■戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 最新50  

AAAキャラバトルロワイアル

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/07(火) 23:32:56 ID:myLFGMuA0
ここはトライエース(以下AAA)キャラでバトルロワイヤルを行う企画です。
参加型リレー小説というテーマを元に、皆さんで物語を作り上げていきましょう。
 
企画発祥スレ
バトルロワイアル企画を考える inゲームサロン
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1160050565/l50


企画進行に伴い、これから提案しなければならないことを纏めてゲーム開始です。

1:マップ‐縮小エクスペル、縮小ミッドガルド、原作沖木島案
2:参加者束縛用の首輪もしくは刻印などの機能。
3:禁止エリアの有無
4:放送について
5:各参加者の能力制限

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/07(火) 23:53:19 ID:NJz80+Pn0
【基本ルール】
・全員で殺し合いを行い、生き残った最後の一人が勝者。
・勝者には元の世界への帰還と、それとは別の褒美が主催者より与えられる。
・参加者間でのやり取りに反則はない。
・参加者全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者無し)となる。

【スタート時の持ち物】
・参加者があらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
(義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない)
・また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される
・ゲーム開始直前に参加者は開催側から以下の物を支給される

「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。鞄などの類であればなんでも可
「地図」→ 大まかな地形の記された地図。禁止エリアがあるならば、それを判別するための境界線と座標がひかれている。
「コンパス」→ 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる
「照明器具」→ 着火器具+携帯ランタン(油は2〜3日分or切れない)、または懐中電灯。
「筆記用具」→ 普通の鉛筆と紙、もしくはノートの類。
「水と食料」→ 通常の飲料と食料。目安としては通常の成人男性で二〜三日分。
「名簿」→全ての参加者の名前が明記。顔写真の有無や詳細については今後検討。
「時計」→ 普通の時計。時刻がわかる。主催者側が指定する時刻はこの時計で確認する
「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが入っている。作中の道具や武器、銃火器など


3 名前:参加者名簿:2006/11/07(火) 23:53:53 ID:NJz80+Pn0
【SO2】15/15
 ○クロード/○レナ/○セリーヌ/○アシュトン/○プリシス/○ボーマン
 ○ディアス/○レオン/○オペラ/○エルネスト/○ノエル/○チサト/○シン
 ○ミカエル/○ガブリエル
【SO3】15/15
 ○フェイト/○ソフィア/○スフレ/○クリフ/○ネル/○ロジャー/○マリア
 ○アルベル/○アドレー/○ミラージュ/○クレア/○ノートン/○ビヴィグ
 ○ヴォックス/○IMITATIVEブレア
【VP】13/13
 ○レナス/○アリューゼ/○レザード/○ルシオ/○メルティーナ/○ジェラード
 ○夢瑠/○ロウファ/○エイミ/○ジュン/○ブラムス/○ロキ/○フレイ
【ラジアータ】8/8
 ○ジャック/○リドリー/○ガンツ/○エルウェン/○ガウェイン/○ミランダ
 ○ガルヴァドス/○ルシオン
【TOP】9/9
 ○クレス/○ミント/○チェスター/○クラース/ ○アーチェ/○すず
 ○ダオス/○デミテル/○ジェストーナ

 総勢六十人

4 名前:参加者名簿:2006/11/07(火) 23:54:33 ID:NJz80+Pn0
【SO2】15/15
 ○クロード/○レナ/○セリーヌ/○アシュトン/○プリシス/○ボーマン
 ○ディアス/○レオン/○オペラ/○エルネスト/○ノエル/○チサト/○シン
 ○ミカエル/○ガブリエル
【SO3】15/15
 ○フェイト/○ソフィア/○スフレ/○クリフ/○ネル/○ロジャー/○マリア
 ○アルベル/○アドレー/○ミラージュ/○クレア/○ノートン/○ビヴィグ
 ○ヴォックス/○IMITATIVEブレア
【VP】13/13
 ○レナス/○アリューゼ/○レザード/○ルシオ/○メルティーナ/○ジェラード
 ○夢瑠/○ロウファ/○エイミ/○ジュン/○ブラムス/○ロキ/○フレイ
【ラジアータ】8/8
 ○ジャック/○リドリー/○ガンツ/○エルウェン/○ガウェイン/○ミランダ
 ○ガルヴァドス/○ルシオン
【TOP】9/9
 ○クレス/○ミント/○チェスター/○クラース/ ○アーチェ/○すず
 ○ダオス/○デミテル/○ジェストーナ

 総勢六十人

5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/07(火) 23:56:18 ID:NJz80+Pn0
【決まっている設定】
・参加者
・主催者(スフィア社)
・身体能力、攻撃能力について(基本的に制限はない)
・神族及びエインフェリアの肉体に関する扱い(魂のマテリアライズ強制解除はなし)
・フェイズガン系の銃について
・空中浮遊の高度制限(キャラが届く範囲)
・広範囲にわたる技(発動者の視野内)
・回復魔法の効果(十分の一)

【キャラの特殊能力制限で決まっている設定】
・レナス 原子配列変換及びMP変換、世界再生能力の無効
・フェイト ディストラクションの弱体化(本編で使える技は特に制限なし)
・マリア アルティネイションの弱体化(本編で使える技は特にry)
・フレイ 空中浮遊の高度制限 空間移動←まだ決まっていない
・ダオス 時間転移能力の無効 空中浮遊の高度制限
・ガブリエル 崩壊紋章の無効
・ロキ ドラゴンオーブによるパワー解放の無効(支給品にドラゴンオーブがあるなら別)
・ルシオン 形態変化の無効 再生能力の効果の弱体
・アーチェ 杖浮遊の無効(支給品にアーチェの浮遊杖があるなら別)
・レザード 移送方陣の無効 屍霊術(一人ぐらい)
・エイミ 竜変化(一回だけ)
・ノートン 再生能力の弱体
・シン 空中浮遊の高度制限

連投スマンorz

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/08(水) 01:03:35 ID:XBfAynH+0
>>1



7 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/08(水) 22:47:45 ID:S8tCJfCJ0
>>1
超乙!
やっと立ったな。

8 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/08(水) 23:50:32 ID:dNHj7vDo0
そんじゃ適当にルールを決めていきましょうかね
私見を言わせてもらえればマップに関しては沖木島がいいかな。
テンプレ的に画像マップが出回ってるから作成しなくてもいいしね。
禁止エリアは、まあ有りで。
放送は一日2回から4回辺りですな。
ともかく、まずは好き勝手に案を出していきましょう

9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 16:32:44 ID:pwcnQe2Q0
首輪はどうなるんだ?
エイミの竜変化とかで壊れたりするんじゃないのか?

あと、ガブリエルの第二形態(娘降臨)は無しの方向性になるの?

>>8
マップに関しては同意。その方が手っ取り早いと思う。

10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 17:49:37 ID:va60uzzPO
自分的には放送は1日4回で
3時間ごとに禁止エリアをもうけてほしい。
マップに関しては冲木島でいいと思う。

11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 18:31:32 ID:qlPGrkEL0
VP2枠は無いのか!
ラジアータはクロス入れたほうがいいと思うけどなぁ

12 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/09(木) 22:42:23 ID:i0WQBxpW0
基本的にラスボスクラスは能力制限大だから、ガブは無効がいいかも
エイミの竜化はどうしても必要じゃなければ禁止でもいい気がする。
もしくは、一度変身したら元に戻れないようにすればいい。ま、これはダメか
ともかくマップは沖木島がいいのかな。地図はこれね↓
ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/1458/map.jpg

>>11
言うの遅いよ……


13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 00:06:10 ID:jXRS3SCj0
>>11>>12
まあ、参加者投票が総合企画スレで行われてたからな・・・
場合によっては(反対派が多いのであれば)再投票もありかもな。

まあ、個人的には今のメンバーが無難な気もするが。


ところで参加者一覧見てもピンとこないキャラがいるんだが・・・誰だっけ、こいつら。
SO2:シン
SO3:ノートン、ビヴィグ、ヴォックス
ラジアータ:エルウェン、ガウェイン、ミランダ、ガルヴァドス、ルシオン


14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 00:23:40 ID:t7VAaDxSO
シンって漫画でラスボスやったエルリアタワーの奴じゃなかった?


エイミの竜化のためだけに首輪を刻印にするのもありだけど……

15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 00:29:56 ID:ZdtXPreK0
>>13
簡単に説明すると
SO2のシンは中盤以降のボス。狡猾なモンスターみたいなもんか。一応漫画版のラスボス
SO3のノートン先生はマジで序盤の踏み台。未開惑星で好き勝手やってた犯罪者。マグニスみたいな奴
ビヴィグはバンデーンの鮫人間。ヴォックスはアルベルの同僚な竜騎兵
ラジアータのエルウェンが数百年を生きたダークエルフの凄腕剣士。ガウェインがガンツの親父。
ミランダは普通の僧侶娘。ガルが凶暴オーク。ルシオンが実は銀竜なラスボス。

ま、どいつもこいつもマーダー候補ってわけね

>>14
伸縮可能な首輪って手もある

16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 01:16:05 ID:LAfCNYln0
VP2枠増やしたほうががよくないか?
向こうのスレでは追い出されたような形になったわけだし
焦ってやる必要は無いだろ


17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 01:33:06 ID:t7VAaDxSO
>>15
伸縮自在は最初考えたけど、伸ばされたら首輪外されちゃわないか?
ならいっそ「何が起きても首に超フィットする不思議なご都合主義パワーが篭った首輪」くらいアバウトな方がいい気がする

18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 02:02:14 ID:TF3v57660
>>17
首輪に関してはそれでいいと思う
>>16
VP2のアリーシャやルーファスとかはいいんだけど
無個性なエインフェリアは分かりにくいから
エインフェリアは除く方向でならいいと思う

19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/10(金) 21:50:37 ID:tQkBmibr0
AAAカップについて話し合うスレはここですか?

20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 11:09:02 ID:Epvg0mPL0
ランダムアイテムに関してだが
ランダムアイテムは1〜3つがいいな
多く見積もったほうがおもしろくなりそうだし

21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 13:40:11 ID:yLeBqQYA0
とりあえず決まった内容が
主催者スフィア社に、マップ沖木島
放送は6時間毎。首輪は臨機応変に伸縮するのか
禁止エリアは放送3時間後に二、三増えていく仕組み
ランダムは別に一つじゃなくてもよさそうだね。あまりにも武装が偏るのはいくないが

制限に関して言わせてもらえれば、各キャラの魔力的な浮遊能力は禁止でいいんじゃないか。
実際翼がついている奴こそ高度制限がいいと思う。
例外とするなら、前述に挙がったアーチェの杖を支給品に混ぜるとかさ。
大規模な魔法は良くて一回でも使えるのか? だとしたら即MP飢渇だな。
銃のエネルギーの表記はあったけど、HPMPなどの表記はどうするんだ?


22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 14:04:10 ID:/T/4osDM0
SO1からの参加者はいないのか・・・(´・ω・`)

23 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 18:15:58 ID:5+dDmdv+0
某ロワ企画では、MPは自然に徐々に回復するとかいう案も出ていたりしていた気が。
大規模魔法とかだと使ってから1日経たないと他の魔法が使えなくなったり。

支給品に回復アイテムがあれば、それで回復という手もあるが。

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 22:17:35 ID:yIHO1jAc0
再投票したほうが良くないか?
SO1もVP2も無いしラジアータ枠も何か少ない

25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 22:31:23 ID:yLeBqQYA0
>>23
MPは数時間毎に何割か回復していく方向で賛成でいいと思われ
個人的なことを言わせてもらえれば、HPに関しては純粋に怪我の症状の明記だけでいいかな

キャラの表記については適当にこんな感じか
【クロード・C・ケニー】[MP残量:50%]
[装備:木刀]
[道具:アップルグミ・フェイスガン・デイバック(支給品一式)]
[状態:頭部裂傷]
[思考:混乱]
[行動方針:主催者を打倒]

>>24
RPG版から流れてきた人がいるからそれもいいかもね
ただ、前スレの段階で書き手宣言していた人がSO1に関する知識を持っていなかったからそうなった。
VP2は発売されて間もないって事か。
書き手が書けないのに参戦させても本末転倒だからな。
ま、ROMる、もしくは増えた書き手もいるかもしれないから、もう一度投票しますかね?

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 22:53:25 ID:M1XcE1o70
>>24
ラジアータが少ないのは・・・仲間キャラが多いってのも理由の一つなんだろうな。
同じく仲間キャラ多いVPに比べて、印象薄い感じがするし(あくまでも俺の主観)

27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/13(月) 01:10:21 ID:Os5t4TElO
正直TOFに違和感ありまくりな俺ガイル。
AAAってくくりだからお門違いではないんだろうけど…あっちは専門のロワまであんのに

28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/13(月) 01:11:16 ID:Os5t4TElO
TOPですた。恥ずい…

29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/13(月) 21:51:06 ID:zVF8IWLJ0
いくらスタッフが同じだからってTOPは正式にはトライエースが作った訳じゃないし
正直一緒に入れられてもテイルズ厨乙ぐらいにしか思えんな

というか、下手すると一緒に入れてる動機すらわからない奴も多いだろ

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/13(月) 22:53:28 ID:5TLprBcd0
なんだかファンタジアは不人気な様子で
んじゃ、残したい人がいなければ外すのもアリかもね
あと気になった事を聞かせてもらえれば、SO1とVP2を書ける人がどれぐらいいる?


31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/13(月) 23:25:30 ID:kNKGfZ4z0
P参加にイピョーウ
SO1VP2は両方_

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/14(火) 00:34:16 ID:iR/mMtJK0
TOPは別にあってもいいんじゃね
VP1〜2とSO1〜3とラジは書けるよ


33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/15(水) 22:56:57 ID:3jxRU1au0
結局どっちなんだよお前らw
ともかく再投票するかどうか決めようぜ

34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/15(水) 23:05:18 ID:Hps+yj0G0
SO1枠とVP2枠追加して再投票の方向でいいだろ

35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/15(水) 23:53:53 ID:X30C97Bx0
一旦削除依頼出して企画スレに戻ろうぜ。
今からこの過疎じゃ先が思いやられる。

少し考え直そうよ。ロワスレの乱立は最近、問題視されてるしさ。

36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/22(水) 18:29:03 ID:MVk6jAWx0
ほす

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 00:45:36 ID:JLaQ6Mai0
ともかくさ、皆まじめに考察していかね?
まずは始める事が重要だからさ

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 01:00:34 ID:SQjsNFCJ0
結局、再投票するのか?
参加者が決定して、あとは始めるだけっていう段になって、
何人かが再投票って言い出したのが過疎の一因だと思うんだが

39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 02:38:05 ID:JLaQ6Mai0
俺はこれでいいと思うんだが……
最初にいた書き手自身が書ける作品を集めたわけだしな。
マップ、主催者、放送、禁止エリア、大雑把な制限と既に決まってる事もあるし
後は細かな制限だけで始められると思うんだが。まあ、それこそ書き手の臨機応変でいい気もするしな

40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 20:40:38 ID:TqQhZYvi0
俺もこれでいいと思うぞ。

41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 22:03:46 ID:SQjsNFCJ0
あげとく。

あと、今現在書き手できる人は何人くらい居るの?
とりあえず、俺は書けそう。

42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 22:26:13 ID:JLaQ6Mai0
>>41
自分もいけますぞ

43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 22:27:51 ID:0fSaHW8I0
再投票するべきだろ
二つも枠が無いとか・・・

44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 22:42:45 ID:JLaQ6Mai0
>>43
基本的にメジャーなのを選出した結果だと思ったんだけどな。
SO1は明らかに知名度が低いし、VP2は発売間もないんだっけか?
まあ、そんな感じだったと思うけど。

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 23:09:17 ID:0fSaHW8I0
VP2は追加してもいいんじゃね?
影薄いエインフィリアとVPと被ってる奴除くとアリーシャとルーファスぐらいだな
これだけ追加でいいんじゃね?

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 00:47:07 ID:wsbcNrVv0
てことはこうなるのか?

【SO2】15/15
 ○クロード/○レナ/○セリーヌ/○アシュトン/○プリシス/○ボーマン
 ○ディアス/○レオン/○オペラ/○エルネスト/○ノエル/○チサト/○シン
 ○ミカエル/○ガブリエル
【SO3】15/15
 ○フェイト/○ソフィア/○スフレ/○クリフ/○ネル/○ロジャー/○マリア
 ○アルベル/○アドレー/○ミラージュ/○クレア/○ノートン/○ビヴィグ
 ○ヴォックス/○IMITATIVEブレア
【VP】13/13
 ○レナス/○アリューゼ/○レザード/○ルシオ/○メルティーナ/○ジェラード
 ○夢瑠/○ロウファ/○エイミ/○ジュン/○ブラムス/○ロキ/○フレイ
【VP2】2/2
 ○アリーシャ/○ルーファス
【ラジアータ】8/8
 ○ジャック/○リドリー/○ガンツ/○エルウェン/○ガウェイン/○ミランダ
 ○ガルヴァドス/○ルシオン
【TOP】9/9
 ○クレス/○ミント/○チェスター/○クラース/ ○アーチェ/○すず
 ○ダオス/○デミテル/○ジェストーナ

47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 02:06:08 ID:q+rbiyPO0
>>46
まあ、それでいいと思われ。
流石にSO1まで入れろとは言わないだろうが……

ともかく、後決まってないのはなんだっけか。
細かい制限はいろいろと切りがないから、話を投下する前後に訪ねたりすればいいんじゃねえかの
実の所、後は大方決まってるからテンプレを作るべきだな。

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 11:37:10 ID:atXxfBBX0
大体決まっているから
オープニングを出してもいいと思う

細かいことは投稿のたびにに議論すればいい

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 14:22:18 ID:q+rbiyPO0
ちなみにオープニングを投下しようとする心意気のある書き手はいるかね?

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 15:01:22 ID:wsbcNrVv0
一応OP書いてみるが、あんまり期待しないで待っててくれ。

ところで質問なんだが・・・見せしめって俺が自由に決めていいの?
参加者に選ばれてなくても可?
原作バトロワでは二人とか死んでたけど、二人じゃなきゃ駄目なの?

51 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 15:44:09 ID:q+rbiyPO0
>>50
いいんでないの
ただ、見せしめ要因としてテイルズのジェストーナを入れたとか話も出てたけど、それこそ自由に。
書き手とかのルールはどうするんだ?
予約制有りにして、コテ必須でもいいと思うんだが、どう?

52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/25(土) 18:09:47 ID:+VyPpkNdO
期待アゲ

53 名前:OP ◆OlJO4SP4Ck :2006/11/26(日) 16:50:31 ID:Lbs1kbKq0
広く薄暗い空間に無数の気配があった。
全身を鎧で覆った人物や武骨な印象を抱かせる壮年の男。
着物装束の小柄な娘から奇妙なモノを背中から生やした青年。
はてには明らかに人ではない姿をした者まで・・・
総勢60名ほどのその集団は、およそ統一感と言う言葉からはかけ離れている。
・・・いや、彼等彼女等には共通したことが一つだけあった。
それは、皆、自らが何故このようなところに居るのか、誰一人として理解しえていないと言う事だけだった。

やがて・・・彼等の疑問・不安の声が頂点へと達した時。
突如として上方から放たれた光が、ある一点を照らし出した。
白い光に照らされ、闇に浮き上がった場所・・・
他からは一段高くなり、まるで舞台のようになったそこに一人の男がいた。
「諸君、まずは“遠路”はるばるご苦労と言っておこうかな」
黒装束の兵士達を引き連れ、悠然と、見下したように微笑む金髪の男。
その様子を見た青い髪の男女が、驚愕の声をあげる。
「ルシファー!」
「貴方は死んだはずじゃ・・・!」
その声を無視しながら・・・薄い、酷薄な笑みを浮かべながら、ルシファーと呼ばれた男はこう続けた。
「これからお前たちには、あるゲームを行ってもらう。
 ルールは簡単だ。最後の一人になるまで・・・殺し合え」

「ど、どう言う事ですか!」
一瞬の沈黙。それを引き裂くように、一人の少女が声をあげた。
和風の着衣――巫女装束だろうか――を身に付けた少女に視線が集まる。
「そのような恐ろしい事、決して許され・・・」
少女の言葉は無数の炸裂音・・・銃声によって遮断される。白かった上着を朱に染め、少女は倒れ伏した。
ホールのあちこちで、恐怖に満ちた女性達の悲鳴が上がる。
「那々美!」
美しい鎧を身に付けた女性が、名を叫びながら倒れた少女に駆け寄る。
そして少女の、もはや動かない体を抱きかかえながら、銀髪の女性は男を睨みつけた。
金髪の男は、その視線をつまらないといった感じに受け止める。

54 名前:OP ◆OlJO4SP4Ck :2006/11/26(日) 16:51:41 ID:Lbs1kbKq0
「もう一度言おう。お前たちには殺し合いをしてもらう
 これから一人に一つずつ鞄を配った後、お前達には会場のほうへと向かってもらう。
 鞄の中には幾つかの人殺しに役立つ道具が入っている・・・当たり外れは存在するがな」
そこまで喋り、ルシファーは堪えきれないように笑みを浮かべる。
「それから・・・ルールは簡単と言ったが、幾つか記憶してもらいたい事もある。それは・・・」
「黙れ、小物風情が」
ルシファーの言葉を遮るように、黒い衣服を纏った銀髪の男が声をあげる。
「貴様のようなクズに従う道理などない。死ね」
その言葉共に男の体が宙に浮く。そして、男は自らが持つ技で最大の威力の物を放った。
「滅びの風をその身に受けるがいい!」
男が放った技が脅威となって、ルシファーを飲み込もうと襲い掛かる。
しかし・・・放たれた風はルシファーに届く事無く、霞みのように消え去った。
「ふむ、まだ反抗の意思があるとは・・・所詮はバグか」
「ば、ばかな、この私の滅びの風が」
「言い忘れていたが・・・お前たちの力は、ある程度の制限がなされている。
 尤も、制限など無くとも、あんなそよ風程度では私のファイアーウォールは突破などできないがね
 ・・・だが、ちょうどいい・・・」
男を見下した目で見つめながら、ルシファーは呟く。
そして、黒衣の男を・・・正確には男の首にある銀色の物体を右手でまっすぐに指し示した。
「こいつを使ってルールの説明をさせてもらおう」
その言葉とほぼ同時。篭った様な炸裂音が男の周囲に響く。
そして、液体を撒き散らしながらナニカが床を転がり・・・ホール内に再び悲鳴が巻き起こる。
こうして、皮肉にも主催者と同じ堕天使の名を持った男は、声を発することも無く絶命した。

「お前たちの首に、爆弾入りの首輪を装着させてもらった。
 くくっ・・・そう慌てるな。無理に外そうとすると爆発するぞ」
ルシファーの言葉に自らの首輪を触っていた数人の者達が驚き、慌てて手を離す。
その様子を笑いながら眺めつつ・・・ルシファーは言葉を続けた。
「その首輪が爆発する条件は三つ。
 第一に、先程も言った通り無理に外そうとした場合
 第二に、私に逆らおうとしたり、会場内から勝手に逃げ出そうとした場合
 そして第三に、六時間に一回の放送で死者の名と共に読み上げられる禁止エリアに入った場合だ」
そこまで言って言葉を切り、ルシファーは眼下の60名あまりの者達をみわたす。
そして、彼等彼女等の表情を存分に観察した後、至極、満足げに言い放った。
「それではこれより、お前たちには会場に跳んでもらう・・・ゲームスタートだ。存分に楽しませてくれ」


【那々美@ヴァルキリープロファイル 死亡】
【ルシフェル@スターオーシャンセカンドストーリー 死亡】

【残り62名】

55 名前: ◆OlJO4SP4Ck :2006/11/26(日) 16:53:14 ID:Lbs1kbKq0
遅くなってすいません。
書きあがったのでオープニング試案投下。
文脈が変とか、指摘があればドゾ。

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 19:16:26 ID:n0X2nlcyO
GJ!
全然いいと思いますよ

俺も書こうかなぁ……
漫画版のイメージが強いからスタオーやりなおさなくちゃ

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 19:17:05 ID:iVdKy4tD0
OP投下乙。
特に変な所は無いかと。

もうこれは作品投下していっていいのか?
それとマップの画像とかはどうするの?


58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 19:32:07 ID:Da+xO29b0
GJ

>>57
マップは沖木島だな
スタート地点はバラバラに散らす?

59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 19:45:55 ID:iVdKy4tD0
>>58
サンクス。
よく見たら>>12にマップ出てたな。

あと一つ質問
キャラは予約制ですか?

60 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 20:10:09 ID:Da+xO29b0
>>59
予約は有りにしたほうが被らなくて済むから、予約推奨かな


61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 20:20:25 ID:iVdKy4tD0
>>60
わかった。

それと>>54のオープニングで首輪爆発の条件を3つ挙げているけど、
24時間の間に死亡者が一人も出なかった場合に、全員の首輪が爆発する。
っていう条件が無いけど、これは無いままでいいの?

62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 20:27:48 ID:Da+xO29b0
一回目の放送の時に言っても遅くはないと思う。
まあ、それを訂正するかどうかはOPの人に任せるべきだね

63 名前: ◆OlJO4SP4Ck :2006/11/26(日) 20:54:39 ID:Lbs1kbKq0
>>61>>62
どもです
>24時間の間に〜
一回目の放送のときでも遅くないかなと思って入れなかったんですが・・・
修正した方がいいならそうします。

>>54のルシファーの台詞
>「その首輪が爆発する条件は〜
以降を下記の通り修正します。

「その首輪が爆発する条件は四つ。
 第一に、先程も言った通り無理に外そうとした場合
 第二に、私に逆らおうとしたり、会場内から勝手に逃げ出そうとした場合
 そして第三に、六時間に一回の放送で死者の名と共に読み上げられる禁止エリアに入った場合
 それから24時間の間、死亡者が一人も出なかった場合・・・この場合は全員の首輪が爆発する。注意するんだな」

64 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/26(日) 23:58:10 ID:olTgsmBxO
>>55
オープニングGJ
あと個人的に何だけど、最後まで生き残ったら
一つだけ願いかなえるというルールも欲しかった。
その方が一般人もマーダーになりやすくなっておもしろくなりそうだし。

65 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 01:10:59 ID:z7mt7yzB0
OP乙!

見せしめにルシフェルという発想になるほどと思ってしまった

66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 01:56:02 ID:tFb4AZo1O
>>64
むしろそのルールは意思の強い戦士向きだと思う
全体的に顔見知り率高くて殺し合わせにくそうだからあった方がよさげなのには賛成だが

67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/27(月) 16:27:22 ID:5uRysX9D0
ところで作中の時間表記についてだけど、こんな感じでどうかな?

 深夜:0〜2
 黎明:2〜4
 早朝:4〜6
 朝:6〜8
 午前:8〜10
 昼:10〜12
 真昼:12〜14
 午後:14〜16
 夕方:16〜18
 夜:18〜20
 夜中:20〜22
 真夜中:22〜24

ゲームスタート時の時刻は、朝の6時くらいかな?

68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/29(水) 23:27:26 ID:MrPaVjoU0
ほす

69 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/30(木) 00:58:48 ID:SJK4g3rTO
明日パソコンの修理終わるから、ようやく参戦できそうなんだが
他の書き手さんは?

70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/30(木) 02:40:48 ID:S79Kt/RI0
熨斗

71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/30(木) 08:53:39 ID:OPhs1QYmO
書き手頑張る

72 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2006/12/01(金) 01:26:36 ID:quhRDUt40
書いてみるとするか
ジェラード+α予約

73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/01(金) 01:48:20 ID:Yc5TzGWSO
>>72
+α?

74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/02(土) 00:14:12 ID:qoofUHn+O
保守

75 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/03(日) 10:10:02 ID:YqzDaanhO
捕手

76 名前:砂漠に落ちた涙:2006/12/03(日) 23:46:15 ID:6borkkPJ0
廃校の理科室
そこの教壇の後ろで座り込んで、支給品を見ている少女がいる。
少女の名はジェラードといい、アルトリア国の姫君である。

バッグの中には魔杖サターンアイズとミックスグミがあり、それらの説明書を読んでいた。
ジェラードはそれらの説明書をさっさと読み終えると、今後の動向について考えた。
その結果、この城のような所を出て、ヴァルキリーやアリューゼに会おう、
それとこのゲームに乗らない人たちを集めようという結論にいたった。
ジェラードはそう決心し、その場に立ち上がった。
すると、突然後ろから声が聞こえる。
「やっと、見つけたぜ」

この聞き覚えのある声・・・アリューゼに間違いない。
ジェラードは後ろを振り返り彼の名を呼んだ。
「アリューゼ、会いたかっ・・・」
ジェラードは言葉を止めた。そこにいたのはアリューゼではなく、顔の右半分だけ変な
マスクを着け、黒いローブを着た大男が立っていた。
「人違いだぜ。お嬢ちゃん」
男は見下したような口調で答えた。
「俺の名はミカエル、そして・・・お嬢ちゃんが聞く最後の名前だ」

ジェラードは男の声がアリューゼそっくりなので驚いた。だが今はそんなことどうでもいい、
男の発言から明らかに自分を殺そうとしている。それにこの男から放つ巨大な魔力。
ヴァルキリーに匹敵するほどの魔力、いやそれ以上かもしれない。非常に危険である。
男は臨戦態勢に入ったのだろうか、両手が炎に包まれてきた。
「少しはこの俺を楽しましてくれよ」

77 名前:砂漠に落ちた涙:2006/12/03(日) 23:51:34 ID:6borkkPJ0
男が自分の方にゆっくりと近づいてくる。ジェラードはとっさにバッグから魔杖サターンアイズを掴んだ。
先にやらなければ、やられてしまう。それに相手は今、子供だと思って油断をしている。
これでも戦乙女ヴァルキリーに選出されたエインフェリアなのだ。
運が良いことに相手は教壇が死角となって、武器を持っていることに気づいていない。

―――――やるなら今しかない。

「先手必勝じゃ、バーンストーム」
男の真下から爆炎が起こり、クリーンヒットした。
「な、なんだと!」
男の真下に穴があき、下半身がすっぽりとはまった。
男は抜け出そうとするがきっちり納まっているのか、そこから出てこない。

『何とも間抜けな姿じゃが、こやつはこのぐらいでは、倒せんじゃろう』
ジェラードは笑いをこらえながらも、さらに追い討ちをかけるために呪文を唱えた。
ジェラードの下に大きな魔方陣が浮かび上がる。
男はやばいと思ったのか、急いで出てこようとする。だが、穴から出て来た時にはもう遅かった。

「我焦がれ、誘うは焦熱の儀式、其に捧げるは炎帝の抱擁」
男を中心に業火がたちこめる。
「イフリートキャレス」
と、唱えると同時に灼熱の炎が巻起こった。

教室中が炎に包まれる。男の方に目をやると、燃え盛る炎の中で男の全身から火柱が昇り、その場で倒れた。
「や、やった」
ジェラ−ドは大魔法を使った疲労から後ろの黒板に、もたれ掛かった。
さすがの強敵でも威力が制限されているとはいえ大魔法に直撃すれば、一溜まりもない。

78 名前:砂漠に落ちた涙:2006/12/03(日) 23:57:15 ID:6borkkPJ0
そう安堵したのも、つかの間、倒れていた男が立ち上がり、
燃え盛る炎の中から何事も無かったように不適に笑いながら出てきた。
「俺の演技はどうだった。お嬢ちゃん」
ジェラードの顔が引きつる。
「そんな馬鹿な・・・あれほどの炎にまみれたのに無傷じゃと!?」

その刹那、男は一気に間合いを詰めて、右手でジェラードの首を掴んで黒板に押さえつけた。
男の手は的確に肌が露出しているところを掴んでいる。
ジェラードは背中を打ち付けられた衝撃でうめくと、同時に首を絞められた。
わざと苦しめさすためなのか、手に覆われていた炎が消えている。
ジェラードは首を絞めている手を振りほどこうと、必死に足掻いたが自分の力では手を振りほどけなかった。
持っていた杖も放してしまい、もうなす術もない。

ジェラードは死の恐怖から涙が溢れてくる。だが涙が頬を伝い落ちることはなかった。
首を絞めている手から炎がたちこめて、涙を蒸発させた。
「貴様には感謝しているぞ。貴様のような小娘にも油断はできないと解ったのだからな」
男はさらに言葉を続ける。

「だが運が悪かったようだな。この俺には一切火炎系呪文は通用しないぜ。
 止めに使った呪文が違う属性だったら、もしかしたら倒せたかもな」

首を掴んでいる手の炎の火力が上がり、全身に燃え広がる。
「貴様は俺が作る消し炭第一号になるんだ。光栄に思え」
男は下品に笑いながら言った。

普段のジェラードなら「無礼者が万死に値するぞ」と言い返すであろうが、
もうそんなことはどうでもよくなってきた。


79 名前:砂漠に落ちた涙:2006/12/04(月) 00:02:10 ID:T6sKIL0u0
全身を焼かれ、薄れゆく意識の中、目の前の男とよく似た声を持つ
なぜか気になる存在である男のことを心の中で呼んだ。

『アリューゼ・・・』



【G−3/朝】
【ミカエル】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:なし]
[道具:ミックスグミ・魔杖サターンアイズ・???・???←本人確認済み・荷物一式]
[行動方針:最後まで生き残り、ゲームに勝利]
[思考1:どんな相手でも油断せず確実に殺す]
[思考2:学校から出る]
[現在位置:平瀬村分校跡の理科室]


【ジェラード 死亡】


備考:学校は大体5,6時間以内で全焼すると考えてください


80 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2006/12/04(月) 00:06:22 ID:T6sKIL0u0
SS投下しました。
いきなりジェラードをズガンさせてしまい申し訳ございません。
問題点や修正点などありましたら、
よろしくお願いします。

81 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/04(月) 02:35:24 ID:SBGrtkuh0
初作品GJ!おもしろかったよ。
ズガンといっても、描写も問題ないと思うし。

82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/04(月) 16:10:47 ID:rOYmcZmqO
GJ!
あんた最高だ!

83 名前: ◆okXJ25qcL. :2006/12/04(月) 21:14:07 ID:0/IvqT+i0
GJ!全然問題ないと思うぞ。

オペラ、ミント予約します

84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/05(火) 01:06:43 ID:8y3l16Zg0
GJ!
さよならジェラタン

このロワは日頃から愛用してる武器って没収されないの?

85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/05(火) 07:51:11 ID:QDchdMDYO
>>84
没収されるでしょ、他のロワでもそれが普通だし

86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/05(火) 13:05:19 ID:gl2Zttw2O
GJ!
ただ個人的に支給品には出展作品をつけてほしかったなぁ

87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/05(火) 16:20:00 ID:NL1Zau7d0
あと残り何名か記名したほうが良かったんじゃない?
【ジェラード 死亡】

【残り61名】こういう感じで

88 名前: ◆okXJ25qcL. :2006/12/05(火) 23:43:02 ID:NL1Zau7d0
投下します。

89 名前: ◆okXJ25qcL. :2006/12/05(火) 23:44:11 ID:NL1Zau7d0
氷川村に向かう道の途中で二人の女性が話をしていた。

片方の白い法衣を身に着けている女性は何やら嬉しそうに話をしている。
その話を聞くもう片方の女性は長い金髪から覗く額に、第三の目が見える。
「良かったです、オペラさんがゲームに乗っていなくて」
白い法衣の女性、ミント・アドネードは嬉しそうに三つ目の女性に話しかける。
「私もミントさんがゲームに乗っていなくて良かったわ」
オペラと呼ばれた三つ目の女性はミントに笑顔で答える。

二人はこの島に跳ばされてすぐに出会った。
最初はミントが三つも目があるオペラを見て少し警戒していたが、
オペラがこのゲームに乗る気は無いと言うと、ミントはすぐにそれを信じて警戒を解いたのであった。
そして軽い自己紹介の後、とりあえず落ち着ける場所を探そうと言うオペラの提案に従い、
二人は現在地から一番近い氷川村へと歩いていた。

「ところでオペラさんの支給品は何だったんですか?」
ミントが歩きながらオペラに尋ねる。
「…私の支給品にはたいした物は入って無かったわ。ミントさんは?」
聞き返されたミントは自分の鞄の中から一振りの剣を取り出した。
「この剣が私の支給品なんですけど、私は剣術とか苦手なんですよね。オペラさんはどうです?」
「いいえ。私も剣術の心得は無いわ。…その剣ちょっと見せてくれる?」
ミントはオペラの申し出に応じ剣を渡す。

「こんな剣見たことがないわ。恐らくかなりの業物ね…」
剣を受け取ったオペラが感心したように言う。
その様子を見ていたミントは何故か違和感を感じた。

今オペラさん…、笑った?

90 名前:咎人の剣:2006/12/05(火) 23:45:29 ID:NL1Zau7d0
一瞬剣を持つオペラの口が歪んだ気がした。
しかし、目を凝らしてもう一度オペラを見るが何処も変わった様子は無い。

気のせいかしら

きっと自分は疲れているんだ。早く休める場所を探した方がいい。
そう思いミントがオペラに「そろそろ行きましょう」と言おうとした時だった。
「あら、あれは何かしら?」
そう言ってオペラがミントの背後を指差す。
「え?」
ミントは咄嗟に後ろを振り向く。
「特に何も見えな…!!」
その言葉を言い終わる前に突然、ミントは背中に鋭い衝撃を感じ、そのまま地面に倒れこむ。

背中が生温かい。
体から血が流れ出ていくのがわかる。このままだと死んでしまう。
「助けて、クレスさん…」
思わずこの場にいないクレスに助けを求める。
「まだ息があるのね」
倒れたミントの頭上で声がする。
「苦しい?大丈夫よ、すぐ楽にしてあげるから」
そう言ってオペラはミントの背中に剣を深く突き刺した。

「ごめんなさい。私はエルを死なせるわけにはいかないの」
オペラは息絶えたミントを見てそう静かに呟いた。
このゲームにはオペラの恋人であるエルネストもいる。
生き残れるのはたったの一人だけ。オペラはエルネストには死んで欲しくない。
だから決めたエルネスト以外の参加者を全て殺した後、最後に自ら命を絶ちエルネストを生き残らせようと。
勿論そんなことエルネストが望んでいないと分かっている。それでもオペラは決めたのだ。

91 名前:咎人の剣:2006/12/05(火) 23:46:49 ID:NL1Zau7d0
エルネストのことを愛しているから。

ミントがオペラに渡した剣の名は『咎人の剣“神を斬獲せし者”』
天使を殺し続けた咎人が手にすると言われるバランス破壊の剣。
オペラはかけがえの無い恋人を生き残らせるためにその剣を振るい、彼女は逃れようのない咎を負った。
やがて咎人となった彼女はゆっくりと歩き出す。
愛する人を守るために。
全ての人を殺すために。



【H−8】
【オペラ】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:咎人の剣“神を斬獲せし者”@VP]
[道具:???・???←本人確認済み・荷物一式×2]
[行動方針:参加者を殺し、エルネストを生き残らせる]
[思考1:エルネスト以外の参加者を全て殺しそのあとに自殺する]
[思考2:氷川村に行く]
[現在位置:H−8の道]


【ミント 死亡】
【残り60名】

備考:ミントの荷物はオペラが持ち去りました。
   ミントの死体はH−8に放置してあります。



92 名前: ◆okXJ25qcL. :2006/12/05(火) 23:48:39 ID:NL1Zau7d0
以上で投下を終了します。
問題があったら遠慮なく指摘してください。

93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/05(火) 23:59:26 ID:8y3l16Zg0
>>85
そっか。d

>>92
テラGJ!
予想外に順調に死ぬなw

そういやwikiに項目作ったほうがいいのかな

94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/06(水) 00:37:19 ID:5rqbj+zo0
>>92
ほのぼの展開と思いきや
まさかのオペラのマーダー化
GJ

95 名前: ◆6Cf.0b082Q :2006/12/06(水) 00:55:36 ID:VKI+/ZrP0
>>92
てっきり序盤の噛ませコンビ候補になるのかと思ったら……ミ、ミントォーッ
GJでした!

デミテル・洵を予約します
沖木島は映画版でいいんですよね?

96 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/06(水) 01:03:44 ID:VKI+/ZrP0
げぇーッ、鳥間違えた
何って入力ミスしたのかわからないんでこっちの鳥で改めてデミテル・ジュンを予約させてください

97 名前:受難:2006/12/06(水) 04:18:49 ID:Z/kT2MRPO
「あの阿呆め、なめやがって…」
島の南端の灯台の近くで、アルベルは悪態をついた。
このゲームの主催者―ルシファー。自分達の住む宇宙を消そうとした男。
あの男は確かに倒したはずだ。なのに、何故生きている?
それどころか、自分達を集めて殺し合いをさせようなんて…復讐のつもりか?
「フン、ならもう一度地獄へ送ってやるだけだ」
好戦的で戦う事が生き甲斐であるアルベルだったが、積極的にこのゲームに乗ろうとは思わなかった。
ルシファーの言うことを素直に聞くのが我慢ならなかったのだ。
かといって、他の参加者と馴れ合う気も無い。他人がどうなろうと自分には関係ないこと。
自身の力でルシファーを倒すことができればそれで良かった。
「んで、このバックには何が入ってんだ?」
ここでアルベルはバックの中身を確認することにする。
出来れば、刀やガントレット等自分の得意とする武器が入っているといいんだが。
そんな事を考えがらバックを漁る。

「ん?何だこりゃ?」
バックから出てきたのは封筒だった。宛先は…「エレナへ」と書いてある。
それは、アーリグリフ王がシランドに住む知り合いの女性に宛てた手紙だった。

98 名前:受難:2006/12/06(水) 04:22:52 ID:Z/kT2MRPO
「成る程…あいつ、敵国の女に惚れてやがったのか…」
手紙にはアーリグリフ王からエレナへの気持ちが赤裸々に綴ってあった。
手紙を読み終えたアルベルは空を見上げる。少しセンチな気分になり…


「…ってふざけんじゃねえぞクソ虫がぁぁぁーっ!!」

そう怒鳴るとアルベルは手紙をビリビリに破り捨ててしまった。



【I−10】
【アルベル】[MP残量:100%]
[状態:支給品に対する怒り]
[装備:無し]
[道具:荷物一式]
[行動方針:ルシファーを倒す、基本的に単独行動するつもり
[思考1:武器の調達]
[現在位置:琴ヶ崎灯台付近の海岸]
※支給品の「アーリグリフ王の手紙@SO3」は捨てました



99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/06(水) 09:40:34 ID:bxYWEF3WO
>>92
さようならミント……
SO2勢、今のところ登場キャラ全員マーダーw

>>98
ちょwwwプリン早くも戦力外通告すかwww

100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/06(水) 09:56:47 ID:VKI+/ZrP0
>>97
アルベェェェルwwww
うっかり殺人しちゃうかギャグキャラになるか今後にwktk

そういえば、エインフェリアも食料っているんだっけ……?

101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/06(水) 15:48:24 ID:xXzG0Bm80
>>98
アルベルw

wikiに項目できてるな。

102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/06(水) 16:04:17 ID:VKI+/ZrP0
>>101
作っといた
あれでよかったかな?

103 名前: ◆jxFHuXgYU. :2006/12/06(水) 22:02:25 ID:ps2KdS3L0
>>91 >>98
GJ! 着々と話は進んでいるようで


予約は必須ってことでFA?
だったら、ノートン先生とディアス、レナで予約します。

104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/06(水) 22:22:58 ID:Z/kT2MRPO
予約はしなくてもいいんじゃないですかね?俺もしませんでしたし…
確実性を求めるならした方がいいでしょうが。
そしてノートン先生に期待w

105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/06(水) 22:49:23 ID:xXzG0Bm80
>>102
今はまだあれでいいと思う。GJだな

>>60にもあるけど予約はした方がいいと思う。
実際俺もノートン先生が被る所だったし…。

そんで俺も予約しまつ
ビヴィグ・ガンツ・ミラージュの三人で。

106 名前: ◆KZj7PmTWPo :2006/12/06(水) 23:56:53 ID:sAJFjyCL0
では、自分もこれから書き始めますね
ジャック、ボーマン、シン予約します

107 名前:野望のはじまり……?:2006/12/07(木) 00:20:54 ID:Gnv6aTNa0
「ヒィッヒッヒッヒ……こいつぁ上等じゃねぇか……」
ノートンは、森の中、一人自分の幸運にほくそえんでいた。
彼が今、手にとっているのはいわゆる一つの銃。しかもフェイズガンだった。
フェイズガンは文明惑星で育った彼にとっては得物中の得物であり、事実彼はフェイズガンを用いて未開惑星の一集落の住民を脅して自らの支配下に置いていたこともあった。
……ただし、その支配もとある青年達によって見事に打ち砕かれたわけだが。
「うるせぇよ! あれはたまたまだ! たまたまクラウストロなんていう馬鹿げた野郎が来たからで……」
誰に言うでもなくノートンは虚空に怒鳴る。
だが、すぐにその顔は歪んだ笑顔へと変わる。
「今回はヘマしねぇぜ。こいつでオレ様はこの島を支配してやる。あのルシファーっていけすかねぇ野郎だってこれさえあれば……」
そして、ノートンは立ち上がる。
「これさえあれば、今度こそオレ様によるオレ様のためのオレ様だけの王国を復活させられるぜ! ヒャーッハッハッハッハ!!!!」
その高笑いは島中に響くかのごとく勢いで、それは当然ながら、誰か第三者にも聞こえるわけで。
「ほぅ、お前はこのゲームに乗っているのか」
「ヒャーッハッハッ……は? ――!!」
突然背後から聞こえてきた声に、ノートンは慌てて振り返る。
すると、そこに立っていたのは長身の剣士――ディアス・フラックだった。
「だ、誰だテメェ!」
「お前に名乗る名前などない。それよりも……」
そう言うと、ディアスは独特の形状をした一対の短刀――護身刀“竜穿”を両手に持ち、構える。
「お前が誰かを傷つけようとするのなら、俺は黙って見過ごせん」
「ヒィッ!!」
そして、短刀をノートンに向かって振りかざすが、ノートンはそれを間一髪のところで避ける。
「あ、危ねぇ……。何しやがる!!」
「外したか……、次こそは――!」
「く、来るんじゃねぇよ!!」
迫り来るディアスに向かって、ノートンはフェイズガンを構えそして引き金を引く――が。

108 名前:野望のはじまり……?:2006/12/07(木) 00:24:49 ID:Gnv6aTNa0
「あ、あぁ? 何だこいつ!? う、動かな――」
何度引き金を引いてもフェイズガンから光線が発せられることは無かった。
それもそのはずで、そのフェイズガンはいわゆる一つの失敗作、無稼動銃だったのだ。
だが、それに気づくのが遅かったようで――
「ギャアア!!!」
ノートンはディアスの斬撃により、大量の血を噴き出し倒れた。
……だが、運良くか悪くか即死は免れたようで、彼はよたよたと立ち上がる。
「ヒィ、ヒィ……お、オレ様の……オレ様による……オレ様だけの王国が…………」
「諦めろ。せめて苦しまないように逝かせてやる」
再度短刀を構えるディアス。
――しかし、その時。
「ディアス? ディアスなの!?」
ノートンのものではない懐かしい声。
ディアスは茂みの向こうから聞こえてきたそんな声に反応して、そちらを向いてしまう。
すると、茂みから出てきたのは……。
「レナ……」
「やっぱり、ディアスだったのね! よかったぁ、無事で……」
幼馴染である少女レナ・ランフォード。
ディアスは彼女と生きて再開できたことについてひとまず安堵する。
だが、その安堵は同時に隙を作ってしまったわけで、彼はその場から走り去るノートンの足音に気づくのが遅れてしまった。
ふと振り返るとノートンは既にそこにおらず、その場には白い霧が残るばかり。
恐らく霧の向こうに逃げたのであろう。
ディアスは、僅かにその無表情な顔を悔しそうに歪めた。
「ディアス…………」
そして、状況が飲み込めないでいたレナはそこに立ち尽くすのみだった――。


109 名前:野望のはじまり……?:2006/12/07(木) 00:27:05 ID:Gnv6aTNa0

「銃は動かねぇし、いきなり変な野郎に斬られるし……どこまでツイてねぇんだよ、オレ様は!!」
ノートンが腕を斬られた押さえながら、手負いとは思えない素早さで白い霧の中を走り抜ける。
確かに彼はツイていないだろう。
だが、そんな彼にも一つだけ幸運があった。――それが、マジックミストという支給品の存在。
この逃走補助アイテムがあったからこそ、彼は手負いながらもディアスから逃亡することが出来たのだ。
だが、今の彼にはそれを認識する余裕は無いらしく。
「くそっ!! オレ様は諦めねぇぞ! オレ様のオレ様によるオレ様だけの為の島をつくるっつう野望を達成するまではなぁ!!」
ノートンのそんな叫びは白い霧の中に響き渡った……。


110 名前:野望のはじまり……?:2006/12/07(木) 00:29:23 ID:Gnv6aTNa0
【G−5/朝】
【ノートン】[MP残量:100%]
[状態:右腕と胸部に深い裂傷]
[装備:無稼動銃@SO3]
[道具:マジックミスト・????←本人確認済 荷物一式]
[行動方針:オレ様のオレ様によるオレ様だけの為の王国の樹立]
[思考1:参加者の屈服]
[思考2:上記が不可能な場合には殺害]
[現在位置:G−5 南方へ逃走中]

【ディアス・フラック】[MP残量:100%]
[状態:悔しい]
[装備:護身刀“竜穿”@SO3]
[道具:????・????←本人確認済み 荷物一式]
[行動方針:ゲームに乗った参加者の始末]
[思考1:レナを最優先に保護]
[現在位置:G−5 林の中]

【レナ・ランフォード】[MP残量:100%]
[状態:呆然]
[装備:無し]
[道具:????・????←本人未確認 荷物一式]
[行動方針:死にたくない]
[思考1:ディアスと一緒にいたい]
[思考2:仲間と合流したい]
[現在位置:G−5 林の中]

111 名前: ◆jxFHuXgYU. :2006/12/07(木) 00:31:44 ID:Gnv6aTNa0
実は書き始めてからの予約だったから、内心ハラハラでした……。
何か不具合があれば報告ドゾー

>>104-105
了解です。
確実性を求めたい場合は予約するって感じですかね。
予約すれば、誰かに先に書かれるという悲劇は回避できますし。


112 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 00:43:18 ID:qtFACCs8O
新作キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!

>>111
投下乙です。超GJ!
ですが間違いを発見。
>>109
>ノートンが腕を斬られた押さえながら

ノートン先生逃げ延びたか。
今後の活躍に期待w

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 01:01:35 ID:1Rhl1kjBO
質問なんだけど、ラジアータのキャラはどのタイミングからの出場?
ED後だとすると、人間END後か妖精END後かでかなり違うし。
あとSO2のメイン連中はブルースフィア後?

114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 01:16:37 ID:Gnv6aTNa0
>>112
間違いあっタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!orz

斬られた腕を押さえながら

ですね。
そこらへんは脳内補完でヨロ

115 名前: ◆h8sFAV3kjo :2006/12/07(木) 15:15:34 ID:n0Ql9INH0
>>105ですけど酉入れ忘れてました。

改めてビヴィグ・ガンツ・ミラージュの三人を予約します。


116 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 15:19:01 ID:n0Ql9INH0
>>113
確かにラジアータは問題だな。
SO2はブルースフィア前でいいと思うけど。

他の人の意見も聞いたほうがよさそうだな。

117 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/07(木) 15:42:18 ID:JQ39riFq0
>>110
GJ!
ノートン……(´;ω;)ウッ
ディアスはレナを守らなきゃいけないからこの先大変やね

>>113>>116
俺としては書き手任せでいいと思うけどなぁ
全キャラ出展時期を揃える必要も無いわけだし

投下

118 名前:己の往く道:2006/12/07(木) 15:46:37 ID:JQ39riFq0
(まったく、参ったね……)
草むらの中で身を隠すように座り込みながら、デミテルは考える。
金髪の剣士一行にぶちのめされた後、気が付いたらあの空間に飛ばされていた。
居るはずのないダオスまでもがそこに居て、あまつさえ命令される立場━━自分たちと同じ参加者の立場だったことからこれは夢かもしれないと思ったが、夢から覚めようと自分を痛めつける気にはならなかった。
夢だろうが現実だろうが死なないように尽力すればいい。
夢か否かなど重要なファクターではないのだ。
真に重要なことは……
(ダオス様は勿論、あの剣士達を何とかしなくてはな……)
優勝を狙うには、障害があまりに多すぎることだ。
少なくとも彼らは真正面から戦って勝てる相手ではない。
まずは使える武器を集めなければ……
駒も欲しいところだが、駒に反逆された時のことを考えるとそれなりに強力な武器が欲しいところだ。
少なくともセフィラという名も無き女神の像とスペツナズナイフという刃の部分が飛ぶ変わった刃物しか持って居ないこの状況で誰かと組むにはリスクが高すぎる。
ただでさえ詠唱時間がある分魔術師は戦士とサシで戦うと不利なのだ。
せめてもう少し勝手の良い武器が護身用に欲しい。

(……どうやら、運は私に向いているらしいな)
誰かがこちらに近づいてくるのが見える。
その手に持つ立派な剣。あれには見覚えがある。
ダマスクスソードという名の剣で、剣士ではないデミテルでさえその名を聞いたことがあるなかなかの一品だ。
市場に出回っている剣の中では上位の切れ味を持ち、ダオスの配下でもこの剣を使っている者がいたような気がする。
(あれなら護身用には申し分ないな)
都合よく現れた得物に、思わず口元が歪んでしまう。
とりあえずサクッと殺ってしまおうと詠唱を始める。勿論小声で。

「そこに居る奴、出て来い」
が、声が届いたのか殺気に気付かれたのか向こう側から呼び出しをくらってしまった。
セフィラとかいう女神の像よ、名は無いとしても仮にも女神なのだから少しくらい運気を上げてくれてもいいんじゃないか?
「こちらにやる気は無いが、そちらがやる気ならば容赦はしない」
「……物騒なことを言わないでいただきたい」
確実にしとめられるよう一番強力な呪文を選んだことが裏目に出た。
詠唱にはまだ時間がかかる。
仕方がないので作戦を切り替え、素直に手を挙げ茂みから姿を現すことにした。
「私にやる気は無い。その剣を収めてもらえないか?」
あくまで人畜無害を装いながら、ゆっくりと茂みを出る。
ダマスクスソードは、切れ味はいいがただの剣だ。
それ自身に魔力のようなものは篭っていないし、剣の間合いに入らなければ恐れることはない。
「……お前の武器は何だ」
「ナイフですよ……貴方の剣より遥かに短い、ね」
スペツナズナイフの一本を右手に、もう一本を左手に持つ。
勿論、その指は刃先を発射させるためのボタンに触れる程度に乗せてある。
「……そいつを捨てろ」
はいはい、と適当な返事をし、横にナイフを投げ捨てるふりをして左のスペツナズナイフのボタンを押す。
さすがに刃先が飛ぶとは思っていなかったらしく、目の前のポニーテイルの男は目を見開いた。
が、どうやら相手も並の戦士ではないらしく、慌てて振り上げられた刀によって刃先は緩やかな円を描き男の遥か後方に飛んでいく。
そして、その刃が地上に落ちた時、右手のスペツナズナイフから発射された刃先は無防備になった男の額を貫いていた━━

119 名前:己の往く道:2006/12/07(木) 15:50:12 ID:JQ39riFq0
「くく……これでいいかな?」
額に銀色の刃を生やした男の手からダマスクスソードを回収しようと歩み寄る。
あまりに好調な滑り出しに、つい笑みがこぼれてしまう。
「その二本の刃は嘘をついたことへの詫びとしてくれてやる。
 恨むのなら、愚かな自分を恨むんだな」
言いながらも視線を左右にせわしなく動かす。
派手な音はしていないが、人が来ないか警戒するに越したことは無い。
伸ばした右手が熱を帯びる。
「え?」という間の抜けた声を上げ、そのまま前方につんのめる様に倒れた。
おかしなことに、右腕の肘から先が行方不明になっていた。
「え?な……」
何が起きた?え?だって、確かに、誰も来てな
あ?遠くからの攻撃?何?不味い、一旦、離れ━━
「詫びならいらん。嘘を付いたのは俺も同じだ」
おそるおそる振り返る。
振り返る前から、首筋に感じる冷たい感覚が何なのかはわかっていたが、確かに額にスペツナズナイフが刺さったはずの男が生きているなどにわかには信じられなかった。
結論から言うと、振り向いたところでデミテルの疑問は解消されなかった。
殺したはずの男は確かに背後で立っており、額に生えていたはずのナイフは無くなっており、そして首筋に当てられていたダマスクスソードはいとも簡単にデミテルを頭部と身体に分断した。
『俺が生きている理由が知りたいか?なら冥土の土産に教えてやるぜ』などという親切なイベントは起こることもなく、デミテルは己の敗因すらわからぬまま、逝った。
「俺も、お前を殺す気だったからな」

120 名前:己の往く道:2006/12/07(木) 15:55:55 ID:JQ39riFq0
デミテルの所持していた最後のスペツナズナイフを回収し、もう一度デミテルの身体をダマスクスソードで切り裂く。
神の作った物でもなければ至高の一品と言うわけではない。
人の肉を切り裂く分には申し分のない切れ味なのでしばらくはこれで我慢をするが、やはり使い慣れない刀だと動きが鈍くなる。
思ったよりも振るいづらかったために二本目の刃を額で受けることになり、おかげで貴重なリバースドールをこんなところで消費してしまった。
(……まぁいい。次からは慎重に動くまでだ)
刃先に付いた血をデミテルの服で拭い、デミテルのデイパックに武器が残っていないことを確認する。
荷物が多いと動きが鈍くなるためデミテルの分のデイパックは捨てて行こうと決め、デイパックを一太刀の元に切り裂いた。
切り裂かれたペットボトルから溢れる水を眺めながら、ジュンは考える。
ヴァルキリーに━━かつて己の浅ましさに気付かせてくれたあの戦乙女と対峙したとき、自分は彼女を斬るのだろうか。
多少なりとも恩義があるし━━正直勝ち目も薄いであろう。
それでも、一人生き残るために戦うのか?
別にそこまで生への執着があるわけでもないのに。
既に一度死んだ身だというのに。
「……愚問だな」
自らの己の命を絶つつもりがないのなら、取るべき行動は一つではないか。
悩む必要なんてどこにもないだろう?
死ぬ気がないなら、殺さねばなるまい。そういうルールだ。
そうだ。生前でも天界でも多くの者を殺し、鬼との約束を平然と破り、己のために多くを切り捨ててきたじゃないか。
ヴァルキリーによって誤った道だと気付かされた自己中心的な修羅の道だが、立ち止まるよりは遥かにいい。
「俺は俺の道を往く」
ジュンは、再び血塗られた道を歩き出した。



【C-02/朝】
【ジュン】
[状態]:正常
[装備]:ダマスクスソード@TOP、スペツナズナイフ×1
[道具]:支給品一式
[行動方針]:自殺をする気は起きないので、優勝を狙うことにする。
[思考]:出会った者は殺すが、積極的に得物を探したりはしない。
[現在地]:道と道の間の草むら付近

【デミテル 死亡】
【残り59人】

※真っ二つになったデイパックがデミテルの死体の側に落ちています。
 デイパックの中には切り裂かれて水の漏れているペットボトルの他に無傷のペットボトルと食料が入っています。
※セフィラ@TOPはデミテルの死体の懐に入ったままです。

121 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/07(木) 15:58:02 ID:JQ39riFq0
推敲を残すだけだったから予約したって言うのに、辞書使ったら誤用してる単語がいくつかみつかっちまったんだぜ
そんなこんなで投下遅れてすみませんでした。

現実のアイテムを出しましたがOKですかね?

122 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 16:06:10 ID:n0Ql9INH0
>>121
投下乙です!超GJ!!
現実のアイテムに関しては全然問題ないと思われ。

123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 18:01:19 ID:0oRpdHJH0
>>121
投下乙&GJ!
某所では活躍したデミテルもやはり時と場所によってはこんな運命をたどるのだなぁ……。
武器に関しては、>>122同様に大丈夫だと思います。

ただ、「━━」ではなく「――」の方がいいと思われ


124 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/07(木) 18:17:12 ID:JQ39riFq0
>>122
d
現実のアイテム有りでよかったよ

>>123
ありがとう
ぶっちゃけどっちが正しいほうだったかわからなくて困ってたんだ
細い方、か
助かったよ

125 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 00:28:33 ID:RdTFBHsEO
>>110
ディアスカッコいいよディアス
ノートン先生は……どの道死にそうだなw

>>120
やはりデミテルは逝ったか……乙



そういえばまとめサイトがつくれるつわものはいないのだろうか

126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 00:50:05 ID:3b8QQY/40
>>121
GJ!
>>113
個人的にSO2のキャラはブルースフィア前がいいと思う

127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 02:13:08 ID:SeJ9T9zn0
>>121
投下乙
ブレイバーだったデミテル呆気ないw

一つ聞くけど、重武装な甲冑なども没収なんだよね?
レナスは勿論のこと、エルウェンとかは素顔丸出しとか

128 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 02:16:47 ID:1JjrCgLv0
他所のロワでは大概没収されて、防具系のアイテムも支給品にされたりしてるみたいだからそれでいいと思うよ。
某ロワでは「○○は鎧を脱ぎ捨てた」という記述が修正されてた覚えがある。

129 名前: ◆TdBTjaeke. :2006/12/08(金) 08:16:01 ID:H0Qh+IIR0
ちょっと書いてみる
プリシス&アリューゼ予約します

130 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 09:29:12 ID:P7e/Wq2H0
>>121
乙ー

>>127
まぁ、こっちでブレイバー大活躍されても困るけどなw

>>127-128
鎧は没収でいいと思う
グレイ居ないし問題ない

>>129
期待してます

131 名前:少女と猛者:2006/12/08(金) 10:54:21 ID:H0Qh+IIR0
「ハァックション!」
「ん?風邪でも引いたの?」
「いや・・・誰かが俺の噂でもしてるんじゃねぇか?」
源五郎池付近で話をしているのは、アリューゼとプリシス・F・ノイマンの二人である。

二人はスタート直後に、池の周辺ですぐに出会った。
プリシスは最初、得体の知れない強面のアリューゼに対して少し警戒していたが、
当のアリューゼは女で、しかも子供のプリシスに攻撃を仕掛けるつもりは毛頭無かった。
アリューゼは「とりあえずは自衛の為に一緒に行動しないか」と持ちかけ、その旨を聞いたプリシスは
半信半疑ながらも警戒を解いて、アリューゼの案を飲むことにしたのだ。

(あいつ、さっきから何やってるんだ・・・?)
プリシスのデイパックの中にあった鉄パイプのグリップ感を確かめながら、アリューゼはプリシスのしている作業を見ていた。

彼がそう思うのも無理はない。
互いの荷物を確認している最中、自分のデイパックの中の腕のような物体を見た瞬間にそれを取り出し、
今までずっとその物体に対して、プリシス本人のデイパックから取り出した道具で何かを施しているのである。
正直、アリューゼにはプリシスが何をやっているのかさっぱり理解できない。
ただ一つ分かるのは、プリシスが意気揚々と作業をしているということだけだ。
「え〜と、そこのマイナスドライバー取ってくれるかな?」
鉄製の腕のような物体を平面に近い岩の上でいじりながら、プリシスが自分の荷物を指差す。
やれやれ、と思いながらアリューゼはプリシスの持っていたデイパックの前にしゃがみこみ、中を漁り始めた。
「まいなすどらいばあ?・・・どれだ?」
「今、あたしが持ってるやつの先端が一の字になってるやつ」
あぁこれか、とデイパックの底にあったマイナスドライバーを掴む。
「ほらよっ」
投げられたマイナスドライバーを左手で受け取るプリシス。
「さ〜んきゅ♪」
礼を言いながらもプリシスの作業する手は止まらない。
そんなプリシスを見ながらふと、頭にとある王女――ジェラードの顔が思い浮かぶ。

(あいつは無事なのか・・・?後先考えず突っ走る奴だからな)
このプリシスという少女も、ジェラードと同じ位の年齢だろうか。
見た感じ、あまり戦闘は得意そうではないようだ。
容姿や服装は全く違うが、なんとなく放っておくとジェラードと同じで危なっかしい事をやらかすような・・・そんな気がする。

132 名前:少女と猛者:2006/12/08(金) 10:59:28 ID:H0Qh+IIR0
「後はここを閉めて、もうちょっとで・・・・・・よぅし、修理完了!」
額にかいた汗を拭って、プリシスはその修理した物体――マグナムパンチを右手に装着した。
「おい、それって武器か?」
「そうだよ、すっごく強いんだからっ」
ただの鉄の義手じゃねえか、含み笑いをしながらアリューゼは思った。
それなりに腕力がある人間が使うのならばともかく、プリシスの様な華奢な人間が使ったところで威力はたかが知れている。
少なくともプリシスの言う「すっごく強い」武器には間違いなく見えない。
「何で笑うのよ・・・あ〜!信じてないでしょ!くっそ〜、こうなったら見てろよ〜!」
そう言うとプリシスは、先ほどまでマグナムパンチを修理していた岩に振り返る。

その場違いな天真爛漫さを、アリューゼは微笑ましく感じた。
これからこの島は間違いなく恐怖と殺戮と疑心暗鬼が支配する戦場になるだろう。
綺麗事を並べていては足元を掬われるのは目に見えている。
だが、可能な限りこの少女に人は殺させたくないし、死んでも欲しくない。
もう目の前で後味の悪い死に方をされるのは御免だ。
そう、あの時のジェラードのように・・・
(お姫様のお守りはこれで二度目か・・・まあ、それも悪くな・・・)

バギャァァァン!!
「うおぉ!」

あまりの衝撃音に、アリューゼは思わずたじろぐ。
そして音の鳴った方向を見てみると、目の前に存在した筈の岩が消え、代わりに無数の破片が散乱していた。
予想外の出来事に空いた口が塞がらない、という感じのアリューゼに対して、プリシスは満面の笑みで言った。
「どうだ!これですっごく強いって分かった?」

・・・どうやら、今回のお姫様は暴れん坊どころの騒ぎではないようだ。
彼女に振り回される光景を想像するだけで、アリューゼは頭痛に悩まされそうだった。

133 名前:少女と猛者:2006/12/08(金) 11:03:59 ID:H0Qh+IIR0
【H−6/朝】
【プリシス・F・ノイマン】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:マグナムパンチ@SO2]
[道具:工具ツール一式・????←本人&アリューゼ確認済 荷物一式]
[行動方針:現在は自衛だが、具体的な行動は決めていない]
[思考1:アリューゼと行動を共にする]
[思考2:殺し合いをあまり自覚していない]
[現在位置:H−6 源五郎池付近]

【アリューゼ】
[状態:先行きに対する不安]
[装備:鉄パイプ@SO3]
[道具:????←本人&プリシス確認済 荷物一式]
[行動方針:現在は自衛だが、具体的な行動は決めていない]
[思考1:プリシスを守る]
[思考2:必要とあらば殺人は厭わない]
[思考3:可能ならばジェラードの安否の確認]
[現在位置:H−6 源五郎池付近]

※岩を叩き割った時の音は、周辺が静かであれば隣のエリアまで聞こえたと思ってください

134 名前: ◆TdBTjaeke. :2006/12/08(金) 11:17:30 ID:H0Qh+IIR0
文章を練り上げる作業ってやっぱり大変ですね・・・消して書いてまた消して
まずいところがあったら報告よろです。

135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 16:41:59 ID:tvF2SThg0
>>134
投下乙!
プリシスが専用武器入手一番のりかぁ……。

工具はSO3に出てきたドレメラ工具セットの方がAAAロワっぽいかな、と思ったり

136 名前: ◆TdBTjaeke. :2006/12/08(金) 17:46:08 ID:58vohBnA0
>>135
しまった・・・ドレメラ工具セットの存在をすっかり忘れてたorz
そっちの方がよさげですね、修正しときま。

【プリシス・F・ノイマン】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:マグナムパンチ@SO2]
[道具:ドレメラ工具セット@SO3・????←本人&アリューゼ確認済 荷物一式]
[行動方針:現在は自衛だが、具体的な行動は決めていない]
[思考1:アリューゼと行動を共にする]
[思考2:殺し合いをあまり自覚していない]
[現在位置:H−6 源五郎池付近]

137 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 19:40:48 ID:RdTFBHsEO
>>134
GJ!
アリューゼよ、ジェラードはもう……

138 名前: ◆DYVo0mtjVY :2006/12/08(金) 20:11:07 ID:lRNHS7/DO
フェイト、アーチェを予約

139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/08(金) 23:01:28 ID:zkYgngxf0
>>134
GJだ!
二人の活躍に激しく期待!

そろそろまとめサイトが欲しいな…。

140 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 01:26:59 ID:0kL80oPPO
【現在の進行状況】
00.OP >>53-54
01.砂漠に落ちた涙 >>76-79
02.咎人の剣 >>89-91
03.受難 >>97-98
04.野望のはじまり……? >>107-110
05.己の往く道 >>118-120
06.少女と猛者 >>131-133

【死亡】
ジェラード、ミント、デミテル
計3名

141 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 01:30:23 ID:0kL80oPPO
【予約状況】
>>106 ジャック、ボーマン、シン
>>115 ビヴィグ・ガンツ・ミラージュ
>>138 フェイト、アーチェ

142 名前: ◆50AVVmqnWM :2006/12/09(土) 15:00:02 ID:P7HbkGUM0
>>140-141
まとめ乙。
俺がまとめサイト作れればいいんだけど、もう別のまとめサイト持ってる身だし無理。

ジェストーナ、アシュトン予約。

143 名前: ◆h8sFAV3kjo :2006/12/09(土) 15:50:12 ID:XP4aKqUi0
投下します。

144 名前:あなたならどちらを選ぶ?:2006/12/09(土) 15:51:34 ID:XP4aKqUi0
「厄介なことに巻き込まれましたね…」
鎌石村にある民家の中でミラージュは今回の件について思案していた。

倒したはずのルシファーが生きていたことには確かに驚いた。
が、それ以上に驚いたのはルシファー側の世界…、
FD空間が未だに自分達の世界に干渉することが出来るという事だった。
つまりそれは自分達の世界がまだルシファーの作ったプログラム、エターナルスフィアの中にあるという証明でもある。
ミラージュは自分の首にはめられた物体に手を触れる。
「この殺し合いから脱出するには首輪の解除が必要ですね」
しかし、ここがまだエターナルスフィアの中ならそれは限りなく不可能に近い。
ルシファーは恐らくFD空間からこちらの動きを監視している。
首輪を外そうとすれば確実に殺されるだろう。
だが、たとえそうだとしてもルシファーの殺し合いに乗るわけにはいかない。
ここにはフェイトやクリフ達も連れてこられている。
彼等を殺してまで生きようとは思わない。
そもそも最後の一人をルシファーが生きて帰すわけがない。
ならば選ぶ道は唯一つだ。
首輪の解除方法を探してこの空間を脱出し、再びルシファーを倒す。
「…グズグズしている暇はありませんね」
こうしている間にも仲間達は危険な目にあっているかもしれない。
そう思うと足が自然と戸口に向かう。
しかし――
「支給品の確認…、忘れていましたね」
進みかけた足を止め、ミラージュはデイパックの中身を確認し始める。

彼女は本来、物事を冷静に判断できる人間だ。
急がなければ後悔することになるかもしれない。
だからといって慌てて行動した結果、自分が死んでしまったらそれこそどうしようもない。
だからこそ万全を期すべきなのだ。
この勝負に勝つために。

145 名前:あなたならどちらを選ぶ?:2006/12/09(土) 15:52:46 ID:XP4aKqUi0
デイパックの中には三つの道具が入っていた。

一つ目は一本の立派な槍だった。
グーングニル3という名前の槍だと説明書には書いてある。
しかし素手での戦闘を得意とするミラージュは、自分には必要ないと判断し鞄にしまう。

二つ目は何の変哲も無いただの空き瓶だった。
説明書には殴って使うと書いてある。確かにこれで殴れば痛そうだが…。
しかし素手での戦闘を得意とするミラージュは、自分には必要ないと判断し鞄にしまう。

三つ目はごく普通のデッキブラシだった。
まあ殴れば痛いんだろう。説明を見るまでもない。
しかし素手での戦闘を得意とするミ(ry

「これで全部ですか…」
他に出てきたのは食料や島の地図、参加者名簿にコンパスなどの普通の支給品だった。
結局デイパックから出した支給品の数々は再びデイパックの中に戻される。
「そろそろ行った方がいいですね、まずはこの村にクリフ達がいないか確かめなくては」
家の窓から外の様子を確認する。
近くに人の気配はしない。
そっと扉を開き民家の外に出る。
外はしんとしていて、人の姿は全く見えない。
この島で殺し合いが行われているとはとても思えない程の静けさ。
いや、そもそも殺し合いをしろと言われてそれに従う人間がいるとは思えない。
ミラージュは僅かに安堵する。
が、しかしそれは思い違いであるとすぐに気が付かされる。
「あれは…煙?」

146 名前:あなたならどちらを選ぶ?:2006/12/09(土) 15:54:35 ID:XP4aKqUi0
遠くに煙が立ち昇るのが見える。
「すでに戦いが始まっている…?確かあの方向は平瀬村があるはず」
向こうで戦いが始まっている可能性は高い。
そこにいるのが仲間の誰かなら助けに行かなければ。
だが、この村にも仲間がいるかもしれないのに直ぐに離れるわけにもいかない。
調べもせずに離れてしまって、擦れ違いにでもなれば笑い事じゃすまされない。
どのみちあの距離では、向かったとしても着く頃には全て終わっている。
「あそこの様子は気になりますがここの村を調べるのが先ですね」
まずは急いでこの村を調べ、その後あの煙が出ている場所に向かう。

ガサガサ

ミラージュが行動方針を決めたその時、突然近くの茂みが音をたてる。
咄嗟に戦う構えをとり、茂みに向かって声をかける。
「そこにいる人、今すぐ出てきてください」
ミラージュがやや語尾を強めにそう言うと一瞬間が空いた後、一人の男が茂みの中から出てきた。
ふっくらとした体型の男は緊張しているのか、ギクシャクと機械みたいな動きで出てきた。
「あなたの名前は?この殺し合いに乗っていますか?」
ミラージュが男に質問すると、男は緊張した様子で答え始めた。
「わ、私の名前はガ、ガンツ・ロートシルトです。こ、こんな殺し合いなんて私は…!」
「いえ、もういいですよ。すいません」
明らかに動揺しまくっているこの人は、とても殺し合いをする様な人には見えなかったので、
ひとまずミラージュはガンツの答えを遮る。
「あ、こ、こちらこそすいませ…危ない!!」
何故か謝り返してきたガンツが突然叫び声をあげる。

バチン!!

何が起こったか気が付いた時には既に遅かった。
体中に強烈な電撃が走り、体が崩れ落ちる。

147 名前:あなたならどちらを選ぶ?:2006/12/09(土) 15:56:40 ID:XP4aKqUi0
これは――スタンガン?油断しまし…た
地面に倒れながらミラージュはゆっくりと気を失った。


ガンツは目の前で起こった出来事に呆然としていた。
自分と話をしていた女性が、突然物陰から出てきた男に倒されてしまった。
しかも飛び出てきた男は、人とは思えない容姿をしていた。
人の形をしているがその顔は青白く、どこか鮫に似ている気がする。
その男、ヴィビグは倒れたミラージュの背中を踏みつけ、首に剣を突きつけながら言った。
「おい、そこの人間。女を助けたかったら貴様の荷物をこちらに渡せ」
突然声を掛けられガンツは我に返る。
「こ、この荷物を渡せばその女性を助けてくれるんですね?」
「…ああ、勿論だ」
ガンツは手に持ったデイパックに目をやる。
目の前の男はこれを渡せばあの女性を助けると言っている。
本当にそうだろうか?
相手は武器を持っている、荷物を渡せばこちらは完全に無防備だ。
そこを襲われたら一溜りもない。
自分の支給品には武器が入っている。
あれを使えばこの男を倒せるかもしれない。
だがそんなことをすればあの女性は…。
「どうした、女が死んでもいいのか?」
サメ男が再び聞き返してくる。
危険だが荷物を渡して女性を助けてもらう方に賭けるか。
二人とも殺される危険を避け、女性を見捨てて男を倒すか。
ガンツは決断を迫られていた。

148 名前:あなたならどちらを選ぶ?:2006/12/09(土) 15:57:33 ID:XP4aKqUi0
【C−4/朝】
【ミラージュ・コースト】[MP残量:100%]
[状態:気絶]
[装備:無し]
[道具:グーングニル3@TOP・空き瓶@RS・デッキブラシ@TOP]
[行動方針:このゲームから脱出してルシファーを倒す]
[思考1:???]
[思考2:鎌石村で仲間を探す]
[思考3:煙の発生場所(G−3平瀬村分校跡)に行く]
[現在位置:C−4 鎌石村民家前]

【ガンツ・ロートシルト】[MP残量:100%]
[状態:激しく悩んでいる]
[装備:無し]
[道具:ストライクアクス@TOP・???←本人確認済み]
[行動方針:殺し合いには乗らない]
[思考:一体どうすれば…]
[現在位置:C−4 鎌石村民家前]

【ヴィビグ】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:ファルシオン@VP2]
[道具:スタンガン]
[行動方針:生き残る]
[思考:目の前の男から荷物を奪う]
[現在位置:C−4 鎌石村民家前]

149 名前: ◆h8sFAV3kjo :2006/12/09(土) 16:00:37 ID:XP4aKqUi0
投下が遅くなってしまってすいません。
以上で投下を終了します。
指摘があればどうぞ。

150 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 16:05:23 ID:HvUEb7yk0
投下乙!
素手で戦うミラージュのアイテム取捨選択ワロスww
しかし、いいところで切りやがって……続きはどーなるんだ! 気になるぞwww
というわけで、GJなのですよ。

ただ、>>148でビウィグの名前が微妙に違っているような……

151 名前: ◆h8sFAV3kjo :2006/12/09(土) 16:16:14 ID:XP4aKqUi0
>>150
失礼しました。
【ヴィビグ】[MP残量:100%]→ 【ビヴィグ】[MP残量:100%]

こうですね…って>>147でも間違えてるし。onz
>>ヴィビグは倒れたミラージュの背中を→ビヴィグは(ry




152 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 17:59:01 ID:jJlfpquI0
>>149
GJ!
3人のこれからも気になるが、個人的には
強力武器であるグーングニル3が誰に渡るのかも気になりますな。

153 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 23:00:54 ID:Q5jtv2YxO
うはぁぁ、超GJ!
順調に進むなぁw

154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 00:59:22 ID:/ZvwmpIG0
質問なんだが、SO1やBS、PS版TOPのアイテムを支給品として出してもおk?

155 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 01:19:32 ID:ZAD2HTR4O
>>154
微妙な所だな…。
俺はTOPはいいと思うが、SO1とBSはどうかと思う。
他の人の意見はわからんが。

156 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 01:20:58 ID:ZAD2HTR4O
ぐぉ、さげ忘れてた!
ごめん!

157 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 01:47:24 ID:RS4BQ11M0
>>154
俺は一般的な武器防具くらいなら、出しても問題ないかと思うけど…
BSのカンショウ・バクヤ(アシュトンの武器)とか。
逆に、重要アイテムに関しては出さない方がいいと思われ。

158 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/10(日) 03:16:29 ID:Zb4cgNAa0
クラース、エルネストを予約します

159 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 08:59:01 ID:Nwx83hv70
企画発祥スレからフェイズガンの
ルールを引っ張り出したんだが


・フェイズガン系の銃について
フェイズガンは弾丸がなく、エネルギー弾を発射する銃である。
だから弾込めする必要はないが、エネルギーが切れると撃てなくなる。

最大エネルギー量は100%で、銃の残量を(***/100)と示す。
[例] (70/100)とすると,残量が70%残っていることになる。

銃の威力または性能によって、弾を撃ったときの消費量が異なる。
またエネルギーが足りないときは一切撃てない。
[例] 残量が(41/100)の時、パルスショットガン(散弾式のフェイズガン)消費エネ33%は撃てるが、残量が(32/100)の時は撃てない

またフェイズガンのエネルギーはバトルロワイアルが開始した時点から
1時間ごとに20%補充される。
注意)徐々に補充されるわけではなく、一気に補充される。

フェイズガンを所持品と持っているとき〔名前〕〔性能〕〔消費エネルギー〕〔残量〕の順番に書く。
[例] 【あああ  生存確認】
     状態:混乱
     所持品:ぼろい剣 マイクロブラスター〔単発〕〔6〕〔30/100〕
         パルスニードル〔連射〕〔3〕〔64/100〕
     現在位置:F5

『1時間ごとに20%補充される』
を『放送ごとに50%補充される』の方が
いいと思うんだが
皆どう思われ





160 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 13:19:08 ID:+kG/kSF80
>>159
確かに『1時間ごとに20%補充される』 だと、
作中の時間表記が2時間毎だからややこしくなるからな。
俺も『放送ごとに50%補充される』でいいと思われ。

161 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/10(日) 23:59:03 ID:ZAD2HTR4O
今書き手さんは何人ぐらいいるんだ?

162 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 11:39:27 ID:ynMgUbcmO
ノシ

いくつか没ったうえに年末忙しかったりでなかなかネタ投下できないけどさ

163 名前:アイテムの良し悪しも人次第 ◆wNjp7OZc.s :2006/12/11(月) 13:55:20 ID:j1brPMKm0
「ブレイズ・ソード!」
フェイトがそう叫ぶと同時に、彼の持つ武器に炎が纏う。
「なるほど…一部の能力に制限がかかると言っていたけど、この類の技は大丈夫みたいだな」
ルシファーの話では力にある程度の制限がかけられているらしいが、今の所自身の持つ技には問題無いようだ。
ただ、フェイトが持つ最大の能力である「破壊の力」――ディストラクションについては不明だ。
尤もあんな能力を下手に発動させたら、この島を破壊してしまう可能性だってある。
というか、フェイト自身まだディストラクションの力を完全に制御できていないので、自分の意志で発動させる事はできないのだ。
「他に思い当たる能力といったら…マリアのアルティネイションやソフィアのコネクションか」
この二人も自分と同じく殺し合いに参加させられている。
マリアはともかく、ソフィアなんてどこかでガタガタ震えてるかもしれない。
「早いところ合流して安心させてやらなきゃな」
正直現在は今までの冒険よりもさらに過酷な状況にあるが、それでもフェイトの表情は明るい。
理由は、彼の支給品にあった。

「それにしても支給された武器が鉄パイプだなんて、本当に僕はついてるな」

ただの鉄パイプではない。ファクターにATK+1000が付けられた「鉄パイプ-R1」という立派な武器である。
とはいえフェイト以外の参加者ならそれに気付かず「どう見てもハズレです。本当にありがとうございました」と嘆くことだろう。
実はフェイト、どんな武器よりも鉄パイプが好きな「鉄パイプ派」の人間なのだ。
わざわざバトルブーツを合成したりATK+1000を増やしたりして最強鉄パイプなるものを作成していたほどである。
手にした鉄パイプを見つめながら、フェイトは満足げに微笑んだ。

「あ、そういえば他の支給品をまだチェックしてなかった…」
鉄パイプに浮かれて忘れていた。慌ててフェイトはバッグの中を漁る。
「うわっ!こんな物まで…」
そしてバッグから出てきた『それ』にフェイトは思わず顔を顰める。
『それ』はこの状況で最も持っていてはいけない支給品だったのだ。
「こんな物持ってたら酷い事になりそうだ…早めに気付いておいてよかった」
フェイトは『それ』を投げ捨てると、逃げるようにその場を去っていった。


164 名前:アイテムの良し悪しも人次第 ◆wNjp7OZc.s :2006/12/11(月) 13:56:05 ID:j1brPMKm0
フェイトが去って数十分。
ピンク色の髪をポニーテールに纏めた少女アーチェが、先程フェイトがいた道までやって来た。
キョロキョロと周りを気にしながら歩いていると、足下に何かが落ちている事に気が付いた。
「やだ何これ!ちょー可愛い!」
そう言ってアーチェは落ちていた『それ』を拾って抱きしめる。
「あんまり役に立ちそうにはないけど…とりあえず持ってっちゃおーっと!」
嬉々として『それ』を装備するアーチェ。



支給品という物は明らかに当たり外れがある。
だがそれを「当たり」か「外れ」かを決めるのは支給された者である。
フェイトが外れと見なした『それ』を、アーチェは持っていった。
その事が彼女に取って吉と出るか凶と出るかは…まだ分からない。



【H−3/朝】
【フェイト】[MP残量:ほぼ100%]
[状態:普通]
[装備:鉄パイプ-R1@SO3]
[道具:荷物一式]
[行動方針:仲間と合流]
[現在位置:H−3を道沿いに移動中]

【アーチェ】[MP残量:100%]
[状態:普通]
[装備:ド根性バーニィ@SO3、他にも装備している可能性あり]
[道具:不明の支給品が幾つか(本人確認済)、荷物一式]
[行動方針:不明]
[現在位置:H−3 道]

165 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 13:57:45 ID:j1brPMKm0
ありゃ?トリップ違ってる…。一応>>138です。
遅れてすいません

166 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 16:46:46 ID:ZNdj2MfWO
>>165
鉄パイプ派ワロスw
アーチェはど根性バーニィ装備で死亡グラフが立ったなw
GJです!

167 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 16:48:32 ID:Z/4TrzbC0
>>165
投下乙!
そして「どう見てもハズレ」な鉄パイプはアリューゼが使う気マンマンっとw

>>161
ノシ
恐らく10人前後では?

168 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 16:49:09 ID:x4hZWkXJ0
GJ!
鉄パイプかよ主人公ww

ど根性バーニィってなんだっけ……

169 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 16:50:01 ID:x4hZWkXJ0
>10人前後
おそらくそれの半分くらいかと

170 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 17:56:41 ID:Z/4TrzbC0
>>169
そんなに少ないのだろうか……
5〜6人と仮定すると、既に2作品書き上げた人もいるということになりますが。

ところで、ど根性バーニィってなんだっけw
持ってると重すぎて移動速度が落ちるやつ?

171 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 18:57:33 ID:XSFex+it0
投下乙!

鉄パイプ派フェイトwwwww

ど根性バーニィは、確か戦う相手の強さがアップする効果がある、バトルを熱くしたい人向けのアクセサリだった気が

172 名前:鳴子の音は何を誘う? ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/11(月) 20:12:18 ID:7tgUi8730
「やれやれ、外れだなこれは」
支給品の確認を終えて、エルネスト・レヴィードは大きくため息をついた。
エルネストは殺し合いに乗るつもりは無い。彼は宇宙を股にかける考古学者兼冒険家だ。今までの冒険でも数々の危険を乗り越えてきた。
このゲームでも最後まで生き残る自信はある。しかし、オペラや仲間達を切り捨ててまで生き残りたいとは思わない。
なら、やることは一つだった。だったのだが……。
「こんな物でどうしろと言うのだ。この状況で武器を金に換えたがる酔狂な奴が居るとでも?」
彼に支給されたのは役に立ちそうにない本、そして札束であった。
この殺し合いと言う名のゲームで、こんな物を支給されたんだ。誰だって先行き不安になる。彼だって不安になる。
「まあ、こんなこともあるさ」
何時までも頭を抱えていても仕方がない、彼は取り敢えず行動を開始しようとした。
まさにその時だった。


カチャ……



173 名前:鳴子の音は何を誘う? ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/11(月) 20:13:54 ID:7tgUi8730
僅か、だが『音』は確かに聞こえた。
エルネストは直ぐに民家の影に身を隠した。迂闊だった。支給品に気を取られ、周囲の警戒を怠っていた。
この『音』が人が発したものだとしたら、すでに姿を見られている可能性も有る。『音』が聞こえてきた方向へ目を向けてみる。
そこには、抜き身の大剣を提げた帽子の男が立っていた。


【F−1/朝】
【エルネスト・レヴィード】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:無し]
[道具:スケベほん@TOP・札束 荷物一式]
[行動方針:打倒主催者]
[思考1:帽子の男(クラース)に対応する]
[思考2:仲間と合流]
[思考3:武器の入手]
[現在位置:F−1 平瀬村]

【クラース・F・レスター】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:シウススペシャル@SO1]
[道具:???←本人確認済み、複数の可能性有り 荷物一式]
[行動方針:???]
[思考:???]
[現在位置:F−1 平瀬村]

*シウススペシャル:SO1の仲間キャラクター「シウス・ウォーレン」のオリジナル武器。
          大剣。特殊な効果は有りません。

174 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/11(月) 20:17:06 ID:7tgUi8730
書き忘れ
シウススペシャルは問題有りの場合は変更します

175 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 20:19:03 ID:ynMgUbcmO
>>170
過疎に含む他ロワでは人数水増しに見せるための捨て鳥書き手がいて当たり前だから……
まぁ、大事なのは単発で投下した作者が何人かではなく、二作以上投下してくれる作者が何人入るかだと思うよ

>>171
/(^o^)\

>>174
リアル遭遇ktkr
GJ!
ピンナップマグは先に書かれたかw
エルは……第一回放送まで生き残れるのかwktk

176 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/11(月) 23:14:24 ID:ZNdj2MfWO
もう一つSS投下キテタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!
>>174GJ!
エルの支給品はエロ本かよw

まだ未登場のキャラが多いがいいペースだな。

177 名前: ◆KZj7PmTWPo :2006/12/12(火) 00:21:16 ID:l4q4xB7g0
ジャックとボーマン、シンを予約したものです
申し訳ありませんが、此度の予約を破棄させていただきます。
構想はあったのですが、唐突に行き詰まりました。
ですから、ジャック単独を投下させてもらいます。ごめんなさい

178 名前:豚に真珠もといジャックに文明機器  ◆KZj7PmTWPo :2006/12/12(火) 00:24:09 ID:l4q4xB7g0
 朝霧に包まれた氷川村近辺。
 鬱蒼とした雑木林が茂る中、霧隠れした影が揺らめいた。
 木の幹に座り込む少年の姿が、朧気ながらに浮かび上がる。

「―――わけわかんねぇ……。急に殺し合いとか、何言ってんだ……」

 少年―――ジャックが地へと腰を据えながら、先の場景を思い浮かべていた。
 訳が分からぬ内に見覚えのない場所へと連れ込まれ、主催者ルシファーの一言。
 ―――最後の一人になるまで……殺し合え。
 言葉の理解は出来る。だが、意味が分からず、意図も掴めない。
 あまつさえ、それがゲームだとルシファーは愉悦を噛み殺しながら語っていた。
 冗談ではないと、ジャックは内心で悪態を付く。
 そんな荒唐無稽で馬鹿馬鹿しいルシファーの言葉などに従ってやる必要はない。 
 そう、確かに思ってはいたが。

「くっそ……。こんな首輪、何時付けられたんだよ……」

 参加者に例外なく装着された首輪。
 それこそが主催者への反逆を押し留め、殺し合いという提案を甘受せざるを得ない要因の一つでもある。
 効果の程は先程目にしたばかりだ。
 ルシファーに盾突いた一人の男の首を、事実として吹き飛ばして見せたのだから。
 無理やり除去しようとすると爆発を誘発させるという言動もあって、首輪へと迂闊に触れることも儘ならない。
 だが、例え首輪によって束縛されようとも、ジャックは殺し合いに乗る気など毛頭なかった。
 よって、主催者ルシファーを何としてでも打倒する。最終的な目的はそれだけに尽きる。
 そして、ゲームの会場が孤島だということは地図を開けば自ずと理解もでき、ラジアータへの帰還も目的の一つに数えなければならない。
 当然ながら、脱出の方法は皆目見当も付かないが。
 一人じゃ何も出来ないことがわかっていたからこそ、まずは信頼できる人物との接触を果たすべきなのだ。
 ジャックは知人の捜索をするべく、バックから参加者名簿を取り出した。 
 名簿を適当に流し読みして―――見つけた。

(―――団長……。それにミランダと大隊長まで……)

179 名前:豚に真珠もといジャックに文明機器  ◆KZj7PmTWPo :2006/12/12(火) 00:26:09 ID:l4q4xB7g0
 短い騎士団生活の中で世話になった団長ことガンツと、傷を負った際に治療を施してくれる僧侶ミランダの名前。
 さらに、自身の上司とも言えるギルドの大隊長エルウェン。
 信頼に足る人物が存在することで若干の不安も和らげはしたが、それ以上に心苦しかった。
 知人までもが殺し合いを強要されていると知って、無邪気に喜ぶことなどありえる筈もない。
 殺伐とした環境に放り込まれた境遇同士で、何とか合流できぬものかと頭を悩ませる。
 そんな折に、何の気なしに再び名簿へと視線を落として驚愕に硬直した。

「―――なっ!? リドリーに……ガウェインだって……っ」

 ジャックは二つの名前に釘付けとなった。
 仲違いをして敵勢力に寝返ったリドリーと、復讐の対象者ガウェイン。
 どちらも並々ならず因縁があるだけに、精神に冷静さを伴わせることに苦労した。
 一拍落ち着けて、彼は即座に方針を締め直す。
 何故いるのかという疑問は後回しだ。
 考えた所で追いつける知識や頭脳を持ち合わせていないのだから、思考するだけ無駄である。
 だから、単純明快な答えを一つ。

「……よしっ、リドリーを探そう! 俺はまだ……アイツの本音だって聞いちゃいないんだ」

 リドリーの真意を問い質す。
 敵対関係となった彼女と一度だけ相対したことはある。だが、ガウェインの介入もあり、まともな会話すら交わしてはいない。
 種族の垣根がある意味崩れた今だからこそ、リドリーと対等な立場で言葉を掛け合う機会が成立する。 
 第一目標はリドリーとの合流だ。
 彼女を何としてでも発見し、何時かの如く肩を並べて戦うことができればジャックとしても満足である。
 彼は小さく気合の吐息を零し、改めてバックの中へと腕を沈めた。
 ゲームを円滑に進めるべく、ルシファーが用意したという道具を確認するためだ。
 殺し合いを進んで行うつもりはないが、少なくとも防衛手段は確保したい。
 理想を言えば刀剣類。もしくは槍や斧でも構わないが、少なくとも手馴れた武装を保持しておきたい所。
 だが、バックから引き抜いた掌には、およそ武器と言える代物は収まっておらず。

180 名前:豚に真珠もといジャックに文明機器  ◆KZj7PmTWPo :2006/12/12(火) 00:28:48 ID:l4q4xB7g0
「……なんだこりゃ?」

 ジャックは掌に収まる支給品を訝しげに眺め回す。
 彼に支給された品は、簡素な画面が面積を占めている長方形の小型機器。画面上では、中央に浮ぶ青い光点が点滅していた。
 ―――それは首輪探知機だ。
 使い方次第では、ゲームを有利に運ぶことが可能な『当たり』に属する支給品。
 だが、手にしたのは機械とは無縁で疎いジャックであるからして、この時点では活用方法について理解できずにいた。 
 そんな貴重な支給品を目の当たりにしても、今のジャックでは落胆の吐息を付くばかりである。

「機械なんてわっかんねぇ……。ジーニアスがいれば何とかなったのになぁ」

 バックの膨れ具合からして武器など入っていないことは始めから分かっていたものの、それでも寄せていた少量の期待も虚しく霧散した。
 参加していない知人に助けを縋りたくなるほど気落ちしてはいたが、一度頬を叩いてジャックは立ち上がる。

「まあいいや。武器はその辺で拾うってことで……行きますか!」

 思い立ったら即行動。
 ジャックは探知機をバックへと放り投げて辺りを見渡した。朝霧に包まれた視界上では、現在位置の把握も難しい。
 だが、考えた所で分かる筈もないのだから行動という選択以外すべきことはなく。
 一直線に突き進んで行けば、地図上に記載された何処かしらの施設を発見するに至るだろう。
 大雑把で適当な思考を締め直し、ジャックは悠々と歩き出す。
 

【ジャック・ラッセル】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:無し]
[道具:首輪探知機・支給品一式]
[行動方針:仲間を集めてルシファーを打倒する]
[思考1:リドリーと接触
[思考2:知人の捜索]
[現在位置:J−6(氷川村近辺)]

181 名前: ◆KZj7PmTWPo :2006/12/12(火) 00:35:40 ID:l4q4xB7g0
投下完了です。
ジャックの時間軸は一応人間編へ分岐後です。

本来ならジャックへ予約した二人を絡ませる予定でしたが……
キャラを独占する形となり申し訳ないです

182 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 01:08:53 ID:H+BcdkX/0
>>181
投下乙
いいつなぎでした
今まで誰も触れてないようだけど
参加者名簿は名前だけで写真はないようですね

183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 01:57:46 ID:l5Pai5Mz0
>>181
投下乙です!
豚に真珠と言われるほどにジャックは機械類ダメなのねw

>>175
ふむ……なるほど、ロワはそういうものなのか。
いい勉強になったよ、ありがとう。


184 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 10:29:23 ID:Qz9235R20
原作知らんが超GJ!
このまま焦らず着実に進めていこうぜ!

【現在の進行状況】
00.OP                    >53-54
01.砂漠に落ちた涙            >76-79
02.咎人の剣                >89-91
03.受難                   >97-98
04.野望のはじまり……?        >107-110
05.己の往く道               >118-120
06.少女と猛者               >131-133
07.あなたならどちらを選ぶ?      >144-148
08.アイテムの良し悪しも人次第    >163-164
09,鳴子の音は何を誘う?        >172-173
10,豚に真珠もといジャックに文明機器>178-180

祝・10話突破

185 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 10:38:12 ID:Qz9235R20
【SO2】15/15
 ○クロード/◎レナ/○セリーヌ/☆アシュトン/◎プリシス/○ボーマン
 ◎ディアス/○レオン/◎オペラ/◎エルネスト/○ノエル/○チサト/○シン
 ◎ミカエル/○ガブリエル
【SO3】15/15
 ◎フェイト/○ソフィア/○スフレ/○クリフ/○ネル/○ロジャー/○マリア
 ◎アルベル/○アドレー/◎ミラージュ/○クレア/◎ノートン/◎ビヴィグ
 ○ヴォックス/○IMITATIVEブレア
【VP】12/13
 ○レナス/◎アリューゼ/○レザード/○ルシオ/○メルティーナ/●ジェラード
 ○夢瑠/○ロウファ/○エイミ/◎ジュン/○ブラムス/○ロキ/○フレイ
【VP2】2/2
 ○アリーシャ/○ルーファス
【ラジアータ】8/8
 ◎ジャック/○リドリー/◎ガンツ/○エルウェン/○ガウェイン/○ミランダ
 ○ガルヴァドス/○ルシオン
【TOP】7/9
 ○クレス/●ミント/○チェスター/◎クラース/ ◎アーチェ/○すず
 ○ダオス/●デミテル/☆ジェストーナ
【見せしめ】0/2
●那々美/●ルシフェル

59/62(見せしめ除く)


◎=登場済み生存者 ●=死者 ○=未登場 ☆=予約有り

186 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/12(火) 11:14:41 ID:Qz9235R20
三日もあれば推敲も出来そうだからチェスターとミカエルを予約します

187 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 16:16:19 ID:JUewdzQdO
>>181
GJ!すごいジャックらしさが出てて良かった。

>>184-186
まとめ乙、新作期待して待ってるよ。

188 名前: ◆okXJ25qcL. :2006/12/12(火) 22:54:25 ID:pplh/DuL0
クリフ予約します!

189 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/13(水) 01:38:31 ID:XVCPYnRg0
レオン予約します

190 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 01:50:07 ID:czxlarMd0
>>186
>>188
がんばってください
楽しみに待っています

後、書き手さんが書きやすいように、意外と知らない
ミカエルさんの設定を載せておきますね

【戦術兵器】メタトロン、ジョフィエル、ザフィケルの3体を統括し、
自らも兵器として戦闘行動可能な素体。
強力な火炎系攻撃を得意とする。

【戦闘スタイル】
通常攻撃:両手を炎で覆わせ、相手を殴る
紋章術:イラプション・エクスプロード・キュアオール
特殊技:スピキュール
耐性属性:吸収→火
       無効→地、風、雷、負、光、無
       半減→星、闇
       弱点→水
名(迷)台詞:「うおーーー!あっちーーー!」
         「この俺様は強ぇだろうが」
         「寒くねぇか?貴様ら」
         「熱ぃ。熱くて死ぬぜ」
         「骨まで焦がしてやるぜ」


191 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/13(水) 16:33:06 ID:DXAxYQBu0
投下します

192 名前:子供は見ちゃ駄目! ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/13(水) 16:34:19 ID:DXAxYQBu0
「さて、首輪の解除が必要だね」
レオンは自身に付けられた首輪を触りながら呟いた。
ルシファーと呼ばれた男が何者かは知らないが、ここにはクロードを始めとする仲間達が居る。彼らが一緒なら正直負ける気はしない。
もっとも、この首輪を外さなければ戦うことすら出来ない。彼は「首輪の解除は自分の役目」と考えた。
「まずは解析ために首輪の入手。解析に必要な道具を捜さがす。ついでに、上手く会えればプリシスお姉ちゃんにも協力して貰う。
 首輪の解除に成功したら、お兄ちゃんたちとルシファーを倒す……忙しくなりそうだな」


「あ、支給品の確認をしてなかった。僕としたことがうっかりしてたよ」
レオンは紋章術の使い手であり、武器は余り必要ではない。
しかし、支給品の中には解析に必要な道具や身を守るための防具類が有るかもしれない。
レオンはデイパックの中を漁った。中には――

術師用と思われるローブ。重い防具が苦手なレオンもこれには大喜びだ!

対十賢者用反物質武器――セイクリッドティア。かつてレオンの仲間であるクロード・C・ケニーが、十賢者との戦いで使用した剣。
クロードの手に渡れば、ルシファーとの戦いも有利になるだろう。
(へへ、これを渡せばクロード兄ちゃん喜んでくれるよね)

そして本。
「こ、この本は――」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それは十賢者を倒す旅の途中、レオンが道具整理をしている時の出来事。
「ん?何この本?」
「あら……どうしまたレ――」
シャッ!ピックポケット成功!
「こ、子供は見ちゃ駄目ですわ!」
「ええー、子供扱いしないでよー」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


193 名前:子供は見ちゃ駄目! ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/13(水) 16:35:17 ID:DXAxYQBu0
レオンはこの本の内容がずっと気になっていた。
あの後、何度かこの本を見ようと試みたが、全て失敗に終わっていたのだ。
それが今手元にある。他人の目も今はない。
(落ち着け、落ち着けよレオン・D・S・ゲーステ、素数を数えて落ち着くんだ!
 2、3、5、7、11、13、17、…………、6991、6997、7001
 よし、大分落ち着いたぞ)
落ち着くことに成功。
(右良し、左良し、前良し、後ろ良し)
周囲の確認も終わった。
(さぁ、読むぞ!)






(……読むんじゃなかった……)

『このどーじんは腐女子向けだったッ!』


【H−4/朝】
【レオン・D・S・ゲーステ】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:幻衣ミラージュ・ローブ@VP]
[道具:セイクリッドティア@SO2・どーじん@SO2 荷物一式]
[行動方針:首輪を解除しルシファーを倒す]
[思考1:首輪、解析に必要な道具の入手]
[思考2:仲間と合流(プリシス優先)]
[現在位置:H−4 林]

194 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/13(水) 16:37:56 ID:DXAxYQBu0
投下完了
外れアイテムを増やしてしまいまってごめんなさい

195 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 17:32:35 ID:bJ+Q2SeX0
>>194
GJ!
どんだけ長い時間素数を数えてたんだレオン……

ところで、VPはAエンド直後ということでいいのかな?
そうなるとレナスの性格はヴァルキリー+プラチナってことでおk?

196 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 17:42:36 ID:GbG12JsfO
同人誌被った……orz
GJ!
落ち着くまで時間かかりすぎだろw

>>195
ぶっちゃけ全キャラ統一する必要なんてないと思うし、最初に書いた人がきめればいんじゃね?

197 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 20:55:24 ID:OCeLz+eV0
まとめサイトについての提案があるのだが。
俺はまとめサイトをwikiにしたらいいと思う。
某アニロワのまとめもwikiが使われているし、何より編集しやすいという利点もある。
みんなの意見も聞きたいのだが、どう思う?

198 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 21:09:02 ID:GbG12JsfO
俺は全然良いと思う
が、俺は借り方がさっぱりわからない

199 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 22:03:41 ID:OCeLz+eV0
とりあえず借りてみた。
ttp://www23.atwiki.jp/aaarowa/
まだ手をつけてないけど。

200 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 22:08:16 ID:GbG12JsfO


借りてきてさえくれれば更新手伝えるよ

201 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 23:41:43 ID:OCeLz+eV0
>>200
助かります。

とりあえず5話までまとめました。
今から用事で手が離せないので誰か続き頼みます。

202 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/13(水) 23:52:00 ID:GbG12JsfO
ごめん、午前中しかPC使えねぇんだ……
明日やれそうなことあったらやっとくよ

203 名前:199:2006/12/14(木) 00:40:10 ID:pmgZJUdfO
>>194
wikiいじってて感想書くの忘れてた。
GJだ!どーじんは実は俺も使おうか迷ってた
考える事は同じかw


204 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/14(木) 10:48:21 ID:TmhiBi5hO
wiki更新しといた

新項目の作り方がわからなかったから現在予約状況とかの製作は断念
あんなもんでいいかな?

205 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/14(木) 11:18:33 ID:TmhiBi5hO
PCから書き込めねぇ……アク禁ってやつか?

206 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/14(木) 16:35:15 ID:m+RgEbdW0
>>204
サンクス。あれでいいと思われ。

あと「咎人の剣」「受難」「豚に真珠もといジャックに(ry」
の作中で時間表記が抜けていたので勝手ながら、時間を朝にさせてもらいました。


207 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/15(金) 01:10:25 ID:Pz+L1J4mO
借り方がわからないんだが、したらばあたりに避難所がほしい……
具体的には試験投下スレが


あと、PCからだと何故か書き込めないからチェスターとミカエルの投下は破棄するかもしれません

208 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2006/12/15(金) 01:45:06 ID:Qj/Jv4nA0
IMITATIVEブレア を予約

209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/15(金) 01:53:31 ID:gR+7UtTdO
やべぇ、俺は忙しくてPC使う暇が無い。
クリフの投下は日曜まで待っていただきたい。

210 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/15(金) 02:23:30 ID:r4StdjFg0
Wiki編集乙

>>208
期待してます

>>209
まったり気長に行こうぜい

211 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/15(金) 10:47:11 ID:Pz+L1J4mO
wikiにラノワでおなじみの追跡表を追加しておきました

で、未だにアクセス規制で引っ掛かるので一旦チェスター・ミカエルを予約破棄します
すみませんでした

>>208-209
気長に行きましょや
期待してます

212 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/16(土) 00:55:15 ID:HLJb8wL3O
念のため保守

213 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/16(土) 11:47:01 ID:opohOSmaO
wikiいろいろいじってたらビヴィグの項目二つつくってしまった……
削除の仕方のわかるエロい人、助けて!

214 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/16(土) 17:21:40 ID:ksUi7KC70
>>213
削除しておきました。

215 名前: ◆okXJ25qcL. :2006/12/17(日) 17:48:49 ID:1dO4azcN0
投下します。

216 名前:孔子の倒れ ◆okXJ25qcL. :2006/12/17(日) 17:50:21 ID:1dO4azcN0
「ルシファーの野郎、ふざけやがって」
沖木島の東部にある無学寺の中で一人の男が悪態を吐いていた。

気が付いたら俺……クリフ・フィッターはあの変な空間にいた、
そこには以前俺達がぶっ倒したはずのルシファーの野郎がいやがった。
本当はあの場でもう一度奴を倒したかったが、いつの間にか首に爆弾を付けられていたせいもあって、
しょうがなくあの場はルシファーに飛び掛りたい衝動を抑えておとなしくしていた。
「関係の無い人間まで巻き込んじまうなんてな……」
ルシファーの狙いはどうせ俺達への復讐かなんかだろう。
だが奴は関係の無い人間まで連れてきた挙句、その内二人を目の前で殺しやがった。
あの時、ルシファーに飛び掛ろうとしていた俺を、近くにいたマリアが止めなかったら、
恐らく俺もあの黒い奴同様、首を刎ねられていたに違いねえ。

「まずはこの首輪の解除が先だな」
この首輪があるかぎり奴は倒せない。
脱出を目論むことも、殺し合いを止めることもできない。
逆に言えば、この首輪さえ外せば後はどうにでもなるってことだ。
「……となるとまずはマリアの奴を探すべきか」
マリアの持つ能力「アルティネイション」ならこの首輪をなんとかできるかもしれねえ。
……ルシファーの言ってた能力制限に引っかかってなければな。

「さて、行動方針も決めたことだし、次は支給品とやらを確認しておくか」
まあ、クラウストロ人の俺様には武器なんていらねえんだが、
せめてガントレットの一つや二つぐらいは欲しいからな……ってなんだこりゃ?

デイパックの中から最初に出てきたのは変な紙切れだった。
「えーと、なになに。この無欠の護符は、使えばあらゆる攻撃から一度だけ身を守ることができるだって?
 本当かよ、ルシファーの罠じゃねえだろうな。」
あの野郎なら説明書に嘘の情報を書くなんて平気でしそうだからな、この札に頼るのはやめたほうがよさそうだな。
他に何が入ってるんだ?
地図、食料、名簿、コンパス、懐中電灯、時計、紙とペン……ん?これで全部か?
「なんだよ、しけてやがるな」
荷物をデイパックに戻しながら俺は静かに呟いた。

支給品の確認を終えた後、俺は寺の外に出て目的地を決めた。
「まずはあの山にでも行ってみるか」
高い所からこの島を見渡せば何か分かるかもしれなからな。


そう言ってクリフは神塚山に向かって走りだした。
このときクリフはまだ気が付いてなかった。
彼の支給品は無欠の護符だけではないことを。
その支給品は未だにデイパックの奥深くに眠っている。
クリフがそれを見つけなかったことが後々にどんな結果をもたらすかはまだ誰にもわからない……。

217 名前:孔子の倒れ ◆okXJ25qcL. :2006/12/17(日) 17:51:02 ID:1dO4azcN0
【F−8/朝】
【クリフ・フィッター】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:なし]
[道具:無欠の護符@VP2・エターナルソード@TOP 荷物一式]
[行動方針:首輪を解除しルシファーを倒す]
[思考1:仲間を探す(マリア優先)]
[思考2:目の前の山(神塚山)に行く]
[現在位置:F−8 無学寺の近く]

※クリフは無欠の護符の効果を疑っています。
※クリフはエターナルソードの存在に気が付いていません。

218 名前: ◆okXJ25qcL. :2006/12/17(日) 17:52:55 ID:1dO4azcN0
以上で投下を終了します。
PCをいじる暇が少なかったので遅れてしまいました。

219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 00:00:26 ID:6d13JQuQ0
>>218
GJ!
脱出に使えそうなアイテムキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
存在に気づかれていないけど

220 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 00:20:52 ID:AjvbhOPf0
>>218
投下乙!
コンパスとか紙とかペンとかには気付いてるのに
エターナルソードの存在に気付いてないクリフって一体……

221 名前: ◆Zp1p5F0JNw :2006/12/18(月) 04:43:58 ID:PxD7gqQZO
クレア、スフレ、リドリー予約。
もう完成してるんですが規制されてるんで昼過ぎくらいに出先から投下します

222 名前:負けられない理由 ◆Zp1p5F0JNw :2006/12/18(月) 12:13:30 ID:osuEb3hR0
砂浜で二人の女が戦っていた。
灰色の長髪を靡かせ短剣を振るうのはクレア・ラーズバード。
相対する金髪ツインテールの少女リドリー・ティンバーレイクは赤く燃える剣を振り回す。
(この子…強いわ!)
次々に繰り出される斬撃を短剣で受け流しながら、クレアはそう感じる。
剣の扱い、身のこなし、どれを取っても一級品。とても普通の少女とは思えない。
加えて彼女の持つ剣からは振るうたびに火炎弾が発射されてくる。
一つ一つは大したダメージは受けないが、少しづつ確実にクレアの体力を奪っていく。
何とか隙を狙おうとするが、リドリーはそれを許してくれない。
このままではジリ貧だ。

戦いが続くうちに、クレアは防戦一方になっていく。
そしてついに、リドリーの放った斬撃がクレアの短剣を弾き飛ばした。
(しまった――!)
リドリーは既に次の攻撃を行うべく剣を振りかぶっている。
攻撃をかわそうとクレアが構えを取ろうとしたその時。
「フローズンダガー!」
どこからともなく聞こえた叫び声と共に、リドリーに向かって氷の刃が飛んできた。
クレアへの攻撃を中止し、その刃を剣で叩き落とすリドリー。
(今だ!)
やっと見せた隙をクレアは逃さなかった。素早くリドリーに肉薄し、首筋に手刀を叩き込む。
リドリーは「く…」と呻くと、ゆっくりとその場に倒れた。

223 名前:負けられない理由 ◆Zp1p5F0JNw :2006/12/18(月) 12:14:01 ID:osuEb3hR0
「おーい、大丈夫〜!?」
先程氷の刃が飛んできた方向を向くと、見覚えのある少女が手を振りながらこちらへ向かって来るのが見えた。
「貴方は…フェイトさん達のお仲間の…」
「スフレだよ!確かネルちゃんの友達でアドレーちゃんの娘さんのクレアちゃんだよね!」
「ええ。貴方のおかげで助かりました」
クレアとスフレは面識は少ないものの、早い内に知り合いに会えたことを喜ぶ。
「こんな事で殺し合うなんて、間違ってるよ!みんなで協力して、ルシファーなんてやっつけてやるんだから!」
「ええ。その為にはまず他の皆さんと合流しないと…」
リドリーの持っていた剣とバッグを回収した二人はとりあえず今後の行動を話し合った。
「この付近には鎌石村という村があるようです。他に人がいるかもしれませんから、まずそこへ向かいましょう」
「うん!そうだね!」
「じゃあ、早速行きましょうか」
そう言って二人が立ち上がろうとした瞬間。

ピシュン!

その音と共に何かがスフレの体を貫いた。
僅かだが吐血し、その場に崩れ落ちるスフレ。
「スフレさん!?」
クレアは倒れたスフレを抱きかかえる。
返事は無い。既に彼女は事切れている。即死だった。
「一体どこからっ…」
慌てて辺りを見回すと、そこには倒れながらも銃をこちらに向けて構えているリドリーの姿があった。
(そんな…彼女の荷物は全て回収したのに…)
そう思うが否や、今度は自身の体に衝撃が走る。
「あ…」
そう呟くと同時に、体中から力が抜けてクレアは倒れ伏した。意識と視界が霞んでいく。
(フェイトさん…お父様…ネル……ごめんなさい…)
それが彼女の最後の思考になった。

224 名前:負けられない理由 ◆Zp1p5F0JNw :2006/12/18(月) 12:16:26 ID:osuEb3hR0
「ふう…」
小さく溜息を吐くと、リドリーは二人が倒れている方へ向かう。
「一か八かだったけど…何とかなるものだな」
リドリーの支給品は、イグニートソードとグラビティレイザーという銃だった。
だが剣はともかくグラビディレイザーという銃は使いこなせる自信が無かったので、万が一のために服の下に隠し持っていたのである。
今のが初撃ちだったが、二人共一発で仕留められた。これならこれからも使っていけそうである。
自分の支給品と死んだ二人の支給品を回収するとリドリーはその場を立ち去った。



リドリーは最初からこのゲームに乗る事を決めていた。
死んだはずの自分が何故こうして生きているのかは分からない。だが自分には、ラジアータに戻ってやらねばならない事がある。
それは金龍の復活させ、自分の命を救ってくれた妖精達を守ること。
あの時は失敗してしまったが、生きてラジアータに戻ることができたら…銀龍であるルシオンを倒すことができたら。
今度こそ成功させられるかもしれない。
その為にも、絶対に自分は死ぬわけにはいかないのだ。
(ジャック…お前とはまた道を違える事になってしまうな)
ジャックを始め、この殺し合いには知り合いも何人か参加している。
だが彼らと剣を交える事にも躊躇は無い。
そんな覚悟はあの時――人間側でなく、妖精側に付くと決心した時に既に済ませている。
悲壮な決意と共に、リドリーの戦いが始まった。

225 名前:負けられない理由 ◆Zp1p5F0JNw :2006/12/18(月) 12:17:30 ID:osuEb3hR0
【A−2/朝】
【リドリー・ティンバーレイク】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:イグニートソード@SO3]
[道具:グラビティレイザー@SO3、忍刀菖蒲@TOP(クレアの支給品)、他クレアとスフレの支給品幾つか、荷物一式]
[行動方針:ゲームに勝ち残る]
[思考1:移動(方向は次の方任せ)]
[思考2:ルシオンを倒す]
[現在位置:A−2 東側の砂浜]


【スフレ・ロセッティ 死亡】
【クレア・ラーズバード 死亡】
【残り57人】

226 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 16:47:02 ID:7RB7a5ASO
GJだ!
リドリーはゲームに乗ってしまったか…


227 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 20:53:25 ID:w5cYgpvw0
投下乙
でも、フェイズガンの
エネルギー表記が抜けているよ

228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/18(月) 23:08:46 ID:wcOFSl6k0
投下乙!
一気に2人死にましたか……

アドレーが激しく怒り狂いそうな予感がっ

229 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/18(月) 23:32:27 ID:03fIj9/l0
ノエル、すず、ロウファを予約します

>>225
GJ!

230 名前:ルシファーが贈る刺客:2006/12/19(火) 00:33:39 ID:nKv+mVW60
絶壁。見下ろせば、そのまま海の藻屑と消えそうなほど高い崖。
そこの空間が裂け、裂け目から女性が現れた。

女はすぐに裂けた空間を閉じ、地面に置かれているデイパックの中身を確認した。
女には分かっていた。パックの中身が決して自分の不利になるような物が入っていないことを。

案の定、パックの中身には、殺傷性は皆無だが相手を確実に麻痺させることができるフェイズガン『パラライズボルト』、
服用すると不死者になる『グールパウダー』とキュウリなどの野菜を切っても刃に付かない包丁『万能包丁』が支給されていた。
女はパラライズボルトを手に取る。参加者たちを痺れさせてから、いろいろな方法で苦痛を与えられると思うと胸が弾んだ。
次にグールパウダーを手に取る。これもまたブレアを喜ばせた。
これを相手に飲ませれば、強制的に相手を不死者にさせると思うと嬉しくなった。
特にこれは対主催者を掲げる善人ぶった奴に飲ませよう。
最後に万能包丁。……これは拷問に使おう。

女は至急品を確認し終えると、自分の生みの親ともいえる人物に感謝する。

(さすがルシファー様。いや、この場合兄さんと言った方が正しいかしら?)

女はフフと笑い、心の中で訂正する。
それもそのはず、彼女は主催者ルシファーの妹であるブレアの姿をしているからである。
しかし、姿形は似ていれど、人格はオリジナルと違い、全くの別人格である。

231 名前:ルシファーが贈る刺客:2006/12/19(火) 00:38:28 ID:nKv+mVW60
IMITATIVE(模倣の)ブレアは自分の使命を確認する。それはこの殺し合いに参加している者を殺戮すること。
ただ単に殺すのではなく、できるだけ肉体的に精神的に苦痛を与え、絶望させるようにする。
それが自分の使命であり、ルシファー様が課した命令である。

不意にブレアは首に手を当て、首輪に触る。そこには絶対に取れそうもない首輪がある。
ルシファー様は律儀である。確かに、首輪が着いていなければ、他の参加者に怪しまれるだろう。
しかし、私にまで制限をかけることはないだろう。何となくだが、自分の力が思うように働かない。
ブレアは思う。

(もしかして、ルシファー様は私が裏切ると思っているのかしら?)

ブレアはふうとため息をつく。
私が裏切る?そんなことはありえない。私はルシファー様に作られた存在。
ルシファー様を裏切れば、己の存在を否定することになる。
だから私は絶対に裏切らない。


―――――そう、絶対に


ブレアは己の決意を胸に歩き出した。その顔に邪悪で残酷な笑みを浮かべ。
人が集まりそうな所へと―――――


【D−8/朝】
【IMITATIVEブレア】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:パラライズボルト〔単発:麻痺〕〔50〕〔100/100〕@SO3]
[道具:グールパウダー@VP2・万能包丁@SO2・荷物一式]
[行動方針:参加者にできる限り苦痛を与える。優勝はどうでもいい]
[思考1:人が集まりそうな所へ行く]
[思考2:善人ぶった奴にグールパウダーを飲ませる]
[現在位置:最北東]

*グールパウダーはVP2製で異形の者にならないタイプです。
*参加者名簿には、ブレアと記入されています。
*ブレアはルシファーと連絡は取れません。


232 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2006/12/19(火) 00:42:36 ID:nKv+mVW60
投下完了しました
フェイズガンのエネルギー表記は
これでいいでしょうか?
問題点などありましたら
よろしくお願いします

233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 02:03:40 ID:ylnIrm6X0
投下めっちゃ来てるーッ!!
おまいらみんなGJだよ

あ、wiki>>231までと登場キャラの状況を更新しといた
現在地を表示できるマップ作れる神とか、アイテム解説つくってくれる神とかいらっしゃらないものか……

>>232
3わかんないから何とも言えない……スマン

234 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/19(火) 20:15:33 ID:KaWsxJFu0
>>232
投下乙!

>フェイズガンのエネルギー表記
それでおkだと思うよ

235 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/20(水) 01:18:16 ID:3k82caff0
投下します

236 名前:血まみれの…… ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/20(水) 01:19:10 ID:3k82caff0
『ブラッディーアーマー:どんな攻撃をも無力化するが、代償として生命力を奪われ続ける鎧』
「諸刃の剣……いや、諸刃の盾と言った方が良いかな」
ロウファは支給品の鎧に目を落とした。
説明書に書いてある内容が本当なら、使い方しだいではとんでもない切り札になりえるが、
主催者の罠の可能性も有る。
そして、生命力を奪われ続ければ最終的にどうなるのか……。
それを考えるとぞっとする。
「兎に角、今身につけるのは得策ではないな。
それより、アリューゼさんとジェラード様、それにヴァルキリー様と合流しなければ」
ロウファはこのゲーム――人の命を弄ぶゲームを、ルシファーを許せなかった。
アリューゼ、彼が信頼を寄せる強者。
レナス・ヴァルキュリア、現在の主。
自分一人でルシファーを倒すのは厳しいだろう。だが、この二人と力を合わせればきっと……
そう信じてロウファは歩き出した。

しばらく歩くと、赤い服を着た者が一人居るのが見えた。
身を隠し相手の様子を窺うと……。
その人物は赤い服を着ていた訳では無かった。そして、そこには彼以外にもう一人居た。
(あれは、ゲームに乗ったと言うのか……)
始めに見えた人物は、そのもう一人に襲撃されていたのだ。
(せめて武器さえ有れば――)
武器を持たない自分では逆に足手まといになりかねない。
そう考えた直後あることを思い出し、ロウファは“鎧”を身につけ飛び出していった。
赤の他人の為に危険を冒す必要は無いかもしれない。双方ともゲームに乗った者かもしれない。
それでもロウファは、彼を助けずには居られなかった。


237 名前:血まみれの…… ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/20(水) 01:20:18 ID:3k82caff0
「くそ、どうすれば」
ノエルは己の不運を呪った。
彼はスタート直後、一人の少女に襲撃されたのだ。
相手はとても素早く、かつ正確な攻撃を繰り出してくる。
彼は自身に支給された『バーニィシューズ』のお陰で、何とか致命傷を負わずにすんでいる。
もっとも、肉体派ではないノエルでは、いつまで持つか解らない。
少女は逃がしてくれそうにない。
戦おうにも、
接近戦は相手の方が上。支給品に武器が有るが、慣れない武器を使うくらいなら、素手の方がまだマシ。
紋章術は使う暇も与えてくれない。
まさに絶体絶命である。

この攻防が始まってから結構な時間が経過した。彼の体力はすでに限界が近かった。
(何とか逃げなければ、僕はまだ死ねない!)
その思いは裏腹に、ノエルは動きを止めた――いや、あえて動きを止めたのだ。
「隙有り」
少女の持つ剣が、ノエルを真っ赤に染めた直後、異変は起きた。
「グレイブ!」
地面の一部が突き出し……大地の牙が少女を襲う。
肉を切らせて骨を断つ、ノエルは捨て身で術を成功させた。
もっとも、これで少女を倒せたとは思えない。
だが、確実に隙は出来たはずだ。今なら逃げ切れる。
その考えは――
「忍法飯綱落とし!」
脆くも崩れ去った。

(あぁ、駄目だったか……)
何とか先の一撃は回避できた。だが、すでにノエルは限界に達していた。
今度は避けることは不可能だろう。死を覚悟し目を閉じる。
(ナール市長、ミラージュ博士、そして皆……すみません。僕はここまでの様です)

……しかし、とどめの一撃は来なかった。目を開けてみると――
見知らぬ青年が少女と対峙していた。


【D−4/朝】
【ロウファ】[MP残量:100%]
[状態:無傷だが、HP(DME)残量97%]
[装備:ブラッディーアーマー@SO2]
[道具:荷物一式]
[行動方針:主催者打倒]
[思考1:襲われている男(ノエル)を助ける]
[思考2:レナス、アリューゼ、ジェラードと合流]
[現在位置:D−4 森]

【ノエル・チャンドラー】[MP残量:95%]
[状態:重傷 右胸から左脇腹にかけて深めの切り傷 他切り傷多数]
[装備:バーニィシューズ@SO2]
[道具:???←本人確認済み、武器 荷物一式]
[行動方針:ゲームには乗らない]
[思考:状況の把握]
[現在位置:D−4 森]

【藤林すず】[MP残量:90%]
[状態:ほぼ無傷]
[装備:アントラー・ソード@PV]
[道具:???←本人確認済み 荷物一式]
[行動方針:生き残る]
[思考:目の前の人間(ロウファ、ノエル)を排除する]
[現在位置:D−4 森]

238 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/20(水) 01:25:13 ID:3k82caff0
投下完了
ブラッディーアーマーは反則かもしれないが、
回復魔法が制限されているなら問題ないだろうと判断しました。

239 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 01:36:37 ID:TqwgVIZ4O
おぉ、新作GJ!
ブラッドアーマーは問題無いと思われ
それにしても女性陣は次々とマーダーになっていくなw

240 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 03:38:47 ID:nn50heIt0
新作乙です。
予約してないですが自分も投下しますね

241 名前:決意の言葉:2006/12/20(水) 03:39:43 ID:nn50heIt0
いつの間にこんな所に連れてこられたんだ。訳も分からずこの島に放り出されて殺し合えだって?
何度も頬をつねったり叩いたりしてみるが効果は無い。
「夢じゃ…ないよねえ…」
クレス・アルベインは自分の首に付けられた首輪に触れる。ガッチリと固定され、そう簡単に外せそうにはない。
一体どうやって付けたんだ。
自分に与えられた支給品は木刀が一本、それに使い方がよく分からない小さな機械が二つだった。
武器が無いよりはマシだが、こんな殺傷能力の無さそうな物で戦えるのだろうか?
(戦う…か)
あのルシファーという主催者の話では、生きて帰れるのは一人だけという事だ。
…死にたくはない。ダオスを倒し、ようやく平穏な暮らしに戻ったばかりだ。
だが、この殺し合いにはミントやチェスターを始め多くの仲間が参加させられている。
彼らを殺してまで生き延びたいとは思わなかった。それなら死んだ方がマシだ。
だったら足掻いてみよう。どうせ死ぬなら、出来ることを精一杯やってから死ぬ。
クレスの行動方針は固まった。
「そうと決まれば…」
クレスは決意の言葉を考える。勇気を奮い立たせ、周囲を和ませる効果もある言葉を。
腕組みをして考え込むこと数分。クレスの頭に神が舞い降りる。
これだ―――!


「僕は…ルシファーをゆルシファー(許しは)しない!」


242 名前:決意の言葉:2006/12/20(水) 03:40:26 ID:nn50heIt0
「…あなた一人で何言ってるの?」
突然背後から話しかけられる。
しまった。ダジャレを考えるのに夢中で周囲の警戒を怠っていた。
振り向くと同時に、クレスの首筋にスタンガンが突きつけられる。
「荷物を捨てて両手を上に挙げなさい。逆らえば殺すわ」
スタンガンを突きつけてきたのは自分より少し年上の女性だった。美人だ。だが、性格は少しきつそうな印象を受ける。
「早く!」
女性が怒鳴ると、クレスは慌ててバッグを捨てて手を挙げる。
「今から私がする質問に、迅速に答えなさい。あなたの名前は?」
「ク、クレス・アルベインといいます」
「じゃあクレス君、職業は?」
「一応アルベイン流剣道場の師範代を…」
「この殺し合いに、他に知り合いは参加している?」
「は、はい。何人か…」
「そう…」
そこまで言うと、女性は一息吐く。
「それじゃあ最後に。これは質問ではないけど…」
女性の目が強くクレスを睨む。額に汗が一筋流れた。
「今から主催者を倒すために私に協力しなさい。断れば…どうなるか分かるわね?」
きつそうな女性ことマリア・トレイターはそう言って不適な笑みを浮かべた。



【D−1/朝】
【クレス・アルベイン】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:無し]
[道具:木刀、コミュニケーター@SO3×2、荷物一式]
[行動方針:ルシファーをゆルシファー(許しは)しない]
[思考1:目の前の女性に対応]
[思考2:仲間を探す]

【マリア・トレイター】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:サイキックガン@SO2]
[道具:???(0〜2個、ある場合は確認済み)、荷物一式]
[行動方針:ルシファーを倒してゲームを終了させる]
[思考1:クレスを自分に協力をさせる]
[思考2:他の仲間達と合流]

[現在位置(二人共通):D−1 道沿い]

243 名前:決意の言葉:2006/12/20(水) 03:45:39 ID:nn50heIt0
短いですが以上です。
スタンガン系にも残量表示は必要ですかね?
あと質問なんですが、各村の様子は現代風の街並みなのか、中世風の街並みなのかどちらでしょうか?

それから◆wKs3a28q6Q氏、もしまだ規制で書き込めないようなら
どっかのうpロダにテキストファイル上げてもらえば自分が代理投稿してもいいですよ。

244 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 10:20:35 ID:0HI4f+5C0
>>236
うは、テラGJ!
ロウファが勝っても負けてもノエル危ないなw
あと、一応ツッコミ
>アントラー・ソード@PV
それだとプロモーションビデオだw

>>241
クレスwwwww
基本方針ふざけとんのかいwwww
超GJ!

>>243
サンクス
ようやく規制解けたみたいだ
ただ、支給品が被ったもんだから修正しなくちゃいけなくて……
投下は明日くらいになりそうだから、半分くらいまで書き始めちゃったって人は今の内に予約しちまっていいぜ

245 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 10:45:20 ID:0HI4f+5C0
wiki更新楽しいなw

名簿の現在状況ですが、現在地とか初期支給品だとか纏めるために投下されたものの状態表を勝手に並べ替えたものもありますが、良かったでしょうか?

246 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 15:53:08 ID:y1ZWCe0p0
>>243
投下乙っ
クレス……なんて緊張感の無い奴だw
SO3勢はやはり、ポジション的に対主催派がほとんどになりそうだな。

>各村の様子は〜
原作の島が舞台なのだから、恐らくは現代の田舎っぽいところなのでは?

247 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/20(水) 17:57:26 ID:t2Oa7qDr0
>>243
投下乙!
>>クレスの頭に神が舞い降りる。
ねーよwwwwww

最近新作が次々投下されるなw
この調子でどんどんいこうか

248 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 00:23:56 ID:CmV0offv0
反主催・もしくはゲームに乗らない
レナ、プリシス、ディアス、レオン、エルネスト、ノエル、フェイト、クリフ、マリア、
アルベル、ミラージュ、アリューゼ、ロウファ、ジャック、ガンツ、クレス

マーダー
オペラ、ミカエル、ノートン、ビヴィグ、ブレア、ジュン、リドリー、すず

不明
クラース、アーチェ

未登場
クロード、セリーヌ、アシュトン、ボーマン、チサト、シン、ガブリエル、ソフィア、
ネル、ロジャー、アドレー、ヴォックス、レナス、レザード、ルシオ、メルティーナ、
夢瑠、エイミ、ブラムス、ロキ、フレイ、アリーシャ、ルーファス、エルウィン、
ガウェイン、ミランダ、ガルヴァドス、ルシオン、チェスター、ダオス、ジェストーナ

登場済みのキャラの1/4くらいが今マーダーしてるね。
SO3キャラ達が反主催になるのは仕方ないかな。ノートンとかはともかく、
主要キャラはみんなルシファーの立場とかそういうの分かってるし。
残りもヴォックス以外はいきなりマーダーするようなキャラじゃないしなー。
唯一アルベルがマーダーの可能性あったけど、積極的に戦う気はないみたいだし。

…しっかし未登場キャラ見ると、ホント女性陣にマーダー候補が多い気がする。
個人的に楽しみなのはレザードとロキかな。プライド高そうだから反主催でもマーダーでもいけそう

249 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/21(木) 09:28:41 ID:pQjo9Vh60
>>248
女性強いっすねwww
SO3勢は反主催だらけなせいで逆に死者出しまくられる気がするぜ
一人死んでも変わりはいるものw


問題有りかもしれないけど投下します

250 名前:小さな手〜愛しき人と炎の記憶〜 ◆wKs3a28q6Q :2006/12/21(木) 09:32:10 ID:pQjo9Vh60
本当に掴みたかったものは、この手をすり抜けていってしまった。
絶対に守ると誓ったはずの小さな手。
ずっとずっと離すまいと思っていたその手を離してしまった。
あのとき、俺には警戒心が足りなかった。
もう、あんな思いはしたくないんだ。

(クソッ……何やってんだよ俺は!)
真っ暗闇の中で弓を引く。
長年見続けてきた親友の背中は、知らぬ間に見えなくなっていた。
(俺は、強くなるんだろうが!)
弱いままなのは、自分一人だ。
クレスは、強くなっていた。ミントだってそうだ。
おてんば娘のアーチェだって、魔法の腕はかなりのものだ。
クラースは、独学で精霊と契約する方法を考えた凄い奴だ。
自分は――どうしてこんなにも弱いのだろう。
未来に来てまで、みんなの足を引っ張ってしまっている。
(ダオスを倒して……アミィの、みんなの仇を取るんだろッ)
唇を噛み締め、最後の矢を放つ。この矢が的を射抜いたら、今日の分の特訓は終えて宿に戻るつもりだった。
矢は的のど真ん中へと突き刺さったが、しかしチェスターは宿へと戻ることが出来なかった。
気付いたときにはおかしな空間にいた。
手にしていたはずの弓も無くなっていることもそうだが、それ以上に不可解なことが起こった。
首輪と、鮮血。そして、理解しがたい――理解などしたくもない、反吐が出るようなふざけたゲーム。




「何だこりゃ」
支給されたデイパックから取り出した黄色い玉を見、チェスター・バークライトは間の抜けた声をあげた。
一応は殺し合いの場だというのに、支給された武器がゴムボールというのは何かの冗談なのだろうか?
──いや、まぁ、殺し合い自体何かの冗談に越したことはないのだけど。
ゴムボールを弄びながら、デイパックの中身の確認を続ける。
次に出てきたのはおかしな人形。どう見てもハズレである。
ハズレが二つだったことの帳尻あわせか、最後の一つは大当たりだった。
最強のナックル・エンプレシア。
難点を挙げるとするなら、チェスターには扱いにくいことこの上ない武器ということだろう。
それでも無いよりはマシだと無理矢理に装備する。
結論から言うと、きつくて痛くて使い心地が悪かったので装備するのを止めポケットにしまうことにした。
次に目に入ったのは名簿だった。
「………」
ゆっくりと名簿を開き、自分と同じく殺し合いなどというふざけたゲームに参加させられた者の名前に目を通す。
「おいおい、マジかよ……」
名簿に親友の名を見付け、思わず声に出してしまった。
次いで仲間達の名前が目に入る。
「…………ッ」
どうやってクレス達と合流しようか、などといった疑問は、たった三文字の言葉によって頭から消え去った。
「ダオス……ッ」
いわば妹の仇といえる男の名。
あの時の弱かった自分では、クレスとミントを逃がすため時間を稼ぐことしか出来なかった。
──だが今は違う。
時空を越え、己の腕を磨いたんだ。
今なら、殺せる。

(……悪いな、クレス)
ダオスは、クレスの両親の仇でもある。
本来ならクレスと一緒にダオスを倒すのが好ましいのだろうが……
(ダオスは、俺が殺すかも知れない)
ダオスに会って、仲間を待とうなどと言う理性的なことを考えられる自信がなかった。
自分の知らない所で一度クレスはダオスを倒しているらしいし、まぁそのくらいなら許してくれるだろう。

地図をしまい、デイパックを担いでクレス達を探すために――本心は、憎い仇を探し出して殺すために――出発しようとして、大きな爆発音を聞いた。

251 名前:小さな手〜愛しき人と炎の記憶〜 ◆wKs3a28q6Q :2006/12/21(木) 09:34:27 ID:pQjo9Vh60
あの日、かけがえのないものを失った。

『お兄ちゃん』

何があっても絶対に守ると誓ったはずの、大切なものを。

『わぁ、ありがとうお兄ちゃん』

俺には、力が足りなくて。

『クレスさんの足を引っ張っちゃダメだよ?』

あの笑顔を、失くしてしまった。

『ア……ミィ…………?』

だからあの日、また誓ったんだ。

『アミィィィイィィィイィィィィッ!!』

絶対に強くなるって。
今度こそ、あの小さな手を守れるように。





「な……ッ」
チェスターがそこに辿り着いた時には、全てが終わってしまっていた。
そこにある建物を覆う炎は、衰える様子も無く轟々と唸りを上げている。
火元に誰かがいるとしても、もう焼け死んでいるだろう。
にも関わらず、チェスターは燃え盛る分校へと飛び込んでいった。
万が一動けない誰かが――まだ生きている誰かが居るかもしれない。
居ない可能性の方が高かったが、自らの目で誰もいないことを確認しない限り後悔してしまうような気がした。
「おい、誰か……誰かいないのか!」
廊下で叫ぶ。返事は無い。
だが、声を出せない状況と言う可能性がある。
手前の階段は火の手が強すぎて上がれそうにない。
ひとまず火の手がまだ回っていないところに人が居ないか確かめようとチェスターは駆け出した。
あの時救えなかった命の変わりに、誰かの命を救うために。




252 名前:小さな手〜愛しき人と炎の記憶〜 ◆wKs3a28q6Q :2006/12/21(木) 09:36:15 ID:pQjo9Vh60
(……さて、どうするかな)
分校からやや離れた茂みでミカエルは考えていた。
油断せず確実に殺すと誓ったものの、具体的に今後どうするかは考えていなかった。
これでも神の十賢者として恐れられていた身。
本気を出せば人間を焼き殺すことくらい造作も無い。
よって、今の自分に一番必要なのは殺傷力とは別のものだ。
やはり自分に必要なのは防具辺りだ。
先程は相手が炎系統の技を放ってきたため無傷で済んだが、あれが他の属性の技だったらこうはいかなかっただろう。
今まで殺してきた人間はたいした奴が居なかったのであまり防御を意識したことがなかった。
今更付け焼刃で防御に徹する戦いをしたところで大した成果は得られないだろうし、強力な防具の入手を優先した方がいいだろう。
自分のデイパックに入っていた木製の盾は、奇襲対策にと腹に括り付けてある。
些か格好悪いが、この際それは気にしないでおく。
難点を挙げるとしたら燃えやすいので自身の放った炎で燃えるかもしれないことだが――まぁ、その時はその時だ。
(今の馬鹿を追って校舎に戻るっつーのもな)
盾を腹から胸にかけてを守るような位置で固定している際に現れ、わざとらしいほど大声で叫んでいたデコッパゲをどうするべきだろうか。
罠という可能性も捨てきれないし、確実に殺戮を行うために人の多そうな最寄りの村にさっさと行っておきたかった。
確実性を求めるなら、戦場の地形を把握しておく越したことはない。面倒だが。
「……とりあえず殺っておくか」
村での待ち伏せが数分遅れたところでそこまで致命的なことにはならないだろう。
盾に燃え移らないように慎重に校舎に近づく。
「オラァッ」
炎を纏った右の拳で、まだ火の手の回っていない部分を殴りつける。
拳の炎が校舎に移り、更にもう一発叩き込むことでより一層校舎を纏う炎が勢いを強めた。
まだ校舎の中から炎の唸り声の合間に叫び声が聞こえているので、デコッパゲはまだ校舎の中に居るのだろう。
奴は間もなくくたばるはずだ。人間は炎に弱いからな。
燃え盛る校舎に沿ってミカエルは駆け出した。
確実に、かつ安全にデコッパゲの命を奪うために。
火の手の弱そうな場所に移動し、もう数発ほど燃える拳を叩き込んでやるために。



「なッ!?」
誰もいなかった教室を出たチェスターの目に、燃え盛る炎が飛び込んできた。
炎が迫ってくることくらいは予測していたのだが、こればっかりは驚きを隠せない。
何故なら、先程見た火元とは遠く離れたところでその炎は燃えていたのだ。

誰かが、いる。
それも戦闘を行っている可能性が高い。
だとしたら、大声をあげたのは軽率だったのか?
力のない者が声も上げられない状況に――殺し合いに乗った者から隠れている状況に陥っていたという可能性もあったんじゃないのか?
助けが来たと思い、無防備にも火の気のない階段を使おうとしたところを、襲われたという可能性もあるんじゃないのか?
俺の、せいで、見つかった可能性が、あるんじゃ、ないのか?

「クッソォォォ!!」
チェスターは、深夜の秘密特訓中にこの世界に来た。
そのため、一睡もしていない常態でこの異常な状況に放り込まれたのだ。
冷静に考えれば誰かがいる可能性は至極低く、さらには罠の可能性もあるので、いつものチェスターなら冷静に判断しては撤退をしていた場面であろう。
だが、冷静さを欠いた今のチェスターにあるのは、居るかもわからない誰かを、かつて助けられなかったアミィの代わりに助けること。ただそれだけだった。
燃え盛る炎の付近に人はいない。
付近の窓や出口から外に出たのだろうか?
それならばいい。助かったということだから。
だが――だがもし上の階に居るのだとしたら?
自分の助けを待っているとしたら?
あの日のアミィのように、震えて待っている者が居るとしたら?
「アミィ……アミィ……」
チェスターは階段を駆け上る。
今度こそ、助けるんだ。
あの頃と違って、今の俺には、力が――


253 名前:小さな手〜愛しき人と炎の記憶〜 ◆wKs3a28q6Q :2006/12/21(木) 09:44:01 ID:pQjo9Vh60
「あ……?」
迫り来る炎を掻い潜るチェスターの視界の端に、黒焦げになった何かが写った。
足を止め、ゆっくりと首をそちらに向ける。
教室の入り口――黒板の下の辺りに、真っ黒に焼けた人間の体が無残にも横たわっていた。
「う……あ……」
繰り糸で操られているかのようなぎこちない動きで、死体に向かって一歩を踏み出す。
一歩、また一歩と死体に近づくたびに、焼け落ちたトーティスの村と可愛い妹の亡骸が頭を過ぎる。
それでも自身の足は引き返すことをしてくれない。
はい右、左、右、左――
足は、止まってくれない。
「ちく、しょう……」
ようやく死体の傍らに辿り着き、繰り糸が切れたかのように膝を着く。
震えるその手で、まだ子供だったのであろう亡骸の頬に触れる。
「何でだよ……」
アミィと同じく、幼い子供。
アミィと同じく、勝手な奴のせいで命を失ってしまった、幼い子供。
俺は、また何も出来なかった。
この子も、アミィも、救うことが出来なかった。

「……ごめんな、助けられなくて」
せめて寂しくないようにとデイパックに入っていた人形を持たせてあげようとする。
人形を取り出す際、またアミィのことを思い出してしまった。
「…………ん?」
デイパックの底の方に入っていた人形を取り出したため、デイパックの中はぐしゃぐしゃになった。
そこで初めてデイパックの底の方にまだ見ていない小冊子が三冊あることに気が付いた。
何となく取り出し、それが支給品の説明書だと知った。
エンプレシアと太い明朝体で表紙に書かれた説明書の最初の一行は『殴って戦う貴女にオススメ』などというふざけたキャッチコピーであった。
ムカついたので投げ捨てるように傍らに置く。
エンプレシアというのがナックルの名前であったということは、韋駄天というのがこの人形の名前なのだろう。
さすがにスーパーボールがこの人形の名前だというオチは無いと思うし。

「…………」
要約をすると、『この人形を使えばパーティーは戦闘から離脱することが出来る』というアイテムらしい。
――もし、もしもまだ放火犯が校舎に火を放ち続けているとしたら、この状況は『戦闘中』とみなしてもらえるのではないだろうか。
これを使うことで脱出が出来るのではないだろうか。
無論、この説明書には『戦闘』の基準が記されていないため望んだ結果となる可能性は高くないし、どんな人物が『パーティー』に含まれるのかもわからない。
だけど――この子と一緒に出られるのだとしたら、外にこの子のお墓をつくってあげたい。
何も出来なかったことへの償いとして、埋めるくらいはしてあげたい。
「……頼むぜ……」
やるべきことは決まった。
ポケットに韋駄天の説明書をねじ込むと、亡骸の右手を自信の左手できつく握り締める。
この道具にこの子も仲間だと認識してもらおうと、小さなその手をぎゅっと握り締めたまま目を瞑り祈りを捧げる。

体全体に負荷がかかり、ガシャンと音を立て教室から外へと放り出された。
ジェットコースターよりも速いスピードでぶっ飛んだチェスターの顔は、風圧でかなり不細工なものだったに違いない。
ドサッと背中から草むらに叩きつけられ、肺の中の空気が吐き出される。
右手で背中を押さえ、痛みに顔をしかめ、その手に亡骸の子供の手は繋がっていないことに気が付いた。
「…………」
もう、言葉も出ない。
また、何一つ出来なかった。
また、自分だけが生き延びてしまった。
「…………」
今のチェスターに出来ることは、もう、校舎が焼け落ちるのを黙って見届けることだけだった。





254 名前:小さな手〜愛しき人と炎の記憶〜 ◆wKs3a28q6Q :2006/12/21(木) 09:47:28 ID:pQjo9Vh60
【G−3/朝】
【ミカエル】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:ウッドシールド@SO2、ダークウィップ@SO2(ウッドシールドを体に固定するのに使用)]
[道具:ミックスグミ、魔杖サターンアイズ、荷物一式]
[行動方針:最後まで生き残り、ゲームに勝利]
[思考1:どんな相手でも油断せず確実に殺す]
[思考2:平瀬村に行き、得物を待つ]
[思考3:使える防具が欲しい]
[現在位置:平瀬村分校跡よりやや北の茂みを移動中]
[備考]:デコッパゲ(チェスター)は死んだと思っています。

【チェスター・バークライト】[MP残量:100%]
[状態]:全身に火傷(命に別状は無い)・左手の掌に火傷・背中に痛み・精神的疲労・怒りと無力感
[装備]:なし
[道具]:スーパーボール@SO2、エンプレシア@SO2
[行動方針]:力の無い者を守る(子供最優先)
[思考1]: クレス・アーチェ・ミント・クラース・力のない者を探す。
[思考2]:ダオスを殺す。分校に火を放った者も殺す。
[思考3]: クレス・アーチェ・ミント・クラースと子供を除く炎系の技や支給品を持つ者は警戒する。
[現在位置]:平瀬村分校跡前

※韋駄天@SO2は消費しました。
※火の手が強まったので、あと30分ほどで校舎は焼け落ちます。
※時刻は間もなく午前に突入しようというところです

255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 09:51:12 ID:pQjo9Vh60
投下しました。
何だか全キャラエンディング後前提っぽい空気のに未来編序盤から出してしまいましたがOKでしょうか?
あと、アイテム消費させまくっててすみません。

256 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 11:34:45 ID:t2aN8sHQO
クレスが明らかにクリア後って感じだから同一作品内のキャラで時間軸違うとちょっとまずくないか?
どっちかに統一した方がいいと思いけど…

257 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 16:38:37 ID:DZoxAOkS0
>>255
投下乙

俺は別に時間軸を統一しなくても構わないな

258 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 19:13:42 ID:xeIjQH4xO
TOP勢がクリア後なら、ダオスは死んだあとってことになるし。
わざわざ蘇生させられるよりは違う時間から来たって方がしっくりくるよ

259 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/21(木) 20:14:09 ID:CmV0offv0
未来編序盤だとチェスターってすずの事知らないんだっけ?

260 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/21(木) 20:37:44 ID:w0t7s7MNO
>>256-257
どうしましょうねぇ?
これ以上キャラ出る前に決めた方が良さそうだし、いっそ投票にでもしちゃう?

>>258
ごめんね、デミテルを死亡後の時間から連れてきたうえに蘇生させちゃってごめんね

>>259
知らなかったはず
一応そのつもりで仲間の中にカウントしませんでした

261 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2006/12/22(金) 00:55:21 ID:RLN9kfnO0
>>255
GJ!おもしろかったよ

自分的には、時間軸は統一しなくてもいいと思うよ。

あと、チサトとガルヴァドスを予約

262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 01:01:05 ID:1YtrYCSW0
結局『時間軸は統一しなくてもいい』でFA?

263 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 10:48:11 ID:nu7ElnSQ0
いいんじゃね
クレスとチェスターが会ったら多分会話噛み合わないと思うけど、その辺はその都度の書き手任せで。
パラレルワールド的なものになるのかね?
でもあんまりどのキャラも時間軸違いすぎると面倒かもね

264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 13:10:14 ID:Sccy+lHA0
じゃぁ、とりあえずwikiにあげとくな?

時間軸ばらつかせるのがこのスレ的には好ましくないってのはわかったし、次からは自重するよ
すまんかった

265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/23(土) 13:19:23 ID:Sccy+lHA0
>>261
超期待

>>248を参考に進行状況まとめ

【SO2】15/15
 ○クロード/◎レナ/○セリーヌ/☆アシュトン/◎プリシス/○ボーマン
 ◎ディアス/◎レオン/●オペラ/◎エルネスト/◎ノエル/☆チサト/○シン
 ●ミカエル/○ガブリエル
【SO3】13/15
 ◎フェイト/○ソフィア/×スフレ/◎クリフ/○ネル/○ロジャー/◎マリア
 ◎アルベル/○アドレー/◎ミラージュ/×クレア/●ノートン/●ビヴィグ
 ○ヴォックス/●IMITATIVEブレア
【VP】12/13
 ○レナス/◎アリューゼ/○レザード/○ルシオ/○メルティーナ/×ジェラード
 ○夢瑠/◎ロウファ/○エイミ/●ジュン/○ブラムス/○ロキ/○フレイ
【VP2】2/2
 ○アリーシャ/○ルーファス
【ラジアータ】8/8
 ◎ジャック/●リドリー/◎ガンツ/○エルウェン/○ガウェイン/○ミランダ
 ☆ガルヴァドス/○ルシオン
【TOP】7/9
 ◎クレス/×ミント/◎チェスター/△クラース/ △アーチェ/●すず
 ○ダオス/×デミテル/☆ジェストーナ
【見せしめ】0/2
×那々美/×ルシフェル

◎=生存、ゲームには消極的(殺人を起こす可能性には個人差がある)
●=生存、マーダー
△=生存、スタンス不明
×=死亡
○=生存、未登場
☆=予約有り
59/62(見せしめ除く)

266 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 00:19:00 ID:mZmA/Kb00
投下

267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 00:20:16 ID:mZmA/Kb00
おっと、エルネスト&クラースです

268 名前:私の名はクラース、お前は狙われている!:2006/12/25(月) 00:21:32 ID:mZmA/Kb00
ちっ……らしくないな。
いくら注意を怠っていたとはいえ、ここまで接近されているとはな。
やれやれ、どうするべきかな。武器がない以上戦いは避けたいところだが……

「おい、そこのお前!」

男の声。剣を構えつつ声を掛けてきた。
何にせよ、向こうから声を掛けてきた……ゲームに乗っていないのか?
だが、焦っている様に聞こえたのは気のせいだろうか?
……まぁ、気楽に行くとするか。

「まて、俺はこのゲームに乗ってい「何をしている!後ろだ!」

……何?!
後ろと言われた直後、俺は背後から殺気を感じた。
振り向くと、全身が炎に包まれている人間――いや、人間じゃないなアレは。
兎に角、その炎人間が拳を振り上げていた。
またか、まったく今日の俺はらしくないな――


「おい、大丈夫か!」
「くっ……問題無い。君の御陰だ、恩に着るよ」

咄嗟に炎人間の拳をガードしたが、男の近くまで吹っ飛ばされた。
多少火傷を負ったが、この程度なら問題無いだろう。それ以外に怪我らしい怪我は無い。
それより、あの炎人間だ。何なんだアレは?あんな奴参加者に居たか?
首輪は……付いて無いだと!まさか、主催者が用意したモンスター?

「どうした、掛かってこないのか?早く俺を楽しませてくれ」

喋った!人間並の知能を持っているのか。
もっとも、内容が内容だけに平和的な話し合いは望めそうにないな。

「あんた、奴を倒せそうな武器か魔法は有るか?」

隣の男が話し掛けてくる。当然首を横に振る。

「……剣の心得とかは?」

この質問もNOだ。
通常のサイズなら兎に角、あのサイズの大剣を練習無しで振り回せそうに無い。
こんなことを聞いてきたんだ、彼も奴と戦えそうに無いのだろう。

「どうしたぁぁぁ!臆病風に吹かれたか!!」

いきなりキレた。
キレると同時に、奴の身体の炎が一層大きくなる。
ああ……これはまずい。
隣の男を見る。引きつった笑みを返して来た。

「……ここは」
「撤退するぞ!」

俺達は走った。
途中で奴の怒声と何かを破壊したと思われる轟音が聞こえてきたが、気にしないことにした。

269 名前:私の名はクラース、お前は狙われている!:2006/12/25(月) 00:24:28 ID:mZmA/Kb00



「――詳しい話は俺の仲間に会ったらそいつに聞いてくれ」
「ああ、ありがとう。紋章術か、実に興味深い」
「ところでクラース、支給品の事なんだが……」

地図で言うとG−1の茂み、炎の精霊――イフリートが‘追ってこない’ことを確認すると、
私――クラース・F・レスターは三つ目の男――エルネストと情報交換を行っていた。
先の一件で、私は彼からの信頼を得た様だ。
『ふん、貴様がこんな臆病だとは知らなかったな』
おいおいイフリート、慎重と言ってくれ慎重と!
……ああ失礼、簡単に説明するとだな、
このゲームから脱出するにも、勝利するにも一人では骨が折れる。
そう考えた私はまず、利用できそうな人間を仲間にすることから始めた。
そして始めに見つけたのが彼――エルネストだった。
直ぐに話し掛けてもよかったが、相手がゲームに乗った者だったら命に係わる。
そこで私はイフリートに協力してもらうことにしたのだ。
ある程度接近したらこちらに注意を引きつける。
同時に、気づかれない様に相手の背後にイフリートを召喚。
後は、相手が私に攻撃する素振りを見せたらイフリートの炎でなぎ払う。
ゲームに乗っていない様なら……
おっと、随分長くなってしまったな。
『……誰に説明しているのだ貴様は?』
細かいことは気にするな。
それよりイフリート、なかなかの名演技だったぞ!
『チッ、こんな仕事はこれっきりにさせてもらうぞ!』
照れてるのか……意外と可愛いところが有るじゃないか。
『聞こえてるぞ!』
聞こえる様に言ったのだが。

まぁそんな訳で――

「――ロ本の二つなのだが……聞いているのかクラース?」
「あ、ああ。支給品だな、私のは……」

くっ……聞き逃した。まぁ外れと聞こえた気がするから別にいいか。
支給品は剣とシルバーマトック、傷薬の3つ。
彼は武器が無いようだ。どちらか渡すべきだろう。
傷薬は私が使わせてもらう。彼には黙っておこう。

「私のはこの剣とマトックの二つだ。マトックも武器として使えるだろう。君が使うといい」
「いいのか?」
「ああ、私には剣がある。それに、共に戦う者に武器を貸し与えるのは当たり前だろ」
「では、有難く使わせてもらうとするよ」

まぁそんな訳で、私はエルネストと共に行動することになった。
生き残る為に。
生き残る為には私はなんだってする。
例え、クレス達を手にかけようとも……

待たせてる女がいる男ってのは辛いものだ。

270 名前:私の名はクラース、お前は狙われている!:2006/12/25(月) 00:26:02 ID:mZmA/Kb00
【G−1/朝】
【エルネスト・レヴィード】[MP残量:100%]
[状態:両腕に軽い火傷(戦闘に支障無し)]
[装備:シルバーマトック@TOP]
[道具:スケベほん@TOP・札束 荷物一式]
[行動方針:打倒主催者]
[思考1:クラースと行動]
[思考2:仲間と合流]
[思考3:炎のモンスターを警戒]

【クラース・F・レスター】[MP残量:90%]
[状態:正常]
[装備:シウススペシャル@SO1]
[道具:薬草エキスDX@ラジアータ 荷物一式]
[行動方針:生き残る(手段は選ばない)]
[思考1:エルネストと行動]
[思考2:ゲームから脱出する方法を探す]
[思考3:脱出が無理ならゲームに勝つ]

[現在位置:G−1 茂み]

※F−1平瀬村で民家の破壊&火災が起きました

271 名前:私の名はクラース、お前は狙われている!:2006/12/25(月) 00:28:25 ID:mZmA/Kb00
投下しました
タイトルが思い浮かばなかった
問題点があったら指摘してください

272 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 11:11:16 ID:GAUXMnPN0
>>271
いいよいいよGJ
エルネストの専用武器は
ミカエルが持っているから前途多難だなw


273 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 13:07:55 ID:n++f6qhl0
GJ!
クラースはそうきたか……
しかしクラースは完全に信用したらダメだし、愛する人はマーダーだし、愛用品はミカエルが所持と不幸まみれだなw


ていうかwikiは誰が編集してもいいんだぜ
もっとみんな積極的に更新しようよw

274 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 14:19:03 ID:xzTsqIQVO
ところで予約の期限はどうなんだ
そろそろ来て貰わねばキープを疑わざるを得ないが

275 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 19:38:09 ID:OZYIilKb0
>>271
新作GJ!
エルネストは本当についてないなw

>>273
いつも編集してくれている人かな?
ご苦労様です。
一部の支給品に多少説明をつけときました。

276 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/25(月) 22:23:09 ID:PZexkboM0
>>274
予約の期限って決まってなかったんだな
一週間ほど待って何の反応も無かったら予約破棄
で良いんじゃないか

あと、フレイ、ダオス予約

277 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/25(月) 22:24:31 ID:PZexkboM0
トリップ忘れてた

278 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/25(月) 22:32:16 ID:n++f6qhl0
>>275
おぉ、サンクス
ぶっちゃけみんないじらないからwiki借りてきた人以外更新しないほうがいいのかと思って焦ったよ……
支給品の説明ありがとなんだぜ

>>276
予約は期限設けたほうがいいよなぁ……?
まぁ、反対なきゃ一週間でいいか
何か起こりそうな二人名だけに超期待

プロットしか出来てないし年末進行の中間に合うかわからないけどエイミ・レザードを予約

279 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 00:06:45 ID:Z0zAUxuq0
予約ラッシュwktk

ジェストーナとアシュトンは流石に長過ぎるから一旦解除したほうがいいかと
予約した書き手の反応求む

280 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/26(火) 02:12:18 ID:jkfBy9sX0
聞きたいことが有るのですが、
フレイの空間移動って無効と制限、どちらが良いですか?

>>278
レザードwktk

281 名前:どっちが化け物?:2006/12/26(火) 15:17:19 ID:oY3grVzf0
「大きいわね」

ネーデ人の女性チサト・マディソンは目の前にいるなんとも大きな亜人に度肝を抜かれた。
その亜人はゆうに3メートルはあろうかという大きさである。
チサトはため息をつく。人相学を習っていないけれど、絶対に分かることがある。
凶悪そうな顔つきを見るかぎり、けっして友好的とは思えない。

(こんな、巨大な化け物が参加しているなんて予想外だったわ。まあ、十賢者も化け物じみてるけどね)

それでも、半ばあきらめ気味で聞いてみる。
「あなたは、殺し合いに乗っているの?」
亜人が黙っているので、チサトは言葉が理解できないかと思ったが。

「モチロンだ」
と答えた。

一番最初にあった奴がこんな奴で最悪だわと、チサトは己の不運を嘆いた。
どうにかして、主催者ルシファーと戦ってくれる方向に持っていけないのかと考える。
自分の直感だが、この亜人はプライドが高そうに感じた。自分の記者魂がそう心に訴えかける。
プライドを燻ってみるか。

「ねえ、あなたはルシファーと名乗る人間に従うつもりなの?」

亜人は嫌な事を聞かれたのか、少し黙った後に答える。

「ニンゲンのサシズを ウケルのは ハラダタシイが 我らブラッドオークが
 ドノ種族ヨリも スグレテイルコトを 証明スルイイキカイだ」
チサトはしめたと思う。さらに煽る。

282 名前:どっちが化け物?:2006/12/26(火) 15:20:30 ID:oY3grVzf0
「それでも、人間のいうこと聞くんだね?最後まで生き残っても優れてると思わないなあ。
 結局のところルシファーに従っているんだし、恥ずかしくない?」

そう言うと、亜人は突然、雄たけびをあげ、怒り出した。
チサトはいきなりの態度の変わりようにおどろく。

「ヴゴォォォォーーーー!! ソンナコト ワカッテオル だが
 クビワが ツイテイル以上 ドウニモナラン ダカラ貴様を コロス」
亜人は怒りながら、こちらに向かってくる。

チサトはちょっと待ってと声を張り上げ、ある提案をする。その言葉に亜人は足を止めた。
「それならさ、私と一緒に首輪を外す方法を探さないかしら。私の知り合いに、
 適任の人が二人ほどいるのよ。だから一緒に手を組まない?」
そう手を差し出す。

亜人は腕を組み、考え始めた。
亜人が考えている間、チサトは天に自分の見方になってくれるようにと祈っていた。
が、無常にも、期待どおりにはいかなかった。

「コトワル」

チサトの心の中で何かが音を出して崩れだした。
「貴様とて ニンゲンで アル以上 シタガウキハナイ」
チサトは今までの苦労は何だったのと、今にも泣きたい気分になった。
だが、亜人はまだ続ける。
「ダガ 我がブラッドオークには ホウ ナドはナイが タッタヒトツダケ
 掟がアル『強き者に従え』ソレダケダ 俺を シタガイ サセタイナラ 俺に カツコトだ」

そう言い終えると、咆哮をあげる。それが開戦の合図となった。

283 名前:どっちが化け物?:2006/12/26(火) 15:23:15 ID:oY3grVzf0
チサトは自分の努力もむなしく、結局戦うことになって虚しくなった。
けれども、相手に勝てれば、仲間になってくれるところまで、引っ張れたのが唯一の救いだ。

その前に、
「ねえ、約束して。私が勝ったら私と一緒にルシファーと戦ってちょうだい。
 後、私とあなたじゃ。体格に差があるから、あなたを地面に倒したら勝ちにしてくれない?」
と、前約束を取り付ける。

亜人は余裕があるのか、いいだろうと言う。
チサトはこれでかなり同等の立場にもってこれたと心の中でガッツポーズをとる。

チサトは相手と間合いを取り、分析する。
見た目で判断するなら、完全な格闘タイプであろう。紋章術等などの特殊な技は使えるとは思えない。
武器は持っていないが、奴の巨大な拳を一撃でも受けたら、致命傷は免れない。

(やれやれ、これは大変だわ)
自分がボロ雑巾のように吹っ飛ばされるところを想像すると身震いする。

この身長差だと、腹に攻撃を当てるだけで精一杯である。
だからチサトは足を重点的に攻めることにした。そうすれば、相手は倒れてくれるだろう。
チサトはじりじりと相手の距離を詰める。相手は腕が長いので、自分から遠い間合いから攻撃してくるはずだ。
だから相手が攻撃したときが、私のチャンスである。そのときにカウンター攻撃にはいる。

そして、ある地点まで間合いを詰めたとき、予想どおり拳を振り落としてきた。


284 名前:どっちが化け物?:2006/12/26(火) 15:29:52 ID:oY3grVzf0
チサトは思った以上の攻撃スピードに内心戸惑ったが、その攻撃をぎりぎりでかわす。

「約束は守ってもらうわよ」

チサト一気に自分の間合いに入り、左足を軸に右足で相手の左ひざに蹴りを入れる。
ひざに蹴りがヒットし、そのまま蹴りの連打に移るつもりだったが、
バックステップを踏み、相手の間合いから離れる。

(予想外だわ、なんて硬さなの)

奴を蹴ったときの感触。まるでゴムタイヤのようだった。
あのまま、蹴り続けても相手をこかす前に攻撃を受けてしまうだろう。
それに、最初の拳のスピードすらぎりぎりで避けるのが、いっぱいいっぱいなのに、あの間合いだと確実である。

「サッキの イセイは ドウシタ コンナコウゲキ デハ 俺は タオセンゾ」
「あーら、戦いはこれからじゃない。せっかちな男は嫌われるわよ」
と、強がりは言うものの、相手の攻撃を避けつつ、確実にダメージを入れるのはとても骨が折れる。
自分には紋章術のような技もないし、どうしよう。

そう思い悩んでいると、亜人は横に振り向き傍らにあった木を掴み、雄たけびを上げる。

「ヴガァァァーーーーーーー!!」

チサトにそんなまさかと悪寒が走る。

すると、みるみるうちに木が上へ上へと持ち上げられ、すっぽりと抜けた。
こんな簡単に抜けるものかと思うほどあっさりと抜けた。

チサトの心臓が高鳴る。


規格外


このパワーは規格外だ。

285 名前:どっちが化け物?:2006/12/26(火) 15:32:52 ID:oY3grVzf0
あまりの光景にチサトは怯むが、すぐに気を戻す。
刹那、亜人は脇に木を挟み、そのまま腰をきり、薙ぐ。
チサトは考える間もなく、一瞬の判断でその場にしゃがむ。髪の毛がすうっと擦れる音が聞こえた。

(やっばー、運良く、避けられたが、今度はどうなるか判らないわ)

とにかく、相手の間合いに入らないようにすぐに大きく距離をとった。
相手は第二打を喰らわそうと構えながらじりじりと近づいてくる。
(こうなったら、袖が破れるからあんまりやりたくないが、あの技しかないわね。
 ……もって2分ってとこだけど、十分だわ。神宮流体術の真髄をこの目に見せてやるわ)

チサトは目を閉じる。

亜人はチサトが目を閉じたので、戦うのをあきらめたと思ったのか笑みを浮かべる。

「ドウシタ ニンゲン モウ アキラメタか」

呼吸を整え、心を無にする。
相手の言葉が聞こえる。
風が鳴る音が聞こえる。
草木が揺れる音が聞こえる。
自分の心臓の音が聞こえる。
自分の血液が流れる音が聞こえる。

そして両腕に流れる血液に気を注ぎ、気を練る。

チサトの腕の筋肉が隆起する。


それはまるで鋼鉄――――剛の塊。


「さーて、やりましょうか。戦いを」

286 名前:どっちが化け物?:2006/12/26(火) 15:37:05 ID:oY3grVzf0
チサトは全力で亜人の元へと駆ける。
亜人は突然のチサトの変貌と自分に向かってくる早さに驚きつつも木を薙ぐ。
チサトに振り切った木が直撃しようとする。だが、チサトはものすごい速さのそれを両手で押さえる。
その反動で足元が1メートル後ずさり、地面に跡が残る。

亜人は何が起こったんだという顔でチサトを見た。
さすがに亜人も真っ向から木を止めたことに驚愕の色は隠せないようだ。

「後悔するなら今のうちよ」
と、いうと、相手の足もとに踏み込み、先ほど同じ左ひざを突く。
それは前とは比べようもないほど重い一撃。その威力はまさに一閃のごとく。
亜人は叫び声をあげ、左足を地面に着き、ひざまずく。そこに胴体が露になる。

チサトは拳を構える。

「神宮流奥義」

亜人はちょっと待てと手を前にで出す。

が――――時はすでに遅し。

「神 宮 千 烈 拳」

亜人に無数の拳の嵐を浴びせる。
腹、肩、顎、顔など上半身すべての部位に猛打を浴びせる。
亜人の巨躯が3メートル彼方へ吹っ飛ぶ。
そのとき、チサトは気づく。

(しまった!やりすぎたわ、地面に倒すだけだったのに……)

亜人は倒れたまま、起き上がらない。
あれぐらいタフな体をしているから死にはしないと思うが、少し心配になってきた。


287 名前:どっちが化け物?:2006/12/26(火) 15:43:12 ID:oY3grVzf0
チサトは亜人のところへと近づく。
が、その途中で膨れ上がった腕がしぼみ、体が急に重くなる。

(反動!?まだ、1分弱しか時間はたっていないのに。これがルシファーの言う制限ってやつなの)

ふらふらとなった体を無理やり奮い起こし、亜人のところまで歩く。
そこにたどり着くと同時に、亜人の生死を確認する。
上半身が傷だらけだが命に別状はないようだ。
自分でやったとはいえ、ぼこぼこに歪んだ顔を見ると、とても痛々しい。

(こいつの目が覚めるまでここで待機しておくか。休憩しないと私も動けないしね)

チサトは回復の足しにならないかと亜人のパックから支給品を勝手に覗く。
中には盾、鎧とペットボトル二本があった。回復とは程遠い物があり、チサトは残念に思いつつ説明書を読む。
しかし、説明書を読むと自分に適した物があった。
それは自然治癒力を向上させる鎧である。でも、なぜかヅラ付きであった。

チサトはその鎧もといコスプレのような服を着るのに抵抗があったが、
疲労を回復したいのと服の袖がビリビリなった今、やむなくそれに着替える。
しかも、ヅラを付けないと治癒効果は発動しないらしく、それもしかたなく付ける。

チサトは木に腰掛け亜人が起きるのを待った。

ガルヴァドスが起きるころには時間は午前へと移り変わった。


【E−6/朝】

【チサト・マディソン】[MP残量:20%]
[状態:全身に筋肉痛、疲労大]
[装備:フェイトアーマー@RS・パラライチェック@SO2]
[道具:七色の飴玉×3@VP・荷物一式]
[行動方針:主催者打倒、首輪をどうにかするために味方を集める]
[思考1:亜人が目覚めるのを待つ]
[思考2:仲間を探す(レオン・プリシス優先)]
[現在位置:道の先端]

【ガルヴァドス】[MP残量:100%]
[状態:気絶、左ひざに大打撲、上半身に無数の大打撲]
[装備:なし]
[道具:パラスアテネ@SO2・ガソリン入りペットボトル×2・荷物一式]
[行動方針:最後まで生き残る?強き者に従う]
[思考1:???]
[現在位置:道の先端]

*ガソリンは合計で4リットルあります。


288 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2006/12/26(火) 15:52:32 ID:oY3grVzf0
投下しました。
SOBSの技を使ってしまい時間軸が
微妙に変わってしまい申し訳ございません。
修正などあればよろしくお願いします

289 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 16:52:17 ID:FusS8Tl80
乙です。
覚える技が違うだけなら時間軸はずらさなくてもいいんじゃない?
BSの技を使っててもSO2後って設定でも問題無い気がする。

予約してないけど、俺も投下します。

290 名前:止まらない受難:2006/12/26(火) 16:53:27 ID:FusS8Tl80
しょうもない物を支給された怒りが冷めやらぬまま、アルベルは一路氷川村を目指して歩いていた。
村に行けば何か武器が調達できるかもしれないと考えたからである。
「ん?あれは…」
道を歩いていると、誰かが倒れているのが見える。近づいてみるとそれは女性だった。
「死んでやがるな…」
その女性―ミントは既に死んでいた。背中に大きな傷があるのを見ると、これが致命傷のようだ。
「背中に傷か…大方、背後から不意打ちでやられたってとこだろう」
ふざけやがって…とアルベルは下唇を噛む。
――決して、この女性が誰かに殺されたことに対して怒っているのではない。アルベルの怒りの理由は別の所にある。
「背後から一撃とは意気地のない野郎だ。殺すなら堂々と戦って殺せってんだ、阿呆が」
一応使える物が残ってないか死体の周りを調べてみるが、どうやらこの女性の支給品も持ち去られてしまったようだ。
ミントを見てみる。見るからに非力そうな女性だ。こんな奴を不意打ちなんて、殺した奴はどれだけチキンなんだ。
用が済んだアルベルはそそくさとその場を去ろうとしたのだが。
「…」
やはり全く知らない女とはいえ、このまま野晒しにしておくのは不憫に思えた。
「…チッ。仕方ねえな…」
俺は戦場で死んだ奴に情けをかけるような奴だったか?ったく、俺も落ちたもんだぜ。
ぶつぶつ文句を言いながらもアルベルはその辺から草やら葉を集め始める。
ミント一人覆い隠せなくらいの草葉を集めると、続いてミントを道の脇の方に運ぶ。
さて、あとは集めた草葉を上から被せてやれば終わりだったのだが。

ドサッ!!

バッグを落としたような音がして、アルベルは音のした方を振り向く。

291 名前:止まらない受難:2006/12/26(火) 16:54:10 ID:FusS8Tl80
見ると、そこには涙目になって震える少女が。

「…」
「…」

しばし無言で見つめ合う二人。

最初アルベルは何でそんな怯えた顔でこちらを見ているのか分からなかった。
が。
いかにも凶悪そうで目つきの悪いその顔。
そしてその足下には血を流した女性の死体。
誤解されるには充分すぎる状況である。

「〜〜〜〜!!!」

声にならない悲鳴をあげ、その少女は脱兎の如くそこから逃げ出した。

「お、おい待て…ぶぶッ!!」
慌てて追おうとしたところでバッグを顔面に投げつけられる。
「くそ、何しやが…」
見ると、少女はもう既にかなり遠くに走り去ってしまっていた。
「クソ餓鬼が…」
何故いきなり怯えられてバッグまで投げつけられなきゃならんのだ。
まあいい。あんな餓鬼でも、俺に支給品をよこしてくれた。腹は立つがこれでチャラにしてやろう。
意気揚々と少女の投げつけてきたバッグを漁ってみる。
そしてその中身は。

「メイド服(4Pカラー仕様)」

「着ろって言うのか…」
泣きたくなった。

292 名前:止まらない受難:2006/12/26(火) 16:54:47 ID:FusS8Tl80

気を取り直したアルベルは氷川村までやって来た。
しかし。
「…んだこの村は?」
その村は、自分の見慣れたような街並みでは無かった。
規模こそ小さいが、どちらかといえばフェイト達の住むような文明惑星のような街並みである。
「ちっ、この様子じゃ武器を探すのは骨が折れそうだな…」
とりあえずその辺の建物の内部を調べようかと、アルベルがドアに手をかけた瞬間。
「!?」
背後に気配を感じ、すかさずその場から飛び退く。
そしてアルベルのいた場所に誰かが上から落ちてきた…いや、着地した。
「…あんたか」
その声、その姿にアルベルは見覚えがあった。
「…てめえか」
現れたのはかつて敵として戦い、仲間として戦った女ネル・ゼルファーだった。


「やれやれ、ここに来て最初に会ったのがあんただなんてついてないね」
「こっちの台詞だ、阿呆が」
「あんた、まさかとは思うけど殺し合いに乗ってるなんて事はないだろうね?」
ネルは見た事のない大きな武器をアルベルに突きつけてきた。
「フン、あんなクソ虫の言う事なんぞ聞いてたまるか。俺はあの野郎をぶちのめす為に行動する」
「そうかい」
そう言うとネルは武器を下ろす。
「素直じゃねえか」
「こんな所であんたと争ってる場合じゃないからね。ところであんた、ルシファーをぶちのめすのはいいけど
具体的な方法は考えてるのかい?」
「そんなもんはこれから考えりゃいい」
「…やれやれ、短絡思考だね」
ネルはやれやれといった感じで「オーノー」のポーズを取る。その態度にアルベルはムッとした。
「そう言うてめえに策はあるのか?」
「さあね。…ただ私には思い浮かばないけど、フェイト達のような文明人なら何か思いつくかもしれない。それに…」
名簿を取りだし、ページをめくりながらネルは続ける。
「ここにはブレアもいる。妹を参加させるなんてあいつの気が知れないけど、彼女なら何か突破口を開いてくれるかもしれない」
そこまでネルが話した時だった。
「その人から離れて!」
どこからか声がする。二人は何事かと辺りを見回した。
やがてその声を発した人物を発見して、アルベルはげっと声を漏らす。
叫んだのは、先程自分から逃げた少女だった。
「そこの男の人、さっき女の人を殺したの!あたし見たんだから!」
…最悪の展開だ。
「ほほう…詳しく聞こうじゃないか、その話」
引きつった笑みを浮かべながら、ネルは再び武器をアルベルに向けた。


そして、その三人の様子を物陰からこっそり見つめる人物がいた。
ミントを殺した張本人、オペラである。

293 名前:止まらない受難:2006/12/26(火) 16:55:40 ID:FusS8Tl80
【I−7/午前】

【アルベル・ノックス】[MP残量:100%]
[状態:焦り]
[装備:無し]
[道具:メイド服(4Pカラー仕様)@SO3DC、荷物一式×2]
[行動方針:ルシファーを倒す、基本的に単独行動するつもり]
[思考1:潔白の証明]
[思考2:武器の調達]

【ネル・ゼルファー】[MP残量:100%]
[状態:冷静]
[装備:セブンスレイ@SO2]
[道具:????、????(本人確認済)、荷物一式]
[行動方針:仲間を探す(フェイトら文明人、ブレアを優先)]
[思考1:アルベルに対処]
[思考2:少女(夢瑠)の保護]

【夢瑠】[MP残量:100%]
[状態:疲労]
[装備:無し]
[道具:無し]
[行動方針:?]
[思考1:ネルに警告]

【オペラ・ベクトラ】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:咎人の剣“神を斬獲せし者”@VP]
[道具:???・???←本人確認済み・荷物一式×2]
[行動方針:参加者を殺し、エルネストを生き残らせる]
[思考1:エルネスト以外の参加者を全て殺しそのあとに自殺する]
[思考2:三人(アルベル、ネル、夢瑠)に対して攻撃するか思案中]


[現在位置:氷川村内]

294 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/26(火) 23:11:40 ID:5OcUxTAB0
>>288
GJ
ガソリンがこの先何に使用されるか注目かな。
SO2後≒BSだがら、BSの技を使っても問題ないと思う。

>>293
GJ
アルベル哀れw
ネルはグールパウダーフラグか?

295 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/27(水) 01:35:09 ID:S8LYCLlbO
っと、2作も投下がきてたか
二人ともGJ!

>>288
チサトとガルヴァドスのコンビに期待!

>>293
手紙にメイド服wネタキャラ一直線だなアルベルw


296 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/28(木) 01:04:17 ID:TLn1bYja0
投下します

297 名前:HURRY! ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/28(木) 01:05:14 ID:TLn1bYja0
神塚山――このバトルロワイヤルの舞台“沖木島”の中心にある624mの山。
「何てこと!ラグナロクはもうそこまで迫っていると言うのに」
その神塚山の山頂で女神フレイは頭を抱える。
レナスの活躍もあって、戦局はアース神族が優勢であった。
このまま何事も無ければアース神族が勝利する――その時期にコレだ。
こんなところで無駄な時間を過ごしていたら、戦局をひっくり返されかねない。
「急いでオーディン様の下へ戻らなければ」
兎に角急がなければ、フレイは移動の為に浮上する……ことは出来なかった。

『お前たちの力は、ある程度の制限がなされている』

(なるほど、コレが制限ね)
ルシファーの言葉を思い出し、ため息を吐く。
このゲームでは魔法的な飛行能力は行使できない。
それは神とて例外ではない。
(下等な生命体に地べた歩くことを強制されるとは……ルシファー、何時か後悔させてあげるわ)
仕方が無く歩き出すフレイ。
だが、その歩みも直ぐに止めることになる。
人の気配がする――

一人の男が現れた。
「……先客が居たか」
男の名はダオス、当然だがこのゲームの参加者である。
「あら、わざわざこの山を登ってきたの?ピクニックかしら?」
剣の柄らしきものを取り出しながら、女は問う。
「……私には、使命がある。急がねばならぬな」
身構えながら男は答える。
「奇遇ね、私もよ……ところで、貴方はこのゲームに乗っているのかしら?」
女の問いが終わる前に、すでに男は女に接近し、拳を繰り出していた。

「!?」
男の拳が空を切る。
直前までは、そこには確かに女の頭が有った。
一寸後、男は背後からの殺気に気く。
「むっ!」
鮮血が舞う。
回避運動を取ったが回避しきれなかった。
「どうやら短距離の転移は可能な様ね」
女の手には、赤く輝く刀身。
それを男に向けて女は語る。
「神に牙を剥く愚か者が、女神フレイが切り刻んであげるわ」

298 名前:HURRY! ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/28(木) 01:06:38 ID:TLn1bYja0
「ハァッ!」
男の蹴りは空を切り。
「無駄だわ」
女は剣を振り下ろし、男はそれを回避する。
先ほどから似たような攻防が続く。

何度目かの攻防の後、両者は急に立ち止まる。
「のろまね。いい加減力量差は理解出来たかしら?」
「笑止」
「哀れな。良いわ、そろそろ終わりにしてあげる」
女は距離を置くと、男に向けて手を突きだした。
「のろまの貴方にこれが避けられるかしら」
凝縮した魔力が光線と化し男に迫る。
それに対し男も拳を突きだし。
「ダオスレーザー!」
負けじと魔力の光線で応戦する。

凝縮した魔力の撃ち合い。
これを制したのはダオスだった。
だが……。
「馬鹿め!私に敵うとでも――!?」
魔力の光線、その矛先に居るはずの女が居ない。
男は咄嗟に上空を見上げた。
そこには、先ほどとは比べものにならないほど強大な魔力を練り上げる女の姿。

「浄化してあげるわ」
――女は言い放つ。

「くっ!」
――男はそれを見て、急いで詠唱を始める。

そして、
「神技――エーテルストライク!」
それは放たれた。

凄まじい爆発、吹き荒れる爆風、響く爆音
その中にダオスの魔法は含まれていなかった。

「フフ、貴方って本当にのろまね」


299 名前:HURRY! ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/28(木) 01:08:12 ID:TLn1bYja0

砂煙が立ちこめる中、フレイは着地する。
まだ砂煙は晴れていないが、爆破跡には何も残されていないのが見て取れた。
「何も残らないだけ、ゴミよりマシよね?」
フレイは勝ち誇った笑みを浮かべる。
だが――
「私はそうは思わないな」
「な……っ!?」
振り向いた瞬間、顔を鷲掴みにされる。
「これで逃げることは出来まい」
ダオスは生きていた。それどころか、ダメージを負った様子すら無い。
「馬鹿……な、避け…ら…るは……」
フレイの身体が灰色に変色していく。
否、石化していく。
「……あ…あぁ、ああぁぁぁ……」
「ここまでやるとは思わなんだぞ」
フレイは完全に石化した。
ダオスの言葉はフレイの耳に入ったのだろうか?
「ここで朽ち果てるが良い」
ダオスはフレイだったモノを投げ捨てると、吐き捨てる様に言った。

ダオスは息が上がっていた。
いつもの彼なら、ここまで消耗するはずは無い。
それが、エーテルストライクが放たれる直前、ダオスが詠唱していた魔法――
タイムストップの直後、疲れがどっとのし掛かってきた。
彼は身体を休ませつつフレイだったモノを見る。
そこで、あるものが目に入る。
首輪だ。
フレイが身につけていたものは全て石になっていた。
ただ一つ主催者に付けられた首輪を除いては。
そのことが、彼の興味を引いた。
「……何か役に立つかもしれんな」
ダオスはそう呟くと、
フレイの頭部だったモノを蹴り砕いた。

300 名前:HURRY! ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/28(木) 01:09:38 ID:TLn1bYja0
【F−5/朝】
【ダオス】[MP残量:30%]
[状態:疲労、裂傷多数]
[装備:無し]
[道具:???←1〜3個 本人確認済み、フレイの首輪、荷物一式]
[行動方針:サーチアンドデストロイ]
[思考:ひとまず休息]
[現在位置:F−5 神塚山山頂]

【フレイ 死亡】
【残り56人】

*フレイの死体は石化した状態で放置されています。また、頭部は破損しています。
*フレイの荷物一式(フォースソード@SO2)はフレイと共に石化しました。石化を解除出来れば取り出せるかも?

301 名前:HURRY! ◆MJv.H0/MJQ :2006/12/28(木) 01:14:01 ID:TLn1bYja0
投下完了
タイムストップに勝手に制限を入れたり、
首輪が石化していなかったりして、ツッコミどころ満載です。
最後に、フレイをズガンしてごめんなさい。

302 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 09:31:45 ID:9xW6C17RO
年末だってぇのにお前らの投下量は異常だぜ!いい意味で!
出したかったキャラを先に使われる衝撃はロワ序盤の醍醐味だなぁ

>>288
GJ!
チサトの時間軸は問題ないと思うけど、技の解説は欲しいかも
ブルースフィア未プレイの人のためにもさ
そしてガソリンが炎上する建物で激闘フラグに見えて仕方がない

>>293
アルベル……無理して着る必要はどこにもないだろwwwww
夢瑠はいい感じに誤解フラグをばら蒔いてくれそうですね。

>>300
GJ。お線香備えておきますね つ/~
フレイは早期に退場か……てっきり片方逃走で両者生存かと思ってたから予想外でかなり良かった。
あと、首輪石化しなくて問題ないかと。
ていうか石化したら石化させるだけで外せちゃうしwww

303 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 13:45:11 ID:ovxs6ahN0
みんな乙
まだ朝なのに死ぬペース早いなー。
ところで今のところ死者がデミテル以外みんな女だな

304 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 16:50:56 ID:L42pnsXOO
>>301
乙!
さらばフレイ…

>>304
このままだと男祭りになっちまうなw

305 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 20:51:24 ID:0izeKFjI0
>>301
投下乙!
いきなり強キャラ(と思われる)同士の激突&片方退場か…
フレイは相手が悪かったな、他キャラなら勝てただろうに。

>>303
まあほら、あれだ……
いざとなったらノートン先生を(ry

306 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 20:58:15 ID:4H3s+C4L0
wiki編集完了
意外と疲れるな

>>305
目的地にマーダーがいるクリフとすでに死にかけのノエルもだ!

307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 22:14:32 ID:9xW6C17RO
>>303
まぁ、朝過ぎたら殺しにくくなるし仕方ないさ
第一回放送を越えれるか否かが最初の山場になりそうだからそれまでに少し減らしときたいしなぁ……

>>304
/(^o^)\
ロリからお姉さま、貧乳巨乳、清純から元気印までバランスよくお亡くなりになってるのね……
アルベル、減りつつある女性陣に囲まれるなんて受難どころか大ラッキーじゃないかwww

>>305
サラマンダーになるか序盤のかませになる可能性が高いっすね先生ww
先生の周り誰がいたかしらん……

>>306
ノエルはともかくクリフもヤバかったのか……
やっぱ現在地表示できる地図を作れる神がほしいなぁ

308 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:32:51 ID:z8yPjGttO
囲まれてる女性陣全員から殺意持たれてるけどなw

309 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/28(木) 23:58:44 ID:FNMGJmQx0
>>307
サンデーロワのしたらばあたりにそんなツールがあった

310 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 00:15:55 ID:I+U5LJmMO
>>308
だからこそ羨ましい俺ドM

>>309
そのツール、PCビギナーの俺にゃさっぱぷーだったんだぜ
誰か有志の方はおらぬか

311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/29(金) 11:24:03 ID:9FtW2l2r0
wiki、時間順の作ってみた
もっと細かく順番分け(朝の中でも初登場の方を上にしたり)した方がいいかな?

ついでにMAP(現在地非表示のやつ)の表示がどうにも上手くいかない……誰か詳しい人頼む

あと、新作来た時は前の話の追跡表も更新してくれると助かります

312 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 02:58:35 ID:wWotUYG10
フレイもう死んじゃったのか…残念
つか某スレでラジアータとVPキャラが出てないと聞いたけど全く出てないわけじゃないな
詳しくはどの辺のキャラが出てないの?

313 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 09:06:50 ID:6BLRNbhc0
>>312
VPは2がまったく出てないんだ
随分流されたからうざがられそうだが状況まとめ

【SO2】15/15(未登場6人)
 ○クロード/◎レナ/○セリーヌ/○アシュトン/◎プリシス/○ボーマン
 ◎ディアス/◎レオン/◎オペラ/◎エルネスト/◎ノエル/◎チサト/○シン
 ◎ミカエル/○ガブリエル
【SO3】13/15(未登場4名)
 ◎フェイト/○ソフィア/●スフレ/◎クリフ/◎ネル/○ロジャー/◎マリア
 ◎アルベル/○アドレー/◎ミラージュ/●クレア/◎ノートン/◎ビヴィグ
 ○ヴォックス/◎IMITATIVEブレア
【VP】11/13(未登場7人・内予約なし5人)
 ○レナス/◎アリューゼ/☆レザード/○ルシオ/○メルティーナ/●ジェラード
 ◎夢瑠/◎ロウファ/☆エイミ/◎ジュン/○ブラムス/○ロキ/●フレイ
【VP2】2/2(未登場2人)
 ○アリーシャ/○ルーファス
【ラジアータ】8/8(未登場4人)
 ◎ジャック/◎リドリー/◎ガンツ/○エルウェン/○ガウェイン/○ミランダ
 ◎ガルヴァドス/○ルシオン
【TOP】7/9(未登場1人)
 ◎クレス/●ミント/◎チェスター/◎クラース/◎アーチェ/◎すず
 ◎ダオス/●デミテル/○ジェストーナ
【見せしめ】0/2
●那々美/●ルシフェル

◎=生存
●=死亡
○=未登場
☆=予約有り
59/62(見せしめ除く)

悩んだけど一旦アシュトン&ジェストーナ組は期限切れってことにしておいた

314 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 09:28:23 ID:6BLRNbhc0
ついでに現在地まとめ
氷川村がいきなり密集地帯になりそうなことや、死体が西に多いことなど、改めて並べてわかったことがチラホラ
クレス達は北に向かうとやばそうだ
逆にクリフなんて回りのマスに誰一人居やしねぇwww

A-02・東側の砂浜 リドリー、スフレ(死体)、クレア(死体)
C-02・道と道の間の草むら付近 ジュン、デミテル(死体)
C-04・鎌石村民家前 ミラージュ、ビヴィグ、ガンツ
D-01・道沿い クレス、マリア
D-04・森 ロウファ、すず、ノエル
D-08の最北東 IMITATIVEブレア
E-06・道の先端 チサト、ガルヴァドス
F-05・神塚山山頂 ダオス、フレイ(死体)
F-08・無学寺の近く クリフ
G-01・茂み エルネスト、クラース
G-03・平瀬村分校跡よりやや北の茂みを移動中 ミカエル
G-03・平瀬村分校跡前 チェスター
G-03・平瀬村分校跡の理科室(炎上中) ジェラード(死体)
G-05・林の中 ディアス、レナ
G-05・南方へ逃走中 ノートン
H-03を道沿いに移動中 フェイト
H-03・道 アーチェ
H-04・林 レオン
H-06・源五郎池付近 プリシス、アリューゼ
H-08・H-08の道 ミント(死体)
I―07・氷川村内 アルベル、ネル、夢瑠、オペラ
J-06・氷川村近辺 ジャック

記入漏れあったらごめん

315 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 10:49:38 ID:yMClCOiW0
非常にどーでもいいことなんだが
那々美と夢瑠は漢字なのに、何で洵だけ片仮名なんだ?

316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 13:56:02 ID:5lzCDCbl0
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/63.jpg
とりあえず現在地マップ作ってみた。(黒字が非マーダーもしくは行動方針不明、青字がマーダー、赤字は犠牲者)
見にくいのは勘弁してね

結論:西に片寄り杉

317 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 13:57:55 ID:6BLRNbhc0
GJ!
俺もつくってたがそれより遥かに見やすいな

西に偏りすぎ、というより東北過疎りすぎ

318 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 15:47:00 ID:RtVYa2Nd0
>>315
たぶん名前の漢字がわからなかったんだ
>>316
とってもGJ

東北に善人キャラを置くと
ブレアの餌食になりそうだな


319 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 16:27:29 ID:T45K/mWEO
果たしてジャックはリドリーと会う事ができるのか…
居場所が正反対もいいとこ

320 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 16:37:20 ID:6BLRNbhc0
>>315
洵は一括で変換できるのに、なんで変換しにくい二人が漢字なんだろうなw

>>318
かといって他に空きスペースはないのが……クリフ危ねぇw

>>319
回り道せずジャックが北上してリドリーが南下したとしても障害まみれだからな……
北からジュン、すず、ミカエル、ダオスとマーダーまみれだ
オペラも近いし、すぐには無理そうだな

321 名前: ◆wKs3a28q6Q :2006/12/30(土) 19:42:23 ID:6BLRNbhc0
wikiに追跡表目次作ってみたけどあれでいいかな?
その際思ったことなんだけど、死体出演(具体的にはミントとジェラード)や回想・幻覚出演は登場扱いにした方がいいですかね?
個人的にはした方が便利かなと思いますが。
ちなみにメリット・デメリットは

【メリット】
・『いきなり死体が出てきても誰だかわからず(特に好きなキャラを追跡してるだけの人には)どんな状況で作られた死体か調べるのがたるい』という状況を回避できる
・死後もゲームに影響を与えているかどうかがわかりやすい

【デメリット】
・死体での登場を()等で差別化するとネタバレになる恐れがある。
・ちょこっとだけ面倒くさい。

といったところかと。
ご意見募集。



あ、投下します。
微妙なアイテム出しちゃったので制限きつめにしておきました。

322 名前:愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ ◆wKs3a28q6Q :2006/12/30(土) 19:50:40 ID:6BLRNbhc0
別に、那々美とは特別仲が良いわけじゃなかった。
それどころか、エインフェリアの中では疎遠な方だったと思う。
酒盛の時も戦闘の時も、私がカシェル達と輪の中心で好き勝手暴れまわるのに対し、那々美は常にあまり目立たぬ後ろの方に居た。
そんなこんなであまり接する機会は無かったけど、那々美のサポートには何度も助けられてる。
自分は飲んでもいなかった酒盛りの後片付けを手伝ってくれたりもした。
だから、会話もほとんどしたことないし、話だって合わないけど――
那々美は、私の大切な仲間だ。

なのに――なのに私は、那々美を見殺しにしてしまった。

「…………」
苛立ちを乗せ、右の拳を木の幹へと叩き付ける。
ルシファーだとかいういけ好かない奴にもムカついたが、それ以上にみすみす那々美を死なせた自分自身に腹が立った。
那々美を──後衛の魔術師を護るのが戦士である自分の役割なのに。
あの時、何もせず黙って那々美を死なせてしまった。
「クソッ!」
もう一度だけ、木の幹を強く殴り付ける。拳に僅かばかり血が滲んだ。
「……何やってんだよ私は」
木にもたれかかり、なんとか気分を落ち着けようとする。
戦場で死は見慣れた。
それでも──やはり“仲間の死”には慣れることが出来そうにない。
(……仇は、取る)
腰を降ろし、デイパックの中身を調べていく。
地図とコンパス、パンに──
「……グミ?」
何故か五つ入りのグミが出てきた。
くちゃくちゃ噛んでいれば気分が落ち着くかと思い、その内ひとつを口へと放り込む。
長い間食べていなかった林檎の味が少しだけ懐かしく思えた。
「……こいつは……」
次に出て来たのは上等な弓。
エイミにとってはお荷物でしかないが、ラウリィあたりが持てば戦力になるだろうと思いデイパックへとしまい直す。
そして、気付いた。
「……誰だ」
そこの木の陰に、誰かいる。
「……おとなしく出てきな」
立ち上がり、拳を固く握りしめる。
体は鍛えてるんだ。相手にもよるが、それなりに肉弾戦にも自信がある。
あの場所に居た耳の尖った細身の男や金髪の優男程度なら勝利を収められるはずだ。
「……久しぶり、とでも言っておきましょうか?」
やや離れた木の陰から姿を現した男には見覚えがある。
アイツは、確か――

323 名前:愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ ◆wKs3a28q6Q :2006/12/30(土) 19:58:15 ID:6BLRNbhc0
「あぁ――レザード、だったか?ヴァルキリーにやられたばっかりだっていうのに随分元気そうじゃないか」
レザード・ヴァレス。
かつて、ヴァルキリーと共にぶちのめしたことのある男。
かなりの実力者であったことと、胸糞悪い外道だったことだけはしっかりと覚えている。
「生憎、私に世間話に興じるつもりは無い。本題に入らせていただこうか」
「……そうしてくれるとありがたいな、こっちも暇じゃないんでね」
相手は神を冒涜した男。
武器もなしにどこまでやれるかはわからないが――こんな奴から逃げるのだけは、私のプライドが許さない。
ゆっくりと距離を詰め、殴りかかる隙を窺う。
「勘違いをするな。私に殺し合う気など毛頭無い」
「…………は?」
「……確かに、はっきり言って私以外の“人間”を皆殺しにして生きて帰ることなど私には容易い」
その言葉には些かカチンときた(いや、私は竜人だけどさ)が、得物が無い今はレザードに殺る気がない方がありがたい。
警戒は解かず、レザードの話に耳を傾ける。
「だが、愛しのヴァルキュリアと無意味に対立するのは私の望むところではない……
 ヴァルキュリアを呼び寄せることを優先し敵対したあの時とは違い、ヴァルキュリアは今や手の届く場所にいる。
 ならば、優先してすべきことは彼女と合流し、“私が”彼女の願いを叶えることだ。殺戮ではない」
正直、エイミにはレザードが何を言っているのかイマイチ理解できなかった。
というか、言い方がいちいち回りくどいため途中からあまり聞いていなかった。
それでも会話をやめる気は起きなかったので、とりあえず『ヴァルキリーの気を引きたいだけの変態野郎』とだけ頭に留めておく。
「……ヴァルキュリアと共に居るためにはどの道この首輪を何とかする必要がある。ならば、手駒は多いに越したことは無いだろう?」
愛しい人のために自害をする気は更々無いらしい。まぁ、期待もしていなかったが。
「さっさと本題に入ってくれないか?」
「……いいでしょう。後衛の私が一人で戦うのは些かリスキー。そこで、だ」
一拍置き、レザードの口から予想もしていなかった言葉が飛び出してきた。
「貴様には私と組んでもらう」
ヴァルキリーのことを知らないと言った瞬間用済みだと戦闘に入るとばかり思っていただけに、思わず「はぁ?」と口にしてしまう。
というか、同盟申し込む人間の態度じゃねぇだろそれ。
「お断りだね。利用されるなんて御免だし、第一アンタは信用できない」



324 名前:愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ ◆wKs3a28q6Q :2006/12/30(土) 20:06:32 ID:6BLRNbhc0
こんな状況だろうと、プライドを捨てることは出来なかった。
自分の意思で戦場に出るのは良い。
命を落とす危険を覚悟の上で、やりたい奴同士でやってんだ。殺し殺されても誰にも非難する権利は無い。
だが、首輪によって命を握られてるから命惜しさに殺しをするというのは虫唾が走る。
戦場に出たくもなかった奴を殺し、かつての仲間でさえ殺す――そんなの私は絶対に御免だ。
やりたくもねぇことを無理矢理やらされるなんてプライドが許さない。
だから、さっさとヴァルキリー達と合流してルシファーとかいう野郎をぶっ倒してやりたかった。
そのために、武器や仲間が欲しかった。
だが――ルシファーとかいう奴に従うのと同様に、レザードと組むこともプライドが許さなかった。
昔からの仲間であるロウファやセリア、同じ側で戦ったよしみのある神族の奴らやエインフェリア達ならともかく、
敵対関係にあった奴に自分の都合だけで同盟を組めと言われ、「はいわかりました」と言うことなんて出来るわけがない。
そんな犬みたいな真似、私が出来るはずないだろう?
「信頼関係を築く気など毛頭無い。そんなものを築くより、“互いの利害が一致するから利用しあう”という関係を築いたほうが遥かに楽だし安心だろう?」
「…………」
「裏切るなとは言わない。後ろから攻撃されても文句は言わない。ただ、今はまだ利用した方がいいから手を組む――それだけの話だ」
「……なるほどね、シンプルで分かりやすい」
言いたいことはだいたいわかった。
互いに利用し合い、“利用価値がもう無い”と判断され背後から襲われないように役立て――そういうことだろう。
「だが、生憎私にはアンタを仲間に引き込むメリットが――」
その言葉を予想していたのか、レザードがデイパックから一本の槍を取り出す。
地面へと放られたその槍は初めて見る物なので、恐らくまだ上手くは扱えないだろう。
本当なら奉竜殿で手に入れた連続して攻撃できないが威力の高い“剛槍ダイナソア”か、威力は劣るが振り回しやすい“閃槍クリムゾン・エッジ”あたりが手に入るとベストなのだが……
「前衛がすぐにやられるようでは困るのでな。どの道私には扱えないんだ、そいつを貸そう」
この状況じゃ背に腹は変えられない。使い慣れないとはいえ槍が手に入るならそれには飛びついておくべきだ。
それに、レザードの言葉には不思議と引き込まれるものがある。
「……何、深く考える必要は無い。ただその槍を手にし、自分が生き残るために私を利用すればいい」
(――どうする)
かつての冒険仲間の顔を思い浮かべる。
こいつに従うのは癪だ。だけど、こんなとこで終わるのも御免だ。
どうすればいい?
セリア、カシェル、ロウファ、レミア、みんな――
「それとも、私に後ろから襲われそうで怖いのですか?」
「……あぁ?」
怖い?ふざけるな。そんなわけないだろう?
私は、そんなに弱くない。
貧弱変態ストーカー眼鏡に怯えたなんて、アイツらが知ったら馬鹿にするだろうな。
「上等じゃない」
グレイはレミアの仇だから、もう仲間などではないと決めたあの時と比べたら
かつての仲間を、倒すべき敵と認識すべきか迷った時に比べたら
この程度の選択、そんなに悩む程のことじゃない。
そうだ、何かあれば返り討ちにするだけのことだ。
「オーケイ、その提案に乗ろうじゃないか。その代わり――」
拾った槍を、レザードの喉元に突きつける。
それすらも想定していたのか、レザードは目をそらすこともしなかった。
「いつ反旗を翻されてもいいよう、せいぜい今からお祈りでもしとくんだな」
こうして、信頼の欠片も無いチームが今、ここに誕生した。

325 名前:愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ ◆wKs3a28q6Q :2006/12/30(土) 20:11:48 ID:6BLRNbhc0
【D-07/朝】
【エイミ】
[状態]:正常
[装備]:神槍パラダイム@RS
[道具]:アップルグミ@TOP×4、エルヴンボウ@TOP、????(0〜1個。あるとしたら本人未確認)、支給品一式
[基本方針]:ルシファーを倒す。
[思考1]:エインフェリア仲間やヴァルキリーと合流。
[思考2]:売られた喧嘩は買う。
[思考3]:レザードは信用しない。
[思考4]:出来れば神槍パラダイムを使いこなせるように練習がしたい(※優先順位は低い)
[現在地]:D-07・林
[備考]:※アップルグミをただの食料だと思っています。
     ※レザードの支給品は神槍パラダイムしか把握していません。

【レザード・ヴァレス】
[状態]:正常
[装備]:天使の唇@VP
[道具]:????(本人確認済み)、支給品一式
[基本方針]:ヴァルキュリアと共に生き残る。
[思考1]:愛しのヴァルキュリアと再会し、二人で一緒に生還できる方法を考える。
[思考2]:その他の奴はどうなろうが知ったこっちゃない。
[思考3]:エイミを利用する。エイミが裏切る可能性を考慮して行動する。
[現在地]:D-07・林

※アップルグミは軽い怪我なら治せますが大怪我にはほとんど効果がありません。
※天使の唇の効果は制限により『相手が冷静なとき(戦闘中や発狂中でない時)に、真っ正面から交渉を持ちかけるとスムーズに話し合いに入りやすくなる』程度の眉唾物になっています。


326 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/30(土) 22:52:27 ID:vtjLbeK+0
>>321
wiki編集&投下乙!
ちょwエイミ貴重な回復アイテムを無駄使いするなよw

327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 01:22:51 ID:iTbnvO3k0
>>325
GJ!
レザードいいよレザード

追跡表はあれでいいと思う
あえて言うなら レナスってOPに出てないか? ってことくらいかな

328 名前:愛しのヴァルキュリア(;´Д`)ハァハァ ◆wKs3a28q6Q :2006/12/31(日) 10:50:21 ID:0MmwBVGA0
>>327
目次出来た段階でつっこんでくれよwww
とりあえず追跡表にレナスも入れといた、d

で、一応ネタバレ防止もかねて追跡表は死体登場だろうが標記は変えないことにした
その代わりSS最後の部分でおくたばりになったキャラは赤くしてある
で、死体登場も追跡表リストに追加
何か意見あったらよろ

329 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 10:51:11 ID:0MmwBVGA0
コテ消し忘れた……

吊ってくる……ついでにあの世で女キャラに囲まれてハーレムしてくるノシ

330 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 19:51:13 ID:YkaHnv8M0
今年はもう新作無いかな?
来年は無事完結できるといいな(少なくとも完結が見えるよう)
>>329
デミテルが相手してくれるってさ

331 名前: ◆Zp1p5F0JNw :2006/12/31(日) 20:36:35 ID:c5UTp3rIO
何だ、主人公なのにクロードがまだ出てないじゃないか。
てな訳でクロード、ルシオ、ガウェインを予約させて下さい。

332 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 20:57:30 ID:rhKxWoy20
>>331
年越し前に予約キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
クロードはなぁ渡したい支給品が有ったのだが、それ以外のネタが思い浮かばなかった


333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 22:27:37 ID:0MmwBVGA0
>>330
不覚にもラ王吹いた

>>331
超期待してるぜ!

>>332
俺はエクスペルくる前の転送装置触れた直後からつれてこようと考えてたが自粛したぜw

334 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 23:35:17 ID:yz6COQclO
すみませんが、ここ飛び入り単発参加アリですか?

335 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 23:41:50 ID:0MmwBVGA0
キャラの飛び入り単発参加(キャラ追加)は無しだが、書き手は随時募集中なんだぜ!

336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:05:52 ID:OtgMpFGc0
あけおめ。
目標は年内完結です、よろしく!

337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:08:07 ID:QNOqqxbv0
あけおめ〜
特に意見無かったからとりあえずレザード組のWIKIに入れちゃったけどよかったかな?

338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:10:39 ID:8IGSvGgZ0
あけましておめでとうございます

>>337
おkおk

339 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:12:39 ID:/fG1+KDF0
お前ら年明けからこんなスレに入り浸ってんじゃねーよ!

…泣けてくるじゃねえかチクショウ

340 名前: 【大吉】 【1071円】 :2007/01/01(月) 00:20:35 ID:8IGSvGgZ0
>>339
細かいことは気にするな

341 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:21:20 ID:QNOqqxbv0
>>339
へへ……他にやることないからね!

あれ……目から汗が……

342 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:23:37 ID:Tf0esbGp0
あけおめっ

今年もガンガン作品投下していこうぜぃ

343 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:36:17 ID:OtgMpFGc0
俺はラジアータクリアしたら、ガンガンSS書き始めるぜ。
それまでよろしく頼む、他の書き手さん。

344 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:39:04 ID:QNOqqxbv0
>>343
俺はバイトしてPS2買えたらガンガン書くぜ!


……SO3、漫画版知識じゃやっぱ厳しい?

345 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/01(月) 09:05:07 ID:qdaeOYaqO
明けましておめでとうございます。
334ですが、アシュトンとアーチェ予約します。

346 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/01(月) 15:30:38 ID:qdaeOYaqO
投下します。

347 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 15:51:05 ID:/fG1+KDF0
で、投下は?

348 名前:幸薄男の憂欝  ◆0991sDBObk :2007/01/01(月) 16:02:55 ID:qdaeOYaqO
アシュトン・アンカースは少し落ち込んでいた。

つい先程、支給品の一つである瓶の中身を、水と間違えて飲んでしまったのである。
「貴重な支給品を無駄遣いするなんて、本当に僕は不運な男だな… ね、ギョロ?」
「ギャース。」
彼の背中に憑りついている竜の内の一頭、ギョロが返事をする。
「はぁ…。 ま、このまま落ち込んでいる訳にもいかないし、支給品の確認の続きをしよう…」
アシュトンはデイパックに手を入れ、中から小瓶を3つ取り出した。
「何だろこれ?さっきとは違う瓶みたいだけど…
…こういうのって、持っててもかさばるだけだし、どうしようかな…
そうだ!さっき中身を飲んだ瓶に移し変えよう!」
アシュトンは能天気に鼻歌を歌いながら、小瓶の中身を先程の瓶に移し替えた。「出来た!さて次は…」
再びデイパックに手を突っ込み、中身を探る。そして、お揃いのネックレスを取り出した。

349 名前:幸薄男の憂欝  ◆0991sDBObk :2007/01/01(月) 16:14:40 ID:qdaeOYaqO
「綺麗なネックレスだな…プリシスにあげたら喜ぶかな?」
アシュトンは二つのネックレスの内一つを首にかけた。
そして荷物を片付け、嬉しさのあまり、再び鼻歌を歌いながら東に向けて歩きだした。

だが、彼は気付かなかった。一つ忘れ物をしているという事を。

数十分後、アシュトンがいた場所を一人の少女が通りかかった。
「エリクシールじゃん!ラッキ〜★」
少女はアシュトンの残した「忘れ物」を拾い、再び道なりに歩きだした。

350 名前:幸薄男の憂欝  ◆0991sDBObk :2007/01/01(月) 16:28:54 ID:qdaeOYaqO
【H−4/朝】
【アシュトン・アンカース】[MP残量:100%]
[状態:プリシスへのプレゼントを見つけた喜び]
[装備:ディメンジョン・スリップ@VP]
[道具:ディメンジョン・スリップ@VP・荷物一式]
[行動方針:クロード達と合流]
[行動方針2:プリシスにプレゼントを渡す]
[現在位置:H−4の西側]

【アーチェ】[MP残量:100%]
[状態:普通]
[装備:ド根性バーニィ@SO3、他にも装備している可能性あり]
[道具:エリクシール@TOP(実際の中身はスーパーボトル@SO3)、不明の支給品が幾つか(本人確認済)、荷物一式]
[行動方針:不明]
[現在位置:H−3 道]

*ディメンジョン・スリップ装備中は姿・気配は認識されず、どんな電子機器・索敵手段を使っても探知不能です。
また、首輪探知機にも反応しません。

*アシュトンはディメンジョン・スリップの効果に気付いていません。但し、デイパックに説明書は残っています。

*スーパーボトルが入っていた瓶は捨ててきました。アーチェには拾われていません。

351 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/01(月) 16:30:14 ID:qdaeOYaqO
以上です。
携帯からなんで、書き込みが遅れました。
お詫びします。

352 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 16:48:34 ID:c0E79hKzO
>>351
投下乙
だが、ディメンジョン・スリップはセコいので
修正もしくは制限を設けたがいい
ずっと付けてるだけで
最後まで生き残れるからなあ

353 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/01(月) 17:06:12 ID:qdaeOYaqO
>>352
分かりました。追加します。

*時々効果が無くなります。但し、二時間で復帰します。
*所持したままでは効果が無いようです。

354 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 17:12:54 ID:xkluZr1E0
>>353
投下乙です
個人的にはもっと制限は厳しくてもいいと思う
探知機類には引っかかるとか
よーく見るとうっすらと姿が見えるとか
首輪だけは消えずに見えているとか(前の話で首輪が石化していなかったので)

355 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 19:17:28 ID:jfku+WAtO
GJ!
個人的に制限は>>354の首輪は消えない案か、姿が消えるだけで気配は残るとかがいいと思う
気配は消えても移動音が〜とか思わなくもないけど、あとあと「○○は足音立てるほどバカじゃない」とか「○○耳よすぎ」みたいに荒れると嫌だしさ

356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 19:30:23 ID:J5guG1G70
>>353
投下乙っす
ここにも回復アイテム無駄にしてる人物が一人。
そしてアーチェ……拾ってばっかだなw

>>354
有利すぎず、不利すぎずとなるとどの辺がいいんだろう?
個人的には首輪だけは効果を受けないのがいいと思う。
首輪探知機に引っかかって、首輪だけは見える感じ。

357 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/01(月) 20:23:17 ID:qdaeOYaqO
いい案が閃いたので修正します。

*カメラ等を使えば姿は写りますが、肉眼では「見えているけど認識されていない」状態になります。
触るのは可能です。
*首輪探知機には反応しませんが、サーモグラフィー的な探知機・ペンキ等による染色では反応・知覚出来ます。

358 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 20:42:34 ID:aXAUcmnp0
>>357
まてまて
参加者の生死を首輪を使って確認している可能性がある以上
首輪探知機は有効にしておいた方が良くないか?

359 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 22:12:16 ID:J5guG1G70
>>357
首輪に関しては俺も>>358と同意見かな。

ところで、そちらが考えている「ペンキ類で知覚可能になる部分」は
首輪だけ?それとも体全体?
どちらにしても衣服の問題とかが出てくる気がするんだが。
(例えば自分の衣服も消えると仮定して、誰かが身に付けてた帽子を被せられた時の事とか)

360 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 22:48:53 ID:ivTaxkhG0
普通に考えて首輪探知機には反応すべきだろう
例えば、探知機の反応はあるのに姿は見えないとか
それにサーモグラフィーって……他にも探知機を出すってこと?

361 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 22:58:32 ID:oknSn2oX0
正直、ディメンジョン・スリップの効果は、『姿が見えない』だけでいい

べ、別に「いざ戦闘になった時にその方が書きやすいから」なんていう安易な理由じゃないんだから!

362 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/02(火) 00:07:43 ID:Lm4m+xnOO
今来ました。
*自分のものと認識した衣服と装飾品、荷物が消失の対象になります。
よって、体にかけられた物、被せられた物等自体は自分の物と認識しない限り消えません。

あと、首輪探知機関係は廃棄します。
迷惑かけてすみませんでした。

363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 00:55:01 ID:ml5bMqhuO
個人的には、ディメンジョンスリップは破棄して、
違うアイテムにしたほうがいいと思う。
理由はもしこのアイテムを持ったマーダーと戦った場合
一方的になぶられる話ぐらいしか思い浮かばないから
ロワ末期に書き手がこのアイテムを持った
キャラが扱いにくくなるし
無理にでも破棄したほうがいいと思います



364 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 01:04:30 ID:Yd3B1O8eO
すずやらネルやらの忍者キャラに渡ったらもうどうしようもないしな

365 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 07:56:18 ID:GWRt5Dn/0
無理に破棄にすることもないと思うが、まぁ、アシュトンごとズガンされる可能性は高くなるから覚悟はした方がいいかなとは思う
ジャンプのデスノートしかり、万能すぎるアイテムは使わせて一方的なバトルやると荒れやすくなるからアイテム破壊しようと書き手も動きやすいし

>>362
えっと、制限は
>*自分のものと認識した衣服と装飾品、荷物が消失の対象になります。
>よって、体にかけられた物、被せられた物等自体は自分の物と認識しない限り消えません。
だけ?それか上でも出てるやつ+これ?

366 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/02(火) 08:30:10 ID:Lm4m+xnOO
>>365
それと、時々故障ルールです。
*装備中は攻撃できません。
を追加した方がいいですか?

367 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 08:37:35 ID:GWRt5Dn/0
>>366
>*自分のものと認識した衣服と装飾品、荷物が消失の対象になります。
>よって、体にかけられた物、被せられた物等自体は自分の物と認識しない限り消えません。
時々故障ルールは正直あまりお勧めできないですよ
理由としては、アイテムによる奇襲嬲り殺しはよくて一回しか成功しないので、戦闘のたびに故障ってことになり「ちょっとつごうよすぎやしねぇ?」となって揉める可能性があるからです
故障は抜きで、
・意識して見ようとすれば気配も感じ姿もぼんやり見えるが、疲労がたまった状態や「誰かいるかもしれない」程度の警戒心だと姿が見えないとか、できれば周りの人間の意志や行動でどうにかできる制限が欲しいところ

368 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/02(火) 12:17:03 ID:Lm4m+xnOO
>>367
じゃあ完全変更します。
*大抵は見えませんが、動いたりしている間はうっすら見えます。
*あくまでも「肉眼を誤魔化している」だけなので、電子機器・カメラ等では丸見えです。
*自分自身に直接触れている物とその物の内側が消失対象です。
ディメンジョン・スリップ装備時に身につけていなかった物は対象外です。
*ディメンジョン・スリップ自体は消えません。

369 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 14:56:41 ID:F6A7Xzbv0
>>361の意見が一番わかりやすいといえばわかりやすいんだけどな。

>>368
>大抵は見えませんが、動いたりしている間はうっすら見えます。
>あくまでも「肉眼を誤魔化している」だけなので、電子機器・カメラ等では丸見えです。
この二つはOKだと思う。

>自分自身に直接触れている物とその物の内側が消失対象です。
>ディメンジョン・スリップ装備時に身につけていなかった物は対象外です。
逆に分かりづらくなってる感じがする……これよりは
>自分のものと認識した衣服と装飾品、荷物が消失の対象になります。
のままの方がいい気がするなぁ。

>ディメンジョン・スリップ自体は消えません。
これは正直いらない条件かと。

気配と音に関してなんだが……消えるのは姿だけで十分でしょう。
姿が消えるだけでも十分有利すぎる気がするし、その上気配と音まで消されては……

個人的な意見ばっかりで申し訳ない。

370 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 18:10:48 ID:2Ah/gMbf0
俺も気配と物音は消さないで欲しいな。
まぁ最低でも足跡さえ残せれば何とか出来そうでもあるが。

透明と言えば、武具の持ち込みが出来ないこのロワにVPのグレイが参加していたらどうなってたんだ?
ふとそんなことを考えてしまった。

371 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 18:34:30 ID:zlEuTMQ+O
ま、俺は特に問題にないように思うから気配と音は作者さんの自由でいいと思うけどね

>>370
それは俺も考えたことあるなw
多分同じ形で耐久の低いものに魂移し変えとかだと思う、ガンガンロワのアルフォンス(鋼の練金術師)みたいに
それよりむしろフレイの装備が透明なわけだが、支給された奴はその存在に気付けるのか?w

372 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/02(火) 20:43:54 ID:Lm4m+xnOO
修正します。
*大抵は見えませんが、動いたりしている間はうっすら見えます。
*あくまでも「肉眼を誤魔化している」だけなので、電子機器・カメラ等では丸見えです。
*自分のものと認識した衣服と装飾品、荷物が消失の対象になります。
よって、体にかけられた物、被せられた物等自体は自分の物と認識しない限り消えません。
*気配は薄くなりますが、大抵の人には分かりづらい程度です。
*姿が消えているだけなので、足音は丸聞こえです。
以上です。
俺のせいでスレ無駄遣いしてすみませんでした。

373 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/02(火) 20:44:47 ID:Lm4m+xnOO
ついでに、ロジャーとメルティーナを予約します。

374 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/02(火) 23:45:53 ID:pgG56i/F0
ジェストーナ、セリーヌ予約します

>>371
説明書が付いてくるから、存在には気付けると思う。扱えないけどw>フレイの装備

>>372
うん、俺はこれなら問題無いと思うよ

375 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/03(水) 09:43:02 ID:CuDAEwiaO
投下します。

376 名前:嗚呼麗しのお姉様  ◆0991sDBObk :2007/01/03(水) 10:09:10 ID:CuDAEwiaO
海沿いの道を、一人の少年が歩いていた。
彼の名はロジャー・S・ハクスリー。

「全く訳が分からんじゃんかよ!オイラはこんな事してる場合じゃないのに…」
ルシオとの漢勝負の最中、ロジャーはこの島に飛ばされたのだ。
「とにかく今はバカチン達と合流して、サーフェリオに帰る方法を探さないとな… ネルお姉さまは大丈夫かな?」
そう呟きながら、彼は道を北に進む。
あのルシファーが何故か復活しているのは許せない。さっさと倒して帰りたい。しかし、その方法が分からない。
とりあえず、今は冒険を楽しもう。

その時、彼の目に何かが写った。その瞬間、彼の「本能」が騒ぎ始める。
「お〜〜い、そこのお姉さま〜〜〜!!」
ロジャーは「お姉さま」に向けて突撃を始めた。

377 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/03(水) 10:24:22 ID:CuDAEwiaO
突然用事が入ったので一旦中断します。
今日中には書き終えます。

378 名前:嗚呼麗しのお姉様  ◆0991sDBObk :2007/01/03(水) 13:15:59 ID:CuDAEwiaO
「ったく、何で私がこんな事されられなくちゃなんない訳?
ホンット、迷惑だわ!」

「お姉さま」はかなり不機嫌だった。
彼女にとって、このゲームはどうでもいいのだから当然である。
まずはヴァルキリーかレザードと合流するのが理想。
でもぶっちゃけ面倒臭い。そう思っていた。
その時。
「お〜〜い、そこのお姉さま〜〜〜!!」
いきなり背後で声が聞こえた。
しまったと思いながら振り向くと、やたら小さい生き物がこっちに向かって突進してくる。
「ったく、いきなり何なのアイツ!ダーク・セイヴァー!」
即座に詠唱を終え、謎の生き物に対して魔法を放つ。
三本の闇の剣が謎の生き物を貫く…ハズだった。
だが、何故か痛がる素振りも見せずに突進を続けてくる。
「えっ?」そう思った次の瞬間、謎の生き物は彼女の前で足を止めた。
そして、謎の生き物は言った。
「お姉さま、オイラと一緒に冒険しませんか?」

379 名前:嗚呼麗しのお姉様  ◆0991sDBObk :2007/01/03(水) 13:46:06 ID:CuDAEwiaO
いきなり変な生き物に冒険に誘われ、「お姉さま」は混乱する。
「え?えっ?いきなりどう言う事?何だって?」
「だから、オイラと一緒に冒険しませんか?って言ってるんです。」
混乱した頭の中を整頓し、「お姉さま」は質問をする。
「ちょっと待って。まずアンタの名前は?」
「ロジャーです、お姉さま。」
「何で私を誘ったの?」
「オイラは人を捜してるんです。フェイトって言うんですが知りませんか、お姉さま?」
「知らないわよ、そんな奴。…ってまさか、私に手伝えとか言う気じゃないでしょうね?」
「その通りです、お姉さま。」
「お姉さま」はため息をついた。なんで私が…とは思う。だが、二人でいた方が安全である。
(ったく、しょうがないわね…)
「最後に質問。アンタ、このゲームに乗る気は?」
「ある訳ないですよ、お姉さま。」
「お姉さま」は彼の話を信じることにした。
「じゃ、協力する事にするわ。
私はメルティーナ。よろしく、ロジャー。」
こうして、超凹凸コンビがここに誕生した。

380 名前:嗚呼麗しのお姉様  ◆0991sDBObk :2007/01/03(水) 14:15:58 ID:CuDAEwiaO
【G−09/朝】
【ロジャー・S・ハクスリー】
[MP残量:100%]
[状態:お姉様と行動できる喜び]
[装備:グリーンタリスマン@SO3・ウィザードクロス@SO3]
[道具:荷物一式]
[行動方針:フェイト達と合流]
[行動方針2:お姉様と一緒に行動]
[現在位置:G−09の別れ道を西に移動中]

【メルティーナ】
[MP残量:120%(最大は130%)]
[状態:普通]
[装備:レーザーウェポン@SO3・ルナタブレット@SO2]
[道具:一つ不明・荷物一式]
[行動方針:ヴァルキリーかレザードと合流]
[行動方針2:単独行動もいいが、なるべく二人以上で行動]
[行動方針3:攻撃してくる奴はぶっ殺す]
[現在位置:G−09の別れ道を西に移動中]

※レーザーウェポンは装備者の最も得意とする武器の形をとります。
※ウィザードクロスは「紋章術や魔法を主に使う人物」が放つ攻撃を、攻撃の種類に関わらず10%の確率で無効化します。
※グリーンタリスマンの装備者は、致命傷を受けても10%の確率ですぐには死にません。傷は残ります。

381 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/03(水) 14:17:11 ID:CuDAEwiaO
以上です。
メルティーナの一人称が、あたしか私かで迷いました。

382 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:25:58 ID:ru70IFUq0
>>381
投下乙
なんだが、グリーンタリスマンってディメンジョン・スリップが可愛く見えるくらい扱いに困る気がするのは俺だけ?

383 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 22:37:52 ID:MA4RT4hE0
やれやれな作品がきましたねw

384 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 02:52:34 ID:1+YSzeBfO
やあ、投下お疲れ。俺は問題無いと思うけどね。
「すぐには死なない」だから、「即死を防ぐ」みたいな感じならいいんでない?

385 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 02:53:43 ID:1+YSzeBfO
やあ、投下お疲れ。俺は問題無いと思うけどね。
「すぐには死なない」だから、「即死を防ぐ」みたいな感じならいいんでない?ダメージはそのまま残って。
…ちょっと違うか

386 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 02:55:07 ID:1+YSzeBfO
二重投稿ごめん…デミテルと一夜共にしてくる

387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 04:06:06 ID:aPkLtBVxO

一割をアテにして突っ込むタヌキアホスww

388 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 07:48:50 ID:AkYKYwTOO
それよりも、ウィザードクロスの方が
問題があると思う。

あり得ないけれど
もし、ロワ終盤でこのアイテムを持ったマーダーと
魔術師しか残っていなかったら対処しようもないし、
終盤で一方的なバトルは荒れる原因にもなるので、
修正か別のアイテムにしたほうがいい。


389 名前: ◆0991sDBObk :2007/01/04(木) 08:30:43 ID:R4md9n79O
グリーンタリスマンの効果では、ショック死する程の致命傷を食らってもそれが原因で死なない程度です。
頭が吹き飛んでも2秒ぐらいは生きられます。
出血多量等で死ぬ可能性は高いです。
念のため、両方に破壊確率90%を追加します。

390 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 10:46:13 ID:d64ULpUy0
ヴァルキリーはともかく、レザードと合流しようとするのはおかしくね?
このスレでは今のところマーダーじゃないっぽいが

391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 12:21:43 ID:yg6cvAG/0
>>390
その辺は
「ヴァルキリーが居るのにレザードが優勝を狙うわけ無いじゃない!」と考えての行動と脳内補完

392 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 12:43:10 ID:QrPqPdoV0
>>389
乙!
俺は破損率あってかつ二秒くらい生きながらえる程度なら大丈夫と思うよ

>>390
このスレでも邪魔者は容赦なく殺すっぽいからメルも安全だとは言えないけどねw
まぁ、知り合いだし頭良いからってのと>>391だと脳内補完

393 名前:父の面影 ◆Zp1p5F0JNw :2007/01/04(木) 13:04:13 ID:LMlv7+jm0
迂闊だった。
こういう時では冷静に行動するというのが重要だというのに。
だが現在の状況はクロードにとって冷静になれという方が無理があった。
気がついたらあの広間に連れてこられていて、殺し合いを要求されて。
おまけにあのルシファーとかいう主催者は、あれほど自分達が苦戦したルシフェルを簡単に殺してしまったのだ。
それでもこの島に降り立った時はまだ少しは冷静さが残っていた。
しかし名簿を見て、レナを始めとした仲間達の名前を確認した時はもう冷静に考えるなんて思考はどこかに吹っ飛んでしまった。
一刻も早く彼らと合流しなくては。
そう考えたクロードは支給品も確認せずに森の中を走り回った。
そして一人の男を発見して、躊躇う事もなく声をかけてしまう。
…それが迂闊だった。
その男は声をかけられるや否やいきなり剣を構えて襲い掛かってきたのである。

(くそっ、本当に迂闊だったよ…)
男から逃げながらクロードは自分の浅はかさを反省した。
あの男が殺し合いに乗っている可能性もあるって、普通に考えれば十分ありえる事だったのに。
さらに言うと、逃げるのに夢中になって近くの建物に逃げ込んでしまったのも迂闊だった。
案の定、クロードはあっという間に袋小路に追い込まれてしまう。
「しまった…」
男―ガウェインもすぐにやって来た。絶体絶命だ。
有無を言わさずガウェインは剣を振るう。クロードもかわそうとするが、狭い室内では上手く回避行動を取ることができなかった。
「ぐっ!」
右肩に衝撃が走る。続いて脇腹。その痛みの激しさにクロードは壁を背に尻をついてしまった。
ガウェインは止めを刺そうとゆっくりと歩みよって来る。
クロードは薄れ掛けた意識で目の前の男を見上げた。
実直そうな中年の男だ。少し父さんに似ているな、とクロードは思った。
外見が似ているわけではないのだが、内に秘める芯の強さや意思の強さ的なものを感じ、それが父…ロニキスを思わせた。
そう思った時、クロードの中に疑問が浮かんだ。
「貴方は…何故…こんな殺し合いに乗ってしまったんですか…?」
ガウェインに問いかける。クロードはガウェインの事をよく知らなかったが、彼がこんな殺し合いに簡単に従うような男には見えなかった


それに何となくではあるが、ガウェインはまだ殺し合いに乗るか否かを迷ってるような気もした。
案の定、クロードの問いを聞いたガウェインの目は、先程より明らかに迷いが生まれている。
「己の…信念と…宿命の為だ」
少しの沈黙の後、ガウェインはそう答えた。
「信念と宿命…?」
「許せ」
迷いを断ち切るかの如く、ガウェインは一気に剣を振り下ろしてきた。
(ダメだ…かわせない…)
頭上から迫る斬撃を感じながらクロードは死を覚悟した。
ああ…僕はここで死ぬのか。
レナは大丈夫だろうか?僕が死んでも強く生きていってくれるだろうか。
レナだけじゃない。同じくこの島に連れて来られているセリーヌさん、アシュトン、プリシス、ボーマンさん達…。彼らも心配だ。
みんな、ごめん…。
会えなかった仲間達の事を考えながらクロードは目を閉じた。

394 名前:父の面影 ◆Zp1p5F0JNw :2007/01/04(木) 13:05:32 ID:LMlv7+jm0
クロード!

(父さん!?)
その瞬間、クロードの頭の中で父ロニキスの声が聞こえた気がした。
そうだ…僕は父さんの…ロニキス・J・ケニーの息子だ!
父さんならきっとこんな状況でも最後まで諦めないだろう。そして生き抜いて、仲間達を守ってみせるはずだ。
クロードの心に再び闘志が灯る。
痛みが激しい体に鞭を打ち、ガウェインの攻撃を体を横転させてぎりぎりの所でかわす。
その攻撃で背後の壁が崩れる。さらにクロードは倒れた体勢のままガウェインの足下に足払いをかけて彼を転倒させた。
「何…!」
その隙にクロードは倒れ込むように外へ脱出、何とか立ち上がって逃げようとする。
しかし立ち上がるのに手間取った間に既にガウェインは体勢を立て直していた。
そして逃げようとしたクロードの背中に一撃を浴びせる。
「がっ…!?」
苦痛に顔を歪め、クロードは再び地面に転がってしまった。


「…」
ガウェインは倒れて動かなくなったクロードを無言でみつめる。
そして決着をつけるべく、彼の首に剣を当てた。
迷うな、そう自分に言い聞かせながら―。
その時だった。

「やめろーっ!!」

剣を持った一人の青年が、叫びながらガウェインに向かって来た。
すかさず青年の方を向いて彼の剣を受け止める。そのまま二人は剣を重ねて対峙した。
だが青年の剣を見た時、ガウェインの顔色が変わる。
(…!この剣は!?)
ガウェインは剣を弾くと、逃げるようにその場から走り去った。

395 名前:父の面影 ◆Zp1p5F0JNw :2007/01/04(木) 13:06:30 ID:LMlv7+jm0

「逃げた…?」
その場に取り残された青年ルシオは、少し拍子抜けしてしまった。
わずかに手合わせしただけだが、ガウェインの強さは明らかに自分より上だった。手には未だ痺れが残っている。
それなのになぜ彼は逃げたのだろう?
「って、そんな事を考えている場合じゃないな」
うつ伏せに倒れているクロードを様態を確認する。
脇腹と背中の傷は浅いし血もそれほど出ていない。だが右肩の傷は少し深そうだ。
ルシオはとりあえずクロードが頭に付けていたバンダナを使い、右肩の傷口に巻いて応急処置をする。
「彼が目を覚ますまで待つか…」
そして彼を担ぎ、近くにある建物へと入っていった。



【E−4/午前】
【クロード・C・ケニー】[MP残量:100%]
[状態:右肩に裂傷(応急処置済み、回復具合は次の方任せ)左脇腹と背中に浅い裂傷、気絶中]
[装備:無し]
[道具:未確認の支給品×0〜3、荷物一式]
[行動方針:仲間を探す]
[思考:不明]

【ルシオ】[MP残量:100%]
[状態:普通]
[装備:アービトレイター@RS]
[道具:確認済の支給品×0〜2、荷物一式]
[行動方針:知り合いと合流(特にレナス)]
[思考:クロードが目を覚ますまで待つ]

[現在位置:H−4のホテル跡の一室]


【ガウェイン・ロートシルト】[MP残量:100%]
[状態:やや焦り]
[装備:グランスティング@SO2]
[道具:確認済の支給品×0〜2、荷物一式]
[行動方針:リドリーを優勝させる(だが完全にゲームに乗るにはまだ迷いがある)]
[思考:ホテル跡から離れる(方向は次の方任せ)]
[現在位置:H−4のどこか]

396 名前: ◆Zp1p5F0JNw :2007/01/04(木) 13:07:27 ID:LMlv7+jm0
三人の現在位置はH−4じゃなくてE−4だ…すいませぬ…

397 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/04(木) 22:58:01 ID:kt3cO4PZ0
>>396
GJ!
早くもクロードの脳内にロニキっさん登場w

ジェストーナ、セリーヌ投下します

398 名前:決して怖じ気づいた訳じゃねぇぜ ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/04(木) 23:00:12 ID:kt3cO4PZ0
はぁ……訳が解らねぇー。
何故このジェストーナ様がこんなことに巻き込まれなきゃならねぇんだ。
確か――俺はモリスンの奴に何か魔法を食らったんだよな。
で、気づいたらこの状況。
始めはモリスンの仕業かと思ったさ……だが、奴は何処にも居やがらねぇ。
おまけに、ここにはダオス様まで居るときた。
モリスン如きにダオス様が負けるとは思えねぇ。
そうすると、奴は関係無いのか?

ま、俺がそんなことを考えても仕方がねぇ。
それよりどうやって生き残るかだ。

人質を取って自害を迫る――全員に人質が通じるとは思えない。

参加者を皆殺し――ここにはダオス様が居るんだぜ、俺に勝てる訳ねぇだろ!

ダオス様に何とかしてもらう――あの方のことだ、配下の俺ですら問答無用で殺されかねない。

他の誰かを利用する――自分で言うのもなんだが、俺の姿を見て警戒しない人間なんて居るか?

ここから逃げる――この首輪が有るから無理だろ。

……マジでどーすっか。
気は進まねぇが、デミテルに会ってみるしかねぇか。
あいつの魔法や道具の知識は魅力的だし――
道具!おっ!そうだ!支給品だ!
もしかしたらスゲー武器が入るかもな。
ものによっては俺でも……ククク。

――なんだコレ?
出てきたのは良く解らねぇ人形が一つ。
ふざけてんのか?
これは殺し合いのゲームなんだろ?
それなら剣とか槍とかもっとそれっぽいものを寄越せよ!
何だよ人形って!
くそ、終わった、俺の人生ゲームオーバー……。


399 名前:決して怖じ気づいた訳じゃねぇぜ ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/04(木) 23:01:25 ID:kt3cO4PZ0
『トントン』

ん?何だ片なんか叩いて?慰めてくれてるのか?良い奴だなお前。
……な、なにぃぃぃ!!
「お前動けるのか!」
思わず声に出しちまった。

『コクリ』

すると、首を縦に振った様に見えた――
「も、もしかして、お前強かったりする?」
我ながら馬鹿なことを聞く。

『コクリ』

またもや首を縦に振った様に見えた――
……こいつはもしかしてもしかするのか?
いや、そうに違いない!
殺し合いの道具として、こんな奴を寄越してきたんだ、きっとこいつは強い、強いに決まってる!
こいつが居れば俺も……。

『スタコラサッサ』

……ってアレ?
おい!急にどーしたんだ?どこ行くんだよ!
おいてかないでくれよー!


はぁ、はぁ、はぁ……
くそ、あいつ意外と足早いじゃねぇーか!
まったく、いきなり走り出しやがって何だってんだ。
まさか、あいつ俺から逃げて――
「…ら、あ…たプリ…ス……の……く…じゃ…い」
ん?声が聞こえる。
それも割と近くに。
さてはあいつ……ターゲットを見つけて攻撃しに行ったんだな!
何て使える奴なんだ!
さて、そうと解れば俺も奴の援護をしてやりますか!
「でかしたぞチビ助!」
俺は声の聞こえてきた場所に駆け込んだ。
そこで見たのは少し驚いた様子の女と、女に抱きかかえられた“あいつ”の姿だった……。


400 名前:決して怖じ気づいた訳じゃねぇぜ ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/04(木) 23:02:45 ID:kt3cO4PZ0
「モンスターでは仕方ないですわね」
女は俺を見てそう言った。
ふん、どうやらヤル気の様だな!
少々予想外の展開だが、まぁいいだろう!
見たところ相手は魔法使いだ。
なら、魔法を使わせなければいいだけのこと!
護衛の居ない魔法使いに負ける俺様じゃ――
「我招く……」
ん?
「無音の衝裂に……」
あれ……
「慈悲は無く汝に普く厄を……」
やべぇ、この女……
「逃れる術もな…」
この間僅か2秒だ!
「ストップ!ストーップ!待ってくれ、俺はこのゲームになんか乗ってねーんだよ!」
「……はぁ?」
我ながら苦しい言い訳だと思うが、どうやら詠唱を中断してくれた様だ。


「……ふーん、一人では心細いからこの無人くんを使って人を探していた訳ね」
「そ、そうなんだよ。いやー、姉ちゃんがゲームに乗ってなくて良かったぜ!」
「あらそう、それは良かったですわね」
俺の言葉にこの女も納得してくれた様だが、女の視線に冷たい物を感じるのは気のせいだろうか?
あの後、俺はこの女(セリーヌと言う名前らしい)に俺のことを説明をした。
「俺は善良な魔物」
無論そんな巧みな嘘を交えてな。
何故かって?あんな早口な詠唱は聞いたことねぇぜ、この女は強いに決まってる。
強い奴を味方に付ければ俺の生存率も鰻登りよ!
け、決して怖じ気づいた訳じゃねぇぜ。

「それでジェストーナ、あなたはこれからどうしますの?」
女が聞いてくる。
どうすると言われてもな……
「そ、そうだな、取り敢えずこの山を頂上まで登る。ここは島の中心にして最も高い場所なんだ、
もしかしたら何か有るかもしれないだろ?」
「あら、意外と考えてますのね」
「そうだろ、どうだ、お前も一緒に――」
一緒に行かないか?そう言おうとしたときだ、
頂上付近に光り輝く何かが現れ……

ズドーン…

少し遅れて何か凄い音が聞こえてきた。
「……」
「……」
「えーと……」
「わ、わたくしは下山することにしますわ。ではまた、生きていたらお会いしましょう」
女は去っていく、俺の支給品もそれに続く……。
「ちょ待て……いや、待ってください!俺も一緒に行きますよ!」

こうして俺はセリーヌを味方に付けた。
さあ、俺の戦いはこれからだぁ!

401 名前:決して怖じ気づいた訳じゃねぇぜ ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/04(木) 23:03:32 ID:kt3cO4PZ0
【F−6/朝】
【ジェストーナ】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:無し]
[道具:無人くん@SO2、荷物一式]
[行動方針:生き残る]
[思考1:セリーヌに付いていく]
[思考2:セリーヌを利用してゲームを円滑に進めたい]
[思考3:可能ならデミテルと接触する]
[現在位置:F−6 山道]

【セリーヌ・ジュレス】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:スターネックレス@SO2]
[道具:???←0〜2個 本人確認済み、荷物一式]
[行動方針:仲間を探す]
[思考1:ジェストーナは信用しない]
[思考2:今は山の頂上には近寄らない]
[現在位置:F−6 山道]

402 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/04(木) 23:10:02 ID:kt3cO4PZ0
投下完了
無人くんが使用できる技については次の方任せます。
勝手に動く無人くんの存在やセリーヌの詠唱が問題有る場合は修正します

403 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 00:26:59 ID:5UZtXyhS0
>>396
投下乙
ジャックの形見の剣は
アルガンダースで穢れていないようですね

>>402

スターネックレスを付けているなら
約2秒でおkじゃねえ
紋章術によるが

後、クリフが助かりそうな予感だぜ



404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 01:11:14 ID:XIxdGtWR0
>>396
乙、ガウェインは息子に会ったらどうするつもりなんかな?
もしくは名簿でリドリーに気を取られて失念してたかw

>>402
こちらも乙!無人くんはジェストーナの救世主になれるか!?

>>403
ジャックの形見じゃなくてジャックの親父の形見だな

405 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 00:41:35 ID:xo6SejLg0
誰かwiki更新しようって奴はいないのかよwwwww

>>376
GJ!
クリフに会うかノートン先生に会うか、はたまたディアス達かセリーヌ達か……
結構選択肢が多いからwktk!

>>393
おぉ、GJ!
クロードはロニキスの幻影を見たか
親父の幻影は死亡フラグな気がしないでもないw
地味にすずとダオスに挟まれた位置なんだよな……今後どうなる!?

>>398
ジェストーナがどんな奴だったか全く記憶に無いが、へたれなことだけはわかったwww
GJ!
むじんくんは……どうだろ、俺は別にかまわないけど

406 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 01:03:38 ID:xo6SejLg0
あれ、支給品のとこで文字色変えられなくなった……
タグよくわかんないから詳しい人誰か教えて

407 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 01:28:18 ID:BJSaDkb00
例 文字を赤くするなら
&color(red){ここに赤くしたい文字}
で良いはず

408 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 09:18:50 ID:xo6SejLg0
>>407
サンクス
助かったわ

409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 12:23:20 ID:pVHz4fz/0
未登場な方達
ボーマン、シン、ガブリエル、ソフィア、アドレー、ヴォックス、レナス、ブラムス、ロキ
アリーシャ、ルーファス、エルウェン、ミランダ、ルシオン

マーダーがちょっと少なめだから、増やすなり参加者減らしたりする方がいいかもね
ただズガンはもう6人もいるし、作中時間にしては殺害数自体は結構ハイペースだけど…

410 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 12:27:54 ID:xo6SejLg0
マーダー出すネタはあるんだけど書く時間がねぇ……
マーダー出すと話が長くなるからなぁ

411 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 15:48:46 ID:zVKeCeyz0
それじゃあ、ブラムスを予約させて下さい。

412 名前: ◆Mf/../UJt6 :2007/01/06(土) 15:54:46 ID:zVKeCeyz0
おっと、酉を付け忘れました

413 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/08(月) 12:08:02 ID:DxG69Wk50
保守

414 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 02:40:55 ID:MvjcXgrj0
作品とその感想以外何もレスつかないな、折角だから雑談でもしようぜ
これからの活躍に期待するキャラを挙げてみよう

415 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 08:23:21 ID:IbI8VRjbO
個人的にはクラース&エルネストみたいに、完全には相方を信じきってないチームに期待してる
それが原因で悲劇が起きたりとロワ的に美味しい要素がたくさんだ

416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 14:13:29 ID:6bP+m0OtO
一筋縄ではいきそうにない変態レザードや、個人的に好きなキャラであるルシオとかマリア、よっしゃあたりには頑張ってほしいかな
ネタキャラとしてなら今の所ジェストーナ、アルベル、ノートン大先生とかかw
しかし相変わらずVP2勢は出てないのか

417 名前: ◆Mf/../UJt6 :2007/01/09(火) 18:59:27 ID:fBU+Gh1j0
お待たせしました。ブラムスのSSを投下します。

418 名前:その男、変質者につき―― ◆Mf/../UJt6 :2007/01/09(火) 19:00:50 ID:fBU+Gh1j0
波頭が断崖に当たり、白くしぶきを上げ砕ける。
海の独特の匂いを孕んだ風が、彼のごわごわとした黒い長髪をさわさわとなぶる。
生気のない土気色の肌に包まれた筋肉。
異形の存在にのみ放つことを許される、禍々しい眼光が双眸から溢れる。
鋼鉄の鎧すら引き裂くその豪腕は、がっぷりと胸の前で組まれている。
命なき者達の王(ノーライフキング)の異名を抱く男、ブラムスはその断崖の上に佇んでいた。
(あのルシファーとやらもまた、随分と酔狂な真似をやらかしてくれたものだな)
心中呟くブラムス。陽光を受けきらめく波が、長らく己が居城を出ることのなかった瞳に眩しい。
この光は、力のない同族であればとてつもなく不快に感じるどころか、
下手をすれば瞬時に灰になりかねないほど危険な光であるが、彼にはどうということはない。
不死王たる彼の体内に蓄積されてきた長年の魔力は、直射日光ごときでどうにかなるほど脆弱ではないのだ。
だが――
(…やはり日の光の下では、我は全力を出すことかなわず、か)
ブラムスはその拳を何度か開閉し、やがて視線をそこに落とした。
たとえ高位とは言え、ブラムスもまた己の血の宿命から完全に逃れることはかなわない。
夜の闇から生まれ出でた存在である不死者は、太陽の光を忌み嫌うことを先天的に義務付けられているのだ。
それゆえの、ブラムスの心中の呟きである。
無論、相手が常人であればこの程度のハンデなどどうということはない。
魔力の練り込みがこの程度でも、一撃で並みの人間の肉体くらいなら軽く挽き肉に出来る。
だが、これがレナス・ヴァルキュリアのような強敵を相手にするのであれば、このハンデは命取りになりかねない。
(願わくば、日の光の届かぬ夜か、さもなくば何らかの建物の中で敵と合することが出来ればよいのだが)
日の光の下でも活動が出来るとは言え、あえて自ら不利な選択をする必要もあるまい。
我は不死王、決して愚かではないのだ。ブラムスは、言い聞かせる。

419 名前:その男、変質者につき―― ◆Mf/../UJt6 :2007/01/09(火) 19:02:33 ID:fBU+Gh1j0
(さて、ひとまず今は何をなすべきか…)
決まっている。手持ちの情報の整理。
ブラムスはその場でかがみこみ、ルシファーから持たされた荷物をほどいてみる。
地図、方位磁針、参加者の名簿。食料と水――
(そして、問題はこれだ)
ブラムスはそれを手に取った。
一まとめにされた小袋。ルシファーの言っていた「人殺しに役立つ道具」とやらが、この中に入っているはず。
その袋の表面は妙につるつるしており、そのくせごわごわする。
表面には倭国のものと思しき言語と、ミッドガルドの共通語によく似た緑色の文字が、併せて描かれている。
(この文字は……)
たとえ己の居城に閉じこもってはいようと、伊達に幾星霜もの年月を生きてきたわけではない。
ブラムスには、若干の倭国の言語の知識もまた、持ち合わせているのだ。
(…ふむ……この文字は…『東』…『急』…『ハ』…『ン』…『ズ』……
繋げて読めば、『トーキューハンズ』……これは一体何を意味するのだ?)
そう、もしここにクロードらのような地球人がいたなら、その袋の正体をたちまちに看破してみせていただろう。
その袋の正体はビニール袋であることを。
そして、ビニール袋の表面に描かれた文字は、地球に存在する量販店の名称であることを。
しかし、『トーキューハンズ』の意味など露知らぬブラムスには、全くもって関係ない話であった。
(妙な物を掴まされていなければいいのだが)
ブラムスは『トーキューハンズ』の袋を止めていた、緑色のテープを強引に引きちぎり、封を解く。
中に何らかの武器が入っていることは期待しない。どの道己の武器は、もとより拳一つ。
武器などなくても、それほど困りはしない。困るのは、呪いの品物でも入っていた場合だ。
ブラムスは警戒心を胸に、袋を逆さにしてみる。
どさどさと、中身がこぼれ出て…
転がり出てきたものは、合わせて2つ。

420 名前:その男、変質者につき―― ◆Mf/../UJt6 :2007/01/09(火) 19:04:14 ID:fBU+Gh1j0
鬘(かつら)。
イチジクのような形をした何か。
(ふむ、見たこともない品物ばかり。かねてより我は津々浦々に配下の不死者を偵察に出し、
報告は細大漏らさず聞いてきたつもりだが、所詮座学で得られる知識など限度はある、か。
我も未だ、博覧強記の士を名乗るわけにはいかぬな)
ひとまずブラムスは、その中の鬘を手に取ってみた。
糊のようなものが裏に塗られた小さい紙が、その拍子にぺろりと剥げ落ちる。
その紙切れには、先の「トーキューハンズ」の文字と共に、「特価¥980」の印刷がなされていた。
そして、その鬘の内側には、折り畳まれたもう一つの紙束が存在している。おそらくは、説明書。
(この鬘、どの国の役人が着けているものとも異なった形をしているな…)
一言で言えば、その鬘は頭頂部が完全に禿げ上がり、側頭部にのみ髪の毛が残った老年男性の髪型を模している。
しかしながら、何故か頭頂部には一本だけ毛が残り、実に不可解というほかない。
ブラムスは、その鬘に付属していたもう一つの折り畳まれた紙を開き、読んでみる。
倭国の言葉で、そこには「説明書」と書き込まれていた。
(どれどれ…『波』…『平』…『の』…『ヅ』…『ラ』……やはり繋げて読めば、『ナミヘーノヅラ』か)
そう、そしてここにやはりクロードらのような地球人がいたなら、
その言葉の意味をたちまちの内に理解していたはずである。
その鬘は、20世紀後半期より続いているとある物語に出演している、
頑固な昔気質の老人のヘアスタイルを模していたことに。
そしてこれもまた、『ナミヘーノヅラ』の意味など露知らぬブラムスには、全くもって関係ない話であった。
(しかし、これが人殺しの役に立つ道具だというのか?)
一瞬、ブラムスの脳裏に疑問符が浮かぶ。
だが、次の瞬間その疑問符は、彼の長年の生とその知識により解消されることになる。
強大な力のこもったアーティファクトは、その外見が常にその性質を反映したものであるとは限らない。
どこにでもありそうな古ぼけた杖が、実は大魔法の使用さえも可能にする強大な杖であった…などという話は、
ブラムスもよく城の書物などで読み知ったことである。
すなわち、この奇怪なヘアスタイルの鬘もまた、見た目のみでその性能を判断することは禁物である。
これが強大な魔力を秘めたアーティファクトである可能性も、決して否定は出来ない。
「鬘がなければ即死だった」などという事態も、絶対にありえないと言い切ることは出来ない。
この鬘からは禍々しいオーラも感じられない。呪いの品である可能性は恐らくないだろう。
ブラムスは鬘を手に取り、それをうやうやしい動作で頭部に持っていく。
自らのもともとの髪が若干邪魔になるが、鬘自体もある程度伸び縮みするため、そこまで着用感は悪くない。
ブラムスは、しっかりとその鬘を頭に被った。

――――


421 名前:その男、変質者につき―― ◆Mf/../UJt6 :2007/01/09(火) 19:05:03 ID:fBU+Gh1j0
(さて、これより向かう先は――)
配られた品物の物色を終え、ブラムスは歩き出した。ひとまず向かう先は、西北西。
ルシファーに与えられた地図に描かれた「鎌石村」なる村に出かける。
(恐らく村のような施設は、他の参加者も拠点にしやすかろう。
敵対的でない参加者がそこに集まっていたなら、彼らから何らかの情報を得ることも、あるいは可能かも知れぬ)
出来れば、同じくこの酔狂な劇に巻き込まれたレナスと接触を取りたい。
かつてラグナロク直前に、アーリィに器を奪われかけた一件の貸しも彼女にはある。
いきなり切りかかるような真似は、恐らくしてこないであろう。
何よりブラムスは、自身の姿が普通の人間に与える印象をきちんと理解している。
いかに高貴なる不死王も、普通の人間の感覚からしてみればゾンビに毛が生えた程度にしか映るまい。
ゆえに、ブラムスの正体を知らぬ人間と接触した際に比べれば、
レナスなど己の素性を理解している者と接触した方がリスクは低い。
それを見越しての判断である。
(まあ昼間の内は戦闘を避けたいとは言え、
さすがに我に率先して剣を向けてくるような輩に慈悲をかける理由はないがな)
そんな輩がいたなら、この命なき者達の王(ノーライフキング)にみだりに剣を向けたその愚行、
冥界(ニヴルヘル)への招待状をもってして、とくと後悔させてやるまで。
(我の拳とそしてこれで、な)
ブラムスは、先ほど配布されたイチジクのような形をした「それ」を軽く握りこんだ。
その拍子に、先端から不気味な色彩をした液体がぴゅっと一筋吹き出る。
もしここにその液体の正体を知る者がいたなら、たちまちの内に青ざめていただろう。
その液体の正体はバブルローション。十賢者すらも恐怖するほどの、激烈な毒性を秘めた液体である。
幸か不幸か、しかしブラムスはその事実を知らない。イチジクの形をしたそれの、中身の液体の正体を。
(この液体の正体は良く分からないが、ひとまず使わせてもらうとする。
さて、日の光を避けながら鎌石村なる村へと向かうとするか)
街道沿いに並ぶ樹の木陰を縫うようにして、ブラムスは西北西へと歩を進める。
この酔狂な催しの、真実を知るために。

――――

ブラムスは、確かに自身の姿が普通の人間に与える印象を、きちんと理解はしていた。
しかし、ブラムスはその一点だけ。一点だけを見落としていた。
ルシファーから与えられたアイテムの外見が、通常の人間にどのような印象を与えるのか、という一点を。
今、鎌石村に向かう、一人の不死者が居る。
彼は、頭に老年男性の禿げ鬘を着け、片手に握り締めるは浣腸。
そして街道の木陰を縫うようにして進む、その怪しげな足取り。
事情を知らぬ者がその光景を眺めたら、たちまちの内にブラムスは正体を誤解されていただろう。
その姿は、どう見てもスカトロプレイを強要する変質者です。本当にありがとうございました。

422 名前:その男、変質者につき―― ◆Mf/../UJt6 :2007/01/09(火) 19:05:57 ID:fBU+Gh1j0
【C−07/朝】
【不死王ブラムス】[MP残量:100%]
[状態:正常。本人は大真面目に支給品を着用]
[装備:波平のヅラ@現実世界]
[道具:バブルローション入りイチジク浣腸@現実世界+SO2、荷物一式]
[行動方針:ひとまず情報を収集し今後の方針を決定する(特に夜間は積極的に行動)]
[思考1:鎌石村に向かい、他の参加者との接触を試みる]
[思考2:敵対的な参加者は容赦なく殺す]
[思考3:可能であればレナスと接触する]
[思考4:直射日光下での戦闘は出来れば避ける]
[現在位置:C−07 断崖付近]

・ブラムスの特殊ルール(の提案)
ブラムスは高位の不死者ゆえ、いわゆるヴァンパイアなどとは違い、直射日光下でも行動ペナルティはなく、
日光によるダメージなども特になし。ただし全戦闘力を解放して戦うことは出来ない。
決め技「ブラッディカリス」も、直射日光下では使用不能。

作者註:
バブルローションは、原作では用いたキャラの攻撃に、一定確率で敵即死の効果を付与する毒液です。
「昂翼天使の腕輪」などのような多段ヒットアクセサリーと併用すると極めて凶悪なコンボになります。
ロワ中では、単なる致死性の毒薬として扱ってもいいかもしれません。
なお、バブルローションが万一直腸投与された際の具体的作用は、後の書き手に一任します。

423 名前: ◆Mf/../UJt6 :2007/01/09(火) 19:08:59 ID:fBU+Gh1j0
以上です。さすがにおふざけが過ぎるだろうとか、
現実世界のアイテムの支給ななしだ、とか批判的な意見が多いようなら、
修正も考えます。

それと、あえてこの回の話ではアリーシャ関連のフラグは拾いませんでしたので、
ご了承を。

424 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 20:36:45 ID:MvjcXgrj0
>>423乙!
文章がシリアスなだけにワロタw未来でも波平や東急ハンズは健在のようですねww
現実世界アイテムについては問題無いと思う
特殊ルールについてはVPよく知らないから他の人頼む

425 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 22:30:58 ID:UsvzkkTj0
>>423
投下乙
そう言えばブラムスって屋外で戦闘する機会が無いんだな(VP2は知らない)
ルシファーは何のために浣腸にバブルローションを入れたり、東急ハンズで禿ヅラを買ったんだw

426 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 23:00:20 ID:Q7UfF/tm0
>>423

ブラムスの不死者だしその設定でいいじゃね
後、参加者の中には時間帯によって
強さが変わる奴が何人かいるよな
エルウェンの「昼の王者」のスキルと
ガウェインの「夜の王者」のスキル



427 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 23:02:33 ID:jBGpcdvg0
>>423乙!素敵ビジュアルなブラムスをありがとうw
でも何かマイナス要素ないと強すぎじゃないかな?とかちょっと思った。



428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/09(火) 23:22:59 ID:q6HMcjRyO
>>427
スマン、何にマイナス要素を課すのかその文脈だとよく分からん。

もしバブルローションの件なら、別に問題ないと思う。
現状だとブラムスはバブルローションの正体もよく理解していないみたいだし、
もし正体が分かったって、ブラムスは素手なんだからバブルローションをそのまま使うわけにはいかんだろう。
拳に塗って使うのは、いかに毒に耐性のありそうなブラムスでも、かなりリスキーな選択だろうし。
まずはSO2勢の誰かと会わにゃならんが…今他人に会ったらかなり笑える事態になりそうだ。

429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/11(木) 22:43:55 ID:iGdQojkq0
保守

430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 23:48:09 ID:zgR08Md90
ほしゅ

431 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/14(日) 03:43:34 ID:d1pvhg7s0
もしかして、俺しかいないのか!?

432 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/14(日) 07:16:47 ID:sh6kfDnjO
俺も居るし書きたいネタもあるが春まで執筆する時間がない

433 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/14(日) 18:39:46 ID:d9s9FBmWO
自分も書きたいんだけど、忙しいよ。

434 名前: ◆sqws6agE9M :2007/01/16(火) 17:20:48 ID:KXDN4rFA0
ロキ予約します

435 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/17(水) 00:11:26 ID:z2ArN4vj0
久々の予約!期待してます!

436 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/18(木) 16:28:17 ID:8PuN2BeFO
超期待

437 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/19(金) 14:32:14 ID:3z7RITqeO
保守

438 名前:コイントス ◆sqws6agE9M :2007/01/19(金) 23:52:03 ID:RqcF76XE0
気が付くと、ロキは先ほどの無機質な空間とは明らかに違う場所に居た。
木造の何処か古臭い感じのする建物。
相当痛んでいるようで、天井から所々陽光が差し込んでいる。
「転移させられたのか……下等生物の割りにはやるじゃないか」
面白くなさそうに呟く。
自分より格下と思っていた存在ににしてやられたのだ当然だろう。
ふと足下を見ると鞄が一つ放置されていた。
おそらくコレが主催者の言っていた支給品なのだろう。
「ふん、俺には必要無いものだ――」
ドラゴンオーブが有る今の自分には主催者が用意した武具など必要ない。
そう考えたロキであったが、そこで異変に気づいた。
隠し持っていたドラゴンオーブが無い。
このゲームでは、参加者は私物を持ち込めない。
それはロキのドラゴンオーブも例外ではなかった。
「ちっ!」
ロキは鞄の中身を確認し、舌打ちした。
一応支給品を確かめては見たが、中にはドラゴンオーブどころか、武器すら入っていなかったのだ。

ロキは思考する。
武器の事はひとまず置いておき、これからの行動方針を考えていた。
“自分をくだらない事に巻き込んだ愚か者を始末する”それがロキの最終目的だ。
これには、二通りの道が有る。
一つは、このゲームに勝ち主催者の元へ向かう道。
もう一つは、このゲームを破壊して主催者の元へ向かう道。
“ゲームに勝つ”単純かつ確実な方法だ。
だが、主催者の思惑に乗るの事になる。
それが面白くない。
なら、“ゲームを破壊”すればいい。
だが、これは険しい上に不確実な方法だろう。
ロキは柄にもなく悩んでいた。
しばらく悩んでからロキは有る事を思いつき、懐から先ほど確認した支給品の一つを取り出す。
「たまにはこんなのも悪くないだろう」
そう言うと支給品である貨幣を手に持ち。
「表ならゲームに乗る、裏ならゲームを破壊」
コイントスを行った――――

439 名前:コイントス ◆sqws6agE9M :2007/01/19(金) 23:53:05 ID:RqcF76XE0


――コイントスの結果を確認すると、ロキはもう一つの支給品であるママチャリを持ち上げ外に出る。
行動方針は決まった。ならここに止まる道理は無い。
支給品を確認した時に、ロキはママチャリが乗り物で有る事を確認していた。
荷物を前のカゴに入れママチャリに跨る。
そして、何故かペダルをこがないままふらふらと僅かに前へ進んだ後……
「く……のあッ!」
地味に転倒。
どうやら最後までマニュアルを読んでいなかったようだ。
慌ててマニュアルを読み返すロキ。これにはロキも思わず苦笑い。


そして数時間後、そこには華麗にママチャリを乗り回すロキの姿があった。


【F-09/午前】
【ロキ】[MP残量:100%]
[状態:正常・自転車マスター]
[装備:ママチャリ@現実世界]
[道具:10フォル@SO・荷物一式]
[行動方針:???]
[思考:ドラゴンオーブを探す]
[現在位置:無学寺周辺]

※コイントスの結果は次の人にお任せします
※表なら、ゲームに勝ち最終的に主催者を始末する
※裏なら、ゲームを破壊する

440 名前: ◆sqws6agE9M :2007/01/19(金) 23:59:32 ID:RqcF76XE0
あ、状態表の修正忘れてた

【C-06/午前】
【ロキ】[MP残量:100%]
[状態:正常・自転車マスター]
[装備:ママチャリ@現実世界]
[道具:10フォル@SO・荷物一式]
[行動方針:???]
[思考:ドラゴンオーブを探す]
[現在位置:観音堂周辺]

でお願いします。
遅くなってすみませんでした。

441 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/20(土) 10:04:39 ID:RgJxJB8O0
新作乙です。
ママチャリに乗るロキって何か微笑ましいなw
東北は過疎過疎言われてたけど偽ブレアにレザードにロキと曲者が揃ってきたね

ところで、ドラゴンオーブを探すっていう思考についてなんだけど
ドラゴンオーブが支給品になっているかはロキは知らないはずだし「あれば儲け物」位に思わせといた方がいいんじゃないか?
いやホント重箱をつつくような感じだけど。

さて、これでVPも未登場はレナスのみとなりましたね。
残りの未登場キャラは
ボーマン、ガブリエル、シン、ソフィア、アドレー、ヴォックス、レナス、アリーシャ、ルーファス、
エルウェン、ミランダ、ルシオンの12名。

てか、みんなもっと書き込もうよw

442 名前: ◆sqws6agE9M :2007/01/20(土) 11:43:48 ID:tS3Aw9QP0
>>441
了解
では、こんな感じで

【C-06/午前】
【ロキ】[MP残量:100%]
[状態:正常・自転車マスター]
[装備:ママチャリ@現実世界]
[道具:10フォル@SO・荷物一式]
[行動方針:???]
[思考:一応ドラゴンオーブを探してみる(あるとは思っていない)]
[現在位置:観音堂周辺]

443 名前:ある男の思考:2007/01/20(土) 20:06:08 ID:59Ij9Fku0
(……さて、これからどうしたものか)
戦場でこの私に挑んできた、まだそれほど年を経てない小僧どもを相手にしばらく遊んでやり、
必死になって向かってくる奴等に、
圧倒的な力量の差というものを分からせてやるために、いざ、本気で相手をしてやらん。
といったところで、急に空から落ちてくる圧倒的な光の渦に包まれて………
(駄目だ、以降の記憶がどうしても思いだせん――)
気がつけば武器は無く愛竜もおらず、異様な広間にて怪しい奴に互いに殺しあえと言われる始末。
まったく、訳が分からん。
とはいえ分からないことを延々と考えていても仕方がないので
まずは怪しい奴から渡されたバッグの中身を確認することにする。
ふむ、これは……ピアスと、水、それになにやら透明な鈍器……?、といったところか。
容器に入った水はミトラの聖水というもので不死者とやらによく効くらしい。
よく分からないが、今ある水が無くなったら代わりに飲むとしよう。
聖水というからには傷口にかけてみてもいいかもしれない。
鈍器のほうについては説明書も透明なようで、あるのは分かるのだが読みようがない。
まぁ、そこまで脆くもないようなので安心して鈍器として使わせてもらおう。
気を取り直しピアスのほうの説明書を見る。幸いこちらは肉眼で確認でき、文字も読める。
……………要約すると、どうやらこのピアスには不意打ちなどを知らせてくれる機能があるらしい。
(ほう、これはなかなか良い物のようだ)
ピアスなどというものはあまり好きではないのだが特別な効果があるとすれば話は別だ。
真偽はともかくとしてもおそらく損にはなるまい。
そう考え早速そのピアスをつけてみる事にする。

444 名前:ある男の思考:2007/01/20(土) 20:08:56 ID:59Ij9Fku0
カチャ

――― 一転、視界が広がったような錯覚を感じる。
否、錯覚ではない、確かに見えているのだ。
自分の目のついている前方はもとより、側面、後方、はては頭上、足元に至るまで。
まるですべての方向に目がついたかのようだ。
途端、いきなり広がった感覚に眩暈がし、慌ててピアスをはずす。
(っく、これは慣れねば少々キツイか、だが便利な道具であることに変わりはあるまい)
ともあれ道具も確認したのでこれから方針を決める事にする。
(参加者を全員殺し優勝を目指すか、それともそれ以外の脱出方法を目指すか。)
だが、その答えは今すぐにだせるようなものではない。
(そうだ、そんなことよりも今は……)
先程、道具を確認したときに名簿をざっと見てみたが、あの時戦っていた連中もここに来ている様なのだ。
自分達はきっと、戦いの途中であの光によってここに連れてこられたのだ。
一時、離れてしまったからといって奴等との勝負はまだ終わってはいない。

ならば、つけねばなるまい。
決着というものを………

(そうだ「疾風」の団長である自分の力があの程度などと誤解されては我慢ならん)
いくらこの場に愛竜と武器が無くとも、本気を出した自分にかかればあんな小僧どもなど素手で十分。

ならば、見せねばなるまい。
この私の実力を………

切り立った崖の先から一人の男が吼える。

「待っていろ!本気ヴォックスの力、とくと見せてやる!」

【I−10/朝】
【本気ヴォックス@SO3】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:魔眼のピアス@ラジアータストーリーズ]
[道具:透器エーテル・フローズン@VP、ミトラの聖水@VP、荷物一式]
[行動方針:フェイト一行と本気を出して決着をつける]
[思考1:フェイト一行の捜索]
[思考2:襲ってくるものにたいしては容赦しない]
[思考3:武器や竜もあったらいいな]
[思考4:ゲームに対して乗るかどうかは保留]
[現在位置:I−10 灯台近くの断崖付近]  

445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/20(土) 22:29:50 ID:QCHf/OcI0
ちょwww本気のほうだしちゃっていいんスかwww
フレイがいなければ無用の長物の鈍器とブラムスにとって危険そうなものがでてきましたね。

446 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 10:11:23 ID:bghaOoMj0
予約出す前に確認というか質問したいことがあるのですが、
アップルグミやブルーベリィのような薬系回復アイテムは回復呪文のような回復量制限は無い設定になっているのですか?
また、アイテムクリエーション「調理」やテイルズの食べ物アイテムのような
薬ではない「料理系回復アイテム」はこのロワではHPの回復効果はあることにするのでしょうか?

過去ログを見ても見当たらなかったもので、どなたかご教授お願いいたします。

447 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 10:27:41 ID:vqL5jjhC0
アイテムも同じじゃないかな?制限付けた方がいいと思う。
それだとアップルグミとか3%しか回復しないことになっちゃうけど…。

料理については、テイルズロワでは料理食ってMP回復してたりしたな。
もしアイテムに制限付けてなかったら、クリエイションとかで戦慄のグラタンとか作られたらそれこそバランス崩壊しちまうw
そういや、ファクトリーとかあるのかねこの島は


448 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 10:32:22 ID:vqL5jjhC0
>>444乙。感想忘れてたよ。
ヴォックスは本気モードで手強そうだなw
ノートン先生も「帰ってきたノートン」に進化するって事は…無いか。
まあ所詮ノートンだし

449 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 11:19:40 ID:9bZ8tnZrO
お隣のテイルズロワでは、アイテム回復だけは回復量に制限がなかったな。

あとアイテムクリエイションについて。レナスの原子配列変換が禁止されてる以上、
それを敷衍してアイテム生成系スキルは全封印でもいいんじゃない?
テイルズキャラの料理やSO勢のアイテムクリエイションは、
主催者の手によりごっそり記憶を奪われてるみたいな説明をして。
ただしアイテム生成を伴わないスキルや特殊能力は使用可能。

450 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 14:27:21 ID:sFlRko9n0
テイルズもDQも回復アイテムには制限なかったよ。
FFDQなんか完全回復アイテムが10個セットで支給されてたりしたが、特に問題は起こってない。

451 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 14:59:20 ID:cg764UkgO
他のRPGロワだと書き手が空気読んでるから問題は起きてないな
早くも回復アイテムが(無意味にw)消費されてるし、別によさそうだ


クリエイションや料理は『材料があればつくれるが、回復効果はない』がややこしくなくていいと思う

452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/21(日) 16:23:50 ID:05QQb+S00
つまり回復制限については、

魔法、特技 − 10分の1(テンプレより)
支給品等の回復アイテム − 制限なし
クリエイション、料理 − 材料があれば作れる、ただし回復効果はない

で、FA?

453 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 08:39:24 ID:FVznZv3R0
いいと思う

454 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 21:52:48 ID:O1m36ook0
一つ聞いていいか?

VP2書ける人いるの?

455 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/22(月) 22:38:19 ID:aMZ4hFz00
自分は書けないことないが
ほかの人はどうだろうか?

456 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/23(火) 06:22:11 ID:EyHNP8cO0
切っちまえ切っちまえ。
VP未プレイだからレナスすらわかんねーっつーのに。

頑張って調べてます。

457 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/23(火) 09:29:30 ID:gDIj723N0
ここで参加者おさらい

反主催・もしくはゲームに乗らない
SO2
クロード、レナ、セリーヌ、アシュトン、プリシス、ディアス、レオン、エルネスト、ノエル、チサト
SO3
フェイト、クリフ、ネル、ロジャー、マリア、アルベル、ミラージュ
VP
アリューゼ、レザード、ルシオ、メルティーナ、ロウファ、エイミ
RS
ジャック、ガンツ
TOP
クレス、チェスター

マーダー
オペラ、ミカエル、ノートン、ビヴィグ、ブレア、ジュン、リドリー、ガウェイン、すず、ダオス

その他(スタンス不明、考え中、特定マーダー等)
ヴォックス、夢瑠、ブラムス、ロキ、ガルヴァドス、クラース、アーチェ、ジェストーナ

天国
スフレ、クレア、ジェラード、フレイ、ミント、デミテル

未登場
ボーマン、シン、ガブリエル、ソフィア、アドレー、レナス、アリーシャ、ルーファス、エルウィン、ミランダ、ルシオン

マーダー率は約22%。これって多いのか少ないのか。
意外とスタンス不明の連中が多かったりする。

458 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/23(火) 19:22:05 ID:GuaxCgOx0
避難所どうするよ?

459 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/23(火) 21:49:21 ID:1a9YJUkQ0
同一作品からの参加率が高いロワにしては多い方じゃね?
まだ転びそうなのが数名いるし

460 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 00:27:41 ID:4ERhrMSb0
ただマーダーがゲーム中の悪役ばっかだからなあ…。
オペラとかリドリーとかいるけど、もう少し味方キャラからマーダー増えた方が面白くなる気がする。
あくまで俺の意見だけど

>>458
このスレですら過疎ってるのに必要ない気がする

461 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 08:49:51 ID:KDg1lkDV0
>>459
誤解と事故と発狂はロワの花だしな

>>450
でも部分修正した作品を投下するためのしたらばは欲しいな
勝手にwikiで修正するってのもなんだし

462 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 12:36:39 ID:2vvWw6NIO
まあ、なんだ。
強制マーダー化のグールパウダーがあるじゃないか

463 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2007/01/24(水) 15:02:08 ID:s+SfxLk50
アリーシャ、ルーファス、ソフィア、シンを予約

464 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 17:00:09 ID:+MY6MEoVO
ついにVP2キタ-!超期待!

465 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 18:39:07 ID:KDg1lkDV0
超期待!
>シン
喪服の準備が要る悪寒

466 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 19:08:39 ID:oSNhJphp0
ソフィアがカマセだろ? 見え見えなんだよw

467 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 19:28:45 ID:bQ9wf+Fq0
シン以外全員マーダーに2000フォル賭けるぜ!

468 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 19:32:53 ID:4ERhrMSb0
むしろシンが対主催になるまさかの展開

469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 19:44:22 ID:KDg1lkDV0
意表をついてルーファウスとシンのうほっ

470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 21:18:45 ID:uShzm+B00
こういうのやった事ないんだけど、書き手として参加しておk?


471 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 21:25:10 ID:KDg1lkDV0
おkおk、全然おk
wikiに目を通すぐらいはして欲しいけどね

472 名前:470:2007/01/24(水) 21:33:32 ID:uShzm+B00
>>471
了解です。wikiもう一度確認してから参加させていただきますね。

一応構成は考えてあるので、ボーマンとアドレー予約させてください。

473 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/24(水) 21:37:42 ID:qBqiNMIX0
>>472
あ、予約時はトリップ必須だよ

474 名前:470 ◆yHjSlOJmms :2007/01/25(木) 00:04:57 ID:0wkNqhkL0
>>472

失礼しました。

では、改めましてボーマンとアドレーを予約で。

475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 04:14:12 ID:BV0sbGg40
>>474
オッサン同士の組み合わせに期待

そしてシンの人気に嫉妬

476 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2007/01/25(木) 16:04:23 ID:Y4wVurTZ0
投下します。

477 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:06:19 ID:Y4wVurTZ0
不規則に並んだ林が生い茂る。静寂が広がる木々の数々。先ほどの出来事がまるでウソのようなぐらいな静寂。
その静寂の中、木に腰掛ける一人の少女がいた。
彼女の名はアリーシャ。ディパンの姫君である。
アリーシャは混乱していた。突然の殺し合いの強要。光の閃光を浴びた少女と首から上が弾けた男の死。
自分の身に何が起こっているのかが分からなかった。でもそれ以上にアリーシャを混乱させることがあった。


私の大切な指輪が無い。指につけていた幸運のお守り。
私の私の指にはぶかぶかだけど、付けているだけで気持ちが安らいでいく指輪。
そして、あなたの温かさを感じることができる。

ルーファス―――あなたに会いたい。

私はあの時死んでいた。


478 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:10:31 ID:Y4wVurTZ0
最後に覚えているのはユグドラシルの頂上。私はルーファスが神になるところを見届けていた。
私たちはオーディンの横暴を止めるため、ここまで辿り着いた。
そして彼が神になろうとした瞬間。オーディンが現れた。

私たちは戦った。それは勝てる見込みのない闘い。結果はオーディンの圧倒的なパワーを見せ付けられただけであった。
戦いはルーファスがオーディンの神技をうけたことで幕を閉じた。

ルーファスが死んだとき、私は彼の亡骸を抱きしめる。
彼の後を追うように、死を受け入れた。
そして、オーディンの手によって、私の生涯は閉じた。

思い出しても、死んでいたはずの自分がなぜ生きているかは分からなかった。
でも、これだけは言える。

―――今、私もルーファスも生きている

その事実は消えない。


アリーシャは記憶の整理をしたことで、気を落ち着かせた。
大切な指輪は無いが、ルーファスが生きていることは彼女に希望を与えた。
落ち着きを取り戻したアリーシャは思い出したかのようにデイパックを探る。

479 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:13:05 ID:Y4wVurTZ0
中に地図、食料、水、照明器具、筆記用具、コンパス、時計、名簿、そしてボーガン、剣と変なメガネがあった。
ボーガンと剣は人目で扱い方は理解できた。しかし、メガネの方は見ただけでは分からない。
アリーシャは中にあった説明書を読んだ。一言一句逃さぬように丁寧に読み上げる。
殺し合いに少しでも生き残れるよう。ルーファスに逢えるよう。

何度も読み返すうちに、支給品の効果が理解できた。
このメガネのような物は覗くと、遠いところでも見渡すことが出来るらしい。
あと、横のスイッチを切り替えると、夜間でも、周囲を見渡すことができる暗視機能付きである。
アリーシャは暗視機能付き望遠鏡を首に掛ける。
そして、ボーガンをすかさず構えられるようベルトに装着し、剣を鞘に納めた。

殺し合いには参加したくないが、少しでも危険から避けなくてはならない。
これで準備はオーケーという面持ちで徒歩を進めようとする。

でも、その前に…

アリーシャは手を突き出して、50メートル先にある岩に光を飛ばす。


480 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:15:17 ID:Y4wVurTZ0
岩は光に当たると結晶に包まれた。そして、結晶化した岩にもう一度光を当てる。
すると、アリーシャは岩と場所が入れ替わった。
アリーシャは振り返り、結晶化させた岩を見た。彼女に安堵が生まれた。

自分の能力である光子が使えること。光子移動がつかえること。それらは、自分を優位に立たせることができる能力だから。
でも、普段より結晶化が薄い。結晶化が解ける時間もいつもより早かった。
無機物ですら、この状態だと、多分、人では、ほんの一瞬、もしくは結晶化できないであろう。
主催者が言っていた制限とはこのことだなと思う。

準備が整った。
アリーシャはルーファスに逢うために足を突き出す。確実に一歩一歩と。

その道中、名簿に載っていた人物に思念を巡らす。


481 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:19:44 ID:Y4wVurTZ0
オーディンの側近である第二級神フレイ。絶対に倒さなければならない存在である。
人間に対して無慈悲だから。確実に殺し合いに乗っているだろう。
これ以上ミッドガルドに私のような悲劇を生まないように。
この殺し合いに悲劇を生まないように。絶対に倒す。

かつては仲間であったが、私たちを裏切ったアリューゼ。粗暴だが、根はいい人である。
しかし、警戒すべき相手である。彼のことだから、主催者の傭兵という名目で殺し合いに参加している可能性がある。
ディパンでの戦い時、神の傭兵という盾で私たちに剣を向けてきた。信用はできない。

ディランとして、私たちと共に戦ってくれた不死者の王ブラムス。彼に会っていろいろと話したいことがある。
ディパン戦いで突然のフレイの参入で結晶化したシルメリアを持ち去ったのか。
何故、シルメリアを助けようとしたのか。そして、何故、シルメリアはあなたを庇って自ら結晶化したのか。
私には分からないことだらけである。

ふと、アリーシャは自分のことで、重要なことを思い出した。
自分が不死者になりつつある体だと。でも、ここに着てから不死者になる気配はまったく感じられない。
不死者化の進行が停まっている。いや、この感覚だと不死者化がなくなっている。
自分のことだから断言できる。

このことはアリーシャに主催者がいかに巨大な力を持っていることが再認識させらせられた。

『絶対に脱出してみせる――ルーファスと一緒に……』

アリーシャは遠くを見つめる。

「ルーファス……いったいあなたは何処にいるの?」


482 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:21:51 ID:Y4wVurTZ0
****

俺は死んでいた。あの時、確実に。
オーディンの神技『スピリチュアルランサー』をまともにくらった俺は体中がズタズタに切り刻まれた。
瀕死になった俺にアリーシャは駆け寄ってきた。彼女の表情は悲しみからかひどく歪んでいた。
俺の痛みをまるで自分のことのように。確実に死に近づきつつある俺に彼女は必死に庇おうとしてくれた。
そんな彼女にオーディンはからくり人形のように刃を振り下ろそうとした。
俺は最後の力を振り絞り、オーディンのグングニルを持った手に矢をお見舞いしてやった。
その瞬間俺の意識が遠のく。最後の輝きを魅せる蝋燭のように。
すぐにアリーシャは俺に駆け寄ってきた。
失っていく意識の中、俺は最後までアリーシャの安否を気遣っていた。
最後に俺は「逃げろ」と言った。「君を守り抜いて…死にたい」と言った。
最後に見たアリーシャの顔は涙に溢れ悲観に満ちていた。

――逃げてくれ

――助かってくれ

それが俺の願いだ。

そこで俺の記憶が途絶える。


483 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:25:14 ID:Y4wVurTZ0

あの後、アリーシャは逃げてくれただろうか。命は助かっただろうか。

……オーディンのことだ。みすみす自分の仇なす奴は見逃すはずは……ないだろう。

守れなかった……アリーシャを守ると誓ったはずなのに。

ルーファスは自己嫌悪に陥った。あれほど、アリーシャのこと心配していたのに、
自分で悪い結果へと考えてしまう自分。つくづく嫌になる。

ルーファスは地面を殴る。それは決意の表れ。

「今度こそはアリーシャを守り抜く!!」
アリーシャにいった最後の言葉。あれは偽りじゃない。俺の本心だ。
たとえ我が身を痛もうとも。自分の命を削ろうとも。心を鬼にしてでも。
そして、アリーシャに嫌われようとも。
俺が絶対に守る。そして、アリーシャをこの殺し合いから生き残させる。
それが俺の出した結論だ。

ルーファスの決意が静かな森を揺るがす。

その瞬間、不意に精霊の森でのできごとが頭に中に霞める。
自分を犠牲にして俺たちをアスガルドに導いてくれたエルフの女性。
あのエルフもこんな思いだったんだろうか。彼女の最後は微笑んでいた。
まるで自分の子供が成長するのを見守る母親のように。
思いの質は違うが、今なら理解できる気がした。

あの時のエルフと同じ思いだと。




484 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:28:23 ID:Y4wVurTZ0
パックの中身はルーファスの決意に呼応したかのような武器が入っていた。
『連弓ダブルクロス』俺が生前愛用していた武器だ。
まあ、本当はウルから奪った武器だけど。今さらながら、どうでもいい。
ルーファスは弓矢を筒に入れ後ろに背負う。
そして、森を駆けた。

アリーシャを探すため。参加者を殺すためにへと。


数十分後、木が生い茂る森に光が灯ってきた。
視界に道が映る。ルーファスはすぐには道を出ず。林に身を隠しながら体を道に乗り出す。
いきなり道に出てはいけない。
もし、参加者がそこにいたならば、相手に気付かれもしたら、自分の身が危険に晒される。
それと、不意を打つにも道を確認してからのほうが効果的だから。
身を乗り出し、道沿いを眺める。

案の定、左側から約1キロ先にこちらへと歩を進める人物がいた。
弓闘士である自分は遠目が効く。だから、ここからでもある程度判別できる。
地図を見る限り、学校に向かっているようだ。


485 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:32:14 ID:Y4wVurTZ0
ルーファスは相手に見えないようにすぐに茂みに隠れた。
茂みの間から少しでも、狙いを定めるめるように。
いつでも、相手に弓を引ける状態に準備をする。

その人物は刻々と近づいてくる。自分が殺されるとも知らないで。
―――900メートル
―――800メートル
―――700メートル
―――600メートル
少しずつ距離を詰めてくる。死のカウントダウンが始まっていることを知らないで。
―――500メートル
―――400メートル
―――300メートル
―――200メートル
相手との距離はほんの僅かだ。この道が自分の死を綴る処刑台の道だと知らないで。
―――100メートル

100メートルに差し掛かったとき。ルーファスは最後の見納めとして、
茂みから少し身を出し、相手の全容を見る。
ルーファスに衝撃が走る。自分が殺そうとしている相手は女の子だった。
それも、アリーシャと同じ位であろう年齢。

少女の服装はピンク色の長袖に、今にもアレが見えそうなぐらい短いスカート、
黒くて派手なニーソックス。髪の毛はロングヘアーをなびかせ。
顔は童顔でかわいらしい。目は大きめで、栗のようにくりっとしていた。



486 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:35:18 ID:Y4wVurTZ0
なぜか、アリーシャと重ね合わせてしまう。
長い髪の毛。幼さが残る顔。大きな目。
アレが見えそうなぐらい短いスカート。ニーソックス。
ほんの少し外見が似ている。
あえて、相違点を挙げるとするならば、プロモーションが断然あちらのほうがいいことだ。

特に胸が……

ルーファスは駄目だ駄目だと顔を横に振る。
自分はアリーシャ一筋だ。それに、アリーシャには。

むっちりとした太ももが……

と、自分でもよく分らないフォローをいれる。

ルーファスは考えが変な方向へと脱線したので、真剣な顔つきになり、本来の目的の戻る。
相手を殺すことに。
少女はだんだんと――90と――80と――……――30メートルと距離を縮める。

ルーファスは気付かれないように、弓を構える。


487 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:37:29 ID:Y4wVurTZ0

――20メートル
――10メートル
ここまで来ると、相手の表情も完全に確認できるようになった。
少女の表情は暗かった。こんな状況のさなか無理もない。不安でいっぱいであろう。
この距離からも当てることは可能だが、確実に狙いを定めるため。自分の正面に来るのを待つ。

そして、カウントダウンが始まる。
―9メートル
―8メートル
―7メートル
矢を装着し、弓を引く。弦がぎりりとしなった。
狙いを頭へと定めた。せめてでも、少女が苦しまないように。痛みを与えず、そのまま死へと向かわせるため。
―6メートル
―5メートル
―4メートル
少女が近づくにつれて心臓の高鳴りが大きくなる。
―3メートル
―2メートル
―1メートル
自分の真正面に現れる。相手は自分に気付いていない。殺るなら今だ。

そして、ルーファスは手に持っていた矢を……

**


488 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:40:42 ID:Y4wVurTZ0
そこには、一人地面に打ちひしがれる男がいた。


俺は…いったい何がやりたいんだ。

あの後、俺は少女に向けて矢を放とうした。でも、出来なかった。
手を離そうとした瞬間。アリーシャの笑顔がよぎった。頭の中でほんの一瞬だけ。
アリーシャはいつも悲観的な表情が多い。でも、浮かんできた彼女は微笑んでいた。

俺は手が離せなかった。

その後、少女は―1―2メートルとだんだんと離れていった。

誓ったはずなのに。心を鬼にしてでも。修羅の道を歩もうとも。
アリーシャを最後まで生き残させると誓った。
それなのに、俺の決心はそんなものだったのか。
ただ相手がアリーシャと同じ位の年代の少女であるだけで俺の決心は揺らぐのか。

……なんて弱い決心だ


489 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:43:02 ID:Y4wVurTZ0

「へっ、あんな奴。ほおっておいても、どうせ一日も持たないさ」
と、心とは裏腹の言葉を吐く。そんなことを言おうが心は晴れなかった。


ルーファスは一旦森に戻ることにした。道に出る気が起こらなかった。
そこは、自分を打ち砕いた場所だから。
気持ちが億劫になる。

すると、突然遠くのほうで微かだが、女性の叫び声が聞こえた。
声は先ほどの少女が進んでいった方向から届いていた。

ルーファスは何事だと思い、道に身を乗り出す。
200メートル先で先ほどの少女が人より一回り大きい翼を生やした魔物に襲われていた。
「おいおい、あれも参加者かよ」
ルーファスは苦を漏らした。
自分が目指そうとしていることは遥かに遠く高い頂だと認識させられる。

少女と魔物は追いかけっこをしている。
鬼は魔物で、少女は逃げる側。
魔物は翼を羽ばたかせ、飛行しながら少女を追いかけている。
その気になれば追い抜かせそうなのにそうしないように見える。
その顔は笑顔でひどく歪んでいた。殺し合いを楽しんでいるようだった。
一方少女は、息を切らせ、今にも泣き出しそうな表情だった。
かわいらしい顔は最初に見たときよりもとても歪んでいた悲壮に満ちていた。

490 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 16:50:23 ID:BnbuMbm00
回避とかいる?

491 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:51:30 ID:Y4wVurTZ0

少女は元に来た道を引き返して、俺のほうへと戻っている。
林に逃げ込めよと思う。無我夢中なのだろうか。こちらに近づいてくる。

ルーファスは先ほどの茂みに身を潜めた。斜め後ろから事の成り行きを見守っていた。
ついに自分と少女と魔物の距離は10メートルになった。
少女の走る速度が明らかに遅くなっているのが感じられた。足はすでに悲鳴を上げている。
少女に限界がくる。ふらふらになった足は転倒という形で表れる。

魔物はつまらなさそうに語りかける。
「鬼ごっこはもうおしまいですか。意外と呆気なかったですねぇ。
 もう少し遊戯に勤しみたかったのですが……お嬢ちゃんが御気に召さないなら仕方がないでしょう」

少女は疲労と恐怖から言葉を発さない。尻餅をついた彼女の後姿はとても震えていた。

「おや…震えていますねぇ?そんなに怯える必要はありませんよぉ。一瞬で楽にしてあげますから」

「こ、怖くないもん。あなたなんか杖さえあれば、コテンパンにしてやるんだから」

「そうですか。杖があれば私を屠ることができるというのですか?おもしろいですねぇ。
 夢を語るのは止めて、そろそろ現実を見たほうがよろしいのでは」

魔物は手の平に魔力を集めだした。
そして……魔物は少女に集約した魔力を振り下ろそうとした。
「いやーー!!フェイトーーー助けてーーー!!」


――あの時と似ている…


ユグドラシルでの出来事と…――――同じだ!!



492 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:54:55 ID:Y4wVurTZ0

突然、脚が地を蹴る。

「止めろーーー!!」

ルーファスはそう叫ぶと同時に、無意識に道に駆け出していた。
そして、魔物の頭めがけ弓を引く。身体が自分のものではないように勝手に動き出したのだ。

(何をやっているんだ俺は……参加者が減るチャンスだったのに…)
ルーファスは自分の体が思っているのと反対の行動に出たことに戸惑いを感じた。
そんな行動に出ても、頭は意外なほど冷静であった。もう、どうにでもなれ。

魔物は突然の来訪者からの攻撃を防ぐため、少女への攻撃を中断し防御にまわった。
恐ろしいほどすごい身体感覚で矢を手で防ぐ。

「少々驚きました。いきなりの飛び入りとは…穏やかではありませんねぇ。
 だが、頭を狙うつもりだったようですが。的が外れたようですなぁ」
「へ、それはどうかな、手を見てみろよ。もうその手は使いもんにならないぜ」
魔物は自分の手に目をやる。そこには凍りついた手があった。

「片手一つ潰したぐらいで、いい気にならないで欲しいものです。
 しかし…まあ、これで丁度良いハンデができたってことですかねぇ」
「ここまでは予定通りさ。まだ、俺の攻撃は終わってないぜ」



493 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 16:57:51 ID:Y4wVurTZ0
ルーファスは不敵の笑みを浮かべると同時に、魔物に雷撃が降り注ぐ。
魔物は思わぬ攻撃に全身に雷撃が浴びせられ、バランスを挫き、地面へと叩きつけられた。
「な、何だと…いつの間に!?」

あの時、ルーファスは魔物の頭に氷の魔力を込めた矢『フリージングランサー』を放った後、
相手が矢に気を引いている間に、すかさず上空に雷の魔力を込めた矢を放っておいたのだ。

「『サンダーフォール』って言うんだ。覚えておきな」

(一対一では、分が悪い…逃げるか……)

弓闘士は本来後方で戦い。補助的な役割が主である。
このまま一人で戦闘を続ければ、最終的に自分が殺られてしまう。
それに、不意を付いたから命中しただけで。あの俊敏そうな化け物では避けられるのが目に見えている。
アリーシャを生き残すためにも、死ぬわけにはいかない。

ルーファスは突然の戦闘で呆気に取られている少女に駆け寄った。少女はぽかーんと口を半分開けていた。

「おい、走れるか?あいつはあれぐらいじゃ。死んでいない。逃げるぞ」

突然ルーファスに声をかけられた少女ははっと気を取り戻し、走れないと顔を横に振る。
「ち、仕方ない」
「きゃっ」
ルーファスは疲労で動けない少女抱きかかえる。後ろに矢筒を背負っているので。
仕方なくお姫様抱っこで少女を運ぶことにした。少女は恥ずかしいのか。
視線を落とし、頬を赤らめる。その反応に、ルーファスも少し恥ずかしくなった。

ルーファスは少女と森の中へと入り込む。あの魔物から巻くため。
その最中、ルーファスは気持ちがへこんでいった。

(俺って…本当に何やってんだろう……)


494 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 17:00:12 ID:Y4wVurTZ0
【F−7/朝】

【アリーシャ】[MP残量:98%]
[状態:正常]
[装備:肢閃刀@SO3・ボーガン@RS・矢×30本・暗視機能付き望遠鏡@現実]
[道具:荷物一式]
[行動方針:ルーファスと一緒に脱出する。自衛でも、殺し合いはしたくない。
脱出の手立てはルーファスに会ってから考える]
[思考1:ルーファスを探す]
[思考2:フレイを倒す]
[思考3:ブラムスに会って事の真相が聞きたい]
[現在位置:南東の林]


【D−5/朝】

【ルーファス】[MP残量:80%]
[状態:自己嫌悪 今後の行動方針についての迷い]
[装備:連弓ダブルクロス@VP2・矢×36本]
[道具:クラップロッド@SO2・荷物一式]
[行動方針:アリーシャを最後まで生き残させる。最後の二人になったところで自害する。
心を鬼にして参加者を殺すつもりが、ソフィアを助けたことで戸惑い気味]
[思考1:アリーシャを探しだし、守り抜く]
[思考2:魔物(シン)から逃げる]
[思考3:この娘(ソフィア)をどうしようか?]
[現在位置:林]

【ソフィア・エスティード】[MP残量:100%]
[状態:恥ずかしい 全身に中程度の疲労 足の疲労は大]
[装備:フェアリィリング@SO2・アクアリング@SO3]
[道具:荷物一式]
[行動方針:ルシファーを打倒。そのためにも仲間を集める]
[思考1:フェイトに会いたい]
[思考2:今のところ目の前にいるハンサムな男の人(ルーファス)の指示に従う]
[思考3:自分の知り合いを探す]
[思考4:ブレアに会って、事の詳細を聞きたい]
[現在位置:林]

【シン】[MP残量:100%]
[状態:右手にケガ+重度の凍傷 翼と体に火傷 翼膜に穴]
[装備:トライエンプレム@SO]
[道具:???←本人確認済み・荷物一式]
[行動方針:殺し合いに勝つ。進んで参加者を殺す]
[思考1:追いかけるのを止める]
[思考2:いつか必ず自分に屈辱を与えた人間(ルーファス)を殺す]
[思考3:ガブリエルとミカエルとの戦闘は避ける]
[現在位置:道沿いを移動中]


495 名前:終着点の違う二人:2007/01/25(木) 17:03:54 ID:Y4wVurTZ0
*光子は撃つたびに魔力を1%消費します
*ルーファスとアリーシャの加入時期はユグドラシルのオーディン戦です。
 ちなみにレザードが介入していない正史ですので、レザードのことは知りません
*ルーファスとアリーシャはアリューゼのことを警戒しています
*シンは翼膜に穴が開いたために飛行できなくなりました

アイテム説明

【暗視機能付き望遠鏡】
覗くことで遠くを展望できるアイテム。
横のスイッチを切り替えることで、夜間でも周囲を見渡すことできる暗視機能付き。

【肢閃刀】
アルベル専用の刀。
本編の終盤、シランドにいるルミナ嬢から購入できる。それなりに高性能な刀。

【ボーガン】
ガウェイン専用の武器。
ガウェインが遠距離でもいかに効率的に戦うことが出来るかと考案した結果。この武器である。

【連弓ダブルクロス】
ルーファス専用の弓。高度な技術により、矢の連続発射を可能にした弓
本編で、神々がディパンに攻めてきた時、アリーシャたちが王家の地下道を使いディパンに行こうとしたとき、
待ち伏せしていたアース神族ウルから奪った弓。

【クラップロッド】
セリーヌ専用の杖。
杖全体に刻み込まれた紋章によって触れるだけですさまじい衝撃を与えることが出来る魔法の杖。魔力はほとんど無い。

【フェアリィリング】
身に付けていると魔力の消費が通常の半分に抑えられる。
強力な魔力を秘めた指輪。

【アクアリング】
水色の宝石が飾り付けられた指輪。
・水属性魔法の威力を30%アップ
・水属性の技を半減

【トライエンプレム】
どこぞの神様の紋章を真似た模造品。
効果?そんなもんはねえ。


496 名前: ◆ZhOaCEIpb2 :2007/01/25(木) 17:05:46 ID:Y4wVurTZ0
投下完了しました。
アリーシャとルーファスの設定がややこしいですので
反対の意見がいっぱいあれば
修正または破棄も考えています。
あと、VP2の正史のアリーシャとルーファスの死因は
ユグドラシルのオーディン戦であっていますよね?



497 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 18:05:06 ID:Ubn8kEdm0
>>496
>あと、VP2の正史のアリーシャとルーファスの死因は ユグドラシルのオーディン戦であっていますよね?
開発者はそういってるね。攻略本で。
あとルーファスがソフィアを助けた理由がアリーシャと重ねたのはGJです。

498 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 21:41:31 ID:BnbuMbm00
アイテム説明まで書いて乙。
申し訳ないことにVP2は分からないが、何となく二人がどんなキャラかは分かった。
シンは死ななかった事以外は予想通りだったw

499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 22:25:48 ID:DmdJNAGs0
VP2クリアした俺でもアリーシャとルーファスのことはよくわからんかった

500 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 22:34:19 ID:qx9QrwPTO
GJ!
アイテム補足されると某ロワの書き手なのかなと思ってしまうw

VP2知らないしSO3もよく知らないからあんままともな感想つけれんけど、シンに期待が持てそうだ
心からGJ


そろそろ現在地更新した地図がほしくなるなぁ

501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/25(木) 22:39:59 ID:Ay+/SFPW0
>>496
投下乙
VP2知らないけど、ルーファスがお人好しということは解った。
この手のキャラが好きなのでルーファスを応援。VP2知らないけど。

502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 06:07:47 ID:GT90UVLH0
なんとなく思ったんだけど、ヴォックスが所持してる透器エーテルフローズンと
神器エーテルフローズンは別物?
一応神器の方もフレイ落としてたよね。

503 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 07:46:03 ID:KC3MTpYw0
>>502
ん?そんな記述はないが?
落し物は石化したフォースソード一本のはず
エーテル・ストライクは技名だよな?

504 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 08:44:56 ID:GT90UVLH0
>>503
>>444に載ってるヴォックスの道具でエーテルフローズンってあるから、
SO3でフレイが落とすエーテルフローズンとVPでフレイが使うエーテルフローズンは
別なのかなって。ちょっとした疑問。

505 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 09:01:15 ID:Ust6k8ih0
>>500
おk、作ってくる

506 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 15:11:24 ID:KC3MTpYw0
>>504
勘違いスマソ
たぶん同じじゃないか?
どちらにしろ鈍器とは書いてあるし形はロッド状だと予想。

ついでに投下↓

507 名前:スレ違わない?交差点:2007/01/26(金) 15:12:29 ID:KC3MTpYw0
「どうすれば………いいのでしょうか………………」
少女の口から、重たく深い溜息とともに小さく呟きが漏れる。
今の状況と昨日の記憶とがどこまでも噛み合わない。
少女は何故こうなったのかを考えるため、再度自分の記憶を辿る。

昨日はいつもと同じ一日だったはずだ。
朝起きて教団に行った後、神に祈って修行をして、
日が暮れたら家に帰って遅くならないうちに寝た。
いつもと違うことなど何も無かった。
変わったことといえば

私に向かって蹴りつけてきたジャックさんに
ゴドウィン様直伝の技の数々を見せて差し上げたのですが………
いえ、それが原因とはさすがに思えませんし。

少女はなおも記憶を探るが今の状況の原因となりそうなものは
どうしても見つけられない。
「ゴドウィン様もおられませんし、
 やはりここは……神に祈ってみるのが一番でしょうか……」

ひとまずすることを決めた少女は
普段の心の拠り所としている神に祈るべく持っていたリュックを地に下ろし
目を閉じて、手を組んで、膝を突く。
そして一心に神の姿を思い浮かべて祈り、この悪夢に対してどう立ち向かえばよいか答えを求める。



508 名前:スレ違わない?交差点:2007/01/26(金) 15:13:41 ID:KC3MTpYw0
エルウェンは焦っていた。
いきなり薄暗い部屋で殺しあうよう言われ、
そのまま知らない場所へと移動させられたのだから無理も無い。
だがしかし彼女が焦っているのはそんな理由からではない。

移動させられ、戸惑ったものの道具などを確認した後で、
まずは情報を得るため他の参加者と接触しようと彼女が歩き出した直後
山の山頂付近で爆炎があがり煙を上げる。
何者かが争いあっているのに違いない。
「命を握られたからといって、いいように争わされるなど愚かなっ」
そう言って彼女は山へと向かって駆けだした。

どれほど走ったろうか、それなりに長い距離を走ったはずだが彼女は息一つ切らせていない。
長年に渡って分厚い鎧を着続けてきたおかげか、鎧を着てない今は
かなりの速度で走ることができるし、スタミナについても問題ない。
だが焦っていたせいか、走り続ける彼女は気づかなかった、
いや焦ってなどいなくとも彼女は気づけなかったかもしれない。
木陰に一人、ひっそりと祈り続ける少女を………


509 名前:スレ違わない?交差点:2007/01/26(金) 15:15:07 ID:KC3MTpYw0



少女が、長い睫を震わせ目を開ける。
組んでいた手を開き、立ち上がる。
祈りはそう長くは続かなかった。
集中力が切れたわけではない、
祈ったところで神が答えをくれるのか不安になったわけでもない。
いや、それならばどんなにか良かったろう。
彼女は知ってしまったのだ、神の望みを。

即ち、これは神が与えたもうた試練であると
神はこの悪夢の中で自分の信仰心を試されているのだと
ならば初めに薄暗い部屋で説明をしていたのは神の使いではないだろうか。
少女は己の内で答えを導き出す。
そしてそれこそが神が自分に望むことと信じる。
ならばリュックに収められていたあれらはきっと
この試練を乗り切るために神が私に用意されたもの
「そうですね、神が意味の無いことをなさるとは思えません。
 このような残酷な行いもきっと何かしらの理由があってのこと、
 私はただ神に従うのみ……」

決意を固めるように口の端を持ち上げ微笑みを浮かべる。
神の意思を実現するため、少女は一人歩き出す。
けれども、その微笑はどこか儚げにもみえた。


ああ、この運命の交差点、もし彼女達が出会っていたならば、
未来はまた違ったものへとなったのだろうか。


510 名前:スレ違わない?交差点:2007/01/26(金) 15:15:57 ID:KC3MTpYw0
【F−4/朝】
【エルウェン】[MP残量:100%]
[状態:正常、むしろ鎧が無いので調子が良い]
[装備:無し]
[道具:???←1〜3個 本人確認済み、荷物一式]
[行動方針:主催者についての情報収集]
[思考:山頂へ急ぐ]
[現在位置:F−4 北東部山中]

【F−4/朝】
【ミランダ】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:無し]
[道具:時限爆弾@現実、パニックパウダー@RS、荷物一式]
[行動方針:神の御心のままに]
[思考:他の参加者を探す]
[思考:直接的な行動はなるべく控える]
[現在位置:F−4 中部街道沿い]

511 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 15:19:57 ID:KC3MTpYw0
投下完了。
矛盾その他問題点あればご指摘ください。
エルウェンの鎧は多分全身で30kgはあるんじゃないかと予想。
>>505さん
地図作成よろしくたのんます。

512 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 15:50:20 ID:Ust6k8ih0
春休みは暇だから早速作ってきたぜ!
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/79.jpg
エリア内の場所は適当なんで各々解釈して下せえ。
(例えばフェイトがアーチェより北にいるけど、北に向かったとは限らない、みたいな)

>>511
投下乙でした。
何かタチの悪そうなタイプのマーダーが誕生したなw
この手の奴は殺人に罪悪感が無いから困る

513 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 15:57:40 ID:Ust6k8ih0
よっしゃを入れ忘れていた…こっちで
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/80.jpg

514 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 16:15:04 ID:ZXccctbMO
>>511
何という無謀…
セリーヌ達は逃げたというのに自ら危険に飛び込んでいった
このエルウェンは間違いなく死亡フラグ

>>513
乙。
こう見るとミラージュとガンツ四面楚歌だな、周りマーダーだらけだ。ロキのコイントス次第ではえらい事になるぞ
ブレアも来そうだし鎌石村やばいぞ

515 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 17:37:20 ID:FU42KgVh0
>>511
GJ!
エルウィン……無茶しやがって……
この子の武器が拡声器だとしたら死亡は鉄板になるなw

>>513
GJ!
前回はオワタオワタ言われてたクリフが超安全圏にいるなw
洵とリドリーは周りに人少ないからマーダーなのに書かれないまま昼行けそうだw
ブレアは村行く前にエイミ&変態コンビか波平と遭遇しそうだな

516 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 19:32:45 ID:Ust6k8ih0
wikiの現在地が見れないんだけど、俺だけか?
地図作者だし俺は見れなくても別に構わないんだけど

517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 19:46:45 ID:0xVwsJLG0
しかし、ネタにするのが難しいアイテムばかりが増えていくな。それを意外な場所で活躍させるのもロワの醍醐味だが
フェアリィリングやトライエンプレムの使い道とか、謎過ぎる・・・

正直、後の逆転要素とか、話のネタとか脱出のキーアイテムを混ぜ込む余地とかのためにも
なんとなくアイテムを追加するくらいなら不明枠を大切にしてほしいと思う今日この頃

もちろん、後々使い道が無くても、登場時の話が面白ければ問題ないけどねb ヅラとかヅラとかヅラとか

518 名前: ◆yHjSlOJmms :2007/01/26(金) 19:50:07 ID:FRFgzmKb0
ども、アドレーとボーマンを予約したものです。
力作が2つも投下されているので気後れしてますが投下させていただきます。

519 名前:二人の父親:2007/01/26(金) 19:56:17 ID:FRFgzmKb0
「ふう〜。」
男――アドレー=ラーズバード――は、ため息をつきながら近くにあった石に腰かけた。
「あやつは間違いなくわしらで倒したはずなんじゃがな。しかも殺し合いをしろじゃと?
気付いたらこんな所におるし、まったくわけがわからん。」
そうつぶやき周りを見渡すと、支給されたデイパックが目に留まった。
今のままでは埒が明かないので、とりあえず中身を確認した。
「ふむふむ、地図にペンそれにこれは...」
アドレーは、名簿を手に取って中を開いた。
「フェイト殿に、マリア殿、アルベルのやつまでおるのか...。」
一人、一人名前を確認していくと、ある一人の名前で表情が凍りついた。
「ク、クレアまでおるのか!!」
――クレア=ラーズバード、アドレーの最愛の娘の名だ。彼は娘を溺愛していた。
どれ程かというと、彼の背中には彼女の似顔絵の刺青が刻まれている。――
アドレーは、頭を抱えなら勢いよく立ち上がった。
「こうしてはおれん!一刻も早くルシファーのやつを倒さねば!!
ワシの、ワシのクレアの身に危険がーーーー!!!」
荷物をまとめながら地図を眺めた。
(ここから南に村があるようじゃな。きっと誰かがいるはずじゃ。ひとまずはそこを目指すかの。)

ドサッ

「どうやらこれも支給品のようじゃな。」
デイパックから何種類もの植物とすり鉢とすり棒が出てきた。
「そういえば小腹がすいていたところじゃった。こんな草でも腹の足しになるじゃろう、腹が減ってはと言うしの。」
そう言うと手に持った草を一口食べた。

モッサモッサ

「うむ、意外といけるな。」
道具の説明書に目を向けながら別の草も食べだした。

モシャモシャ。

「どうやら調合用の薬草が一通りそろっておる様じゃな。
ワシは調合とか細かい作業は苦手じゃから非常食にでもするかの。」

ドサッ

急に力が入らなくなりその場でうつ伏せに倒れてしまった。

カサッ

デイパックからアドレーが最初に口にした植物の説明書が出てきた。
――トリカブト。キンポウゲ科トリカブト属の多年草食べると嘔吐や下痢・呼吸困難などから死に至ることもある。――

(すまないクレア。どうやらパパはここまでの様だ...。
お前をこの手で守ってやれることができなかったのが心残りだ...。
お前の父でワシは幸せじゃったよ。
フェイト殿、クリフ殿、誰でもいい娘を、クレアを.たの..む...。)


520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 19:56:25 ID:KC3MTpYw0
ノシ
地図更新乙です。
>>513のは見れるんですが自分もwikiのが見れません。

521 名前:二人の父親:2007/01/26(金) 19:59:41 ID:FRFgzmKb0
「まったく、どうなてるんだこりゃ?」
ボーマン=ジーンは額に手を当てながらつぶやいた。
(OK、状況を確認しよう。
いきなり見たことのない部屋につれてこられたと思ったら、
目の前でなぜか生きてたルシフェルが殺された。
んでもって気づいたらこの神社の社の中にいて、
外に出てみたはいいものの変なおっさんが倒れてたと。)
額に当ててた手で頭をかきながら更に考えた。
(おそらくだが、
このおっさんは俺と同様この島に連れてこられたやつだろう。しかし...)
ボーマンが気になったのはその男の姿だった。
上半身は服を着ておらず、その体は立派な筋肉に覆われている。
手に握られているのはかじったあとのあるトリカブト、
そして何より目を引いたのは男の背中に彫られた刺青だった。
(...。女の子の顔だな、こりゃ....。)
しかも満面の笑顔だ。
(この状況に絶望して服毒自殺でもしたのかね?)
(まぁ、この仏さんには悪いが何かに役立つかもしれないし荷物はいただいてくか。)
地面に転がっている荷物に手を伸ばそうとしたその時。
「うっ、うう..。」
男がうめき声を上げた。
(まだ、生きているのか?)
そう思った次の瞬間には体が動いていた。
医学に携わる者として目の前の救えるかもしれない命を見捨てることができなかったのだ。
(確か荷物を確認した時に...。)
デイパックを漁る手が目的の物(アクアベリー)を掴む。
(支給されたアイテムがこれだけだった時は、正直がっかりしたがこうも早く役に立ってくれるとはな。)
ボーマンは男にアクアベリーを食べさせた。
みるみる男の顔色が良くなっていく。
(どうやら間に合ったようだな。)



522 名前:二人の父親:2007/01/26(金) 20:01:38 ID:FRFgzmKb0
「ここは...。ワシはたしか...。」
アドレーは上半身だけ起き上がって周りを見渡した。
(天国にしては殺風景な場所じゃな。)
「おっ、気がついたか?」
急に背後から男の声がしたので身構えた。
「おいおい、仮にも命の恩人にその態度はないんじゃないか?」
ボーマンは両手を軽く上げ、手をぶらぶらさせて武器を持ってないことをアピールした。
「命の恩人?」
アドレーはなおも警戒しながら聞き返した。
「そう、とりあえずいきさつ説明したいんだが、その拳はしまってくれないか?
あんたみたいなのに殴られたら一発でKOだからな。」
そう言われるとアドレーはボーマンの顔を見つめた。
(どうやら危険なやつではなさそうじゃな。)
そう思うと警戒を解いて手ごろな石の上に腰掛けた。
ボーマンもそばにある石に座っていきさつを話し出した。



「――――と、言うわけで俺はあんたになけなしのアクアベリーを食わせてやったのさ。」
アドレーはボーマンの話を聞き終わえると。
「そうじゃったか、まさにお主はワシの命の恩人のようじゃな。
ワシの名はアドレー、アドレー=ラーズバードじゃ。」
そう言いつつ笑顔で右手を差し出した。
「ボーマン=ジーンだ、よろしくな。」
ボーマンも右手を差し出し握手を交わした。


523 名前:二人の父親:2007/01/26(金) 20:04:00 ID:FRFgzmKb0
「ところでお主もルシファーにこんな所に連れてこられたのか?」
「ルシファー?」
どこかで聞いたことのある名前だったが、顔が思い浮かばなかったのでボーマンは聞き返した。
「なんと?やつと面識のないのにここにおるのか?
ここに来させられる前に、銀髪の男と黒髪の少女を殺したやつじゃよ。」
「あいつか...。」
ボーマンはあの薄暗い部屋での出来事を思い出した。
「どうやらワシの仲間もここに連れて来られているようなんじゃよ。」
アドレーは名簿のフェイトの欄あたりを指しながら言った。
まだ名簿を確認していなかったことを思い出したボーマンは参加者の名前を確認した。
(クロード達までいやがるのか、それにミカエルにガブリエルまで!?)
他の名前は聞いたことのない名前ばかりだったが一人気になる名前が目に留まった。
「このクレアってのは、あんたの奥さんかなんかかい?」
ボーマンは名簿のクレアの名が書かれているところを指しながら尋ねた。
アドレーは良くぞ聞いてくれたと言わんばかりの満面の笑みを浮かべながら答えた。
「クレアはわしの娘じゃ。どこに出しても恥ずかしくない娘じゃよ。ホレ」
アドレーはボーマンに背を向けると刺青を指しながら続けた。
「彫士に頼んで娘の似顔絵を彫ってもらったんじゃよ。ワシに似ず可愛らしい顔をしておってのぉ。」
「ハハッ」ボーマンは少し乾いた笑いを返した。


524 名前:二人の父親:2007/01/26(金) 20:07:46 ID:FRFgzmKb0
「どうした?なにか言いたそうじゃの?」
ボーマンの微妙なリアクションを見てアドレーは尋ねた。
「いや、うちにも娘がいてな。今頃心配しているだろうなと思ってな。」
表情は笑顔だが、何かを考え込んでいるような表情で答えた。
「そうか、そうか。どうやらワシらは似た者同士な様じゃな。
なら尚更こんなわけのわからんゲームで死ぬわけにはいくまいて。」
アドレーは勢いよく立ち上がりボーマンに尋ねた。
「お主はどうするつもりなんじゃ?
ワシは仲間と合流し今一度やつを倒そうと思っておるんじゃが。
ワシとしてはお主がいてくれれば心強いのじゃが。」
「倒す?ルシファーとかいうやつを?勝算は?」
正直あのルシフェルが手も足も出せなかった男に勝てる気がして無かったボーマンは尋ねた。
「うーむ。一度倒したとは言ってもあの時は武具も整っておったし
何よりこんな物騒な物を首につけていなかったからのぉ。」
アドレーは自分の首に付けられてる首輪を指しながら答えた。
「まぁ、わしの仲間にこういった物の扱いに長けた者もおる。きっと何とかなるじゃろう。」
先ほどから元気のないボーマンを励ますよう語りかけたが尚も表情は暗い。
「ホレ、娘に会いたいんじゃろ?
ならこんなところで立ち止まっているわけにいかんじゃろ!」
そういうとアドレーは石に腰かけているボーマンに手を差し出した。
ボーマンはそれを見上げて決意したように答えた。
「あぁ、あんたの言うとおりだ。
俺はニーネとエリスの為にも必ず生きて帰らなければないんだよな!」
そう言うと、差し出された手に掴まり立ち上がった。
「そうそう!その意気じゃ。地図によるとここから西のほうに村がある。
そこに行けば誰かしらがおるはずじゃ。」
そう言いコンパスを確認しながら歩き出した。


525 名前:二人の父親:2007/01/26(金) 20:14:55 ID:FRFgzmKb0
「アドレー。」
ボーマンに呼び止められたアドレーは振り返った。
ボーマンの手にはピンポン玉をもう一回り小さくしたサイズの玉があった。
「これは、秘仙丹といって俺の調合した丸薬だ。多少だが体力回復の効果がある。
また変な草を食って倒れられても困るしな。腹の足しにでもしてくれや。」
ボーマンは丸薬をアドレーに手渡し歩き出した。
「これはこれはかたじけない。それでは早速いただくとしようかの。」
アドレーはもらった丸薬を一口で飲み込んだ。
「うむ、なかなかうま」
爆発音が鳴り響きアドレーはそれ以上の言葉を発することなく爆散した。
自慢の刺青とともに上半身が飛び散り下半身だけが力なく地面に転がった。
ボーマンが手渡したのは秘仙丹ではなく破砕弾だったのだ。
ボーマンはアドレーがいたところに歩み寄って悲しげにつぶやいた。
「悪いなアドレー。あんたは俺とあんたは似ていると言っていたがそれは違う。
俺は今の状況をあんたほど楽観視できない。確かにこんな殺し合いなんて馬鹿げてる。
だが、あの男に勝ち目のない戦いを挑むことはもっと馬鹿げている。
家族の元へ帰るにはこの方法しかないんだ。」
自分の作った薬で人を殺めた事が彼の心を傷めていた。
(おいおい、しっかりしろよ。これから先はクロード達も場合によってはこの手で殺さなければならないんだぞ。)
ボーマンはそう心の中で自身を励ますとアドレーのデイパックを拾い上げその場を去った。

【E-02/昼】
【ボーマン=ジーン】[MP残量:80%]
[状態:正常]
[装備:なし]
[道具:調合セット一式+荷物一式*2]
[行動方針:最後まで生き残り家族の下へ帰還]
[思考1:人を殺したことを気に病んでいる]
[思考2:できればSO2の仲間たちとは会いたくない]
[現在位置:E-02]

【アドレー 死亡】
【残り55名】
[備考1]:MPは、破砕弾を使用したために消費しています。
[備考2]:調合用薬草ですがマンドレイク*1、ローズヒップ*1、
     アルテミスリーフ*1トリカブト(食いかけ)*1となってます。
     アセラスとラベンダーは回復薬やリザレクトボトル系の材料になるので
     アドレーが食べてしまったことにしてます。


ボーマンの特技の丸薬系は非戦闘時にMPを消費してストックしといて、
戦闘になったらそれを使う形がいいかと思いましたがどうでしょう?
何も無い空間から戦闘中に作るのも不自然でしょうし。


526 名前: ◆yHjSlOJmms :2007/01/26(金) 20:22:02 ID:FRFgzmKb0
投下完了です。
ボーマンの特技の件ですがあくまで提案です。

自分はSO2でのICによる調合を妄想しております。
要望があれば上の材料の組み合わせと完成品のリストは書き込もうかと思います。


527 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 20:27:34 ID:KC3MTpYw0
>>526
乙&GJです。
自分はSO2は知らないので何とも言えませんが
途中お邪魔してしまってようですいません。

528 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/26(金) 20:41:16 ID:AsWsvgTA0
>>526
GJ!
ボーマンマジ外道

アシュトン、プリシス、アリューゼ、ノートン先生を予約します

529 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/26(金) 21:43:51 ID:Ust6k8ih0
ボーマンゲーム乗ったか!正直彼がゲームに乗るとは思わなかったから意外だった

>>528
先生の遺影用意しながらwktkしてる

530 名前:496:2007/01/26(金) 22:48:34 ID:8sTyBPbq0
>>526
投下乙
超以外だった
マジでボーマンが鬼畜
>>513
地図の更新乙

アイテム説明が微妙に好評?だったので
新しく追加
【護身刀"竜穿"】
ネル専用の二対のダガー。小さいダガーと大きいダガーの二つに分かれている。
聖王国シーハーツの施術の粋を集めて作り出された魔剣。
ちなみに、ネル父親ネーベル・ゼルファーの形見の品。

 【魔杖サターンアイズ】
ソフィア専用の杖。
夢魔の紋章が飾られた杖。
なお、本編で手に入る最強の杖だが、作成できるクリエイターがボイド(最も仲間にするのが難しいキャラ)であるため。
ほとんどの人がお目に掛かることのない地味な杖。

 【スーパーボトル】
服用することで石化状態になる薬物。

 【スターネックレス】
装備者を饒舌にする不思議な力を秘めたネックレス。

 【セブンスレイ】
オペラ専用のランチャー型のフェイズガンであるコスモライフル。
ちなみに、虹を作ることができるらしい。

 【パラスアテネ】
あらゆる災厄から使い手から身を守るという伝説の盾。
全属性(無属性を除く)の耐性を誇る。

 【ミトラの聖水】
不死者を浄化することができる聖水。
・不死者に大ダメージ

 【フェイトアーマー】
とあるサーガで、神殺しの宿命を背負った戦士が身につけていた鎧。
・自然治癒力上昇
・水属性耐性

 【スタンガン】
暴漢などの相手に電気ショックを与えることができる護身用具。

 【サイキックガン】
チサト専用のスタンガン。
チサトが改造に改造を加え、出来上がった本編最強のスタンガン。
その威力は十賢者にも、通用するので護身の域を超え、もはや殺人用具になってしまった。

 【アービトレイター】
ジャックの父(ケアン・ラッセル)が愛用していた剣。
裁定者という意味を持つ剣。

531 名前:自転車マスターがゆく:2007/01/27(土) 00:26:19 ID:o5X+03Xc0


自転車マスターであるロキが街道をはしりゆく。
ママチャリに乗りながら颯爽と風を切り鼻歌を歌うその姿はまさしく、上機嫌といったところか。
「ふんふふ〜ん♪、人間の使う乗り物もなかなか悪く無いじゃないか、
 この戦いが終わったら神界に持って帰るのもいいかもしれないな」
そう言いながらも自転車は風を切り走り続け、時折チリンチリンとベルの鳴る音がする。
その澄んだ音にロキはなおも上機嫌に呟き始める。
「方針も決まったことだし、まずはフレイやレナス達を捜さなきゃいけないな、
 ブラムスは………協力できるとは思わないほうが無難だな、なによりフレイ辺りが煩く喚きそうだ」
元より神族と不死者王、分かり合える間柄では無い、とはいえロキとしては不死者どもなどどうでも良いのだが
フレイならば此処で会ったが百年目、とばかりにブラムスを殺そうとするだろうし、レナスだって怪しいものだ。
「まっ、僕の目的はあくまでゲームの破壊だ。なるべくなら協力したいところだけど」

先程投げたコイントス、そう幸か不幸かコインが導き出した答えは、裏。


ロキは自分の力を卑下しない、しかし過信もしはしない。
自分一人の力でこのゲームを破壊するのは、それこそドラゴンオーブでも無ければ不可能だろう。
他者との協力なんて自分の柄ではないとやはり苦笑しながらも、コインに従うというのは自分で決めたこと。
つまり、今ロキはこのゲームを壊すための力を得るために、
ママチャリに乗って同族たちを捜していたのだ。
名簿にも目を通し、まず捜すのはレナス、フレイ、ブラムスの三人と決めた。
人間共など気にかける必要はないし、何より神である自分達に勝る者などいるはずが無い。

532 名前:自転車マスターがゆく:2007/01/27(土) 00:28:15 ID:o5X+03Xc0

「ああ、それとレナスが使っていたエインフェリア達もいるようだし、
 見かけたら声ぐらいはかけてやるとするか」
エインフェリアという言葉ではたと思い出す。
あいつ、そうオーディンの目を盗んでドラゴンオーブを手に入れたときに使ったレナスのエインフェリア。
騙した後、確かに殺してやったはずなのに名簿に名前が載っていた。
最初の部屋の中でも似たような奴を見た気がする、おそらく別人だとは思うのだがなぜか不安が拭えない。
それにもし本人が生きていてレナスやフレイにいらない事を吹き込まれると協力どころではなくなるおそれもある。

「あいつがもし本人ならさっさと見つけて始末しておきたいところだが、いや確かに殺したはず………
 まぁいい、生きてたんならもう一度殺してやるまでだ」
残忍な笑みを浮かべ、ロキは言い放つ。
そしてまたベルを鳴らし、朗らかに笑い自転車をこいでゆく。

まぁ、何の役に立ちそうもない人間達なんてわざわざ僕が手にかけるまでも無い。
せいぜい騙した後に立ち去って、後でおもいきり嘲笑ってやろう。
人間共の見せる絶望や戸惑いの表情はきっと楽しく可笑しいものだから。


チリンチリン

周囲にベルの音が鳴り響く、道行くロキは上機嫌に走り去る。



【C-04/昼】
【ロキ】[MP残量:100%]
[状態:正常・自転車マスターLV2]
[装備:ママチャリ@現実世界]
[道具:10フォル@SO・荷物一式]
[行動方針:ゲームの破壊]
[思考:レナス、フレイ、ブラムスの捜索]
[思考:見つけ次第ルシオの殺害]
[思考:自転車で街道を走って島を一周する。途中であった人間達にはいい加減な情報を与える]
[思考:一応ドラゴンオーブを探してみる(あるとは思っていない)]
[現在位置:街道右っ端]
 
 ※人と接触するために定期的に自転車のベルを鳴らしています。
  隣のエリアまでは響きませんが、彼が近くを通る時、誰もが彼に気づくでしょう。


533 名前: ◆mg8TeTpIZI :2007/01/27(土) 07:08:59 ID:Ov3YcuFw0
ちょ、ちょっとどういうこと!?レナス様が今だ登場してないじゃない!
こうなったら俺書きます。
正史のAエンド後でいいのかな?後ゲーム参加時、あの鎧も剥がされるの?

534 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 09:10:31 ID:MuFHGD/X0
投下ラッシュktkr

>>526
GJ。ラーズバート親子は揃って戦線離脱か。
クレアの死を知った時のアドレーの反応にwktkしたが、娘の死を知らなかったのはある意味幸せかも。
ただ、ボーマンの娘って本編終了時点ではまだ生まれて無くなかった?

>>532
ロキはせっかくブラムスの近くにいたのに自ら離れていったなw
このままだとミラージュ達に遭遇するか?

>>533
実はオープニングに(ry
時間軸は書き手の自由。Aエンド後はもちろん、フレイにぼこられるEND後でもおk。
鎧はオープニングの時点では着てたけど。

535 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 10:26:56 ID:44T5ftoX0
>>532

コインは裏だったか。
何処までレベルを伸ばせるか期待。

>>533
鎧は無しの方向で

>>534
>ボーマンの娘って本編終了時点ではまだ生まれて無くなかった?
連れてこられた時期が本編終了〜BS開始前なら問題無いんじゃないかな。

536 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 10:37:09 ID:3WPUD1o3O
>>526
やっぱりボーマンは乗ってしまったか……
毒物騙し討ちはロワの華だし期待できそうだ!
何気にステルスほとんどいないしなw

>>532
GJ!
ロキは今後会う奴によって大きく運命が変わりそうだな……

>>533
他ロワだと鎧は剥ぐか、防御力0で同じデザインのものに差し換えられてた
OPでつけてたし個人的には防御に丸で役に立たなくてもトレードマークの鎧はつけててほしいかな

537 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 11:10:37 ID:nwnaQxPT0
逆に考えるんだ
防具を付けさせたいなら支給すればいいじゃない
そう考えるんだ

538 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/27(土) 11:55:43 ID:5dIg7QXr0
>>532
投下乙
>途中であった人間達にはいい加減な情報を与える
何気に扇動マーダーかよ

投下します

539 名前:見えない不幸 ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/27(土) 11:57:05 ID:5dIg7QXr0
「誰にも会わないね」
「ギャフ」
話し声はするけど姿無し、そんなアシュトン・アンカースは割とのんびり歩いていた。
いきなり殺し合えなんて言われたときは焦ったが、開始から数時間たった現時点で誰にも会っていない。
プリシスへのプレゼントを見つけた嬉しさも相まって、最初の焦りなんてどこかへ行ってしまっていた。
「それにしても良い天気だなぁ、空気も良いし、ここで食べるご飯はいつもよりおいしく感じるだろな」
「ギャフフ〜ン♪」
「駄目駄目、お昼にはまだ早いよ」
もう完全にピクニック気分である。
そんな間の抜けた会話をしながら歩いていると、男の怒鳴り声が聞こえてきた。
「なんだ? 取り敢えず行ってみよう」
「ギャ!」
怒鳴り声が聞こえてきた方へ駆け出す。
そこで見たのは、探していた少女と、
その少女に睨み付けながら近づく鉄パイプを持った半裸の男。

時間は少し遡る。

「……なあ、本当にこの方向で合ってるのか?」
「えー、あたしが信用できないの?」
「いや、そう言う訳じゃないんだが、やけに付くのが遅くないか?」
「う〜ん、こんなもんでしょ」
プリシスとアリューゼ、少女と猛者コンビは道無き道を歩く、歩く、歩く。

「まずは近くの村で情報収集をしないか?」
と言うアリューゼの提案により、彼らは氷川村を目指していた。
そこまでは良いのだが、地図を取り出そうとしたアリューゼに対し、プリシスは
「近くの村ならさっきあたしが確認して置いたよ」
と言い、走り出してしまったからさあ大変!
アリューゼは地図も見ずにプリシスを追っかける羽目になったのだ。

540 名前:見えない不幸 ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/27(土) 11:58:53 ID:5dIg7QXr0
そして、
「あ! やっと道が見えたよ! ここが氷川村……ってアレ?」
「……なあ、お前の話じゃ“直ぐそこの道の向こうに村がある”んじゃ無かったか」
「さあ、何でだろうね?」
道の向こう側には村どころか家の一軒すら見あたらない。
アリューゼは、溜息をつきつつデイパックから地図とコンパスを取り出して暫しの間それを眺める。
そして、出した結論は。
「ここはH−5だな。全然方角が違うぞ」
「ええー! なんでもっと早く言ってくれないの! とんだ無駄足じゃない。アリューゼの所為だからね」
「俺の所為かよ!!」
思わず叫ぶ。
そしてジト目で非難するが、すでにプリシスは氷川村の方へ歩き出そうとしていた。
「やれやれ、とんでもない嬢ちゃんだな」
アリューゼは、片を竦ませながらプリシスの後を付いて行こうとする。
その時、僅かな――百戦錬磨の雇兵である彼ですら見落としそうになるほど僅かな人の気配を感じ振り返る。
振り返ったアリューゼの目に飛び込んできたのは迫り来る紅蓮の炎。
彼はそれを手にしている鉄パイプで薙払った。

“今まさにプリシスを襲おうとしている危険な男”
アリューゼのことをそう認識したアシュトンの行動は早かった。
飛び出すと同時にギョロの息を浴びせかける。
防がれたが、そんなことは初めから予想済み。
この炎によってほんの僅かでも隙が作れる。
後はアリューゼに飛びかかり、プリシスを逃がす時間を作る。
アシュトンは自身がどうなっても構わないという決死の覚悟で飛びかかったのだが……。
「ぐぅっ」
アリューゼの腹部に鈍い痛みが生じる。
アシュトンの放ったボディーブローは避けられるどころかガードすらされずにアリューゼの腹部に突き刺さった。
流石にアシュトンもこの展開は予想外だったのか“まるで相手が自分を認識出来ていない”かの様に感じた。
だが、これはチャンスだ。
「プ――」
プリシスに逃げる様叫ぼうとしたアシュトンが見たのは、目の前まで迫ってきているプリシス。
直後アシュトンは頬に強烈な一撃を貰った。

「あ、当たっちゃった……それより、アリューゼ大丈夫?」
「くっ……問題無い。お前は離れてろ!」
「一方的にやられてた人が何言ってんの。あんなのあたしがボコボコにしてやるよ」
プリシスに殴り飛ばされたアシュトンは、倒れたままこの会話を聞いていた。
プリシスとアリューゼの二人が知り合いだったことも驚いたが、それよりも驚いたのが……。
(あんなの……ボコボコにしてやる……?)
自分がプリシスの仲間を間違って襲いかかったのだから、殴られるのは仕方がないことだと思う。
だが、この言葉は。
現に彼らは油断無く構え、アシュトンの攻撃に備えている様に見える。
(プリシスに取って僕はその程度の存在だったの……)
アシュトンは立ち上がる。
立ち上がる時にジャリッという音を立てた為かプリシスとアリューゼは警戒を強めていた。
その様子を見てアシュトンは、
「どうして」
と、一言残し走り去った。

541 名前:見えない不幸 ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/27(土) 12:00:14 ID:5dIg7QXr0
「どうして」
その言葉を聞いてから数秒後、相手の気配も襲ってくる様子も無いことを確認すると、
アリューゼはやっと警戒を解いた。
今まで多くの敵兵や魔物と戦ってきたアリューゼも、姿が見えない相手と戦ったのは初めての経験だった。
そのため、いつも以上に神経を研ぎ澄ました結果か、碌に動いていないのに疲労がたまっていた。
ふと、プリシスの方を見る。
なにやら考え事をしているようだった。
「アシュトン?」
プリシスが人名らしきものを口にした。
「なんだ、あの透明人間お前の知り合いだったとか?」
「えっ! ううん、ただ声が似てただけ」
「声が似てた? おい、ここには60人しか居ないんだぞ、本人だったんじゃないか」
「まさか、あたしの知り合いにに透明人間なんて居ないよ。
 それに60人も居れば、似た声の人なんて4人は居るって!」
「それはまた、やけに多いな……」


【H−5/午前】
【プリシス・F・ノイマン】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:マグナムパンチ@SO2]
[道具:ドレメラ工具セット@SO3・????←本人&アリューゼ確認済 荷物一式]
[行動方針:情報収集]
[思考1:アリューゼと行動を共にする]
[思考2:氷川村を目指す]
[現在位置:H−5 路上]

【アリューゼ】[MP残量:100%]
[状態:腹部鈍痛、疲労]
[装備:鉄パイプ@SO3]
[道具:????←本人&プリシス確認済 荷物一式]
[行動方針:情報収集]
[思考1:プリシスを守る]
[思考2:必要とあらば殺人は厭わない]
[思考3:可能ならばジェラードの安否の確認]
[思考4:氷川村を目指す]
[現在位置:H−5 路上]

542 名前:見えない不幸 ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/27(土) 12:01:00 ID:5dIg7QXr0

場面は変わってG−5。
「くそっ!! あの青色ロン毛が!」
ノートンは叫ぶ。
ディアスが追ってこないことを確認した後、彼は傷の手当てを行った。
手当が終わり一息ついた段階で、今更ながらディアスに対して怒りが湧いてきたのだ。
「次に会ったときはギッタギタにし……ってアラ!?」
怒りの言葉を言いつつ立ち上がろうとして、ノートンは尻餅を付いた。
頭がくらくらする……どうやら貧血のようだ。
「ちっ! しばらくここで休憩か」
そう言うと彼は横になった。

ノートンが横になって数分。
彼が喋らなくなったことで、辺りを静寂が支配する。
まるでそこにはノートン以外の生物が居ないように。
だが、そんな静寂も長くは続かない。
「ギャー!」
「ギャフー!」
動物の鳴き声らしきものが二度聞こえてきた。
これを聞いたノートンは起き上がり、辺りを見渡すが、何も発見できない。
(なんだ、脅かすんじゃねぇよ)
ホッとしたノートンは再び横になろうとするが。
「うるさい! 黙ってろよ!」
今度は男の叫び声。
それもかなり近くだ。
ノートンは慌てて声がした方を向くが、そこには誰も居ない。
ただ、だんだんと足音が聞こえてきた。
ゆっくりと足音は近づいてくる。
何故か足音が近づくたびに空気が重くなっていく。
ノートンは背筋に冷たい物を感じていた。


【G−5/午前】
【ノートン】[MP残量:100%]
[状態:右腕と胸部に深い裂傷(共に応急処置済み)、貧血気味、恐怖]
[装備:無稼動銃@SO3]
[道具:マジックミスト・????←本人確認済 荷物一式]
[行動方針:オレ様のオレ様によるオレ様だけの為の王国の樹立]
[思考1:参加者の屈服]
[思考2:上記が不可能な場合には殺害]
[現在位置:G−5 南部]

【アシュトン・アンカース】[MP残量:ほぼ100%]
[状態:右頬腫、混乱]
[装備:ディメンジョン・スリップ@VP]
[道具:荷物一式]
[行動方針:不明]
[思考:混乱中]
[現在位置:G−5 南部]

543 名前: ◆MJv.H0/MJQ :2007/01/27(土) 12:02:15 ID:5dIg7QXr0
投下完了
ノートン先生ちょい役でごめんね

544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 12:26:43 ID:Ov3YcuFw0
レナスを予約したものだけど、投下してみます↓

545 名前:還りたい世界 護りたい人:2007/01/27(土) 12:28:38 ID:Ov3YcuFw0
林の中で一人の女性が腰をおろしていた。
その女性は銀色の髪を三つ編みにして束ね、浅葱色の鎧を身に纏っていた、戦乙女の次女、レナスだった。
「ふぅ・・・少し休むとするか・・・。」
レナスは今までの出来事を思い出し整理していた。
「私は、創造神となり平和に暮らしていた。あの日も彼と一緒に何事もなく暮らしていた。気がついたら・・・」
レナスの記憶は途中で途切れていて思い出すことができなかった。
「考えても仕方ない。私が装備していた剣はないし、鎧もなぜか模造品のようで本来の性能はないようだな。
あの男に取り上げられたか?もしかして誰かに配られたということはあるまいな?とりあえず生き残るために荷物の確認をしないと。」
レナスはそうすると、参加者が載っている名簿に目を通した。
「!・・・。ロキ?なぜがあいつが。確かにあの時やつは倒したはずなのに、レザードにブラムス、エインフェリア達。フレイまで、それに・・・・ルシオ。」
レナスはルシオの事を想った。

546 名前:還りたい世界 護りたい人:2007/01/27(土) 12:29:48 ID:Ov3YcuFw0
「ルシオは、無事なのだろうか?確かに剣の腕前はかなりのものだが、レザード、ロキ、ブラムスもいるのに危険だ。フレイも人間に対しては無慈悲だから
いざというときの対処の仕方を考えないとな、彼に何かあったら私が護ってあげないと、急がなくては。」
「他には、食料や水、地図やコンパス・・・!フフフ・・・私は、なかなかついているな。」
そういうとレナスはバッグから剣を取り出した。
「私は、槍や弓は、アーリィやシルメリアに実力は劣るが剣なら誰にも負けん。」
鞘から抜いた白い刃の剣は、魔剣グラムだった。レナスは魔剣グラムを腰にぶら下げてさらに荷物を漁った。
「他には、袋が二つか。中は・・・?石か、掌サイズの石が4個、私には扱えないな。しかし不思議な力を秘めているな。
持っていて損はないだろう。後は、硬貨?かなりの大金だな。金など、このゲームで使い物になるのか?荷物の確認は
こんなものでいいだろう。」
レナスはそういうと立ち上がり手に石の一つを握り締め力を込めてみた。しかし何も変化はない。
「原子配列変換やMP変換ができない。これがあの男が言っていた制限というやつか。これでは、世界再生能力も無効だろうな。」

「私には還るべき世界がある。そして共に還りたい人がいる。」

レナスは取り合えずルシオを優先して探し、可能な限り自分のエンフェリアや知り合いを集め、共に戦ってくれるエンフェリア(殺しはしないけど)を
集めようとルシオの身を案じながら、とりあえず村があるらしい北の方にスライディングをかましながら、
「村なら誰かいるだろうし、途中で誰かに会えるかもしれない」と思いながら颯爽と駆けていくのだった。そのとき
「ん?バックの中の底の方に棒状のものがまだ残ってる?」
レナスは再びバックを開き底の方からその棒状のものを引っ張り出した。

547 名前:還りたい世界 護りたい人:2007/01/27(土) 12:33:25 ID:Ov3YcuFw0

ま た 魔 剣 グ ラ ム だ っ た 。

「あれ?ちょ。・・・・これ?・・え?」
なんとレナスのバックには、ルシファーが間違って魔剣グラムを2本いれていたのだ!
「・・・・・あ、そうそう、そうだ。これダブったから味方になってくれる誰かにあげよう。人間の世界で言う、いわゆるワイロというやつだな。」
そうすると2本目の魔剣グラムをバックに詰め込みまた颯爽とスライディングをかましながらレナスは思った。

「あ、やっぱルシオにあげてもいいな。どうしよう。ルシオも喜んでくれるかしら?」






【E−05/朝】
【レナス】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:魔剣グラム@ラジアータ]
[道具:大量のFOL、謎の石→(実は、合成素材×2、ダーククリスタル、スプラッシュスター)@SO3]
[行動方針:大切な人達と自分の世界に還るため行動する]
[思考1:ルシオの保護]
[思考2:その他エンフェリアなど自分の知り合いで協力してくれる人物を探す]
[思考3:知り合いじゃなくても協力してくれる人を探す]
[思考4:できる限り殺し合いは避ける。ただ相手がゲームに乗っているようなら殺す。]
[現在位置:E−05 とりあえず北に向かってみる]


548 名前:544:2007/01/27(土) 12:36:47 ID:Ov3YcuFw0
なんか改行変になったりしてるけどごめんなさい。
あとレナスの鎧(模造品)は蒼穹か浅葱かわかんなかったのでwikiを参考にした。
最後の部分はラジアータ隠しダンジョンまでやってないとわからんネタだね。

549 名前:544:2007/01/27(土) 12:42:01 ID:Ov3YcuFw0
【E−05/朝】
【レナス】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:魔剣グラム@ラジアータ]
[道具:ダブった魔剣グラム@ラジアータ 大量のFOL、謎の石→(実は、合成素材×2、ダーククリスタル、スプラッシュスター)@SO3]
[行動方針:大切な人達と自分の世界に還るため行動する]
[思考1:ルシオの保護]
[思考2:その他エンフェリアなど自分の知り合いで協力してくれる人物を探す]
[思考3:知り合いじゃなくても協力してくれる人を探す]
[思考4:できる限り殺し合いは避ける。ただ相手がゲームに乗っているようなら殺す。]
[現在位置:E−05 とりあえず北に向かってみる]

こっち本当だ。

550 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 14:10:37 ID:Ztg9KYpZO
ようやく主人公登場か。乙。
アイテムが4つとオーバーしてるけどこれはルシファーのミスって事でいいの?
ただ書いて貰って申し訳ないが、「、」を付けすぎだと思う。もうちょい推敲しようぜ

551 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 14:43:06 ID:eADtoOnC0
GJ!
ようやくレナス始動かぁ……
しかし何かこのレナスからは四コマ漫画劇場の臭いがするなw



話変わりますが、ブラッディアーマーって麻痺とか状態以上も無効化できるんでしたっけ?

552 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 14:54:59 ID:5Bg2+Vre0
>>551
ブラッディ系は状態異常は無効化できない。
>>525
クリエイト系は「材料があれば作れるが効果は無い」というルールがあるが・・・。
調合材料出してよかったのか?

>>544
せっかくだからダブったほうはラジアータじゃなくてVPのグラムにしてみたらどうだろうか?



553 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 15:04:29 ID:o8zuHIww0
>>543

さて、喪服をしまわないといけないな

>>549
グラム2つ出すなら、支給品を何か1つ減らした方が良くないか?

>>552
調合しなければよくね?ほら、そのままでも2%くらい回復するじゃん。

554 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 15:04:49 ID:/AafjvBX0
効果が有効な時は状態異常も無効のハズ。ゲーム中では。制限かけたほうがいいかも?
でも回復ほぼ期待できないならいいかな?

555 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 15:05:45 ID:/AafjvBX0
>>552
ありゃ?そうだっけ?

556 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 15:06:35 ID:eADtoOnC0
>>552
そっか、トン

>>552-553
しかし惜しい気もするな
他の奴も使えちゃうから禁止で妥当だとは思うが、ボーマン先生薬剤師なだけになぁ

557 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 15:08:29 ID:o8zuHIww0
>>555
状態異常は防げない
嗚呼、イセリア戦で何度も石になってた記憶が蘇る……

558 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 15:21:58 ID:/AafjvBX0
そっか。どうやらBSと混ざってたっぽい。かんちすまん。

559 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 15:27:49 ID:9mipRlgQ0
>>543
GJ!
勘違いはロワの醍醐味
アシュトンが昔あった某ロワと同じ道を進みそうだw

>>544

コメディー色の強いレナスですね
自分もダブった剣はVPとRSとわけて差別化するといいとおもう

>>544
「材料があれば作れるが効果は無い」
というルールがあるけど
鈍器や盾として使えばいいんじゃね

560 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 15:44:29 ID:5Bg2+Vre0
>>530
かなり細かいことかもしれないが
「セブンスレイ」はコスモライフル用データチップ&エネルギーパック。
実際に使用するには別途コスモライフルが必要去ったりする。

>>519
あと、これはどうでもいい話だが、リザレクトボトルは別に出しても問題ない気がするが。
もともと、SO系のゲームのHP0は俗に言う「しに」状態ではなくて「きぜつ」だから
死者を蘇らせる効果はない。実質HP回復30%(+昏睡状態から即覚醒)なアイテムだし。

ユニオンプラムだと、浄化・消滅した魂を蘇生して仮初めの肉体で再構成までするからちと困るが。

561 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 16:18:37 ID:5Bg2+Vre0
暇だったので、今ボーマンが作れる調合品をまとめてみた。
なんだかんだ言って来たけど、個人的に調合で作れるアイテムはかなりロワ向きで大好きだったりする。
是非調合可能にしてほしい今日この頃。
マンドレイク×ローズヒップ スモークミスト  アタックボトル  フラッシュポット  神風トニック
マンドレイク×アルテミスL スイートシロップ デンジャーポット サワーシロップ   リキュールボトル
マンドレイク×トリカブト  バブルローション リリストニック  メルティローション フェアリィトワレ
ローズヒップ×アルテミスL キュアパラライズ キュアポイズン  韋駄天シップ    マリオネットピル
ローズヒップ×トリカブト  ナイトメアポット デンジャーポット サキュバスコロン  パラライズミスト
アルテミス×トリカブト   ホットシロップ  バイオレントピル サワーシロップ   フルーツシロップ

562 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 16:19:46 ID:5Bg2+Vre0
各アイテムの詳細。フレーバーテキストは攻略に載ってないので効果のみで失礼。
スモークミスト お香、敵全員の移動速度が下がる
アタックボトル 飲み薬、仲間一人の攻撃力が上昇するが、必殺技が使えなくなる
フラッシュポット 飲み薬、タレントが無くても、特技が成功するようになる
神風トニック 塗り薬、仲間一人の攻撃力が上昇する
スイートシロップ 飲み薬、HP回復30% デンジャーポットと見た目はほぼ同じ、泣くほど甘い。
デンジャーポット 飲み薬、HPが30%回復するが、ステータス異常になる、きっと苦い。
サワーシロップ 飲み薬、MP回復30%、炭酸入り。
リキュールボトル 飲み薬、戦闘不能以外の全てのステータス異常回復、アルコール入りにつきお子様は注意。
リリストニック 塗り薬、攻撃力が上昇するが、操作不能になる
メルティローション 塗り薬、通常攻撃に即死の追加攻撃(途中で切れる)
バブルローション 塗り薬、通常攻撃に即死の追加攻撃(バトル中はたとえ死んでも効果継続)
フェアリィトワレ 香水、敵が近寄りにくくなる
サキュバスコロン 香水、敵が近づきやすくなる
キュアパラライズ・ポイズン 粉薬、それぞれ麻痺・毒と10%のHP回復
韋駄天シップ  貼り薬、場所は腕でも足でもかまわない。移動速度上昇
マリオネットピル 錠剤、攻撃力を上昇し、戦闘不能を回復、感情がなくなるとか操られるとか言うことはない。
ナイトメアポット 飲み薬、ST異常時:ST異常回復&HP回復30% 、健康:石化 仮病を見極めるのにおすすめ
パラライズミスト お香、敵全体をしばらく麻痺させる
バイオレントピル 錠剤、HP&MPが100%回復もしくは戦闘不能になる。一か八かの時のお約束。
ホットシロップ 飲み薬、HPかMPのどちらかを70%回復
フルーツシロップ 飲み薬、HP&MP回復45% 別名カキ氷の蜜。

563 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 16:39:15 ID:AtVjh7di0
ここまでのおさらい

反主催・もしくはゲームに乗らない
SO2
クロード、レナ、セリーヌ、プリシス、ディアス、レオン、エルネスト、ノエル、チサト
SO3
フェイト、ソフィア、クリフ、ネル、ロジャー、マリア、アルベル、ミラージュ
VP
レナス、アリューゼ、レザード、ルシオ、メルティーナ、ロウファ、エイミ
VP2
アリーシャ
RS
ジャック、ガンツ 、エルウェン
TOP
クレス、チェスター

マーダー
ボーマン、オペラ、シン、ミカエル、ノートン、ビヴィグ、ブレア、ジュン、リドリー、ガウェイン、ミランダ、すず、ダオス

その他(スタンス不明、考え中、特定マーダー等)
アシュトン、ヴォックス、夢瑠、ブラムス、ルーファス、ガルヴァドス、クラース、アーチェ、ジェストーナ
※ロキ(一応行動方針は対主催)

天国
スフレ、アドレー、クレア、ジェラード、フレイ、ミント、デミテル

未登場
ガブリエル、ルシオン

いい感じにマーダーが増えたが、その他の奴らも増殖。
ロキは対主催だが、特定、扇動型マーダーになる可能性もあるのでその他扱い。
そして未登場はガブリエルとルシオンのラスボス二人。ラスボスは書きづらいのかな?
登場済みキャラでは、放送までに最低でもC−4組とD−4組、I−7組は進めておきたい所。

564 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 17:05:40 ID:5Bg2+Vre0
あー、たびたび済まない。
ものすげぇ今更なんだが、どこにも記述が無いんで、質問。

このロワの優勝者への報酬って何だ?

他のロワでは「元の世界に戻れる」とか「優勝者だけ命が助かる」とか
「どんな望みでも叶えられる」なんだが
実質このロワでは「殺しあえ」としか言われていないのがなんとも。
マーダーが戦っている理由も今一不明になるし。

565 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 17:16:43 ID:AtVjh7di0
>>564
不明
必要なら放送のときに報酬の説明を行えば良し
マーダーが戦っている理由は
さっさと帰りたい派:ボーマン、ダオス
死にたくない派:ビヴィグ、リドリー、すず?
誰かの為に死んでくれ派:オペラ、ガウェイン
特に理由はない、殺したいから殺す派:シン、ミカエル、ノートン?、洵
ジョーカーだから当たり前派:ブレア
理解不能:ミランダ

566 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 17:22:51 ID:eADtoOnC0
>>562

やっぱ多いなぁアイテム

>>563
デミテルが天国表記なのことに違和感がw

>>564
「最後の一人になるまで・・・殺し合え」ってのは「最後の一人になったら殺しあわなくてもいいよとも取れるし、
急展開についてけなかった者ほど「最後の一人まで」の言葉が記憶に残って「最後の一人になれば帰れる」と思っちゃうんじゃね?
「優勝者を生かして帰すなんて行ってねぇよば〜か」なんて言われる可能性もあるわけだが、そのことには気づかない振りしてるとかさ

567 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 19:15:37 ID:3yexZ+EL0
>>549
支給品多すぎと突っ込まれてる件についてそろそろ何か反応してもらいたいのだが?

568 名前:544:2007/01/27(土) 20:51:47 ID:Ov3YcuFw0
>>567
ああごめん。昼から2ch離れてたから。別に減らしてもらってもいいよ?
ただ、SOのICを活かしたいから素材とお金持たせたっていうのと(合成めちゃくちゃ金かかるから)、
ラジアータでのレナスを書きたいなと思ったから、うっかり間違って魔剣グラム2本入ってたって設定にしただけ。


569 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 21:13:48 ID:MuFHGD/X0
>>568
「減らしてもらってもいい」じゃなくて、減らすのはあなた。
減らしたらまた文章とか変えて修正するのは基本的に作者なんだから。
そういう他人任せみたいな発言は控えた方がいい。そんなつもりが無かったらゴメン。
あと、この世界でICするのに金はいらないと思われ。金を素材として使うんじゃないんだからw

570 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 22:18:04 ID:MuFHGD/X0
あと、参加者名簿用にキャラ紹介を書いてみた。まだ全員揃ってないけどその内また書くよ。
間違ってる箇所とか足りないところあったらじゃんじゃん修正してくれ。

ただ…リンクの張り方が分からないんだ。誰か助けて下さい。
あと、他の人が書いた所も加筆してしまったんで、問題あったら言って下さい。

571 名前:注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ:2007/01/28(日) 03:21:55 ID:mBFAFdXb0


背の低い草が生い茂り、風に乗って時折花の香りが届けられる。
木がまばらに立ち並ぶ。そこここに暖かな木漏れ日の射す山中で、
ルシオンは考えていた。
ただ冷静に、このゲームについて。

風にその長い髪を遊ばれようとも気にも留めずに立ち続ける。
そこにいつもの柔和な微笑みは無く、ただ険しく眉を顰めるのみ。

あの男は言った。最後の一人になるまで殺しあえと。
自分達の命はあの男に握られている。
その証拠までも見せ付けられた。
ならば、従うしかないのだろう。

正直言って気が進まない。

この会場にいるのは殆どが自分の子供ともいえる人間達だ。
その子供達をことごとく、この手にかけてしまうというのは何とも忍びない。
それに全員殺したその後で一人残った優勝者を何処かに逃がすとは思えない。
そもそも先程から試しているのだが、自分は銀龍になることができない。
銀龍に変化できない自分では最後まで生き残れるとも思えない。
支給品とやらも確認したが戦闘に役立つかは疑わしいものだ。
だがここから逃げられる案がある訳でもない。
大体、そんなことをすればそれこそ自分に着けられた首輪の出番だ。
その首輪すら外せるあてが何も無い。


572 名前:注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ:2007/01/28(日) 03:25:00 ID:mBFAFdXb0

つまり
勝ってもその後どうなるか分からない。
そもそも勝つことすらも難しい。
逃げられる案は今は無い。
そもそも逃げると首輪が爆発。


ここに飛ばされた時からルシオンの思考は上記の堂々巡りに陥っていた。

「どうしたものでしょうか」
険しい顔を崩しどこか諦めたように溜息を吐く。

まぁ、ここでじっとしていてもしょうがない。


当ても無くこの島を彷徨ってみようかと、そんなことを思う。

とりあえず何処へとゆこうかと、
木陰を一歩、踏み出した、直後。

猛スピードで走ってきた何者かにはねられる。

573 名前:注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ:2007/01/28(日) 03:27:31 ID:mBFAFdXb0

「おっとすまねぇ。大丈夫か?」
跳ねられ転げまわった私に男が悪びれずに手を差し出す。
「…………いえ大丈夫です。すみません」
しばし何が起こったのか分からず放心する。
差し出された手をとって立ち上がるが、どうにも足元がおぼつかずふらついてしまう。
見ればぶつかってきた男はなかなかがっしりとした体つきだ。
こんなのに跳ね飛ばされたのではそれも仕方ないかと思う。
「ははっ、あんま無理すんな。このオレ様の全力タックルを受けたんだ、しばらく休んでいたほうがいいぜ。
 ああ、俺の名前はクリフってんだ、よろしくな」
特に悪いとも思っていないのだろう、クリフは豪快に笑いかけてくる。
「私はルシオンといいます、よろしくお願いします。
 たしかに強烈なタックルでしたが、そんなに慌てて何処かへ向かう途中だったのですか?」
私もまずは名前を言って、いつもの柔和な笑みを見せる。
そして何故走っていたのか目的を聞くと
「っとと、あんたにぶつかった衝撃で忘れちまってたぜ。
 スマンが、ちょっとこれから山頂までいかなくちゃならないんでな。
 あんたはこの辺でしっかり休んでろよ、じゃあな」
顔を引締めたクリフは来た時同様あっという間に走り去る。
私はその走り去るクリフをぼんやりと見つめ………彼に追い着くべく走り出した。


「って、あんた、休んでろって言ったじゃねぇか、何だってついてくんだよ!」
人間にしてはなかなか速い、まさか追い着かれるとは思っていなかったのか素っ頓狂な声を上げる。
「いえ、あなたが何処へゆくのか興味が湧きまして、ご一緒させてもらいますよ。
 これでも少しは腕っ節にも自信がありますし、迷惑はかけませんから」
「いや、そりゃあ全力で走ってるオレ様についてこれる時点でただ者じゃあねぇだろうけどよ」
それほど恵まれていない私の体格をみて苦笑し、
困ったように頬を掻きながらもついてくるなとは言わない。


574 名前:注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ:2007/01/28(日) 03:31:32 ID:mBFAFdXb0

何をしたいのかは分からないが、この人間はこんな状況でも他人を殺す以外の目的を持っている。
ならばしばらくの間、それに付き合ってみるのもいいだろう。
そう思い、ルシオンはクリフの後をついてゆく。

現在の状況などあらかたの情報を交換した後で、私は少し疑問に思ったので聞いてみる。
「そういえばクリフさんは初対面の時からやたらと無防備ですが、私がクリフさんを殺そうとする。
 とは考えていないのですか?」
「んん? ああ、あんなトコで無防備に一人で突っ立ってた馬鹿の何をどう警戒しろってんだ?」
「…………………山頂へと急ぎましょうか」

【F−7/午前】
【クリフ・フィッター】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:なし]
[道具:無欠の護符@VP2・エターナルソード@TOP 荷物一式]
[行動方針:首輪を解除しルシファーを倒す]
[思考1:仲間を探す(マリア優先)]
[思考2:山頂(神塚山)に行く]
[現在位置:F−7 北西付近]

【ルシオン】[MP残量:100%]
[状態:ちょっとした打撲、行動に支障無し]
[装備:なし]
[道具:ドラゴンオーブ@VP、???←本人、クリフ確認済み1〜2個、荷物一式]
[行動方針:とりあえずクリフについていく]
[思考1:とりあえずクリフについていく]
[思考2:勝ち抜くにしろ抜け出すにしろ悲観的]
[現在位置:F−7 北西付近]


575 名前:注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ:2007/01/28(日) 03:40:35 ID:mBFAFdXb0
山頂に向かう人2名様ごあんない〜。

>>570氏人物更新乙
SO2なんかはまったく分からんから正直助かる。


576 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 10:31:33 ID:bxe7aU6z0
>>575
GJ
セリーヌ組と接触出来なかったら山頂が序盤の山場になるの予感!

577 名前:還りたい世界 護りたい人:2007/01/28(日) 12:05:29 ID:0Q5Tsgv80
林の中で一人の女性が腰をおろしていた。
その女性は銀色の髪を三つ編みにして束ね、浅葱色の鎧を身に纏っていた。
戦乙女の次女レナスだった。
「ふぅ・・・少し休むとするか・・・。」
レナスは今までの出来事を思い出し整理していた。
「私は、創造神となり平和に暮らしていた。あの日も彼と一緒に何事もなく暮らしていた。気がついたら・・・」
レナスの記憶は途中で途切れていて思い出すことができなかった。
「考えても仕方ない。私が装備していた剣はないし、鎧もなぜか模造品のようで本来の性能はないようだな。
あの男に取り上げられたか?もしかして誰かに配られたということはあるまいな?とりあえず生き残るために荷物の確認をしないと。」
レナスはそうすると、参加者が載っている名簿に目を通した。
「!・・・。ロキ?なぜがあいつが。確かにあの時やつは倒したはずなのに、レザードにブラムス、エインフェリア達。フレイまで、それに・・・・ルシオ。」
レナスはルシオの事を想った。

578 名前:還りたい世界 護りたい人:2007/01/28(日) 12:06:33 ID:0Q5Tsgv80
「ルシオは、無事なのだろうか?確かに剣の腕前はかなりのものだが、レザード、ロキ、ブラムスもいるのに危険だ。フレイも人間に対しては無慈悲だから
いざというときの対処の仕方を考えないとな、彼に何かあったら私が護ってあげないと、急がなくては。」
「他には、食料や水、地図やコンパス・・・!フフフ・・・私は、なかなかついているな。」
そういうとレナスはバッグから剣を取り出した。
「私は槍や弓は、アーリィやシルメリアに実力は劣るが剣なら誰にも負けん。」
鞘から抜いた白い刃の剣は、魔剣グラムだった。レナスは魔剣グラムを腰にぶら下げてさらに荷物を漁った。
「他には、袋があるな。中は・・・?石か、掌サイズの石が4個、私には扱えないな。しかし不思議な力を秘めているな。持っていて損はないだろう。」
レナスはそういうと立ち上がり手に石の一つを握り締め力を込めてみたが、特に何も変化はない。
「原子配列変換やMP変換ができない。これがあの男が言っていた制限というやつか。これでは、世界再生能力も無効だろうな。」

「私には還るべき世界がある。そして共に還りたい人がいる。」

レナスは取り合えずルシオを優先して探し、可能な限り自分のエンフェリアや知り合いを集め、自分の知らない人でも共に戦ってくれるエンフェリア(殺しはしないけど)を探すために、
とりあえず村があるらしい北の方にスライディングをかましながら「村なら誰かいるだろうし、途中で誰かに会えるかもしれない」と思いながら颯爽と駆けていくのだった。
そのとき「ん?バックの中の底の方に棒状のものがまだ残ってる?」レナスは再びバックを開き底の方からその棒状のものを引っ張り出した。

579 名前:還りたい世界 護りたい人:2007/01/28(日) 12:07:37 ID:0Q5Tsgv80

ま た 魔 剣 グ ラ ム だ っ た 。

「あれ?ちょ。・・・・これ?・・え?」
なんとレナスのバックには、魔剣グラムが2本入っていた!
「・・・・・あ、そうそう、そうだ。これダブったから味方になってくれる誰かにあげよう。人間の世界で言う、いわゆるワイロというやつだな。」
そうすると2本目の魔剣グラムをバックに詰め込みまた颯爽とスライディングをかましながらレナスは思った。

「あ、やっぱルシオにあげてもいいな。どうしよう。ルシオも喜んでくれるかしら?」






【E−05/朝】
【レナス】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:魔剣グラム@ラジアータ]
[道具:ダブった魔剣グラム@VP 謎の石→(実は、合成素材×2、ダーククリスタル、スプラッシュスター)@SO3]
[行動方針:大切な人達と自分の世界に還るため行動する]
[思考1:ルシオの保護]
[思考2:その他エンフェリアなど自分の知り合いで協力してくれる人物を探す]
[思考3:知り合いじゃなくても協力してくれる人を探す]
[思考4:できる限り殺し合いは避ける。ただ相手がゲームに乗っているようなら殺す。]
[現在位置:E−05 とりあえず北に向かってみる]


580 名前:544:2007/01/28(日) 12:13:04 ID:0Q5Tsgv80
↑文を修正して、合成はFOLいらんだろと言ってくれた人がいたのでそれを抜かしました。
あとアイテムは規定では3つ(?)らしいので、ルシファーが間違ったいうのを無しにしました。
あと俺的に2本の剣に違いがあるのか解からないけど、ダブった方VPにしてと言ってたので一応VPに修正。

581 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 13:01:14 ID:B0Nyztj40
ガブリエル投下

582 名前:フィリア:2007/01/28(日) 13:02:18 ID:B0Nyztj40
氷川村の南西に孤立しているかの様に存在する施設。
島の焼き場。
その施設の中で男は一人佇む。

「フィリア」

男は頻りに指を動かし、何かをジッと見つめている。

「フィリアフィリア」

男は考えた。
自分は何をどうするべきなのかを。

「フィリアフィリアフィリア」

今の自分には何故か【力】が無かった。
男は考えた。
【力】が無いなら、今はするべきことは直ぐに実行出来ないと。

「フィリアは消えてしまった……」

男は考えた。
奴は能力に制限を設けたと言っていた。
【力】が無いのも制限なのだろうと。
制限の元は奴なのだろうと。
だから、【彼女】と【力】を奪った奴をなぶり殺してやると。

「フィリアはもう居ない……」

男は考えた。
奴の言うゲームを終わらせれば、奴の居るあの場所に行けるだろうと。
だが効率の悪いことをするつもりはないと。
殺し合いをしろと言われて、素直に殺し合いを始めている者はすでに居るだろうと。
だから、【力】のない自分は今は動く必要は無いと。

「もうフィリアが悲しむことは無い」

奴をなぶり殺しにした後、【力】を取り戻した後は?
それは初めに考えたことをするだけだ。

「フィリアの居ない世界など跡形も無く消し去ってくれるわ!!」


――Game Over――




583 名前:フィリア:2007/01/28(日) 13:02:53 ID:B0Nyztj40
【H-07/昼】

【ガブリエル(ランティス)】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:ゲームボーイ+ス○ースイ○ベーダー@SO3]
[道具:????←本人確認済、荷物一式]
[行動方針:フィリアの居ない世界を跡形も無く消し去る]
[思考1:コンテニュー]
[思考2:参加者の人数が減るまで行動はしない]
[思考3:潜伏先に侵入者が現れた場合は排除する]
[現在位置:焼き場]

[備考:フィリアは存在しませんが、制限のため能力はガブリエル第一形態以下になっています]

584 名前:フィリア:2007/01/28(日) 13:03:53 ID:B0Nyztj40
間違った

【H-07/昼】
【ガブリエル(ランティス)】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:ゲームボーイ+ス○ースイ○ベーダー@現実世界]
[道具:????←本人確認済、荷物一式]
[行動方針:フィリアの居ない世界を跡形も無く消し去る]
[思考1:コンテニュー]
[思考2:参加者の人数が減るまで行動はしない]
[思考3:潜伏先に侵入者が現れた場合は排除する]
[現在位置:焼き場]

[備考:フィリアは存在しませんが、制限のため能力はガブリエル第一形態以下になっています]

585 名前:フィリア:2007/01/28(日) 13:05:22 ID:B0Nyztj40
投下しました
問題点があったら指摘してください

586 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 13:52:45 ID:+HPZet6G0
>>575
乙。ラスボスの割にルシオン弱気だな〜。
クリフはせっかく安全圏にいたのに自らダオスに向かっていくとは…

>>580
うん、これなら問題無いと思う。乙でした。

>>585
これでついに役者が全員揃ったな。
フィリアが存在しないんじゃガブリエルやばいな。参加者減るまではオンベーダーで暇つぶしか?w

587 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 16:26:12 ID:GBc7zfTt0
>>570
GJ!
キャラ紹介はありがたい。
が……ちょっと気になったんだけど、「状況」はキャラ紹介じゃなくて現在状況の方に書いたほうがいいんじゃないかと思う
一応ネタバレだし、現在状況の方も状態表だけじゃ味気ないし

>>574
ルシオン知らないんだが、これほんまにラスボスなんかwww
ていうか場合によっちゃルシオンVSダオスのラスボス対決に発展するわけか!
ダオス、ある意味運がねぇなww初戦の相手はCルートラスボスのフレイ様だったしww

>>579
乙!これなら問題ないと思うよ。
そして知らず知らずの内に他世界の方のグラムを装備したレナスは不幸の素質があるかもしれないw

>>583

おっさんインベーダーしててオペラ達通ったのに気付いてないんだろうなww
ていうかあのあたりも混戦になりそうだなw


あ、ブラッディーアーマーなんだけど、ロワでの扱いってある程度書く際に決めちゃっていいのかな?
無敵すぎるから個人的には
・ブラッディーアーマーは30分で約10%の体力を奪う
・その代わり顔面などアーマーで覆われていない部分もダメージを防ぐ(ゲームではノーダメージなので不思議な力で全身ガードだと解釈)
・状態異常は普通に起こる
・体力を失うにつれ疲労もたまってくる(貧血みたいな感覚になる)
あたりがいいなぁと思って書き始めちゃったんだけど、話し合ったほうがいいかな?
ちなみに4は制限の意味合いもあって入れてみた。
それでも厳しいようなら
・ブラッディーアーマーに奪われた生命力は回復アイテムおよび回復魔法でも取り戻せません
も付け加えて……

588 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 16:44:58 ID:ir3KCJXI0
>>574
GJ
ロキ強化アイテム登場か。

>>579
修正乙

>>583
GJ
ゲームしてる暇があったら動けよw
何だかんだで積極的に狩る側になったラスボスってダオスだけなんだな。

>>587
>・ブラッディーアーマーに奪われた生命力は回復アイテムおよび回復魔法でも取り戻せません
さすがにこれは厳しすぎるかと。
これ以上厳しくするなら『装備中は体力の回復が不可能』まででは?

589 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 16:51:06 ID:ir3KCJXI0
おっと書き忘れた
>>587
個人的には上4つだけでいいと思うよ。

590 名前:587:2007/01/28(日) 18:57:43 ID:C7c2/kgBO
>>588
そっか、ありがとう



保存してない時にフリーズした時のガッカリ感は異常
俺の三時間が……orz

591 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 19:35:25 ID:47kCf5fq0
>>587
それだと枯れ尽着るまででも5時間無敵で居られるのか。自由に着脱できるわけだし、ちと強力すぎる気がする。
個人的には、原作では装備していてもフィールド上では消耗しない設定なので
通常は一時間に10%の体力を消費
戦闘中など激しい運動を行っている時は5分で10%の体力を消費
と言ったところが無難じゃないかと思うが。

あと、ガブリエルの話を密かに書いていたんだが、
「よし、草稿出来た!予約入れて推敲して投下するかー」
と意気揚々と着たら先に投下がorz
このロワって没ストーリーとか外伝扱いで投下しても別にいいのか?


592 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 19:59:46 ID:+HPZet6G0
>>587
修正しといた。
ついでにまた何人かキャラ紹介を追加しておきました。
ただVPとかRSとかは未プレイだから分からない事とか間違っている箇所が多いと思われるので
すいませんが随時修正の方よろしくお願いします…。

>>590
元気出せ
>>591
別に構わないと思うけど、ある程度時間がたってからの方が無難だと思う。
某ロワではそれが原因で差し替えがどうだとかで荒れちゃったし。
予約って大事だなあ…。まあ、ドンマイ。

593 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 20:13:31 ID:ataQ/qyk0
>>591
ドンマイ
余り問題は起こしたくないので、1ヶ月ほど経過するかリレーされたら外伝として投下が無難かな?

>>592

だが、次からは文の最後に↓を入れると幸せになれると思う
[[現在状況(ネタバレ有り)>現在状況(キャラ名)]]

----
[[名簿に戻る>参加者名簿]]
----

594 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 20:16:20 ID:+HPZet6G0
リンクはそうやって入れるのか…ありがとう、勉強になった。

595 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 20:21:02 ID:C7c2/kgBO
俺とまったく同じ時間帯にwiki更新してる奴いてワロタ

>>591
うーん……>>592のスレでは無論最終的に差し換えないことになったけど、しばらくは待った方がいいと思う
今投下ラッシュだし、投下がなくなってきたら燃料がわりに投下してくれたらありがたい
てか、没スレ欲しいししたらば借りる時期かしら
言い出しっぺだけど借り方知らなくてスマンコ



596 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 00:34:22 ID:VAjFC3rB0
ここまでのおさらい

反主催・もしくはゲームに乗らない
SO2
クロード、レナ、セリーヌ、プリシス、ディアス、レオン、エルネスト、ノエル、チサト
SO3
フェイト、ソフィア、クリフ、ネル、ロジャー、マリア、アルベル、ミラージュ
VP
レナス、アリューゼ、レザード、ルシオ、メルティーナ、ロウファ、エイミ
VP2
アリーシャ
RS
ジャック、ガンツ 、エルウェン、ルシオン
TOP
クレス、チェスター

マーダー
ボーマン、オペラ、シン、ミカエル、ガブリエル、ノートン、ビヴィグ、ブレア、ジュン、リドリー、ガウェイン、ミランダ、すず、ダオス

その他(スタンス不明、考え中、特定マーダー等)
アシュトン、ヴォックス、夢瑠、ブラムス、ルーファス、ガルヴァドス、クラース、アーチェ、ジェストーナ
※ロキ(一応行動方針は対主催)

天国
スフレ、アドレー、クレア、ジェラード、フレイ、ミント、デミテル


祝・全キャラ登場。
TOPでハッキリ対主催なのがクレスとチェスターしかいないのはちょっと意外かも。

597 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 00:41:32 ID:VAjFC3rB0
ついでに放送までに話が必要そうなキャラ達
要投下
C−04:ミラージュ、ガンツ、ビウィグ(ビウィグ、ガンツを脅迫。ロキが気付くかも?)
D−04:ノエル、ロウファ、すず(ロウファ、ノエルがすずと交戦中)
I−07:アルベル、ネル、夢瑠、オペラ(アルベル三人の女性に責められる)
F−05:神塚山山頂(ダオス包囲網、昼までには間に合う?)

任意投下(あればいいけど無くてもOK?)
E−04:クロード、ルシオ(クロードが目を覚ますまで待ってる)
E−06:チサト、ガルヴァドス(ガルヴァドスが起きるまで休憩中)

598 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 00:43:38 ID:LH39oT6WO
レザードあたりは臨也臭がするから反主催に違和感を覚えるなw
あとルシオンの反主催も個人的にびっくりだ


TOPはアーチェが武器庫化一直線だが今後どうなるかわからないからなぁ



どうでもいいがデミテルの天国ハーレムは終わりを迎えたんだな

599 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 01:00:00 ID:4Ba6deZ80
>>597


SO2に反主催がやけに多いと思ったら、まだ誰も死んでないんだな。RSもだけど。

時間的にロキがC−04を通過する頃には、脅迫組はもうC−04にいない可能性もあるな。

600 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 12:41:25 ID:xr19G9t50
なんかマーダーがやたらと多い気がするけどこんなもん?
シンやビウィグ、ノートン先生なんかは噛ませ犬にしか見えんけど




601 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 13:06:33 ID:LH39oT6WO
マーダーは反主催キャラのかませにもならやすいし、むしろ少ないくらいじゃね?
シンやノートン先生はサラマンダーになりそうだし
マーダー少ないとマーダー殺すのがしんどくなる(原作よろしく少数精鋭にするとそいつ殺すと荒れやすくなる)し、多いに越したことはないんじゃね?

602 名前:591:2007/01/29(月) 13:22:47 ID:VgCBbQl50
返答サンクス。

とりあえずリレーされたら投下することにするよ。

603 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 16:58:48 ID:gHzm5o7NO
むしろ最初はマーダー多めの方がいいと思う

604 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 13:58:39 ID:VhuAuInK0
>>591を参考にブラッディーアーマーの制限を再考してみた

・ブラッディーアーマーは棒立ちの状態で一時間に10%の体力を消費
・運動量が増えるとブラッディーアーマーによって奪われる体力は増加する(例/山道を探索する時は20分毎に5%消費、肉弾戦の時は1分で2%消費)
・その代わり顔面などアーマーで覆われていない部分もダメージを防ぐ(ゲームではノーダメージなので不思議な力で全身ガードだと解釈)
・状態異常は普通に起こる
・体力を失うにつれ疲労もたまってくる(貧血みたいな感覚になる)

でどうでしょうか

605 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 19:28:58 ID:H+ZmHItFO
良いと思われ

606 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/31(水) 14:26:18 ID:eNWisGQ40
wikiにパーティー一覧追加
でも何でかガルヴァドスだけ現在状況にリンクできなかったんだ

で、調べてみて原因判明
ガルヴァドスの現在状況のページ名が“現在状況(ガドヴァドス)”になってる
ガルヴァドスの現在状況にリンク貼る際は注意!

607 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/31(水) 15:12:04 ID:ffaIMUtG0
>>606

ページ名って変えられないんだっけ?

608 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/31(水) 15:29:45 ID:eNWisGQ40
>>607
多分無理
正しい文字のページ作ってそこにコピペして、誤字の方を消すしかないんだと思う
消し方わかんねーけど

609 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/31(水) 23:55:26 ID:03vv0gKJ0
パーティー一覧乙。
まだ二人以上のパーティーいないんだな。クリフ&ルシオンが強そうだけどこのままいくとダオスだしな…

610 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 00:31:39 ID:EE8Gkx0yO
二人以上はたくさんいるだろwww
と揚げ足とっとくなw

すずを撃破できたらロウファ&ノエル組も強そうだぞ
ブラッディーアーマーのおかげで即死ダメージは受けない前衛に、回復魔法が使える後衛
……同じく戦士・魔術師の組み合わせで前衛後衛のバランスがとれてるのに、ジェストーナ組やエイミ組はイマイチ強そうに見えないな……
やっぱロワじゃ絆は大事だからなぁ

611 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 01:01:32 ID:h10sroLt0
>>610
まあ、ブラッディーアーマーは常時着ている訳にはいかないから、突発的な戦闘には弱そうだけどな>ロウファ&ノエル組

612 名前:明後日の方向:2007/02/01(木) 01:47:11 ID:56sd+EhK0

シンは怒っていた。
この憤怒に身を任せ、自分を襲った奴を殺すため追い縋ろうとするが、
翼を破られ地を歩くことしかできなくなった状態では追い着くことは難しい。
奴らにつけられた傷とて、放って置けるほどの軽症というわけでも無さそうだ。
仕方なく、地図を見直してどこか休めそうな拠点を捜す事にする。

(北のほうに一つ、それと東にも大きな建物があるようですね
 潜伏するにせよ治療をするにせよ大きな建物の方が都合がよいのですが、
 今の状態で他の参加者と接触するのは望ましくありません。
 先程の女程度ならどうとでもできるでしょうが、そこそこの使い手がいると危ないですし
 何より、先程の相手がそこに向かわないとも限りません)

その大きな建物で先程自分の邪魔をした参加者を待ち伏せする、という考えも相当に魅力的に思えたが、
今の自分の体のことを思い出し、怪我の処置と休息をとることが先決と判断する。
そしてシンは黙々と北にある建物へと歩き出した。



右手の凍傷が痛む。
体の所々が火傷で痛む。
羽ばたく事ができず地面に引き摺るしかない翼が痛む。

(許しませんよぉ、この私が人間如きにこれほどの屈辱を与えられるとは………
 この借りは後ほどきっちりと返させて貰いますからねぇ)

シンは女を襲ったときに突然出てきた弓男に負けたつもりは無い。
奴らは逃げてしまったが、あのまま続けていれば勝っていたのは自分だろうし、
何より自分はまだ生きている。生きている限りそれは敗北では無い。
だから翼が破られ地べたを這いつくばろうとも、
この憎しみを忘れずにいつか相応の復讐をする事を誓う。
それらの憎しみで心を滾らせながら歩き続け、ふと、顔を上げればそこには一つの小屋が建っている。
(意外と、早くつきましたか)

木製の、それ程広くないボロ小屋だったが文句は言えない。
シンはそのまま中に入り、まず怪我の治療をする。
体や翼にできた火傷痕を水で冷やし、
凍傷の部分は暖めた後ほぐして血行を良くし、
翼の破れた部分も何とか繕う。
そして、シンは薄暗い小屋の中でじっと息を潜めて回復に努めることにした。



613 名前:明後日の方向:2007/02/01(木) 01:47:50 ID:56sd+EhK0


どれほどの間、この小屋の片隅で蹲っていたでしょうか、
いえ時間にすればそれほど経っていなかったのかもしれません。
私は小屋に近づいてくる獲物の気配を敏感に感じ取ります。


見ずとも分かるその圧倒的な威圧感。
正に、相当の手練なのでしょう。

私のような見た目通りの魔物では何も聞き入れられず殺されることでしょう。
しかし、そのような強者といえど不意を撃たれれば案外弱いもの
だが今の私の体では最初の一撃で決められなければ逃げることすらできません。

一瞬で仕留めるため、
飛び掛りやすい位置に動き、
この体を緊張に震わせ
来るべき勝利を待ち受ける!


 ギィ、ギィィィィ
小屋の扉が、音を立ててゆっくりと開こうとしています!


 今です!

私は必殺の一撃を持って小屋へと入ってくる人物へと飛び掛り……飛び掛り………飛び掛り…………

私は気がつけば土下座をしていたのです。
な、何を言っているのか分からないと思いますが
私も何をされたのか分かりません。
頭がどうにかなってしまいそうです。
あれは圧倒的な威圧感だとか、超スピードだとかいったチャチなものzy……げふんげふん、
ともかく私はその男を前に震える事しかできず、

なお土下座をしながらも、
聞かれたことには正直に答え、
物欲しげにバッグを見られれば全て差し出し、
ついてくるか? と聞かれたときには
卒倒しながらも怪我を理由に断らせてもらう始末。
そして男は

「我は鎌石村へゆく、汝も死なぬ様せいぜい気をつけるがよい」

そう言って扉を開け小屋から出ていきました。
男が段々と小屋から離れていくのを確かめて、私はようやく生きた心地がします。
そして生まれて初めて、真の敗北とはどういうものかを知ったのです。



614 名前:明後日の方向:2007/02/01(木) 01:48:32 ID:56sd+EhK0


「陽射しが強くなってきたな、少々急ぐとしよう」
そう言って先程出会った参加者のことを思い浮かべる。
「それにしても、中々できたやつであった。
 ただの一目で我の不死者王としての高貴さと、圧倒的な実力とを見抜くとはな………
 このゲームが終わりまだ生きているようであれば我が配下に加えてやっても良いかも知れぬな」

高貴なる不死者王はゆく、
脅威的な実力を持ち、
圧倒的な威圧感を隠そうともせず
頭に老年男性の禿げ鬘を着け
片手には浣腸を握り締める


ブラムスはゆく。




無限の恐怖を振りまいて。




【C−06/昼】
【不死王ブラムス】[MP残量:100%]
[状態:正常。本人は大真面目に支給品を着用]
[装備:波平のヅラ@現実世界、トライエンプレム@SO]
[道具:バブルローション入りイチジク浣腸@現実世界+SO2、???←本人確認済み、荷物一式×2]
[行動方針:ひとまず情報を収集し今後の方針を決定する(特に夜間は積極的に行動)]
[思考1:鎌石村に向かい、他の参加者との接触を試みる]
[思考2:敵対的な参加者は容赦なく殺す]
[思考3:可能であればレナスと接触する]
[思考4:直射日光下での戦闘は出来れば避ける]
[現在位置:観音堂周辺]

【シン】[MP残量:100%]
[状態:右手にケガ+重度の凍傷(処置済)、翼と体に火傷(処置済)、
    翼膜に穴(処置済 飛べないことは無いですがすぐに落ちるでしょう)]
[装備:なし]
[道具:なし]
[行動方針:人生について些か迷っているようです]
[思考1:いつか必ず自分に屈辱を与えた人間(ルーファス)を殺す?]
[思考2:怪我が癒えるまで観音堂の中で参加者を待ち伏せ?]
[思考3:ガブリエルとミカエルとの戦闘は避ける]
[現在位置:観音堂内部]


615 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 01:51:03 ID:56sd+EhK0

今更ポルナレフねたかよってツッコミはナシナ

616 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 09:38:47 ID:Urh6tbx2O
シン(笑)

617 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 12:16:45 ID:UTM4/bZh0
>>615
乙!
ポル(ry
ロキは動かなければブラムスと会えたのかw

618 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 12:27:16 ID:E3IRQp/rO
>>615
ちょwwwヅラムスTueeeeeeeee!
しかし、今のヅラムスをレナスあたりが見たら、どんなリアクションを返すやら……

619 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 12:31:31 ID:eXZHHrF90
シンはやっぱりかませかw 漫画版は威風堂々としてまさにボスの品格だったんだが、之は之でよし!

ところで、シンの攻撃無効化結界能力とラクールホープすら跳ね返したエネルギーシールド
は禁止の方面で?

前者は禁止として個人的には後者は「展開中移動できない」「シールドが出るまでタメと動作が必要」「長時間展開できない」「本体とシールドに隙間があるので懐に入り込まれたり0距離射撃には無意味」
位の制限で使用可能でいいと思う。

620 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 17:58:57 ID:Lvl9uwNV0
>>619
>シンの攻撃無効化結界能力とラクールホープすら跳ね返したエネルギーシールド
あー、そういえばそんなこともできたねアイツ。
まあ、強すぎなければ何でもいいので、後者はその制限なら構わないと思うよ。
前者に関しては俺も禁止がいいかな。

621 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/01(木) 21:38:25 ID:EuIMiuquO
ここで言うことではないけどさ。

シンって兜割りかなんかで頭上に乗ったら急に無抵抗になった。
こっちも動けないんだけど、攻撃はできるから通常攻撃繰り返すだけでほぼノーダメージで勝ったこと。
ダメっぷりを見て思い出したわ。GJ

622 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 00:34:20 ID:hOXWQtwi0
SO2はそういう意味不明なバグが愉しかったな

623 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 00:45:45 ID:PbXsgTTiO
>>615
『弱者に威張る』『強者にへつらう』
「両方」やらなくっちゃあならないってのが「中ボス」のつらいとこだな
GJ

>>619
制限はまぁそんなもんでいいんじゃない?

>>622
バグとフリーズがAAAの特徴だしなw

624 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 16:16:18 ID:cyfX8bTo0
唐突に質問するが、支給品にバーニィってありですか?

625 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 16:27:14 ID:PbXsgTTiO
やめた方が無難な気はする
うざくなったら所持者(乗ってる奴)が不意打ちされる際にズガンすればいいっちゃいいから処理は楽そうだけどさ

626 名前:ホテルの跡の眠り姫、王子はきっとやってくる:2007/02/02(金) 21:06:53 ID:0puztuEj0

あの時、僕は何を考えていたのだろう

気絶している青年をホテルに運びこみ、応急処置をした後で床に座り込んだルシオは考える。
先程の戦い、確かに僕はこの青年の命を助ける事ができたのだ。
そうは考えるのだが、ルシオの心は晴れない。

あの時、僕は何を考えていたのだろう


支給品や名簿を確認し、まずはプラチナを捜すため歩き出した。
少し行った所で、壮年の男性に殺される寸前のこの青年をみて、たまらず飛び出した。
しかし相手は僕の不意打ちをあっさりと受けて、そして剣を弾かれた。


正直、相手が逃げてくれたから良かったものの、
あのまま戦っていたら自分もこの青年と一緒に血の海に沈んでいたに違いない。
その光景を想像し、思わず背筋を冷や汗が伝う。

この青年をあのまま見捨ててしまえばよかったのだ、
とはさすがに思えないが、もう少し冷静な思考はできなかったものか。


と、目の前にある無敵ユニットを見ながらルシオはうなだれる。
傍らに置いてある説明書には、一定時間は攻撃できないがその間は無敵になれると書いてある。
あの場でこの道具を使っていれば安全にあの男を追い払えたかもしれない。
だがルシオは使わなかった。なにも出し惜しみをしたわけではない。
目の前に今にも殺されそうな青年を見て、すっかり気が動転してしまったルシオは、
道具の事もプラチナの事も、何もかも忘れてその場に躍り出てしまったのだ。
考えるうち、ますますルシオの気分は沈んでゆく。


627 名前:ホテルの跡の眠り姫、王子はきっとやってくる:2007/02/02(金) 21:07:50 ID:0puztuEj0



あれからしばらく経ったのだが青年は一向に目覚める気配を見せない。
知り合いだろうか、しきりにレナという名を呼んでうなされている。
その姿を見てルシオも思い人の事を思い出す。

(プラチナは、どうしてるだろう)

もしかしたらこの青年のように誰かに襲われているかもしれない。
彼女の強さはルシオ自身よく知っているとはいえ、
ロキやブラムスといった強敵に襲われればただで済むはずがない。
いや、そもそもがこんなゲームに放り込まれた以上いつまでも無事でいられるはずがないのだ。
戦乙女でもあるプラチナを倒せる者など滅多にいるものではないと考えるも、
一度覚えた不安は際限なく膨らんでゆく。



なおも目覚める気配を見せない青年を前に次第に焦りがつのりだす。
友人だろうか、安らかな様子でアシュトンという名を呼び続ける青年に苛立ってくる。
こうしている間にもあの変態魔道士がプラチナに言い寄っているかもしれない。
あんなのに彼女がなびくとは思えないが、胸に渦巻く不安はどうしてもおさまってくれない。

(プラチナは、大丈夫かな)

彼女は確かに強いけれど、どんな時でも不測の事態というのはあるものだ。
別にそんな時に自分さえいれば何とかできるだろうと思い上がるわけではない。
ただ、こんな自分でも、近くに居たならきっと何かできる事はあるのではないかと、
自分が傍にいることで、きっと何か分け合える事もあるのではないかと、
ルシオはそう思うのだ。



いつまでたっても目を醒まさない青年にとうとう痺れを切らす。
恋人だろうか、にやけた顔でシンという名を連呼する様は正直いって見ていられない。
実は気を失っているのではなく眠っていたという落ちではないかと疑いだす。

迷いながらも、ルシオはやがて立ち上がる。
気絶したままの青年を置いてゆくのは気がかりだが、
この青年を襲っていた男も戻ってくる気配は無さそうなので、一応は安全なはずだ。
そう考え、自分を納得させてルシオはホテル跡から立ち去ってゆく。

(プラチナを、捜さなきゃ)


628 名前:ホテルの跡の眠り姫、王子はきっとやってくる:2007/02/02(金) 21:08:50 ID:0puztuEj0


【E−4/昼】
【クロード・C・ケニー】[MP残量:100%]
[状態:右肩に裂傷(応急処置済み、武器を振り回すには難あり)左脇腹と背中に浅い裂傷(応急処置済み)、気絶中]
[装備:無し]
[道具:未確認の支給品×1〜3、荷物一式]
[行動方針:仲間を探す]
[思考:不明]
[現在位置:E−4のホテル跡の一室]

【ルシオ】[MP残量:100%]
[状態:普通]
[装備:アービトレイター@RS]
[道具:無敵ユニット、確認済の支給品×0〜1、荷物一式]
[行動方針:知り合いと合流(特にレナス)]
[思考:村を目指す]
[現在位置:E−4のホテル跡入り口]

 ※ルシオがどちらの村を目指すかは次の書き手さんに任せます

629 名前:ホテルの跡の眠り姫、王子はきっとやってくる:2007/02/02(金) 21:16:58 ID:0puztuEj0
投下完了。
問題あったら指摘ヨロ

630 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 22:31:57 ID:qm2ZRNbU0
投下乙
クロードどんな夢見てんだよw

631 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 22:45:06 ID:SiXqRpJp0
>>629

あれか、38話のシンをm9(^Д^)している夢なのか?

632 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 23:01:11 ID:PbXsgTTiO
GJ!

ていうか男の名前なのに恋人かと思うなよルシ男wwww

633 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 23:19:16 ID:Lyoi1oFj0
シンの夢を見て、にやけるって
いったいどんな夢みているんだw


634 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/02(金) 23:38:47 ID:qm2ZRNbU0
エルリアタワーにて強制転移

レナが心配

エルリアタワーに戻る「心配かけたねアシュトン」

シンよえぇwww

こんな感じ?

635 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 00:12:08 ID:rx1i12S30
取り敢えず最近のシンの人気に嫉妬

636 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 14:36:35 ID:MOUSFLFwO
アシュトンのほうが強くて落胆する現実

637 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 16:20:39 ID:I85qlA850
デットトライアングル→よし、とどめ!→なあんてねぇ→効いてないんですよぉ

シンかっこよす

漫画だけは・・・

638 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 17:39:58 ID:EdSdYqD9O
>>636
ピックポケットのため津波前にレベル上げまくると初登場ディアスが己の力量もわからない馬鹿に見えたりもするなw

>>637
漫画のシンの風格は異常
最後フェイズガンでズガンだけどさ

639 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 18:58:08 ID:21SERkBA0
>フェイズガンでズガン
時空剣士乙

640 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 21:19:37 ID:bgXesfzq0
シンが死ンだって?

641 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 21:31:29 ID:E/RBlx3WO
シンがシンだなんてシンじられない

642 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 22:05:24 ID:f/cIXuU/0
シンがエイミんしたなんてシンじらレナス

643 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 22:37:10 ID:EdSdYqD9O
お前らアホだwww

>>642
だレナんだ、シンを殺キたのは

644 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 22:59:45 ID:8kbFIfo10
シンをダオスた奴は俺がこの目デミテル! 嘘じゃない本当にミランダ! シンじてくれ!

……さすがに苦しいか

645 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 01:03:27 ID:QcoF9IBgO
クレスあんま調子に乗るなよ

646 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 14:36:51 ID:KSjn/aXp0
質問
民家などで入手できる道具は何処まで許される?

647 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 15:01:04 ID:yUS1/+q9O
【普通に使ったら武器にならない】かつ【類似品が支給されてない】

個人的にはこんな感じなんだけど、みんなはどうなんだろ?
“原作三村みたく爆弾の材料として肥料を集めるのはありだけど、原作織田様みたく包丁を持ち出すのは無し”みたいな

648 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 15:43:37 ID:HQLhLgHG0
食料は2〜3日分しか支給されていないから有った方がいいと思う。
一軒につき一食分程度で。
診療所などの医療器具は無い方がいいのかな?

>>647
道具はそんなもんでいいんじゃない?

649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 18:31:03 ID:yUS1/+q9O
食糧はどうなんだろ
ぶっちゃけ“三日分”ってのが曖昧すぎるんだよな……

奪い合うほど食糧に困る自体にはならんだろうし、補給の可否はどっちでもいいや

650 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 18:54:38 ID:n0Lv5GCp0
普通の家庭に有ったら不自然なものと普通に使ったら武器になるもの以外は作者に任せる
で、いいんじゃないか?
民家から何かを持ち出す場合は、ツッコミが有ることを覚悟してもらうか、事前に相談してもらえばいい。

651 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 21:36:03 ID:nyvNeOqN0
民家に米(こくもつ)があった。
調理してみた

魂こめたうに丼ができました。

後でおいしくいただいた(ただしHP回復はなし)

こんな感じ?

652 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 22:37:38 ID:a+7bkLw90
つまり、
○アイスソード(武器)
×ドンパッチソード(ネギ)
ってことでつね?

653 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 23:03:10 ID:UtS2uHV00
悪い例
「押入漁ってたらこんなの出ちゃいました」
「ちょwニュートロンボムwww」

良い例
「押入漁ってたらこんなの出ちゃいました」
「広辞苑か……まあ役に立つかもなしれないし、貰っておくか」

でいいのか?

654 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 23:08:11 ID:a+7bkLw90
もっとストレートにいうと

× 台所に火薬があったぞ!マーダーをおびき寄せて爆死させれる!
○ 台所に小麦粉があったぞ!マーダーをおびき寄せて爆死させれる!

粉塵爆発自爆イベントはもはやお約束だから許容でいいかなとも思う

655 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 23:08:51 ID:JCscUz2H0
マダレムジエンは実は強力武器

656 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 23:20:36 ID:UtS2uHV00
>>654
自爆かよ

>>655
FFTのことかー?

657 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 23:53:08 ID:u1OYy8TD0
>>655
びよーん

658 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 00:58:52 ID:m3w1pZln0
誰か>>597で挙げられてた話の続き書いてる人いる?

659 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 01:45:26 ID:jnQ83YwO0
書いてな〜い、てかかけねぇ orz

660 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 07:21:20 ID:xlhh9HvrO
すず達書いててあと推敲ぐらいしかやることない段階だけど入試あるからさすがに来週以降になりそうなんだぜ

661 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/06(火) 13:49:52 ID:lfYws48eO
>>660
ロワの事なんてどうでもいいから、受験に集中しとけ。
悪い事は言わないから

662 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 00:56:48 ID:axNYi6Sq0
>>660 受験がんばってくれ。投下されるまで楽しみに待っているから。



663 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 22:23:04 ID:cbnkltI20
>>660
受験が終わってもその部分はきっと空いてるから
安心して受験に力を入れておくべきだな。

664 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 09:11:24 ID:pxeDnXaaO
お前ら優しいな

>>663
さらっと寂しい事言うなよwww
もっとみんな積極的に殺し合い書こうぜ!

665 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 22:56:59 ID:FR3QtjW50
ここでいきなりの投下↓

666 名前:続・止まらない受難:2007/02/08(木) 23:01:56 ID:FR3QtjW50
「さあ、どういう事か説明してもらおうか!」
ネルはアルベルに銃口を向け強い口調で問いただした。
別に自分がどう思われようが気にしない性格だったが
殺してもいないのに殺人の容疑をかけられていい気分はしなかった。
「おい!そこのガキ。
俺はあのまま死体を放置しとくのも哀れだったんで弔ってやろうとしただけだ。」
夢留を睨み付けながら喋った。
「ほう、あんたがそんなことをするようなやつだったとは思ってもみなかったよ。
私の知っているあんたはこの状況を幸いとして人殺しを楽しむタイプの人間のはずだよ。」
尚も銃を向けつつアルベルを睨み付ける。
「俺を見くびるなよ糞虫が!俺は無抵抗な人間を殺したり弱いものイジメをするような趣味は無いんだよ!それに。」
そう言うと左手の義手でドアを思いっきり引っ掻いて見せた。だがドアには傷一つついていない。
「見た目は愛用の義手だが鉤爪部分はナマクラもいいとこ、こんなんじゃあ人を殺したくても殺せねぇよ。」
そう言ったところでアルベルは自分の無実を証明する名案を閃いた。
「おい!そこのガキ。てめえは俺が女を殺したのを見たって言っていやがったな。
その時の死体は見たか?見てたならわかると思うがあんなに血塗れにするには相当切れる獲物が無いと無理だ。
見てのとおり今の俺はそんな獲物を持ち合わせていない。」
「確かに、あの女の人一目で死んでいるとわかるぐらい血だらけだったけど…。
あなた武器を隠し持っているんじゃないの?」
「何なら荷物の中身でも見てみるか?ろくなもんが出てこねえけどな。」
そう言うと担いでいたバックを腕に抱えた。
「わかった。荷物をそこに置いて向こうの壁まで下がりな。妙な真似したら撃ち抜くからね!
悪いけどあんたはこっちで荷物の確認をしてくれるかい?」
夢留は頷き、アルベルも渋々ネルの言われたとおり荷物を置いて下がった。



「こっちのバックには特に目立ったものは無いみたい。」
そういうと2つ目のバックを探り始めた。
「うわぁ、なにこれ?メイド服?」
夢留はバックからメイド服を広げながら取り出した。
「あんたがメイドさん好きだったとはね。しかもこれスフレのじゃないか。
ロリコンの気まであるのかい?弱い者イジメの趣味は無いかわりにいい趣味してるじゃないか。」
先程とはうってかわって軽蔑の眼差しをアルベルに向けた。
「なっ。ちっちげーよ阿呆が!それはそこのガキが俺に向かって投げつけてきた荷物に入ってたんだよ!」
「え〜。私こんなの知らないしぃ。」
夢留は珍しそうにメイド服を眺めながら言った。
「そっそんなことより武器は出てきたのかよ?」
二人は夢留の方を見たが彼女は首を横に振った。
「どうやらあんたは白みたいだね。」
そう言うとネルは銃を下ろした。


667 名前:続・止まらない受難:2007/02/08(木) 23:09:30 ID:FR3QtjW50
オペラは終止三人のやり取りを見ていた。
あの場に乱入して三人殺すことも考えたが
男と赤毛の女の身のこなしは見ただけで只者ではないとわかるものだったのでその案は実行しなかった。
どうやらこのままバラけることもなさそうだし次のチャンスを伺うことにしよう。
そう思い出口に身を翻したその時。
「そこのあんた!私が気づいていないなんて思っているのかい?両手を挙げてゆっくりこっちに来な!」
部屋の中から女の怒鳴り声が聞こえてきた。
(気づかれた?どうする?姿を見られてはいなそうだけど…。いや、ここはうまく近づくチャンスだわ。)
すばやく考えをまとめオペラは言われた通り両手を挙げながら部屋に入った。



「あんた、あんなところで何をしてたのさ?」
ネルはオペラに問いただす。オペラの側からは窓からの光で表情まではうかがい知れなかった。
「この建物を通りかかったときに声が聞こえたから気になって様子を伺ってたのよ。」
「じゃあ、何でコソコソと隠れていたのさ?
どこから見てたか知らないけど私たちはゲームに乗ったりしてる様子はしてなかったはずだよ。」
「突然出てってもあなたたちを驚かすことになりそうだったからよ。」
そういうとオペラは前髪をかきあげ額にある第3の目を見せた。
「こんな容姿をしているから特に疑われやすいのよ。」
「そうだったのかい。すまなかったね、いきなり脅かすような真似をしてさ。
こんなことになってるんだ警戒するに越したことないからね。」
そう言うと銃口を下げオペラの方に歩み寄った。
オペラとネルの距離が2メートルぐらいになったその時、しばらく黙っていたアルベルが口を開いた。
「待て。その女が危険人物かどうかわかってねぇだろうが。」
アルベルはネルを制止するとオペラにたずねた。
「お前はこの殺し合いをどう思ってる?」
「やってられるわけないじゃない。突然分けわかんないところに連れてこられて最後の一人まで殺しあえ?冗談じゃないわ!」
ここに来てからの彼女の行動は今の発言とは正反対だったが本心だった。
何も好き好んでミントを殺したわけではない。ただ愛する人の為そうするしかなかったのだ。
アルベルは尚も探るように問いかける。
「ほう、じゃあまだ人を殺したりしてねえよな?」
「とっ当然じゃない。襲われたりしないかぎり好き好んで殺したりなんかしないわ。」
真実を言えば自分の立場が危うくなると思いとっさに嘘をついた。
「嘘をつくんじゃねえよ糞虫が!だったら何でてめえの荷物から血の臭いがしやがるんだ!?」
確かにミントを切り捨てた剣はバックの中にあるが、そんな臭いを嗅ぎ分けれるわけがない。
「そっそんなの言い掛かりだわ!」
「いいや、数多の戦場で人を、モンスターを切り捨ててきた俺の鼻がこの臭いを嗅ぎ違えるわけがねえ!その荷物の中身見せてもらうぜ!」
そういうと左手を伸ばしてオペラの荷物を掴もうとした。
オペラは後ろに飛びのきつつ、荷物から一振りの剣を取り出しアルベルの義手の手首から先を切り落とした。
「やっぱり嘘をついていやがったのか、このまま俺たちと同行し隙を見て皆殺しにするつもりだったんだろ?
大方あの道で死んでた女を殺ったのもてめえの仕業だな。そんな太刀筋じゃあ不意打ちじゃなきゃ殺れねえもんな?」
アルベルは切られた左手を眺めたあと構えながら挑発した。
「アルベルよしな!その剣とてつもない魔力を持ってるよ。
3対1だけどまともにやりあえばこっちもただじゃ済まない。一旦退くよ。」
「はっ!この臆病者が!こんな糞虫潰すのなんざ素手で十分だ。
この糞虫に身の程ってやつを教えてやる!やる気がないならさっさとそのガキ連れて逃げな!」
「アルベルあんたねえ。」
臆病者という言葉にカチンと来たネルは言い返そうとした。
「もしかしてあの人私たちを逃がすための時間を稼ぐつもりかも。」
夢留はつぶやいた。
「なっ、ちっちげーよ!阿呆が!!お前らのためなんかじゃねえ!
足手まといがいても邪魔なだけなんだよ!いいからさっさと逃げろよ!」
思わぬ一言を耳にして少し動揺したように声を上ずらせて返した。
(今度はツンデレかい?忙しいやつだね。)
ネルは少し呆れたがこの少女を危険にさらすわけにもいかないのでアルベルの言葉に従うことにした。
「わかった。好きにしな。けど、あんたみたいな奴でもルシファーを倒す大事な戦力なんだ。
こんな所で野垂れ死ぬんじゃないよ。」
そう言い残すと夢留と共に窓から外に飛び出した。


668 名前:続・止まらない受難:2007/02/08(木) 23:14:01 ID:FR3QtjW50
オペラは逃げる二人には目もくれずアルベルをじっと睨み付け剣を青眼に構えた。
対するアルベルは左手足を前に出し半身になりその右手には闘気が練りこまれている。
(今の俺が出せる技で一番破壊力があるのはこれだ。乱発はできねえ、一撃で決めてやる。)
アルベルは一足飛びで仕掛けれる間合いにするべく半歩踏み込んだがオペラも半歩下がった。
(太刀捌きは微妙だったが今の間合いの取り方といい、相手の動きを点で捉える目の動きといいこの女相当修羅場をくぐって来てやがる。)
そう思うと少し楽しくなりニヤリと口元を歪めた。
ルシファーを倒して以来アーリグリフ国内に彼に敵う者もいなくシーハーツとの戦争も終結し闘争に飢えていた。


しばらくお互い相手の間合いのギリギリのところで様子を伺っていた。
アルベルは相手の剣を受ける術を持たないので隙を探していた。
対するオペラは剣術のイロハも知らない素人、下手な小細工はできるはずも無い。
ただ手製のランチャーを振り回していたスイングスピードには自信があった。
相手が仕掛けてきた一瞬の隙に一太刀浴びせるつもりだ。
(この緊張感は心地良いがいい加減飽きたな。仕方ねえ仕掛けるか。)
両足に力を込め一気に間合いをつめオペラの剣がギリギリ届かない位置に着地した。
オペラはその着地の隙を逃さず一歩踏み込みつつ剣を振り上げ一気に振り下ろした。
その剣閃はアルベルの脳天をしっかりと捕らえていた。
「チィ。」だがアルベルもその動きを見切り体を右にそらした。
予想以上に剣速が早く左肩から先は切られてしまったが懐に入ることができた
右手に渾身の力を込めオペラの左わき腹に拳を叩き込み同時に練り上げていた闘気を解き放った。
「吼竜破!」アルベルが叫ぶと放たれた闘気は竜の形を成しオペラに襲い掛かった。
「かはっ」オペラはそのまま反対側の壁に叩きつけられくぐもった声を上げた。
オペラは剣を杖代わりにして立ち上がろうとしたが、掌打を叩き込まれた左わき腹に激痛が走りそれはかなわなかった。
アルベルは確かな手応えを感じオペラに歩み寄る。
「その様子じゃあもう戦えないだろ、抵抗できない奴に止めを刺すのは主義に反するがてめえみたいな危険人物を生かしておくわけにもいかねぇ。
せめて一思いに殺してやる。」
そう言うと再度右手に闘気を込めだした。
オペラは立てひざを突いたまま左手でジャケットのポケットを探った。
不審な動きをしたオペラを見て「動くんじゃねえ!」と叫びとどめの一撃をいれるべく飛び掛ったが遅かった。
オペラは一枚の札を取り出すとそれを掲げた。
オペラの体はまばゆい光に包まれその光がおさまる頃には姿は消えていた。


669 名前:続・止まらない受難:2007/02/08(木) 23:15:52 ID:FR3QtjW50
オペラは気がつくと氷川村すぐ近くの道端にいた。
彼女の窮地を救ったアイテム神速の護符はその手から消えている。
オペラの荷物に入っていた支給品のひとつだった。
(いざという時に使うつもりだったけどこんなにも早い段階で使うことになるなんて。
とにかく傷の手当をしないと、このままじゃあまともにやりあっても返り討ちが関の山だわ。)
フラリと立ち上がるとまたもやわき腹に激痛が走り意識が飛びかけた。
剣を地面に突き刺し自身を支え呼吸を整えた。
「まだよ、まだ死ねないの。エルのためにももっと、もっと殺さないと…。」
うわごとの様に呟くと沖木島診療所の方へ歩き始めた。

【I-07北部/昼】
【オペラ・べクトラ】[MP残量:100%]
[状態:右肋骨骨折:右わき腹打撲]
[装備:咎人の剣“神を斬獲せし者”@VP]
[道具:???←本人確認済 +荷物一式*2]
[行動方針:参加者を殺し、エルネストを生き残らせる]
[思考1:怪我の治療をすべく診療所へ行く]
[思考2:誰かと遭遇しても不意打ちが確実に決まる状況で無いならスルー]


670 名前:続・止まらない受難:2007/02/08(木) 23:18:39 ID:FR3QtjW50
「ふう。」
何とかオペラを退けたアルベルは一息ついた。
のどが渇いたので水を取り出そうとしたが、辺りには荷物が1セットしかなかった。
(あのガキちゃっかり自分の荷物持って行きやがって。)
床に転がっている義手が目に入った。
拾い上げ接続しようとしたがものの見事に切断されていて出来なかった。
(まぁ、投げつけりゃ隙を作れるかもしれない、修理できる奴がいるかも知れねぇし持って行くか)
バックのところまで歩み寄り拾った義手を入れようとしたときバックが妙に膨らんでいるのに気づいた。
少しいやな予感がしたので中身を確認するとそこには
〔こういうの好きなら私いらないからあげるね☆〕と書かれたメモとともにメイド服が出てきた。
「だからこんなもん好きじゃねぇー!!」
メモとメイド服を切り裂こうとしたが、生憎片方しか腕が無くそれはかなわなかった。
メモを丸めて捨てると仕方がないので、かさばらない様にメイド服を綺麗にたたんでバックにいれた。
服をたたんでいる時ふと(俺なにやってんだろorz)と悲しくなった。


【I-07/昼】
【アルベル・ノックス】[MP残量:70%]
[状態:左腕(義手部分)切断]
[装備:なし]
[道具:メイド服(スフレ4Pver)+荷物一式]
[行動方針:ルシファーを倒す、基本的に単独行動するつもり]
[思考1:武器の調達]
[思考2:左腕の代用品の調達または修理]
[思考3:しばらく氷川村での散策を続ける。]


671 名前:続・止まらない受難:2007/02/08(木) 23:20:30 ID:FR3QtjW50
「ここまで来れば大丈夫そうだね。」
ネルはそういうと足を止めた。かなりの距離を走ったがほとんど息を切らせてなかった。
「はぁ、はぁ、ちょっ、ちょっと速すぎですよ〜。」
方や夢留はネルに追いついていくのがやっとだった。
立ち止まったネルにようやく追いつくと、膝に手をつき肩で息をした。
普段は訓練された者達と走ることがほとんどなので、夢留が一般人ということをネルはうっかり忘れていた。
「大丈夫かい?あそこの木陰で少し休憩しようか。」

二人は木陰に座わり互いの自己紹介を交わした後夢留はたずねた。
「ネルさんはこれからどうするつもりですか?」
「そうだね、私の知り合いにこいつをどうにか出来そうな奴がいるから探すつもりさ。」
ネルは首につけられた爆弾を指しながら言った。
「じゃあ、私もついて行っていいですか?私の知り合いも何人かこの島に来てるみたいなんですけど宛てもないし…。」
「私はかまわないけど、多分最後にはこの会の主催者との戦いになる。そうなれば最悪の場合返り討ちにあうかもしれないよ。」
「大丈夫ですよ。私こう見えても魔法が使えますから。きっと役に立って見せますよ。」
「そうかい。じゃあ改めてよろしく頼むよ夢留。」
「はい!」
そういうと二人はかたく握手を交わした。




【H−06/昼】
【ネル・ゼルファー】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:セブンスレイ@SO2]
[道具:????・????←本人確認済 +荷物一式]
[行動方針:仲間を探す(フェイトら文明人、ブレアを優先)]
[思考1:氷川村は危険かもしれないので平瀬村にて仲間の捜索]

【H−06/昼】
【夢留】[MP残量:100%]
[状態:疲労]
[装備:なし]
[道具:荷物一式]
[行動方針:ネルについていく]
[思考1:ネルについていく]
[思考2:アルベルって人大丈夫かな?]


672 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:26:44 ID:FR3QtjW50
投下終了です。

前編書いていた方すみません。
オペラの殺戮ショーも考えたのですが4人も入り乱れてのやり取りは書けませんでした。

では、俺も>>660の合格を祈りつつ投下をwktkしながら待ってるわ。

673 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 23:38:40 ID:/3lz+GL20
リアルタイムktkr!
超GJ!
うまい具合にバラけたな
本気ヴォックスと絡む羽目に組は悲惨なことになりそうだ

674 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 00:28:41 ID:zawv/m0w0
久々の投下GJ!
アルベルのメイド服が役に立つ日はくるんでせうか。
くるといいなぁ……


675 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 00:35:45 ID:JQF+cTam0
>>672
GJ!
アルベルの義手もレプリカだったのか。
後、余計なお世話だと思うが、カギカッコの終わりに句点は付けない方が良いぞ。

676 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 15:16:42 ID:Y3BZS+Tr0
スフレのあれってメイドなの?
メイドより悪魔って感じなんだけど。

677 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 15:53:37 ID:amWqTnD90
>>672
投下乙
細かいことだが、セブンスレイにフェイズガンのエネルギー表記を、アルベルの道具欄に義手を入れた方がいいかと。

678 名前:672:2007/02/10(土) 00:34:08 ID:pPuURsRB0
>>675 いえいえ余計なお世話なんてとんでもない。
このスレで初めてSSを書いてみたのですがそういう指摘は今後の参考になります。
今後も精進したいと思います。

>>676 そういやあまり衣装は見てませんでしたからね。
女性キャラの4Pverは大抵メイド服だと思っていました。

>>677 ごめんなさい。それに気づいたのは通学中でした。
修正したいのですが、一通りまた書き込んだほうが良いのでしょうか?

679 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 00:51:20 ID:zbI6WeC50
>>678
修正したアルベルとネルの状態表だけ書き込んでくれればいいよ。

680 名前:672:2007/02/10(土) 01:20:18 ID:pPuURsRB0
>>679 了解です。

【I-07/昼】
【アルベル・ノックス】[MP残量:70%]
[状態:左腕(義手部分)切断]
[装備:なし]
[道具:メイド服(スフレ4Pver)+切断された義手(腕部+手首)+荷物一式]
[行動方針:ルシファーを倒す、基本的に単独行動するつもり]
[思考1:武器の調達]
[思考2:左腕の代用品の調達または修理]
[思考3:しばらく氷川村での散策を続ける。]

【H−06/昼】
【ネル・ゼルファー】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:セブンスレイ〔単発・光+星属性〕〔25〕〔100/100〕@SO2]
[道具:????・????←本人確認済 +荷物一式]
[行動方針:仲間を探す(フェイトら文明人、ブレアを優先)]
[思考1:氷川村は危険かもしれないので平瀬村にて仲間の捜索]

に変更します。

681 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 21:34:48 ID:w0duM1LJ0
>>672
>>677

細かいようだが、「セブンスレイ」はコスモライフル用プログラムチップであって
コスモライフル自体ではないので注意。
だからEN残り表記は不要だと思われる

682 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 21:58:01 ID:iSA0qpXU0
この話の中でセブンスレイを『銃』と表現してますし、20話の時点で武器として扱っています(流石にチップを武器にするのは無理があるだろう)
ので、てっきりコスモライフルもセットで支給されているものだと思ったのだが…。
どうします?

683 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 22:05:05 ID:pr+WU0E50
>>682
そういう事でいいんじゃない?コスモライフル+セブンスレイって事で…。
もしアレならネルの支給品を減らせばいい

684 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 13:33:27 ID:I2rYBzO+0
話のネタがない…
容量に余裕がある内に次スレ用のテンプレでも考えます?

685 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 00:18:10 ID:k4x1Vv/uO
そういやテンプレまだ決まってないんだよな
したらば掲示板もほしいところだが……

686 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 11:06:15 ID:G8D62pO10
テンプレはどこかのを流用して添削するとして
本スレがこの状態だからしたらば必要ないと思う

687 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 18:29:37 ID:GEnmJavL0
>>686
そか
あんま暇ないから俺一人でテンプレ候補作ったりってのは出来そうにねぇなぁ
誰かやってくれるって人はいない?
もしくはwikiに『テンプレ』って項目作って有志がそれを改変してくとか

あと、したらばはあれが欲しいな、試験投下スレ
回復魔法やらブラッディーアーマーとか、未決定の制限やらの描写が入るものをいきなり本スレに投下していいものか……

688 名前:静かな湖畔の森の影から ◆wKs3a28q6Q :2007/02/14(水) 00:07:15 ID:WZ7zvWVQ0

静かな湖畔の森の影から、男と女の声がする――

男は女を説き伏せようと声をかけ。
女は男をねじ伏せようと隙を窺う。

しばしの膠着。

そして両者は賭けに出る。賭けるものは己の命。





忍は非情でなければならない。
仕えるべき者のために相手の命と、そして必要とあらば己の命をも犠牲にしなければならない過酷で誇り高い職業。
自分は、そんな忍の頭領になるのだ。
「げっ、またフルーツポンチかよ」
「何よー、文句あるなら食べなきゃいいでしょー!」
だけど――チェスターさんやアーチェさん、ミントさんにクラースさん、それにクレスさんと居る時間は楽しくて。
「……いただきます」
「すずちゃんはどっかの馬鹿男と違って文句ひとつ言わないもんねぇ〜」
「……好きですから」
「すずちゃん甘党だもんね〜。あのスケベ大魔王はいらないみたいだし、すずちゃんおかわりしてもいいんだからね〜」
「なっ……いらねぇとは言ってねぇだろうが!」
非情にならねばと押し殺し続けてきた感情が表に出てきてしまって。
「やれやれ、あの二人は静かに食事が出来ないのか……」
「賑やかでいいじゃないですか。ね、すずちゃん」
「……はい。悪くはありません」
いつしか、普通の女の子も悪くないかなと心のどこかで思ってしまって。
「アーチェの言う通りだぞチェスター。フルーツポンチしかまともに作れないってわかってるんだから、嫌なら食事当番をアーチェの代わりにやればよかったじゃないか」
「……なぁんか微妙に馬鹿にされてる気がするんだけど?」
「ま、チェスターの言い分もわからなくはないがな。アーチェもそろそろ他の料理を作れるようになってもいいんじゃないか?」
「何よ〜、クラースはあの馬鹿の肩を持つって言うの!? あぁやだやだ、スケベはスケベと共感するんだ。すずちゃん、あの馬鹿二人には近づいちゃダメだよ」
「なっ……! 私は別にチェスターの肩を持ったわけでもスケベなわけでもだなぁ……」
「二人の言い分はイーブンですもんね!」
「…………」
「…………」
「あれ?み、みんなどうしたの?笑うとこ笑うとこ」
「……食べるか」
「……そだね」
本当に、楽しかった――(クレスさんの冗談自体はアレでしたが)
だけど、その楽しかった日々もこれまでだ。
『最後の一人になるまで・・・殺し合え』
このふざけた戯言に、最初は付き合う気などなかった。
仲間と力を合わせればなんとかなると思えたから。
だけど――名簿にダオスの名を見つけ、事情が変わった。
自分が仲間と力を合わせ六人がかりでようやく倒したあの男を、ルシファーと名乗った男は蘇らせた。
死者の蘇生だけでも恐ろしい能力だというのに、あのダオスに反抗すら許さない強大な力をも持っている。
正直に言って、万に一つも勝ち目などないだろう。
だとしたら、やるべきことはひとつだ。
ダオスを討ち、優勝し、散っていった者達の分まで生き続ける。
本心を言うなら、優勝者は自分ではなく苦楽を共にした誰かがいいのだが――自分にも、待っている者がいる。
いまやこの命は自分一人のものではない。
(私は……次期頭領。ここで散るわけにはいかない!)
楽しかった思い出を頭から叩き出し、瞳に冷たさを宿した少女は、無防備な細目の青年へと――
いや、楽しかった思い出を頭から叩き出し、瞳に冷たさを宿すために、少女は青年へと飛び掛る。
一線を越え、あの頃の甘い自分に戻れぬよう己の追い込むために。



689 名前:静かな湖畔の森の影から ◆wKs3a28q6Q :2007/02/14(水) 00:14:59 ID:WZ7zvWVQ0
それから一刻ほど経った。
未だにアントラー・ソードが細目に致命傷を与えることはない。
それでも分はこちらにある。
相手はただ速いだけ。動き自体は素人のそれである。
争いとは無関係な――いや、この場合は“無関係だった”と表現するのが適切か――本来ならば守るべき一般人なのだろう。
せめて苦しまないよう逝かせてやりたい。
「隙有り」
観念したのか、はたまた草に足でも取られたか、とにかく細目の動きが止まった。
その隙を見逃す手はなく、一思いにと躊躇うことなくその刀身を細目の身体へと滑り込ませる。
「…………ッ!」
深く突き刺すための前傾姿勢のおかげで、細目が何かを呟いていることに気が付いた。
遺言や恨み言の類である可能性は否定できないが、それでも念のため素早く細目から離れる。
「忍法・飯綱落とし!」
それが効を奏し、石の槍を回避して背を向ける男に飯綱落としを叩き込むことに成功した。
呻く姿を見、早く楽にしてやろうと細目へと歩み寄る。

「…………!」
ガサリ、という音を聞き、素早く後方へと飛び退いた。
音源に目を向けると、武器も持たない金髪の青年が姿を現した。
姿を隠すつもりがないということは、あの細目の仲間ということだろう。
でなければこんなリスクを犯してまで割り込んでこず、決着が付いた後で奇襲をかけるはずだ。
「君は……どうしてこんなことをするんだ」
金髪の青年は、こちらをまっすぐと見据えて問う。
「答える義務はありません」
「何故だ……君にも、お父さんやお母さんはいるだろう!? 君のそんな姿を見たら悲しむぞ!」
…………そんなことは、ない。
父上と母上は、忍として里の者のために非情になれたすずを見て喜んでくれるはずだ。
弱くて足を引っ張るばかりの甘ちゃんだった自分に別れを告げようとするすずを、あの世から応援してくれるはずだ。
「こんな愚かなことはもう止めろ!」
忍として散った両親のためにも
「…………御免」
ここで退くわけには、いかない。






690 名前:静かな湖畔の森の影から ◆wKs3a28q6Q :2007/02/14(水) 00:20:19 ID:WZ7zvWVQ0
外見とその戦闘力は必ずしもイコールではない。
神界ではそのことを改めて思い知らされた。
ロキにフレイア――二人には劣るがジェラード姫なんかも非力な子供のような外見のわりにかなりの実力を有している。
だから、相手が子供だろうと殺人者は殺人者だと割り切って間に入った。相手を倒す覚悟だってある。
――だけど、言わずにはいられなかった。
「君は……どうしてこんなことをするんだ」
強いだけの子供はたくさん知っている。戦乱の中で瞳に恐怖や憎悪の色を宿した子供もたくさん見てきた。
だが、こんな冷たい瞳をする子供を見るのは初めてだ。この子の瞳には、恐怖も憎悪もない。
ただただ冷たい感情のない瞳に微量の殺気を込めている。
――何故、こんな子供がそんな目を出来るんだ? どうして躊躇なく人を殺そうとするんだ?
「答える義務はありません」
「何故だ……君にも、お父さんやお母さんはいるだろう!?」
そう、誰にだって家族はいる。大切な人はいる。
悲しむ人が、いる。
「君のそんな姿を見たら悲しむぞ!」
そうだ、そんなことをしたら悲しむ人が出る。
子供が取り返しの付かないことをしたとき、一番傷つくのは親なんだ。
何が子供をそんな行動に走らせたのか悩みに悩み、最後には子供にそんな衝動があったことに気づけなかった自分を責める。
親は、子供の罪を子供以上に背負わされるのだ。
――僕の父さんがそうだったように。
「…………御免」
少女が地を蹴る。
矢の如き速さで距離を詰めた少女の斬撃を、どうにか右腕でガードする。
「忍法・五月雨」
連続した剣撃。その全てを回避する術は無く、無様にも膝を付いてしまう。
そして当然の如く、その隙を少女は見逃してはくれない。
「……え?」
衝撃でバランスを崩してしまったが、骨折はもちろん擦り傷ひとつ負っていない。
剥き出しの顔面にも剣撃を受けたのに、だ。
(伊達に命を吸ってはいない、か)
先程よりも疲労感が増したが、そんなことは気にしてられない。
呆然とする少女の身体に拳を叩き込もうと走り出す。
「……忍法・葉隠!」
が、拳が届くよりも早く、目の前の少女は木の葉に包まれたかと思うと忽然と姿を消してしまった。
ブラッディーアーマーに命を吸われているため重くなった足では、やはり機敏な少女の相手をするのは厳しいようだ。
「大丈夫ですか?」
とりあえず逃げてくれたのならよかった。
血濡れの男を介抱し、ブラッディーアーマーも一端外して休息を取ろう。
そう思い歩み寄った矢先だった。
「忍法・曼珠沙華」
微かに聞こえた。幼さの残るその声が。
「上!?」
血濡れの男の叫びと同時に空を見上げる。
木の枝に乗った少女が、何かを放るのが見えた。







691 名前:静かな湖畔の森の影から ◆wKs3a28q6Q :2007/02/14(水) 00:30:05 ID:WZ7zvWVQ0
何が起きたのか、未だにノエルには理解が出来なかった。
クロードやディアス、アシュトン達が助けに来たのならまだわかる。
だが、目の前の青年は全くの初対面だ。
耳が尖っていないため、懐かしすぎて顔を覚えていない同級生ということもあるまい。
つまり、目の前の青年は見ず知らずの自分のために武器もないのに飛び出してきてくれたのだ。
(加勢をしないと……でも、どうする……早く動く相手には何を放てば……)
傷口を押さえ、ただただ二者のやりとりを見守ることしか出来ないノエル。
同じ紋章術士でも、セリーヌやレオンなら接近戦でも放てる詠唱の早い魔法を持っている。
レナに至ってはその肉体で相手を殴り飛ばすことだってあるのだ。
なのに――自分には大切なものを守り抜くだけの力がない。
彼らの力になりたくて――大切なものを守りたくて、僕はあの時飛び乗ったのに。
「忍法・五月雨」
「…………!」
“忍法”という言葉に、ノエルの意識は現実へと引き戻される。
刺された時に血を流しすぎたのだろうか。うっかり仲間へと想いを馳せるのに夢中になってしまった。
これがいわゆる走馬灯か?
いや、今はそんなことをしている場合ではない。
とりあえずこれ以上失血するのは不味い。だんだん意識もぼやけてきた。
フェアリーライトを――いや、助けに来てくれた青年も少女の猛攻を受けていた。
ぼやけていてよく見えないが、心なしか動きも鈍いように見える。
「キュア……オール……」
力を振り絞り、自身の傷と青年の傷を癒すために唱えられた紋章術。

だが――ノエルの望んだ結果は得ることが出来なかった。

(血は止まった……傷口も塞がった……だけど、ダメだ……)
それが何なのかはよくわからない。
強いて言うなら『傷は塞がったが失われた血液が戻らない』とでも言うのだろうか。
“悪化する”ことは防げたが、“好転はしていない”。
キュアオールの威力が格段と下がっている。
(それに……この感じは……)
十賢者と戦い、紋章術を撃ちつくした時に感じたそれと同じ感覚だ。
おそらく、しばらく紋章術は使えないだろう。
どうやら制限されたのは威力だけではないようだ。
「大丈夫ですか?」
青年が歩み寄ってくる。気付けば戦いは終わりを迎えていた。
本当は大丈夫ではないのだが、とりあえずこのお人よしの青年が無事なだけでも良しとしよう。
そう思い、細い目を更に細めてややぼやける青年の顔をしっかりと見ようとした矢先だった。
「忍法・曼珠沙華」
ぼやける視界に映った、赤色の何か。
とにかく不味いという事だけはわかったので――ノエルは青年に覆いかぶさった。
(僕は、まだ死ねないのにな……)
背中が熱い。それにすごく痛い。
(バーニィ……他のみんな……僕がいなくても、野生で強く生き抜くんだよ……)
ノエルが最期に想うのは、エクスペルに残して来た動物達。
旅の仲間のことは想わなかった。
何故なら、彼らは十分強いから。彼らならきっとこのゲームを終わらせられるから。
だから、彼らについては心配することは何もない――







692 名前:静かな湖畔の森の影から ◆wKs3a28q6Q :2007/02/14(水) 00:33:04 ID:WZ7zvWVQ0
危なかった。
仕留めたと思った獲物が流血すらしていないことに驚き、不覚にも棒立ちになってしまった。
そのため飛び退くだけで避けられたであろう攻撃に対し、判断を誤って葉隠を使ってしまった。
冷静さを欠いた先にあるのは死だけだ。
もう一度だけ目を瞑り、もう戻れない日を思い、その日々に別れを告げるために曼珠沙華を放つ。
冷静になったせいであの頃への未練が僅かばかり蘇り、ほんの一瞬曼珠沙華を放つのを躊躇してしまう。
それでも今更戻るわけにも行かず、未練を振り払うために過剰な量の曼珠沙華を放ってしまった。
しばらく曼珠沙華は使えそうにないが、まぁ、未練を断ち切るために支払ったと思えば安いものだろう。
「…………」
油断はしない。細目が金髪に覆いかぶさるのが見えていたし、金髪にまだ息がある可能性がある。
それでも骨折ぐらいはしているだろうし、とどめを刺すために近づいても敗れることはないだろうと木から飛び降り足を進める。
あまり戦闘が長引くと更に人が来てしまうかもしれない。
そうなったら小柄で単純な腕力では大多数の者に劣り、かつ使い慣れた忍刀を持っていない自分では厳しい戦いとなってしまう。
まだまだ先は長いのだ。ここでの更なる連戦は避けるべき。
手早くとどめを刺し、デイパックを回収したら早急に移動しよう。
「くっ……」
――細目の亡骸をどけ、金髪が立ち上がった。
どうやら、あまりダメージはないらしい。
骨折どころか流血すらしていないように見える。
これが制限とやらの効果なのだろうか?

金髪がチラリと細目の亡骸へと視線を向ける。
その隙を見逃すはずもなく、今度こそアントラー・ソードを金髪の首筋へと叩き込んだ。

「…………!?」
が、死なない。それどころか血すら出ない。
おかしい。明らかにおかしい。
細目にはしっかりと突き刺さったことから、この剣が模造刀の類である可能性はまず無い。
なら、一体何故――
「もう、やめるんだ。これ以上やっても君に勝ち目は無い」
金髪は立ち続けている。傷は、やはり無い。
「君の攻撃は効かない。そういう鎧を着ているんだ。
君が何をしようと、僕には傷ひとつつけられない。」
鎧の力。ありえない話ではない。
勿論鎧ではなく別の何かの効果である可能性は大きいが、アントラー・ソードが効かないということだけは不動の事実なのだ。
だとしたら、これ以上アントラー・ソード一本で立ち向かっても無意味。
「もし君が素直に降伏し、脱出のために尽くしてくれると約束するなら、命までは奪わない。
 武器は没収させてもらうことになるけど……代わりに君は僕が守るから」
その自信はどこから来るのだろうか。
自分如きから一人の男を守ることすら出来ない人間に、あのダオスよりも強いルシファーを倒す力があるとでもいうのだろうか。

――だが、このままでは相手に勝てないこともまた事実。
敗走という手もあるが、情報が広まると色々と面倒だ。何せ忍法のほとんどを披露してしまっている。
分が悪いが、ここは賭けに出るしかあるまい。
「だから頼む。武器を捨ててくれ」
意を決し、アントラー・ソードを放り投げた。







693 名前:静かな湖畔の森の影から ◆wKs3a28q6Q :2007/02/14(水) 00:39:23 ID:WZ7zvWVQ0
「くっ……」
助けたかった男は、自分を助けようとして死んでしまった。
自分がもっとうまく立ち回れていれば彼はもっと長く生きられたのかもしれない。
(僕は、何も出来ないのか……?)
生前は父の期待に応えるため、死後は神の期待に応えるために尽力してきた。
だが――どちらも無難な結果しか残すことが出来なかった。
それどころか父には反旗を翻してしまった。
その事実は父の中で傷となり永遠に残ってしまうだろう。
今回も、助けるはずだった男を助けることが出来なかった。結果として彼を傷つけてしまった。
僕はあまりに無力だ。

だけど――父を裏切る覚悟と命を失う覚悟をしてまでロイの脱獄を成し遂げようとしたように。
命を失う覚悟と辛い思いをする覚悟をしてでも、ルシファーの打倒を成し遂げないといけないんだ。
「もう、やめるんだ。これ以上やっても君に勝ち目は無い」
容赦のない剣撃を放ってきた少女を見据える。
そうだ。仲間を集め、この非道な行いを止めさせる。その想いは変わらない。
そのためには一人でも多くの協力者が必要なのだ。
「君の攻撃は効かない。そういう鎧を着ているんだ。
 君が何をしようと、僕には傷ひとつつけられない。」
人を殺してしまったこの子とて――殺されてしまった彼には申し訳ない話だが――例外にする気はない。
彼女を仲間に出来たら、もっと早く彼女を止められなかった償いとして彼の分まで彼の仲間に手を差し伸べよう。
それぐらいしか今の僕には出来ないから。
「もし君が素直に降伏し、脱出のために尽くしてくれると約束するなら、命までは奪わない。
 武器は没収させてもらうことになるけど……代わりに君は僕が守るから」
これは賭けだ。彼女が仲間になってくれるか否か。
この場はうまく停戦しても、後で背後から襲われ死を迎える可能性が高い危険な賭け。
それでも、賭けに出ないわけにはいかない。今は少しでも戦力が必要なんだ。


だが――想いは、届かなかった。


顔面めがけて放られたアントラー・ソード。ダメージは受けないが、一瞬視界が塞がってしまう。
視界が開けた時既に少女は踏み込んでおり、右の拳を左の頬へと叩き込んできた。
どうやら、一緒にルシファーと戦って皆で脱出しようという気は無いらしい。
悲しいが――彼女とは、殺し合うしかないようだ。
幼い少女の命を奪う覚悟をするまでの僅かな時間に、何発も拳が打ち込まれる。
ブラッディーアーマーの性能のおかげで傷を負う心配はないが、顔面に拳が繰り出されたことにより再び視界が塞がれてしまう。
「僕を甘く見るな!」
定期的に視界が塞がれようと、相手が近くに居ることさえわかれば大した問題ではない。
重い獲物を愛用してきたのだ。素早い相手に一撃を叩き込む訓練は嫌というほどしてきた。
獲物が無かろうが、重戦士である僕の戦闘スタイルは変わらない。
リーチが短くなった問題も相手が近距離に入ることで解消される。
「ハッ!」
スマッシュアックスを放つときと同じ要領で振りかぶり、右の拳を叩き込む。
鎧の効果か腕を振りにくかった。
手首の辺りに何かが当たる。おそらく肩で止められたのだろう。
「ヤアッ!」
そのまま肩を掴んで一歩踏み込み、相手を引き寄せると膝を繰り出す。
少女の手が止まった。こちらの攻撃は止めない。
呻く少女を突き飛ばし、少女の放った剣へと手を伸ばす。
剣を掴み、振り返り、少女を殺す覚悟を決め、
「この一撃ですべてを断つ!」
振りかぶり、体勢を立て直そうとする少女目掛けて剣を振り下ろす前に、

視界が傾き、ロウファの体は地に伏した。





694 名前:静かな湖畔の森の影から ◆wKs3a28q6Q :2007/02/14(水) 00:44:12 ID:WZ7zvWVQ0
これは敗色濃厚の危険な賭けだ。それでも、降りることは出来なかった。
ルシファーには攻撃を完全に無効化する鎧を支給する余裕がある。
反逆者が現れる可能性がある以上、それを装備されると手も足も出なくなるなどといったお粗末なことはないだろう。
おそらくあの鎧かそれ以上の性能のものを装備していると考えられる。
ルシファーの打倒は仲間が揃ったところで――それこそダオスを討伐したあの時のメンバーが勢ぞろいしたとしてもやはり不可能だ。
だから彼の誘いを断った。この鎧があったところでルシファーに勝てる見込みなどない。
かといってここで武器を素直に渡すと殺害の機会を失ってしまう。
自分が生きて帰るために――そして、万が一のときは仲間の内の誰かが生還出来るように、この男はここで殺さねばならない。
そう思ったから、説明書を読んだだけの支給品・サーペントトゥースで賭けに出たのだ。
説明書によると稀に相手を痺れさせる事があるという――すずには知る由もないが先程命を奪ったノエル・チャンドラーが使用していた――武器。
“傷を負わせられない”鎧でも、傷つける以外の効果――たとえば毒なんかは防げないのではないか。そう思った末の賭けだった。
鎧で覆われていない顔面まで保護してしまう鎧なので毒や痺れなども通じないのではないかと少しばかり不安になったが、根気よく殴り続けた甲斐があって結果はご覧の通りだ。

「くそっ、こんなところで……」
だがまだ賭けは終わっていない。いつまで麻痺させていられるかは定かではないのだ。
相手が地に伏すと同時にその鎧を引き剥がしにかかる。念のため痺れが取れてもすぐには起きられぬよう馬乗りの体勢で、だ。
思ったよりも簡単に鎧は剥がせた。が、同時に思ったよりも早く相手が痺れから回復してしまった。
「やられるものか……っ!」
鎧とサーペントトゥースを後方に放ると、鎧と共に引き剥がしたアントラー・ソードを握り締める。
これが最後にして最難関の賭け。
“相手が無傷なのは本当に鎧の効果だったのか否か”
自分ではどうしようもないうえ、嘘を言い切り札を隠し持っている可能性のほうが遥かに高かった。
だが――意外なほどあっさりと賭けは終わる。
全体重を乗せたアントラー・ソードの刀身は、何とか起こしたもののまだ痺れが残っているのであろう金髪の体にずぶりと飲み込まれていった。
金髪の体が朱に染まる――
「ア……ゼさ…………」
何やら呟いているが、もはや金髪に関心はなかった。返り血を気にすることもなくアントラー・ソードを引き抜く。
それより今は今後のことだ。
あまり響いてはいなかったと思うが、それでも戦闘を聞きつけ誰かがやってくると厄介だ。
待ち伏せも出来ないこともないが、今は休息を取り手持ちの武器をしっかりと把握したほうが良いだろう。
二人から奪った武器を使い効率的に数を減らす策が見つかるかもしれない。
何より自分は忍者だ。隠密行動と暗殺に長けた忍だ。
暗闇に紛れて仕留めていく方が確実だし、疲労も溜まりにくいだろう。
とにかく、今はここから離れよう。
奪い取った鎧を着込み、三人分のデイパックを掴むと足音を立てず小走りに移動を開始した。
楽しかったあの日々に、もう、未練など無い。
すずは――忍の頭領として、戦います。







静かな湖畔の森の影から、無事出られたのは少女だけ。

二人の男は、もう、動かない。

695 名前:静かな湖畔の森の影から ◆wKs3a28q6Q :2007/02/14(水) 00:49:33 ID:WZ7zvWVQ0
【D-04 朝】

【藤林すず】[MP残量:0%]
[状態:ほぼ無傷]
[装備:アントラー・ソード@VP、ブラッディーアーマー@SO2]
[道具:サーペントトゥース@SO2、ノエルの支給品×0〜2(本人未確認)、荷物一式×3]
[行動方針:生き残る]
[思考1:どこかで休息を取りながら支給品の説明書を読み手駒を把握]
[思考2:暗くなったら行動開始]
[思考3:自分が死んだ場合はクレス、ミント、チェスター、アーチェ、クラースの誰かに優勝して欲しい。そのため五人の殺害には消極的]
[現在位置:D-04 森を移動中]
[備考]ブラッディーアーマーの“体力を奪う”という効果にまだ気づいていません。

※バーニィシューズはノエルの死体が装備したままです。
※ブラッディーアーマーは棒立ちの状態で一時間に10%の体力を消費します。
 運動量が増えるとブラッディーアーマーによって奪われる体力は増加します(例/山道を探索する時は20分毎に5%消費、肉弾戦の時は1分で2%消費)
 その代わり顔面などアーマーで覆われていない部分へのダメージを防ぎます。
 状態異常は普通に起こります。
 体力を失うにつれ疲労もたまってきます(貧血みたいな感覚になる)


【ロウファ 死亡】
【ノエル・チャンドラー 死亡】
【残り53人】


696 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 00:53:01 ID:WZ7zvWVQ0
ごめん、一個目落としてから気付いた……
>静かな湖畔の森の影から
じゃなくて
>静かな湖畔の森の影から
だ。推敲したんだけどなorz

まぁ、あれだ、つっこまれて荒れる前に謝っとくと、また後だしジャンケンでごめんなさい。
サーペントトゥースの麻痺する確率は
・20回に1回ぐらいで、2秒ほど麻痺する。100回に一回くらい1分間麻痺する
とか曖昧な制限しか思いつきませんでした。
ブラッディーアーマーとかサーペントトゥースとかちょっと後から影響しそうな要素なんでガンガン突っ込んだ意見言ってください

697 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 00:53:59 ID:WZ7zvWVQ0
>ごめん、一個目落としてから気付いた……
>>静かな湖畔の森の影から
>じゃなくて
>>静かな湖畔の森の影から
>だ。推敲したんだけどなorz

誤字直さなきゃ意味無いだろ俺orz
>静かな湖畔の森の陰から

度々すみません

698 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 01:28:00 ID:Bp0Urh4h0
待ちに待ってた投下ktkr!

>>688-697さん超GJ!です。
そして>>660さんでしたら受験大変お疲れ様でした。違ってたら失礼。

前編ではあかされてなかったすずのマーダーに回った理由だったり
殺すことに対する葛藤の部分うまくできてるなーと感服しました。

すず大分武装もいい感じだしかなり強力なマーダーになりそう。
実はノエルがSO2初の死者ですね。



699 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 01:28:57 ID:Jl+9BR9O0
受験も作品も乙だった。
二人共死んでしまったか…ノエルは何となく死にそうな気がしてたけど、ロウファまで。
さて、すずがブラッディアーマーをどう活かすか楽しみだ

700 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 01:47:52 ID:SMx9UKC50
乙です とても読みやすかったです。
サーペントチュースの制限ですが遅効性でそこまで強力でない種類の毒、というのはどうでしょう?
ちょっと曖昧すぎるかもしれませんが確立にしますと荒れる元にもなってしまうような気がします
後は、休息してるすずが気づいたら衰弱死してそうで楽しみ(?)ですね



701 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 06:10:36 ID:Jl+9BR9O0
他ロワのを流用してテンプレ案をWikiに作ってみた。
不明な個所には?を付けておいたからみんなで改変してくれ。
ただ見づらい上に結構長くなってしまったな…。
今の所良識ある書き手とスレ住民のおかげで特に荒れたりしてないし、書き手・読み手の心得辺りはWikiにあるだけでいいかも。

さて、バレンタインだけどバイト行って来よう。

702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 12:01:42 ID:Bp0Urh4h0
>>701さんテンプレ作成乙です。
バイト先で素敵なあなたを見ていたあの娘からなんてことも…。

上から順に見返してみたけど未決定な部分は

1.勝者への報酬

2.MPの回復のペースと量

3.ボーマンの調合の利用

こんなもんですか?

個人的な意見ですが1に関してはマーダーの人々が
別に報酬目当てで動いてる人はいないみたいだし必要ないかと。

2ですが他所ではどんな感じか知らないので回復量はともかく
作中時間がひとつ進むたびに規定量回復がいいかなと思います。

3ですがこれを許すと他も許可しなきゃいけない流れになりそうなんですが
SO2方式で材料さえあればできるのがいいかと思います。
劇中で調達できそうなのといえば調理用の材料だけですし
料理に関してはすでに制限されているので問題なさそう。

>>597で挙がってた続きが必要そうな7話、19話
神塚山山頂付近の話がまだなので1回目の放送がいれられない状況。
自分はRSやってないのでうまく書けません。
神の降臨を待っております。

703 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 18:56:33 ID:PCaipN9wO
乙なんだがクレス神はどこまでいくのかw

704 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 19:22:30 ID:rSiDvhD9O
>>703
クレスがただの空気読めない子にも見えるなwww

705 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 23:45:11 ID:Rfbv+oMF0
昨日来てたのか
>>697

ロウファ死んだか。出てこなければ殺られなかったのになw
ブラッディーアーマーは状態異常が効くならこれで問題なしだと思う俺は。
サーペントトゥースはどうなんだろうな? 個人的には2秒麻痺を無くして1分麻痺の確率を上げても良いと思うけどな。

>>702
19話は有ればうれしいけど無くても放送は入れられると思うよ。
と、RS書けない俺が無責任なことを言ってみる。

706 名前: ◆XyG9sdMFLA :2007/02/15(木) 00:39:49 ID:wngr2+wg0
ちょっと予約。
ジャック、アーチェの二人で。

707 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 18:30:08 ID:giRgReWV0
ビウィグってミラージュと面識あったっけ?
無かったような気がするんだけどいまいち確信がもてないんだ


708 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 19:21:21 ID:fyhbNm8S0
>>706
今度はアーチェ何を拾うんでしょうねwktk

>>707
フェイトの親父助けに行く突入メンバーにいれば直接の面識もあるはず。
うろ覚えですがクリフにもしものときのために残っておけって言われていた気がします。
ビウィグの宇宙船から通信入っていたからミラージュはあるんですけどね。
その時にディプロの中がビウィグ側に映されてたら顔ぐらいは知ってるんでは?

709 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 19:42:31 ID:giRgReWV0
サンクス ちょっと頑張ってみる。

710 名前:馬鹿ではない!決して馬鹿ではない! ◆XyG9sdMFLA :2007/02/15(木) 22:54:16 ID:AQRCIKdp0
「おーい!リドリー!団長!ミランダ!大隊長!いるなら返事してくれー!」
殺し合いの最中に大声で叫ぶ馬鹿が一人、道を全力で走っていた。
「おーい……誰かいないのかー」
やがて速度と声をゆっくりと落としながら、ジャックは大きく溜息を吐いた。

「誰もいねぇ……」
来るべき道を間違えたのかと、不安そうに後ろを振り返る。
視線の先には、先程通り過ぎた氷川村の影が薄っすらと見えた。
「リドリーたちと入れ違いになってなきゃいいけどなぁ」
呟いてから、ジャックは前に向き直った。

何故ジャックが、この異常な状況下でこのような愚行を冒しているのかというと、
それは彼なりの考えがあってのことであった。
今から数刻前……。

ジャックはリドリーやガンツたちと会うために、島内を探索することにしていた。
「なんだこれ……ここ結構広いじゃん」
地図を見てみると以外と面積があること気が付き、少し絶望。
しかし、三秒後には気を取り直し。
「こうなったら一気に島を一周して探してみるか!」
と勢いづいたまでは良かったが。
「あー、いちいち家の中まで探すの面倒くさいな……」
家内に知り合いの誰かがいて、それを見逃しては一大事だ。
「そうだ!大声で呼びかければ家の中を探す手間が省けるじゃん!」
そんな、場の空気を読む気ゼロの答えを導き出した。
これぞ愚の骨頂。
馬鹿丸出しで、俺冴えてるなーとか言いながら、ジャックはさっそく行動を開始したのだった。

そして現在に至る。

大声を出し続けていた所為で渇いた喉を、水を飲んで潤す。
ゴクゴクと威勢の良い音を出しつつ、ペットボトルに入っている水を殆ど飲み干してしまった。
恐るべき無計画。
またリドリーと会える可能性があって我を忘れているからであろう。
「よしっ行きますか!」
水分を補給したおかげで体全体に力が戻ってくるのを感じて、ジャックは再び歩き始め――
「その前にトイレ」
――なかった。

711 名前:馬鹿ではない!決して馬鹿ではない! ◆XyG9sdMFLA :2007/02/15(木) 22:55:18 ID:AQRCIKdp0
意気揚々と近くの木陰に入って、せかせかとベルトを緩める。
立ち小便の始まりだ!
「なにやってんの?」
「うわっ!」
だが肝心の用を足す前に、突然現れた人物により中断されてしまう。
急いでいたせいで、周囲への警戒を怠っていた。
そんなことは微塵も考えないで、ジャックは来訪者を見た。
ピンク色の髪をポニーテイルで纏めている少女が、訝しむようにジャックを見据えている。
「なにって……小便」
「あ、そう……」
ジャックのデリカシーの欠けらも無い発言に、少女が不快を露にする。
その態度にジャックも多少、ムッとした顔をする。
「そう言うお前は何してんだよ」
「大声で叫ぶ声が聞こえたからここに来たのよ。もしかしてあんたが叫んでたの?ふ〜ん……」
「な、なんだよ」
少女に値踏みするように見られて、ジャックはややたじろぐ。
「あんた仲間を探してたでしょ。名前呼んでたもんね。……実はあたしも仲間を探してるんだよねー」
「ふーん。で?」
察しが悪い。
「だからぁ、一緒に行動しない?」
「別にいいよ」
ズルッと、少女がずっこける。
勿論、二つ返事でOkしたジャックに対して。
「随分と軽いわね……まぁいいか。
 それよりあんた、あんな効率の悪いやりかたで仲間を探そうとしていたの?」
「そうだけど」
やれやれと、少女が頭を振る。
そしてデイパックをがさごそと漁りだす。
「馬鹿だねー。もっと効率の良いやり方ってものがあるんだよ。えーと……あった!」
ジャジャーンという効果音がどこかで鳴り響いた気がした。

「拡声器ーー!」

「何だそれ?」
「これを使うと声が何倍にもなって、かなりの範囲に聞こえるようになるらしいわ」
「すげー!これがあれば簡単にみんなが見つかるじゃん!」
思わぬアイテムの登場に、ジャックは思わず小躍りして喜ぶ。
「そう!これをあの」
ビシッと神塚山を指差す。
「山の上から使えば島全体に呼びかけれるわ!」
なるほどと感心したようにジャックは頷く。
なるほどじゃない。
今の状況を彼等は理解しているのか。
「じゃあさっそく行こうぜ!……あ、俺ジャック、ジャック・ラッセル」
「あたしはアーチェ・クライン」
「よろしくアーチェ!それじゃあ気を取り直して……」
出発進行!と大きく叫んで、二人は山に向って歩き――

「その前にトイレ!」

――ださなかった。

712 名前:馬鹿ではない!決して馬鹿ではない! ◆XyG9sdMFLA :2007/02/15(木) 22:55:51 ID:AQRCIKdp0
【I‐4 昼】
【アーチェ】[MP残量:100%]
[状態:普通]
[装備:ド根性バーニィ@SO3、他にも装備している可能性あり]
[道具:エリクシール@TOP(実際の中身はスーパーボトル@SO3)、拡声器、不明支給品0〜2(本人確認済)、荷物一式]
[行動方針:仲間を探す]
[思考1:ジャックと一緒に神塚山に登り、拡声器で仲間に呼びかける]
[現在位置:I−4 道]

【ジャック・ラッセル】[MP残量:100%]
[状態:普通]
[装備:無し]
[道具:首輪探知機・荷物一式(ただし水は残り僅か)]
[行動方針:仲間を集めてルシファーを打倒する]
[思考1:アーチェを一緒に神塚山に登り、拡声器で仲間に呼びかける]
[思考2:知人と接触(リドリー優先)]
[現在位置:I−4 道]

713 名前: ◆XyG9sdMFLA :2007/02/15(木) 22:57:36 ID:AQRCIKdp0
異常で投下終わります。
問題点があったら指摘してください。

714 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 23:02:07 ID:BdX8lqsc0
とうとう最悪の死亡フラグが…しかも神塚山へ!
ダメだこいつら…早く何とかしないと…!

715 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 23:04:18 ID:Uel0eXBL0
>>713

ド根性バーニィにスーパーボトル、極めつけは拡声器。とんでもない疫病神だな。

716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 23:06:52 ID:zHiqaKpNO
ド根性バーニィ装備して拡声器持ってダオスの所へ向かうなんて…まさに無謀


717 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 23:22:33 ID:fyhbNm8S0
>>713 GJです。
予想に反してアーチェ何も拾いませんでしたね。
てか目的地大変なことになってるから。
放送前の最大の山場になりそう。

718 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 23:49:47 ID:YTbQmllYO
やはりこいつが拡声器かwww
嫌な予感はしてたがさよならアーチェwww

しかし拡声器使ってから包囲網完成ってのはよくあるパターンだが、包囲網の中に拡声器片手に突っ込んでくのって逆に斬新なんじゃないだろうか

719 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 00:01:41 ID:BdX8lqsc0
  .三ニヾ゙           '〃ノ三. {ヽ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.三ニヾ`
  .三ニミ                 '彡三r┴'― 、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.三ニミ  最 思  拡  ド
  三ニミ.  に  大  未  お  ゙彡'/ ̄ ̄ヽノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:三ニミ   悪 い.  声 根
  三二   な  惨  曾  そ   .ニ{ ̄ ゙̄ヽノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 三二    の つ  器 性
  三ニ   る  事  有  ら    _〈 ̄ ̄У_ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.三ニ    組. く   と バ
  三ニ.          の  く      _∧ΤiY´∨ `ヽ :.:.:.:.:.:.三ニ   み  限 ダ |
  三二,                   / 人{ |:| ト、/! |:::}.:.:.:,,.=-三二   合  り  オ ニ
  三彡,.                  / {:.:. `ー-=ニ二´‐'´__,.イ 三彡  わ     ス  ィ
    三彡,.            /   \_ __ _;;. =<´ヒソ,ノ U三彡, せ    : に
    =彡'ノッ,.,., .        ...、/    /   \|    ̄,.イ  ,.';彡'ノッ,.,., .      
     '彡'ノノ川:l.l.i.i.i.i.l:!川/    /     _,|  ,r'三彡' ∠ノ.:.:.彡'ノノ川:l.l.i.i.i.i.l:l川
      ´''〃ノノ川:|.l.|:|从/   ,   ,'   /.: レ'`ヽ、__/_;.ノ .:.:| ´'i〃ノ川:|.|.|:|:|从
                  /   '   ;-べ´.:.:.:.:.:.|  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:
              /   /  iヽ.:.:.}.:.:.:.:.:.:|  |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
               ,'    '    }.:.! .:j.:.:.:.:.:. |  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|  |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
                 {   ヽ.  /.:.j :.:' .:.:.:.:.:_レ'⌒ヽ―---―…/⌒ヽ┐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
               ヽ.     /.:.ノ.:.:._,. ''"´ {   }         {   } \.:.:.:.:.:.:.:.:.:
                  \__,∠ =-‐''´     ト-- '         `ー一'   }.:.:.:.:.:.:.:.:

720 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 00:12:36 ID:C5m+o+MNO
あ、でも探知機所持しての拡声器って初じゃね?
使い方さえ把握すれば近付いてくる方向はわかるし、何とかなるかも


>>717
馬鹿を一名拾いました

721 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 00:18:36 ID:YLYKd7K80
神塚山まとめ

・朝
ダオスがフレイを殺害→そのまま山頂で休憩に入る F-05
セリーヌとジェストーナが山頂の爆発を目撃→逃走(暫く山頂は近寄らない) F-06
エルウィンが山頂の爆発を目撃→山頂へ向かう F-04

・午前
クリフがルシオンと出会う→ルシオンを仲間に加え、当初の予定どおり神塚山へ(爆発は目撃していない) F-07

・昼
ジャックとアーチェが出会う→拡張期を片手に二人で神塚山へ I-04

時間・現在地から考えて一番手はエルウィンか?
ジャックとアーチェの到着は放送より後になる可能性有り。
セリーヌとジェストーナは暫く近寄らない様だが、山頂に未練がある場合はほとぼりがさめたと判断した頃に山頂へ向かうかも?
当然、他の参加者が山頂に到着する前にダオスが移動している可能性も有る。

722 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 00:23:32 ID:bHrKdEuI0
>>720なるほど把握した。

ところで>>719は何?チンケシーフのAA?


723 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 01:35:46 ID:+Lv92mhRO
ダオスをだおす

724 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 07:03:05 ID:C5m+o+MNO
>>721見てて思ったんだが、一エリアの広さってどれくらいなんだろう?
>ジャックとアーチェの到着は放送より後になる可能性有り。
エリアの広さ次第じゃ放送までに地図の端から端まで移動できちゃうからこの一言に「え?」と思った。
このロワだと一エリア移動にどのくらい費やすんだろ?

725 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 07:55:28 ID:a3ZJeBLb0
>>724
同じマップ使ってるどこかのロワでは1エリア二時間位って聞いたことがあるなあ…
どちらにせよ12時に放送入れるなら、アーチェとジャックは間に合わないと思う。

さて、出かける前に投下

726 名前:ジョーカーと竜人と変態と:2007/02/16(金) 07:56:07 ID:a3ZJeBLb0
「さて、どこへ向かおうかしら…」
ブレアは地図から現在位置、人が集まりそうな場所を探す。
人が集まるのは、村や建物など目印となる場所。
この位置からと鎌石小中学校、観音堂、鎌石村辺りが挙げられる。
どの地点も西にあるので、とりあえず西へ向かう事にした。
「待っていて下さいね、ルシファー様。私は必ず使命を果たしてみせますから」

西へと向かっていると、早速参加者らしき人物を発見した。
二人で行動している所を見ると、恐らくゲームには乗っていないのだろう。
「さて、すぐに殺しにかかってもいいんだけど…」
積極的に人を殺そうとする「マーダー」は、このゲームを円滑に進める為にも必要な存在。だから今は殺さない方がいい。
だがゲームに乗っていない者、いわゆる「対主催」の人物は邪魔なだけだ。
こういった人物にはできるだけ苦痛や絶望を与え、殺す。それが与えられた使命。
少し唇の端をつり上げると、ブレアは二人の下へ向かっていった。



「ハッ!ハッ!てやっ!」
エイミはレザードから渡された神槍パラダイムを振り回しながら歩いていた。
そこらの木に突きをしたり、草むらを払ったり。これも槍を使いこなす為の訓練の一環である。
使ってみて分かったがこの槍、かなりの上物だ。ロウファ辺りもこれを見たら驚くかもしれない。
レザードはというと、自分から少し離れた場所を歩いている。相変わらず気味悪い笑みを浮かべて。
「…確か、貴様は竜人だったな」
これまでほとんど喋っていなかったレザードが唐突に話しかけてきた。
「ああ、そうだけど?」
そう答えたところで、エイミの頭に天啓の如くあるアイディアが閃いた。
「そうか!あたしが竜化すれば、こんな首輪簡単にぶっ壊…」
「それはやめた方がいいでしょうね。これだから短絡思考は…」
間髪入れずにレザードがエイミの天啓を否定する。
「あんだと!?」
エイミは怒りを露わにするが、レザードは気にする事もなく続ける。
「いいか。この首輪は主催側の『切り札』なんだ」
「切り札?」
「そうだ。主催者の話を聞く限り、首輪は向こうの意志で自由に爆破できるようだ。このお陰で主催側は参加者側を束縛し、反抗できないようにしている。
結果、私達は殺し合いを強要されている」
レザードは続ける。
「だが逆を言えば、この首輪を外されたら主催側はこちらの動きを管理するのが困難になる。
だからこそ、この首輪は何があっても外れないよう徹底して作られている筈だ。
それにこれだけの人物を集め、殺し合いを計画した者の事だ。こちらの能力なども全て念頭に置いた上でこの首輪を作りだしたはず。
そんな首輪が、貴様の竜変化如きで難なく外せるとは思えない。いや、下手をすると…」
「下手をすると…?」
レザードの考えに、エイミも神妙な顔つきで聞き入った。
「…竜に変化して首輪が破壊された瞬間、爆発して貴様が死ぬ可能性もある」
エイミはぞっとした。自分が死ぬかもしれなかったという言葉より…それを言った時のレザードのにやけた顔に。
「そもそも主催者は私達の能力にある程度の制限をかけたと言っていた。その制限された能力の中に、貴様の竜化や私の屍霊術が含まれている可能性も…」
そこまで言ったところでレザードは黙った。エイミもすぐその理由を理解する。
――人の気配がする。誰かが接近してきているのだ。

727 名前:ジョーカーと竜人と変態と:2007/02/16(金) 07:56:45 ID:a3ZJeBLb0
ブレアは発見した二人組にこっそりと近づいていった。
一人は赤い髪の女性。もう一人は眼鏡をかけた薄気味悪い男。何やら会話をしている。だが会話の内容はよく聞こえなかった。
…とその時、二人の声が急に途切れる。
(気付かれたかしらね?)
まあいいわ。どのみち接触するつもりだったし。
頭の中でそう呟くと、ブレアは二人の前に姿を現した。


姿を現すと、二人はより警戒を強めるように身構えた。
「ああすみません。私は殺し合いに乗っているわけではありませんよ?」
少し慌てたような演技をし、いかにも状況に対応しきれていないといった参加者を装う。
「…こっちも出来ることなら疑いたくないんだけどね。悪いけどこんな状況だ。荷物を捨てて、両手を挙げて後ろに少し下がってくれ」
ここは素直に女の言うとおりにしておく。
女は自分の捨てた荷物を拾い、投げ返してきた。
「疑ってすまなかったね。あたしはエイミってんだ。よろしくね」
どうやらこちらの事を信用したようだ。全くこの程度で信用するとは。
後ろの眼鏡男はレザード・ヴァレスと名乗った。

とりあえずブレアは、こちらの考えを悟られないように自己紹介した。
「全く妹をこんな殺し合いに参加させるなんて…!ルシファーって野郎は本当にゲスな奴だね!」
主催者ルシファーの妹だと名乗ると、エイミは怒り心頭といったように吐き捨てた。
「…ええ。ですが私は、何としても兄の凶行を止めなければなりません。その為にお二人には是非とも協力して頂きたいのです」
勿論ウソ。本当の使命は全く逆である。
「ああ、勿論さ。レザード!文句無いね!」
「…まあいいでしょう」
レザードも了承したようだ。
話し合った結果、まずは鎌石村に向かい、エイミらの知り合い及び協力者を捜す事になった。


728 名前:ジョーカーと竜人と変態と:2007/02/16(金) 07:57:35 ID:a3ZJeBLb0
(さてこれで潜入する事はできたわ。後は、どうやってこいつらを殺すか…)
歩きながらブレアは殺害方法を考える。
グールパウダー、万能包丁、パラライズボルト。道具は豊富だ。こいつらが死に逝くと姿を想像すると思わず笑みがこぼれる。
「ククク…」
思わず笑いが声に…いや違う。これは自分の笑い声では無い。
振り返ると、レザードがこちらを見ながら薄ら笑いを浮かべていた。
「…何か?」
怪訝な表情でレザードに尋ねる。
「…あの程度の演技で私を欺いたつもりか?あの女は騙せても、私を騙す事はできんぞ」
「――!」
気付かれていた…!?
自分の演技を見破っていたというのか。動揺するが、あくまでそれは表情には出さない。
「どういう事ですか?」
「先程貴様が言った事は全て嘘。貴様がやろうとしている事はその逆…参加者の抹殺。違いますか?」
レザードの指摘は的確だった。…ここまで読まれているのなら、もう隠す必要も無いだろう。
「なかなかやるじゃない。ならどうする?私をここで殺す?」
開き直ったように言う。ブレアもまたレザードに勝るとも劣らない位の不敵な笑みを浮かべ、構えを取った。
「…いや、今はやめておこう。主催の妹なら、このゲームを脱出する手掛かりとなる情報を知っている可能性があるからな。
それを聞くまでは殺さん。貴様としてもここで争うのは得策では無いと思うぞ?」
…確かに、それはレザードの言う通りだった。
ブレアはゲームの開始前、あらかじめ今回の参加者の情報をルシファーから与えられていた。
ドラゴンに変化する能力を持つ竜人エイミ。そして参加者の中でも屈指の魔力を持つ魔術師レザード・ヴァレス。
一度にこの二人を相手にしたら、さすがのブレアも無傷ではいられないのは分かっていた。
不本意だが、ここは相手に合わせた方がいい。
「今ここで殺さない事、後で後悔しても知らないわよ?せいぜい背後には気を付けることね」
「ククク…それはお互い様だな」
お互いまた不気味に笑う。だがブレアの内心は笑っていなかった。
(私を侮辱するなんて…こいつは許さないわ。ありったけの絶望と苦痛を味あわせて葬ってあげるわよ…!)


「あいつら急に立ち止まって、何やってるんだ?」
先頭を歩いていたエイミは二人が付いてこないと気付き、後ろを振り返った。
そこで見たのは、お互い笑顔で話すブレアとレザード。
(あの変態がヴァルキリー以外の女に興味を持つ…なんて事はないよなぁ?)
だがその雰囲気はやけに和やかに見えなくもない。あくまでもエイミ視点での話だが。
「おい!話は歩きながらにしろよーっ!早く来ーいっ!」
叫ぶが、二人は聞こえていないのか全くこちらに向かってくる気配はない。
「全く何話してんだよ…」

729 名前:ジョーカーと竜人と変態と:2007/02/16(金) 07:59:24 ID:a3ZJeBLb0
【C−06/午前】

【IMITATIVEブレア】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:パラライズボルト〔単発:麻痺〕〔50〕〔100/100〕@SO3]
[道具:グールパウダー@VP2・万能包丁@SO2・荷物一式]
[行動方針:参加者にできる限り苦痛を与える。優勝はどうでもいい]
[思考1:エイミ、レザードと共に鎌石村へ向かう]
[思考2:善人ぶった奴にグールパウダーを飲ませる]
[思考3:隙を見てエイミ、レザードを殺害する(レザードには出来る限りの苦痛を与えて殺す)]

【エイミ】
[状態]:正常
[装備]:神槍パラダイム@RS
[道具]:アップルグミ@TOP×4、エルヴンボウ@TOP、????(0〜1個。あるとしたら本人未確認)、支給品一式
[基本方針]:ルシファーを倒す。
[思考1]:鎌石村へ向かい、エインフェリア仲間やヴァルキリーを探す。
[思考2]:売られた喧嘩は買う。
[思考3]:レザードは信用しない。
[思考4]:出来れば神槍パラダイムを使いこなせるように練習がしたい(※優先順位は低い)
[備考]:※アップルグミをただの食料だと思っています。
    ※レザードの支給品は神槍パラダイムしか把握していません。

【レザード・ヴァレス】
[状態]:正常
[装備]:天使の唇@VP
[道具]:????(本人確認済み)、支給品一式
[基本方針]:ヴァルキュリアと共に生き残る。
[思考1]:愛しのヴァルキュリアと再会し、二人で一緒に生還できる方法を考える。
[思考2]:その他の奴はどうなろうが知ったこっちゃない。
[思考3]:エイミを利用する。エイミが裏切る可能性を考慮して行動する。
[思考4]:ブレアを警戒。ブレアから主催や殺し合いについての情報を聞き出す。
[備考]:※ブレアがマーダーだとは気付いていますが、ジョーカーだとまでは気付いていません。

[現在地]:南東・道沿い

730 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 08:39:23 ID:C5m+o+MNO
投下乙
しかしエイミは順調に破滅への道を歩み出したなw

731 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 09:41:05 ID:Icn+UMSu0
>>729

おめでとう、信頼度0コンビは信頼度0トリオに進化した!
しかしエイミは悲惨だな。これはエイミが永眠するのも時間の問題かもな。

>>724
俺は健康的な成人男性が歩いて1時間〜2時間の間くらいと考えてた。

732 名前: ◆XyG9sdMFLA :2007/02/16(金) 13:43:28 ID:v9Tf+8Uw0
>>729
GJ
レザードに看破されてるけど、
一応ブレアはステルスマーダー的なポジションになったな。

>>731
時空剣士乙。

733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 13:44:00 ID:v9Tf+8Uw0
トリ消し忘れてた……。

734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:29:39 ID:tmEJIgQs0

人質の女性を盾にされ、ガンツは今日で何度目かとなるその選択をサメ男に迫られる。

「さぁ、どうする。いつまでも考えていないでさっさと決めてしまったらどうだ」
「お、お願いですから、もう少しだけ考えさせてくださいっ、もうちょっとですから」
荷物を渡していいものかどうか、ガンツはその答えを未だに出すことができずに
朝からこの調子でズルズルと回答を引き延ばしていた。
以前に経験した、これと似たような事件を思い出そうとしているのだが、
薄れて久しいその記憶はどうしても手繰り寄せるのに時間がかかってしまう。
(たしか前にも同じような事がありまして、え〜っと、できる限り話し合いでの解決をして、
 それと騎士団憲章では、何を最優先にするんでしたっけ?)

「おいっ! もう十分だろう、さっさと荷物をこちらに渡せ」
「す、すいませんっ。もうほんのちょっとだけですから、そこをなんとかっ」
あたふたと身振り手振りを交えながら、再度サメ男に考える時間をくれるよう懇願する。
「ッチ、しようのない」
何度目かの懇願にサメ男も渋々ながら了承してくれるが、
相当に苛立っているであろうことはサメの表情などわからないガンツにも想像に難くない。
額から吹き出てくる玉のような汗を袖で拭いながら、またも思索に没頭する。
(……確か……犯人を刺激しないよう気をつけて……最優先に考えることは……
 そうです、人質の救出でした!)
とうとう騎士団憲章の一節を思いだすことができた。そうだ、優先すべきは人命だ。
まるで喉に刺さっていた小骨を取ることができたような感覚に思わず表情をほころばせる。
「ん? ようやく決まったのか?」
「あっ、いえ、そのぉ、本当に申し訳ないんですが、もう少しだけでも………」
何度となくしたそのお願いに苦々しい顔をするサメ男を見ていると
次第に本当に申し訳のない気持ちになってくるのだが、
そう簡単に決めてしまえればガンツとしても苦労はしない。
睨んでくるサメ男と目が合わないようあらぬ方向に顔を向ける
ともかくも方針は決められた、人質の命が最優先だ。
という事で言われるとおりサメ男に荷物を渡してしまおうか、
ようやく決まりそうになる答えにガンツは、はたと首を捻る。
最初に悩んでいたことはなんだったろう、そうだ荷物を渡してもサメ男が襲ってこないとは限らない。
とはいえ熟考の末に決まった方針では、最優先すべき人質の救出のためにサメ男に荷物を渡さなければならない。


735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:30:33 ID:tmEJIgQs0

(つまり、人質が救出できなおかつ私の安全が保障されるような
 荷物の渡し方を考えなければならないということですね!)

ガンツは今までの騎士と盗賊という職業遍歴を踏まえ、その条件に合致する何かいい方法はないかと思案する。
この場で渡すのはいくらなんでも危険すぎる。
あちらの木立まで一緒に来てもらう、いや根本的に変わらない。
その時、ガンツの頭に妙案が閃く。

「……あのぉ〜……荷物を渡そうとおもうのですが……できれば…その…渡し方はこちらで決めさせてもらえませんか?」
「何だ、言ってみろ」
やれやれといった様子でサメ男が聞き返してくる。
「いえ、ですから、荷物をですね……向こうの方に置いてきますので、
 よければそちらまで取りに行ってもらえないかなぁ、なんて……」
そう言って身を縮こまらせて恐る恐るといった様子で、ガンツは民家より少しはなれた所にある木立を指でさす。
それを聞いたサメ男はその顎に片手をあてて少し考えるような素振りを見せる。
迷っているのだろう、疑わしげに見てくるその視線にガンツの背筋は冷や汗をかくが
「いいだろう、ならさっさと荷物を置いて来いっ」
これ以上引き伸ばされてはかなわないとでも思ったのか結局はサメ男もその提案を許可する。
「あ、ありがとうございますっ!」
途端にほくほくと顔をほころばせ、サメ男の気が変わらぬうちにとガンツは荷物を持って駆け足で木立へと走り出す。
その意外に俊敏な動作にサメ男は感心した風にガンツを眺めるが、ガンツはそのまま駆けてゆく。
ようやく木立に着いた頃には肩で息をしていたがそれを気にしている暇はない。
素早く周囲にある背の低い草を掻き分けて、なるべく見やすい所に荷物を置く。
そして民家の手前で女性の首に剣をあてるサメ男に両手を振ると、ガンツはまた元の場所へと走り出す。
まだ少し距離の残るところで息を切らせて立ち止まり、額から零れる汗を拭いながらガンツは大きな声をだす。


736 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:31:17 ID:tmEJIgQs0

「どうぞ〜、もっていってくださ〜い」

荷物の方へと向かうサメ男を警戒しながら途中でぶつからないようガンツは遠回りに女性へと近づいていく。
ちらと後ろを振り返り、サメ男が変わらず木立の方へと進んでいるのを確かめて安堵の息をつく。
なんとか交渉は成功したようだ。後は人質となっていた女性を介抱しなければならない。
ガンツは女性へと駆け寄り呼びかけてみるが返事はない、もしやと思い口の辺りに手をあててみる。
当てた手が僅かではあるが空気の移動する感覚をガンツに伝える。
どうやら呼吸はしているようなので命に別状はなさそうだ、
荷物はどうやらサメ男が持っていったようなので女性だけを抱き上げ確かな足取りで近くの民家へと運び込む。
奥にあった布団にそっと横たわらせて毛布を被せしばらく様子を見ることにする。
気を失っているだけなので経過した時間から考ると程なく目が覚めるだろう。

なにはともあれ荷物は失ってしまったが人質の女性の救出には成功したのだ。
昔は犯人との交渉などまったくできなかったガンツは自分の力だけでその成果をだせたことに満足し、
先程の緊張をほぐすがてら周囲を散策しようかと外へと向かう。

民家から出てしばらくぶらぶらしているとこちらに近づいてくるサメ男が見える。
ガンツはまるで久方ぶりの知り合いのように声をかけようとするが、
相変わらず剣を携えてこちらへと迫ってくるサメ男にガンツの背筋を嫌な汗が伝う。
確かに荷物と女性の交換はスムーズに進んだがガンツはその後のことまでは考えていなかった。
お願いを何度も聞いてくれ長い時間待ってくれていたせいか
まるでサメ男がいい人物であるかのように錯覚していたのかもしれない、
しかしサメ男こそまさしく人質をとり自分を脅迫していた悪党なのだ。
もはや丸腰となった自分達を殺すのに何の躊躇いがあるだろうか



737 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:31:56 ID:tmEJIgQs0

歓迎したくない未来予想図が鮮明な色合いを伴って思い描かれる。
前方からの威圧感に気圧されるように我知らず後ずさるのを自覚すると
ガンツはすかさず逆方向へと駆け出した。
後ろなぞ見なくともサメ男も走り出したのが空気で分かる。
その事実に全身から脂汗が滲み出てくるのを感じる。
少しの間とはいえ盗賊として生計をたてていたのだ
走る事にかけて自分がそこまで劣っているはずがない。
そう思いガンツはなるべく女性のいる民家から離れサメ男から逃げ切るべく走り続けるも
そのふくよかな体型のせいか、それとも木立に向かうときに走りすぎたのか
さほどの時間を待たずして息は乱れていき、足がもつれそうになる。
だが後ろについてくる足音はなおも途絶えず次第に焦りが募りだす。
まだサメ男は引き離せないのだろうか、
サメ男と自分との距離はどれほど離れているのだろうか、
とうとうガンツが不安に耐え切れなくなり後ろを振り返ろうとしたその時、
「ぁがああっっ」
肩の辺りに感じた灼熱のごとき熱さに呻き声をあげ前方に倒れ転げまわる。
熱さと全身に出来た擦り傷の痛みとに耐えて、
何とか今走ってきた道を振り返り、ようやくガンツは何が起きたか理解する。
紅く染まる肩口、道には先程女性に突きつけられていた剣が落ちている。
さらには自分の荷物であった斧を目の前で振りかぶるサメ男の姿が
これからここで起きる事を何よりも雄弁に物語る。
「ちょっ、ま、まってくだ――――」




738 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:33:20 ID:tmEJIgQs0

「ふん、くだらん事で手間をとらせおって」
脅しとった男の血にまみれた斧を拭きながらビウィグは呟き、
首が胴体にサヨナラを告げた死体を見て嘲笑う。
変な正義感をださずに人質を見殺しにして逃げるなり、この斧で攻撃してくるなりすれば
まだ生き延びる事もできたかもしれないが、結局この男は言われるままに武器をこちらに渡したのだ。
馬鹿馬鹿しくて思わず笑いがこみ上げてくる。
かなりの時間を費やしたが相手が丸腰になったところで殺せたのだから
結果的には危険も無くそれなりに有意義な時間だったといえよう。
「女が見当たらんな」
真っ赤だった斧を拭き終えると、辺りを見渡し再度呟く。
どうやら男を追ってそれなりに長い距離を走ったようだ。
周囲はどこも見慣れぬ風景で、しんと静まり返っている。
ここに自分以外に誰もいない事は疑りようが無い。
あの女はまだ目覚めていないのだろうか、気絶させてからかなりの時間が経過しているので
いつ目覚めてもおかしくはないが、起きていたとしても女ごときにそれ程手間は取らないだろう、
あの男を見かけたところには誰もいなかった。
おそらくは民家の中か見つかりにくい茂みにでも置いてきたに違いない
血の池に沈む死体を一瞥し、つまらなそうに鼻をならす。
その手に鈍く煌く斧を持ちビウィグは次なる獲物を求め、走ってきた道を戻ることにする。


739 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:34:46 ID:tmEJIgQs0

【C−4/昼】
【ミラージュ・コースト】[MP残量:100%]
[状態:気絶中]
[装備:無し]
[道具:無し]
[行動方針:このゲームから脱出してルシファーを倒す]
[思考1:???]
[思考2:鎌石村で仲間を探す]
[思考3:煙の発生場所(G−3平瀬村分校跡)に行く]
[現在位置:C−4 東部付近 民家内部布団の中]


【ビウィグ】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:ファルシオン@VP2、ストライクアクス@TOP]
[道具:グーングニル3@TOP、空き瓶@RS、デッキブラシ@TOPスタンガン、???←本人確認済み、荷物一式×3]
[行動方針:生き残る]
[思考:女を捜して殺す]
[現在位置:C−4 西部近辺 道路上]
[備考:返り血を多少浴びています]

※ガンツの死体は西部道路上に放置されています。
 

【ガンツ・ロートシルト死亡】
【残り52人】

740 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:36:36 ID:tmEJIgQs0
ん、投下終了。
ビウィグはミラージュのことを覚えていない、もしくは時間軸の関係でまだあったことがない
ということでお願いします。

741 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:37:13 ID:C5m+o+MNO
ガァアァァァアンツッッ!
これがラッシュというものか……ッ!

742 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:38:23 ID:X24BffW10
遭遇ktkr!
しかしこのロワ、死人がでる時は一気にくるなww

743 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 21:50:57 ID:X24BffW10
wiki更新しようとして気付いた

>>740
志村ー!タイトルタイトル!

744 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 22:04:46 ID:tmEJIgQs0
忘れてました、すいません。
タイトルは「犯人に告ぐ、人質を解放しろ」です。
wiki更新よろしくお願いします。

745 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 22:13:01 ID:X24BffW10
>>744
任せろブラザー

某ロワをパク……もといインスパイアして死者図鑑一覧作ろうかと思ったがAA集まりそうも無くて断念ww

746 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 22:17:31 ID:AnhVeH4T0
>>740

ビウィグが歩く武器庫と化したなw
ガンツはRS勢初の死者か。また、これによりRS勢の対主催派は全員神塚山だな。

747 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 22:38:36 ID:X24BffW10
すまん、ちと用事ができたから本編しか更新してねぇ
誰か現在状況とかまとめておいてください

てか何気に死者が10人超えたんだな
デミテルがハーレムしてた頃が懐かしいw

748 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 23:22:43 ID:C5m+o+MNO
>>746
武器富豪から一文無しに転落した前例もあるからわからんぞwww

749 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 00:06:06 ID:jLTNIQ1J0
今危なさそうな人達

D:クロード(気絶中な上放置プレイ。ロニキスの幻影をいきなり見る辺りもやばい)
D:ミラージュ(同じく気絶中。ビウィグが辺りをうろついている)
C:クリフ、ルシオン(無謀な行為をする可能性は大だが、メンバーとしての力は結構高い)
C:ダオス(こんだけ囲まれると疲労中だしさすがに危ういかも…)
B:エルウェン(単身でダオスに挑む可能性が高いが、ダオスも疲労してる上、自身もかなりの実力者。援護があればいけるかも?)
B:エイミ(変態にステルスジョーカーとメンツがヤバイ。レザードは今の所大丈夫そうだが…)
A:ノートン、シン(生きてる事自体常に死亡フラグ抱えてるようなもん)
S:アーチェ、ジャック(\(^o^)/)

マーダーは島中心部〜北部に集中してる。
一番安全そうなのはメルティーナとロジャーのコンビかな…。

750 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 00:10:20 ID:jLTNIQ1J0
あと、そろそろ放送についても話し合っていきますかね。
俺の意見としては、今後マーダー不足になった時の事も考えて褒美はあった方がいいと思う。
放送は予約制にするか?「放送俺には任せろ」って人がいなければ俺が書いてもいーけど。
禁止エリアについても話し合った方がいいかな。

751 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 00:10:32 ID:RnvX0Y3XO
>>749
個人的にシンあたりは放送後の噛ませになりそうな予感がする
さほど危険な要素は回りにないし、どう転んでも事態が好転しそうにないエイミの方がヤバそうだw

あと、なにげにリナリーとジュンも鉢合わせない限り安全な気がする
近付く奴も特にいないし

752 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 00:14:12 ID:RnvX0Y3XO
まったく、書き込み中に提案しないでくれたまえよwレスできぬではないか

放送は……SO3把握していてなおかつ有志の人、でいいと思う
ただまだ少し早い気もするけどね、山組が残ってるし。
禁止エリアは王道だがさほど意味のない隅の方のエリア1、隅の方だが効果的なエリア(道を分断するエリアや町のあるエリアなど)1、やや中央より1でいいかなと思う
町は早い内に潰さないとまた群がる気が

753 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 00:34:41 ID:5E3NooX60
禁止エリアは取り敢えず気絶中な上同行者無しの奴がいるC-04とE-04は避けた方が無難かな?
F-05を指定するとちょっとした混乱が起きそうだが……余り面白くないよな。

754 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 07:55:24 ID:v4W+cknJ0
ご褒美は俺もあったほうがいいと思う、
それと気絶中の人がいるエリアは指定してもいいんじゃないか?このまま寝てられても困る気がするし
なんにせよ山頂次第だな


755 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 11:13:28 ID:RnvX0Y3XO
俺はご褒美要らない派かなぁ
ぶっちゃけご褒美の審議を考察する話がお腹いっぱいになるほど来そうだし、かといって頭脳派が考察しないわけないし。

ちなみにご褒美やるなら何にする?
やっぱ「ロワ内で死んだ者限定で蘇生」?
それかもっと広く「誰でも一人蘇生」?

756 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 11:45:04 ID:/z8srTyE0
OPで「優勝者は生きて帰れる」なんて言ってないんだよな。
それを逆手にとって放送では「最後の一人になった者にはご褒美がある」とだけ言わせてみるとか?
「生きて帰れる+ご褒美」と「生きて帰れるという名のご褒美」のどちらにも取れるし。

757 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 12:33:49 ID:RnvX0Y3XO
>>756
その場合は表現を「生き残った者の望みをひとつだけ叶えてやろう」の方がよくない?
『生きて帰れる+ご褒美』ともとれるし、『生きて帰るを望むも良し、自分を犠牲に誰か一人を蘇生するも良し』ともとれるし

さすがにないと思うが、クリリン思考の馬鹿キャラが現れ、そのうえ優勝とかされたら困るけどさw

758 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 12:56:42 ID:v4W+cknJ0
褒美というより最後の一人になれば「生きて帰れる」ぐらいは明言しといて欲しいな。

ル「朝から今までの間に死者はたくさん出ている、クククッ、いいペースだ
  貴様らが生きて帰るには自分以外の全員を殺さなければならないのだからな
  この調子で一人きりになれるまで頑張ってくれ」

ってな感じ?


759 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 22:32:58 ID:CdSUbBzu0
>>758
そんな感じでいいんじゃね?

放送後一番最後に禁止エリアになるエリアにF-02あたりを押したいな
まだどうなるかわからんが、エルネスト組の他に待ち伏せする気満々のミカエル、下手すりゃダジャレ剣士組やフェイトも集まるし、もうちょい分布を均一にしたい
洵とかリナリーとかヴォックスなんて下手したら第二回放送まで誰にも会わずにやり過ごせそうだぞw

760 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:43:43 ID:wSM3x9ou0
>>759
洵とリナリーはその内ロキが通るだろうし、近くに時空剣士組もいるから大丈夫だろう。
ヴォックスは頑張らないと本気で空気キャラになるだろうな。

個人的にはレオンも結構ヤバイと思う。つーか忘れられてないかこいつ。

761 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:44:57 ID:wSM3x9ou0
ってリナリーじゃねーリドリーだ。誰だよリナリーってw

762 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/17(土) 23:55:34 ID:CdSUbBzu0
うはww俺も間違えてたww

>>760
レオンはアシュトンとでも組ませてやろうかと思ったが、アシュトンがレオンスルーしたからな
脱出フラグ持てそうなおんい空気とか某チキチキみたいにならなきゃいいけどw


そいやSO3で「ガンガンで連載してた漫画版を読めばコイツは把握できるよ」ってキャラいる?
ビヴィグとかノートン先生とか見た感じメインじゃないっぽいし漫画でカバー出来そうなイメージがあるけど……

763 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 00:38:48 ID:sgWmNt2R0
どいつもゲームとそんなにキャラ違うわけでもないし漫画で十分だと思う。
IMITATIONブレアはゲームでの描写自体薄いからロワ内での言動みたほうがいいだろうし

ついでに禁止地域を推薦、G−5やC−6にすると面白そうだ

764 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 00:43:49 ID:EqOsD62y0
>>763
そうか、d
他にも「漫画で十分だ」って意見があったらPS2買う予定だった金で漫画版買うかな

【現在出ている禁止エリアに関する意見(候補)】
>>752 さほど意味のない隅の方のエリア1、やや中央より1、
     隅の方だが効果的なエリア(道を分断するエリアや町のあるエリアなど)1
>>753 C-04とE-04は避けた方が無難。F-05
>>763 G−5やC−6

さて、他力本願だと怒られそうだが俺にそんな能力ないから言わせてくれ
禁止エリア話し合うためにも最新版現在地つき地図が欲しい

765 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 02:32:57 ID:Yml0mfN30
ほらよ
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/clip/img/88.jpg

さすがに全員揃うとごちゃごちゃするな…。もう死体は表示させなくてもいいかな。

766 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 04:15:47 ID:sgWmNt2R0
乙∧GJ! キャッホウ!
やっぱ北西にマーダー多すぎ、同士討ち?の悪寒
シンがレザード一味に殺されそうで怖い

767 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 05:08:46 ID:psNhZJr00
>>765
死体入れないと、書き手が何処に誰の死体があるか忘れて
他キャラの死体があるとこ他キャラが通っても何も無いように
書いちゃったらちょっと変じゃない?
特に普通PT内の誰かの死体あったらいちいち驚くと思うしさ。
まぁ今までの文見ればわかるかもしれないけど、やっぱ地図に書いてあった方が便利。


768 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 09:02:31 ID:0mz7iAQFO
>>765
お前いい奴だな、GJ

>>766
ついでにエイミも永眠してレザード&ブレアコンビ結成の礎になりそうだw

769 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 09:12:35 ID:EqOsD62y0
>>765
お前の迅速な行動!僕は敬意を表する!GJだ!

>>766
ビヴィグVSすずなんかもありそうだなw
勝者が武器長者になっちまうけどw

770 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 11:33:49 ID:cMSDCY1A0
>>765
GJ

wikiに死亡者リストが無かったから追加してみました。

771 名前:不可視の未来 ◆XyG9sdMFLA :2007/02/18(日) 20:27:52 ID:csU4o6dz0
鎌石村と平瀬村とを繋ぐ道の上で、二人の男女が密接していた。
別に疚しい事をしているわけではない。

「さあ、クレス君。答えはYES? それともNO?」
マリアはスタンガンをクレスの首筋に押しつけたまま、同じ質問を繰り返す。
その指はスタンガンのスイッチ部分に乗せてあり、いつでも効果を発揮できる状態にしてある。
だが実際、今はこれを使うことにはならないとマリアはわかっていた。
「も、勿論。YESに決まってます!」
ほらやっぱりと心の中で呟きながら、マリアはクレスからスタンガンを離す。

今の状況では、殺し合いに乗っている乗っていないに関わらず、プライドが余程高くない限り普通はYESと言う。
それでは危険な相手かどうかもわかりかねる。
しかしマリアはクレスがそういう人間ではないと判断していた。
マリアがクレスにスタンガンを当てる前に聞いた言葉。
『僕は…ルシファーをゆルシファー(許しは)しない!』
ダジャレだったとはいえ、ルシファーに対して敵意を抱く旨の発言をしていたのだ、
そんな人間が、殺し合いに乗っているとは思えない。
それがクレスを信用した決め手だった。

「そう。それは良かったわ」
スタンガンをデイパックにしまいながら、クレスの正面方向に移動する。
クレスは額に滲んだ脂汗を袖で拭き取りながら、マリアと向き合った。
「マリア・トレイターよ。よろしく」
青い髪を背に払いながら、マリアは素っ気無く名前を告げた。
「あんなことしなくても、僕は協力しますよ……」
苦笑いを浮かべながらも、クレスはそう言ってみせる。
「念の為よ。私はこんな状況下で、危険かもしれない初対面の相手に正面から話かけるような馬鹿じゃないの」
それに……、とマリアは続ける。
「私の質問はまだ終わってないわよ。気を抜かないで真剣に答えて」
また何かされるのだろうか。
不安をできるだけ顔に出さないようにしながら、クレスは次の質問を待ち構えた。

「クレス君。君はこの殺し合いに乗る人間がいると思う?」
「……はい、いると思います」
クレスは殆ど間を置かずに、答えを返した。
彼とてそうだとは言いたくなかったが、荷物を確認する際に名簿にダオスの名前を見つけていた。
ダオスならほぼ確実に殺し合いに乗るはずだ。
何故、倒したはずのダオスが生きているのか気になったが、それは保留とした。
「そうね、乗る人間は必ずいるわ。私にも多少心当たりがあるからそう思う。
 それとこの首輪のせいで乗るという人間も出てくるはずよ」
マリアは忌々しげに首輪を手で撫でた。

「……それじゃあ次の質問」
まだ続くのか。
クレスはそう思ったが、マリアには逆らってはいけないような気がしたので黙っておく。
「君は自分の仲間が殺し合いに乗ってしまうと思う?」
「思いません! 僕の仲間はそんなに軟弱じゃない!」
今度は少し、声を張り上げてクレスは即答した。
「そう……。私も自分の仲間がそうなるとは思ってない」
癖なのかまた髪を背に払いながら、マリアは事も無げに言う。
事実、マリアはフェイトやクリフたちが凶行に走るとは思っていなかった。(約一名に若干の不安はあったが)


772 名前:不可視の未来 ◆XyG9sdMFLA :2007/02/18(日) 20:29:08 ID:csU4o6dz0
「……これが最後の質問」
マリアは両の碧眼でクレスをじっと見据える。
「君はもし自分の仲間が命を落としたとしても、それに耐える事ができる?」
「――っ!」
今度は即答できなかった。
「さっき言ったわよね。殺し合いに乗る人間は必ずいるって。
 それはつまり狩られる側の人間も、少なからずは出るってことよ」

この島に参加者達はバラバラに飛ばされている。
その中には今のクレスとマリアのように一対一で遭遇する人間もいるだろう。
もしそれが、殺人者と脱出派の人間だったら?
もしそれが、ダオスと仲間の誰かだったら?
もし、あれほどの力を持っているダオスと一人で出会ってしまったら?
もし、仲間が抵抗も空しく殺されてしまったとしたら?

「僕は……」
喉の奥から搾り出した声は、僅かに掠れていた。
「……きっと耐えてみせます」
最悪の想像を打ち消すように、クレスははっきりとした声で答えた。
「それに僕は信じてますから。ミントやチェスターはこんなところで死なないって」
自身の言葉に何の疑いも持たずに、クレスはそう続けた。
「なら約束して」
「約束?」
「そう。……君はさっき私に協力すると言った。協力して貰う以上、足手まといになって欲しくないの。
 例えば、仲間の死に動揺して暴走されたりしたらたまったもんじゃないわ」
随分と酷い事を言っている。
マリアは心中で自虐的に呟いた。
「だから誓ってちょうだい。絶対に挫けないと。絶対に最後まで戦い続けると」
そこまで言い終え、マリアはクレスの答えを待った。

「……誓います。この戦いを終わらしてルシファーを倒すまで、絶対に挫けないと。
 それに言ったはずです。僕の仲間はこんなところで死なないって」

クレスは強く、それでいて一切の迷いがない口調で言い切った。
その曇りのない瞳には、仲間に対する絶対的な信頼が見えた。
「……なら、良いわ」
クレスから視線を逸らしながら、マリアは思った。
だからこそ心配なのだと。
仲間を心から信頼しきっているからこそ、もしもの時に、
例えば信頼している仲間が敵になってしまった時に、
例えば死ぬはずが無いと思っていた仲間が死んでしまった時に、
目の前の少年はその現実に耐えることができるのか。
自分自身もそれに耐える事ができるのか。
その一抹の不安が、マリアの心の奥で小さく燻っていた。





773 名前:不可視の未来 ◆XyG9sdMFLA :2007/02/18(日) 20:29:40 ID:csU4o6dz0
その後二人は、近くの茂みで情報交換を始めた。
まずは参加者のこと。
知り合いはどれぐらいいるのか、敵になりそうな者はどれぐらいいるのか。
この際にクレスはダオスの脅威をマリアに伝えた。
(そんな奴までいるなんて……少々難易度が高いみたいね)
話を聞いたマリアは気を引き締めなおし、次にクレスにルシファーに関する情報を教えた。
ルシファーが自分達の世界そのものを作った創造主だということも、包み隠さずに。
それを聞いたクレスは最初こそショックを受けたものの、何か納得の行く点があったのかその事実を受け入れた。
(成程……。これでダオスが生きていることにも説明が付く)
主催者の正体が創造主という強大な存在だと知って、言い知れぬ恐怖を感じたが、
マリア達が一度戦って勝利したという話も聞いたので、クレスは僅かに安堵を覚えた。

参加者の情報を整理した二人は、お互いの支給品を確認することにした。
クレスは木刀とコミュニケーター×2をマリアに見せたら、そのままコミュニケーター×2を取り上げてしまった。
本人曰く、「未開惑星の住人には不要なもの」らしい。
ただ、その代わりにマリアはクレスにある物を渡した。
「等価交換よ。それが君の役に立つかどうか分からないけど」
そう言って押し付けられたポイズンチェックをクレスは大人しく貰っておくことにした。

「さて、一通りの情報交換は終わったわね」
言いながら、マリアは地図を取り出す。
「これから私達は移動するけど、問題はどこに行くかよ」
マリアは地図のいくつかの点、平瀬村、鎌石村、ホテル跡、神社などを指し示す。


「何箇所か人が集まりそうな場所が設けてあるけれど、まずはどこに向う?」



【D−1/午前】
【クレス・アルベイン】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:木刀、ポイズンチェック]
[道具:荷物一式]
[行動方針:ルシファーをゆルシファー(許しは)しない]
[思考1:マリアに協力する]
[思考2:仲間を探す]


【マリア・トレイター】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:サイキックガン@SO2]
[道具:???(0〜1個、ある場合は確認済み)、コミュニケーター@SO3×2、荷物一式]
[行動方針:ルシファーを倒してゲームを終了させる]
[思考1:クレスと協力してゲームを止める]
[思考2:他の仲間達と合流]

[現在位置(二人共通):D−1 道沿い]

※何処に向ったかは次の書き手さんに任せます。

774 名前: ◆XyG9sdMFLA :2007/02/18(日) 20:30:58 ID:csU4o6dz0
以上でゲリラ投下終了します。
問題点があったら指摘お願いします。

775 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 21:05:17 ID:0mz7iAQFO
GJ!
それにしても……

>「思いません! 僕の仲間はそんなに軟弱じゃない!」
すず→二人殺して現在殺害数一位
クラース→場合によっちゃ乗る気

>「それに僕は信じてますから。ミントやチェスターはこんなところで死なないって」
ミント→死にますた
チェスター→死にかけた

クレス……(;ω;)ウッ

776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 21:49:04 ID:psNhZJr00
ミントって生きていたとしても、攻撃手段まったく無いし、回復効果はかなり抑えられるし、
運動神経もないしでリアルな一般市民と強さ大して変わらんことになるな。

777 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 22:09:41 ID:rpULB2KpO
新作乙!クレス…何か可哀相だ

>>775
しかもアーチェは死亡フラグ持ちまくりだしなw

778 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 22:38:17 ID:+Wm0uwrY0
>>774

TOP勢は不安要素だらけだなw

>>776
だから咎人の剣なんて厨アイテムが支給されたんだと考えるんだ。もっとも、それの所為で死んだんだが。

779 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 23:32:25 ID:0mz7iAQFO
>>776
そういやそうだな
ノエルもそんな感じだし、やはりRPG系のロワは一般人には厳しいのかな


そいやけっこう前に出ててスルーされてたけど、1エリアの移動時間って結局どの程度なんだ?
2時間って意見も出てたが、それだと疲労した状態で現在いるエリアを禁止エリアにされると行動不能になっちまうし、エリア分けをしてる線と平行に一時間で1エリア半ぐらいが丁度かなと思ったり

780 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 23:40:17 ID:+Wm0uwrY0
>>779
俺はそれで構わないけど>移動時間
2時間だとプリンの移動距離が結構際どいことになるしな。

781 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 15:21:19 ID:UbqIDUjEO
ブックオフで漫画版SO3を読んだ
二巻の頭でノートン先生倒された



あれ?まさか漫画での先生の出番これだけ?

782 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 15:35:00 ID:FCbzCpFW0
>>781
残念ながら……


783 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 17:52:56 ID:FxfBDKuR0
ゲームでもそんなもんだしなw
もしかしたらゲームよりも出番は多いかもしれん

784 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 22:05:40 ID:8ey7LJ9d0
暇だから変なwikiにコンテンツ追加してしまった
今は反省している

785 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 00:13:19 ID:QKVA6s390
需要無いと思うが、不明支給品所持者一覧

所持数不明
リドリー
所持数0〜1
マリア、ルシオ、エイミ
所持数1
プリシス、オペラ、ガブリエル、ノートン、ビウィグ、アリューゼ、メルティーナ、レザード、ブラムス
所持数0〜2
セリーヌ、ガウェイン、アーチェ、すず
所持数1〜2
ルシオン
所持数2
レナ、ディアス、ネル
所持数1〜3
クロード、エルウィン、ダオス

出したいアイテムがある人はお急ぎ下さい。

786 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:39:46 ID:PXkAP/R10
急ぐも何も最大限に見積もればまだ30個近くある罠
参加作品がそれほど多くないせいか後は微妙なもので埋まりそうな悪寒
出しといた方がよさげなものってないもんかね

787 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 01:48:48 ID:z3PxkMP70
特にないなぁ
あえて上げるなら専用or得意武器がまだ出てない奴がいるくらいかな

788 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 02:10:56 ID:M2HkhzYbO
>>787
さらりと言うが、やっぱ得意武器は人数分ほしくね?
一応参加者から取り上げた武器は再配布ってことなんだし

あと、あんま変化球な武器が出てないよな
毒薬とかワイヤーとかさ

789 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 10:50:43 ID:Zp6Q2J/c0
専用or得意武器が支給品にないキャラって今どれくらいいる?
ぱっと思いつくのがレオンの本とアーチェの箒、徒手空拳数名くらいだ。

>>788
スーパーボトルとバブルローションは毒と言えなくもないかな。

790 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 11:22:25 ID:M2HkhzYbO
>>788
アーチェの箒は移動手段ももかねれるから出したいが、誰に配れは面白くなるかが浮かばんw

あと、毒は武器に塗るタイプでなく食事に盛るタイプの速効性のあるものがほしいかなぁと思ったり
他にも装飾品なら多々出せそうなのがあるね


うろ覚えだけど、ボーマンやアシュトン辺りの武器も出てなかった気が

791 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 12:26:35 ID:x6quLpoe0
俺もアーチェほうき考えてたけど誰に持たせようか思いつかなかったw

あと禁止エリアについてだけど
具体的に候補出てるのがF−5、G−5、C−6って3つしか出てないからもうこれでいっちゃう?
ちなみに俺の案はD−2、G−4、H−4のどれか。

ついでに神塚山の件。
多分ジャック・アーチェ組は放送までに間に合わない可能性が高いから来なくても放送いけると思う。
エルウェンはダオスと会うか戦うかは別として多分間に合う。
微妙なのはクリフ・ルシオン組。
クリフが走ってるからかなり速いペースで進んでると思いきや朝〜午前の間に半ブロックちょっとしか進んでない。
彼の事だから道に迷って明後日の方向に走ってた可能性もあるけど…。

792 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 12:39:08 ID:M2HkhzYbO
禁止エリアはもうちょい煮つめた方が良さげだな



ていうか毎度毎度スルーされてるがアシュトン&先生も必要だろw

793 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 12:44:00 ID:pgfXOKpx0
俺も箒を(ry
アシュトンの双剣は出した方が良いかもしれないな。
レオンはエロ本やどーじんで攻撃でき…ないよな。

>>791
F−2って意見もあったはず。
後、F−5は止めようぜ。

>>792
だって先生なんだぜ、
「近くで人の声が聞こえた気がしたが、そんなこと無かったぜ」
放送後、この一言で済ませそうだ。

…すみません、完全に忘れてました。

794 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 13:54:23 ID:PXkAP/R10
クリフやルシオンは表記上はたしか北西付近だったはずだし間に合わそうと思えば何とかなる程度
先生やシンはギャグ描写で許されそうな気もしてくるから逆に困るな
それとF−5はやっぱりやめといたほうがいいと思う。

795 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/20(火) 14:05:26 ID:x6quLpoe0
あ、ホントだ北西だ。
よく見たら現在地マップ北東に記してあるな…。
すいません俺のミスです。今度はちゃんとマップ作りますorz

796 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/21(水) 16:05:16 ID:iL0KhQ/70
俺は禁止エリアにH−4、I−10、C−5の3つを推す
理由として
H−4……禁止エリアを警戒するとI−3をわざわざ行くものはそんなに居ないだろうし、
       南西を行くために山の方に近付く必要が出てくるので鉢合わせもさせやすくなる
I−10……ぶっちゃけ誰も灯台を指針にしてないし、篭城される前にさっさと潰した方がいいんじゃないかと
C−5……村の一角を潰す意味と、北にばかり集まる参加者を散らす意味で

797 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/21(水) 16:24:24 ID:UoWctxioO
禁止エリアは多数決にするか?
あと今山頂付近書いてる人いるかね

798 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/21(水) 17:10:08 ID:u0ego9BU0
別の場所ならちょこちょこと書いてるんだけど
山頂はちょっとなぁ、キャラもあんましらないし何よりアイデアが浮かばん。

799 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/21(水) 17:12:33 ID:QfhSmxUiO
山頂組の衝突を放送まで引き延ばす話なら考えてんだが、厄介な丸投げになっても嫌だし他に書いてる組があるから手はつけてない

禁止エリアは多数決でいいや

800 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 00:33:19 ID:a8fAOr980
山頂はRS組を知らないから無理です。
禁止エリアは俺も多数決でいい。

チラシの裏
やっと漫画版SO3が全巻あるBOOKOFF発見。
チラシの裏終わり

801 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 14:52:21 ID:Ljc8pwef0
俺的に、C-5かな?
やっぱ固まりすぎたらややこしいし。

802 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 14:02:01 ID:OwXK4P1J0
結局MPの回復量の話はどうなったんだっけ?

803 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 23:26:07 ID:j5ZdwPFN0
どうだっけ?個人的には一時間に5〜10%程度でいい気もする
あんまり早く回復しても強キャラに都合が良すぎるだろうし


804 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/23(金) 23:59:38 ID:8dpaLCKm0
徐々に回復しか決まってないな。
俺も一時間に10%くらいでいいと思う。
後は睡眠時の回復量は通常の○倍とか?

805 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/24(土) 00:12:57 ID:Qs1vL8jKO
一時間に10%は多くね?
激戦区に入り損なったキャラは一話一話のスパンが二時間とかになるし、『朝』とか二時間単位で時間表記を区切ってる以上『二時間で10%』でいいかと



ここで提案
支給食糧をパン×2と水入りペットボトル×2あたりに統一して、パンの方にMP回復10%とか付加したらどうだろうか
半分食べたら5%とかも可能にして
それなら食糧めぐった揉め事やら不満やらが引き金になる話もつくりやすそうだし

806 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/24(土) 01:10:59 ID:bGKkecps0
食料について詳しい記述がなされた箇所はまだ無かったと思うしそういうのもいいかもしんない、
ただあんまり量があってもなんだし、
もし回復効果をつけるなら入ってる食料は2日分、1日分につき10%回復ってところだろうか
その場合は食料に関する説明書も入ってたほうが面白そうな気もするけどどうだろう

自然回復については通常時なら二時間で10%、睡眠時はその2倍ぐらいが妥当な気がする

807 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/25(日) 18:35:33 ID:j8R2ADlj0
どうやら俺が山頂を書くしかないようだな…
予約はできないが

808 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/25(日) 19:58:03 ID:LingyngvO
期待してるぜ

身の周り落ち着く頃には構想中のネタ被りまくる悪寒

809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/25(日) 20:30:11 ID:OSU8lrTC0
俺も期待してる

そうするとそろそろ放送も考えた方がいいのかな
前に書いてもいいって人がいたけど結局うやむやになってたしな

810 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 21:21:03 ID:SYRS9ZOnO
あと、すっかり忘れてたが放送時に“優勝特典は生存であると明言”かつ“他には特にご褒美はなし”でおk?

811 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 22:01:16 ID:AnyvfzGo0
>>810
優勝特典は生存でいいと思われ。自分的にはご褒美は欲しい。
あと、レオンSS投下します

812 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 22:03:36 ID:AnyvfzGo0
この僕レオン・D・S・ゲーステは普通の人より大分頭がいい。周囲からは天才として通っていた。
円周率は238万桁まで暗記しているし、一度見たこと聴いたことは絶対に忘れない。
その知力おかげで留学先の地球でも高い成績を修めていた。
でも、今この能力が仇になるなんて思ってもみなかった。

**
僕は森を抜け、道なりを歩く。
僕はとても怒っていた。支給品のアイテムがあまりにも期待はずれであったからだ。
ローブとクロード兄ちゃんの剣はどうみても当たりだ。だが、残り一つのアイテム。どーじん。
多感な時期の僕には、これは刺激が強すぎた。
僕は初めて自分の頭の良さを恨めしく思った。早急に本の内容を忘れたいのに、
あまりに衝撃的であったのか、脳裏に焼きついてしまったのだ。
忘れようと忘れようとするのだが獣のように追いかけてくるのだ。
「まさか男同士が…」
内容はロニキス、ドーン、ラティと言うキャラ(全員男)たちがラティを廻って奪い合うストーリー。
そして、最終的には全員が和解して……。
「あんな事やこんな事をしているだなんて…」
本の内容を思い出す度に、僕は主催者ルシファーに言い知れぬ怒りがぐつぐつと沸いてきた。
「僕は決して許さないぞ! ルシファー!」
と、叫んでみても頭の仲の映像は払拭されるわけでもなく、虚しく周囲に響いただけである。


813 名前:二つの後悔 一つの決意:2007/02/26(月) 22:07:15 ID:AnyvfzGo0
とにかく僕にはやらねばならないことがある。それは首輪の解除。
首輪を外さないことにはルシファーを打倒することも不可能である。
薄暗い場所でルシファーが言った首輪が爆発する"条件"を思い出す。
あの男を思い出すのは苛々するが、やむを得ずあいつの言ったことを一言一句思い出す。

確か……
『その首輪が爆発する条件は三つ。
第一に、先程も言った通り無理に外そうとした場合
第二に、私に逆らおうとしたり、会場内から勝手に逃げ出そうとした場合
そして第三に、六時間に一回の放送で死者の名と共に読み上げられる禁止エリアに入った場合だ』
…だったはず。
この言葉から何か首輪を外す手段を探さないと。

爆発条件第一の無理に外そうとした場合。"無理に外す"というところがポイントだ。
無理に外すということは首輪に衝撃を与えるということであり、そうすればバーンと頭が吹き飛ぶということになる。
つまり、当たり前だが衝撃を与えて壊すということはタブーである。
そこで、衝撃を与えず、ある方法で無理に外すことが出来る。それは工具でこの首輪を解体する方法である。
この方法で首輪が爆発するかどうかは解らないけど、試さないことには事は進まない。
そのためにも、工具が必要だし、機械の知識に長けた人にすぐにでも会いたい。
―――あと、紋章術に長けた人も。


814 名前:二つの後悔 一つの決意:2007/02/26(月) 22:14:31 ID:AnyvfzGo0
この首輪は手の感触から主に機械で構成されていると思う。
あと、自分の予想だが、何らかの魔力でも構成されているはずだ。
機械で僕たちの能力を制限できるとは思えない。だから、機械と紋章術を複合させているはずだ。
ルシファーは僕たちに制限をかけてあると言っていた。
僕たちを制限するには、能力を封じる舞台を用意するか、
もしくは僕を含め参加者全員についている首輪かの二つである。
前者はこの沖木島がその舞台である。けれども、僕は最初から前者は無いと考えていた。

その理由はルシファーがある致命的な発言をしていたからだ。
あの薄暗い場所で、なぜか死んだはずであるルシフェルの滅びの風を霧のように散らした時、
奴はこう言った。
『言い忘れていたが・・・お前たちの力は、ある程度の制限がなされている』
この発言からあの時からすでに制限がなされていたと考えられる。
わざわざ薄暗い場所と沖木島の二つを制限の場にするとは考えにくい。
それに、能力を封じる場を設けるとなるとかなりの魔力が必要となる。
あの二つが同一の場とも考えることができるが、こことあそこはどう見ても違う。
この島はエクスペルとよく似た感じだけれど、何かあそこは宇宙空間のような感じがした。
だから二つが同一の場というのは却下。


815 名前:二つの後悔 一つの決意:2007/02/26(月) 22:19:27 ID:AnyvfzGo0
このことから首輪が僕たちの能力を制限していると思う。
首輪さえ外せば、島からの脱出の活路を見出すことが出来る。
だからこそ、僕の仲間である機械知識に長けたプリシスと紋章術に長けたセリーヌに出会いたい。
爆発第二の条件は言葉どおりだろう。
あまり関係ないが最初にルシファーの演説を止めた女の子はエクスペルには無い科学機器である銃で殺された。
関係あるとすればルシフェルの方だ。あいつはルシファーに”逆らった”がゆえに首輪を任意に爆発させられた。
会場内を”逃げ出そう”とすることは第三条件に絡ますことが出来る。
第三条件は”禁止エリア”に入れば、爆発するという。
つまり、この会場は初めから”禁止エリア”で囲まれていると考えられる。
だから、この島を船や泳いで逃げ出せば……ゲームオーバーだ。


おおかた、首輪の爆発条件や今後の目的が定まってきた。
僕は当初の予定通り仲間を探すために氷川村に向かって歩いていた。
でも、僕はなぜかずっと違和感を感じていた。
何かこう釈然としない感じ。ミステリー小説で簡単に犯人が見つかるような漠然さ。
何かがおかしい…? 
もう一度爆発条件を確認する。第一、第二、第三を繰り返し繰り返し。すると僕はあることに気付く。
「……!?」

そうかそういうことか……クソッ!
僕はとても後悔した。早く気付くべきだった。
第二条件が"逆らう"ことと会場から"逃げ出す"ことが一緒になっていることに疑問を持つべきだった。
僕とあろう者が第二条件の"逃げ出す"ことと第三条件の"危険エリア"を絡ますことは明らかに失敗だ。



816 名前:二つの後悔 一つの決意:2007/02/26(月) 22:22:53 ID:AnyvfzGo0
第二条件の"逆らう"と"逃げ出す"は同じ方法で爆発されると考えるべきだったんだ。
他の条件にも言えるが、第一、第二、第三条件は爆発という結果は同じだがある点では違っていた。
それは―――過程である。
第一条件は首輪に触ることによる過程の爆発。
第三条件は危険エリアによる過程の爆発。
そして第二条件は……
ルシフェルがルシファーに反抗し、首輪を爆発させられた。
つまり、第二条件はルシファーの任意による過程の爆発。
だとすると、なぜ奴は僕たちが逆らおうと逃げ出そうとすることが知ることが出来るのか?
ルシフェルはルシファーの目の前で明らかに反抗の意志を示した。だから殺された。
僕たちは奴から離れ、今殺し合いを強要されている。この奴の目が届かない場所で。
けれども、奴は解っているのだ。僕たちの動向を……盗聴器か…カメラで…。

ここはカメラとは考えにくい。
もし、戦闘でも起きて、それらが破壊されれば、行動を把握できなくなる。
その上、参加者に発見されてしまう可能性がある。
このことから、盗聴器が最も適している。では、その盗聴器はどこにあるかというと。
僕たちはこの殺し合いを強要させられて、自分の愛用の武器を取り上げられている中で、
あるモノだけは参加者全員持っている。それは首輪だけだ。
僕は確信する。
首輪が盗聴器なっていると。


817 名前:二つの後悔 一つの決意:2007/02/26(月) 22:27:54 ID:AnyvfzGo0
だが、気付くのがあまりにも遅かった。僕は取り返しの付かないことをしていた。
僕は明らかにルシファーに反抗の意志を示している。

『さて、首輪の解除が必要だね』
ただひょんなことから発した言葉。
『僕は決して許さないぞ! ルシファー!』
支給品のどーじんがあまりにもむかついたから発した言葉。

その二つの台詞が虚空になった頭の中で何度も反芻する。
なんてことを発してしまったんだ。ルシファーは絶対に僕を警戒するだろう。
そして、まだ解らないがこの殺し合いの核心に触れる発言、怪しい発言を少しでも漏らせば。
そのまま……ドカーンだ。

失敗は許されないか……。
僕や仲間たちは今まで不可能を可能にしてきた。
エクスペルでのラクールホープの完成。ネーデでの神の十賢者の討伐。
どれも絶望的であったが、諦めず可能にしていった。
脱出のハードルが高い。でも、僕はもうこのようなヘマは絶対にしない。
絶対に首輪を解除して、ここから脱出する。
そして、ルシファーの横暴を止める。
「ん、村見えるな。ここが氷川村かな?」
僕はこの決意を胸に仲間たちを探すため村に駆け出した。

【I−6/午前】

【レオン・D・S・ゲーステ】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:幻衣ミラージュ・ローブ@VP]
[道具:セイクリッドティア@SO2・どーじん@SO2 荷物一式]
[行動方針:首輪を解除しルシファーを倒す]
[思考1:首輪、解析に必要な道具の入手]
[思考2:仲間と合流(プリシス、セリーヌ優先)]
[思考3:村を散策する]
[思考4:ルシファーのことを知っていそうな二人の男女(フェイト、マリア)を探す]
[現在位置:二つに分かれた道のスタート地点]


818 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 22:30:37 ID:AnyvfzGo0
投下終了です。
問題点などありましたら、
どしどし言ってください

819 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 22:39:45 ID:ZN1rGVLx0
>>818
リアルタイムktkr!
ドーンが予想外すぎてミルクココア噴いたw
I−6/午前ってことは村ではアルベル対オペラの辺りか?

そして、そろそろ次スレの季節ですね。

820 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 22:48:10 ID:jt3V9CAaO
乙〜。
久しぶりにレオン見てホッとしたよ

褒美は俺もあった方がいい派

821 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 22:55:34 ID:SYRS9ZOnO
GJ!
レオンは順当に盗聴機フラグを立てたな


褒美の件は今度投票でもするか?
あと、褒美有りならどんなのにする?無難な一人蘇生?それかロリショタ方式をアレンジ?

822 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 23:33:47 ID:ajq1ios20
>>818

『**』の部分はwikiだとちょっとした問題があるので、変えても宜しいですか?

褒美は禁止エリア決める時に同時に投票で良いのでは?
後、次スレは何時立てる? 495KBを越えてから?

823 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 23:37:35 ID:T5qtCx/H0
>>818
乙!
久々にレオンを見たw
今の所、真面目に首輪について考えてるのはレオンだけか?

>>822
次スレについてはそれぐらいが妥当かな。

824 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/26(月) 23:50:23 ID:AnyvfzGo0
>>819−823
感想ありがとうございます

>>822
ぜんぜん変えてもよろしいですよ

825 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 08:13:31 ID:PjMj1U6W0
ルシファーのこと知ってるキャラってSO3のパーティメンバー全員なんだから、
探す人フェイトに限定することなくない?

826 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 09:23:40 ID:r5ILfenEO
「他のSO3メンバーがルシファーの事を知ってる」って事をレオンが知らないんだろ
OPでルシファー知ってるそぶり見せてたのフェイトとマリアだけだし

827 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 17:57:22 ID:SVJIPEVm0
>>821
ロリショタ方式ってどんなの?

828 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 18:16:00 ID:A7Avdnby0
>ロリショタ
○人殺したらご褒美ってやつか
ロリショタでは3人殺したら『武器』か『治療』か『情報』がもらえるんだっけ
○人殺すごとに能力制限緩和とかどうだろうか

829 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 18:31:10 ID:SVJIPEVm0
ノルマ達成でその場でご褒美ってことか。
欠点は全員が盗撮or盗聴の可能性に気づきかねないってとこかな?

830 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 22:40:37 ID:6GnqRMst0
>>828
能力制限されてない(する必要がない)奴もいることだし、能力制限緩和はやめた方がいいんじゃないか。

831 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 22:56:05 ID:0puztuEj0
強マーダーがどんどん強くなっていって手がつけられなくなる悪寒
あれば心理面で面白くなりそうだけど
マーダーが不足しているわけでもないしなくてもかまわないんでないか?

832 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 23:19:23 ID:A7Avdnby0
>>830-831
やっぱ規制緩和は無い方がいいか
まぁ、ただ単に蘇生のご褒美伝達後一発目の話を書くのが面倒になるから蘇生以外で試しに挙げただけだし、素直にご褒美は蘇生にした方が良さそうだね
ご褒美自体無い方がいい派だけどさ

833 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 23:20:17 ID:A7Avdnby0
>>831
って、IDが真っ赤だと思ったらぁぁぁぁぁ!!

834 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 23:49:34 ID:6GnqRMst0
個人的には褒美は有っても無くてもどちらでも構わないな。
有るとしたら何かご褒美が有るかもと、仄めかす程度でもいいと思う。

ところでそろそろ次スレを立てた方がいいけど、次スレのタイトルはどうする?
無難にpart○?何か案の有る方いますか?

835 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 23:49:46 ID:8bwuZUo60
>>831
すげえ……IDがwww

836 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 23:51:06 ID:8bwuZUo60
おっと被ったか……。

>>834
partでいいと思う。

837 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 23:56:27 ID:6GnqRMst0
おk
じゃあ行って来ます

838 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 00:00:22 ID:zAHFyaV70
ごめん、駄目だった

839 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 00:56:37 ID:uV2kMD7M0
食料とMP> そういった変な制限は書き手が厳しくなるだけで面白みに欠けるからやめたほうがいいだろう。

MPの回復も書き手の良心に任せていいと思う。バランス崩れるほど回復しているなら突込みが出るだろうし。


840 名前:831:2007/02/28(水) 02:38:02 ID:Thetv/Rg0
ごめん、誰か俺にあのIDがなんなのか教えて……真っ赤って何さ……

841 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 02:51:54 ID:xgqPlwmAO
専ブラ使うとわかるけど、昔クロード&ルシオ投下した人とIDが丸被りしてるんだよ

842 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 23:38:54 ID:ERpra/z60
保守がてらスレ立てに挑戦してみたが駄目でした。だれか頼む。

843 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 13:07:32 ID:i9Qnc1sUO
すまん、携帯厨だから無理だ



提案なんだが、今週の土日使って放送関係の投票をしちゃわないか?
土曜にご褒美の有無決めて、有りなら日曜にご褒美内容を投票で決定する。
ついでにMP回復力あたりも投票しちゃいたい。

844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 14:22:40 ID:lKSHa9Fp0
俺も立てれなかった……

845 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/01(木) 22:56:11 ID:DAJg4EgZ0
>>843
個人的には今週の土曜で構わないのだが……
誰か次スレ立てられる人はいないのか?

846 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 00:21:39 ID:1/uTUrN90
土曜になっても立たなかったら代行か? なんか何時までまっても何か立ちそうにない。
携帯でも良いからまだ挑戦してない方は挑戦してみてくれ。

847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 00:33:24 ID:g6nZzO0AO
携帯で試してみようかとも思うが、携帯からじゃテンプレ写せねぇんだよなぁ……



あ、みんな投票は土曜でいいのか?
つか、人自体まだいるよな?

848 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 00:42:50 ID:1/uTUrN90
そういう時は、

ここはトライエース(以下AAA)キャラでバトルロワイヤルを行う企画です。
詳しくは>>2以降に

の2行を書いて、後はPCの人に貼って貰うんだ。
投票は次スレが立てば土曜にそこでおk。

849 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 00:54:43 ID:g6nZzO0AO
すまん、立てれなかった……
他の人も携帯でトライしてみてくれ……

850 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 01:35:54 ID:1qVMy7Cv0
やっと規制とけた。

スレ立てしたことないんですがやってみようと思います。



851 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 01:58:43 ID:1qVMy7Cv0
一応立ててきた。

AAAキャラバトルロワイアルpart2
http://game12.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1172767328/

やはり素人が立てるべきではなかったようです。

852 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 19:28:20 ID:g6nZzO0AO
もう埋めるか?
容量の残りがわからんのだが、投票とか出来るだけ残ってる?

853 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/02(金) 20:10:31 ID:zCa2Yssg0
                         _.. -- ― ‐ -- 、
                    _,.ィ'Tフ''´_,.. -‐ ''二 二 '' ー`` 、
                _,rヘ丁-‐'' ´ ̄` '' ー- 、ー -- --: : .._: : :` .、
              ,r宀、>'´: : : : : : : : : : : : : :\\: _ : :`: : 、` : :、. \
             ∠:-/:\:_;、:‐':  ̄`:=:、: : : : :ヽ: ヽ: : `ヽ: : : \ : :\:ヽ
            /: : : |\: : :\ィ__ ,,.、-=≦_:\: : : :.ヽ: ヾ: :‐: 、: : : :.ヽ: : :ヽ:',
          /:.;r'ニ=ミト、;ト、. : :ヽ       ̄`i: : : : :!: :.|ト、: : `: .、: : ヽ: : : ヽ
          /:/:ニ≧ソ'^   ヽ: : .!         l: : : : :|: :.|ヽ`ヽ`ヽ、\: :'、: : : ゙:,
         ,':/: : : :./     }: :リ           |: : : : :|: :|\\_\ \\:.\: : :!
           l:.i: : :/|     ,ノノ _,,、-‐_;==   |: : : : :|: :|ヽ、ー-.、\ ヽヽ: .`,: :l
        |: :!: /  |    ‐'"-'‐‐,二 --     |: : : : :.!: :!ヽニ=,r―-、ヽヽ.',: :.!: |
         |: :.V   ノ二ニ=     ,ノ -ァfテti'',ス! |: : : : :.|: j^>='テ'/Ξヘ ヽヽ.i: : :|: |
          |: : :{   \.__,,≧ミ;   '  ' ┴''^´  |: : : : : ∨   ´ ヽ ,〉.jノハ:ヾ: : !:.l
        .|: : : |   ヽヘゞ=j              |: : : : : : |!    〈,/  '/i: : .! |: : : i
         .|: : : :|    l.  /           ハ: : : : : ハ{      /i: :'、: | |: : :,′
          |: : : |      !. /            | |: : : : :.|. |!   ,. イ: :.{: : ∨!:|:.:/
         |: : :.|     ', ヽ.. _ '"`       | |l: : : : :| |!   .|i\ヽ: :\/:.!,':/
        |: : :.!      '、     ,....   ,.   |:| |: : : ::| |!  ./ \ヽ:.}: : | /:/
          .|: : :|      ヽ  .‐ ''´_ ̄´`    |:! l: : : :.| |! ./  / `ト,:==v'   そろそろ埋めとけ!
           |: : |         \ ''´         |:! ヽ: : :| ,.|!´  .,′ .|__,」
         }: :.|         ',.         l:! }: : :.|/'   j   |__,rz-┤
          |: : l             !        _.ヽY.|: : /! /   / ___|/_,∠|
         l: |i:ヽ           ヽ、 __ .. - ''´   ヽj: : i:.|┬'T工l┴┴己「 ̄.|
            !:{ \ヽ.___,        l了L.. -┬''T工./: :/:/' ̄       | ̄`|
         ヾ='. `ー'´   _.. --‐_,} ` ┴ '´ ̄ _,.ノ: :/l/
                            ` '' ^´,ノ


戻る 全部 最新50
DAT2HTML 0.35f FIX Converted.