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レズ小説★一七同盟★
1レズ小説★一七同盟★ 投稿者:リリー  投稿日:2006年12月09日(土)23時56分14秒
CAST
一木有海
藤本七海

2投稿者:リリー  投稿日:2006年12月09日(土)23時59分15秒
「いちご同盟」という小説がありますが、難病物ではありませんので
3投稿者:お待ちしておりました  投稿日:2006年12月10日(日)00時02分10秒
リリー様。
期待しております。
4投稿者:ひょっとするとツグラムのリリーさん?  投稿日:2006年12月10日(日)00時02分39秒
期待です!
5投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)00時10分37秒
はい、ツグラムのリリーです
前作とは違って、最後の展開まで考えてない状態で書くので、ペースが遅くなると思いますが、長い目で見て読んで下さいませ
6投稿者:頑張って下さい  投稿日:2006年12月10日(日)00時20分16秒
応援してます
7投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)00時30分07秒

「ここ、HK学園は昭和7年にキリスト教のミッションスクールとして開校しました。世界に通用する教養とどこへ出しても恥ずかしくない淑女の身だしなみを身につけるための女子専門の学校なのです。HK学園の名の由来は、この学園の開校に尽力された、イギリスの女性運動化ジェニファー・ハースト女史と当時の帝大教育学部加藤浩次教授のお二人の頭文字を合わせたものなのです。その後お二人はご結婚なされましたが。当時、そして現在でも旧家、名家のお嬢さんや大企業の社長令嬢、そしてあなたのような著名な政治家の娘さんなど、それは頭脳明晰、心身ともに健康なお友達が大勢在学していますので、あなたも良い級友に恵まれることでしょうね。あなたのお父様もこのことを気に入って下さり、私共に大事な娘さんをお預け下さったのです。そしてこの学園は初等部、中等部、高等部とエスカレート式に進学できますが、それには進学試験を受けることになります。しかし、角田さんなら問題なく…」
「ちょっと、すいません」
HK学園理事長、リサ・ステッグマイヤーがここまで言った時、退屈そうに話を聞いていた長い黒髪の少女は口を挟んだ。
「私のことは角田やのうて、藤本七海と呼んで下さい。つい先月までこの名前やったし、こっちの方が好きやさかい」
8投稿者:4  投稿日:2006年12月10日(日)00時31分16秒
それはそれは。
かなり期待です。焦らず頑張って下さい。
9投稿者:相変わらずの細かい背景設定!  投稿日:2006年12月10日(日)00時34分27秒
いいです凄くいいです頑張って下さい
10投稿者:でももう少し改行してほしい  投稿日:2006年12月10日(日)00時36分54秒
読みにくい
11投稿者:あえて改行しない演出かも  投稿日:2006年12月10日(日)00時38分48秒

12投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)00時45分23秒
「藤本…さんと?」
リサは不思議そうに七海を見つめた。
「はい。藤本で願いします」
「でも…あなたのお父様は衆議院議員の角田信明先生でいらっしゃいますのよね?たしか一月前に…」
「別に親と子が同じ苗字を名乗らなければならないって法律はないと思います。夫婦別称なんてこともありますし、言うてみれば親子別称ってやつですわ」
「…はい、わかりました。藤本さん。生徒の主張を尊重するのも、我がHK学園のモットーです。あなたのことは藤本七海さんと呼ぶ事にしましょう」
(主張を尊重?よう言うわ。無理矢理こんな学校に連れて来たクセに…)
七海は心の中で毒づいた。
「山口先生、名簿などの書類の書き換えをお願いしますね」
「はい、わかりました」
七海の担任となる山口美沙はそう言って、手元の書類に「藤本」とメモをする。
「それでは私からのお話しはこれで終わりです。明日からは山口先生の6年B組でがんばってくださいね。それから、お父様にもよろしくお伝え下さい」
「お父ちゃんとは、あんまり会えへんとは思うけど…よろしく伝えときます」(へい、へい。よろしゅうしたいのは、私やのうて、親父となんやな…)
七海は山口と共に理事長室から退室した。

13投稿者:別姓ですね  投稿日:2006年12月10日(日)00時47分20秒
 
14投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)00時47分26秒
すいません
前の小説でも指摘されました
しかし、この場合、人のペースも考えないでペラペラと喋り捲るリサの自己中心的な雰囲気を出したいと思いまして…いや、言い訳ですね
15投稿者:>13  投稿日:2006年12月10日(日)00時48分44秒
あ、別姓だった
「うろ覚え」を「うら覚え」、「ふんいき」を「ふいんき」と覚えてしまった過去があります
16投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)01時28分37秒
長い白く輝く廊下を、七海は担任と歩く。
「先生、すいませんでした」
「え?何が?」
「ウチのワガママで余計な仕事を増やしてしまって…」
山口はクスクスと笑った。
「いいのよ、藤本さん。そんなこと気にしなくても。まるで大人みたいに気を使うのね」
「はい、それはもう、商売人の娘やさかい…」
「ご商売って…お母さんの方の?」
「はい。たこ焼き屋やってました。それを毎日手伝ってました。結構評判良かったんですよ。先生にも食べてもらいたかったわぁ」
「お母さんのことが好きだったのね。だからお母さんの苗字を?」
「ええ。お父ちゃんと初めて会ったのは、お母ちゃんが死んでからなんです。どんだけ偉い政治家か知らんけど、今日からお前は角田や、なんて急に言われて、あ、さよか、なんて納得でけへん。だから親子別称ですわ」
「そう…。それで…。でも、その内お父さんとも仲良くなれるわ。だって血のつながった親子なんですもの。それから藤本さん…」
「何ですか?」
「それを言うなら別姓よ。親子別姓」
「あ、そうなんや。勘違いしてもうてた。恥ずかしいわぁ」
二人はケラケラと笑い合った。しかし七海はおう考える。
(この先生は優しくて、ええ感じやわ。でも、間違うてる。親父と仲良くなんてでけへん!あんな、お母ちゃんとウチをほったらかしにして。そんで政治家としての名前に傷がつくのを恐れてやっとウチを認知して…。なんでお母ちゃんが病気の時に来てくれへんかったんや!)
17投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)01時38分40秒
七海は父親のことを考える度に怒りが湧いてくる。
七海は角田が浮気をしてできた子供である。政治家の角田はスキャンダルを恐れて七海を認知しなかった。
京都の売れっ子芸者だった母は七海を産んでから引退し、大阪の下町でたこ焼き屋を営んでいた。店は評判を呼んだが、軌道に乗るまでたくさんの苦労をした。母はお金を貯めて世界旅行をするのが夢だった。娘の名前も、娘と二人で七つの海を越えて旅をしたい、という願いで「七海」と名付けた。その夢は母と娘を元気付けたが、無理もさせた。それで母は病気の発見が遅れて帰らぬ人となった。七海は下関にある母の実家の祖父母の元に身を寄せることにした。
しかし、今になって角田のスキャンダルが公になり、角田はそれを逆手にとった。男らしく不倫を認め、その子供を認知して我が子と同じ様に育てる、と七海の意思も無視してマスコミに発表してしまったのだ。
七海は大好きな祖父母とも別れ、無理矢理東京に連れて来られた。
父の角田信明は実力派の政治家である。学生時代には空手の世界選手権で優勝しており、頭脳、腕力、何においても揺るぎない自信を持っていた。その強さは他の人間を、特に自分や母などの弱者の気持ちなど考えもしない性格に変えたのだ。
七海は父親とは死ぬまで、いや、死んでも分かり合えないと思っている。
18投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)01時39分31秒
今夜はこれでおちます
19投稿者:さすがリリーさん  投稿日:2006年12月10日(日)01時55分35秒
別称の直し方がカッコいい!!
20投稿者:別称ではなく別姓  投稿日:2006年12月10日(日)01時57分11秒
転んでもタダでは起きない、リリーw
21投稿者:リリーさん  投稿日:2006年12月10日(日)02時08分34秒
新作も楽しみだよ
22投稿者:age  投稿日:2006年12月10日(日)09時50分59秒
23投稿者:リサ理事長が  投稿日:2006年12月10日(日)10時20分57秒
別姓の間違いに気がつかなかったのは外国人だから?
24投稿者:age  投稿日:2006年12月10日(日)11時06分56秒
25投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)15時27分31秒
体育館の側を通りかかった時、大きな歓声が沸き起こった。七海は思わず足を止める。
「ああ、今ね、隣町の公立の小学校のバスケ部が練習試合に来てるのよ」
「バスケ…ですか?」
「ここのバスケ部、結構強いのよ。藤本さんはバスケはやったことある?」
「体育の授業くらいしかやったことありません。ウチはもっぱら野球ですわ。男子と交じってリトルリーグに入ってました」
「男の子と一緒に野球?」
「不動の2番、セカンドですわ。送りバント成功率8割、エラーも公式戦たったの2回です」
「凄いのね、藤本さん!ここの学校は野球部ないけど、ソフトボール部ならあるわよ」
「いえ、ソフトボールは邪道ですわ。あんなでっかいボール打ったかて、何もおもんない。あれは女子供のやるもんやわ。ま、ウチも女で子供やけど」
山口は咳払いをする。
「藤本さん、実はそのソフトボール部の顧問は私なんですけど…」
「え…?そうなんですか?それはえろう、すんません」
「ソフトボールをバカにしたでしょ?ソフトボールの球を打つのは難しいのよ。プロ野球の選手だって三振するくらいなんだから」
「それはウソやわ。プロ野球選手がソフトボールに三振なんて…」
「ジャイアンツのファン感謝デー見に行って、この目で見たんだから本当です!」
「それはジャイアンツだからや!タイガースの選手ならそんなことあらへん!」
ひとしきり言い合いになって、二人はまた大笑いした。
(なんか、この学校も上手くやっていける気がするわ…)
七海は少しだけ新しい学校生活に期待が持てる気がしてきた。

26投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)15時44分55秒
「あ、そうそう。今のバスケの試合、うちのソフトボール部のエースピチャーが出てるのよ。見てみましょうよ」
「え?ソフトボール部なのにバスケ?」
「細川さんって言ってね、スポーツ万能なのよ。実はうちの部には助っ人程度しか参加しないんだけど…他にも陸上部、水泳部、テニス部、合気道部、一輪車部と、もう引っ張りだこなの。でも、一番力を入れてるのがバスケ部なんだけど」
「ふ〜ん…ちょっと興味あるかな?」
「そう?じゃあ、見ていきましょ!」
二人は体育館へと向かう。体育館は白い壁で(ここの学校は何でも白い)大きなステンドグラスが何枚も飾られている。前に通っていた下関の学校の体育館の4倍はある大きさだ。まさにお金持ちのお嬢様学校である。
「大きいでしょ?ここは初等部と中等部が一緒に使うから。高等部はもっと大きくて立派だけど」
七海達が中に入るが、人の壁ができていて、中々試合が見られない。
「藤本さん、こっち、こっち」
山口がステージの上に手招きする。七海はステージに上がって、ようやく試合を見ることができた。
七海は、山口に教えられるまでもなくその細川という子が誰だかわかった。
27投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)16時41分26秒
青い花文字のアルファベットで「HKGAKUEN」、そして大きく「4」と描かれた白いユニフォームの選手。白い肌に少し茶色がかった髪の毛を二つに括った彼女だけが、他の選手とは明らかに動きが違う。いや、他の選手は何も活躍していない。細川という選手一人だけがプレイしているのだ。
彼女のドリブルは100メートルを全力疾走するのと同じスピードだった。
「すご…」七海は思わず言葉を漏らした。
「あの子、凄いでしょ?細川藍さんって言うの。残念ながら隣の6年A組の子なんだけどね」
6年?七海は藍があまりにも長身のため、中学生かと思った。
そう思っている間に藍がレイアップシュートを決める。
相手チームのボールになるが、中々前に進むことができない。他の4選手が懸命にディフェンスをしているからだ。いや、彼女らはディフェンスだけに集中しているようだ。苦し紛れに出したパスを、藍がすかさず奪う。そしてそのまま一直線にゴールへ向かう。相手選手を巧みなドリブルでかわし、そしてそのままシュート。
それを、何と連続3回続けている。スコアは45-0。まだ前半である。
相手選手(彼女も大柄でとても小学生に見えない)は藍のシュートをファール覚悟の体当たりで止める。しかし、吹っ飛んだのは相手選手だった。藍はそのままシュートを決める。審判の笛が鳴り、バスケットカウントワンスローが与えられる。藍は何事も泣くフリースローを決める。リングに当たらない、ネットの音しかしないシュートだ。
(この子、ホンマに小学生か?巧すぎるゆうか、強すぎやで…。確かにこの子が投げるボールを打つのは難儀やわ…でも、バントヒットならなんとか…)
七海がそんなことを考えていると、一際大きな歓声があがった。
藍がダンクシュートを決めたのだ。
28投稿者:今日更新時間早いね  投稿日:2006年12月10日(日)16時53分01秒

29投稿者:+いつもは深夜なのに。  投稿日:2006年12月10日(日)16時53分32秒

30投稿者:バスケの描写が詳しい  投稿日:2006年12月10日(日)17時13分12秒
リリーさん、バスケ部?
31投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)17時14分13秒
ちょっと時間が空いたもんですから
また夜にでも更新します
32投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)17時14分59秒
>30
いいえ、「スラムダンク」を読んだだけです
33投稿者:ran  投稿日:2006年12月10日(日)17時19分25秒
野球に詳しいですね
34投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)17時55分02秒
野球は好きです
35投稿者:確かに  投稿日:2006年12月10日(日)18時03分19秒
巨人のファン感謝デーでアテネで銀メダル獲ったソフトボールチームと対戦して、巨人が負けてたな。ほんと、詳しい。
36投稿者:あげ  投稿日:2006年12月10日(日)18時06分41秒
はねとびのアブちゃんがオリックスの中村を三振に打ち取ったりもしたし
37投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)18時20分27秒
ソフトボールの球の軌道は、野球にはないものなんです
たしか野球でもソフトボールのような投げ方は反則ではないので有効かもしれませんが、あの小さいボールでやると空気抵抗がないから撃ちごろの球になっちゃうんでしょうね
38投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)18時24分29秒
あと、ピッチャーとキャッチャーの距離も重要でしょう
野球選手にとってあの距離は近すぎて、全然タイミングがとれないそうです
39投稿者:age  投稿日:2006年12月10日(日)18時29分41秒
40投稿者:七海は  投稿日:2006年12月10日(日)18時53分25秒
去年のハピサプでピンクのタイガースのユニフォーム着てたね。
あれは衣装かな?それとも自前?自前なら虎キチだね。
41投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時01分29秒
 
42投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時01分38秒
  
43投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時01分55秒
   
44投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時01分57秒
    
45投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分05秒
     
46投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分11秒
      
47投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分14秒
       
48投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分16秒
        
49投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分19秒
         
50投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分29秒
          
51投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分39秒
           
52投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分46秒
            
53投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分49秒
             
54投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分51秒
              
55投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分53秒
               
56投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分55秒
                
57投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時02分57秒
                 
58投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時03分03秒
                  
59投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時03分13秒
60投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時03分15秒
                   
61投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時03分17秒
                    
62投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時03分26秒
                     
63投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時03分41秒
                      
64投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時03分44秒
                       
65投稿者: 投稿日:2006年12月10日(日)21時03分46秒
                        
66投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)21時37分43秒

朝の7時。
七海はパジャマから制服に着替える。
これから着ることになるHK学園の制服。
白いブレザーの胸にHKとデザインされたエンブレム。青いネクタイ。青とグレーのチェックのスカート。白いカッターシャツ。今まで制服なんて着たことなんてなかった。ネクタイも結んだことがない。見よう見まねで結んでみる。上手くいかないのでネクタイはブレザーのポケットにねじ込んだ。
ダイニングには朝食が用意されていた。クロワッサンに牛乳、スクランブルエッグにサラダ。そしてキウイフルーツ。それと置手紙。
「七海お嬢様、朝食を用意しておきました。しっかり食べて新しい学校生活をがんばって下さい。清水」
七海はその手紙をクシャクシャと丸めるとゴミ箱に捨てた。
七海はテーブルに着くとクロワッサンをムシャムシャと食べ、牛乳で流し込んだ。他の物には一切手をつけなかった。
「ウチは朝ごはんは、御飯と味噌汁て決めてんねん」
七海はそう独り言を言って歯を磨く。
ここは七海が一人で暮らしているマンションである。召使いが朝食と夕食を作る為だけに訪ねてくる。角田はもちろん七海を自宅に呼んだのだが、七海は断固拒否した。そして学校の近くにあるマンションに、小学生でありながら一人暮らしをすることになったのだ。
67投稿者:リリー  投稿日:2006年12月10日(日)23時52分36秒
七海は教室に入る前に職員室に寄った。職員室に着くまで何人かの生徒とすれ違った。やはり見ない顔がいると気になるのか、または一人だけネクタイをしていないのが目立つのか、みんなチラチラと七海を見る。
七海の姿を確認した担任の山口は、慌てて七海に駆け寄った。
「おはようございます」
「おはよう、藤本さん。ネクタイは?」
「ああ、結び方がようわからんさかい、してきませんでした」
そう言って七海はクシャクシャになったネクタイをブレザーのポケットから出した。
「ネクタイはキチンとしてこないとダメなのよ、校則だから。いいわ、今日は先生がやってあげる」
山口は丁寧に教えながら七海のネクタイを結んだ。
「何か、仕事前に奥さんに締めてもらってるみたいですね」
「何言ってるの。ちゃんと覚えた?明日からはちゃんと自分で閉めてくるのよ」
一時間目が始まるまで、七海は職員室で待機することにした。
68投稿者:.  投稿日:2006年12月10日(日)23時59分07秒
69投稿者:清水の  投稿日:2006年12月11日(月)00時09分07秒
ミッチャン
70投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)00時14分29秒
月曜の一時間目はホームルームである。この時間を利用して七海は6年B組の生徒に紹介されることになった。
当たり前だが、まったく同じ制服に身を包んだ少女がじっと七海を見詰める。七海は落ち着かなかった。大阪から下関の小学校に転校した時は、こんなに緊張しなかった。
「今日からこのクラスの仲間になる藤本七海さんです。みんな仲良くしてあげてくださいね」
「藤本七海です。下関から来ました。下関の前は大阪にいました。東京に来るのは初めてです。みなさん、どうぞよろしゅうお願いします」
すると、クラスメイト達は途端にクスクス笑い出した。ドッと笑う明るいものではない。何か含みのある、悪意や侮蔑の感じられるものだった。
「聞いた?」「よろしゅうお願いします、だって」「私、大阪弁、生で始めて聞いちゃった」「その内漫才とかするんじゃない?」
僅かにこんな会話が聞こえてきた。
七海は溜息をついた。それがあからさまだったのか、何人かの者は眉をひそめた。
「先生、私の席はどこですか?」
「ああ、あそこの一番後ろの席が空いてるでしょ?あそこい座ってちょうだい」
七海はツカツカとその席まで歩いた。
「ええかげんにしなさい」「でんがな、まんがな」
ヘタクソな関西弁が七海に投げつけられた。
(ああ、聞こえへん、聞こえへん…。何や、お嬢様学校って言っても、程度低。下関の方がよっぽどマシやったわ)
七海はできるだけ音をたてて席に着いた。みんなチラチラと七海を見る。
七海は頬杖をついた。
(ここもアカン。ウチの居場所やあらへん。…て、言うても、今までウチの居場所なんてなかったな…)
七海は大阪のこと、下関のことを思い出した。七海には決して親友は、心の奥でつながる様な友人はできなかったのだ。

71投稿者:あげ  投稿日:2006年12月11日(月)00時30分13秒
 
72投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)00時31分36秒
「先生、これから来週の球技大会のメンバーを決めたいんですけど」
「ああ、そうね、じゃあお願いします。一木さん」
一木と呼ばれた少女は教壇に立つ。このクラスの学級委員のようだ。七海はその少女をじっと見詰めた。長い黒髪を二つに結んで肩に垂らしている、メガネをかけた大人しそうな子だ。声は高くてか細い。
「今から球技大会のメンバーを決めたいと思います。みなさん、希望の種目を決めて下さい。種目はバスケットボール、バレーボール、ソフトボールです」
一木という子はチョークで種目を書いていく。丁寧で綺麗だが、小さくて薄くて弱々しい字だ。七海の位置では、目を凝らさなければよく見えない。
(なんちゅう気ィの入ってない字や!朝飯食べてきたんかいな!)
しかし、七海は球技大会などに出る気はなかったので、すぐに窓の外に視線を移した。
73投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)01時07分10秒
教室に備え付けてある電話が鳴った。山口は受話器をとる。
「はい、はい、わかりました。すぐに職員室に行きます」
山口は受話器を置く。
「一木さん、先生、ちょっと用事ができたから、後はよろしくお願いね」
「あ、はい…。わかりました」
山口は慌てて教室を出て行った。
今まで静かだった教室が途端に騒がしくなる。みんなどの種目に出るか相談でもしているのだろう。しかし、七海は自分には関係ないことと、空の雲を眺めていた。
「あ、あの…自分のやりたい種目の下に、名前を書いて下さい…」
一木の声は雑談にかき消されそうだった。七海の耳に雑談の内容が断片的に入ってくる。
「ねえ、ねえ、昨日のドラマ見た?」「家の親父がさ、携帯使いすぎだから、今月はもう使うな、とか言うの。超ウザイ」「ねえ、あの子、彼氏と別れたらしいよ。まだ一ヶ月しか経ってないっつうの」
(なんや?みんなもやる気あらへんやん)
一木を見るとオロオロしながらみんなに呼びかけている。
「あ、あの…まだメンバーが決まってないの、B組だけなんです。今日中に決めないと…」
「だったら、有海だけでやれば?」
「そうだよ、有海は学級委員なんだからさ、クラスを代表してがんばってよ」
クラス中がキャハハと笑った。七海の癇に障る笑い声だった。
74投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)01時29分19秒
(あの子、有海っていうんか。なるほど、典型的な押し付け学級委員やん。ま、よくある話しや)
七海は再び窓の外に目をやる。
有海は少し笑いながら、弱々しくみんなに語りかける。
「わ、私だけなんて…無理だよ…。それに私、運動が苦手だから、私が出たら負けちゃうよ…」
「だったら負けでいいんじゃない?」
「うん、不戦敗、不戦敗」
「どうせ細川さんのいるA組の優勝だし〜」
有海は今にも泣き出しそうな表情になる。
「みんな…これが初等部最後の球技大会だよ?最後なんだからみんなで力合わせて良い思い出つくろうよ…」
「最後、最後って言うけどさ、どうせ中等部でも顔合わせるじゃん」
「私、疲れることパス。塾行かなきゃいけないし」
「有海ちゃんみたいに、私達優等生じゃないも〜ん!」
有海はとうとうシクシクと泣き出した。そんな有海を見て、クラスはまた笑いに包まれた。
七海はイライラしていた。このクラスの雰囲気に…有海の泣きべそに…そしてこんな環境に置かれてしまった自分の境遇に…。
七海はガタンと音を立てて立ち上がる。みんなは一斉に七海を見る。有海もハッと顔を上げる。
七海は黒板の前までズンズン来ると、ソフトボールと書かれた字の下にチョークでデカデカと「藤本七海」と書いた。
75投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)01時29分46秒
今夜はこれで落ちます
76投稿者:おもしろくなってきた  投稿日:2006年12月11日(月)15時31分31秒
あげ
77投稿者:キャラがまんまでいい  投稿日:2006年12月11日(月)19時10分44秒
この話がレズ小説じゃなくてもよくなってきた
78投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)20時10分50秒
七海はチョークを置くと、パンパンと手をはたいて席に戻る。
みんなは黙って七海を見ている。
「あ…ありがとう…藤本さん…」
有海の小さな声でも教室の隅々まで届いた。
すると、さっきまで有海をからかっていた生徒がノロノロと腰を上げ、黒板に歩み寄る。
「どうせバスケには細川さんが出るわけだし…勝てっこないから…」
誰に言うでもない言葉を吐きながら、バレーボールの下に自分の名前を書いた。よく見たら、彼女は昨日のバスケの試合に選手として出ていた。
(おい、おい、あんたがバスケやらんで誰がやるねん…)
七海は鼻で笑った。
すると、一緒に有海をからかっていたグループの者が、次々にバレーボールにエントリーし、1分もしないのに枠は埋まった。
すると、次の者は避けたいはずのバスケットボールに名前を書いた。本来ならソフトボールにしたいところなのだろうが、大きく書かれた「藤本七海」という字の威圧感がそうさせたのだろう。すると今度はバスケットボールの枠が埋まった。
新参者に遠慮する…そんなクラスメイトに、また七海は鼻で笑った。
残りの者は全員ソフトボールとなる。有海は最後に自分の名前を書き込んだ。
山口が教室に戻ってきた。名前で埋まった黒板を見て彼女は素っ頓狂な声をあげる。
「あら!もう決まったの?中々決まらなかったのに…やればできるじゃない!それに藤本さん、あんなに大きく名前を書いて…。藤本さん、やる気満々ね!」
(やれやれやわ…。なんちゅう呑気な先生や。ま、良い人には変わりないんやけど…。でも、学級委員、いじめられてんねんで…)
79投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)20時26分18秒
次はソフトボールに出場する者が集まり、守備のポジションと打順を決めることになる。しかし、誰も何も発言しない。
「こん中にソフトボール部は?」
イライラした口調で七海が言う。
「あ、じゃあ、私ライトやる」「じゃあ、私はセンター」「じゃあレフト」と外野から埋まっていく。残ったのはピッチャーとキャッチャーだ。
「私、ソフトボールなんかやったことないから補欠でいい」「私も」「私も補欠で…」
結局ピッチャーを七海、キャッチャーを有海がやることになった。
有海はまた泣き出しそうな顔で七海を見つめる。
(なんやねん…その顔は…)
七海はうんざりする。
「藤本さん…私…キャッチャーなんて…ううん…ソフトボールとか、やったことない…。教えて…キャッチャーのやり方…」
「ソフトボール部で誰かキャッチャーできる子おらんの?」
するとみんなは「決まった、決まった」と各々の席に帰ってしまった。
「藤本さん…」
有海は目に涙をいっぱい溜めて七海を見つめる。
(やれやれやわ…)
七海は大きく溜息をついた。
80投稿者:女子特有の  投稿日:2006年12月11日(月)20時43分57秒
嫌〜な感じがよく表されてる。
上手い!
81投稿者:このキャラが最高  投稿日:2006年12月11日(月)23時30分47秒
キャラが逆転したらおかしな話になるもんな
82投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)23時30分52秒
有海が放課後の練習を呼びかけても、誰も来るはずはなかった。
七海も帰りかけたのだが、陽の落ちた広いグラウンドに、山口から借りたのであろう十数個のグローブ、数本のバット、籠いっぱいのボールを横に、一人でポツンと立っているジャージ姿の有海を見ていると何かしてやりたくなった。
教室でもそうだったのだが、そんな有海を見ていると、苛立ちと切なさを感じてしまうのだ。
「誰も来ぃへんな」
七海は有海の背中に呼びかける。
振り返った有海の顔は、驚きの表情と、次に満面の笑顔を浮かべた。
(また…なんちゅう顔してんねん!)
七海は思わず笑ってしまった。
「藤本さん…来てくれたの?」
「一木さんがキャッチャー教えて欲しい、言うてたやん」
「うん!うん!そうだね。キャッチャーって、どうすればいいの?」
有海は側にあったグローブをはめた。
「まずグラブがちゃう!キャッチャーミットや!それや!その大きいの!」
「あ…うん、うん。これね?へえ…キャッチャー専用のグローブなんてあるんだ…。うわ、これ、硬い。動かせないよ…」
(おい、おい、マジかいや…。そんなことも知らへんのかい…)
七海は頭を抱えそうになった。
83投稿者:最高  投稿日:2006年12月11日(月)23時33分07秒
コメディみたいな所が混ざってて笑える
もうレズなんてどうでもいいよ
84投稿者:リリー  投稿日:2006年12月11日(月)23時42分21秒
「それで?それで次はどうするの?」
「それからプロテクター、レガース、マスク、ヘルメットや」
「へ?何?それ?」
「何?それ?て…。用意してへんの?」
「ごめんなさい!山口先生に借りてくる!」
有海は慌てて駆け出したが、しばらくするとまた七海のもとへ戻ってくる。
「え…と、何だっけ?ごめんなさい…。プロテインと?レガッタと?」
「あんた…それは突っ込んで欲しいの…?」
「ごめんなさい!ごめんなさい!初めて聞く言葉だから…」
「もうええ!もうええ!はよ始めるで!ウチもはよう帰りたいんやから」
「ごめんなさい」
「いちいち謝らんでええ!はよ、そこ座り!」
「座る?」
「キャッチャーが座らんで、球放れるかい!キャッチボールやないんやから。はよ座り!」
有海はその場にチョコンと正座した。
七海は今度こそ本当に頭を抱えた。
85投稿者:リリー  投稿日:2006年12月12日(火)00時01分38秒
(…この子…何でいじめられるんか、わかる気がするわ…)
「それで次はどうするの?」
「…それで…次は、しゃがんでみようか?一木さん…」
「何だ…。だったら最初から言ってくれればいいのに…」
(こ、このガキ…!)
七海は喉まで出かかった言葉を、なんとか飲み込んだ。
「じゃあ、今から球放るから…。しっかりミット構えてるんやで」
しゃがんでミットを構える有海は、多少へっぴり腰ではあるが何とか様になっていた。七海にとっても下手投げはあまり経験のないことなので、練習相手には丁度良いと思った。
「行くで!一木さん!」
七海は、テレビで見たソフトボールの投法を見よう見まねでやってみた。
「お!?」
思ったよりグンと球が伸びた。
「ひぎゃ!」
そして有海が後ろへひっくり返った。球がホップして、ミットの上を通り過ぎて有海の顔面を直撃したのだ。
「な、何してんねん!何でミットで受けんのや!」
いや、今のは自分が悪い。思ったより球が伸びたのだ。七海はもっと山なりの軌道になると思ったのだ。
「ソフトボールをバカにしたでしょ?」
昨日の山口の言葉が思い出される。
86投稿者:リリー  投稿日:2006年12月12日(火)00時17分25秒
「大丈夫?一木さん!」
七海は有海に駆け寄った。
「痛い…痛いよぉ…」
有海のメガネのレンズにヒビが入っていた。
(うわ…しもうた…)
七海は何て声をかけていいのか迷った。
(いや、まずはごめんなさい、やろ)
しかし先に謝ったのは有海の方だった。
「ごめんなさい…藤本さん…。私がヘタクソで…」
「え…あ…うん…。いくら下手投げ言うても、結構球は伸びるもんや。一木さん、ソフトボールなめてたやろ?そういう考え方はケガにつながるで!」
「はい…ごめんなさい…。もう、ソフトボール、なめません…」
(い、いや、何言うてんねん…。ウチが悪いんやろが…)
「と、とにかく、そのメガネは弁償するさかい…」
「いいの…。私、ドジだからよくメガネ割るの。家に帰ればいっぱいあるから…」
(そうやな…。この子ら、ぎょうさんお金持ってるんやもんな…)
七海は自分勝手に納得した。
87投稿者:リリー  投稿日:2006年12月12日(火)00時35分11秒
「もう、ええから。一木さんはミットを胸の前で構えてて。そこだけに私が球放るから」
「うん…」
「ええか?ミットは動かしたらあかんで!また、顔面に当たるで!」
「うん…」
七海は慎重にコントロール重視のピッチングをする。
有海はポロポロとボールを落とすが、怖がりながらも段々慣れていった。
そうこうしている内に、陽は校舎の影に完全に隠れてしまった。
「一木さん、もう今日はここまでにしよ」
「うん、ありがとう藤本さん。藤本さんが教えてくれたおかげで、私、キャッチャーできるようになったよ」
(ふざけてんのかい!できてへんわ!)
しかし、七海は心と反対のことを言う。
「うん、これで本番もなんとかなるやろ。よう、がんばったな!」
二人はソフトボールの道具を倉庫にしまいに行く。
88投稿者:あげ  投稿日:2006年12月12日(火)00時39分19秒
 
89投稿者:なんで一七同盟なのか  投稿日:2006年12月12日(火)00時42分59秒
今やっとわかった…
90投稿者:リリー  投稿日:2006年12月12日(火)00時46分25秒
有海は嬉しそうに七海に語りかける。
「私、今まで気が重かったんだ。みんな球技大会、やる気ないし、全然私の言う事聞いてくれないし…」
「一木さん、もうちょっとシャキっとした方がええで。たまにはビシっと言ったらんと…」
「うん…。でも、私、そういうの苦手だから…。そうだ!二学期は七海ちゃんが学級委員やってよ!そしたらB組も一つにまとまる…」
「ちょっと待ち!今、何て言うたん?」
七海は急に鋭い目で有海を睨みつける。
「…え…?だから…二学期の学級委員を…」
「そうやない!学級委員もゴメンやけど、今、ウチのこと何て言うたん!?」
「な、七海ちゃんって…」
七海はボールの入った籠から手を離すと、有海の胸倉を掴んだ。
「なれなれしう、人の名前呼ぶんやない!」
地面に落ちたボールは四方八方に散らばった。
「…え?…ええ?」
割れたメガネの奥の目がパチクリと瞬いた。
91投稿者:リリー  投稿日:2006年12月12日(火)00時58分10秒
「ど、どうして?名前で読んだらいけないの?」
「どうしてもこうしてもあらへん!なれなれしく下の名前で呼ぶな、言うてんねん!」
「だ、だって…私達、友達になったんだし…。友達だったら下の名前で…」
「勝手に友達言うな、言うとんねん!あんたなんか友達やない!あんたみたいなドン臭いやつ、イライラすんねん!」
「そ、そんな…私は…」
「今度、七海ちゃんなんて読んでみぃ!もう片方のレンズもカチ割ったろかい!?」
「ご、ごめんなさい…」
暗くてよくわからないが、有海の目から涙がこぼれたようだ。
七海はその涙に気付かない振りをして、踵を返して有海から離れていった。
しばらく歩いて七海は後ろを振り返る。有海が散らばったボールを集めていた。七海の心は罪悪感で締め付けられた。
(あかんねん…。ウチは友達つくったらあかんねん…。傷つけてまうんや…あんたも…私も…)
七海は大阪で、下関で、二度と友達はつくらないと心に決めていたのだった。
92投稿者:リリー  投稿日:2006年12月12日(火)01時02分35秒
今日はこれでおちます

>77>83
まあ、そう言わずに…レズは私の趣味なので…
でも、私もこのまま青春友情物でもいいかな?と思ってしまいましたが、この平凡で平和的なやり取りが、後の事件との対比になる予定です
まだ事件の予兆も見せませんが、長い目で見てやって下さい
93投稿者:これ  投稿日:2006年12月12日(火)01時19分07秒
レズ展開にならなきゃ、天てれドラマにしてもいいくらい
94投稿者:あげ  投稿日:2006年12月12日(火)01時19分27秒
 
95投稿者:これ面白い!  投稿日:2006年12月12日(火)01時20分23秒
ここからどうレズになるのかも気になる
96投稿者:あげ  投稿日:2006年12月12日(火)01時20分39秒
 
97投稿者:リリーさんはやっぱり  投稿日:2006年12月12日(火)01時22分22秒
レズでナイト
98投稿者:七海の  投稿日:2006年12月12日(火)01時38分47秒
野球好きの設定が、ここで活かされてるわけだ。
あと、山口美沙とのソフトボールの下りも。
99投稿者:七海の  投稿日:2006年12月12日(火)17時33分21秒
H声楽しみにしてますよ
100投稿者:100達成おめ!  投稿日:2006年12月12日(火)19時20分53秒

101投稿者:リリー  投稿日:2006年12月12日(火)20時06分42秒
ありがとうございます
でも、約20は荒らしですけどね
102投稿者:主演  投稿日:2006年12月12日(火)20時54分36秒
一木有海
http://steam-knights.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/rg/src/steam1456.jpg
藤本七海
http://newsstation.info/up/img/ns16213.jpg
103投稿者:こっちでどうだ?  投稿日:2006年12月12日(火)20時56分31秒
一木有海
http://www.sweetnote.com/images/f618f9528c027366b204b06651dff352.jpg
藤本七海
http://newsstation.info/up/img/ns16213.jpg
104投稿者:レズもいいけど  投稿日:2006年12月12日(火)22時01分44秒
このまま少女版「バッテリー」みたいにするのも面白いかも
野球好きと野球音痴の少女二人がソフトボール全国大会優勝を目指す、みたいな
105投稿者:あげ  投稿日:2006年12月12日(火)23時11分19秒
 
106投稿者:リリー  投稿日:2006年12月12日(火)23時43分45秒
>104
それも面白そうですね
レズも野球も私の趣味なんで
でも、この小説はスポ根モノからレズモノにシフトしてしまいますが…
107投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)00時16分39秒

球技大会当日。
あれから七海は有海と練習をしていない。いや、それどころか一言も言葉を交わしていないでいる。
七海も怒鳴ったことを謝ろうと思っていたのだが、有海は七海を見る度、怯えたように目を逸らし、離れていってしまうのだ。
「まあ、しゃあないか…」
七海も関係の修復を諦めていた。いや、修復したとしても、そこから友達関係には決してなれないことを七海はわかっていた。
グラウンドにはA組からD組のソフトボールの選手達が集まっていた。
B組の者がざわつき始めた。
なんとA組の細川藍がキャッチボールをしているのだ。
「ウソでしょ?何で細川さんがソフトボールに?」
「こんなの、勝てっこないよ」
「先生〜、棄権してもいいですか?」
B組チームのメンバーは口々に担任の山口に不平不満を言う。
(あの子…ソフトボールに出るんか?)
七海は軽く驚いた。
108投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)00時35分18秒
山口はA組担任の井上のもとへ抗議に行く。
「ちょっと、井上先生!どういうことですか?細川さん、バスケに出るんじゃないんですか?」
井上は、山口が顔を近づけて言い寄ってきたので、困ったような、嬉しいような表情で言い訳をする。
「いや、あのですね、うちの藍がバスケに出てしまうとダントツで我がA組が優勝してしまうでしょ?こういう球技大会は勝利よりもみんなで楽しむことが大切だと思うんです。だから藍にはバスケにエントリーするのを自粛させました」
「でも、細川さんの投げる球を打てる子はいません!」
「それは心配御無用!藍にはキャッチャーをやらせます」
「でも、細川さんはどんな球でもホームランにしちゃいますよ!」
「それも心配御無用!藍は打席に立ちません。DH制で他の者に打たせます」「バスケに藍さんが出ると思って、うちのクラスのバスケ部はみんなバレーにエントリーしてしまったんです!」
「あらら…我がクラスのバレーチームは、バレー部で揃えてしまいました…。これは明らかに作戦ミス。策士、策に溺れるってやつですな?」
「もう!井上先生!」
山口はキツメに井上の肩を叩く。井上は物凄く嬉しそうだ。そんな二人の間に、細川藍が割り込んでくる。
「ねえ、マーくん!藍、キャッチャーだけなんてツマンナイよ!」
藍は頬を膨らませながら井上の脇腹を突いた。美少女の藍にそうされて、これも井上は嬉しそうだ。
「我慢しなさい。リトルリーグの試合にメジャーリーガーが出たら大人気ないでしょ?」
「だって、藍、まだ子供だもん!」
藍は外見に似合わず、喋り方は随分幼い印象を与える。
「もう、バカにしてるわ!それでもうちのクラスに勝つつもりでいるんだから!」
山口は怒り心頭で七海達のところへ戻った。
(いや…現にこのチームじゃ勝てへんやろ…)
七海は勝利など端から諦めていた。
109投稿者:マーくん  投稿日:2006年12月13日(水)00時49分13秒
www
110投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)00時53分24秒
うんちしてくるので落ちます。
111投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)00時57分33秒
対戦方式はトーナメント。B組の初戦の相手はA組に決まった。
七海は入念にストレッチをする。
A組は藍を中心に円陣を組んでいるのに対し、B組はてんでバラバラだ。
有海がプロテクターやレガース、マスク、ヘルメットと「完全武装」してガチャガチャとロボットのように歩いている。そんな有海を見てまた七海は溜息をつく。そんな七海に山口は耳うちする。
「藤本さん、思いっきり投げていいわよ」
「え?でも、そんなことしたら一木さんが…」
「大丈夫。一木さん、ちゃんとあなたのボール、受け止めるから」
「え?」
「一木さんとケンカでもしたの?一木さん、あなたに認めてもらいたいって私に特訓して欲しいって言ってきたの」
「え?一木さんが?」
「一木さん、がんばったのよ。中学、高校と名投手だった私の剛速球を受け止められるぐらいになったんだから」
「へぇ…一木さんが…」
七海は自然と笑顔を浮かべた。
「でも、その名投手の剛速球が如何ほどのもんか、眉唾もんですけど…」
「何ですって!?」
拳を振り上げた山口の脇を掻い潜って、七海はピッチャーマウンドに向かった。正面では有海がキャッチャーミットを構えている。随分と様になっている。
「おもろいやんけ、一木さん。ウチ、燃えてきたで!」
112投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)00時58分36秒
>110
私の代わりに行ってくれて、ありがとうございました
113投稿者:うわ〜w  投稿日:2006年12月13日(水)01時00分37秒
リリーさん、カッコいい!
110のナリがアホに見える!
114投稿者:ナリだね  投稿日:2006年12月13日(水)01時03分06秒
リリーさんは句点(。)打たないもん
115投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時08分37秒
「あ〜。いい天気だこと…」
 あたしはポツリとつぶやくと、上等の玉露茶(もちろん、客になんかは出さないヤツで
ある)をすすった。
 土曜の昼下がり──。
 保健室の窓からは、校庭でクラブ活動に精をだす麗しき少女たちが、飛んだり跳ねたり
走ったりしてるのが見える。
「いいわねェ。若いコは」
 躍動する白い太股。
 しなやかなスマートボディ。
 ピッチピチ(死語)の姿態に、思わずよだれが出そうになる。
 いかんいかん。
 生徒たちの尊敬を一身に集める、高貴で優雅で知的で華麗なこのあたし、慶子先生とし
たことが……。
116投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時09分28秒
あたしは、白河慶子。
 ここ、聖北斗学園(もちろん女子校よ)の保健室の先生。
 女優顔負けの美貌と抜群のボディに、知性と教養を兼ね備えた、大人のムードいっぱい
の二六才。
 生徒たちからは、『将来は、あんな素敵な女性になりた〜い』なんて言われてる憧れの
マトなの。ホホホッ。
 好きなモノは、かあいい女の子。
 彼女たちを、だっこして撫で撫でしてあげるのが、あたしの趣味なの♪
 狙った獲物は逃がさない。
 華麗なテクニックに、秘密の薬と謎のアイテムで戦う…じゃなくって、どんな女の子で
も確実に堕としちゃう。
 あたしを『お姉様』とお呼びっ。
 お〜っほほほほほほほっ!
117投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時09分50秒
「おケイせんせー。さっきから、ひとりで何やってんの?」
 ドキーッ☆
「うわうわうわわわわ〜〜っ!!」
 お調子ブッこいてたとこへ、いきなり声をかけられ、あたしは、あやうくイスからコケ
落ちかけた。
「だいじょうぶ。せんせ?」
「…だっ…誰かと思えば…」
 そこにいたのは、松崎利佐ちゃん。
 二年生で、陸上部のエース。
 ちょっとガサツっぽいけども、明るくてショートヘアのよく似合う、カッコいい感じの
女の子なのよね。
 じつは、前から狙ってるの。
「な、何か用かな?」
「ちょっところんじゃって、腕をすりむいちゃった。見てくれる?」
「ホイホイ。おまかせあれ」
 と、利佐ちゃんの腕を握って、ヒジのところを消毒しながら、ちょっと、いいコトを思
いついた。(うぷぷ)
118投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時10分17秒
「ホイ。腕のほうはだいじょうぶ。それじゃあ、服を抜いで」
「え……ええっ!?」
 利佐ちゃんは、目を丸くする。
「打撲ってのは、外見は無事でも、内蔵が損傷してることもあるからね」
 まったくのウソじゃあない。
 ウソじゃあないけど、この程度のケガでは、フツーは問題外だわね。
 適当適当。ほっほっほっ。
「さあ。早くして」
「………分かりました…」
 しぶしぶながらも、利佐ちゃんは言うとおりにジャージを脱いだ。
 ゼイ肉のないスレンダーな体は、よく引き締まってて、胸は標準より小さいけど、これ
はこれで健康的で、なかなかそそられちゃうわね。
「フンフンフン…。まあ、外見は異常はなさそうねェ……」
 あたしは触診するフリをしつつ、利佐ちゃんの胸やお腹を撫でまわす。
 う〜ん。スベスベの手触り。
 若い肌は弾力があって、これなら胸も揉み心地が良さそう。
 このままブラジャーを外して、下から持ちあげるように揉んで、軽く歯を立てて乳首を
噛んだら……。
119投稿者:ここで書くなよ  投稿日:2006年12月13日(水)01時10分56秒
下手糞なオリジナルを書きたいなら小説板行け>115−117
120投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時11分08秒
──あああっ!!
 もう、考えただけで、理性がプッツン切れちゃいそおっ。
「…あの……せんせ…。まだ?」
「ああっ。ごめん。異常はなしよ」
「じゃあ、クラブにもどんなくちゃ」
「はい。お大事に」
 部屋を出る利佐ちゃんの背中を見送りながら、あたしの胸中には、新たな野望が芽生え
ていた。
121投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時11分25秒
「あ〜、利佐ちゃん利佐ちゃん」
 クラブを終えて、下校する生徒たちの中から利佐ちゃんを捜しだすと、あたしは優しく
声をかけた。
「あ。おケイせんせ。なに?」
「気になることがあんのよ。保健室まで来てくんないかな」
「えーっ!? 今からぁ?」
 利佐ちゃんは、眉をひそめて、ロコツにイヤな顔をする。
「あたしぃ、これから、ラーメン食べにいこうと……。今じゃなきゃダメ?」
 もちろん、ダメ。
 今日中に堕とすって、決めちゃったんだも〜ん。(くすくす♪)
「そうよォ。大事な体でしょ。ちゃんと検査しとかないと、県大会だって危ないかもしれ
ないしねェ」
 なんつったりして。ウソ八百。
「…う…うん………」

122投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時12分28秒
あたしは、言葉巧みに利佐ちゃんを保健室に連れこむと、こっそり鍵をかけてから用意
してあった薬を手渡した。
「じゃ、それ飲んで」
「え…と…。これは?」
「薬よ」
 それ以上は、今は言えない。
 どうせ、すぐ判るけどね。うふふ。
「は、はあ」
 けげんな顔をしながらも、利佐ちゃんは、言われるままに薬を飲んだ。
 うんうん。素直なコっていいわねェ。
 堕とし易くって。(凶悪)
「飲んだけど?」
「うんうん。ちょっと待ってね。即効性だから、すぐに効いてくるから」
「へっ? 効くって…」
 そう言いかけたとたん、利佐ちゃんの体が、ヘナヘナと床に崩れた。
123投稿者:ウザイよ下手だし  投稿日:2006年12月13日(水)01時12分33秒
>偽
124投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時13分03秒
「あっ…。…な…なに………?」
「薬よ、薬。正確には弛緩剤の一種なんだけどね」
「え…ええっ!?」
 利佐ちゃんは、がく然となった。
 そりゃそうだわね。
 保健室で、いきなり弛緩剤を飲まされたら、ま、フツーは驚くわよねェ。
「だいじょーぶ、だいじょーぶ」
 ニッコリと微笑む、あたし。
「死んだりしないから、安心なさい」
 と、言ってるそばから、
「イヤーッ! 人殺しーっっ!!」
 利佐ちゃんは悲鳴をあげて、床の上を這いずって、必死に逃げまわる。
「だからァ、殺しゃしないってば。遊ぶだけよ。ほ〜っほっほっ」
 今のあたしは、獲物を追いつめるハンターの気分。
 あーっ、この快感。
 何度やっても、感動するわァ。
125投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時13分57秒
「ほ〜らっ、捕まえた!」
「キャアアーッ!!」
 逃げようと必死にもがく利佐ちゃんを、後ろからヒョイと抱きかかえると、ブラウスの
上から胸をモミモミモミ…。
「やっ、やああっ!」
 つづいて、胸のボタンを外して、胸元から手をスルスルッ…。
「キャーッ!」
「うん。かあいいオッパイね♪」
 言いながら、あたしは、ブラジャーのすき間に指をいれた。
 サワサワと指を動かすと、小さな突起にツンと当たる。
「あ…っ…。やだあっ!」
「ウフフフフ。感じるのォ?」
 探りあてた乳頭を、指の腹でくすぐるように刺激すると、
「…んっ…くふっ……」
 利佐ちゃんは、額に汗の珠を浮かべながら、全身を小さく震わせる。
126投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時15分11秒
「いや……。あ…あう…っ…!」
「感じ易い体質なのね。うぷぷぷ♪」
 今日の午後は、楽しめそ。
 あたしは、利佐ちゃんの服と下着を脱がせると、ベッドに放り投げた。
「…な………何する気?」
 利佐ちゃんは、怯えた声をだす。
「何って、この状況でするったら、ナニしかないでしょーがっ」
 とか言いつつ、いつものように四隅の革ベルトで手足を固定して、全身をX字形に拘束
してしまう。
 所要タイム、一八秒五の早業。
127投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時15分26秒
「ヒィィッ…。た、助けてぇぇっ!!」
「ウフフフフフフ」
 動けない利佐ちゃんに、ジワリジワリと迫っていく、あたし。
「い…いや…。来ないで…」
 真っ青になって、ガタガタと震える利佐ちゃん。
 その怯えた表情が、また、なんとも言えず可愛いのよねェ。
 もう、たまんないわ。(ジュルル)
「スベスベして、きれいな肌ねェ」
 日に焼けた腕や脚は、カモシカのように細くてきれい。
 その反対に、胸やお腹は、透きとおるように真っ白なの。
 あああああっ。素敵っ!
「イヤーッ! 触らないでよーっ!!」
 利佐ちゃんは、大声でわめき、懸命に手足をもがかせる。
「うぷぷぷぷ。暴れたってムダよォ」
 この拘束具は、その程度じゃ緩まないんだから。何しろ特注だもんね。
「それじゃ、いっただきま〜す♪」
 あたしはニコニコしながら、オッパイを軽く揉みしだき、乳頭を指でクリクリといじく
りまわしてあげた。
128投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時15分53秒
「クッ…クゥ…」
 利佐ちゃんは、小さな声を洩らす。
「フフッ。やっぱり敏感なのね。もっともっと、感じさせたげる」
 あたしは、汗に濡れたピンク色の乳首を根元からキュッと摘み、それから、グリグリと
指でしごきあげた。
「…あァうっ……く…はぁぁっ!」
 半開きの口からため息を洩らし、利佐ちゃんは、体をクネらせる。
「あ〜らら。もう、こ〜んなに尖ってきちゃったわよォ♪」
 ヒクヒク尖りはじめた乳首を、あたしはそっと口に含むと、アメ玉をしゃぶるようにし
て舌で転がしてあげる。
「ふぁぁっ……んふッ……」
 あたしの口の中で、利佐ちゃんの乳首がさらに硬く尖って、乳輪がぷっくりとしてくる
のが感じられる。(美味美味)
「ウフフフフッ。素敵よ」
129投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時16分13秒
利佐ちゃんの胸を舐めながら、あたしは、股間にも手を伸ばしていった。
「こっちはどーかなー?」
「やっ、やだーーっ!」
「う〜ん…。まだ、あんまし濡れてないみたいねェ」
「バカーッ!! 変態ーッッ!!」
 利佐ちゃんは必死にもがき、あたしにバ声を浴びせかける。
 そおかそおか。
 そっちがその気(?)なら、あたしにも、考えとゆーモノがあるぞっ。
「そーゆー悪い口をきくコには、お仕置が必要ねェ。くすくすくす♪」
 あたしは、戸棚から、広口のガラスのビンを取りだした。
130投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時16分38秒
「これを塗ってあ・げ・る」
「…なっ……なによそれぇっ!?」
「あたしが開発した薬よ」
「とろろいものエキスが主成分だけど、媚薬効果もあるのよねー。うっくくくくく♪」
 あたしは、ドロドロとした液体をフデにからめとると、それから、利佐ちゃんの股間に
ゆっくり近づけていった。
「やっ、やだぁーーっ!」
「ほ〜れほれほれ…」
 まだ固いクレヴァスを中心に、まさぐるようなフデ使いで、ソフトにたっぷりと液体を
塗りこめる。
「…あうっ…ひ……キャアァ〜ッ!!」
 あたしがフデを動かすたびに、利佐ちゃんはかあいい悲鳴をあげて、背中をビクビクッ
とのけ反らせる。
131投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時17分00秒
うふふっ。おもちゃみたいね。
「これも即効性だからね〜。すぐに効いてくるから」
「…そんな…………あ…ああ…」
 ほどなくして──。
 利佐ちゃんの体が、プルプルと小刻みに震えはじめた。
「うっ、ううっ…。ハアッ!」
「どうかな? 気分は?」
「…くあ…あ…。か…かゆいぃ……」
 利佐ちゃんは、モジモジと腰を動かして、太股をすり合わせようとする。
 だけど、両足をガッチリと固定されちゃってるから、かあいそうに、どうにもできない
のよね〜。うぷぷぷぷっ♪
132投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時18分16秒
「うう〜っ…。いやぁ〜っ!」
 肌をピンク色に染め、全身から滝のように汗を流して、ガクガク震える利佐ちゃん。
 うふうふ。素敵な光景だわっ。
「気分はどお? 利佐ちゃん」
「う…う…うう〜っ!」
 利佐ちゃんは、必死の形相で歯を食いしばる。
 あらら。ここまで来て、まだ頑張るつもりなのかしら?
 それなら…。
「もうちょっと、刺激してあげるわね〜♪」
 あたしは乾いたフデ(毛先の硬いヤツよ)を手にすると、ピンピンに尖りきった乳首を
責めはじめた。
133投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時18分40秒
「ヒッ! ヒィィーッ!!」
 利佐ちゃんの口から、悲鳴がほとばしる。
「やっ、やめてーっ! やめてぇぇーっ!!」
「とっても気持ちいいでしょ。うっふふふふふっ」
「あっ…ああっ…。くーっ!」
 利佐ちゃんが動けないのをいいことに、あたしは右の乳首から左の乳首へと交互にフデ
を走らせ、ヒクヒクする乳頭を、硬い毛先で突っついたりくすぐったりして、思う存分に
責めたてまくる。
「ひぃぃ……あ…あぅ…」
「ほ〜らっ。今度はこっちにもしてあげるわね〜♪」
 こっちって、もちろんアソコ。
 さっき、たっぷりとお薬を塗ってあげたクレヴァスを、フデの先でもってうにゅうにゅ
と刺激してあげるの。
 さあ、利佐ちゃん、いつまで耐えられるかしら?
 うっふふふふふふふっ…♪
134投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時19分57秒
そんなこんなで二〇分が経過。
 さしもの利佐ちゃんも、もう全身がガタガタ。
「さあて、今の気分はどうかしら〜?」
「…お…お願い…なんとか……して…え……」
 今にも死にそうな声で、利佐ちゃんが言った。
 どうやら、我慢の限界みたいね。
「なんとかって、ナニを?」
「か……かゆくて……」
「かゆいだけ?」
 この薬、かゆいだけじゃないの。
 それ以上に、じつは、ものすごく疼いちゃうのよねェ。
 それを知ってて、ワザと聞いたりするあたし。
135投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時20分19秒
「どうなの? 利佐ちゃん?」
「……た…たまらな…い……の…」
 そう言いながら、利佐ちゃんはアブラ汗を浮かべて、苦しそうに息をする。
「……も…もう…たまらない………」
「どこが、たまらないの?」
「…あ……あの……」
「ちゃんと言わないと、なんとかしてあげないわよ〜♪」
「………ア…アソコ……が……」
「アソコってどこのことかなー? くすくす」
 ああ。あたしってば意地悪さん。
「…そ…んな……いやぁぁ〜っ!! くううう〜〜〜っっ…!」
 もう、利佐ちゃんは悶絶寸前。
「う…くっ……。ダ…メぇっ……。許してぇっ」
「ふふっ。かあいいわね」
 よしよし。
 このくらいにしてあげましょうか。
136投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時20分42秒
あたしは、利佐ちゃんにのしかかると、汗に濡れた細い体に優しく舌を這わせた。
 首筋からワキの下へと舌を流し、口をすぼめて熱い肌を吸いたて、さらに、胸やお腹に
も唇を滑らせていく。
 そして、時おり、下半身にも指を伸ばして、じらすように愛撫する。
「やっ、やあッ! アアァーーッ!!」
 クレヴァスの柔らかな内壁を、指先でなぞってあげると、利佐ちゃんは、鈴の音ような
声をあげて激しく身悶えする。
「クゥッ! ハッ…ハァァ…」
「もう、ぐちょぐちょじゃない」
 小さな乳首はピーンと尖りきり、真珠の粒も豆のように膨らんでる。
 そこんとこを指でいじくってあげると、利佐ちゃんの桜の花の唇から、カン高い悲鳴が
こぼれてくるの♪
137投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時20分57秒
「ヒッ…ヒィィーーーッッ!!」
「どう、かんじる? ウフフフフ」
「…ゆ……許してぇ…。も…もう…なんとか……してぇぇっ!」
 息も絶え絶えで、柔らかな肢体をクネクネとよじりながら、瞳に涙を浮かべて哀願する
利佐ちゃん。
 端正な顔は快感と苦悶でゆがみ、全身はアブラ汗でドロドロ。
 うう〜ん。もう至福っ。
 かあいい女の子がメロメロになって、喘ぎ悶える姿って、ホントに美しいわ。これこそ
最高の快楽よねっ。
「そいじゃあ、そろそろ、リクエストにお応えしましょーかねっ」
 あたしは、バイブを取りだした。
「これでイカせてあげるわ」
 そう言いながら、ぐじゅぐじゅになったクレヴァスに、ゆっくりバイブを挿入していく
と、利佐ちゃんは、
「アッ、アアーッ!!」
 と、声をあげて腰を浮かせてくる。
138投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時21分42秒
おしっこしてきますので落ち
139投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時21分58秒
「…あふっ…くァあ……いやあっ…くひいいぃぃ〜〜〜っ!!」
 柔肉を粉ねるようにしてバイブを動かしてあげると、利佐ちゃんは、あられもない声を
あげて腰をガクガクと揺さぶる。
「アッ…アアッ……。あぐぅ〜っ!」
「すごいわね。利佐ちゃん」
 利佐ちゃんのクレヴァスからは、透明な愛の蜜が、とめどなく溢れだしてくる。
「アッ…あ……くっ……。も…もうっ……!」
 利佐ちゃんの体が、一瞬、ピクンッと硬直した。
 そして、次の瞬間──。
「クッ、クゥゥ〜〜〜〜ッッッ!!」
140投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時22分38秒
>138
おしっこはしません
141投稿者:まだ終わんないの?  投稿日:2006年12月13日(水)01時22分57秒
さっさと終わって下手だから
142投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時22分58秒
利佐ちゃんが帰ったあと、あたしは棚から生徒名簿を取りだした。
 正確には、あたしが生徒名簿から抜粋して作った、『聖北斗学園の美少女・一〇〇人名
簿』なんだけどね。(ふっふっふ♪)
「え〜と、松崎松崎…っと…………」
 名簿の中から、『松崎利佐』の名前を探して、チェックをいれる。
「よしよし。これで一七人目と」
 念願の一〇〇人切りまで、あと八三人だわね。
 来週も頑張らなきゃ。くすくす♪
 あ〜。お茶がおいしっ。
143投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時24分33秒
0,0,0,0,0,0・・・
A組対B組の試合は投手戦となった。
七海の投げる球は速かった。藍が打席に立たないA組では、バットにかすりもしない。A組にもソフトボール部の者もいるが、七海の敵ではなかった。有海は何球かパスボールをしたが、それでも七海の速球に喰らいついた。七海は現段階でノーヒットノーラン。つまり七海と有海だけで無失点に抑えたのだ。藍はそんな七海のピッチングを見てソワソワしている。何度も井上に打席に立てるように直訴しては、やんわりとなだめられた。
その反面、攻撃の方は苦戦した。七海と有海以外の者は、バッターボックスの端に突っ立って、ニヤニヤヘラヘラしてるだけでバットを振ろうともしない。ソフトボール部の者でもそうなのだ。これには温厚な山口も渇を入れたが効果なしだった。有海はもちろん空振り三振。バットに振り回されているようだ。野球の間合いに慣れた七海は、最初はてこずった。しかしファールで粘ると段々ソフトボールの間合いや球種に慣れてくる。3打数1四球の猛打賞の活躍をみせたが、七海一人では得点などできなかった。そしていよいよ最終回、7回裏のA組の攻撃となる。
これで得点が入らなければ、規定によってキャプテン同士(七海と藍)のジャンケンで勝敗が決まることになる。
144投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時26分21秒
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
放課後、あたしは生徒指導室にいた。
「どうして呼ばれたか、わかってる? 二年五組の矢野直子さん」
 そう言って、久田節子先生は、あたしの目を、じい〜っ、と見た。
「…ど…どうしてでしょう? ア…アハハ…」
 あたしは、ヒヤ汗を流しながら、懸命に作り笑いを浮かべる。
 この高校に入学してから、一年と九ヶ月。
 品行方正、とまではいかなくても、普通の学生であるあたしがこともあろうに、一二月
も押しつまったこの時期に、生徒指導室に呼ばれるだなんて。(え? 時期は関係ないだ
ろうって? ごもっとも)
 身に覚えはない…と言いたいトコなんだけど、じつのところは、ひとつだけ思い当たる
フシがないでもない。
 もしかして、昨日のことだとしたら………。
 うわあっ! や、やばい。すっごくやばいぞっ! 
 アレがバレたひには、良くて停学、ヘタすりゃ退学モンよォっっ!!
「……あの…先生………どうしてでしょう……?」
 ホントは怖くて聞きたくないけど、いちおう、先生に訊いてみる。
「あら。トボケるつもりなの? 矢野さん」
「い、いえ。そんな…。ホントに心当たりが……」
 なんつって、ウソつきなあたし。
「ふぅ〜ん、そう。なら教えてあげるわ」
145投稿者: 投稿日:2006年12月13日(水)01時28分36秒
146投稿者:これにて  投稿日:2006年12月13日(水)01時37分16秒
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 終 了 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
147投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時45分37秒
七海が2アウトまで取ったとき、いきなり藍が「バッター交代!」と宣言した。
「代打、細川藍!」
みんなは「え?」という顔をした。七海もそうだ。
山口は井上を睨みつける。井上は困ったような表情で両手を広げて首を振る。
藍は山口に向かってこう言った。
「だって、このままだったらジャンケンで決めるんでしょ?だったら今、ここでソフトボールで決着つけましょうよ。ここで私がこの子のボールを打ったらA組の勝ち。この子が私を三振に打ち取ったらB組の勝ち。ホームラン以外はそちらの勝ちでいいから」
七海は即答した。
「それでええで!それで決着つけよ!」
藍はニヤリと笑った。始めは不満顔だった山口もこの決着が見たくなった。
(ソフトボールもおもろいモンやな。この子にどこまでウチの球が通用するか、試してみよ!一木さん、気張ってウチの球、捕るんやで!)
七海は全力を球に込めて放った。
パーン…
乾いた打球音が響いた。七海は思わず空を見上げた。白く輝く太陽に、ボールが吸い込まれて見えなくなった。

148投稿者:リリー  投稿日:2006年12月13日(水)01時46分05秒
今日はこれで落ちます
149投稿者:どうでもいいけど  投稿日:2006年12月13日(水)01時51分26秒
偽が持ってきたのはこれか
ttp://www.bl.mmtr.or.jp/~h-rei/
150投稿者:藍って優秀だから嫌われてる所とかありそうだね  投稿日:2006年12月13日(水)14時44分37秒
 
151投稿者:a  投稿日:2006年12月13日(水)16時50分04秒
http://www.bl.mmtr.or.jp/~h-rei/
152投稿者:age  投稿日:2006年12月13日(水)18時00分07秒
153投稿者:>>150  投稿日:2006年12月13日(水)20時57分48秒
それは、この小説の中でってこと?
154投稿者:あげ↑  投稿日:2006年12月13日(水)22時26分09秒

155投稿者:あげ  投稿日:2006年12月14日(木)00時13分49秒
あげ
156投稿者:あげ  投稿日:2006年12月14日(木)19時09分53秒
めっちゃ落ちててビビタ
157投稿者:あげ↑  投稿日:2006年12月14日(木)19時53分30秒

158投稿者:リリー  投稿日:2006年12月14日(木)21時23分08秒
すいません
今後の展開を考えてました
4章からレズ展開になる予定です
159投稿者:了解  投稿日:2006年12月14日(木)21時25分20秒
 
160投稿者:リリー  投稿日:2006年12月14日(木)21時44分47秒
訂正
3打数1四球の猛打賞の活躍→3打数3安打の猛打賞の活躍

7回までのソフトボールでノーヒットノーランのペースなら、七海が一番打者として、せいぜい3回くらいしか打順は回ってこないでしょう
そもそも3打数1四球だったら、3回凡退してるってことで、全然活躍してないですね
161投稿者:リリー  投稿日:2006年12月14日(木)22時02分20秒

球技大会の翌日、七海は学校を休んだ。山口の説明によれば、久しぶりに体を酷使したせいで熱が出たということだ。
「細川さんにホームラン打たれて、ショックで寝込んでるんじゃないの?」「あの子、マウンドでガックリうな垂れちゃってさ。高校野球じゃないんだから」
「本気で細川さんに勝てるとでも思ってたのかな?笑っちゃうよね」
クラスの連中のそんな陰口を聞く度に、有海は心が痛くなった。
有海は、藍にホームランを打たれて、しばらくマウンドにしゃがみ込んで動けない七海に恐る恐る近づいた。すると、七海は以外にも明るい表情の顔を上げた。
「一木さん、先生に特訓してもろやんやってね。ごっつ、うまなってたで。がんばったんやな」
と言ってくれた。そして「あの時は堪忍な」と付け加えた。
有海は嬉しかった。七海に「友達じゃない」と言われたのだが、やはり有海は七海のことが好きだ。
有海は山口に七海の住んでいるマンションの住所を聞いた。
162投稿者:リリー  投稿日:2006年12月14日(木)22時17分38秒
意外にも、七海のマンションは学校のすぐ近くにあった。
有海は山口から書いてもらった地図を一度も見ることなく到着した。
淡いオレンジ色のレンガで覆われた上品なマンション。ここの703号室に七海が住んでいる。オートロック形式のため、有海は7,0,3とボタンを押す。
「はい…藤本です…」
インターホンから七海の声聞こえた。
有海は七海の母親が出ると思っていたので、少し慌てた。
「あ…あの…い、一木です…」
インターホンは沈黙する。緊張感が有海を襲う。
「…何?何か用?」
「え…えっと…藤本さん、今日休んだでしょ?心配だから来てみたんだけど…」
「………」
「あ、あと、それから明日の授業の連絡とか、いろいろあって、山口先生からの手紙も預かってるんだけど…」
「………」
「そ、それから、今日の授業のノートをとってきたの。国語と、数学と、社会と…」
「………」
「あ、あの…め、迷惑だったらごめんなさい…。ポストに手紙とプリント入れて帰るから…」
「…入って」
大きなガラス扉の鍵がガチャリと開いた。
有海は安堵の息をついた。
163投稿者:何気に七海だね  投稿日:2006年12月14日(木)23時09分38秒
703
164投稿者:リリー  投稿日:2006年12月14日(木)23時38分40秒
有海はエレベーターで7階まで上がる。そして703号室の前まで来て、はて、と首を傾げた。
ドアのネームプレートに「角田」とある。しかし、山口のメモにの703号室と書いてあるし、現に703とボタンを押したら七海の声がインターホンから聞こえたのだ。
有海がドアをノックするか否か迷っていると、ドアが開いた。
「よう来たね。どうぞ、入り」
七海はそっけなく有海に言う。服は白の長袖のシャツに青のジーンズ。病気で寝ていた、という恰好ではなかった。
有海は靴を脱ぎながら言う。
「熱…下がったみたいだね。明日は学校に来れそう?」
「ん…?どうかな…?」
七海は有海に顔を合わせることなく言うと、リビングに通した。
「そこに座って」
上等な皮製のソファを勧められると、有海は遠慮がちに座った。
「紅茶でええ?」
「あ…気にしないで…」
七海は有海の言葉を無視してダイニングに入る。ダイニングから七海は有海に話しかける。
「心配して来てくれたんやな…。おおきに」
「え?いいんだよ、そんな…」
有海は本当に嬉しかった。今日こそは七海と友達になれそうだ。そんな期待感に胸を膨らませた。
165投稿者:リリー  投稿日:2006年12月14日(木)23時52分48秒
七海は有海の分だけの紅茶を運んできた。砂糖とミルクとレモンが皿に乗っている。有海はミルクティーにした。
「でもな、一木さん…。ウチ、当分学校には行かへんわ…」
「え?何で?」
思わず大きな声を出す有海。
「心配して来てくれた一木さんには悪いんやけど、ウチ、ズル休みやねん」
「ズル…休み…?」
「もうな、ほとほと愛想が尽きたんやわ。クラスの連中に」
「ど、どういうこと?」
「いつも群れてて、卑屈で、人をおちょくることしかせえへん、ウチが一番好かん連中や。ソフトボールの試合中、何度もキレそうやったわ。あのチームでバット振ったの、ウチと一木さんだけやで?あいつら、ヘラヘラして突っ立ってただけや。守備の時も。球技大会ごときで真剣になるな、言うのもわかるけど、中途半端は嫌いや」
「うん…あの試合は…残念だったね…。がんばったのにね…」
「だから、あの試合は勝った負けたよりも、あのクラスにウチがいる価値があるかの試しの場やったんや。で、結論を出したっていうわけや…」
「そんな…。そんな淋しいこと言わないでよ…」
「でもな、一木さんだけは別やで。一木さんだけはがんばってたもんな…」
「じゃ、じゃあ、今度こそ私と友達になってくれるんだね?」
七海の顔が暗く曇る。
「あかん…。あかんねん…。ウチとあんたは友達になれへん…。絶対に…」
166投稿者:リリー  投稿日:2006年12月15日(金)00時03分20秒
「どうして?やぱり…私みたいなドンくさいの、友達に欲しくない?」
「ちゃうねん…。一木さんが悪いんやない…。ウチや。ウチに原因があるねん」
「藤本さんに?」
「大阪でも、下関でも、友達をつくらへんようにしてきたんや」
「どうして?そんなの、淋しくない?つまんなくない?」
「淋しいで。おもんないで。友達おらへんと…。でも、ウチは友達をつくると、絶対にその子を傷つけてしまうねん…。それが怖いんや」
有海は想像してみたができなかった。友達をつくるまいと誓ってしまった七海の心を…。そして友達をつくれない自分のことも考える。
自分だったら、七海の友達になれるのではないだろうか?いや、自分だからこそ七海の友達になれるのではないか?
「藤本さん…。私、傷つかないよ」
「え?」
「私、ちょっとやそっとじゃ傷つかない。藤本さん、私に言った。もっとシャキっとしろって。だから、私、強くなる。この間の球技大会で、ちょっと強くなれた気がしたんだ。藤本さんの友達になるのに強くなる必要があるなら…私、強くなるよ!」
有海は七海の目を真っ直ぐに見て言った。
167投稿者:リリー  投稿日:2006年12月15日(金)00時13分09秒
「それ、ほんま?ほんまに言うてんの?」
「うん、本気だよ。私、藤本さんと友達になりたい。藤本さんといっしょに勉強したいし、遊びたいし…一緒にいたい」
「ほんまに友達になってくれる?約束してくれる?何があっても友達でいてくれるって…」
「うん…。約束する…。絶対に藤本さんを裏切らない」
「一木さん…」
七海は有海の手を握り、身体を寄せる。
有海は思った。これだ、このぬくもりが欲しかったんだ。こんあ友達が欲しかったんだ、と。
七海の顔が近づいてくる。
そして…唇と唇が重なった。
168投稿者:リリー  投稿日:2006年12月15日(金)00時14分50秒
今日はここでおちます
>163
はい、一応、七海が父親の角田にせがんで取って貰った部屋番号、という設定です
169投稿者:前作もそうだったけど  投稿日:2006年12月15日(金)00時23分21秒
レズになるまで、時間をかけたね。
いや、いいんだけどね。
この後、一木さんがどういう反応をするか、だね。
170投稿者:あげ  投稿日:2006年12月15日(金)17時42分27秒
 
171投稿者:あげ  投稿日:2006年12月15日(金)20時07分04秒
あげ
172投稿者:おもしろい  投稿日:2006年12月15日(金)20時46分05秒
 
173投稿者: 投稿日:2006年12月15日(金)21時22分58秒
何でそこでキス?
意味不明w
174投稿者:>173  投稿日:2006年12月15日(金)21時24分22秒
まだ話は始まったばかり。これから説明が入ると思うよ。
それになんとなく流れでわからない?これ以上は言わないけど。
175投稿者:うん  投稿日:2006年12月15日(金)23時01分48秒
七海が「傷つけるから友達をつくらない」ってのは、レズであることを隠してるってこと。有海が「何があっても裏切らない」って言ったから、七海はカミングアウトした・・・ということだと思う。
176投稿者:ぽわぁ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜  投稿日:2006年12月15日(金)23時30分48秒
こんなキスシーンひとつですっごいドキドキした
よだれ垂れそう
177投稿者:リリー  投稿日:2006年12月15日(金)23時36分55秒
はい、今その後の展開を書きます
178投稿者:七海でレズなんか書けるんかいな  投稿日:2006年12月15日(金)23時41分38秒
っていささか心配してたけど全然アリですね
我慢できません早く書いてください
179投稿者:リリー  投稿日:2006年12月15日(金)23時47分35秒
「え…?藤本さん…?」
今、有海は自分が何をされたのかわからなかった。
七海はもう一度顔を近づける。そしてまた唇が触れる。
「え…ちょっと…待って…」
有海は頭が混乱していた。
(今のは…キス…?)
「一木さん、メガネ外してぇな…」
七海は有海のメガネをそっと取る。
「やっぱり…メガネ外した方が可愛いがな…」
メガネを取られて視界がぼやけた有海は、目を細かく瞬きさせる。
「藤本さん…あの…」
「何も言わんといて…。黙ってウチを受け入れて…」
七海は三度口づけする。
有海は頭が真っ白になった。

180投稿者:あげ  投稿日:2006年12月15日(金)23時58分19秒
あげ
181投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)00時01分08秒
七海の舌が有海の唇をそっと撫でる。
有海の上唇が、七海にそっと噛まれる。
有海がマンガやドラマで見たキスとは違う。何か、七海の身体が自分の身体の中に入り込んでしまったような、そんな奇妙な気持ちがした。
今度は随分長く七海は有海の唇を吸い続ける。その間、有海は瞬きも呼吸も止まったままだった。
ようやく七海は顔を離した。
「ふ、藤本さん…ど、どうして…?」
「一木さんは、ウチのことわかってくれるんよね?受け止めてくれるんよね?」
「で、でも…」
「びっくりした…?でも大丈夫や…。ウチに任せといて…」
七海の手は有海の膝に置かれる。そしてその手は太ももをゆっくりと這い上がり、スカートの裾を巻き込んでいく。
有海のスカートから、白いパンティが晒される。七海の指は有海の敏感な部分に触れた。
182投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)00時18分49秒
「あ…あの…」
有海の言いかけた言葉を、七海が自らの唇でそっと塞いだ。
七海の中指が壊れ物を扱うように有海の大事な所に触れる。
自ずと有海の足が開かれる。何度も何度も指でなぞられる。
「どう?一木さん…。気持ちいい?」
七海は愛しい我が子を見つめる母のような顔をする。そして有海は、子供のように、七海に全てを委ねている。
「はぁ…はぁ…」
有海の呼吸が荒くなる。鼓動が早くなる。目には涙が溜まってきた。
「心配いらん…怖ない…怖ないで…。目、つむって…」
言われるまま、有海は目をつむった。まるで自分の身体が空に浮いているような感覚に包まれた。
(気持ちいい…)
ゆっくり、ソファの背もたれに身体を傾ける。
このまま眠ってしまってもいい…。そう思った時、七海の指がパンティの中に入ってきた。
有海は目を開いた。その直後、ばね仕掛けの人形の様に跳ね起きて、七海を突き飛ばしていた。

183投稿者:あげ  投稿日:2006年12月16日(土)00時21分06秒
 
184投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)00時34分26秒
「一木さん…?」
七海は有海を見上げた。
「ダメだよ!藤本さん!」
「何がダメなん?」
「こ、こんなこと…おかしいよ!」
「どないしたん?気持ちよかったんちゃうの?」
「そ、そ、そんな…そんなこと…」
「一木さん、何があってもウチのこと友達やって言うたやん!」
「そ、それは…」
「あれはウソなん?ウチを裏切るん?一木さんもウチを…」
「帰る!」
有海はカバンを掴むと、玄関へ走った。
「裏切りもん!」
七海の声が有海の背中に突き刺さる。
有海は靴を履ききれないまま、ドアを開けて飛び出した。
185投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)00時52分51秒
有海は涙を拭きながらエレベーターに乗る。
「し、信じられないよ…。あんなこと…あんなこと…」
降下するエレベーターの中で、嗚咽しながら何度も独り言を繰り返す。
「だって…だって…あんなこと…まさか、あんなことするなんて…」
3階でエレベーターが止まった。買い物籠を下げた太った主婦が乗り込んできた。
「あら…あなた、どうしたの?大丈夫?」
主婦が有海の泣き顔を覗き込む。
「あ…だ、大丈夫です…」
反射的に有海はエレベーターを降りた。エレベーターはそのまま下へ行ってしまった。有海は仕方なく階段を降り、七海のマンションを出た。
家路に着く有海は、まだ涙を流していた。有海はふと足を止めた。視界がぼやけて見えるのは泣いているせいだと思っていたのだが、そうではない。そう、メガネを七海のマンションに置いてきてしまったのだ。
186投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)01時00分39秒
どうする?メガネを置いてこのまま帰るか、それとも取りにいくか…。
つい一週間前、七海とのソフトボールの特訓でメガネを割ってしまってばかりだ。またメガネを失くしたとなると、親から何て言われるか…。
しかし、もう一度、七海に会って、何を言えばいいのか…。
このまま帰ってしまったら、永遠に七海に会えないような気がする。
おそらく、七海は大阪でも、下関でもこんなことを繰り返し、そして今回の様に何度も拒絶されてきたのだ。
「ウチは何度も友達を傷つけてきた」
七海の言葉を思い出す。そして傷つけただけではなく、傷つけられてきたのだ。
(私…このまま藤本さんと離れたくない…。もう一度、話しをしてみなくちゃ…)
有海は心にそう決めると、七海のマンションへ足を向けた。
187投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)01時01分03秒
今日はこれでおちます
188投稿者:お疲れ様でした!  投稿日:2006年12月16日(土)01時04分12秒
続き楽しみにしてます気になって眠れない
189投稿者:キィィー  投稿日:2006年12月16日(土)01時12分30秒
憎いほどうまいねこの先生は
190投稿者:リリーさんは西の人でしょうか  投稿日:2006年12月16日(土)02時34分01秒
関西弁がかなりうまいですね。
191投稿者:もし西の人だったらうまいもくそもないんですけど  投稿日:2006年12月16日(土)02時36分03秒

192投稿者:>190  投稿日:2006年12月16日(土)02時49分18秒
むしろド下手な方だと思われますが・・・
というか関西弁で話されてもしっくり来ない
七海は苛め好きのSなんですね
どっちかと言うと犯されてるのを見たかった
193投稿者:いいえ、これは本物の関西弁ですよ  投稿日:2006年12月16日(土)03時11分09秒

194投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)13時32分17秒
私は東京在住です
周りに関西弁を喋る友人がいないので、殆どテレビからの印象で関西弁を書いてます
今はもっぱら朝の連ドラ「芋たこなんきん」をお手本にしてます
だから少々、オバサンくさいかもしれません
不自然な関西弁があったらご指摘下さい
195投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)14時37分09秒
有海は再び七海のマンションの前まで来た。
少しためらいながらも、七海の部屋番号を押す。
しばらくしてインターホンから七海の声が聞こえた。
「…はい…」
暗く沈んだ声だった。
「一木です…」
「…何?…」
必要最低限の言葉に有海は気圧されそうになる。
「あ、あの…メガネ…」
「…何?…」
「メガネ…忘れちゃって…」
「………」
七海が沈黙している。メガネのことだけではない、もっと話さなければならないことがあるはずだ。そのためにここに戻ってきたのだから。
「あ、あの…そ、それからね…」
インターホンはブツリと切れた。
有海はうな垂れて、帰りかけた。
「藤本さん…」
しかし、ガラス扉の鍵の開く音がした。
七海が有海に入れ、と言っているのだ。
196投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)14時46分54秒
有海はエレベーターが7階に到着するまで、七海にかける言葉を考えていた。何と言えばいいのか…。国語の成績は良かったが、こういう時の言葉が思い浮かばないなんて…。
そんなことを考えているうちに、エレベーターは7階に着く。
703号室。七海の部屋。
「藤本さん…。入ります…」
七海はドアを開けた。
リビングの扉が開いている。玄関から、七海の姿は見えない。
「一木です…。上がってもいい?」
返事がない。
「上がるよ…」
有海は靴を脱いで上がった。そして恐る恐るリビングへ向かう。しかし、リビングに七海はいなかった。
「藤本さん…?どこ…?」
有海はダイニングの横にあるドアの前に立った。ここは七海の部屋だろうか?
「藤本さん…ここにいるの…?」
「入って…」
七海の声だ。有海は、深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。
「入るよ…」
有海はドアを開けた。
197投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)15時02分29秒
「きゃ!」
ドアを開けた七海は、咄嗟に両手で顔を覆った。
なんと、そこには裸が…服を脱いだ七海が、自分の全てをさらけ出して立っていたのだ。
「いらっしゃい、一木さん」
七海は微笑の表情で言った。右手には有海のメガネがある。
「ふ、藤本さん…!な、なんて恰好してるの!」
有海は前を見ることができない。
「戻ってくると思ったわ。だって、あない気持ち良さそうにしてたもんな」
「ち、違うよ!メガネ…メガネを取りに…」
「それだけ?」
「そ、それだけだよ!」
やっぱり七海はおかしい。有海は戻ってきたことを後悔した。
「ふ〜ん…。ほな、勝手に取って帰ればええやん…」
七海は有海のメガネを自分の顔にかけた。
「うわ〜、グラグラする…。一木さん、目、悪いんやな…。勉強のしすぎとちゃうの?」
「か、返してよ!」
「だから、ここまで取りに来たらええがな」
有海はなるべく七海の裸を見ないように近づく。そして恐る恐る七海の顔に手を伸ばす。
すると七海は、自分の目の前にある有海の右手を強く掴んだ。
198投稿者:愛実  投稿日:2006年12月16日(土)15時09分21秒
うまい!
199投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)15時16分26秒
「!」
有海は七海の顔を見る。七海はメガネを額に上げて、ニヤリと笑う。
「な、何?何なの?」
「一木さん…、よくもウチを裏切ってくれたね…」
「う、裏切ったなんて…そんな…」
「ウチは嘘がごっつぅ嫌いや!せやから、お仕置きさせてもらうで!」
「お、お仕置き…?」
七海は左手で有海の手首を掴み、右手で人差し指を握り逆方向に捻り上げた。
「い、痛い!痛い!藤本さん、痛い!」
有海の顔が苦痛に歪む。
「痛い?一木さん…。ウチの心の痛みは、こないなもんやないで!」
「やめて!やめてぇ!藤本さん!指が…指が折れちゃう!」
「そうや…。一木さんの指、折ったんねん!」
「そ、そんな!許して!許してぇ!」
「許さへん!裏切りもんは許さへんで!」
「ごめんなさい!謝るから…!謝るから、もうやめて!お願い!お願いします!」
有海はポロポロと涙を落とした。
「嘘や…一木さん」
七海は握っていた有海の人差し指を離すと、自分の口の中にスッポリと入れた。
200投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)15時29分36秒
七海は有海の指を丹念に舐めた。まるで今まで痛めつけてきた分、癒すかのように。
「ひっ…ひっ…」
有海はしゃくり上げて泣きながらも、ゾクゾクとしたものが人差し指から全身に広がっていくのを感じた。
そしてとうとう立っていられなくなり、床の上にペタンと腰を落とした。
「堪忍して…一木さん…。ちょっといじめてみたくなってしもうた…」
七海は有海をそっと抱きかかえ、ベッドに座らせる。
「いつかウチこう思った。なんで一木さんが、みんなからいじめられるかわかる気がするって…。それは可愛いからや…。みんな、一木さんの可愛さにヤキモチ焼いとんねん…。ウチもそうや…」
七海はメガネを有海にそっとかけた。
「どう?よう見て。ウチの裸…。どう…?」
有海は改めて七海の身体を見た。白く、薄いピンクがかかっている肌を見た。
「きれい…」
思わず有海はそう言葉を漏らした。

201投稿者:200達成おめ!  投稿日:2006年12月16日(土)15時36分53秒

202投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)16時20分45秒
ありがとうございます
もう少し更新します
203投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)16時49分31秒
「ほんまに?」
「うん、本当だよ…。白くて…スベスベしてて…」
「嬉しいわ!」
七海は有海の横に腰掛ける。そして有海の耳元で囁く。
「ねぇ…一木さんの裸も見せて…」
「…え…?」
思わず有海は自分の胸を両手で隠した。
「ウチ…一木さんの裸、見たい…」
「そ、そんな…。は、恥ずかしいよ…」
「ウチだけ裸でいるなんて…ズルイやん…。ね、見せて…」
七海は有海の制服の白いブレザーを脱がし、ネクタイを片手でスルリと解く。ネクタイというものは締める時は手がかかるが、解く時は簡単だ。
七海は静かに有海の身体を横たわらせた。
「ふ、藤本さん…」
「ね、ええやろ?一木さん…」
204投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)17時02分44秒
七海は両手を有海のスカートの中にもぐり込ませる。有海はキュっと身を硬くした。
七海は有海のスカートを捲り上げる。そして薄く小さな白い布で覆われた部分を、優しく撫でまわした。
「あ…は、恥ずかしい…」
「力、抜いて」
スカートのホックを外し、ファスナーを降ろす。スカートは有海の足から引き抜かれた。有海は決して長身ではないが、足は細くて長い。七海は太ももから足首までキスをする。
それから白いカッターシャツのボタンを下から外していく。カッターシャツの前を開ける。薄手のノースリーブのシャツを捲り上げると、有海の可愛らしく膨らみ始めた胸が露わになった。
「あ…、み、見ないで…」
「よう見せて」
七海は胸を隠そうとした有海の腕を掴み、強引に身体の横に置く。
「肌はウチの方が白いけど、胸は一木さんの方が大きい…。なんか悔しいわ…」
七海はそう言いながら有海の胸にキスをする。
「あん!」
有海は自分のあげた声を聞いて、益々恥ずかしくなった。

205投稿者:あげまつ  投稿日:2006年12月16日(土)17時07分02秒
 
206投稿者:七海の攻め方が柔らかくて超いい  投稿日:2006年12月16日(土)17時17分21秒
 
207投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)17時19分30秒
「可愛い声やな…」
有海の顔がカッと赤くなった。
そして七海は有海のパンティに手をかける。
「あ…!ダメ…!」
有海は七海の手を抑える。
「じっとしとき!」
七海はジロリと有海を睨む。有海は七海の厳しい顔に思わず手の力を抜く。
七海は有海のパンティを降ろした。有海は両手で自分の局部を隠した。
「あかん!隠したら!見えへんやろ」
再び有海の手を強引に横に置く七海。
深く切れ込んだ有海の幼い性器が現れる。
208投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)17時20分24秒
「あ、一木さんもウチと同じや。まだ生えてないんやね。ウチだけが遅れてると思ってたから、安心したわ」
七海はサラリと有海の無毛の丘を撫でた。ビクっと有海の身体が反応する。
「ふ、藤本さん…。は、恥ずかしいよぉ…!」
有海の目には涙が溢れ出した。七海は有海のメガネを取り、涙をそっと指で拭き取る。
「平気やで…。ウチも裸や…。二人とも裸や…。他に誰もおらん…」
七海は有海と身体を重ねる。滑らかな肌が合わさる。
「どう?一木さん…。暖かいやろ?」
「うん…暖かい…」
「気持ちいい?」
「うん…気持ちいい…」
最後に二人は唇を合わせた。
209投稿者:>>206・そうだね  投稿日:2006年12月16日(土)17時22分45秒
前作は潮は噴くわ、アナルは舐めるわ、手マンで何度もいかされるわ、凄くハードだったもんな。予告通りソフトレズだ。
210投稿者:胸さわぎ  投稿日:2006年12月16日(土)17時22分51秒
 
211投稿者:スカーレット  投稿日:2006年12月16日(土)17時32分56秒
 
212投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)17時42分57秒
有海は思った。今日はいろんな感情が短い間にジェットコースターのように駆け抜けていった。
七海のお見舞いに行く不安…七海が自分を受け入れてくれた喜び…七海にキスをされた驚き…七海の罵倒と悲しみ…再び七海を訪ねる勇気…そしてこの温もり…。
こんなに暖かく、安らかなことがこの世にあったとは…。
(来て良かった…。ううん…藤本さんに会えて良かった…)
「ん?今、何て言うたん?」
七海が有海の瞳を覗きこむ。
「え?ん…うん…。私達、友達…だよね…?」
七海は表情を硬くした。
「いや…友達なんかやない…!」
「…え…?」
有海の顔が一瞬に曇る。
「友達以上や…」
七海は有海にキスをした。
「堪忍…。またいじめてもうた…」
213投稿者:あげ  投稿日:2006年12月16日(土)20時29分42秒
 
214投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)22時26分56秒

有海は服を着ながら言った。
「藤本さん、明日は学校においでよ?」
七海は裸のままベッドで横になって答えた。
「う〜ん…どないしょ?学校休んだら、毎日こうやって一木さんが来てくれるから、休みたいねんけど…」
「ダメだよ、そんなの!」
「だって、また今日みたいにいっぱい楽しめるやん!」
「私は学校でも藤本さんと会いたいんだよ!そうそれば、学校だってきっと楽しいと思えるし…」
「…そうやな。一木さん、学校では辛い立場やもんな…。ウチが行くことで少しでも一木さんが学校を楽しいと思えるなら、ウチ、行ってあげてもええで」
「本当?藤本さん!」
有海の顔が明るくなる。
「可愛いな、一木さん。一木さんの笑顔、ウチ、好きやわ…」
七海は両手で頬杖をついて有海を眺める。
「でも…藤本さんは、女の子の方が好きなの?男の子よりも?」
有海のその言葉を聞いて七海はプィとそっぽを向いた。
「男は嫌いや!」
その七海の態度に有海は慌てた。
「ごめんなさい…。変なこと聞いちゃって…」
七海はシュンとなった有海を横目で見る。そんな有海も可愛い。
「一木さん…。教えたげようか?ウチのこと…」
215投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)22時40分34秒
七海は自分のことを有海に語り始めた。

七海の母は京都で売れっ子の芸者であったが、政治家である角田の子供を身篭り、芸者を廃業する。角田は認知をしないと宣言するが、それでも子供を生みたかった。そうして生まれたのが七海だった。
七海の母は乳飲み子を抱えて、大阪の知り合いのたこ焼き屋を手伝う事にした。別段、たこ焼きに執着していたわけではなかった。たまたま仕事を紹介されたのがたこ焼き屋だったにすぎない。しかし、これが七海の母の第2の人生のスタートとなる。すっかりたこ焼きの奥深さに見せられた七海の母は、芸者時代の貯えをはたいて、大阪の下町にたこ焼き専門店を建てた。そこはたこ焼き、明石焼き、お好み焼き、ネギ焼きなど、鉄板焼きの激戦区で最初は苦労したが、味が評判になりすっかり有名店の仲間入りを果たした。
物心ついた時から七海は母の店を手伝った。忙しくて中々遊んでもらったり外へ連れて行ってもらったりしなかったが、七海は店の手伝いだけでも充分楽しかったし、母との絆も深まった。七海はこのまま何の疑問ももたず、母の建てたたこ焼き屋の二代目店主になると思っていた。
しかし、母が病気で倒れた。
そこから七海の人生は方向転換を余儀なくされた。
216投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)23時05分22秒
母親が入院し、七海は一人で暮らさなくてはならなくなった。そこで母は、昔の芸者仲間に頼んで、七海を預かってもらうことにした。
母が芸者時代、共同生活していた置屋に七海も住むことになった。
大阪の小学校から、片道1時間半で通えるため、なんとか転校しないで住んだ。しかし、大好きだった野球はできなくなった。
そこで七海は多くの芸者や舞妓達から可愛がられた。特に可愛がってくれたのが理沙という芸者だった。源氏名は弥勒。
理沙はなにかと七海を可愛がってくれた。
初めて置屋に来て、不安と緊張でいっぱいだった七海と遊んでくれたのも理沙だった。
「あなたが七海ちゃん?」
「はい…」
「よう、似てはるわ…」
「え?」
「お母さんにソックリやわ」
「ほんまに?」
大好きな母に似ていると言われ、七海はとても嬉しかった。
そして七海はすっかり理沙が好きになった。
217投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)23時05分59秒
訂正
京都では芸者を芸子と呼ぶそうですね
218投稿者:芸妓だったと思いますが  投稿日:2006年12月16日(土)23時07分43秒
自分も詳しくは分かりませんが
219投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)23時22分56秒
「七海ちゃん、疲れたでしょ?お姉さんと一緒にお風呂に入る?」
「うん!」
理沙は舞妓時代、よく先輩である七海の母と風呂に入っていたそうだ。
多くの舞妓や芸子が共同で住む置屋の風呂は広かった。
「お姉ちゃん、中学を卒業してからすぐに舞妓になったんやわ。その時、売れっ子やった七海ちゃんのお母さんが、右も左もわからんかった私を可愛がってくれはった。だから、今度はウチが恩返しする番や。七海ちゃん、遠慮せんとドンドン甘えてや」
「うん、おおきに。ウチ、お母ちゃんのたこ焼き屋を継ごうかと思ってたんやけど、お姉ちゃんみたいにキレイな芸子さんになるのもええな…」
「そやね、七海ちゃんならお母さんみたいに売れっ子になれるわ」
「でも…やっぱりたこ焼き屋になる…。お母ちゃんみたいな立派なたこ焼き屋に…」
「そうやね…。はよ、病気良くなるとええな…」
「うん…」
「さ、七海ちゃん。お姉ちゃんが背中流してあげるわ」

220投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)23時26分47秒
>218
総称して芸妓(げいぎ)と呼ぶそうです
東京では一人前の芸妓を芸者、見習いを半玉(はんぎょく)と呼び、京都では一人前を芸子(げいこ)、見習いを舞妓と呼ぶんだそうです
Wikipediaからの付け焼刃な知識ですが…
221投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)23時31分29秒
あと、芸子の言葉がわかりません
京都弁と言うのでしょうか?
このへんは無茶苦茶ですので、京都の方、または芸子の方、おかしかったらご指摘下さい
222投稿者:京都弁もじょうずやおへんか  投稿日:2006年12月16日(土)23時48分31秒
このせんせ、よう勉強してはるわぁ
223投稿者:リリー  投稿日:2006年12月16日(土)23時52分17秒
>222
〜じゃないですか・・・〜やおへんか
よく・・・よう
勉強になりました
ありがとうございました
224投稿者:東京中心主義じゃなく  投稿日:2006年12月16日(土)23時53分50秒
京都や大阪の文化をリスペクトする姿勢に感動した!
225投稿者:そういえばコバルトに  投稿日:2006年12月16日(土)23時54分33秒
少年舞妓の話載ってたなあ。
226投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)00時25分57秒
理沙は七海を自分の前に座らせた。
「七海ちゃんのお母さんは、ようこんな風に身体を洗うてくれはったわ。こう、指でね…」
理沙はタオルではなく、自らの手で七海の身体を洗い始めた。
「うひゃ!嫌や、くすぐったい!」
「じっとしとき。よう、洗われへん。じきに気持ちようなるから…」
理沙の細いしなやかな指は七海の身体のありとあらゆる所に滑り込んでくる。とても懐かしい感じがする。
七海は目を瞑った。
「あ…思い出した…。小さい頃、お母ちゃんがよくこうやってウチを洗ってくれた…。タオルで洗うと痛がるから…」
七海の目から涙が落ちた。
「お母ちゃん…。お母ちゃんに会いたい…。お母ちゃんとまた一緒に暮らしたい…」
理沙は七海を後ろから抱きしめた。
「七海ちゃん…」
「うぇぇぇ〜ん…お母ちゃ〜ん…」
理沙の肌の温もりが有り難かった。
七海は初めて母親以外の者の前で泣いた。
227投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)00時43分53秒
七海は理沙と同じ布団で寝た。理沙は母親の代理を務めてくれた。
七海を抱きしめ、そして時には乳房を吸わせた。
七海はとても安心できた。理沙が七海の第二の母親になった。

ある日、七海は芸子の仕事へ向かう理沙の後をついて行くことにした。母が以前どんな仕事をしていたのか知りたかったからだ。
「わぁ、理沙さん、ごっつキレイやわ!着物も簪もよう似合ってる!」
「七海ちゃん、この姿の時は、ウチの名前は弥勒…」
七海はワクワクしながら後をついて行く。
今夜の理沙の仕事場である料亭に到着した。
「さ、七海ちゃん、お子様はここまで。向かいのお店で御汁粉でも食べて待っとき」
「え〜?そんなん、つまらん!ウチ、理沙さんの…弥勒姉さんの踊ってるとこ見たい!」
「子供は入ったらあきまへん!」
そんなやり取りをしていると、広島の企業の社長、山本が通りかかる。
まだ6時半だというのに、山本はもう泥酔状態だった。山本の取り巻き達が両脇を抱えるが、社長は太っているため大変そうだった。
「あら、山本の御曹司はん、久しぶりやわぁ…」
理沙は七海を無視して山本に擦り寄った。
「おお!弥勒じゃないか!久しぶりだな〜。また俺といろんなことして楽しもうや!へ、へ、へ…」
山本は理沙に抱きつき、尻を撫でた。
(なんや、この豚!理沙さんに馴れ馴れしうすな!)
七海は一瞬で山本に嫌悪感を抱いた。
228投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)01時03分04秒
山本は七海の視線に気付く。
「お?なんだ?」
山本は七海に近づき、顔を寄せた。
(う!酒くさ!)七海は鼻を摘んだ。
「可愛い子だな…。ん〜?お嬢ちゃ〜ん、こんな所、お子チャマの来る所じゃないよ〜。どうちたのかな〜?」
「これ!社長はん!この子はあかん!」
「この子も舞妓にするのか?」
「とんでもあらしまへん!この子はウチの恩人の娘はんや。おイタしたらウチが許しまへんで!」
「そうか〜?メチャクチャ可愛い子じゃないの…。舞妓にしない手はないだろ〜?」
(何や!いやらしい目でウチを見んといてよ!)
七海は早く山本の側から離れたくて、向かいの甘味屋に向かった。
すると、山本が後ろから七海に抱きついてきた。
「でへへ〜、今のうちに俺がツバつけちゃおうかな?光源氏みたいだろ?」
そう言って山本は、酒臭い舌で七海の頬を舐めた。
「い、嫌や!離して!何すんの!離してよ!お姉ちゃ〜ん!」
七海は叫んだ。
229投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)01時03分24秒
その時だった。理沙は自分の履いている下駄を脱いで、それで山本の頭を殴りつけた。
「うぎゃ!」
山本は、今度は地面を舐めた。山本の頭からダラダラと血が流れる。
「この子におイタしたら、ウチが許さん言ったやろ!?このヴォケ!カス!ブタ!」
理沙のあまりの豹変ぶりに七海は驚いた。う〜ん、う〜んと山本は頭を抑えて唸っている。
「大丈夫?七海ちゃん!」
七海のもとに駆け寄った理沙の顔は、いつもと変わらない顔だった。
「お姉ちゃん!」
七海は理沙の胸で泣いた。
230投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)01時18分08秒
「うわ…最悪…」
ここまで聞いて有海は呟いた。
「ほんま、最悪やわ。あの後ブタ社長、警察呼んでこの女をブタバコにぶち込んでやる!って怒鳴ってたわ。お前がブタやっちゅうねん!」
「それで、その理沙さんはどうしたの?」
「どうもせえへんよ。だってウチがお巡りさんの前で言うたったもん」
「何て?」
「このオジサンがウチのパンツ降ろして色々いやらしいことしたんですぅ〜って…嘘泣きしてな。で、ブタ社長、僕の勘違いでした。酔っ払って転んで頭打ったんです、言うてスタコラサッサとトンズラしよった」
「トンズラって何?」
「逃げた、言うことや。一木さん、ブタみたいな顔の社長で豚面と逃げるトンズラをかけてんけど…ま、ええわ」
「それで男が嫌いになったの?」
「う〜ん…男が全員あないなヤツや思わんけど…。ほら、お父ちゃん、ウチとお母ちゃんをほったらかしにして逃げたやろ?それもあるわ。ウチは女といる方が安心するんや。これは理沙お姉ちゃんのお蔭やわ…。いや、せいって言った方がええかな?」
「そうか、そうなんだ…。藤本さん、理沙さんのことが大好きなんだね」
「今は一木さんの方が好きやで…」
231投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)01時41分58秒
その半年後、七海の母が亡くなった。七海は一週間泣き通した。
七海は、母の両親の住む下関に引っ越すことになった。しかし、七海はこのままこの置屋に残って芸子になりたい、と理沙に訴える。
理沙は七海にこう言った。
「七海ちゃんには、芸子は向いてへん」
「何で?やってみな、わからへんやないの!」
「だって、あのブタ社長みたいなん、相手にせなあきまへんのよ?しかも笑顔で…。七海ちゃん、できる?」
「無理やわ…」
七海は下関に引っ越した。
232投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)02時03分39秒
七海の下関での生活が始まった。祖父と祖母は優しかった。
学校も楽しかった。明るく活発な七海は、すぐにみんなの人気者になった。
下関でも大阪の時と同じ様に少年野球チームに入った。
しかし、大阪ではエースピッチャーで三番を打っていた七海だが、下関では二番セカンドを任された。別に大阪よりも下関の方がレベルが高いわけではない。女である七海は、この年からどんどん同い年の男子に体力的に追い抜かれていったのだ。
父親や山本の出来事から、男には負けたくないと思っていた七海には、この事実は受け入れ難かった。七海は悔しかった。
しかし元来器用な七海は守備ではエラーは殆ど無し、送りバントは高い成功率を誇り、チームには無くてはならない存在になる。でも「思いっきりバットを振りたい」という欲求不満はいつもつきまとった。
友達関係でも七海は悩んだ。すぐに女の子を好きになってしまうのだ。女の子にキスをしたい、女の子の裸がみたい、そう思うようになっていた。そうやって接していたため、何人かの友達をなくしてしまうことになる。そして「七海ちゃんは変態」と女の子の周りで噂になる。男子からは絶大な人気を得ているのに、肝心な女の子からは嫌われた。七海は孤独だった。
そして今度は、角田の政治的戦略から東京に移り住むことに…。
七海は父親に振り回される人生を送ることになる。
233投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)02時25分43秒
そこで、七海の男嫌いの決定的な事件が起きる。
七海は初めて父親に会った。衆議院議員、角田信明。背は高くはないが、広い肩と胸、腕と足は筋肉でパンパンだった。浅黒い肌、短く刈り上げた髪、蓄えた口髭、鋭い眼光、元学生空手チャンピオンという肩書き、これでもかという男らしさで完全武装した「男」。七海がどうやっても勝てない、勝てっこない、そんな父親だった。
「七海、お前は私の娘だ。お前には最高の環境を与えてやる。HK学園という私の知り合いの経営している学校を用意してある。まずはそこの入学試験を受けなさい。なに、心配するな。白紙で出したって合格できる。私はそういう力を持っている。そこでしっかり勉強しなさい。そして私に相応しい娘になるのだ」
これは会話ではない。一方的な通告だった。いや、命令か。七海は絶望した。この男は自分のことなど何とも思っていない。目の前に自分がいるのに見ていない…。
フレンチレストラン、ド・ランクザン・・・角田は自分の格を見せ付けるために、七海を高級フランスレストランに連れて行った。オーナーシェフが角田の所に挨拶に来る。
「どうだ、ここは私の知り合いが経営しているレストランだ。お前は毎日こういう物を食べることができるんだ」
「お母ちゃんのたこ焼きが食べたい…」
七海のこの独り言に角田は笑った。
「七海、お前の食べているステーキ一皿で、あの女のやっていたたこ焼きが一体幾つ買えると思ってるんだ?」
(あの女…?今、お母ちゃんのこと、あの女って…。それに、お母ちゃんのたこ焼きを何て言った…?)
次の瞬間、七海はテーブルクロスを思いっきり引き抜いて、テーブルの上の物を床にぶちまけた。
七海はようやくわかった。七海の男嫌いの正体は父親嫌いだったのだ。
234投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)02時38分34秒
有海は涙を流した。
「ちょ、ちょっと…!一木さん、何泣いてるん?」
七海は慌てた。
「だって…酷いよ…。可哀そうだよ…藤本さん…」
「ちょっと、やめてよ!同情してもらいたくて話したんとちゃうで!ただ、ウチが何で男が嫌いか、何で女の子を愛しい思うか、それを知ってもらいたかっただけや」
「うん…でも、藤本さんは、私と似てる」
「え?一木さんが?」
「私もママがいないの。私が小さい頃、死んじゃった。でも、パパはママの入院してた病院に一回しか顔を見せなかった。死んだ時…。お仕事が忙しいって言って…。それに、今も私、パパとは3ヶ月は会ってないの…」
「一木さんのお父さん、お仕事は何してはるの?」
「フレドリック製薬って会社の社長なんだけど…。知ってるかな?」
七海はテーブルの上の、口臭予防スプレーに目をやる。
そこには「フレドリック」の会社ロゴが…。
(たしか洗面所の歯磨き粉もフレドリック…。お風呂場のボディーソープやシャンプー、リンスもフレドリック…。風邪薬もフレドリック…。わお、大企業のお嬢様やん…)
七海は軽くビビった。
235投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)02時52分55秒
「金はあっても愛はなし…。金がないのも辛いもんやけど、愛がないのはもっと辛いな…」
「うん…そうだね…」
「だからこそ、一木さん。ウチらは愛でつながらないとあかん!」
「うん!」
「一木さん、同盟を組もう!」
「同盟?」
「そうや。愛で結ぶ同盟や!ウチら二人、何があってもお互いを裏切らない、二人の愛を裏切らない、そないな同盟や!」
「うん、わかった!でも…藤本さん…」
「何?」
「だったら、やっぱり、お互いのこと苗字で呼ぶのはやめない?何か他人行儀で…。七海ちゃんって呼ばれるのが嫌ならそれでもいいよ。でも、私のことは有海ちゃんって呼んでくれない…?」
「え〜?ウチ、友達のこと○○ちゃん、なんて呼んだことないで。なんかコチョバユイねん…」
「じゃ、じゃあさ、有海ちゃんじゃなくて、あだ名で呼んでよ!」
「例えば?」
「そうね…。あ、これはどう?アミーゴ!」
「アミーゴ?」
「うん、スペイン語でね、「アミーゴ」は「友達」って意味なんだよ。私の名前は「アミ」でしょ?だからアミーゴ!」
七海は一人で盛り上がっている有海を冷めた目で見ながらこう言った。
「嫌やわ…。そんなん、絶対に呼ばへん…」
236投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)03時14分11秒
今日はこれでおちます
237投稿者:リリー何歳?  投稿日:2006年12月17日(日)03時15分04秒
好きなてれび戦士は?
238投稿者:最後は軽いアイロニーでしょうか  投稿日:2006年12月17日(日)03時19分07秒
面白かったです
239投稿者:ァィロ二━って+ょ二?  投稿日:2006年12月17日(日)03時22分40秒

240投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)03時23分26秒
今年で20です
来月(来年)で成人式を迎えます
241投稿者:リリーさん学生?  投稿日:2006年12月17日(日)03時25分36秒
社会人?
242投稿者:面白い  投稿日:2006年12月17日(日)03時26分40秒
フレンチレストラン、ド・ランクザンw
オーナーシェフはもちろんあの男?

フレドリック製薬
これは「フレンド&ドリーム」?
アミパパは勝手に洸太の顔を想像してます。

そして最高だったのが広島の御曹司、山本www
いや、シャレにならないって!
243投稿者:ねぇねぇ  投稿日:2006年12月17日(日)03時27分32秒
ぁぃろにーッてなあに?
244投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)03時27分55秒
>241
学生です
>242
あ、気付いてもらえましたか?

245投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)03時29分26秒
山本は天てれの歴史を汚しました
許せません
この小説で頭をかち割ってやりました
246投稿者:リリーさん  投稿日:2006年12月17日(日)03時30分25秒
あなた最高よ
247投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)03時30分53秒
と、ちょっと寝不足で物騒なこと書いてしまいました
やっぱりこれでおちますね
248投稿者:>243  投稿日:2006年12月17日(日)03時31分32秒
皮肉や風刺って意味
気持ち悪いあだ名を勝手につけて呼ぶヲタを風刺したのかなって思いました
249投稿者:所々挟まれるリリーさんの小ネタ好きだ  投稿日:2006年12月17日(日)03時32分32秒

250投稿者:ぁりがとぅ!!!  投稿日:2006年12月17日(日)03時35分04秒
皮肉かァ‥
251投稿者:いやいや  投稿日:2006年12月17日(日)03時45分38秒
アミーゴは本人(リアル有海)が言い出したことだよ
252投稿者:一七が  投稿日:2006年12月17日(日)03時50分04秒
苗字で呼び合うのも、去年の木生が元ネタになってるよね
253投稿者:>>237  投稿日:2006年12月17日(日)03時52分25秒
たしか前作のツグラムで、好きな戦士はちひろだって言ってたよ。
いや、タイプだったっけ?
254投稿者:アミーゴ言い出したのはゴルゴじゃなかった?  投稿日:2006年12月17日(日)09時33分14秒
そのうち本人もアミーゴって言うようになったけど
255投稿者:>>252  投稿日:2006年12月17日(日)10時52分37秒
一「今日のハッピーサプライズの中継には、藤本さんが言ってます。みんなで呼びましょう、藤本さ〜ん」
後ろの望たち「藤本さん?」

七「今日のハッピーサプライズは、有海が行ってます。この前は私は藤本さん、と呼ばれたので、一木さんと呼びたいと思います。一木さ〜ん」
256投稿者:あげ  投稿日:2006年12月17日(日)21時10分10秒
あげ
257投稿者:七海がお風呂に入れてもらう場面で  投稿日:2006年12月17日(日)21時49分49秒
たまたまピンクフロイドの原子心母を聴いてたのだけど
ガッツリはまって泣きそうになりました。
258投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)21時57分38秒
>257
どんな歌なんですか?
259投稿者:歌というかインストなんだけど  投稿日:2006年12月17日(日)22時10分05秒
フロイドの代表曲で23分を越える重ーい感じの曲です。
丁度悲痛な感じの悲しい曲調の部分だったのでグワーっときましたw
260投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)22時11分53秒
なるほど
ありがとうございました
探してみます
261投稿者:リリーはてれび戦士で一番ちひろが好きなの?  投稿日:2006年12月17日(日)22時13分14秒
262投稿者:はい  投稿日:2006年12月17日(日)22時23分56秒
女が惚れる女って感じです
263投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)22時24分35秒
↑一応、私のレスです
264投稿者:えっちな所を書いてるとき  投稿日:2006年12月17日(日)22時27分07秒
興奮してくることはありますか?
265投稿者:ちひろ以外で誰が好きなの?  投稿日:2006年12月17日(日)22時31分10秒
現役歴代で。
266投稿者:理沙?  投稿日:2006年12月17日(日)22時43分14秒
石部里沙?
267投稿者:極楽山本嫌いなの?  投稿日:2006年12月17日(日)22時43分55秒

268投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)23時18分26秒
まとめて答えます
>264
はい、私もレズに憧れてるところがありますので
経験はありませんが

>265
女では、ちひろ・あすみ・有沙・東奈・ジャスミン・愛実・有海・最近では七海
男では、山ちゃん・隼太・やぎっち・ブライアン・望・拓巳・最近では千秋

>266
後藤理沙です
369(ミロク)の
芸子の源氏名が弥勒だったりします

>267
ですね
だって反省の色なしですもん
やぎっちが加藤さんに凄くなついてたのを覚えてます
途中から会えなくなったことが、ちょっと可哀そうですね
269投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)23時47分39秒

朝、七海がマンションを出ると有海が待っていた。
「おはよう」
「おはようさん」
二人で並んで歩き始めた。有海が手をつなぐが、七海はそれを払い除ける。
そんな応酬を何度も繰り返しているうちに学校に着いた。
クラスメイトが七海の姿を見ると、ヒソヒソと話し始めた。
「何か嫌な感じだね」
眉をひそめながら有海が七海に話しかける。
「ん?別に気にしてへんよ、あいつらなんか。ライオンの敵はライオンや。ネズミやない」
「ネズミ…?」
「そ、ライオンはネズミごときは相手にせえへんやろ?ネズミ相手にムキになるのはネコや。一木さんはネコやな。可愛い仔ネコちゃんや」
「藤本さんは?」
「可愛い仔ライオン」
七海は有海と話しながら、前に立つ少女が気になった。
何故かこちらをじっと見つめているのだ。
270投稿者:リリー  投稿日:2006年12月17日(日)23時48分27秒
小柄な身体からすると、どうやら3年生くらいに見える。
七海は歩みを止めた。
「藤本さん?」
有海も不思議そうに、一緒に足を止める。
すると、少女の方からトコトコとこちらに近づいてくる。
(何や?)
見たこともない少女だ。会った心当たりはない。近くで見ると、外国人のように堀の深い顔。ハーフだろうか?
七海よりも頭一つ低い少女は、二人の目の前まで来ると、(本当にぶつかるのではないか、というくらい近い)ようやく立ち止まった。
そして七海の顔をじっと見上げる。
「…あの…ウチに何か用?」
「藤本七海センパイですね?」
「…そうやけど…。あんたは?」
「私は加藤ジーナ。4年生です!」
ジーナと名乗る少女は矯正器具のついた歯を、にっと見せた。

271投稿者:七海も有海もジーナも大好きw  投稿日:2006年12月17日(日)23時55分16秒
ロリロリな展開希望w
272投稿者:いきなりかわいい登校風景vv  投稿日:2006年12月18日(月)00時08分13秒

273投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)00時19分26秒
(ジーナ?はて?心当たりないな…。こんな外人さんみたいな顔、忘れるわけないし…)
七海は思い切って聞くことした。
「あの…あんたはどこのジーナさん?思い出せへんのやけど…」
ジーナは口を尖らせて言う。
「そりゃ、そうですよ!だって始めまして、だもん!」
(朝からテンションの高いやっちゃな…)
七海は心の中で溜息をついた。
「せやから…あんたはどこのジーナさんでっか?」
そこへ有海が口を挟む。
「あ、藤本さん、この子はね…」
「Shut your mouse! 」
やたら発音の良い英語で有海を指差すジーナ。
「私のことは、私で紹介します!」
「ごめんなさい…」
有海はシュンと頭を下げた。
(おい、おい…。4年生にも謝るんかい…)
七海は有海の人の良さと言うか、気の弱さに心底呆れた。しかし、そこが有海の良い所なのだが。
274投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)00時30分40秒
「ジーナはね、この学校を創った人の子供の子供の子供の…そのまた子供の子供なんだよ!」
「え?この学校の?」
そんな子が一体、何の用があるというのだろうか?
「あの…それで、そんな大層な家柄のお嬢さんが、何でウチのこと知っとるん?」
「有名ですよぉ!七海センパイは!だって一昨日の球技大会で大活躍だったじゃないですか!あと一息でノーヒットノーラン達成!ってみんな言ってました」
「ああ…その話しは、もうええ…」
七海はめんどくさそうに言った。
「でも、ねぇ…。相手が悪かったですねぇ…」
このジーナの言葉に、七海のこめかみがピクピクと動いた。
(あ、藤本さん怒ってる!)
有海は咄嗟に察知した。


275投稿者:理沙さんはミロクちゃんだったのか  投稿日:2006年12月18日(月)00時34分29秒
なるほど弥勒
276投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)00時44分45秒
「あの藍センパイに無謀にも闘いを挑んで返り討ち…。ま、チャレンジ精神は買いますよ?買いますけどね、でもどうして藍センパイと闘おうとするかなぁ…。多分、みんな思ってましたよ?勝てっこないって…」
七海の眉間にシワが寄っている。これは不味い、と有海が割って入った。
「ね、藤本さん。もうすぐチャイム鳴るよ?そろそろ教室入った方が良くない?」
ジーナは有海をキッと睨みつけた。
「今、ジーナは七海センパイとお話ししてるんです!教室に行きたければ、あなたが勝手に行けばいいと思います!」
「え…そ、そんな…」
途端に有海は涙目になる。
(おい、おい!まさか4年生に泣かされるんやないやろな!)
七海はジーナを怒鳴りつけた。
「おい、コラ!ウチの親友にそない口利いたら承知せえへんで!それから、誰が無謀やて!?勝てっこないってどういうことや!」
七海に捲くし立てられても、ジーナは平然としている。
「だって、藍センパイ、少年野球チームにも入ってるんですよ?」
「ウチだって大阪や下関で野球やってたわい!」
「エースで4番です」
「…え?何やって…?」
「だ〜か〜らぁ〜、藍センパイは男の子の中のチームでエースで4番なんです!」
七海は二の句をつげることができなかった。
277投稿者:ran  投稿日:2006年12月18日(月)00時52分40秒
一応、藍は左利きと言うことを忠告しときます
278投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)01時04分27秒
「気にすることないですよぉ。藍センパイは特別なんです。そう、特別…」
何か含みのある言い方…。七海はそれが気になった。
「特別って…。細川さんの何が特別やの?」
「それは…」
ジーナが言いかけた時、七海は後ろから声をかけられた。
「あら、おはよう!藤本さん、今日は元気に登校できたのね」
声の主は養護教員の中川翔子だった。
279投稿者:CM  投稿日:2006年12月18日(月)01時05分21秒
【love gile happy dream】
これは今までのおまじないなんかじゃありません!!
効果絶大のおまじないなんです!!
ではその効き目を少しお教えしましょう…☆
H・Mちゃんは3か所にはりつけたところ…
◎成績アップ↑↑(324人中298位だったのが17位に!!)
◎運動神経アップ↑↑(記録会などで大活躍!!)
またR・Aちゃんは7か所にはりつけたところ…
◎ダィェット成功!!(45キロから39キロに!!)
◎お小遣いアップ↑↑(500円から2000円に!!)
◎先輩とのデート!!(そのデートで告られてラブラブカップルに!!)
などなど!他にもた〜くさんの人が体験してます☆
ところが…守らなかったT・Tちゃんは…
◎成績ダウン↓↓(573人中41位だったのに453位に…)
◎ダイエット失敗↓↓(41キロから53キロに…)
◎彼氏に振られる↓↓(毎日キスは当たり前の仲だったのに突然…)
などなど…。悲しいことばかり…。
でもこれをたくさんはれば幸せはすぐそこだよ☆☆
さあ!みんなもたくさんはろう!!
280投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)01時05分46秒
「あ、しょこたん、おはよ〜!!」
ジーナは七海との対話を放り投げて翔子のもとに駆け寄った。
「おはよう、ジーナ。で、藤本さん、肩の具合はどう?ちゃんと言われた通りアイシングした?」
「はい、そりゃもうバッチリと。むしろ冷やしすぎて風邪ひいてもうたんです」
「あら、そんな減らず口が叩けるなら、もう大丈夫みたいね」
「ねえ、ねえ、しょこたん、しょこたん」
ジーナはピョンピョン跳びはねながら翔子に甘える。
「はい、はい、ジーナ。もう教室に入りなさい」
「あのね、グランパからしょこたんに伝言があるのです」
「…ん…わかったわ…。保健室で話しを聞きましょうね。
翔子とジーナは保健室へと向かった。
「あ、コラ、まだ話しは…」
ジーナを呼び止めかけた七海だったが、そのまま行かせることにした。
「一木さん、教室入ろ…」
「え?いいの?藤本さん…」
「ええって…。言ったやろ?ライオンはネズミの相手なんかせぇへん。ライオンの敵はライオンや…」
「そのライオンってのは、細川さん?」
「さ、行くで!泣き虫仔ネコちゃん!」
有海と七海は駆け足で教室へ向かった。
281投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)01時06分54秒
わかりましたranさん
藍はサウスポーということですね?
参考になりました

今日はこれでおちます
282投稿者: 投稿日:2006年12月18日(月)01時10分07秒
ピンクのサウスポー
283投稿者:ran  投稿日:2006年12月18日(月)01時11分24秒
どういたしまして
284投稿者:しょこたんしょこたん  投稿日:2006年12月18日(月)01時17分08秒

285投稿者:この学校、いい!  投稿日:2006年12月18日(月)01時32分23秒
担任が山口美沙
保健の先生が中川翔子
理事長がリサ・ステッグマイヤー

隣のクラスの担任、井上マーは置いといて…
286投稿者:ここの描写、萌えすぎる…  投稿日:2006年12月18日(月)02時03分18秒
>二人で並んで歩き始めた。有海が手をつなぐが、七海はそれを払い除ける。
 そんな応酬を何度も繰り返しているうちに学校に着いた。
287投稿者:age  投稿日:2006年12月18日(月)13時46分09秒
288投稿者:七海は  投稿日:2006年12月18日(月)18時44分46秒
ドSで強気
七海そのまんまやん

京都人なんで言わせて貰います
あない⇒あんだけ、あんなけ
今の時代はこう言います
289投稿者:なんで?  投稿日:2006年12月18日(月)18時51分25秒
それは大阪の七海のセリフやん?
290投稿者:だから  投稿日:2006年12月18日(月)18時51分59秒
七海は大阪って設定じゃないよ
291投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)20時00分34秒
>288
なるほど、勉強になります
関西の言葉は独特ですね
関西を旅行したことがあるんですが、大阪の人は喋ってて楽しいですね
京都では道を聞いたのですが、言葉使いが丁寧で気分が良かったです
同じ関西圏でも文化が違うのは、それだけ歴史的に洗練された街だ、ということですね
292投稿者:有海は  投稿日:2006年12月18日(月)21時18分12秒
ドMで弱気
293投稿者:ジーナに泣かされる有海  投稿日:2006年12月18日(月)21時19分17秒
萌え萌え
294投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)22時51分34秒

4時間目、6年B組は体育。幅跳びの授業。
幅跳びの順番待ちの中、七海は倒れた。
「藤本さん!」
有海と同時に体育教師の成田も駆け寄る。
「藤本さん、どうしたの?」
慌てふためく有海に対し、成田の対応は冷静だ。
「少し目眩がしただけです…」
七海は立ち上がろうとするが、成田はそれを制し、七海の額に手を当てる。
「熱はないようだけど…。病み上がりだから無理はしないほうがいいわね。誰か保健室に連れて行ってくれる?」
「あ、はい。私が…」
「そう、一木さん、学級委員だったわね。じゃ、お願いね」
295投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)22時52分00秒
有海は七海を抱き起こす。
「藤本さん、歩ける?」
「うん…。正直しんどい…」
有海は七海の前にしゃがむ。
「…へ?」
「さ、藤本さん」
「あの…それは…つまり?」
「うん、おんぶしてあげる」
「いや…ええわ、別に…」
七海はヨロヨロと歩き始めた。有海は慌てて側に付き添う。
「何だったら無理しないで、ずっと休んでればいいのに…」
後ろから誰かが言った。
「チューチューうるさいね、藤本さん」
有海は七海に囁く。
「言うやないの…。一木さん」
七海はニヤリと笑った。
296投稿者:なりたかコーチだ!  投稿日:2006年12月18日(月)22時55分31秒
 
297投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)23時05分15秒
二人は保健室に入る。しかし。室内には誰もいない。
「あれ…?中川先生、いないみたいだね」
「たしか…今、この時間は体育館で5年生集めて性教育の授業してるはずや…」
「そう…。じゃ、ベッドで休ませてもらおうか」
有海は七海をベッドに寝かせる。
「じゃあ、私は体育館に行って、中川先生に知らせてくるね」
行きかけた有海の手を七海は掴んだ。
「え?何?藤本さ…」
七海は有海を引き寄せてベッドに寝かせた。
「ちょ、ちょっと?藤本さん?」
七海は有海に馬乗りになる。
「さ、一木さん。ウチらも性教育しようや。授業は女の子同士でも子供ができるか?できないか?」
「藤本さん…。目眩ってのは…?」
「嘘に決まってるやん。病み上がりってのも嘘なんやから」
七海はいたずらっぽく笑った。
298投稿者:すげ急展開  投稿日:2006年12月18日(月)23時07分04秒
俺的には七海受けを期待したのだが
299投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)23時22分35秒
「ええ?嘘?信じられない!どうしてそういうことするの?」
真面目な有海は、純粋に七海のサボりを責めた。
「だってぇ…早く一木さんと二人っきりになりたかったんやもん」
「そ、それじゃ、中川先生がこの時間にいないってことも…?」
「球技大会の後、肩に湿布貼ってもろうた時ここに来たやろ?ほら、あの予定表に…」
有海は振り向いてホワイトボードを見る。4週間分のスケジュールに「5月15日・5年生性教育授業・4時間目体育館」と書いてある。
「あれを見たの?」
「ウチも性教育に興味あったから、覚えとったんよ。何や、6年生やのうて5年生か…てね。で、今朝中川先生に会うて思い出したっちゅうわけや」
「じゃ、じゃあ、あの時、もうこのことを考えてたの?」
「そういうわけや」
「藤本さん、こういうの、良くない!」
「だってウチ、悪い子やもん」
七海は有海にキスをした。そしてゆっくりと唇を離して言う。
「一木さんも、もうとっくに悪い子やんか…」
300投稿者:リリー  投稿日:2006年12月18日(月)23時45分18秒
七海は有海のハーフパンツを引きずり降ろした。
「や!藤本さん…!」
「忘れられへん…。昨日の一木さん…。我慢できへんかったんや…」
そう言いながら、有海のパンティに手を入れた。
「やん!」
半分泣き声のような声をあげる有海。
「あ…!今の声、仔ネコみたい!今朝ウチ、一木さんのこと仔ネコ言うたけど、一木さんは仔ネコのまんまでええよ。ウチが守ったげる。ライオンになって守ったげるから…」
「は…ぁん…。そんなの嫌だよ…。平等じゃない…。友達って、助けたり、助けられたり…そういうものでしょ?」
「何言うてんの。一木さんはウチを助けてくれたやん。昨日、ウチを訪ねてくれた…。学校に行こうって誘ってくれた…」
「だ、だって…。藤本さんがいないと…淋しいから…」
「ウチも同じや…。さ、一木さんも、ウチのこと触って…!」
七海は自らハーフパンツとパンティを脱いで、有海の右手を自分の股間に持っていく。
「な?ウチ、濡れてるやろ?一木さんと同じや。今、ウチと一木さんは一つになってんで…」
「ああ…藤本さん…!」
下半身を裸にした少女二人は、お互いの愛を確かめ合うように抱きしめ合う。
301投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)00時11分48秒
お互いの敏感な部分を弄り合い、キスをする二人。
ここが学校なんて忘れてしまったかのようだ。
「藤本さん…気持ちいい…」
「ウチもや…。さ、上も脱ごか?」
その時だった。保健室のドアの向こうで話し声が聞こえる。
「いや〜、いつになっても性教育って照れるもんですな…」
5年D組担任の浜津の声だ。顔が長いので生徒から「なすび先生」と呼ばれている。
「だめですよ、浜津先生。真剣に授業を聞いてくれなきゃ…」
中川の声だ。
「真剣ですよ!真剣ですって!でも…ねぇ…あの中で私一人だけが男だったでしょ?だから、なんか居辛くて…。例えるならデパートの女性下着売り場に迷い込んでしまった…そんな罰の悪さといいますか…」
「あ〜!浜津先生!普段からそんな所にいるんですか?このエロなすび!」
「ご、誤解ですよ!ほら、例えですよ、例え!」
二人はドアのすぐ側にいる。まさに今、ドアを開けるところまで来ているのだ。
302投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)00時12分22秒
七海はガバっと起き上がる。
「何でや!何で先生が来るん!?」
「授業が終わったんじゃ…?」
「アホな!終了のチャイム、鳴ってへん!」
「今日からノーチャイムの日だよ」
「ノーチャイム?」
「自分で考えて自主的に行動する日。毎年この時期にやるんだよ」
「今日の1時間目からそうやった?」
「藤本さん…授業中に寝てたから…」
「あかん…!やばい…!やばいでこれは…!パンツ…パンツはどこや!」
七海のパンティはベッドの下に落ちていた。
303投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)00時31分51秒
「藤本さん、あそこ…」
既に服を着終えた有海の指差した先に、七海のパンティがあった。
七海は下半身裸のままで床に降りる、と同時にドアが開いた。
(あかん!)
七海は咄嗟にベッドの下にもぐり込んだ。
中川が部屋に入る。そしてベッドの上の青い顔をした有海に気付く。
「あら?一木さん?どうしたの?そんな所で…。顔色悪いわよ?」
「あ…あ…あの…。き、気分が悪かったので…ちょっと横になってました…」
「そう…。ごめんなさいね、先生、授業で留守にしてたから。で、大丈夫なの?熱計る?」
「い、いえ…!大丈夫です!もう、治りましたから…」
「なら安心ね。給食は食べられる?」
「は、はい、食べれられれます!」
「一木さん…。舌が回ってないわよ」
「あ、すいません、じゃ、じゃあ、失礼します!」
有海は慌てて保健室を出た。
(アホ!ここは何とか先生を外へ連れ出すことを考えんかい!ウチ、ケツ丸出しでここにいつまで隠れるんや!)
一人取り残された七海は、ベッドの下で歯軋りした。
304投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)00時51分37秒
中川は椅子に座ると携帯電話を取り出した。
「もしもし…中川です。今朝、お孫さんから承りました」
(お孫さん?)
七海は今朝のことを考える。
(たしか、ジーナとかいうガキが言うてたな)
グランパから伝言がある…。グランパとは、たしかお爺さんのこと。
「はい。はい。それはもう…。管理は厳重にしております。…保健室に?まさか!私が肌身離さず持ってます。現に今さっき一人生徒がこの保健室に入ってきてまして…。それがあのフレドリックの娘さんで…。…はい、彼女には秘密にしておかなければいけませんものね」
(え?フレドリックの娘って…一木さんのことやろ?一木さんには秘密に?何の話しや?)
七海は親友が話題に上ったことに疑問を抱いた。一体中川はジーナの祖父と何を話しているのだろう?
「はい…。はい…。大丈夫です。決して迷惑はかけません。もちろん、角田先生にも…」
七海はもう少しで声をあげるところだった。
(角田?角田先生って…!ウチの親父か!?何や?何でウチの親父まで…!)
有海、七海、ジーナ…今、中川が交わしている電話は、一体何なのだ?
305投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)01時03分32秒
「え…?フレドリックの者がここへ?例の物ですか?アレを届けに?…そうですね。タイミング的にはいいでしょう。それでは角田先生に方はそちらにお任せするということで…はい、…はい、承知しました。それでは…失礼します」
中川は電話を切った。そしてノートパソコンの電源を入れ、何やら書き込んでいる。先ほどの会話の内容だろうか?
(腹、減った…)
七海のお腹が鳴った。
「ん?」
微かな音だったが、中川は気がついたようだった。
(しもうた!)
七海は先ほどの、自分の父親が話題に出た会話を聞いている。いや、それはごまかせるかもしれないが、今、七海は下半身が丸裸なのだ。こっちの方はどうやっても言い訳ができない。
中川は椅子から立ち上がる。
(やばい…!)
七海は生きた心地がしなかった。
しかし、中川はベッドではなく、ドアの方に歩いていく。
中川はドアを開ける。
「細川さん。来たのね」
細川藍がそこに立っていた。
306投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)01時03分49秒
今日はこれでおちます
307投稿者:気になる展開  投稿日:2006年12月19日(火)01時11分13秒
 
308投稿者:前作の「ツグラム」は  投稿日:2006年12月19日(火)01時19分49秒
エロのためのストーリーだったけど、今回の「一七」はストーリーの中にエロが挟まれてるって感じ。
これからどうなっていくか楽しみだ
309投稿者:予告のサスペンス要素?  投稿日:2006年12月19日(火)01時25分47秒
楽しみ
310投稿者:ジーナとかしょこたんとか  投稿日:2006年12月19日(火)01時38分05秒
賑やかし程度で出てきたとかと思ったんだが、なんか複雑に絡み合いそう
マーやなすびに関してはあれで終わりだろうな
311投稿者:浜津智明  投稿日:2006年12月19日(火)01時39分32秒
なすびの本名
312投稿者:ero梨でもおもしろい  投稿日:2006年12月19日(火)20時51分39秒
 
313投稿者:今のところの出演者  投稿日:2006年12月19日(火)21時21分11秒
一木有海・藤本七海・・・主演
細川藍・加藤ジーナ・・・生徒
山口美沙・中川翔子・井上マー・成田貴子・なすび・リサ・ステッグマイヤー・・・教師
角田信明・後藤理沙・山本圭一・・・その他の大人
ジェニファー・ハースト・加藤浩次・清水ミチコ・ド・ランクザン望・・・名前のみ

結構、豪華キャスト
314投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)23時26分03秒
(細川さん?まいったな…。先生が出て行くどころか人が増えてる…)
ベッドの下で七海は頭を抱えた。下半身が裸のため、床がヒンヤリ冷たくて本当に風邪をひきそうだ。
「さ、細川さん、入りなさい。あれでしょ?」
「そのことなんですけど、先生…」
「いいから。さ、入って…」
中川は藍を招き入れる。いつも活発で明るい藍とは違う。何故か元気がなさそうだ。中川は治療用の丸い回転椅子に藍を座らせる。
「もうすぐ来る頃だと思ってたわ。今度の日曜日でしょ?バスケの区大会」
「はい…」
「あら?緊張してるの?大丈夫よ、細川さんにはTIMがあるじゃない!」
「そのTIMのことでお話しがあるんです」
「わかってるって。TIMでしょ?それで来たんでしょ?」
(TIM?何や?それ?)
七海の知らない言葉で会話が進んでいる。
「先生…私…もう、TIMは必要ありません!」
(だから、TIMって何やねん!)
七海は下半身が寒いことも手伝って、イライラしてきた。
315投稿者:TIM  投稿日:2006年12月19日(火)23時27分40秒
wwww
316投稿者:>13  投稿日:2006年12月19日(火)23時31分16秒
圭一じゃなくて圭壱のような…?;
317投稿者:TIMの読みは  投稿日:2006年12月19日(火)23時34分25秒
ティー・アイ・エム?
ティム?
318投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)23時41分31秒
「細川さん…どうしたの?あなたの口からそんな言葉が出るなんて…」
中川は心底驚いている様子だ。
「あなた、TIM無しでどうするっていうの…?」
「私、もうTIMに頼るのはやめたんです!私の力だけでどれだけできるか試してみたいの!」
「一体、どうしたていうの?先生に話してみて…」
「球技大会です…一昨日の…」
「球技大会?ソフトボール?あれ、凄かったわね。凄いホームランだった」
「それ…私の力じゃありません…。TIMの力です。いえ、あれだけじゃない。今までの全てのスポーツや大会、みんなTIM…。私じゃない!」
「何を言ってるの?あれはあなたの実力よ。TIMはその手助けをしたに過ぎないわ…」
「卑怯です!私は卑怯なんです!藤本さんは自分の力でがんばってた!それなのに、私は…私は…TIMなんかに…。私は恥ずかしいです!」
(うわ…、またウチの名前が出てきた…)
七海は肩をすくめた。どうやら自分は自分が思っている以上に人に影響を与えているらしい。しかし、卑怯とはどういうことだ?あの勝負はどう考えても正々堂々としたものだった。完敗だったが…。
319投稿者:リリー  投稿日:2006年12月19日(火)23時42分04秒
>317
ティー・アイ・エムです
320投稿者:ドラッグ?  投稿日:2006年12月19日(火)23時46分31秒
 
321投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)00時08分43秒
「で…あなた今、TIMは?」
中川の質問に細川は首を横に振る。
「レッドも?ゴルゴも?」
今度は首を縦に振る藍。
(何や、もうわからん!宇宙人の会話みたいや!)
七海はもう、聞き耳を立てるのを諦めた。
「こっちへいらっしゃい、細川さん…」
中川は藍の両肩を抱きかかえて立たせると、七海の隠れているベッドへと誘う。
(げ!何でこっちに来るん!?)
そして七海のベッドの上に二人で腰掛けた。
(やば…!またお腹が鳴ったら、今度こそアウトやん!)
七海はお腹を押さえた。
322投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)00時08分56秒
中川は左手で藍の肩を抱き、右手で頭を撫でて言う。
「いい?細川さん…。あなたのその決意はとても立派よ…。先生もあなたの選択を尊重したいし、応援もしたい…。でもね、あなたは必ず後悔することになる…。先生にはそれがわかるの!」
「そんな…!そんなこと、やってみなければわからないじゃないですか!」
藍は今にも泣き出しそうな声で訴える。
「いいえ、先生にはわかる。あなた、大会で優勝したいんでしょ?そして将来は日本選抜に選ばれたいんでしょ?」
藍は力なく頷く。
「オリンピックに出たいんでしょ?そしてアメリカに行ってWNBA(女子北米プロバスケットボールリーグ)プレーヤーになるんでしょ?」
藍は力なく頷く。
「TIMはあなたの夢を叶えてくれる…。あなたの力強い味方なのよ」
今度は藍は頷かない。
「あのね、細川さん…。先生、あなたの笑ってる顔が好き。幸せそうな顔を見るのが好き…」
中川は藍にキスをした。
323投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)00時09分51秒
>320
まあ、その内わかると思いますので、明言は避けておきます
324投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)00時25分26秒
「先生…」
うっとりした顔で中川を見つめる藍。
「さ、横になって」
中川は藍をベッドに寝かせる。七海のすぐ上で、ベッドのスプリングが軋んだ音を立てる。それだけでも七海を焦らせた。
「細川さん…。先生ね、あなたの様な美少女が大好き…。あなたの様な子には幸せになってもらいたい…。夢を叶えて欲しいの…」
「先生…。先生がそう言ってくれるのは嬉しいけど…」
「あなたの幸せは私の幸せよ…」
中川は藍に再びキスをし、右手はスカートを弄る。スカートを捲ると、藍の白いパンティが露わになる。
そしてくっきりと浮き出た筋に、よく整えられた爪を立てて、ゆっくりと動かす。一番敏感な部分を刺激された藍は呼吸を荒くする。
「あ…はぁ…はぁ…」
「ふふ…気持ちいいでしょ?細川さん…。相変わらずいやらしい体…。小学生とは思えない…」
「あ…あ…先生…」
「もっと声出して…。気持ちよかったら、もっと声を出すのよ。そう、本能のまま、従うのよ…」
「ああ!はぁぁ!せ、先生…!私…私…」
中川の爪は何度も何度も藍の筋をなぞる。時には優しく、時には強く刺激する。
325投稿者:さあリリーの真骨頂ですよ  投稿日:2006年12月20日(水)00時29分55秒

326投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)00時49分16秒
七海には、この二人のやり取りは見えない。声しか聞こえない。しかし、それが七海のイマジネーションを掻き立てて、興奮させる。
(何や…。こういう趣味、ウチらだけやないんや…。でも、まさか細川さんや中川先生まで…)
「あん!あう!せ、先生…!そ、そんなにしたら…そんなにしたら…!」
「聞かせて…!細川さんのエッチな声、先生に聞かせて!」
(あ…、細川さん…、こないな可愛らしい声出せるんや…。なんか、ウチ、たまらん…)
七海の手は自然と股間に伸びる。
327投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)00時50分19秒
「細川さん…パンティ、こんなに濡らしちゃって…」
「あ…!は、恥ずかしい!」
「直に触ってあげるね…」
中川は藍のパンティに手を入れた。すると、藍の手がその手を掴んだ。
「ダメ…。先生…」
「細川さん…?」
藍は中川の手を自分のパンティから抜くと、スカートを直して立ち上がる。
「先生…。私の思いは伝えましたから…!私、絶対に後悔しないから…!」
「…そう…。でもね、細川さん…。気が変わったらいつでも私に言ってちょうだい」
(何や…これからいいとこやったのに…)
七海は拍子抜けした。
「それから…私じゃなくて、ジーナに言ってもいいのよ」
(ジーナ?あのガキ?)
七海はまたあの生意気な下級生の名前を聞いて疑問に思った。
328投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)00時50分41秒
「失礼します!」
藍は保健室を出て行った。
「さてと…ムラムラしたらお腹が空いてきちゃった…。給食、食べに行こうっと…」
中川も保健室を後にする。
誰もいなくなった保健室。七海がようやくベッドの下から這い出る。
「ええと…細川さん、中川先生、ジーナ、ジーナの爺ちゃん、一木さんの親父、ウチの親父、フレドリック、TIM?…何や話しが見えへんな…。どないしょ?一木さんに教えるべきか、否か…」
しばらく考えた七海だが、ある重要な事実に気がついた。
「あ…!あのアホ(有海)!ウチのハーフパンツ、持って行きよった!」
七海は思わずガックリと膝を落とした。

329投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)01時02分49秒
ここからの七海の苦労は並大抵なものではなかった。誰にも気が付かれずにパンティ姿で学園内をうろつくのは決して心臓にいいことではなかった。
とにかく六年生の校舎を避けて一年生の校舎へ渡る。七海は数人の一年生に情けない姿を目撃された。
「あ、このお姉ちゃん、パンツ、パンツ!」
七海はその一年生を物陰に連れて行く。
「ええ子やから静かにしよな?お姉ちゃん、今困っとんねん。な、ウチの頼み聞いてくれる?」
一年生はコックリと頷く。
「体育のハーフパンツあるやんか。あれ、お姉ちゃんに貸してくれへん?」
七海はそうやって一年生からハーフパンツを借りた。しかし、小さくてまるでホットパンツのようだ。こうして二年生、三年生とハーフパンツを借りて取り替えていって、ようやく6年B組の教室に戻ってきた。
有海は七海の姿を見ると駆け寄った。
「あ、藤本さん、私、藤本さんのハーフパンツ…」
七海は思いっきり拳で有海の頭を殴りつけた。
330投稿者:あげ  投稿日:2006年12月20日(水)01時15分29秒
 
331投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)01時20分51秒
下校時間、部活に入っていない有海と七海は他の生徒よりも一足先に帰ることになる。
「ねえ、一木さん。今度の日曜日、デートしよか?」
有海は驚いたような、嬉しそうな顔で七海を見る。
「デート?うん!する!どこに行く?渋谷はここの校区内だけど、原宿でもいいな。クレープの美味しいとこ知ってるよ」
「ううん…ウチの行きたいとこあんねん」
「どこ?」
「アキバ」
「秋葉原…?何で…?」
「一度は行ってみたい街やんか。一木さん、行ったことは?」
「ううん…。何か怖くて…」
「ウチに言わせれば渋谷の方が怖いわ!でも、夜の歌舞伎町を歩いたことあるウチなら、もう怖いとこあらへんやろ」
「歌舞伎町?ドキュメント番組でやってた。警視庁24時っていうの…。何でそんなとこに行ったの?」
「警視庁24時を見たから…」
「…でも、藤本さんと一緒なら、どこでも平気だよ」
「じゃ、決まり。日曜日空けといてや」
二人で体育館を通りかかった時、七海は呼び止められた。
「藤本さん、待って」
その声の主は細川藍だった。
332投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)01時32分45秒
藍はバスケットボールを脇に抱えていた。グリーンの蛍光色の「4」と書かれたゼッケンを着て、うっすらと汗をかいている。部活動の途中から抜け出してきたようだ。
七海は今日の中川のことを思い出したが、もちろん言葉にも顔にも態度にも出さない。
「何?細川さん」
「今度の日曜日、空けといてくれる?」
「あかん。ウチ、その日はデートや」
「彼氏と?」
チラリと横目で有海を見る七海。
「恋人と…」
「キャンセルして」
「はあ?」
七海は露骨に嫌な顔をした。
「その日、私のバスケの大会があるの」
「それがウチと何の関係があんのん?」
「藤本さんに見てほしいの」
七海の顔が真剣なものに変わった。
333投稿者:あげ  投稿日:2006年12月20日(水)01時46分54秒

334投稿者:AGE  投稿日:2006年12月20日(水)01時55分49秒

335投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)02時15分28秒
「ウチが?細川さんの試合を?何で?」
「とにかく見て欲しいの。私のプレイを…」
「それはデートをキャンセルまでして見る価値があるのん?」
「約束するわ…」
有海が慌てて七海に言う。
「藤本さん、私だったらいつでも…」
七海が有海の腹に肘鉄を喰らわした。
「ぐぎゃ!」
有海が悲鳴をあげた。
藍はその様子を見て首を傾げる。
「その恋人って…もしかして一木さん?」
「まさかやろ?ダブルデートや」
「ダブルデート?一木さん、彼氏いるんだ…。意外…」
「そう、そう。いかにもオタクっぽいヤツ。な、一木さん」
「う…うん…」
有海は涙目で頷いた。
336投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)02時25分46秒
「そうか…。じゃあ、無理に変更させちゃったら一木さんにも悪いね」
「ウチには気ぃ使ってくれへんのや」
七海は嫌味を言った。
「お〜い!藍〜!戻ってこ〜い!ミニゲームやるぞ〜!」
バスケ部顧問でもある、井上の濁声が聞こえてきた。
「はい、今行きます!…じゃ、私、戻るから…。ゴメンね、無理なこと言って。じゃ、さよなら」
藍は体育館へ戻っていく。七海は藍の後姿を見送りながら言う。
「一木さん、デートは一日早くして土曜日でもええ?」
「え?うん、いいけど…。細川さんの試合、見に行くの?」
「うん」
「どうして?急に…」
「だって、細川さん、ステキや思わへん?」
「え…?ふ、藤本さん…もしかして…」
「嘘や。ウチは一木さん一筋やって。同盟組んだやないの。絶対にお互いを裏切らへんって…」
「う、ううん…。私、藤本さんを信じてるから…」
七海は別のことを考えていた。
(さあ、TIMとやらに頼らない、細川さんの力を見せてもらおか。でも、TIMって一体何や?)
337投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)02時35分41秒
今日はこれでおちます
338投稿者:今日はHMSに一七が出てたけど  投稿日:2006年12月20日(水)19時05分57秒
有海の方が七海より頭一つ高いんだね
339投稿者:二人は同い年でも  投稿日:2006年12月20日(水)20時51分52秒
有海は5月25日、七海は2月27日
七海の方がだいぶ遅い
340投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)21時17分40秒

有海と七海。二人は「オタクの聖地」と呼ばれる秋葉原の地を初めて踏む。
有海は駅を出てから、けたたましい宣伝文句や昼間でも充分ケバケバしいネオンに圧倒されて、辺りを見回している。
「一木さん、あんた東京もんやろ?何をキョロキョロしとんねん」
「だって、初めて来た所なんだもん。やっぱり凄いね」
「どことなく大阪に似てるな、この街は…」
「ところで藤本さん、まずはどこに行こうか?」
「メイド喫茶」
「え?メイド喫茶?お茶しに?」
「ううん、面接」
「面接?」
「バイトの面接に行くねん。二人で」
「藤木さん…。それは嘘でしょ?」
「あ、ひっかからへんな…」
「もう、藤本さんの話しは半分半分で聞くことにしたんだ」
「でも、実際イケルと思うで。ウチと一木さんがメイド服着て、いらっしゃいませご主人様、って。もう、世のオタク共が群がってくるやろうな」
…カシャリ…
携帯のシャッター音がした。二人は音のした方を見る。
そこには、チェックのシャツをジーパンにキッチリとしまい、頭にはバンダナ、両肘にはポスターの刺さった紙袋を下げ、小太りでメガネという、まるでオタクを演じているような青年が二人の姿を撮影していた。
そしてニヤついた口で「萌え…」と呟いた。
341投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)21時31分48秒
有海は一瞬凍った。
「ふ、藤本さん…。今…あの人、私達のこと…」
「わかってる…」
七海はその青年のもとに近づいていく。
「ちょ、ちょっと…藤本さん…!」
七海はその青年にニッコリと微笑む。青年は少し戸惑っていた。
「ねぇ、お兄ちゃん。今、ウチらのこと写真撮ったでしょ?」
青年は頷く。
「可愛く撮ってくれたん?ちょっと見せてくれへん?」
七海は両手を合わせ、首をチョイと横に傾ける。
青年は「おお、関西弁だ!」と一人で興奮しながら七海に携帯を渡す。
342投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)21時32分04秒
七海は自分達の写った携帯の写真を見る。
「わぁ、可愛く撮れてる!」
と言いながら、携帯を真っ二つにへし折った。そして道路に叩きつける。
「勝手に撮んな、ヴォケ!これに懲りたら一生部屋で引き篭もっとけ!」
青年は呆然と無残にも二つに別れた自分の携帯を見つめていた。
「さ、行こか、一木さん」
七海はにこやかに有海のもとへ戻ってくる。
「ふ、藤本さん…」
有海の笑顔は引きつっていた。

343投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)21時34分26秒
訂正
「いらっしゃいませ、ご主人様」じゃなくて、「お帰りなさいませ、ご主人様」でしたね
344投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)21時46分38秒
有海は、メイド喫茶に行くと言っていた七海が裏通りの寂れた道をズンズン歩いていくので、戸惑いながら着いて行く。
ようやく七海は歩みを止める。
「おお、あった、あった。こういう店は少のうなったて聞いたけど、まだちゃんとあるんな」
その店は、有海にはわけのわからない、小さな機械や部品が所狭しと並んでいた。
「藤本さん、ここは…?」
「あ、ここの買い物が済んだらメイド喫茶行こうな。もちろんお茶しに」
「買い物?ここで何を買うの?」
「うん…あのな…」
店の奥から右目が真っ白になった老人が杖をつきながらヨタヨタとやって来た。
「おや、おや…。これは珍しいお客さんじゃな…。お父さんのお使いかい?」
「いいえ、私の買い物です」
「何をお探しかな?」
「盗聴器」
「ふが?」
一瞬、老人の入れ歯がずれた。
345投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)22時07分16秒
「お嬢ちゃん…。もう一度大きい声で、ゆっくりはっきりと言ってくれるかい?」
「とーちょーき、下さい」
「とーちょーき、と言うのは…その…あの、とーちょーきかい?」
「はい、人の話しをコソコソ盗み聞きする機械のことです」
老人はニヤリと笑った。
「ここには盗聴器はないよ。犯罪だからね、盗聴は。でも、コレとコレとコレとコレを組み合わせれば、盗聴器のような物、はできないこともない」
「ほんま?」
「特別サービスで組み立ててやってもいいよ」
「おじいちゃん、おおきに!じゃ、三つ作ってください」
「監視カメラも作れるけど?」
「いえ、盗聴だけでええです」
老人は店の奥の方へ声をかける。
「おおい、婆さん、この子達にお茶と煎餅やってくれ!」
そして二人の方を向き直る。
「ちょとばかり時間がかかるから、そこの椅子に座って待ってておくれ」
老人は籠にガラガラと部品を掻き入れて店の奥へ消えていく。
346投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)22時07分34秒
有海は不安げに七海に尋ねる。
「ねえ、とうちょうきって何?コソコソ盗み聞きって…?」
「後でゆっくり説明するわ」
老人と入れ代わりに老婆がお盆にお茶と煎餅を乗せて、これまたヨタヨタとやって来る。
「はい、はい、ゆっくりしていきなさいよ…」
「おばあちゃん、おおきに」
有海は無言でお辞儀をする。
「おや、お姉ちゃんとお買い物かい?仲いいねぇ…」
「お姉ちゃん?」
七海は思わず有海を見る。確かに有海は七海よりも頭一つ背が高い。どうやら老婆は二人を姉妹と思い込んでいるようだ。
「いや、お婆ちゃん、そうやのうて…」
「はい!もう、手のかかる妹なんです」
有海が満面の笑顔でそう答える。
「な?」
七海が素っ頓狂な声をあげる。
「さ、七海、頂きなさい」
有海は煎餅を七海に渡す。
七海は怖い顔で、煎餅を有海から毟り取った。
347投稿者:最高  投稿日:2006年12月20日(水)22時10分50秒
七海のキャラいい。
しっかりしててその場を上手く操れる感じ。
女が惚れる女は私にとって七海なのかもね。

で、落ちたの?
348投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)22時22分47秒
いえ、今「14才の母」見てます
349投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)23時26分41秒
「お帰りなさいませ、お嬢様」
ピンク色の服のメイドが二人を迎える。有海と七海は二人掛けの席に通された。
「へぇ…。女の子の場合はご主人様やのうてお嬢様言うんや。でも、ウチは女社長の気分を味わいたいからご主人様言われたかったわ」
「私も。いつもお嬢様って言われてるもん」
「さよか…。社長令嬢やもんね。一木さんにとっては珍しくもなんともないか」
「ううん。家のメイドはみんなオバちゃんだもん」
「ウチもや。清水のミッチャンいう、愛想のないオバはん」
買い物に随分時間がかかったため、二人はここで昼食をとることにした。
メニューに目を通すが、食事らしい食事はカレーライスとオムライスぐらいしかない。二人はオムライスを注文した。
「ところで、藤本さん…。どういうつもりで盗聴器なんか買ったの?」
「うん…。コレを一木さんに言うべきかどうか悩んだんやけど…二人の間で秘密は良うない思うんよ。だから思い切って一木さんに話すで」
「…うん…」
有海は緊張した面持ちで聞く。
「ウチの親父と一木さんの親父さん、何かつながりがあるで」
「え…?」
有海は目を丸くした。
「つまり…。私達と同じ、友達同士ってこと?」
「いや、そない可愛らしいもんやない。ウチと一木さんは愛と友情で同盟を結んでるやろ?親父達は、何と言うか、金と権力でつなごうとる気がする」
「どういうこと…?」
有海は怪訝な顔で聞く。七海はこの間の保健室で中川の電話のことを話した。
350投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)23時52分48秒
有海は黙って聞いていた。
「つまりな、一木さん…。中川先生の話し方からすると、何か後ろめたいような感じがしたんよ。それに…」
「フレドリックの娘には秘密…。何で私に秘密にするんだろう?」
「子供には言えへん理由と言ったら一つしかあらへん…。何か臭うで」
「何だろう…。私、パパとはまともに話したことないから、全く見当もつかない」
「ウチもや。一木さんの親父さんのことは知らんけど、ウチの親父は化けもんや。指一本で人の人生を変えてまう男や。絶対に穏やかな話しではないで」
「それで、その盗聴器で何を聞くの?」
「全てや!ウチの親父の全てを聞いたんねん。叩けば埃の出る身体や。絶対にシッポ出す思うねん」
「それで、シッポを出したらどうするの?」
「決まってるがな。掴んだるねん!グイグイ引っ張ったんねん!」
「引っ張る?」
「ウチのことを蟻んこ同然に考えてる親父を痛い目に会わせたる!蟻んこやったと思った小娘が実はライオンやったと言う事を思い知らせたる!」
七海はテーブルを力強く拳で叩いた。
351投稿者:リリー  投稿日:2006年12月20日(水)23時53分10秒
「藤本さん…」
「それで親父の部屋と学校の保健室に盗聴器を仕込む。これで何を隠してんのか暴いたる!」
「もう一つは…?」
「うん…。これは一木さんが気ぃ乗らんかったら別にええにゃけど…一木さんの親父さんの部屋にも取り付けて欲しいんよ」
「え!?わ、私が?」
「だから…嫌なら嫌言うて。その時は一木さんの家や会社には迷惑をかけへんから…」
有海はしばらく考えて、そして決意の表情を示す。
「いいよ…。私も協力する。私もパパのこと知りたい!このままだったら、私とパパは本当の親子だなんて、とてもじゃないから言えないもん!それに、人のことを考えないって言ったらパパも同じ…。だって…ママを…」
七海は有海の手に自らの手をそっと乗せる。
「一木さん…。ウチらライオンの敵は、汚いハイエナどもや!そしてハイエナどもにウチらをなめるな、言うてやるんや!」
「ハイエナか…。確かにネズミよりは戦い甲斐がありそうだね」
「そやな」
二人は笑いあった。
352投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)00時03分19秒
メイドがオムライスを運んできた。オムライスは大人の握り拳程度の大きさしかなかった。
(何や、コレ!?こんなチンケなオムライスが800円!?ボッタクリやん!)
七海は心の中で叫んだ。有海が一緒でなければ実際に声に出していただろう。
「ケチャップでお嬢様方のお名前を書かせて頂きます」
メイドはにこやかに言う。
「じゃあ、私はアミーゴって書いて下さい」
「かしこまりました。お嬢様」
メイドは小さいオムライスに器用に「アミーゴ」と書いてハートで囲んだ。
「かわいい!」
有海は無邪気にはしゃいでいる。七海は肩肘で頬杖をついて冷めた表情で言う。
「一木さん…そのアミーゴって…推してんの?」
「藤本さんも、呼びたくなったらいつでもアミーゴって言ってね」
「来世で呼ばせてもらうわ」
七海はつまらなそうに言った。
353投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)00時04分34秒
「こちらのお嬢様は何とお書きしましょうか?」
「じゃあ、
354投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)00時04分59秒
おっと、ミスしました
書き直します
355投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)00時25分24秒
「じゃあ、ウチもニックネームでええ?」
「はい、何なりとお申し付け下さい」
「エカテリーナ・ローゼンシュタイン」
「…え…?」
メイドのケチャップを持つ手が止まった。
「長いニックネームで堪忍な。もう少し大きいオムライスなら書けるんとちゃうかな〜?」
七海はチラリと有海を見る。有海は怖い顔で睨んでいる。
「じゃ、ウチの名前でええわ。ななみって漢字で書いて」
「恐れ入ります、お嬢様。何という字で書けばよろしいんでしょうか?」
「那由他の那を二つ重ねて美しい、で那々美。那由他は数の単位で10の60乗。阿僧祇と不可思議の間の単位のことね」
「う…」
またメイドの手が止まった。
(ケケケ…困っとる、困っとる…。字がわからへんのやろ…)
356投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)00時25分41秒
「カタカナでいいですよ」
有海がたまらず助け舟を出した。
(一木さん…余計なことを…)
メイドは「恐れ入ります」と丁寧に頭を下げ、「ナナミ」と書いて足早に去っていく。
「ウチにはハートマーク書いてくれへんの?」
メイドは七海の言葉を無視して行ってしまった。二人はオムライスを頬張る。
「あ、そうや。一木さん、TIMって知ってる?」
「TIM?何?それ?」
「いや、知らへんのなら、別にええねん」
七海の歯がジャリジャリ音を鳴らした。オムライスにタマゴの殻が入っていた。
357投稿者:354がこの話の中で1番好きなシーンかも  投稿日:2006年12月21日(木)00時28分01秒
 
358投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)00時33分41秒
今日はこれでおちます
359投稿者:あげ  投稿日:2006年12月21日(木)00時37分56秒
さようなら
360投稿者:七海  投稿日:2006年12月21日(木)00時54分16秒
ドS〜www
361投稿者:age  投稿日:2006年12月21日(木)01時54分55秒
362投稿者:アキバ編  投稿日:2006年12月21日(木)14時03分55秒
おもしろい
363投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)21時04分12秒

秋葉原に行った翌日、今日は渋谷区体育館に二人はいた。
藍に試合を見に来るように言われたからだ。
既に会場には多くの観客、保護者、応援団が陣取っていた。さすがお嬢様学校のHK学園、応援垂れ幕が一番豪華である。
もう、試合は2,3消化されていて、有海と七海が到着した頃には、既にHK学園の試合が始まっていた。
「どうせ、細川さんの一人勝ちやろ?」
七海は決勝戦だけを見れればいい、と考えていたが、有海に「全部見てあげようよ」と言われて、渋々昼食前に来たのだった。
「あれ?藤本さん、スコア見て」
有海が指差す方を見る。HK学園12−18渋谷南。HK学園が、いや藍が負けている?
「ありゃ?負けとるがな。どないしたんや?」
コート内に目をやる。白のユニフォームがHK学園。黒のユニフォームが渋谷南。
藍がドリブルで駆け抜ける、しかし、相手チームの4番、おそらくエースでキャプテンであろう選手のディフェンスに阻まれる。
強引に突破を試みる藍。もう一人の相手選手が藍を挟み撃ちにする。その選手に気を取られている内に、4番の選手にボールを奪われる。
「あん?何で?何であれしきのことで獲られるん?」
「だって、二人がかりだよ?いくら細川さんでも…」
「一木さん、細川さんのプレイ、見たことないやろ?」
藍は懸命に相手4番を追いかけるが、どんどん引き離され、そのままシュートを許す。
スコアは12−20。8点差に広がった。藍は膝に手を着いて何度も首を傾げた。
「コラー!藍ー!何でも一人でやろうとするな!」
バスケ部顧問の井上の怒鳴り声が体育館に響いた。
364投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)21時25分14秒
「TIMに頼らないで自分がどれだけできるか試したいんです!」
七海は、藍が中川に訴えた言葉を思い出す。そして、「後悔するわよ」という中川の言葉。
「TIM…」
七海が呟く。
「え?何?」
有海が聞く。
「細川さん…。TIMって一体何やの…」
相手チームはエースの4番を中心に点を重ねていく。スコアは、HK学園16−26渋谷南。10点差がついた。
とうとう藍はコートを歩き始めた。もはやボールに触ることもできない。井上は選手交代を告げる。
「選手交代!白、4番アウト。11番イン」
藍は「え?私?」と自分を指差した。藍は井上に掴みかかる。
「監督!どうしてですか!私をさげて逆転できるわけないでしょ?」
普段、井上を「マー君」と呼ぶ藍は、部活の時だけは「井上先生」と呼ぶ。
「お前、自分がどんなプレイしてるのかわからないのか!このチームはお前だけのモノじゃないんだ!」
普段は生徒から甘く見られている井上だが、部活の時だけは厳しい。
藍は目にいっぱい涙を溜めて、試合中だというのに会場を後にした。
HK学園は所詮、藍のワンマンチーム。藍が機能しなければ並みのチームに成り下がる。
井上は藍だけに頼ったチーム構成を心底悔やんだ。優勝候補と言われた我が校が初戦敗退…。
井上はパイプ椅子に力無く腰を降ろした。
365投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)21時49分26秒
タイムを取る井上。
井上はダブルスコアだけは避けようと、選手全員にディフェンス中心の作戦を授けた。
「あれ?細川さん、交代させられちゃったよ」
有海は七海に話しかけたが、七海は会場を去っていく藍の背中をじっと見ていた。
(あんたがウチに見せたいものって、こんなもんなん?)
七海は自分のことの様に悔しかった。
(ウチからホームラン打ったあんたは、ほんまに凄かった…。TIMとやらが無いあんたは、こんなにヘタレなん?)
七海は鉄の手摺りをギュッと握り締めた。
藍の後姿は、本当に小さく見えた。
藍は会場の扉を開け、姿を消した。
366投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)21時52分02秒
体育館の薄暗く長い廊下。
スポーツタオルで涙を拭きながら、藍は洗面所へ向かう。
「う…う…う…」
藍の嗚咽が廊下に響く。
(こんなはずじゃ…。こんなはずじゃ…)
藍は悔しかった。中川の忠告通り、自分は後悔している。
しかし、これはいい機会なのかもしれない。これが自分の本来の力なのだ。ゆっくり時間をかけて実力をつけていけばいい。
本来、ポジティブな性格の藍は、自分にそう言い聞かせる。
(早くコートに戻って試合に出してもらえる様に先生に頼もう。まずは洗面所で顔を洗わないと…)
藍が洗面所に入った。そこにはジーナがいた。
「あ〜あ…。苦戦してるみたいですね、藍センパイ!」
「ジーナ…!」
「このまま負けてもいいんですか?」
「き、来てたの…?」
「しょこたんから頼まれたんです!藍センパイが困ってたら、助けてあげてねって」
「私を…?助ける…?」
ジーナはポケットからキャンディーを二つ取り出した。
透明のセロファンに包まれた、赤と黒のキャンディー…。
藍は思わず生唾を飲み込んだ。
ジーナが矯正器具をつけた歯をニっと出す。
「欲しいんでしょ…?T・I・M…」
367投稿者:.  投稿日:2006年12月21日(木)21時52分49秒

368投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)22時40分52秒
「TIM…」
藍は思わず手を出しかけたが、すぐに引っ込ませる。
「ジーナ、そこをどいて!顔を洗いたいんだから」
藍はジーナの横を通り抜けようとするが、ジーナは藍を強く押した。
藍はヨロヨロと後ずさりする。小柄なジーナが藍を押しのけたのだ。
「ジ、ジーナ!お願いだからジャマしないで!」
藍は悲痛な叫び声をあげた。それはまるで懇願するかのように。
ジーナは藍をじっと見上げて言う。
「ジャマ?その逆です!ジーナは藍センパイのお手伝いに来たんですよ!藍センパイの夢の…」
「夢…?」
「今日、全日本ジュニア選抜の監督、見に来てるんですって」
「え?」
「このままじゃ…印象、最悪ですよ?多分、ジュニア選抜に呼ばれませんよ?」
「い、いいの!まだ時間はあるわ!中等部で選ばれるようにがんばればいい!」
「七海センパイも見に来てました!」
「ふ、藤本さんが?」
「眉間に、こーんな、シワ寄せて見てましたよ。藍センパイがワザワザ呼んだんでしょ?カッコ悪〜い!」
「べ、別に構わない!彼女には…私がちゃんと謝るから…」
藍は洗面所に手を着いて、蛇口に手を伸ばした。すると、ジーナが後ろから藍に抱きついてきた。
369投稿者:あげ  投稿日:2006年12月21日(木)23時06分28秒

370投稿者:ジーナ  投稿日:2006年12月21日(木)23時30分30秒
「ちょ、ちょっと!ジーナ!何するの?放してよ!」
「素直じゃないのね、藍センパイ…。素直なセンパイがジーナは好きです…」
「し、試合に戻らなきゃ…!時間がないのよ!」
「今のセンパイが戻ったところで、チームの足手纏いです!役には立ちません!」
「そ、そんなことな…あ…!」
ジーナの手がユニフォームの中を弄る。
「あ…ジ、ジーナ…!や、やめてよ!こ、こんな所で…!」
「大丈夫…。さっき清掃中の看板出しときました…。人は来ません…」
ジーナは藍のユニフォームを上に捲る。汗の滲んだスポーツブラも一緒に上げた。
藍の充分発育した白い胸が、プルンと揺れながら晒された。
「あ…!」
藍は胸を隠そうとしたが、ジーナはユニフォームを藍の頭に通して腕までやると、手首でギュッと絞り、蛇口に引っ掛けた。
藍は蛇口に手首を固定された恰好になった。
「ジーナは藍センパイを素直にする方法を知ってます…。さ、自分に正直になって下さいね」
ジーナは汗で濡れた藍の背中をペロリと舐める。続けて藍の柔らかい胸を揉みしだく。
「はぁ…!ジ、ジーナ…!ダ、ダメだよ…!そんな…!」
「藍センパイの汗、美味しい…。藍センパイは背中が弱いんでしたよね?」
そして藍の背中に唇を這わせる。藍は身体をビクビクと反応させる。
「あ…あん…。ジーナ…。や、やめて…。し、試合が…試合が終わっちゃう…」
「うふふ…。だったらセンパイが早くイケばいいんですよ…」
そう言うと、ジーナは藍のハーフパンツをパンティごと引きずり降ろした。
371投稿者:リリー  投稿日:2006年12月21日(木)23時51分58秒
藍は手首をユニフォームとブラジャーで蛇口に縛られ、足首までハーフパンツとパンティが降ろされている。
藍はジーナに丸裸にされてしまった。
「きゃー!藍センパイ、今、スッゴイ恥ずかしい恰好してるよ!」
「あん…、ジーナ…!お、お願いだから…お願いだからやめて…」
ジーナは藍の白い肌を撫で回す。ジーナの掌を、藍の汗がじっとりと濡らす。
「センパイの白い肌に汗がキラキラ光ってて、キレイ…。センパイの汗にジーナの唾液を混ぜ混ぜしちゃいますよ」
ジーナは藍の身体を、上から下まで嘗め尽くす。
ジーナの舌は、藍のふくらはぎ、太もも、尻、背中、脇の下、首筋と移動する。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
藍の声は段々と大きくなっていく。ジーナは藍の薄いピンク色の乳首を指で捻る。
「あ…!あぃぃ…!」
藍は悲鳴をあげた。ジーナはそのまま身体を撫でながらしゃがむ。
「汗と唾液…。そしてもう一つ混ぜようか?」
ジーナは後ろから藍の性器を弄る。
「あぐぅ!ああん!」
藍のふくらはぎの筋肉がピクンと浮き出て、爪先立ちになる。
「うふふ…。センパイのオケケ、湿ってるよ…」
ジーナは、藍の頭髪と同じ様に茶色がかった陰毛を指先で弄んで尖らせた。
藍の身体からは、次から次へと汗がにじみ出てくる。
372投稿者:あげ  投稿日:2006年12月22日(金)00時15分27秒

373投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)00時40分40秒
「ああ…ジーナ…。お願い…。お願いだから試合に戻らせて…。私が行かないと…私が…」
「みんなが必要としているのは、TIMなんです。藍センパイじゃない…」
「そ、そんなこと…。そんなこと…」
ジーナは藍の髪の毛を乱暴に掴んで顔を上げさせる。目の前の鏡に藍の顔が映る。
「さあ、良く見て、この情けない顔!藍センパイはこんな顔じゃなかった!もっとキリリと引き締まってカッコ良かった!」
「い、嫌!」
藍は自分の顔が写っている鏡から目を背けた。
「見るのよ!」
ジーナは力いっぱい髪の毛を引っ張り上げる。
「あぐ!」
藍は痛みに歪んだ自分の顔を見ざるを得ない。
「今からジーナがセンパイをイカせてあげます。センパイは自分の情けない顔でイクのをよく見てなさい!」
ジーナは藍の性器に指を突き立てる。
「ああん!」
藍は今にも泣き出しそうな自分の顔を鏡で見る。ジーナは藍の顔に自らの顔を近づけて囁く。
「藍センパイ…。ジーナがイカせてあげたら、TIMをあげます。藍センパイはこれで無敵になるんですよ」
374投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)00時43分51秒
「わ、私は…私は自分の力で…私の力で闘いたいの…」
「寝言は寝て言いましょうね、センパイ…。今の状況だって負けてるのに…」
ジーナは指を激しく動かす。ガクンとした衝撃が藍の全身を襲う。
「あん!ああん!あああ〜!!」
藍はあらん限りの声をあげた。そして、身体全体をピクピクと痙攣させる。
脱力した藍は洗面器に突っ伏した。
「TIMがないと、すぐにイッチャうんですね、センパイ…。でも、イク姿が可愛かったから、ジーナがご褒美あげますね」
ジーナは黒い方のキャンディーを口に含み、口移しで藍に渡す。
黒いキャンディーはすぐに藍の口の中で溶けた。
「いいですか?センパイもよくご存知だと思いますが、ゴルゴの後にレッドですよ?5分以内に舐めて下さいよ?」
ジーナは洗面台の上に赤いキャンディーを乗せた。
「いいですか?必ずレッドも舐めて下さいね?」
ジーナは洗面所から去って行った。
藍はしばらく全身の力が抜けて座り込んでいたが、はっと我に帰るとユニフォームを着るよりも先に赤いキャンディーを手に取る。
しかし、セロファンを剥く指が震え、キャンディーを落としてしまった。
キャンディーは洗面台の中をコロコロと転がり、排水溝の中に落ちてしまった。
「ああ!しまった!レッドが!…ダ、ダメ!ゴルゴだけじゃダメなのに…!」
藍は呆然と排水溝に視線を落とした。
375投稿者:レッドとゴルゴの謎が気になりすぎる  投稿日:2006年12月22日(金)00時47分26秒
 
376投稿者:ツグラムの黄金パターンだね  投稿日:2006年12月22日(金)00時54分32秒
年下が年上を責めるのは
377投稿者:下克上の関係萌える  投稿日:2006年12月22日(金)00時57分35秒
 
378投稿者:続きは??  投稿日:2006年12月22日(金)00時59分57秒
379投稿者:アメちゃんが謎すぎる  投稿日:2006年12月22日(金)01時02分52秒
メルモちゃんのキャンディーみたいなものでしょうか
380投稿者:TIMは  投稿日:2006年12月22日(金)01時06分48秒
麻薬みたいなもの?
381投稿者:TIM気になる  投稿日:2006年12月22日(金)01時15分22秒
 
382投稿者:ゴルゴって  投稿日:2006年12月22日(金)01時16分29秒
何故ゴルゴなんだろう
383投稿者:どんな効果があるんだ  投稿日:2006年12月22日(金)01時17分23秒
ゴルゴとレッド
384投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)01時21分35秒
試合会場。後半残り5分。スコアはHK学園25−40渋谷南。15点差。
「行こう、一木さん。帰ろう!」
「も、もう、勝ち目はないのかな?」
「あかんやろ。残り5分で8ゴールせなあかん。しかも相手に一切得点させへん条件で…。細川さんのいないあのチームでそれは望めん。」
「あ!待って、藤本さん!細川さんが戻ってきたよ!」
有海の指差した方向から、藍が真っ直ぐに歩いてくる。しっかりとした足取り。
「細川さんが戻っても結果は同じや」
七海はそう言ったが、藍の顔がいつもの自信を取り戻しているの気がついた。
385投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)01時21分48秒
藍は井上のもとに歩み寄る。藍の鋭い眼光に、井上は思わず椅子から腰を上げる。
「先生、さっきはスイマセンでした。でも、もう大丈夫です。私を試合に出してください」
「し、しかし、もう残り5分で15点差なんだ…。今はできるだけ多くの部員に試合の経験をさせることに決めたんだ。」
「先生、まだ逆転できます」
「藍、ごめんな…。お前ばっかりに頼ってしまって…。今度はみんなでお前を支えてやれるようなチームに…」
「先生!諦めないで!私がチームを勝たせてみせます!」
「藍…。お前…」
「先生…。私を信じて…」
井上は藍の目に秘められた何かを感じ、審判に選手交代を要請した。
「選手交代!白15番アウト、4番イン!」
藍がコート内に戻ってきた。チームメイトは藍に駆け寄る。
「みんな、ごめんね。私、どうかしてた。さ、逆転するよ!」
試合を再開する笛の音が響く。その直後、藍がダンクシュートを叩き込む。
会場中が歓声で湧き上がった。
386投稿者:筋肉増強剤じゃない?  投稿日:2006年12月22日(金)01時22分10秒

387投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)01時37分39秒
「な、何や?今の…」
「凄い…。細川さんってあんなに凄いの?」
有海と七海は目を見開いて藍を見つめた。
相手チームのボール。藍が相手ボールををインターセプト。藍がダンクシュート。
これを何度も繰り返す。井上はパイプ椅子から腰を落とした。
「な、何だコレ…?これは…どこのNBAだ…?」
藍のチームメイトはただ突っ立って、このスーパープレイを見る観客となってしまった。
会場の屋根が吹っ飛びそうな歓声が続く。その中心に藍がいた。
(ああ…最高!!これが私よ!私の実力よ!みんな、私を見て!もっと私を見て!)
七回目のダンクシュート。これであと一回で逆転できる。残り3分もある。HK学園の勝利は目前だった。
「細川さん!凄い!もうすぐ逆転だよ!」
チームメイトが藍に駆け寄る。
「寄るな!雑魚ども!」
藍が掌を突き出して恫喝した。チームメイトは凍りつく。
「ほ、細川さん…?」
「てめえらはただアホ面並べて私のスーパープレイを見てればいいんだよ!ジャマしたらぶっ殺すぞ!」
「ど、どうしちゃったの…?細川さん…」
「ほ、細川さん…鼻血…!」
藍の鼻からポタポタと血が落ちる。藍の白いユニフォームに赤い斑点が増える。
「この試合、ダブルスコアにしてやるよ…。できる…私ならできる…」
藍はブツブツ言いながら、また相手チームのボールを奪いに走った。
388投稿者:凶変した  投稿日:2006年12月22日(金)01時39分48秒

389投稿者:抗精神薬みたいなもの?  投稿日:2006年12月22日(金)01時40分32秒
 
390投稿者:ゴルゴだけだと  投稿日:2006年12月22日(金)01時42分21秒
凶変するのがウケる
391投稿者:ゴルゴが身体能力をあげて  投稿日:2006年12月22日(金)01時42分24秒
レッドが精神安定剤?
392投稿者:ユゲ物語の  投稿日:2006年12月22日(金)01時46分08秒
羅夢より恐いかも
393投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)01時54分44秒
藍はまた相手ボールを奪った。しかし、相手チームのエースの4番は今度はゴール前に立ちはだかっていた。
「そう、何度も何度もやらせないわよ!」
しかし、藍は相手選手に構うことなくゴールに突っ込んだ。
二人は激突したが、吹っ飛ばされたのは相手選手だけだった。
…ピー…
笛が鳴った。
「白、4番!オフェンスファール!」
「何を!私のファール!?どこに目を着けてんだ!クソ審判!」
藍は審判に詰め寄った。
「な、何だ、君!その態度は…うん?き、君…大丈夫か?怪我したのか?」
藍の鼻から、水道水のように血が流れて、藍の白かったユニフォームは真っ赤に染まっていた。
「関係ねえよ!サッサと試合を進めろ!時間がねぇんだよ!」
井上は目が点になっていた。
「あ、藍…?一体…どうしたんだ…?」
有海と七海にも、藍の異変に気がついていた。
「ね、ねぇ…。細川さん…何か、変だよ…」
「…わかってる…」
七海はじっと藍を見つめる。もはや、あの爽やかで、憎らしいほどカッコよかった藍ではなかった。
「藍センパイ、カッコいい!」
聞き覚えのある声…。七海は後ろを振り返った。
ジーナがいる。ジーナは七海の視線に気がつくと、矯正器具付きの大きな歯をニヤっと見せた。
394投稿者:ゴルゴは  投稿日:2006年12月22日(金)01時57分24秒
血液の流れを早くする?
395投稿者:ゴルゴは興奮剤?  投稿日:2006年12月22日(金)02時01分56秒

396投稿者:ゴルゴ=コカイン  投稿日:2006年12月22日(金)02時09分01秒
レッド=ヘロイン
397投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)02時11分08秒
「ちょっと!あんた!痛いじゃないの!何すんのよ!」
相手チームの4番は、藍の肩を強く掴んだ。
藍はゆっくりと振り返る。目が狂気に染まっている。
「あん?何だぁ?お前…。私にケンカ売ってんのか?」
「…ひ!」
相手選手は一瞬、気圧された。藍は相手選手の胸座を掴むと、思いっきり振り回した。
ユニフォームがメリメリと音をたてて引き千切られた。相手選手は上半身裸になって床に転がった。
悲鳴が会場を包む。
「ひ…ひぃぃ…!」
相手選手は胸を隠しながら、床を這って逃げる。
「逃げんじゃねえぞ!コラ!このクソ女!」
藍は彼女のハーフパンツに手をかけると、一気にパンティごと足から引き抜いた。
「助けて!誰か助けてぇ!」
全裸にされた相手選手は泣き叫んで助けを求めた。
「藍!やめろ!やめるんだ!」
井上が藍の後ろから羽交い絞めにして止めた。
「てっめぇー、このマー!!ジャマすんじゃねぇよ!」
藍の裏拳が井上の顔面に炸裂する。
「ぶげ!」
井上はもんどりうって後ろへ倒れ、後頭部を床に打ち付けた。
井上はそのまま気絶した。
398投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)02時23分43秒
藍は全裸になった相手選手の髪の毛を引っ張って引きずり回す。
会場はもう大パニックになった。悲鳴と怒号が響き渡る。
「た、大変だよぉ!藤本さん!細川さんが…!細川さんが…!」
「わかってる!」
七海は藍から再びジーナへ視線を戻す。しかし、彼女の姿はもうなかった。
他校の体育教師が数人で藍を取り押さえる。
藍はそれでも、屈強な体育教師をポンポンと投げ捨てる。
終いには体育教師が10数人藍の上に覆いかぶさった。まるでアメフトの試合のようだった。
その肉団子の下から藍の呻き声が聞こえる。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜!!!」
藍は上に乗った体育教師を全員弾き飛ばした。
そして床に転がっているボールを拾うと、ゴールに向かって走り出した。
「私のダンクのジャマをするな〜〜〜〜〜!!!」
藍は思いっきりジャンプすると、ボールをゴールに叩き込んだ。
ゴールのクリアボードが粉々に砕け散る。
そして藍は床に背中を叩きつけられた。
会場の悲鳴は最大限に響き渡った。
399投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)02時25分01秒
今日はこれでおちます
TIMの秘密は近いうちに書きますが、概ねみなさんの予想通りです
400投稿者:あげ  投稿日:2006年12月22日(金)17時19分56秒
これ、おもしろい
401投稿者:藍怖す  投稿日:2006年12月22日(金)17時26分10秒
 
402投稿者:でも  投稿日:2006年12月22日(金)17時28分13秒
藍もまた可哀想だよ。
薬でボロボロになりそうで…。
403投稿者:マーは  投稿日:2006年12月22日(金)17時29分53秒
可哀そうって言ってくれないの?
404投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)19時59分34秒
恥ずかしながら、今頃になって「メモ」を使うことを覚えました
今まで直接レスして書いてたので、コメントが長すぎてレスできなかったり、中途半端な状態で載せたりしてしまったりしてました
今、次の展開を書いています
また、夜中にでも更新します
405投稿者:頑張れ!!  投稿日:2006年12月22日(金)20時05分09秒
楽しみに待ってる
406投稿者:>>404  投稿日:2006年12月22日(金)21時08分02秒
リリー…ギザかわゆす…
407投稿者:あげ↑  投稿日:2006年12月22日(金)21時59分05秒

408投稿者:あげMAX  投稿日:2006年12月22日(金)22時21分07秒

409投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)22時57分17秒
更新します
410投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)22時58分10秒
10
藍は救急車で病院に運ばれた。病院は体育館の目と鼻の先にあったので有海と七海は走って救急車を追いかけた。
病院のロビーは関係者でごった返していた。警察官の姿もある。
井上がソファに力なく座っている。鼻のあたりを大きなガーゼが被っている。そして氷嚢を後頭部に当てている。
七海は人を掻き分けて入り込み、井上のもとへ向かう。
「藤本さん、待って!」
有海も必死で七海の後に着いて行く。
「井上先生!」
井上は名前を呼ばれ、七海の方を向く。
「細川さんは…細川さんはどうなったんですか?」
「ああ…藍はな…」
井上は力なく口を開く。鼻が折れているのだろうか?酷い鼻声だ。
「今、集中治療室にいる…。全身を強く打っていて、何より出血が酷い。意識は…まだ戻ってない…」
411投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)22時59分01秒
「細川さん…」
七海はついさっき起きたこと、そして今ある状況が信じられない。
井上はハッと我に帰った。
「あ…いや…違う…!うん、違う!藍は…今、ここの優秀な先生が診てくれてるから…そのうち元気になるさ…!あはは…!」
「もう、ええって…。先生…」
井上はがっくりと頭を垂れた。七海は有海のもとへ向かう。
「細川さん…危険な状態らしいで」
「そんな…。細川さんが…」
有海は途端に涙目になる。2〜3メートル先にはトレーニングウェア姿のチームメイト達が肩を寄せ合ってシクシクと泣いている。
二人は人ごみを離れた。
412投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)22時59分32秒
「こんなんやないんやろ?細川さんがウチに見せたかったものって…!こんなんや…」
七海は悔しそうに呟いた。
「あ…!パパだ…!」
有海は人ごみの中に、自分の父親の姿を見つけた。
「どうして?パパが?」
有海の父は、井上のもとに寄り、事情を聞いている。
「え?細川さんのことで来たの?」
母のお見舞いにもろくすっぽ来なかった父が、何故、赤の他人の藍のことで病院まで駆けつけたのか?仕事で忙しいはずなのに。
「パパ…」
父親に呼びかけた有海の口を、七海が塞いだ。
「ちょい、待ち!一木さん…。ウチの親父もいる…!」
ガッシリとした体格の男が有海の父親に挨拶している。七海の父、角田だ。
「私のパパと…」
「ウチの親父…。そしてさっき会場にジーナがいた…。これは何かあるで…」
「どうするの?藤本さ…」
有海がそう尋ねる前に、七海は角田のもとへ駆け寄った。
「お父ちゃ〜ん!」
七海は角田に抱きついた。
「七海?」
角田は二重に驚いた。七海がここにいたこと。そして自分に抱きついてきたこと。自分をとことん嫌悪しているはずなのに。
413投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)23時00分38秒
「どうしてこんな所にいるんだ?」
角田は自分にしがみ付いてる七海を優しく引き離す。
「だって…!だって、ウチの友達が…大変なことになってんやもん…!」
「友達…?あの子は七海の友達なのか…?」
「だから、心配で、心配で…。お父ちゃんこそ、何でこんなとこにいるの?」
「あ…うん…。ここに私の世話になった先生が入院されててな…。お見舞いに来たんだ。そしてらこの騒ぎで、お前の学校の先生が居られたものだから…」
(ヘタな嘘やな…。政治家のクセに…。だって今さっき「あの子は」言うた。細川さんのことで来たんや!)
七海は確信した。
「あら、早かったのですね、角田先生、一木社長…」
後ろから声をかけた女性がいる。目鼻立ちのハッキリした、外国人のような顔の女性。七海はジーナを思い出した。
「あ、あなたは…?」
「加藤夏希と申します。祖父はかなりの高齢でして、ここへは来れません。ですから代理で孫の私が来ました」
414投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)23時01分14秒
加藤…?たしかジーナの苗字も加藤…。
夏希は七海に気付く。
「こちらは…角田先生のお嬢様ですね?」
「あ…はい!娘の七海です。さ、七海、ご挨拶しなさい」
「こんにちは…。藤本七海です」
「藤本…さん?」
夏希は首を傾げる。チッと角田は小さく舌打ちをした。夏希は微笑んだ。
「藤本さん…。我が校には慣れましたか?」
「はい…。とても…。親友もできました…。今、入院中ですけど…」
夏希の顔から微笑みが消えた。
「さあ、七海、お前はもう帰りなさい。そして今日は家に帰って来なさい」
「はい…。家に帰ります。マンションの方の…」
七海はクルリと方向転換をすると、人ごみの中に消えていった。
「可愛いお嬢様ですね」
「ええ…。母親に似たようです…。素直じゃないところも…」
角田は憎々しげに娘の背中を見つめた。
「あの…。こんなところじゃなんですから…。会議室を借りました。急ぎましょう」
有海の父が二人に声をかける。三人は奥の廊下へ向かう。
415投稿者:あげ  投稿日:2006年12月22日(金)23時05分16秒
        
416投稿者:期待  投稿日:2006年12月22日(金)23時11分22秒
あげ
417投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)23時21分05秒
七海が有海のもとへ戻って来た。
「藤本さん、何しに行ったの?」
「へへ…。やっぱり昨日、アキバに行って良かったわ。買ったばっかの盗聴器が早速役に立つなんてな」
「盗聴器?」
「今、ウチ親父に抱きついたやろ?ほんまのとこ、絶対にそないなことせぇへんで、ウチは…」
七海はリュックの中からトランシーバーを取り出す。
「ウチな、ポケットティッシュに盗聴器仕込んで、親父の上着ポケットに入れてやったんや。これであの3人が何を企んでんのか聞けるってわけや!」
「ふ、藤本さん…。凄すぎる…」
「将来、スパイになれるかもな、ウチ」
二人は人通りの少ない階段付近まで移動する。
そして七海はトランシーバーの摘みを回して周波数を合わせる。
〔ザザザ…今回の…ピーガガガ…失態は…どうやって…責任を…ザザザ…〕
いきなり角田の怒鳴り声が聞こえた。
「相変わらず偉そうなやっちゃな…」
七海は吐き捨てるように言う。
「藤本さん、性格はお父さんに似たのかもね」
「何やとぅ!シャレにならへんぞ!今のは!」
「あ…藤本さん、静かに…!」
〔お静かに…角田先生…そんなに大きな声を出しては外に漏れますぞ…〕
有海の父の声。同じ親子が、同じ親子から、同じ注意をされた。七海は気分が悪かった。
418投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)23時21分48秒
夏希の声〔大丈夫です、ご安心を…ここの院長は我が一族の者が経営しております…検査結果が漏れることはありません…〕
角田の声〔しかし、何故あの…細川という子…こんなことになったのだ…〕
一木の声〔私は実際見てはおりませんが…井上先生から聞いた内容からからすると…彼女はレッドを服用しなかった様ですな…〕
角田の声〔レッドを…?と、言う事は…ゴルゴだけを飲んだのか…?バカな!…自殺行為だ!…〕
夏希の声〔自殺行為と言うよりも…何らかのトラブルがあったのかもしれません…。ゴルゴだけ飲んでレッドを飲まないなんて…初歩的なミスを犯すとは思えません…。彼女はTIMの常習者でしたから…〕
一木の声〔そうですね…。何らかの不測の事態が起きて、レッドを服用することができなかった…〕
夏希の声〔末の妹のジーナにも確認をとりました…。確かに翔子から…いえ、中川先生からレッドもゴルゴも受け取って、二つとも細川さんに渡したと…〕
「妹…!やっぱりな…!そしてTIMってのは薬か何かのようやな…」
七海は呟いた。七海の父と有海の父とジーナの姉…。どす黒い三角形が今つながった。
角田の声〔しかし…あの細川という子が死んだら…後々面倒なことになる…!私はゴメンだぞ!…こんなことで足下を掬われるのは…〕
夏希の声〔それもご安心を…。今、レッドと同じ成分を点滴で彼女に注入しています…。ゴルゴの成分は打ち消されます…。血液検査からも、尿検査からも、麻薬成分が発覚することはありません…〕
「麻薬…!?」
有海と七海は顔を見合わせた。
一木の声〔しかし…この先意識を取り戻すかどうか…。なにぶん、ゴルゴとレッドの服用の間が空きすぎている…。〕
「そんな…!細川さん…!細川さん…助からないってこと…?」
有海は悲痛な声をあげた。
角田の声〔その方が好都合だ…!このまま意識不明になってくれた方が…この事件の裏を嗅ぎまわれなくてすむというものだ…〕
「お、親父!な、何てヤツや!どこまでどす黒いヤツや!」
七海は壁を拳で叩いた。
419投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)23時40分02秒
夏希の声〔同感ですわ…。こんなことで我々の計画が台無しになるなんて…避けなければなりません…。十年来の計画を…〕
角田の声〔数十億、いや、数百億をも産むビジネスだ…。小娘一人、どうなったって構わん…〕
「な、何やて…!」
父親のこの冷酷な言葉に、七海は身体の芯まで震えた。この男と同じ血が、自分の身体にも流れている…。
夏希の声〔それは一木社長も同じでしょう…。なぜなら…研究者でもあった奥様を犠牲になさってまで…〕
「ど、どういうこと…?ママを…犠牲…?」
有海が七海の持っているトランシーバーを鷲掴みにした。
一木の声〔妻は…この研究に反対でした…。そしてとうとう警察に密告を企てました…。病気に見せかけて毒殺しました…。仕方なかったんです…〕
「そ、そんな…」
母は父に殺された…。有海は自分の父からこのような言葉を聞くとは思わなかった。有海は気が遠くなって倒れかけた。
「一木さん!」
七海は有海を抱きかかえる。
3人の密談はまだ続く。
420投稿者:ナッキーとしょこたんもか・・・  投稿日:2006年12月22日(金)23時44分50秒
濃ゆそう
421投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)23時45分47秒
角田の声〔奥さんをを犠牲にした一木社長の心痛…お察しします…。そのためにも…この計画が外部にバレてはならんのです…〕
夏希の声〔TIMは身体能力だけではなく、頭脳の方も格段に能力がアップする新薬です…。この薬を一木社長のフレドリック社が開発し、我が校の生徒で生体実験をする…。スポーツ、勉学、あらゆる面で優秀な成績を残して我が校の評判を上げ、入学希望者が殺到する…。そして角田先生があらゆる方面に便宜を図りTIMを流通させ…莫大な資金を手に入れる…〕
一木の声〔TIMの裏流通…その為には、是非…角田先生に総理の椅子に座って頂かないことには…〕
角田の声〔それには金が必要です…。選挙は金が全てですから…〕
夏希の声〔ですから…我が校から先生に献金を弾んでいるではありませんか…〕
一木の声〔それにはまず、わが社の製品…TIMをもっと改良しなければ…今回のような失敗を繰り返さないように…〕
「こういうことかい…!汚い!汚すぎるわ!人を…人の命を何や思うてんのや!」
七海は叫んだ。
「一木さん、聞いたやろ?まず、ウチらのすることは…」
有海がいない。階段を駆け登る音がする。
「一木さん!?」
七海は有海を追いかけた。
422投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)23時46分56秒
うわ…三巨頭の密談、凄く読み辛いですね
すみませんでした
423投稿者:夏希が  投稿日:2006年12月22日(金)23時48分31秒
しょこたんの事を「翔子」と言って「中川先生」と言い直した。
つまり、夏希としょこたんもレズ関係?
424投稿者:リリー  投稿日:2006年12月22日(金)23時53分18秒
>423
はい、そのうちそのシーンも書くと思います
425投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)00時13分59秒
七海は階段を駆け上がる。
(この病院は何階建て?まさか…一木さん…!)
11階…12階…13階…最上階は14階だった。そして屋上のドアが開いていた。
(やっぱり…!一木さん…!)
屋上に出る七海。そこには有海がフェンスをよじ登っていた。
「来ないで!藤本さん!来ないで!」
有海が泣きながら叫ぶ。
(このアホ!考えることが極端なんや!)
しかし、七海は頭を掻きながら、できるだけ冷静な態度を装って有海に近づく。
「ええ天気やね、一木さん…。日向ぼっこには最高やん…。でも…そない太陽に近づくことないやん」
「藤本さん…私…私…」
「知ってるか?一木さん。太陽に近づけば暖こうなる思ったら間違いやで。太陽に近づこうとして上に行けば行くほど、寒うなるねん」
「私の…私のパパが…細川さんを…」
「ほら、富士山に登ったことある?富士山の頂上って寒いやん。日向ぼっこするなら地上に降りて、公園の芝生で寝っ転がるのが一番やで」
「私のパパが…ママを殺した…。私は愛されて生まれた子じゃないの…」
「一木さんは勉強はできるみたいやけど、こういうことは知らへんのやな。もっと経験せないかんことがあるで…。だから…」
「…だから…?」
「命を粗末にすんやない!このアホンダラ!!」
七海はとうとう自分の言いたかった言葉を吐いた。
426投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)00時18分19秒
「一木さんの性格や…。こういう行動に出るとは思っとった…。ウチも一瞬死にとうなったぐらいや…。でもな、死んだらあかん!」
「だって…だって…」
「これは一木さんの責任なんか?ウチの責任なんか?ちゃうやろ?ウチらの親父の責任やん!親は子の責任をとるもんやろ?でも、子が親の責任をとるなんて、聞いたことないで!」
「だって…だって…私…細川さんを苦しめた薬のお金で…今まで物を食べたり…服を着たり…勉強したり…私だって…私だって…」
「子は親を選べへん!ウチも選べへんかった!もし選べるんやったら、今だって大阪でお母ちゃんとたこ焼き屋をやってたかった!でもな、ウチの人生を決定したのはウチのクソ親父や!一木さんのお母ちゃんを奪う決定をしたのは一木さんの親父や!」
「私の…ママを…奪う…決定…?」
「悔しないの?自分で人生の決定をするんが自殺って、悔しないの?」
「悔しいっていうより…悲しいよ…。教室でいじめられた時も…悲しかった…。いっそ、私なんていない方が…」
「ちゃう!何でそんな考え方しかできへんの?もし、死んだとしても、一木さんは自分で命を絶つんやないで!一木さんをいじめたヤツらに殺されるのと同じなんやで!」
「…殺される…?」
「そう…。そして、一木さんがこのまま死んだら…一木さんはウチも殺すことになるんや…」
「私が…?藤本さんを…?」
「一木さんが死んだら…。ウチも後を追って死ぬからや!一木さんが死んだら、ウチも死んだる!」
427投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)00時19分27秒
「藤本さんも…死ぬ…?」
「一木さんの居らん世界に未練なんてないわ!どないや?一木さんはウチを殺す気なんか?」
「ダ、ダメだよ!藤本さんは死んだら…」
「ダァホ!どの口で言いよるん!そないな生意気なことを!」
「藤本さん…それでも…私…私…」
「一木さん…。死にたいなら死ぬがええ…。でもな、やることをやってからや…」
「やること…?」
「ウチらの親父と一戦交えるで!相手はネズミでもハイエナでもライオンでものうて、腹黒政治家と悪徳企業の社長と偽善教育者の、三つ首頭のケルベロスや!」
「そ、そんな…。私達、普通の女の子だよ…?そんな相手と戦えるわけが…」
「死ぬ気でやらんかい!それこそ死ぬ気で!今死ぬのと戦って死ぬんと、どの道一緒やないけ!」
七海は一歩、有海に近づく。
「それでもまだ…一木さんが死にたいんなら…ウチも一緒に死んだるから…。その為の同盟やないの…」
「藤本さん…」
有海はフェンスからずり落ちて、その場にしゃがみ込む。
七海は有海に駆け寄ると、思いっきり有海の頬を張り倒した。そして力強く抱きしめる。
「藤本さん…藤本さぁぁぁぁぁ〜〜〜ん…」
有海は七海の胸の中で泣きじゃくった。有海のメガネは地面に落ちて割れていた。
「アホ…!またメガネ割ってしもうたやないか…!」
428投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)00時20分35秒
今日はこれでおちます
429投稿者:その願望があるというリリーさんは  投稿日:2006年12月23日(土)01時00分42秒
ツグラム小説と一七同盟のそれぞれ誰になりたいですか?
430投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)01時07分49秒
>429
う〜ん…ツグラムなら愛実、一七なら有海ですかね…
どちらかというとネコですね
431投稿者:泣きそう  投稿日:2006年12月23日(土)01時10分19秒
あげ〜
432投稿者:これはリリーさんなりの  投稿日:2006年12月23日(土)01時21分12秒
自殺する子へのメッセージなんですかね
433投稿者:ずっと前から思ってた  投稿日:2006年12月23日(土)01時54分30秒
改行して・・・。
メチャメチャ読み難い・・・。
434投稿者:我慢しましょう  投稿日:2006年12月23日(土)02時12分45秒
ツグラム小説の初めの方よりマシですw
435投稿者:リリーさんらしさがあるから  投稿日:2006年12月23日(土)02時16分11秒
自分は改行してほしくないな
436投稿者:これねw  投稿日:2006年12月23日(土)03時04分41秒
>しばらく歩くと、大きなログハウスが見えてきた。そして大きな木製の看板が。「白馬」と白いペンキで大胆に書かれている。間違いない、ここだ。愛実は大きく深呼吸して敷地内に入る。そこにはまるで愛実が来るのを待っていたかのように、三人の家族が並んで立っていた。バス停で降りた愛実が着いたことを携帯電話で母に伝えたのだが、それからずっと立って待っていたのだろうか。「愛実、久しぶり」3年のブランクなどないかの様に母がにこやかに声をかける。少しシワが増えたのだろうか?それでも母の美しさは変わらない。「愛実ちゃん、よく来たね。疲れたろう?」チェックのシャツにオーバーオール。いかにも山奥のペンション経営者だ。顔は随分暑苦しい。それい滑稽なほど小さい髭。髪の毛も前髪が角のように尖がっている。ハンサムな父とは真逆な男だ。でもどことなくユニークな、温かみのある顔だ。愛実は朝から引きずっていた不安から開放されたような気がした。そして一際小柄な少女…新しい妹。フリフリのピンクのスカートの少女。髪は二つ結びにしていて、クルクルとロールさせている。真っ白な肌の、まるで人形のような愛らしい少女。「細田羅夢です。よろしくお願いします」まるでテレビの子役の様にハキハキと喋る。そしてニコリと微笑む。しかし愛実はその笑顔に作り物のような不自然さを感じた。そして吹っ切ったと思った不安がまたムクムクと頭をもたげてきた。胃液が逆流する感覚…そしてまた愛実はその場にしゃがみ込み、胃の中の物を吐いた。・・・(ツグラム小説より)

確かに今は抜群に読みやすい
437投稿者:これは  投稿日:2006年12月23日(土)08時53分16秒
すごいな
438投稿者:メモってるんなら改行くらいちょちょいのちょいっしょ  投稿日:2006年12月23日(土)12時59分21秒
 
439投稿者:行間プリーズ  投稿日:2006年12月23日(土)13時00分38秒
 
440投稿者:いや、  投稿日:2006年12月23日(土)13時10分22秒
このころのリリーはメモらずに直接書いてたらしい。
441投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)17時11分22秒
>436
うわあああ…
これは酷いですね、我ながら…

他の小説見たら、行と行の間に空欄ができてるんですけど、みなさんはそっちの方が読みやすいですか?
私は、一回のレスで字を詰め込みすぎですかね?
442投稿者:今まで通りがいいです。  投稿日:2006年12月23日(土)17時14分29秒
リリーさんの個性があってすばらしい
443投稿者:リリーさんの書きやすい形式がいいと思います  投稿日:2006年12月23日(土)17時16分48秒
リリーさんの作品面白いし見易さがどうでも読みます
見易さにこだわるのは視覚に訴えないと内容が追いつかない作品です
444投稿者:俺は  投稿日:2006年12月23日(土)17時21分08秒
スカスカの行間の小説は逆に読みにくい
今のままでいい
でも、やっぱり>436は読みにくいよ
ツグラム、面白かったから、我慢して読んでよかったけど
445投稿者:あたしは小説を書いていますが  投稿日:2006年12月23日(土)17時22分47秒
普通の文庫本みたいに書いているリリーさんに尊敬します。
できたらリリーさん=文庫本書式として残してほしいです。
446投稿者:横書きで  投稿日:2006年12月23日(土)17時25分45秒
ブラウザで見るにはちょっと読み難い
でもそれでも読ませるだけの実力があるんだから
改行で下手さや中身の薄さを誤魔化す奴らに倣うことない
リリーさんはリリーさんのやり方で頑張って下さい
447投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)17時31分34秒
ありがとうございます
嬉しいです
もう、>436のようなことはありませんので…
ツグラムが初めて書いた小説だったので、書き方がよくわからなかったんです
これからは、なんとか読みやすいように工夫して書いてみます
>445
文庫本書式とは何でしょうか?
448投稿者:多分  投稿日:2006年12月23日(土)17時34分05秒
掲示板で多い一文ごとの改行じゃなくて
原稿用紙みたいに文字数で改行する書式のことだと思う
449投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)18時07分48秒
>486
ありがとうございます
なるほど、わかりました
また調べてみますね
450投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)22時20分21秒
更新します
451投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)22時21分53秒
二人は七海のマンションに着いた。
今までずっと無言で来た。
ただ、しっかり手をつないで。
七海は部屋番号を押して、鍵を開ける。
そしてエレベーターへ。
エレベーターは7階に向かう。
エレベーター内でも二人は言葉を交わさなかった。
沈黙が密室を支配する。
ドアが開き、七海の部屋へ。
七海は鍵を差し込み、ドアを開けた。
有海を先に中へ入れる。
七海も中へ入り、鍵をかけた。
そして、二人はお互いの唇を求め合った。
二人は抱き合いながら、キスをしながら、靴も脱がずに上がり込み、そしてリビングまで来て、柔らかい絨毯の上に倒れこんだ。
452投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)22時23分28秒
そしてお互いの服を脱がしあう。
二人はまるで自分達に残された時間が無いかのように、急ぐように服を脱がしあう。
あまりにも急ぎすぎたため、有海のシャツのボタンが数個ばかり千切れ飛んだ。
七海もシャツを脱がされた時、ビリっと音がした。
そんなことも構わず、七海は有海のズボンを足から強引に引き抜いた。
パンティも一緒にずれ、有海は全裸で絨毯に転がる。
七海は有海に覆い被さる。
有海は抱き合いながらも七海のズボンのボタンを外し、脱がしていく。
七海の尻が露わになり、有海はズボンを蹴って足から抜く。
七海は有海の全身に唇を這わせる。
有海は天井を見つめる。
シャンデリアが涙で歪んで見える。
七海だけが、七海の温もりだけが有海の救いなのだ。
有海も七海に唇を寄せる。
今度は有海が上になる。
今まで七海から受け取った愛を、全て七海に返したかった。
二人の裸の少女はいつまでもお互いを求め合った。
このまま世界が終わってもいいかもしれない…二人は一瞬そう思った。
453投稿者:あげ  投稿日:2006年12月23日(土)22時52分21秒

454投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)22時56分58秒
いつの間にか、有海は眠ってしまったようだ。肌寒さと温もりを同時に感じる。
そうだ…。七海と裸で抱き合っていたんだ、と思い出す。
「おはよ、一木さん…」
七海が囁いた。
「おはようって…。もう朝…?」
「ううん…。夕方の6時や…」
「6時…?も、もう帰らなきゃ…」
上半身を起こす有海。しかし、七海が腕を引っ張って再び横にする。
「あかん!今夜はウチと一緒や!」
「でも…」
「後で電話すればええ…。どうせ一木さんの親父さんも帰ってこんのやろ?」
「うん…」
「あとで、一木さんとこのメイドさんに制服とカバンとメガネを届けさせてもらえばええ」
「そんなの…メイドさんに悪いよ」
「メイドやろ?それが仕事やん。なんならオムライスに名前も書いてもらおか?」
フフフ…と二人は笑いあった。
「楽しかったね…。昨日は…」
「楽しかったなぁ…昨日は…」
「うん、楽しかった…。昨日は…。昨日に戻りたい…」
有海はまた泣き出した。
「細川さん…」
455投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)23時21分46秒
「さ、一木さん、もっとコッチおいで。ウチが抱きしめてあげる…」
七海は有海の頭を胸に抱き寄せる。そして背中を優しく擦った。
「暖かい?」
「うん…。暖かいよ…。でも、細川さんも…細川さんも抱きしめてあげたい…。今頃一人で…一人ぼっちで眠ってるんだよ…」
「またいつか二人で細川さんのお見舞いにいこうな。ウチ、もう一回細川さんとソフトボールで勝負するんや。もちろん、TIM抜きで…。その時は一木さん、またキャッチャー、頼むで!」
「細川さん…。また元気になれるかな?大好きなバスケ、できるのかな…?」
「できる!たぶん…いや、きっとできる!」
力強く言い切る七海。それに対し、無言の有海。
「なあ、一木さん…。まだ…まだ死にたい思うてんの?」
「うん…。藤本さんがいなかったら…正直どうなるか…。藤本さん、ぶたないでね」
「なあ、一木さん。ウチ、一木さんが眠っている間、二人の同盟の名前を考えたんよ」
「同盟の名前?」
「ほら、薩長同盟とか、日英同盟とか、三国同盟とか…あるやん、名前が…」
「うん…」
「ウチらも戦争するんや。同盟の名前、つけよ」
「何てつけるの?」
「…一七同盟」
「いちなな同盟?」
456投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)23時41分52秒
「そう、一七同盟。一木有海の一、藤本七海の七、一七同盟や」
「私達の名前を併せたんだね」
「あとな、この名前にはもう一つ意味があんねん」
「もう一つの意味?」
「一木さん…。ウチら、このヒトデナシ・クソッタレ学園を卒業するんはいつ?」
「え…?HK学園は高等部まであるから…高校3年生で卒業だよ…」
「そう、今日、細川さんのバスケを見ないでこの事件の真相を知らずにいたら、ウチらは高3までこの学園に居るところやった」
「うん…そうだね…」
「知ったからには、ウチらが必ずぶっ潰すけど…だから、18歳になったらこの学園とおさらば。それぞれの道を歩むんや」
「うん…」
「せやから、その一歩手前、17歳までは生きていよう…。そして、17歳の誕生日…一木さんが5月の25日、ウチが2月の27日やから、ウチの方が遅い…ウチが17歳になったら一緒に死のう…」
457投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)23時42分55秒
「17歳で…私達が…?」
「そう…だから17歳の一七や」
「17歳…」
「だから…17歳になるまで、絶対に死んだらあかん!もし、勝手に死んだら、それは二人の同盟を裏切ることになる!」
「…うん…いいよ…。17歳で死ぬ…。一七同盟だね…」
「だったら、もう帰ってもええよ。一木さんが今夜は死ななかったら、それでええねん…」
「うん…死なないよ…。でも…今夜は藤本さんと一緒にいたいな…」
「別にウチは構へんけど…」
「けど…?」
「一木さんもスケベやな。まだウチとヤリ足りへんの?」
「ふ…藤本さん!」
「それでええ…。怒りは生きる為のエネルギーや…。それに…」
「それに…?」
「怒った顔も可愛えで…」
七海は有海にキスをした。
458投稿者:読みやすくなった  投稿日:2006年12月23日(土)23時51分53秒
 
459投稿者:ヒトデナシ・クソッタレ学園  投稿日:2006年12月23日(土)23時51分55秒
ワロスw
460投稿者:リリー  投稿日:2006年12月23日(土)23時58分34秒
今日はこれでおちます

>458
はい、反省しました
でも、また次回から読みにくくなってしまいそうです…
461投稿者:やっとタイトルコール  投稿日:2006年12月24日(日)00時19分06秒
「いちなな」か「じゅうなな」か今までわからなかったけど。
462投稿者:欧米か>452  投稿日:2006年12月24日(日)00時44分35秒
洋画のラブシーンみたいw
463投稿者:っ表紙  投稿日:2006年12月24日(日)00時47分21秒
http://ame.dip.jp/upload/1166/888490.jpg
464投稿者:最高!  投稿日:2006年12月24日(日)09時44分39秒
あげ!
465投稿者:リリー  投稿日:2006年12月24日(日)18時21分07秒
>462
わかりました?
このシーンは「キリング・ミー・ソフトリー」という映画のシーンをイメージして書きました
主人公の女性(ヘザー・グラハム)が道で会ったばかりの男性と出会って一目惚れし、「家に来ない?」と誘われて、家に着いた途端に激しいセックスをします
もう、それがズッテンバッタンと全裸で格闘しているような、凄いラブシーンでした
ヘザー・グラハム、可愛かったぁ…
彼女は欧米の仲間由紀恵だと思います

466投稿者:リリー  投稿日:2006年12月24日(日)18時22分17秒
今日は早めに更新します
467投稿者:リリー  投稿日:2006年12月24日(日)18時23分50秒
11
翌日、全校集会が開かれた。
初等部の生徒だけではなく、中等部、高等部の生徒も体育館に集められた。
全校生徒が集められた理由を知っていた。
初等部の生徒の憧れでもあり、中等部、高等部の者にとっては頼もしい後輩になるはずだった、細川藍の身に起こった事件について。
この体育館で、藍は毎日バスケに汗を流していた。
寸分の狂いもなく整列した列のあちらこちらから、すすり泣く声が聞こえる。
生徒の他に、保護者、マスコミの姿も見える。
しかし、有海と七海の父親の姿はない。
教頭の説明では、細川藍は最近精神が不安定でどこかの不良からヘロインを受け取っていた、ということだった。
有海は一目もはばからず涙と鼻水を流すままにしていた。
(違う…!細川さんは…細川さんはそんな子じゃない!酷い!酷いよ!私のパパが…!私のパパが細川さんを、こんな目に…!)
七海の拳からは血が流れていた。強く握られていたためだ。
(不良からヘロインやと?何でそないな嘘つくねん!ウチも嘘つきやけど、オノレらの嘘は最低や!何でこれ以上、細川さんの名誉を傷つけんねん!)
二人は大きな声で訴えたかった。
しかし、そんな話しを誰が信じるだろう?
社会的に抹殺されるのは自分達である。
そう、藍のように…。
468投稿者:リリー  投稿日:2006年12月24日(日)18時24分27秒
そして次の教頭の説明は、校長兼理事長であったリサ・ステッグマイヤーの解雇。
そしてその後任の校長兼理事長の発表と紹介であった。
「新しい校長兼理事長、加藤夏希さんです」
夏希が壇上に上がった。
(あの女…!あの女や…!ケルベロスの首の一つ!ウチらの敵や!)
「お姉ちゃん!あの人、ジーナのお姉ちゃんなんだよ!美人でしょ?美人でしょ?」
4年生の列から、ジーナの声が聞こえる。
「ジーナさん…。静かにしようね」
4年C組担任、山川がやんわりジーナを叱る声がする。
七海は夏希を睨みつけた。
夏希も、七海の殺気に気がついたのだろうか?
1200人いる生徒の中から、七海を見つけ出したのだ。
夏希は七海を確認すると、不適な笑みを浮かべた。
(何や?その余裕の表情は?三つの首のうち、まずはオノレの首から斬り落としたる!)
七海もニヤリと笑った。
469投稿者:リリー  投稿日:2006年12月24日(日)18時24分55秒
全校集会が終わった。次は夏希の記者会見である。
生徒が体育館から退場する中、七海は青い顔をしている中川翔子のもとへ駆け寄る。
「先生、しょこたん先生!」
「え?ああ…藤本さん…」
「しょこたん先生、細川さんが何であないなったか、心当たりはあります?」
七海はワザとジーナが中川を呼ぶように、彼女を呼んだ。
「え…?ええ…?わ、私は…何も…知らない…。な、何で私に…?」
「先週の水曜日、細川さんが保健室から出るのを、ウチ見たんやけど。何か様子がおかしかったし…」
「あ…ああ…。あの時ね…。細川さん…大会が近いから…ちょっとナーバスになっていたのね…。それで相談に乗ってあげてて…」
「何を相談してはったんですか?もしかしてヘロインのこと?」
「そ…その話しは聞いてないわ…。も、もし、聞いていたら…私が何とかしてあげたんだけど…」
「さいですか…。細川さん、しょこたん先生のこと、なんや信頼してたみたいやから…。しょこたん先生なら聞いてるのかな?って思うたんです」
「そ、そうね…。わ、私を信用して話して欲しかったわ…」
(ふん!今、罪悪感に押し潰されそうなんやろ?まずは一番弱そうなヤツから責めたんねん!)
470投稿者:リリー  投稿日:2006年12月24日(日)18時25分34秒
「藤本さん…だったわね?角田先生のお嬢さんの…」
七海が後ろを振り向くと、そこには夏希が立っていた。
(この女!)
七海は殺気を彼女にぶつける。
夏希はその殺気を軽くかわす。
「藤本さん、この学園では先生をあだ名で呼ぶことは校則で禁止されてるんですよ。生徒手帳にも書いてあるでしょ?」
「さいですか?みんな先生のことあだ名で呼んでるやないですか。しょこたん、マー君、なすび、げんしじん、ターボ君、シンパンマン、ザキさん、ウド…校則違反やったんですか。気ぃつけます」
「ふ〜ん、結構先生方、あだ名で呼ばれてるんですね。では、藤本さん…。私にあだ名をつけるとしたら、どんなあだ名でしょうね?」
「そうですね…。魔王ってのはどうです?」
「魔王…?」
「ふ、藤本さん!校長先生に失礼よ!」
中川が七海を怒鳴った。
「だって…キレイすぎて恐ろしいんですもん…。校長先生…。この世のものでないみたい…」
「うふふ…魔王ね…。気に入ったわ…」
そう笑いながら夏希は記者会見場へ向かった。
七海は夏希の背中をじっち睨みつける。
(今のうち、思う存分笑とけ!魔王は最後に倒される運命や!)
471投稿者:リリー  投稿日:2006年12月24日(日)18時26分00秒
すいません、今日はこれでおちます
472投稿者:リリーは彼氏とデートかぁ…  投稿日:2006年12月24日(日)18時28分18秒
楽しいクリスマスを♪
473投稿者:魔王  投稿日:2006年12月24日(日)18時28分50秒
再び
474投稿者:リリーはレズでしょ?  投稿日:2006年12月24日(日)18時58分08秒
彼女かもよ
475投稿者:ヘザー・グラハム  投稿日:2006年12月24日(日)19時03分05秒
http://homepage3.nifty.com/~mtok/movie/heather.html
仲間由紀恵はもっと清楚な感じだと思うが…。
でも、なるほど。リリーのタイプは、洋はグラハム、和は仲間か。
476投稿者:こっちの方が似てるか?  投稿日:2006年12月24日(日)19時04分15秒
http://homepage3.nifty.com/~mtok/movie/heather3.html
477投稿者:あげ  投稿日:2006年12月24日(日)19時32分06秒
  
478投稿者:メリー  投稿日:2006年12月25日(月)00時02分44秒
クリスマス
479投稿者:あげ  投稿日:2006年12月25日(月)09時17分28秒
 
480投稿者:あげ  投稿日:2006年12月25日(月)13時17分54秒
        
481投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)20時55分31秒
更新します
482投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)20時57分38秒
教室では、まだクラスメイト達が泣きながら慰め合っていた。
藍とチームメイトの、一番有海と七海に悪意をぶつけていた生徒が今日は休んだため、まだ二人は一度も嫌な思いをしていない。
いや、嫌な思いは昨日からずっと続いているのだが。
とにかくみんなは、藍に起きた身の不幸のことで頭がいっぱいで、有海と七海のことまで気が回らないようだ。
「こいつらは、まだ人の不幸を悲しむことができる…。ウチらの親父や校長よりは救いがあるな…」
「最初から悪い人間なんていないんだよ…。最初は、産まれてきた時はみんな赤ちゃんなんだから…」
「いつから悪人になっていくんやろな?親の教育が原因なら…ウチらもどうなるんやろ…」
「私達はそうならないよ!だって、藤本さんのお蔭で、私は真っ直ぐに生きようと思ったんだもん!」
「その藤本さん本人は、嘘はつくは、盗聴するはでとんでもないヤツやけどな」
「ううん…。私を助けてくれた…。それだけで充分だよ…」
「さよか…」
483投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)20時58分02秒
「ねえ、藤本さん…。もしかしたら…私達のパパや校長先生って可哀そうな人達なのかもしれない…」
「うん…?」
「だって、心から信じあえる友達がいないから、あんな悪いことができるんだよね…。私にとっての藤本さんみたいに、大切な人がいなかったから…」
「大切な人…」
「だから、あんなに酷いことができるんだよ。あの人たちは孤独で淋しかったんだよ…。だから…」
「それはちゃう!親父達だって、長い人生を生きてきたからには一度は人の善意や愛に出会うたはずや」
「私達みたいに?」
「そうや。ヤツらは、その出会いのチャンスをドブに捨てた!真っ直ぐ生きる道を自ら選ばんかった!せやから…同情なんかせんでええ」
「うん…そうだね…」
すると、二人の会話に割り込むように、大きな声が教室に響いた。
「お〜〜〜〜〜い!七海センパ〜〜〜〜〜イ!!!」
名前を呼ばれた七海は、廊下側を向く。
そこには校長の妹…加藤ジーナが腕が千切れるのではないか、というぐらい手を振って飛び跳ねていた。
484投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)20時59分11秒
「魔王の妹や…。何の用があって来たんや…」
「魔王?」
「校長のことや。これからそう呼ぶことにした」
七海はジーナの所へ行く。有海もついて行く。
「STOP!」
ジーナは有海を指差した。
「ジーナは七海センパイだけに用があるんです!Sharksuckerはには用はありませ〜ん!」
有海は戸惑う。
「え…?シャ、シャーク…?」
「Sharksucker…コバンザメ、という意味で〜す!GoldFishExcrement…金魚のフンと言った方がわかりやすいですか?」
七海の頭に血が昇った。
「コラ!今、一木さんに何言うた?仮にも先輩やろ!」
有海が七海の肩に手を置く。
「わかったよ…。コバンザメはしばらく一人で泳いでるよ…」
「一木さん…」
有海は七海の耳元で囁く。
「いい?くれぐれも冷静に…冷静にね…」
「わかってる…。使い魔ごときに本気になるかい」
七海とジーナは教室を出て行った。
485投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)21時10分54秒
ジーナは低学年校舎への渡り廊下付近まで七海を連れて来た。
「で、何の用なの?校長先生の妹さん」
ジーナは壁に寄りかかって、足をブラブラさせながら言った。
「今日、学校終わったら、藍センパイのお見舞いに行きません?」
「え…?お見舞い?細川さんの意識が戻ったんか?」
ジーナは首をブンブンと横に振った。
「いいえ、残念ながら…。でも、集中治療室から個室病棟に移ることはできました。とりあえず、生命の危機からは脱したようです」
「そうか…。でも…良かった…。うん…死なんといてくれて、ほんまに良かった…」
「でも、いつ意識が戻るかどうかわかりません…。一生、植物人間かも…」
「何やて…?」
「いっそのこと、死んじゃった方が幸せだったかもしれませんね、藍センパイは…」
「何やとコラ!?もういっぺん言うてみい!」
七海はジーナの胸座を掴んだ。
周りの生徒が二人に注目した。
「コウハイいじめはやめましょうね?七海センパイ…」
ジーナは顔色一つ変えないで言った。
七海は有海の言葉を思い出す。
「シャレや、シャレ。驚かしたろ、思うたんやけど…」
「充分驚きましたよ!迫真の演技ですね…。マジに怒ったのかと思っちゃいました」
(マジにキレたんや…!このガキ…!)
七海は心とは裏腹に、ジーナの制服のシワを直してやった。
486投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)21時11分55秒
「で、まだまだ家族以外は面会できないんですけど、ジーナはセレブだから特別に会うことができるんです」
「でも、意識がないんやったら会うてもしょうがないな…」
「ジーナはこれから毎日藍センパイの手を握って耳元で囁いてあげるつもりです。ガンバレ、ガンバレって…。七海センパイもやってくれます?」
「ウチが…?」
「藍センパイ、七海センパイのことが好きだったみたいです…。いつも七海センパイの話しをするんです…。ジーナ、ちょっとジェラシー…」
「細川さん…」
「だから、七海センパイの声を聞いたら、何かしら反応すると思うんです」
おそらく、ジーナの目的はそうではないのかもしれない。でも、これはチャンスかもしれない。ヤツらのシッポを掴むチャンス…。
「わかった。行ったるで。そういうことなら…」
「あ、それから余計なオマケは連れて来ないでくださいね」
「余計なオマケって…一木さんのこと?」
七海のコメカミがピクピク動いた。
(このガキ、ウチが友達を侮辱されるんが一番腹が立つって、わかって言っとるな…)
487投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)21時12分28秒
七海は努めて冷静に言い返した。
「あのな、これだけは言うとくわ…。ウチにとって、一木さんは超レアなオマケなんよ」
「超レア?」
「せやな…例えるなら、チョコエッグの中の、1000個に1個の超レアオマケや。そんじょそこらのオマケと一緒にされたないな」
「ふ〜ん…。じゃあ、七海センパイは食べられずに捨てられるチョコレートなんだ…」
(こ、このクソガキ…!)
七海は握り拳で思いっきり殴るのを、寸でのところで我慢した。
「う、上手いこと言うなぁ、自分…。それじゃあ、教室に帰り。校長先生のオマケちゃん!」
「は〜い!お姉ちゃんのオマケは今から帰りま〜す!」
ジーナはクルリと反転して七海に背中を見せる。
「さ、七海センパイ、ゼンマイ巻いてください!」
「へ?」
「ジーナの背中のゼンマイ巻いてくださいよ〜!このままじゃ帰れないんです!」
七海はゼンマイを巻く振りをする。
「…ジーコ、ジーコ、ジーコ…」
「それじゃあ、帰りま〜す!カタカタカタカタカタ…ピー」
ジーナは走り去って行った。
七海はドッと疲れた。
488投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)21時13分06秒
七海は教室に戻った。
「何の話しだったの?」
「うん…。今日の帰りな、ウチ、あのガキと一緒に細川さんのお見舞いに行くわ」
「え…?じゃ、じゃあ…」
「ぬか喜びせんとき!まだ意識は戻ってへん…」
「そ、そうなの…」
もしかしたら一生植物状態かもしれない、という情報は、有海には敢えて伝えなかった。
「で、あのガキはウチだけを病院に来させるつもりや」
「え…私も行きたい…」
「あかん。またあのガキにいじめられるで。それに、一木さんにはやってもらいたいことがあんねん」
「やってもらいたいこと?いいよ、何でも言って」
「あと二つ、盗聴器を仕掛けてもらいたいんよ。保健室と、一木さんの親父さんの部屋」
「盗聴器?」
「本当は校長室に仕掛けるのがベストなんやけど…さすがに一般生徒は入れへん。せやから保健室に行って…」
「うん、仕掛けてくるんだね?」
「気分が悪い、とか何か言うて、目立たない所に仕掛けてきてや」
「あ、そう言えば…中川先生、さっき車でどっかに出掛けたよ。出張なのかな?」
「じゃあ、今日は保健室は開いてへんのか」
「うん、気分が悪いって言ったら、そのまま家に帰されちゃうね」
「う〜ん…。しゃあない。また別な日にしよか?」
「ううん、私にいい考えがあるの」
489投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)21時13分32秒
「ええ考え?」
「今日、私の掃除当番は放送室なの。その時、放送室の鍵を職員室まで借りにいくでしょ?放送室の鍵は保健室の鍵の隣にあるの」
「そうか、放送室の鍵を返すのと同時に保健室の鍵を失敬するんやな?」
「そう!そうすればゆっくりと慌てずに、盗聴器を仕掛けることができる」
「たしかにええ考えや。逆にしょこたんが出張中ってのが好都合やな」
「へへ…。私だって役に立つでしょ?見直した?」
「うん、でも、どないしたん?随分積極的やないの?」
「だって、これが今の私の生きる目的なんだもん!少なくとも、17歳までの…」
有海の顔が暗く曇る。
「…一木さん…。まだ…死にたい思うてるの?」
「…うん…。藤本さんは無理に付き合わなくてもいいんだよ?これは私の…」
「どつくで、一木さん!一七同盟、舐めんなや!」
「ごめんなさい…」
「ううん…。頼りにしてるで。ヘマせんといてよ?」
「藤本さんも…。細川さんの様子、見てきてね…」
二人は机の下で、固く手を握り合った。
490投稿者:あげ  投稿日:2006年12月25日(月)22時06分26秒
 
491投稿者:あげ  投稿日:2006年12月25日(月)23時06分07秒
ます
492投稿者:ソフトレズ最高!  投稿日:2006年12月25日(月)23時08分29秒
 
493投稿者:カタカタピーが出たw  投稿日:2006年12月25日(月)23時22分09秒
 
494投稿者:リリー  投稿日:2006年12月25日(月)23時22分42秒
今日はこれでおちます
495投稿者:この小説  投稿日:2006年12月26日(火)00時42分15秒
内容が濃いな
いろんな設定や伏線が張り巡らされてて、天てれ小説の域を超えてる
496投稿者:age  投稿日:2006年12月26日(火)01時31分14秒
497投稿者:あげ  投稿日:2006年12月26日(火)10時46分07秒
 
498投稿者:リリー  投稿日:2006年12月26日(火)23時12分54秒
更新します
499投稿者:(*^ー゚)b  投稿日:2006年12月26日(火)23時14分30秒

500投稿者:ジーコジーコジーコって…  投稿日:2006年12月26日(火)23時19分28秒
いつのだw
501投稿者:リリー  投稿日:2006年12月26日(火)23時20分57秒
12
放課後、七海とジーナは藍の入院している病院へ向かった。
ジーナは病院に到着するまで引っ切り無しに喋り捲るので七海は疲れた。
たまに七海が話しに乗ってやると、すぐに話題を変えてしまう。
そして七海が話しの主旨を理解しきれずにいると「ジーナの話しを聞いてない!」と怒り出す。
(まったく困ったガキや…。やれやれやわ…。お前が入院して頭診てもらえっちゅうねん!)
エレベーターで12階まで登る。
「は〜い、ここに藍センパイが眠っておりま〜す!」
ジーナは場所をわきまえずにはしゃいでいる。七海は思わず顔をしかめた。
金持ちしか利用できないような広い個室に藍はいた。
502投稿者:リリー  投稿日:2006年12月26日(火)23時22分24秒
藍は眠っていた。いや、眠り続けていた。
七海にはよくわからないが、心電図のような機械、呼吸機、点滴、いろんなコードやチューブが藍の身体からのびていた。
藍の表情はよくわからなかった。鼻と口に大きな管が通されていて、テープでベタベタと貼り付けられていたからだ。
ただ、閉じた目だけでそれが藍だと確認できる。
藍は生きているのだろうか?いや、これは生かされていると言った方がいい…。
あと、どれぐらい藍はこんな姿で行き続けなければならないのだろう?
「眠れる森の美女って話しあるじゃないですか?今の藍センパイはまさしくソレだね!」
「細川さん…」
七海の目に涙が溜まってきた。
「たしか、王子様のキスで目覚めるんだっけ?七海センパイ、キスしてみる?」
七海はジーナの前で涙を見せるわけにはいかないと、強い精神力で涙を抑えた。
(一木さんを連れて来なくてよかったわ…。こんな細川さんの姿見たら、ワンワン泣きよるで…。いや、同盟を破棄しかねんな…)
503投稿者:リリー  投稿日:2006年12月26日(火)23時24分54秒
七海は藍の手を握った。
冷たい手…。この手が七海の投げる球をホームランにし、バスケではダンクシュートを決めたなんて、今では信じられない。
「細川さん…。七海やで…。聞こえる?がんばりや…。がんばって、またソフトボールしよ?な?いや、野球でもええで」
藍に語りかける七海。しかし、藍は眠り続けるだけ。
七海はまた涙が出そうになった。
「藍センパイ…いつになったら起きるのかな?何やっても起きないんですよ。ね、見て、見て!」
ジーナは藍に被せられた布団を捲くる。そして藍の着ている患者用のガウンの前を開けた。
尿道に排泄の為の管が通された、藍の下半身が晒される。
「な…!」
七海はジーナの行動に驚いた。
504投稿者:リリー  投稿日:2006年12月26日(火)23時25分47秒
そしてジーナは、うっすらと生えた藍の陰毛を数本一摘みすると、勢いよくブチブチと引き抜いた。
「な、何しとんねん!」
反射的に七海はジーナを突き飛ばす。そして急いで藍のガウンと布団をもとに戻した。
「信じられへんことすな!」
ジーナは引き抜いた藍の陰毛をフッと息で吹き飛ばしながら言う。
「ね?藍センパイ、起きないでしょ?もう、何やっても無駄だと思いますよ」
七海はジーナを睨みつける。
「ウチに細川さんに語りかけるよう、頼んだのはあんたやろ?その為にウチを連れて来たんとちゃうの?」
「実はもう、ジーナは藍センパイのことなんてどーでもいーんです!七海センパイには違う理由で来て貰ったんです!」
(そら、来た…)
七海は身構えた。
「実は、七海センパイに…」
「何で細川さんがこないなことになったのか、教えてもらおか?」
七海はジーナの言葉を遮った。
505投稿者:リリー  投稿日:2006年12月26日(火)23時28分15秒
「う〜ん…。順序立てて説明しようと思ったのにぃ〜!わかりました。教えてあげます。その代わり…」
「その代わり?」
「ジーナのお願い、聞いてくれる?」
ジーナは手を合わせてクネクネさせ、仔犬のようにキュンキュン鳴く。
「カワイないで…」
「聞いてくれないんなら、教えませ〜ん!」
「なら、ええわ。さいなら!」
七海は病室を出て行こうとする。
「あ〜ん!待って、待って!わかったよ!わかりましたよ!教えてあげます!」
七海は立ち止まって振り返った。
「藍センパイをこんなにしたのはね…これです…」
ジーナはポケットからキャンディーを二つ取り出した。
赤いキャンディーと黒いキャンディー。
「何や?これ…飴ちゃんやないの…」
「七海センパイもお二ついかが…?」
「お二つ?」
「そう…。決してお一つだけじゃぁダメ…。藍センパイみたいになるよ…」
「これは一体何やの…?」
「T・I・M…」
「TIM…?(これが…)」
「そう、TIM…Taffy Is Monster (キャンディーは魔物なり)」
506投稿者:リリー  投稿日:2006年12月26日(火)23時33分03秒
もう少ししたら続きを載せます
しばらくお待ち下さい
507投稿者:TIMの正体はこれか!!  投稿日:2006年12月26日(火)23時43分01秒
 
508投稿者:うまいな…  投稿日:2006年12月26日(火)23時57分29秒
本当はTIME IS MONEY(時は金成り)なんだけど
509投稿者:あげ  投稿日:2006年12月27日(水)00時21分15秒
続き〜!!
510投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)00時25分57秒
続きです
511投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)00時26分18秒
「そんな…そんな飴ちゃんが細川さんを…?」
「ただのキャンディーじゃありません。人類を進化させる、魔法のキャンディーです」
「詳しく聞かせてぇな!その…TIMのこと…」
ジーナは右手にレッド、左手にゴルゴを乗せて七海の前に差し出す。
「例えば…七海センパイの夢は何ですか?」
「ない」
即答する七海に溜息をつくジーナ。
「いいでしょう…。藍センパイの夢はアメリカに渡ってバスケのプロになることでした。それには日本で?1にならなけりゃお話しになりません」
七海はチラリと視線を藍に移す。
「たしかに藍センパイはいい選手ですよ?でもそれはGoodPlayerであって、BestPlayerではなかったんです。上には上がいるってやつですね。あの試合で藍センパイに裸に剥かれた可哀そうな人いたでしょ?あの人が藍センパイにとっての壁でした」
「話しが見えてきたで。その飴ちゃんは細川さんの運動能力を大幅にアップする力があるんやな?」
「そう!賢いですね!さすが七海センパイです!でも、運動能力だけではありません。集中力、記憶力、演算能力、人間のありとあらゆる能力を上げる効果があります。それで東大や京大に入ったセンパイもいます」
「そんな…そんな都合のええ話しがあるんか?細川さんがこないなったのは…?」
「はい。実は能力アップには反動がありまして…。人格を極端に凶暴化させます。そして人のあらゆる機能を停止させる…。昨日、そして今の藍センパイを見ればわかりますね?」
「だったら、今頃東大、京大は大パニックやないの?その飴ちゃんは欠陥品やん!」
「いいえ。藍センパイがこうなったのは、藍センパイがオマヌケだったからです!」
「何やと?」
「また…。怒らないでくださいよぉ…。まだ説明の途中なんですから」
512投稿者:さすがですねぇ  投稿日:2006年12月27日(水)00時27分38秒
リリーさんのことだからTIMに何か言葉を隠していると思ってましたよ
見当もつきませんでしたけど
513投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)00時35分20秒
ジーナは左手…黒いキャンディーの乗った手を高く掲げる。
「この黒いキャンディーの名前はゴルゴ…。副腎に作用して、アドレナリンを大量に分泌させます。他にも筋肉増強剤とかいろいろありますが…。ま、平たく言えば麻薬と大差ありません」
「麻薬…!」
ジーナの様な小さな少女から麻薬という言葉…。七海は戦慄した。
「このゴルゴによって、人間の能力を格段にアップさせます。でも、ゴルゴだけでは藍センパイみたいになってしまいます」
「…そっちの赤い飴ちゃんは何や?」
ジーナは右手…赤いキャンディーの乗った手を高く掲げる。
「そう…このキャンディーの名前はレッド。ゴルゴによって放出されたアドレナリンを高めつつ、人格だけはギリギリに保つ作用があります。しかもゴルゴによる麻薬反応を完全に打ち消すことができます」
「そ、そんな薬が…」
「あるんですよ、ここに…。これが一木パパの会社、フレドリック製薬の画期的発明…いや、人類最高の発明…」
「い、一木さんの…」
「ジーナが一木センパイを来させない様にいじめたのは、意地悪じゃなくて優しさの為です!こんな話し、一木センパイが聞いたら自殺もんですよ?」
(実はもう、そうなってしもうたんやけどな…)
「これがあればニッポンはオリンピックでGoldrush!いや、むしろ中国とかの方が欲しがりそうですね」
「でも、そんなん、所詮、麻薬やろ?ドーピングや!ズルっ子やん!」
「ええ…。ですからこの夢の薬はまともに流通しません。表の世界では…ね」
「で…裏でこっそり…てわけ?」
「はい!人間はズルがバレなければ道徳意識なんてコレっぽっちも残りません。藍センパイもその誘惑に負けました」
514投稿者:恐ろしいことをさらっと言う  投稿日:2006年12月27日(水)00時38分09秒
ジーナが怖い…
515投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)00時49分51秒
「細川さん…。アホやなぁ…」
七海は藍を悲しげな目で見つめた。
「そう言わないでやってくだいよ…。藍センパイ、頭も良いんですよ?親御さんにバスケよりも勉強をがんばるように言われてたんです。で、バスケで結果を出して親御さんを納得させる必要があったんです」
「そうやったんか…。親いうもんは子供が何を欲しがっているのか、わかってくれへんもんなんやな…。お互い苦労するな、細川さん…」
516投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)00時50分11秒
ジーナは構わず説明を続ける。
「レッドがあるかぎり、麻薬成分は消えますから、麻薬による中毒症や禁断症状はありません。でも、やっぱりTIMは麻薬です。中毒症や禁断症状は別の理由で表れます」
「当たり前や。もし、細川さんがプロになれたとしても、その実力を維持させなあかん。東大に入った先輩とやらもそうや。入学できても卒業でけへんもんな!」
「そう…。でも、麻薬によるものではないから、フレドリックやHK学園にに疑いがかかる危険性はありません」
「まったく…!何てえげつない薬や!」
「でも、この素晴らしい薬を、藍センパイが台無しにしかけたんです。ジーナ、お姉ちゃんに怒られちゃいました。何でレッドを飲んだのを確認しなかったのかって…。ぐすん…」
「細川さんは、レッドを飲まんかったんやな…。何でや?」
「知りませんよぉ〜!ジーナにだって!見当もつきません!だからオマヌケだって言ったんです!」
「やっぱり欠陥品や!その飴ちゃんは!」
「そうなんですよねぇ〜。恐怖(ゴルゴ)の魔力を止める赤信号(レッド)…。二つに分けなければならないところが欠点です。一木パパも言ってました」
「捨ててまえ!そんな薬、捨ててまえ!」
「これを何とか一つにできないか…。その為にはまた大量な資金が必要なんですって…。大人って大変ですね」
「そんな大人たちの汚い事情を、ウチら子供の世界に持ち込んでもらいたないな!」
「人のこと言えないんですよ、七海センパイも…!だって、その開発資金を調達したのは、七海センパイのパパ、角田のオジサマなんですから!」
「な、な、何やって〜〜〜〜〜!!!」
「アハハ!やっぱりビックリした!ビックリした!ジーナはその顔が見たかったんで〜す!!」
(ア〜ホ!そんなことはとっくに知っとったわい!ちょっとクサすぎたかと反省したけど…やっぱりガキやで、コイツ)
517投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)01時00分26秒
今日はこれでおちます
>508・512
はい、ありがとうございます
TIM(Taffy Is Monster )については、散々悩みました
最初は、イチローのような天才的センスを努力もしないで獲得してしまう…時間を節約できる、ということで(Time is money)にしようか、と思ってたんですが、なんかピンとこなくて…
で、英和辞書をパラパラ読んでたら、キャンディーのことをTaffy とも言うんだ、と知りました
最初はTIMをタダの赤と黒の薬のカプセルに設定してたんですが、キャンディーにした方が、可愛らしいお菓子が実は恐ろしいドラッグで、女の子も警戒しないで軽々しく飲んでしまうのではないか…と考えました
518投稿者:素敵  投稿日:2006年12月27日(水)01時09分22秒
 
519投稿者:深いねえ…  投稿日:2006年12月27日(水)01時09分22秒
相変わらず…
520投稿者:素晴らしいです  投稿日:2006年12月27日(水)01時09分26秒
ドラッグにもチョコやブラウンシュガーといったかわいい隠語がありますね
521投稿者:天才と聞いてイチローを思い出すリリーは  投稿日:2006年12月27日(水)02時08分53秒
どんだけ野球好きなんだ。
でも、野球好きの女の子って、すごい萌える。
522投稿者:リリーさんに聞きます  投稿日:2006年12月27日(水)21時04分47秒
松坂のポスティング60億円をどう思いますか?
523投稿者:東京たわーw  投稿日:2006年12月27日(水)21時10分18秒
http://ame.dip.jp/upload/1167/215443.jpg
524投稿者:レズって嫌いだけど  投稿日:2006年12月27日(水)22時40分05秒
この小説はおもしろい
ソフトだから何となく萌える
525投稿者:いいよーレズは  投稿日:2006年12月27日(水)22時54分00秒
レズ大好き
憧れの世界デス
526投稿者:レズ以外は書かんの?  投稿日:2006年12月27日(水)22時59分52秒
527投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)23時26分02秒
>522
高すぎですね
いや、価値のある選手だと思いますけど、レッドソックスは、ヤンキースに松坂を獲られたくない一心で提示した額で、適切な値段だとは思えません
まるでヘタクソな博打打ちみたいです
ヤンキースも、松坂を獲られて冷静な判断ができなかったのか、井川に30億は払い過ぎです(松坂同様、価値のある選手ですけど)
松坂、井川、両選手のファンの方には申し訳ないのですが、イチローが16億だったことと比較しても、破格だと言わざるを得ません
もちろん、野茂やイチローや松井といった選手が日本人選手の価値を高めた(またはWBCの優勝)のも起因だと思います
メジャーを動かしてる連中も、あまり頭の良い人(公正な判断ができる人)がいないのかな?と思ってしまいました
528投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)23時26分34秒
>526
いつか挑戦したいですね
今回の一七の前半でスポ根少女をチョロっと入れましたが、書いてて楽しかったです
本当は野球をやらせたかったのですが、女の子だったらソフトボールかな?と思いまして
でも、たぶん、どのジャンルの小説も段々レズにシフトするんじゃないか、と思います
529投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)23時27分08秒
>524・525
ありがとうございます
レズは私の趣味ですので、わかって下さる人がいるのは心強いです
前作の「ツグラム」はやり過ぎたと反省しておりますので、今回は敢えてレズシーンは淡白にしてます
「ツグラム」はレズシーンが書きたくて書いた小説で、今回の「一七」はストーリーの中でレズをどうやって入れるか考えました
「一七同盟」は、タイトル通り、17章で終える予定です
今、12章なので、そろそろ結末に向けてストーリーをまとめていってる最中です
最後までお付き合い下さったら、幸いです

では、更新しますね
530投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)23時34分34秒
「はい。七海センパイ」
ジーナはTIMを乗せた手を七海に差し出す。
「はいって…何やの…?」
「だから…七海センパイもTIMどうぞ!」
「いらん」
「いらない?」
「そないなケッタイなもん、いらんわ」
「う〜ん…。貰っておいた方がいいと思うんですけどね〜」
「いらへんって…」
「だって、七海センパイの学力じゃ進級できませんよ?中等部に。裏口入学で入ったとしても、ちょっと無理があります」
「ちょっと、待ち!何であんたがウチの成績知っとるん?」
「だって、ジーナのお姉さんは校長先生ですよ?」
「あ…せやった…。筒抜けかい…」
「このままじゃHK学園を退学になりますよ?」
「構へんよ、こんな窮屈な学校…!」
「一木センパイともお別れですよ?またいじめられちゃいますよ?一木センパイ…」
(ん?待てよ?コレ、証拠になるやん!コレを警察に持って行けば…!ラッキーや!もろとけ、もろとけ!)
531投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)23時34分53秒
七海は心境の変化をジーナに悟られないように、落ち着いて言葉を選んだ。
「そうやな…。一木さんの為に、試してみよか?ほんまに麻薬による中毒はないんやろな?」
七海は手を伸ばしたが、ジーナは拳を握ってTIMを隠してしまう。
「何や?くれるんやないの?」
「忘れてませんか?ジーナのお願い…」
「お願い?」
「はい。TIMが欲しかったらジーナのお願い、聞いて下さい」
(ほんまにめんどくさい…。ま、ええやろ。適当に聞いといたろ…)
七海は溜息をついた。
「ええで。何でも言うてみい!」
「七海センパイ…。ジーナの…恋人になってください!」
532投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)23時53分43秒
「あん?恋人?」
「キャー!恥ずかしい!ジーナ、恥ずかしい!」
ジーナは両手で顔を隠し、上半身をクネクネさせる。
「何やの?恋人て?アホちゃう?ウチら女同士やん…」
「あ〜!ネンネですね!七海センパイ!こういうの、レズビアンっていうんですよ。ちょっとオシャレな愛の形です!」
「(知っとるわい!そんなこと…て言うか流行っとるんかい、レズビアン)う〜ん…。でもウチ、そういうの興味ないんよ…」
「そうなんですか?ジーナ、七海センパイから同じ匂いがするんですよね〜」
「同じ匂い?」
「はい…。ジーナと同じ、女の子好きの匂い…。もしかして、もう一木センパイと…?」
「アホなこと言わんとき!ウチが一木さんと?オエ〜、気持ちワル!」
「だったらジーナが七海センパイを奪ってもいいんですよね?」
533投稿者:リリー  投稿日:2006年12月27日(水)23時54分31秒
「(このガキ…!)やっぱりあかん!そんならTIMは諦めるわ!」
「え〜!そんな〜!」
(ふん!アホめ…。別にお前から貰わんでもええねん!力ずくでTIM奪ったんねん!)
七海がそう目論んでいた時、ジーナは七海に抱きついた。
「な、何や?どないした?」
「イヤ!七海センパイ、恋人になってくれなきゃ、イヤです!」
「コラ!ワガママ言いなや!放し!」
「イヤ!」
「放しって!もう、ええ加減に…」
七海はビクンと身体を反応させた。
ジーナの手が七海のスカートの中に入り、尻をさわっていたからだ。
534投稿者:七ジー  投稿日:2006年12月28日(木)00時10分45秒
レズ?
535投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)00時20分10秒
「な…な…?」
「ウフフ…七海センパイのお尻、ちっちゃくてカワイイ!」
「な、何するん!?この変態!」
七海はジーナを引き剥がそうと突き飛ばした。
「あいっ…!」
しかし、ジーナは思いっきり七海の尻を鷲掴みにして放さなかった。
「それに…柔らかい…。萌え〜です!」
「あ、あんた!痛いやんか!放しって!聞こえへんの?」
七海は平手を振り上げた。
するとジーナは七海の目を真っ直ぐ見つめてこう言った。
「七海センパイ!ストップ!」
「な、何がや!」
「ジーナに力で勝てると思ったら大間違いですよ?」
ジーナはポケットから10円玉を取り出した。
そしてそれを親指と人差し指で挟むと、いとも簡単に、まるで牛乳キャップを折るように曲げてしまった。
536投稿者:ran  投稿日:2006年12月28日(木)00時25分20秒
ジーナにもTIMの中毒症状が…
537投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)00時28分06秒
「…!?」
「ジーナもTIMの愛好家なんです…」
「あ、あんたも?」
「ええ…でも、ちょっと上級者向けの使用者です。レッドを少し砕いて、少なくして飲み続けているんです。つまり、ゴルゴを10とするなら、レッドは8の割合です…」
「そ、そないなことしたら…」
「はい…。ゴルゴの力が少しだけ上回ります。ほんの少しだけね。でもこんな飲み方を続けていたら、ゴルゴの成分が段々蓄積されていきます。で、あんな芸当ができるわけです」
「へ、平気なん…?そないなことして…」
「う〜ん…だから最近、ジーナ、どこかぶっ飛んじゃってるんですよね〜。社会不適合者ってやつ?ま、加藤一族がフォローしてくれるからいいんですけど…」
ジーナは左手で七海のスカートを上げ、右手で七海のパンティを引きずり降ろす。
七海の尻が剥き出しにされた。
「う…」
「だから〜、ジーナは自分の思い通りにならなかったら、何するかわかりませんよ〜」
ジーナは七海の尻を乱暴に揉み始めた。
「う…くぅ…!」
七海は痛みに耐える。
「うん、うん…。ナイスな判断です、七海センパイ!藍センパイは暴れ出してしまって大変でしたから」
「ほ、細川さんも…?」
「はい…。しょうがないから、藍センパイの両手両足を脱臼させて、やりたい放題しちゃいました!」
「な…!」
「藍センパイ、ワンワン泣いてしまいました…。だから、七海センパイは大人しくしてて下さいね」
(こ、このガキ…!単なる雑魚や、思うて油断した…!ウチ、ノコノコ着いて来て罠にはまってしもうた!)
538投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)00時39分12秒
ジーナはそのまましゃがみ込んで、ゆっくりと七海のパンティを降ろし、七海の足からパンティを抜いた。
ジーナは七海のスカートの裾をシャツと一緒に腰に差し込んだ。そして七海の局部をしげしげと眺める。
「ふ〜ん…やっぱり七海センパイはまだオケケ生えてないんだね。七海センパイは小6にしては幼く見えるから意外ではなかったけど」
「あ、あんた…!こんなこと、何回繰り返しとるん?」
「う〜ん…覚えてない…。でも、七海センパイのアソコの色とか、クリトリスの形はちゃんと覚えておきますよ!」
そう言うとジーナは指で七海の性器を広げた。
「あぐぅっ…!」
鋭い痛みが七海を襲う。
「わ〜、カワイイ、ピンク色!穴もちっちゃいですね〜!カワイイ、カワイイ…」
「あ…!痛…!」
「さ、クリトリスも見せて下さい…。皮をめくって…」
「ぎ…!ぎゃっ…!」
「うわ〜!クリトリスもちっちゃい!超カワイイ!」
「あ、あ…」
「さわってもいいですか?ねえ、さわってもいい?」
「い、いちいち聞かんでも、好きにすればええやん!ウチが何て言おうが、自分のやりたいようにするんやろ?」
「うん…。その通りですね…」
ジーナは指で七海の小さな突起をグイグイ押した。
「ああ!ぎゃあ!くぅぅ…!」
「アハハ…!七海センパイの声ってカワイイですよね。何か、ジーナ、聞いててムラムラしちゃいます!」
(こうやって…細川さんも言う事を聞かされてきたんやな…!こんなガキに…!)
539投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)00時52分02秒
「い、痛い!痛いって!そ、そんなに乱暴に触らんといてよ!このヘタッピ!」
「だって、七海センパイが痛がるようにやってるんですもん!」
「く…!あんた、ええ性格しとるわ!」
「はい、ありがとうございます!」
ジーナはもう一度指で強く押した。
「いぎゃ!」
「う〜ん、いい声、いい声。でも、あんまり声を出させると、外に聞こえちゃいますね。ちょっと楽しみ方を変えてみようかな?」
「さ、さあ、お次は何や!?裸踊りか?さっさとせえや!」
「七海センパイ、ここでオシッコしてください!」
七海はギョッとした。
「な、何やて?冗談やろ?」
「はい、冗談です。ここ、病院ですもん」
(こ、殺す…!殺したる…!この七海様をどこまでコケにしよるんや!)
七海はメラメラと殺気を燃やしたが、あのジーナの超人的な力を見せ付けられた後では何もできない。
540投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)00時53分03秒
「もっと七海センパイで遊んでいたいんですが、残念ながら先生の回診の時間です。ジーナ達がこんなことしてるのを見られたら、いくらジーナがセレブでも叩き出されてしまいます」
ジーナは七海から脱がしたパンティを拾う。
「だから、この続きはまたの機会に…」
七海はガックリと膝を落とした。
「はい、お疲れ様でした…!TIMはまた今度あげます。気が向いたら家に来てください。その時までに七海センパイのパンツはジーナが預かっておきますんで…」
ジーナは七海のパンティを丁寧に畳むと、自分のブレザーのポケットに入れた。
「では、ジーナは帰ります。七海センパイは引き続き藍センパイに語りかけておいて下さいね」
「ちょ、ちょい待ち!ウチにノーパンで帰れ、言うんか?」
「スリリングですよ〜!ノーパンライフ!一度お試しあれ!では、See you!」
ジーナは病室を後にした。七海はゆっくり立ち上がる。
「あのガキ…!こないな屈辱、初めてや!」
そして藍の手をそっと握る。
「大変やったんやね…。細川さん…」
541投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)00時53分24秒
今日はこれでおちます
542投稿者:待望の  投稿日:2006年12月28日(木)01時09分50秒
責められる七海!
543投稿者:あげ  投稿日:2006年12月28日(木)16時44分03秒
 
544投稿者: 投稿日:2006年12月28日(木)18時25分04秒
545投稿者:リリーさんは  投稿日:2006年12月28日(木)20時17分06秒
いつからその気が芽生えたのですか?
「好きな子」はいるのですか?
546投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)22時18分22秒
>545
周りの友達(女性)に恋をしたことはありません
彼氏がいたこともありました
主に芸能人など、遠い世界の女性に憧れます
戦士なら、ちひろ、有沙、ジャスミンなど
あと、前にも書いた仲間由紀恵、へザー・グラハムなどの尋常ではない美しさを持つ人、などです

いつからだろう?
中学生くらいですかね

547投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)22時19分01秒
まんこ
548投稿者:今お幾つなの?  投稿日:2006年12月28日(木)22時37分38秒

549投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)23時30分22秒
来年成人式です
550投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)23時47分06秒
更新します
551投稿者:(*^ー゚)b  投稿日:2006年12月28日(木)23時51分22秒

552投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)23時54分18秒
13
七海がジーナから屈辱的な仕打ちを受けた同時刻、有海の方は学園内の保健室の侵入に成功していた。
部活動に参加していない有海がこんな遅くまで学園内に残っているのは珍しいことだった。
有海は保健室の鍵を握り締めながら、階段と倉庫の影でじっと隠れていた。
保健室の前から人がいなくなる時間まで待っていたのだ。
そして一時間程待って、ようやく有海は保健室内にいる。
有海は内側から鍵をかける。
七海から受け取った盗聴器をポケットから取り出す。ポケットティッシュに仕込めるくらい、小さくて薄い盗聴器だ。
「どこに仕掛けよう?」
有海は保健室を見回して考える。
七海が角田の上着ポケットに仕込んだ盗聴器はよく聞こえた。
つまり、人の近くの方が声は拾いやすい。
有海は中川の仕事机の近くがベストだと判断した。
553投稿者:リリー  投稿日:2006年12月28日(木)23時54分46秒
中川の仕事机を見る。ノートパソコン、書類、ファイルが几帳面に並べられている。
そして奥には本棚とアニメのキャラクターのフィギュアが並んでいる。
この机の中で、盗聴器を仕掛けても目立たない所を探す。
引き出しには鍵がかけられていて開かない。
有海は本棚の裏に仕掛けることにした。
盗聴器に両面テープを貼り付け、手を伸ばして取り付けた。
その際、フィギュアに肘が触れ、数体倒してしまった。
有海は慌てて倒れたフィギュアを並べる。
すると、保健室のドアの向こうから声が聞こえる。
「保健室の鍵を失くすなんて…。気をつけなさいよ、翔子」
「違うわ。たぶん生徒が気付かずに持って帰ったのよ。でも、見られて困るような物は置いてないから大丈夫よ」
(え…?中川先生…?帰ってきたの?)
554投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時11分05秒
有海は焦った。
この間の七海との抱擁の時もそうだった。中川はいつも突然帰ってくる。
有海は急いでフィギュアを並べ終えると、どこに隠れようか考えを巡らす。
「合鍵持ってるんでしょ?早く開けて」
中川ではない、もう一人の女の声。
(机の下…?ダメ!狭すぎる!ベッドの下?ダメ!遠すぎる!どうしよう?どうしよう?)
ここに七海はいない。自分で決めなければならない。
中川の私物用ロッカーが目に入った。有海が入れるような大きさである。
ガチャガチャとドアの鍵を開ける音がする。
迷わず有海はロッカーに向かう。
ロッカーに鍵がかけてあったらアウトだ。いや、仮に開いたとしても、中にビッシリと荷物が入っていてもアウトである。
ロッカーの戸が開いた。中も有海がギリギリ入れる空間がある。
有海がロッカーの中へ入り、戸を閉めた直後、保健室のドアが開いた。
戸を閉めた振動で棚の上の本が落ちてきた。有海は寸でのところで受け止めた。
その本は、楳津かずおの「まだらの少女」だった。
「ぎ…!」
ヘビ女の表紙の絵に、有海はもう少しで声をあげそうになるところだった。
中に入ってきたのは二人の女性のようだ。一人は中川、もう一人は…?どこかで聞いた声だ。
有海はロッカーの隙間から外を窺う。しかし、有海の視界には二人の姿は見えない。
555投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時12分02秒
月曜の一時間目はホームルームである。この時間を利用して七海は6年B組の生徒に紹介されることになった。
当たり前だが、まったく同じ制服に身を包んだ少女がじっと七海を見詰める。七海は落ち着かなかった。大阪から下関の小学校に転校した時は、こんなに緊張しなかった。
「今日からこのクラスの仲間になる藤本七海さんです。みんな仲良くしてあげてくださいね」
「藤本七海です。下関から来ました。下関の前は大阪にいました。東京に来るのは初めてです。みなさん、どうぞよろしゅうお願いします」
すると、クラスメイト達は途端にクスクス笑い出した。ドッと笑う明るいものではない。何か含みのある、悪意や侮蔑の感じられるものだった。
「聞いた?」「よろしゅうお願いします、だって」「私、大阪弁、生で始めて聞いちゃった」「その内漫才とかするんじゃない?」
僅かにこんな会話が聞こえてきた。
七海は溜息をついた。それがあからさまだったのか、何人かの者は眉をひそめた。
「先生、私の席はどこですか?」
「ああ、あそこの一番後ろの席が空いてるでしょ?あそこい座ってちょうだい」
七海はツカツカとその席まで歩いた。
「ええかげんにしなさい」「でんがな、まんがな」
ヘタクソな関西弁が七海に投げつけられた。
(ああ、聞こえへん、聞こえへん…。何や、お嬢様学校って言っても、程度低。下関の方がよっぽどマシやったわ)
七海はできるだけ音をたてて席に着いた。みんなチラチラと七海を見る。
七海は頬杖をついた。
(ここもアカン。ウチの居場所やあらへん。…て、言うても、今までウチの居場所なんてなかったな…)
七海は大阪のこと、下関のことを思い出した。七海には決して親友は、心の奥でつながる様な友人はできなかったのだ。
556投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時12分40秒
「それで?それで次はどうするの?」
「それからプロテクター、レガース、マスク、ヘルメットや」
「へ?何?それ?」
「何?それ?て…。用意してへんの?」
「ごめんなさい!山口先生に借りてくる!」
有海は慌てて駆け出したが、しばらくするとまた七海のもとへ戻ってくる。
「え…と、何だっけ?ごめんなさい…。プロテインと?レガッタと?」
「あんた…それは突っ込んで欲しいの…?」
「ごめんなさい!ごめんなさい!初めて聞く言葉だから…」
「もうええ!もうええ!はよ始めるで!ウチもはよう帰りたいんやから」
「ごめんなさい」
「いちいち謝らんでええ!はよ、そこ座り!」
「座る?」
「キャッチャーが座らんで、球放れるかい!キャッチボールやないんやから。はよ座り!」
有海はその場にチョコンと正座した。
七海は今度こそ本当に頭を抱えた。

557投稿者:ミスしても気にしない  投稿日:2006年12月29日(金)00時13分16秒
558投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時13分22秒
「あ、そうそう。今のバスケの試合、うちのソフトボール部のエースピチャーが出てるのよ。見てみましょうよ」
「え?ソフトボール部なのにバスケ?」
「細川さんって言ってね、スポーツ万能なのよ。実はうちの部には助っ人程度しか参加しないんだけど…他にも陸上部、水泳部、テニス部、合気道部、一輪車部と、もう引っ張りだこなの。でも、一番力を入れてるのがバスケ部なんだけど」
「ふ〜ん…ちょっと興味あるかな?」
「そう?じゃあ、見ていきましょ!」
二人は体育館へと向かう。体育館は白い壁で(ここの学校は何でも白い)大きなステンドグラスが何枚も飾られている。前に通っていた下関の学校の体育館の4倍はある大きさだ。まさにお金持ちのお嬢様学校である。
「大きいでしょ?ここは初等部と中等部が一緒に使うから。高等部はもっと大きくて立派だけど」
七海達が中に入るが、人の壁ができていて、中々試合が見られない。
「藤本さん、こっち、こっち」
山口がステージの上に手招きする。七海はステージに上がって、ようやく試合を見ることができた。
七海は、山口に教えられるまでもなくその細川という子が誰だかわかった。
559投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時13分49秒
有海が放課後の練習を呼びかけても、誰も来るはずはなかった。
七海も帰りかけたのだが、陽の落ちた広いグラウンドに、山口から借りたのであろう十数個のグローブ、数本のバット、籠いっぱいのボールを横に、一人でポツンと立っているジャージ姿の有海を見ていると何かしてやりたくなった。
教室でもそうだったのだが、そんな有海を見ていると、苛立ちと切なさを感じてしまうのだ。
「誰も来ぃへんな」
七海は有海の背中に呼びかける。
振り返った有海の顔は、驚きの表情と、次に満面の笑顔を浮かべた。
(また…なんちゅう顔してんねん!)
七海は思わず笑ってしまった。
「藤本さん…来てくれたの?」
「一木さんがキャッチャー教えて欲しい、言うてたやん」
「うん!うん!そうだね。キャッチャーって、どうすればいいの?」
有海は側にあったグローブをはめた。
「まずグラブがちゃう!キャッチャーミットや!それや!その大きいの!」
「あ…うん、うん。これね?へえ…キャッチャー専用のグローブなんてあるんだ…。うわ、これ、硬い。動かせないよ…」
(おい、おい、マジかいや…。そんなことも知らへんのかい…)
七海は頭を抱えそうになった。

560投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時14分29秒
教室に備え付けてある電話が鳴った。山口は受話器をとる。
「はい、はい、わかりました。すぐに職員室に行きます」
山口は受話器を置く。
「一木さん、先生、ちょっと用事ができたから、後はよろしくお願いね」
「あ、はい…。わかりました」
山口は慌てて教室を出て行った。
今まで静かだった教室が途端に騒がしくなる。みんなどの種目に出るか相談でもしているのだろう。しかし、七海は自分には関係ないことと、空の雲を眺めていた。
「あ、あの…自分のやりたい種目の下に、名前を書いて下さい…」
一木の声は雑談にかき消されそうだった。七海の耳に雑談の内容が断片的に入ってくる。
「ねえ、ねえ、昨日のドラマ見た?」「家の親父がさ、携帯使いすぎだから、今月はもう使うな、とか言うの。超ウザイ」「ねえ、あの子、彼氏と別れたらしいよ。まだ一ヶ月しか経ってないっつうの」
(なんや?みんなもやる気あらへんやん)
一木を見るとオロオロしながらみんなに呼びかけている。
「あ、あの…まだメンバーが決まってないの、B組だけなんです。今日中に決めないと…」
「だったら、有海だけでやれば?」
「そうだよ、有海は学級委員なんだからさ、クラスを代表してがんばってよ」
クラス中がキャハハと笑った。七海の癇に障る笑い声だった。
561投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時15分06秒
理沙は七海を自分の前に座らせた。
「七海ちゃんのお母さんは、ようこんな風に身体を洗うてくれはったわ。こう、指でね…」
理沙はタオルではなく、自らの手で七海の身体を洗い始めた。
「うひゃ!嫌や、くすぐったい!」
「じっとしとき。よう、洗われへん。じきに気持ちようなるから…」
理沙の細いしなやかな指は七海の身体のありとあらゆる所に滑り込んでくる。とても懐かしい感じがする。
七海は目を瞑った。
「あ…思い出した…。小さい頃、お母ちゃんがよくこうやってウチを洗ってくれた…。タオルで洗うと痛がるから…」
七海の目から涙が落ちた。
「お母ちゃん…。お母ちゃんに会いたい…。お母ちゃんとまた一緒に暮らしたい…」
理沙は七海を後ろから抱きしめた。
「七海ちゃん…」
「うぇぇぇ〜ん…お母ちゃ〜ん…」
理沙の肌の温もりが有り難かった。
七海は初めて母親以外の者の前で泣いた。
562投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時15分32秒
「細川さん…どうしたの?あなたの口からそんな言葉が出るなんて…」
中川は心底驚いている様子だ。
「あなた、TIM無しでどうするっていうの…?」
「私、もうTIMに頼るのはやめたんです!私の力だけでどれだけできるか試してみたいの!」
「一体、どうしたていうの?先生に話してみて…」
「球技大会です…一昨日の…」
「球技大会?ソフトボール?あれ、凄かったわね。凄いホームランだった」
「それ…私の力じゃありません…。TIMの力です。いえ、あれだけじゃない。今までの全てのスポーツや大会、みんなTIM…。私じゃない!」
「何を言ってるの?あれはあなたの実力よ。TIMはその手助けをしたに過ぎないわ…」
「卑怯です!私は卑怯なんです!藤本さんは自分の力でがんばってた!それなのに、私は…私は…TIMなんかに…。私は恥ずかしいです!」
(うわ…、またウチの名前が出てきた…)
七海は肩をすくめた。どうやら自分は自分が思っている以上に人に影響を与えているらしい。しかし、卑怯とはどういうことだ?あの勝負はどう考えても正々堂々としたものだった。完敗だったが…。

563投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時16分01秒
山口はA組担任の井上のもとへ抗議に行く。
「ちょっと、井上先生!どういうことですか?細川さん、バスケに出るんじゃないんですか?」
井上は、山口が顔を近づけて言い寄ってきたので、困ったような、嬉しいような表情で言い訳をする。
「いや、あのですね、うちの藍がバスケに出てしまうとダントツで我がA組が優勝してしまうでしょ?こういう球技大会は勝利よりもみんなで楽しむことが大切だと思うんです。だから藍にはバスケにエントリーするのを自粛させました」
「でも、細川さんの投げる球を打てる子はいません!」
「それは心配御無用!藍にはキャッチャーをやらせます」
「でも、細川さんはどんな球でもホームランにしちゃいますよ!」
「それも心配御無用!藍は打席に立ちません。DH制で他の者に打たせます」「バスケに藍さんが出ると思って、うちのクラスのバスケ部はみんなバレーにエントリーしてしまったんです!」
「あらら…我がクラスのバレーチームは、バレー部で揃えてしまいました…。これは明らかに作戦ミス。策士、策に溺れるってやつですな?」
「もう!井上先生!」
山口はキツメに井上の肩を叩く。井上は物凄く嬉しそうだ。そんな二人の間に、細川藍が割り込んでくる。
「ねえ、マーくん!藍、キャッチャーだけなんてツマンナイよ!」
藍は頬を膨らませながら井上の脇腹を突いた。美少女の藍にそうされて、これも井上は嬉しそうだ。
「我慢しなさい。リトルリーグの試合にメジャーリーガーが出たら大人気ないでしょ?」
「だって、藍、まだ子供だもん!」
藍は外見に似合わず、喋り方は随分幼い印象を与える。
「もう、バカにしてるわ!それでもうちのクラスに勝つつもりでいるんだから!」
山口は怒り心頭で七海達のところへ戻った。
(いや…現にこのチームじゃ勝てへんやろ…)
七海は勝利など端から諦めていた。
564投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時16分28秒
長い白く輝く廊下を、七海は担任と歩く。
「先生、すいませんでした」
「え?何が?」
「ウチのワガママで余計な仕事を増やしてしまって…」
山口はクスクスと笑った。
「いいのよ、藤本さん。そんなこと気にしなくても。まるで大人みたいに気を使うのね」
「はい、それはもう、商売人の娘やさかい…」
「ご商売って…お母さんの方の?」
「はい。たこ焼き屋やってました。それを毎日手伝ってました。結構評判良かったんですよ。先生にも食べてもらいたかったわぁ」
「お母さんのことが好きだったのね。だからお母さんの苗字を?」
「ええ。お父ちゃんと初めて会ったのは、お母ちゃんが死んでからなんです。どんだけ偉い政治家か知らんけど、今日からお前は角田や、なんて急に言われて、あ、さよか、なんて納得でけへん。だから親子別称ですわ」
「そう…。それで…。でも、その内お父さんとも仲良くなれるわ。だって血のつながった親子なんですもの。それから藤本さん…」
「何ですか?」
「それを言うなら別姓よ。親子別姓」
「あ、そうなんや。勘違いしてもうてた。恥ずかしいわぁ」
二人はケラケラと笑い合った。しかし七海はおう考える。
(この先生は優しくて、ええ感じやわ。でも、間違うてる。親父と仲良くなんてでけへん!あんな、お母ちゃんとウチをほったらかしにして。そんで政治家としての名前に傷がつくのを恐れてやっとウチを認知して…。なんでお母ちゃんが病気の時に来てくれへんかったんや!)

565投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時16分53秒
「もっと七海センパイで遊んでいたいんですが、残念ながら先生の回診の時間です。ジーナ達がこんなことしてるのを見られたら、いくらジーナがセレブでも叩き出されてしまいます」
ジーナは七海から脱がしたパンティを拾う。
「だから、この続きはまたの機会に…」
七海はガックリと膝を落とした。
「はい、お疲れ様でした…!TIMはまた今度あげます。気が向いたら家に来てください。その時までに七海センパイのパンツはジーナが預かっておきますんで…」
ジーナは七海のパンティを丁寧に畳むと、自分のブレザーのポケットに入れた。
「では、ジーナは帰ります。七海センパイは引き続き藍センパイに語りかけておいて下さいね」
「ちょ、ちょい待ち!ウチにノーパンで帰れ、言うんか?」
「スリリングですよ〜!ノーパンライフ!一度お試しあれ!では、See you!」
ジーナは病室を後にした。七海はゆっくり立ち上がる。
「あのガキ…!こないな屈辱、初めてや!」
そして藍の手をそっと握る。
「大変やったんやね…。細川さん…」
566投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時17分15秒
七海の舌が有海の唇をそっと撫でる。
有海の上唇が、七海にそっと噛まれる。
有海がマンガやドラマで見たキスとは違う。何か、七海の身体が自分の身体の中に入り込んでしまったような、そんな奇妙な気持ちがした。
今度は随分長く七海は有海の唇を吸い続ける。その間、有海は瞬きも呼吸も止まったままだった。
ようやく七海は顔を離した。
「ふ、藤本さん…ど、どうして…?」
「一木さんは、ウチのことわかってくれるんよね?受け止めてくれるんよね?」
「で、でも…」
「びっくりした…?でも大丈夫や…。ウチに任せといて…」
七海の手は有海の膝に置かれる。そしてその手は太ももをゆっくりと這い上がり、スカートの裾を巻き込んでいく。
有海のスカートから、白いパンティが晒される。七海の指は有海の敏感な部分に触れた。

567投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時17分29秒
「あ…あの…」
有海の言いかけた言葉を、七海が自らの唇でそっと塞いだ。
七海の中指が壊れ物を扱うように有海の大事な所に触れる。
自ずと有海の足が開かれる。何度も何度も指でなぞられる。
「どう?一木さん…。気持ちいい?」
七海は愛しい我が子を見つめる母のような顔をする。そして有海は、子供のように、七海に全てを委ねている。
「はぁ…はぁ…」
有海の呼吸が荒くなる。鼓動が早くなる。目には涙が溜まってきた。
「心配いらん…怖ない…怖ないで…。目、つむって…」
言われるまま、有海は目をつむった。まるで自分の身体が空に浮いているような感覚に包まれた。
(気持ちいい…)
ゆっくり、ソファの背もたれに身体を傾ける。
このまま眠ってしまってもいい…。そう思った時、七海の指がパンティの中に入ってきた。
有海は目を開いた。その直後、ばね仕掛けの人形の様に跳ね起きて、七海を突き飛ばしていた。


568投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時17分54秒
そして世界は滅んだ

(完)
569投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時18分15秒
「きゃ!」
ドアを開けた七海は、咄嗟に両手で顔を覆った。
なんと、そこには裸が…服を脱いだ七海が、自分の全てをさらけ出して立っていたのだ。
「いらっしゃい、一木さん」
七海は微笑の表情で言った。右手には有海のメガネがある。
「ふ、藤本さん…!な、なんて恰好してるの!」
有海は前を見ることができない。
「戻ってくると思ったわ。だって、あない気持ち良さそうにしてたもんな」
「ち、違うよ!メガネ…メガネを取りに…」
「それだけ?」
「そ、それだけだよ!」
やっぱり七海はおかしい。有海は戻ってきたことを後悔した。
「ふ〜ん…。ほな、勝手に取って帰ればええやん…」
七海は有海のメガネを自分の顔にかけた。
「うわ〜、グラグラする…。一木さん、目、悪いんやな…。勉強のしすぎとちゃうの?」
「か、返してよ!」
「だから、ここまで取りに来たらええがな」
有海はなるべく七海の裸を見ないように近づく。そして恐る恐る七海の顔に手を伸ばす。
すると七海は、自分の目の前にある有海の右手を強く掴んだ。

570投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時18分35秒
「ど、どうして?名前で読んだらいけないの?」
「どうしてもこうしてもあらへん!なれなれしく下の名前で呼ぶな、言うてんねん!」
「だ、だって…私達、友達になったんだし…。友達だったら下の名前で…」
「勝手に友達言うな、言うとんねん!あんたなんか友達やない!あんたみたいなドン臭いやつ、イライラすんねん!」
「そ、そんな…私は…」
「今度、七海ちゃんなんて読んでみぃ!もう片方のレンズもカチ割ったろかい!?」
「ご、ごめんなさい…」
暗くてよくわからないが、有海の目から涙がこぼれたようだ。
七海はその涙に気付かない振りをして、踵を返して有海から離れていった。
しばらく歩いて七海は後ろを振り返る。有海が散らばったボールを集めていた。七海の心は罪悪感で締め付けられた。
(あかんねん…。ウチは友達つくったらあかんねん…。傷つけてまうんや…あんたも…私も…)
七海は大阪で、下関で、二度と友達はつくらないと心に決めていたのだった。

571投稿者:555から壊れてるし  投稿日:2006年12月29日(金)00時23分22秒

572投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時24分24秒
すいません
今日は更新やめときます
またいゆか、12章から改めて開始します
573投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時27分46秒
まんこうpしてください
574投稿者:荒らされたね  投稿日:2006年12月29日(金)00時28分51秒
残念だけど、また楽しみにしてます
575投稿者:>554  投稿日:2006年12月29日(金)00時40分20秒
×楳津かずお
○楳図かずお
です。
576投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時43分11秒
>575
すいません
また改めて訂正します
ご指摘ありがとうございました
577投稿者:リリー  投稿日:2006年12月29日(金)00時49分46秒
>572
訂正します
13章からまた近い内に更新し直します
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