いたいな(*´д`)ハァハァ(本人談)と言う目的だったとか、
拒否反応を起こす事無く、違う遺伝子同士を組み合わせたキメラ生物の開発に成功した研究の目的も
俺はファンタジー物とかに出てくる猫娘とラブラブになりたいんだぁぁぁぁっ!!(本人談)と言う目的だったり
彼のやろうとしている事の悉く(ことごとく)が己の欲望に根差した頭のネジが吹っ飛んでいるとしか思えない目的で、
人類の為、平和の為、文明発展の為とかなんてこれっぽっちも考えてもいないのだ。
まあ、この研究室に勤める人以外にその事を知られていないのが唯一の救いなのだが……

で、その変人が人の迷惑を顧みず、画期的だとか言って喜び勇んで持って来た薬品だ
恐らくこの薬品も彼の欲望を叶える為だけに作った物なのだろう……そう、確実に

「……教授、画期的とか言いますが何なんですか?その薬品」
「くっくっくっくっ、よぉぅくぞっ聞いてくれた、笹野君!
くぉのぉ薬こそぉっ、獣だけではなく微生物以外のありとあらゆる生物を擬人化する擬人化薬なのだぁっ!!」

私の質問に対して、教授はやたらと溜めの入った台詞を言いつつ高々と薬の入った瓶を掲げる
私の気の所為か、教授の背後からパパラパラパーと効果音まで聞こえたような気がする。

にしても………擬人化?やっぱりこの教授の頭のネジは2〜3本吹っ飛んでいる様だ………

「この薬を動物に掛けるとアラ不思議、虫だろうが魚だろうが恐竜だろうがたちどころに美女に大変身!
しくぅぁもっ!ただ人間に変身するだけじゃなくてその動物が持つ特徴も持っているのどぁっ!」
「……ハァ、それは凄い……」
「何だね、その気の無い返事は……まあ、笹野君の反応なんぞ如何でも良い、
例えばっ!兎さんにこの薬を飲ませた場合、ウサ耳とウサ尻尾の付いたウサ耳美少女に変身し!
そしてニャンコにこの薬を飲ませれば猫耳猫尻尾の猫耳美少女に変身するのだっ!因みにオスには効果無いぞ!
あ、そうそう、量を増やそうとして薬を水で薄めよう物なら忽ち(たちまち)効果が消えて無くなるから注意だぞ!」
「……で、変身した動物は変身したまんまなんですか?」
「いや、万が一、うっかり望んでいない動物へ誤飲させてしまったしまった場合も考えて
動物が変身して2時間以内にある行動を行わなければ元の動物に戻るから大っ丈夫!」
「……ある行動?」
「うむ、それは簡単に言えば交尾!いわばセックスだっ!
変身した擬人化動物さんは誰とも愛し合っていないままでは2時間限りの仮の姿でしかないが
だが、擬人化動物さんが誰かと愛し合った時、初めて擬人化動物さんはその姿で固定され新たなる道を歩み出すのだ!!
おっと、この薬が如何言う仕組みで動物さんを変身させているかとかは秘密だぞっ!
さて、これから僕は大学のアイドル、シルキーちゃんにこの薬を飲ませてくる、
では笹野君、行ってくるノシ!!」

教授は薬の説明(自慢?)をするだけすると、呆れる私を尻目にさっさと研究室を後にする。
……ちなみに、教授の言うシルキーちゃんと言うのは、大学に住みついている雌の猫の事である。

232通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:29:19 ID:AJm3GphG(15)
「………………」
「あれ?教授、もう終わったんですか?」

それから30分後、私の行っていた分析作業が一段落付いた所で
やや俯いた面持ちの教授がトボトボと研究室へと戻ってきた。

「笹野君、やっぱお互いの同意が無ければ愛とは言えないんだよね……ウッ……」
「はい?………って、その顔……」

何やら達観したような事を言って顔を上げた教授の顔面には、見事なまでな縦四条の引っ掻き傷が出来ていた……
どうやら、教授はシルキーちゃんとやらに思いっきり嫌われたと見て良いようだ。
それがかなりショックだったのだろうか、教授の目には涙が浮かんでいた。

「これ、笹野君にあげるよ……もう僕には必要ないし……グスッ……」
「いや、教授、これを渡されても私は困るんですけど!?」
「……ヒック……良いんだ、これを使うなり捨てるなりは笹野君に任せるよ……グスッ……」

と、私に押し付ける様にして薬を渡すと、涙ぐんでいる教授はトボトボと研究室を後にしていった。

教授が去った後、変な薬を託されて困惑する私の姿だけが研究室に残されたのだった……

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

233通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:31:53 ID:AJm3GphG(15)
まあ、こう言う訳で、私の手元に得体の知れない薬があるのだ
本当は研究室に薬を置いていけば良かったのだが、誰かが持ち去って悪用する可能性も無いとは言えない
その為、私は仕方が無くこの擬人化薬を持ち帰らざるえなくなった訳だが……

「さて、これを如何した物か……」

教授の様な性癖を持っていない私にとって、この薬は無用の長物でしかない。
かと言って他人に譲るなんて以ての外だ。悪用される可能性だって有るからだ
例えば、この薬さえあれば何処にでもいる動物を風俗嬢等の売春用の奴隷にしてしまう事が可能だし
更にこの薬を使えば凶暴な動物を屈強な兵士に仕立てる事だって可能になるだろうし、その他にも色々と使えるだろう。
全く、あのキチガ……オホン、教授は自身の欲望の為に面倒な物を作ってくれた物だ、
この教授の有り余る欲望の矛先を、もう少しまともな方に向けてくれればと私は何度思った事か………

と、そんな事を考えているより薬を如何するかだが……私が使う事も無いし他人に譲るのも出来ないなら……
そうだ、確か教授はこの薬を水に薄めたら効果が無くなると言っていた筈、
それならば水に流して使い物にならなくしてしまえば良い訳だ。

丁度、私の家の前には用水路が流れている、其処に流してしまえば薬は2度と使い物にならなくなる筈だ。
本来は用水路に流してしまうより、トイレなり流し台なりに流した方が良いのだが、
この時の私は変な薬をなるべく早く処分したい気持ちが先行しており、その事を全く持って失念していたのだった……

キュポン……ジャバジャバ

「……これで薬は使い物にならなくなった、と。これで良し……
ふぅ、今日は何だか教授の所為で余計に疲れたな……さっさと風呂に入って寝るか……」

瓶の中身を全て用水路に流し、瓶の中に液体が一滴も残っていない事を確認した後、
どっとこみ上げる疲れを感じた私は、そそくさと築三十五年の我が家へむかう、

この時、用水路に薬を流す際に私の足元に今、飛び立とうとする小さな生き物がおり、
その小さな生き物に薬の飛沫が直撃していたとは、私は夢にも思っていなかったのだった。

234通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:36:33 ID:AJm3GphG(15)
コン コン

「――――ん?こんな時間に誰だ?」

それは、私が家に帰って早速風呂に入る準備をしている時の事だった
誰かが家に訪ねてきたのだろうか、ドアを叩くノックの音が私の耳に届いたのだ

……はて?今は夜の十時も過ぎようとしている、こんな夜半に一体誰が……?

ドン ドン

私がそう思って、暫し様子を見ていると、
ドアの前の誰かは私が来るのを待ち切れないらしく、さっきよりも強く乱暴にノックをし始める。

やれやれ、誰かは知らないが人の迷惑を考えてほしい物だ。
私の家にはちゃんとインターフォンもあるってのに、こんな夜中にわざわざドアを叩くとは非常識な……
もし、このドアを叩く誰かが宗教の勧誘とかセールスとかだったら蹴り飛ばしてしまおうか……
そんな事を考えつつ、私は玄関へ向かう

ガチャリ

「遅い!妾(わらわ)が戸を叩いた時点で直ぐに出てこぬか!」
「………はぁ………失礼ですが、どなたでしょうか?」

私は不機嫌になりつつ玄関の鍵を外し、チェーンロックを掛けた上でドアを開けたと同時に、
先程までドアを叩いていたと思われる女から叱咤の声が飛んでくる。

……なんだこの女は?

玄関に立っている女を、初めて見た時の私の第1印象はその一言に尽きた。

その女の見た目こそ地味な白の貫頭衣を着た黒いロングヘアーの何処か高飛車な感じのする気の強そうな美人なのだが、
その女の頭には蟻の触角の様な物があり、更に背中には透明な羽を生やしており、
更に腕が4本もあるなど、明らかにこの女は普通の人間では無いと言えた。

「やはり、やはりお主だったか!妾をこの様な姿に変えた痴れ者は!」
「………………はぁ?」

その女はおもむろに困惑する私の方へ頭の触角のような物をピコピコと向けると、
女は何かを確信した様に私に対して意味不明な事を言って怒り出す

「この責任、如何取ってくれる―――――」
「取り敢えずだ、私に文句を言うなら明日にしてくれ、今は疲れているんだ」
「―――ちょっ、これっ、妾の話を――――――」

バタン

だが、色々あって疲れている上に不機嫌だった私は、
聞く耳持たないとばかりに女の肩を持ち玄関の外へ押し返し、更にドアを閉めた上で鍵を掛ける、
やれやれ、一体何だったのだろうか?あの女は……
まあ良い、そんな事は忘れてさっさと寝るとしよう。


235通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:38:19 ID:AJm3GphG(15)
バ キ コ ン 

女を追い返し、何事も無かったかのように寝室へ向かう私の後ろで、何かが壊れて倒れる音が響く。

「全く、妾がまだ話をしている最中だと言うのに追い返すとは何と失礼な奴じゃ」

音に驚きつつ私が音のした方へ振りかえり見ると、
先程の女がついさっきまでドアだった物を踏みつけ、家の中へ侵入してくる所だった。

「をいをい、普通ドアを壊して入ってくるか?……つか不法侵入に器物破損だろ」
「妾の話を聞こうともせずに追い出すお主が悪い!と、それより話の続きじゃ!
お主じゃろう、妾をこの姿に変えたのはっ?今直ぐ妾を元の姿に戻すんじゃ!」
「……はぁ?……」
「はぁ?では無い!長い間の地下生活を終えた妾が、やっとお見合いに出ようとした矢先じゃ!
いきなりお主が変な薬を使って妾をこの姿に変えたのじゃろうが!」

……変な薬?……まさかとは思うが……

「えーっと、まさかとは思うけど、貴方の住んでいた所って川の様な流れのすぐ側でしょうか?」
「む?そうじゃ、妾が住んでいた所は川の直ぐ側じゃ。まあ、人間はヨウスイロとか言っておるようじゃがな?
それが如何したのじゃ?」

ありゃ……何と無く話が繋がった、これは間違い無く私の所為だ……
多分この女は元々は私の家の前を流れる用水路の側に巣を作っている蟻で、しかも羽がある事から女王蟻候補だった、
んで、蟻の習性では今の時期に雄蟻と交尾する為に巣を出て、一生に一度の結婚飛行をするんだが、
その結婚飛行へ彼女が出ようとした矢先に、私が用水路に流そうとした擬人化薬の飛沫が偶然にも命中した、
と言った所か……

「さぁ、はよ妾を元の姿に戻せ!早く行かぬとお見合いに間に合わんのじゃ!」
「……あー、元の姿に戻る事は戻るんだが……今直ぐは出来ないぞ?」
「なぬ?何故じゃ?」
「……2時間くらい経たないと元の姿に戻らない、2時間経てば勝手に元に戻るが……」
「に、じかん?……良く分からんが妾が元の姿に戻る頃に、お見合いはどうなっておるのじゃ?」
「………残念だが、多分終わってるかと」
「( ゚д゚ )」

私の告げた残酷な事実は蟻女(今命名)にとってかなりショッキングだったらしく、
暫くの間、呆然とした表情を浮べ

「……と、言う事は妾は行き遅れ?そして子を為す事も出来ずに一生を終える?…
そ、そんなの嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!(ry」

自分の行く末がかなり嫌な結末になると分かったらしく、
蟻女はその場で寝転び、4本の腕をバタバタと振りまわしまるで子供の様な駄々をこね始める。

「嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!嫌じゃ!(ry」
「……………さて、寝るか」

暫くの間、私は駄々をこね続ける蟻女の様子を眺めていた後、
未だ駄々をこねる蟻女を放って私はさっさと寝る事にした。

236通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:39:53 ID:AJm3GphG(15)
ややあって

「――――――………う……あ?」

鼻を擽る甘い香りと身体に圧し掛かる妙に柔らかい物で、私は目が覚めた
何事かと身体を動かそうにも、何かによってしっかりと腕を掴まれ、身を捩らせる事しか出来ない。
ようやく月明かりしかない部屋の暗さに私の目が慣れ、圧し掛かっている物の方へ目を向けると、
其処には先程の蟻女が居た。しかも蟻女は先程着ていた貫頭衣を着てはおらず、
ほっそりとした身体と形の良い乳房が月明かりに照らされていた。

「む、どうやら目が覚めた様じゃの、調子は如何じゃ?」
「……おい、これは一体何の真似だ?」
「うむ、妾はあの後、良い事を思いついたのじゃ」
「……良い事?」
「妾は考えたんじゃ、どうせ元に戻ってもお見合いは失敗するのじゃ元に戻っても仕方が無い、との、
ならばこの姿のままで誰かとお見合いをすれば良いかと思っての?」
「……で、それが私の身体の上に乗っかるのと如何いう関係が?」
「ふむ、妾がこの姿になってお見合いに失敗が確定したはお主が変な薬を妾へ掛けたのが原因じゃ、
なら、その責任をお主に取って貰おうと思っての?」
「……私に責任を取れって……何を?」

ざわりと激烈に嫌な予感が私の脳裏に走る。

「簡単じゃ、今からお主は妾とお見合いをするのじゃ」
「お見合いってなんだよ……」
「全く、人間と言うのは察しが悪いの、お見合いというのはまぐわう事じゃ。
もう、乙女にこの様な事言わせるでないぞえ……如何したんじゃ?何お主はボーっとしておる?
まあよい、時間も無いしさっさと始めるぞよ」

ハイ、嫌な予感的中!
マジか?何かの冗談か?ドッキリなら今直ぐドッキリ成功と誰か言ってくれ!
そんな私の心の叫びとは関係無しに蟻女は早速私のズボンを脱がしに掛かった。

「ふむ、人間の身体と言うのは元の姿とは勝手が違うの……」
「こら、止めろって、幾ら何でも冗談がきついぞ」
「冗談も糞も無いぞよ、妾がやると言ったらやるのじゃ、妾をこんな事にしたお主に止める筋合いは無い…ぞよ!」
「うぁっ!」

訳の分からない女にズボンを脱がされたくない私は必死に抵抗をしようとするも
蟻女の4本の腕の内の上の1対が細い腕の割に強い膂力でしっかりと私の腕を抑えている為、もがくしか出来ない
そうしている間に蟻女は私の最後の牙城であるズボンをパンツごと脱がし取る。


237通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:43:17 ID:AJm3GphG(15)
「ほう……人間のモノは何とやんなごとき……」
「……くっ……まじまじと見るな……」

ズボンを脱がされ露出した私の肉棒は蟻女の発する甘い香りの所為か既にギンギンに怒張していた
そう言えば、女王蟻は結婚飛行をする際にフェロモンを放出するとか聞いたが……この甘い香りがそうなのか……
私がそう考えている内に、蟻女は腕を抑えているのと別のもう1対の腕の左手で私の肉棒を掴むと
そのまま腰を上げ、既にしどどに濡れた桃色の秘裂に肉棒の先端をあてがう

「妾には時間が無い、さっさと始めるぞよ」
「……ちょっ、待――――――」
「もう待てぬ!……ふぬっ」

私がそれに気付いて止めようとする間も無く、
蟻女は一息に腰を沈め、ぬちゅりと言う音と共に私の肉棒を中へ挿入する。

「――――――ぬぁっ!?」
「…くっ、人間の身体と言うのも……悪くない……お主のモノで妾の中が熱いぞ……」

蟻女には処女膜が無いらしく、私の肉棒は何ら抵抗も無く蟻女の膣の奥深くまで入り込む
私の肉棒を受け入れた蟻女は触角をフルフルと震わせながら挿入の感触を味わう。

「う、あ…で、出る!?」
「あぁっ!……お主の精が妾の胎(はら)の中に一杯出とる……これだけで孕みそうじゃ……」

蟻女のざらついてながらぬるぬると蠢き締め付ける膣内の感触は、
今まで真面目に生きてきた所為で女性経験が全く無かった私にとって耐えられる物ではなく
私の肉棒の先端がこつんと蟻女の膣底へ当ると同時にあっさりと達してしまい、
蟻女の子宮の中へびゅくびゅくと大量の精液を注いでしまう。

丁度、その時から数分後が、擬人化薬の効果が切れる時間だったのだが、
その時の私にそれを思い出す余裕は全くといって良いほど無かった。

238通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:44:17 ID:AJm3GphG(15)
「……フフッ、じゃが、まだまだこれで終わりで無いぞ?」
「………ぁ……あ?……」

蟻女は暫しの間、自分の子宮内に噴き出される射精の感触を味わい、僅かに身体を震わせた後
射精の快感で思考が痺れ、うめき声を上げる私に微笑みかけると
私の身体へ胸を押し付ける様に4本の腕で抱きしめ、座位の形にするとグニグニと前後へ腰を動かし始める。

「……もう、良いだろ……―――――」
「何を…ウン…言っとる、お主が精を…クフ…出し尽くすまで、妾は…フン…止める気は無いぞよ?」

ずっちゅぐっちゅずっちゅぐっちゅぶびゅるるるるるぅぅぅっ

「―――――あぁっl?」
「はぁ、まだまだ出とる……ほれっ、精が行き渡る様にもっと出すのじゃ!……ふぅっん……」

ずっちゅぐっちゅずっちゅぐっちゅぶびゅるるるるるぅぅぅっ

蟻女が腰を上下させる毎に愛液塗れの結合部から卑猥な音が漏れ、
にゅるにゅると私の肉棒へ蟻女の膣壁が別の生物の様に蠢きながら吸い付き私に射精を促す、
その激しい動きの前に、私はただ悲鳴のような嬌声を上げながら蟻女の胎の中へ精を噴き出す事しか出来ない
だが、その割には結合部からは一滴たりとも精液が漏れておらず、
子宮の中が私の精液で満たされ始めているのか、蟻女の下腹部が膨らみ始めており、
蟻女が動く度にたぷたぷと音がする様な気がした。

「………もう、止めてくれ………」
「くふっ、お主がそう言ってもまだまだ始まったばかりじゃ、夜はまだ長いぞよ?」

その凄まじい情交により次第に快感が苦痛に変わり始め、私はうめく様にして蟻女へ止めるように懇願するが
蟻女は私へ妖艶な笑みを浮べ、そっと私の唇へ口付けをした後、再び激しく腰を動かし始める。

ずっちゅぐっちゅずっちゅぐっちゅ………

「うくぁぁぁぁぁぁ!?!?」

結局、私は意識を手放すまでの間、計26回も蟻女によって精を搾り取られ続けたのだった。

……そして、意識を失う直前に私は思った、
確か、雄蟻は結婚飛行した後は直ぐに死んでしまうと聞くが、この所為もあるんだなぁ、と……

239通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:46:10 ID:AJm3GphG(15)
チュンチュン……チュンチュン……

私が次に気が付いた時には、既に朝日も上がり、雀が庭で戯れる声が聞こえ始めていた

「う……あ……朝、か……?」

私は全身に感じる激しい気だるさを感じながら布団から起き上がり、
全身を走る気だるさを振り払う様に頭を横に振りながら自分の状況を確認する。

「夢?だったのか?……それにしては……何て激しい夢だった様な……?
……まあ良い……取り敢えず、顔でも洗おう……」

目線を下に移し自分の格好を見ると、着衣は何ら乱れてはおらず、脱がされた筈のズボンも履かされたままだった
私は昨日の事は夢だったのかと心の中で安堵し、顔を洗うべく重い身体を引き摺る様にして洗面台に向かう。

「夢、じゃなかったのか……お前さんは……」
「おお、生きておったのか?人間と言うのは案外丈夫なものじゃのう」

だが、私が寝室から出た所で、クリーム色をしたカプセル状の物体を抱えた蟻女と出くわし、
私は呆然と立ち尽くす事になる。

「何で、この蟻女はまだここに居るんだよ……?」
「む?何故居るかじゃと?簡単な質問じゃ、ここを妾の住処にすると決めたからじゃ」

な ん で す と !?
何をいきなりとんでもない事を抜かしているんだこの蟻女は!?
そりゃあ、男一人が住むにしては築三十五年のこの家でも少々広すぎて寂しく思っていたけどそれは流石に……

「待て待て待て、幾ら何でも急過ぎじゃないか?それに私はお前に住む事なんか許可した憶えも……」
「ぬぅ、お主は忘れたのかえ?昨日、妾がお主へ責任を取れと言った事を。
あれだけで責任を取ったとお主は思っている様じゃが、妾にとってはまだまだ、と言った所じゃの?
それに、妾はもう翅を切り落としたんじゃ、もうここから離れられんのぅ?」

そう言って昨日は持っていた翅が無い蟻女は胸に抱いたクリーム色のカプセル?を愛しそうに撫でる。

「……それで、お前は私に責任とってここに住まわせろと言う訳か……」
「まあ、そう言う訳じゃの。それと、お主はさっきから妾の事を蟻女とかお前だとか呼んでおるが
妾には静代(しずよ)と言う立派な名を持っておるのじゃ、憶えておくが良い」

そう言って蟻女もとい静代はクリーム色のカプセルを落とさぬ様にしつつ、4本の手を腰に当て高飛車に胸を張る。
それに対して私は眩暈と頭痛を感じながらこめかみを指で抑えるしか出来なかった。

……そう言えば、さっきから気になっているのだが、あのクリーム色のカプセルは一体?……

「む?お主はこれが気になるのかえ?これはの……妾とお主の間に出来た愛の結晶じゃ♪」
「……は い ?」
「むう、妾の夫となろう者が理解が足らんのう…これは、お主の精を受けた妾とお主の間の子となる卵じゃ
しかも、これ一個だけじゃなくまだまだあるんじゃぞ♪」
「……は、はは、一杯あるんだなぁ……」

蟻お…静代の指し示す方を見ると、其処には八個ほどのクリーム色のカプセルもとい卵が丁寧に並べられていた。
それを見た私はただ引きつった笑みを浮べ、震えた声で応えるしか出来ない
そんな私の様子に気付いているのかいないのか私の腕にそっと身体を絡ませると静代は更に続ける

「そう言う訳じゃ、これからは宜しく頼むぞダーリン♪」

余りにも衝撃的な事の流れに呆然と立ち尽くしながら私は思っていた
この卵の数だ、こりゃあ、直ぐに私の家は手狭になるな、と……


240通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:48:09 ID:AJm3GphG(15)
五年後

「さて、今日はここで研究を切上げて帰るとするか……」
「笹野君!遂に出来たぞ!我々の夢を……ってあれ?笹野君、もう帰るの?」

私はあれから五年の間に何とか助教授の座に収まり、今も研究に明け暮れている。
だが、五年たっても尚、吉川教授は突飛な発明品で世間を騒がしているのは変わってはいない。

「ええ、妻と娘達が私の帰りを待っているんで、はい」
「え?笹野君って奥さんがいたんだ、しかももう子供まで……」
「はい、お蔭様で今年で四十五人目の子供が生まれましたもので。それでは教授、お先に」
「よ、よんじゅうご?え?…え!?」

私の一言を聞いて発明品片手に困惑する吉川教授を尻目に、私は大学の研究室を後にして家路に向かう
電車に1時間ほど乗って山間近くの駅までいくと、其処から30分ほど歩いてようやく我が家に帰りつく。
私は四年前、独身だった頃に住んでいた家を売り払い、田舎の方の敷地の広い家を引っ越していたのだ、
前住んでいた所とは違って大学への交通の便が悪くなったのは致し方あるまい、何故なら……

241通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:48:52 ID:AJm3GphG(15)
「ただいまー、今帰ったぞー」
「あ、パパだー」
「パパー」
「お父様、お帰りなさいませ」
「パパー、おかえりー」
「あ、お父様、お荷物は私がお持ち致します」

玄関を開けるなり、頭に触角を生やし4本の腕を持った
4歳頃から15歳頃までの様々な歳の同じ顔をした少女達が私を出迎える。
人間とは違う身なりを持ち、早い成長速度を持つ彼女達だが今の私にとっては可愛い娘達だ。
この沢山いる娘達の為、私は手狭になった家を買い換えたのだ。

「おかえりじゃ、ダーリン」
「ああ、ただいま。これお土産な?」
「おおっ、これは妾の大好物の明宝堂のイチゴショートではないか!妾の大好物―♪」
「……大好物って、静代は甘い物なら全部大好物じゃないか……?」
「ぬっ、ダーリン、その言い方じゃと妾が甘い物なら何でも好きだと言っている様ではないか!」

そして玄関をくぐり、居間に来るとテレビを見てくつろいでいた妻にお土産のケーキを渡す。
妻はケーキを見るや触角をピクピクと大きく動かしながら小躍りをしだし、
それを見た苦笑する私にツッコまれて妻は慌てて否定する。
出会った頃は、私は彼女の事を訳の分からない女だと思っていたが、今では私は彼女の事を誰よりも愛している。
そしてこれからもそれは変わらない事だろう。

「はは、悪い悪い、さ、子供達がいない今の内に食わないと大変な事になるぞ?」
「ぬ、そうじゃの、娘達に見つからぬ内にはよ食わぬと……」
「あー!お母さんがあまいものをひとりじめにしようとしてるー!」
「お母様!私達を置いて一人占めするとはズルイです、私達にも分けてください!」
「……ひ、ひとかけらづつじゃぞ?それ以上は―――」
「「「「甘いものー♪」」」
「「「「お母様ー分けて下さいー♪」」」」
「―――くっ、そんなに来られたら妾の食う分が無くなってしまうぞよ!?ここは逃げが勝ちじゃ!」
「あ!逃げた!」
「「「まてー!」」」

お土産が甘いものと見るや早速、妻対娘達のお土産の争奪戦が始まり、一気に家の中が騒がしくなる。
この調子だ、恐らく数分もしないうちに妻は渋々娘達にケーキを分け与える事になるだろう。

そしてその様子を温かく見守りながら私は思っていた。
今、私はとても幸せだ、と。

         ―――――――――――了―――――――――――――――


242通りすがり :sage :2007/06/17(日) 00:52:04 ID:AJm3GphG(15)
以上です、
気晴らしのつもりで書いてみたら予想以上に長くなっちゃったのが反省点です

そして、自分で書いておきながら吉川教授の所為で虎姐達のいる世界が出来たのか?と妄想してしまう……(汗

243名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 01:19:21 ID:s4mo7yuk
>>242 GJ!
逆レでもLOVEがある。そこに痺れる憧れるぅ!w
…しかしなんだ、吉川教授がスレ住人に見えて仕方がないなww

244名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 01:21:33 ID:ysUMd3qW
笹野君、その年で嫁と45人を養うなんて、甲斐性があるなあ……GJだ

245名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 02:12:59 ID:T9yqbB0H(2)
今朝アリの巣コロリを設置したのを少しだけ後悔している

246名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 02:38:46 ID:SaHWEz7u
>>242
超GoodJob!
蟻で萌えるストーリーとはなかなか粋な事をなさる。

247名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 04:09:29 ID:6BE1VoXR
GJ。
45人ってどうやって養うんだろ……w

それと、気になったので一言だけツッコミを。
今現在、助教授は全部准教授に置き換わってる

248瀬錬 :sage :2007/06/17(日) 08:38:56 ID:Jg70vYJJ
沢山のご感想ありがとうございます。
ベルも根は悪い子じゃないんですが、どうにも種族の違いとプライドの高さ、愛の深さが絡み合ってあんな考えに……w
見守ってやって下さいませ。

>>242
腕4本ですかー
あんな事とかこんな事とか色々出来そうですねw
GJでした!



249名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 09:28:01 ID:4UDbMzOd
GJ!
この話読んだお陰で、今朝カナブンに20分程しがみ付かれてた時妙に萌えたことは内緒

250通りすがり :sage :2007/06/17(日) 16:55:07 ID:AJm3GphG(15)
皆様の感想を聞いて嬉しい俺が通りますよ……
虎姐の話の続きはもう暫くお待ちください、ハイm(_ _)m

45人と言っても全員が全員、食っちゃ寝している訳では無いです。
45人の内の約半数は自ら進んで幼い妹達の世話をしたり、畑を耕して野菜作ったり、
野や山や川や海等駆け巡って食料を捜しに行ったり、家の増改築を行ったり、
町に出てウェイトレスや引越し等のアルバイトをして生活資金を稼いで来たり……
……後半数は休んでいるか、働くには幼すぎるかだけど(汗

まあ、最初の頃はそれこそ笹野君は目の回る忙しさだっただろうかと……

>>247
ぐはっ!そうだったのか……orz

Wik掲載時には助教授の所を准教授に変えちゃって下さい……
教えて頂き有難うございます(滝汗

251名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 22:56:32 ID:lpkmbyJY
これからもどんどん通っていって下せえw


252SA :sage :2007/06/17(日) 23:26:34 ID:51cV8ofc(8)
>>203>>209の続きです。

―Caution!!―
1.ふたなりな表現が多々、含まれております
2.精液が飛び散ります
3.臭いです
4.SAです

253SA :sage :2007/06/17(日) 23:27:35 ID:51cV8ofc(8)
 ぴちゃん、ぴちゃん――
 何処かで水が跳ねる音で優輝は目を覚ました。
「ん……」
「やっと、目を覚ましたか」
「蒼虎……さん?」
「紅狼は無事だ。今は力の使い過ぎで休んでいるがな」
「そう……ですか。良かったぁ……」
 ドン――
 その音と共に蒼虎がいきなり優輝のことを押し倒した。そして、その上に馬乗りになる。
「え……?」
「私も大分、力を使ったからな」
 そう言いながら、蒼虎は優輝が着ているシャツに手、もとい爪を掛ける。
「ちょ、ちょっと何を……!」
「見て分からないのか?力の補給だ」
 そのまま、爪を下に持って行き、シャツを少しずつ破いていく。
「力の補給に何でシャツを破く必要があるんですかっ!」
「身体を交えるのに衣服は不必要であろう?」
「なっ……ど、どいて下さいよぉ!」
「五月蝿い、黙れ。この蒼虎がお前のような下等生物を気持ちよくさせてやるのだ。これ以上無い幸福だぞ。それに、身体もこの湖の水で少しは楽になっている筈だ」
 優輝が辺りを見回すと、そこには美しい湖が広がっていた。時々、上がる水飛沫に陽光が反射してとても綺麗だ。
 なるほど、優輝が聞いた水音とはこの湖の音だったらしい。
「って、そうじゃな……ひぅっ!」
 蒼虎が急に乳首を抓ったので、優輝はとても男とは思えないような声をあげた。
「そんな声を出してどうした?」
「そ、蒼虎さんがいきなりそんなところ弄るからぁ……!」
「ふむ。桃色の乳首か」
「だから、やめ……ふわぁっ!」
「これは面白い。両方やったらどうだ?」
「やめ……んふぅっ!」
「何だ、声を我慢してはつまらないではないか」
 今度は優輝が穿いているズボンに爪を掛ける。
「そ、それは破かないで下さい!」
「じゃあ、脱がすのは良いのだな」
「そういう意味じゃ……!」
 時既に遅し。優輝は成す術も無く、ズボンを脱がされ、全裸にされてしまった。
 正確に言うと、破ったシャツの切れ端がちらほらとくっ付いているので全裸ではないが。まぁ、ほぼ、全裸だ。
「ほぅ。少しだけ残っているというのもまた中々、燃(萌)えるな」
「変なこと言ってないで、ズボン返して下さいよ!は、恥ずかしいっ……!」
「と言いながら、ここは硬くなっているが?」
「そ、それはっ……!」
 蒼虎が優輝のモノを掌握し、それを上下にゆっくりと動かしていく。
 初めは何ともなかった優輝だが、上下に動かされていく内に少しずつ快感が伝わってくる。
「は、はぅっ……!」
「何だ、そのまるで初めて触れられるような反応は。貴様、まさか初物か?」
「……」
「ほぅ、これは面白いな。良いか?貴様は今から初めてを人外に奪われるのだ」
 そう言いながら蒼虎は自身の下着を取り去り、秘所に優輝のモノをあてがう。
「あぁ、やめてぇ……!」
「一瞬で果てないよう、せいぜい頑張ることだな」
 ――にゅるり。
 蒼虎の膣内に優輝のモノが飲み込まれていった。

254SA :sage :2007/06/17(日) 23:29:08 ID:51cV8ofc(8)
「んくぅぅぅぅっ!」
 優輝の艶かしい叫び声が静かな森に木霊した。
「女のような形をして、ここは中々、大きいな」
「んくっ、んふぅ……!」
 自身の手を口に当てて、必死で出ようとする声を押し殺す優輝。
 それを見て蒼虎はにやりと妖しげに笑い、腰を動かすスピードを急激に速めた。
「ふっ、生意気に声を我慢しているのか?そういうのを見ていると、もっと出させたくなるな」
「んくっ……!?」
「ほらほら、我慢しなくても良いのだぞ?一思いに喘いでしまえ」
「んくっ、んふぁ、んっ……!」
「何処までも生意気な奴だ」
 すると、蒼虎はかぷり、と優輝の乳首に噛み付いた。
 別に食い千切ってしまおうとかそういう意味ではなくて、ただ我慢している優輝の声を出させたくて。
 甘噛みをしたり、舌で転がしたり。容赦なく繰り出されるその責めに、優輝の我慢はいよいよ限界にまで達していた。
 そして、蒼虎が思い切り吸い上げた時、優輝の我慢という名の壁は脆くも崩れた。或いは、崩れ落ちた。
「んぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「貴様の我慢など、所詮はこの程度ということだ」
「んくっ、蒼虎さん、やめっ、んぁぁっ!もう、だめぇっ……!」
「出そうな時は言うんだぞ?でなければ、貴様の桃色の乳首が赤色に染まることになるからな」
「あぁぁぁ、出るぅぅぅぅっ!」
 蒼虎の膣内に優輝の精液がドロリと流れ込んでいく。
「ふむ。中々、濃いな」
「はぁっ、はぁっ……」
「さぁ、次だ」
「やっ、そんな連続は無理で……」
「貴様に拒否権など無い。いくぞ」
 そして、蒼虎が腰の動きを再開しようとした時、茂みの中から人影が現れた。
「眠れる姫のお目覚めか」
「優輝君の叫び声が聞こえてきたので、何事かと思えば……。どういうつもりですか、蒼虎?」
「お前を元に戻すために使った力を補給しているだけだ」
「それなら、一度で十分でしょう?」
「……姫は怒らせると厄介だからな。私は刀の鍛練をしてくる。後は二人で好きなようにやれ」
 ずるりと優輝のモノを自身から引き抜き、蒼虎は茂みの中へと姿を消した。
「こう……ろうさん!?」
「はい、紅狼です」
「元に戻った……んですよね?」
「はい」
「良かったぁ……」
 紅狼の微笑んだ表情と元気そうな様子を見て、優輝は心底、安心した。
「蒼虎から全て聞きました。私の愚行も、そして、優輝君が私の命の恩人であることも」
「いえ、恩人だなんて……」
「……暗闇」
「え?」
「超獣力を発動していた時の記憶は無いのですが、暗闇の中に一人でぽつんといたことだけは鮮明に覚えています。右を見ても、左を見ても永遠と同じ景色。
私は恐怖こそ感じませんでしたが、人の感情が薄れていくのを感じました。そして、本物の獣へと身を堕としかけていた時、声が聞こえてきたんです。私のことを呼ぶ声が。
その声がした方向には一点の光がありました。私は、ただ我武者羅にそれに向かって走り続けました。そして、目が覚めたら今の私に戻っていたんです。
……優輝君。私を助けてくれて本当にありがとう」
「そ、そんなっ!僕だって紅狼さんに助けてもらってますし、おあいこですよ」
「うふふっ、そうですね」
 そして、紅狼は横たわっている優輝に歩み寄り、そのまま覆い被さった。

255SA :sage :2007/06/17(日) 23:30:31 ID:51cV8ofc(8)
「こ、紅狼さん!?」
「で、蒼虎にどんなことをされていたのですか?言って下さい」
「べ、別に何もっ……!」
「言いなさい」
「ひっ……」
 次第に強くなっていく紅狼の口調に優輝は怯え、素直に先程まで蒼虎にされていたことを話し出す。
 それを聞きながら、紅狼は自身が着ている衣服を少しずつ脱いでいく。
「なるほど、それで為すがままに犯されたんですね。あまつさえ、童貞まで奪われて」
 紅狼がぎゅっと悠介の乳首を摘み上げると、悠介の身体はビクリと跳ね上がった。
「いたっ……!」
 そんな優輝の言葉も耳に入れず、紅狼は摘み上げている指にどんどんと力を込めていく。
「こ、紅狼さん、痛いですっ!」
「気持ち良い、でしょう?優輝君は痛いのに感じてしまう変態なんですよ」
「ち、違いますっ!」
「違いませんよ。その証拠に、ほら」
 先程まで力無くぐったりとしていた優輝のモノが哀しいことに今はピンとそそり立っている。
「痛いのに気持ち良いなんておかしいですよね?そう、優輝君はおかしいんですよ。おかしくて変態なんです。ほら、変態な僕を犯して下さい、って言ってみて下さいよ」
「っ……!」
「そうですか」
 紅狼は乳首を摘み上げていた指を離し、その代わりに今度は指ではなく鋭い爪で優輝の乳首の周りをなぞっていく。
 暫くなぞった後、その鋭い爪で優輝の乳首を潰す勢いで摘み上げた。
 そして、血が滲み始めた頃、爪を離して今度はそこを口に含んで舌で転がしていく。
「ぐぁっ……痛いっ!」
「だから、気持ち良い、でしょう?……れろ、ちゅっ、れろ」
「あぁっ、何で!?何で気持ち良いのぉ!?」
「それは優輝君が変態だからですよ。れろっ、ちゅぱ」
「僕が……変態……?」
「普通の人だったら気持ち良いなんて思う筈がないでしょう?寧ろ、痛いと感じると思いますよ。でも、優輝君は違う。乳首を傷つけられて、舐められて、感じている」
 優輝は少しずつ困惑し始める。
 紅狼が言うことに間違いは一つもない。確かに痛みが快感に変わることなど、有り得ない。常人ならば。
 それが、自分はこんなにも感じてしまっている。これを変態と呼ばずに何と呼ぶのだろうか。
(僕は……変態……)
「分かりましたか?自分が変態だってこと。分かったなら、変態な僕を犯して下さい、って言いなさい」
「……さい」
「はい?もっと大きな声で言わないと聞こえませんよ」
「……変態な僕を犯して下さい!!」
 それは優輝が決して堕ちてはいけない場所に堕ちた瞬間だった。
「言っちゃいましたね。でも、安心して下さい。私は優輝君が変態でも嫌いになんてなったりしませんから」
 そう言って紅狼は秘所に優輝のモノをあてがう。
 そして、ゆっくりと腰を落としていき、やがて、優輝のモノは紅狼の膣内に飲み込まれた。
「んっ、入りましたよ。意外と大きいですね」
「あぁっ、変態な僕のちんちんが紅狼さんの中に入ってるぅ……」
「動き、んっ、ますよ?」
「ひぁっ!んぅっ、紅狼さんの膣内、凄いぃ……」
 膣内のひだの一つ一つがまるで生き物であるかのようにうねうねと優輝のモノを激しく責めていく。
 経験不足の優輝がその強烈な責めに耐えられる筈もなく、大した時間も掛からない内に最高潮まで登り詰めた。
「あぁっ、僕、もう……!」
「んっ、もうイきそうなんですか?優輝君は変態の上に早漏なんですね。良いですよ。膣内に、んくっ、出して下さい」
「あぁっ、僕は変態で早漏で……んぁぁぁぁぁっ!!」
 絶叫と共に紅狼の膣内に優輝の精液が吐き出されていった。

256SA :sage :2007/06/17(日) 23:31:26 ID:51cV8ofc(8)
「はぁっ、はぁっ……」
「ほら、休んでる暇はありませんよ」
「ちょっ、待っ……」
 紅狼は優輝の懇願に一切、耳を傾けず、腰の動きを再開する。
 射精して少し元気が無くなっていた優輝のモノであったが、刺激を与えられ、膣内で再び硬くなる。
 先程の上下だけの腰使いとは違い、今度は前後左右に激しく腰を振って優輝に快感を与えていく紅狼。
 優輝は両手を頭の上で押さえ付けらている為、逃げることも適わず、一方的に送られてくる快感をただ受け止めることしが出来ない。
「んっ、今度は中々、持ちますね。これなら私も、んくっ、達せそうです」
「ひぅっ、だ、め!紅狼さんの膣内、気持ち良すぎて、くぅっ、壊れちゃ……んぁっ!」
「ぁっ、そろそろ限界、です。優輝君も、一緒に!」
 紅狼の腰使いが益々、激しくなっていく。
「くぁっ、紅狼さんっ、は、激しすぎっ……っぁ!」
「私、もう……っぁぁぁぁぁ!」
「んぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
 そして、紅狼が思い切り腰を落とした時、二人は同時に絶頂に達し、絶叫をあげて果てた。
 二人が行為を行なっていた場所には強烈な体液の臭いが広がっている。
 優輝はというと、二人の獣人に連続して犯されたことでぐったりとしている。
 それもその筈。獣人の膣内が男に与える快感は人間の女性の膣内などとは比べ物にならないのだ。
「うふふっ、中々、良かったですよ」
 そう言って紅狼が優輝のモノを引き抜くと、収まり切らなかった精液がドロリと溢れ出た。
「私を差し置いて二人で乳繰り合いか」
 声がした方向には刀の鍛練に行った筈の蒼虎の姿が。
「あら、妬いてるんですか?」
「阿呆。私が人間などに恋焦がれるものか。ただ中途半端に交わったから、身体が疼いて鍛練に集中が出来んだけだ」
「うふふっ、蒼虎も貪欲な人ですね」
「お前にだけは言われたくないがな。……何だ、こやつ、すっかり惚けているではないか」
「そうですね、この様子だと前はもう使えませんね」
 優輝は紅狼が言った『前』という言葉に疑問の念を抱いた。それも束の間、蒼虎によって四つん這いにさせられる。
「後ろを使う気ですか?貴女も酷な人ですね」
「そう言うお前もすっかり生えてきているではないか」
「ちょ、ちょっと、何を……」
 優輝の言葉を無視し、蒼虎は自身の尻尾を咥え、唾液で濡れたそれを優輝のアヌスに差し込んだ。
 そして、数回出し入れをした後、それを引き抜いた。
「っぁ……!い、今のは……?」
「今から私が貴様に新たな快感を植え付けてやる。力を抜け」
「え、何を……」
 ぶすり、と巨大な何かが優輝のアヌスを貫いた。
「ぐぁぁぁぁぁぁっ!!!」
「うっ、流石に狭いな……」
「ぁぁぁぁっ!痛い、痛い!お尻が裂けちゃうぅ!!」
「馬鹿者!そんなに力を入れると本当に裂けるぞ?良いから、力を抜け。直に良くなる」
 優輝は蒼虎に言われた通り、力を抜く。すると、アヌスを貫いている何かが前後に動き始めた。
 それと同時に、最初は激痛しか感じなかったはずなのに、その激痛の中に何か別のものも感じていることに優輝は気付いた。
「少しは楽になってきたか?」
「ま、まだ痛いですけど、でも、痛みじゃない別の何かが……あぁっ、何これぇ!?」
「くっ、何て締め付けだ……」
「そ、蒼虎さん、やめてぇ!僕のお尻、何か変なんですぅ!」
 自身のアヌスを襲う謎の感覚に優輝は戸惑い、そして、恐怖する。
「優輝君のお尻には今、これが入っているんですよ」
 紅狼が示したものに目を向けた優輝は激しく驚愕した。

257SA :sage :2007/06/17(日) 23:32:28 ID:51cV8ofc(8)
 優輝が目にしたもの。
 それは、ぬらぬらと赤黒く光る巨大な、実にグロテスクなものであった。
「優輝君にもこれ、生えているでしょう?まぁ、優輝君のモノとは長さも太さも違うと思いますけど」
 そう、それは優輝にも生えているペニスだった。
 優輝のものに比べて長さも太さも全く違うが、それは紛れも無く男の象徴であるペニス。
 その男の象徴であるペニスが何故、女性であるはずの紅狼に生えているのだろうか。
 それ以前に先程、身体を交えた時はこんなものは生えていなかった筈だ。
 自身のアヌスを貫いているものに感じる戸惑いと恐怖感に、それを見た嫌悪感と劣等感、他の様々な感情も加わり、優輝の頭の中はごちゃごちゃになっている。
「驚きましたか?獣人は自分の身体の作りを変形して、こんなことも出来るんですよ」
「……!」
「そして、今、優輝君のお尻を貫いているのはこれと全く同じものです」
「え……?」
 優輝はこんな巨大なものが自分の肛門に入っていることが信じられなかった。
 だが、自分の腰の部分を持って蒼虎が腰を振っている光景を見て、優輝はそれが事実なのだと悟った。
「男の子なのに男の子のモノを気持ち良くさせているなんて、おかしいですよね?優輝君は益々、変態になっちゃったんですよ」
「そ、そんな……んぐっ!?」
「この際だから、お口を使ってご奉仕することも覚えましょうね」
「んぐぐっ!」
 後ろでは蒼虎が、前では紅狼が容赦無く腰を振り続けている。
「舌を使って亀頭を舐めるんですよ」
「んぐっ……!」
「そ、そうです、上手ですよ……。今度はカリの部分です」
「んっ、くふぅっ」
「っ!やっぱり、優輝君は変態ですね。口淫まで上手だなんて……」
 優輝は双眸に涙を浮かべながら、口に含んだモノを奉仕していく。
 ――こつん。
 蒼虎のモノが優輝のある一点に当たった時、優輝の脳内に未知の快感が広がり、目の前が火花が散ったように弾けた。
「んぐぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
「ほぅ。ここがこやつの前立腺か。うっ、締め付けが強く……くっ、そろそろ出るぞ……!」
「ん、ぐっ……んぐぅ!?んぐぅぅぅぅ!!」
 蒼虎の精液が優輝の腸を駆け巡っていく。
 そして、蒼虎のモノがそこを突いた時、それとほぼ同時に優輝のモノは大量の精液を噴き出した。
「ふぅ……。こやつ、こっちの方が素質があるのではないか?」
「何せ優輝君は真性の変態ですからね。ほら、誰が止めて良いと言ったんですか?」
「んぐ、ぐっ、んぅっ!」
「それに、お前が言葉責めしていた時なんて物凄い締め付けだったぞ」
「うふふっ、もう堕ちる所まで堕ちてしまいましたね。……くっ、私もそろそろ、出ます!」
 今度は紅狼の精液が優輝の口内を駆け巡っていく。
 優輝は口内に広がる精液の苦い味に耐えられず、それを吐き出した。
「げほっ、げほっ……!」
「これで優輝君は前も後ろも使える両刀使いになりましたね」
「私達がお前を徹底的に調教してやるからな。感謝しろ」
「っ……!」
 その日。
 優輝は二人に前も後ろも犯され、おびただしい量の精液を吐き出し、そして、おびただしい量の精液を飲み込んだ。
 一体、この日に何回の、何十回の、何百回の淫行が行なわれたのだろうか。
 それを知る者は誰一人としていない。

258SA :sage :2007/06/17(日) 23:33:29 ID:51cV8ofc(8)
 ――あれから半年後。
 優輝はすっかり二人の性奴隷として成り下がっていた。
 今、優輝のモノは紅狼の膣内で犯され、アヌスは蒼虎の巨根に犯されている。
「ひぅっ、んぁっ、あぁぁぁぁっ!」
「あら、優輝君ったらまた出したんですね。これで何回目の射精でしょう?」
「くっ、出るぞ……!」
 優輝の精液が紅狼の膣内に流れ込でいき、蒼虎の精液が優輝の腸に流れ込んでいく。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
「ちょっと休憩しましょうか。それにしても、蒼虎は本当に後ろが好きですね」
「私が一突きする度にこやつが喘ぎ声を出すのが堪らなく愉快でな」
「もう優輝君のお尻は蒼虎のモノしか受け付けないかもしれませんね」
「いや、私はまだまだ犯し足りん」
「うふふっ、私もです」
 優輝はそんな会話を聞きながら、激しい淫行の余韻に浸っていた。
 そして、少し前のことをふと思い出す。

「紅狼さん」
「はい、何でしょう?」
「僕、この森にいて良いのでしょうか?」
「と言いますと?」
「ここは獣人が住む神聖な森ですし、人間である僕がいて良いのかなぁ……と」
「優輝君が外に帰りたいのなら、私は別に構いませんけど、困るのは優輝君だと思いますよ?」
「え?」
「優輝君は私達がいなくても普通に暮らしていけますか?あれだけ身体を交えたんです。もう私達がいないと暮らせないのでは?」
「っ……!」
「別に私は引き止めようとしている訳ではありません。私達がいなくても大丈夫だと優輝君が言うのなら、私はそれに賛同します」
「……多分、無理だと思います。紅狼さんと蒼虎さんに犯されるのを想像すると、身体が疼いてきてしまうんです……」
「でしょうね」
「でも、家族が心配してることとか考えると……」
「あぁ、それは大丈夫ですよ」
「え?」
「この森では一年経っても、外では一分程度しか経っていませんから。この森の時間の流れは人間にとっては物凄く早いですからね」
「じゃ、じゃあ、僕がこの森に来てまだ……」
「外では一分も経っていないでしょうね。実際は半年近く経っていますが」
「そんなことが……。それに、年を取っているようにも見えないのに……」
「この森では有り得るんですよ。実際、私もこう見えて数千年、生きていますから」
「そんなに!?」
「まぁ、それを踏まえて、どうしますか?」
「……残りたいです」
「そうですか。私も蒼虎もその方が嬉しいです」
「……これから宜しくお願いします」
「うふふっ、こちらこそ宜しくお願いします」

 頬をくすぐる風で現実に呼び戻される。
 優輝は自分の意思でこの森に残ることを選んだのだ。だから、彼に後悔の二文字は無かった。
「あぁっ、ご主人様、もっと突いて下さいぃ!あぁっ、ご主人様の膣内、凄いぃ!」
 そう、優輝は自分の意思で――





                                 Sacred, or not?


  THE END

259名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/17(日) 23:36:23 ID:wQ5ArOyC
リアルタイムGJ!

程よいBad Endで心地いい鬱になれそうだ…

260SA :sage :2007/06/17(日) 23:39:01 ID:51cV8ofc(8)
感想ありがとうございます!


駄作の投下が終わりましたぁ〜。
所々、文の構成がおかしい箇所がありますが、そこは皆さんの広いお心で……!
ハッピーエンドかバッドエンドかは、ご想像にお任せします。
某歌手のF○○○ o○ F○○○を聞きながら書いたので、微妙にあっちよりかな……と
さてと!凡人は早く風呂入って叩かれない内にオネンネします。
皆さん、おやすみなさいですー。

261にんっ☆しんっ!くまさん :sage :2007/06/18(月) 00:00:19 ID:/0VmHg29
>>242
GJ!なんという大家族…間違いなく乱交…は置いといて主人公と教授がいいなあw


>>222
俺、ツンデレというかヤンデレというか…「自分の秘めた想い」に苛まれる女の子は大好きだっ!
GJです。


>>210
GJー!何気に蒼虎がすごくいい奴だな〜。逆レイプの基本は「強い♀」に限る!
自分で言うのもなんだけどなんか童謡の「森のくまさん」を思い出したw


262にんっ☆しんっくまさん :sage :2007/06/18(月) 00:10:16 ID:P3DuK3+c(2)
うお、すれ違いレスだ…orz


>>260
間違いなくハッピーエンドw
これも逆レイプの一つの形…要はみさくらブリジットがエロいお姉さま達with巨根にアッーでおk?

嫁にディルドー(いわゆるペニバン)で掘られそうになった事があるのは秘密だ!
痛いんだよね…orz

263名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/18(月) 00:13:11 ID:P3DuK3+c(2)
あれ?なんでIDが違うんだ…?

264名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/18(月) 01:43:55 ID:tE2wJOqU
やっぱ初代スレの一番最初のSSが一番よかった
狼娘の

265名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/18(月) 01:48:48 ID:rs8/GIw5
もう十分に分かったから

266名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/18(月) 07:01:36 ID:j7C4lfz+
>>262
ちょw例えwww
ディルドー自重w



それにしても懐古厨うざいな。まあ>>264のは釣りっぽいが。
どのSSが一番とかそういうのは荒れる元だから。

267名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/18(月) 16:37:37 ID:7+JYWVq5(2)
ディルドーwww
言い方カッコヨス

268名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/18(月) 21:35:09 ID:Zi/gKbVl
>>262
>みさくらブリジット
ちょっとそこらへん詳しく教えてください。

>>260
乙に候。
主人公の名前と俺の本名の読みが同じで微妙な気分になったけど、素晴らしいです。
何で同じ読みなのに、こんなに羨ましい状況になってんだ。

269名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/18(月) 22:00:05 ID:7+JYWVq5(2)
>>268
いいなあ・・・
俺の名前の奴も犯されろよ・・・w

270名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/18(月) 23:07:54 ID:9uhA7o1f
>>258
全員理不尽じゃないかw

>>268
ギルティACの家庭用を買うんだ

271名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 00:27:59 ID:zB4FH7aH(3)
>>264の言いたい事は分からんでも無い。
最初は作家気取りの糞コテとか、無駄に厨臭い名前の主人公とかもいなかったし。

SS書こうともしないでgjばっか言ってる奴よかマシだがね。

272名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 00:28:36 ID:TSyZnfj4(3)
>>260
全っっっっっ開フルパワーでみwwwwなwwwwぎwwwwっwwwwてwwww来たぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

これ読み終わって気付いたことがある。
何故俺は四つん這いになってんだwwwwww
超GJGJGJGJ!!!!

273名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 00:39:41 ID:6Tua3c20(2)
荒そうな事言わないでもらいたい

274名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 00:50:47 ID:zB4FH7aH(3)
「荒れそう」な。低脳乙。
反論出来るならしてみろ。別に間違った事は言ってないと思うぞ?

275名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 01:18:11 ID:6Tua3c20(2)
何も言わない
ぐだらないレスでスレが荒れるのは嫌だから
それでもグダグダ言うなら御前さんを荒らしと見る

276名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 01:27:21 ID:oD2nmlsp
まあ初期スレに投下された作品群が良作過ぎたんだな。
それに、あのころは普通に動物やそれに連なる妖怪だけだったし。

277名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 01:31:00 ID:zB4FH7aH(3)
>>275
「くだらない」な。わざとだよな…?
それもそうだな。このスレ、好きだったよ…。

278名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 01:40:28 ID:Qs61zaXf
>>272
興奮しすぎw
パソの前で四つん這いになってたの想像したらワロタwww

>>275
いつも通り神作品の投下を静止して待ちましょうや







279名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 02:01:14 ID:ltk54VtI
>>271
まあ確かに、純粋に「擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプ」するというのが本筋だから、設定やストーリーはいらないのかもな。言い草はともかく。
最近は投下されるSSにしても設定や物語が先攻している感は否めないしね。
まあえっちな漫画や本でも多少なりとも背景や設定があるように「ヤるだけ」だと面白くないからなあ…その辺のバランスは難しい。

だが「SS書こうともしないでgjばっか言ってる奴」というのは要するに「ROMだけではなく、スレに感想を書きたい読み手」なだけであって、批判するのはどうかと…。



で、くまさんは実はくまのおにゃのこで色々とアレな(ry → にんっ☆しんっ☆しらうっ
なんて事を考えたのは俺だけじゃないはずだ。

280名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 05:57:14 ID:6Y5gyYH0
というか>>271の文章が余りに馬鹿丸出しなので同意できるものも出来なくなる

281瀬錬 :sage :2007/06/19(火) 06:51:59 ID:XaMx5PpB(10)
なんだか不穏な雰囲気なので、リクエストになっている「ストーリーと設定を極力省いた物」を一つ。

苦手な人はお手数ですがスルー願います。


282蜂女 :sage :2007/06/19(火) 06:55:41 ID:XaMx5PpB(10)



「――仕事の時間だよー! ほら、起きて起きて!」
 必要以上に大きく元気な声と、ブーン、という羽音が俺の鼓膜を打つ。

 短いまどろみから目覚めた俺の眼前には、一人の女がいた。
 髪は黒く、手足はスラリと細い。顔の造形も悪くなく――そんな女がその身に何一つ着ける事なく、俺の眼前に立っている。

 これだけなら喜べるのかも知れないが、彼女にはもう少しだけ特徴があった。
 まず、黒い髪から生える二本の細長い触角。背中から生えた半透明の翅。最後に、そのスレンダーな背中と綺麗な尻の中間から生えた、ずんぐりとした太くて丸い尻尾。その色は黒と黄色の縞模様であり、先端部からは鋭い針が突き出している。
 ――そう。彼女は蜂女だった。
 そして俺は――

「あっ、んんっ! いいッ! もっと、もっと突いてッ!」
 俺はひたすらに彼女の胎を突き上げる。
 ここで自由なモノと言えば、口と腰の動きぐらいだ。手は地面に寝そべったまま拘束されているので、起き上がる事すら出来はしない。
「んっ、んッ、あっ、あんッ! イイよ……! そろそろイくっ、ああん!」
「くっ……! イきますっ!」
「イイよ! 中に、中に出して!」
「……っっ!」
「あ、あああっ!」
 彼女が感極まった嬌声を上げ、ビクビクと震える。
 俺の肉棒から出た白濁液が、一滴も零れる事なく彼女の胎内に充填されていく。
「ふぅ…… あと六回は入るかな? さ、続けるよ」
 僅かに膨れ上がった下腹を撫でながら、そう彼女は言った。
 そこには、都合十回以上出した俺の精液が詰まっている。
 それを思い切り叩いて、白い小水を出させてやりたかったが、生憎と手は地面から剥がせない。

「ふ、あ、あんッ、あん、イイよ……あなたのおちんぽッ!」
 彼女がまた律動を始める。
 俺はそれに合わせるように腰を振って、少しでも早く精液を出せるように努める。
「はあっ、イイっ、もっと、もっと掻き回して!」
 彼女の下腹から聞こえる、たぷたぷという音を聞きながら思う。
 今日はもう何人目だったかな、と――


283蜂女 :sage :2007/06/19(火) 06:57:27 ID:XaMx5PpB(10)



「――おし、お疲れ様」
 ぽこりと膨らんだ下腹を撫でながら彼女は言い、俺にどろりとした液体を口移しで飲ませた。
 甘いその液体を飲み込んでいる間に、彼女はおぼつかない足取りで去って行く。
 それと入れ替わりに「彼女」がやって来た。
「さ、今度は私だよ。頑張ってね」
 当然、拒否権などない。
 「彼女」が肉棒の上に腰を下ろす。既に濡れているそこは、常に張り詰めている俺の肉棒を簡単に咥え込んだ。
 あと何千人ぐらいだろうな、と「彼女」の総数を思い出しつつ、俺は腰の動きに没頭し始めた――


284瀬錬 :sage :2007/06/19(火) 06:59:44 ID:XaMx5PpB(10)
以上です。
板汚し失礼致しました。


285名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 08:00:11 ID:UzZkVWqt
>>279
くまさんがおにゃのこ>
その発想は無かったわw


>>280
いいねー!たった2レスでそこまで内容を詰め込めるのもすごいな。
オムニバス形式の短編エロって感じ。


ストーリーとか設定はむしろ作品に幅を持たせてくれると思う。
実際、今までの作品には泣けるもの、怖いもの、笑えるものと色んな展開があったし。
このスレはシチュが限定されてるからエロばかりだとみんな似通った話になって面白くなさそうだ。

286名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 08:56:32 ID:F3OXBorD(2)
>くまさんが
元ジェダイで河馬沢先輩を嫁にしたシスの暗黒卿だとばかり。

287名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 09:20:01 ID:l8yBTfh4(2)
女王蜂がそんなに大量にいてどうするんだ

288名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 09:41:05 ID:ZSGsXw30
>>282
女王蜂というか、王様蜂かな?
ふと、「世界で男が俺だけになったらヤりたい放題できる!」なんて思ってしまった。
2レスエロパロ…新たなジャンル!?

>>286
過去ログ読んで分かったんだが、ジェダイ→GA隊→J隊だなw
くまさんの書く自衛隊ネタが余りにもリアルで吹いたw

>>268
・うちしあわせぇっしあわせぇっ!! しあわせみるくがでちゃううっ!!
・やっやあぁらめえっ、たっ…たまぁ…!! タマタマはぁ…あはぅっ!!
 そっそこいじられると…く…なるぅ…くまさんのちんぽみるくこくなっちゃうんでしゅぅッ!!
 んあっ!! んあおっ!! つっ強いよおぉたまもみつよいのおっ!!!
・あ゙あっでるっ…!! たまみるくでるっ!! でっでるうっくまさんのこくまろみるくぅ!!
 おしりほられて変態みるくがきちゃうのおぉっ!!!!!
・くまさんぴょんぴょんすきっ、ぴょんぴょんちゅき〜〜っ!
 みっ見てぇっ!! でるよぉ精子ッ、くまさんのあかちゃん汁がでるよおおッッ!!
・くまさんきもちいすぎてバンザイしちゃうぅっ バンザイっ、ばんじゃいっばんじゃい゙っ
 ぱゃんに゙ゃんじゃんじゃいぃぃっ!!

289名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 09:58:17 ID:h5G+Qeu8
>>287
これ、普通に考えて働き蜂じゃないか?
何千もいるのは蜂の社会では働き蜂だけだし。

たぶん、蜜を集める→精を集める、と掛けてるんだろうな。
蜂娘にしたって女王っぽい描写がどこにもない。

なんにせよGJ

290名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 11:08:01 ID:aoLeiK49(2)
生物学上働き蜂および働き蟻総て♀だという事実

291名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 11:48:57 ID:l8yBTfh4(2)
精子貯められるのは女王だけだろ

292名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 16:23:12 ID:TSyZnfj4(3)
パソの前で四つん這いになってた大馬鹿野郎ですが。
>>284
ストーリー&設定省いてもイケる!!!!今度は腰が浮いてたww
超GJ!!















と、このようなレスも認められんのかね。
このスレの以前のような暖かい雰囲気はどこにいったんだか。

293SA :sage :2007/06/19(火) 17:25:33 ID:LdT1nNDX
たくさんの感想に感謝致します!!
特に>>272さん、熱い感想ありがとうございます。笑えましたw

>>284
投下お疲れ様です。
一つの作品をたった二つのレスでまとめてしまうなんて凄いです。
何だか>>285さんと感想が被っちゃってますけど……。
とにかく、GJでした!!

何やら険悪な雰囲気になってきちゃいましたね;
次回作には蝙蝠娘を考案中なんですが……うぅむ……。
やっぱり、投下するからには読む側の方達に楽しんでもらいたいです。
それに、感想が貰えると、とても嬉しいですし。例え、それが批判であっても。
ただ、才能の欠如を指摘されると、少々やりにくいものがありますよね……。
まぁ、自分の場合はそれが事実だから何も言えませんけど;
とりあえず、自分はこのスレの皆が楽しめればそれで良いと思います。
新参者が長々と失礼致しました。

294名無しさん@ピンキー :sage  :2007/06/19(火) 17:55:05 ID:phA3/b2y
何で皆『このスレ』で喧嘩しちゃったの?


295名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 18:53:35 ID:/y1rPy2h
喧嘩する奴らはお仕置きに、擬人化した凶暴な♀動物たちに
まとめて逆レイプされるべきだな

296名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 19:00:16 ID:D0FnWn3J
>>295
そ、それではお仕置きではなくご褒美になってしまう

297名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 19:24:25 ID:80KuxLOh
いや、こう考えるんだ!
腹上死してしまうまで擬人化動物さんに搾り取られてしまうと!

298名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 19:29:22 ID:aoLeiK49(2)
>>297
いや、それもこのスレ住人的にはご褒美だと重我鱒

299名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 19:58:56 ID:GSX+s2+G
じゃあレイプされたあと串刺しのハヤニエに

300名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 20:02:03 ID:rPJnRx+D
>>292
実際そう思ってんのはごく一部だから、心おきなくハジケ☆なさい

>>298
297氏の言っている擬人化動物さんとは♂(ry
こうでなければそこらじゅうで喧嘩が『勃』発するだろうな






アッー

301瀬錬 :sage :2007/06/19(火) 21:24:04 ID:XaMx5PpB(10)
構想数十秒、執筆三十分の稚作にご感想を頂き、ありがとうございます。

という訳で第二弾をば。
苦手、あるいは嫌いな方はお手数ですがスルーして下さい。


302アマリリスの花 :sage :2007/06/19(火) 21:26:23 ID:XaMx5PpB(10)



「――えー、だからここがこうなって、だからこっちを削って……」
「ねぇ」
「あ、そうするとこっちの理論が意味不明になっちまうな…… くそっ」
「ねーってば」
「もう一回こっちから書き直すか…… あーめんどくせぇ」
「――うりゃっ!」
「ぐあッ!」
 突如、俺の頭を直撃した金属製のコップがからんからんと音を立てて床に落ちる。
 痛みを堪えつつ、俺はこんな事をする犯人を睨み付ける為に視線を上げた。
「てめぇ…… いきなり何しやがる!」
「いきなりじゃないわよ! ちゃんと呼んだわよ!」
 そう口答えたのは、俺の斜め上空に飛ぶ、身長十五cmほどの少女。
「相手に聞こえてなきゃ呼んだとは言わん!」
 俺は反撃の為に手を振るったが、奴はそれをひらりと舞って回避する。
 何度か攻撃を回避された後、俺はこんな事をしている場合ではない事に気付いた。
「やっべ、もう十二時かよ!」
「ねぇってば。話聞いてる?」
「俺は明日提出のレポートを完成させるので忙しい。お前はさっさと寝てろ」
 俺はそう言って、部屋の片隅にあるアマリリスの鉢をずびしと指した。
 しかし奴は、その黙ってさえいれば可愛い顔を怒らせてまだ言いやがる。
「私の話を聞くまでは寝ないわよ!」
「ふむ。 ――だが断る」
「Σ」
「お喋り機関銃のお前と話してたら夜が明けちまう。分かったらさっさと寝ろ」
「違うわよ! 誰が世間話するって言った!」
 緑のワンピースの裾をなびかせながら、俺の周囲を飛び回るこいつ。
 何を隠そう、花の妖精らしい(本人談)。
 アマリリスの花から生まれただけあって異常にお喋りで、それが助けになる事もあるのだが……
「ねーねー! ねーってば!」
 はっきり言って今はウザい事この上無い。
 ここはいっそ用件とやらを聞いて、黙らせた方が得策かもしれん。
「だー、煩い! なんだ話ってのは! 簡潔に言え!」
 すると奴は俺の眼前で滞空し、眩しい程の笑顔で言った。
「お腹空いた。ご飯ちょーだい♪」

「――ええと、こっちがこうだから……」
「ちょっ、何スルーしてんのよ! こっちは切実なんだから!」
「どアホ! 状況を考えろ状況を! 今んな事やってられるか!」
「何よ! ザーメンのちょっとぐらい――」
「どわー!」
 慌てて奴の口を塞ぐ。
 そう、奴が言う「ご飯」とは、俺のザー汁の事だ。


303アマリリスの花 :sage :2007/06/19(火) 21:30:09 ID:XaMx5PpB(10)



 普通のエロ本に飽きて、こいつに初めて手を出した時の事だ。
 流石に身体のサイズが違うので、その縦スジにぶち込む訳にもいかず、ひたすらフェラと手淫をさせたのだが、奴がその時に俺の精液を飲んで、
「おいしーい!」
 などと口走って以来、お腹が空くと精液を要求しやがる(ザーメンという言葉はその時に俺が教え込んだ)。
 いつもなら答えてやるが、流石に今日は無理だ。
「明日、帰って来たら幾らでも飲ませてやるから我慢しろ!」
「やだ! お腹空いた!」
「ああもう、知るか!」
 埒の開かない事態になりそうだったので、俺は耳栓を装備した。
 視界の端で奴が何か叫んでいるが、もはや今の俺には殆ど聞こえない。
 次第に奴は膨れっ面になり、遂に視界から姿を消した。ざまぁみやがれ。
 急いでレポートを仕上げに掛かる。
 これさえ終われば全て完了。勝利の時は近い!
 シャープペンを手に、俺の指はさらさらと進み――
 ぬるり。
「ぬおっ!」
 突然、俺の愚息を生暖かい感覚が襲った。まさかと思って、視線を下げる。
「てめぇ……」
 そこには、いつの間にか露出している俺の愚息を両手で抱え持ち、こちらに向けて舌を出している奴の姿があった。
 くっ、こうなったら勝負だ! 徹底的に無視してくれる!
 俺の方針を察したか、奴も必死に愛撫を開始した。
 小さな舌で亀頭や鈴口を舐め、指でエラの裏側を弄ってくる。
 正直言って、奴のテクニックは上手い。身体の小ささならではの的確な愛撫でこっちを攻め立ててくる。持久戦では持たない。
 それが分かっている俺は、ひたすらにレポートの完成を急ぐ!
 ぴちゃ ぴちゃ
 くすくす
 愚息を舐める舌の音と共に、奴の笑い声が聞こえる気がする。
 奴はこれだけでは逃げ切られると思ったか、半勃ちの愚息に跨がって、素股をし始めた。一人前に愛液を分泌させている幼いスジが、ぬるぬると愚息を擦る。
 ぬる ぬる ぬちゃ
 んっ はぁ はぁ さっさと ザーメン 出しなさいよ
 甘ったるい、花の蜜の匂いが辺りに立ち込める。
 ヤバい。
 早くも俺の愚息は完全勃起し、我慢汁を滲ませている。だがレポートもあと少し……!
 奴は息を荒くしながら、いつの間に全身で愚息にしがみつくようにして愛撫を続けていた。
 小さな身体の凹凸が、まるで本物の女の中のようだッ……!


304アマリリスの花 :sage :2007/06/19(火) 21:31:25 ID:XaMx5PpB(10)
 ぬちゅ ぬちゃ くちゅ
 はぁ くぅん ザーメン 出しなさいっ
 最後の、一文字……!
「うおおおおおッッ!」
 全身全霊を賭して、俺は僅かに射精しながらもレポートを書き切った。
 荒い息を吐きながら、愚息を見る。不十分な射精でまだ硬さを保っている愚息の上で、惚けた顔でザー汁を舐め取っている奴がいる。
 俺は耳栓を机に叩き付け、奴の胴を掴んだ。ひゃぃ、と妙な嬌声を上げて、奴が怖々とこちらを見る。
「そんなにザー汁が好きなら…… 胃がザー汁袋になるまで可愛がってやるよ!」
「え、あ、ちょっ、冗談でしょ!? た、助けてぇ!」
 俺は生意気な小娘に制裁を加える為に、ベッドへと向かった。


 あまりに頑張り過ぎた為に遅刻して、レポート提出が間に合わなくなったのは、また別の話である。



305瀬錬 :sage :2007/06/19(火) 21:35:07 ID:XaMx5PpB(10)
以上です。
板汚し失礼しました。

花を擬人化してみようと思い立って書いたものの、途中から妖精モノに……orz
しかも逆レイプというより悪戯レベルかな……?

もっと精進して来ます……


306名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 21:38:14 ID:tdNAAVoY
せんせー、悪くはないけど微妙にすれ違いですー

307名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 21:40:33 ID:F3OXBorD(2)
>305
GJ!だが敢えてツッコませてくれ!

ア マ リ リ ス は 植 物 だぁっはっ!?

308名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 22:55:18 ID:TSyZnfj4(3)
先生!!
ネタは良いですけど!!
本当に素晴らしいですけど!!

微妙にスレ違いです………orz
妖精って動物なんかな?

309名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/19(火) 23:11:34 ID:WRfTQ7yI
妖精は人外だとおも
よってスレ違い

310瀬錬 :sage :2007/06/19(火) 23:21:48 ID:XaMx5PpB(10)
うぅ……orz
一応「擬人化」した「女の側から男の側を襲う」内容だから大丈夫かな……? とは思ったのですが……

スレ違いというか、パンチが足りなかったというか……

スレ違いじゃねぇかこの阿呆、と思った方はそっとスルー願います……

やっぱりこのスレの趣旨は、ケモノな娘さんがハァハァで男がアッーですよねそうですよね!

>>308
妖精というよりは、単なる小人だと思って頂けると幸いです。
メルヘンな効果音と光を出して消えたり現れたりはしませんのでご安心下さい。

311 ◆Q5T7.vLXfo :sage :2007/06/19(火) 23:34:42 ID:+zMoapve(8)
お久しぶりです。以前投下させていただいた者です。レスを下さった方ありがとうございました。一つ一つお礼を述べる事は出来ませんが、ものすごい励みになってます。

【厨房ネーミング】 【日本語でおk】 【濡れ場3割半】 【スレンダー】 【ほんのりSF】 【シマウマ】 【擬人化描写薄い】
上のどれかに拒絶反応が出た方、お手数ですがトリップ付けてるのでNGワード登録して下さい。

拙作のやどかりの話が四スレ目でちらっと出ましたが、まとめにある分で終わりです。不満がある方はこちらの力不足です。申し訳ない。
三つ目の展開が急(あんまりなので二つ目を追加したのですがまだ不自然)なので、他に大幅な修正をするとしたら、誤字脱字にエロ以外だとそこ位だと思います。

3121/6 ◆Q5T7.vLXfo :sage :2007/06/19(火) 23:35:29 ID:+zMoapve(8)
 トテモチンポスキ、などという日本人なら自分の子供に付けないであろうイカガワシイ名前を一度聞いてしまったら最後、死ぬまで忘れられないのではないかと思う。
 まあ、それは言い過ぎかもしれないが、エロマンガ島だとかヤキマンコと同じように、とにかく珍名として印象に残る。
 しかしニュースでもよく耳にするその名前に反して、彼女がどんな人であるかどころか顔すらまともに見たことのある地球人は一人しかいない。
 確信を持ってそう言える。


    クワウヤトリヤトリヤオイエイエー


「せ、せくろすふぁいと、は、わかっているわね。さきにいかされたほうが、まけよ」
 画面に表示された文章を彼女、トテモチンポスキさんは読み、多分眉をしかめている。
「『セクロスファイト』、はカタカナだからガイライゴか? ……『ファイト』は『たたかい』。……せく、ろす? しらない」
 さてどうすべきか悩んでいると、僕が解説を入れてしまうと思ったのか手をパーに開いて前に突き出した。
「ちょとまて!」
 ……よく勉強してらっしゃる。
 しばらく頭を抱えてブツブツと独り言を呟いていたが、『思考中』のサインはどちらの星でも共通らしい。
 九割以上の人々が、瞳以外の全身を覆い隠す衣(トルトアという。彼女が来ている服はシルクのような光沢を放っているが、地球には存在しない材料から作られている)
で身を包んでいる彼女の星では、感情や自分の状態を簡潔に表す手段としてボディランゲージが発達したらしい。
 だから別に彼女は、頭のネジが緩んだキャラを演じたくてやっている訳ではないのだ。

 しばらくすると頭に添えていた手を上に上げ、僕の目では怒りに満ちたとしか表現できない瞳を(彼女の星ではこれは『愉快』を表すのだという)こちらに喋りかけてきた。
「『いかされた』は『しぬ』とおなじイミのジュドウタイ。セクロスしらないけどカトラスしってる。たぶんセクロスぶきね。だからセクロスファイト、ブキつかてたたかう、とゆこと!」
 なかなか良い線をついた発言だと思う。カトラスとか一般会話にどう贔屓目に見ても使えない単語とかを覚えているあたり、彼女の熱心さには尊敬せざるをえない。
 僕は「どだ? ちがうか?」と自分の推測が正しいかどうかを目を輝かせてしきりに訊いてくる彼女をうまい具合にはぐらかす方法を延々と考えていた。

◇◇◇

 世間に疎い人ならドストエフスキーとかキノコフスキーとかそういった語感から、彼女がロシア籍の人間なのではないかと考えるだろう。
 姿だけを見た人なら全身どころか顔まで隠す服から、中東辺りの人だと目星を付けるかもしれない。
 しかしながら実際は全く違う。

 地球の歴史に一ページを刻む事となった三月九日について語らねばならない。
 一言でいってしまえば地球に他惑星から客が来た、というだけのことなんだけど。
 日本の神奈川県は横浜市にちょうどロケットが着陸して、それだけでも大事件なんだけど、
その中から明らかに地球人ではない(というか人ですらない)人々が出てきてしまったからいよいよ話が大きくなる。

 諸外国に弱い日本が、彼らエオオア星人との独占交流を行えたのは、別に外交の手腕が発揮されたということはなく、ただ単に彼らが日本から一歩も動かなかっただけのハナシ。
 彼らには彼らなりの理由があるらしく、咲き乱れる桜の花が母星にそっくりだとか他愛もない理由もあれば、体格が諸外国に比べて小さいこと、
彼女らの声帯が単純な発音にしか向いてなく、どちらかというと抑揚が無く表情の変化も少ない日本語が彼女らに適していたことが挙げられるようだ。
 彼女の星とこちらでは感情の表現方法が大分違うようで、下手にボディランゲージや(地球における)喜怒哀楽をハッキリ付けられると逆に混乱を招いてしまうのだという。

 強い日差しに熱せられたアスファルトがタイヤのゴムを焦がす頃、なんとか単純な会話が出来るようになり、
葉が色を変え、山々が赤く色付いた頃には(つまりは今だけど)彼女は僕をせかしてハイキングへ出かけて、四季の変化に故郷を懐かしんだ。

「さびしいですか?」
 風に吹かれて落ちていく紅葉を眺めていた彼女に僕がそう訊ねた時、
「ちょとだけ」
 彼女から聞かされてはいたけど、彼女の星における笑顔は僕らの星とは逆の意味なのだと、その時改めて知ったのだった。

3132/6 ◆Q5T7.vLXfo :sage :2007/06/19(火) 23:36:59 ID:+zMoapve(8)

◇◇◇

「セクロス、というのは、そのレトロ、つまり、昔のゲームの北米版の」
「うそ!」
 もう半年以上つきっきりなので、互いの感情は汲み取りやすい。
 トテモチンポスキさんとも、だいぶ打ち解けて、所内で配膳される料理を二人だけで食べる時は肉を彼女の代わりに食べてやったりする仲だ。
 学術的研究心に燃える彼女を相手にお茶を濁す事なんて不可能な話だった。
「……インターネットの俗語で、セックス、つまりは生殖行為を表します」
 諦めて正直に話すことにした。
「せい……しょく? しらない。せいしょくなにか?」
 カトラス知ってるなら生殖ぐらい余裕だろこのやろう。
 彼女は手袋をはめた上からでも分かる細くて長い指でちょんちょんとこちらの袖を引っ張っている。(=ハテナマークを頭上に浮かべている)
「オスとメスが番いになって子孫を残す、という……」
 説明を続けていると彼女は落ち着かない様子で「……オス……メス……こども……」などと呟いている。
 セクロスについてなんとなく意味が分かってきたようだ。
 ただ意味を教えているだけで、別に変なことをしている訳でもないのに顔が火照る。と、ここでトテモチンポスキさんは手を真上に上げた。
「そだ! わたしチキュジンのからだしらない!」
 大発見、という感じなのだろうか? ちょっと声が裏返っている。
「チキュジンどんなトクチョある? おまえのカラダ、ちょとみせてください」
 エオオア語にも彼女の文化圏にもない敬称や敬語に彼女は未だに苦戦している。

 エオオアの文明は、少なくとも技術面は地球の百年先を行く発展した文明といえる。
 彼女たち五十人のエオオア人を乗せたロケットは、二十人の死者を出したものの太陽系の外から地球までこうして辿り着くことが出来た。
 そして文化面はどうかというと、ある意味では発達しているし、別の観点からはそうではなさそう。
 彼女達の星にはエオオア語ともいえる星内共通言語が存在する。
 人型から完全な獣型など、多彩な種族が混在するエオオア星だ、エオオア語もどの種族でも使えるように少ない発音と語彙で成り立っている。
 じゃあエオオア星はものすごい文化的で知的で平和的な星なのかというと、様々な種がいるからこそ同一種族への仲間意識が強く、
種族差別や食物連鎖的なカーストは今も色濃く残っているそうだ。

「いや、ちょ、それは、生体解剖とかの書籍はいろいろと」
「カイボ……しらない。ホンモノみたほがはやい。」
 民族衣装の狭い視界や足の可動域からよくもまあ逃げる成人男性をこうも簡単に捕まえられるものだと感心する。
 どうやら、エオオア人、というか彼女らの種族は地球人の身体能力をはるかに凌駕するらしい。


「わっ、なんだこれは? きのこか?」
「いいえ、これは男性器です」
 ズボンと一緒にパンツをずいっと下げられ、そこからまろび出たモノを前にして彼女は目を丸くした。
「だんせき? これが? な、なるほど」
 トテモチンポスキさんは「こ、これが……そか……なるほど……」などとさも研究者らしく振舞っているが衣服の隙間から覗く肌は真っ赤だ。
 あちらでも『赤面する』は通じると確信した。僕の顔を見て彼女もそう思っているに違いない。

3143/6 ◆Q5T7.vLXfo :sage :2007/06/19(火) 23:37:43 ID:+zMoapve(8)
「ふにゃふにゃしてるが、これでもうせくろすできるか?」
「いえ、勃起というんですが、ここに血を集めて硬くさせなければなりません」
 何を丁寧に解説しているのだ僕は。彼女に教えたり教えられたりだった半年間で身についてしまった反射はすごい。
「ぼ、ぼっき……」
 あなたも何まじまじと見入ってるんですか。
「どすればコレ、ぼっきするか? ぼっきさせたい」
「興奮するとか、性的な刺激を与えるとなりますね」
「たとえば?」
「手でこするだとか、口に咥えるとかが、一般的ですかね」
「こする……」
 彼女はおもむろに手をナニに持っていくとやわやわと擦り始めた。
「あれ? なんともならない……これがぼっきか?」
 しかしながら、こちらも緊張して大きくならない。
「いえ、まだ勃起とは……」
 尚もさすり続けるものの、一向に起き上がる気配を見せないそれに彼女は不安な声を上げた。
「ま、まだぼっきしないか? ……わたしじゃコフンしませんか?」
「いえ、そんな、滅相もない」
 慌てて否定するがかえってわざとらしく響いてしまう。彼女の瞳がうるんできた。
「じゃあ、どしてぼっきしない? どすればぼっきしてくれる?」
 なんだかいじめられてるのはこちらなのに、立場が逆転している印象になる。
「あ、あの、他には、口でくわえる、とか、ありますよ」
 打開策を提示。
「くち……」

 熟考した後、彼女は見に纏っていたトルトアに手をかけた。瞳に決心の強さが現れている。
 頭から下まで一枚の布だったようで、その華やかな模様の織物が床に緩やかに落ちると、彼女の裸体が晒された。
 脱いだ勢いで放射状に広がった肩まで伸びる髪は白と黒の縞模様で、その頭から生えた三角の耳は馬のそれに似ている。
 贅肉の付いていないすらっとした体型で乳房は慎ましやか。草原を思わせる黒い茂みを生やした恥部に、臀部の辺りから尻尾が見えた。
 髪の毛と同じようにつややかな真っ白のそれは、どうみても馬の尻尾だった。

「あむっ」
 彼女の姿に見とれているうちに陰茎を咥えられ、亀頭部分に舌を這わせられた。
「んんっ……ぺろっ……むあっ!」
 長い舌が尿道口を舐め上げ、血が滾っていくのが感じ取れた。いからせはじめた怒張で彼女の小さな口はすぐにいっぱいになってしまった。
「こんな……おっきく……これがぼっきか? ぼっきしたか?」
 頭を縦に振ると、彼女は興奮しているのか、それとも遊んでいるのか、
「それは、どいったイミだ? ちょとしらない」
 と言ってきたので、僕は自分の口で勃起していることを彼女に伝えなければならなくなった。

3154/6 ◆Q5T7.vLXfo :sage :2007/06/19(火) 23:39:25 ID:+zMoapve(8)
「みてるか? これがわたしたち、ウィオプのおんなのからだです」
 全身を真っ赤にしながら彼女はそう告げた。ウィオプというのが彼女の種族の総称なのだろう。
「どだ? コフンしたか? ぼっきすごくなってますよ」
「はい……興奮してます」
 僕の回答を聞いて満足したのか、ふさふさと毛並みのいい尻尾がぶんぶんと揺れている。
「チキュジンのおとこ、なにでコフンする? しらないとケンキュならない」
 絶対悪乗りしてるだろと思いながら、トテモチンポスキさんの顔は至極真面目なので答えないといけない雰囲気がある。
「その、なめられたり、胸や、女性器を見て」
「コフンしたか?」
「しました」
 文化の壁が邪魔して彼女の顔からは何も読み取れないが、先程より増して激しくなる尻尾の動きを見れば少なからず機嫌を損ねてないのは分かった。

「じゃ、チキュジンのからだおしえてもらたから、エオオアジンのからだもおしえる」
 どもりながら彼女は自分の胸に僕の手を添えさせた。
「これがむね。く、こどもにミルクあたえる」
 彼女は今度は女性器に指を当て、そのままくぱあと開いた。
「これがじょせき。チキュジンとちがいないか? よくみて?」
 そんな真っ赤になるんだったら言わなければいいのにと思いつつも、添え膳食わぬは地球人の恥。いやいや学術的興味から彼女の膣を観察する。
「どだ? なにかちがうか?」
 モザイクかかったものしか無いとは口が裂けても言えない。
 羞恥からか興奮からか、彼女の膣は愛液で濡れ、ひくひくと蠢いている。と、ここでさっきのお返しを思いついた。
「なにか濡れてますが、これは尿でしょうか?」
「にょっ、ち、ちが……」
「じゃあ何でしょう?」
「そ、それは……」
 ばっと手を上げた。何か良いアイデアを思いついたのだろうか。

「なめてみないとわからない」
 先程のうぶな反応からそんな真似は出来ないとタカを括っているようだ。そんなニュアンスだった。
「じゃあ失礼して」
「えっ、わっ、ひゃっ」
 舌を這わせるとびくんと震えた。彼女の手が膣を舐める僕の頭を離そうとするが、構わず舐める。
「ペロ……これは!」
「はうっ……ひゃめっ、やっ」
 悶える彼女を気にせずに舐め続ける。
「わひゃった、これは、ひゅうっ、コフンするとでる、しるですっ」
 勘弁したのか、彼女が白状したので「そうですか」と止めにした。


「……ところで」
 呼吸が落ち着いたところで、彼女が新たな話題を切り出した。

3165/6 ◆Q5T7.vLXfo :sage :2007/06/19(火) 23:40:19 ID:+zMoapve(8)
「チキュジンとエオオアジンのからだのちがい、わかた」
 分かったですねと相槌を打つ。

「じゃ、つぎはチキュジンとエオオアジンでせいしょくできるか、ためしてみよう」
 長い航宙生活の影響か、それとも文化がそうなのか。はたまた地球の風土がまずかったのか。
 エオオア人は随分と解放的な種族らしい。


「んああっ!」
 渋る僕の言葉なんて馬の耳に念仏、気にせずに陰茎を膣へと突き入れた。
「すご、こんな……」
 鼻息を荒くしながらトテモチンポスキという名前の通り、肉棒を貪るかのように騎乗位の体勢から振り続ける。
 白黒の非現実的な縞模様の髪の毛が揺れ、太股を尻尾がぺちぺちと叩き続ける。
「ああっ、どんどんぼっきしてる……はあっ、コフン、してるか?」
 彼女が腰を回したり、緩急をつけたり、様々な方法で陰茎を弄び刺激を送りながら抽迭を繰り返している内に、
ふと美しい外見なので当然のことながら、彼女は経験者なのだなあと少し胸にモヤモヤしたモノが溜まった。
 別にそこに深い関係は無いとはいえ半年以上も一緒にいたんだ、少なからずそういった感情を抱いてもしょうがないだろう。
「けっこう、うまいんですね」
 そんな言葉が自然と漏れ出してしまった。
「……そだろ、わたしはスキモノですから」
 一拍置いて、軽やかな言葉が満面の微笑と一緒になって返ってきた。

「ふあっ、きもちいっ、コレ、なんていうか?」
 コレとはどうやら男性器の、俗語のことらしい。僕は正直に教えた。
「そかチンポいうか。そか、チンポ、わたしのなまえもチンポある。おまえのからだにわたしがいる、そゆことか」
 照れてるように嬉しそうにピチピチと尻尾が内腿を叩く。尻尾の動きは分かりやすい。
「チンポ、つかれるのすき、っ、うん、すき、チンポっ」
 ずぷずぷと腰を打ち付けられ、僕は肉茎が脈打つのを感じ、そして射精した。

「ひあっ、これっ? なんだ?」
「……これは、精子です」
「せ……し……これで、クワ……ヤを、作るのか? ……せし、びゅるびゅる……すごい……セシしゅごい……」
 事後の余韻を味わっているのか、呆けたようにトテモチンポスキさんは結合部から溢れる白濁液を眺め続けていた。

「クワウヤトリヤトリヤオイエイエー」
 そして、小さな声でそんな言葉を呟いた。


◇◇◇

 彼女との関係はそれ一回きりで、僕らは一定の距離を保った。
 彼女との距離を感じる度に、
僕は顔も知らない彼女の昔の男(あるいはエオオアに残してきた恋人だろうか?)クワウヤトリヤトリヤオイエイエーに嫉妬した。
 彼女たちが降り立った三月九日から十ヶ月が経ち、彼女たちは母星に帰っていった。
 当然、彼女が地球に残ることも無ければ、僕と離れ離れになるのを拒んで泣くこともなかった。

3176/6 ◆Q5T7.vLXfo :sage :2007/06/19(火) 23:41:32 ID:+zMoapve(8)
 地球に派遣された彼女以外のエオオア人に、クワウヤトリヤトリヤオイエイエーという男がどんな奴なのか訊いた事がある。
 答えは誰も言ってくれなかったし、トルトアを着ていない獅子由来のエオオア人の女性は不快感をあらわにして聞くに堪えない(こちらに意味は分からない)
俗語をマシンガンのように吐いてきたし、平手打ちをかましてくる女性さえいた。
 きっといけ好かない軟派な野郎で、彼女にお似合いの格好いい男なのだと、自分の顔を鏡で見て落胆した。


 何年か経った今、もしかしたらそれは大いなる勘違いなのではないかと思い始めてきた。

 彼女は教えてくれなかったが、
彼らの着ている全身を覆い隠すトルトアも民族衣装であるだけでなく、肉食もいれば草食もいる、多種多様な種族の混在するエオオア星で力関係を明示させない為の護身なのだという。

 自分の種族が露呈してしまうことは、いらぬ種族差別を招いてしまうし、そして食物連鎖的なパワーバランスが未だに残っている彼らにとって致命的だ。
 虎や鰐といった捕食階級ならいい(実際地球にやって来たエオオア人も獅子族は着ていなかった)が、
弱い種族の女がトルトアを着ていなければ欲望のままに強姦されてしまう可能性が高まってしまうだろう。
 見目麗しい草食のシマウマなら尚更のこと。

 彼女は僕の前では自分が草食であることも、トルトアを脱いで自分がシマウマ起源の哺乳類であることも隠さなかった。
『……そだろ、わたしはスキモノですから』
 彼女が笑ってこう言ったのも、全ては僕への好意の表れなんじゃないかと思う。これは今では嘘なのではないかとさえ思っている。
 エオオアでは笑顔は悲哀を表す。地球とエオオアの文化の違い。それを行為の最中ですっかり忘れていたから、誤解したまま時間を過ごしてしまったのだ。
 百戦錬磨にしては妙に初々しかったり、男性器について知識がなかったり(馬なんだからそこまで違わない筈だ)、人間とは身体の構造が違うだけで処女でさえあったかもしれない。
 少なくとも、トルトアを着て自らを護るアオオア人が身体を許すくらいには僕は彼女に愛されていた。

 クワウヤトリヤトリヤオイエイエー。この言葉は人名でもなければ、解読すれば何かちゃんとした言葉になるんじゃないだろうか。
 僕らが十ヶ月の内に作り上げたエオオア語辞典では分からない俗語(ウィオプ語かもしれないが他のエオオア人も反応した所を見ると違うのだろう)
が用いられた、ある人が訊けば我も忘れて罵り、ある人なら平手打ちをかましてしまうくらいの下品な言葉になるのではないだろうか?
 彼女は乳房についての説明をこうしていた。
『これがむね。く、こどもにミルクあたえる』
 これはただの言い間違いだと僕は思っていた。しかし彼女は精子の名称を聞いたとき、こう言ったのだ。
『これで、クワ……ヤを、作るのか?』
 確かにそう口にしていた。クワウヤとは、とりあえず子供のことだと目星を付けている。

 彼女が僕を遠ざけようとしたのも、エオオアに行く機会なんて僕には無いからだろう。
 別れると分かっているのなら、わざわざ別れを辛くする必要は無い。
 こちらからエオオアに行く方法としては、乗組員の五分の二を死亡させて地球に辿り着いた、まだまだ発展途上のエオオアの技術を使うしかない。
 万が一僕がエオオア派遣隊の一員に選ばれて、無事そこに辿り着いたとしても、
エオオアへの帰路で彼女自身が五分の二の中に入っていて既に死んでしまっているかもしれない。

 そんな博打に出るくらいなら、きっと賢い彼女の事だ、もう会わない方がいいに決まっている。ここまでの僕の推測が正しければの話だが、彼女はそう結論を出したのだろう。

 彼女の勘違いは、地球にいた時間があまりにも短すぎたことだ。だから彼女は僕らの文化をあまりにも理解しきれなかったのだ。
 押してだめなら引いてみろ。
 そんな文化を。


 さあ、目の前の厚いアクリル板の向こうには地球と同じ位の大きさの惑星が見えてきた。
 僕はエオオアの言語調査隊の一員だ。未完成なエオオア語辞典の空欄を可及的速やかに埋めていかなければならない。



 ――たとえばクの項目の、クワウヤトリヤトリヤオイエイエーだとか。


(了)

318 ◆95TgxWTkTQ :sage :2007/06/19(火) 23:56:01 ID:+zMoapve(8)
無駄レスすみませんorz
このスレに初投下した時からなんか違和感あるなーと思っていたんですが、
その原因ははるか前に使っていた一文字違いのトリップ(つまりは◆Q5T7.vLXfo)と違っていたからのようです。今の今まで気づかずにいました。
前トリップにもイタイ記憶含め思い入れがあるんですが次に投下する機会があれば◆95TgxWTkTQの方で行きたいと思います。

319名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 00:28:54 ID:kDtPHshT(3)
トテモチンポスキに全てを持っていかれたw

320名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 00:29:00 ID:6bROfzQm
>>305
こちらへどうぞ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1175519231/
もしくはこちらへどうぞ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176796139/

>>318
GJ

321通りすがり :sage :2007/06/20(水) 00:40:09 ID:hpiUiUgY(3)
取り敢えず流れに乗って(?)ストーリーと設定をなるべく省いた短編を書いてしまった俺が通りますよ……
ハイ、虎姐の話の番外編です、滅茶苦茶短いです

……本編の続きを待っている人ごめんなさいゴメンナサイゴメンナサイ……orz

322通りすがり :sage :2007/06/20(水) 00:41:26 ID:hpiUiUgY(3)
「おはよう、光喜?」
「―――っ!ど、どわぁぁぁぁっ!?」
「何だよ……あたしの顔を見るなり声を上げて驚くなんて、光喜って意外と気がちいせえんだな?」
「誰だって起き抜けに目の前に誰かの顔があったら驚く!!」
「ははっ、驚かせちまってゴメン、光喜の寝顔が可愛くって、つい眺めちまってた」

朝、身体に圧し掛かる重みで目が覚めたら眼前に虎姐の顔があった。
しかも何やらご機嫌な顔な上に黒と黄色の縞模様の尻尾を上におっ立ててるし……

「……つか、虎姐は何時の間に入った!ドアの鍵は直って掛けている筈だろ!?」
「ああ、ドアか?………捻ったら壊れた(´・ω・`)」
「…………」

……またやりやがりましたかこんちくしょう
前に壊されたドアの修理費、あれ結構掛かったんだぞ!!友人にイヤミ言われまくったんだぞ!
と、虎姐に言った所で「あはは、悪りぃ悪りぃ」の一言で済まされそうなので言わないでおく

「で、人の寝ている所に圧し掛かって何の様ですか?」
「いやぁ、光喜、お前、もう学校に行く時間だってのに中々家から出てこないからさ
あたしが優しく起こしてやろうと思ったんだけど、やり方、少し拙かった?」
「拙い拙くない以前の問題だ!!と言うかさっさと俺の身体の上から――――」
「………あー、何だか光喜の上に乗ってるとあたしの身体が熱くなって来たなぁ?」
「―――――って待て待て待てっ!何故いきなり服を脱ぎ出す!?」
「いやだなぁ、あたしは本能に従っているだけだよ、光喜?」
「更に待てぇっ!!安易に本能に従うなよっ!つか下着んぐぅぅぅぅ!?」
「光喜、良いから黙ってあたしにヤられれば良いんだよ」

虎姐によって先程脱いだ虎姐のパンツを口内に押し込まれ、
俺は抗議の悲鳴しか上げられなくなってしまう

「ん゛ん゛ん゛――っ!!ん゛――――っ!!」(訳:こらこらこらっ!!さり気無くパンツ脱がすなぁぁぁぁっ!!」
「何時も何時も、光喜は口じゃあ文句言っている割に”これ”はやる気十分じゃないか……じゃ、早速」

ずちゅり

「ん゛ぐっぐぅぅぅぅ!?ん゛ん゛―――――――っ!!」(訳:や、やめっ、こらっ!?う゛あ゛ぁぁぁ!?)
「あはぁん!……光喜ぃ!光喜ぃっ!!」

口を塞がれてしまった俺の抗議の悲鳴なんぞ虎姐は聞く筈もなく
既に怒張している俺の愚息を秘所にあてがい、一気に腰を下ろし、
そのまま腰を動かし始める。

ずっちゅずっちゅずっちゅずっちゅ……

「ああっ!イクぞ、あたしイッちまうぞ!光喜もいっしょにイけっ!」
「ん゛ん゛ん゛ん゛ぐぐぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ!!!」(訳不可能)

そして、俺と虎姐は二人仲良く絶頂に達し、
虎姐の蠢く膣の中で俺は大量の精を吐き出したのだった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「―――それじゃ、二人とも仲良く遅刻ね?」
「………………」
「あは、あはははははは………ゴメンナサイ」

暫く経って、笑顔だけど目が笑っていない結衣先生を前に
ただジト目で虎姐を見る俺と、誤魔化す様に笑った後で小さく謝る虎姐の姿があった。

323通りすがり :sage :2007/06/20(水) 00:46:18 ID:hpiUiUgY(3)
はい、以上です、短いにも程がありますね?

続きの方はかなり後になるんで期待しないでください、ハイorz

324女ではないくまさん :sage :2007/06/20(水) 00:48:37 ID:+ovG8ubD
私は一応うら若い男です。

>>318
なんというSF逆レイプ…初っ端からトテモチンポスキで壮大に吹いたぞwww
が、読んでいくうちに切なくなった orz
GJ。
続きを読みたいとか言ってみるが、スルーしてください。



え〜、かねてより執筆していた風呂神様ですが…今回渋谷で起こった痛ましい事故と余りにも似た展開があったので、ただいま全面的に話を書き換えてる最中です。
いろいろスミマセン。

325瀬錬 :sage :2007/06/20(水) 00:56:33 ID:y1fGNvNX(11)
>>320
取り敢えず、誘導tyですorz

気を取り直して自分の連作の続き書いてきます!

>>318
スミマセン、不覚にも笑いました……
ちょっと変わったテイストで良かったです。GJでした!

>>321
これは酷い
GJでした!

326名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 17:15:31 ID:NWJ4maNr
前から思ってたが、感想とか雑談の時はコテ外した方がいいんじゃないか?

327名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 18:48:16 ID:nvniDKNd
>>326
それは一理あるね
良い悪いじゃなくて、荒れない為の予防策と考えれば

328名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 19:49:00 ID:kDtPHshT(3)
確かに。できるだけの予防線を張っておく事は大事だよね。

このスレも色んな職人さんが来て色んな話や作風があって…なんというか、良スレだよね☆

329名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 19:58:15 ID:y1fGNvNX(11)
なるほど、了解です。


330瀬錬 :sage :2007/06/20(水) 21:46:03 ID:y1fGNvNX(11)
書き上がったので、挽回の意味を込めて「ベルディラウスの名の下に:3(下)」を投下したいと思います。

苦手、あるいは嫌いなお方はお手数ですがスルー願います。



331ベルディラウスの名の下に:3(下) :sage :2007/06/20(水) 21:49:08 ID:y1fGNvNX(11)



 ――夕食が終わり、シルスは魔術学院時代の先輩であるヘイルの元へと来ていた。
「――そうだったのですか。それは災難でしたね」
「ええ、まぁ。あの時ベルがいなかったらと思うと、正直ぞっとしますよ」
 その後、きっちり怒られちゃいましたが、とシルスは頭を掻きながら言う。
 二人の話題は、主にシルスとベルの旅に関しての事だった。
 その中でふとベルの話が上がった時に、ヘイルは顎に手を当てて、
「――そう言えば、シルス君はベルさんについてどれぐらい知っていますか?」
「え、ベルの事ですか? 神聖竜って事と…… 後は純然たる血統がどうの、とか言っていた気がしますが」
「ふむ。では君はぶっちゃけ彼女の話を結構聞き流していたんですね」
「う……」
「彼女は彼女自身が言う通り、凄いというか…… アレですよ?」
「アレ?」
「いわゆる逆玉というヤツです。それも奴隷が一国の姫と結婚するぐらいの」
「ぶッ!」
 シルスはミルクティを吹き零しかけながら、慌てて首を振った。
「ぼ、僕とベルは別にそんな関係ではっ……」
「そうなんですか? レオ」
 ヘイルが傍らに控えている猫人に訊くと、レオと呼ばれたその猫人はゆっくりと首を振った。 ――横に。
「失礼ながら言わせて頂きますと、ベルディラウス様からは貴方の――シルス様の匂いがします。逆も同様ですが。それも単なる体臭ではなく、性の――」
「だぁー!?」
 何かとんでもない事を言われそうになったので、取り敢えずシルスは大声で遮った。
 その様子を見て、ヘイルは声を出さずに笑う。
「君は相変わらず初ですね。それぐらいは分かっていますよ。彼女のあの態度を見れば」
「はぁ……」
「彼女が貴方にあそこまでベタ惚れでなければ、今頃はこの塔が跡形もありません」
「うーん……」
「……何やら、腑に落ちない事があるようですね?」
「ええ……」
 シルスは一拍置いて、実は――と、切り出した。

 部屋でベッドに寝転がっているベルは、夕食前とは打って変わって凄まじく上機嫌だった。
「〜♪」
 常人には聞き取る事の出来ない竜言語で鼻歌さえ歌っている。
 ――と、その鼻歌が不意に止んだ。
 ベッドから上体を起こし、扉を睨み付ける。瞬間、軽いノックの音が響いた。
「――誰だ?」
「湯浴みの準備が出来ましたので、お呼びに参りました。如何なさいますか?」
「ああ、分かった。少し待て」


332ベルディラウスの名の下に:3(下) :sage :2007/06/20(水) 21:51:31 ID:y1fGNvNX(11)



 そう答え、ベルはベッドを降りた。
 下腹を一瞥し、愛しそうに撫でて、扉へと向かう。
 扉を開けると、そこにはポチではない方の猫人が立っていた。
 ベルは夕食時の記憶を探り、レオという名前を導き出す。
「こちらです」
 レオに導かれ、ベルは通路を進む。
 陰湿な雰囲気を持つ、薄暗い石造りの通路。
 数メートル間隔で配置されている窓から時折吹き込む風が、ベルの肌を撫でた。
「――時に」
 不意に、ベルが口を開いた。
「シルスはどうしている?」
「我が主と談話中でございます。 ――お呼び致しましょうか?」
「いや、よい」
 夕食前の行為を思い出し、小さく笑いながら申し出を断る。
 ここの所、野宿が続いていただけに一緒に湯浴みというのも一興だが、また襲ってしまいかねない。
 つい数十分前まで苦痛を強いていただけに、なるべくそれは避けたかった。

「――こちらです。ごゆっくりどうぞ」
 レオが一礼して通路の闇に消える。
 それを見送って、ベルは案内された部屋を見渡した。
 木で作られた質素な雰囲気の細長い部屋。細かく仕切られた、蓋のない棚が狭い壁一面に並び、奥には湯気で曇る硝子張りの扉がある。
 棚には籠が入っており、どうやら服を入れる物らしい。
 ベルはまだ見た事のないタイプの湯浴み場だった。
「……ふむ」
 上機嫌に呟いて、法衣を脱ぐ。肩や腰の部分鎧と手甲は部屋に置いて来たので、それだけで生まれたままの姿になる。
 「ご自由にお使い下さい」とある籠の中にあるタオルを一枚取り、不意に出た鼻歌を止めぬまま、硝子張りの扉を開けて――
「――あ"」
「――ぬ?」
「――にゃ?」
 ベルの視界に入ったのは、眼前に広がる浴槽の中、今にもシルスに襲い掛かろうとしているポチ。
 三者の視線が合致し、静寂がその場を支配した。

 ――瞬間、何か大事な線が勢い良く引き千切られる音がしたのは果たしてシルスの気のせいだったかどうか。
「――あら御機嫌ようベルディラウス様。では頂きまーす」
 ポチは即座に立ち直ると、ベルに向かって挨拶を交わした後、一息に腰を下ろした。「うあ、わわわッ……!」
「ん〜! スゴい……!」
「貴様らー!」
 シルスの肉棒がポチの胎に埋没するに当たって嬌声が上がると同時、遅れて正気を取り戻したベルが怒り心頭といった面持ちでポチに詰め寄った。


333ベルディラウスの名の下に:3(下) :sage :2007/06/20(水) 21:53:36 ID:y1fGNvNX(11)



「今すぐそこを退け!」
「その席は我のモノだー、ですか? おちんぽの上が自分の席とは、神聖竜様ともあろう方が淫乱なコトで」
「煩い! そこに直れ! 宣言通り、生きたまま八つ裂きにしてくれる!」
「ちょ、ちょっとベル、落ち着いて――」
「あ、業火に油」
「え? ――がふっ!」
 胸元に踵を落とされたシルスが沈黙し、あらら、と呟いたポチは再びベルに向き直る。
「退いてもいいですけどー、シルス君を悦ばせるのは私の方が上手だと思いますよー?」
「関係ない! この下衆が、恥を知れ!」
「下衆呼ばわりは酷いですねー、まぁ神聖竜様と比べれば確かに下等ですけど」
 でも、とポチは付け加え、
「恥を知らないといけないのは、ベルディラウス様も同じなんじゃないですか?」
「な、何を……!」
「ほら、見て下さいよここ」
 そう言ってポチが示したのは、自身の胎に埋没しているシルスの肉棒の根元。
「こんなに痛そーな痕が残って…… これ、ベルディラウス様の仕業ですよね?」
「だ、黙れ!」
「嫉妬のあまりにこんな酷い事するなんて、恋人の資格ありませんよ」
「貴様ッ……!」
 握り締めたベルの拳が怒りのあまり震える。
 それを見てポチは猫特有の細い笑いを浮かべ、
「あくまでもシルス君の恋人と言い張るのであれば、一つ勝負をしませんか?」
「勝負、だと?」
 ポチは笑いながら、ええ、と言い、
「簡単です。私とベルディラウス様でシルス君を悦ばせ、どちらがより興奮したかを彼に訊く――それだけですよ」
 お借りしますね、とポチは言って、ベルのタオルを手に取った。
 それを湯に漬け、十分に濡らしてからシルスの両手に巻き付ける。
「人間は、愛さえあればどんなに下手な行為でも興奮出来ると言います。お二人の間に愛があると言うのなら――私など相手にならない筈です」
 鼻に掛かった声を上げ、ポチは肉棒を胎から引き抜く。
「ベルディラウス様がシルス君を起こして下さい。そうしたら勝負の開始です」
「――そんな戯言には付き合っておれぬ、と言ったら?」
「神聖竜様は口だけは達者という事になりますねぇ」
 未だ目を覚まさないシルスの元を離れ、ポチは浴槽の縁に腰掛けながら尻尾を一振りして言った。
「さあ、見せて下さい。何もかもが作り物である私に、生ある者が持つ愛を――」



334ベルディラウスの名の下に:3(下) :sage :2007/06/20(水) 21:55:40 ID:y1fGNvNX(11)



「……ス、……ルス、……きろ」
「う、うぅ……」
 聞き覚えのある声に呼び掛けられ、僕はゆっくりと覚醒する。
 目を開くと、滲んだ視界の中、眼前にベルの顔があるのが分かった。
 あれ……? 僕はどうして……
 記憶が一部抜け落ちている。
 確か、先輩との話が終わった後、お風呂を勧められて……
 ――そうだ、確かポチさんに……!
 ……あれ?
「ベル……? なんでここに……」
 なんとなく視線を下げる。
 すると、いきなりベルの裸体が視界に飛び込んで来た。
「……っっ、ご、ごめ――」
 思考が沸騰して、咄嗟に謝り掛けた瞬間、不意に妖艶な笑い声が聞こえた。
「面白いねー、シルス君の反応。思わず笑っちゃった」
 声のした方に視線を向ける。
 湯煙の向こうに立つのは、尻尾を楽しそうに踊らせながら立つポチさんで、彼女も当然服は着てなくて……
 えーっと……
 目の前にはベル。お風呂だからか裸。
 右手にはポチさん。こちらも裸。
 なんだろう、この、夕食前とは似ているようで似ていない悪寒は。
 取り敢えず逃げる為に、咄嗟に身を起こして――
「ええっと…… なんでしょうかこのタオル」
「そりゃ、シルス君が逃げ出さない為の、いわゆる拘束用よ」
 猫特有の笑みを浮かべて、ポチさんがこちらに歩み寄ってくる。
 ベルを見ると、何故か決意を秘めたような表情でこちらを見ていて。
「ね、シルス君」
「は、はい?」
「私達と、気持ちイイことしよう」
 視界の中に、ある意味で対照的な二人を見て、僕は夕食前の悪夢がまだ終わっていない事を思い知った……

「ちゅ、んっ、ふ、ん……」
「シルス君、気持ちいい?」
 目の前にはベルの金と赤の妖眼。背中とモノにはポチさんの胸と手。
 僕は今、ベルと唾液を交換するキスをしながら、ポチさんに身を預け、手による愛撫を受けていた。
 人間とは違う、やけにふっくらとした掌が適度に刺激を繰り返してきて、凄く気持ちいい。
「く、あ、はい…… 気持ちいいです」
「くす。正直なのはいいことよ」
 そう言って、ポチさんの手の動きが加速する。
「っ、ああっ!」
 少しは我慢しようと思ったものの、呆気なく射精。
 白濁液がベルの身体に掛かり、健康的な肌色の身体を白が彩る。
「……この、下衆め」
「う、ごめん……」


335ベルディラウスの名の下に:3(下) :sage :2007/06/20(水) 21:57:40 ID:y1fGNvNX(11)



「ほらベル様、シルス君のおちんぽを舐めてあげたらどうですか?」
「舐める……のか?」
「あら、フェラしたこと無かったんですね」
 くすくす、という笑い声に、僕は顔を真っ赤にして俯く。
 不意に、モノが生暖かい感覚に襲われた。
「ベ、ベル……!」
「ん、ちゅ、れろ、んん……」
 苦い、と呟いて、ベルは舌で亀頭を舐め始めていた。
 普段の彼女と、今僕の目の前でモノを舐める彼女のギャップに、僕の興奮が色強くなる。
「う……」
「お、初めてにしてはいいセン行ってますよー。シルス君大興奮」
「そ、そんなんじゃ……」
「さて、私も負けてられませんね」
 背後でもぞもぞとポチさんの肉体が動く感覚があり、不意に頭の両側が柔らかな何かに包まれた。
 何かと思う前に、頭上からポチさんの声。
「ほら、おっぱい枕ー。気持ちいいでしょ。ついでにこっちも」
「わ、わわ…… っ!」
 まともに狼狽する間もなく、柔らかな手が僕の薄い胸板を撫でる。
 胸とモノからの同時の快感に声を上げると、どちらとも知れない笑い声が耳に響いた。
「っ、く、あっ! ベルっ!」
「――!?」
 また射精する。
 どくどく、という脈動の音と共に精液がベルの口内に注がれる。
 それを喉を鳴らして嚥下する彼女。
 多量の精液を飲み干し、ふう、と一息吐いて僕を睨み付ける。
「苦い」
「う、あ、う…… ご、ごめん」
「そー言う割には満更でも無かったみたいですけど」
「煩い!」
「ぐあっ!」
 何故か僕のモノを叩き憤慨するベルに、ポチさんは、まぁまぁ、と言って宥める。
「んー、私も少し飲みたくなってきちゃった。シルス君、まだ出ますよね」
 それは質問ではなく確認の言葉。


336ベルディラウスの名の下に:3(下) :sage :2007/06/20(水) 21:59:51 ID:y1fGNvNX(11)



 もう出ません、と答えたかったが、情けない事に下半身が正直な上、拘束されて起き上がれない以上、拒否権はない訳で。
 少しばかり萎えかけていたモノも、彼女が舐め始めるとたちまち硬さを取り戻す。
「んー、立派ねー。下のお口で食べたいかも」
「それは我の方が先だ」
「はいはい…… じゃあ頂きます」
「う、あッ!」
 モノを頬張り、もごもごと口内を蠢かせるポチさん。
 ベルとは比べ物にならない技術で、たちまち追い詰められる。
「ぷは、もうイく?」
「は、はい……!」
「ん、分かったわ」
 彼女が再び咥えた瞬間、亀頭を硬い感触が襲う。
 途端、また僕は射精していた。
「っ、ぁ、ぐっ……!」
 流石に限界が近いのか、僅かな痛みと共に眩暈がする。
「んっ、んっ、ちゅ…… ふぅ、ご馳走さまでした」
 モノの中に残った精液まで吸い出して飲み干したポチさんが言う。
「それにしても濃いね。量も凄く多いし…… んー、惚れそう」
「調子に乗るのも大概にしておけ」
「はいはい…… じゃあ、本番行きますか」
 再びポチさんの柔らかい手が僕のモノに襲いかかる。
「ん、っ、あッ!」
 性懲りもなく、あっという間に勃起する。
 その様子を見て、彼女はくすくすと笑う。
「じゃあ最初はベル様から」
「その名で呼ぶな。貴様は遠慮という物を知れ」
「はいはい」
 僕の腰を跨いだベルと視線が合う。
 夕食前の記憶が蘇って、僅かに身体が震える。
「……興奮、しているか?」
「う、うん」
 ごめん、今はどっちかと言うと恐怖の方が勝ってる。
「そうか」
 でもベルは、そんな嘘の答えに満足したように頷き、ゆっくりと腰を下ろした。
 近付いてくる、整った陰門。もう数え切れない程身体を交わしているけれど、そこは未だ綺麗な色を保ち、汚れる様子は全くなくて――
「……あ、あれ?」


337ベルディラウスの名の下に:3(下) :sage :2007/06/20(水) 22:04:46 ID:y1fGNvNX(11)



「どうした?」
 交わりの直前。
 亀頭と陰唇が触れ合う直前で、僕は疑問の声を上げた。
「その、それ……」
「ああ、これか」
 陰門から僅かに垂れている白い液体。
 半ば見当はついていたのだけれど、あえて聞いてしまう。
「お前の精液だ。まだここに沢山溜まっている」
「う……」
 下腹を撫でながらさも当たり前のように告げるベル。
 なんというか、その、非常に来る台詞だ。
「ベル、その、凄くいやらしいよ」
「――っ、煩い!」
 怒鳴ると同時、ベルは腰を下ろした。
 モノが生暖かい粘膜に包まれ、同時に締め上げてくる。
 ベルのお尻が僕の腰に当たると同時、亀頭が彼女の子宮口を突いた。
 お前の精液が、ここに――
「っ、ぐあっ……!」
 ベルの先程の台詞が脳裏を過ぎり、一気に絶頂に達する。
 さっきよりも酷い痛みが来るが、興奮の方が強い。
「っ、ベル、ベルっ!」
「っ、何だ、もう出したのか? もう少し我慢しろ、早漏がっ…… んっ!」
 彼女の胎に精液が補充されていく。
 それを考えると、何を言われても彼女が愛しくて仕方がない。
「何をされてもモノを膨らませおって…… 恥を知れ、この下衆が……」
 ベルが水音を立てながら腰を振り、抜いて、また飲み込む。
 再び彼女の子宮口を亀頭が叩き、強烈な快感が来る。
「っ、ぐっ、あああっ!」
 脳内で火花が散る。
 血も一緒に出たんじゃないかと思える程の痛み。
 だけど、まだ続いて欲しいと、快感に当てられた脳で僕はそう思っていた。
「あッ、は……! シルスっ、最後は、我と共にッ……!」
「っ、うん、あ、ぐ、あッ!」
 痛みと共に昇っていく。
 不意にベルが震え、同時に来る強烈な締め付け。
「シルスっ、あ、く、ああっ!」
「っ、ぐうっ! ベ、ベルっ……!」
 快感と痛みが混ざって、視界が白く濁る。
 彼女の暖かな体温と心地良い重量を感じながら、僕は意識を落とされた。



338名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 22:07:25 ID:y1fGNvNX(11)
以上です。
板汚し失礼致しました。

今度はスレ違いじゃない筈ッ……!orz


次回はまた短編で、妥当に犬っ娘を描こうかと思います。


339名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 22:53:45 ID:59QdB1Fp
な…なんと半端な…

素直になれないベルさんいいよ。ベルさん

340名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/20(水) 23:23:00 ID:kDtPHshT(3)
GJ。や、やべぇ…このシチュこそ逆レイプ!
ベルさんかぁいいよベルさん。

341名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/21(木) 15:19:54 ID:uDZtvJpd
涼みたい方へぴったりの怖い話


ある庄屋の家に一匹のオス猫が飼われていた。
庄屋の家には年頃の若い娘がおり、猫はいつも娘のそばにぴったりと
寄り添っていたので、「この猫は娘に懸想しているのではないか」などと
家人は冗談交じりに話していた。
ある日、庄屋の主人の夢枕に猫が現れ、「蔵の中に大きなネズミがおり
絶えずお嬢さんの命を狙っています。私一匹では退治出来ないので近所にいる
私の兄弟を連れてきてください」と告げる。
目を覚ました主人は猫の言っていた住所を尋ねると、確かにその家では猫が
飼われており、主人はその家の飼い主に事情を話すと猫を連れ帰ってきた。
二匹の猫が蔵の中へ入ると、中から物凄いうなり声と激しい物音が聞こえてきた。
しばらくして物音が治まり恐るおそる蔵の中を見ると、犬ほどの大きさの
ネズミの死体と、そのそばで二匹の猫が息を引き取っていた。
主人がふと猫の足元を見ると、猫たちは主人へメッセージを書き残していた。
































ミッ○ーマウスは僕たちが
倒したよ

 ハ_ハ    ハ_ハ
('(゚∀゚∩ ('(゚∀゚∩ 倒したよ!
 ヽ  〈  ヽ  〈
  ヽヽ_)   ヽヽ_)

342名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/21(木) 20:28:10 ID:IT7IxD3F
>>341夢の国の住人に何やってんだwww

343名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/21(木) 20:56:15 ID:SGS87kPy
>>338
ベルかわえぇw
GJ いい挽回だと思う

>>341
オチに噴いたw

344名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/21(木) 21:07:37 ID:+p9WY4Kf
規制続いてるせいでパソから投下できない……

345名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/21(木) 23:12:30 ID:eLzSCX+s
>>341
ちょwwwww○ッキーかよwwwww



擬人化したミ○キーにが逆レ(ry

346女ではないくまさん :sage :2007/06/22(金) 00:08:06 ID:JCcLRdgf(2)
涼みたい方へぴったりの怖い話


ある庄屋の家に一匹の擬人化した凶暴な♀猫が飼われていた。
庄屋の家には年頃の若い息子がおり、猫はいつも彼のそばにぴったりと
寄り添っていたので、「この擬人化した凶暴な♀猫は息子に懸想しているのではないか」などと
家人は冗談交じりに話していた。
ある日、庄屋の主人の夢枕に擬人化した凶暴な♀猫が現れ、
「蔵の中に大きなネズミがおり、絶えず息子さんの命を狙っています。私一匹では退治出来ないので近所にいる
私の姉妹を連れてきてください」と告げる。
目を覚ました主人は擬人化した凶暴な♀猫の言っていた住所を尋ねると、確かにその家では擬人化した凶暴な♀猫が
飼われており、主人はその家の飼い主に事情を話すと猫を連れ帰ってきた。
二匹の擬人化した凶暴な♀猫が蔵の中へ入ると、中から物凄い喘ぎ声と淫猥な水音が聞こえてきた。
しばらくして物音が治まり恐るおそる蔵の中を見ると、犬ほどの大きさの
気絶した二匹のネズミと、そのそばで精液を溢れ出させながら二匹の擬人化した凶暴な♀猫が腰を振っていた。
主人がふと擬人化した凶暴な♀猫の足元を見ると、擬人化した凶暴な♀猫たちは主人へメッセージを書き残していた。














    〃                 i,        ,. -‐
   r'   ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈    /
    !  :l      ,リ|}    |. }   /   .や
.   {.   |          ′    | }    l
    レ-、{∠ニ'==ァ   、==ニゞ<    |    ら
    !∩|.}. '"旬゙`   ./''旬 ` f^|    |
   l(( ゙′` ̄'"   f::` ̄  |l.|   |     な
.    ヽ.ヽ        {:.    lリ     |
.    }.iーi       ^ r'    ,'    ノ    い
     !| ヽ.   ー===-   /    ⌒ヽ
.   /}   \    ー‐   ,イ       l    か
 __/ ‖  .  ヽ、_!__/:::|\       ヽ

 、        ヽ
 |ヽ ト、  ト、 ト、 、.`、
/|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l
/' j/ ノ|ル'/レ〃j/l |
-‐7" ヾー---┐|_.j
 ̄   ./゙ニ,ニF、'' l _ヽ
::   ,.,. |ヽ 」9L.` K }.|
    l'  """  l ) /
  h、,.ヘ.      レ'/
          レ′
 r.二二.)     /  
  ≡≡    ,イ
.       / !
\   /  ├、
::::::` ̄´   /  !ハ.

347名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 00:10:53 ID:JCcLRdgf(2)
コテ消し忘れた orz

348名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 00:12:05 ID:5+VtJ/X5(3)
これはひどいwww

349名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 00:17:33 ID:54Sv6OHc
こいつはwwwwwww

350名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 01:33:31 ID:cHBLtp7A
うほっwwwwwwww

351名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 01:51:33 ID:AZ1Oq2So
アッー

352名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 10:59:55 ID:FpsTxvce(3)
最初の2行目で「3P!?」と思ってしまった件

時に、このスレにおける逆レイプの定義って
「女が男の同意を得る事なく性行為を強行する」
でいいんですよね?


353名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 11:00:32 ID:FpsTxvce(3)
最初の2行目で「3P!?」と思ってしまった件

時に、このスレにおける逆レイプの定義って
「女が男の同意を得る事なく性行為を強行する」
でいいんですよね?


354名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 11:03:46 ID:FpsTxvce(3)
重投スマソ

355名無しさん@ピンキー :2007/06/22(金) 11:15:42 ID:5+VtJ/X5(3)
正確には
「擬人化した凶暴な♀動物が男の同意を得ることなく性行為を強要する」
でおk

356名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 11:19:23 ID:ovheFgGi
ああ、犯されたひ

357名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 18:54:31 ID:fFjVAxk7
逆レイプなのに、愛がある所に毒されたヤシも少なくないはず……でFA?

358名無しさん@ピンキー :sage  :2007/06/22(金) 19:21:28 ID:fOvjRJzD
人間讃歌は“擬人化した狂暴な♀動物”の讃歌ッ!!
人間の素晴らしさは擬人化した狂暴な♀動物の素晴らしさ!!
いくらエロくても獣姦は“擬人化”を知らん!
自慰と同類よォーッ!

このスレ最初に立てた人要所要所を押さえてますね。

359名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 22:17:33 ID:DovnOLsy(3)
>>358

他人が見て面白いかどうか考えない寒いネタレスも自慰だがな。

360名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 22:55:28 ID:JKyuZVCj(2)
話をブッた斬って悪いが、赤ずきんモチーフで書こうとしてるんだけど…

・赤頭巾はロリショタ(巨根)
・勿論狼が女
で行こうと思ってる。そこに
・赤ずきんの母親と近親ソカーンを加えて3P
を入れたらやっぱ蛇足?この場合赤ずきんとその母親が犬娘になるのだが。

361名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 22:55:29 ID:IF5z/CO8(2)
せめて苦笑いくらいしてやれよ(笑)

362名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 23:06:48 ID:IF5z/CO8(2)
>>360
自分としては蛇足かな?

でも物語を紡ぐのは貴方なんだから
どっちにしろ好きなようにすればおk

363名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 23:09:46 ID:DovnOLsy(3)
>>361
無理だよ(笑)
本当にあのマンガ読み込んだやつがこんな
寒い無思慮な事やる訳が思うようなキモ信者だぜ俺?

364名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 23:10:57 ID:JKyuZVCj(2)
>>362
おk、それじゃ蛇足部分排除で今から書いてくるノシ

365名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 23:11:43 ID:DovnOLsy(3)
訳が無い、な
俺が無思慮だった。スマン。

366名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/22(金) 23:53:26 ID:5+VtJ/X5(3)
みんな落ち着け。
とりあえず書きかけのくまさんとポン氏、そして>>364氏の投下を待とうじゃないか。


>>364
みさくらなんこつ並のロリ巨根を期待www

367ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 01:58:26 ID:cEGDcFZT(5)
お久しぶりです。えーと…ID変わりましたが>>364は私です('A`)
結局蛇神さまの続編はボツとなり……orz
代わりといっては何ですが閃いたのが今回の「淫説・赤ずきんキュン」です。
それでは爆撃開始ー('A`)

368淫説・赤ずきんbyラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 02:01:05 ID:cEGDcFZT(5)
昔昔、あるところに赤ずきんと言う、とても可愛らしい「男の娘」、そうあくまでも「男の娘」が居ました。
今で言う、ロリショタと言う奴です。ぱっと見女の子です。
赤ずきんはとてもいい子で、ご近所に困っている人が居れば、その可愛らしさで癒しを与え、
家族が身体を壊した時も、献身的に介護したりと、聖人君子という言葉がぴったりなしょt…「男の娘」でした。
そして、その日は月に一度、森の中に住んでいるおばあちゃんの家に、おばあちゃんのボケ防止を兼ねて遊びに行く日でした。
おばあちゃんも流石に年な上一人暮らしなので、月に一度ボケてないか確認に行く必要があったのです。
その役目が赤ずきんな訳ですが……

「ド〜はドランゴズ・ドリームのド〜♪レ〜はレッドホットチリペッパーのレ〜♪ミ〜はミスター・プレジデントのミ〜♪」
赤ずきんは上機嫌で、ドレミの歌〜スタンドver.〜を口ずさみながらおばあちゃんの家に歩いていっています。
歌詞はかなりアレですが、その綺麗な歌声に森中の動物達が耳を傾けます。
そんな赤ずきんを木の影から眺める、一つの影がありました……
「あぁ…赤ずきんたら、今日も可愛い……♪」
その正体は、一頭の牝狼でした。ただ…この狼は他の狼と違い、驚く事に人間の様な姿をしていました。
頭から生えた狼耳を、嬉しそうにピコピコ揺らし、尻尾は千切れんばかりに振られています。
その百人が百人、口を揃えて「美しい」と確実に言うであろう美貌を、うっとりと蕩かせ、
情熱的な視線を赤ずきんに送っていました。
この牝狼、何故か毛が生えているのは腕と太腿までで、股間やお尻、乳房に股間はすべて無毛でした。
人間で言うと半裸の状態…と言うより、露出狂の痴女と言った体裁です。
彼女の乳房はそれはそれは大きく且つ美しく、赤ずきんを熱っぽい視線で見つめながら、時折その乳肉を肉球で揉みしだき……
無毛の股間にある肉豆を、鋭い爪で怪我しないように引っかきながら、声を押し殺しながら自慰に耽っておりました。
そう…彼女は何を隠そう、同属の牡にも、人間の男にも欲情しない変わり者の牝狼で、その上止めとばかりに…
彼女は赤ずきんの様な可憐な少年…というより「男の娘」にしか欲情できない、極めつけの少年性愛者…ショタコンだったです。
おかげで、彼女は牝では珍しい、狼の群れのボスだと言うのに一匹も子供が居ません。
なにしろ重度のショタコンな上、群れの牡狼達が弱い…と言うより彼女の膂力が余りにも強すぎて、釣り合いの取れる牡が居ないのです。
それが彼女のショタコンっぷりに、拍車をかけておりました。


369淫説・赤ずきんbyラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 02:03:16 ID:cEGDcFZT(5)
「はぁ……赤ずきんを食べちゃいたい……♪……私のものにしたいよぉ……」
その内、彼女は爪を引っ込め、指のような肉球を一本、肉穴に突っ込み、じゅぼじゅぼとスケベな音を立てて自慰に耽り始めました。
「んあぁぁっ…イ、イっちゃう…♪赤ずきんオカズにしてイっちゃうぅ……!」
彼女の月に一度の決まり事…それはおばあちゃんの家に通う赤ずきんを見ながら自慰を行う事。
牝狼の頭の中では、赤ずきんは泣き叫びながらも快楽を貪り、必死で彼女の膣奥を突いておりました。
そのイメージが頭に浮かんだ瞬間…牝狼は絶頂に達し、愛液を吹き散らしながらその場に倒れこみました。
「あおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜っ♪」
狼らしい遠吠えのような喘ぎ声と共に達した彼女は、ドサリ、と派手な音を立てて倒れます。
その音に赤ずきんも気付き……彼女の月に一度の淫らな秘め事は、思い人にばれてしまう直前でした。
普段は決してしないはずの失態に、牝狼の心臓は張り裂けんばかりでした。
「シ〜は正義(ジャスティス)のシ〜……うわっ!?」
背後で聞こえた遠吠えと、誰かの倒れる音に赤ずきんは振り向きました。そこには…とても綺麗な牝狼が辛そうに息を吐いて倒れておりました。

「女の人?違う……お、狼っ……!で、でも…すごく辛そう……」
赤ずきんは恐怖より、その生来の優しさが勝ったのか、心配そうに牝狼に近づきます。
「あの〜……キミ、大丈夫…?なんだか、とっても苦しそう…どこか痛いの?怪我、してるの?」
――赤ずきんが、自分に声をかけてくれてる……
この夢のような状況に、牝狼は顔が燃える様に紅くなっていくのを感じ取っていました。
しかし、彼に彼自身をオカズにして、淫らな行為に耽っていたのを見破られるわけにはいきませんでした。
「顔も赤くなってる……風邪、引いてるの?そうだ、近くに動物専門のお医者さんが居るから、ソコへ連れてってあげようか?」
赤ずきんの自分を気遣ってくれる優しい提案に、牝狼は身も心も蕩けてしまいそうでしたが、何とか気を持ち直して応えました。
「だ、大丈夫よ……ちょっと気分が悪くなって、倒れちゃっただけだから。それより、赤ずきんクン…」
「な、なんでボクの名前知ってるの?ていうか、言葉を喋られるのっ?」
赤ずきんは、初めて会う牝狼が自分の名前を知っているのと、人の言葉を話したのに大層驚きました。
牝狼は、内心しまった、と舌打ちしましたが、「月一で素敵な歌声を聞かせてくれる、森の有名人」と誤魔化しました。
言葉に関してもこの姿ゆえ、と言われると心の清らかな赤ずきんは、すっかりその言葉に得心してしまいました。

「ところで…赤ずきんは毎月毎月、どこへ行っているのかしら?」
狼は何とか絶頂の余韻から抜け切り、赤ずきんに質問します。彼女は赤ずきんが月一で森のどこかへ行っている、としか知りませんでした。
「うん、おばあちゃんの家に行っているの。森の中で一人暮らしだから、ボク心配で…」
「おばあちゃんって…この森の真ん中に住んでるおばあちゃん?赤ずきんのおばあちゃんだったんだぁ…」
牝狼は赤ずきんのおばあちゃんを良く知っていました。この牝狼が人間の言葉を話せるのも、おばあちゃんのおかげだったのです。
「…おばあちゃんの事を知ってるの?」
「ええ。おばあちゃんはね、私の言葉の先生なの。それに、まだ小さくて餌が取れない時とか、良くお世話になったわ♪」
牝狼は自分とおばあちゃんの馴れ初めだとか、身の上を赤ずきんに話していきます。
赤ずきんはその話に聞き入りながら…ふと牝狼のたわわな乳房が目に入ります。そこでやっと、この狼が半裸という事に気付いたのでした。
「あ、あの……狼さん…は、はだか……」
「んー?赤ずきんはぁ…女の人のおっぱい見るの、初めて?」
牝狼は赤ずきんをからかいながら、その豊満すぎる乳房を持ち上げて見せました。
先程までの自慰の影響なのでしょうか、その乳首は勃起しきり、桃色に充血しているソレは、たまらなく卑猥で…
赤ずきんは、股間の一物が元気になっていきそうなのを感じてその場から逃げるように駆け出しました。
「ウフフフッ…♪赤ずきんってば、ウブなのねぇ……あ、そっちは遠回りよ?そこを右に曲がったほうが近いの、知らなかった?」
牝狼は、あくまで優しい声色で赤ずきんに近道を教えます。赤ずきんは動転していたのか、牝狼の言葉通りの道を走っていきました。
……しかし、その道は遠回り。普段の倍以上時間がかかってしまいます。そして、それは牝狼の計算通り。
そう、彼女はワザと赤ずきんに間違った道を教えたのです。
牝狼は、赤ずきんと話している間中悪知恵を働かせていたのです……赤ずきんを食べてしまうための。(性的な意味で)

370淫説・赤ずきんbyラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 02:06:17 ID:cEGDcFZT(5)
赤ずきんが遠回りしている間に、牝狼はおばあちゃんの家へと先回りしていました。
おばあちゃんは恩人ですが、それはそれこれはこれ、そう考えていた牝狼は、なんとかしておばあちゃんを家から追い出そうと…
最悪の場合食べてしまおうと考えてましたが、それは杞憂に終りました。
おばあちゃんの家のテーブルの上に、こんな書置きがあったからです。
『ハロー♪我が愛しの孫赤ずきんよ。ばあちゃんは友達と一週間旅行に行ってきます。来週また来てね?』
『追伸:帰り道、狼に…特に女の人の姿をした悪戯好きの狼には気をつけてね。』

「……先生ったら、人の事を酷く言うのね。ま、確かにこれから悪戯しちゃうんだけど…♪」
牝狼は、おばあちゃんの事を先生と呼んでいました。その先生が自分の事を悪戯好きと言い…
そして、この後確実に悪戯をすると思うと、牝狼は思わず苦笑していました。
しかし笑っている場合ではありません。牝狼は勝手知ったる先生の家、素早くおばあちゃんの服を身に纏い、ベッドに横たわりました。
勿論書置きを処分する事も忘れません。そして、ちょうどベッドに潜り込んだ時、呼び鈴がなりました。
「時間掛かっちゃった…狼さんが道を間違えたかな?……おばあちゃーん♪赤ずきんだよー。入っていい?」
赤ずきんは、いつもより時間が掛かった事を訝しげに思いながらも牝狼を疑う事はせず、部屋の中に声をかけました。
「ああ、いいよ…」
牝狼は声色をおばあちゃんそっくりに変えて、赤ずきんを招き入れました。
「おばあちゃ…どうしたのっ?!具合悪いのっ!?」
おばあちゃんのナイトキャップがベッドから飛び出ている…つまりおばあちゃんは寝込んでいる。
そう思った赤ずきんは、急いでベッドに駆け寄りました。
「だ、大丈夫だよ……少し寝坊しちゃっただけさ……」
牝狼はおばあちゃんそっくりの声色で、赤ずきんを誤魔化します。
当然人のいい赤ずきんです、コロッとだまされて、大きく息を吐きました。
「よかったぁ……あれ?おばあちゃん……」
赤ずきんは疑問の声を上げます。それもそのはず……おばあちゃんのナイトキャップから、大きな獣耳がはみ出しているからです。
そこからはもう、皆様知っての、あの有名な問答です。
「おばあちゃんの耳はどうしてそんなに大きいの?」
「それはね、お前の喘g…ごほん。声を良く聞くためさ。」
「じゃや……どうして腕に毛が生えてるの?」
「それはね?無駄毛の処理を忘れたからさ。」
「じゃあ…どうしてお口が大きいの?って言うか、身体も大k」
………本来の赤ずきんとは若干違いますが、とうとう最後の問答が赤ずきんの口から出ます。

「それはねぇ…赤ずきんのおちんぽを食べちゃうため〜っ♪」
途端に甘い声に戻すと、牝狼は赤ずきんをベッドに引き込みます。
「おっ、おおおおおおおお狼さんっ?!?!どうしておばあちゃんの家に居るのっ?!」
赤ずきんは素っ頓狂な声を出して、目の前の狼に尋ねます。
「んふふっ…今言ったでしょ?赤ずきんを食べたかったから……」
牝狼の言葉に、赤ずきんは顔を青ざめさせ、その腕の中で暴れますが、大人と子供、狼と人間。
その膂力に敵う筈がありません。直ぐに赤ずきんの顔は、そのいやらしい乳肉の中に埋もれてしまいます。
「わぷっ……」
「大丈夫よ、赤ずきん…ホントに食べちゃう訳ないじゃない♪だって…私の一番好きな人だもん。」
牝狼の口から出た、意外な言葉に赤ずきんは眼を丸くして驚きます。尤も幾ら眼を開けたところで、目の前にあるのは柔らかなおっぱいでしたが。
「え…?」
「赤ずきん好き。大好き。だから食べちゃう…赤ずきんの可愛いオチンポ、お腹一杯食べちゃうんだからぁ…♪」
牝狼は、とんでもなく卑猥で淫らな声色で胸元の赤ずきんに囁きます。
その声に誘われるように、赤ずきんも思わず、牝狼の淫靡な肢体に、自ら顔を埋めていきました……

371ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 02:08:46 ID:cEGDcFZT(5)
すいません、>>364書き込んでから書き始めて此処までしか書けませんでした…orz
明日後編書きあがったら投下しに来ます('A`)ノシ
おやすみなさいませー

372名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 02:11:51 ID:f5Nnixjd(2)
>>371
リアルタイムGJ!
痴女狼……これは…なかなか…………

あ、ドラゴンズ・ドリームがドラ「ンゴ」ズ・ドリームになってました。
ドラクエ6のバトルレックスの夢。

373名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 02:12:05 ID:7brMiybo(2)
GJだが、吹いたwww

374名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 03:12:40 ID:ogZm9BHm(2)
新ジャンル「エロなのにいろいろ吹いたw」

狼さん…なんという変態だwww

375名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 07:38:17 ID:c7oBwf9z
もうKING of エロパロだなww
ここまでエロとパロを絶妙に組み合わせた人はいないぞ

376名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 08:08:15 ID:UkXnWqFK
>>371
GJです つづきwktk

377瀬錬 :sage :2007/06/23(土) 10:25:28 ID:PQ2jL1qM(6)
では、ラノベ脳氏の間埋めと言ってはなんですが、犬娘の小話を投下したいと思います。

※ボクっ娘表現が含まれますので、苦手あるいは嫌いなお方はお手数ですがスルー願います。

378発情期の忠臣 :sage :2007/06/23(土) 10:27:09 ID:PQ2jL1qM(6)



 ――抜き足、差し足、忍び足。
 窓から朝日の清々しい光が差し込む早朝。
 俺は寝ていた部屋を抜け出して、同居人に内緒で家を出ようとしていた。
 別に何処かに行こうとか、同居人に対して気まずい事をしようとしてる訳じゃない。
 ただ今日は、年二回ある恐ろしい数日間の内の一日なのだ。
 かちり、と音を立てて鍵が外れる。
 そんな僅かな音にさえ、脂汗が垂れ、心臓の鼓動は激しさを増す。
 ゆっくりと玄関の扉を潜り、音を立てずに扉を閉める。
「……ふぅ」
 取り敢えずは最初の難関を突破。次は日が落ちるまで――
「――何処に行くんですか?」
「ああ、取り敢えず朝食でも取り、に――」
 聞き覚えのある声が聞こえた気がして、俺の首がぎちぎちとぎこちなく回る。
「おはようございます、ご主人様。お散歩ですか?」
 玄関の扉の側。
 そこに、同居人である彼女が立っていた。
 頭の上に突き出している、厚い栗色毛に覆われた耳。
 愛用しているらしい若草色のベストと、ゆったりしたパンツの境目から伸びる、ファーマフラーのような尻尾。
 いわゆる犬人である彼女は、普段は俺に絶対の忠誠を誓っているのだが……
「あ、ああ。ちょっとそこまで。すぐ戻るよ。ひょっとすると長くなるかも知れないけどな」
「ふぅん…… ボクもご一緒していいですか? いいですよね?」
 彼女の円らな瞳が、当然ですよねそうですよね、と訴えているように見える。
 まぁ事実その通りで、既に右手がホールドされている辺り、何を言っても付いて来るであろう事は明白だ。
 ……逃げるが勝ち、か。
 そう判断を下し、瞬間、俺は全力で走り出した。
 無理やり手を降り払い、行く当てもなくとにかく走る。 時間にして二分。
 何とか彼女を振り切り、走り続けた俺は、ぜいぜいと荒い息を吐きながら近くの木に寄り掛かって、
「お散歩、終わりました?」
「どああああっ!?」
 ――既に木に寄り掛かって立っていた彼女が、寄り掛かろうとした俺の胴をがっちりとホールドした。
「じゃあ早速で済みませんけど、ご主人様のせーえきをボクの中に注いで頂きますよっ♪」
「俺は嫌だあああっ!」
「えー、なんでですか?」
「お前が容赦ってモノを知らないから!」
「そんなのあってもなくても一緒ですよ。さ、折角外に出たんですから、気持ち良く青姦しましょう♪」
「あ"あ"あああぁぁ!」


379発情期の忠臣 :sage :2007/06/23(土) 10:28:20 ID:PQ2jL1qM(6)



 ――そうして近くの雑木林に連行された俺は、彼女の荒い息を肌で感じながら怯えていた。
 彼女はというと、時間が立つにつれて顔は上気し、息は荒く…… いわゆる「出来上がった」状態になりつつある。
「むー、ご主人様の、なかなか大きくなりませんね」
 俺の愚息を弄りながら彼女が言う。
 そりゃ前にあれだけの目に遭えば、興奮より恐怖の方が勝るだろ――
 そう言ってやりたかったが、言ってもどうにかなる訳では無いので黙っておく。
「お前はいいけど俺が勃たないから無理だな。さ、家に帰ろうぜ」
「むー」
 彼女は仕方ないですねー、と呟き、
「じゃあ、これでどーですかー?」
 彼女が自身のパンツを下ろす。中から姿を現したのは、既に十分過ぎる程に濡れた彼女の陰唇。
 それを認識した途端、周囲に立ち込める、発情した雌のフェロモン――
 ヤバい……!
 咄嗟に鼻を塞ごうとしたが、遅かった。
 俺の愚息はあっという間に勃起し、わぁ、と彼女が歓声を上げる。
「じゃあ、早速頂いちゃいますね」
「ちょっ、待て……!」
 俺の制止も空しく。
 俺の愚息は、彼女の胎にずるりと飲み込まれてしまった。
「ぐっ……!」
「ああっ……! ご主人様のおちんぽ、ボクの一番奥まで届いてますッ!」
 彼女が感極まった嬌声を上げる。
 同時に俺の愚息をきちきちと締め上げてくる彼女の胎に、俺は苦悶の声を上げた。
「はっ、はっ、はっ、くぅん! ご主人様、イイですぅっ!」
「う、ぐぉ……! ちょいまちッ……!」
 あまりの速度で腰を振る彼女に、俺の愚息はあっという間に限界を迎える。
「あ、ああっ! ボク、ボクもうイっちゃいますッ!」
「ぐ、あっ……! く、出る……!」
「ん、あんっ! ご主人様、ボクの、ボクの発情メス犬まんこに精液注いで下さいッ!」
 サカった声で叫び、ぎちりと俺の愚息を締め上げながら彼女がイく。
 俺は快感に抗い切れず、彼女の中で白濁液をぶち撒けてしまった。
「ん、んーっ!」
 精の脈動に、彼女がぶるぶると震える。
 尻尾が激しく左右に振られ、彼女の目尻がとろんと下がる。
「え、えへへ…… ご主人様の、いっぱいだぁ……♪」
 下腹を掻き抱き、彼女は視線を虚空からこちらへと戻した。
 思わず、脂汗が垂れる。
「ご主人様、続きをお願いしますね♪」
「む、無理だ!」


380発情期の忠臣 :sage :2007/06/23(土) 10:29:48 ID:PQ2jL1qM(6)



「でも、ここはこんなに勃ってるじゃないですかぁ。いいですよね、二回目♪」
「う、うわあああああっ!」

 ――結局、彼女の交尾はその後六回続き、俺は半ばにして力尽きた、という事を、俺に半身を預けて動かない彼女から自宅のベッドで聞かされた。
「んふふ〜、ご主人様〜♪」
 そう言いながら尻尾を激しく左右に振り、俺の胸板に頬を寄せる彼女を見ると、愛しいと思えるのではあるが。
(この時期以外は素っ気ない事が多い)
 こんな風に強制的に精を搾り取られる日があと数日間も続くのかと思うと、思わず溜息の出る俺であった……


 ――抜き足、差し……(省略されました。続きを読むには>>378を押して下さい)



381瀬錬 :sage :2007/06/23(土) 10:32:54 ID:PQ2jL1qM(6)
以上です。

これを書いていて、ふと犬が欲しくなってしまったそんな私でした。
それでは、また。

382名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 10:36:32 ID:otcuFw3V
くぉの牝犬がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁw

383名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 10:39:41 ID:SrIgpeCi
リアルタイム更新遭遇!
GJ!

エンドレスワロタwwwww

384名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 11:19:28 ID:6fPfFbc9
これはよいメス犬www
GJですた!!

385名無しさん@ピンキー :2007/06/23(土) 15:12:24 ID:ogZm9BHm(2)
>>380
GJ!ふりだしにもどるのかw
タイトルを見て「忠臣蔵でエロパロ?」と思って、
吉良が47人の犬耳おにゃのこ赤穂浪士に性的な意味で天誅を下されるのかと思った。

忠臣だけでここまで妄想するような俺は死んだ方がいいな。

386名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 15:26:10 ID:Uc651kf6
>>371
面白い文章を書きなさるな、しかもエロスwww
次もドロドロなの、頼んます!

>>381
GJ〜!!
普段そっけないんだ…
主人公ひたすらカワイソス(´・ω・`)


387名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 15:41:28 ID:7brMiybo(2)
うはっwGJ!!これだからこのスレはやめらんねぇwww

388ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 17:58:07 ID:c98l1IS+(7)
「ね、赤ずきん……キス、しよ…?」
牝狼は赤ずきんを自分の目の前に移動させ、鼻がくっつきそうなほどの至近距離で囁きました。
「ま、待って……ボク、まだ心の準備…」
「ダメ。赤ずきんの応えは聞いてないもん……んむっ♪」
赤ずきんの答えを待たず、牝狼は貪るように赤ずきんの唇を奪いました。
2人の柔らかい唇同士が絡み、熱い舌同士もあわせて淫らに絡み合います。
赤ずきんがおずおずと舌を突き出すと、その舌にむしゃぶりつき、吸い上げ、お返しとばかりに唾液を交換していきます。
主の居ないおばあちゃんの部屋の中には、2人の深い口付けが奏でる、淫靡な音だけが響きました。
「んむっ……ふむぅ…♪じゅぱっ♪ぢゅるるっ♪」
「んふぅ……ふむっ!んむぅぅぅぅっ……!!」
牝狼も赤ずきんも眼を閉じて、うっとりと蕩けた表情を浮かべてキスを続けます。その間にも牝狼は赤ずきんの全身を弄り、
ついには赤ずきんの股間へと手を伸ばしますが……その一物を触った瞬間、牝狼は目を見開きます。
「嘘っ……赤ずきんちょっと見せてっ!」
「あっ、いやぁぁっ!!」
嫌がる赤ずきんを無理矢理押さえつけ、牝狼は強引に彼の履いているズボンを脱がせると……
赤ずきんは下着代わりにスパッツを履いており、そのスパッツには、なんと彼自身の腕ほどもある、巨大なペニスが浮かんでおりました。
スパッツから浮き出ているペニスは、当然並の大人は勿論牡狼をも遥かに凌駕する化け物、イッツアモンスターでした。
赤ずきんはまだ年端も行かない少年だというのに、皮は完全に剥け切り、巨大な亀頭は竿の直径より大きく、
亀頭冠、所謂エラはパンパンに張り出しており……肉竿にも蛇のように硬く太い血管が走っているのが、スパッツの上からでも丸解りです。
スパッツに、まるでお漏らしのような我慢汁のシミを作り出していたソレは、
正に女性を苛み、虐め、善がらせ、貶めるためだけの肉凶器でした。
一番の想い人がこんな太いものを持っていたとは…牝狼は歓喜で震え、頭がどうにかなってしまいそうでした。


389ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 18:00:10 ID:c98l1IS+(7)
「すごい……こんなお化けチンポ、初めて…赤ずきんがこんなチンポしてたなんて、嬉しい誤算だわ…♪」
牝狼は愛しそうに嬉しそうに赤ずきんの怪物を撫で擦ります。
「いやぁ…言わないでっ、言わない、でぇ……」
赤ずきんは自分の怪物ぶりが恥ずかしいのか、怪物分身を撫でられるだけで首を左右に振り乱します。
しかし牝狼にガッチリと押さえられて逃げる事が出来ません。それどころか彼の怪物は撫でられる度に嬉しそうに震え、
スパッツ全体を…それどころか牝狼の肉球と、ベッド自体をベトベトにするほど我慢汁を吐き出します。
「あはっ♪赤ずきんのおちんぽすごぉい……もう私、我慢できないよぉ……」
牝狼はうわ言の様に呟くと、赤ずきんのスパッツを脱がせて、その巨根を露出させます。
その途端、彼のモンスターは勢い良く飛び出し、部屋中に我慢汁をブチ撒けながら牝狼の顔を強打します。
「きゃうぅんっ!」
「ひゃぁっ…お、狼さんのほっぺた…柔らかくて気持ちいいよぉ……」
赤ずきんはじれったい快楽に悶えていたのか、牝狼の頬に裏筋が触れた瞬間、腰を激しく前後させますが、直ぐに牝狼に取り押さえられてしまいます。
「もぉ……私の顔をぶっちゃうなんて、いけないオチンポ…お仕置きね♪」
牝狼は、その切れ長の瞳をすっと細めると、刹那大きく口を開けて、赤ずきんの怪物を飲み込みます。
流石に全ては入りきりませんが…それでも亀頭と裏筋を口に含まれ、熱く滑った舌で弄ばれて、赤ずきんは可愛らしくスケベに悶えます。
「んやぁぁぁぁぁぁっ♪おっ、おおかみひゃっ…おくひぃぃっ♪おくひきもちいいよぉぉぉっ♪」
「らめらめらめぇぇぇっ♪おちんちんっ…オチンチンじるでひゃううううぅっ♪」
牝狼は亀頭をじっくり舐め回したかと思えば…裏筋に舌を添えて、頬肉全体で赤ずきんを扱き上げます。
ぢゅるぢゅるとスケベな音を立ててむしゃぶりつく口撃に、初めての赤ずきんが耐えられるはずがありません。しかし…
「ぢゅぷっ♪ぢゅぶぶっ♪ふぐぅ……まだ、イっちゃダメ……えいっ♪」
牝狼は、射精を止めようと思い立ちその豊満な乳の谷間で赤ずきんの化け物を挟み込みました。
しかし…当然の事ながらそれくらいで射精は止まりません。それどころか射精に拍車をかけました。
赤ずきんの只でさえ多い我慢汁は、既に牝狼の乳房をドロドロに濡らしていて、柔らかく蕩けた乳肉と口での責めに、
赤ずきんはとうとう射精してしまいます。
「らめぇっ♪らめらめらめぇぇぇぇ〜っ♪イっちゃうぅ…きちゃないおちんちん汁でひゃうのおおぉぉぉ〜っ♪」


390淫説・赤ずきんbyラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 18:04:54 ID:c98l1IS+(7)
トロトロに蕩けた甘い喘ぎ声と共に、赤ずきんは射精してしまいますが…その量がハンパではありませんでした。
『ずびゅうううううううっ!ぶぢゅるるるるるるっ!びぢゃびぢゃびぢゃびぢゃっ!どぶっ!ぶぢゃああああああああっ!』
そんな派手な水音を立てて、赤ずきんの射精が始まります。ただ…その精液自体も化け物でした。
赤ずきんの精液は、その巨根に相応しく臭く、熱く…
黄ばみがかった、というよりまるで卵の黄身のような、完全な黄色の精液でした。
勿論色だけでなく、その精液は重く、ドロドロとした半固形の精液で…それがあっという間にベッドを、そして牝狼を黄色く染め上げます。
「んぶっ?!こっ…こんなの、飲みきれないっ……!」

あまりの熱さと量と液圧に、牝狼は少し飲んだところで口を離し、その身体をザーメンで染め上げていきます。
全身をイエローゼリーな精液で汚されて、牝狼は暫く呆然としていましたが…射精が収まると、体中に絡みつく精液を舐め取っていきます。
乳房に絡んだものは、その谷間に溜めて自分で吸い上げ…顔中の精液は肉球でかき集めて啜ります。
髪の毛や体毛に絡んだ精液は、まるで自分の身体に赤ずきんの匂いをマーキングする様に擦り付けていきました。
「ちゅぷっ…じゅるるっ♪はぁ…赤ずきんのザーメンゼリー…臭くてえぐくて…苦くて美味しい…幾らでも食べられちゃう♪」
その様子は堪らなく卑猥で、淫らで、綺麗で…見惚れていた赤ずきんの怪物巨根は、たちどころに復活し、鎌首をもたげ…
またも部屋中に射精じみた勢いで我慢汁をブチ撒けてしまいました。
「あはっ♪赤ずきんのおちんぽったら、節操なしなのね……いいわよ?それじゃ一滴残さず搾り取っちゃうから♪」
「うんっ…搾り、取ってぇ…?ボクのおちんちん汁ぅ…牝狼さんに搾り取られたいよぉ……

391淫説・赤ずきんbyラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 18:09:31 ID:c98l1IS+(7)
赤ずきんは我慢できなさそうに、腰をカクカクと振り乱し…更に部屋中を牡の匂いで満たしてしまいます。
その様子に、牝狼も我慢出来なさそうに近寄り…赤ずきんの身体をまたぎます。
その股間は前述の通り無毛…所謂パイパンでしたが、その肉穴は年相応で、ぽってりと肉付きのいいラビアが蠢き、
穴の奥からは泉のように愛液がこぼれ、ぽたり、ぽたりと卑猥な雫が赤ずきんの亀頭に零れ落ちます。
「行くよ、赤ずきん……私が赤ずきんを食べちゃう所、良く見ててねぇ……?」
牝狼は、見る者全てを射精させそうな妖艶な笑顔を浮かべると、ゆっくり、ゆっくりと腰を沈めて、肉穴に赤ずきんの怪物を飲み込んでいきます。
「あぁぁぁぁぁ〜っ♪たべ、られてるぅっ…赤ずきん狼さんにたべられてりゅううううぅ〜っ♪」
赤ずきんはきつく眼を閉じて、分身に襲い掛かってくる快楽に耐えます。
その様子が可愛らしくて、いじらしく感じた牝狼は一気に根元まで赤ずきんの怪物を飲み込みました。
その瞬間『ぶぼっ♪』とスケベな音がして、なんと驚く事に、牝狼は子宮口を通り越し子宮で赤ずきんを食べてしまいました。
「あおおぉぉぉぉっ……♪はいって、るぅ…赤ずきんのスケベなおちんぽ、私の子宮に入ってるぅ…♪」

牝狼の生殖器は、正に極上の、オスを搾り取るためだけの肉の穴でした。
幾重にも重なった肉襞は赤ずきんの竿を舐め上げ、しゃぶりつくし、子宮口は亀頭冠と裏筋を丁寧に優しく締め上げます。
止めとばかりに、肉の海の様な子宮は蠕動して、赤ずきんの亀頭にむしゃぶりついて射精をおねだりしています。
「んやぁぁぁぁぁ……おちんちん、ボクのスケベなおちんちん…全部たべられひゃったぁぁぁ…♪」
「まだよぉ…?動くから、ねっ……?」
牝狼は赤ずきんの薄い胸板に手を置くと…蟹股の卑猥な体勢になり、そのまま腰を上下左右…回転運動まで加えて振り乱します。
すると牝狼の牝肉は赤ずきんの巨根により一層絡みつきます。
おまけに「ぢゅぼっ♪ぐぼっ!ぬぼっ!ぶぢゅっ♪」とスケベ過ぎる水音は更に大きくなり、
その豊満な体が揺れる度に…赤ずきんは射精してしまいます。
「んみゃああああっ♪おっ、おおかみひゃぁぁっ!ボクッ、ボクぅ…スケベずきんになっちゃうぅぅっ♪おちんちんっ…」
「おちんちっ…ちんぽぉっ♪おちんぽゼリー止まらないっ♪とまらないのおぉぉぉ〜〜っ♪」
赤ずきんは強烈な快楽に翻弄され、ただただ射精するだけで腰を振る事すらできずに快楽を貪ります。
あまりに大量の射精のため、狼の腹はまるで妊婦の様に膨らみ、繋がってる部分から土石流のように入りきらなかったザーメンが噴出します。
「あおおぉぉぉぉぉぉんっ!!あ、あついぃっ…いいわよ赤ずきんっ♪もっともっと出してっ?搾り取っちゃうからぁ…」
「私のお腹ボテ腹にしてぇぇっ♪赤ずきんの熱いゼリーで子供産ませてぇぇぇぇっ♪」
牝狼もまた妊娠を強請り、腹をタプタプ揺らしながら腰を振り乱します。その度に『ちゃぽん♪たぽん♪』と、
胎の中に溜まったザーメンが揺れる音までしました。

392淫説・赤ずきんbyラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 18:12:10 ID:c98l1IS+(7)
もう2人は止まりませんでした。元々獣だった牝狼は勿論…赤ずきんまで獣のように快楽を貪り、2頭の獣の交尾は続きました。
専ら牝狼が赤ずきんの上で腰を振る、所謂逆レイプという奴でしたが、赤ずきんも何処となく嬉しそうでした。
その後三日三晩、2人はぶっ続けで交尾を続けました。流石絶倫と変態痴女、面目躍如です。
しかし赤ずきんはまだ子供、三日経った時点で倒れるように眠ってしまいました……
「はぁ……赤ずきん、素敵ぃ…♪もぉ離さないからぁ……」
牝狼は幸せそうに赤ずきんを抱きしめます。するとそこに……一発の銃弾がけたたましい銃声と共に打ち込まれました。
その銃弾は牝狼の耳元を掠め、2人が眠っているベッドに大きな弾痕を作り出しました。
「ちっ、外したか……」

牝狼が眼をやった先には、黒眼帯をした、咥え煙草の屈強そうな金髪美人の猟師が、軍用ライフル片手に立っていました。
彼女は赤ずきん同様この森と、近くの町の有名人。彼女は3日立っても帰ってこない赤ずきんを心配した、彼の両親の願いを聞いて、
赤ずきんを探しにやってきたのです。しかし……
「…おいセレーヌ、お前アタシの赤ずきんとなにしてやがる?」
「あら、見ての通り子作りしてたのよ?何かいけないかしら、ツグミさん?」
この2人、実は顔見知りで…共通の性癖がありました。セレーヌと呼ばれた我等が牝狼は勿論、
ツグミと呼ばれたこの女猟師もまた…重度のショタコンだったのです。
つまり、ツグミにとっては前々から狙っていた獲物を、にっくき狼に横取りされた形、と言う訳でした。
「うるせぇっ!赤ずきんはなぁ…前々からアタシが眼を付けてたんだっ!普段から仲良くして、お父様とお母様とおばあ様と仲良くしてだなっ…」
「あら、それなら私と赤ずきんのおばあちゃん…先生はとっても仲良しよ?それに、赤ずきんたら可愛く腰を振ってきて…」
そのセレーヌの言葉に怒り心頭のツグミさん、とうとう軍用ライフルの銃口をゼロ距離でセレーヌに突きつけた瞬間…

393淫説・赤ずきんbyラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 18:14:27 ID:c98l1IS+(7)
「んにゅう…喧嘩は、ダメですよぉ〜……?」
銃声でも起きなかった赤ずきんですが、、銃声より2人の喧々諤々とした声の方がやかましかったらしく眼を覚ましました。
ですが、流石絶倫の男の子……ご立派に朝勃ちしておりました。
勿論セレーヌからもツグミからも、そのモンスターは丸見えで、セレーヌは散々貪った癖に顔を赤らめ、ツグミは目を丸くして驚き、
咥え煙草を取り落として震えてしまいました。
「あ…あ、あか、ずきん……?あんた、そのおちんちんっ…」
震えた声でツグミは赤ずきんに尋ねました。するとまだ寝ぼけていた赤ずきん、昨夜までの肉の宴に囚われているのか、
恥ずかしげもなく自分のモンスターとツグミを見比べ、ふにゃ、と可愛い笑顔を浮かべながら言い放ちました。
「えへへぇ…すごいでしょぉ?ボクの自慢のおちんぽなんですよぉ〜……」
そのスケベな言葉と可憐な笑顔のダブルパンチ、セレーヌもツグミも、ガラガラと一気に理性が崩壊する音が聞こえました。
「ぁん、赤ずきんたら、とってもスケベになっちゃったのね…?コレはもうお仕置きよね、ツグミ?」
「お、おう……エッチな赤ずきんは、アタシ達がお仕置きしてやるっ…♪」
すっかり淫乱モードのスイッチが入った赤ずきんの虜になった2人は、いがみ合っていた事など綺麗さっぱり忘れて、
あっという間に共同戦線…それどころか友情に近いモノを作り出して、2人がかりで赤ずきんに襲い掛かっていきました……

それからおばあちゃんが帰ってくる数時間前まで3人は情事に耽り、
理性を取り戻しいやがる赤ずきんを無理矢理淫乱モードに陥れて、その怪物を肉穴で咥え込み、艶声をあげて貪りました。
狼と猟師、2人仲良くお腹が張り、受精するまで赤ずきんのゼリー精液を注ぎ込まれました…そして、8ヶ月後。
そこには立派に妊娠したセレーヌとツグミがおりました。2人は事情を赤ずきんの父親と母親、おばあちゃんに説明し、
赤ずきんを引き取る事にしました。尤もおばあちゃんが居なければ2人とも赤ずきんのご両親に殺されそうでしたが。
何はともあれ、3人は森の奥で家を建て、仲睦まじく、何時までも幸せにスケベに暮らしたそうな……

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           O 。
                 , ─ヽ
________    /,/\ヾ\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_   __((´∀`\ )<  …というお話だったとさ。
|_|__|__|__ /ノへゝ/'''  )ヽ  \_________
||__|        | | \(;'A`) / 丿/
|_|_| 从.从从  | \__ ̄ ̄⊂|丿/ (;'A`)チンコタッタ
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\  /   ::::::::::::ゝ/||    = 完 =
────────(~〜ヽ::::::::::::|/        


394ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/23(土) 18:16:30 ID:c98l1IS+(7)
しゅーりょー('A`)
今回はコメディ路線で徹底的に行こうと思ったらこんなん出来ました。
それではまた何か思い浮かんだら来ますー('A`)ノシ

395名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 18:30:20 ID:PQ2jL1qM(6)
>>394
ぐっじぶでしたー!
まさしくエロパロですね。


396名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 18:34:40 ID:u2+HjcX2
>>394
口と尿道からなんか吹いたwww

397名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 18:50:25 ID:sgEONRs4
>>394
なんというGJ…
ちんちんが大爆発したのは言うまでもない

398名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 18:51:28 ID:f5Nnixjd(2)
また今日も凄い一日だなwww

>>381
無限ループGJ!
大型犬は広いスペースと体格に見合った運動量が必要なので、小型犬くらいが飼い易いです。
それと、自分が住む土地の気候と、飼いたい犬種の原産地の気候を照らし合わせて考える事。沖縄でハスキーは、無理。
病気で苦しんでのたうち回っていても最期まで寄り添う覚悟と、どんなに金がかかろうと見捨てない慈愛の心を持って、対等な家族として接してあげてください。
逆に言えば、それが出来ない奴には、動物どころか人間とだって一緒に暮らす資格は無い。

>>394
痴女狼と痴女ハンターとバケモノチンポショタGJ!
笑いながら抜いた。

399名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 20:14:37 ID:IR/sz5E2
規制にかかってしまい、解除されるまで>>133の続き投下できない……

てか、忘れられてるみたいだが…

400名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/23(土) 21:00:36 ID:EwvBUbWL
>>399
良く見返すと、ブランシュネージュって…白雪姫、ですか。
エール・シュバリアーの出番はまだですか?(ォィ

401名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 09:27:42 ID:Pl4dzt5E
スパ厨空気嫁

402名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 09:29:49 ID:XrktJHJO
やはり出たな

403名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 11:47:03 ID:w4e9p5OA
無視すればいいのになんで反応するのかねぇ……
まあ、人のことは言えないか。

404名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 13:09:06 ID:96SIZheN(4)
>>394
いろいろな汁を吹いたw
笑える且つ抜ける話ってすごいなw


>>399
おいおい、俺はレオンたんがどう輪姦されるのか楽しみで仕方ないんだぜ?
いざとなれば携帯で投下するんだ!

405名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 20:22:12 ID:Qw564GdR(2)
>>394
ちょwwww汁大杉wwww
GJだ!

>>404
忘れる?そんな訳無いじゃないか、wktkしながら待っているぜ!

406名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 22:28:23 ID:raYaZMNC
>>231のような設定ならあらゆる生物を擬人化できそうだな
とりあえず、全身からローションのような粘液を出すフタナリの
なめくじ少女を妄想してみた

亀レス失礼

407名無しさん@ピンキー :2007/06/24(日) 22:53:58 ID:96SIZheN(4)
>>406
ラストマンでそんなのがいたな。

ところで、スレ住人でラストマン知ってる人はいるのかな?
擬人化した凶暴な獣がたくさん出てくるぞ

408名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 23:21:22 ID:10np+abj
みんな!(特に初代からいる人達)まとめスレに行ってみてくれ。
感動のエンディングが……

409名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 23:25:54 ID:Qw564GdR(2)
>>407
ラストマンは俺の心のバイブルです。
ナメクジ人はエロ杉です(*´д`)ハァハァ

410名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 23:35:14 ID:96SIZheN(4)
>>408
鬱エンド→ハッピーエンドキター!
なんていうか、嬉しくなるな。

いっそ職人方の鬱エンド作品はそれぞれハッピーエンドverを…クドリャフカとか

>>409
海洋生物が擬人化した風俗には行ってみたいなw
ただ寝てるだけのマグロ娘とかw

411名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 23:36:38 ID:96SIZheN(4)
追記:できれば職人さんは今回のように自分の作品に追記があったらこっちにも書いてほしいな…

412名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/24(日) 23:37:30 ID:3aCQXk61
正直あの終わりでずっとモヤモヤしてたんだ・・・
ちょっとだけ気分が晴れた

超GJ!

413名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 00:05:53 ID:PXdGMKG2
>>408
突っ込むけど作者別メニューが出来始めてるくらいからあったよ

414名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 00:07:07 ID:oOip0gvu
てす

415名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 00:20:18 ID:pWI17ySK(4)
>>413
今回ちゃんと完結したから紹介したんじゃね?

416名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 00:43:57 ID:/ga+7tq8
>>408
バカヤロー!泣いたぞ!!
感動のハッピーエンドなんか、大好きだー!!GJ!!!

417 ◆95TgxWTkTQ :sage :2007/06/25(月) 00:59:51 ID:Lmbyy8FQ
投下もしてないのにレスするのは荒れる素なので気が引けるんですが、まあ准投下ということでここは一つ。
実の所>413の方の言うとおり、あれの大きな修正は10日に終わっていまして、その事に関してはレス番311でも「まとめにある分で終わりです」と伏線が。
他にも自己満足ながら一話目(ヤドカリ娘2で登録されているものですが)にサブタイトルを足したり、
crying以下略の方に三千字弱(主にエロ部分ですが)の追加なり修正したりしていて、(編集履歴を覗くと修正箇所が分かり易いかと)
そちらもちらっと目を通していただけると、少し話が繋がるかもしれません。

大部分が誤字脱字や自分が気に入らない表現の改訂なので、他の人からすれば本当にどうでもいい些細な修正でしかないので、
本音を言えばTOPの更新履歴にも残らないようにしたいのですが、ヘルプを見ても方法がどうにも分からないので放っているだけなんです。
なので、別に>415の方の言うような旨がある訳でもないです。追加があるにしても今回ほどに大きなモノはないでしょうから、報告も私はしない方向でいこうかと。

スレ内投下分で伏線全部消化したし大団円だと私的には思っていたのですが、
いざ書いてみると不思議とアイデアが出てくるもので、(ああいったオチを付けてしまって、スレ的にはどうかとも思うのですが)
とても良い経験が出来ました。ありがとうございます。長々と失礼しました。では。

418名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 01:30:20 ID:qFcm2Tjm
>>417
いや、大変お疲れ様でした。
しかし、心情的には、やはりスレの方に投下していただきたかったなとも思いますが、これも一つのスタイルですし、氏の納得のいく形がベストでしょうね。
何はともあれ、俺からはたった一言しか送れません。
GJ!


さて、この頭の中に住み着いた吉良吉影をどうしてくれようか。

419名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 01:36:41 ID:pWI17ySK(4)
報告の如何は職人毎に違うだろうけど、スレに投下してもらえればもっと多くの人に見てもらえるんだし。

まあ、確かに本編投下してから結構経ってるんでここに落とすのは気が引けるやもしれないけどね。

兎に角、すっごく晴れ晴れとしたハッピーエンドをありがとう!
人間とやどかり、人を傷つけてしまうはさみの有るか無いかというだけで隔たりを与えてしまうんだよな…。
「シザーハンズ」とか「ハリネズミのジレンマ」を思い出したよ。

こんな話は大好きです。

420419 :sage :2007/06/25(月) 01:39:41 ID:pWI17ySK(4)
なんかいろいろ消えてた…orz

>>417
個人的にはスレに投下して欲しかったな。
以下>>419に続く

421名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 12:16:46 ID:R7+jMTxo
色んな作品の続きマダー?

422名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 21:11:46 ID:1aQAwcyC
スレ違いだけど、個人的に女体化した優奈は気になる。

423名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 22:02:47 ID:3wTPfZ9f
>>422
『にょたいかした優奈』って言葉がなんともエロくておっきした

どうしてくれんだwww

424名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 23:35:42 ID:88Z5YwlI
女体化した凶暴な♀が逆レイプ

こうですか? 分かりません><

425名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/25(月) 23:42:16 ID:pWI17ySK(4)
待て、『美少女な男の子』が擬人化した狂暴でえっちな♀動物にレイプされるのがいいんじゃないか!


426名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 00:04:16 ID:j1UDzBSQ(2)
あれだ、ふたなり美少女にしろと言う(PAM

427名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 00:11:47 ID:bawD5Gw7(2)
一つ提案ノシ
擬人化した、より女体化した、の方が良くない?w…


笑いたきゃ笑ってくれorz

428名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 00:16:49 ID:J8HimEyZ
>>427
pgr

429瀬錬 :sage :2007/06/26(火) 01:27:57 ID:ziKpOIUv(7)
完成したので取り敢えず「ベルディラウスの名の元に:4」を投下させて頂きます。

※今回は濡れ場表現はありません。
苦手、あるいは嫌いなお方はお手数ですがスルー願います。


430ベルディラウスの名の元に:4 :sage :2007/06/26(火) 01:29:27 ID:ziKpOIUv(7)



「――あー、そこそこ。いい感じよー。あ、耳にお湯や泡が入らないようにねー」
 湯煙立つ風呂場。
 三人の人影が、一列になって洗い合っていた。
「ん…… こうですか?」
「そうそう。んー、シルス君は上手いねぇ」
「悪かったな」
 険悪な声を出したのは三人の内の最後尾。銀髪から覗く二本の角、引き締まった尻の上から生えた、金色の鱗を纏う尻尾。
「ベル様はですね、多分悪意が篭ってるから乱暴になるんですよ」
「そう思うなら少しは我に遠慮しろ」
「ま、まぁまぁ、ベルもポチさんも仲良くしてよ」
「そうですよねー。折角シルス君を通じてベル様と棒姉妹になれたのに」
「その淫猥な呼び方は止めろ!」
 ベルがそう怒鳴ると、三人の中央、血色の髪の少年――シルスは小さく笑った。
「何がおかしい!」
「いや、こうしてるのを見て、何か既視観があるなぁと思ったんだけどさ。さっきのポチさんの言葉で思い出した」
「何をだ?」
「レン先輩。魔術学院の」
「……ああ、奴か」
 ベルは顔を歪め、吐き捨てるように言うと、
「不愉快な話はいい。奴の話など――」
「どんな人なの? 勝負の代わりに教えて」
「ああ、ええとですね」
 シルスは怒りを溜めるベルを横目に、すかさず割って入ったポチに説明を始める。
「魔術学院では、上級生の小間使いみたいな形で下級生が割り当てられるんですけど、レン先輩はその時の僕が割り当てられた超術師です。凄い人なんですけど、色々と問題のある人で……」
「問題?」
「え、ええ。その…… 渾名が『毒精神波発生機』とか『精神の痰壷』とか呼ばれてて…… とにかく言動と行動が凄くて」
「なるほど」
 ポチは何かを察したように小さく笑い、シルスがそれに虚ろな笑いを返す。
「今頃何してるのかな?」
「あんな奴に仕事などあるのかどうかすら疑問だが」
「……かもね」
「まぁ、もう二度と顔を合わせる事もあるまい」
「そうだといいけど」
 風呂桶を手に取り、湯を注ぐ。
 満ちた湯にタオルを漬けながら、シルスは苦笑いを浮かべた。
「シルス君は明日にはここを出るの?」
「そうですね。まだまだ見て回りたい所が沢山ありますから」
「楽しそうねぇ」
「はは…… そうでもないですよ」
「――なんだその目は」
「怒らない怒らない。ねぇシルス君、記念にもう一回だけシない?」
「済みませ

431ベルディラウスの名の元に:4 :sage :2007/06/26(火) 01:30:33 ID:ziKpOIUv(7)



「貴様……!」
「怒らない怒らない」
「あはは……」
 こうして夜は更けていく――


「――で、結局」
 彼の陽気な声が室内に響く。
「お客さんは君のご主人様の知り合いだったと」
「そのようだ」
 鋏を片手に、私は彼の確認に答えた。
 金属が擦れ合う音と共に、血の赤に染まった毛が宙に舞う。
「それにしても、少し長く切り過ぎじゃないかい? ボクは長い方が好きなんだけれど」
「済まない」
「謝る必要はない。ちなみに、それも『お願い』の一環なのかい?」
「そうだ」
 手入れを兼ねた散毛を終え、私は手鏡を手に取った。
 前よりも少しだけ獣より人に近付いた私が、硝子の向こうにいる。
「では、行って来る」
「長くなるのかい?」
「かも知れない」
「そうか…… 君の為だ。仕方ない」
 彼は窓枠に乗り、踵を返してこちらを見た。
 黒真珠のような瞳が、真っ直ぐに私を貫く。
「ボクは祈ろう、君の為に。そして君の幸福を願う――他ならぬボク自身の為に」
「……済まない」
「謝る必要はない」
 彼はそう言って踵を返した。
「待っているよ。再び君の挨拶が聞ける、その日を」
 彼の姿が外へと消える。
 翼が風を切る音が二、三度聞こえ、それきり静かになった。
 私も踵を返し、扉を潜る。
 「願い」を果たす為に。


 ――目の前には巨大な鏡と、幾何学的な魔術陣が敷かれている。
 この魔術陣に対し魔力を注げば、一年近くもの間、顔を見る事さえ無かった先輩と感動の再会、という事になるのだろう。
 シルスはそう思いながら、少し離れた位置に立つベルに視線を送った。
 それに答えるように、神聖竜の少女は嫌そうな顔をして顎で示す。「早くしろ」と。
 覚悟を決めて、シルスは鏡の縁に触れた。
 途端、鏡の表面に波紋が沸き立ち、シルス自身の像が乱れ――不意に、何も映さない黒一色に染まった。
 細い指先がそこに触れ、流暢に文字を描き出す。
「Len Nahcowt」
 そう書き切った瞬間、再び波紋が沸き立ち――
「いよーう、元気にしてるかおまいら」
 そんな若い声と共に、一人の女性が鏡に映し出された。
 首回りで短く纏められた、海のような深みを持つ蒼髪に、そこから二つ生えた三角形の猫耳。
 睨まれればそれなりの凄みを持ちそうな鋭い瞳に、その目元に彫り込まれた、猫と思しき絵。


432ベルディラウスの名の元に:4 :sage :2007/06/26(火) 01:32:16 ID:ziKpOIUv(7)



 シルスがベルと共に魔術学院を出た時と寸分たりとも変わらぬ、超術師レンの姿がそこにあった。
「お久し振りです、レン先輩」
「シルスか。相変わらず細せぇなーおまい。ん? ベルディラウス様はどうした?」
「先輩と顔を合わせたくないそうで……」
「そうか。その様子だと、まだおまいは逆レイプばっかされてんだな。まぁ、おまいにはそれが似合ってるが」
「先輩……」
 ひゃはははは、とレンは下品に笑い、
「幾ら何でもそろそろ子供出来るんじゃまいか? 人と神聖竜がズッ婚バッ婚とか、ワクテカして待つ以外にないだろ、常識的に考えて……」
「先輩!」
 顔を真っ赤にした後輩の抗議に、スマソスマソ、と馬鹿笑いしながら言う先輩。
 一頻り笑ってから、レンは鏡の向こうで蒼髪を掻き、不意に真剣な表情になって言った。
「キャッキャウフフな旅行中、急に呼び出して正直スマンかった」
「いえ、そんな事は。 ……流石に、先輩から連絡があると先程聞いた時は驚きましたが」
「そうか、だが猛省はしていない」
「はは……」
 全く変わらない先輩の態度に、シルスは安堵しつつ苦笑いを浮かべる。
「時にシルス。おまい、神聖術師と屍術師の話は聞いてるか?」
「神聖術師と屍術師、ですか……? 犬猿の仲、という事しか知りませんが」
 そうか、とレンは面倒臭そうに何処からともなく数枚の書類を手に取り、
「ならいいんだ。変な質問して悪かった」
「はぁ……?」
「気にするな。スルーしろスルー」
 そう言いつつ、彼女はペンを片手に取り、
「おまいら、これからの予定は?」
「ベルと相談して決める予定ですが、取り敢えず北の方に行こうかと」
「そうか。出来ればあと一年ぐらいは中央に戻って来なくていいぞ」
「はぁ……」
 また何かあったんだろうか、とシルスは思いつつ、口を挟む事はない。
 レンはしばし書類にペンを走らせ、次いで口を開く。
「ま、取り敢えずはこんな所だ。引き続き、何事も無かったかのように旅を続けろ」
「はい」
「あと、ヘイルに餞別を送っておいたから受け取れ。多分楽しめるぞ」
 じゃあな、との言葉を最後に、鏡は本来映し出すべき像を取り戻す。
 シルスは大きく息を吐き、今日何度目か分からない苦笑いを浮かべた――


「――どうもありがとうございました」
「いえいえ」


433ベルディラウスの名の元に:4 :sage :2007/06/26(火) 01:33:41 ID:ziKpOIUv(7)



 ――翌日。
 シルスとベルは、ヘイルと猫人二人に見送られ、塔を出る所だった。
「忘れ物はありませんか?」
「大丈夫です、多分」
 自分の背ほどもある荷物を背負い直し、シルスは答える。
 その様子を離れて見ているベルは、少しばかり複雑な表情を浮かべ――不意に自分の背後へと裏拳を放った。
「――わ、っと。よく気付きましたねぇ」
「当たり前だ」
 彼女の背後に音もなく忍び寄っていたポチが、紙一重の差でそれを避けた。
「持たないんですか? 荷物。シルス君可哀相」
「あれはシルスの役目だ。我の役目ではない」
「好感度アップかも知れないのに?」
「煩い。貴様が口を挟む事ではない」
「はいはい」
 猫特有の細い笑いに見つめられながら、ベルは空を見上げる。
 突き抜けるような青い空。
 少しだけ日の光が暑く、吹く風が肌に涼しく感じる世界。
 シルスと初めて会った時もこんな気候だったと思いながら、視線を下げる。
「――さて、そろそろ行きます」
「お気を付けて」
「はい、それでは」
 会話が終わったのを見計らって、ベルは大きく息を吸う。
「シルス、早く来ないか!」
「ごめん、待って!」
 シルスが追い付くのを待たずに、彼女は歩みを進める。
 前を行く華奢な背中に微笑を浮かべ、彼は踵を返して見送りの三人に手を振った。
「――シルス!」
「――ごめん!」
 召喚術師の少年は駆け、竜の少女の背後に並ぶ。


 南部大陸、赤土の赤銅色と、森の緑色がまだら状に彩る大地の上。
 一組の少年と少女の影が、そこにあった。


434瀬錬 :sage :2007/06/26(火) 01:37:49 ID:ziKpOIUv(7)

以上です。

取り敢えず「ベルディラウスの名の元に」はこれで一旦の区切りとなります。
お付き合い頂き有難うございました。

続きは…… 気が向いたらまた書かせて頂こうかと思いますので、その際は宜しくお願い致します。

それでは、また。

435名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 01:47:58 ID:JX3MuJzU
>>434
GJ!
出来れば孕んで欲しかったなあ。俺がHR好きだからw
大烏と人狼のその後もいつか読みたいです。

436名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 02:03:39 ID:xX4q1GXt(2)
>>434
ベネ(良し)!できればもう少し狼娘とカラス君に日の目を当てて欲しかったなあ。狼娘は一緒にお風呂入らなかったんだな…。
あの2人は何気に好きだ。
気になったんだけど、>>430のラストって切れてる?



スレ住人に報告。
みた森たつや「ご近所のもんすたぁ」という出たばかりのエロ本が非常に逆レイプ且つ煮詰まった設定でお勧めです!
相変わらずいろいろ遅筆だな…

437名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 02:12:37 ID:ZOh+z07p
ここでパンツァー語聞くことになるとはww

438名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 02:52:19 ID:ziKpOIUv(7)
>>436
あ、切れてますね……

「済みません…… 流石にもう勃ちませんよ」

という台詞が切れてますね。
失礼しました。

439名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 08:32:04 ID:LykzCAOk
>>434
GJ!
烏と狼娘の話も勿論だが、シルスとベルのその後もすげー気になるw
こういうのはあれだ、wktkして待つ!としか言えないのが残念だwww

気が向いたら書いてくれ!頼むッッ!

440名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 09:42:34 ID:voKfwOBA
>>434
GJだっ!
そして俺も気になる続きの展開!
wktkして待ってる!

それにしても「Len Nahcowt」って……w
ねーよwww と思ってシモタ

>>423->>427
まとめると、
擬人化して女体化した凶暴で美少女なふたなりの男の娘が逆レイプする
でOK?


441名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 16:28:21 ID:bawD5Gw7(2)
>>440
なんとまあまとめ方がグロテスクなことwww

442名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 17:33:52 ID:xX4q1GXt(2)
お前らに聞きたいんだが、このスレでよくある「尾コキ」ってどんな動物が一番気持ちいいんだろうか?

全然関係ないが九尾の狐の尻尾でもふもふしたい

443名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 18:03:16 ID:wZmLfqKm
サソリ

444名無しさん@ピンキー :2007/06/26(火) 18:25:52 ID:SnVlaN6q
>>443
ちょwww死ぬwww

445名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 18:35:38 ID:IQHsECJ6
アカエイ

446名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 18:46:55 ID:Yn6UabQb
なるほど…尻尾の棘でほどよい刺激を…


447名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 19:16:47 ID:Hns/t9rC
サソリ娘「ふふっ・・・・尻尾の毒が効いてきたみたいね」
逆レイプされる人「やめてっ!いやぁぁぁ!」

こんな感じですか!?わかりません!><

448名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 19:32:21 ID:sY3P9d6b
毒を媚薬とか麻酔とかにすればアリな気がしてきた

449名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 20:14:16 ID:GHsmp0yL
>>446
なんか、こう…尻尾の殻が割れて奥からティンコそっくりの肉棒が出てくるみたいな。
で、ちゃんと毒・媚薬・麻酔薬・精液もしっかり出るとか

450名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 22:53:44 ID:YFwSDzrA
>>442
尻尾を動かす筋肉が随意筋かどうかで勝負の分かれ目な気がするな。
哺乳類系なら犬より猫の方が良さそうだし、蛇とか意外といいんじゃなかろうか。

451名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 23:33:16 ID:rynLiGNY
>>450
別に九尾じゃなくて猫又みたいなのでも良いが複数本ある奴ならあまり動かなくてもどうにかなりそうな気もする

452名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 23:41:27 ID:CZKvsQsT(2)
>>447
そのネタいただきっ!

453名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 23:48:46 ID:j1UDzBSQ(2)
>>452
既に蠍娘の妄想がスパークしてSSを書き始めている俺が通りますよ……

お邪魔でしたら投下せずにお蔵入りにします、ハイ

454名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 23:57:53 ID:CZKvsQsT(2)
>453
あー、コッチは美幼女で書き進めますんで、
方向が違えばですが、仲良く蠍娘2連投で行きませう。

455名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/26(火) 23:59:19 ID:i6xbRYuJ
そうよ私は蠍座のおんな♪

456443 :sage :2007/06/27(水) 00:14:36 ID:U5nt46OD
ウケ狙いでカキコした『サソリ』がものすごい事に…
ここまで煽ったからには自分も何か書かないと…
サソリは無理だけど

457名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 00:15:27 ID:F15fcWdA
>>442
俺もおまいさんに同意で九つの尻尾でがんじがらめ&モフモフされて、そのまま果てたら気持ちよさそうだと思う

爬虫類はな〜んか冷たい感じがして俺の中での評価はさして高くないんだが…




ここの書き手の方々なら無問題(`・ω・´)

458名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 01:22:46 ID:ClYqX5GX
>>457
爬虫類娘は素直クールですよ。

459脳味噌スパークな通りすがり :sage :2007/06/27(水) 02:12:13 ID:hWvYfsV7(7)
えー、>>453は自分と言っている俺が通りますよ……

ハイ、その場の勢いのままに書いた代物です、見たく無い人はスルーを推奨します

460脳味噌スパークな通りすがり :sage :2007/06/27(水) 02:13:24 ID:hWvYfsV7(7)
「釣れないなぁ……もうここで2時間も粘ってるのに……」

とある山中の池の辺(ほとり)にて、二十歳前後の青年が釣り糸をたれて呟きを漏らしていた。
この日の釣果は思わしくないらしく、この辺りで2時間程、粘っては見たが
魚が釣れるどころか、釣り糸の先の浮きの動きすら全く見られないままである。

「……はぁ、何時までたってもアタリすら無いみたいだし、そろそろ場所を変えるか……」

釣果の無い状況が続いた結果、遂に青年は焦れてしまい、場所を移動するべく腰を上げる。
その時、青年の背後の茂みに静かに忍び寄る影があったが、釣りに夢中だった青年が気付く筈も無かった。

「よっと……次の場所で釣れると良いんだけど」

釣り糸の先から針を外し、釣り竿を肩に担いで青年がその場から歩き出そうとした矢先。

ヂ ク リ 

「―――がっぁ!?」

――突如釘が刺されたような激痛が右脚の太腿に走り、
青年は声にならぬ悲鳴を上げてその場に転がる。

「……くっ、スズメバチか!?……クソ、何時の間に……」

脚に走った痛みの大きさから青年は自分の右足の太腿を刺した生き物はスズメバチかと思い、
その場を飛んでいるであろうスズメバチがもう1度自分を刺してこないかと警戒し周囲を伺う。

「……妙だな、スズメバチが飛んでる気配がしない?」

だが、何時までたっても自分を刺したスズメバチが現れず、青年は首を傾げる。

「……あ……あれ?……何か、身体が痺れて……?」

スズメバチがいない事を確認し青年は再び立ち上がろうとするが、
如何言うわけか青年の身体が痺れて言う事を聞かず、中々立ち上がる事が出来ない。

―――そう、青年は既に手遅れだった、この時には既に何者かが注入した毒が青年の運動神経を侵し、
歩くどころか碌に喋る事も事すら間々ならない状態となっていたからだ。

461脳味噌スパークな通りすがり :sage :2007/06/27(水) 02:15:11 ID:hWvYfsV7(7)
「ふふふ……そろそろ毒が効いて来たみたいね?」
「……だ、誰……だ!?」

全身を廻る毒によって青年が身動きすら出来なくなったと同時に、茂みを掻き分けて女が現れる
その女は切れ長な目をした背の高い美人であるが、如何言う訳か衣服を一切着けておらず
形の良い乳房や陰毛に覆われたピンク色の秘所が露出し、それを目にした青年の心を戸惑わせる。

「―――に、人間じゃ……無い!?………」

そして、女は人間ではなかった、その腕は人間とは違って六本の腕を持ち、
尾底骨の辺りからは先端に布団針ほどの鋭い針を有する蠍の尻尾が生えていた。
……女の言動からしてこの女が自分の尾で青年を刺したのは目に見えて明らかであった。

「くっ……来るな……助け……て!」
「ハイハイ、無理して動かない動かない、余計に毒が回っちゃうよ?」

それに気付いた青年は痺れた身体を必死に動かしてもがく様に女から逃げようとするも
当然、痺れた身体では逃げられる筈も無く、女の六本の腕でしっかりと取り押さえられてしまう。

「さ〜て、早速脱ぎ脱ぎしちゃうよ〜♪」
「……や、止め……ろ……!」

青年を取り押さえた女は六本の腕を器用に動かし、瞬く間に青年の衣服を脱がし取る
それに対して青年は毒によって既に抵抗する事すら出来ず、うめく様な声を上げる事しか出来ない。

「ふ〜ん……縮こまっちゃってるわね……ま、仕方が無いわね、アレを使おうかしら」
「な、何を……?」

恐怖で縮こまっている青年の肉棒を女がまじまじと眺めた後、何かを決めたのを見て
その行動に青年が頭の中で疑問に思う間も無く

チ ク リ 

「―――がっ!?」

――女の股の下から伸びてきた尻尾の針が青年の陰嚢を軽く突き刺し、その痛みに再び悲鳴を上げる事となる。

「な……なにを……っ!?」
「ほーら、勃ってきた勃ってきた♪」

青年は今自分の身体に起きている状態が信じられなかった、
毒で体が痺れた上に得体の知れない女に捕まり、何をされるかも分からない恐怖で縮こまっていた筈の肉棒が、
陰嚢から込み上げる熱と共に張り詰めるくらいに怒張してきたからだ。

462通りすがり :sage :2007/06/27(水) 02:16:30 ID:hWvYfsV7(7)
「……な、なんれ……?」
「ふふっ、これは自慢なんだけどね、私の尻尾は弛緩毒と媚薬の2種類を使い分ける事が出来るのよ、驚いた?
―――さて、準備も良い事だし早速始めましょうか?」

女が自分の尻尾の事を青年へ話した後、青年を地面に横たえその上に女が跨り、
既に濡れぼそった女のピンク色の秘所へ怒張した青年の肉棒を宛がう。

「……や、やれ……て……おれら……い……」

即座に女の行動を理解した青年は、既に毒によって呂律の回らなくなった舌で必死に女へ懇願する、

「ん〜、そんな痺れた舌で何言っているのかなんて私には分からないし〜、止ーめないっ!」

ずにゅり

「ぁ……ぁっ!!」

だが、女は懇願する青年へ意地の悪い笑みを浮べると一気に腰を沈め、青年の肉棒を秘肉の奥へと飲み込む。

「あぁっ!久しぶりの男は……良いわぁ♪……私の胎の中の卵が全部受精するまでタップリと出して頂戴♪」

完全に青年の肉棒を飲み込んだ女は目を惚けさせながら快感で打ち震える
女の中では溶ける様に熱い膣肉がぐちゅぐちゅと別の生き物の様に青年の肉棒の全体に纏わり付き、
煽動して蠢いては肉棒や亀頭へと吸い付き青年へ射精を促す。

「くっ……あぁ……うぁ……あぁぁぁ!!」
「あはっ♪早速一杯出してるぅ……♪」

当然、青年がその刺激に耐え切れる筈が無く、
腰を震わせるとびゅるびゅると音が聞こえるほどの勢いで女の中へ射精し
子宮へと注がれる大量の精を感じた女は更に喜びに打ち震える。

「ぁ……ぁぁ………」
「ああ、良かったぁぁ……でもね?挿入ただけで私は動いていないんだよ?ここからが……本番!」
「……え……ぁ?―――」

ズニュズニュズニュ

暫くの間、お互いに肩で息をしながら快感の余韻を味わった後
女が妖艶な笑みを浮べながら青年の胸へ乳房を押し付ける様に六本の腕で青年の身体を抱き締めると
腰を前後へスライドする様にして激しく動かし始める。

ズッチュブッチュブッチュグッチュズッチュ

「―――うくぁぁっ!?あっ!あっ!あっ!」
「ふふっ、もっと出しなさい、私の毒は効き目が抜群なんだから!」

女の激しい動きに合わせて執拗に肉棒へ吸い付いて来る膣肉が与えてくる快感は凄まじく、
女の腰が前後する毎に青年はビュクビュクと射精してしまい、
結合部から溢れ出た精液混じりの愛液が周囲を濡らし、何とも言えない淫臭が辺りに立ちこめる。

463通りすがり :sage :2007/06/27(水) 02:17:24 ID:hWvYfsV7(7)
「ほらほらっ、この程度で音を上げないで―――ふぅん!…ちゅば……ちゅ……頂戴!」

ズゥッチュズッチュズッチュズッチュズッチュ

「あっ!あっ!あっ!あっ!あ゛っ!あ゛っ!」

そして更に女は青年へ口付けをして下で青年の口内を舐り責めつつ
六本の腕を駆使して青年の乳首や脇、横腹や尻の窄まり等を撫でたり抓ったりして責めたてる事で
青年へ与える快感を増大させ、より多くの射精を青年へ促して行く。
この時の青年は既に思考能力すら奪われ、ただ、快感の赴くままに女の胎へと精を注いでゆく。

ズッチュブッチュグッチュズッチュグッチュ

「あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!あ゛っ!」
「くふっ!出す勢いも――んっ!…硬さも弱まってきたわね―――あんっ!」

しかし、幾ら毒で強制的に勃起させられているとは言え
何度もの激しい射精によって次第に青年の肉棒も射精も衰えてゆく。

「むぅ〜……仕方が無いわ、もう一度」
「あ……あ?」

青年の様子に気付いた女は暫し困った表情を浮べると腰の動きを一旦止め、
惚けた様子の青年の様子を気にかける事無く尻尾の先端を青年の陰嚢へと伸ばし

 チ ク リ

「あっ……ガァァァァァァァッッッ!!!ア゛ッッ!ア゛ッッ!ア゛ッッ!ア゛ッッ!」
「あはぁっ!!勢いが戻ったぁっ!さぁ!もっと出すのよぉっ!」

陰嚢へと毒針が刺さり、痛みと共に陰嚢へ毒液が注入され、
その毒の効果で肉棒は再び怒張し、青年は悲鳴を上げながら女の中へ勢い良く精を注ぎ始める。

「これでっ!一杯っ!子供が出来るわっ!有難うっ!」
「ア゛ッッ!ア゛ッッ!ア゛ッッ!ア゛ッッ!ア゛ッッ!ア゛ッッ!ア゛ッッ!ア゛ッッ!……」

ズグッチュ!ズグッチュ!ズグッチュ!ズグッチュ!ズグッチュ!

勢いが戻った事を確認した女は再び腰を激しく動かし始め、青年の精を次々へと搾り取ってゆく
快感に喘ぎながら放つ女の感謝の言葉を聞きながら、青年は意識を闇に沈めていったのだった……

464通りすがり :sage :2007/06/27(水) 02:18:55 ID:hWvYfsV7(7)
「う……あれ?……ここ、は?」

次に気付いた時、青年は釣りをしていた時と同じ姿で池の辺で倒れていた
青年が頭を振りながら身を起こすと、無理な姿勢で倒れていた為か僅かな痺れが身体にあった。

「俺、何が起きたんだっけ…………?」

青年は何故、自分が池の辺で倒れていたのかを思い出そうとするが
如何言う訳か釣り場所を移動する時に右脚に強い痛みを感じてからの記憶がすっぽりと抜け落ちてしまっており、
一向に思い出せないままであった。

「スズメバチか何かに刺されて驚いた拍子に転んで気絶したのかな……?」

暫く考えた後、青年は尤も納得できる答えを導き出し、自分を無理やり納得させる。

「うわ、もうこんな時間かよ、さっさと帰らなくちゃ……あ〜あ、今日はボウズか、ついてない……」

時計を見ると既に夕方の6時を廻っており、青年は悪態を付きながら帰路へと向かう。
――この時、青年は気付いていなかった、自分の右足の太腿と陰嚢に小さな刺し傷がある事を……


そして、青年がそれに気付いた後、
青年の家に蠍の尻尾を持った子連れの女が訪ねて来るだろうとも知らずに……

         ―――――――――――――了―――――――――――――――

465通りすがり :sage :2007/06/27(水) 02:21:09 ID:hWvYfsV7(7)
以上です、
虎姐の話の続きを放っぽって何やっているんだろう俺……(滝汗

因みに蠍女が生まれた原因に吉川教授の擬人化薬が関係してたり関係してなかったり



466名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 03:00:15 ID:4XxoqfAU
>>465
ハァハァwGJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!

467名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 03:06:25 ID:7BJxYD88
ちょっと刺されてくる
アナフィラキシーショックで死ぬかもしれんが

468名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 06:29:44 ID:fxOFcB4r
GJGJGJ

これはとても良いパピルサグ

469名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 09:04:33 ID:3Oy/MTZQ(2)
>>465
よい毒をお持ちのようで……
GJでした!


470名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 10:33:15 ID:bG7wYKGd
>>465
( ゚д゚)…
( ゚Д゚)ナントユーエロス!
( ゚Д゚)ナントユーGJ!!
吉川教授サイコー♭

471名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 15:45:57 ID:iYPqomCJ
>>465
GJ!激しくラストマンを思い出しつつ、黒幕に吹いたw


美人薄命というつながりでウスバカゲロウで書いてみたいなあ…泣ける話になりそうだが orz

472名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 18:14:09 ID:XD8v44Kf(2)
薄馬鹿下郎ktkr!
期待して待ってる

473名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 22:10:24 ID:wmdEkrDm
>>472
最悪の当て字ktkrwwww

474ラノベ脳('A`)@452 :sage :2007/06/27(水) 22:51:11 ID:Ko6sMySH(9)
やっと書きあがった……
前回痴女×ロリショタだったので、
今回はフュージョンさせてロリ痴女です(違

しかも今回はバッドエンドな上、ボクっ娘です、しつこいですが幼女です。
そして毎度の如く孕ませ…苦手な方はスルー推奨。

475ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/27(水) 22:53:34 ID:Ko6sMySH(9)
「………迷った。」
広大な砂漠に、男が一人ポツンと佇んでいた。
一人きりと言うわけではなかったが、同行者はラクダ一頭のみ。
この男は行商人で、エジプトからシルクロードを通り唐の国へ物資を届ける最中だったのだが…
突然キャラバンに襲い掛かった砂嵐のため、隊列はバラバラとなってしまい…結果男は孤立してしまっていた。
「参ったな…まあ、夜になって星が確認できれば何とかなる、か。」
男は星を見る事により、方角を知り目的地へ向かう術を見に付けていたため、然程悲観的になる事もなく、
一晩を凌ぐための準備を始めた。
「そう言えば…最近砂漠に怪物が出るとか言ってたな。」
行商に出かける前、物資を仕入れた別の商人から、最近砂漠地帯に怪物が出るらしい、と聞いていた。
なんでも、その姿は蠍に似ていて、近くを通りかかった人間を巣穴に引きずりこんで捕食するらしい。
「……怪物なんて馬鹿馬鹿しい。星が出るまで寝るか。」
一通り野宿の準備を終えた瞬間、男の後ろから声がした。
「…その化け物って、ボクの事?」
透き通って美しい、しかしどこか幼げな女の声。振り向いた瞬間に、男の腕に激痛が走った。
「ぐあっ………!?」
「えへへ…ちょっとだけ眠っててね?今ボク達の巣穴に連れてくから……」
振り向いた先には、あどけない顔をした美少女、否、美幼女が立っていたが……
その幼女が人ならざるモノである事はすぐに解った。彼女の背中からは、巨大な蠍の尻尾が伸びており…
その針の先端は自分の腕に刺さっていたのだ。その証拠に、彼の腕からは一筋、鮮血が滴っていた。
――俺、死んだな。
男は頭の片隅で、至極冷静に考えながら、その場に昏倒した。


476ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/27(水) 22:55:38 ID:Ko6sMySH(9)
「ん………う、ん……」
男は頭を左右に振り払いながら目を覚ました。さっきの事は夢か、と思いながら。
だって空がこんなに暗いじゃないか。きっと旅の疲れで妙な幻覚を見て、昏倒したんだろう――
男の考えは直ぐに霧散する事となった。空が暗いのは、夜になったからではなく、自分が今居るところが、洞窟であったため。
そして、目の前に居る幼女が、男の夢かもしれないと言う淡い期待を、全て打ち砕いた。
「あ、おはようお兄ちゃん♪けっこーねぼすけさんだね?」
……先ほど自分を刺した蠍の尻尾を持つ少女が、目の前に立っていた。
「うっ………うわあああああああああっ?!」
男は悲鳴を上げて逃げようとしたが……体を全く動かす事ができない。
指先一つすら、自分の感覚から切り離されて言う事を聞かなかった。
「んふっ♪無駄だよお兄ちゃん…さっきお兄ちゃんの身体に、動けなくなる毒を入れたんだもん♪」
とても幼い少女とは思えない、息を呑むほど妖艶な笑みを浮かべながら、蠍幼女は男の身体に纏わり付く。
良く観察すると、彼女は半裸であった。手足と脇腹は、その蠍の尻尾と同じ硬い外皮…と言うより鎧のようなモノに覆われていたが、
性的魅力を感じさせない胸、丸みを帯びた尻肉、陰毛が一本も生えていない股間は全て曝け出されており、
その幼い顔立ちに似合わない、三つ編みに纏められた艶やかな紫色の髪も含めて、
その全てが彼女が確実に人外の化け物である事を、雄弁に物語っていた。
「俺をっ…どうする、気だっ……!」
男は辛うじて出せる声を振り絞り、自分に身体を押し付け、絡ませてくる幼女に尋ねた。
「ん〜っとねぇ…ほら、周りを見ればよく解ると思うよ?」
「周り……?」
男は目の前の異常な事態に囚われすぎて、周囲を認識する事をすっかり忘れていた。
良く目を凝らし、聴覚を研ぎ澄ますと……周囲の異常な状況をはっきりと認識する事ができた。


477ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/27(水) 22:58:10 ID:Ko6sMySH(9)
「んあぁんっ♪いいっ、いいわぁ…人間の男のチンポさいっこう♪」
「ほらぁ…もっと射精して?私を孕ませてぇぇ……」
周りは正に肉欲の宴だった。目の前の幼女と同じ、蠍の姿を取り入れた美女達が男の上に跨り、貪る様に腰を振り乱していた。
そして良く見ると……餌食となっているのは、全て先ほどまで行動を共にしていた同じキャラバンの行商人達だった。
「こ……これ、は……?」
「えへっ、驚いたぁ?今はねぇ…ボク達の繁殖期なの♪こうして砂嵐に巻き込まれた男の人たちと交尾しちゃうんだよぉ…♪」
既に股間まで身体を移動させ、男の男根に頬を寄せていた幼女は楽しげに、且つ事も無げに言い放つ。
彼女曰く、彼女達蠍女の一族は男が生まれず、繁殖期になると砂漠で迷ったり、砂嵐に遭遇し隊列を乱した商人達を
一人、また一人と拉致しこの巣穴へ連れ込み…自分達が妊娠するまでその精を搾取するらしい。
「だから、心配しないで?ボク、お兄ちゃんに一目惚れしちゃったから…いっっぱい気持ちよくしてあげる♪」
「その代わりぃ……ちゃ〜んとボクの事、妊娠させてね?ボク、赤ちゃん産むの初めてだから…楽しみなの♪」
初めて、と言う割には蠍幼女の手付きは手馴れており、既に男のズボンを脱がせ、肉棒を取り出そうとしていた。
「俺は……お前位の子供に欲情する、趣味は無いっ……!」
男はせめてもの抵抗なのか、語気を若干荒げて言い放ったが…それすらも無駄な抵抗に終った。

「ふ〜ん……じゃあこのギンギンに勃起させてるオチンポはなにかなぁ〜♪おっきぃ〜い……」
「なっ……!?」
彼の男根は、その体同様彼の意識から切り離されていた。ただ、全身と違うのは、ペニスの感覚はしっかりと、
いや、通常より鋭敏に研ぎ澄まされており、彼の意に反してそれまでの人生に無いほど硬く、熱く、大きくそそり立っていた。
その大きさは太い木の枝程もあり、目の前の幼女には上の口でも下の口でも、咥え込むのが困難なサイズだった。
「どういうっ…ことだっ……」
「にゅふふ〜♪そろそろ効き始める頃だと思ってたんだ♪さっきお兄ちゃんを眠らせちゃう時にね?」
「ボク、男の人が絶倫になっちゃう毒も一緒にお注射したの。だからぁ……」
蠍の美幼女はその年齢にそぐわない、淫靡すぎる微笑みを浮かべ…紅く小さな舌を突き出し、男の裏筋にソレを這わせた。
「んぐぅぅぅっ…?!」
「いっぱいいっぱい、いぃぃ〜っぱい射精できるんだよっ♪たっくさん白いの出して、ボクを孕ませてね……」


478ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/27(水) 23:00:30 ID:Ko6sMySH(9)
彼の男根は裏筋に舌を這わされただけで、射精の如く我慢汁を吐き出し、蠍幼女のあどけない顔を汚す。
しかし、彼女はソレを嫌がる事も無く…むしろ進んで舐め取り始めた。その淫靡さは、一流の娼婦すら凌ぐほどで。
男には確かに少女性愛は持ち合わせていなかった。しかし、その淫靡さに次第に取り込まれていったのも、また事実だった。
「えへへぇ…お兄ちゃんのオチンポ汁、苦くて美味しい…もっと飲めるかなぁ?」
蠍幼女は舌なめずりすると、その小さな口を大きく広げ、舌を蠢かせながら亀頭を飲み込んだ。
男の亀頭に、裏筋に、熱くぬめった小さな舌が絡みつき、美幼女が蕩けた表情を浮かべて己のペニスをしゃぶっていると言う、
その倒錯した状況が、男の勃起を更に促進し、蠍幼女の咥内は直ぐに男の先走りで溢れかえった。

「ぐおおおおぉぉっ……!」
「ぬぢゅるっ…ぐぷっ♪ぶぢゅぱっ……」
蠍幼女は懸命に舌を這わせ、小さな顎を目一杯広げながら頭をストロークさせていくが、
流石にその小さな身体に、巨根は厳しいらしく…我慢汁を飲みながら、直ぐに口を離した。
「ぷふぁっ…おっきすぎて上手にしゃぶれないよぉ…でも、お汁美味しいよ♪」
幼女は若干涙目になりながらも、その味が気に入ったのか尿道口に舌をヒラヒラと絡ませて、泉の如く溢れる先走りを飲み続けた。
動けない体、幼い美少女に犯される快楽、研ぎ澄まされた肉棒の快感……この状況に、今の男が耐えられる筈も無かった。
「おぐうううぅぅぅっ…イ、くうううううううぅっ!!」
獣が咆哮する様な叫びと共に、男の肉棒は破裂し、先端の穴から大量に白濁汁を放出していく。
「あみゅっ?!お兄ちゃんもうイっちゃったの?こんな子供にオチンポ舐められてイっちゃったんだぁ♪」
幼女は嬉しそうな声を上げて、自ら進んで顔面に白濁汁を浴びに行く。
幼くも美しいその顔に、卑猥な白濁粘液がドンドン浴びせられ、絡みつく様はとてつもなく淫らで。
男の射精が収まる頃には、彼女の顔は白くドロドロに染め上げられ、滴る精液が彼女の持つ淫靡さをより際立たせていた。
毒の効果も有るのだろうが、それ以上にその淫らな姿にそそられ、男の分身は瞬く間に回復し、幼女の頬を打つほどだった。

479ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/27(水) 23:03:12 ID:Ko6sMySH(9)
「やぁん♪お兄ちゃんのスケベぇ…ボクがせーえき浴びるのを見て興奮したの?へんたぁい……♪」
蠍幼女はその卑猥な粘液を拭う事もせず、淫らな顔のまま楽しげに男の亀頭を指で弄ぶ。
「う、ぐううぅぅっ…」
「あはっ♪気持ちよすぎて声も出ない?もぉ…仕方の無い変態お兄ちゃん♪」
年相応の無邪気な声を出しながら、男の上に跨る美幼女。男の視界には、その無毛の股間が丸見えだった。
一筋の割れ目が走るのみの肉花弁は、既に奥から零れ出した愛液で濡れそぼっており、その幼い割れ目が、男の亀頭と触れ合う。
くちゃ……と音が立ち、大量の蜜が亀頭と絡み合う。男の分身は、直ぐにでも飲み込まれそうであった。
「えへ……これからボクとお兄ちゃんが子作りするトコ、良く見ててね……?」
「こんな子供と子作りできてぇ…おまけに妊娠させる事が出来て嬉しい?嬉しいよねぇ…お兄ちゃん変態だもん♪」
幼女は男の先端のみを割れ目に導き、そのまま腰を回転させる。
年齢の割りに肉付きのいい腰周りと尻肉がふるふると揺れ、亀頭が刺激される度、男は打ち上げられた魚のように痙攣する。
「ち…ちがっ……俺は、そんな変態、じゃっ……」
「言い訳しちゃダメ〜♪お兄ちゃんは変態なの。ボクみたいな子供を妊娠させて喜ぶ変態なのっ♪」
蠍の幼女は至極嬉しそうに言葉による責めを行いながら、男の分厚い胸板に手を置いた。
「行くよぉ……特別に、変態お兄ちゃんの赤ちゃん産んであげるからぁ…いっぱい気持ちよくなってね?ん……うぅぅんっ♪」

彼女がゆっくりと男の腰に尻を落としていく。当然、男の巨根は、蠍幼女の幼すぎる肉壷へと飲み込まれていった…
ただ、異常なほどに濡れた肉穴は、限界まで広がりながらも、あっさりと男の肉棒を飲み込み始めていく。
その中は異様に熱く、肉棒を食い千切らんばかりに締め上げて、男にその人生の中で味わった事が無いほどの快楽を叩き込んで行った。
「があああああああああぁぁっ!?」
「あはぁぁっ……お兄ちゃんのオチンポ、太すぎぃっ…♪ボクのおまんこ、裂けちゃいそうっ……♪」
男は歯を食い縛り、おぞましいほどの快楽に耐えているのと対照的に、蠍の幼女は卑猥に蕩けた表情を浮かべて、
自分を貫いている熱い剛直の快楽を味わいながら、腰を振り始めた。繋がった部分からはぬちゃぬちゃといやらしい音が響き渡る。
幼女の腰使いは、とても年齢に合致するものではなく…上下に腰を振りながら、腰を回転させながら男に向かって腰を下ろす。
その勢いにも巧みに緩急を付け、その度に紫の三つ編みと、不釣合いなほど巨大な蠍の尻尾が揺れ、幼女を益々蟲惑的に魅せた。
そして、肉棒に伝わる極上の快楽に、男が耐え切れるはずも無く………
「お、ぐっ…イ…くっ……グわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁあああぁっ!!!」
「あはっ♪イっちゃうんだねお兄ちゃんっ♪ボクみたいな子供に犯されて…イっちゃえ♪」
男が絶頂の叫びを上げた瞬間、蠍幼女は腹が亀頭で膨れるほど深く腰を下ろし…尚且つ、今までになくその肉壷を締め上げた。
その途端に、男の強烈な射精が始まる。やや黄色みがかった大量の精液は、瞬く間に幼女の小さな子宮を満たし付くし、
肉棒と媚肉の隙間から粘液を大量に吹き溢す。それでもなお、蠍の幼女は飽き足らないのか、またも腰を使い始めた…
「んやぁぁぁんっ♪いっぱいだよぉ…お兄ちゃんの変態ザーメンいっぱいっ♪ボク妊娠しちゃうっ…」
「お兄ちゃんの変態ザーメンで赤ちゃんデキちゃうよぉっ♪もっと出してっ!お兄ちゃんの赤ちゃん…ボク欲しいのぉぉっ♪」
蠍の幼女は歓喜の声を上げて腰を使い続ける。男はもう声も泣く、ただただ射精し続けるしかなかった……

480ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/27(水) 23:05:40 ID:Ko6sMySH(9)
その後、キャラバンは三日三晩犯され続けた。たった三日で精神を壊した者まで現れ、その商人は自ら進んで快楽を求め始めた。
しかし…四日を過ぎた辺りから一人、また一人と姿を消していく。そして…最後に残ったのは、痩せこけた男と、
男を「お兄ちゃん」と慕う蠍の幼女しか残っていなかった。
「お…い……みんな、は…何処へ……」
未だ蠍幼女に犯され続け、精を搾りつくされた男は頬がこけ、肌艶も無くし瀕死の様相で、快楽に漬け込まれた目だけが異様に光っていた。
それでもなお人としての矜持だけは失っていないのか、至極マトモな口調で、圧し掛かる幼女に尋ねた。
「ん〜…皆、お姉ちゃん達の栄養になったみたいだね?」
「なっ……!」
大方想像はしていた。しかし何の感慨も無く言い放たれ、男は流石に言葉を失った。
「えっとねぇ…此処で犯された男の人はみ〜んなお母さんの栄養になっちゃうの。でも安心して?ボクはお兄ちゃん大好きだから…」
……この幼女が自分を好いてくれていて助かった。生き延びられる。
幼女の言葉をそう捕らえた男の心は……刹那、打ち砕かれた。
「最後に信じられないくらい気持ちよくして、ボクの栄養にしてあげる♪」

――男は蠍の幼女の言葉が信じられなかった。アレだけ愛されたのに。アレだけ射精してやったのに。お前に尽くしたというのに!!
その怒りと、目の前にある死の恐怖から、男は歯が砕けるほど歯軋りし、乾いた肌を潤すほどの涙を流し始めた。
「大丈夫だよお兄ちゃん♪食べられた人たちはね…ボク達の中で永遠に生き続けるから……」
幼女は男の耳元で囁くと、男の左肩を、大きな尻尾の先端で刺した。
「ぐおおおおおおおおおおおおっ!?!?」
その瞬間、男は絶叫を上げて大量に射精した。最早水の様な精液しか出なかったと言うのに、
死の前の射精はその量を取り戻し、再び黄ばんだ精を幼女の子宮に注ぎ込んだ。
「えっとね?人間の男の人には、15の急所があるの。そこをボク達の尻尾で突くと…とっても気持ちよくなりながら逝けるんだよ♪」
そう言う間にも、幼女の尻尾は次々とその急所を貫いていく。男は鮮血と精液を交互に迸らせながらも動かない筈の腰を振り始めた。
「おぐっ!あがぁぁぁぁぁぁっ…ぐがあああああああああああっ!!!!」
「んやぁぁぁぁっ♪お兄ちゃんのザーメン熱いよぉ……死ぬ前にボクを妊娠させようとしてるぅっ♪」
男の腰使いに合わせて、幼女も腰を振り乱す。快楽急所を突かれながら、極上の幼壷に締め上げられ、
男は死が間近に有る事など忘れて快楽を貪った……その心が壊れるほどに。

481ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/27(水) 23:08:39 ID:Ko6sMySH(9)
「じゅー……よんっ♪さ、最後だよお兄ちゃん…最後の一箇所を刺すと、お兄ちゃんは今までで一番気持ちよくなりながら…死んじゃうの♪」
「嬉しい?ボクの尻尾で死ねて……ボクを妊娠させながら逝けて嬉しい?変態お兄ちゃぁん……」
「あぁ…うれ、しい……はやく、ころして……」
蠍幼女の蕩けた甘い声に、男も空虚な声で答える。そして…幼女の尻尾の先端が、男のある箇所に狙いを定めた。
「夜のお空にはね…蠍の形をした星座があるの。」
「……?」
突然始まった独白に、男は心を壊したまま首を傾げる。男を他所に、幼女の独白は続き。
「今まで突いた急所はね…ぜぇんぶその星座の星の位置なの。で…最後の一箇所は何処だと思う?」
「わか…らな、い……」
「答えはね…心臓♪蠍のお星様の紅いお星とぉ、人間の心臓の位置は重なるの♪」
ある箇所とは、心臓。幼女の鋭い尻尾の先が、男の胸に乗せられる。すると、男は全てを悟ったのか…涙を流しながら壊れた笑みを浮かべた。
「あは……はは、ははは…ははははは……」
「いっくよぉ……いっぱいいっぱい気持ちよくなってね、お兄ちゃん♪」
そして、ゆっくりと針の先が、男の肌に、その奥の心臓に突き立てられ……
「あががあああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁっ!!!!」
男は身体を激しく跳ねさせ、腰を突き動かして射精を始めた。最早固形と化した特濃の精液が幼女の胎を満たしていく。
「あぁぁぁん……お兄ちゃんの最後のザーメン、素敵ぃ…♪ボク、絶対妊娠したよぉ……♪」
幼女は舌を突き出し、涎を垂らす卑猥な恍惚の表情を浮かべながら、男の精を受け止め続けた。
男の射精は十数分も続き……その射精が収まって行くのとあわせて、男の目は閉じられていった……

死に行く男の耳に、自分を犯し尽くした幼女の声が響く。
「ありがとね、お兄ちゃん……ボク、お兄ちゃんそっくりの赤ちゃん産むから、ボクの中で生き続けてね…♪」
男は何故か満たされた心持ちとなり……静かに、ゆっくりと目を閉じた。壊れた心のままで。

そして、数ヵ月後…幼女は赤子を一人産む事となる。それは、蠍の一族の中で始めての男の子だったそうだ……

――了

482ラノベ脳('A`) :sage :2007/06/27(水) 23:11:21 ID:Ko6sMySH(9)
   _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 幼女!幼女!つるぺた幼女!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

…ごめんなさいorz
私自身にロリ属性はないのですが、一回書いてみたかった…
そして気付けばロリに目覚めた俺、参上('A`)

ではまた何か書き上がればお会いしましょう('A`)ノシ

483名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 23:23:45 ID:8uDFLVYS
お疲れさまでした

484名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 23:33:08 ID:xOKWE0Jo
お疲れ

485名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 23:42:28 ID:XD8v44Kf(2)
御苦労様でした。

486名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 23:52:11 ID:M1GoCMRJ
GJ!
しかしスカーレットニードルでくるとは思わなかったぜ!GJ!

487名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 23:55:39 ID:3Oy/MTZQ(2)
>>482
うわょぅι"ょ強い
GJJ!

なんだか寒気がします……
触れちゃいけないのかな? かな?


488名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/27(水) 23:59:32 ID:92zSYOND
>482
GJ!黄金聖闘士はこうして生まれたのかwww

489名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 01:03:46 ID:LDeKFe5j
バッドエンドは久しぶり
>>482
ってか人間喰うとかコエーヨ

490名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 01:04:40 ID:l88VObmm
こええええ!GJ。



ときに、蠍娘・ロリ・紫髪三つ編・ボクッ娘でちょっと思うところがあったのですが
ひょっとして去年、特撮板のとあるスレを見ていられた方?

491名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 01:53:48 ID:O3LhJtJk
う〜ん、自然界の法則GJ!
大体蜘蛛や蟷螂などの肉食の節足動物の雌は交尾後の雄を食っちまうのが至極当然だったり
つか、聖闘士ww

ああ、なんだか双子のロリ狼に襲われる妄想がスパークしてきた……

492名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 02:17:26 ID:k+gJf3mz(4)
>>482
GJ。怖くてエロいな。本来レイプというのは怖いものだから妙にリアル。

>>491
狐でロリ双子な話があるぞ。

493名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 09:39:35 ID:JWTyztiE
>>491
でもカマキリのオスの中にはやばいなと感じると
いつの間にやら姿を消す・・・を繰り返して
天寿を全うするナイスガイもたまにいるらしい。

494瀬錬 :sage :2007/06/28(木) 12:42:09 ID:ki95DzLV(6)
折角なので流れに便乗して蠍投下してみます。

三番煎じ(?)ですが、生暖かく見てやって下さいませ。


495砂漠の猛者 :sage :2007/06/28(木) 12:44:38 ID:ki95DzLV(6)



 ――空気を貫く音が、耳の真横を通過する。
「うおッ!」
 瞬間、閃光のような一撃が一瞬前まで脇腹のあった位置を貫いた。
 反撃とばかりに剣を繰り出す。相手は突き出した得物――槍を旋回させ、難なく一撃を防いだ。
 刹那、またしても空気を貫く音。
「ちぃッ!」
 勘と予測で盾を押し出し、次の瞬間には火花が散る。
 凄まじい速度で打ち出された「尾」が、間一髪で盾に弾かれた。
「やりにくい……!」
 後ろに跳んで距離を取る。
 奴は追撃せずに、優雅に槍を旋回。構え直した。
 同時に尾が引き戻され、その背後で奇妙に踊る。
「流石は歴戦の傭兵と賞されるだけはありますね。私の攻撃をここまで往なし切ったのは貴方が初めてです」
「へっ、言ってろ」
 奴が初めて口を開く。
 その丁寧な口調に皮肉を込めて言葉を返すと、奴は素直な感嘆の言葉を返して来る。
「誇張ではありません。もう一度言いますが、私の攻撃をそこまで往なし切ったのは貴方が初めてです」
「そりゃどうも」
 言いながら、互いに距離を計る。
「こんな状況で無ければ、求婚したい所なのですが」
「お断りだ。蠍女と付き合う趣味はない」
「残念です」

 ――今!
 そう判断し、乾いた砂を蹴る。
 即座に反応、振るわれた尾を盾で打ち払い、更に距離を詰める。
 正面からの槍の一撃を剣で逸らし、空いた隙間に盾を突き出した。
 重い衝撃があって、奴の身体が僅かにたたらを踏む。
 踏み込んだ砂が散って舞い、俺の視界の端で輝いた。
「貰った!」
 剣を旋回させる。
 渾身の力を込めて振るった剣が弧を描き、奴の胸元に到達する。
 ――浅いか!?
 硬質な音を立てて、剣先が奴の黒い甲殻に弾かれる。
 ならば首を、と即座に水平へ放った一撃は、奴の短く切り揃えられた金髪を掠めるに止まった。
 致命的な一瞬。
 それでも俺は半ば無理矢理に動かした盾で槍を払い――
「――ぐあッ!」
 ――俺の背後に回り込んだ尾の、その先端にある針が、俺の右足に打ち込まれた。
 壮絶な痛みに襲われながらも、何とか奴と距離を離す。
 だが、砂に右足を着いた瞬間……俺は崩れ落ちるように座り込む羽目になり、思い切り尻餅を着いてしまった。
「くそッ!」
 悪態を吐いて右足を見遣る。
 丈夫なパンツを切り裂いて腿に到達したらしい針の先端が、一文字の切り傷を作っていた。


496名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 12:45:09 ID:fX+cVYZP
>>487
コッサン……?

497砂漠の猛者 :sage :2007/06/28(木) 12:47:56 ID:ki95DzLV(6)



「終わりですね」
 俺の視界を影が覆う。
 見上げれば、奴の顔が手に届く距離にあった。
 端正な顔。
 このクソ暑い砂漠の中、あれだけ闘って平然としてやがる。
「……そーみたいだな」
 いい闘いだった。
 文句の一つも出ない。
「ったく、アンタが相手だと分かってれば、フルプレートぐらい着込んで来たんだが」
「だからこその砂漠ですが」
「ちげぇねェ」
 下半身全体が痺れ、肉体の制御を離れていく感覚を覚えながら、俺は笑った。
「――で、どうするよ? 個人的には一思いにヤってくれる方が嬉しいんだが。自分の毒に自信があるなら放置でもいいぞ?」
「抵抗しないのですか?」
「足が動かないのに剣で槍にか? アホらしい」
 俺が剣を投げ捨てると、奴は、ふむ、と考え込む様子を見せる。
「――では、勝者の権利というモノを実行します」
 そう言って、奴は尾を伸ばし、俺の胴を絡め取った。
「? 何をする気だ?」
「ですから勝者の権利を――分かり易く言うと、貴方を犯す事にします」
「はぁ!?」
 俺の頭が少しばかり混乱している間に、奴はどんどんと俺の身体を引き摺って行く。
「待て待て!」
「なんでしょうか?」
「訳が分からん! お前、そういう趣味なのか!?」
「そういう趣味というのがどういう趣味を指すのかはよく分かりませんが」
 そうこう言い合っている内に、俺は砂丘の影まで連行されてしまった。
「強いて言うならば、母性本能というモノです」
「母性って…… それはアレか、俺が子供っぽいという事か!?」
「違います。私が言うのは、種族生存上の母性本能の事です」
「……なんだそりゃ」
「より強い子孫を残す為に、より強い相手の精を受ける、という事です」
 奴は拘束を解き、俺の身体に手を掛ける。
「貴方は強い。貴方とならば――より良い子孫を成す事が出来るでしょう」


「んっ、ふ、ちゅ…… れろ、ふぅ」
「く、うぉ……」
 人間と寸前違わない舌が、肉棒を這い回る。
 蠍女は男の肉棒を露出させ、舌をそこに這わしていた。
「ふ、ん…… はぁ、だいぶ大きくなりましたね」
「う、うるせぇ」
 金の髪を掻き上げながら、男の肉棒を頬張る。
 その根元に手を添えて睾丸を撫でると、肉棒はたちまち硬くなり、その長さと太さを増した。
「ん…… これは、顎が疲れそうです」


498砂漠の猛者 :sage :2007/06/28(木) 12:50:12 ID:ki95DzLV(6)



「く……」
 男が屈辱の声を上げると、彼女は上目遣いで見上げ、
「抵抗はしないようお願いします。約束を違える男は嫌いですので」
 そう言い、毒針を先端に光らせる尾を背中で揺らした。
 そして視線を戻す。
「ん、ちゅ、ふ、れろ……」
「く、あ……!」
 男の手が所在なく砂を掴む。
「ぐ……! 出るっ……!」
「いいですよ。出して下さい」
 蠍女は表情を変えずにそう答え、口の奥深くまで肉棒を咥え込んだ。
 瞬間、口内で精が爆発する。
「ん……っ!」
「ぐ、おっ……!」
 どくどく、という脈動の音が蠍女の口内で響く。
 溢れかえる白濁を、やはり彼女は顔色一つ変えずに、こくこくと飲み干した。
「ふぅ…… 美味でした」
 息一つ吐いて、彼女は肉棒から唇を離す。
 つぅ、と唾液か精か分からぬ液が糸を引き、垂れた。
「では次は――」
 荒い息を吐く男の前で立ち上がり、黒い甲殻に覆われた恥丘に両手を当て、左右に割り開いた。
 黒い甲殻のその隙間から、鮮やかなサーモンピンクの胎が姿を覗かせる。
「こちらに子種を注いで頂きます」
「ぐ…… 待てって! 蠍とヤる趣味はねーんだよ、マジで!」
「往生際が悪いですよ」
 彼女が腰を下ろす。
 一度射精しても僅かにしか硬さを失っていない肉棒のその先端が、彼女の陰唇部分の甲殻にこつこつと当たる。
「では、頂きます」
 狙いを定め、蠍女は勢いよく腰を沈めた。
「……っ!」
「ぐっ、あ……!?」
 初めて彼女の表情が僅かに歪む。
 新鮮な肉塊に無理矢理肉棒を突き刺したような、奇妙で甘美な感覚を覚えながら、男は呻き声を上げた。
「っ…… 入りました、ね」
 彼女の声に男が視線を戻す。
 恥丘の黒い甲殻の隙間をこじ開けるように肉棒が突き刺さり、赤く滲んだその隙間から血が筋を作っていた。
 痛みの所為か、彼女はその身体を小さく痙攣させ、口を真一文字に結んでいる。
 まるで、彼女の身体を肉の槍が貫通したかのようだった。
「動き、ますよ」
 男が言葉を発する前に、蠍女は腰を振った。
 血を潤滑油にして、ぐちゃぐちゃ、と肉槍が彼女の甲殻を貫いていく。
 同時に男を襲う、凄まじい締め付けと快楽。
「ふ、あ……! く、あ……っ!」
「く、ぐぉ……!」
 速度が上がり、血と先走りと愛液の混合液が互いの下腹に散る。


499砂漠の猛者 :sage :2007/06/28(木) 12:53:35 ID:ki95DzLV(6)
 次第に、強い摩擦による痛みが男を襲う。
 だが、その痛みを訴える暇が無い程、それ以上の快楽が襲ってくる。
「は……! くっ、おぉ……っ!」
「どう、です? そろそろ、イきますか?」
 男の脳に響く、重い水音。
 それが極上の毒となって、脳をも犯していく。
「ぐ、ううぅっ……! で、出るッ……! イくぞッ……!」
「たっぷりと、出して下さい。私がッ、少しでも、孕めるように……ッ!」
「う、おおおおおッ!」
 どくり、と脈動の音が胎内で響く。
 多量の白濁が彼女の胎を染め上げ、血と混じり合いながら逆流する。
「っ…… ご馳走さまでした」
 んっ、と艶めかしい息を吐いて、彼女が肉槍を胎から引き抜く。
 黒い甲殻は何事も無かったかのように抉られていた隙間を埋め――しかし、僅かにピンク色の液を滲ませていた。
「っ、は…… 畜生、屈辱だ」
 男は荒い息を吐き、上体を砂に投げ出した。
 気付けば、足の感覚が僅かに戻ってきている。
「あと少しばかりで歩けるようになるでしょう。そこから先は貴方の判断です」
「ああ…… 畜生」
 蠍女はゆっくりと踵を返し、砂に突き立てた槍を引き抜いて払った。
「また相見える事もあるでしょう。その時は――今日の逆になるといいですね」
「ああ…… 絶対に泣かせてやるからな」
「楽しみにしています」
 小さく笑った気配と共に、彼女は歩みを進める。
 男が手を上げると、彼女は振り返らずに、その尾で応え――砂の向こうに姿を消した。


500瀬錬 :sage :2007/06/28(木) 13:00:44 ID:ki95DzLV(6)
以上です。

出たネタを皆で作品化って楽しいですよね。
こう来たか! とそれぞれの違いにwktk出来ますし。

それでは、また。

501名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 13:21:23 ID:k+gJf3mz(4)
>>500
GJJ!なんと爽やかなエンドだろうか(`・ω・´)
職人ごとの雰囲気の差が激しいなw


502名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 13:46:10 ID:S5yB/l9x
>>501
例えば?

503名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 13:54:06 ID:IprtA9GC
だが、それが良い。
同じネタでも、職人さんによって全然趣が違うのが面白いですな(゚∀゚)

さて、また読み返してこよう。

504名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 14:04:14 ID:5d2z0Cdp
>>500
これは再会篇も読んで見たい、でもここで終わりっていうのも余韻があっていい……GJ!

しかし一発ネタであったはずのサソリでここまで行くとは
一番のGJは>>443かもしれんねw

505暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:07:31 ID:ODnvntbH(14)
>>133の続きを投下したいんだけど、忘れられたかもしれんが……

注意点としては
また長いということ。今回はちょっとエロも入れてみたんだよ

506名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 18:12:00 ID:k+gJf3mz(4)
ヤッチマイナー

507暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:17:53 ID:ODnvntbH(14)
 日は沈み空は闇に包まれている。
 その中でただ光り輝く月は、怪しく光り世界を照らし、あと一日もすれば満月となるだろう。
 そんな月を考え事をしながら見つめているブランシュネージュ。彼女は自分の中からくる何かを感じつつ、木の上に座っていた。
「じゃあレオンって、昔の思い出とかないわけ?」
「うん……まぁね」
 その木の下で、焚き木を周りで隣同士で座りながら話しているレオンとウィン。
 二人は自分たちの過去や今まで起こったこと、そして魔装具のことを話そうとしていた。
 その際レオンが先に自分の過去を話すことになり、ウィンはレオンの記憶が断片的にしかないことを知り少し驚いていた。
『レオンくん、かわいそ〜!』
『……ケッ、場が暗くなっちまったじゃねえか』
「あ、ごめんね、ガジェ」
『ほ、本気で謝んじゃねえよ。おい、ウィン、今度はお前話せ』
 この場に重い空気が流れており、ガジェはこういった雰囲気は苦手なので耐えられなくなっていた。
 まぁ、レオンから出る言葉は、記憶が無いだとか、ある村を全滅させられ自分だけが生き残った事は覚えているだとか、夢で何度も両親が殺されるのを見ているとか、そんな事ばかりなので重くなるのは当然といえるだろう。
 リウは少し泣き声になり、ウィンも獣耳と尻尾をしゅんと下げていたが、ガジェに話を振れられ再び立った。
 正直、ウィンの過去話も笑って話せる内容ではなく、最初こそ戸惑うがレオンも重たすぎる話をあえて笑顔で話していたのだ。
 ならば、自分も話さなければならないだろう、レオンよりは重たくはない話しだしと、ウィンは心の中で自分自身を納得させる。
 そしてウィンがゆっくりと口を開くと、夜空を見上げていたブランシュネージュも猫耳を立てレオン達の方向を向いた。
「あたしは、そんな大した人生送ってないわよ。あたしの村はね……」
 ウィンは自分の長い横髪を指で摘むように弄りながら、自分の過去を話し始めた。
 彼女が生まれた村は獣人のみの村で、とても貧しい村。
 毎日食べる物さえ手に入らず餓死する者も少なくないほど。その為、村の男集は殆ど傭兵や国の兵士となり、今も家族を養っている。
 そしてウィンもまた弓に長けていることで傭兵となり、死んだ両親の代わりに弟や妹を養っているのだ。
「あたしの両親も、昔魔物に襲われて……」
「ウィン……」
「えへへ、レオンと同じだね」
 嫌なことを思い出し少し俯くウィンに、レオンもしゅんとなる。
 そんな彼を慰めるように、ウィンはすぐに頭を上げてレオンに笑顔を見せた。
 そして更に話を続けた。傭兵になって間もない頃の事で、リウを見つけた日のことを。
 その日、ウィンはある古代遺跡に住む魔物を退治する仕事を受けていた。その魔物とは巨大芋虫のワーム。
 そして、何とか倒すことに成功。ワームの牙は武器になるため売れるのでウィンは残さず回収していた。
 この際に、ウィンは遺跡の奥、ワームが巣としていた場所で魔装具リウを発見したのだ。
「まぁ最初は何だろうと思ったら、いきなり喋り出したから流石に驚いてさ。捨てようかと思ったら泣き声になっちゃうから、なんか捨てる気になれなくてね」
『お姉ちゃんは優しいもんね!』
『こいつが優しいだ? ケッ、寝言は寝て言、いててててっ!!』
「あんたは黙ってなさいっ!!」
 ウィンの話に、レオンは素直に感心しているのだがガジェは気に入らないのか吐き捨てた。
 だがその直後、ウィンに思いっきり踏まれていたのだが。
「まっ、こんなものかな。あとはずっと傭兵してただけ。ところで、気になってたんだけど」
「何?」
 ウィンは自分の過去話を適当なところで切り上げ、レオンの話を聞いていた際に気になっていたことを本人に聞く。
 レオンは首を傾げた。

508暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:19:40 ID:ODnvntbH(14)
「あんたさ、両親殺されたって言ってたじゃない?」
「うん」
「じゃあ、あんたが旅してるのって、その両親を殺した奴に復讐するため、とか?」
「……」
 ウィンの質問にレオンは無感情になり黙り込んでしまう。
 再び重い空気がこの場に流れ始め、ウィンはやっぱりまずい質問だったかと内心焦る。
 その空気の中、ブランシュネージュは木の上でレオンが口を開くのを待っているかのように彼を見つめ続けている。
 しばらく間が空き、風が吹いたと同時にレオンは口を開く。
 獣耳を寝かせているウィンを安心させるように笑顔を見せていた。
「僕は、復讐なんてしないよ」
「そ、そう。なんか、変な事聞いちゃったね、ごめん」
「気にしてないよ。僕が旅をするのは、両親を殺した人を見つける為なんだ」
 レオンの言葉にブランシュネージュ以外は疑問の声を上げた。
 復讐する気は無い、だが殺した者を見つけようとしている。
 レオンはその者を見つけ出して何をする気なのか、ウィン達はしばらく考えていたが答えは本人の口から言われた。
「僕は記憶が殆ど無いから、その人を見つければ少しは自分の事を知ることが出来るかもしれないって思って」
 重い話のはずなのだがレオンはずっと笑顔で語っていた。
 レオンが旅をする理由、それは自分の事を知りたいためだった。
 それもそうだろう、少ない記憶から思い出せるのは死んだ両親と焼かれている村。
 一人生き残ったレオンは、その村の人は彼以外全滅だと聞かされている。
 だから自分の事を知っているとすれば、記憶の一部にある顔も分からない誰か、という事になる。
 記憶が無いまま生きる選択肢も彼にはあったが、何故自分の村は襲われ、両親は殺されたのか知りたかったのだ。
「……あの、どうしてそんなに笑っていられるのよ?」
「だって、泣いたって嘆いたって村の人や両親が帰ってくるわけじゃないし……それに記憶がないせいかな、泣けないんだ」
 ウィンに悲しい笑顔を見せるレオン。
 その直後、ウィンは獣耳を寝かし頭を下げてレオンに謝るが、彼はただ、いいよ、とだけ言って頭を上げさせた。
『レオンくんは偉いね〜。そんな大変な人生送ってるのに』
『……チッ』
「二人もそんなに言わなくていいよ」
 更に魔装具二体も、辛い人生送ってきたレオンを褒めている。
 ガジェは何も言わなかったが、嫌味が飛んでこないあたり少しレオンを見直したようで、レオンはガジェに付着していた砂を掃った。
「もう僕の話はいいかな? 僕はガジェとリウちゃんの事も知りたいんだけど」
「そういえば、あたしもリウの事あまり知らないわね。今まで聞いたことなかったから」
 レオンは話を魔装具達に向ける。
 ウィンもそれに続くようにリウに問うと、二体の魔装具達はしばらく何も言わず、この場には沈黙だけが流れていた。
『……ご、ごっめ〜ん、リウは名前とか以外憶えてないの』
『右に同じ』
 そして沈黙を破ったリウは何処か言い辛そうにレオンたちに言う。きっと体があれば片手で後頭部をかく仕草をしたことだろう。
 リウの発言にガジェも便乗。二体の装者は同時に首を傾げた。
 その中で唯一、ブランシュネージュだけが納得したような表情をしていた。
「な、なんで憶えてないのよ?」
 当然と言えば当然の返しをウィンがした。
『んなもん、あれだ……もうこんな姿になって大分経つからな。お前等だって、時間経てば忘れる事だってあるだろうが?』
「じゃあ、ガジェの本当の名前は?」
『さあな。それも忘れちまった。まっ、別に思い出したいとも思わねぇけどな』
「そうなんだ。僕は……ガジェの事、知りたかったな……」
 ウィンの質問に答えた後、レオンの質問には少し皮肉気味に答えるガジェ。
 その答えに再びしゅんとなるレオンを、ガジェは少し慌てた口調で宥めており、ウィンとリウは笑っていた。
 焚き火が弱くなってくる。レオンが薪を加えると一瞬燃え上がり、再び火があたりを照らす。
 風が吹き、やや冷たい風がレオン達とブランシュネージュに吹きかかる。
 寒気でウィンと、木の上で丸くなっていたブランシュネージュの体が震えた。
 レオンは火の近くにいるため大丈夫だが、ウィンはジャケットを脱ぎ上半身水着のような格好なため寒いのは当たり前だが。

509暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:22:25 ID:ODnvntbH(14)
「ほら、ウィン」
「なっ! ちょ、不用意に触れないで!」
「あ、ご、ごめんなさい……」
 寒いだろうと、レオンはウィンの背後からそっと毛布を羽織らせる。
 その時、彼女の肩にレオンの手が触れると、ウィンは獣耳と尻尾を逆立て体を僅かに痙攣させ大声を出しレオンの手を掃った。
 少し涙目になるレオン。すぐにレオンを宥めているウィンの顔は真っ赤で、呼吸も少し荒くなっていた。
 その中で、ブランシュネージュは木の上から飛び降り、草の上に着地する。
 そして暗闇の中からゆっくりとレオンに歩み寄り、切り株の上に座っている彼の膝の上に乗り丸くなった。
「今日もここで寝る。よいなレオン?」
「あ、はい、おやすみなさい」
 頭を少し上げ、いつもどおりブランシュネージュはレオンに密着して眠りにつく。
 レオンも慣れているので笑顔で返すと、ブランシュネージュの二本の尻尾が彼の頬を撫でるように動き、そして力なく地面に落ちていく。
 ブランシュネージュはレオンの膝の上で寝息を立て始め、レオンは彼女の頭や体を毛並みに合わせるように撫でている。
 その様子を、ウィンはジト目で見ており、表情は出ないがガジェもウィンと同じような表情をしている事だろう。
 その視線を感じ、レオンは苦笑しており、ウィンは何故ブランシュネージュの下僕になったのか聞こうとしたのだが今はやめておいた。
 何故ならブランシュネージュに聞きたかった事を思い出したから。
 報酬が入っている小さなカバンの中を徐に探り、そしてウィンは何かを取り出した。
 その音に、ブランシュネージュも眠りに入ろうとしていたが再び呼び戻された。
「騒がしいぞ犬小娘」
「犬でも小娘でもないわよ。それより、あんたにちょっと見てもらいたい物があるのよ」
「……ふぅ、何だ?」
 睡眠を邪魔され不機嫌にブランシュネージュはウィンに返す。
 そして、ウィンが彼女に見せたある物により、眠気眼だったブランシュネージュの瞳が瞬時に開かれた。
 ウィンが手に持っていた物は、錆や汚れで何かは分からないが古代兵器の一つ”銃”に似た形のものだった。

510暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:23:08 ID:ODnvntbH(14)
「これなんだと思う? あんた魔装具にも詳しそうだったし、知ってるんじゃないの?」
「……」
 ウィンの問いにブランシュネージュはしばらく考えていた。
 魔装具にしても、装者も無しに武器の形態を保っていられるのは長くない。
 だがウィンが持っている物は何十年、何百年と銃の形だったことが分かった。
「……お前達は何か感じないか?」
 ブランシュネージュはガジェとリウに聞いてみるも、二体は揃って何も感じないと言った。
 しばらく考えた。レオンもブランシュネージュがこんなに考える姿を見たのは久しぶりである。
 考えても分からなかった、いや、魔装具に似たものだという事は分かったのだが。
 これ以上は何も分からないと判断したブランシュネージュの尻尾の先が、その物に触れると白く光だした。
 暗い森が一瞬照らされ、レオンとウィンは目を閉じている。
 その光の中で、それの錆などは見る見るうちに無くなっていき、いわば新品同様に戻っていた。
 そして光が治まると、レオンとウィンはゆっくりと目を開け少し驚いた。
「こ、これ……」
 ウィンの手に乗っていた物、先ほどまで原型しか分からなかった物が、今は赤い銃として綺麗になっているのだから。
 元々は赤かったんだとウィンは思い、ブランシュネージュは再び尻尾の先を光らせた。
 彼女は感じていた。この赤い銃にも魔装具同様、魂のようなものが宿っている事に。
 そして、尻尾の光が治まっていくにつれ、赤い銃に埋め込まれている赤い宝石のようなものが光り始めた。
「な、なになに?」
『ん……ここは、どこ……?』
「し、喋った……」
『もしかして、リウ達とおんなじなの?』
『てか、また魔装具かよ……』
 尻尾の光が完全に消えた直後、赤い銃が喋りだした事に一同驚いた。
 しかし何かが違う。
 やはりガジェやリウのように小さくはならず武器のままであることにブランシュネージュは疑問に思った。
『何ここ、誰よあんた達? カズマ……ガリューは?』
「カズマに、ガリュー?」
『あ! あんたは、ゆうな………いや、似てるけど違う……』
「え?」
 意識を完全に取り戻し、赤い銃は周りの見慣れない奴等に困惑する。
 ただ一人、レオンを誰かと間違えたようで、少し落胆の口調となっていた。
 まぁ、困惑しているのはレオンやウィン達も同じであり、ブランシュネージュは静かに口を開いた。
「お前は何だ? 魔装具か? 名前はなんと言う?」
 彼女の問いはストレート過ぎるものだった。
『あたしは、あたしは……シエル』



511暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:25:11 ID:ODnvntbH(14)

 謎の魔装具が目を覚まして一夜経った。
 ブランシュネージュ御一行は、深い森を歩き続けている。
 まぁブランシュネージュはレオンの肩に乗っているが。
 昨晩、レオン達はシエルと名乗った銃が魔装具に似ているが、魔装具ではないことをブランシュネージュから聞かされていた。
 実際彼女自身も確証はないが、やはり形を変えない辺り違うと判断したのだろう。
 そして、シエルは彼女達が困るような質問を次々と聞いた。
 今は平成何年やらカズマとガリューはどうしたやら……どの問いも、レオン達は答える事が出来なかったが。
 そしてブランシュネージュはシエルの言葉から確信したように言った。
 シエルは、レオン達が言っている古代文明の産物だと。
『おい、赤女』
『何よ?』
『レオンの体は俺のもんだからな。勝手に使うんじゃねえぞ』
『は? 何言ってるの? あんたバカ?』
『バ……ッ!』
『お兄ちゃんは、少し頭が悪いだけ!!』
『てめーに俺の何が分かんだよクソガキ!』
 レオンとウィンが横で歩いている時に、二人の首にペンダントのように吊るされたガジェとリウ、そしてブランシュネージュに更に小さくされ、銃型のアクセサリーのようになったシエルが口喧嘩している。
 今となっては体が無い三体……まぁ、シエルは体が無いというより銃に変えられているのだが。
 だから三体は口で喧嘩するしかない。だがギャーギャーうるさいのでウィンとブランシュネージュに怒鳴られ三体とも大人しくなった。
「それにしても、深い森だね」
 しゅんとなっているだろう魔装具達を苦笑しつつ、レオンは疲労気味に呟いた。
 ウィンはこう返す、相当深いからあと抜けるには二、三日くらい掛かる、と。
 その言葉にレオンはいっそう疲れた。肉体的にはまだいけるが、気持ち的にもう疲れている。
 せめて太陽の光が当たっていれば良いのだが、鬱蒼とした木々に邪魔され森全体が薄暗くなってしまっている。
 そして気持ちで疲れたのはレオンだけではなく、ブランシュネージュもあと一日で抜けろと無理難題をレオンに平然と言っていた。
 そんなやり取りが繰り返され、今日は一日森で過ごし夜を迎えた。
 再び良さそうな切り蕪を見つけ、焚き火を起こしそこら辺で飼ってきた魔物や動物の肉を焼いたりし食事をとる。
 ブランシュネージュは相変わらずレオンの膝の上で、レオンに食べさせて貰っており、ウィンも彼女に対抗するようにレオンに食べさせてもらっていた。
『お姉ちゃん、子供みた〜い!』
「うるさいわね、あたしの下僕なんだから当然の行動よ」
 リウは可笑しそうに笑っている。
 すぐにウィンがリウに怒鳴り声を上げるが、リウは笑い続けた。
『ケッ……おいレオン、お前もたまには何とか言ったらどうだ?』
「い、いいよ。勝てないの分かってるから」
『かぁー! なっさけねーなぁ!!』
『本当に優奈そっくりだね……』
 装者の姿に情けなく感じガジェが乱暴な口調で言うが、レオンはただ笑うだけ。
 どちらも逆らったら怖いので、従うしかないのだ。
 そんな姿を見て、シエルは昔の知人の事を思い出している。特にレオンのあの顔と性格はそっくりだ。
 そしてウィンの行動をブランシュネージュが黙っているわけは泣く、狼と猫の争いは再び勃発した。
 森にはしばらく小さな爆発音が響いていたが、止むと同時に彼らの食事も終わったようだ。
 割れた皿などを片付けるレオン。この時ばかりはウィンも手伝っているようだ。
 ブランシュネージュも最初は下僕なのだから当然と言っていたが、最終的には尻尾で割れた皿を拾っていた。

512暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:25:56 ID:ODnvntbH(14)
 日はすっかり沈み、森は再び闇が支配していた。
 ただ、レオン達の周辺だけは焚き木によって明るくなっている。
 レオンはただ何もせず、膝の上で丸くなっているブランシュネージュの体を撫でている。
 だが、ウィンは顔を赤くし何処か落ち着きがない。その事にレオンも気づいているが、何となく聞けずにいる。
 実は、今宵は満月。獣人の種類のよって差はあるものの、満月になると発情してしまうのだ。
 無論、それも獣人によって差はある。
 人狼族の雌の場合は、理性が薄くなる代わりに身体能力等が格段に上がるというもの。
 そして身体能力のほかに、性欲が前面に出る。
 満月に近づくにつれその性欲は高まり、レオンの前なので自慰行為もできないと我慢していたが、満月である今夜、その我慢は限界に達しようとしていた。
 丁度良く夕飯を狩っていた時に小さな泉を発見したので、ウィンは水浴びだと言い残し今にも本能のままに動きそうな身体を抑えつつ茂みの中へ消えていった。
 様子がおかしいウィンにレオンは心配になる。
 人狼の目は人族より数段よく暗闇でも良く見えるようになっているし、何よりリウも持っていたので魔物に襲われても大丈夫。
 だが、レオンの目には発情したウィンが弱っているように見えていたのだ。
「……すみませんブラン様。僕ちょっと薪を拾ってきますね……」
「ん? まぁ、仕方ないな、行ってくるがいい……」
「それじゃあ行ってきます」
『ぐがー……』
 レオンは立ち上がり、毛布の上にブランシュネージュを置きウィンが消えていった茂みの中へ消えていった。
 魔物が出るといけないので、既に眠っているガジェを手に持って。
 シエルも眠っているようで、ブランシュネージュ同様毛布の上に置かれている。
 闇の中へ消えていく彼の背中を、ブランシュネージュは黙って見ていた。
「やれやれ……仕方の無いやつだ……」
 そう呟いたブランシュネージュの体が、白銀に眩く光った……



513名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 18:26:42 ID:Ixg3WnCl(3)
支援

514暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:27:30 ID:ODnvntbH(14)

「確か、この辺りだったはず……」
 草木を掻き分けながら、僅かにしか見えない森の中をレオンは進んでいた。
 ガジェは未だ目を覚まさない。
 徐々に周りの空気が涼しくなっていく事から、ウィンがいる筈の泉は近いと分かった。
 だんだん周りが明るくなっているのは、泉により木々に邪魔される事なく月の光が泉周辺を照らしているため。
 そして、レオンは最後の草を掻き分けると広い空間へと出た。
「……ウィン?」
 泉の水が月の光に照らされ、更にその中に月の光の中でしか現れない珍しい蝶、”月光蝶”が舞っており綺麗というより美しいとレオンは感じる。
 だが、水浴びをし終えたのかウィンの姿はなかった。
 まぁ、水浴びしていた場合、レオンはウィンに覗きと言われ殴られているだろうが。
「ねえ、ここに人狼の女の子が来なかった?」
「ううん、知らないよ?」
「そう……」
 正直ウィンの姿がなく少しホッとするレオン。
 周りを見渡すがウィンはおらず、小さい女の子の姿をした月光蝶に聞いても来ていないと言う。
 やがて月光蝶達は空へと舞い上がっていき、レオンは泉にゆっくりと近づくと……気づいた。
 何かの気配を感じる。しかも、それは殺気に少し似ていた。
「ガジェ、起きて!」
『ぐがー……んん〜、この。あかおんな……』
 ガジェは全く起きる気配がなく、レオンは焦りながらガジェを起こし続ける。
 だが起きる気配はまったくない。とにかく早くウィンを見つけてこの場から立ち去ろう。
 レオンがそう思い走り出そうとした時だった。
 草むらの中から何かが飛び出し、それはレオンが動き出す前に彼を仰向けに押し倒した。
「うぐっ!」
 頭や背中を地面に打ちつけるレオン。
 体は何かに押さえつけられているので起き上がることが出来ず、レオンはゆっくりと目を開けると、その目を見開いて驚いた。
「なっ、う、うぃ、ん?」
 目の前には、自分を押し倒しジッと見つめているウィンがいた。
 いや、現段階ではウィンかどうかもレオンには分からない。狼の耳は見えるが先ほどまでのウィンとは若干違うから。
 彼女は裸で、腰まであった長い髪の毛は更に膝辺りまで長くなっている。
 指先には爪が鋭く伸び、呼吸を荒くしている彼女の口から見える八重歯は更に鋭くなり、蒼い瞳は美しくも妖しく光っていた。
 この人狼族の女の子は発情してしまっている事にレオンは気づき、何とか逃れようとする。
 理性よりも性欲が表に出てしまっており尚且つ異性、力の差も歴然。ならやられる事は一つしか考えられない。
 だが、レオンの押さえている彼女の力によりレオンは逃れる事が出来ず、鋭い爪が服を貫通し素肌に食い込み痛みも走った。
 レオンは防具を外している状態、ガジェも押し倒された拍子に手から離してしまい、攻撃防御共に最悪の状態だった。


515暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:29:32 ID:ODnvntbH(14)
「……ったく、来るな、って、言ったで、しょ?」
「……」
 人狼娘の口から言葉が出る。絶え絶えの言葉遣いだが完全に理性を失っているわけではないらしい。
 まぁ、性欲が表に出るとはいえ理性も残っているのだから当然だが。
 だが、そう感じた時レオンは確信した。聞き慣れた声、やはりこの女の子はウィンだと。
 レオンがそう理解した瞬間、彼の衣服はウィンの爪によりびりびりに破かれ、レオンの素肌が露になってきた。
 押さえられていた腕が自由になり抵抗するレオンだったが、歯が立たずウィンの動きが止まった頃には上半身はほぼ裸体になっていた。
 彼の身体の所々には痛々しい引っ掻き傷があり血が滲み、レオンは目に涙を溜める。
 その涙を爪で拭うように掬い、そのまま舐めるウィンはそのまま倒れるように上体を寝かせた。
「あ、んたが、悪いんだから、ね」
「え……」
 ウィンの言葉にレオンは返そうとするが、その言葉は彼女に唇を重ねられて中断された。
 すぐに唇を離しレオンの頬や首を舐めていく。
 生暖かい舌の感触、更に爪先で耳を擽られて体を硬直させる。
「な、や、やめて……」
「うる、さいっ! 下僕の、くせに」
「で、でも、こんなこと……んぐっ!」
「うるさい……あんた、は、おとなしく、してなさいッ!」
 ウィンの頭は徐々にレオンの胸辺りまで下がっていき、彼女の下はレオンを刺激し続ける。
 最初は気持ち悪い感触だったが、胸を嘗め回されレオンにも快感が流れ始めたようで、彼の声も少し甘くなっていく。
 だがレオンは何とかウィンを止めようと震えた声で制止を試みるも、ウィンの片手がその口を封じた。
 レオンは目を見開き、口を押さえている彼女の手の力が入り悲痛の表情を浮かべた。
「痛い、でしょ? もう、抵抗、しないよね?」
「んん……」
「それに、あんた、弱いの。弱い男に、女を、選ぶ権利、ないんだから」
「……んぐぐ」
「これ、ご先祖様の、言葉なん、だよ? いい、言葉だよねぇ……」
 妖艶に微笑みながらレオンの口から手を離すウィン。
 上体を起こし、見下ろしながら彼の上に跨いでいる身体を回転させ、レオンに尻と尻尾を見せる体勢になる。
 腹部にウィンの体重が圧し掛かり、レオンの呼吸が止まる。
 その顔の上にウィンのふさふさした大きな尻尾が乗り、撫でるように動かすと、体毛のチクリとする感触にレオンは顔を横に向けた。
 その瞬間、レオンの耳には再び何かが破かれる音が聞こえ、下半身に寒気を感じる。
 再びウィンが正面を向き、レオンは状態を少しだけ上げると下に身に着けていたものも破かれ、太ももの半分上辺りまで肌が露出していた。
 無論、既にそそり立ち空を向いている肉棒も丸見えになり羞恥心でレオンの顔は赤くなる。
「おっき、いぃ……♪」
 その反応、そして目の前に見える久々に見た男の象徴にウィンの中で、薄くなっていた理性が音を立てて崩れていった。
 彼女の秘所からは流れていた愛液が更に溢れ、ウィンが身体を浮かし肉棒をあてがうと、愛液でコーティングされていく。
 いきなり挿入しようとするウィンに、レオンは無駄だと分かりながらも、呼吸を荒くしながら上体を起こし手を伸ばし彼女を引き離そうとした。
「おとなしく、しろっって、言った、でしょっ!!」
 ウィンは吼えると同時に、自分に伸びてくるレオンの片腕の手首を掴み握り潰すかのように力を込める。
 骨がミシミシとなり、身体に激痛が走りレオンの身体は地面に着いた。
 ウィンの瞳からは理性が見えない。レオンは命の危険さえも感じた。
 そして抵抗するのを止め、ウィンに握られていた腕も力なく地面に着いた。
「それじゃ、入れ、るわよ………んぅッ」
「ぐッ……」
 片手で肉棒を固定し秘所へあてがい、ゆっくりと腰を下ろしていくウィン。
 亀頭が入り、挿入の感触に二人の身体が震えている。
 そしてウィンは一気に腰を下ろした。
 根元まで入り、軽く絶頂したウィンは状態を寝かせレオンを抱きながら身体を痙攣させていた。
 彼女の獣耳は小刻みに動き、尻尾は逆立った後、嬉しそうにゆっくり振られていた。


516暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:31:07 ID:ODnvntbH(14)
「う……ウィン、ぬいて……」
 挿入の感覚に身体を震わせながら、レオンはウィンに懇願する。
 これ以上はしてはいけない。お互い恋人同士でもない、ましてや出会って、一緒に旅をし始めて日も浅いし。
 そして何より、ブランシュネージュにでも知られたら何をされるか分からない。
 だが、そんなレオンの訴えなどウィンは聞くはずもなく、容赦なく腰を上下に動かし始めた。
「んはッ♪ あッ、イイ、ひさ、しぶりッ!」
「ぅくっ……」
 レオンの両肩を掴み、前かがみになり腰を動かすウィンは、酔い痴れ嬉しそうに笑みを浮かべていた。
 何せ彼女にとっては久々の交尾。
 今まではたいてい自慰行為か、リウに表に出てもらいやり過ごしていたから。
 粘膜を擦り上げ、肉棒を締め付ける膣内の最奥に届く。
 ここまでくると、レオンも抵抗の意思を徐々に失っていく。
 女のような声を上げ、せめて出さないようにウィンから送られる快感に耐えていた。
「んッ! んちゅッ、んんッ!!」
 そんなレオンの唇をウィンが自分の唇を押し当てる。
 唾液をレオンの口内に送り込み、自らもレオンの唾液を吸い上げる。
 舌を口内に入れ絡ませると、レオンの口の端から唾液が一筋流れ出た。
 牙と化したウィンの八重歯がレオンの歯と当たり、ガチガチ言わせていた。
「んはッ……も、イき、そ……んあぁッ!」
 ウィンの口から絶頂が近いという言葉が聞こえる。
 肉棒を根元まで膣内に入れ、レオンとキスをしながら腰を前後運動。
 早く射精しろと言わんばかりに、彼女の膣は肉棒を締め付け、うねうねと動く。
 レオンは彼女の脚を掴み、何とか引き離そうとしたが、騎乗位なのでどうする事も出来ない。
 そして、ウィンの獣耳が小刻みに動き尻尾が逆立った瞬間、彼女は絶頂を迎えた。
「んんん……んああああぁぁぁッッ!!」
 狼の遠吠えのごとく、森中にウィンの絶頂の叫びが響いた。
 それと同時に膣内の締め付けも増した。
 だが、レオンは射精にまで到らず、身体を痙攣させ絶頂が治まってきたウィンはその事に気づくと表情をムッとさせる。
 自分はイッてしまったのに、自分より下のレオンがまだなのが気に食わなかったからだ。
「な、なん、でっ! イか、ないのよっ!!」
 ウィンは絶頂後にもかかわらず再び激しく腰を動かした。
 そして数往復後、レオンも限界を向かえ、身体を痙攣させ彼女の中に白濁した液を注いだ。
「くうぅッ!!」
「あはぁッ♪ や、っと、出した、わねッ……あつい……」
 注がれる熱い精液の感触に、尻尾をはち切れんばかりに振り、耳を動かしながらウィンは受け止めた。
 だが腰の動きは止まらない。結合部からは精液とウィンの愛液が混ざったものが溢れ出ている。
 レオンは射精を終えても、休む暇なく快感を送られ続けていた。
「んッ、あぁッ、ひゃあんッ!」
「うぃん……」
 ウィンの瞳からは完全に理性の色が見えず、レオンは再び辺りを見渡し何とか止めようとする。
 このまま彼女の中に射精し続ければ孕んでしまう可能性もある。まぁ、もう出してしまったのだが。
 更には、少女化した月光蝶まで興味津々な眼差しでウィンとレオンの交尾を見続けているものだから恥ずかしい。
 ウィンは交尾に夢中で、レオンの行動を見ていない。
 そして、レオンは月光蝶の一人に落ちているガジェを持ってくるよう言うと、彼女達は草むらに落ちていたガジェをレオンに手渡した。
「ガジェ、起きてる?」
『……ん? あぁ、なんかうるせーな』
 先ほどまで寝ていたガジェは起きていた。
 丁度いい。レオンはガジェに出てくるよう言うと、面倒臭そうにガジェは引き受ける。
 そして、月明かりだけが照らしていた泉の周囲が、赤い光に包まれた。 

517暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:31:50 ID:ODnvntbH(14)
「はんッ! ぇ?」
「いい加減にしやがれ、淫乱狼!!」
「きゃぅッ!!」
 光が消えると、乱暴なレオンの口調と共にウィンの悲鳴が聞こえた。
 ガジェが表となったレオンの身体能力は、発情した人狼族と引けをとらない為、力ずくでウィンを引き離したのだ。
 その際にウィンは気を失ってしまい、ガジェは気だるい体でゆっくりと起き上がった。
「ったく……てめーも大人しく犯されてんじゃねーよ! お前等はどっか行け鬱陶しい!!」
「ごめんなさ〜い!!」
 情けない主人格と、野次馬となっていた月光蝶たちに怒鳴りつけるガジェ。
 レオンは苦笑し、月光蝶達は慌てて何処かに行ってしまった。
 目の前には、先ほどまでの乱れぶりが嘘のように眠っているウィンの姿。
 それを見ているだけでもイライラするが、とにかく眠いのでブランシュネージュの所に帰る事にした。
 いつまでもほぼ裸の姿になっているわけにもいかないし。
「世話が焼けるぜまったくよ〜!!」
『ご、ごめん』
 眠っているウィンをおぶり、近くの草むらにあったリウとウィンの衣服を回収し、謝るレオンの道案内の元、ガジェは森の中へ消えていった。
 暗い森の中に、ガジェのイライラしているだろう呟きだけが聞こえていた……


518暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:32:30 ID:ODnvntbH(14)

 翌日、レオンは正直困っていた。
 昨晩、あまりに帰りが遅いレオンを心配していたブランシュネージュから、質問責めにあっていたのだから。
 質問責めといっても訊かれるのは一つだけ、昨日の夜何をしていたのか。
 その答えを正直に言えば、ブランシュネージュに何をされるか分からず、ウィンにふってみても彼女はただ苦笑するだけ。
 発情し、理性が薄くなるとはいえ記憶はあるので、ウィンも言い辛い。
「ほう、迷っていた、と?」
「え、えぇ、ここは迷いの森としても有名ですから」
「ならば、何故帰ってきた時は、ほぼ裸体で、発情の特徴が見えたそこの犬を背負い、魔装具が表人格だったのかな?」
「そ、それは……」
 レオンが回答に困ったのはこれで何度目だろうか。
 今回はウィンに非があるので、彼女も強気な事を言えず、レオンを弁護しようとすればブランシュネージュに断られる始末。
 ただ、ブランシュネージュには大体の事は分かっていた。
 ウィンの絶頂の叫びがブランシュネージュの所まで聞こえていたのだから。
 よって今は、困っているレオンの反応を楽しんでいるのだ。
「ほら、言ってみろレオン」
「ゆ、許してください、ブラン様ぁ」
「駄目だな……フフフ」
『『鬼だ……』』
 涙目になるレオンに、ブランシュネージュは妖しく笑いながら二本の尻尾で頭を叩くように動かしている。
 ガジェとシエルが思わず出た言葉は、この場に居るウィンとリウも思っていたこと。
 ついでに、涙目のレオンが可愛いという事も。
「と、とにかく! もうすぐ森から抜けるはずだから、もういいじゃないのブランシュネージュ」
「ブラン様、もしくはブランシュネージュ様と呼べ。発情した雌犬が」
「っ……」
 場の空気を変えようとするウィンの言葉も、ブランシュネージュの一言で終わってしまった。
 結局この日、この森を出るまでブランシュネージュのレオンいじりは続いていた。


519暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:33:18 ID:ODnvntbH(14)



「フフフ、新しい獲物が来たよ?」
『……あ、あの、やっぱり』
「駄目だよ? やらなきゃボク達が生きていけないんだから……」
『あぅ……あまり痛くしないであげてください』
「分かってるよ」
 そして、森の出口付近まで到達しているレオン達を、木の上から見つめる者が一人。
 笑みを浮かべてレオン達に狙いを定め、その場から消えたのだった……



520名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 18:34:52 ID:Ixg3WnCl(3)
貼りついていた甲斐があったぜ!
投下乙でした

521暁狐 :sage :2007/06/28(木) 18:37:12 ID:ODnvntbH(14)
また長くてすみません!
まだ続きます。長すぎるという方はNGをお願いします。
あと、何か指摘する箇所がありましたら、そちらも。


あと余談ですが、
まとめの自分のやつを全部見たところ、焼き回しの内容が多々あった事に気づきましたorz
その事に関してはお詫びします、ごめんなさい。

だが妄想がある限り投下する!!

522名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 22:42:50 ID:Ixg3WnCl(3)
この流れなら言える!
>12の続きマダー?

523名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 22:44:50 ID:GTMCdmDl
おお!GJ!!
月光蝶……考え過ぎか…

524名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 22:46:40 ID:DCD5MPwW
>>521
ぐっっじょおおぉぉぉぶっ!!
次に出てくる魔装具の人格は、もしかして詐欺師……?

というか暁狐氏の作品は全てリンクしてるのが素敵。

>>490
マイ同士ハケーン。
おっしゃるとおり、昨年…つーか今でもあのスレ見てますw
今回の蠍娘はおもっきしサソー○タンをパk…インスp……オマージュしました(ぉ

525名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 23:01:49 ID:eRLNztn9
>>521
何かのデンプシーロールでKO寸前です。
ストーリーがリンクするのが大好きな俺にはまさにツボでした。
GJだけど、長編も大好きだから続きにwktkです!!

526名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/28(木) 23:34:54 ID:k+gJf3mz(4)
>>521
うおお!リンクきた!リンクきた!
未来の世界…?
指摘とな?強いて言うならレオン×ガジェで一筆(ry


>>522
ポン氏が投下しないのは珍しいな〜。くまのひとは…遅筆だけどいい話書いてくれるから裸で待ってる。


暁狐さんの見返すために保管庫行って思ったんだけど…よくもまあ「擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする」というネタだけであれほどたくさんの話ができたもんだ。
連作、長編、短編、
SF、ホラー、ファンタジー、ほのぼの、戦闘、
軍隊、特撮、実話、泣ける話、ひたすらエロと、いろいろあるのはすごい。

職人の皆、管理人には心から乙と言いたいぜ。

後は絵師が来てくれたら…

527名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/29(金) 09:39:52 ID:eT74BypC(2)
ポンさん、くまさん、メサイアさんマダー?

なんかこのスレ恒例の合言葉だなw

528名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/29(金) 12:17:15 ID:9u2hpVtg
>>521
俺は長くても一向に構わない。

世界観が∀ってのがよく分からんかったが、今回のでわかった気がするw
あとウィンが書く人のウルの名言を言っていた気がするのは気のせい?
最後にGJを送るんだぜ!

>>527
大人しく待ってようぜ!
さあ服を脱ぐんだ

529名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/29(金) 13:11:31 ID:B8Plsu0K
>>528
なるほど…いろいろ把握した

530名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/29(金) 22:48:39 ID:SWyLbXbC
まとめ見て思ったけど◆95TgxWTkTQ氏の「ヤドカリ娘2」ってタイトル、
なんか勿体無いよなぁ…あとの作品にはイイ感じのタイトルがついてるのに…

531名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/29(金) 23:55:52 ID:eT74BypC(2)
タイトルは話の内容が分かるタイトルにしてほしいなあ


532名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/30(土) 00:35:44 ID:EXVKpH9N(2)
作者がタイトルつければいいんだけどね
まあ製作過程がどんなんだか知らないからなんとも言えんけど

書き込んだついでに聞きたいんだけど
作者別メニュー作るにあたって名無しで投下した人とか定着した名前がない人はどうしたらいいもんかね?
まとめらんねーから作れないけど作らなかったら作者別の意味ねーしで

533名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/30(土) 01:29:16 ID:mp6Imr+r
>>532
その他、で纏めて、後は作者さんに委ねるとか……?
これとあれは俺の、と申告があったら分ける、など

534名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/30(土) 08:00:22 ID:NKyGnlDE(2)
>>532
「名無しさん」でまとめるしかないんじゃないか?

535名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/30(土) 09:25:54 ID:GkSSDJRW
>>532
コテもトリも使ってない人は初出のスレ番号とレス番号で
作者名代わりにしているまとめサイトが多いんじゃないかな
6スレ目の532から書き始めてあったら「6-532氏」とか

536名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/30(土) 14:38:06 ID:Yv6Fre3b
>>519
ガジェとレオンの口調が被ってて誰が喋ってんのかわかんなかった所があった

537名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/30(土) 15:25:20 ID:NKyGnlDE(2)
>>536
被ってるところなんてあった?

538名無しさん@ピンキー :sage :2007/06/30(土) 23:42:40 ID:EXVKpH9N(2)
>>533-534
じゃあそんな感じでいつかまとめるわ
本当は投下した作者がまとめてくれたらいいんだけど

>>535
wiki見たらわかると思うんだけどレス番は掲載されてないんだわ

ところで固定した名前かトリがあっても作者別に入ってないって人いないよね?

539名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/01(日) 05:17:31 ID:chEWAv7R
>>521
狙ってる?月光蝶とかもろ∀ww世界観とかも何かすごい似てるww

540名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/01(日) 10:01:46 ID:k96mWr19
なに、今に始まったことじゃないw

541パクリ者 ◆QnKpOCEIdw :2007/07/01(日) 13:38:59 ID:hV6XAtEm
>>538
携帯厨ですみません。
今見てきたら俺だけ除外…

どなたか編集おながいします

542名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/01(日) 14:50:23 ID:N9pCtwUn(2)
過去ログ読んでて思ったんだが、SS+音楽って結構いいな。ノベルゲーみたいだ。

クドリャフカなんかは書いた人が推奨音楽(翼をください)を紹介してたけど、確かにあれはくるな。

投下する職人さんは「このSSを読む時はこんな音楽を聞いた方がいいよ!」
ってのがあったらようつべなりニコニコ動画なりのリンクを張って投下してほしい。

543名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/01(日) 16:38:33 ID:XeUHHHua
いろんな作品を読んで、勝手に脳内で音楽が流れたことが多々ある

544ポン :sage :2007/07/01(日) 17:34:04 ID:g8WEYDfm(6)
大いに遅くなってすいません 後半投下です


 「……さて、シルキーもいなくなった事だし、久々にやりますか」そう言って俺はベルトを外し、ズボンを中途半端に脱いで洞穴の床に横たわる。
「……我ながら情けないな」
そう思いつつも俺は自分のものを握り、その手を上下させる。
ちなみに今回のオカズは、基地のベッドの下に隠しておいた秘蔵のエロ本の思い出し(一応戦友に自分が死んだときに処分を頼んでおいたのだが、今頃どうなったのだろうか)だ。
 「くっ……!」
手の速度が段々と上がってゆく。
そのうち、頭の中のエロ本の内容はシルキーに置き換わってゆく。
シルキーの切ない顔とスレンダーな体が俺の脳内で自動的に再生される。
「ふ……くぁ」そして、俺は果てた。洞穴の壁と床に白い濁った液体がかかる。
俺は快感の余韻と倦怠感の中そそくさとズボンを履きなおし、洞穴の外へ出てまた再び飛行機を確かめることにした。
このとき、もし飛び散った液体の始末をしていれば運命は変わっていたのだろう。だが、俺はそんなことに気づくよしも無かった。


アリスが去って数分後、森の徘徊から帰ってきた虎の少女は自分の寝床の異臭に気づく。
それが何なのかは彼女にはわからなかったが、あまりいい臭いではないというのは確かだ。
虎の少女はすんすんと鼻を鳴らしながら異臭の元をたどってゆくと、ふわふわの頭の同居人がいつも寝てるあたりが臭いの元だというのが分かった。
虎の少女はその壁や床に飛び散った臭いの元―――白濁色のどろりとした液体を触る。
いい臭いではないはずなのに、何故か体がうずく。そのまま虎の少女は指で飛沫をすくうと、それを口にやった。
苦くて変な味、なのに体はそれを美味しいと感じ、小刻みに震える。胸が苦しい。股の間がむずむずする。
こんな感じは初めてなのに、なのに、なのに、なのに、
彼女の中の雌が、同居人―――「ありす」の体を欲したのだ。

545ポン :sage :2007/07/01(日) 17:49:57 ID:g8WEYDfm(6)
「ん?あれって……」
もう飛行機を探すのもやめ、焚き火を組み始めた頃。もはや日も沈みかけたような空に一筋の光がチラリと輝く。
あれは間違いなく飛行機だ。この位置では友軍機か敵機は不明だが、飛行機は辺りを旋回し始めた。
「しめた、偵察だ!」
待ってましたとばかりに俺は組んであった焚き火にマッチを落とす。二分ほどで火は見る見る大きくなった。
焚き火の煙に気づいたのか飛行機は接近してくる。俺は注意深くその機影を確かめた。
ぼてっとした機影は間違いなく日本の機影ではなく、さらに聞き覚えのある液冷エンジンの音がかすかに聞こえる。
 そしてその機体は急接近し、俺の上を飛び越えていった。
「キティホーク(カーチスP40)だ! よっしゃあ!」俺は喚起の大声を上げる。その様子を見たキティホークのパイロットはそのまま帰還していった。
大声に気づいたのかシルキーが穴の中から出てくる。
このとき彼女の異変に気づいていれば歴史が変わったのだろうが、俺は友軍機に発見されたという喜びだけでいっぱいだった。
「やったぞ! これで帰れるんだ! なあシルキー! 帰れるんだよ!」
俺はシルキーを抱きかかえて振り回す。「いまさら帰るものか」など強がりも言っていたがそんなものは忘れた。パイロットの生死さえ分かれば捜索隊が出されて、帰ることができるのだ。
「やった!やった―――――」次の瞬間、俺は地面に倒された。

546ポン :sage :2007/07/01(日) 17:50:26 ID:g8WEYDfm(6)
喜びで混乱した頭といきなりの事に俺は何が起こったかわからなかったが、シルキーの顔を見て、初めて俺は彼女がただ事でないことが分かった。
「うぅー……」
上気した頬と潤んだ瞳。シルキーの顔は普段の無邪気な笑みからほど遠い、切ない表情をしている。明らかにシルキーは発情していた。
先ほどの想像よりもかわいかったのは確かだが、そんなのんきなことを考えている暇はあまり無かった。
「いやちょっ、ちょっ、待って待ってそれは」
「あっ!」
俺を一喝するとシルキーは俺のズボンをパンツごと噛んでそのまま引きちぎり、中から露出したものを掴む。
「うー……はむ……ぷちゅ」
自分の体についていないそれがどういうものかは詳しくは分からなかったようだが、とりあえずシルキーはそれを口にくわえる。シルキーがしゃぶり始めると、むくむくとそれは大きくなっていった。
「ちゅっ……くちゅ……あむ……あぅ……」
「ふ……」
(かつてハイスクールの友人達と一緒に行った)本国の娼館の娼婦に比べれば舐め方は稚拙だったが、それでも経験少ない俺から言わせてみればかなり刺激的だ。その上娼婦など比べ物にならないほどに切ない表情を浮かべたシルキーの顔を見れば、さらに限界は近くなる。
「んぁ……くちゅ……じゅぶ……じゅるるるるっ!」
「待て! 出るから吸うのやめて口はなせ!」
いきなり俺のモノを吸い上げたことによって、俺は限界を向かえようとする。
だが、シルキーは俺の言葉を聴かないまま俺のものを吸い上げ続ける。
「くぅ…………」我慢しようとしたがもちろん無理で、俺はシルキーの口内に白濁液を放出した。
シルキーはいきなり放たれた液体に最初こそ戸惑ったが、すぐにモノを吸いなおし、液体をすべて口内に溜める。
そして、こくん。と喉を鳴らしてそれを飲んだのであった。
「あぅ…………うっ!」
邪魔に思えたのかシルキーは腰布を爪で引きちぎり、生まれたままの姿を俺の前にさらす。
その股間はもうてらてらと濡れていた。
「ありすぅ…………」
シルキーの切なげな表情と声という1万ポンド爆弾に、俺の理性は跡形も無く吹き飛ばされる。
「んっ……あぅ……」シルキーはじれったいとばかりに股間に手をやって、再び大きくなり始めた俺のモノに照準を定める。もちろん彼女に性知識というものがあるわけは無いはずだが、そこに収まるものが何であるかを彼女の本能が教えたのだろう。
「シルキー…………」俺は早くも抵抗する気力が失せていた。

547ポン :sage :2007/07/01(日) 17:51:25 ID:g8WEYDfm(6)

「あぅ……っ!」シルキーはそのままゆっくりと腰を下ろす。
そのまま俺のものはずぶずぶと彼女の中に入っていった。
「ひゃ……っ!」
途中で耐え切れなくなったのか、シルキーは一気に腰を叩きつけた。
「くぅ……」
ただでさえ狭い彼女の膣が俺のものを握りつぶすように締め付けてくる。もうそれだけでも耐え切れないのに、さらにシルキーの嬌声が俺を限界へ追い詰めていく。
「あう……ありす……ありすぅ……」
 そうやって俺の名前を呼びながら腰を振り続ける彼女の姿と彼女の中の圧力に、一週間も抜いていなかった俺の分身が耐えられるわけが無く、
俺は彼女の中に再び白濁とした液を放ってしまった。
「はぁぁ!……はうぅぅん……」俺の発射に呼応するようにシルキーも達し、そのまま僕の上に倒れこんだ。
「ふぅ……」疲れからくる眠気の波に襲われながら、俺はシルキーの顔を眺めた。
もし救助が来るなら、シルキーはどうなるのだろう。
まあ、ここまでされて俺がほっとくわけにも行かないだろうから……結局は……
「ありすぅ……くー……くー」
僕の上でいまだ繋がったまま寝息を立てる虎耳の少女はそう幸せそうに呟く。
「結局、そうなるのか……」
父さん、やっぱり俺はあんた似だよ。女の子に押し切られる所なんか特に……な。


548ポン :sage :2007/07/01(日) 17:52:24 ID:g8WEYDfm(6)
1946年11月 英国・リヴァプール市
『と言うわけで父さん、もうすぐリヴァプールだから、迎えよろしく』
「ああ、わかった」リヴァプールの市街地に近い小さな家のリヴィングで、スカーロイ=バークスは電話口の向こうの息子に向かって頷いた。
「まったく、お前が死んだって聞いたときはショックだったが、すぐに誤認がわかってよかったよ。しかもご丁寧に嫁さんまで連れてきて」
『父さんに言われたくないけど』
「ああ、そうか。そういや俺もそうだったな」ロイはくくっと小さく笑う。
『母さんは?』
「ステフならまだベッドの中だ」
『昨日もお盛んなようで』
笑いを含んだ息子の声に、ロイは苦笑するしかなかった。
「じゃ、気づかれないように迎えに行ってやる」
そう言ってロイは電話を切ると近くにかけてあった愛用のトレンチコートを着込み、なるべく音を立てないように玄関へと向かった。
「オーケーオーケー、気づいてないようだ」
「誰が?」
鈴の鳴るような、しかしロイには悪魔のささやきにしか聞こえない声が後から響く。
案の定ロイが後ろを振り返ると、そこには『ドーセット』に居た頃からあまり変わりのない妻―――ステフの顔があった。
「い……いつから起きておらっしゃって……」
「俺もそうだったな。のあたりからかな?」
ロイはすでに顔から嫌な汗が垂れている。もちろんそこにはいつもの職場での覇気は消えていた。
「ねえ、お父さん―――ロイくぅん。もっとしようよぉ」パジャマの胸元全開&潤んだ眼のステフが言う。
「いやちょっとちょっと待って待って昨日何回やったと思って」
「5回ぐらいじゃ足りないよぉ」
「いや俺だってもうすぐ50越え」
「じゃ、いただきまーす」いつの間にかズボンのチャックが開けられているのに気づいたロイはそのままドアの外への脱出を図るが、それは敵わなかった。

「アッ――――――」

549ポン :sage :2007/07/01(日) 17:55:16 ID:g8WEYDfm(6)
以上です。何か尻切れトンボ感がしなくもありませんが、最後のロイくんとステフの話がかけてうれしかったりします。
さて、この後は地雷犬の話と通勤列車の君の話でも書こうかなぁ……

550名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/01(日) 18:48:03 ID:ne9d1OUB
GJ!
結局シルキーはお嫁さんになったのか〜、よかったw

でも迎えに行けなかった中年のロイ(´・ω・`)ウラヤマ…カワイソス

551名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/01(日) 20:12:27 ID:58qfoKiK
GJ
さっきぬいたばかりなのに一週間も抜いてないってのは無理があると思うけどね

552名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/01(日) 23:25:13 ID:N9pCtwUn(2)
GJー
やっぱり親子なんだなw
てかステフ自重www


553名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 01:22:12 ID:+31tfFTm
ステフといえばフルハウス

554名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 15:29:46 ID:2HDtJLYj(2)
何故か唐突に忠犬ハチ公にやられるというシチュが思い浮かんだが…
ハチ公は雄だしなんか設定的に無理があるよな。

555名無しさん@ピンキー :2007/07/02(月) 15:56:32 ID:XTD4ng5w(3)
絡む相手が西郷どんじゃねーかwww

556名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 16:08:04 ID:Efp9zaUn
>>555
え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

557名無しさん@ピンキー :2007/07/02(月) 17:08:15 ID:XTD4ng5w(3)
激しく勘違いしてた…orz

558名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 17:10:53 ID:+VeezHyW
>>555
( ゚Д゚)

559名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 17:22:07 ID:XTD4ng5w(3)
言い訳

ハチ公→犬の銅像だったよな?→そういや西郷どんも犬連れてたな
→忠犬ハチ公って、西郷どんを待つ話だったはず→絡みは西郷どん

言い訳終わり。


らめぇぇぇ!見ないでぇぇ!

560名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 17:48:43 ID:iweqJmK9
ホモか!
残念だな・・・ホモは駄目らしい・・・・

待ち続けるハチ公を誘惑するお姉さまとか・・


いやそれじゃ擬人化した♂動物を性的な意味で狂暴なお姉さんがレイプするになるか・・・

561名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 18:09:56 ID:NvWj3wk0
誘惑する♀猫ならおk
猫の理由は
ttp://blog.m.livedoor.jp/news4vip2/c.cgi?sss=stseugroodevil&id=51005237
これをみて、つい…
話題からずれてすいません。

562名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 18:24:03 ID:FhZ2C5jD
>>100>>200>>300>>400>>500

563名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 19:44:11 ID:2HDtJLYj(2)
>>555
西郷どんはねーよwww
確か西郷どんの犬はツンとかいう名前だったよーな。

564名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 22:25:51 ID:hLrBuoaB
じゃあもう擬人化したツンデレなツンが西郷どんを逆レイプすればいいじゃない

565名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 23:30:13 ID:N//L6nrV
逆レは勘弁してほしいでごわスマッシュ





ちょっと厨臭かったな。
吊ってくる

566名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/02(月) 23:55:58 ID:X5N/3jAs
なんだこの流れ…

567ツン :sage :2007/07/02(月) 23:59:51 ID:RbrPw/98
ちょっと>>555レイプしてくるけど…べ、別に>>555なんか好きじゃないんだからね!

568名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/03(火) 10:08:06 ID:oB6DlR7r(2)
また妙な人等が住み着いちゃったねぇ
ご愁傷様

569名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/03(火) 11:23:55 ID:dBCNgELR(2)
これが普通だろ。
そういや実在の登場人物が出てくるSSってあったっけ?

570名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/03(火) 11:53:43 ID:oB6DlR7r(2)
>>569
まとめ見てくればいいじゃん

571名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/03(火) 18:30:41 ID:dBCNgELR(2)
>>570
把握した。史実ネタも結構あるんだね。
さて、ポン氏も無事に完結したし…くまさんマダー?

572名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/04(水) 11:47:31 ID:/rcIPQFp
   ∧∧
 9┓( ゚д)つ
`〆⌒ヽ  ノ
(_゚д゚)(_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧∧   ツツツーーー
 ( ゚д)つ   ┓
三( づノ   〆⌒ヽ
=と_/(_) 三(゚д゚_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ∧∧    ピタ
( ゚д)つ   ┓
( づノ   〆⌒ヽ
と_/(_)   (゚д゚_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ∧∧
(゚д゚)つ   ┓
(  づノ   〆⌒ヽ
と_/(_)   ( ゚д゚_)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

573名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/04(水) 19:20:52 ID:+A06+RLc
>>572
こっちみんなwww

574名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/04(水) 21:28:04 ID:pPNLfqzL
家のわんこが死にそうだ…orz

575名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 00:31:53 ID:00yyLtQt
>>574
死にそうなワンコは飼い主であるお前さんを待っている筈だ
だから一緒に居てやれ、医者に連れて行けるんだったらさっさと連れていけ
それが出来るのは飼い主のお前さんだけだ!

576名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 01:46:30 ID:Y6ixTe4J
お前さんとこのワンコが吠え出したら側にいてやれ。
その時はもう長くないはずだからな。

577名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 02:57:02 ID:vim/ORWj
悪いけど、そういう話自体ここでするなよ。

578名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 09:07:35 ID:ozSNzOsV
悪いと思うなら言うなよ
もしくは遠まわしに諭せよ

日本人だろ?

579名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 11:20:21 ID:vszKoBcK(3)
ふと保管庫読んでて思ったんだが、獣っ娘と普通の人間とで寿命が違う話があるよな?
それって、想いが通じて夫婦になったとしても先に夫を看取ることになるんだよね…。

なんかいろいろ妄想した。

580名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 12:34:04 ID:Lm34SF+1(2)
妖孤とかは、先に旦那が死にそう

581名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 15:37:27 ID:BKZT+ZtJ
>>580
妖狐や猫又の場合、尻尾を旦那に与えて寿命を共有化できそう。
だからそういう萎えそうな事は考えない事にしているw

582名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 16:35:13 ID:B2qL4Bvc
普通の人間同士だって同時に死ぬわけではないんだからそういうことはあまり考えないなあ。
寿命が長いほうが「一緒に老いることができない」って悩むのはそれなりにありだが。

583名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 17:15:54 ID:vszKoBcK(3)
幾百年と生きてきた妖狐と、彼女を娶った青年。
生活する中で少しずつ時間がズレていくけどそれでも仲の良い夫婦。
やがて天寿を迎える老人と、彼を看取る妖狐。


なんか書く人やくまさんが好きそうな話だわ。

584名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 17:24:07 ID:VJ9ieQsy
猫又だったら、老い先短い主人を食ったりしそうだけれど。

585名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 18:18:01 ID:Lm34SF+1(2)
まとめの久遠&刹那シリーズを見て思ったこと

人間と妖孤の混血の寿命はどのくらいだろう?

586SA :sage :2007/07/05(木) 21:21:51 ID:cSI2s8nA(4)
まず、初めに。
板を汚すことをお許し下さい。
さて、今回はかなり完成度が低い超短編の兎娘の投下です。
意味不明だとは思いますが、読んでやって下さい;


587SA/Blue Promise :sage :2007/07/05(木) 21:23:47 ID:cSI2s8nA(4)
「うぅっ、だ、だめっ、そんなに激しく動いちゃ……あぁっ!」
「遼君のおちんちん、私の膣内でどんどん大きくなっていますよ?」
「だ、だって……ひぁっ!」
「分かっていますよ。私の膣内が気持ち良いんですよね?気持ち良過ぎて、みっともなくおちんちんを大きくしちゃってるんですよね?」
「やっ、い、言わないでぇ……」
「言葉で責められて感じてるなんていやらしい人ですね」
「あっ……も、もうだめぇぇぇ!!」
「出ちゃうんですか?私の膣内に精液びゅくびゅく出しちゃうんですか?」
「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「んっ!遼君の精液、私のココにいっぱい出てますよ」
「はぁっ……はぁっ……」
「あらあら、涎垂らして涙まで流して、そんなに気持ち良かったんですか?」
「……(こくり)」
「うふふふ、正直ですね。じゃあ、次はココも責めてあげます」
「えっ、そこはだめっ……!」
「ほらほら、もう指先が入っちゃいましたよ?このまま一気に奥まで差し込んでみましょうか」
「だめぇぇぇぇぇ!!」
「えいっ!」
「ひぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 =======================================================================

「私のこと好きですか?」
「えっ、いきなりどうしたんですか?」
「いいから、答えて下さい。私のこと好きですか?」
「……す、好きです」
「どのくらい?」
「ど、どのくらいって……このくらい?」
「たったそれだけ?」
「ぅ……」
「私の愛の大きさは……」
「えっ、ちょっ……」
「このくらいです」
「な、何で押し倒……んむぅ!?」
「れろ、れろ……ぷはぁ。私の愛の大きさ、分かりました?」
「い、いきなりなんて酷いですよぉ!」
「真っ赤になっちゃって可愛い……」
「ま、愛華(まなか)さんのせいですからねっ!」
「遼君?」
「な、何ですか?」
「私、貴方のことが大好きです。愛しています。それはそれは狂おしいくらいに。だから、私の元を去らないで下さいね?」
「……はい」
「私達はずっと、ずーっと、一緒です」
「……はい」
「約束ですよ?」
「……はい」
「遼君ったらさっきから、はいはい言ってばかりで……本当にそう思ってるんですか?」
「ぅ……。ぼ、僕は愛華さんのことが大好きです!一生傍にいます!絶対に離れたりなんかしません!」
「うふふふ、嬉しい……」
「は、恥ずかしい……」
「遼君、大好きです」
「……はい」
「もう、遼君ったら!」

 =======================================================================
 

588SA/Blue Promise :sage :2007/07/05(木) 21:25:05 ID:cSI2s8nA(4)
 私が貴方を喪ってから九十九年の月日が流れました。
 貴方がこの世から去ったあの日も、このような冷たい木枯らしが吹いていましたね。
 この季節が来る度に、貴方とのたくさんの思い出がふつふつと甦ってきます。
 でも、それと同時に私は胸を焼かれるような悲哀と未練を感じます。
 急過ぎる貴方の死に、私はどれ程の涙を流したのでしょうか。
 毎晩、毎晩、貴方を想っては泣きじゃくり、貴方を想っては自慰に耽るばかりでした。
 でも、ある日を境に私は全く涙を流さなくなりました。涙って本当に枯れるものなんですね……。
 
 私との約束を覚えていますか?
 ずっと一緒にいよう、そんなの無理なことだと私だって分かっていたんです。
 分かっていた、でも、貴方を言葉という、約束という名の鎖で私の許に永遠と縛り続けていたかった。貴方が愛しかったから。
 無理なことだって分かっていたのに、貴方はうんと頷いてくれた。あの時、私は本当に嬉しかった……。

 もうすぐ雪が降る頃です。
 うふふふ、雪、好きでしたよね。
 雪景色を見て子どもみたいに跳ね回っていた貴方は本当に可愛らしかった。
 どっちが上手に雪だるまを作れるか、なんて競争したりもしましたよね。
 貴方が作ったのは、とても雪だるまといえるものじゃなくて、私はそれがおかしくておかしくて。
 拗ねていた貴方もいつの間にか私につられて笑って……。

 あら、おかしいですね。視界が歪んで……ふふ、目にごみでも入ったのかな?

 ……。
 後、何年、何十年、何百年経てば、私は貴方を忘れることが出来るのでしょうか?
 いいえ、私は貴方を忘れることなんて出来る筈がありません。
 例え、貴方が私の手の届かない場所に行ってしまったとしても、私は貴方のことを決して忘れはしない。
 
 私は祈り続ける。
 何処か見えない場所に居る、貴方の為に。
 私は信じ続ける。
 百年目の春に、この冷たい木枯らしが暖かい春風に変わる頃に、再び貴方と巡り合えることを。
 今の二人を救えるものはきっと、遥か昔に交わした約束だけだから……。

 =======================================================================

「遼君、知っていますか?兎って孤独になると死んじゃうんですよ」
「えっ、じゃあ、愛華さんも……」
「私は獣人ですから。でも、もしかしたら、有り得るかもしれませんよ?」
「愛華さんが死んじゃうなんて僕は嫌です!」
「じゃあ、遼君がずっと傍にいてくれれば平気ですよ」
「僕、ずっと傍にいます!」
「そう、ずっと傍に……ね」

 =======================================================================



 ――そして、百年目の奇跡が起きる……。





 Fin...

589名無しさん@ピンキー :2007/07/05(木) 21:30:56 ID:QyN091fN(2)
GJ
こういうのもいいな

私事なんだが、ベランダで生まれた雀が昨日巣立ったみたいだ
かなりピヨピヨうるさかったが、いなくなると寂しいもんだぜ

590名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 21:31:44 ID:QyN091fN(2)
すまない。あげてしまったorz

591SA :sage :2007/07/05(木) 21:33:35 ID:cSI2s8nA(4)
はい、投下終了です(短いなー;
もう「狂暴じゃない!」とか「Hシーン短いよ!」とか「意味不明だゴラァ!」とか
その他たくさんのクレームがあるとは思いますが、どうかお許しをー!
酒○○子さんの、○いう○ぎという曲を聴きながら読んで下さると少しはマシになると思いますです;
蝙蝠娘の合間に短時間で考えたものなので、本当に完成度低いです><
批判の嵐が怖いのでSAは猛ダッシュで逃げることにします……!
ぴゅーん!

592名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 21:42:03 ID:HfLLTrKy
>>579
とらハにもそんな娘が居たな…なかなか良いキャラだった

>>591
GJ!!出来れば二人が結ばれる迄とこの後の話が読みたい…

593名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 21:48:54 ID:JjYq9S9r
>>584
そんな事は断じて有り得ん!…
そう信じさせてくれorz

>>591
GJ!
短時間で要望に見合った(´;ω;`)イイハナシを書いて下さりどうもです。

兎さんにはとにかく幸せになってもらいたい…そう思った次第であります

594名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/05(木) 23:45:52 ID:vszKoBcK(3)
>>591
短編GJ!なんていうか…悲しいな。ラスト、天国で再開したのか?
曲が分からないわorz



そして…風呂神くまさんはまだか?こちとら全裸だぜ。

595名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/06(金) 01:18:42 ID:5iTknXuk
>>594
分からなければググれよ。
ttp://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/aoi_usagi.htm

596名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/06(金) 07:24:11 ID:GUy8crZ1
>>591
GJでした!
後半脳内にロードが流れた気がするのは俺だけ

597名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/06(金) 07:40:26 ID:Db0w7w9B
俺が書いてるやつなんか………わするられてるだろうなぁ……と、ふと思ってしまった…

598名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/06(金) 11:23:29 ID:3zXbvfCG
>>591
地の文を入れるともっと良くなっただけにもったいない
台詞だけだといまいち状況が掴みにくいよ

>>593
残念なことに猫又は本来残忍なエピソードが多いんだぜ

599名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/06(金) 11:39:53 ID:sAg4nqnl
やっぱり音楽とSSって相性いいなー。


わんこが死にそうだとか言ってましたが、今日起きたら普通に元気になってたw

600名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/06(金) 14:35:16 ID:hMAZr74M
でも体調悪くしたのは何か原因あるだろうし
一度病院に見せに行ったほうがいいと思うぞ?

601名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/06(金) 16:10:49 ID:kVl9CYXc
「あの時ああしていれば」系の後悔はかなり辛いよ。
一度しっかり診といてはっきりさせるべき。

602594 :sage :2007/07/07(土) 12:03:50 ID:khOPDngx
医者曰わく、なんか変な物拾い食いして腹を壊しただけらしいので安心した。

ちなみに生後6ヶ月♀柴犬。

…くまさんまだか

603名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/07(土) 12:28:21 ID:DIjZkCoV
まぁ、このスレで言う事じゃないわな


くまの龍と狐のぬこ電王まだ〜?

604SA :sage :2007/07/07(土) 21:00:09 ID:r+3ghwRU
おわー、こんなにいっぱい感想がー!?
嬉し涙でSA、前が見えません……!!(グスン

>>598
あの入り方だと、やっぱり分かりにくかったですよね;
今後の参考にさせてもらいますー。

>>602
病気じゃなくて良かったですね!!
末永くお幸せに♪(違う?w

蝙蝠娘の構成に苦戦していて、中々投下がぁ;
出来るだけ早く投下しますので、今しばらくお待ち下さい><

605名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 00:50:50 ID:lE1ktUHL(2)
SA氏、近況報告dクス
猛烈に期待して全裸で待ってる!

でも、あくまでも自分のペースで…

606名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 01:41:06 ID:5WsEoa4F
しかし暖かいスレだな。

607名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 02:54:20 ID:ecvLI0w+
それがいいのだよ

608名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 10:29:45 ID:VBK7iMtO
くまさん生きてるか〜?
過去ログみたら事故に遭ったり自衛隊辞めたり結婚したりと忙しい人なんだなw

609名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 10:56:44 ID:FvZkcW8e(3)
大人しく待ってろよ……

610名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 11:43:38 ID:MTiDiP/f
>>608
自衛官なんてそんなもんだ
くまさんの事案…訂正、事例なんて珍しくないよ。

611名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 23:13:39 ID:LUeVYJZQ(6)
牛娘書いていたら前振り長くなっちゃったんですが大丈夫でしょうか?

612名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 23:20:09 ID:FvZkcW8e(3)
>>611
やたら前振り長いのがあるから大丈夫

613名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 23:25:25 ID:lE1ktUHL(2)
全く持って問題なし。
前振りないと逆に話が薄っぺらく感じるしね

614名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 23:25:53 ID:D+XgN/88
ちゃんとエロに行って完結すれば無問題

615名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 23:28:08 ID:aJYU6YEf
牛さんは大好物です!!

616名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 23:30:06 ID:FvZkcW8e(3)
ステーキ美味しいよ

617名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 23:36:54 ID:LUeVYJZQ(6)
えっちシーンは大事な部分なんで再確認のため後からの投稿になりますが……

注意。
主人公は流行の中性的美少年ではありません。
ヒロインは牛娘なのでつるぺた属性の方はごめんなさいです。
一部の団体を誹謗中傷する場面ありです。

618牧場シスターズ :sage :2007/07/08(日) 23:38:33 ID:LUeVYJZQ(6)
夏休みも近づいた学園の教室。

「なぁ鬼軍、お前夏休みの予定は?」
「部活の練習と合宿があるからそれで終わり。休みもあるけどバイト入れる程はないな……」
俺の名前は鬼首軍司(おにこうべぐんじ)あだなは鬼軍。人間と獣人の共学の学園に通う二年生
柔道部で汗を流し、酒で癒し、授業は睡眠学習というダメ人間街道まっしぐらの男だ。
「じゃあさぁ、何人かで海行かね?」
「いいけど、ヤローだけでか?」
「そっちはオレが交渉してみるけど、ダメだったら『ドキッ、男だらけの水泳大会』……」
「うわ、それ嫌……ったく俺の青春、柔道やって酒飲んで終わりかな?牧場シスターズに
『私たちのどちらかと付き合ってください』みたいな夢の展開やってこねーかな?」
「お前、それ人生ナメ過ぎ(笑)」
「軍司君。私たちがどうしたの?」 
2人のそばを通りがかったのは牧場シスターズ『牧場(まきば)みのり・みどり』だった。
2人は双子なのだが二卵性のためかあまり似てなく、みのりは知的美人タイプ、みどりは
ほんわか癒し系だ。顔立ちはあまり似てないが共通の特徴、やや下向きな長めの耳・角・しっぽ
そして制服を破らんばかりの大きな胸のふくらみ。彼女たちは牛の獣人だ。
「軍司君、また変なこと考えてたの〜?」
「ん?お前らを妄想の中で思いっきり陵じょ…ぐぼはっ!」
みのりは辞書で思いっきり軍司を殴りつけた。
「テメー!これ以上俺の頭が悪くなったらどうする気だ!」
「今のでちゃんと回線つながったかしら?」
「まぁまぁ、二人とも落ち着いて。それよりみのりさん達、夏休み一緒に海行かない?」
「ごめんなさい。私達、夏休みは実家に帰るのよ」
「ごめんねぇ〜」
2〜3事話をすると2人は軍司たちのそばを離れた。
「鬼軍!お前、なんであそこであんな事言うんだよ!」
「すまん。つい……」
「まぁ、どっちにしてもあの2人はダメだろうから、別の人にあたるか。明日は休みだし今夜
作戦会議でもするか?」
「了解!じゃあ部活終わったらお前んち行くよ。飲み物持って」


619牧場シスターズ :sage :2007/07/08(日) 23:41:02 ID:LUeVYJZQ(6)
次の日
軍司はふらふらと帰路についていた。
(うげー。昨夜は飲みすぎた……)
「自販機、自販機……」
軍司は自販機の前にたどり着き小銭を投入しようとした時に
「軍司君!」
軍司の腕を引っ張る者が……
その勢いで小銭が手元が離れ
ころころ……チャリーン!
小銭は側溝の蓋の隙間から中へ落ちた
「ひゃ〜く〜え〜ん〜〜〜(殺)」
軍司は鬼の形相で腕を引っ張った者を睨み付けた。
そこにいたのは同じクラスのリス獣人『栗栖このみ』だった。
「あうっ、ご、こめんなさい……グスッ」
このみは恐怖に泣き出しそうになった。
「……いや、あの冗談……そ、それより何があったんだ?」
「あそこ……みのりちゃん達が……」
このみが指差した先にはガラの悪そうな連中と牧場シスターズが。
「ねぇねぇ。お姉ちゃん達、牛獣人?乳デカいね〜」
「ボクチンに乳揉ませて〜」
「交尾してあげようか?」
「俺達は『藁人形』の一員なんだ。逆らうんじやねーぞ」
「っていうか〜。ここまでデカいとキモい〜」
みのりは口を真一文字に結んで連中を睨み付けている。みどりはみのりの後ろで震えていた。
このみに連れられて軍司はみのり達の前にやってきて一言。
「悪ぃ、ジュース代貸してくれ」
「うっ、何?軍司君お酒臭い」
「昨夜、飲みすぎて……」
「テメー、何邪魔してんだよ!」
「……君、うるさい」
軍司は不良の顔面を鷲づかみにすると思いっきり締め上げた
ミシッ、ミシミシッ……
頭蓋骨が軋みの音を立てると男は白目をむき泡を吹いた。
「「「ぶっ殺してやる!」」」
「ふっ、ケンカしている所を女には見せたくない。3人共向こうに行ってな」

620牧場シスターズ :sage :2007/07/08(日) 23:42:03 ID:LUeVYJZQ(6)
………

…………

……………

数分後、軍司はノビている不良のポケットから財布を漁っていた。
「おっ、こいつら結構持ってるじゃねーか♪」
「てっ、テメー!こんな事タダで済むと思うなよ!アタシ達のバックにはヤ○ザが付いているんだぞ!」
「ふ〜ん。そりゃ困ったこった」
軍司は携帯を取り出すとカメラ機能を使ってノビている4人+1の写真を撮った。
「な、何のつもりだよ!」
「ウチの学園にゃ仲間意識の強いやつが結構いるんだよなー。そいつらに『ウチの生徒レイプしようとした
連中です』って配信したらどうなるかなー(ニヤニヤ)」
「おっ、覚えてろよ!」
+1は捨て台詞を残すと逃げていった。
(さーて、この写真だがどうしたものか……めんどくせぇ、全員に配信だ)
軍司は財布を没収すると今度はリングやピアスを剥ぎ取った。
「軍司君、私達に向こう行ってろって言ったのこのため?」
「軍司君極悪ぅ〜」
「……ひどすぎです……」


         告

   氏名  鬼首軍司

 上の者3日間の自宅謹慎とする。



            以上


                      完


621名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/08(日) 23:59:40 ID:NRZvye48
終わり?

622牧場シスターズ :sage :2007/07/09(月) 00:02:41 ID:LUeVYJZQ(6)
「ってな訳よ」
「よくあれだけ暴れて謹慎3日ですんだな」
「まぁ、ウチの生徒助けるためにやった事だし、財布抜き取った事とかは牧場と栗栖が黙ってたからな
後は2ケ月の道場出入り禁止」
「って事は夏休みは全部開いたんだ」
「まぁね。ただ、今からじゃバイトもないだろうな……」
「軍司君、ちょっといいかしら」
「ん、何だ?」
「このあいだの事だけど、軍司君お金に困っているの?」
「実は参考書を買うため……」
「ウソね」
「即答かい!ソープで童貞喪……」
バシィ!
みのりは学生鞄の側面で思いっきり軍司を殴りつけた。
「私、くだらない冗談に二度も付き合う程暇じゃないの」
「……つつ、あの前の日に飲みすぎて金欠になったんだよ」
「……全くあきれたわね。だったら私達夏休み家に帰るんだけど、そこでアルバイトしない?」
「うんうん。みどりのお家農場やってるんだけどぉ、夏休みに手を貸して欲しいなぁ〜」
「どーせ暇だからいいよ」
「じゃあ、夏休みの初日に私達の寮の前でね」
そのとき牧場シスターズは顔を見合わせ妖しく微笑んだが、軍司には(働き手がみつかってラッキーなんだろ)
くらいにしか思わなかった。


夏休み初日
軍司が2人のいる寮の前に来ると大きなRV車が停まっていた。
そこには牧場シスターズと軍司程ではないが大柄な髭の親父がいた。
「君が『鬼首軍司』君か。夏休み中よろしく」
「よろしくお願いします」
2人が握手を交わしたときに軍司は思った。
(このおっちゃん、なんか俺に似ているような……)
車で揺られる事数時間、東北の片田舎、牧場宅に着いた。
「へー。農場って聞いてたけど工場っぽいですね」
「家では加工場とかもやってるからね。色々広げてたら人手が足りなくなって」
家に着くと牧場母が迎えに出てきた。
「みのりとみどりの母です」
牧場母も当然の事ながら牛の獣人だった。
(さすが牧場母。でけぇ)
軍司は牧場父が自分に似ていると思った理由がなんとなく解かった気がした。

夕食。

「軍司君、ささ一杯。家で作った薬酒だけど」
「あっ、すんません」
ごくごくっ。
「へー。結構飲みやすいですね」
「父さん、私達そろそろ部屋に戻って勉強したいんだけど」
「みのり・みどり、頑張れよな」
「軍司君もよ」
「え〜っ。ボクチンもっと飲みたい〜」
「宿題見てあげるから早く来なさい」
「ちっ、わかったよ。……で、おじさん。明日は何時から仕事?」
「あっ、今日は長旅で疲れただろうからゆっくりしていいから」
「は、はぁ……」
「じゃあ、みのり・みどり・軍司さん。後で何か持って行くわね」


623名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/09(月) 00:06:05 ID:DI+hpTup
次のあたりからえっちな部分に入るんですが、一晩寝かせて再確認させてください。

624名無しさん@ピンキー :2007/07/09(月) 00:12:21 ID:gc5XQQ03
>>623
おk、wktkして待ってる

625名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/09(月) 23:10:12 ID:1v8YlRd9(5)
一晩熟成させてみたけど、濃厚になりそうもなかったんで
残り投下させていただきます。

626牧場シスターズ :sage :2007/07/09(月) 23:11:32 ID:1v8YlRd9(5)
勉強を終え、床について……
軍司は身悶えしていた。
(暑い、いや熱い……)
水でも被って身体を冷やそうかと思っていた時、ひんやりとした柔らかい感触が全身を支配していた。
(あぁ、気持ちいい…って何だ?)
目を開けるとそこにはみどりの顔が……
そして唇に押し付けられた柔らかな感触と口内に蠢く物が……
軍司はみどりの顔を押しのけて、
「お前、何すんだ!」
「えへっ、軍司君のファーストキスもらっちゃった」
「ってーと、みのりは……」
みのりは大きなおっぱいで軍司のモノを挟みそしてその谷間に顔を突込み先端を舐め回していた。
「お前ら!何のつもりだ!」
みのりは顔を上げて一言、
「何って逆夜這いよ」
「2人で軍司君を襲ってるの〜」
「ち、ちょっと待てや!」
軍司がもがき、脱出しようとすると
「もぅ〜。素直じゃない軍司君にはお仕置きしちゃう〜」
みどりは軍司の顔を押さえると大きなおっぱいをゆっくりと軍司の顔に押し付けていった。
「むぐーっ!むぐーっ!」
「あはっ。軍司君あせってる」
「むーっ!むーっ!」
「軍司君、おっぱい好きなんだよねぇ〜」
「…………」
「あらっ、ちょっとやりすぎちゃったかなぁ」
みどりがおっぱいをどけると、そこにはぐったりとした軍司の顔が。
「軍司君、素直になったかな?なったらみどりのおっぱい吸ってぇ」
はむっ。ちゅっ、ちゅっ。
もう、言うとおりになるしかないと自覚した軍司はみどりのおっぱいの先端の薄桃色の部分を甘噛みし吸った。
「ひゃん!それいいっ、もっとしてっ!」
「へぇ、あれだけ本や鞄で殴ってもダメな軍司君がねぇ。私もこれからはその『お仕置き』やってみようかしら」
(もう、このまま委ねたらいい……)
軍司はなすがままに快楽に身を任せていた。
(もう、出そう……って!)
「みのり、出そうだ!放せ!」
軍司はみのりの頭を押しのけようとするが、みのりは軍司の手を払いのけペースを上げた。
「だ〜め。軍司君のお口はこっちでちゅよ〜」
みどりは乳首を軍司の口に含ませおっぱいを顔に押し付けた。
「むぐー!」
どくっ、どくっ!
軍司は身体を硬直させるとみのりの口内に放出した。
「軍司君イッちゃったのぉ……。ねぇ、みのりちゃん。みどりにも軍司君のせーえき飲ませてぇ」
みのりが妖しい笑みを浮かべておいでおいでの仕草をすると、みのりとみどりは口付けを交わし舌を絡ませ
互いの唾液と精液を混ぜ合わせた。
「……お願い、人のザーメンで遊ばないで……」
ごくっ、ごくっ。
「これが、軍司君の味……」
「変な味だけど癖になりそう」
「今度は軍司君が奉仕してね」

627牧場シスターズ :sage :2007/07/09(月) 23:13:30 ID:1v8YlRd9(5)
みのりは軍司の顔に跨った。みのりの秘所はやや濃い目の陰毛とうっすらと開いた肉襞、そしてその中から蜜が糸を引き軍司の
顔に垂れてきた。
「さぁ、早くしなさい」
ぴちゃっ、ぴちゃっ……
みのりが指で肉襞を開いたりクリトリスを弄り回しそれに合わせるように軍司が舌で舐め回していた。
「軍司君。手…」
みのりは軍司の両方の腕を取ると大きなおっぱいに導いた。
軍司はその大きなおっぱいを揉みしだき、人差し指で乳首をこね回した。
「んふっ。くすぐったい……」
「今度はみどりが奉仕する番だね〜」
みどりが手で軍司のモノをしごき、舌で先を舐めまわす。
「ふふふっ、私の準備はできたわよ」
「ええっとぉ〜。ファーストキスはみどりが貰ったから、どーてーはみのりちゃんがもらっていいよ」
「テメーなんだ!それは!」
「ええっ、違うのぉ〜?」
軍司は黙りこくった。
「みのりちゃん。尋問しよ〜」
「おもしろそうね」
2人は軍司に覆いかぶさりおっぱいを軍司の顔に押し付けた。
ぐにゅっ、ぐにゅっ……
「んぶっ、んー!」
「これじゃあ、軍司君気持ちいいだけじゃない?」
「軍司君、素直に吐いちゃうよ〜」
「ぶはっ、そ、そのとおりだよ!悪かったな……んぶっ……」
「ほらね。じゃあみのりちゃん、頑張ってね」
みどりは軍司から離れて隣でふたりの様子を見守った。
みのりが軍司に跨ろうとすると……
「ち、ちょっと待て!ゴム……」
「あ〜。期待してたんだ〜。えっちぃ〜♪」
「ち、違う逆だ。ハナから期待してなかったから用意してなかったんだ」
「いらないわよ」
「待て、そういう訳にはいかないだろ」
「初めて好きな人と結ばれるのにそんな無粋なものいらないわ」
みのりは腰を落とし、中に抵抗があったにもかかわらず一気に軍司のモノを飲み込んだ。
「くっ、や、やっと一つになれたわね……」
みのりの目からは一雫の涙が流れ落ちた。
「み、みのり。痛かったら止めてもいいんだぞ」
「ち、違うわよ。相変わらず無粋ね。やっと結ばれた、乱暴者で下品な私のナイト……」
「ぶー。みどりのナイトでもあるんだよぉ〜」
「そうね。私達のナイトね」
みのりはゆっくりと腰を動かし軍司は下から大きなおっぱいを支えた。
「ね、ねぇ。私、まだ痛いの。軍司君、上になって……」
2人が体勢を入れ替えるとみのりは軍司の首筋に腕を回した。
「ねぇ、キスして」
軍司とみのりはキスを交わし、2人の間からはみ出たおっぱいを軍司は揉みしだきゆっくりと腰を動かした。
本当は快楽のままに激しく動きたかった所だが、軍司はみのりを気遣った。
みのりは首筋に回した腕を開放し、
「軍司君。激しく動きたいんでしょ?私の中に思いっきり出したいんでしょ?いいわよ。ただ、キスだけは続けて」
ぐちゅっ、ぐちゅっ……
じゅるっ、じゅるっ……
軍司は必死で腰を振り、みのりは軍司の口内に舌をねじ込ませ唾液をすすった。
「ぶはっ、あああっ!」
「くっ……」
どくどくっ
お互いの唇が離れるとみのりは嬌声をあげ、軍司は堪えるような呻き声をあげ同時にイッた。
「はぁ……はぁ……」
「ふーっ」
しばらく余韻を楽しむように2人は絡み合っていた。

628牧場シスターズ :sage :2007/07/09(月) 23:15:55 ID:1v8YlRd9(5)
軍司はみのりの秘所をティッシュで拭き取り布団をゆっくりと被せた。
「……あ、ありがと……」
みのりは息も絶え絶えにお礼を言うと眠りについた。
そして軍司はみのりの頬に軽くキスをして横にゴロ寝をすると……
「だめぇ〜!」
みどりは怒り心頭だった。
「みどりにもしてよぉ〜!」
「……いや、GWはとっくに過ぎたけど、明日はみどりの日……」
「軍司君が寝ているときに『お仕置き』しゃうよぉ」
「よ、よろしくおねがいします!」
「さっきので準備はできてたからそのまま入れるね」
みどりは軍司に跨るとモノを秘所にあてがって一気に埋没させた。
「うっ、ちょっと痛かったけど大丈夫だから動くね」
ぐちゅっ、ぐちゅっ
「ねぇ、みどりのおっぱい揺れて痛いのぉ。支えてぇ……」
軍司はみどりのおっぱいを下から支えるが、人の顔すら平気で鷲づかみする掌にすら余るサイズな上
柔らかくそして激しく動くために掌からこぼれそうになった。
「手を離したらお仕置きよぉ……」
必死に支えようとするが、それがおっぱいを揉みしだく形になりみどりをさらに興奮させることとなった。
「んはっ。もっと、もっとぉ……」
みどりの動きはさらに激しくなり、おっぱいが掌からこぼれそうになる。
軍司は思わず両方の人差し指と中指でみどりの両方の乳首をつまみ、残りの指と掌でおっぱいを支えた。
「あんっ!それ、それっ!乳首こりこりしてぇっ!」
みどりの肉壁が締まった。
ギリッ、ギリッ!
軍司は快感に耐えるごとく歯軋りするが耐え切れず、小さくうめき声をあげると数度身体を硬直させた。
それに合わせるかのごとくみどりは身体をのけ反らし
「んああああっ〜!」
そして軍司に覆いかぶさった。
「……はぁ、はぁ…よかった……。ねぇ、もう一回おっぱい吸ってぇ……」
ちゅっ、ちゅっ。
「ああん!イッたばっかりだからすごく気持ちいいっ!」
「軍司君、頑張ってるわね」
みのりは目を覚ました。
「みのりちゃん。もう一回する?」
「私はもう少し休んでからにするわ」
「じゃあ、もう一回みどりがするね」


朝。
結局軍司は一晩中、みのり達の相手をさせられていた。
「はむっ。じゅるっ」
「軍司君。みどりのおっぱい、もっといじってぇ……」
何度も軍司から搾り取ってモノが勃たなくなるとみのりは軍司の口内に舌をねじ込ませ唾液をすすり
みどりは軍司に腕枕をさせておっぱいを揉ませていた。
「ぷはっ。そうそう、私軍司君に言いたい事あるんだけど」
「みどりもぉ……」
「「私達のどちらかと付き合って」」
「えっ、それって……」
「そうよ。ただどちらかとなると、ここまでした相手を捨てる事になるわね」
「それが嫌なら両方と付き合うようになるねぇ〜」
「「これからもたっぷりよろしくね」」


「母さん。このケースの中のドリンクが何本かないんだけど……」
「それでしたら、昨夜みのり達が勉強していたときに持って行きましたよ」
「あれ、夜に俺と母さんとで飲もうと思っていたヤツなんだけど……」
「いいじゃありませんか。それにあなたが軍司さんに飲ませていたお酒、実は強精酒なんでしょ」
「軍司君、みのり達と仲良くやってくれるかな?」
「ふふふっ、多分大丈夫ですよ」

629名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/09(月) 23:18:41 ID:1v8YlRd9(5)
えっちSSは初挑戦だったけど難しいなー。
神の領域は遥か先……

630名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/09(月) 23:28:25 ID:OkvL7qs4
>629
GJ!
ツイン巨乳に悶えたw

…貧乳くさい栗栖嬢にも期待してる件は内緒w

631名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/10(火) 00:59:26 ID:Uhsr0Zl4
超GJ抜いた

続きをリス獣人で頼む!

632名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/10(火) 01:57:28 ID:JSZTgNp9
そしてハーレムへ……

633名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/10(火) 20:03:29 ID:f6t8aoUp
GJ
これで処女作ってすごいな

634名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/11(水) 13:56:12 ID:ZuGATgkI
GJ
>>633
激しく同意
ホントすごいわ

635名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/11(水) 15:43:57 ID:60Q6JC/N
>>629
GJ!これからもたくさん書いておくれー。
不良の女の子?とかリス娘とか。


じゃあ牧場母はもらっていくわ。

636名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/12(木) 14:17:42 ID:qiliOHPE
惜しむらくは名前が無いことか・・・

637さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 19:20:58 ID:dT+uWZSD(2)
処女作しっぴつ中。
誰かいますか?

本日中にUPするつもりです。

638名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/12(木) 19:25:04 ID:dpqTBFjH
頑張れ

639さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 19:28:46 ID:dT+uWZSD(2)
がんばるよー!
ありがとう。

640名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/12(木) 19:56:50 ID:DMjSOeny
ふんばれ

641さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 20:15:36 ID:NQCODDBk(6)
ユウイチは道に迷っていた。

都心から2時間ほど車で離れたところにある、山中である。
ユウイチは大学院で生物学を専攻しており、
今回は研究論文の資料とサンプルを揃えるため、やってきたのだが…。

おりから激しい夕立に遭遇してしまった。
慌てて川原にあった小さな洞穴へ身を移し、雨宿りをしたが、天気は悪くなるばかりである。

もともと登山道を逸れて、奥まったところで探索をしていた。
辺りはすっかり薄暗くなり、視界はかなり悪くなっていた。


「判断を誤ったな。早いうちに登山道へ戻って下山していれば、何の問題もなかったんだが…。」
空を見上げる。激しい雨。

しげみをかきわけて登山道へ戻るか?
道はないに等しい。
もう間もなく、完全に日は暮れるだろう。
足を滑らせてケガをしたり、道に迷うくらいならば、
夜が明けるまで待っていたほうがいいのではないのだろうか。

念のための食料はある。チョコレートとカンヅメが3つ。
朝まではもつだろう。

バッグから携帯電話を取り出してみる。
圏外だった。



無理に動かない方がいい…と思ったら、気が抜けたらしい、少しの間眠ってしまったようだった。
早朝に家を出て、ずっと山で探索をしていたためか、疲労を覚える。
辺りはさらに暗くなり、雨は弱くなった様子はない。
川の水音が激しくなっており、時折岩が流れる音が聞こえる。

「増水してきた…。まずいな。」
うかうかと眠ってしまった自分に怒りを覚える。
鉄砲水にでも巻き込まれたら、夜明けを待つどころの話ではない。
もう、この洞穴にはいられない。

しかるべき時に登山道に戻らなかったことを後悔する。
安全なところを探すため、ユウイチは洞穴から抜け出た。



642さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 20:16:31 ID:NQCODDBk(6)
地図を参照しながら、登山道の方へ斜面を登ってみたが辺りは真っ暗で、方角がわからなくなっていた。
ユウイチは焦った。
本当に遭難したかもしれない。
にじむ額の汗をぬぐうと、奇妙な感触があった。手を見る。

ヤマヒル。
たっぷり血を啜ったようだ、まるまるとしている。
「くそっ!」
指で払ってみるが、しっかりと食いついて離れない。

冷静になれ。
無理に剥ぎ取って雑菌が入ったりしては面倒なことになる。
ポケットからライターを取り出し、ヒルをあぶる。
ぐにゃり、と体を歪ませて、ヒルは地面に落ちていった。

気分が悪かった。
体力的にも、精神的にも、消耗してきていた。
とにかく、休んで回復しなくては!
早く、安全なところへ行かなければ。



どこまで歩いても、「安全なところ」に辿りつきそうにはなかった。
消耗していた。
もう、ここがどこか、よくわからなくなっていた。
夜明けまではまだ10時間以上ある。
雨は止まない。
歩いても歩いても、しげみ、木、ばかり。


643さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 20:17:16 ID:NQCODDBk(6)
「ねえ、なにしてるの?」
突如後ろから話しかけられて、ユウイチは驚き、振り向いた。
グレーのレインコートを着た、小柄な少女が立っていた。
フードに隠れて、顔はよく見ることができない。

こんな山の中に?
レインコートの少女?
赤いゴム長靴。
手ぶらだ。
道に迷った女の子?にしては不自然な点が多い気がする。


ユウイチは、震える声でたずねた。
「きみは?」
「わたしはアラタ。」
レインコートの少女は、小さな声で聞いてきた。
「あなた、何でこんなところにいるの?」
それを聞きたいのは俺のほうだ!
ユウイチは焦る。
少女には不自然な点が多すぎた。

「俺は、遭難しかけている。登山道にも戻れなくて…。」
「ここはね、登山道から正反対のところだよ。お兄さん、道に迷っちゃったの?」
「…そうだよ、道に迷ったんだ。」
ユウイチは半ばやけくそ気味に答えた。
――――少女は、笑ったように見えた。

「助けてあげようか?」
ユウイチは戦慄を覚えた。何なんだ、このコは?
「きみは、何をしてるの。こんな山奥で?」
「わたしはね、お散歩していただけだよ。」

お散歩って。こんな時間に、大雨の山の中を?
気味が悪かった。
気味は悪いが、お散歩するほど山に詳しいならば、助けてもらうのも手かもしれない。
案外、この近くには山小屋などがあって、彼女の親が滞在していたりするのかもしれない。

「助けてくれるかい?雨で…休むところがなくて、困っていたところなんだ。」
「いいよ。お兄さん、アラタについてきて?」
言うと、アラタと名乗るレインコートの少女は踵を返し、ユウイチが登ってきた道なき道を戻っていく。
グレーのレインコート、赤色のゴム長靴。顔はよく見ることができない。
ユウイチは、おとなしく、少女の後ろを歩いていった。

644さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 20:17:55 ID:NQCODDBk(6)
少女は健脚で、おちついた足取りで先導していった。
むしろユウイチは疲労が重なり、ついていくのがやっとで、辺りの景色を確認する余裕もなかった。
止まない大雨の中、1時間ほど歩いただろうか。
何メートルもある大岩群が見えてきた。
少女は大岩と木のすきまを歩いていき、何十メートルもあるひときわ大きな岩の前で立ち止まった。
ユウイチを振り返り、大岩を指差す。
「この岩の下で、休むの。」
ユウイチが言葉を発する前に、少女は大岩の下のくぼみへ消えていった。

何なんだ?岩の下って?
大丈夫なのか?
あの少女はいったい何なんだ?

しかし、もう選択肢はなかった。
完全にユウイチは現在位置はわからなくなっていた。
一番重要なのは、夜明けまで、休息をとることだ。
朝になったら、周辺の景色を確認できれば、どうにでもなる。

ユウイチは大岩のくぼみへと進んでいった。

くぼみは、天井は低いものの、人間が行き来できるように階段のようになっており…。
5〜6メートルほど降りきると、乾いた空間が広がっているようだった。
暗くて確認することはできない。

「お兄さん、ライター持っているでしょう?」
暗闇の中、少女の声がする。
「あ、ああ…。」
ポケットのライターを出すと、少女はそれを奪いとり、火をつけて、空間の周囲を周りはじめた。
いくつかのロウソクに火をつける。

6畳ほどの洞窟だった。しかし、岩で組まれているようなつくりのためか、湿った環境ではなかった。
意外に暖かく、しっかり休むことができそうだった。

「アラタ…ちゃん、ありがとう。本当に助かった。」
彼女の正体…についてや、両親の所在についても気になっていたが、ユウイチはとりあえずお礼を述べた。
「荷物、降ろしていいかな?」
アラタはうなずいた。レインコートのフードは深く、表情を確認することはできない。
ユウイチは荷物を降ろし、その場にへたりこんだ。
「お兄さん、名前、なんていうの?」
「俺?ユウイチ。」
「そうなんだ。ユウイチ。ユウイチっていうのね。」

ふっと笑いを浮かべて、ユウイチはかばんからタオルを取り出し、顔を拭う。
「服、乾かさせてもらうね、アラタちゃん。」
びしょ濡れになった登山着を脱ぎ、はたいて水分をとばす。
その時、後ろから少女がしがみついてきた。

645さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 20:18:27 ID:NQCODDBk(6)
ユウイチは、上半身裸だった。
「ちょっと!ア、アラタちゃん!?」
「ユウイチ、ユウイチ」
小さな感触がちょっと、かわいいな、と思いつつ、ユウイチは振り返り、アラタを引き離す。
レインコートの水滴が揺れる。目深にかぶったフードのせいで、顔は見えない。
「何してんの、アラタちゃん!」


「ユウイチは、わたしが初めて会った人間なんだ。」

「わたしは、前はこの山の神さまだったの。けど、力が弱くなって、消えそうだったの。」

「ある日ね、さっきの川でね、雨の日に女の子が溺れ死んだの。」

「川の下の方で、女の子は、親に橋から落とされたの。」

「かわいそうで、助けてあげたんだけど、女の子はこの体を置いて、死んじゃったの。」

「お礼に女の子に、わたし、この体をもらったの」


ユウイチは、アラタが何を言っているのかわからなかった。
「だけどね、このままじゃ、アラタ、また消えてしまうの。ちゃんと、おとなにならないと。」
アラタは再びユウイチにしがみついてきた。
小さな感触にユウイチはぞくっとするが、振り払えない。
「だから、ユウイチにおとなにしてもらうの。」

どういう意味だ?
顔も知らない少女に「おとなにしてもらうの」と言われている俺。
混乱する。

「ユウイチ、わたしに会いに来てくれて、ありがとう。」

「わたし、ずっとひとりで寂しかったんだ。」

アラタは少し泣いているようだった。
「アラタ…?」
ユウイチは、アラタのレインコートのフードをあげて、顔を見た。

中学生になるかならないかの少女だった。
瞳孔が猫のように細いことと、耳が毛深く普通の人間より大きくとがったような形をしていることを除けば。

「ひっ…!」
ユウイチは声をひきつらせた。


646さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 20:19:28 ID:NQCODDBk(6)
とりあえず前半です!
このあとめくるめくような展開になるよ!
がんばるぞー

647さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 21:47:14 ID:EwCwMand(3)
どう見ても人間ではなかった。
猫?猫の耳の人間。
顔立ちは、かわいらしい少女。白い顔が、闇に浮かび上がって見えた。

アラタは冷たくにぃっと笑い、グレーのレインコートの前ボタンをはずしていった。
「うわっ…!」
真っ白い裸が、あらわになり、ユウイチは目をしろくろさせた。
ぷるんとしたかわいらしい胸。やわらかそうな乳首。
ユウイチは自分の体が反応していることに気づく。
アラタはレインコートを脱ぎ去り、赤いゴム長靴のみの状態で、ユウイチの首にしがみついてきた。
首すじにキスを浴びせられる。
「あっ、あっ…!」
熱い感情と欲望に耐え切れず、ユウイチはひざをついた。

「ユウイチ、アラタをおとなにしてね」

熱い口づけ。
ひんやりとした舌が差しこまれ、唾液が音をたてる。
硬直しているユウイチの手を、アラタは自分の胸に添えさせた。

「ああっ!」
やわらかい胸。ぷるぷるしている。
「ユウイチ、手、動かしていいよ?わたしのおっぱい、むにむにって、触って?」

触れって!!
こんな幼い娘の胸を触るなんて!?
抵抗があった。
ユウイチは、自分を理性的な人間と捉えている。
犯罪だ!こんなの!

「ほら、触って?」
胸に触っているユウイチの手にさらにアラタは手を添え、ユウイチの手を動かす。
「アラタ、やめろって!何をしてるんだ君は!?」
何とかアラタの手を振り払って、手首を抑える。
「君、自分が何をしてるかわかってるのか?」

丸い瞳をぱちくりとさせ、アラタは首をかしげる。
「わたし、わかってるよ?ユウイチにおとなにしてもらうの。ユウイチ嫌なの?」
ユウイチの股間をギュッ、とつかむ。
「こんなに硬くなってるくせに。ズボン、濡れてるよ?ちょっと、精液出ちゃってるね。」
アラタのかわいらしい唇と、白くてふわふわの細い肉体からは想像できない言葉に、ユウイチの思考は停止する。
ふわり、と黒い毛がびっしりと生えた猫の長い尻尾が、ユウイチの目の前に現れる。

これは、人間じゃない!

しかし、ユウイチの体は動かなかった。

648さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 21:49:11 ID:EwCwMand(3)
「もう、アラタ止まらないよ。ユウイチ、大丈夫。安心してね、怖いことはしないよ。」
ユウイチを押し倒し、ズボンに手を伸ばして、脱がす。
「ユウイチのちんちん大きくなってるね。精液のニオイがするぅ…。」
アラタは、ユウイチのペニスに手を伸ばし、優しくしごき始めた。
「ユウイチ、気持ちいいんだね。精液、ヌルヌル出てくるよう!」
キュ、と強めに握られ、クチュ、とペニスの先のガマン汁が音をたてる。
「でも、透明の精液は、本当の精液じゃないんだよね?アラタ知ってるよ?」


続けて、アラタはユウイチのペニスを口に含んだ。
やわらかい感触に、ユウイチは声を漏らす。
チュ、チュ、ジュプ、ジュプ。
小さなアラタの口から、卑猥な音がしてくる。
「う…。」
「ぷは、ねえ?ユウイチ気持ちいい?」
上目遣いで下半身部分から見上げるアラタの姿に、ユウイチは体の力が抜けていくのを感じた。
「もっと、気持ちよくしてあげるね!」
再び、ペニスを口に含む。
じゅぱ、じゅぱ、ぴちゅっ。ジュッ、ジュッ、ぴちゅっ。
激しくなるフェラチオに、ユウイチは下半身を震わせる。
瞬間、アラタはペニスから口を離した。
「だめよ、いっちゃ!ユウイチは、アラタの中で、本当の精液出すの!」
言うと、アラタはユウイチの腹にまたがり、腰を下ろし始めた。
「ああッ、だめだアラタ、そんなことしちゃ…!」
「いいの、いいの、アラタはユウイチのちんちんでおとなになるの!」
赤い長靴が暗闇に映える。
性器と性器の先端が触れる。
「ユウイチぃ!」
かわいらしい声を出しながら、アラタは腰を沈めた。


めり、めり。
開かれていない肉のすきまが開いていく。
「あー、いたぁい!ユウイチのちんちん大きいから痛いよう!ああッ…!」
アラタは体を震わせながら、それでも腰を下ろすことをやめない。
「アラタ…!?」
ユウイチは、アラタの表情を覗う。
あどけない少女のようでいて、妖しい魅力をもつ人外の娘。
その眼は、うっすらと金色に輝いている。
ちゅく、くちゅちゅ…。
ゆっくりと腰は深く沈んでいく。
「あー、あー、痛いよう!痛いけど、気持ちよくなってきた…!」
声の質が、けものじみたものに変わっていく。ユウイチのペニスもさらに熱く硬くなっていく。
ぐちゅっ。
最深部まで、腰が沈み込む。
アラタはユウイチにまたがり、足を開いて、結合部を眺めている。
「ああ、アラタおとなになっちゃった。メスになっちゃった…。メス猫になっちゃったよう…。」
赤い血が、ユウイチの腹を伝って落ちていく。
「アラタ、痛くない?」
「痛くないよ。ユウイチのちんちん、とっても大きくて、熱いね…。」
アラタの後ろで、黒い尻尾がゆらゆらと揺れているのが見える。
「ユウイチの本当の精液、ちょうだいね…?」


649さすらいSSかき :sage :2007/07/12(木) 21:49:52 ID:EwCwMand(3)
アラタはゆっくりと腰を浮かせ、下ろす。
下りきると、くちゅん、と小さな水音が結合部から鳴る。
「あ、あ、あ、アラタ、痛くなくなってきたぁ…。」
グチュ、グチュ、グチュ、とアラタの愛液があふれてきて、ユウイチの腹を濡らしていく。
「あ、あん、あ、あ、あッ、あ!」
処女だったとは思えないほどの腰の動きと愛液に、ユウイチも興奮してくる。
ぐちゅっ、ぐちゅっ。
「は、あ、あッ! あ、あ、あんっ!ユウイチ、きもちいいっ!」
アラタの乳房が、心なしか大きくなったように見える。

――――おとなになっているのか?
ユウイチは、ぷるん、ぷるん、と揺れる乳房にさらに股間が熱くなったのを感じた。
セックスをしながら、成長している。
精液で、おとなになっている…?
小ぶりな成長途中の少女の胸は、今や美しく張った胸に変化していっている。

「ユウイチ、どこ見てるの?アラタのおっぱい見てるの?」
アラタは意地悪い表情で聞いてきた。あどけない少女の顔ではなくなっている。
「ユウイチ、オスなんだね。オスの顔になってるよ?」
更に、アラタは腰を激しく動かす。
グチュ、グチュ、グチュ、グチュ。
水音が湿った、淫らな音に変わってきていた。

「あ、あ、あんっ! あ、は、はう、う、うんッ!」
「アラタ、もう、もう俺っ…。」
「ユウイチ、いいよ。本当の精液ちょうだい!いっぱいちょうだい!」

きゅうっ、とアラタの膣がきつく締まり、ユウイチは精液を放った。

ぐちゅん!
「あっ、あー…!」

射精してまもなく、ユウイチは意識を失った。


650名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/12(木) 23:52:26 ID:ZDFxq0bX
そろそろツッコンでイイかな?かな?
擬人化…?

651さすらいSSかき :sage :2007/07/13(金) 00:14:35 ID:/C6JbslP(5)
目を覚ました時、アラタはそばでユウイチの様子を窺っていた。
「…ユウイチ、気持ちよかった?」
少し、頭痛がしていた。
気持ちいいセックスだったな…、と、少しの後悔を覚えながら、ユウイチは思いをめぐらす。
アラタはにっこり笑って、とんでもない言葉を口にした。
「今度はユウイチの番だよ。ユウイチが、動く番。」
「ええっ!?」

少女の体は、今や若い盛りの女性の体になっていた。
乳房は大きくなり、お尻の形や体つきは丸くなり、腰のあたりもほっそりとくびれている。
黒い猫の尻尾がゆらゆらと妖艶に揺れている。

「もっとユウイチの精液もらうんだ。」
アラタは四つんばいになると、白く丸いおしりをユウイチに向け、尻尾を振った。
「ユウイチ、アラタのあそこにちんちんちょうだい?」

なんということを。
だいたい、遭難と先のセックスの疲れで、それどころではない、はずだったのだが…。
意に反して、ユウイチのペニスは熱くそそり立っている。

「アラタは最後の山の神さまだから、ユウイチの精液はアラタがおなかいっぱいになるまで無くならないの。来て?」
最後の山の神さま?
「ほら、早くぅ!」
アラタは、自分からおしりを寄せて、ユウイチのペニスを挿入した。
クチュン。
アラタの膣は、まだヌルヌルで温かい。
「うにゃぁん…!」
「アラタ、何で猫みたいな声出すの…?」
「アラタは猫だったんだもん。猫の形の、山の神さまだったの。女の子の身体になってから、猫の女の子になったけど。」
何を言っているのかよくわからなかったが、快感に身をまかせていくことにした。
「アラタ、動くよ…。」
「うん…。」

後背位で、ユウイチはアラタの中に進んでいく。
ちゅく、ちゅく。
「にゃあ…。気持ちいい…。」
性器の中は、きつくひくついて、もはや到底処女のものの感触ではなかった。
アラタは全く痛がらず、腰と尻尾をうねらせながら、淫らな息を吐いている。
ユウイチはアラタの腰を固定して、後ろからゆっくり突いていく。
「ユウイチ、優しいね。」
ユウイチは笑った。


652さすらいSSかき :sage :2007/07/13(金) 00:15:19 ID:/C6JbslP(5)

アラタは、自分を「最後の山の神さま」と言っていた。
猫の姿で山を守ってきたのだろうか。
この山は昔の鉱山開発でだいぶ開拓されたが、同時に工場汚水で川が汚染された。
結局動物も人もいなくなった死んだ山となった。

ユウイチは人の手が入ったのち、汚染され、放置された環境での生態系について、調査に来ていたのだった。


アラタは、消えてしまうのかしれない。
漠然とユウイチは思った。


「アラタ」
「なぁに、ユウイチ?」
「アラタは、かわいくて、優しいね。」
ユウイチは腰の動きを止めて、言葉をかけた。
「ユウイチ…?」
「アラタはとっても優しい神さまなんだね。俺のこと、助けてくれたし、川で溺れた女の子も助けようとした。
山も人も、守ろうとしたんだもんね。たぶんだけど、アラタのこと…少しわかる気がする。」
ユウイチは、アラタの尻尾と背中を撫でた。
「アラタのこと、俺、好きだよ。」
愛らしく、かわいらしく、獣のような生命力を感じる。
愛すべき、大切にすべき存在。
「たくさん気持ちよくしてあげるね。何も我慢しなくていいよ。」
ユウイチはゆっくり腰を進める。
「……。」
アラタは何も言わなかった。
ユウイチも黙って、ペニスを深く進めていく。
びくん、びくん、とアラタの下半身が震えているのがわかる。
アラタの全身を抱きしめる。
乳房を撫でて、もんでやわらかくして、甘くとろけさせたい。
「あ、ユウイチ、きもちいいよう…!あそこ、ぐちゅぐちゅしてきたぁ…!」
「いいよ。もっと感じて。声もいっぱい出して、好きなふうになっていいよ。」
後ろから強く腰を押しこむ。
「あ、にゃぁ…んっ!」
ぴじゅッ!
アラタは身体をのけぞらせ、膣から愛液を噴き出させる。
「動くよ。」
ユウイチは激しく腰を動かし始めた。


653さすらいSSかき :sage :2007/07/13(金) 00:16:04 ID:/C6JbslP(5)
ユウイチはアラタの背中に覆いかぶさり、耳元でささやく。
「アラタのおまんこ、熱くてぬるぬるだよ…。」
「ユウイチ、ユウイチ、気持ちいいよ…。もっと、奥、ちょうだい!」
どちらのものともつかない液がはぜる。
「あ、いいよ!もっと動いていいよ!アラタの中、めちゃくちゃにしていいよ!」
ぐちゅ、ぐちゅん。
ピチャ、ピチャ。
「あん、腰うごいちゃう、腰うごいちゃう!変だよう、身体、変だよう!」
「いいよ、アラタ。もっと変になっていいよ。」
黒い尻尾が、蛇のようにうねっていく。
「おまんこ気持ちいい!おっぱい触って、乳首、ぷるんってして!」
ユウイチは言われたとおりに、おまんこを攻めながら、乳首の先端を弄ぶ。
「おっぱいも、おまんこも気持ちいいよう…!」
ぷしゅ、ぷしゅ、と愛液が飛び散る。
両手で乳首を弄んでいたものの、片手をアラタのクリトリスにそっと添える。
「……!!」
ひときわ大きくアラタの身体が震えた。
アラタの声が止まる。
「アラタ、イッちゃった?」
味わったことのない感覚に、アラタは言葉を出すことができない。
「なんか…ね、まっ白になったの…。頭の、中…。」
かすれた、声。
ユウイチのペニスがさらに硬くなる。
「イッちゃったのかもね。もっともっと、まっ白にしてあげるからね。」
クリトリスをゆっくりと撫でながら、腰の動きを再び強めていく。

「あ、あ、あん、ぁにゃ、やん、だめぇ!」
きゅ、きゅ、と膣の締まる感触に、ユウイチは興奮を覚える。
「アラタ、すごい…、締まってるッ…。」
「んー、ん、や、だめ、まっ白になっちゃう、イッちゃうよ!」
びく、びく、とアラタの耳が震えている。
足は大きく広げられ、けもののように、尻をつきだす体勢がひどく淫らで。
ユウイチはラストスパートに入った。

ぐちゅ、
ぐちゅ、
ぐっちゅ、
ぐちゅ、

「あ、あ、あー、や、あっ、う、だ、めぇッ、は、うっ」
「アラタ、俺もいくよっ、アラタの中に出すよ!」
「う、うん、出して!精液、アラタの中、出してぇ!」

ユウイチは、子宮口の淵をえぐるようにペニスを挿しこみ、奥を刺激する。
「あ―――…!」
どぴゅ、ぴゅ…。
先のセックスとは比べものにならないほどの精液が、アラタの膣内に放たれた。


ずるり、とユウイチのペニスが抜き出される。
アラタは、膣から精液をあふれさせながら床に倒れこみ、意識を失った。

654さすらいSSかき :sage :2007/07/13(金) 00:17:11 ID:/C6JbslP(5)
朝。
ユウイチは、洞窟の中で目を覚ました。
となりでうずくまって眠るアラタも、目を覚ます。

「アラタ、聞きたいことがあるんだけど。」
ユウイチの言葉に、アラタは耳を震わせて、起き上がった。
「最後の山の神さまって、どういうことだ?この山は、死ぬのか?アラタは…、どうなる?」

アラタは、重い口を開いた。
「この山には、もう山の神さまがいられるだけの力はないの。
つらいけど…、アラタはここで人間として暮らしていくしかないの。
消えそうだったけれど、
ユウイチが精をくれたから、アラタは人間として、ここで生きていくことはできるようになった。
ユウイチありがとう。無理やり襲って、ごめんね。」

アラタはにっこりと悲しげに笑った。

ユウイチは、恐る恐る切り出した。
「アラタに、いくつか聞きたいことがあるんだけど…。」
「なに?」

「残っている山の神さまの力を使って、昨日の小さい姿になることはできる?」
「うん。大丈夫だよ。」
「じゃあ、ここから登山道までの道はわかる?」
「もちろん!この山のことは、誰よりも詳しいよ。」

ユウイチは、考えていたことを口にした。
「アラタ、アラタも一緒にこの山を降りよう。
アラタがもう山の神さまではなくて普通の人間なら、ここで一人で暮らしていても寂しいと思う。
それなら、俺と一緒に、暮らしてみないか?」
アラタは目を丸くした。
ユウイチは続ける。
「どこでも尻尾や耳を出すのはだめだけど、昨日のような姿でいるなら、何の問題もない。
いろんなことから、アラタを守りたいんだ。」

アラタは、ぽろり、と涙を落とした。
「ユウイチ、いいの?わたし、一緒に行っていいの?」
「もちろん。アラタは命の恩人だし、俺、アラタのこと、好きだし。」

アラタはユウイチにしがみついて泣き始めた。
ユウイチは、アラタをそっと抱きしめた。


***
その日、ユウイチは一人の少女を連れて、山を下山した。
少女はグレーのレインコートと赤い長靴をはいていた。

身寄りも記憶もない少女、「アラタ」は、身元引受人を申し出たユウイチとともに暮らすことになり、
新しい人生を「人間」として、送ることになった。

初めての街は、新鮮なことがいっぱいで、
とても、楽しい時間を過ごしているらしい。

ユウイチも、少女の姿になったり成長してみたり、猫むすめになったりする「アラタ」を、
とても大切にしているらしい。

おわり

655さすらいSSかき :sage :2007/07/13(金) 00:20:58 ID:/C6JbslP(5)
以上です。
擬人化してねえじゃねぇか!という声にホント同意です。
スレ汚しすみませんでした。

ていうか吊ってきます。すみませんでした。

656名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 00:29:39 ID:yEGCuaUi
ちょっと急展開な部分がありましたがGJなSSでした。
ごっつぁんです^^

657名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 00:42:50 ID:+ZMsVdmh(2)
>>655
なんという誘い受け…
今に始まった事じゃないが…

658名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 00:48:53 ID:Mbfz2nz3
>655
GJ!
ぬこかわいいよぬこ

659名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 03:46:49 ID:1HHQ5fLA
擬人化じゃないとか関係ないぜ

GJ!

660名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 09:21:30 ID:eKF3tEma
>>655
ハッピーエンドの中でも、なんだかなぁな終わり方だったなぁ

GJであることには違いないがな!

661名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 11:29:13 ID:Uj/8KuUH(2)
>>655
GJ。どこかジブリ作品の趣があるな。
スレを1から読んでて某氏の猫娘の話でめちゃくちゃ鬱になってたから、余計にハッピーエンドが身に染みる。

662名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 12:16:22 ID:ZabNT9L+
>>655
GJ〜&乙!!
優しいおやっさんに責められてる時の猫さんが気持ちよさそうで最高だった。

ただ無理に擬人化を強調する必要は無かったような…


663名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 13:37:02 ID:+ZMsVdmh(2)
鬱になる猫話なんてあったか?

664名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/13(金) 14:32:08 ID:Uj/8KuUH(2)
>>663
>>24-30
あまりにもかわいそうで…今日こんなスレがあることを知ってこのスレの>>1から読んでたらこの話で凹んだ。


665さすらいSSかき :sage :2007/07/13(金) 21:37:43 ID:GaYj322l
なんかすごい嬉しい。
GJありがとうございます。
書いてよかった。
いろいろなツッコミ、肥やしにしてまた書きに来ます。
本当にありがとうでした。

666名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/14(土) 00:02:25 ID:92b9A2PO
>>650
コッサン……??

667三陸 :sage :2007/07/14(土) 00:34:22 ID:9GphfELa
牧場シスターズをupした『三陸』です。

>>630
なぜ栗栖が貧乳なのを知っている(笑)
そのとおりです。

>>631
リス獣人が逆レイプですか?ものすごい難しい課題です。

>>632
すでに肉奴隷(笑)

>>633 >>634
えっちじゃないのは何度か書いたことあるんですが、えっちは難しいですね。
やることは一緒なので他の人の作品とダブらないようにしたり、文字だけで
上手く表現したりとか……

>>635
栗栖ルート、『このみは俺の嫁』宣言した人に委託しようかな?

>>636
SS書くことで手一杯でコテまで考えてませんでした。『三陸』です。




668名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/14(土) 01:15:14 ID:MaGojk9x
粘着が湧く前にコテレスはやめたほうがいいと思うよ。
老婆心だけどさ。

669名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/14(土) 02:27:19 ID:3630v71C
名前って母の話だろう?

670名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/14(土) 10:56:50 ID:Ov2HIsnw
唐突に質問。鶴の恩返しって擬人化?

671名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/14(土) 11:08:10 ID:XynyZLJy
コウノトリの擬鶴化

672名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/14(土) 13:04:03 ID:1ozA/TzL
コウノトリ・・・

女と縁の無い男の所にやってきて
「あなたの子を授かりに来ました」
っていってレイプして
「子をお渡しします」
って出産エンドかな?

673名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/14(土) 16:25:10 ID:asCS8loB
今476 KB
次スレ立てる?
もうちょっと待つか?

674名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/14(土) 17:17:53 ID:Dt58OCTg
俺としては夏休み前に次スレに移りたいけど
今移るとこのスレ使い切れなくてもったいないような気がする

675名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 11:34:32 ID:8p/szPPV
>>674
夏休みか・・・
いいよなぁ・・・


676名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 13:54:17 ID:1b9j2nqa(2)
夏休み中の高校生にスレ荒らされたらたまったもんじゃないしな
早いとこ次スレに移って板の下のほうで逆レされたい

677名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 14:38:49 ID:DOZtFTMT(2)
高校生も中学生も厄介者だな

678名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 19:07:40 ID:5ZjP/rmL
>>677
最近じゃあ小学生までいるらしいぞ。

679名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 19:43:38 ID:qmB+YfIb(2)
小学生でエロパロ板かよwww
大分ませてんな

それはそうと……正直そろそろ俺干からびそうです…orz

680名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 20:09:49 ID:aQxDyj6M
な、何があった>679ッーーーーーー!
暑さのせいか、それともそんな書き込みしてる間も
♀動物に吸われ続けているのかっ?!


681名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 20:34:03 ID:dUP4gfGZ
うらやましいぜっ!

682名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 21:25:06 ID:DOZtFTMT(2)
蚊娘にいろいろ吸われたんだな

683名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 21:55:54 ID:qmB+YfIb(2)
>>680-682
そうそう、蚊娘に大切な息子をチュ〜チュ〜……







って、勘違いするでなーい!!

要するに、職人の方々、おらはずっとあなた方に期待して待っている。

ネタみたいになっちゃってスマンorz

684名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 21:58:45 ID:1b9j2nqa(2)
血を吸う蚊って全部♀なんだよね
擬人化するに当たってここまであってる動物もいないだろうけど
擬人化しても犯されたいと思えずむしろぶん殴りたいと思えるのも蚊くらいだな

685名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 22:29:17 ID:ltnQ+tsc
別にぶん殴りたいとは思わないが、人間サイズに吸われたら死ぬだろうから逃げるな。

686名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 22:33:56 ID:UkRiCUIo
この季節ならではの昆虫の擬人化、ゴキブリ娘。
しかし、やはり新聞紙で潰してやりてぇ。

687名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 22:36:17 ID:lFEksyw1
虫娘と聞くとカールビンソンに出てきたチカちゃんを思い出す
顔のように見える部分は擬態で実は顎

688名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/15(日) 23:10:27 ID:wfsPrBpc
>>679
最近は未成年の職人もいるからなあ…

689名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 01:16:39 ID:hZB7QcE/(4)
今まで読んでるだけでしたが投下してみます。

初めて書いてみたのでおかしいところ多々あると思いますが
ご指摘いただければ幸いに候。

さっき話題に上がった蚊の話です。
若干ネタ入ってます。

690名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 01:18:32 ID:hZB7QcE/(4)
パンッ!!

「あーくそ…今年は蚊が多いなド畜生が…」
 夜中に耳元でプンプンプンプンうっせーんだよォォォォ!!!」
深夜に大声で騒いでいる自分も十分うるさいことに気づいていないこの男は、
本日既に4匹の蚊を叩き殺していた。
男の住んでいるアパートの庭が雑草だらけのためか蚊が大量発生しているようなのだ。
「ホ!あの大家のババア、草むしるなり除草剤ぶちまけるなりしろっつーの!」
蚊はあと1匹残っているはず。
「どこだ…出てこーい!蚊蚊ロットーーーーー!!!」
男はゆっくりと辺りを見回すと…いた。
「きゃほほーい みつけたーっ!!」
壁にとまっているが天井に近く、そのままでは届かない高さだ。
男は新聞紙を筒状に丸め、構えをとる。
ひざをゆっくりと曲げ、呼吸を落ち着かせ、そして…天高く飛び上がるッ!!
「死ねえッ!!……………………あれ???」
イラついているためか壁に染みがつくことはおかまいなしに蚊を叩き潰そうとした男だったが、
腕を振り下ろそうとした瞬間、我が目を疑った。

壁の前に女の子が現れたのだ。しかも全裸。
「え…?」
年の頃14、15才のスレンダーな体系に、ショートカットの髪からは2本触角のようなものが生え、
背中には透明な羽をはばたかせて飛んでいる。
男は空中で女の子の4本の腕につかまってしまった。
「は、HA☆NA☆SE!」
「あんたねぇ〜!よくもわたしたちの仲間をたっくさん殺してくれたね!
 ぜったい許さない!!」
「ま、待て!なんだおまえひとんちに勝手に!」
動転しているためか、男はこの異常な事態にうまくつっこみきれない。
「わたしは今あんたが殺そうとしてた蚊だよ!」
なにいってんだこいつは…だが目の前の女はどう見ても人間には見えない。
混乱して抵抗できずにいる男を、蚊娘は布団(万年床)の上に叩き落した。
「ぐえっ!てめえ…このムシ野郎!!」
「わたしはただのムシじゃない。
みんなの恨みの力が集ってあんたに復讐できるこの身体をつくったんだ。
覚悟し…ん?」
男を見下ろして話していた蚊娘は男の下腹部が盛り上がっているのに気づいた。
蚊娘の股間はちょうど男の顔の真上にあるのだ。
「こんな状況でも興奮できるわけ?人間ってほんとどうしようもない生き物だね。
 じゃあ…あんたの嫌いなムシ野郎に犯されながら殺されなさい…フフフ」

691名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 01:19:18 ID:hZB7QcE/(4)
蚊娘はそのまま男の顔の上に腰を下ろし、再び4本腕で男の身体を拘束した。
「ム、ググ…!!」
「コラ!ちゃんとなめるの!わたしもしてやるからさ」
ぺろ ぺろ ちゅ ちゅぱ
ぢゅううううううううううううううううううううううううう
「ム゛ーーーー!!!」
ドクッドクッドクッ

すさまじい吸引に男はすぐに果てた。
「さっき吸った血もおいしかったけど、精液もなかなかおいしいねえ…もっとちょうだいね」
「あ…待って、ムグ!」
「黙ってなめるの!」
強制的に奉仕させられ、射精させられ続け、男の体力も精神も限界に近づいていた。
さらにスレンダーですべすべの身体をすりつけられて4本の腕に体中をまさぐられ、
もはや抵抗する気はなくなっていた。
部屋には水音とあえぎ声だけが響いていた。
「ふ、あ…いいよ、舐めるの上手だよ人間…ふああ!いいよぅ!んん!!あぅぅっあああ!!
 はぁ、はぁ…でも…負けない…から…」
ぢゅぽ、ちゅ、ちゅちゅぢゅううううううううう!!!
ドクッ ドクッ ……
さすが蚊だけあって吸う力が強いなあ…なんて朦朧とした頭で考えていたところで、蚊娘は起き上がった。

「ごめんなさい…もう許して…」
「なにいってんの?これからが本番じゃん。それに血ももらってないしぃ☆
 アハハっ な〜んか楽しくなってきたな〜」

蚊娘は男の上にまたがり、愛液の滴る秘部に男の肉棒を挿入した。
ズチュゥっ!
「はあああ〜おっきい…気持ちいいよぉ…ね、あんたは?ねえ?ねえ〜?」
「んあ!す、すごい!!」
蚊娘の中は口と同じく凄まじい吸引力だった。
「気持ちいい?」
「う…うんっうんっ!」
「あはっ 変態だ!変態〜!」
蚊娘は宿敵である人間を組み敷いて犯している優越感からか興奮し、
かわいらしい唇からよだれを垂れ流して悦んでいた。
本来の目的は忘れ、快楽のままに腰をふっていた。
「ちょ…はやい…… もっとゆっくりぃ…!」
「うるさいよぉ!いいからおっぱいさわって!もんでよぉ!はやく!はやく!」
男はいわれるままに蚊娘の小ぶりな胸をもみしだく。
「にゃああ!好き!これいい!きもちいい!!変態の人間のくせにぃぃぃ!!!」
蚊娘が腰をふるスピードがまた一段と速くなる。
「ん、はぁ、ふああああ!いいよ、いいよぉ人間のちんちんいいよぉぉッ!!」
「も…だめ…また出る…!!」
「あああイく!イくぅぅうぅうううううう!!!!」

激しい「交尾」に、やがて蚊娘のほうも疲れが見えてきた。
「はあ…はあ…のど渇いたな〜そろそろ血ちょうだい?」
男にはもう答える気力はなくなっていた。答えても意味はない。どうせ吸われるのだ。
「(オレ…死んだな…)」
「いただきまーす」
蚊娘はかぷっと男の首もとに噛み付いた。
ぢくっという痛みとともに血が吸われていく…。
ぢゅうううう という音とともに、男の意識は途切れた。

692名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 01:21:24 ID:hZB7QcE/(4)
「あれ…?」
「お、起きた」
「死んでない?なんで?」
「あんたは一生わたしが飼い殺すことに決めたから。
 ずーっとわたしに血を提供し続けるの。あと好きなときに交尾させてね。よろしく。」
「……まあ…いいか…(かわいいし)」
「やっぱ変態だねあんた」
「う、うるさい!」
「敬語を使ええええええええ!!!!!」
「ひっ すんません!」
とりあえず助かったらしい変態はひとまず安堵したが、あることに気づいた。
「あ、そうだ見て見て!これ!」
蚊娘は胸をはって男に見せた。
「えへへ…おっぱいでっかくなったでしょ?」
胸が大きくなっている…Eはある。
しかも体つきも全体的にムチムチになっている。
「あんたの血の栄養でこうなったみたい…だからこんなこともできるよ?」
蚊娘は大きな胸で男の肉棒を挟みこんでパイズリをはじめた。
「うあ…も、もう出ないって…やめっ…」
さらに亀頭を口に含んで吸い上げる。
ぢゅぢゅううううッ!!!
「んああ!」
ドビュゥウウウッ!

「…まだ出るじゃん。あと敬語使え!んでもう1回ね!」
「うう…無理です…それにもう朝だから会社いかないと…」
「そんなの知らん!これからはわたしに奉仕するのが仕事だ!」
「でも行かないとオレがメシ食えなくなるから死んじゃうよ…」
「…しょうがないなー…わかった。早く帰ってきてよ」
「うん(よし、この隙に逃げよう)」


その日の夜…
「ただいまー                あ…」
「おかえり〜遅いよ!!」
「やべえええええ何ふつうに帰ってきてんだオレはああああああ!!!!!」

男は再び元の体型に戻った蚊娘に襲われた…そしてもう二度と蚊を殺すことはなくなった…






693名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 01:24:22 ID:daJrNR8n
ちょっと蚊に刺されに全裸で山歩いてくる

694名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 01:27:11 ID:9s6PfQGV
GJ

夜中に盛大に吹いたw
蚊娘な小娘、かわいいなあ。男のボケっぷりが意外とツボだったw

695名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 02:19:09 ID:tbUbsUSW
早く帰ってきてよ
って素直に帰ってきてくれると信じてるあたり素敵。素で帰っちゃう方も素敵。
そういや蚊を追っても殺さないようにし始めた頃からあまり刺されなくなったな。

696名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 09:18:10 ID:mQsVavw8
血を吸う蚊はもう孕んでいる蚊
子供が産めるまで男からタンパク質を採ったら出産するために失踪
うーむ、なんという悪女

697名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 09:22:16 ID:dRlg/T1Q
ちょww
なんて小林一茶先生がたくさんなスレなんだww
ともかくGJwww

698名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 13:13:24 ID:ihjhA2Pe
>>696
孕ませる役もやれば無問題だぜ?
自分がもつかどうかは問題だけども。

699名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 19:56:25 ID:4cwncmUz
GJ
やっぱ殴りてえwwww

700名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/16(月) 21:56:01 ID:N0v+CNJT
なんでここに。

701名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 10:19:10 ID:Y2Fbx2WP(3)
くま氏や狐氏の続きを待ち続けてるのは俺だけでいい

702名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 10:41:02 ID:RCk707rG
>>686
ジャングルはハレのちグゥという漫画でゴキブリの擬人化やってたな
ゴキブリとはっきり明言されずに黒いアレとかしかいわれてなかったがw

703名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 12:22:38 ID:40sx2tz4(2)
>>701
くまの人ってエロ薄くないか?

704名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 13:00:46 ID:7Xpha7sE
>>701
俺もなんだぜ?

あと通りすがり氏の学園シリーズも心待ちにしてるんだぜ
獣人が当たり前にいる世界ってのが大好きなんだよ

705名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 13:30:00 ID:3JER164g
それなら俺は瀬錬氏の新しい作品に期待したいんだぜ
エロ重視の作品ばっかり読んでると、たまにはああいうのが読みたくなるんだぜ


706名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 13:36:21 ID:Y2Fbx2WP(3)
>>703
狐氏とかにも言えることだけど、ストーリー重視なんだろう、きっと。

707名無しさん@ピンキー :2007/07/17(火) 14:25:22 ID:Joml/UR2
三陸って・・リアス式?それとも三等陸曹?そこはかとなく「くまさん」の影を感じるのはワシだけか?文体は違うっぽいけど・・。

708名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 16:34:56 ID:Pk36vZMz
普通はストーリー重視の方が読んでて感情移入できて、面白いでしょ

709名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 18:10:43 ID:Y2Fbx2WP(3)
>>708
まぁ普通ではないと思う
エロ重視の方がいいって人もいるだろ

俺はどっちでもおk

710名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 18:38:15 ID:tg/yjXUm
>>708
エロ9割を目指してる俺には耳の痛い話だ

そろそろ次スレの季節だからテンプレ張っとくよ


エロエロ擬人化♀動物が、♂の人間・動物を食べちゃう(性的に)スレです。
凶暴じゃなくても、昆虫や鳥類でも、架空の動物でも何でもOK。
孕ませに近親相姦、ハッピーエンドにバッドエンド何でも来いです!!

注意事項
※ゲイ、スカトロ、グロテスクはNGで。
※版権モノは専用スレでお願いします。

前スレ
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【六匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1181170963/

まとめ・保管庫
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレまとめ @ ウィキ
http://www21.atwiki.jp/brutalanimal/

過去スレ
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156347496/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【二匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1164643168/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【三匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1168881506/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【四匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1171815117/
擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプする【5匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178243371/


711名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 21:53:18 ID:J/lMq3SG
710、乙です

712名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 22:31:18 ID:OvQpC4+p
スレタイ、凶暴と狂暴どっちがいい?
様子見て日付変わる頃に立ててくる。

713名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 22:58:48 ID:40sx2tz4(2)
凶暴に一票。ストーリーも大事だけど、エロパロで泣ける話はいらなくね?

714名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 23:14:17 ID:17v5xTgi
ぶっちゃけ読めればいい。
泣ける話が嫌ならスルーすればいいだけの話だからよくね?

715名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/17(火) 23:38:23 ID:TlsykOwx
なける話しでも抜ける話しでも面白ければそれが一番じゃね?
好みに合わなければ読み飛ばしときゃ良いだろ。
んで狂暴に一票


716名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 00:15:02 ID:P/Q6kLI4(2)
凶暴に一票
少なくともいらないとは思わないな

717名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 00:23:17 ID:aq8s8+sU
狂暴に一票

718名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 00:27:40 ID:8qHHg//j(3)
今のところ同票・・・
もう少し待ってから立てます

719名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 00:30:18 ID:orpbsonw
流れをスルーして。

途中で切れてもいいからここによってみない?
スレチ以前になにもないから(泣)
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1131407926/

720名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 00:33:44 ID:dY7+6Y0F
狂暴に一票

721名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 00:46:19 ID:TYCVS07r
共謀しようぜ!

722名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 00:53:26 ID:E6sJyah5
凶暴は性質が乱暴で残酷であって
狂暴は狂ったように暴れるようすか

ここはあえて兇棒に一票

723名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 01:15:39 ID:Yd42oV9t
あえて平仮名で『きょーぼー』とか
…いや、のほほんとした逆レイプライフを楽しめるかと思って

724名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 01:20:24 ID:o9K0XhmY(3)
兇→まがまがしいとかそういう意味か?
棒→モノ、と。

兇棒な♀動物→ふたなり♀動物


つまりお姉さんかつ凶暴で兇棒な♀動物に逆(?)レイプな感じだな!

把握した!!

725名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 01:24:02 ID:8qHHg//j(3)
一応、狂暴が一番多かったのでそれで立ててきます

726名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 01:26:34 ID:8qHHg//j(3)
立てました

次スレ
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【七匹目】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184689548/

727名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 01:33:29 ID:a8funFdm
>>726
よくやった、軍曹

728名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 01:52:53 ID:o9K0XhmY(3)
>724の感じで一つ書いてみようと思うんだが、
付いてる子とか、それでアッーな話はここ的に有りか?

729名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 02:08:03 ID:5j/bBwWh(2)
ちゃんと注意書きがあれば

730名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 02:09:00 ID:kupkOIc/
>>726
貴様!良くやったな!

>>728
ゲイは駄目だがふたなりはありだな、前例が有るし

731名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 02:14:02 ID:o9K0XhmY(3)
>729-730
ありがとう、把握した!
明日か明後日に投下できるよう頑張ってくるぜ!

732名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 11:38:55 ID:miV6Tq5a(2)
さて、埋めるか…みんな次スレの希望を書こうぜ。
とりあえずくまさん復帰希望。

733名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 11:49:57 ID:/U2subwu
荒れず、寂れず、大量投下。

734名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 12:22:43 ID:5j/bBwWh(2)
狐&くま復帰及びいろんな作品の投下

735名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 13:40:07 ID:miV6Tq5a(2)
>>734
「狐&くま」ってユニット名かよw
熊親娘×刹那の絡みが見たい

736名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 15:20:41 ID:cKZKEof/
濃すぎて弄らなくてもいっちゃうエロス

737名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 16:50:29 ID:P/Q6kLI4(2)
次スレで刹那ちゃんと月子さんが見れたらいいな
それとこっちが埋まる前にwikiが更新されるといいな

738名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 19:59:35 ID:FtS/xH3e
じゃあ俺は天然蛇神様を

739名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/18(水) 23:24:41 ID:7fANUT+d
夏らしい作品の投下……かな。

この夏の間に処女作を投下してみたいな、とも思っている。
くまさんに触発されて詩をモチーフにしたやつ。

740名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/19(木) 07:31:24 ID:i2+mBgSW
詩っぽい話ってどれだ?


741名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/19(木) 09:24:00 ID:pDe10cyQ
http://www21.atwiki.jp/brutalanimal/pages/182.html
http://www21.atwiki.jp/brutalanimal/pages/166.html

これじゃないか?

742名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/19(木) 19:30:04 ID:wz8JED4n
あんま関係ないけど猫って機嫌良いとき尻尾振らないよね

743名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/19(木) 20:55:21 ID:EzfV12al
獲物を狙うときの方が多そうだな。

744名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/20(金) 00:23:09 ID:qDjngeRF
腰の辺りを軽くなでると尻尾が振れるけど、
あれは思わず動いてるだけだろうな。くすぐったいのかな。

745名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/20(金) 04:13:34 ID:HRz8RgpR(2)
>>744
そこが性感体だからだ
ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1010632870

746名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/20(金) 04:18:26 ID:HRz8RgpR(2)
変換ミスった
体→帯

747名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/20(金) 23:10:26 ID:dhpDaX9k
>>746
むしろその方がエロい!!

748名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/22(日) 12:13:13 ID:f/JHKu5o
埋め立て

749名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/22(日) 20:30:13 ID:J7U2OO58
アカオオカミは群れの中で最も強いメスだけが子を産むそうだ
弱い男に女を選ぶ権利はない
まさにウル

それはどうでもいいんだけどwiki更新されないね

750名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/23(月) 04:15:35 ID:qoEIRTjg
いいかげんうめようぜ

751名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/23(月) 16:00:42 ID:xoObxb4g(2)
今週の日曜は動物園でもいくか

752名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/23(月) 22:27:07 ID:6J5sAk3H
wikiが更新されてたけど
あんなのあったっけ?

753名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/23(月) 22:54:43 ID:xoObxb4g(2)
あるあ…ねーよw

このスレには主人に先立たれた兎ならあるが…

754名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/24(火) 01:42:23 ID:zhkMboKF
あれっていいのか?
修羅場スレ作品のやつだぞあれ

755名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/24(火) 01:57:53 ID:8mOSm11A
じゃあアウトくせーな
逆レイプにもなってねーし
まあ消すか消さないかは管理人の判断だけど

756名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/24(火) 07:23:03 ID:jkoV87FC
保管庫はwikiだから自由に編集できるはずだから、内容をそっくりこのスレに投下された兎娘と差し替えればいいんじゃないか?

757名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/24(火) 11:18:08 ID:QaRvdspY
兎はまだwikiにある1作品だけじゃないの?他にあったっけ?

758名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/24(火) 12:42:18 ID:XZfA3Wr1
>>586-591

759名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/25(水) 22:33:08 ID:mlAFSDVs(2)
ちょうど>>585のあたりで寿命の違いの話をしてたが、個人的にはもっと根本的な、「種族の違い」を気にする人外娘も好きだなあ。
「自分のようなバケモノなんか、彼が本当に愛してるはずない、自分みたいなバケモノなんかより、人間の女の方が良いに決まってる」
なんて感じで劣等感を抱えてたりするとスゲー萌える。
劣等感の元(獣耳がある、尻尾がある、寿命が違う、etc etc...)を一つずつ取り除いて、安心させてあげたい。

760名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/25(水) 23:03:32 ID:xef+8HbT
そんなお前さんには生産性の低い人「犬娘10」やくまさん「Кудрявка」「鳥児在天空飛翔」をすすめたい。

761名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/25(水) 23:57:00 ID:gUMxMTLh
>>759
要約するとヤドカリ様大好きってことか

762759 :sage :2007/07/26(木) 00:00:05 ID:mlAFSDVs(2)
>>761
Yes , I do!

>>760
無論それらも好き。
読んだ上でこんな事言ってる。

763名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 00:09:41 ID:TnKaTI9O
狐12とかはどうだろうか?


種族とか寿命とかまったく気にしないってのも好きだ

764名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 13:00:33 ID:Mf80mnqs
牧場シスターズまだwikiに載ってないね…
俺携帯なんで誰か更新お願いします

ところで何気なく亜人スレ覗いたら通りすがり氏の作品があってフイタ
似たような系統だけあって両方見てる人も多いのかねぇ?

765名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 13:08:37 ID:Qgp2ItkI
亜人スレは見てないなあ。
ヘタクソスレとSS書きスレとここしか見てないわ。

某スレで相談して以来、エロい描写や雰囲気を出すように書きかけのSSを校正してるけど…難しいな。

はあ、龍に尾コキされてぇ。

766名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 14:27:25 ID:dwJsUcD/
>>765
よぉ、俺

767名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 16:26:10 ID:Dluu5/ls(2)
>>766、お前もまた元陸自

768名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 19:31:03 ID:Dluu5/ls(2)
あれ?500KBなのにまだ書ける

769名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 19:52:05 ID:JIofgmee
漏れのJaneでは今499KBと表示されるが。

770名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 20:30:06 ID:HkKc5Xki
松竹うめ

771名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 21:17:24 ID:nhl58JGR(2)
埋める

772名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 22:20:11 ID:nhl58JGR(2)
埋まれ

773名無しさん@ピンキー :sage :2007/07/26(木) 22:25:01 ID:L+lpkFGy
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2008/10/14 16:43:47 まで書き込み有効中