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レズ小説★SAMURAIDRIVE☆
1レズ小説★SAMURAIDRIVE☆ 投稿者:リリー  投稿日:2007年02月22日(木)21時44分15秒
SAMURAI DRIVE

CAST
村田ちひろ
中村有沙

内容…アクション&サスペンス
   エロ・レズ描写有り
OB・OG・現役戦士、多数出演予定
hitomiの楽曲とは関係ありません
2
☆レス500までを見る☆
3
☆レス1150までを見る☆
4
☆レス1800までを見る☆
1801投稿者:今日あたり  投稿日:2007年08月15日(水)16時34分34秒
Uターンラッシュだから…
1802投稿者:更新  投稿日:2007年08月15日(水)21時26分13秒
あったと思った?
1803投稿者:あったと思った?  投稿日:2007年08月15日(水)22時51分45秒
更新
1804投稿者:インドに  投稿日:2007年08月16日(木)00時48分53秒
行っちまったことに比べれば…これくらい…
1805投稿者:あげ  投稿日:2007年08月16日(木)09時22分56秒
 
1806投稿者:age  投稿日:2007年08月16日(木)15時34分42秒
1807投稿者:リリー  投稿日:2007年08月16日(木)21時31分21秒
ただ今、帰って来ました
長い間、更新を休んですみません

では、更新をしたいと思います
1808投稿者:リリー  投稿日:2007年08月16日(木)21時31分55秒
28『悪徳の宴』

里穂が、満身創痍のちひろを背負って洸太の家に着いたのは、ちひろが勇んで出て行った2時間後のことだった。
無残なちひろの姿を見た甜歌は、泣いて取り乱した。
やはり、行かせるべきではなかったと、杏奈を責め、卓也を責め、そして自分を責めた。
卓也、幸生、望、洸太の男4人は、洸太自作の拳銃モドキを持って家の周りを警護した。
しかし、そんなことをしても、『TTK』の『戦士』が襲ってきたら、ひとたまりも無いことは重々承知だ。
だが、女であるダーブロウ有紗や中村有沙、そしてちひろを、ここまで戦わせて平気なわけはなかった。
そして、里穂の話しによると、中村有沙は、ちひろを助ける代わりに『TTK』の軍門に降ったという…。
ちひろが傷だらけで帰り、中村有沙が捕まり、そしてもっとも頼りになるダーブロウ有紗が帰ってこない…。
これは、負けではないか?
完全敗北だ。
ただ、ちひろと里穂が生きて帰ってきた…。それだけが、唯一の救いだった。
ちひろは、洸太の家にあったあり合わせの救急道具で手当てされ、布団の中で眠っている。
甜歌は今度こそ、ちひろの側を離れないと、手をしっかり握っていた。
「ちひろさん…。ゆっくり休んで…。もう、戦わなくていいんだから…。私が…絶対に戦わせないんだから…」
甜歌の涙が、ちひろの頬に落ちた。
ちひろは、ゆっくりと目を開けた。
1809投稿者:リリー  投稿日:2007年08月16日(木)21時33分38秒
「ち、ちひろさん!気がついた?」
「…?ここは…?」
「洸太の家だよ!里穂が連れてきてくれたんだよ!」
「り…里穂…?」
ちひろは、痛む身体を少しだけ起こした。
里穂が伏し目がちに、ちひろを見ている。
「り…里穂がここにいるということは…有沙達が…?」
里穂は首を横に振った。
「…え?」
里穂の代わりに、杏奈が口を開く。
「有沙達は、帰ってきてない…」
「帰ってきてない?な、ならば、どうして、私達は帰ってこれたのだ?」
「…中村有沙は…自分が捕まるのと引き換えに、私達を生きて帰したんだ…」
今にも消え入りそうな声で、里穂が答えた。
「な…何…?」
ちひろは、身体の痛みを忘れて起き上がった。
1810投稿者:待った!!!  投稿日:2007年08月16日(木)21時34分09秒

1811投稿者:リリー  投稿日:2007年08月16日(木)21時34分21秒
「中村有沙は…やつらに…捕まった…」
「デ…デカアリは…?デカアリはどうした?あいつが、むざむざ、有沙を奪われるわけが…」
「ダーブロウ有紗は…見ていない…。あれから、3時間は経つけど…帰ってこない…」
「そ、そんなバカな…!デカアリが…負けるわけがない…!あいつは、あいつは無敵なんだ!」
「そ、そんなこと、私達が一番よくわかっているよ!あの、ダーさんが負けるなんて…信じられないよ!」
愛実も、泣き出しそうな声で叫んだ。
「あ…有沙が…私達を逃がす為に…?」
ちひろは、顔面蒼白となって、呟いた。
「ちひろ…。あんた、まさか…」
杏奈は、嫌な予感がした。
「有沙…!今、行くぞ!」
ちひろは、布団から跳ね起きた。
「や、やっぱり!!ちひろ、ダメよ!」
杏奈はちひろを止めようとした時、甜歌が体当たりをした。
ちひろは、畳の上にうつ伏せに倒れる。
「ぐ…!て、甜歌…?な、何をする…!!」
「ちひろさんこそ、どこ行くのよ!!絶対に行かせない!絶対に!!」
甜歌は、ちひろにしがみ付きながら泣き叫んだ。
1812投稿者:リリー  投稿日:2007年08月16日(木)21時35分38秒
外では、卓也達が広い庭に散らばって、ビクビクと怯えながらも警護をしていた。
すると、卓也はこの家へと続く一本道を歩いて来る、街灯に照らされた人影に気付く。
シルエットは女…スカートを履いている。やけに横に広がっている。
「あれは…もしかして…」
そう、ロリータファッションのドレス…?
誰だ?ダーブロウ有紗か?それとも新手の『TTK』の戦士?
二人組ではないことから、俵姉妹ではないことは明らかだが。
その人影は、こちらにズンズンと近づいてくる。
身体からは、おびただしい量の土煙がモクモクと立ち込めている。
「ね…ねぇ…。あ、あれ…一体、誰だろうね…」
卓也は、弱々しいかすれ声で、皆を呼び集めた。
幸生達は卓也のもとへ集合する。
「あ…あの、偉そうな歩き方…」
「ダ、ダーさんだよ!」
「ダーさんが帰って来た!!」
幸生と望は、歓声を上げて、その人影に走り寄った。
すると、その人影は、この近所一帯が目覚めてしまうのではないか、というくらいの大きな声を発した。
「チビアリは!?チビアリはどこだ!?」
1813投稿者:リリー  投稿日:2007年08月16日(木)21時37分43秒
幸生と望は急ブレーキをかけた。
確かに、この声はダーブロウ有紗だが、凄まじい怒りのオーラで押し潰されてしまいそうだった。
「ダ、ダーさん…」
「ど、?dl>
1814投稿者:リリー  投稿日:2007年08月16日(木)21時41分32秒
あれ?
ちょっと更新ができなくなりました
1814投稿者:1810の?  投稿日:2007年08月16日(木)21時41分57秒
よく知らないけど
1815投稿者:リリー  投稿日:2007年08月16日(木)21時42分42秒
幸生と望は急ブレーキをかけた。
確かに、この声はダーブロウ有紗だが、凄まじい怒りのオーラで押し潰されてしまいそうだった。
「ダ、ダーさん…」
「ど、?dl>
1816投稿者:蘇れ!!!  投稿日:2007年08月19日(日)02時42分59秒
奇跡よ起これ!!!
1816投稿者:あげ  投稿日:2007年08月19日(日)03時27分22秒
あげ
1817投稿者:あげ  投稿日:2007年08月19日(日)04時10分51秒
あげあげ
1818投稿者:!?  投稿日:2007年08月19日(日)04時34分19秒
治ったの!?w とにかくage
1819投稿者:まとまったし  投稿日:2007年08月19日(日)09時28分46秒
なおったっぽい
1820投稿者:リリーさん  投稿日:2007年08月19日(日)17時17分34秒
書いてくれるかな??
1821投稿者:ち  投稿日:2007年08月19日(日)17時29分20秒
 
1822投稿者:あがる?  投稿日:2007年08月19日(日)17時29分38秒
 
1823投稿者:リリー  投稿日:2007年08月19日(日)20時02分20秒
このスレが、なんとか復活したみたいですね
これは、1816さんのおかげなんでしょうか?
ありがとうございます

新しくスレを立てるか、避難所で再開するか、小説版に移るか、どうしたものかと思っていましたので…
しかし、またしばらく忙しくて更新する事が出来ません
とは言っても、そんなに長い期間ではありませんが…
中途半端な所で止まってしまってすみません

心配してくださった方々、ありがとうございます
1810さんの折角の忠告に気がつかず、このスレを殺しかけてしまって申し訳ありません

データ消失とか、スレが壊れたりとか、この小説にはいろいろ波乱がありますが、絶対に完結させたいと思います
これからも応援よろしくお願いします
1824投稿者:よっしゃ!  投稿日:2007年08月19日(日)20時03分55秒
これからも応援してるよage
1825投稿者:復活祝い  投稿日:2007年08月19日(日)23時14分54秒
あげ
1826投稿者:あげ  投稿日:2007年08月19日(日)23時34分22秒

1827投稿者:よかった〜  投稿日:2007年08月20日(月)20時21分16秒
治ってる〜
1828投稿者:『SAMURAI』とタイトルを付けたからには  投稿日:2007年08月20日(月)21時54分14秒
これは絶対に観るべし!!

とりあえず、「3分でわかる『七人の侍』
http://www.youtube.com/watch?v=encFDMA6EjM&mode=related&search=
1829投稿者:↑すげぇカッコいいじゃん  投稿日:2007年08月21日(火)00時22分06秒
 
1830投稿者:あげ  投稿日:2007年08月21日(火)15時38分37秒
でも、リリーって「用心棒」知ってるくらいだから、当然「七人の侍」も見てるんじゃない?
1831投稿者:あげ  投稿日:2007年08月21日(火)19時08分47秒
 
1832投稿者:kkk  投稿日:2007年08月21日(火)20時03分33秒
       
1833投稿者:俺がSAMURAIと聞いて  投稿日:2007年08月21日(火)21時59分38秒
一番頭に浮かぶのは戦国BASARAだからな・・・
1834投稿者:age  投稿日:2007年08月21日(火)23時32分03秒
続き書くときは>1813と>1815が変になってるから、それ書き直して始めてもらえますか?
1835投稿者:age  投稿日:2007年08月22日(水)14時59分29秒
1836投稿者:あげ  投稿日:2007年08月22日(水)19時15分06秒
 
1837投稿者:age  投稿日:2007年08月22日(水)22時54分28秒
てか完結っていうよりむしろこのままずっと書き続けてほしいよねw
レスが10000行くぐらいとかw
1838投稿者:更新止まってるから  投稿日:2007年08月23日(木)00時18分21秒
この小説頭から読み直したけどやっぱり面白い
伏線とかも上手に張られてるし
1839投稿者:あげ  投稿日:2007年08月23日(木)18時29分28秒
 
1840投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時15分57秒
お待たせしました
今、帰ってきました
長い間お休みしてしまいました
復活を祝ってくださった方々、ありがとうございます

>>1828
「七人の侍」は見たことあります
でも、その動画は滅茶苦茶カッコいいですね!
「ラプソディ・オブ・ファイアー」と「七人の侍」のコラボって…
その発想が凄いです

では、更新します
長くお休みしたため、多目に更新させてもらいます
1841投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時17分23秒
>>1834
はい、始めから書き直します

>>1837
>>1838
そう言って頂けると嬉しいです
1842投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時18分11秒
幸生と望は急ブレーキをかけた。
確かに、この声はダーブロウ有紗だが、凄まじい怒りのオーラで押し潰されてしまいそうだった。
「ダ、ダーさん…」
「ど、どうしたんですか…?その恰好…」
ダーブロウ有紗のドレスは汚れに汚れ、白というより、褐色だった。
そして、所々が裂け、血が滲んでいる。
ナイフを差したベルトも、何本か失われている。
「チビアリは!?帰って来たのか!?」
もう一度怒鳴る、ダーブロウ有紗。
「い…いや…。姉御の話によると…敵に捕まったんじゃないかって…」
「何ィ!?敵に捕まっただと!?」
ダーブロウ有紗の、土だらけの顔は、憤怒の様を見せている。
「な、なんでも、姉御とちひろを逃がす為に、自ら進んで捕まったんだって…」
「ちょ、ちょっと待て!!リッピーと…サムガーが!?どういうことだ!?」
ダーブロウ有紗は、幸生と望の胸座を掴んで、上に吊るし上げた。
「ぐ…!く、苦しい…!」
「し、死ぬ…!ダーさん!!」
「リッピーはともかく、サムガーを逃がすって、何だ!?」
「ち、ちひろがあの後、ダーさん達を追い駆けたんですよ!!やっぱり、このまま別れるのが嫌だって…!」
「そして、ちひろは敵に捕まって…人質にとられたから、中村有沙は…」
1843投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時19分11秒
「ちぃ…!!そういうことか…!そうでもなけりゃ、チビアリが簡単に捕まるわけがねぇ…!!」
ダーブロウ有紗は、幸生と望を地面に投げ落とす。
そしてそのまま、洸太の家の庭に入る。
「おい!フニャオ!メガネ!サムガーは!?サムガーはどこにいる!?」
「え…あ…あの…。今、寝室に…」
「ダ、ダーさん…。ちーちゃんは、今、酷いケガをしていて…」
「どけ!!そんなの、関係ねぇ!!」
2人を押しのけて、ダーブロウ有紗は、家に土足で上がった。
家中を、彼女から発せられる土煙が舞う。
襖をバンバンと乱暴に開け、寝室にたどり着く。
丁度、ちひろが甜歌達に取り押さえられているところだった。
「…!デ、デカアリ…!」
その場にいた者は、一瞬で凍りついた
怒りに満ちた表情はもちろん、土色に染まり、土煙を発するダーブロウ有紗の姿が異様だったからだ。
1844投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時20分57秒
「おい…サムガー…」
ダーブロウ有紗の、真っ赤に充血した目が、ちひろを見下ろしている。
「おまえ…あの工場跡に行ったんだって?」
「あ…ああ…」
「行った理由は?」
「…え?」
「私達の戦力になるためか?それとも…もう一度チビアリ会いたいって甘っちょろい感情からか…?」
「そ…それは…」
「おまえのおかげで…チビアリはやつ等に捕まったぞ…」
「う…」
「…おまえに話したよな?『ラビ』達に捕まったら、チビアリがどんな目に遭わされるか…」
「デ…デカアリ…!わ、私は…」
「コンチクショウが〜!!立て〜!!!」
ダーブロウ有紗は怒鳴った
「ひいいい!!」
甜歌も、杏奈も、愛実も、ちひろの側から離れた。
そして、ダーブロウ有紗は、ちひろの胸座を掴んで無理矢理立たせる。
ちひろの身体は、襖を何枚も突き抜けて、居間まですっ飛ばされた。
1845投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時22分07秒
「あわわわ…!ち、ちひろさん…!」
「コラァ!!立て!!サムガー!!」
ダーブロウ有紗は、居間で痛みに震えているちひろのもとへ、ズンズンと歩く。
しかし、甜歌はその憤怒の化身の真横を勇気を振り絞って通り過ぎると、倒れているちひろに覆い被さった。
「どけ!テンカリン!」
「どかない!」
「どけ!」
「イヤだ!」
甜歌は泣き叫びながら、ちひろを抱き寄せた。
「ちひろさんは…ちひろさんは本当に傷ついたんだ!有沙に、あんなこと言われて…!本当に悲しかったんだ!!」
そして、ダーブロウ有紗を睨み上げた。
「会いたいから、会いに行ったんだ!有沙のことが、好きだから…!それだけなんだ!」
ダーブロウ有紗は、何も言えなかった。
「あんたなんか、嫌いだ!どっか行っちゃえ!!」
「テ…テンカリン…」
「うるさい!話しかけるな!…ちひろさん、大丈夫?…ちひろさん…」
大好きな甜歌に嫌われて、ダーブロウ有紗は、力なく笑った。
「でもな…テンカリン…。私も、チビアリが好きなんだ…。おまえがちひろを好きなように…」
そう言うと、ダーブロウ有紗は背中を向けた。
1846投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時23分49秒
「ダ、ダーさん…。ど、どこへ…?」
愛実は恐る恐る聞いた。
「決まってんだろ?チビアリを助けに行くんだよ」
「ど、どこに連れて行かれたのか、わかってるの?」
今度は杏奈が聞いた。
「ああ…。下ノ国町の上下峠の別荘地…白い洋館だってよ…。ただ、今すぐ殺されるって話しじゃねぇ」
「え…?そ、そうなの?」
「だが、すぐに殺された方が、よっぽど幸せだって思えるくらいの仕打ちを…今頃は受けている…」
「そ、そんな…!」
「だから、一刻も早く行ってやらなけりゃ…」
ダーブロウ有紗は居間から出て行こうとする。
「ダ、ダーブロウ…」
まだ、愛実達のように『ダーさん』と呼べないでいる、里穂はそう声をかけた。
1847投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時25分05秒
「何だ?リッピー?」
「中村有沙は…私達を…本当に身を挺して助けてくれた…。だから…」
「だから?」
「絶対に…助けてやってくれ!」
「だから、さっきからそう言ってんだろ?」
「あ、あんたも、生きて戻って来いよ!このまま、あんたらに助けられっぱなしなんて…」
「ふふ…。相変わらず、プライドの使いどころ…間違ってるぜ…」
「う…うるさいな…!」
「あ、そうだ…。おまえを夏希に売った…いや、おまえ等をこの事件に巻き込んだゴルゴってヤツ、どこにいる?」
「え…?たぶん、『ガンバレー』ってバーに入り浸ってるっと思うけど…」
「『ガンバレー』か…。わかった。もう、おまえ等を裏の世界から足を洗わせてやるから、真面目に学校行けよ?」
「な、何だって…?」
「私から見れば…普通に…普通の学校に行けるってんなら、こんな羨ましいこと、ないんだからな…」
そして、ダーブロウ有紗は、ちひろの方を振り向いてこう言った。
「チビアリは、今…上下峠の白い洋館にいる…。それだけはおまえに言っておく…。もし、来るんなら…」
「絶対に行かせない!私が行かせない!!」
甜歌が怒鳴った。
「今度こそ、サムライになって来い!サムライに…」
そう言って、ダーブロウ有紗は再び『TTK』に…『ラビ』達に戦いを挑みに出て行った。
1848投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)19時26分41秒
では、一旦おちます
このあと、また更新する予定です
1849投稿者:そんなの、関係ねぇ!!  投稿日:2007年08月23日(木)19時29分51秒
ちょっと笑った
1850投稿者:そんなの関係ねぇ!  投稿日:2007年08月23日(木)19時32分37秒
  ○∧〃
  / >
  < \
1851投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)21時16分13秒
小島よしおは意識してなかったんですけどね
でも、あの熱湯風呂の件…どうなるんでしょうね…
少なくとも、ダチョウ倶楽部は激怒してたみたいですけど

では、また更新します

1852投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)21時17分30秒
バー『ガンバレー』。
そのカウンター席で、ゴルゴ松本は預金通帳を眺めながらニヤニヤと笑っていた。
1000万円…。
小娘を引き合わせただけで、これだけの額…。
一体、中村有沙とはどういう少女なのだろう。
これだけの価値があるのだろうか?
しかし、ゴルゴは深く考えないようにした。
同じ裏の人間…叩けば埃の出る身…詮索はよそう…。
そして、もう一度預金通帳を眺めた。
「わあ…!オジサマ凄い!お金持ち!!」
不意に後ろから声をかけられた。
ゴルゴは通帳を閉じると、後ろを振り向いた。
そこには…ロリータファッション…というのか?何やら土や埃で褐色に汚れ、しかも所々血が滲んでいるドレスを着た、外国人風の女が立っていた。
「どうやったら、そんなにお金が儲かるんですかぁ?」
その女は、猫撫で声でゴルゴに訪ねる。
「どうやったらって…そりゃ、ま、それなりに働いてだよ…」
ゴルゴは、抱いた不信感を隠そうともせず、その奇妙な恰好の女を、頭から爪先まで眺めた。
「ふ〜ん…それなりね…」
女の声質が変った。
「小娘を騙して、売って、1000万…?そりゃ、たいした労働だな、オッサン!」
1853投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)21時20分07秒
「誰だ?てめぇ…」
ゴルゴの目つきも変った。
「誰だ?と言われれば名乗ってやる…。ダーブロウ有紗…。リッピーから聞いてるだろ?」
「ダーブロウ…?ああ…里穂から『スクラッチ』のリーダーの座を奪ったヤツ…。おまえのことか?」
「もう、『スクラッチ』はあいつに返した。それに、もうすぐ解散の予定だ。だから…」
「だから?」
「今後、リッピー達に一切近づくんじゃねぇ…。あいつ等は、表の世界で生きさせる…。ちゃんと忠告したぜ?」
「ああ?」
ゴルゴは眉間にシワを寄せて立ち上がった。
「おい、コラ、姉ちゃん…。随分威勢のいいこと言ってくれるじゃねぇかよ…。おう?この俺を誰だと思ってんだ?あ?」
「おう、どこのどちらさんか…自己紹介してくれや…」
「俺は裏の世界じゃ、ゴルゴと異名をとる請負人だ。よく覚えておきな!」
「請負人?へへ…!そりゃ、単なる、悪党どもの使い走りってやつか?」
「んだと!?コラ!!あんまりなめた口利きやがると、承知しねぇぞ!!」
ゴルゴは、カウンターをバンっと掌で叩いた。
ドドドドン…!ゴルゴのカウンターに置かれた手の指の間に、様々な大きさ、形のナイフが突き刺さった。
1854投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)21時24分26秒
「ひ…ひぇぇぇぇ…!!」
ゴルゴは、思わず仰け反った。
しかし、ダーブロウ有紗は、ゴルゴのネクタイを掴み、後ろへ倒れるのを防いでやった。
「な、な、何なんだ…!?何だってんだ、お、お、おまえは〜〜〜!!!」
ダーブロウ有紗は、ゴルゴに顔を寄せ、存分に睨みつけて言った。
「おい、オッサン…。私は急いで行かなけりゃいけない所があるから、何度も訊かねぇぞ?正直に答えな…」
そう言うと、ゴルゴの鼻の穴に、アーミーナイフの切っ先を入れた。
「は、は、は、はい…。な、何なりと…」
「オッサンは、『TTK』のこと、どの程度知ってるんだ?」
「え…?は、はい。よく知ってます」
「知ってること、全部話せ!」
「は、はい…。ソフトフェライトの工業化を目的とするベンチャー企業として1935年に設立され、現在ではフェライトを始めとする電子材料・電子部品の他、ビデオテープ、オーディオテープ、フロッピーディスクなど各種記録メディア(磁気、光など)、健康機器(磁気ネックレスなど)を製造販売する大手メーカーで、フィリップスの考案した音楽テープ規格「コンパクトカセット」(いわゆるカセットテープ)を日本で初めて製品化、発売したことでも有名で…(ウィキペディア参照)」
「それは『TDK』だ!私が訊いてんのは、『TTK』!!」
「『TTK』?い、いえ…聞いたこともありません…」
「そうか…。で、何でそんなに『TDK』に詳しいの?」
「はい…。もともと、そこで営業の仕事やってましたが…リストラされまして…」
「ふ〜ん…。オッサンもいろいろ苦労してんだな…。で、もう一つ質問!」
「な、何でしょう?」
ゴルゴからは、もうすっかり裏の人間の凄みは消え失せていた。
1855投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)21時26分03秒
「オッサンの預金通帳の暗証番号は?」
「は、はい?」
「暗証番号!教えろっての!!」
「は、はい〜!!0417ですぅ〜!!」
「0417…この番号で、この1000万が引き落とせるんだな?」
ダーブロウ有紗は、いつの間に奪ったのか、ゴルゴの預金通帳をヒラヒラとかざした。
「あ…!そ、それは…?」
「こいつは、リッピー達への慰謝料として貰っておくぞ?」
「そ、そんな…」
「悪銭身につかずってやつだ。諦めな!」
ダーブロウ有紗は、ナイフでゴルゴのネクタイをブツリと切った。
ゴルゴはそのまま後ろへ倒れ、カウンターの角で頭を打って気絶した。
「あん…?何だよ?何か文句でもあるのか?」
ダーブロウ有紗は、店の中をぐるりと見回す。
今までの2人のやり取りを、じっと見詰めていた人相の悪い男達は、一斉に目を逸らした。
「さてと…これでやり残したことはねぇ…。チビアリを助け出すこと以外はな…」
ダーブロウ有紗は、バー『ガンバレー』を後にした。
そして、今度こそ『ラビ』達のいる、白い洋館を目指した。
1856投稿者:リリー  投稿日:2007年08月23日(木)21時27分38秒
今日はこれでおちます

1857投稿者:久々  投稿日:2007年08月23日(木)22時05分43秒
あげ〜
1858投稿者:暗証番号w  投稿日:2007年08月23日(木)22時41分43秒
分かりやすいのはダメだよwww
1859投稿者:0417  投稿日:2007年08月23日(木)23時05分57秒
おしいな?
1860投稿者:ゴルゴの誕生日だよ  投稿日:2007年08月23日(木)23時52分07秒
4月17日
1861投稿者:TTK  投稿日:2007年08月24日(金)00時17分40秒
…とTDK…。

ところで、リリーさんが言ってた「あの熱湯風呂の件」って何?
1862投稿者:>>1861  投稿日:2007年08月24日(金)00時22分16秒
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1019816.html
1863投稿者:トンファーの時もそうだけど  投稿日:2007年08月24日(金)00時25分56秒
リリーはウィキを重用してんだな
でも、あんまり信用しない方がいいよ
1864投稿者:架空の話だから  投稿日:2007年08月24日(金)00時32分32秒
おもしろければ事実と違ってもいいじゃん
1865投稿者:63←こういうやつシラける  投稿日:2007年08月24日(金)00時35分51秒
 
1866投稿者:えーんゴルゴが壊れちゃったよー  投稿日:2007年08月24日(金)00時39分59秒
っていうギャグじゃんね
1867投稿者:↑  投稿日:2007年08月24日(金)02時00分27秒
ん?どういう意味?
1868投稿者:TIMってさ  投稿日:2007年08月24日(金)02時28分18秒
命のギャグ考えた人だよね?
1869投稿者:何をいまさら…  投稿日:2007年08月24日(金)07時45分07秒
俺にはゴルゴのオナラ芸が驚異的だったが…
1870投稿者:1861  投稿日:2007年08月24日(金)14時34分20秒
貼ってくださってありがとうございます。
小島よしお…なんて哀れな…
1871投稿者:>>1869  投稿日:2007年08月24日(金)16時33分21秒
ゴルゴってよくオナラするけど、あれ、口で言ってるんじゃないんだよな
極稀にオナラを自由自在に操れる人がいて、ゴルゴがその一人
江戸時代に、大道芸として一分野を確立していた
ほとんど空気なので、全然臭くないらしい
1872投稿者:ここがヘンだよ日本人  投稿日:2007年08月24日(金)16時59分49秒
という番組で「日本の芸人は世界で通用するか」という企画があった。
外国人の前でネタを披露して通用するか判定してもらうというもので、それにTIMが出てた。
野球のコントをやったのだが、フランス人に「野球は日本とアメリカでしか通用しない。もし、君達が世界で通用したいのなら、サッカーのコントをやるといい」とダメだしされてた。
このままじゃヤバイと思ったゴルゴが「実は僕、自由自在にオナラが出せるんです」と言ってオナラ芸を披露。外国人が全員大爆笑で「通用する」と認定された。
オナラって世界共通なんだな。
1873投稿者:age  投稿日:2007年08月24日(金)19時07分18秒
1874投稿者:あやの頭の中  投稿日:2007年08月24日(金)19時34分59秒
http://maker.usoko.net/nounai/?a=Maker&oo=%BA%B4%C6%A3%A4%A2%A4%E4
1875投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時10分21秒
>>1858
>>1860
凄いですね
こうも早く、ゴルゴの暗唱番号の謎を解くなんて…
>>1863
そうですね、とある大学ではレポートにウィキぺディアを参考にするのは禁止ってなってましたね
>>1871
ゴルゴのあの芸は凄いですよね
身に付けたいとは思いませんが…

では更新します



1876投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時15分53秒
上下峠の別荘地にある、白い洋館…『ラビ』達が中村有沙捕獲の為の拠点として買い取った屋敷は、本来の目的として使われることになった。
それは、中村有沙の凌辱、拷問、処刑、解体…そして調理…晩餐…。
今は、この果てしなく長い死への道のりの、『凌辱』の段階である。
薄暗い地下室…ウサギの面を被って素顔を隠している4人の『ラビ』達は、中村有沙をぐるりと囲むようにソファーに腰掛けている。
その中村有沙は…全裸で両腕を吊るされていた。
4本の鎖が天井から下がり、それぞれ右腕、左腕、右足、左足をつないでいる。
『ラビ』達の手には、それぞれ一つずつリモコンが握られていた。
それぞれの鎖に接続されていて、ボタンを押すたびに天井の滑車に鎖は巻き取られて短くなったり、逆に長くなったりと、まるで操り人形のように、中村有沙の身体を動かして遊べる仕掛けである。
もう、かれこれ小一時間、中村有沙は様々な恰好を強制的にさせられている。
足を上げ、腰を突き上げられ、逆さまになり…『ラビ』達に散々にオモチャにされている。
この責め苦の疲労感は凄まじく、その裸の身体には、汗が玉になって浮かぶ。
そして、はぁはぁと、苦しそうに喘ぐ。
「美しいな…。この美しい少女を、思う存分に痛めつける…。これ以上の嗜好はあるまいて…」
「ああ…。この中村有沙が脱走したと聞いた時は、思わず嬉しさで笑ってしまった」
「まったくだ…。どんな責め苦を与えてやろうとな…」
「ふふふ…。普段は上品ぶってツンと澄ましている中村有沙が…どんな声で泣き叫ぶのか…。楽しみだわ…」
しかし、中村有沙は、今まで一度も泣き声も悲鳴もあげていない。
『ラビ』達が望むことは、出来うる限り裏切ってやろうと硬く心に決めた。
それが、中村有沙に残された、反逆の形である。
1877投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時20分41秒
「くくく…。美味しそうな汗で、じっとりと濡れている…。少し、味わってみようか?」
『ラビ』達は、ソファーから立ち上がり、細身の裸体をさらしている中村有沙を取り囲んだ。
「………」
中村有沙は、4人を順番に睨み付ける。
「ああ…。最高だ…。その冷たい目…」
「その冷たい目が、涙で濡れる…」
「懇願と哀願の目で我々を見る…」
「うふふ…。その瞬間がたまらないわ…」
そんな目は絶対にみせない…。見せてたまるものか…。中村有沙は強く思った。
『ラビ』達は、ウサギの仮面の下半分を取り外す。
醜く腫れた唇…。ガチャガチャに並んだ歯…。汚い髭…。毒々しい赤色のルージュ…。
口元を見るだけで、どれだけ彼等が醜悪か、充分窺える。
『ラビ』達は、長い舌を突き出すと、それぞれ、中村有沙の身体のいたる所を舐め始めた。
頬…胸…腹…足…背中…脇の下…そして下腹部…。
酒とタバコの臭い…。堕落しきった、汚い大人の腐臭が漂う。
『ラビ』達の汚水のような唾液が、中村有沙の身体を濡らしていく。
まるで、ナメクジが這ったように、ヌラヌラとした道をつくる。
その舌が、中村有沙の口の中や鼻の穴に突っ込まれる。
「う…ぐぅ…」
思わず呻き声をあげた。
1878投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時22分24秒
「ぐふふ…。今、声を漏らしたぞ…。可愛い声だ…」
『ラビ』達を喜ばせてしまった…。
中村有沙にとって、これは痛恨の極みだ。
また、別の舌は性器の筋をなぞり、また別の舌は、尻を押し広げ、肛門を貪る…。
身体の外から、中へ…犯されていく…。
ピンクの仮面の『ラビ』は、ズボンのファスナーを開くと、グロテスクに膨らんだペニスを引っ張り出し、中村有沙の性器に擦り付ける。
「おい、間違っても突っ込むんじゃないぞ?」
茶色の仮面の『ラビ』が牽制する。
「処女でなくなったら、肉の味がだいぶ落ちる…」
白い仮面の『ラビ』も言う。
「晩餐の楽しみが減ってしまうわ…。伯父様…我慢なさってね」
黄色い仮面の『ラビ』もたしなめた。
そう…処女の人肉を食する…『ラビ』達は、それこそが究極のグルメと考える。
「わかってる!おまえまで口うるさく言うな!」
ピンクの『ラビ』は、ペニスを擦り付ける速度を増していく。
「…う…!」
そして、真っ白で粘り気のある精液を、中村有沙の身体にかけた。
その精液は、顔にまでかかった。
「う…!く…!」
中村有沙は、顔をしかめ逸らした。
1879投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時23分38秒
「伯父様…!何てことを…!」
「中村有沙の身体を舐めることが、できなくなったではないか…!」
一斉にピンクの『ラビ』を責める3人。
「いや〜、すまん、すまん…。一旦、身体を洗わせるか?」
「いや、いい…。次の段階に進もう…。夏希!入って来い!!」
地下室の金属製の重い扉が、鈍い音を立てて開く。
ゴシックロリータ姿の夏希が入ってきた。
「何か御用でしょうか…?」
「今から、中村有沙の『拷問』に移る。おまえが、鞭打つのだ」
「はい。仰せのままに…」
夏希は、壁にかけられた様々な形の鞭から、一本を選ぶ。
そして、十数本に分かれた鞭の先を、中村有沙の背中にヒタヒタと当てる。
「さあ…。覚悟なさい…。これは、あなたが選んだ道…。後悔しないことね」
「………」
相変わらず、口を開かない中村有沙。
鞭がうなり、中村有沙の裸体を打つ。
「…!!」
声は出さない…。『ラビ』達を喜ばせるだけだからだ。
1880投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時25分50秒
「ふぇ…。でけぇ屋敷だな…。相変わらず無駄金使いやがるな、『ラビ』達は…」
呆れ顔で白い洋館を見上げる、ダーブロウ有紗。
今は、午前5時…。
中村有沙の処刑は『凌辱』から『拷問』に移った頃合いか?
「あんまり早く助け出すと、きっと有り難がられねぇからな…。もう少し焦らしてやろうかな…?」
そう憎まれ口を叩きながらも、ダーブロウ有紗は敷地内に入る。
「さてと…。まずはノックをするのがマナーだろうな」
そして、白い木製のドアを拳でブチ破ろうとした時、鋭く尖った剣先がドアを貫通してこちらに突き出された。
1881投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時26分18秒
「おおっと…!」
ダーブロウ有紗は後ろに飛び退くと、アーミーナイフを二本構えた。
その剣先は、ヌ〜とゆっくりと引っ込められた。
「ま、本来なら、私とおまえが真っ先に戦うはずだったんだろ?」
ドアの向こうの相手に、ダーブロウ有紗は呼びかけた。
そして…古ぼけた軋む音を立てて、ドアが開く。
そこに立っていたのは…『チームJ』、スイートロリータ、コードネーム『アイアン・メイデン(鉄の処女)』、ジャスミン・アレン…またの名を『ブラッディ・ジャスミン』。
「ようこそ…。ダーブロウ有紗…。そして…お久しぶり…」
「ほんと、久しぶりだねぇ…『ブラッディ・ジャスミン』。相変わらず、セクシーで何より…」
「あの時の、あなたとの決着をつける時が来たようね…」
「あの時?ありゃ、ほとんど遊びみたいなもんだったろ?何?おまえ、マジだったの?」
「まさか…。でも、今回はマジでやらないと…死ぬわよ?」
「ふん…!遊びだろうと、マジでやろうと…どうせ、おまえが死ぬから、関係ねぇや…」
ダーブロウ有紗とジャスミン・アレン…。2人の間に、火花が散る。
1882投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時27分52秒
「それから…うちのチビアリがお世話になったんだってね?」
「ああ…中村有沙?ちょっと遊んであげたわ…」
「遊んだ…?それにしては、おまえのその自慢の鉄甲…傷だらけだな?」
「これ?うん。ちょっと甘噛みされちゃった…。そんなことより…あなた、夏希さん相手に、よく生きてられたわね」
「へへへ…。どんだけやるか、と楽しみにしてたが…夏希も案外、大したことなかったぜ?」
「ふふ…。それだけ傷だらけで、よく言うわね。夏希さんは、ほとんど無傷だったわよ」
「言っておくがな、これは殆ど工場が崩れた時のものだからな?あの女、私に敵わねぇと踏んで、あんな仕掛けしやがって…!」
「どうでもいいわ!あなたは、どの道死ぬんだから…。ただ、夏希さんから私に殺されるってだけよ」
「くだらねぇお喋りは、もう終わりだ!早く、チビアリを助けに行かなきゃならねぇ…」
ダーブロウ有紗は、二本のアーミーナイフを交差させて構える。
「いえ…。『ラビ』達の楽しみの邪魔はさせないわ…」
ジャスミンも、フルーレと鉄甲を交差させて構えた。
30秒程、2人は睨み合うと、お互いの全てを激突させた。
1883投稿者:リリー  投稿日:2007年08月24日(金)21時30分26秒
今日はこれでおちます
1884投稿者:乙ですリリーさん  投稿日:2007年08月24日(金)21時31分20秒

1885投稿者:十数本に分かれた鞭  投稿日:2007年08月24日(金)21時39分43秒
これってソフトSM用の鞭で、派手な音の割にはそんなに痛くない代物なんですよ
1886投稿者:あげ  投稿日:2007年08月24日(金)22時44分23秒
        
1887投稿者:おおエロだ!!  投稿日:2007年08月24日(金)22時54分46秒
有沙のお仕置きがエロい!!
SMだ…
1888投稿者:>>1885  投稿日:2007年08月24日(金)23時46分14秒
名古屋の地方深夜番組だが、鞭職人の巧みの技を紹介するコーナーで、ドSの宮迫が小倉優子の尻をその鞭で思いっきり引っ叩いてた
小倉優子が「ほんとだ〜!全然痛くない!むしろ気持ちいいです!」って興奮してたな
1889投稿者:徐々に痛くするんだろ  投稿日:2007年08月24日(金)23時49分20秒

1890投稿者:何で  投稿日:2007年08月25日(土)00時47分49秒
エロ描写がここまで上手いのか…
1891投稿者:age  投稿日:2007年08月25日(土)05時58分36秒
1892投稿者:age  投稿日:2007年08月25日(土)09時34分09秒
1893投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)20時59分16秒
>>1885
そうなんですか?
いっぱい鞭がついているから痛いものだとばかり思ってました
まだまだ知らなければならないことがいっぱいありますね(普通の生活には無用の知識かもしれませんが)

では、更新します
1894投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時00分10秒
29『決意の夜明け』

「あ…有沙!!」
ちひろは、甜歌の腕を振り払って立ち上がった。
全身に痛みが走る。
思わず膝を着いた。
「ち、ちひろさん…!」
甜歌が、後ろから抱きとめた。
「て…甜歌…?」
不思議そうに甜歌の顔を見るちひろ。
「だ、大丈夫ですか?」
甜歌は心配そうに顔を覗き込む。
どうやら、あのまま眠ってしまったらしい。
俵姉妹に鋼線で身体を絞り上げられ、その上、ダーブロウ有紗に投げ飛ばされた。
身体が痛いはずである。
「どうしたの?ちひろ…。うなされてたわよ…」
杏奈も声をかけた。
「今…夢を見ていた…」
ちひろの顔は、汗で濡れていた。
1895投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時01分18秒
「夢…?」
「ああ…。有沙の夢だ…」
「あ…有沙…の…?」
甜歌は、嫌な予感がした。
「有沙が…夢の中で、有沙が…酷い目にあっていた…」
ちひろの目には、涙が溜まっている。
「傷だらけで…血だらけで…泣いていた…。泣き叫んでいた…」
ちひろの目から、とうとう涙がこぼれ落ちる。
「私の名前を呼んで…泣いていた…」
「ちひろさん…寝ましょ…」
甜歌は、無理矢理ちひろを自分の胸の中に引き寄せた。
「有沙が…私の名前を呼んでいた…」
「ちひろさんは、もう、そんなこと考えなくてもいいんですよ…」
「有沙が…私を…」
「はい、はい…。恐い夢を見たね…。でも、もう大丈夫ですからね…」
まるで、我が子をなだめる様に、甜歌は優しくちひろの頭を撫でた。
1896投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時02分58秒
「有沙を…有沙を助けないと…」
ちひろは立ち上がりかけたが、甜歌はしっかりと抱き抱えて離さない。
「ちひろさん…。どこにも行っちゃダメですよ?まだ、ケガが治ってないんだから…」
「そうよ、ちひろ…。今のあんたは、まだ戦える身体じゃない…」
そう、ちひろに言い聞かせる杏奈を、ギロリと睨みつける甜歌。
「『今の…』って、どういう意味ですか?『まだ…』ってどういう意味ですか?」
「て…甜歌…」
そんな甜歌に、思わずたじろぐ杏奈。
「今も、明日も、明後日も、未来永劫、ちひろさんは戦ったりしません!!」
甜歌はきっぱりと言い放った。
杏奈にではなく、ちひろに対してだ。
「そ…そうね…。甜歌…」
杏奈は、青い顔で同調した。
そして、愛実もちひろに話しかける。
「だ、大丈夫…。だって、ダーさんが助けに行ったから…。きっと、中村有沙は無事に助け出されるよ…」
「デ…デカアリが…?」
「ああ…。そうさ。あいつは…やると言ったら、やる女さ…。だから…あんたは寝てな」
里穂も、ちひろに言った。
「だから、ちひろさんは、もう気にしなくてもいいんです。裏の世界のことは、裏の人達に任せればいいんです…」
甜歌のちひろを抱きしめる力が強くなった。
1897投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時05分16秒
「でも…」
と、ちひろは呟く。
「でも?」
と、甜歌は訊く。
「それでは…ダメだ…」
「ダメ?」
甜歌の声は、明らかに怒りの色がうかがえる。
「だって…有沙は…私の名前を呼んだんだ…。デカアリじゃない…私の名前を…」
そこにいる女達は、顔を見合わせた。
「『ちひろ、ちひろ』って、私の名前を泣きながら呼んでいた…」
「ちひろさん…。それ、夢の話でしょ?」
「夢じゃない…。本当に…本当に、私を呼んでいるんだ!!有沙が…!私を…!」
ちひろは、自分を抱きしめている、甜歌の腕を掴む。
「ち…ちひろさん…。ダメよ…!大人しくして…!」
甜歌は腕だけじゃなく、足もちひろに絡ませた。
「放せ!!甜歌!!」
ちひろは、無理矢理甜歌を振りほどくと、すくっと立ち上がった。
ふらついていない。痛みは感じない。
両の足で、しっかりと立っている。
1898投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時06分20秒
ちひろは、そのまま寝室に向かう。
「ち、ちひろ!待ちなさい!!」
呆然とちひろの後姿を見詰める甜歌を残し、杏奈、里穂、愛実は、ちひろを追い駆ける。
ちひろは、寝室でポイポイと着ていたパジャマを脱ぎ始めた。
白い包帯が巻きつけられた、筋肉質の張りのある美しい裸体。
その後姿に、一瞬、杏奈達は見入った。
ちひろは、自分のバッグの中から、白のジャージを取り出して、身に付け始めた。
いつも、朝の鍛錬で着ていたジャージだった。
「ち…ちひろ…」
「杏奈さん。私は…有沙を助けに行ってくる」
「あ…あんた…!!自分がどんな目にあったのか、忘れたの!?今度こそ、殺されるよ!?」
里穂が叫んだ。
「有沙に会いたいから行くんじゃない…。有沙を助け出しに行くんだ…」
ちひろは、大きな姿見の前に立つ。
白のジャージに身を包んだ自分…。
「サムライになって来い」
ダーブロウ有紗の言葉を思い出す。
「白…。死に装束の色か…」
1899投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時08分17秒
ちひろは、ふと、衣文掛けに目をやる。
黒いレザーコート…。ダーブロウ有紗のコートが掛けられていた。
「デカアリ…。少しおまえに、あやかるか…」
ちひろは、白のジャージの上にダーブロウ有紗のコートを羽織った。
「これで少しは、おまえの強さに近づけるかな…」
そして…コートのポケットに手を入れる。
中には…あの木刀が…梨生奈に拳銃で砕かれた父の木刀の切っ先が入っている。
「父さん…。私を守って…」
ちひろは、一言、そう呟くと、足早に居間へ向かう。
サムライになるには…これだけは外せない…。
それを取りに向かうのだ。
1900投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時09分12秒
居間に着くと…甜歌が立ちふさがっていた。
両手には、ちひろが求めていた物を握っている。
そう…洸太の家の蔵の中にあった、日本刀だ…。
ダーブロウ有紗が引っ張り出してきたあの夜から、居間の隅に転がっていたのだ。
決して、軽くは無い…日本刀を、震える両腕で支えながら…。
目は、涙で赤く充血し、唇は血が出るのではないか、という程歯で噛み締められている。
「て、甜歌!!な、何をしてるの!!」
杏奈は、悲鳴をあげた。
「甜歌…」
ちひろは、語りかけた。
「行かせない!!」
甜歌は叫んだ。
1901投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時10分12秒
「甜歌…。それを寄越せ…。危ないぞ…」
「いやだ!!」
「甜歌…」
「来ないで!!」
甜歌は、日本刀の切っ先を、ちひろに向ける。
切っ先がカタカタと震えている。
「このまま…このまま寝室に戻って…。お願い…」
甜歌の声は、泣き声に変わった。
脅しているのではなく、懇願しているのだ。
「それは…できない…」
ちひろは、一歩、甜歌に近づく。
「お願い、ちひろさん…。私の言うことを聞いて…」
「それは…無理だ…」
「さもないと…」
「さもないと…?」
「斬っちゃう!!ちひろさんの足、斬っちゃう!!」
甜歌は、半狂乱で絶叫した。
1902投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時11分42秒
「な、何を言うの!?甜歌!!」
怒鳴る杏奈に、甜歌は涙でグシャグシャに濡れた顔を向ける。
「だ…だ…だって…。それでちひろさんが、行けなくなるなら…。足がなくなっても…命がなくならないなら…私…私…」
甜歌は、泣きじゃくった。
両手で重い日本刀を握っているため、涙も鼻水も拭くことはできず、垂れ流しながら、甜歌は泣いた。
ちひろは、そんな甜歌に対し、穏やかに微笑んだ。
「甜歌…」
ちひろは、2歩、3歩、甜歌に歩み寄る。
「甜歌…」
そして、日本刀の切っ先を、右手で握った。
「ち…ちひろさん…!!」
甜歌は、一瞬息が止まった。
「すまん…」
ちひろは、左手で甜歌の頭を撫でた。
「帰って来るから…」
ちひろは、真っ直ぐに甜歌の目を見て言う。
「必ず、帰って来るから…」
ちひろは、再び微笑んだ。
「おまえのもとへ…帰って来るから…」
甜歌は、声にならない泣き声をあげ、その場に腰を降ろし、顔を覆って泣いた。
1903投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時14分11秒
ちひろは、日本刀の刃を握った右手の掌を見る。
少しも切れていない。
優れた日本刀は、斬ろうという意思がなければ斬れない…という話しを聞いたことがある。
どうやらこの日本刀は、相当の代物のようだ。
ちひろは、日本刀の刃を見る。
刃に自分の目が映る。
あの夜は、思わず目を反らしたが、今は、じっと見返すことができる。
人を殺しに行くのではない…。有沙を助けに行くのだ…。
1904投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時15分34秒
ちひろは、刃を鞘に締まった。
まるで、何十年も刀を扱ってきた剣豪の様に、スムーズな動きで…。
「杏奈さん…。甜歌を…頼む…」
「頼む?何を?」
杏奈は、明らかに不機嫌な声で訊いた。
「甜歌を…慰めてやってくれ…」
「嫌よ…」
「…杏奈さん…」
「これから先、甜歌がお婆ちゃんになって死ぬまで慰めるなんて…絶対に嫌よ!」
「…杏奈さん…?」
「絶対に戻って来いって言ってるのよ!!私は…!!!」
杏奈も、泣き声で叫んだ。
「ああ…」
ちひろは、笑顔で答えた。
1905投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時18分04秒
「ち、ちーちゃん…?」
卓也は素っ頓狂な声をあげた。
ちひろが、ダーブロウ有紗のコートを着て、背中には日本刀を提げてこちらに向かって歩いて来るからだ。
「ど…どこへ行くの…?ちーちゃん!!」
卓也は、我ながら愚問を言ったと、すぐに感じた。
日本刀を背負っているのだ。
戦いに行くに決まっている。
「卓也…。見回りご苦労…。幸生も、望も、洸太も…」
ちひろは、屈託の無い笑顔で言った。
まるで、朝の挨拶をするかのように…。
「ちーちゃん…。行くの…?」
「ああ…。すぐ戻る…。有沙とデカアリを連れてな…」
「な…何で、そんなに自信満々なの…?」
「自信?別に…。でも…」
「でも…?」
「決意はできた…」
決意…?何の決意…?
卓也は聞きたかったが、口に出せなかった。
1906投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時19分33秒
「洸太…」
「え…?は、はい…」
「この刀…。私に売ってくれ」
「う…売る…?」
「何年かかっても、必ず返す。今の私には、これが必要だ…」
「う…売ってくれって言われても…。僕の一存じゃ…」
「じゃあ、貸してくれ。必ず返しに来るから」
「貸す?」
「傷一つ付けない…。刃こぼれ一つも…。そうなれば、最高なんだがな…」
何だ?この落ち着いた雰囲気は…。
コートを着ているからか、洸太はちひろがダーブロウ有紗と重なって見えた。
「ち、ちひろ…!お、俺たちも行くぜ!!」
幸生と望はちひろの前に踏み出した。
「いい…。無理しなくても…」
「む、無理はしてるけど…!でも、これは男の仕事だから…!」
望は震える声で言った。
「だったら…ここで中の女達を守ってやれ…。それが、男の仕事だ…」
ちひろは、ゆっくりと歩き出した。
「な、中の女達って…。じゃ、じゃあ、おまえは何なんだよ!?」
幸生の声を背中で受けながら、ちひろは答えた。
「私…?サムライ…かな…」
1907投稿者:リリー  投稿日:2007年08月25日(土)21時20分56秒
今日は多目に更新しました
では、おちます
1908投稿者:ここが  投稿日:2007年08月25日(土)22時50分00秒
壊れてる間、随分書き溜めたみたいですね
1909投稿者:age  投稿日:2007年08月26日(日)00時56分20秒
1910投稿者:あげ  投稿日:2007年08月26日(日)08時56分12秒
 
1911投稿者:あげ  投稿日:2007年08月26日(日)12時53分37秒
     
1912投稿者:age  投稿日:2007年08月26日(日)14時50分18秒
1913投稿者:あげ  投稿日:2007年08月26日(日)20時39分37秒
 
1914投稿者:リリー  投稿日:2007年08月26日(日)20時52分49秒
実は、もう随分先まで書き進んでます

では、更新します
1915投稿者:リリー  投稿日:2007年08月26日(日)20時53分52秒
「うりゃあああ〜〜〜!!!」
優雅な造りの洋館に、不似合いな叫び声が聞こえる。
叫んでいる女は、ダーブロウ有紗。
彼女のアーミーナイフは、目まぐるしく動き、ジャスミンを襲う。
「ぐ…!」
ジャスミンは左手の鉄甲で受け流すのに必死で、右手のフルーレを振るう機会がない。
つまり、防戦一方なのだ。
(こ…こんなに強かったっけ…?有紗って…)
ジャスミンは顔を引きつらせながら、記憶を辿る。
『TTK』の戦士の中では、自分は古い方だ。
ユニフォームがスクール水着だった頃から『戦士』だった。
自分が13歳の時に、ダーブロウ有紗は、わずか9歳で『戦士』となった。
ちなみに自分は11歳で『戦士』に昇格…。それだけダーブロウ有紗が規格外の『戦士』ということだろう。
しかし、ダーブロウ有紗が訓練生だった頃も、新人だった頃も相手をしたことがあったが、ここまでの力はなかった。
もちろん、今は二十歳近くなったため、レベルは上がっているのだろうが、それならば自分だってそうだ。
夏希、モニークと並び、『四天王』と呼ばれるようになってからも2人は度々刃を合わせてきたが、ここまでのプレッシャーは感じなかった。
最近、次々と誕生する『新人戦士』に、焦りを感じているジャスミンの心中は穏やかではなかった。
夏希の『卵子』違いの妹、ジーナを「天才だ」と褒めたりもしたが…。
そう言えば、中村有沙は更に若い、8歳で『戦士』になった…。
「ええい!!忌々しい!!」
思わず、ジャスミンは、自分の頭の中に浮かんだ言葉を口に出した。
1916投稿者:リリー  投稿日:2007年08月26日(日)20時55分04秒
ジャスミンは、左手の鉄甲でストレートを放った。
その拳に、ダーブロウ有紗はナイフを合わせる。
ギイン!!激しい、金属の衝突音…。
吹っ飛んだのは、ジャスミンの方だった。
「こ、この…!」
もう一度鉄甲を構えるジャスミン。
指が動かない…?
さっきの衝撃で、鉄甲の指の部分がひしゃげてしまっている。
ダーブロウ有紗が、真正面から襲ってくる。
恐らく、フルーレの一撃も弾き返されるだろう…。
ジャスミンは、フルーレを、大理石の床に突き刺した。
「!?」
予想外のジャスミンの行動に、ダーブロウ有紗は一瞬動きを止めた。
「中村有沙からの貰い物だけど…中身だけ返してあげる!!」
ジャスミンはスカートの中のガーダーベルトから、拳銃を抜き、構えた。
パン!パン!パン!パン!
残り4発…。全ての弾丸を、ダーブロウ有紗に放った。
1917投稿者:リリー  投稿日:2007年08月26日(日)20時55分56秒
「!?」
ダーブロウ有紗は、素早くアーミーナイフで空を斬った。
ギン!ギン!パキン!パキィィィン!!
3つ目と4つ目の音の質が…違う…。
アーミーナイフは、二本とも根元からパッキリと折れてしまった。
「グッバイ!!有紗!!」
ジャスミンはフルーレを抜くと、ダーブロウ有紗の心臓目がけて突き放った。
「グッバイ?まだ早い…」
ダーブロウ有紗は、少しも慌てることなく、左掌を差し出した。
「!?」
今度は、ジャスミンが相手の予想外の行動に躊躇した。
フルーレは、ダーブロウ有紗の左手を刺し貫く。
そして、そのままフルーレは突き進む。
最後は、フルーレの特徴的な半球体の鍔をダーブロウ有紗の掌が包み込み、しっかりと握った。
「…う!?」
フルーレが抜けない…!
「グッバイ…。『ブラッディ・ジャスミン』」
ダーブロウ有紗は、背中に差した刃渡り40センチの…ちひろが、七海との戦いの際に貸した…大振りのナイフをゆっくりと抜いた。
1918投稿者:リリー  投稿日:2007年08月26日(日)20時57分02秒
そして、ナイフが振り下ろされた。
しかし、そこにはジャスミンはいない。
彼女は、5メートル程後退りしていた。
愛用の武器、フルーレを手放して…。
「ん?要らないのか?コレ…」
ダーブロウ有紗は、左手に突き刺さったフルーレをブラブラと揺らす。
大理石の白い床に、血が赤い斑点を残す。
ジャスミンは理解した。
自分とダーブロウ有紗の差は…誰の為に戦うのか…この一点だったと…。
ダーブロウ有紗は、何が何でも中村有沙を助け出す…それだけしか考えていない。
それに対して、自分はどうだ…?
あの、『ラビ』達の宴を邪魔させない為に戦う…?
そんなことの…あんな下衆どもの為に片手を犠牲にできるか?
「絶対に、ごめんだわ…」
思わずジャスミンは自嘲気味に呟いた。
「あん?何だって?」
「…いえ、何でもない…。要らないわけないでしょ?返してよ…」
「だったら、取りに来いよ」
ダーブロウ有紗は、そう言いながら、そのフルーレの突き刺さった左手を、ジャスミンに突き出した。
1919投稿者:リリー  投稿日:2007年08月26日(日)20時58分02秒
「別に…。武器はソレだけじゃないし…」
ジャスミンは、玄関ホールの飾り物の、西洋の甲冑の置物が持っているグレイブという大きな刃先の付いた槍をとる。
そして、その槍を大きく旋回させる。
「ふふ…その、大きなナイフも、霞んでしまいそうね…」
無茶な戦い方で左手を潰してしまったダーブロウ有紗は、この武器の攻撃に耐えられまい。
ジャスミンは容赦なく、標的に向かって突進した。
「あのなぁ…ジャスミン…」
ダーブロウ有紗は溜息をついた。
「てめぇ、ナメてんのか!!」
ダーブロウ有紗のナイフは、ジャスミンのグレイブを叩き折った。
「うぐ…!?」
ジャスミンは、今度は10メートルも後ろに飛び退いた。
そんなジャスミンに、ダーブロウ有紗は左手に刺さったフルーレと血を振り回しながら、怒鳴りつけた。
「てめぇの獲物はコレだろ!?ケツに卵の殻がくっ付いた新人相手ならまだしも、そんな不慣れな武器を振り回して、この私の相手が務まるとでも思ってんのか!?」
「だ…だったら、返してくれればいいのに!!」
「甘えるな!仮にも『四天王』の一人、『ブラッディ・ジャスミン』様だろ?」
ダーブロウ有紗は、腰を低く落とし、両足を踏ん張らせる。
「だから…私も最大限の敬意を表して…全力でてめぇを潰す!!」
ジャスミンは、刃先を失くした槍…ただの棒…を構えて、溜息混じりに呟く。
「もう…。何で、ちゃんと生死を確認しなかったのよ…。恨むわ…夏希さん…」
1920投稿者:リリー  投稿日:2007年08月26日(日)21時03分04秒
今日はこれでおちます
1921投稿者:あげ  投稿日:2007年08月26日(日)23時44分20秒

1922投稿者:次の作品をもう書き始めているんですよね?  投稿日:2007年08月26日(日)23時49分16秒

1923投稿者:>1922  投稿日:2007年08月26日(日)23時58分10秒
え、すごく気になる!!
見たい〜
1924投稿者:え!!  投稿日:2007年08月27日(月)01時10分52秒
なんていう作品ですか??
おしえてください!!!

1925投稿者:実は  投稿日:2007年08月27日(月)01時35分37秒
一番好きな戦士はダーさんなんじゃ?
カッコ良すぎるもん
1926投稿者:あげ  投稿日:2007年08月27日(月)08時03分35秒
 
1927投稿者:age  投稿日:2007年08月27日(月)18時27分12秒
1928投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時29分08秒
>>1922
実は、『SAMURAI DRIVE』は、もう書き終えてしまってます
あとは、最終回まで更新するだけです
しかし、次回作は理由があってまだ公表できません
まだ構想は固まっていませんが、大体の大まかな流れはおぼろげながら掴んでいます
これからクライマックスに向けて、更新の量を増やしたいのですが、あんまり多すぎると読むのが大変になってしまうかもしれません
丁度いい量を、また教えて頂ければ嬉しいです
では、今後残り少ないですが、この小説をよろしくお願いします

では、更新します
1929投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時30分05秒
『ラビ』達の宴が催されている、地下室。
鞭の唸る音、揺れてぶつかる鎖の音、そしてピシャリと肌を打つ音…。
夏希の鞭は、容赦なく中村有沙の裸体を打つ。
しかし、中村有沙は悲鳴をあげない。
「う…!ぐ…!ふぅ…!ん…!」
わずかに声を漏らすだけで、ぐっと歯を食い縛って耐えている。
1930投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時30分23秒
夏希は、全身全霊、力を込めて、鞭を振るう。
なんとか、悲鳴を…叫び声をあげさせなければ…!
『ラビ』達はそれを所望なのだ。
「えい!この!この!このぉ!!」
中村有沙の声よりも、夏希の声の方が大きくなってきている。
「おい…夏希よ…」
とうとう、白い『ラビ』が口を挟んだ。
「は…はい…!」
中村有沙だけでなく、夏希も汗で濡れている。
「痛みに耐える中村有沙の顔と声も楽しいのだが…いい加減飽きてきた…」
「も…申し訳ありません…」
「もっと!もっと、悲痛な声を聞かせろぉぉぉ〜〜〜!!!中村有沙の泣き声が聞きたい!!」
ピンクの『ラビ』が怒鳴った。
「申し訳ありません!!」
夏希は深く頭を下げた。
床に汗が落ちた。
1931投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時31分31秒
頭を下げた夏希の顔は、怒りに歪んでいた。
(く…!苦労して中村有沙を捕らえさせて…そして次は悲鳴をあげさせろ…?勝手なこと、ほざいてんじゃないわよ!豚ども!!)
だが、再び頭を上げた時は、真摯な表情に戻る。
「今に…!今すぐに…!この中村有沙の心地よい悲鳴を聞かせてごらんにいれます!」
夏希は、中村有沙に向き直る。
天井から両腕を吊るされた中村有沙の身体には、無数の赤い跡が走っている。
そして、汗でじっとりと濡れ、怪しく身体を輝かせていた。
そして、荒い呼吸で上下する身体…。
本当に華奢な、細い身体…。
この身体のどこに、この責め苦に耐えられる力が宿っているのだろう?
「ふふ…。ほんと、よく耐えるわね…。そんなに我慢強いなら、なんで組織を抜け出したのよ?」
夏希の質問に、中村有沙は相変わらず荒い呼吸だが、口元に笑みを浮かべ、冷たい視線を投げつける。
「我慢強い…?この程度の責め…何ともないぞ…?おまえの方が…まいっているのではないか…?」
夏希の眉の端が、ピクリと動いた。
「我慢強いんじゃなくて…意地を張っているだけね…」
鞭は、再び中村有沙の身体に叩きつけられる。
一つ叩く度に、大きく身体が揺れる。
「ぐぅ…!あぐ…!うぅ…!くぅ…!」
悲鳴はあげない。あげてたまるか。
『ラビ』達には退屈な宴をくれてやる…!
中村有沙の決意は固かった。
1932投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時33分03秒
「どうした!夏希!!」
「おまえともあろうものが!」
「小娘一人、泣かせられないなんて!!」
『ラビ』達は、容赦なく夏希を責め始めた。
まるで、イジメの対象を中村有沙から夏希へと移したかのように。
(く…!うるさいんだよ!だったら、てめぇ等がやれってんだ!!ブクブク、ブクブク太った身体しやがって…!!)
『ラビ』達への憎しみを、中村有沙に全てぶつける、夏希。
しかし、中村有沙は期待した通りの反応は見せない。
ただ、鞭が叩き付けられる音、そしてその度に汗が飛び散るだけだった。
「ぐ…!はぁ…はぁ…はぁ…」
とうとう、夏希は膝に手をついて喘ぎだした。
中村有沙は、荒く息をつきながらも夏希に言う。
「ふ…ふふ…ふ…。ど、どうした…?夏希…。そろそろ…私に…悲鳴をあげさせなければ…おまえが、やばいのではないか…?」
この言葉に、夏希はカッと頭に血が昇った。
「うるさい!この、クソガキ!!」
拳で、中村有沙の顔面を殴った。
「コラ!!夏希!!おまえは何をしている!!」
「顔を傷つけることは許さんぞ!」
次々と夏希を叱責する『ラビ』達。
「も…も…申し訳…」
もう、夏希は酸欠状態で頭が真っ白になり、立ち眩みを起こした。
1933投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時34分30秒
「どうやら、夏希には、この任務は荷が重いか…」
「ふむ…。夏希は『誘惑』のスペシャリスト…。『拷問』は得意分野ではない」
「たしか、ジャスミンは『拷問』が得意だったはずよ」
「夏希よ。ジャスミンを呼んで来い」
「は…はい…。ただ今…」
夏希は力なくうな垂れて、地下室の扉に向かって歩いていく。
しかし、その時、地下室の重い扉が開き始めた。
扉を開けたのは…夏希のパートナーであり、妹…『チームK』の加藤ジーナだった。
「ジ…ジーナ…。どうしたの…?」
夏希は、自らの視線をジーナまで下げる。
「お、お姉ちゃん…。大変なの…!」
「大変?何が?」
「ダーブロウ有紗が…!ダーブロウ有紗が攻めて来たの!!」
「え…?ダーブロウ…有紗が…!!」
夏希は仰天した。
確かに、ダーブロウ有紗は自分が始末したはず…!
工場の瓦礫の下敷きになったのだ。生きていられるワケがない。
1934投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時35分54秒
ジーナは、早口で続ける。
「そ、それで、今、ジャスミンが戦ってるけど、やばいの!負けそうなの!ジャスミン…」
「ジャスミンが?」
今、ジャスミンを呼ぼうとした所に…何て間の悪い…!
「な、何…?デ、デカアリが…?」
中村有沙も、思わず声をあげた。
彼女も、ダーブロウ有紗は死んだものと思っていたからだ。
「ふふ…。そうか…。そうだな…。あのデカアリが死ぬわけがない…。殺されたって死なないヤツだ…」
しかしすぐに、ダーブロウ有紗が助けてくれるかもしれない、という期待を持った自分に嫌悪感を抱いた。
1935投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時36分10秒
「おい…。夏希…。これは、どういうことだ?」
夏希に投げかけられた白い『ラビ』の問い掛け…。
顔面蒼白になって、振り返る夏希。
「ダーブロウ有紗は、自分が仕留めたと…おまえは確かにそう、報告したはずだ…!」
「そ…それは…」
「どういうことか、と聞いておるのだ!!」
「す、すみません!死体の確認を、怠りました!!」
夏希は、何度も頭を下げたが、今回が一番深い。
「何たる、怠慢!!何たる、不手際!!夏希!そのジーナをジャスミンの援護に回せ!」
「ジ…ジーナを…!?」
夏希はジーナの顔を見る。
ジーナは、真っ直ぐに夏希の顔を見返す。
早く、自分を出陣させてくれ…とでも言いたげな顔で…。
1936投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時39分29秒
「お…お言葉ですが…」
夏希は膝をついた。
「ジーナには…ジーナには、この任務、荷が重過ぎます」
「ど…どうして…!」
ジーナは、夏希の肩を揺する。
「ジーナ!『ラビ』様達の前よ!わきまえなさい!!」
夏希は、ジーナを目で睨みつけて叱った。
「夏希よ…。私にはわからないのだが…。なぜ、おまえはジーナを戦わせることに消極的なのだ?」
「ジャスミンやモニークによる報告には、このジーナは『TTK』の最強戦士だというではないか…」
1937投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時39分45秒
ジーナは、夏希にすがりつく。
「そ、そうよ!私は、誰にも負けない!お願い!ジーナを戦わせて!!」
「ダメよ!ジーナ!いくら才能があっても、あんたは経験がないわ。いきなり、ダーブロウ有紗の相手なんて…」
「経験がない、なんて!それは、お姉ちゃんがジーナを戦わせないからだよ!今、その経験を積ませてよ!」
「ダメだったら!あなたは、まだ戦いは…」
「良いではないか…。夏希よ…」
「…え?」
白い『ラビ』の言葉に、夏希は息を呑んだ。
「わたしは、このジーナが、ダーブロウ有紗を相手にどこまでやれるか、見てみたい。ジーナを向かわせろ」
「し…しかし…!それでは、ジーナが…」
「死ねばそれまでだな…」
冷たい、『ラビ』の一言…。
「そ、そんな…!」
「いいですよ!私、死にませんから…!」
ジーナは、自信の溢れた笑顔で答えた。
1938投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時41分13秒
「あ…あの…!私に策がございます…!」
必死に『ラビ』達の考えを返させたい、夏希は平伏して進言した。
「策…?」
「はい…!ダーブロウ有紗を確実に仕留め、そしてこの宴をもっと楽しいものにする、策でございます」
「何だ?その策とは…」
『ラビ』達は、身を乗り出して聞く。
「まず、ダーブロウ有紗の討伐には、私が向かいます」
「おまえが?一度失敗しているではないか?」
「いえ…。私は裏で指揮を執ります。ジャスミンと俵姉妹の3人で、ダーブロウ有紗を捕縛します」
「捕縛?おい、おい…。ダーブロウ有紗は生け捕りできるほど甘い相手ではないぞ。見つけ次第殺すように命令したはずだ」
「可能です!今、中村有沙が私達の手に堕ちている、この時なら…!」
「ふむ…。で、ジーナはどうする?」
「ジーナは…ここに残って、中村有沙の拷問を行います」
「ジーナが…?中村有沙の拷問を…?」
『ラビ』達は顔を見合わせた。
中村有沙も、ジーナの方を横目で見た。
当のジーナも、キョトンとした顔で、中村有沙を見た。
1939投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時42分19秒
「ジーナが拷問?できるのか?」
「ジーナは…確かに『TTK』一の戦士です。その理由は、ジーナは全ての能力を、高いレベルで持ち合わせているからです」
「全ての能力を…?高いレベルで?」
「はい。ジーナの技は、殺人針灸術…。針をツボに刺すことで、様々なことが行えます」
夏希は、ジーナの肩を後ろから掴むと、『ラビ』達の前に突き出した。
「その針で相手を殺すことはもちろん、味方の負傷を癒したり、味方のパワーやスピードをアップさせることも…そして、もちろん拷問も…」
「ほう…」
『ラビ』達は、もう、ジーナに興味津々である。
「このジーナなら、確実に中村有沙の悲鳴を引き出すことができます」
「お姉ちゃん…!私、そんな仕事よりも、戦いたいよ!!」
「おだまり…!」
夏希はジーナの言葉を無視して、『ラビ』達を説得する。
「ジーナは…トランプで例えるなら、ジョーカーのようなもの…。何でもアリのオールマイティカードです。そんな切り札を、そう易々と使ってしまっていいのですか?」
「ふ〜む…。なるほど…」
「クイーンに勝つにはキングを出せばいい。キングに勝つにはエースを出せばいい。そして…私は、そのエースです。ジョーカーを使う場面ではないのではないか、と…」
「ダーブロウ有紗もエースではないか?」
「ダーブロウ有紗は精々ダイヤのエース。私はスペード…。ダイヤよりスペードの方が上です」
「確かに…ジョーカーのカードを、単純なパワーゲームで使うのは、下手なギャンブルだな…」
いつもラスベガスのカジノで億単位の金で遊ぶ『ラビ』達は、このギャンブルの例えが効いた。
1940投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時45分29秒
「わかった。おまえの策、認めてやろう。で…そのダーブロウ有紗を捕縛する…というのは?」
「はい…」
ジーナを最前線に出さずに済んだ夏希は、ホッと息をつきながら説明する。
「まず、ここの地下室の扉を開けっ放しにしておきます」
「何?この扉を?防弾、防音のシェルターの役目もあるのだぞ?無用心ではないか?」
「いえ…。この場合、中村有沙の悲鳴を、ダーブロウ有紗に聞かせるのです。恐らく、あやつは冷静な判断を失うでしょう」
「ふむ…。で、どうする?」
「そこで、俵姉妹とのコンビネーションです。ジャスミンだけではダーブロウ有紗には勝てない。俵姉妹なら尚更…。しかし、この二重三重の仕掛けを張り巡らせておけば…」
「ダーブロウ有紗の捕獲は可能と?」
「はい…。そして、ダーブロウ有紗を、中村有沙の晩餐会のスペシャルゲストとして招待する…」
「ほほぉ!なるほど!中村有沙の血肉や内臓を、ダーブロウ有紗に喰らわせてやろう、と言うことか…!それはおもしろい!!」
「よし、ならば夏希よ、すぐにその策を実行せよ!」
「グズグズしていると、ジャスミンが殺されてしまう」
「はい…。ただ今…」
夏希は頭を下げて立ち上がった。
1941投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時46分25秒
「ふん…!その策…根本から成り立たない…」
中村有沙の声…。
「何ですって?」
夏希は振り返った。
「まず、この私は悲鳴などあげない…。よって、デカアリが取り乱すことはない…。よって、隙などみせない…。よって、ジャスミンや俵姉妹ごときが、デカアリを捕らえることは無理だ…」
「ふふふ…。あなたこそ…ジーナの力を見くびってるわ…。ジーナ、『ラビ』様達の期待に応えるのよ…」
夏希は、扉を開けたまま、地下室を後にする。
1942投稿者:1922  投稿日:2007年08月27日(月)21時47分25秒
変なこと言ってしまいすみません!!

たしか、SAMURAIDRIVEが既に書き終わっていてリリーさん自身はSAMURAIDRIVEが書き終わった後に公表する予定の作品を今、書いてる最中だと、このスレで見た記憶があったんで…

誤解を招くようなことを言ってしまいすみませんでした!!
1943投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時47分36秒
今日はこれでおちます
やはり、多すぎましたかね?
1944投稿者:リリー  投稿日:2007年08月27日(月)21時49分05秒
1922さん
そうでしたっけ?
確か書いたような気がします
いえ、気にしないで下さい
1945投稿者:age  投稿日:2007年08月28日(火)00時17分25秒
1946投稿者:OK  投稿日:2007年08月28日(火)01時05分30秒
ぜんぜんおKな量です!!
明日もおねがいします!!
1947投稿者:あげ  投稿日:2007年08月28日(火)17時57分08秒
読み応えあるよ
俺はある程度たまってから読むほうだし
1948投稿者:age  投稿日:2007年08月28日(火)18時51分12秒
1949投稿者:自分は毎日楽しみに読んでますよ  投稿日:2007年08月28日(火)18時55分08秒
1950投稿者:たとえ  投稿日:2007年08月28日(火)18時56分42秒
更新が短くても内容が詰まってるから結構量が感じられるんだよね
1951投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時03分51秒
わかりました
今までは5つ程のレスでしたが、これからは10前後は更新します
いつも、読んでくださってありがとうございます

では、更新します
1952投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時05分01秒
30『有紗と有沙』

ジーナは自分の愛用の武器を用意し、中村有沙の目の前に置かれた、純銀製のトレーの上に並べる。
それは…ただの針だった。
長さは30センチから5センチ程まで、様々な長さ、太さが揃えてある。
確かに、拷問するにはふさわしい道具だろう。
ジーナは、その内の一本を取り上げる。
長さは30センチ。一番長い針だ。
ジーナはその針の端を両手で持ち、少ししならせて弾力をみる。
「ジーナよ…。本当にできるのか?この中村有沙の根性は並ではないぞ?」
「え…?ああ…。大丈夫ですよ」
白い『ラビ』の問い掛けに、無気力な返事で返すジーナ。
中村有沙を痛めつけて、悲鳴をあげさせ、『ラビ』達を楽しませる…。
これが『戦士』としての初仕事…。
ジーナはあからさまに溜息をついた。
「つまらなそうだな…」
天井から鎖に両手を吊るされている、中村有沙が声をかけた。
1953投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時05分59秒
「え…?」
声をかけられたジーナは、不意に中村有沙の方を向く。
「この私に悲鳴をあげさせる…。こんな仕事はつまらないか…?」
「ええ…。つまらないですね…。だって…有沙先輩…鎖でつながれて無抵抗だし…。あなたと戦って捕まえる役目だったらよかったのに…」
「それは、大変な仕事だぞ?あのジャスミンでさえ、一人では不可能だった…」
「大変な仕事の方が、ジーナは燃えるんです」
「ならば、この仕事も、あながちつまらない仕事ではないぞ」
「どうしてですか?」
「私に悲鳴をあげさせる…。とても大変な仕事だ。あの夏希も音を上げた…」
「夏希お姉ちゃん、ああ見えて優しい人だから…人を気持ちよくさせる『誘惑』は得意だけど、人をいじめる『拷問』は苦手なんです」
「おまえは、どうなのだ?」
「全然優しくないですよ?」
「そうか…。それは楽しみだ…」
「楽しみ?拷問が?有沙先輩もドMなんですか?」
「いや…この、初々しい新人の初仕事…失敗させてやることが、楽しみで、楽しみで…」
「う…。性格悪いって噂、本当だったんだ…」
「いきなり挫折を経験させて鍛えてやるのも、先輩戦士としての仕事だからな」
「ふ〜ん…。ジーナにとっては、『ラビ』様達に逆らって逃げ出して捕まった、オマヌケな先輩戦士って言うか、反面教師として充分勉強になってます」
生意気な…と、中村有沙は言いかけてやめた。今まで様々な先輩戦士に言われた言葉を、今、自分が言おうとしたからだ。
1954投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時07分52秒
「ジーナ…。くだらないお喋りはそのくらいにして、早く中村有沙の拷問を始めろ」
茶色の『ラビ』が、少しイラ付いた口調で言う。
「は〜い」
無気力な返事をするジーナ。
「くだらないって…。この仕事の方が、よっぽどくだらないよ…」
『ラビ』達に聞こえない位の小声で、ジーナは呟く。
「だから…骨の折れる仕事だと言ったはずだ…」
中村有沙は言った。
「はいはい。一応、聞いときますよ」
ジーナは、中村有沙の背後に回る。
1955投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時08分10秒
そして、裸の背中を人差し指でなぞる。
「え〜…と…心中点はここでしょ?ここからジーナの親指で三つ分…ここが興感点…そして…」
ジーナの指で触られて少しくすぐったいのか、中村有沙は身体を捩じらせながら、後ろを向いて聞く。
「何をしている?」
「動かないで!間違えて刺しちゃったら、あっという間に死んじゃうツボってのもあるんですから…。ここは慎重に…」
ジーナは、親指と人差し指で尺をとる。
「うん、ここだ、ここだ!じゃあ、いきますよ?」
プツリ…ジーナは腰の左側…腎臓の上辺りに針を刺した。
「きゃあああああ〜〜〜〜〜!!!」
中村有沙は絶叫した。
骨折したって叫ばなかった自分が…こんな痛みは感じたことが無い…。
いや、痛みなのか?これは?熱い?冷たい?
それに…本当に刺し込まれたのは針なのか?
「ほら…。だから言ったんだよ…。ジーナ、つまんないって…」
加藤ジーナは、痛みに悶絶している中村有沙を、冷ややかな目で見た。
1956投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時09分59秒
「ぐあああ!!あああ!!!あああ〜〜〜!!!」
中村有沙をつないでいる鎖が、ガチャガチャと音を立てながら揺れる。
今まで、悲鳴などあげてなるものか、という固い決心など、どこかへ吹っ飛んでしまった。
中村有沙は叫んだ。泣いた。これで痛みが消えるのなら…叫んで痛みが消え去るのなら…!
「おお!!これだ!この声だ!!」
「いい!実に素晴らしい泣き声ではないか!!」
「もっとだ!もっと泣き叫べ!!もっと絶望の叫びを聞かせろぉぉぉ〜〜〜!!!」
「ああ…いい…!いいわ…!この声…。どんなオペラ歌手の歌声も…これに比べたら雑音よ…」
『ラビ』達は至福の瞬間に酔いしれた。
「加藤ジーナ…。この子は我が『TTK』の宝だ…」
「よかった…。夏希の策を採用して…。もし、この宝をダーブロウ有紗などにぶつけて壊されでもしたら…」
「取り返しがつかないことをしてしまう所だった…」
「ジーナは壊されたりなんかしません!」
ジーナは、恐れることなく『ラビ』達に怒鳴った。
「おお、そうか、そうか…。それでは、またの機会に思う存分戦わせてやるぞ…」
早くもジーナは、『四天王』並みの…いや、それ以上のワガママを許される立場になった。
先ほどの夏希の策が採用されたのも、彼女が『四天王』だったから…。
ジャスミンが、パートナーのジョアンの制裁を許してもらえたのも、彼女が『四天王』だったから…。
モニークが、パートナーを自分で選ぶ権利を与えられたのも、彼女が『四天王』だったから…。
ダーブロウ有紗が、仕事をサボってサッカーW杯を見てても殺されなかったのは、彼女が『四天王』だったから…。
その地位を、加藤ジーナは易々と手に入れてしまった。
1957投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時11分15秒
大理石の床に…赤い血の斑点が散らばっている。
これは、ダーブロウ有紗の左手から出たものである。
左手には、まだジャスミンのフルーレが刺さったままである。
『抜けない』のではない。ダーブロウ有紗が『抜かない』のだ。
彼女の左手は、フルーレの鍔を固く握り締めている。
そして、床には細切れになった木の棒が散らばっている。
これは、ダーブロウ有紗がジャスミンの持つ槍(ただの棒と化していたが)を刃渡り40センチのナイフで叩き切ったものである。
棒は、ナイフとぶつかる度に短くなっていき、ジャスミンの右手に握られているのは、もうアルトリコーダー程の長さしかない。
それでもジャスミンはその棒を握っている。
こんな物でも、無いよりはマシだ。
もしかしたら、役にたつ瞬間があるかもしれない。
そして、何とかこちらがまだ余裕だということを見せなければならない。
「ふふふ…。有紗…。随分出血してない?私以外にも、まだ戦わなければならない相手はいるでしょ?」
「私は血の気が多いからね…。少し外に出しておいた方がいいんだよ…」
1958投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時13分34秒
ダーブロウ有紗は、床一面を見回す。白い床に赤い血がばら撒かれている。
「へへへ…随分、芸術的じゃねぇの…。ジャクソン・ポロックの作品みたいだな…。ここは、悪趣味な芸術しかないから、丁度いいんじゃねぇか?」
「『ラビ』達は抽象画はわからないわ…」
「だよな…。こういうのが趣味なんだもんな!」
ダーブロウ有紗は、自分の側にあった、ローティーンの少女2人が絡み合っているブロンズ像の首を、その大きなナイフで叩き折った。
1959投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時13分50秒
「あらら…。4500万円の損害…」
「かまわねぇだろ?『ラビ』達にとっちゃ、こんなもん、チョコエッグのオマケみたいなもんなんだから…」
そう言うと、今度は全裸のニンフの描かれた絵を、真っ二つに裂いた。
「確かに、お金の話しではそうだけど…。いい加減やめてもらえない?これ以上コレクションが減ったら、『ラビ』達の機嫌が悪くなるから…」
「だったら、ジャスミン…。おまえが素っ裸でここに突っ立ってな!結構、芸術的かもよ?」
「それも悪くないけど…。たぶん、ここには、中村有沙の剥製が飾られるんじゃないかしら?」
「…何…?」
ダーブロウ有紗の顔から笑みが消えた。
中村有沙のこととなると、途端に冷静さを失うようだ。
そこを突かない手は無い…。
そう、ジャスミンが考えた時だった。
「きゃあああああ〜〜〜〜〜!!!」
地下に続く階段の下から…悲鳴が聞こえた…。
「チビアリ…?」
今の声…いや、悲鳴は、中村有沙…?
一瞬、ダーブロウ有紗にもわからなかった。
何故なら、中村有沙のこのような声、聞いたことがなかったから…。
1960投稿者:リリー  投稿日:2007年08月28日(火)21時18分01秒
今日はこれでおちます
1961投稿者:あげ  投稿日:2007年08月28日(火)22時11分07秒

1962投稿者:ジャクソン・ポロック  投稿日:2007年08月28日(火)22時46分00秒
http://www.artofposter.com/myweb1_007.htm
1963投稿者:あげ!!!  投稿日:2007年08月28日(火)23時30分29秒

1964投稿者:一七の時もそうだけど  投稿日:2007年08月29日(水)00時14分53秒
ジーナは無邪気に虐待するってキャラなのね
1965投稿者:a  投稿日:2007年08月29日(水)02時48分43秒

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