【触手の生態】 触手生物の形状は棘皮動物のウミユリに近く、棘皮動物門・ウミユリ鋼ではないかという説が濃厚である。 触手生物が陸上棘皮動物であるという説は大変興味深く、今後も研究を続けていくが、触手生物の構造は海綿動物のロイコン型に酷似している為、区分が大変困難な生物である。 流出口に体液を蓄え、鞭毛室(べんもうしつ)から体液の吸収を行う。 自らの粘液を鞭毛室から流出口に流しだすことも可能で、本来の海綿動物とは異なる動きを見せるのが特徴と言える。 小孔から体液を搾取し、流出口を通過したのち鞭毛室に流れ、鞭毛室から排出されること無く中心部へと吸収される。 触手の粘液は鞭毛室を満たし、鞭毛室(つまり、触手の先端)から噴出することもあれば、流出口に行き渡らせ小孔から出すことも可能である。 流出口に成分の違う粘液を溜めておくことにより、一度に多種類の粘液を分泌することを可能にした。 これらの点から触手生物は独自の進化を繰り返していることが判明した。 【研究所の歴史】 研究所が正式に国家機関として認定されたのは近年になってからであり、研究所自体の歴史はまだ浅い。 元は触手生物の持つ粘液が魔法触媒として価値があることに気づいた魔法薬学者が研究を始めたことが起因となる。 触手の粘液は様々な薬に流用できる貴重な触媒であり、薬が増えることにより国家勢力の拡大にも繋がる為、研究者が認められ国の正式な機関として研究所が建てられた。 研究員への給料は税金から支払われ、主な目的は触手生物の認識を広めることである。 医学者や薬学者に情報を伝えることにより効率の良い薬の配合方法や新薬の開発に役立てると同時に、民間人には生息場所や生態を伝えることで、危険からの回避を促し、安心を与えるのも重要な役目である。 これらは純粋なる生物への興味と、国民がより過ごしやすい日常になるようにという願いから行われている。 現在では医療機関とも提携を結び、触手生物の被害に遭遇した被害者のケアも行っている。 触手生物から分泌される粘液には強い媚薬成分が含まれている為、触手から開放された人間はかなりの疲労と共に興奮が治まらない状態で保護されるケースが多く、解毒剤としては同じ触手から採れる媚薬成分を陰性に変化させ、血中に注入することにより中和させる。 民間の医療機関ではこの中和剤が常備されていない場所も多く、処方には専門の魔法薬学者の許可が必要とされる。 研究所は医療機関と提携を結ぶことにより、被害者のプライバシー保護は勿論、治療費なども国家予算から下りるように手配をする。 交換条件として、被害者のデータをサンプルとして研究所へと提供する旨の書類に同意が必要だが、最終的には本人判断によって行われるため、研究所が強制的に被害者からデータを得ることは無い。 しかし触手の生態に不明点の多い現状では、万全を期した治療は民間機関には難しく、研究所が一括してプライバシーの保護や入院時の生活の保障、日常生活への復帰の援助など、完全なアフターケアを担う場合が殆どである。 勿論、サンプルデータの提供を拒み、自費での治療や、そもそも被害報告を出していない場合もある。 その場合、近隣住民の通報意外で研究所が被害者を把握することは出来ない。 【教会との確執】 国で認められた研究所とは別に、教会が独自に建てた研究機関が存在する。(以下前者を研究所、後者を教会機関とする) 教会機関は正式に認められたものではなく、違法性があるのではと何度も申請しているが、申請が受理されたことは一度も無い。[妄1] 研究所は国民の安全と国の発展を目的として研究を進めているが、教会機関ではずいぶんと怪しげな実験が行われていると言う噂である。 市場に流通している精力剤等はこの教会機関が絡んでいることが多く、身体に害が無いことが確認されたものは堂々と流通しているが、もっと強く、危険なものが裏市場で流れているのではないかとのことだ。世間一般で言う媚薬全般も犯罪に繋がるため禁薬として扱われている。[妄2] また、人体実験も頻繁に行っているようで、安全性も高いとは言えない。 研究所と教会機関とは表立った抗争は無いが、教会機関の事を良く思っていないことは既に公表している。 理由としては危険な触手生物を取り扱うにもかかわらず、充分な安全性が確認できないことや、捕縛認定区域以外での触手の捕縛は勿論、魔法薬学者への申請の無いままに搾取を行うため、搾取量は規定に違反していると推測される。 教会機関で雇うハンターも正規の資格を持っているかどうかも怪しいが、高額採用のため希望者は絶えない。 いたずらに触手生物の縄張りを荒らすことは民間人への危険も高まるので、早急に対処して欲しいところだが、教会という大きな力を持っている以上は強くは言えないのが現状である。 現在は国の認定機関となっているが、協会側に権力者が居た場合、研究所の存在そのものが危ぶまれる。 教会側から何度も提出を要請された資料も存在する。 その資料は被験者のプライバシーに関わるもので、研究所はこれを拒否し続けているが、資料要請は今も続いている。 触手被害に遭い、想像妊娠をしたレアケースの研究データだが、協会側が要請してきたのは被験者の個人データであった。 レアケースについては後述するが、協会側が要請してきたのは被験者の所在地や容姿等で、研究において必要性が感じられない情報の上、教会機関ではなく協会からの直接要請という点も引っかかる。 この件に関しては、所長自らが教会へと出向き、断固拒否の意思を告げた。[妄3] これは完全な邪推であるが、一部からは教会機関が人体実験を繰り返し触手人間を造っているのではないかと噂されている。誰から見ても危険な機関なので、国の早急な対処を願っている。[妄4] 【人体実験について】 触手生物の実験において民間に協力を仰ぐ場合は、国に手続き書を申請し、被験者の同意は勿論、一定年齢を超えるまでは親族・保護者の署名・捺印が必要となる。[妄5] 実験は3〜5人の研究員と医師立会いのもと行われるが、認識を広めるためにも手の空いている研究員は任意で参加することが可能である。 被験者に危険が迫る前に実験は終了し、緊急事態に備え触手を殺す毒薬を準備した上で行われる。 少しでも多くの研究員が立ち会うことにより、より詳細な結果報告書の作成を試みる。[妄6] 実験結果は被験者のアンケートと共にデスク担当に資料が回される。 脳波や心拍数などの数値を見ながら被験者にどのような変化があったのかの記録をつけ、デスクがレポートにまとめていく。 一貫して言えるのは脳内の快楽物質が多く出る為、女性は濡れやすく、男性は出しやすくなるということである。 最後に被験者の感想欄があるが、なぜか「気持ちよかった」と書いている被験者が多い。レポートにまとめる必要が無いので普段は流しているが、この感想にいたっては未だ謎に包まれている。 被験者はIDで管理されて、完全匿名で個人情報が漏れることはありえないので、安心して協力して欲しい。[妄7] 実験に対する過度のリピートは禁物であり、一定期間安静にしてもらうか、異常があるようなら提携している病院への受診を進めるようにしている。診察の際はIDカードを受付に見せれば、そのまま診察をしてもらえるように手配がされている。[妄8] 教会機関の人体実験とは名ばかりで、触手を使った人体実験ショーや、禁薬の販売、人身オークションまで行われていると言う噂がある。 【想像妊娠のケース】 触手に子宮口を突かれ、奥で粘液を噴出されることにより、被害者は妊娠の恐怖を強く感じてしまうことがある。 そうして起こってしまったのが今回の想像妊娠のケースである。 勿論触手には人間の女性を孕ますことができる精液などは有していないが、性行為を思わせる擬似的な行為で強い恐怖を感じる場合がある。 すると乳房から初乳が出始め、この初乳をもっと出そうと乳房へと絡みつき、何度も奥で粘液を噴出する。 媚薬のせいで敏感になった膣は開発が進みやすく、子宮口は性感帯になっているケースが今のところ100%だと報告されている。 しかし、想像妊娠で初乳を出してしまうのはレアケースであり、こればかりは個人差の問題なので対処法のようなものは存在しない。 母乳は栄養価が高く、タンパク質も含まれているので触手にとってはなによりのご馳走のため、出を良くするために、背中から乳房へのマッサージするような愛撫、摩擦熱で乳房を暖め、乳頭を中心に刺激を行い、熱心の母乳の搾取を行う。 吸盤を持つ触手は我先にと乳頭へと吸い付きに行き、待ちきれない触手は乳腺にまで潜り込んで直接吸い出そうとしたという報告も上がっている。 【捕食方法A】 まず地面に這わせている触手で捕食対象の足を捕らえ、皮膚へと麻痺・発汗作用のある粘液を塗布する。 この時点で触手から逃げられたとしても、次第に身体が麻痺してくるのでそれほど遠くまで逃亡することが出来なくなってしまう。 逃げようとする捕食対象者に向かい、今度は汗に含まれる放香化合物に反応し、集まってきたほかの触手が手足を絡め取り、近くの木や石などの障害物へと絡みつく状態で拘束を行う。 その間も麻痺作用と媚薬作用のある粘液の塗布を行われる。衣服を溶かす粘液もこの時に分泌されることが多い。 触手1体1体の力はそれほど強くないので、真っ先に捕食対象の抵抗を奪い、抵抗を完全に奪ったところで捕食体制に入る。[妄9] 拘束が完了すると、より多くの体液を搾取する為に、身体の至る所へと絡みつき反応を見始める。 中には母乳を求め乳房に絡みつく触手も多いが、母乳が出なくても乳房へと絡みつく理由は[レポート01]を参照。 体液の含まれる場所に侵入を試みる触手は、まず突起物を持つイボ触手が進入口を覆い、マッサージのような動きを行い進入口をほぐそうとする。 このマッサージのような動きをされている時に、女性の場合は淫核を刺激されてしまい、淫核の刺激により体液量を増やしてしまうと、侵入口をほぐす触手とは別に、淫核を中心に刺激する触手が群がってくる。 進入口がほぐれ、体液分泌も充分と判断すると、まずは表面にイボの付いた、比較的固い触手が進入を始める。 触手の挿入時の温度だが、潤滑を良くするための粘液を纏っている触手は熱く感じるものがある。これは実際に触手が熱を持っているのではなく、粘膜に触手の粘液に触れた時に熱を持っていると錯覚する物質が含まれているからである。この粘液については現在研究中だが、成分の究明は難しくないとされている。 触手そのものの温度は低いので、そのまま挿入が行われると始めは冷たく感じる。 媚薬で身体全体が火照っている状態では余計に冷たく感じられ、特に熱が高い粘液に触れるとその温度差に衝撃を受ける。 しかし徐々に体温は触手に移り、体外へ出た触手が暖かかったり、湯気が出ていたりしていた場合も、触手そのものの体温が上がっているのではなく、進入先からの体温が移ったということになる。[妄10] イボ触手は体液搾取を目的としておらず、次に進入する体液吸収用のヒダ触手がスムーズに進入できるように、ゆっくりと道を切り開いていく。 奥まで侵入し、慎重に内壁を探り、体液の分泌量を調べながらゆっくりと出て行く。 イボ触手が出ると次にある程度の太さがある触手が進入を始めるが、この際表面に異常は見られない。一見表面に何も異常がない触手のように思われるが、この触手は体液吸収用のヒダ触手で、最奥まで進入すると、内側に隠していたヒダを表面に出し、粘膜から分泌される体液をこそげ取るようにして動き始め、より多くの体液を搾取できるようにしている。 触手生物は触手内の浸透圧を変えることにより太さや固さを変化することが出来るので、浸透圧を高め太く固い一本の触手で内部を圧迫する触手もあれば、ある程度の太さの触手を数本進入させる触手も存在し、体液吸収用の触手は1本とは限らない。[妄11] ヒダの隙間に溜まった体液はそのまま触手内部へと吸収され、鞭毛室から中心部へと吸い込まれていく。 ヒダを出した状態で全体を外に出してしまうと、再挿入の時にまたヒダをしまわないといけないため、先端部分を残した状態で再度奥まで侵入する。 この繰り返しが「触手のピストン運動」と呼ばれる。 【研究所の内部構成】 1つの研究室は8〜15名で構成され、研究員の中でもインドア系とアウトドア系が別れる。 インドア系研究員はデスクワーク中心で、実験結果や報告書のまとめ、文献の調査を行い、レポートを作成し薬学者や民間に発表するのが主な仕事である。 アウトドア系研究員はフィールドワーク中心で積極的に生息地に赴き、サンプル採取や生息場所の特定を行う。 直接触手を扱うフィールドワークやサンプルを使った実験は危険が伴うため、どうしても男性研究員中心で進めることになる。 女性研究員は文献整理や資料作成などのデスクワークが中心となる。 研究所内にサンプルとなる触手を管理している時は3人がローテーションを組み、24時間体制で管理が行われる。 フィールドワークはどうしても時間がかかってしまうため、研究所に何人か残る必要があるが、基本的には大人数で向かい、少人数や単独での行動は危険な為厳禁である。 実験立会いもある程度のキャリアを有した研究員が中心となりデータを取り、見学者は自由だがその都度送られてくるデータをまとめるデスクはどうしても必要となる。 デスク担当は知識量を増やすためにも、勤務年数の浅い女性研究員に任されることが多い。 なお、レポートはデスク担当者名で提出される。[妄12] 妄想 [妄1]裏で権力か金が絡んでいると見ているが公表されることは無いだろう。 [妄2]教会のお偉いさんの爺さんとかが精力剤でギンギンになって拉致したお姉さんに「これも神のご加護じゃ!存分に味わうがよい!ヒッヒッヒ」みたいなのは好きですか? [妄3]調べてどうするんですかね〜? [妄4]でもつぶれないのが世の中なんだよね。せちがらい。 [妄5]一定年齢ってなんですかねげへへへへ。 [妄6]研究だからいやらしくないもん! [妄7]たまに知り合いが居てビックリするらしい(同室の研究員・男性より) [妄8]そして最終的には教会機関の扉を叩くとか・・・?いやぁ全く良く解りませんなぁ。 [妄9]この触手は空中M字開脚が出来ない使用となっております。真に申し訳ございません。またの触手をご利用下しますようお願い申し上げます。 [妄10]熱いのと冷たいのどっちがエロいかと考えたんですがどっちもエロかったです! [妄11]流石に鎧は溶かせないと思うので、浸透圧を下げた細い触手が無数に鎧の隙間から進入し、外から見えないのに中で・・・とか夢があっていいですね! [妄12]という理由からモリシタは女なのですよ。 最後に 質問@:理系民族は一神教ですが、キリスト教のように「神が万物の創世者」のような教えはありますか?あったら生物学ってどうなるんですかね・・・ 質問A:繁殖方法について。卵ではなく、幼生が存在する場合、繁殖は単為生殖または単位発生になると思うんですが、その場合@触手が自力で幼生を産む(エロ無し)A母体として人間を捕らえ、幼生と栄養を流し込んである程度成長したら産ませる(腹ボテ・出産有り)のどちらかになると思います。この場合、完全に好みの問題になってしまうと思うんですがどうでしょうか? でも前者にすると触手に子宮のような器官はあるとは思えませんし、頭を悩ませているところです。 考査@:今のところ濃厚なのが 動物界・棘皮動物門・ウミユリ鋼・触手目?つか、勝手にウミユリに近いとか言っちゃったけど大丈夫だろうか。 考査A:ウミユリは腕の自切が確認されているので、襲われたところを自力で帰ってきたおにゃのこの内部に切られた触手の一部が残っていてとかはあくまでも妄想までに。 考査B:alhigh世界には卵を産む触手は居ないみたいだけど、空中M字開脚出来る力強い触手は居ないみたいだけど、でも、みんなの性癖の数だけ触手は存在してもいいと思うんだ!触手は夢の詰まったステキ生物だと思うんだ!触手は【以下自主規制】 ―――――――――――――――――――― ggって妄想しただけの至らない文章ですのでご指摘ありましたらなんなりとどうぞ。 6/1の俺を見るな枠1枠目でまさかの高評価を頂き、TSを見ながら恥ずかしさのあまり発狂していたのは秘密です。