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小説【星屑の小屋で】
1小説【星屑の小屋で】 投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時21分16秒





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"おかえり"

自分の家でもないのに、迎え入れられているようなその暖かさを。

もう手放しようがなかったんだ。

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2投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時21分58秒





人生は、不安定な航海だ




3投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時24分05秒

はじめまして、春です。

鈍行投稿ですがよろしければ覗いて下さればうれしいです。

てなわけで初投稿。
4投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時25分00秒




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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

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-此処は、犬小屋なんだよ-

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5投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時25分58秒



一日の授業が終わって誰にあいさつするわけでもなく足早に教室を立ち去り、
学園の裏山を越えた先にある"あの場所"を目指す。

学校の裏門を抜け、堅苦しい学ランのホックやボタンに手を伸ばし乱暴にはずして
裏山の雑木林の涼しい木陰の中、脚を進める。
何度か来た道を振り返った。

その途中で、ざわざわと木々が揺れた風の様子に俺は木の葉のあいだのちいさな青空を見上げた。

「夜は、降るかな....」

鞄の中の折り畳み傘の所在を確かめながら歩いていく。


6投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時26分49秒



裏山の半分を超えて下り道になって見渡せる町並みを横目に進むのも、
やっと一ヶ月経とうかというのに、俺の中でもう当たり前の習慣になっている。

大きな駅のあるその街には、活気あふれる商店街や潮干狩りのできる海がある。
ここら辺じゃ一番大きい市立図書館に寄っていこうかとも思い立ったけど、
そう言えば読みかけの小説が"あの場所"に置いたままだったのを思い出した。

「....あの本、汚されてなきゃいいけど」

裏山の麓で雑木林の木々を振り切るほど街中には出ない、木に隠れて少し覗きこまなきゃ判らない。
そんな場所に俺の目的地はある。


7投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時27分54秒



赤い屋根に白い壁。ちいさな別荘のようなその家の外側は手入れが行き届いていない様子で少し荒れている。
この家の持ち主曰く、

「此処は、犬小屋なんだよ」

と飄々と言ってのけるので、出入りする人間はみんな此処を"小屋"と言う。
いつも通りの挨拶でドアノブをカチャリと回した。

「おはようございます」

「あっ、おはようございます。理陽」

「おはよー」

「おは、・・・ヨ「「稜駿、ウザイ」」


8投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時31分47秒




なんとも相変わらずな光景になんだか自然と苦笑いしてしまう。

名前を呼んで挨拶してくれたのは、奈々。
いつも雑多にものが置かれたこの空間が気にくわないのかどうにか整理整頓をしようと奮闘している。
容赦なく突っ込みを入れる小学五年生。

こっちに挨拶しながらもうつぶせに寝っ転がって雑誌に目を落としたままお菓子を食べているのが、メロディー。
本当は年上らしいんだけど、「やだよー。さん付けは」と言うので呼び捨てにさせてもらっている。
いつもおやつを手放さない。


9投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時32分36秒



たぶんくっだらない寒い駄洒落を織り交ぜて挨拶してきて先述の二人に一蹴されたのが、稜駿さん。
一応、この『小屋』の主。いつも小屋の奥にある真っ赤な革の一人掛けソファを陣取って漫画や雑誌を読んでいる。
.....そして、俺が小屋に通うきっかけをつくった張本人。

放課後にくるといつもこの三人がいる。

あとは、週末に訳のわからないお菓子とも料理ともとれないものを作りにだけくる小学生やら、
思い出したようにやってくる異様に声と態度のでかい高校生やら、
ほかにも俺よりも前から小屋に来ている人は何人かいるらしいけど、逢える確立はかなり低い。


10投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時34分09秒

いつも、放課後に小屋に来て思い思いに好きなように過ごす。
.....大抵は。

「奈々、俺の本何処にある?」

「理陽!毎回本はちゃんと所定の位置に置いてくださいっ!」

「うん、ごめんごめん」

奈々がさっと俺の本を手渡してくれて、またきびきびと室内の整頓に歩き回る。
読みかけの本を読破してしまおうと、靴を脱いで学ランを脱ぎながら中央のローテーブルに向かう。

ドゴッ
「失礼しますっ!」

「痛っ!」

訂正。
向かおうとしていたら背後から盛大に開いたドアの突撃でこけた。
11投稿者: 投稿日:2011年04月05日(火)21時36分06秒

奈々が心配してかけよってきてくれた。
驚いて振り返っていきなりの訪問者を見上げる。

「あのっ、稜駿さんいますか?」

「「は?」」

「だれ?きみは」

思わず奈々とハモってしまった。メロディが顔を上げないまま間髪入れずに尋ねる。
というより、こいつ.....

「稜駿さんっ!俺を弟子にしてください!」

「野村...?」

この小屋ではいつも、放課後に小屋に来て思い思いに好きなように過ごす。
そう.....大抵は。

----------to be continue...
13投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時19分08秒

こんばんわ、春です。

♪ちよみさん
 えっと、あげてくださったということですかね。
 どちらにしろありがとうございます。

本日分、投稿します。
15投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時20分18秒



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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

----------

-稜駿さんが俺のヒーローだからですっ!-

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16投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時22分23秒
____________「稜駿さんっ!俺を弟子にしてください!」



海に近いとなり街、雑木林の影にある赤い屋根の白い小屋。

キリキリと整頓に励む小学生と、
お菓子を片手にファッションの勉強に勤しむ少女と、
ぐーたらと有閑を漫画と雑誌でもてあます少年と、
シェイクスピアの全巻読破を目指す中学生の、
"思い思いに好きなように過ごす"ためのひとときをいとも簡単にぶち壊したのは、

俺の記憶が確かなら、隣のクラスの委員長である、野村翔。
.....多分。

「えっと、野村...だよな。なんで此処に?」

「誰?お前は」

知らないのかい、俺を。この三番目め。
17投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時23分07秒

気を取り直して、ずっこけた無様な格好から野村に向きなおす。
野村はドアの前で靴も脱がずに直立になったままきょろきょろと視線を動かしている。

「俺は1年C組の三井理陽。で「なぜ此処に来たんですか?」

俺の言葉を遮って奈々が鋭い声で翔に問いかける。
どことなく緊張している様子で、珍しいと思い横目で奈々を盗み見る。

「だぁかぁらぁ、稜駿さんの弟子になるた「訂正します。どうやって来たのですか」

奈々が容赦なくまた鋭い言葉をかぶせる。

「こいつについてきたんです。えっと理陽に」

「たくっ」

奈々に心底呆れた様子で小さく俺をこづいた。
俺は小さく謝ってずっと黙っている小屋のあるじを見やった。
18投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時23分58秒

「あのー、稜駿さん?こいつこう言ってますけど....」

俺の問いかけを軽く無視して、稜駿さんはソファの肘掛けに片肘をついてじっと野村の顔を見ている。
野村の視線はばれないようにさまよったまま稜駿さんのところでは止まらず興味深そうに小屋のなかをみている。
そして俺が小屋に来てから一度も雑誌から目を離さなかったメロディがやっぱりそのままで口を開いた。
新入りって大変だ。さっきから全然扱いが悪い。いじけたい。

「じゃあなんで弟子になりたいのー?」

「稜駿さんが俺のヒーローだからですっ!」

目の前の野村が嬉々として口を開くのを右から左に聞き流しながら学校での"野村翔"を思い出していた。
19投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時24分41秒

『私立才備学院中等部』

ここらへんじゃ二番目くらいの進学校である。
初等部から高等部までエスカレーター式につながっており、俺は中等部から受験して学院に入った。
野村は初等部から寄宿舎で学院に通っているらしい。

歴史ある私立校で元は男子校だったため今も男女比が6対4、中等部生徒会も全員が男子生徒で構成されている。
委員長であることが生徒会立候補の条件なため、18人の委員長のうち16人が男子である現状では当たり前ともいえる。

その委員長になるのには、クラス全員一致の信任とある程度の成績優秀者でなければならない。
つまり18人の委員長は一応皆、品行方正な"優等生"なはずであるが、
正直今目の前でくっちゃべっているこいつはとてもそうは見えない。

まあもともと隣のクラス以前に、俺は自分のクラスメイトさえまともに知らず、
野村の名前も毎度イヤでも目に入るからこそたまたま一致したにすぎないのだ。
20投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時26分24秒

「ふーん、で稜駿に心当たりは?.......りょーまっ、きーてる?」

「.....えっ?...あぁ、無いや。全然わかんない」

メロディの問いかけにぼんやりと野村を見ていた稜駿さんが慌てたように答える。
その答えに反対に野村が慌てだした。

「いえ、本当ですって!俺が追いかけたやつ、稜駿さんがやっつけてくれたんですよ!」

「じゃあ、理陽。確かめてきてよ。野村くん言っていることが本当か」

メロディがはじめて顔をあげてこちらをみる。
稜駿さんは本気で心当たりはなさそうに不思議な顔をしているし、隣の奈々は明らかに野村を怪しんでいる。
21投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時27分29秒

って、『確かめる』?やばい、聞いてなかった。全く話が見えない。

というよりメロディ。
絶対に新入りで顔見知りだった俺に、野村を押しつけてやっかい払いしたな。
どう見ても口元が「せいぜい頑張って」と言わんばかりに緩んでいるっっ!

「仕方ないですから、私も手伝います。
 野村さん、私と理陽にその話が本当だというのを証明して見せてください」

奈々が言葉そのまま本当に仕方なさそうに野村に言う。
野村はやっかいもの扱いに気づいているのかいないのか、一瞬奈々の言葉に驚いたような顔をして、

「もちろん!証明できたら稜駿さんが弟子にしてくれるんですよねっ」

と意気揚々と自信満々に頷いた。
22投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時28分10秒

あーあ、シェイクスピアはどんどん遠くなる。アントーニオにはいつになったら再会できるのだか。
そんなことを考えながらも体はテキパキと外出のために動くのだから、
小屋での下っ端がすっかり板についてしまったものだと思う。


俺が適当に放った本を小言を言いながら律儀に片付けてくれる奈々におざなりに返事をしながら、



.....稜駿さんは否定していたけど、
野村の言う"稜駿さんがやっつけた"っていうのはあり得るかもなと、
一ヶ月前のことを思い出して考えていた。

----------to be continue...
23投稿者: 投稿日:2011年04月06日(水)19時31分55秒

本日分終了です。
今日、この後は音楽聴きながら
もう少し下書きを書き進めようと思います。

♪14さん
 あげ、ありがとうございます!
 頑張ります!

では。
26投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)20時59分56秒

こんばんは、春です。

今日はカラオケを楽しんできてハスキーボイスになってしまいました。

♪24・25さん
 まとめちゃってすみません。
 ありがとうございます。

それでは、投稿します。
27投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時01分29秒



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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

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-俺はただ、・・・みぞおちが痛かった。-

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28投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時02分57秒


「でっ、もう一度確認しようか」




野村翔。私立才備学院中等部、1年D組委員長。
いきなりの来訪者によって、小屋のメンバーでの新入りで下っ端な俺の優雅なひとときは見事に散り、
とりあえずメロディの笑顔に送り出されて、俺と奈々は野村とともに小屋を出た。

小屋に入る前となんら変わらない高さからくる日差しを浴びながら、俺は言葉を続ける。

「何をやっつけたっっつてんの?お前は。稜駿さんが」

「端的に言えば、逃亡者」

なんかぶっちゃけ、帰りたい。
29投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時05分03秒




「意味がわからない。逃亡者?何者だよ」

「・・・んー、」

野村が少し言いよどんで、ちらりと俺を視線を向けた後、逆側の奈々に視線をやる。
それにつられて俺も奈々を見ると、見事に目が合った。

というよりは、睨まれていた。

「っ!・・・なっ奈々?どーしたん「理陽、聞いていなかったんですね」

みなまで言わせずに、奈々が言う。


30投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時05分41秒



「いやっ、あの、ただのかくに「なかったんですね」 「すみませんでした」

また話を聞いていなかったのはすぐさまバレた。
奈々は俺の前に走り寄り、手を腰に仁王立ちして道を塞ぐ。
隣の男が長くなりそうな雲行きに、ケラケラと笑う。

「まあまあ、気にすんなよ」

お前はだまってろ、野村め。


31投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時06分41秒
「理陽は、いっつも適当に人の話を聞くんですから!!少しはしっかりしてください!!」

えー、あー、はい。すみません。

「いつまでも、生返事で誤魔化したまま小屋の片付けはしないし!」

いや、タイミングが・・ね。

「だいたい、その適当さが原因で一ヶ月前だって散々なことになったじゃないですか!」

まあ、あれは結果良ければなんとやらって言うし・・・。

「あのときだって大変な目にあったのに!」

過ぎたことだし、ね。

「・・・・・っていうか、あのときの約束ぜんぜん守らないし」

えっ?なに?声が小さくて聞こえないし。
てか、顔赤くないか?あれっ、それってつまり・・・
32投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時07分59秒
「とーにーかーくっ!言っておきますけど、理陽」

俺がやっぱり適当に返事をしていると感じてか、
少し居心地悪そうに赤い顔のままふんっとそっぽを向いて奈々が最後に付け加える。

「そんなんじゃ、稜駿みたいになっちゃいますよ」

あーうん。
それ不可能。絶対に。

稜駿さんは恩人だし、ていうかそれにはぶっちゃけ「命の」がつくけど。
それとこれとはまったくの別問題、てか別次元。

言うなればそれは、なる・ならない、良い・嫌だの次元以前に、

そんな仮定さえ想起しえない故の、"論理破綻"。




っていうかそんなことより奈々、おまえもしかして、
33投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時08分47秒





「熱でも、あんの?」





34投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時09分31秒




__________「とりあえず、再度説明いただけますか」

左足を一歩踏み出し右のこぶしをまっすぐ出した姿勢のまま、奈々は野村に告げる。

ひいひい笑って、よたよたと腹を抱えて進みだした野村に続いて奈々も姿勢を正し歩きだす。

俺はただ、・・・みぞおちが痛かった。元気そうで何よりだよ、奈々。

ただ、殴られた理由はまったく心当たりがないんだけど....
35投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時11分34秒




そうして、
一番後ろにいる俺に振り返って、陽を背に影に隠れ口元だけがみえている野村が"笑う"。

「話してやるから聞き逃さないでくれよ。―――ドジソン」


俺が野村に抱く印象は、この瞬間からじわりじわりと『軽薄』から『酷薄』へと形をかえはじめる。


野村のその不可解な言葉以上に、
なにか壊れたような口角だけをあげているその"笑顔"に、寒気すら覚え俺は何も言うことが出来なかった。

----------to be continue...
36投稿者: 投稿日:2011年04月07日(木)21時12分46秒

本日分、終了です。

どんどん"野村"が暴走していく.....

では。
39投稿者: 投稿日:2011年04月09日(土)00時34分02秒

こんばんは、春です。

大変申し訳ないのですが、今日はパソコンが諸事情で使えず投稿出来ません。
明日って言うよりは今日なのですが、出来れば倍の量、投稿したいと考えています。

♪37・38さん
あげて下さったのに申し訳ありません。
本当にありがとうございます。

でわ、失礼します。
42投稿者:春さんもリリー、川島と同じタイプだね  投稿日:2011年04月10日(日)14時39分29秒
あまり自分のことを話したがらないというか・・・
秘密の多そうな人というか・・・
43投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時44分33秒

お久しぶりです。春です。

♪40・41さん
 あげ、ありがとうございます。

♪42さん
 コメントありがとうございます。
 そうでしょうかね。自発的に小説以外のことを書くのは少ないかもしれません。ただ、もし質問をくだされば出来る限り答えます。

では、久しぶりの投稿です。
理陽の視点と、
あともともとは書かないつもりだった、理陽と奈々が出て行った後の小屋の二人も書きました。

ということで、二つ投稿します。
44投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時46分11秒





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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

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-だから誤魔化してみようと思う。-

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45投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時47分01秒

「事のはじまりは、なんてことない学校からの帰り道だったんだけどさ」


野村はもう前を向いて歩いている。


「"いかれ帽子屋"に会ったんだよ」

「委員会の仕事を終えてからだから、たしか夜八時過ぎ」


「何処で」

短く質問をする。奈々は何も言わずに足を進めるだけだ。

「西通り商店街の新聞販売店の隣の潰れてシャッター閉まってる店」
46投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時49分02秒

俺は質問を続ける。

「何日前」

野村は一瞬詰まって答える。


「っ、ちょうど一週間前だよ」

一週間前といえばたしか....

「それで最初は通り過ぎようとしたんだけど」

もしそうだったとしたら、どうして....

「声かけられたんだよ。『トランプで賭けをしないか』ってさ」

いや、可能・・・か?
47投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時50分03秒

「それで俺ついつい「格好は?」

「は?」

「だから"いかれ帽子屋"のだよ」

その質問を聞いて次は奈々がこちらを振り返った。
俺に何故か腹を立てていた彼女が俺を見たことに驚きながら首をかしげる。

「いえっ。別にっ」

誤魔化すように言って奈々が前を向く。
48投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時50分55秒

「でっかくて顔の見えなくなってる黒のボーラーハットに白と紺の縞模様のベスト。白ワイシャツと紺のズボン」

ふーん、なるほどそーゆーこと。"可能"みたいだな。



事の顛末を理解して俺は腕を伸ばしながら野村に続きを促しておく。

「なんとなく了解。どーぞ先を続けて」
49投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時51分54秒

その言葉を聞くととうとう二人は顔を見合わせて俺のほうを振り返った。
その息の合った様子に驚く。

「なんだよ、二人して」

「いやあ、似てるんだなあと」

「は?」

「それより、理陽が"いかれ帽子屋"を知っていたことに驚きましたが」

話を変えた奈々に違和感を覚えながら、
次は俺が"いかれ帽子屋"を知った経緯を話そうと思い出そうとする。

あーうん、話すのがなかなか面倒なことであるのも思い出せた。
50投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時52分35秒

だから誤魔化してみようと思う。

「ただ、友達のうわさ話聞いただけだし」

「理陽。あなた、友達いないでしょう」

だめ、だった。

仕方ない。

「あの先輩だよ。藤本先輩と川崎先輩」

----------to be continue...
51投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時53分15秒




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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

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-少年は雑誌に掲載されている野球選手をじっと見つめた。-

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52投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時55分48秒

「どー思う?」

少女は雑誌から顔を上げずに問う。

「どーって?」

少年は自分の足元に寝転がる少女に視線を一瞬移して答える。

「"彼ら"っていうか"彼"」

少女は新しいお菓子に手を伸ばす。

「んー。面白いことになってるしね。やっぱり"あの子"の言うとおりだなあって」

少年は新しい雑誌に手を伸ばす。
53投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時56分34秒

少女は答えない。

其れを意に介さず少年は続ける。

「約束の日は近づいてる。必要だと思うよ」

少年は雑誌に掲載されている野球選手をじっと見つめた。

「どーだか」

少女は不機嫌そうに言い捨てると小屋の奥の階段へ進み降りていく。

「俺の飲み物もー」

少年の少し情けない声に返事はなかった。
54投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)21時57分43秒




―――――あの日、途方もなく感じた無力さは今も彼らを縛り続けている。

―――――その時、得ていたものはもうほとんど手の中にはないけど。

―――――あの日、失ったものに未練が無いとは言わないけれど。

―――――"その時"は確実に近づいている。



(さいごに笑うのは、だれ?)

----------to be continue...?
55投稿者: 投稿日:2011年04月10日(日)22時00分27秒

ということで、投稿完了です。

本当のところ、二つ目の投稿の意味深なところが回収されるのはこの物語の一番最後なのであまり気にすることないです。

明日の投稿はもしかしたら難しいかもしれません。

では。
56投稿者:sげ  投稿日:2011年04月11日(月)07時44分43秒
   
57投稿者: 投稿日:2011年04月11日(月)17時33分35秒
1362投稿者:いやいやwww  投稿日:2011年04月11日(月)16時58分51秒
今はEMIくらいしか凄いのいないww
マジでww
59投稿者: 投稿日:2011年04月11日(月)17時54分26秒
1362投稿者:いやいやwww  投稿日:2011年04月11日(月)16時58分51秒
今はEMIくらいしか凄いのいないww
マジでww
61投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)06時07分33秒
この文を3〜10ヵ所貼り付け、回して下さいw
これをやった貴方は、夢や学校一のモテ子になりますw
やんなかったら不幸が突撃します
もうここまで読んでしまった人は最低3ヵ所は回さないと絶対不幸が100%突撃して死亡
するでしょうこれをやった人は実際に
両思いになれたり、
学校一のモテ子になれたり、
夢が叶ったり
欲しい物が手に入ったり
キスされたり
告られたり
一気に幸せが手に入ります
だから移せば移すほどお得!
その他にもたくさん叶った人がいます
だから回してね失敗した人なんていません

62投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)21時18分17秒

こんばんわ、春です。

♪56さん
 あげてくださったのでしょうか。「sげ」の意味がわからなくてすみません。

♪57・59さん
 読み手さまから凄いと思われるEMIさんはやっぱりすごいですよね。

♪58・60さん
 あげ、ありがとうございます。

今日の投稿分でなんとストックがゼロになってしまうのですが、思い切って投稿します。
64投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)21時19分39秒





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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

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-ん。知ってるよ。-

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65投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)21時20分30秒

"いかれ帽子屋"

それは、『マッドハッター』とも呼ばれるとある不思議の国の住人の名である。

此処で言う"いかれ帽子屋"はその名を冠した都市伝説のことを指している。

俺がこの話を知ったのは二ヶ月前のこと。
俺の通う私立才備学院中等部の委員長18人の内のわずか二名の女子委員長である
3年A組委員長・川崎樹音先輩と2年F組委員長・藤本七海先輩のやりとりからだった。

二人となぜ出逢ったか?
まあ、それはおいおい語らせてもらうことにして、話は三月の春休みまで遡る。
66投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)21時21分09秒

「だからー、"マッドハッター"のほうがかっこええやんか!
 そー思うやろ、りょお」

いや、なんかそれカタカナを無条件にかっこいいって思ってません?

「なんか軽くない?言葉が。"いかれ帽子屋"のほうが字面がいいじゃない。
 ねえ、理陽?」

だからって、ただの都市伝説の字面を気にする必要って・・・

「「きーてんの?りょお?」」

「あの、なんで此処でそんな議論が?」

「「だって、暇なんだもん」」

「だったら、自分たちでやってくださいっっ!!」
67投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)21時22分24秒
季節は春。
場所は、春休みで閑散としている私立才備学院中等部校舎のとある空き教室。
半ば強引に連れて来られた此処は彼女たちいわく、いつもの活動場所だそうで。

けど、実際活動しているのは俺一人。

「だーかーらー、なんで俺一人が風紀委員の書類の整理をやってるんですかっ」

「めんどいやん。ホチキスパッチパッチするだけて」

「そーゆー単純かつ思考力を必要としないものは、忌避してるの」

「「がんばれっ、新入生っ!」」

こんなときだけ二人そろって、ガッツポーズととびきりの笑顔で俺にエールを送るもんだから
まあたいした量じゃないし、なんて思っちゃって
手を進めながらポーズだけの呆れた風なため息をついておく俺は、
父親ゆずりで年上に弱いのかもしれない。

_____『登下校時の服装検査実施の告知』
68投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)21時23分04秒

「告知、しちゃうんですか?抜き打ちのがよくないですか?」

まとめている書類のひとつが気になって聞いてみる。

「ん。知ってるよ。でもちょっと考えがあってね」

俺が手に取った書類の書面を眺めながら川崎先輩が答える。

たとえばこの時点で俺は知る由もないけど、
この瞬間川崎先輩の脳裏には"野村翔"が浮かんでいたりした上に、
彼が俺と出会うことさえ予測していたあたり、
川崎先輩の『千里眼』と畏怖される所以だと思う。

「んなことより"マッドハッター"やて。どー思う?」
69投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)21時23分43秒

俺が作業している机から少し離れた窓際に椅子を寄せて、
藤本先輩は脚をぷらぷらと遊ばせながら首をかしげて尋ねてくる。

今こそおとなしいが、彼女は彼女で『破壊神』と噂されるこの学院の有名人だったりする。

「なんかな、その"マッドハッター"って二代目なんじゃないかっちゅー噂があるんよ」

「二代目ですか?」

「そお、うちらより五年くらい先輩の代でもおんなじ噂が流れたってゆうて」

「それでも、なんで二代目なの?
 普通たったの五年ぶりだったら同一人物って考えるものじゃない?」



「たしかなあ.....

----------to be continue...
70投稿者: 投稿日:2011年04月12日(火)21時24分55秒

本日分、投稿完了です。

というわけで、ストックゼロは心もとないので少し増やしておこうと思います。

では。
72投稿者:くみっきーとつーちゃんだったら  投稿日:2011年04月13日(水)22時22分05秒


74投稿者: 投稿日:2011年04月15日(金)23時51分08秒

お久しぶりです、春です。

♪71・73さん
 あげ、ありがとうございます。

♪72さん
 えっと、くみっきーもつーちゃんも可愛いですよね。
 ただ、この小説には出てきません。

えっと、今ストックをとりあえずキリのいいとこまで書き上げようと思うので投稿はもう少し後になります。申し訳ありません。

では。
77投稿者: 投稿日:2011年04月16日(土)09時12分34秒
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E6%80%AA%E8%AB%87%E4%B8%80%E8%A6%A7
81投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)20時59分43秒

ようやく来ました。春です。

♪75・76・78・79さん
 あげ、ありがとうございます。

♪77さん
 ホラー系は映像だと怖くて見ないのですが、小説なら時々読みます。
 学校の怪談に出てくるのはやっぱり面白いですよね。
 私は『テケテケ』がなんだかお気に入りです。

♪80さん
 ありがとうございます!!凄くうれしいです!
 今回は少し長く投稿するのでよろしければ続きをお楽しみください。

では、本日分の投稿です。
82投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時01分26秒





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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

----------

-「うそつき」-

----------




83投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時02分05秒

過の"彼"は箱をさがしているのだ


―――――"彼"は薬をさがしているのだ


過の"彼"は希望を許さず


―――――"彼"は幸福を許さない


トラジディーに埋め尽くされた紅茶会(ティーパーティー)へようこそ。

どうぞ、真紅に染められた紅茶をお飲みください。

僕らはもう、お前は逃がしはしないから。
84投稿者:テケテケ好きなんだw  投稿日:2011年04月18日(月)21時02分11秒
口裂け女とひきこさんが姉妹だということは知ってましたか?
85投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時02分57秒
「なんですか?その血生臭い文句は」

いきなり瞳を伏せて諳んじはじめた藤本先輩に、川崎先輩を一瞬見て俺は尋ねる。
川崎先輩のほうは驚いた様子も見せずただ、藤本先輩の言葉に耳を傾けている。

「メールがくるんやて。こういう文句の。初代のマッドハッターは『薬』と『幸福』って入ってる二文は無いんやけど」

「それって、文章だけのメールなの?」

「あーっと、なんや画像のURLだけ送られてきてリンク先を開けると血で書き殴ったような文字で書かれてるんやて」

まあ、都市伝説らしいっちゃらしい演出だなとは思うが・・・

まめだなあ。

「そのメールが来たら、マッドハッターに逢えるわけ?」

川崎先輩の食いつきっぷりを少し意外に思いながら俺は作業を進める。

(おっ!あと五部で終わりだ)
86投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時03分37秒

「みたいやな。噂は、新入生の入学ガイダンスで運営に来とった生徒会の二年のーっと」

「荒木?」

言葉につまった藤本先輩に本人を思い出したのか嫌そうなというより呆れた顔で川崎先輩が一言付け足す。

「そやそや!荒木や!あの荒木が新副会長の、えーっと、眼鏡のー」

「聖斗?」

「せや!渡邉聖斗!あいつに相談しとったの聞いたんよ」

会話に出てきた二人が気に食わないのか顔をしかめたまま大げさなため息を吐きながら川崎先輩が頬杖をつく。

「荒木についてはわかった。ただ、七海。聖斗は次の副会長にはならないよ」

「はあっ?!あれ以外に"あの会長"の補佐なんて出来るやつおるん?」

(やったー。あと二部〜!)
87投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時04分13秒

二人のやりとりを横目に俺はせっせとやっぱり手を動かす。

「究極、『人形』持ってきてもいいんだし」

「『人形』て。なんやじゃあ新一年生を副会長にもってくるん?」

「まあ、ありえない話じゃないわよ。実際会議に煩わされなくて『管理職』になるよりスムーズにいくんだし」

「うわっ。スケープゴートやん。ご愁傷さまやな」

(よしっ。)

「終わった!終わった!終わりました!!」

「「お疲れ様。ありがと」」

案外肩が凝って、ぐうっと背を伸ばすと骨が何箇所か鳴った。

「それじゃ、俺帰ります。ってっぐぐっっ」
89投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時05分58秒

(前に、進めないっっ!!)

「「まだっ、だめっ!」」

「いや、ほんとに俺帰ろうかと「アイスおごったっげるよ」

藤本先輩がにっこりと言う。
というより、さっき座ってたとこから俺のいるドア前まで四メートル近くあるのだがこの先輩はなんで瞬間移動してるんだろう。

「いや、別にいらな「ハーゲンダッツでいいよ」

川崎先輩がこちらもにっこりと俺の大好きな銘柄を言ってみせる。
ていうか、そんなひっぱったら服が伸びる。
90投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時06分30秒



「いや。家に帰ってから食べればいいですし」

ぶっちゃけ99%傾いていた判断を立て直そうと発した言葉は、


「うそつき」

一瞬で、川崎先輩に崩された。


91投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時07分04秒





「あの家、きらいなんでしょ。

 父親、殺したいんでしょ」





92投稿者:頑張りー  投稿日:2011年04月18日(月)21時08分17秒
  
93投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時09分01秒

俺は、川崎先輩の顔を真正面から見据えた。
二度目に見る、無表情だ。


二人はもう俺の服は掴んではいない。

もう、背を向けて家に帰ることが出来る。

雑用で肩は凝ったし、先輩たちは雑談ばかりでなにもしないじゃないか。

今は夕方五時。家まで二時間かかるのだ。帰るのにはいい時間じゃないか。
94投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時09分40秒

―――それでも、


「暇つぶしに、付き合ってくれるんですか」

自分でもぞっとするほどの硬い冷たい声の問いかけに、先輩たちは、


「「もちろん」」

軟らかい温かい声で優しく笑いかけてきた。
95投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時10分29秒

「じゃあ、七海。私ショコラレーズンで」

「はあっ?!えっ?樹音?」

「じゃ俺は、クッキー&クリームとグリーンティーで」

「おいっ、理陽おまえふたつて!!」

「クッキー&クリームとグリーンティーで!!」

「七海。じゃあ、買ってきて!」


「なんなん?!いきなりテンションあがりおって!!てか樹音、おごんのはうちひとりかいっ!!」

膨れながら俺たちを交互に見る藤本先輩に二人でにっこり手を振ってこたえてみる。
96投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時12分06秒

先輩は両手を腰に当てたまま少し天井を見ながら考えるしぐさをした後、

「はぁー。しゃーないなあ。買うてきたるか」

仕方なさそうに笑って腕を組んで威張る。
ただ、俺は一瞬その笑みに寂しさを感じ取った気がした。

(.....気のせいか。)
97投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時12分40秒

「あ、七海」

「なんや」

「私に、ストロベリーを足して二つ買ってきてくれてもいいよ」

「だまらっしゃい」

季節は春。
場所は、春休みで閑散としている私立才備学院中等部校舎のとある空き教室。
午後五時、空に橙色が滲むころ。
まだまだ、学校には声が響きそうだ。

----------to be continue...
99投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時20分03秒

今回分、投稿終了です。
『コメントが長すぎます』の一言にめっちゃイライラしながらの投稿でした。

♪84さん
 はい!テケテケがお気に入りです。
 姉妹だったんですか?!初耳です!なんて顔が残念すぎる悲惨な姉妹...
 自分の学校に七不思議がなかったせいか詳しくそういうの知らないんですよね。まとめてあるサイトとかないのかな...

♪92さん
 ありがとうございます!
 『コメントが長すぎます』の画面にもめげずがんばります。

明日の投稿は・・・申し訳ありませんっっ、とりあえず未定ということで。

では。
 
101投稿者: 投稿日:2011年04月18日(月)21時22分26秒

重ねて申し訳ありません!!
コメント返しにモレがありました。

♪88・98さん
 あげ、ありがとうございます。

失礼いたしました。

今度こそ。
では。
102投稿者:84  投稿日:2011年04月18日(月)21時28分47秒
怪談好きそうなのでここにたびたび伺わせていただきます
コテハンは・・・とりあえずこれでw



口裂け女は手術に失敗して口が裂けてしまったらしく、
ひきこさんはいじめで顔がぐちゃぐちゃになってしまったらしいです。

これからもお話したいです。
よろしくお願いします。
105投稿者: 投稿日:2011年04月19日(火)21時28分54秒

こんばんわ、春です。

♪100・103・104さん
 あげ、ありがとうございます。

♪84さん
 わあ。ありがとうございます。
 こんなスレでよろしければいくらでもっ!!
 口裂け女もひきこさんも他人のせいで醜い顔になってしまったから、
 人を恨んでるんですね。
 これからもよろしくお願いします。

とりあえず本日投稿前に一言。
この小説はエロ小説ではありません。

思いのほか樹音と七海がしゃしゃって話が進みません。

では、本日の投稿です。

106投稿者: 投稿日:2011年04月19日(火)21時30分01秒




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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

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-っ、"ご主人様"ぁ、ぁんっ、、許して、くだぁ、さいっ-

----------




107投稿者: 投稿日:2011年04月19日(火)21時30分34秒

「ハーゲンダッツ、ここらで売っとるのは?」

観念した藤本先輩は、ブレザーを脱ぐと掛けておけとばかりに俺にほおって寄越した。
黒い合皮の薄いスクールバッグから長財布を取り出してそれを片手に言う。
バッグにでっかい蛍光ピンクの尻尾のストラップがゆらゆら浮いている。

「西通り商店街の入り口のコンビニでしょ。
 あそこ、うちの寄宿舎の生徒用に品揃え豊富だから」

「あーそか。あそこは逆に寄宿舎の生徒以外人通りがないもんなあ」

「わざわざあの五月蝿い店長しかいないコンビニに行こうと思わないでしょ」

一度携帯を開いて操作した後それををパカパカと手で弄びながらドアの前に立つと、
一瞬立ち止まり俯いて横を向く。表情は、よく見えなかった。

「とりあえず、猶予は五月末やて」

「ん。知ってる。予想通り」
108投稿者: 投稿日:2011年04月19日(火)21時31分16秒

低い声のみじかいやりとりにどこか立ち入ることの出来ない雰囲気を感じ取って、
その分二人の友情の長さを思う。

暗い空気を吹っ切ってくるりと藤本先輩が手を腰にこちらを振り返る。
にやりと笑って八重歯がぴかりと光った錯覚さえ覚える明るさで、

「じゃあ、パシられとくわ。あとはよろしゅう」

「おまかせあれ」

「理陽。ちゃんと調教されるんやで」

「はあっっっ??!!」

不穏な言葉に身の危険を感じて椅子から半ば立ち上がりながら川崎先輩と藤本先輩を交互に見る。
二人はにっこりと笑うだけ。背筋に薄ら寒いものが走る。
109投稿者: 投稿日:2011年04月19日(火)21時32分21秒

「ほな。理陽、絶頂しすぎて気絶せんようにな」

「はあぁっっっっっっ???!!!」

嫌な予感しか感じさせない爆弾発言をかましたまま
藤本先輩はあっという間にドアの向こうに消えた。

冷や汗がこめかみをつたう気がする。
いつの間にか目の前で腕を組みしている川崎先輩がいる。
110投稿者: 投稿日:2011年04月19日(火)21時32分54秒

"調教"
その二文字がぐるぐる回る。
"鞭""首輪""縄""手錠""奴隷""ご主人様""三角木馬"
とあるルートからこっそり入手した言葉がやっぱりぐるぐる回る。

うん。我ながらなかなかにディープだ。

「えっと、俺は食べてもおいしくありませんっ・・・・・っていうのが定石ですか、ね」

「たっぷりかわいがってあげるわよ。・・・・・って返せばいいの?」

どうにか円滑に冗談にもっていけた。
111投稿者: 投稿日:2011年04月19日(火)21時34分04秒
後ろを向いて自分の椅子に座ろうとする先輩に内心ほっとしながら
さっき疑問に思ったことを口にしようとしたとき、

「まあ、"奴隷"で"首輪"してる理陽に『っ、"ご主人様"ぁ、ぁんっ、、許して、くだぁ、さいっ』なんて啼かれながら
 "鞭"で叩いて"三角木馬"の上で"調教"するのも面白そうだけど....」

「申し訳ありませんでしたっ。なんなりと俺に雑務をお申し付けくださいってかやらせてくださいお願いします」

「えっ、ヤらせてください?なに?"手錠"と"緊縛"もご所望?」

「・・・本気でもう、勘弁してください...」

思考が100パーセント読まれてる。
精神疲労が半端じゃない。てか下ネタて・・・

「まあ言葉遊びはこれぐらいにして。ちょっと理陽に情報をあげようと思ってさ」

「えっ?」

----------to be continue...
113投稿者: 投稿日:2011年04月19日(火)21時36分15秒

本日分、投稿終了です。

今日の部分本当に必要だったのかときかれると悩むのですが、
書いててこの中身の無い下らなさに笑いながら書き上げました。

明日の投稿は、難しいと思います。

では。
120投稿者: 投稿日:2011年04月26日(火)19時15分22秒

久方ぶりですみません。春です。

♪114・115・116・117・118・119さん
あげ、ありがとうございます。
今しばらくお待ちくださいませ。

あと一週間お待ちください。すみません。
127投稿者: 投稿日:2011年05月03日(火)23時14分47秒

こんばんわ、春です。

♪121・122・123・124・125・126さん
あげ、ありがとうございます。

申し訳ありませんっっ。
ただいま書いては消して書いては消してを繰り返していてまだ投稿できません。連休中には一度更新するので、再度ですが今しばらくお待ちください。
129投稿者:孤立しがちな人のパターン  投稿日:2011年05月04日(水)18時06分21秒
大抵、表面的にはいい人を気取っている割に、
実は面倒なことやリスクから逃げて、自分が必死になりたくないだけで、
限界や実力が露呈することを恐れて、自分を取り繕うことだけを考えている。

自分から女に話しかけたり誘いをかけるわけでもなく、待っているだけの態度で、
同性にすら自分が仏頂面をしていても優しく扱われることを一人で期待していて、
グループ行動ができず、かといって一匹狼でもなく、群れからはぐれた羊。

自分から企画をしたり、決断をするわけでもなく、すべて人に任せるだけで、
問題が起きれば自分は関係ない顔をして逃げたり、迷惑そうないやな顔をするだけで、
当然ながら仲間からの信頼はゼロ、そういう評判に敏感な女からも敬遠される。

当事者として経験を積むことがなく、年齢の割には顔つきが非常に幼く、
そのくせろくな運動や食事をしていないので、肌や体つきがかなり老けていて、
そのアンバランスさが全体的にエイリアンぽく、童貞の匂いがプンプンしている。

会話の内容がテレビやネットを通じた他人の話ばかりで行動力のなさが窺え、
知識自慢で相手を退屈させ、相手の話には必ず否定的な説教をして自分を偉く見せ、
話を膨らませるより遮断させることが得意で、ネガティブなオーラがますます顔を暗くする。
131投稿者:連休中ってw  投稿日:2011年05月05日(木)08時29分40秒
今日が最後じゃんww
大丈夫なの?
132投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時20分47秒

こんばんわ。春です。

♪128・130さん
 あげ、ありがとうございます。

♪129さん
 思わず「なるほど」と唸ってしまいました。
 自分本位な人間は孤立してしまうものですね。

♪131さん
 ご心配おかけいたしました。
 どうにか書けたのでこれからUPします。 
 もしよろしければお楽しみください。

お待たせいたしました。
本日分、投稿します。
133投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時21分32秒





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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

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-ピースが足りない。-

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134投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時22分05秒

いつものように呆れを込めたため息がこぼれそうになるのを、誰が注目しているのでもなく誤魔化す。
ただぽつりぽつりと話始めた理陽の相変わらずな話下手にいっそ感心しているのは事実だった。

野村さんとともに三人で小屋をでて、
今は野村さんの住む才備学院の寄宿舎へ続く、
西通り商店街の入り口のコンビニの駐車場でアイスを食べながら長ったらしい理陽の話を聞き流している。

私としては必要な情報は全て理陽の口から聞けたので、さっさと中断させてしまいたいところなのだが、
話を聞く野村さんの表情が不可解で私は理陽よりも野村さんをさりげなく観察することに尽力している。

(理陽の、ばか。顔上げてください!)
136投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時22分42秒

才備学院の川崎樹音、藤本七海から聞いたという『いかれ帽子屋』について。

その情報は、生徒会所属の荒木次元と渡邉聖斗の会話から。

初代と二代目。二人存在するという『いかれ帽子屋』。

血生臭い、代を経て変化した文句。

(にしても、なんで藤本さんが"そんなこと"知ってんだろ?)

長くしゃがんでいて麻痺しはじめた脚をストレッチするように曲げ伸ばししてみる。
話が長いと遠まわしにアピールしていることは、どうせ理陽は気がつかない。
137投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時23分18秒

ピースが足りない。
さっきから不自然に情報を隠して話している理陽がもっとも真実に近いのだろう。

(話下手なのに変に隠そうとするから、疑われるんですよっ)

別に毎週のように小テストを実施してその順位を張り出して生徒たちの尻を叩く
学力至上主義の才備学院の学年第二位の理陽の頭脳を評価しているわけでは決して無い。

成績の良さは頭の良さは、往々にして一致はしない。

答えは単に理陽が野村さんに対して"稜駿さんと同一の質問をして稜駿さんと同様に解を得たから"というだけのことである。
138投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時23分55秒

"稜駿"という人間は、小屋に来る人間にとってすべからく特別な存在である。

それはあの彼のそばに寝そべるハーフ顔の少女からはじまり、
話下手の読書好きな才備学院の学年第二位の少年に至るまで。

ただしその理由は理陽と同様に、彼が優秀であるということではない。

ただ彼は"与えられていた"だけ。

ただ彼は"奪われていた"だけ。
139投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時24分30秒



あの小屋の奥で真っ赤な革の一人掛けソファにひざ掛けをして座っている、彼が脳裏をよぎる。




『血統書付きと、野良と、どっちが幸せだったかな』



140投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時25分20秒

「理陽、いい加減必要なこと話してください。もう一個アイス、奢らせますよ」

川崎樹音とのくっだらない冗談で、話を終わらせようとする理陽に
いい加減しろとばかりに言い放つ。

「重要なのは、藤本七海をわざわざ退席させて理陽に話そうとした内容です。
 彼女はなんと言ったんですか?」


『うん。知ってる』
それが口癖になってしまうほどの情報収集能力。
川崎樹音のことは、聞いたことがあった。

わかりやすく私の言葉でたじろく理陽に、思わず口角が上がった。

----------to be continue...
141投稿者: 投稿日:2011年05月05日(木)21時31分54秒

本日の投稿終了いたしました。

♪135さん
 ありがとうございます。がんばります。

いつも行き詰ると別の人間の視点に変えます。
今回は奈々による理陽論、稜駿論といったところですね。

次回の投稿は早ければ週末ですね。
生存報告だけはマメにしようと思います。

では。
143投稿者:この曲好きです  投稿日:2011年05月05日(木)22時40分22秒
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13781474
146投稿者: 投稿日:2011年05月08日(日)20時29分18秒

こんばんわ。春です。
申し訳ありませんが、今回は生存報告です。

♪142・144・145さん
 あげ、ありがとうございます。
 今回は投稿できず申し訳ありません。

♪143さん
 動画見ました。RADWINPSの新曲ですね。
 CSでこの前初めて見たときは女の子の縫い付けられた目が怖くて驚きました。けど相変わらずいい曲ばっかり唄いますよね。詳しい訳ではありませんが有心論は私のiPodのヘビロテです。動画をご紹介いただきありがとうございました。

本日はここら辺で失礼します。

では。
153投稿者:四天王制度について  投稿日:2011年05月13日(金)21時22分31秒
客観的な意見をお願いします
154投稿者: 投稿日:2011年05月13日(金)23時46分45秒

お久しぶりです。生存報告に参りました、春です。

最近は11:30に帰宅する毎日なので、まったく続きがかけておらず更新は日曜日を予定しております。お待たせして申し訳ありません。

♪147・148・149・150・151・152さん
 あげ、ありがとうございます。

♪153さん
 四天王制度はこの小説を始める少し前に知りました。
 四天王制度は読み手さんにとってとりあえず読んでみようと思う小説の目安になっていることは事実だと思います。
 ただ書き手にとってはデメリットが大きいと思います。四天王としてロムのみにしろ読み手さんに来ていただけているのかもしれないのに、定期的な更新が約束できませんし、速さにこだわって自分の書きたいものをかけずに悪循環に陥ることもあるとおもいます。
 読み手さんが小説を読む基準にはちゃんと書き手が完結してくれるかが大きく関わってくると思います。
 私個人としては読み手さんは書き手が完結出来るかどうか信用するのは難しいと思うので、完結作品を書いたことのある書き手さんが誰なのかわかるようになればいいのではないかと勝手に考えております。

勝手な意見で申し訳ないです。

明日はBBQ、あさってはサッカー観戦と遊び呆けて参ります。
更新はちゃんとします。

では。
156投稿者: 投稿日:2011年05月14日(土)00時35分06秒

153さんのご質問に、自分の勝手な意見を書いたので心配でストックを書きながら掲示板を時々確認しておりました。

♪155さん
 四天王制度についてこのスレの154以外で書き込みをしたことは無いです。
 小説統一スレッドは時々覗かせていただいておりますが、書き込んだことは一度もありません。

もう30分ほどストックを書くため、もう一度あめぞうを見に来るつもりです。

では、のちほど。
159投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時49分37秒

こんばんわ。春です。

♪157・158さん
 あげ、ありがとうございます。

サッカーは応援しているチームが勝って、
ひさしぶりにはしゃいでしまいました。

では、本日分を投稿します。
160投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時51分09秒




----------

青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

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-「もう、解決だから。小屋に帰ろう」-

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161投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時51分46秒

こっちを見る奈々の瞳は苦手だ。
もっと言えば、メロディの瞳も苦手なのだが。

――――「重要なのは、藤本七海をわざわざ退席させて理陽に話そうとした内容です。
     彼女はなんと言ったんですか?」

そのまっすぐ突き刺すような瞳に気圧されて、観念して野村の顔色を見る。

"川崎樹音"

その言葉に異様に動揺した様子を僅かばかりだが見せていた野村に気がついていなかった訳ではない。
162投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時55分10秒

・・・と自信満々に言うには少し語弊があるかもしれない。

もともと、小屋を訪れたときから胡散臭く思えたやつだ。
飄々としたポーズとしてのやつを崩すために、
どうしようかと考えながらぐだぐだと話を伸ばしていたときに偶然やつの動揺が視界に入ったに過ぎないのだ。

(罠にはかかった。・・・さて、これからどうするか)
163投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時55分54秒

「野村、おまえ生徒会には所属してないよな」

奈々の問いかけを無視する形で、野村に話しかける。

(あとで、怒られるかもしれないな)

「奈々。もう一つアイス買ってきて。俺のは抹茶の次だからチョコで。
 ほかは好きなの買ってきていいからさ」

盛大なため息と凄みの効いた睨みを残して奈々がコンビニへ入っていく。
携帯を片手に弄りながら呆れたように歩いていくが、俺がこういうことをすると、
奈々はいつもとほんの少し違う表情が表れて胸のあたりがジクリとする。
164投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時56分33秒

(あとで、きっと殺されるだろうな。いや、ぜったい)

そう思うと少し陰った奈々の表情が脳裏をよぎって、
八つ当たりを自覚した苛立ちを込めて、目の前で奈々の後ろ姿をなんとはなしに見る野村と対峙する。

「してない」

「じゃあ、生徒会の荒木次元は?知っているか?」

「生徒会のメンバーの顔と名前くらいお前だって知ってるだろう」

「じゃあ、"順天学園の山田"は?」

「っ!!お前知っているのかっっっ!!!」

俺の言葉に、激昂した野村はコンビニに駐車してある車へ俺の胸ぐらを掴んで叩きつける。
165投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時57分24秒

表情を変えずに俺は目線で奈々を探す。
レジで唾を飛ばしてでかい声で話す店長に捕まって世間話をしているようだ。

(、やっぱりな)

そのまま俺も野村の胸ぐらをつかんで少し手前に引き、低い声で野村に言う。

「(いい加減にしろよ、てめぇ。
  自分の力不足ぐらい認めろよ。このばかが)」

目を見開く野村を内心で嗤いながら、俺は突き飛ばすように手を放した。
俺の胸ぐらを掴んでいた野村の手がするりと外れる。

「理陽・・・?」
166投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時58分34秒
コンビニの自動ドアから奈々が出てくる。
少し心配げな顔に笑みで返すと、慌てて思い出したように怒ってレジ袋を突き出した。
その顔の赤さに暮れ始めた陽を思い出し、腕時計に目をやる。

「私をパシリに使うなんて百年早いですよっ!
 野村さんは、モナカでいいですか?」

野村はただ俺を見ていた。無表情で。
奈々が訝しんで近づくのを腕を引いて止める。

「もう、解決だから。小屋に帰ろう」

「はっ?意味わからないです。ちょっとっ、理陽!!」

騒ぐ奈々を掴んだ腕を離さないまま、連れていく。
野村はそのまま動かない。

(野村にも、あんな表情出来るんじゃないか)

----------to be continue...
167投稿者: 投稿日:2011年05月15日(日)19時59分54秒

本日の投稿分、終了いたしました。

次回は早くて投稿は一週間後になりそうです。

では。
176投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時17分55秒

お久しぶりです。春です。
どうにか宣言通りに、投稿することができそうです。

♪168さん
 ありがどうございます。
 今回はいつもと少し違う感じの文章です。
 よろしければお楽しみください。

♪169・170・171・172・173・174・175さん
 あげ、ありがとうございます。

では、本日分の投稿です。
177投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時19分28秒





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青年は教えられることより刺激されることを欲するものである

----------

-ぼくは、かわいそうじゃありません。-

----------




179投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時20分07秒

―――――「ぼくが、ぜったいにみつけるからね。
      どこでないてても、ジャングルジムのてっぺんだって。どこへだっていくよ」

―――――「しょうくん、ありがとう!」


ずっと、ずっと、ぼくがまもってあげるからね。

もう、だいじょうぶだよ。
180投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時20分57秒


ぼくのいえは、うみのちかくにあります。
大きな大きな青いうみです。

うちにはおとおさんがいます。
おにいちやんもたぶんいます。





   ままはもういません

181投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時22分01秒

ぼくはきょうもみさせんせえにあいにいきます。
みさせんせえは、よおちえんにいます。

「翔くん。またおべんとう忘れちゃったの?
 はいっ、先生のをあげる」

おとおさんは、おべんとおをつくりません。



「しょおのいえは、おかーさんがいないんだって」

「しょおのおとおさんは、おかーさんににげられたんだって」

「しょおくんは、かわいそうなこなんだって」

ぼくは、かわいそうじゃありません。
182投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時23分08秒

「はい。外遊びの時間です。みんな仲良くお外で遊んでくださーい」

みんながそとへとびだしていきます。
ぼくはそんなことはしません。

「しょうくん。...いっしょにあそぼう」

このこえはあんなちゃんです。
ぼくはそとへでていったあいつをみます。

「・・・」

「しょうくん?」

「・・・あそばない」

あんなちゃんのめからぽろぽろなみだがこぼれてくるまえにぼくはかけだします。

おんなのこのなみだはにがてです。
184投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時24分06秒

ようちえんのもんのまえまでくると、ぼくはいきをひそめてあたりをみまわします。
せんせいにみつからないことがたいせつです。

だれもぼくのことをみていないのをかくにんしてから、ぼくはもんをとびだします。

おうだんほどうをわたります。
そのつぎはかわらをはしって、
そうするとこうえんです。

ようちえんよりずっとおおきなてつぼうがあります。
ぼくはここでれんしゅうします。
さかあがりのてすとまでじかんがありません。
もっともっとできるようにならなくちゃいけません。
185投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時24分51秒

「よしっ」

―――――「ほらっ、肘曲げてっ 」

―――――「もっと鉄棒に身体を巻きつけて」

あのちっちゃなおにいさんがあたまのなかでぼくにいいます。

"りょうてはかたはばでしっかりとにぎって"
"ひじをちゃんとまげて"
"みぎあしをすこしうしろにして"

―――――「自分の仇を思い描いてそいつを・・・」
186投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時25分37秒

「「けりあげるっ!! 」」

「だっれかぁ...ひっく、たっすけてぇ..」

ドゴッ

「、ってて。・・・えっ?」

ちからをいれそこねてしりもちをついてしまった
ぼくがみあげたそのさきに、おんなのこのなみだがありました。


(そういえば、"かたき"ってなんだろう)

----------to be continue...
188投稿者: 投稿日:2011年05月22日(日)22時35分04秒

本日分の投稿、終了いたしました。
わざと誤字脱字を入れている上にひらがなが多いので読みづらいとは思います。もうすこしお付き合いくださると嬉しいです。

♪178・183さん
 あげ、ありがとうございます。

では。
195投稿者: 投稿日:2011年05月30日(月)23時36分20秒

いつもの週末投稿をすっぽかしまして申し訳ないです。
生きております。
が、
書けておりません。

投稿予告ができない現状ですので、
ちょこちょこ、生存報告をあげに参りたいと思います。

本当に申し訳ありません。

では。
201投稿者:がんばれよー  投稿日:2011年06月02日(木)20時13分52秒
  
203投稿者: 投稿日:2011年06月03日(金)23時10分28秒

こんばんわ。春です。
まだ書けていないのですが、コメント返信だけしに参りました。

♪187・189〜194・197〜200・202さん
 あげ、ありがとうございます。頑張ります。

♪196さん
 へたっぴがいつまでもグータラ連載してて申し訳ありません。
 ただ始めた以上最後までやりとげるので、またのこのこやってまいりまし た。

♪201さん
 ありがとうございます。嬉しいです。
 これからも頑張ります。よろしければまた覗いてくださったら嬉しいで  す。

では、本日はこれにて失礼致します。
204投稿者:御苦労様でした♪  投稿日:2011年06月03日(金)23時43分47秒
↑UP↑
206投稿者: 投稿日:2011年06月04日(土)18時45分55秒
んばって
209投稿者:菊祐  投稿日:2011年06月05日(日)20時16分17秒
こんばんは。

『シリウス探偵団の事件簿』という小説を書いている菊祐と申します。
今、小説家の皆さんのスレを訪問してます
ミステリアスな感じがいいですね。
お互い頑張りましょう!
222投稿者:もう1か月  投稿日:2011年07月02日(土)18時51分44秒
放置かよ
死ね
224投稿者: 投稿日:2011年07月02日(土)18時56分08秒
恋唄に続き春も自演かww
こりゃ終わったなwww
271投稿者:1  投稿日:2011年11月29日(火)09時29分25秒
    /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ⌒ヽ
    /       /i \   ヽ
    | | /////.ノ | | | | | |\、|
  | | |-| |〔 =・=.〕--〔=・=〕--ヽ  
  | .|| ||  `ー'(、●^●,)ー'    ヽ
 |  | ||    ノトェェイヽ      l  
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| i ゝ       '⌒ヽ    ノ    カタカタカタ・・・
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276投稿者:あえg  投稿日:2011年12月16日(金)05時39分02秒
   
325投稿者:あえ  投稿日:2012年10月13日(土)08時24分58秒
   
340投稿者:モンクレゥ`ルダウン  投稿日:2013年01月12日(土)13時13分25秒
こんにちは、またブログメ魔ゥせていただきました。また、゚[びに栖ま゛す。よろしくお?いします
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360投稿者:あああ  投稿日:2013年02月24日(日)14時45分17秒
  
361投稿者:ああああああああああ  投稿日:2013年02月24日(日)23時37分14秒
  
364投稿者:あげ  投稿日:2013年02月27日(水)05時16分43秒
  
371投稿者:ああああああああああ  投稿日:2013年03月14日(木)00時27分32秒
  
385投稿者:ルイヴィトンバッグ  投稿日:2013年04月07日(日)02時11分31秒
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388投稿者:あげ  投稿日:2013年04月11日(木)07時49分51秒
 
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