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百合★ツグラム小説★百合
1百合★ツグラム小説★百合 投稿者:リリー  投稿日:2006年10月24日(火)21時08分39秒
愛実・・・姉
羅夢・・・妹
(血はつながっていない)
夏希・・・洋館の女主人
2
☆レス500までを見る☆
501投稿者:リリー  投稿日:2006年12月01日(金)00時52分00秒
「愛実ちゃん…優しいのね。あなたは普通に人を愛せる子なのよ。私は無理なの…。こうすることしか愛せないの…」
「あなたのは…あなたのは愛じゃないわ!あなたは自分しか愛せない人なのよ!凄く…凄く孤独な人…凄く可哀そうな人なのよ!」
「そうよ…私、淋しいの…。だから、愛実ちゃん。あなたも私の美しい思い出の1ページになってくれるわよね?私のお花畑になってくれるわよね?ねえ、愛実ちゃんはどんなお花が好き?チューリップ?パンジー?ダリア?あなたの好きなお花を植えてあげる。愛実ちゃんの上に咲く花は、きっときれいでしょうね…」
だめだ…。話しがかみ合わない…。人として話しができない…。何を言ってもこの女の心に届かない…。このまま身体を切り刻まれて、内臓を抉り取られて…バラバラにされて…顔もメチャクチャに壊されて…苦しみに悶えながら、血と肉と骨になっていく…。
(こ、これが私の死に方?こんな風に死んでいくの?まだ13年しか生きてないのに…まだまだこれからなのに…嫌だ…嫌だ…嫌だ…)
「た、た、た、助けて…助けて…助けて…」
愛実のかすれ声は弱々しく消えていく。
502投稿者:>499羅夢が  投稿日:2006年12月01日(金)00時53分57秒
助けに行ってるし、さすがに殺されないだろう
でも、姉妹そろって殺されてお花畑ってバッドエンドじゃなかろうな?
503投稿者:リリー  投稿日:2006年12月01日(金)01時04分22秒
「怖いの?怖いの?愛実ちゃん…。可哀そうに…こんなに震えて…。こんなに怯えて…。私って本当に悪い子なのね…。可愛い愛実ちゃんをこんな目にあわせるなんて…」
「…助けて…助けてください…」
縛られて動けない愛実は、もう命乞いをするしかなかった。
「ああ…こんなに泣いてしまって…。私が涙を舐めてあげる」
「あ…あ…死にたくない…死にたくないよ…」
「ねぇ…愛実ちゃんって、学校では人気あるでしょ?特に男の子達からもてるでしょ?愛実ちゃんが死んだらみんな悲しむね…。悔しがるだろうね…。私が愛実ちゃんを独り占めしちゃうんだから…。醜い顔で、醜い姿で死んでいく愛実ちゃんを見ることができるのは、私だけなんですもの…!ああ、なんて素敵なのかしら!」

504投稿者:リリー  投稿日:2006年12月01日(金)01時21分34秒
夏希は愛実の胸に耳をあてる。
「凄い…愛実ちゃんの心臓の音がする…。トクントクンって音がしてる…。段々早くなってるよ…。もうすぐこの心臓を見ることができる…!」
そして胸から下腹部へ夏希の顔は移動する。
愛実の柔らかい腹を押したり、撫でたりしながら溜め息をつく。
「ああ…この中に、愛実ちゃんのきれいな内臓が詰まってるのね…。早く見たい…!このお腹を開けて、あなたのお花を私に見せて!」
「あ…あ…あ…」
愛実はもう言葉を発することができなかった。
夏希はメスを愛実の身体、数ミリ上で滑らせてく。
「さあ、どこから斬ろうかな?」
メスは愛実の眼球で止まる。
「目はダメね。愛実ちゃんが、自分の内臓を見ることができなくなっちゃう」
メスは鼻、口、喉、胸、腹と移動する。そして夏希は愛実の性器を指で広げ、クリトリスを露わにした。
「ここにしましょ。愛実ちゃんの一番感じやすい所…。どんな声で鳴いてくれるのかしらね?」
愛実のクリトリスに冷たい感触が…。クリトリスにメスの刃があてがわれた。
「いやぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!誰かー!誰か助けて〜〜〜!!!」
愛実は無意識に叫び声をあげた。
そしてドアが大きな音をたてて開けられた。夏希は振り向いた。
そこには羅夢が…激しく息をついて、汗で濡れた羅夢が立っていた。
505投稿者:リリー  投稿日:2006年12月01日(金)01時23分52秒
これでおちます
>500
猟奇的なものは趣味ではないんですが、書いてみると面白いですね
いや、願望はありませんよ、する方もされる方も
506投稿者:こんな小説書くリリーは  投稿日:2006年12月01日(金)03時50分22秒
普通じゃないよね
現実の世界から逃げて生活してる人のように
507投稿者:異常性愛願望は少なからずある  投稿日:2006年12月01日(金)04時10分09秒
リアルにしてみたい興味はなくても妄想ならネクロや猟奇も想像しない?百合じゃないけど腹裂いて挿入とか喉裂いて挿入とか
508投稿者:506  投稿日:2006年12月01日(金)05時23分12秒
どういう家庭で育ったかって事が1番分かり易い所かな。
戦争の話に感心を持ってる人なら簡単に人を殺そうと思わないだろうし、逆にグロテスクな映画が平気で、好んでこういう小説を書いてる人ならなんとも思わずに人を殺す情景が頭で描かれる。
心の変化が激しい思春期にどう育てられたかが重要なんだと思うよ。
唯でさえ、てれび戦士がHな事をしている所を想像するのを「いけない事」だと割り当ててる人もいるから。
このような小説を書いてるリリーさんは子供の中の子供からは現実離れしていたのかもしれない。
今が大人であっても、まだ子供であっても。
別に、悪い事をしていないと判断する人はいるかもしれないけれど、世間体では可笑しい人を指すよ。
509投稿者:殺人の  投稿日:2006年12月01日(金)17時54分19秒
描写はみんな夏希の思い出話しでしょ?そんなにヤバくはないと思う。
この後どういう展開になるかわからないけど、まだ「戦士」は死んでいない。
殺されたのも「夏希の父」、「夏希の姉」という書き方で戦士の固有名詞じゃないし。少なからず気を使ってるよ。
だって、他は戦士同士が「バトロワ」みたいに殺しあったりしてるのもあるし。
510投稿者:有名小説家も殺人  投稿日:2006年12月01日(金)17時56分30秒
かいてるよ
511投稿者:まめっち  投稿日:2006年12月01日(金)18時02分59秒
あげ
512投稿者:>>509  投稿日:2006年12月01日(金)18時10分17秒
序盤の方にはっきり名前が書いてあるわけではないが、バスの運転手はレッド(本名は出た)、運転手の娘は七海、愛実の元クラスメートは望、羅夢の父はゴルゴとわかる。でも、夏希の父、夏希の姉だけは誰かはわからない。やっぱり戦士や関係者を殺す描写を避けてるね。
513投稿者:508の言うことは多分  投稿日:2006年12月01日(金)18時27分09秒
二次創作の題材としてどうかという問題じゃなく
残酷な異常性愛描写を詳細に書くしかもそれを楽しんで書く心理の面の話だと思う
作者の精神状態とか人格形成の部分に何か影響をもたらしているものがあるんじゃないかと
実際509の言うように残酷な描写には特定人物を想像させない書き方はちゃんと配慮されてるし
戦士でこんなもん書くなっていう単純な批判じゃなく作者の根の部分をある意味心配しているのではないかと思ったけど
違ったらごめん
514投稿者:羅夢が  投稿日:2006年12月01日(金)18時35分55秒
助けに来たところで終わってるけど、この後、羅夢がカメハメ波で夏希を吹っ飛ばす展開になったら、作者のことが心配になる
515投稿者:age  投稿日:2006年12月01日(金)19時16分35秒
516投稿者:>14  投稿日:2006年12月01日(金)19時17分24秒
それはないだろ
517投稿者:age  投稿日:2006年12月01日(金)21時49分49秒

518投稿者:リリー  投稿日:2006年12月01日(金)23時48分31秒
うわ…ちょっとした論争が起きてますね
やっぱりやりすぎたかな?
最初に「エロ、グロあり」って書いておけばよかったけど、当初はこんなにエロ表現を多くするつもりもなかったし、夏希の姉殺しもただ、「姉は私が殺した」と一言で済ます予定でした
確かにいきあたりばったりで書いてると指が暴走しますね

>508いや、いたって普通に育ちました。虐待もされてませんし…
>514その発想はなかったです…
519投稿者:頑張れ  投稿日:2006年12月01日(金)23時49分53秒

520投稿者:親子関係うまくいってる?  投稿日:2006年12月01日(金)23時50分44秒
 
521投稿者:>514  投稿日:2006年12月01日(金)23時52分05秒
羅夢なだけに、「お姉ちゃんをいじめる子はお仕置きだっちゃ!」と言って電撃だと思う。
522投稿者:リリー  投稿日:2006年12月01日(金)23時54分07秒
>520
はい、むしろ甘やかされて育てられました
小説の中の愛実と羅夢の父親みたいに
523投稿者:書きたいように書いてください  投稿日:2006年12月01日(金)23時56分09秒
ね
524投稿者:頑張ってね  投稿日:2006年12月01日(金)23時57分17秒
 
525投稿者:>513  投稿日:2006年12月01日(金)23時57分47秒
うーん…と言うか、リリーさんが心配でね。
こういう人って将来どうーいう人になるのかな?と疑問に思ったりして。
526投稿者:とにかく  投稿日:2006年12月01日(金)23時59分33秒
自分の書きたいように書かないと後悔する
527投稿者:リリー  投稿日:2006年12月02日(土)00時11分06秒
ご心配ありがとうございます
大丈夫です
レズには興味ありますが、ネクロはやってみようとは思いません
それに、知人、友人にも話題に出してませんので
528投稿者:リリー  投稿日:2006年12月02日(土)00時12分48秒
はい、応援ありがとうございます
もうすぐ、この話しもクライマックスです
最後までお付き合いくだされば嬉しいです
529投稿者:頑張れ  投稿日:2006年12月02日(土)00時13分29秒

530投稿者:あげ  投稿日:2006年12月02日(土)01時24分30秒
あげ
531投稿者:リリー  投稿日:2006年12月02日(土)01時42分42秒
「羅夢?羅夢なの!?」
愛実の見た羅夢の姿は、大きく肩を上下させ、息も絶え絶えだった。そして愛実に迫った状況を見ると、夏希を強く睨みつけた。
「何を…何をしてるの…?夏希さん…。私のお姉ちゃんに何をしてるの!?」
夏希は悪びれる様子もなく、溜息をついて言う。
「羅夢ちゃん…。どうしてここに?ミチコさんも何で通してしまったのかしら…」
「答えてよ!私のお姉ちゃんに何すんのよぉ!!」
羅夢の怒鳴り声は泣き声に変わっていた。
「あなたのお姉さんじゃないわ…。私の愛実ちゃんになるのよ…。これからね」
「違う!お姉ちゃんは私のものだよ!お姉ちゃんを帰して!」
「羅夢ちゃん…ジャマしないでね。今から私は愛実ちゃんをバラバラに解剖するんだから。それとも、羅夢ちゃんも見学する?」
「そ、そんな…!そんなことしたら、お姉ちゃんが死んじゃう!」
「そうよ…。でも、永遠に私のものになるわ…」
「やだ!そんなことさせない!そんなこと…!」
「力ずくで止めてみる?あなたみたいなお子様が?」
「絶対に殺させない!お姉ちゃんを殺させない!」
「だ、だめだよ!羅夢!逃げて!逃げてパパとママを…い、いや、警察を呼んで来て!」
「お、お姉ちゃん…」
羅夢は再び泣き出しそうな表情になる。
「そうね…お姉さんの言うとおり、このまま逃げるのが一番いいわね。でも、警察がここに来る頃には、お姉さんはもうバラバラにされてるでしょうけど…」
羅夢は目を瞑る。そして深く息をつき、決意と共に目を開いた。
「夏希さん…。羅夢を…羅夢を殺して下さい…」
532投稿者:リリー  投稿日:2006年12月02日(土)01時57分44秒
愛実は耳を疑った。今、羅夢は何て言った?
「ら、羅夢…。な、何を言ってるの…?」
「それはどういう意味なの?羅夢ちゃん」
耳を疑ったのは夏希み同じだった。
「だって…だって…本はと言えば、羅夢が悪いんだもん…。お姉ちゃんをここに連れて来たのは私…。お花を勝手に取って、お姉ちゃんが代わりにお仕置きを受けたのも、私が原因…。そして、こんな事に…こんな事になったのも…私のせいだから…。だから私が死ななきゃダメなの!」
「バ、バカなこと言わないで!羅夢!私はあなたを守る為に…」
「ううん!今度は私が…私がお姉ちゃんを守る!私の罰は、私が受ける!もう、お姉ちゃんに身代わりなんてさせない!」
夏希は二人のやり取りを退屈そうに眺めながら言う。
「そう…?私はどっちでもいいのよ?愛実ちゃんも羅夢ちゃんも、同じくらい好きですもの…」
「羅夢!バカ羅夢!何言ってんのよ!そんなのダメだよ!お姉ちゃんが許さない!逃げな!早く逃げな!」
「羅夢ちゃん、お姉さんの身代わりになるんなら、早く服を脱いで裸になりなさい。まずは天国を経験させてあげるから…」
「夏希さん!羅夢には指一本触れないで!もし、羅夢を傷つけたら…」
「お姉ちゃん…羅夢、お姉ちゃんのことが大好きだよ…」
涙で濡れた笑顔の羅夢は、そう言って服を脱ぎ始めた。

533投稿者:あげ  投稿日:2006年12月02日(土)01時59分29秒

534投稿者:リリー  投稿日:2006年12月02日(土)02時12分56秒
羅夢は全てを脱いで裸になった。
「羅夢…ど、どうして…どうして…」
愛実は縛られているとはいえ、何もできない無力な自分を責めた。もう、愛実に決定権はない。羅夢の決意を、ただ目に焼き付けることしかできない。
「こっちへいらっしゃい…。羅夢ちゃん…」
手を差し延べる夏希。ゆっくりと歩み寄る羅夢。
そして突然、夏希がメスを羅夢の目の前に突きつけた。メスは羅夢の眼球数ミリにまで迫っていた。
「………」
羅夢は悲鳴もあげず、身じろぎもせずに、メス越しにただ夏希を睨むだけだった。
しかし、羅夢の足下が濡れている。健気に耐えて見せても、身体は恐怖に対し、反応した。羅夢は失禁してしまったのだ。
「うふふ…いいわ、羅夢ちゃん…。怖いのを我慢して、そんなにお姉さんを守りたいのね…。あなたも素敵よ。充分、私の花園の住人になる資格があるわ…」
夏希はメスをトレーに戻すと、羅夢の涙で濡れた顔を舐めた。
羅夢は何も言わず、動かず立っている。そして昼間の時と同じ様に、羅夢の眼球を舐めた。
羅夢は声を出さない。もう、快楽に溺れる少女ではなくなったのだ。
535投稿者:リリー  投稿日:2006年12月02日(土)02時14分33秒
今日はこれでおちます
536投稿者:あげ  投稿日:2006年12月02日(土)17時50分44秒
 
537投稿者:ハッピーエンドだと  投稿日:2006年12月02日(土)17時54分01秒
いいな
538投稿者:泣けるし。  投稿日:2006年12月02日(土)17時55分49秒
                
539投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)00時22分44秒
夏希はそのまま唇を下へ移動させる。そして濡らしてしまった羅夢の股間も躊躇なく舐める。しかし、羅夢は声をあげることもなく、身体を反応させることもなく、まるで直立不動で真っ直ぐ立っている。
羅夢の目は真っ直ぐに、ベッドに磔にされた愛実を見ている。
「羅夢…。逃げて…。逃げて…」
愛実の声は命令ではなく、懇願に変わっていた。
羅夢は静かに首を振る。その目は固い決心に満ちていた。夏希に性器を舐められていることなど感じさせない強さがあった。
夏希は傍から見れば、感情のない人形を相手にしているような、まるで一人相撲であった。そのことが夏希を少し苛立たせた。
夏希は羅夢の太ももを噛んだ。しかし、羅夢は声を出さない。幼い性器を無理矢理広げ、乱暴に指を入れる。羅夢の股間から少し血が出た。
でも、羅夢は唇をキュっと結び、夏希の行動を無視した。
夏希いは明らかに焦りの表情を浮かべている。
「どうしたの?羅夢ちゃん…。気持ちよくないの?声を出しなさい!」
しかし、ようやく羅夢は口を開いた。それは夏希に対してではなく、愛実に対する言葉だった。
「お姉ちゃん、どんなことがあっても、羅夢のこと、嫌いにならないでいてくれる?」
540投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)00時32分56秒
「…え?何?」
愛実は聞き返した。羅夢の言葉の真意がわからない。
「ねえ…羅夢のこと、好きだって言って…!どんなことがあっても、好きだって…」
「羅夢…」
「お願い…私に…私に勇気をちょうだい…強い気持ちになれるように…」
羅夢の目に涙が浮かんだ。愛実は、羅夢の言葉の意味がわからなかったが、これ以上、妹を泣かせたくはなかった。
「うん…。大好きだよ…。羅夢のこと、ずっと、ずっと大好きだからね…」
「ありがとう…お姉ちゃん…。お姉ちゃんに会えて…羅夢は幸せだったよ…」
夏希は自分を無視して会話する姉妹に対して、怒りを覚えた。
「あなた達、何をわけのわからないことを言って…」
夏希は目を疑った。羅夢の手にはメスが握られている。
そう…夏希は完全に羅夢を甘く見ていた。少し手を伸ばせば届く距離に、手術道具を乗せたトレーを置いていたのだ。
羅夢はメスを夏希の首にあてがうと、ゆっくりと真一文字に滑らせた。
541投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)00時46分17秒
夏希は、愛実に対して背中を向けていた。夏希の表情はうかがい知れない。
だが、羅夢が夏希に対して何をしたのかはわかった。
羅夢の白い肌が少しずつ赤く染まる。赤い霧が羅夢を包み込んでいる。その霧は段々濃くなり、一気に噴出する。羅夢の身体は頭から爪先まで赤く濡れた。
夏希の身体は細かく痙攣し、ゆっくりと崩れ落ちた。
「羅夢…。羅夢…。あなた…なんてことを…」
愛実はただその地獄絵図を眺めるだけだった。羅夢の言葉の意味…そういうことだったのか…。
「お姉ちゃん…私…私…」
真っ赤に染まった羅夢は、愛実を呆然と見つめる。その目は永遠の別れを悟ったように、悲しい。
羅夢はメスをゆっくりと上げる。その刃先は自分の首に…。
(ダメ!ダメだよ、羅夢!バカなことはやめて!死んだらダメ!)
しかし、愛実の口から出た言葉は静かで穏やかなものだった。
「羅夢…。こっちにおいで…。お姉ちゃんの所においで…」
愛実は微笑んでいた。
542投稿者:ヤバイ泣きそう  投稿日:2006年12月03日(日)01時08分27秒
vvv
543投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)01時13分28秒
(羅夢ちゃん、おいで。こっち着て、一緒に寝よう?)

そう…あの夜…愛実に嫌われてると思って泣いた夜…。

(ごめんね、羅夢ちゃん。悲しい思いさせて。これじゃあ、お姉ちゃん失格だね)
(ううん…。やっぱりお姉ちゃん、暖かい。羅夢の思ったとおりだよ)
(私ね、ずっと妹が欲しかったんだ。羅夢ちゃんみたいな可愛い妹)

「お姉ちゃん…私も…欲しかった…。お姉ちゃん…お姉ちゃんが欲しかった…」
「うん…お姉ちゃんはここだよ…。さ、こっちに来て…」
羅夢はフラフラと愛実の側まで来る。まるで歩き始めたばかりの幼女が母親の元に行くように…。
544投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)01時14分47秒
「さ、羅夢…。お姉ちゃんを縛ってる、このロープを切って…。お願い…」
「うん…。可哀そうなお姉ちゃん…今、羅夢が自由にしてあげるからね…」
羅夢は愛実の手足を縛っているロープをメスで切った。
すると、愛実は素早く起き上がり、羅夢の持っているメスを奪うと、羅夢を突き飛ばした。
「…!お、お姉ちゃん…?」
驚いた表情で愛実を見上げる羅夢。愛実は羅夢には目もくれず、まだ細かく痙攣している夏希の元に駆け寄る。そして夏希の身体の上に馬乗りになると、何度もメスを突き立てた。
夏希の身体は動かなくなった。そして愛実の身体も羅夢同様、真っ赤に染まった。
「お…お姉ちゃん…」
今度は羅夢が愛実の行動に呆然となる。
愛実は振り向いてこう言った。
「羅夢…。この女を殺したのはお姉ちゃんだからね…。羅夢は殺してないよ…。羅夢はお姉ちゃんを助けてくれたんだから…。生かしてくれたんだよ…」
そして愛実は羅夢をそっと抱き寄せた。羅夢は愛実の胸の中で泣いた。愛実は優しく羅夢の頭を撫でる。
真っ赤に濡れた姉妹は、これで本当の血でつながった姉妹になった。

545投稿者:あげ  投稿日:2006年12月03日(日)01時22分37秒

546投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)01時29分01秒
これでおちます
547投稿者:うわー  投稿日:2006年12月03日(日)01時30分25秒
最後どうなる
548投稿者:駄作だな  投稿日:2006年12月03日(日)01時30分28秒
 
549投稿者:age  投稿日:2006年12月03日(日)01時39分42秒
550投稿者:これって正当防衛だよね  投稿日:2006年12月03日(日)13時52分40秒
 うん
551投稿者:おわ…  投稿日:2006年12月03日(日)14時10分20秒
深い…ねぇ
552投稿者:あげ  投稿日:2006年12月03日(日)15時14分31秒

553投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)22時02分29秒
羅夢を抱きしめている愛実は、人の気配に気付く。
はっとして、夏希を突いたメスを、その気配の方向に向ける。
そこには召使いのミチコが立っていた。
「来ないで!私達に近づいたら、あなたも…あなたも…」
メスを握る愛実の手はカタカタと震える。その手に羅夢は自分の手を重ねる。
主人の血まみれの死体を目の当たりにしながらも、ミチコは無表情に淡々と話す。
「二人とも、はやくシャワーを浴びなさい」
「…え?」
「幸い、裸でいたから服が返り血で汚れてないようね」
「わ、私が…私が夏希さんを殺したんですよ…?な、何とも思わないんですか?」
「本当は…私がお嬢様を止めなければいけなかったの…。あなた達にこんな役を押し付けてしまったことを謝るわ…」
「ど、どういうことですか?」
「お嬢様は狂ってしまわれてた。私はそれを知りながら、お嬢様の殺人に加担してしまっていた…。私もお嬢様と同罪よ。後始末は私がつけるわ。あなた達は早くシャワーで血を洗い流して、お家に帰りなさい」
「そ、それでいいんですか…?それで…」
「言ったはずよ。これは本当は私がやらなくてはいけないことだって。さ、早く」
愛実と羅夢はミチコに言われるまま、シャワールームに向かった。

554投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)22時26分38秒
愛実と羅夢はシャワールームに入る。大理石でできたかなり豪華なものだった。ひんやりとして冷たい室内に、羅夢は思わず愛実に寄りかかる。羅夢の体温が暖かい。この温もりをまた感じることができる喜びに、愛実は浸った。羅夢が助けに来なければ、今頃自分はバラバラに解剖されて、冷たい土の中にいたことだろう。
「うわ〜、すごいお風呂だね。映画みたい」
羅夢ははしゃいでみせたが、それは幾分演技が混じっていることは愛実にもわかった。いくら身を守る為とはいえ、自分達が殺人を犯したことを少しでも忘れたかったためだ。
「さ、羅夢、こっちへおいで」
羅夢のツインテールに結んだ髪をほどいてやる。そしてシャワーの湯をかけてやった。赤い血が大理石の床を染める。夏希の血は羅夢の身体から離れ、排水溝へと吸い込まれていった。赤かった羅夢の肌が、白さを取り戻していく。
(そう、みんな流れてしまえ…。悪い思い出と共に、全部流れてしまえ…)
愛実は、この思い出は、絶対に消えないものだとわかってはいた。でも、羅夢だけでも忘れられることができたら…。そう、夏希にとどめを刺したのは自分なのだから…。
「お姉ちゃん…初めてだね…」
「…え?」
「お姉ちゃんと一緒にお風呂入るの…」
「そうだね…」
「今度は羅夢がお姉ちゃんの背中を流してあげる」
初めて出会った日。あの日に帰ることができたら…。叶わぬことだと知りながら、愛実はそう思わずにはいられなかった。
555投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)23時07分22秒
愛実と羅夢はシャワールームから出る。脱衣籠の中に愛実と羅夢の服がきれいに畳んでおいてあった。ミチコがやってくれたのだろう。服には血は一滴もついていない。二人とも裸にされたのが幸いだった。
二人は服を着て脱衣所から出る。二人が血まみれで歩いたので、廊下には血の足跡がついているだろうと思ったが、きれいに拭き取られていた。
今までいた寝室を覗いてみると、床、壁、天井におびただしい血で染まっている。しかし、夏希の死体はそこにはなかった。
二人はそのまま玄関を出る。庭でミチコが穴を掘っていた。傍らには赤い血の染み付いた白いシーツで包まれたものが…。おそらく夏希だろう。
「あ…あの…」
愛実はミチコに声をかける。ミチコは汗の噴き出た顔をこちらに向けた。
「ああ、きれいになったわね。さ、もう帰りなさい」
「で、でも…」
「くどいわね。いい?このことに関してあなた達は何の落ち度もないのよ?ただ自分の命を守っただけ。早くこんなこと忘れなさい」
「忘れるなんて…できません…。だって…だって…」
「それはあなたの勝手よ。でもね、今までの生活を犠牲にできるの?あなたは妹を守る為にここへ来た。そして羅夢ちゃん、あなたはお姉さんを守る為にここへ来た。そうでしょ?じゃあ、今はお互いを守る為に帰りなさい」
「でも、それじゃ、あなたが…」
「私のことはいいの。お嬢さんを殺したくても殺せなかった弱い私のことなんか。あなた達は強いわ。お互いを愛してるから、あなた達は強い。お嬢さんは人を愛せない…自分しか愛せない人だった…。弱い人だったのよ」
「私達が…強い?」
「そう…。でもね、私だってお嬢様を愛したの…。でも、お嬢様は私を愛して下さらなかった…。その証拠に…私が殺されずに生きている…」
「…そう…ですね…」
「さ、早くお帰りなさい。そしてもう、二度とここへ来てはダメよ」
「はい」
力強く答えたのは羅夢の方だった。

556投稿者:リリー  投稿日:2006年12月03日(日)23時07分36秒
愛実と羅夢が家に着いたのは11時を過ぎた頃だった。二人の姿を確認した父は狂喜乱舞で駆け寄った。
「おおい!心配したぞ!でも、よかった、よかった!二人とも無事で…」
しかし、父よりも早く二人に駆け寄った母は、愛実の頬を強く打った。
「ママ…」
じんわりと熱くなった頬を思わず押さえる愛実。
母は何も言わずに愛実と羅夢を抱きしめた。
大きな声で泣く羅夢。愛実は母の胸で静かに泣いた。
そう…怒ると怖い母…。懐かしい母が帰ってきた。これで本当の家族になれた…そんな気がした。
557投稿者:あ  投稿日:2006年12月03日(日)23時34分37秒
げ
558投稿者:age  投稿日:2006年12月03日(日)23時45分27秒
559投稿者:とってもよかったです  投稿日:2006年12月03日(日)23時58分54秒
リリーさん本当に上手い!!
560投稿者:リリー  投稿日:2006年12月04日(月)00時22分58秒
ありがとうございます
今日はこれでおちますが、次でこの小説はエピローグです
最後まで付き合ってくだされば嬉しいです
561投稿者:祝・羅夢MTK  投稿日:2006年12月04日(月)20時06分39秒
冬のageハ
562投稿者:冬の  投稿日:2006年12月04日(月)21時43分11秒
あげは
563投稿者:ミュウ  投稿日:2006年12月04日(月)21時51分58秒
お前ら来年にテレビ戦士になるお方を知らないのか?
有栖様がこの板にスレ作ってると言うのに何たる体たらくだ。
それでも天テレ板住人か。すぐにhttp://ame.x0.com/tentele/060810220301.html
にくるがいい。
史上最高の方が我々と会話してくれる機会なんて滅多にないぞ。
その小さい脳みそをフルに動かして今の状態をよく考えるのだな。特にアンチ。
今の天テレを変えようと思えばこのスレの有栖様がいくらでも変えてくださるのだ。
あの方は気難しいが天才だ。人の頼みは必ず聞き入れてくれるぞ。
564投稿者:あ  投稿日:2006年12月04日(月)22時41分02秒
あのさ、あんたたちって、なんでそんなにブスなわけ?
すっごいレベル低い。。。あたしは今学校で人気のある
男の子5人と5股してるよ。それでもいいから付き合って
っていうから。5人に股開いてるよ…☆みんな私のあえい
でる声がききたいって、気持ちよくなってる顔がみたいっ
て、イッタ時の顔が見たいっていって、いろいろしてくれ
ちゃうの。だから私はやってあげるって言ってフェラとか
しようとしても、「ルルはそんなことする必要ないよ。僕
に任せて感じてて」って言ってくれるの。でも私だってお
返ししてあげたいんだけど…。この前は、3Pもやりました
。自分だけじゃルルを本当に気持ちよくできてるかわからな
いからって二人にやばいくらい攻められた。。。気持ちよす
ぎて涙が出てきちゃった。そして最近、隣の学校で一番かっ
こいいって言われてる男の子に告白されました。このレスを
見たあなた!最低でも5つの掲示板にコピーしてはってね!そ
うしたらあなたはすぐに彼氏が出来るでしょう!!これはホ
ントだよ!私も今ラブラブな彼氏ができたし、友達も彼氏が
できました!逆にやらなかった友達は大好きな先輩の「ブス
」って言われてすごいショックをうけました

565投稿者:リリー  投稿日:2006年12月04日(月)23時29分12秒
エピローグです
566投稿者:(*^ー゚)b  投稿日:2006年12月04日(月)23時41分38秒

567投稿者:あげ  投稿日:2006年12月04日(月)23時46分04秒
 
568投稿者:リリー  投稿日:2006年12月04日(月)23時57分54秒
5
あれから一週間が経つ。
あの花園の館は炎に包まれた。
全焼した館からは、推定年齢30〜40の女性の焼死体が発見される。警察は歯型からこの館の使用人、清水ミチコと断定。火事もミチコの放火の疑いが高いとのことだった。しかし、この事件はこれで終わらなかった。花の植えられた庭から大量の白骨遺体が発見されたのだ。一番新しい遺体はこの館の住人の加藤夏希で死後一週間。そして古い白骨遺体の殆どは、未成年の少女のものだった。警察は一つ一つ身元を割り出す。数年前から行方不明の捜索願いの出ている少女や、身寄りのない孤児が多かった。それらの白骨遺体は、人間の形で埋められていなかった。つまり、死後、解体された跡があるのだ。そして夏希の父と母と姉。加えて犬や猫の遺体まで、実に30体以上。夏希と夏希の父と母の3体だけは、解体された形跡はなかった。警察は犯人をミチコを犯人と断定して捜査を打ち切った。
569投稿者:リリー  投稿日:2006年12月05日(火)00時11分38秒
愛実のペンションは、大盛況だった。
なぜなら、この連続猟奇殺人事件が全国的に有名となり、マスコミ関係者、野次馬が宿泊客としてペンションを連日利用したからだ。
父は大喜びだったが、母は複雑な心境だった。こんな凄惨な事件がきっかけでペンションの名が売れても嬉しく無さそうだった。父は自分の自慢の料理や、大浴場を披露できる場が与えられて大満足なのだが。
「ねえ、ここからちょっと行った所に例の殺人館があるじゃない?君達はそこに行ったことあるの?」
愛実と羅夢は度々宿泊したマスコミからインタビューを受けた。
「え〜?羅夢ぅ〜、そんな怖い所、行った事な〜い!こ〜わ〜い〜!」
羅夢はTVカメラの前ではしゃぎまわった。
「羅夢、あっち行ってな。すいません、妹にあんまり恐ろしい話しを聞かせないで下さい。それにそんな館があったことも、私達知りませんでしたから」
愛実は一切、インタビューに答えなかった。しかし、姉妹の姿は度々テレビに取り上げられた。「殺人館の近くのペンションに美少女姉妹がいる」と、インターネットで広まって、薄気味悪い男達までペンションに泊まりにきた。さすがにそんな客は、父が力ずくで追い返した。
「あ〜あ、せっかく羅夢のアイドルデビューのチャンスだったのに…」
これには珍しく父がカミナリを落とした。
570投稿者:あげ  投稿日:2006年12月05日(火)00時19分53秒

571投稿者:リリー  投稿日:2006年12月05日(火)00時20分33秒
そして、しばらく経つと「殺人館」のブームは去り、ペンションも普段の客層を取り戻していく。
愛実と羅夢は、あの事件以来、一度も肌を重ね合わせなかった。その行為自体が夏希のことを思い出してしまうからだ。羅夢も夏希から教わった淫猥な性技の数々を、姉への欲望と共に封印した。
そして二人は努めて普通の姉妹の関係を続けた。
羅夢は一切あの話しはしない。それは愛実も同じことだった。しかし、羅夢の態度はまるであんなことは始めからなかったかのような徹底振りなのだ。これも羅夢の得意の演技なのだろうか?しかし、愛実はそのことを確認できるはずもない。
そして月日は過ぎていった。
572投稿者:リリー  投稿日:2006年12月05日(火)00時46分01秒
愛実は25歳で結婚した。
相手は洸太という名の真面目だけが取り得の男だ。例の望というフランス人のハーフの幼馴染がしつこくプロポーズをしてきたのだが、いつもジョーク交じりの会話をするので、どうも真実味に欠けた。そんな時に知り合ったのが洸太なのだ。
洸太は一流企業の技術者で、収入も申し分なかった。望の様に親の有り余る財産でフラフラしてる男よりも魅力を感じたのだ。
しかし、結婚したのは羅夢の方が早かった。相手は洸太の弟の千秋。愛実が恋人である洸太を父のペンションに招待し、このペンションを気に入った洸太が家族を連れて来たのだ。そこに千秋もいて、羅夢は意気投合、姉よりも早く結婚してしまったのだ。
千秋は料理人志望で、特に餃子にとり付かれ単身餃子修行に中国に乗り込んだ。しかし中国では水餃子が主で、日本のような焼き餃子はなかった。結局意気消沈して帰国し宇都宮で修行したが、羅夢と出会って修行を途中で投げ出して婿養子に入った。兄の洸太とは正反対の行き当たりばったりの性格に愛実は呆れたが、羅夢は大いに気に入った。
「俺はこのペンションをカナディアンな雰囲気にしたかったのに、コイツ(千秋)がどんどん中華風にしやがる…」
父はこう言って婿を嘆いたが、千秋の作る餃子は評判が良く、ペンションはまた宿泊客で賑わうようになる。
愛実も羅夢も、娘を一人ずつ出産した。愛実は娘を有海と名付け、羅夢は娘を愛美と名付けた。愛美は有海よりも一つ年上である。愛実は何故自分と似た名前を娘につけたのか、と羅夢に文句を言ったが、羅夢は「だって、お姉ちゃんのような子が欲しかったんだもん!」と笑いながら言った。
そんな幸せな生活を姉妹は送った。
573投稿者:リリー  投稿日:2006年12月05日(火)00時48分37秒
今日はこれでおちます
あと、少しです
574投稿者:.  投稿日:2006年12月05日(火)01時00分47秒
575投稿者:レイシーズとの  投稿日:2006年12月05日(火)17時35分35秒
性生活は書かないのん?
576投稿者:age  投稿日:2006年12月05日(火)20時25分08秒
577投稿者:千秋の  投稿日:2006年12月05日(火)20時51分59秒
ダメダメ人生、ワロタw
578投稿者:あげ  投稿日:2006年12月06日(水)00時05分16秒
あげ
579投稿者:リリー  投稿日:2006年12月06日(水)00時14分44秒
久しぶりに愛実は父と母と羅夢のいるペンションに夫と娘を連れて訪ねることにした。
洸太の会社は東京にあるため、こうやって実家に帰省するのも年に1,2回となってしまった。8歳になる娘の有海は、一つ年上の愛美と会うのを楽しみにしていた。
洸太の運転する車は、舗装された道路から、整備の悪い田舎道に差し掛かった。
「洸ちゃん、運転変わろうか?東京から休みなしで運転してるでしょ?」
「あ、うん。じゃあ、変わってもらおうかな。少し寝たいし」
愛実は洸太と交代し、車を走らせる。
「ママ…まだ愛美ちゃんのとこに着かない?」
有海が元気のない声で訪ねる。
「う〜ん…あと小一時間くらいかな?どうしたの?酔った?」
「うん…気持ち悪い…」
「じゃあ、少し車止めるから、外の空気でも吸おうか?」
愛実は車を路肩に止める。寝ている洸太を残して娘と二人で車を降りた。
愛実はあの日のことを思い出す。初めてこの道を通り、羅夢に初めて会った日のこと。
(あの日は私もバスに酔ったっけ…)
乗り物酔いの遺伝は、しっかりと娘にも受け継がれていた。そんなことでも、愛実はたまらなく嬉しい。もし、あの日、夏希によって殺されていたら、洸太とも会うことがなかったし、何よりこの愛らしい娘はこの世に生まれてこなかった。
「有海、車に酔った時はね、遠くを見るといいんだよ」
「え〜?だからさっきから遠くを見てたよ。でも、気持ち悪くなっちゃうんだもん。パパが運転してた時は気持ち悪くなかったよ。ママの運転がヘタクソなんだよ」
「ちがうわよ!ここの道路が悪いのよ。ガタガタなんだもん」
こんな風に他愛もない言い争いも、愛実は幸せを感じた。
580投稿者:あげ  投稿日:2006年12月06日(水)00時38分57秒

581投稿者:リリー  投稿日:2006年12月06日(水)00時45分31秒
愛実達は実家であるペンションに着いた。真っ先に羅夢の娘、愛美が駆け寄った。有海はすっかり気分が良くなって、車から飛び出した。
母と父と、羅夢も迎えに来る。父は最近すっかりと老けた。逆に母は相変わらず若々しい。そして羅夢も実年齢より随分若く見える。今年で30になるのだが、まだ20代前半に見える。洸太は例年の通り、父と母に何度もペコペコと頭を下げる。そんな洸太のマネをして愛美や有海もペコペコ頭を下げる。娘達の可愛らしい仕草に、愛実も羅夢も微笑んだ。
羅夢が不意に愛実に言った。
「あの館のあった所…今はタダの原っぱになってるわ…」
「…え?」
「本物の、自然の花畑になってるの。地味な花ばかりだけどね。でも、その方が私は好きだな…」
「…うん…」
何故、今になってあの館の話しをするのだろう?今までずっと封印してきたのに…。しかし、愛実は深く考えることはしなかった。もう、自分には関係ない。全ては終わったのだから。
582投稿者:リリー  投稿日:2006年12月06日(水)00時46分03秒
最終話です
583投稿者:あげ  投稿日:2006年12月06日(水)00時52分09秒
 
584投稿者:age  投稿日:2006年12月06日(水)00時56分47秒
585投稿者:リリー  投稿日:2006年12月06日(水)00時59分01秒
愛実達は家の中に入る。中では千秋が夕食の準備をしていた。もっぱらこの家では、料理は男の仕事になってしまっているようだ。父も千秋も好きでやっているので問題はないのだが。
それに父と千秋は相性が抜群で、本当の親子のような関係を築いている。洸太などは未だに父に敬語を使っているというのに。
有海はリビングをキョロキョロと窺っている。
「どうしたの?有海ちゃん?」
愛美が有海に聞く。
「あれ?ビビンは?ビビンはどこ?」
ビビンとは、このペンションで飼っている、ミニチュアダックスフンドのことである。有海はここに来たらいつもビビンと遊ぶのを楽しみにしていたのだ。愛美は、有海にビビンのことを訪ねられた途端に暗い顔になる。
「どうしたの?愛美ちゃん?」
「ビビン…いなくなった…」
「…え?どうして?」
「わかんない…。ある日突然いなくなっちゃった…」
羅夢が愛美の肩をそっと抱く。
「大丈夫よ。その内ひょっこりと戻ってくるわよ。犬は自分の家は必ず戻ってくるんだってさ。ねえ?お姉ちゃん」
突然振られて、愛実は慌てた。
「あ…うん…そうだよ…。戻ってくるよ、きっと」
すると、愛美は明るい表情を取り戻して、有海の手を引っ張る。
「あ、その代わりにね、いいもの見せてあげる!ほら、庭に来て!」
愛美は有海を庭へ連れて行く。
586投稿者:加藤夏希だったのね  投稿日:2006年12月06日(水)01時03分24秒
 
587投稿者:あげ  投稿日:2006年12月06日(水)01時11分07秒
 
588投稿者:あげ  投稿日:2006年12月06日(水)01時17分01秒
  
589投稿者:リリー  投稿日:2006年12月06日(水)01時18分42秒
愛実は二人の後を着いて行く。
そしてその庭には…。愛実は呆然とした。
庭には花畑が…いや、花園と言っていいほどの、多くの花が一面を覆いつくしていた。
(花園だ…。あの館の花園だ…。なぜ?なぜここに…?)
そして、その花の上に白いドレスを着た女の姿が…。
「ひ…!」
愛実は思わず後ずさりした。後ろに羅夢が立っていた。
「地味なお花畑も好きなんだけど…こういう派手な方がお客の受けがいいのよ。でもやっぱり綺麗ね、お花は…。ビビンがいなくなって愛美が悲しがっていたから、私が作ってあげたのよ」
愛実は思わず羅夢の顔を凝視する。羅夢のこの目…どこかで見覚えが…。そう、笑っているようで笑っていない、冷たい微笑み。
花園に目をやると、白いドレスの女は消えていた。その代わり、有海と愛美が思い思いに花を摘んでいる。
「ダメよ!二人とも!このお花はママの宝物なんだから!」
羅夢が怒鳴った。二人はシュンとなった。
「羅夢…」
愛実は羅夢の顔を見つめる。羅夢は愛実の視線に気付くと、まるであの時の、娘だった時のような無邪気な顔で愛実に言った。
「あ、そう、知ってる?お姉ちゃん。綺麗なお花を育てる秘密…」
そう言えば、可愛がっていた犬がいなくなった…。そして、その代わりにこの花園ができた。

花園の下には何がある…?

シークレットガーデン/アンダーワールド」・・・終わり
590投稿者:リリーさんお疲れ様でした  投稿日:2006年12月06日(水)01時21分33秒
面白くてエロくてそして怖かったです
591投稿者:リリー  投稿日:2006年12月06日(水)01時25分42秒
これで愛実と羅夢の百合物語は終わりです
本当はここまで長くなる予定はなかったのですが、最後までお付き合いして下さった方々には、感謝です

また、次の小説を考え中です
またレズになると思いますが…
一応、有海、七海、藍…この辺で考えておりますが、いつになるか…
またこのスレで発表したいと思います

592投稿者:またレズ楽しみ!  投稿日:2006年12月06日(水)01時29分52秒
次回作も期待してますリリーさん待ってます!
お疲れ様でした
593投稿者:あげ  投稿日:2006年12月06日(水)01時36分21秒
次も期待!!
594投稿者:おつかれさまでした  投稿日:2006年12月06日(水)01時39分24秒
最高によかったです。
映画化できますよこれ。
595投稿者:次回作  投稿日:2006年12月06日(水)01時49分54秒
有海ちゃんは出して欲しいな
有海と有沙なんてどうです?
お嬢様同士のレズなんて最高に甘美で淫靡じゃないですか
596投稿者:七海の  投稿日:2006年12月06日(水)02時01分56秒
ドMな所が見たい
597投稿者:愛美や甜歌なども  投稿日:2006年12月06日(水)02時11分10秒
考えてほしいな
598投稿者:つぐまな出る?  投稿日:2006年12月06日(水)13時04分05秒

599投稿者:あげ  投稿日:2006年12月06日(水)15時55分31秒
   
600投稿者:age  投稿日:2006年12月07日(木)00時22分39秒
601投稿者:リリー  投稿日:2006年12月07日(木)00時24分39秒
>595
有沙と有海の姉妹小説って手もありますね
考え付かなかったです
ソッチ方面も考えてみようかな

あと、みなさん、感想ありがとうございました
602投稿者:昨日の  投稿日:2006年12月07日(木)17時12分05秒
羅夢の力士姿は可愛かった
「羅夢と愛実の女相撲物語」希望
603投稿者:あげ  投稿日:2006年12月07日(木)19時25分09秒
            
604投稿者:新作  投稿日:2006年12月07日(木)23時30分07秒
書いて〜
605投稿者:リリー  投稿日:2006年12月08日(金)00時03分21秒
次回作は構想中ですが、今度はソフトレズ路線でいこうかと思ってます
もう少しエロ描写は淡白に…
606投稿者:ソフトレズもいいね  投稿日:2006年12月08日(金)00時05分11秒
ネチネチと手をつなぐだけがいやらしくてエロイとか
そういうのも見てみたいので期待してます!
607投稿者:この小説は  投稿日:2006年12月08日(金)20時02分01秒
潮噴いたり、尻の穴舐めたり、ハードだったもんな
て、言うか、夏希は小学生の羅夢に何を教えてんだw
608投稿者:リリー  投稿日:2006年12月09日(土)00時47分28秒
次は有海と七海で考えているので、あんまりハードなことはさせられないかな〜、と考えてます
609投稿者:W海  投稿日:2006年12月09日(土)01時25分54秒
楽しみ
610投稿者:でも  投稿日:2006年12月09日(土)01時48分54秒
愛実と羅夢には、あんなメチャメチャハードなことさせたんだw
611投稿者:やったー今年のツートップだ  投稿日:2006年12月09日(土)01時54分35秒
どんな描写になるのでしょうか
かわいいのだったらいいな
612投稿者:リリー  投稿日:2006年12月09日(土)02時45分18秒
お嬢様学校を舞台にした学園モノになる予定です
613投稿者:ほー  投稿日:2006年12月09日(土)03時05分42秒
期待大ですな
614投稿者:白百合女学院生徒会みたいな世界萌え〜  投稿日:2006年12月09日(土)03時20分51秒
お姉様ごきげんようみたいな
615投稿者:リリー  投稿日:2006年12月09日(土)11時42分13秒
ええと、ですね、ちょっとサスペンスが入ります
平和な学園モノにはならないと思います
616投稿者:age  投稿日:2006年12月09日(土)13時33分02秒
617投稿者:おお…  投稿日:2006年12月09日(土)15時29分12秒
お嬢様学校、レズ、サスペンス…萌える…
618投稿者:リリー  投稿日:2006年12月09日(土)23時50分48秒
ちょっと見切り発車な感はありますが、書いてみようと思います
619投稿者:今から書くの?  投稿日:2006年12月09日(土)23時51分42秒
楽しみ
620投稿者:新スレで書く?  投稿日:2006年12月09日(土)23時58分21秒
 
621投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)00時11分25秒
はい、新スレ立てました
タイトルは「一七同盟」です
622投稿者:つまんない  投稿日:2006年12月10日(日)00時31分21秒
文章力にリアリティなさすぎ
623投稿者:あげ  投稿日:2006年12月10日(日)01時15分27秒
http://ame.x0.com/tentele/061209235614.html
624投稿者:>>622  投稿日:2006年12月10日(日)01時54分17秒
ひっこんでろ
編集者きどりかよ、ヴォケ
625投稿者:一七同盟も  投稿日:2006年12月10日(日)02時05分45秒
期待あげ
626投稿者:親子関係  投稿日:2006年12月10日(日)02時06分51秒
に関心あるんだろうか?
なんかテーマみたいになってる
627投稿者:age  投稿日:2006年12月13日(水)14時55分54秒
age
628投稿者:あげ  投稿日:2006年12月13日(水)15時00分50秒
 
629投稿者:あげ  投稿日:2006年12月13日(水)23時14分13秒
   
630投稿者:age  投稿日:2006年12月14日(木)02時23分59秒

631投稿者:あげ  投稿日:2006年12月16日(土)17時24分23秒
 
632投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)17時25分46秒
もうあげないでください
新スレのほうを応援してください
よろしくお願いします。
633投稿者:あげたよ!  投稿日:2006年12月20日(水)01時06分07秒


634投稿者:あげんなよ  投稿日:2006年12月20日(水)01時06分52秒
迷惑な奴
635投稿者:633は632が読めないのか?  投稿日:2006年12月20日(水)01時13分18秒
作者がもうあげるなって言ってるのに
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